1:2018/09/08(土)20:14:06 Xpz
ポケモンスクール

ワイワイ

ククイ「えー……では、この間やったテストを返すぞー」

サトシ「えー!?」ガタッ

ククイ「どうしたサトシー?そんなふいうちをくらっちまったみたいな顔してー」ジトー

サトシ「いや…ハハハ…」

ピカチュウ「ピカピ…」

スイレン(この間のテスト……どうしよう……苦手なとこばっかりだったから正直自信ない……)

スイレン(……点数悪かったらお母さんに怒られる……)ゾクッ

アシマリ「アウ」
3:2018/09/08(土)20:25:15 Xpz
ククイ「次はサトシ……」

ワイワイ

スイレン「………………」ピラッ

スイレン「うわぁ……やっぱり悲惨……」

スイレン(……こんな点数お母さんに見せたら……お母さんがオニゴーリに進化しちゃう…)

マオ「スーイレン!」ポンッ

スイレン「マオちゃん……」

マオ「テストどうだった?今回の難しかったよねー」

スイレン「う、うん……あんまり良くない…」

マオ「アハハ、私もだよ。ほらっ」ピラッ

スイレン「!」

マオ「78点……こんな点数お父さんに見せたら塾に行かされちゃうよ……」トホホ

アマージョ「マッジョ」ポンッ

スイレン(マオちゃん……78点で悪い点数って……)

スイレン(……私なんて65点なんだけど……)

アシマリ「アウ」

マーマネ「サトシー!テストどうだった?」

サトシ「ハハハ……やっぱあんまり良くなったよ」

サトシ「20点!」

マーマネ「20点て……」

カキ「あんまり良くないとかってレベルじゃないな…」

ピカチュウ「ピカピ……」

サトシ「ハハハ」

ククイ「全然笑い事じゃないぞサトシー」
7:2018/09/08(土)20:43:12 Xpz
ククイ「まったくお前ら!今回の出題範囲はこの間やったばっかだろ!」

ククイ「少しはリーリエを見習え!」

リーリエ「わ、私はそんな…」

マーマネ「え?見習え?」

スイレン「ま、まさかリーリエ……」ゴクリ

マオ「リーリエ!ちょっとテスト見せてもらっていい!?」バッ

リーリエ「あ、マオ!」

シロン「コーン!」

スイレン、マオ「!」

カキ「……嘘だろ!?」

マーマネ「ま、満点!?」

ロトム図鑑「さすがリーリエロトー!」

サトシ「リーリエすっげー!!」キラキラ

ピカチュウ「ピッカー!」

リーリエ「そ、そんな凄くないですよ///」テレッ

シロン「コーン!」
8:2018/09/08(土)20:58:46 Xpz
マオ「このテストで満点だなんて…やっぱリーリエは頭のデキが違うねー」

スイレン「リーリエ……いったいどんな勉強の仕方を……」

リーリエ「そ、そんなことはありませんよ!」アセアセ

ロトム図鑑「リーリエ!サトシの可哀想な頭の為にも是非、勉強の秘訣を教えてほしいロト!」

サトシ「可哀想な頭って……」

ピカチュウ「ピカピ……」

マーマネ「ねぇリーリエ!でもさ、実際いっつも何時間勉強してるの?」

リーリエ「……そうですね……論理的結論からいいますと、その日の復習と次の日の予習も兼ねて一時間というところでしょうか……」

カキ「……毎日一時間の予習復習でそうホイホイ満点なんてとれるもんなのか?」

サトシ「すっげーなリーリエ!毎日一時間も勉強してんのか!俺なんてまったくしてないよ!」

ロトム図鑑「サトシ。いばって言うことじゃないロト」

リーリエ「………なんといいますか……やはり勉強もバトルと同じ、毎日の積み重ねと少しのコツですね」

リーリエ「………私の場合は毎日これをやっています」ゴソゴソ

ピラッ

サトシ「? なんだそれ?」
9:2018/09/08(土)21:24:05 Xpz
ロトム図鑑「えー……毎日たった一時間これをやるだけであなたも天才に」

ロトム図鑑「ゼンリョクで頑張るあなたをサポートする教材"進研ゼミ"と、書いてあるロト」

マーマネ「あー、その教材の宣伝ちらしよく家にもくるよ」

マオ「家もだよ。リーリエ、それやってたんだね」

リーリエ「はい!私のバイブルです!」ニコッ

シロン「コーン!」

カキ「でも……毎日一時間勉強をするだけで天才になれるなんて上手い話があるか?」

スイレン「嘘っぽい」ジトー

アシマリ「アウ」

リーリエ「そ、そんなことはありません!この教材はわからない箇所があれば的確にアドバイスをしてくれますし、今後テストに出そうな範囲の予想だってピッタリ当ててくれます!」

リーリエ「実際に私のテストの点数だって……」

マオ「リーリエ……確かにその教材はすごいのかもしれないけどさ?テストの点数がいいのはリーリエが元々頭がいいからだよ」

スイレン「うん、そうそう」コクコク

リーリエ「そ、そんなことはありません!試しにみなさんもやってみてください!」

サトシ「……少しの勉強で天才になれるならやってみようかなー…」ウーン

リーリエ「サトシ……」ウルウル

スイレン「サトシ、楽して天才になれる道なんかない」ポンッ

サトシ「ハハハ……だよなぁ…」ガクッ

リーリエ「……う~~……そ、それに……毎日ゼミを使ってお勉強を頑張っていたらゼミからご褒美だって……」

カキ「リーリエ、その教材が凄いのはわかったが俺たちはいいよ」

マーマネ「うん、僕たちには僕たちのやり方があるからさ!」

リーリエ「……カキ、マーマネ……進研ゼミの凄さをまったく信じて……」
10:2018/09/08(土)21:25:14 Xpz
マオ「………あー……明日から塾通いかなー…」ハァ

スイレン「今日のテスト……見つかったらどうしよ…」

リーリエ「マオ!スイレン!でしたら進研ゼミを…」

サトシ「よーし!帰ったらバトルの特訓だピカチュウー!」

ピカチュウ「ピカー!」

ロトム図鑑「サトシは少し勉強をするロト」

ワイワイ

リーリエ「…………………」

シロン「コーン……」
12:2018/09/08(土)21:35:25 Xpz
帰り道

サトシ「でさー!その時ピカチュウが…」

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「…………」トボトボ

サトシ「……ん?どうしたんだスイレン?」

ロトム図鑑「元気がないロトねー?」

スイレン「…………今日のテスト…」

サトシ「ん?」

スイレン「…………あの嘘くさい教材はともかく、満点だなんて…リーリエはやっぱりすごい」

スイレン「それに比べて私は……あんな酷い点数……お母さんに怒られちゃうよ…」ハァ

アシマリ「アウ」ポンッ

サトシ「スイレン……」
13:2018/09/08(土)21:53:55 Xpz
スイレン「……それだけじゃない…リーリエは頭がいいだけじやなくて、可愛いし…オシャレだし…女の子っぽいし…私なんかとは全然違う…」

アシマリ「アウ……」

サトシ「…………………」

スイレン(……きっとサトシだって…私なんかよりリーリエみたいな子の方が……)ハァ

サトシ「……うーん……確かにリーリエは頭いいし、なんか女の子って感じだな!いい匂いもするし!」

ピカチュウ「ピカピー!」

スイレン「……………」

ロトム図鑑「さ、サトシ……!少しは空気を……」

サトシ「……でもさ?スイレンにだってスイレンのいいとこいっぱいあるぜ?」

スイレン「…………え?」

サトシ「スイレンはさ!なんていうか…すっげー頑張りやだし、運動神経は抜群だし、それに……たまぁに冗談とかも言って面白いし!」

スイレン「サトシ……」

サトシ「釣りも上手いし……ポケモンや友達も家族もすっげー大事にするし優しいし……!えーっとそれから……」

サトシ「……とにかくさ!俺はスイレンのいいとこだっていっぱい知ってるよ!だからさ、元気出せよ!」ニッ

ピカチュウ「ピカー!」グッ

スイレン「……うん……!」

スイレン「………元気出た!」ニコッ

アシマリ「アウ!」

サトシ「……へへっ!」ニッ

ロトム図鑑「サトシ!少しは自分のテストの点数のことも心配するロト!」

サトシ「う、うるさいなー!」

ワイワイ

スイレン「ふふっ」クスッ

スイレン(やっぱりサトシは…私にとって太陽だ…)

アシマリ「アウ!」
14:2018/09/08(土)22:16:31 Xpz
スイレンの家

スイレン「ただいまー」ニコニコ

アシマリ「アウ!」

ホウ、スイ「おかえりー!お姉ちゃん!アシマリ!」

ホウ「ギョギョギョー!お姉ちゃん、なんか機嫌いーね!」

スイ「さてはボーイフレンドとなんかあったなー?」ニヤニヤ

スイレン「さ、サトシはボーイフレンドじゃない!///」ボフン

ホウ「お姉ちゃん顔真っ赤ー!」

スイ「照れてるー!」

スイレン「ち、違う!///」

アシマリ「アウ」ハァ

スイレン「………まったく…!…ん?」チラッ

スイレン(……進研ゼミのチラシだ……また来たんだ…)ピラッ

スイレン「………こんなんでいきなり天才になれたら苦労しない……」ハァ

スイレン(……って……そういえば……浮かれててテストで酷い点数とったの忘れてた!)

スイレン「………お母さんは?」

ホウ「お買い物だよー」

スイ「夕方頃に帰ってくるってー」

スイレン「………そう……」

スイレン(…………どうせテスト隠したって見つかって怒られるんだ……)

スイレン「………クヨクヨしてても仕方ない……!(怒られる)覚悟を決める!」グッ

スイレン「………とりあえずお母さんが帰ってくるまで海でバルーンの練習でもして気分転換しよう。いこっアシマリ」クルッ

アシマリ「アウ」トコトコ
15:2018/09/08(土)22:23:39 Xpz
浜辺

ザザーン

スイレン「この辺にしよっかアシマリ?」

アシマリ「アウ」

スイレン(こんなことならサトシも誘えば良かったな)

ヘーナルホドナー

スイレン「! サトシの声?」ピクッ

スイレン(……サトシもあれからここに来たんだ!ツイてる!)グッ

スイレン「………サト………」タッ

デネーココハー

スイレン「………え?」
16:2018/09/08(土)22:35:22 Xpz
アセロラ「サトシ!ここはね?こうやって解いていくんだよ」

サトシ「サンキューアセロラー!」

ロトム図鑑「サトシー!アセロラの教え方はとってもわかりやすいロトねー!」

サトシ「本当だよ!いやぁ……アセロラがたまたまメレメレに遊びにきてて助かったぜ!」

アセロラ「えへへ♪」

ミミたん「キュー」

アセロラ「それにしても……サトシがお勉強だなんて似合わないねー」クスクス

サトシ「うぅ……しょ、しょうがないだろー!テストの点数が悪かったんだからー」


スイレン(な、なにあの子……)コソコソ


サトシ「にしてもすっげーなアセロラー!こんな難しい問題をスラスラ解いちゃうなんて!」

ロトム図鑑「しかもサトシにすらわかるように教えるなんて……ただものではないロトアセロラ!」

サトシ「お、俺にすらわかるようにってどういう意味だよ!」

ピカチュウ「ピカー」

アセロラ「ふっふっふー……実は……アセロラには秘密兵器があるんだよねー」フフフ

サトシ「秘密兵器?」

アセロラ「………その秘密兵器とは…」ゴソゴソ

サトシ、ピカチュウ、ロトム「」ゴクリ

アセロラ「こ~れ~」スッ

サトシ「! そ、それは!?」
17:2018/09/08(土)22:50:58 Xpz
ロトム図鑑「進研ゼミロト!」

アセロラ「え?知ってるの?」

サトシ「う、うん!俺の友達もやってるんだ!」

サトシ「アセロラも進研ゼミやってたのか!?」

アセロラ「まーねー?」

ミミたん「キュー」

サトシ「や、やっぱりリーリエが言ってた通り……進研ゼミってすっげーんだな…」ゴクリ

ロトム図鑑「サトシ!落ち着くロト!凄いのは進研ゼミではなく、アセロラやリーリエ…」

アセロラ「………ロトム…進研ゼミを甘くみない方がいいよ?」ニヤッ

ロトム図鑑「ロ?」

アセロラ「………実は……進研ゼミって勉強が出来るようになるだけじゃないんだよねー」フフフ

サトシ「べ、勉強が出来るようになるだけじゃない……?どういうことだよアセロラ…」ゴクリ

アセロラ「………サトシー……ウラウラで食べたアセロラの料理……美味しかった?」

サトシ「? あ、ああ……すっげー美味しかったけど……」

ロトム図鑑「アセロラ……それが進研ゼミと何か関係が…………まさか……!」

アセロラ「ふっふっふー……その"まさか"だよ?」

アセロラ「アセロラが美味しい料理を作れるようになったのはね?実は……」フフフ

アセロラ「進研ゼミのお陰だよー♪」

ロトム図鑑「!?」

ピカチュウ「ピカ!?」

サトシ「進研ゼミすっげーーー!!!」
18:2018/09/08(土)23:07:16 Xpz
アセロラ「それだけじゃないよ?進研ゼミをやるとね?スポーツに恋愛……ポケモンバトルだって全部上手くいっちゃうんだよ!」

サトシ「バトルも!?」ガタッ

サトシ「………ロトム!俺、進研ゼミやるよ!」

ピカチュウ「ピカピ……」

ロトム図鑑「お、落ち着くロトサトシ!そんな美味しい話が……」

サトシ「でも……進研ゼミを始めたらもしかしたらポケモンマスターにだって……」

アセロラ「………サトシは進研ゼミをやる必要ないよ」

サトシ「………は?な、なんで……」

アセロラ「………だって……サトシだったら進研ゼミなんかやらなくたってポケモンマスターになれるよ」

アセロラ「………それは……アセロラが一番よく知ってるよ」ニコッ

ミミたん「キュー」フワフワ

サトシ「アセロラ………」

アセロラ「だ~か~ら~」スッ

サトシ「?」

アセロラ「サポートはアセロラに任せてサトシはゼンリョクでポケモンマスターの夢を目指してよ!」

サトシ「サポート?でも……」

アセロラ「サトシ!大船に乗ったつもりでいてよ!なんたってアセロラは進研ゼミをやってるからねー!」ニコッ

アセロラ「アセロラが……サトシがポケモンマスターになれるように……サトシの隣でゼンリョクでサポートするよ」

サトシ「アセロラ……」

ピカチュウ「ピカー」


ワイワイ

スイレン「……………」

アシマリ「アウ……」

スイレン「…………帰ろ。アシマリ」クルッ

アシマリ「……………」
19:2018/09/08(土)23:13:47 Xpz
スイレン「……………」トボトボ

アシマリ「アウ……」

スイレン「………なにあの子……ヘラヘラ笑っちゃって……」トボトボ

スイレン「……………サトシ、騙されてるんだ。あの子にも……進研ゼミにも……」ギリッ

アシマリ「アウー……」

スイレン「………ただい……」ガラッ

スイレン「!」

スイレンママ「………スイレン、何処に遊びに行ってたの?」

スイレン「…………お母さん……」

スイレンママ「……………ちょっと来なさい。話があるわ」クルッ

スイレン「……………」

アシマリ「アオ……」

………………

………

20:2018/09/08(土)23:32:04 Xpz
スイレンママ「……………スイレン。今日スクールでテストが返ってきたのよね?」

スイレン「…………な、なんで知って……」

スイレンママ「今日買い物してる時にマオちゃんに会って聞いたの」

スイレン「……………」

スイレンママ「…………出しなさい」

スイレン「……………はい…」ゴソゴソ スッ

スイレンママ「……………65点……」ハァ

スイレン「………でも…今回のテスト…難しかったし、みんなも……」

スイレンママ「リーリエちゃんは満点だったってマオちゃんが言ってたわよ」

スイレン「……………り、リーリエは特別……」

スイレンママ「…………スイレン……お勉強だけが全てじゃない……お外でお友達やポケモンと元気に遊ぶのはとっても大切なことよ……?でも……」

スイレン「その……次は頑張るから……」

スイレンママ「……………マオちゃんから聞いたわ。マオちゃん……塾に行くかもしれないらしいわね」

スイレン「……………」

スイレンママ「……………スイレンも行く?塾……」

スイレン「じゅ、塾!?」
21:2018/09/08(土)23:32:54 Xpz
スイレンママ「そうよ。マオちゃんも一緒ならスイレンも……」

スイレン「い、嫌!塾なんて行かない……!」

スイレン「だ、だって……塾に行ったら友達と遊ぶ時間が減っちゃう!」

スイレンママ「マオちゃんも一緒なのよ?それに……塾で新しいお友達もきっと……」

スイレン「釣りする時間や……バルーンの練習だって……」

スイレンママ「別に毎日行くわけじゃないのよ?」

スイレン「い、嫌!絶対に行かない!」

スイレンママ「スイレン………」

スイレン(塾なんて行ってたら……あの女にサトシを盗られちゃうよ……)

スイレン(なにか……逃れる方法……)ゴソゴソ

スイレン「……………ん?」ピラッ

スイレン「!」
22:2018/09/08(土)23:53:45 Xpz
スイレン「お、お母さん!私、これやる!」ピラッ

スイレンママ「! これ……よく家に来てる教材の…」

スイレン「うん!進研ゼミ!リーリエ、これやって勉強できるようになったって言ってた!」

スイレンママ「リーリエちゃんが……?」

スイレン「それに……進研ゼミは勉強だけじゃない。料理もスポーツも恋もポケモンバトルも全部上手くいく!」

スイレン「……………らしい」ボソッ

スイレンママ「……なによそれ……一気に胡散臭くなったわね………」

スイレン「と、とにかくお願いお母さん!私、これならちゃんとやるから!」

スイレンママ「でも……」

スイレン「これなら塾よりもお金がかからない!」

スイレンママ「……………」ピラッ

スイレンママ(…………毎日たった一時間の勉強で天才に………胡散臭すぎね……)

スイレン「………お願い!お母さん!」キリッ

スイレンママ「……絶対に途中で投げ出さない?」

スイレン「…………うん!」

スイレン(私も進研ゼミやって…あの女に勝つ!)メラメラ

スイレンママ(スイレンの目……本気ね……)ゴクリ

スイレンママ「……わかったわ」ハァ

スイレン「やった!ありがとうお母さん!」

アシマリ「アウ!」

スイレンママ「……約束よ?絶対に途中で投げ出さないこと!」ビシッ

スイレンママ「約束破ったら塾に行かせるからね?」ジトッ

スイレン「うん!」


こうしてスイレンは進研ゼミを始めた
23:2018/09/09(日)00:39:03 Res
一週間後

スイレン(今日……とうとう進研ゼミが届く日だ)ワクワク

アシマリ「アウ!」

リーリエ「マオ!スイレン!この後マラサダでも食べに行きませんか?」

マオ「あーごめんリーリエ……私、今日塾なんだ……」

リーリエ「そ、そうですか……残念です…」

マオ「ごめんね?また今度行こうよ!」

マオ「じゃ、塾に行こっかアマージョ」

アマージョ「マッジョ」

リーリエ「塾…大変そうですねマオ……」

リーリエ「……ではスイレン…二人で…」

スイレン「ごめんリーリエ。私も用事ある」

リーリエ「そ、そうですか…」シュン

シロン「コーン」ポンッ
24:2018/09/09(日)00:39:35 Res
スイレン「………サトシ!」

サトシ「なに?」

スイレン(…………私、進研ゼミやって天才になる!だから………)

スイレン「……待ってて!」ニコッ

サトシ「え?待つ……?」

スイレン「……こうしちゃいられない!帰ろ!アシマリ!」クルッ

アシマリ「アウ!」

タッタッタ

サトシ「お、おい!スイレン!?」

ピカチュウ「ピカー?」

リーリエ「カキ!マーマネ!この後みんなでマラサダを食べに行きませんか?」

カキ「おっ、いいな!」

マーマネ「行こうよ!」

サトシ「あっ、待って!俺もいくー!」

ピカチュウ「ピカー!」
25:2018/09/09(日)13:38:10 Res
スイレンの家

スイレン「ただいまー!」ピュー

アシマリ「アウ!」ピュー

スイレンママ「お帰りなさい。スイレン、アシマリ」ニコッ

スイレン「お母さん!進研ゼミ届いてる!?」ワクワク

スイレンママ「届いてるわよ」スッ

スイレン「やった!」バッ

スイレン(つ、ついに手に入れた進研ゼミ……これさえあれば……)ドキドキ

スイレン「……お母さん!私、これ使って勉強してくる!」タッタッタ

アシマリ「アウ!」タッタッタ

スイレンママ「!」

スイレンママ(スイレンが自分から進んで勉強するだなんて……)

スイレンママ「頑張ってね、スイレン」ニコッ
26:2018/09/09(日)13:48:19 Res
スイレンの部屋

スイレン「これが進研ゼミ……」ペラッ

スイレン「……えーとなになに?苦手分野を克服にテスト予想……」フムフム

アシマリ「アウ」

スイレン「……ま、いーや……百聞は一見にしかず。とりあえずやってみよう」ペラッ

スイレン(私……これで天才になれるんだ……想像できる……一ヶ月後……マオちゃんやリーリエがスイレンすごい!天才って言ってる姿が……)ペラッ

スイレン(カキやマーマネが………私を尊敬の眼差しで見る姿が……)ペラッ

スイレン(…………サトシが……スイレン大好きだ愛してるよって言ってる姿が…/////)ポッ

スイレン(そして……)



スイレン「……あの女が私に敗北を認めている姿が…」フフフ

アシマリ「アウ」
28:2018/09/09(日)14:07:53 Res
その後スイレンはどんどんゼミを進めていった

スイレン「…………あっ」ピタッ

スイレン「ここ、私の苦手なとこだ……」ウーン

アシマリ「アウ」スッ

スイレン「……!解答に問題の解説がわかりやすく書いてる!すごい!こうやって解いてくんだ!」カキカキ

アシマリ「アウ」ニコニコ

そして

スイレン「……面白いように問題が解けるから結構先の範囲まで予習しちゃった」テヘッ

アシマリ「アウ」

スイレン「……今何時だろ?そろそろ夕御飯の時間かな?」チラッ

スイレン「! 嘘!?あれだけやったのにまだ一時間しか経ってない!?」

アシマリ「ウアー!」

スイレン(リーリエの言ってたこと、本当だった…疑ってごめんリーリエ)

スイレン「……でも凄いよ進研ゼミ……これなら次のテストも満点…」ゴクリ

アシマリ「アウ!」

スイレン「それに……あれだけ勉強したのにまだ時間もたっぷりある……」

スイレン「……明日の宿題もバッチリだし、サトシを誘ってバルーンの特訓しにいこっかアシマリ?」ニコッ

アシマリ「アウ!」ニコッ
29:2018/09/09(日)16:56:20 Res
一週間後……

リーリエ「今日またテストがありますね!」

シロン「コーン」

スイレン「う、うん!(いよいよ進研ゼミの効果を発揮する時が……!)」ウズウズ

マオ「テストか…」ゲッソリ

スイレン「ど、どうしたのマオちゃん?」

リーリエ「なにやら疲れているようですが……」

マオ「……実は先週塾でテスト強化期間でさ……」ハァ

マオ「ずっと居残り勉強だったんだよ……」

スイレン「そ、そうなんだ……」

リーリエ「マオ、勉強もいいですが……体調の方も…」

マオ「……わかってるよ…でも今回のテストの点数が80点以下だったら更に居残り勉強させられるし……」

スイレン「惨い…」

マオ「ハァ……早くテスト終わんないかな…」

マオ「……て、わけでスイレン、リーリエ。お互いテストがんばリーリエ」ヨロッ

アマージョ「マッジョ」

リーリエ「マオ……大丈夫でしょうか……」

スイレン「心配……」
30:2018/09/09(日)17:03:33 Res
リーリエ「スイレンの方はテストはどうですか?」

スイレン「え!?わ、私はその……あんまり勉強してないからなぁ……」ビクッ

リーリエ「ふふっ、スイレンなら大丈夫ですよ」ニコッ

スイレン「そういうリーリエは余裕あるね」

リーリエ「私には進研ゼミがついてますから!」ニコッ

リーリエ「論理的結論からいいますと、マオやスイレンも進研ゼミをやった方がいいです!」ビシッ

シロン「コーン!」

スイレン「ハハハ…」

スイレン(なんちゃって……今回は私にも進研ゼミがついてる!)

スイレン(満点とって……お母さんやみんなをビックリーリエさせてやる!)メラメラ

アシマリ「アウ!」メラメラ

リーリエ(スイレン……燃えていますね……)

マーマネ「ねぇ!今日のテストどう?」

サトシ「……俺勉強してないから自信ないなぁ」ハハハ

カキ「サトシの場合は本当に勉強してないんだろうな」

ロトム図鑑「その通りロト」

ピカチュウ「ピカピ…」
31:2018/09/09(日)17:15:17 Res
ククイ「それではテスト!始め!」

スイレン「……………」ピラッ

スイレン「!」

スイレン(問1、この中からニャビーが卵遺伝できる技を全て選べ……か……)

スイレン(これ、ゼミでやった問題!)

スイレン(すごい……すごいよ進研ゼミ!ゼミをやる前の私なら全然わかんないこんな難しい問題でも、スラスラ解けちゃう!)カリカリ

スイレン(それに、この問題だけじゃない)チラッ

スイレン(この問題も……あの問題も全部答えが一気に頭に浮かんでくる……!)カリカリ

スイレン(満点確実!ありがとう進研ゼミ!)カリカリ

スイレン「ぐふふ」カリカリ

サトシ、カキ、マーマネ、リーリエ「」ビクッ

ククイ「こらスイレン。テスト中は静かにな」
32:2018/09/09(日)17:29:23 Res
テスト返却日

ククイ「テストを返す前にみんなに言っておくことがある」

カキ「言っておくこと?」

サトシ「なにー?博士ー」

ククイ「……正直、今回のテストは難しかったと思う!だが……」

全員「」ゴクリ

ククイ「……お前らよく頑張った!みんな点数がかなり良かったぞ!」

おー!!

ククイ「しかも……なんと満点が二人いる!」

カキ「二人?」

ククイ「一人はリーリエ……そしてもう一人は……」

マーマネ「まぁ、リーリエは当然として……」

リーリエ「そ、そんな!当然だなんて……すごいのは私ではなく、進研ゼミでして////」テレッ

サトシ「もう一人…も、もしかして俺……」ゴクリ

ロトム図鑑「それはないロト」

カキ「もう一人……やっぱマオか?最近塾で頑張ってたみたいだし…」チラッ

マオ(……アローラの太陽と月の神様……どうか私に満点を……!)ドキドキ

スイレン「……………………」

ククイ「そのもう一人の満点とは……」

全員「」ゴクリ
33:2018/09/09(日)17:36:13 Res
ククイ「スイレンだ!よく頑張ったな」ニッ

カキ「え!?」

マーマネ「スイレンが!?」

スイレン「私が……満点……」

リーリエ「おめでとうございます!スイレン!」ニコッ

マオ「………スイレン、負けたよ…おめでとう」パチパチ

スイレン「わ、私が……」

ククイ「よく頑張ったなスイレン!」ニッ

サトシ「スイレンすっげー!」

スイレン「サトシ……みんな……」ウルウル

スイレン「わ、私……やったよお母さん!満点だ!」グスッ

リーリエ「スイレン!満点なんですから泣くのではなく、喜びましょうよ!」ニコッ

スイレン「う、うん……!」ニコッ

スイレン(私……進研ゼミを始めて良かった……!ありがとう進研ゼミ!)

アシマリ「アウ!」ニコッ

ワイワイ

ククイ「ちなみにマオは95点だ!惜しかったな」ニッ

マオ(95点……良かった……塾行った甲斐があった)ホッ

アマージョ「マッジョ」
34:2018/09/09(日)17:44:40 Res
サトシ「スイレン!満点なんてすっげーな!」

スイレン「サトシ………」

スイレン「………ねぇサトシ」

サトシ「ん?」

スイレン「あのミミッキュつれた女」



スイレン「……と私ならどっちがすごい?」

サトシ「ミミッキュつれた女?(ロケット団のことかな?)」

サトシ「スイレンだよ!」

スイレン「!」

スイレン(や、やった……!私、あいつに勝ったんだ……!)フルフル

スイレン(本当にありがとう!進研ゼミ!)グッ

サトシ「?」
35:2018/09/09(日)17:54:51 Res
その後もスイレンは進研ゼミのお陰で

スイレン「たぁーっ!」タタタ

タンッ

サトシ「おおーっ!スイレンすっげー!」

ロトム図鑑「とうとう跳び箱25段を跳んだロト!」

マーマネ「もう人間じゃないね」

カキ「負けた……」ガクッ

スイレン「えへへ♪」ピース

スイレン「リーリエ!進研ゼミってすごいね!お陰で25段跳べた!」

リーリエ「スイレン!やっと進研ゼミの凄さがわかりましたか!」

スイレン「マオちゃんもやりなよ進研ゼミ!」

リーリエ「そうですよマオ!」

マオ「か、考えておくよ…」ハハハ

マオ(てかスイレン……元々運動神経化け物じゃん…)

スポーツに……
36:2018/09/09(日)18:08:16 Res
スイレン「今日みんなでマラサダ食べに行こう!」

リーリエ「いいですね!」

サトシ「いいな!」

マーマネ「でも今日宿題結構出てなかった?」

スイレン「私たちには進研ゼミがついてるから大丈夫!」

リーリエ「その通りです!あの程度の宿題ならば15分で終わります!」

カキ「そ、そうか……」

マオ「ごめん、私は宿題も塾もあるからこれで…」スッ

カキ「マオ……」

ロトム図鑑「サトシは宿題いいロトか?」

サトシ「アセロラが今夜家に来て手伝ってくれるらしいから大丈夫だよ!」

ロトム図鑑「そうロトか…」

ピカチュウ「ピカピ……」


友情………
37:2018/09/09(日)18:09:47 Res
サトシ「なぁ、スイレン!本当にここ、カイオーガが釣れるのか?」

スイレン「うん、進研ゼミに書いてあったから間違いない!嘘じゃない!」

ピクッ

スイレン「!」

スイレン「たぁー!!」グイッ

ザパーン

カイオーガ「オーガァァァ!!」

ロトム図鑑「ほ、本当にカイオーガが釣れたロト!」

ピカチュウ「ピカァ……」

サトシ「うおぉぉー!スイレンすっげー!」キラキラ

スイレン「………うん!」グッ

スイレン(やっぱり……進研ゼミに書いてあった通りだった!)

アシマリ「アウ!」

カイオーガ「オーガァァァ!!」


恋に……ポケモンに……全てが進研ゼミのお陰で順調にいった

そして……
38:2018/09/09(日)18:20:24 Res
数ヵ月後

アローラリーグ

ワイワイ

リーリエ「スイレン!決勝進出おめでとうございます!」

スイレン「ありがとうリーリエ」ニコッ

カキ「しかしまさかあのグラジオに勝つとはなぁ」

マーマネ「準決勝戦なのに、アシマリでまさかの3タテだもんねー……すごいよスイレン!」

スイレン「すごいのは私じゃない。進研ゼミの育成論と…アシマリが頑張ってくれたお陰!」ナデ

アシマリ「アウ♪」

マオ「となると……決勝はサトシvsスイレンかぁ…」

リーリエ「どっちを応援していいか迷いますね…」ムウ

マーマネ「どっちも応援すればいいんだよ!」

リーリエ「そ、そうですね!」ニコッ

シロン「コン!」

カキ「くぅ……俺も決勝の舞台に立ちたかった…」

マオ「アハハ、また来年頑張ろうよカキ」ポンッ

アマージョ「マッジョ」
39:2018/09/09(日)18:29:30 Res
スイレン「………………」

スイレン(決勝戦はサトシとか……)

スイレン(最高の舞台を用意してくれてありがとう進研ゼミ……サトシとのバトル…勝っても負けても悔いはない…)

スイレン(ゼンリョクでバトルして……そして終わったらサトシに告白……)

サトシ「スイレーン!」タッタッタ

スイレン「サトシ!」

マオ「サトシが来たよ!」

リーリエ「サトシ!決勝進出おめでとうございます!」

スイレン「サトシ!決勝戦、お互いゼンリョクで…」

サトシ「………それが……」

ピカチュウ「ピカ……」

スイレン「………え?」

「残念だけど決勝進出したのはサトシじゃないよ」

スイレン「!」
40:2018/09/09(日)18:39:18 Res
アセロラ「アローラー♪」

ミミたん「キュー」

スイレン「………!あの子……!」

リーリエ「け、決勝進出したのはサトシではない!?どういうことですか?」

マオ「まさかサトシ……あの子に……」

サトシ「………そのまさかだよ……」

サトシ「つーか……誰か応援に来てくれても良かったんじゃ……」

マーマネ「ご、ごめん……スイレンと時間ちょっと被ってたし、サトシなら大丈夫だと思って……」

カキ「すまん……」

サトシ「………………」

スイレン「そんな……サトシ……」

アセロラ「ごめんねサトシー?なんたってアセロラには進研ゼミ育成論がついてるからねー?」

アセロラ「………やっぱりサトシにはまだアセロラがついててあげなきゃダメだねーミミたん?」ギュッ

ミミたん「キュー」

サトシ「………………」

スイレン「おい」

アセロラ「!」

スイレン「………サトシからその汚い手をはなせストーカー女…」

アセロラ「………………」

サトシ「スイレン……」
41:2018/09/09(日)18:46:57 Res
アセロラ「……もぅー……これからお互いゼンリョクで決勝を戦う仲なのにそんな怖い目で睨まないでよー」プンプン

スイレン「………………」

マオ「あ、あの……スイレン?」

リーリエ「ふ、二人になにがあったかはわかりませんが、もっと平和的に……」オドオド

スイレン「………安心してサトシ。仇は私がとる!」

サトシ「スイレン……」

アセロラ「………仇って……この子物騒な子だねー?サトシー?」

サトシ「い、いや……」ハハハ

スイレン「………………」

アセロラ「……………」
42:2018/09/09(日)18:51:31 Res
スイレン「……………決勝戦、お前のそのぶりっ子のばけのかわを剥いで……」



スイレン「水平線の彼方までぶっ飛ばしてやる!ストーカー女!」



アセロラ「……………アセロラが無限の暗夜に誘ってあげるよ。泥棒女」ニコッ

ゴゴゴゴ

サトシ「……………」

ロトム図鑑「いやぁ……女の子は怖いロトねー」

ピカチュウ「ピカァ」
43:2018/09/09(日)19:02:32 Res
司会「いよいよ始まりましたアローラリーグ決勝戦!!」

司会「この決勝を制し、初代アローラチャンピオンに輝くのはどちらの少女か……!」

ワー ワー

スイレン「……………」

アセロラ「……………」ニコニコ

司会「バトルのルールは単純!3vs3で先に全滅した方が負け!」

司会「………それでは……決勝戦、スイレンvsアセロラ……バトル開始!」

カーン

スイレン「……………先手必勝!」スッ

スイレン「………いけっ!ゲッコウガ!」

ボンッ

色ゲッコウガ「コウガ!」


リーリエ「で、出ました!進研ゼミ育成論と厳選を重ねたスイレンの色ゲッコウガ!」

マオ「スイレン……あのゲッコウガ厳選するのに一週間もかかったもんねー…」


スイレン「……悪いけど手加減はしない。ゼンリョクでいくから」

アセロラ「……………得意気になってるとこ悪いけど……進研ゼミをやってるのはスイレンだけじゃないんだよねー」スッ

スイレン「!」

アセロラ「……………お願い」

ボンッ

色ギルガルド「ガルド!」

スイレン「い、色違いのギルガルド!?」
44:2018/09/09(日)19:10:13 Res
マオ「う、嘘!?あの子も色違いを!?」

リーリエ「まさか……あの子も進研ゼミ育成論を……」ゴクリ


スイレン「………だから何?色違いくらい誰でも持ってる!」

スイレン「ゲッコウガ!みずしゅりけん!」

色ゲッコウガ「コウガ!!」シュバババ

アセロラ「……………ギルガルド、キングシールド」

色ギルガルド「ガルド!」ウィーン

キンキンキン

色ゲッコウガ「!?」

スイレン「防いだ!?」

アセロラ「………ギルガルド……スイレンのダーテングになった鼻をへし折ってあげるわよ」スッ

色ギルガルド「……………」ギラン


カキ「ギルガルドがブレードフォルムになった!」

マーマネ「強烈な攻撃がくるよ!」

サトシ「気を付けろー!スイレン!ゲッコウガ!」


アセロラ「ギルガルド!せいなるつるぎ!!」

色ギルガルド「ガルドー!!」ブンッ

ズバッ

色ゲッコウガ「コウガ!」ドサッ

スイレン「ゲッコウガ!!」
45:2018/09/09(日)19:18:21 Res
司会「おーっと!早くもスイレン選手のゲッコウガがダウン!」

リーリエ「そんな……やはりあの子も進研ゼミを…」

マオ「スイレーン!」


スイレン「………ゲッコウガ、頑張ったね。休んで」ナデ

色ゲッコウガ「コウガ…」

アセロラ「ふっふっふー……アセロラの実力はわかったでしょスイレン?」

スイレン「!」

アセロラ「………だからもう…バトルの勝利もサトシもアセロラに譲っちゃいなよースイレン♪」ニコニコ

スイレン「………寝言は寝てから言って、ストーカー女」スッ

スイレン「………まさか……この秘密兵器を使うことになるなんて」

アセロラ「!」

スイレン「………いけっ」ポイッ

ボンッ

カイオーガ「オーガァァァ!!」

スイレン「カイオーガ!!」
46:2018/09/09(日)19:26:32 Res
ザー ザー

司会「か、会場に雨が……そして……」

司会「スイレン選手の使っているポケモン……あれさまさか……」

マオ「出た!スイレンの秘蔵ポケモンカイオーガ!」グッ

リーリエ「はい!これで優勝は決まりですね!」


アセロラ「……………カイオーガ……」

スイレン「………アセロラ、カイオーガが出た以上はもう勝負は決まり」

アセロラ「!」

スイレン「もうこのバトルの勝利もサトシも私に譲って諦めた方がいい」ニコッ

アセロラ「……………戻って、ギルガルド」スッ

色ギルガルド「ガルド……」

ザー ザー

アセロラ「……………ふふっ」クスッ

スイレン「………?なにがおかしいの?」

アセロラ「…………おかしいよ…だってスイレン…カイオーガを持ってるくらいで勝った気でいるんだもん」

スイレン「!」

アセロラ「……………言ったよねー?進研ゼミをやってるのはスイレンだけじゃないって」スッ

スイレン「!? まさか……」

アセロラ「……………出てきて」ボンッ

ズズズ ピキピキ

アセロラ「ギラちゃん」

ギラティナ「ギラァァァ!!」
47:2018/09/09(日)19:35:55 Res
司会「こ、今度はアセロラ選手がギラティナを!?」

司会「まさに………初代アローラチャンピオンを決定するに相応しいバトルだーー!!」

ワー ワー

サトシ「アセロラがギラティナを!?」

ピカチュウ「ピカァ!?」

リーリエ「間違いありません!論理的結論からいいますと、あの子も進研ゼミの力でギラティナを……」ゴクリ

マオ「私も進研ゼミ始めよっかな」



スイレン「ギラティナ……」

カイオーガ「オーガァ……」ジリッ

アセロラ「……………さぁスイレン」スッ

スイレン「!」

アセロラ「……………決着をつけようよ」ピカー

ギラティナ「……………」ピカー

スイレン「………カイオーガ」スッ

ピカー


カキ「ま、まさかあの二人……伝説のポケモンでZ技を……」タラッ

マーマネ「会場が吹っ飛んじゃうよ!!」
48:2018/09/09(日)19:40:44 Res
スイレン「………届け!水平線の彼方まで!!」ピカー

スイレン「カイオーガ!!」スイー

カイオーガ「オーガァァァ!!」ピカー

アセロラ「……………ギラちゃん!!」ドロローン

ギラティナ「ギラァァァ!!」ピカー

スイレン「…………」

アセロラ「……………」

"スーパーアクアトルネード!!"

"無限暗夜への誘い!!"


ピカー



ドカーン!!!

サトシ「スイレーン!!アセロラー!!」

………………

………

49:2018/09/09(日)19:50:47 Res
時は立ち……

ワイワイ ガヤガヤ

今日はポケモンスクールの卒業式……

ククイ「うぅ……お前ら…立派になったなぁ…」グスグス

ロトム図鑑「ククイ博士ー!めでたいことなのに何故泣くロト?」

ククイ「めでたいことだからさ」グッ

ロトム図鑑「ロ?」

マオ「それにしてもリーリエはすごいよねー」

スイレン「うん、その歳でカントーのタマムシ大学に推薦入学なんてすごい!」

リーリエ「そ、そんな……私は///」テレッ

シロン「コーン」

リーリエ「す、すごいのは私ではなく…」

マオ「進研ゼミのお陰ですっかな?」ニヤニヤ

リーリエ「///」カーッ

リーリエは卒業と同時にカントーのタマムシ大学に推薦入学が決まった

マーマネ「…………」

カキ「ほらマーマネ。リーリエに何か言いたいことがあるなら言っとけ」ポンッ

マーマネ「!」

カキ「男だろ?」ニッ

マーマネ「カキ………」

マーマネ「うん……!」グッ
50:2018/09/09(日)20:01:15 Res
マーマネ「リーリエー!」

リーリエ「なんですかマーマネ?」

マーマネ「あ、あの……その………」モジモジ

マオ「おっ、これはこれは」ニヤニヤ

スイレン「マーマネ!ファイト!」

マーマネ「…………カントー行っても頑張ってね…」

リーリエ「……はい、ありがとうございます」ニコッ

カキ「…………たくっ、あいつは」ハァ

スイレン「マーマネのヘタレ」ジトー

マオ「ま、まぁ……永遠の別れってわけでもないしね?」ハハハ

マオちゃんはあれから塾をやめて進研ゼミを始めた

マオ「……さーて、私も家に帰って今日の打ち上げの準備しなきゃ!」

アマージョ「マッジョ!」

カキ「おっ!アローラ1のシェフの料理が食べられるのか!」

マオちゃんも進研ゼミのお陰で今やアローラ1の美少女シェフとアローラ中から注目を浴びている

マオ「カキー!食べるだけじゃなくて、手伝ってよー!」プクー

カキ「わ、わかったよ…」

スイレン「ふふっ」クスッ

……なにやら順調のようだ……
51:2018/09/09(日)20:08:17 Res
そして私は……

サトシ「スイレーン!」タッタッタ

ピカチュウ「ピカー!」タッタッタ

スイレン「サトシ……」

サトシ「なぁスイレン!卒業式終わったし、これからバトルの特訓付き合ってくれよ!」

アローラの初代チャンピオンになった……

スイレン「サトシ!これからみんなでリーリエの見送りと卒業を記念しての打ち上げ!」

スイレン「バトルはまた今度!」

サトシ「あっ!そっか!」

サトシ「へへへっ!打ち上げ楽しみだなー!ピカチュウ?」

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「サトシはいっつもバトルバトルって…」プクー

サトシ「え?」

スイレン「なんでもない」プクー

サトシ「?」

サトシは本当はスクールを卒業したらまた旅に出る予定だったみたい。でも……

スイレン「………」チラッ

サトシ「ん?」
52:2018/09/09(日)20:13:50 Res
あの日のアローラリーグでサトシがアセロラに負けて………私が優勝して……

次こそはアローラリーグのチャンピオンになる為に旅を中止したみたい

これも進研ゼミのお陰かな?

サトシ「どうしたんだよスイレン?」

スイレン「………なんでもない」ニコッ

サトシ「?」

アシマリ「アウ」ニコッ

ピカチュウ「ピカピカ」ニコッ

もちろん私は次のリーグもサトシやアセロラに負けるつもりはない。だって……

私がリーグで優勝し続けたらサトシがずっとアローラに居てくれるから…
53:2018/09/09(日)20:22:37 Res
ロトム図鑑「サトシー!スイレン!みんなで写真をとるロトよー!」

サトシ、スイレン「!」

サトシ「……へへっ」ギュッ

スイレン「!」

サトシ「いこうぜ!スイレン!」ニッ

スイレン「………うん!」ニコッ

タッタッタ

私はあの時……勇気を出して進研ゼミを始めて良かったと思う

だって……今の私があるのは進研ゼミのお陰だから

今からでも遅くない……!みんなも…

始めよう!進研ゼミ!!





54:2018/09/09(日)20:23:22 Res
おわりです

ありがとうございました
55:2018/09/09(日)20:36:36 rm2
乙でした!
自分はゼミ長続きしませんでした…
56:2018/09/09(日)20:44:41 fGl
乙です
57:2018/09/09(日)23:22:13 pLV
乙ロトねぇ
【ポケモン】スイレン「お母さん!私、進研ゼミやりたい!」
引用元:http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1536405246