1:2018/12/15(土) 02:11:14.091 ID:qqHfXv8V0.net
女「結果的にそれは主観でしかなく、正確に分析するには相手の意見を聞き分析に含めないとできた事にはならないと悟った」

男「客観的に見れる人間なんていると思うか?」

女「世の中にはそう主張する人もいるし居ないという可能性はゼロじゃない」

男「それは女の主観から見た意見なんじゃないか」

女「私の主観ではあるが、私が私以外の個体を分析する事は相手にしてみれば客観視である」
3:2018/12/15(土) 02:15:51.219 ID:qqHfXv8V0.net
男「女が俺を分析することは客観視なのか?」

女「主観かもしれない」

男「どっちだよ」

女「男の周りの評価を聞きもせず独断で私が見たままに分析している
好きも嫌いも私が一人で判断している」

男「意味がわからねーよ」
4:2018/12/15(土) 02:18:40.617 ID:qqHfXv8V0.net
女「つまり、私は周りの影響を受けずに一人の独立した人間として男を盲目的に思っている可能性がある」

男「客観的に見れてないじゃん」

女「この感情を何と呼ぶが知ってるか?」

男「知らん」

女「恋だ」
6:2018/12/15(土) 02:22:16.118 ID:qqHfXv8V0.net
男「きめえww」

女「馬鹿にするな」

男「二十歳中盤にもなって恋だってそんなん言われてもどうすればいいんだよ」

女「反応を期待してる訳じゃない
私は今客観的でありながら盲目的に主観で恋をしてるんだと思う」

男「それただ酔ってるだけだよ」
7:2018/12/15(土) 02:28:08.568 ID:qqHfXv8V0.net
女「えっ」

男「恋という感情だって答えが出てるならそれ以上難しく考えなくてもいいんじゃないの」

女「難しく考えてるつもりはないけど…」

男「そこがもう酔ってしまってるんだよ
複雑に考えることで自分自身は相手に綺麗な感情を向けていると思ってる」

女「恋って綺麗な感情じゃないのか」
9:2018/12/15(土) 02:32:40.070 ID:qqHfXv8V0.net
男「違うね
その恋は支配欲だね
あえてややこしく考える事で相手に対して主導権を握りたいんだ
君はそのための言い訳を探している
有利な立場に立って相手をコントロールしたいんだ」

女「そんなはずは…」
10:2018/12/15(土) 02:37:24.833 ID:qqHfXv8V0.net
男「恋ってのは分析するものじゃなくて沸き上がってくる思いなんだよ」

女「そうなのか」

男「そうだ、熱いパッションを解放してみせろ」

女「スウ…ハー」

男「いいぞその調子だ」
11:2018/12/15(土) 02:40:57.866 ID:qqHfXv8V0.net
女「男!好きです!付き合ってください!どす黒い感情をあなたにぶつけて昇華したいんです!」

男「……あのさ」

女「え…」

男「さっきからもしかしてと思ってたけど俺の事が好きな訳?」

女「そうだよ」

男「ねえわ」
12:2018/12/15(土) 02:44:22.924 ID:qqHfXv8V0.net
男「大体お前根暗だし話てて面白くねーしブスだしで無理だわ」

女「…」

男「謙遜してたと思ってたらすぐ調子に乗るしうるさいし
言ってる事いみわかんねーし」

女「ごめんなさい」

男「すぐ謝る所も理解ができないわ
絶対悪いと思ってないでしょ
処世術だとしても無いわ」

女「ごめんなさ…」

男「そういう所だよブス」
13:2018/12/15(土) 02:45:11.236 ID:qqHfXv8V0.net
男「二度と告白とかしてくんじゃねーぞブス」

女「はひっ」


おわり
女「私は私の性格を分析した」男「そう」
引用元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1544807474