1: 2012/05/26(土) 14:02:39.77 ID:4mkk6rLf0
『光を継ぐもの』 ~沖縄怪獣 ヒビキング 登場~


「えー、次はー、武蔵新田ー、武蔵新田ー…」

プシュー…



真「ゆーきほっ!」ポンッ

雪歩「ひっ!?」ビクッ!

真「あっ、と……ごめん。驚かせちゃったね、ははは」

雪歩「ま、真ちゃん……ううん、いいの」

4: 2012/05/26(土) 14:07:38.25 ID:4mkk6rLf0
テクテク…

真「今日は雪歩、何のお仕事だっけ?」

雪歩「美希ちゃんのCD販売イベントのお手伝い。真ちゃんは、今日オフ?」

真「うん。でも、家にいても暇だから、ちょっと顔出そうかなって」


雪歩「美希ちゃん、すごいよね。私なんて、いつまで経ってもちんちくりんで…」

真「何言ってるんだよ!雪歩もボクも、皆いつか仕事が増える時が来るさ!」

真「美希や竜宮小町に負けないよう、ボク達も頑張ろうね!」

雪歩「……うん!」


真「よし、雪歩!事務所まで競争だ!ウジウジしてる暇は無いよ!」ダッ!

雪歩「え、えぇぇぇぇ!?」

6: 2012/05/26(土) 14:12:49.75 ID:4mkk6rLf0
~謎の秘密基地~

ピコン… ピコン…

「大気の乱れは観測されていません。依然、測定誤差レベルの微変動で推移しています」

「警戒は怠らないようにな。あと、電磁波の発生にも気を配っていてくれ」

「了解です」カタカタ…


「それにしても、地球の平和を脅かすような事態なんて、本当に起きるんでしょうか?」ポリポリ

「油断してちゃダメですよ。ほら、言ってるそばからお煎餅こぼしてる」

「ピヨッ!?」

「もー、あまり散らかさないで下さいよ」

「す、すみません…」シュン…

8: 2012/05/26(土) 14:16:31.77 ID:4mkk6rLf0
「う~ん、しかしこうも平和だとダレちゃうよねぇ」

「しゃ、社長までそんな事を…」

「あぁ、すまない。皆の働きぶりには感謝しているよ」

「特に、この間新しく入ってきてくれたキミ…」


ピピピ…

「!?……レーダーに反応あり!急速に接近してきます!」

「これは……ウチの子かな?もうこんな時間か」

「どうしてさっきまで気づかなかったんですか!?」

「お、お煎餅があまりにもおいしくて…」


「と、とにかく俺行ってきます!」ダッ!

「頼んだよ、キミ。手筈通りにな」ティン!


「ポチッとな」ポチッ

ウィーン ガション! ウィーーン…

9: 2012/05/26(土) 14:21:35.12 ID:4mkk6rLf0
ウィーガショ ウィーガショ ウィーーン…

ガション!


ガチャッ

真「おはようございまーす!」

雪歩「はぁ、はぁ……お、おはよう、ござ…」ヘトヘト…


P「おう、真と雪歩か。おはよう」

真「あれっ?他の人達いないんですか?」

P「ん?あぁ、小鳥さんは休み、律子は外回りの営業に行ってる」


雪歩「小鳥さん、何だかお休みが多い気がしますぅ」

真「律子も、最近あまり事務所にいないですよね」

P「そ、そうか?ははは…」

11: 2012/05/26(土) 14:28:13.22 ID:4mkk6rLf0
ガチャッ

美希「あふぅ……おはようなのー」

真「あっ、おはよう美希!珍しいね、こんな早くに」

美希「ふふーん、今日はミキのイベントだもん。時間守って当然なの」ドヤッ

雪歩「美希ちゃん、おはよう。今日は私もお手伝いに行くね」

美希「あっ、雪歩!こちらこそよろしくなの!」


真「楽しそうだなぁ。なんなら、ボクも手伝いに行こうかな」

P「そうか、真は今日オフだったか。悪いな、あまり仕事を持ってきてやれなくて」

真「いやいや全然、これからですよ!
  乙女な魅力を多くの人に伝えられるように、ガツーンとボク頑張っちゃいますね!」ガッツ!

P「ははは、そうだな」


ガチャッ

響「…………はいさい」

12: 2012/05/26(土) 14:32:05.82 ID:4mkk6rLf0
真「おはよう響……響、どうしたの?」

雪歩「何だか元気が無いですぅ」

美希「響は今日何のお仕事なの?」

響「………………」


P「最近、伸び悩んでいるからな。ちょっと落ち込んでいるんだろう」

美希「そうなの……大丈夫!響もきっと売れっ子になれるの!」

響「うん……ごめんね、お仕事無いのに来ちゃって…」

雪歩「そ、そんな事…」


真「落ち込んでちゃダメだよ響、らしくないなー!」

真「あ、そうだ!今日ボクもオフだし、一緒にどこか遊びに行かない?」

響「遊びに…?」

真「そうさ、ゲーセンに行こうよ!ダンスゲームで対戦しよう!ね?」

響「真……うん、ありがとう!」パアァ-ッ

13: 2012/05/26(土) 14:35:06.90 ID:4mkk6rLf0
美希「じゃあハニー、行ってくるね」フリフリ

P「あぁ、気をつけてな。雪歩も美希の事よろしく頼むぞ」

雪歩「は、はいぃ」ペコリ


響「……………」

真「……響?」

響「えっ?……あぁ、ごめん」

真「ボク達も、早く皆に追いつけるように頑張ろうね!」

響「……えへへ。自分完璧だから、なんくるないさー」

テクテク…



ザワザワ…

響「………?」

15: 2012/05/26(土) 14:39:09.18 ID:4mkk6rLf0
ピコン… ピコン…

「美希ちゃん、雪歩ちゃん、真ちゃん、響ちゃんが事務所を離れました」

「ふぅ……」

「毎回このやり取りはハラハラしますね。別に悪い事している訳でも無いのに」


「やっぱり、無茶があるんじゃないですか?いつまでも秘密にしておくなんて…」

「いや、あの子達まで危険に晒す訳にはいかんよ。知らぬが仏というものだ」

「そうですね、何とか私達だけでこの基地を運営していかないと」


「とは言え、あの子達も怪しんでるし、そろそろ新しい偽装工作を考えないといけませんね」

「確かに。私も、毎回外回りの営業ってのもおかしいわよね…」

「私なんて、体調不良で何日お休みもらってるのかしら…」

「まぁまぁ、そういうのはいざって時に考えればいいんじゃないかね?ハハハ」

(能天気な人だなぁ……)

16: 2012/05/26(土) 14:44:24.57 ID:4mkk6rLf0
~駅前のゲーセン~

「お、おい……何かあそこの台やべぇぞ!」

「すっげぇ二人組みが来てるってよ!」


ガヤガヤ…

真「へへっ、やっりぃ~!やっと勝ったぞー!」ガッツ!

響「うぎゃあああ、ミスったぁー!悔しいさ~!」ワシャワシャ

真「でも、まだ響に負けてるなー。これから巻き返していくからね!」

響「ふふん、そう簡単にはいかないぞ!」


ザッ

真「ん?」

男A「おうおう、そこのお嬢ちゃん達よぉ」

男B「この店で俺達差し置いて目立ってるなんざ、ちょいと生意気じゃねぇ?」スパーッ

響「ちょっ……ケホッ、ケホッ……タバコ臭いさー」

18: 2012/05/26(土) 14:49:36.02 ID:4mkk6rLf0
真「何だよもう……このゲームやりたいなら、ボク達どきますね。響、行こう」

ガシッ

真「……!?」

男A「俺達とこのダンスゲームで勝負しろよ。2対2、チーム戦だ」

響「ふ~ん……面白そうさー。どうする、真?」

真「別にいいよ。ちょっと頭にきてるし、痛い目を見てもらうのも良いかもね」

男B「しゃらくせぇ、後で吠え面かくなよ」スパーッ



~15分後~

男A「ば、馬鹿な……」ガックシ…

真「ボクと響を相手にダンスで勝負するなんて、無謀だったね」

男B「く、くそ……俺達に恥かかせやがったな…!」スパーッ

響「タバコ吸いながら上手く踊れる訳ないぞ。そりゃあ自分達が勝つさー」ドヤァ

19: 2012/05/26(土) 14:53:24.63 ID:4mkk6rLf0
男A「このガキ、調子に乗りやがって!」ガシッ!

響「あっ!ちょっ、暴力反対だぞ!」ジタバタ

バシッ!

男B「へぶっ!」

ヒューン  ポトッ…


男B「ってぇ……コイツ殴りやがったな!」ガシッ!

響「うぎゃああ!ただ手が当っただけじゃん!触るなー!」ジタバタ

真「響!……こらっ、止めろよ!響を放せ、店の人呼ぶぞ!」

「やいのやいの!!」



メラメラ… パチパチ…

20: 2012/05/26(土) 14:56:31.31 ID:4mkk6rLf0
「やいのやいの!!」

真「……ん?」スンスン

男A「何か、焦げ臭くねぇ?」


響「あ、あぁーーーっ!?」

男B「何だよ、いきなりビックリさせんじゃね…」


ゴオォォォォ! メラメラメラ…


男A「か、火事だぁー!!」

男B「あれー!?ひょっとして、お、俺のタバコが…!」

響「こ、これ、やばいぞっ!!」

真「急いで逃げなきゃ!響、走って!!」ダッ!

キャアアァァァァァ…!

ゴオォォォォォォォ!

21: 2012/05/26(土) 14:58:52.23 ID:4mkk6rLf0
ゴオォォォォォォォ…!

響「す、すごい炎だぞ…」ゴクリ…

真「無事に出れて良かった……あと一歩遅れてたら危なかったね…」


母親「離して下さい!息子が…!」

真「ん?」

母親「あの子がまだ中にいるんです!お願い、離して!!」ジタバタ!

父親「落ち着きなさい!この炎の中に飛び込んでは、私達まで…!」


響「そ、そんな…!まだ取り残されてる人がいるのか!?」

真「…………」ギリギリ…!


真「くっ!!」ダッ!

響「ま、真っ!?まさか、ムチャだぞ!待って!待つさー!!」

22: 2012/05/26(土) 15:02:41.75 ID:4mkk6rLf0
ゴオォォォォォォォ! メラメラメラ

真「ゲホッ、ゲホッ!すごい煙…!」

真「おーい、誰かー!残ってる人いませんかぁー!?」

真「おぉーーい!!」


男の子「うえぇぇぇん……!!」

真「!?……おぉーい、誰かいますかぁー!!」

男の子「うえぇぇん、怖いよぉー!!」


真「あ、いたっ!!……良かった、ケガは無い!?」

男の子「ぐすっ……うん…」

真「よし、もう泣かないで、いい子だね。さぁ、あっちだ!急いで!!」

男の子「う、うん!」ダッ!

タタタ…

23: 2012/05/26(土) 15:06:44.31 ID:4mkk6rLf0
ゴオォォォォォ…! メラメラ

タタタ…

真「ほら、すぐそこが出口だよ!もう大丈夫…」


バキバキ…

真「!?……危ない、崩れる!!逃げてっ!!!」ドンッ!

男の子「うわぁっ!?」

ガララッ…!


真「う、うわ…」

ドドドドドォーー…!!

真「」


ズドドドドドォ……

26: 2012/05/26(土) 15:14:37.10 ID:4mkk6rLf0
…………………………

…………


真「……ここはどこだろう?……ボク、どうなったんだっけ…」


『死んでしまったよ』

『火事で逃げ遅れた子供を助けたんだけど、崩壊するビルに巻き込まれてね』

真「あぁ……やっぱり、そうだったんだ…」


真「ところで、君は一体誰?どこにいるの?」

『ボクは、古代より地球の行く末を見守り続けてきた』

真「古代?……昔からってこと?」


『そう。ボク達一族の予言によれば、近くこの星に大異変が起きる』

『これまで恒久的な平和の道を歩んできたかに見えた地球が、邪悪なる闇の脅威に晒されてしまうんだ』

真「は、はぁ……?」キョトン

27: 2012/05/26(土) 15:20:46.62 ID:4mkk6rLf0
『菊地真……君は、自身の危険を顧みず、燃え盛るビルに飛び込んでいき、子供を助けた』

『君のように、勇敢で心優しい人間を死なせるのは、あまりにも惜しい』

『だから、ボクの命を君にあげよう』

真「ど、どうも……えっ!?」


『邪悪なる闇は、すぐそこまで来ている。人々の心を蝕む日もそう遠くはない』

『闇を払うのは、人の心の光……君は、ボク達一族の末裔であると確信している』

真「い、いや!命をくれるって、もし本当だとしてもちょっと重たいかなーって…!」


ポトッ

『闇の脅威が迫った時、このマイクでボクの名前を呼んで』

真「い、いや、話が見えないって!大体、君はどうなっちゃうんだよ!?」

『心配する事はないよ』


…………

…………………………

29: 2012/05/26(土) 15:24:01.86 ID:4mkk6rLf0
真「う、うぅ~~ん………あれっ?」パチッ

真「ここは……ボク、いつの間にビルの外に出てたんだろう?」


ゴツッ

真「ん?……ポケットの中に…」ゴソゴソ…


真「……こんなのボク持ってたっけ?何か変なマイクだなぁ」

真「まぁいいか、捨てるのももったいないし」ゴソゴソ…

30: 2012/05/26(土) 15:28:19.42 ID:4mkk6rLf0
響「うわーん!!真が……真ぉーー…!!」ボロボロ…

警官「話は署で詳しく聞かせてもらう」

男A・B「は、はい……」「すんません…」

響「うえぇぇぇぇぇぇ……!」ボロボロ…


テクテク…

真「……あっ、響」

響「!?………ま、真っ!?」

真「うん……ごめんね、待たせちゃって」


響「ごめんじゃないさー!すっごく、本当にもうすっごく心配したんだぞ!!」

響「無事なら早く出てきてよ!本当に、自分もうダメだって思って…!」グスッ

真「うわわっ!ご、ごめんってば!泣かないで!」

31: 2012/05/26(土) 15:33:48.32 ID:4mkk6rLf0
母親「本当にありがとうございます!ウチの子を助けてくれるなんて…!」ペコ ペコ

真「あぁいえ、そんな。無事で何よりでした」

父親「もうゲーセンに行くのはほどほどにするんだぞ、分かったな?」

男の子「うん……ごめんなさい…」シュン…

響「うーん、残念だけどしょうがないぞ。元気を出すさー」


父親「それにしても、あの炎の中に飛び込んで、ヤケドどころか煤一つ付かないとは…」

真「い、いやぁ~……ボク、こう見えてもアイドルですし、汚れる訳にはいかないんですよねー」テレテレ

母親「まぁ、だからそんなに綺麗なお顔なのねぇ。ジャ○ーズの人?」ポッ

真「~~~~~~!!」ワシャワシャ

男の子「ありがとう、お兄ちゃん!」

響「……真、ドンマイさー」

32: 2012/05/26(土) 15:38:21.19 ID:4mkk6rLf0
ガヤガヤ!

記者A「いたぞ、あの少年だ!」

真「へっ?」

リポーター「カメラさん、こっち!取り残された男の子を助けたという少年です!」

真「わっ、ちょっ…!」

ドドド-ッ!


記者B「助けようと決意したきっかけは何だったのでしょうか!?」

記者C「ビルの中の様子はどうでしたか!」

記者D「どうやってあの炎の中から逃げ出せたのでしょう!?」

真「ちょ、ちょっと待って!ていうかボクそもそも少年じゃなくって…!」

ガヤガヤ…!



響「………………」ポツン…

33: 2012/05/26(土) 15:42:01.88 ID:4mkk6rLf0
記者E「区が、あなたを表彰したいとの事ですが!?」

真「え、えぇぇ、そうなんですか!?それはちょっと嬉しい…」

真「いやいやいや、そうじゃなくて!ちょっと響、助けて…!」



真「あ、あれ?……響ー、どこ行ったんだよー!」

マスコミ「やいのやいの!!」

真「あーもう、勘弁して下さいー!!」

34: 2012/05/26(土) 15:45:42.10 ID:4mkk6rLf0
ピコン… ピコン…

「特に異常は現れていないようだな」

「もう、この基地の運営よりも、アイドルの子達のプロデュース業に力を注いだ方が良いんじゃあ…」

「……そうですね、私もそう思います」

「あっ、珍しく意見が合った!嬉しいなー」

「社長、いかがでしょう?合理的な選択だと思うのですが」

「うーん、そうだねぇ。そういうのも、もう少ししたら考えようか」

「また悠長なことを…」


「あら?」

「どうした?」

「……い、いえ、何でもありません」

(一瞬、数値が跳ね上がったような……きっと見間違いね)

35: 2012/05/26(土) 15:49:29.10 ID:4mkk6rLf0
響「………………」トボトボ…


響(いいなぁ、真……自分もああやって、周りの人からチヤホヤされたいさー)

響(でも、しょうがないよね……自分は怖くて飛び出せなくて、真は助けに行ったんだもん)

響(真はすごいなぁ……自分とは大違いさー…)


響「あっ……」ピタッ



美希「ミキの『ふるふるフューチャー☆』なのー!」フリフリ

雪歩「美希ちゃんのニューシングルですぅ!皆さん、ぜひ買って下さいー!」

36: 2012/05/26(土) 15:53:04.45 ID:4mkk6rLf0
ファンA「おっ、君かわいいねぇ。君は何かCD出してないの?」

雪歩「えっ!?わ、私なんてそんな、ひんそーでちんちくりんで…」モジモジ…


美希「雪歩もCD出してるの!『Kosmos, Cosmos』っていう、すっごくカワイイ曲だよ?」

ファンB「へぇー、それここでも売ってるのかなぁ?」

美希「もっちろん!ほらほら、店長さん早く出すの!」

店長「そ、そんな急に言われても…」アタフタ…


美希「皆も雪歩のシングル買ってねー!『Kosmos, Cosmos』なのー!」フリフリ

雪歩「そ、そんな美希ちゃん!美希ちゃんのイベントなのにぃ…」オロオロ…

ワハハハハハハ…



響「………………」

37: 2012/05/26(土) 15:56:07.79 ID:4mkk6rLf0
響「………………」トボトボ…


ドンッ

オヤジ「……ってぇな、どこに目ぇ付けてんだこのガキ」

響「…………ません」ボソッ

オヤジ「あんだぁ?聞こえねぇんだよ、もっとハッキリ喋れや」


響「すいませんって言ってるじゃん、しつこいぞ」

オヤジ「なっ……あのな、肩ぶつけてきたのはそっちだろ。逆ギレか?おい」

響「だからもう自分に構わないでよ。しつこい人は大嫌いさー」


オヤジ「しつこいもクソもあるか!人に迷惑かけといてお前…!」ガシッ!

響「あっ!ちょっと……何するんさー!」

39: 2012/05/26(土) 15:58:41.95 ID:4mkk6rLf0
オヤジ「うるせぇ、こっち来い!ったく最近の若いモンは何て根性してやがる」グイッ

響「痛っ!や、止めてよ!放して!イヤ、誰か…」


響「誰かぁーー!!助けてぇー、この人触ってくるさーー!!」

オヤジ「!?」ビクッ!


アラヤダ… チカン? メイワクナ オヤジ… ヒソヒソ…


オヤジ「お、おいお前…」オロオロ…

響「うわーん!また腕を触られたぞー!さっき会ったばっかりなのにぃー!!」

オヤジ「や、止めろ……俺はそんなつもりじゃ……!」


オヤジ「ちきしょうっ!!」ダッ!

タタタ…


響「…………はぁ」

40: 2012/05/26(土) 16:02:44.85 ID:4mkk6rLf0
響「ちょっと、悪い事しちゃったなぁ…」

響「元はと言えば、ボーッと歩いてた自分も悪かったんだし…」


ドンッ

「キャアアァァァァァッ!!」

響「!?」



「大変だ!誰かが車にはねられたぞ!」

「そ、それが、急に男の人が車道に飛び出してきて…!」

「何をあんなに慌てて走って…」

「きゅ、救急車!救急車を早くっ!!」

「イヤアァァァッ!!」

41: 2012/05/26(土) 16:06:54.04 ID:4mkk6rLf0
響「そ、そんな……ひょっとして、さっきのおじさんが…」

響「あっ……あぁ………!」ガタガタ…



ザワザワ…

『良かったね、あのオヤジが事故ってさぁ』

響「………!?」

『痴漢をでっち上げて邪魔者を排除するとは、なかなか賢いぞ、自分』

響「だ、誰さー!何をデタラメ言って……ひ、ひどいぞ!!」


『あれ?デタラメとは心外だぞ。自分の事は、自分が一番良く分かってるつもりさー』

響「!?……じ、自分だって!?」

42: 2012/05/26(土) 16:11:38.54 ID:4mkk6rLf0
『そうさー。だって、自分は自分の心の一部なんだからね』

響「じ、自分の心の一部…?」

『いやー、分かるぞ。皆活躍の場を広げてきてるのに、自分だけイマイチだよね』

『何をやっても上手くいかない……そんな状況を変えるのは簡単さー』

響「な、何を言ってるんだ……」ワナワナ…


『ぜーんぶ、ぶっ壊しちゃえばいいんさー』

響「!?……ぶ、ぶっ壊す?」

『うん。さっき、あのオヤジを事故に遭わせたみたいにね』


『素質はあると思うよ?だって自分、さっきゲーセンで男の事殴ったでしょ?』

響「な、殴ったんじゃないぞ!あれは、手を振りほどこうとしてたまたま…!」

『あははは、隠す事ないじゃん。あの男の事が憎かったクセに』

響「そ、それは……でも、そういうつもりでやったんじゃないさー!」

43: 2012/05/26(土) 16:17:51.27 ID:4mkk6rLf0
『ましてや、上手い具合に男のタバコを飛ばして火事を起こすなんて、我ながら頭脳プレーだったぞ』

『さすが、自分完璧…』

響「うるさいぞ!君に何が分かるっていうんさー!!」


『何でも分かるさー。今日、真や美希、雪歩に嫉妬してた事もね』

響「……!!」


『まさか、自分が起こした火事のおかげで真がチヤホヤされるなんて、計算外だったよね』

『いっそ、あの火事で子供と一緒に死んでれば、ダンスのライバルは消えて自分だけ…』

響「違う……」

『美希のイベントで、雪歩も人気者になってたぞ。あれは羨ましかったよね』

『何で雪歩だったんだろう。初めからあんなのいなきゃ、自分がイベントに行けて…』

響「違う…!」

『美希さえ人気を独り占めにしていなければ、自分にだっていくらでもチャンスが…』

響「うるさい!違う、そんな事思ってないっ!!」ブンブン!

44: 2012/05/26(土) 16:22:23.11 ID:4mkk6rLf0
『ふふん、認めようと認めまいとどうでもいいさー。でも……見てみなよ、アレ』

響「えっ……」


ガヤガヤ…


響「け、警察……!?」

『周囲にいた人達が、自分の事を疑ってるぞ。あのオヤジと最後に話してた人物だもんね』

響「あ、あぁぁぁっ……!」ガタガタ…


『どうする?ぶっ壊せば、邪魔者も無くせるよ?警察にも捕まらない』

響「じゃ、邪魔者……?」

『そう、敵さー。自分の邪魔をする、敵』

響「敵……」

45: 2012/05/26(土) 16:26:59.73 ID:4mkk6rLf0
ザワザワ…

『悩む必要はないぞ。さぁ、開放しちゃいなよ』

響「か、開放……それって…」

『もう分かってるでしょ?皆、どこかに必ず抱えているのさー』

響「必ず抱えている……闇…」

『そう……恥ずかしくなんてない。開放すれば、むしろすっごく気持ちいいぞ』

響「こ、このままじゃ捕まっちゃう……敵を…」


警官「あのー、すいません。さっきそこで起きた事故の件で、ちょっとお話を…」

響「全部、ぶっ壊す……」ザワ…

警官「はっ?」


『やっちゃえ』


響「うぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

カッ!!

46: 2012/05/26(土) 16:31:45.12 ID:4mkk6rLf0
ピコン… ピコン…

「確かに、そもそもこの基地をなぜ運営しようと思ったのかも疑問ですよね」

「社長が、この先絶対に必要になるからって」

「そうだねぇ。確かに言ったけれども、やっぱり自信が無くなってきたなぁ」

「ちょ、ちょっとそんないまさら…」


ズドドォォォォォ…!!

「うおっ!?」「きゃあっ!」


「な、何だ今のは!地震か!?」

「すぐに状況を確認したまえ!」

「りょ、了解!」カタカタ…


「こ、これは……!?」

「!?……何だ、これは…!」

「し、信じられません!武蔵新田駅の近くに、こんな……!」

47: 2012/05/26(土) 16:35:08.20 ID:4mkk6rLf0
キャアァァァァァァァ…! ウワアァァァァァァ…!

ヒビキング「DAZOOOOOOOOOO!!」


ドガーン!! キャアァァァァァァァ…!


雪歩「ひ、ひいぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」ガタガタガタ…

美希「雪歩、何してるの!早く逃げるの!!」

雪歩「い、犬よりも怖いよぉ…!」ガタガタガタ…



タタタ…

真「はぁ……はぁ……やっとマスコミから逃げられたと思ったら…」

真「一体、何だよアレ!!」

48: 2012/05/26(土) 16:37:49.57 ID:4mkk6rLf0
のっしのっし…

ヒビキング「DAZOOOOOOOOOO!!」


『右だぞ、自分』

ヒビキング「…………」クルッ


美希「雪歩、早く逃げないと!!」ユサユサ

雪歩「だ、ダメ……腰が抜けて…」ガタガタガタ…

雪歩「美希ちゃんだけでも、に、逃げ……逃げて…」ガタガタガタ…

美希「雪歩っ!!」


『今、一番近くにいる敵はアレさー』

ヒビキング「………DAZOOOOOOOOOO!!」

のっしのっし…

49: 2012/05/26(土) 16:41:35.77 ID:4mkk6rLf0
美希「こ、こっちに歩いてくるの!!ホントにヤバイの!!」

美希「雪歩!歩けないなら穴でも掘って隠れるの!踏み潰されちゃう!!」

雪歩「ひぃぃぃぃぃん……体がう、動かないよぉ…」ボロボロ…

のっしのっし…


美希「いやぁぁぁ、もう終わりなの……ニューシングル出したばっかなのにぃ…」ボロボロ…

雪歩「お父さん……お母さん、ごめんなさい…」ボロボロ…



ピコン… ピコン…

「進路クリアー!765ビートル、発進準備よろし!」

「よし!765ビートル、出るぞ!!」


ウィーガション

ドヒュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!

52: 2012/05/26(土) 17:01:08.33 ID:4mkk6rLf0
のっしのっし…

美希・雪歩「うえぇぇぇぇぇん……!」ボロボロ…


キィィィィィィィィィィン…!

「怪獣め、これ以上俺達の町を破壊されてたまるか!」カチッ

ズダダダダダダッ!

ドゴーン! ドゴーン!

ヒビキング「!?」


美希「あ、あぁ!……雪歩、見てアレ!」

雪歩「せ、戦闘機が怪獣に攻撃してますぅ!」

53: 2012/05/26(土) 17:04:31.85 ID:4mkk6rLf0
『自分、アレだ!アレが自分にとって一番の敵だぞ!』

ヒビキング「!」

『アイドルである自分の仕事を取りに行くこともせず、秘密基地の運営ばかりしてた…』

『そして、今度は自分の事をいじめるひどいヤツさー!』


『あの飛行機に乗ってるヤツをやるんだ!自分!』

ヒビキング「……UGAAAAAAAAAAA!!」ビリビリビリ…

ビィィィィィィム!!

「うおぉぉ、危ない!!」キッ!


「つ、角から電気を発するのか……何てヤツだ」ハラハラ…

54: 2012/05/26(土) 17:09:50.02 ID:4mkk6rLf0
真「うわぁ、危ない!」タタタ…

真(あ、あれ?……ボクも逃げなきゃいけないのに…)

真(何でボク、皆とは逆方向に走ってるんだろう……あの怪獣の方へ…)



ヒビキング「UGAAAAAAAAAAA!!」ビリビリビリ…

ビィィィィィィム!!

「し、しまった!!」

ドガーン!

「うわあああぁぁ!!び、尾翼が…!」ガクガク!



真「ぷ、プロデューサー!!」

真「………!?」


真(プロデューサー……プロデューサーだって!?)

55: 2012/05/26(土) 17:13:03.95 ID:4mkk6rLf0
真(何で、あの戦闘機に乗っているのがプロデューサーだって分かったんだ!?)


P「そ、操縦不能!メーデー!メーデー!!うおおあぁぁぁぁ!!」

キィィィィィィン…

ドゴォォォォン!


『良くやったぞ、自分。でもまだ生きてる…』

『さぁ、踏み潰しに行こうさー』

ヒビキング「DAZOOOOOOOOOO!!」

のっしのっし…


P「うぐぐ、くそ……足が、引っ掛かって…!」グッ…

P「ちきしょう、こっちに来る…!地球の脅威がこんなんだったなんて、聞いてないぜ」

56: 2012/05/26(土) 17:17:38.89 ID:4mkk6rLf0
ヒビキング「DAZOOOOOOOOOO!!」

のっしのっし…


タタタ…

真「やめろぉーーーー!!!」


真「響なんだろ!?ボクには分かるよ!!」

真「でも、何でこんな事をするんだよ!!そんな子じゃなかったじゃないか!!」


『邪悪なる闇は、すぐそこまで来ている』

真「!!………」

真「こ、これが……響が抱えていた、闇……」


真「響……泣いてる…?」


ヒビキング「DAZOOOOOOOOOO!!」

57: 2012/05/26(土) 17:20:51.27 ID:4mkk6rLf0
のっしのっし…


『逃げて!……プロデューサー、早く逃げるさー!!』

『このままじゃあ、自分プロデューサーを踏み潰しちゃう……そんなのイヤだ…!!』


真「………ボクが何とかしなくちゃ!」

真「う、上手く行くかどうか分からないけれど…」

スッ…


真「すぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……」


真「 ま っ こ ま っ こ り ぃ ー ん ! ! ! 」

ピカッ!!

デュイデュイデュイデュイデュイデュイィィィィン!!

58: 2012/05/26(土) 17:24:48.54 ID:4mkk6rLf0
ナレ「説明しよう!真がウルトラマイクで「まこまこりん」と叫ぶと、
   光の巨人ウルトラマコリン、通称ウルマコリンに変身するのだ!」
  (CV:大塚芳忠)


♪ ~TAKE ME HIGHER -Instrumental Version-~


キィィィィィィン…

ドドォォォォン!


マコリン「YAHHHHHH!!」

ヒビキング「!?」

『コイツは……ひ、光の巨人だって!?』


美希「ゆ、雪歩……今度はでっかい人が来たの」

雪歩「きょ、巨人ですぅ……光輝く巨人が…」


P「一体どうなってるんだ……俺は夢でも見てるのか…?」

59: 2012/05/26(土) 17:28:10.58 ID:4mkk6rLf0
『光の巨人だろうと関係無いさー!全部ぶっ壊すぞ!』

ヒビキング「DAZOOOOOOOOOO!!」ビリビリビリ…

ビィィィィィィム!!


マコリン「HAA!!」

シュババッ! (←バク転)


ドゴォォン!  ドゴォォン!


ヒビキング「!?」


スタッ

マコリン「YAHHHHH!!」

60: 2012/05/26(土) 17:32:09.61 ID:4mkk6rLf0
タタタッ

マコリン「TOAAA!!」ドゴッ!

マコリン「HAAAA!!」ドガッ!

マコリン「SAYYEAHHH!!」ドガァッ!


ヒビキング「AGAAAAAAAAAAA!!」ドドォッ!

ドゴォォォォォン…!


P「つ、強い……!」

P(町は破壊しまくってるけど)


ガラガラガラ…

ヒビキング「……NAISAAAAAAAA!!」

61: 2012/05/26(土) 17:36:19.81 ID:4mkk6rLf0
のっしのっし

ヒビキング「UGAAAAAAAAAAA!!」ブンッ

ガシッ!

ヒビキング「!?」

マコリン「ORYAAAAAA!!」ブオッ!

ドドォォォォン!


ヒビキング「UGYAAAAAAAAAAA!!」


美希「すごいの!背負い投げまでお見舞いしたの!」ピョン ピョン!

雪歩(あぁぁ、あっちには行き着けのお茶屋さんが…)

62: 2012/05/26(土) 17:40:11.62 ID:4mkk6rLf0
ピカッ!

マコリン「MAKORIUM KOUSEN!!」

キラキラキラ…

マコリン「YAHHHHHHHH!!!」カッ!

ビビィィィィィィィム!


『うぎゃあああ!!馬鹿な……イヤだ!消えたくない!!』

ヒビキング「UGYAAAAAAAAAAAAA!!!」

ドワォォォォォォォン!!


マコリン「………………」

マコリン「YAHHHHH!!」バッ!


キィィィィィィン…

63: 2012/05/26(土) 17:44:28.20 ID:4mkk6rLf0
タタタ…

P「こ、この辺りのはずだが……あの怪獣の事を調べなければ…!」

P「!?……あれは…」


P「ひ、響!?……おい、大丈夫か!?しっかりしろ、響!」ペチペチ

響「…………うぅぅ…」


タタタ…

真「プロデューサー!……響っ!」

P「ま、真!?」

真「プロデューサー、ケガはありませんか!?あと、響の容態は!?」

P「あ、あぁ……俺も響も、幸い目立ったケガは無い。今、響も意識を取り戻したようだ」

真「良かった…」ホッ

65: 2012/05/26(土) 17:48:55.72 ID:4mkk6rLf0
響「ぷ、プロデューサー……」

P「響、大丈夫か?もう心配無いからな」


響「ごめんね、プロデューサー…」

P「えっ?」

響「自分、プロデューサーを殺そうとしちゃってた……あの怪獣、自分だったんだ」

P「……な、何を言ってるんだ…?」


響「自分、声が聞こえて……怖くて、笑いながら、脅して、囁くような声……」

響「あの暗い声に抵抗できていれば、こんな事にはならなかったと思う」

P「お、おい…」

響「本当にごめん……自分、アイドルどころか、人として失格だから……だから、もう…」


真「765プロを辞める、なんて言わないでよね」

響「!?……ま、真…?」

66: 2012/05/26(土) 17:53:32.45 ID:4mkk6rLf0
真「皆、誰だって心に暗い何かを抱えているのさ」

真「それを隠そうとしたら、闇がもっと深くなる……
  かと言って、それを肯定してしまったら、闇に心をとらわれちゃう」

真「心の闇を払うのは光だ。もし、響が自分で輝く術を忘れているのなら、
  ボクがそばにいてガツーンと元気をあげちゃうよ!」ガッツ!


響「……………」

真「……なんちゃって。ちょっとカッコつけ過ぎだよね、ははは……ごめん」ポリポリ


響「……ありがとう、真。えへへ、ウジウジしてるなんて、自分らしくないよね」

真「おっ?そうそう、思い出してきたみたいだね」

響「えへへ……そうだ、そう言えば自分完璧だったさー」


ザッ…

雪歩「止めようよぅ、美希ちゃん。墜落した戦闘機を見に行こうなんて…」オロオロ…

美希「うーん、この辺だったような……あれっ、皆!?」

P「雪歩、美希っ!」

67: 2012/05/26(土) 17:57:28.23 ID:4mkk6rLf0
響「雪歩、美希!二人にもごめん!」

雪歩・美希「へっ?」

響「自分、さっきまで皆の事が羨ましくって……それで、すっごく変な事ばかり考えて…」

響「だから、おかしくなっちゃったんだけど、もう暗くならないから……
  あーもう、何言ってるんさー自分!」ワシャワシャ

響「とにかく!これからは皆に負けないくらい、
  アイドルとしてすっごく輝いてみせるから、見てて欲しいぞ!」


美希「?……良く分かんないけど、キラキラするのはミキだって負けないの!」

雪歩「うん!やっぱり響ちゃんは、そうやって元気一杯の方が響ちゃんらしいよね」

響「当ったり前さー!早くトップアイドルになって、皆に自分の元気をあげまくるぞ!」

真「あぁ、その意気だよ響!人の心に光を振りまくのがボクらの仕事さ!」


P「ははは、いやー無事に一件落着して良かったなぁ」ウンウン

P「さて、じきに日が暮れるから、お前らも気をつけて帰るんだぞ。それじゃあな」ザッ

4人「待ちなさい」ガシッ

P「!?」ギクッ!

69: 2012/05/26(土) 18:02:41.34 ID:4mkk6rLf0
P「……そうだな、ここまで見られてしまっては仕方がない。真実を話そう」


P「765プロには二つの顔がある。表向きは、アイドルのプロデュースを行う芸能事務所…」

P「しかし、その実態は……ここ数年、世界中で発生している怪現象から
  人類を守るために創設された、地球平和連合『BNM』の極東支部『NMC』なんだ」

雪歩「えっ!?」

響「それって、もしかして地球防衛軍みたいなヤツか!?」

P「そうだ。社長のツテで支部を構えたらしいが、これまであまり緊急の事態が起きなくてな」


P「お前達には、ロクに仕事も持ってこれず、基地の事も秘密にしていて、本当にすまなかった」

P「基地の存在……そして何より、お前達を危険に晒すことは、何としても避けたかったんだ」


美希「なんだ。それくらい、ミキ達にはノープロブレムなの!」

P「なっ……!?」

真「それで、秘密基地ってどこにどんなカンジであるんですか!?」ワクワク

70: 2012/05/26(土) 18:06:39.24 ID:4mkk6rLf0
ピコン… ピコン…

律子「……心配ですね、プロデューサー」

小鳥「怪獣に765ビートルを墜とされてから、通信が途絶えています…」

高木「う、ウーム……まさか地球の脅威というのがこれほどとは…」


ピピピ…

小鳥「あ、あれ……まずいです!事務所に誰かが帰ってきます!」

律子「またそうやって直前に報告する!」

小鳥「お、お煎餅が…」

高木「律子君!上手くごまかしに行ってくれたまえ!」ティン!

律子「まったくもう!」ダッ!


律子「ポチッとな」ポチッ

ウィーン ガション! ウィーーン…

72: 2012/05/26(土) 18:10:30.74 ID:4mkk6rLf0
ウィーガショ ウィーガショ ウィーーン…

ガション!


ガチャッ

P「ただいま」

律子「ぷ、プロデューサー!?無事なら無事って連絡をして…!」


4人「えへへへへへ」ニヤニヤ

律子「えっ!?……プロデューサー、これは一体…」

P「あぁ、見ての通りだ。こいつらも俺達と一緒に戦うって」

律子「え、えぇぇぇぇぇぇっ!?」



ザワザワ…

『のワの……』


・・・TO BE CONTINUED・・・

73: 2012/05/26(土) 18:15:59.64 ID:4mkk6rLf0
主な元ネタは『ウルトラマンティガ』です。

SS速報でマジメ寄りなクロスSSばかり書いていたので、
たまにはクオリティ度外視で書きたいと思ったのがきっかけです。

OP曲は影山ヒロノブの『HEATS』(歌:如月千早)、
挿入曲・ED曲はV6の『TAKE ME HIGHER』(歌:JUPITER)というイメージです。

とりあえず、765プロアイドル全員分の話を考えましたので、
以下、ダイジェスト版でお送りします。


※「TO BE CONTINUED」と書きましたが、このスレで最終回までいきます。

76: 2012/05/26(土) 18:21:19.30 ID:4mkk6rLf0
『個性はどこに』 ~ホメ忍者 ハルカン星人 登場~


春香「慰めなくていいですよ?私自身、良く分かってますから」

春香「この事務所には、個性的な子がいっぱい……
   それに引き換え、私一人の持つ個性なんて薄いのなんのって……あはは」

P「は、春香、そんな事は…」


春香「でもね、プロデューサー?……私、気づいちゃったんです」

春香「一人じゃ薄いなら、二人ならどうなんだろう……三人なら?って…」

真「!……春香、よせ!!」

カッ!!


P「うぐぐ、まぶし……あれっ?春香がいなくなった」

律子「!?……プロデューサー、あれを!!」

真「あ、あれは……!」


(V)のワの(V)「わっふぉい」 (V)のワの(V)「わっふぉい」 (V)のワの(V)「わっふぉい」…

80: 2012/05/26(土) 18:29:15.38 ID:KOwnMMCB0
>(V)のワの(V)「わっふぉい」

クソワロタ

77: 2012/05/26(土) 18:25:17.01 ID:4mkk6rLf0
『地底より愛をこめて』 ~地底怪獣 ハギワラー 登場~


ハギワラー「POEEEEEEEE!!」

ヴイィィィィィィン…

マコリン「UWAAAAAAA!?」ズルズル…


『えへへ……一緒に穴掘って埋まろう?』

ハギワラー「POEEEEEEEE!!」

ズザザザザザザ…!

マコリン「IYAAAAAAA!!」ズルズル…


P「まずいぞ!あの怪獣、磁力で引き付けてウルマコリンを地中に引きずり込む気だ!」

律子「あれって、結構ピンチなんじゃ…!」

小鳥「でも何故かしら……あれを見てもあまり危機感を感じないわ。ゆきまこは正義!」

P・律子「えっ」

小鳥「えっ」

78: 2012/05/26(土) 18:27:03.41 ID:V5nAD1lP0
子供の頃ティガ大好きだったなぁ懐かしい

81: 2012/05/26(土) 18:29:25.87 ID:4mkk6rLf0
『小さな英雄』 ~節約怪獣 ウッウー 登場~


ウッウー「WOOWOOOOOOO!!」

マコリン(いけない……ここで戦っては、学校に取り残された子供達に危険が…!)


長介「姉ちゃぁーーん!!」

ウッウー「……!?」ピクッ

長介「もういいんだ!俺達の事を貧乏だっていじめてた奴らは、皆事情を分かってくれた!」

長介「姉ちゃんだって、自分が一番年長者だからって、
   そんな姿になってまで俺達を守ろうとしなくていいんだぞ!!」

ウッウー「…………WOOOO……」

長介「家族なんだから、俺達にだって甘えろよ!!」

ウッウー「!!………………」


やよい「長介っ!!」

長介「姉ちゃん!!」

真(皆を守ったのは、ボクじゃなくて長介君だった……へへっ、ボクも負けてられないな)

82: 2012/05/26(土) 18:32:53.38 ID:4mkk6rLf0
『無限回廊』 ~異次元怪獣 ドタプルトン 登場~


ドタプルトン「DTPN………DTPN……」ドタプン…

P「うへへへへ……こりゃあ気持ちええわぁ…」ウヒヒ…

律子「はは、は……このリズム、何て心地良いのかしら…」アヘアヘ…

小鳥「うはははは、いいわねぇ、バインバインよねぇ…」ウヒョヒョ…


マコリン「GUU……KU……!」クラクラ…

マコリン(なんてことだ……胸が揺れてるだけなのに、意識を持っていかれそうになる…!)

ドタプルトン「UFUFU……」ドタプン…

83: 2012/05/26(土) 18:36:01.28 ID:4mkk6rLf0
P「うひゃひゃ……もうダメ、俺おっぱいでかい人と結婚するわ…」ウヒヒ…

ドタプルトン「!?」ピタッ

マコリン(!……動きが止まった!?チャンス!!)


ピカッ!

マコリン「MAKORIUM KOUSEN!!」

キラキラキラ…

マコリン「YAHHHHHHHH!!!」カッ!

ビビィィィィィィィム!

ドワォォォォォォォン!!



あずさ「あの~、プロデューサーさん?私、結構大きい方だと思うんですけど~…」チラッ

P「え、あ、あの……な、何の事やらさっぱり…」タジタジ…

真(無事、解決したはずなのに……何だろう、この敗北感…)

84: 2012/05/26(土) 18:40:26.22 ID:4mkk6rLf0
『名状しがたい隣人』 ~面妖怪獣 タカネゴン 登場~


タカネゴン「……………」モグモグ…

貴音「なるほど、これが私の心の闇ですか……面妖な」

真「貴音、これは…」

貴音「おそらく、私の肉体から分離したのでしょう。ご心配にはおよびません」


タカネゴン「……………」モグモグ…

貴音「お金を食べるのはお止めなさい!」クワッ!

タカネゴン「!……」ビクッ

貴音「そのお金を使って、より美味しいものを食べることも出来るのですよ?」

タカネゴン「………?」キョトン


貴音「さぁ、参りましょう。ラーメン二十朗へ」

タカネゴン「………Ra-men……Menyou」

85: 2012/05/26(土) 18:44:22.66 ID:4mkk6rLf0
『素直になれたら』 ~ツンデレ怪獣 デッコキング 登場~


デッコキング「KEEEYYYYYYY!!」ドゴォッ!

マコリン「GWAAAAAAAAA!!」ドドォッ!

P「な、何という破壊力だ!ウルマコリンが頭突き一発でダウンしてしまった!」


伊織父・兄「あわわ、あわわわわわわわ……」ガタガタ…


『さぁ、あの忌々しい連中を踏み潰してやるのよ!』

デッコキング「……NIHIHI…」グアァ…

伊織父・兄「うわあああ!」「水瀬家もおしまいだああ!!」


ピタッ

伊織父・兄「…………あれ?」

律子「デッコキングの足が止まったわ…」


『な、何してるのよ!散々馬鹿にされてきたんでしょ!?さっさと踏み潰しなさーい!!』

87: 2012/05/26(土) 18:48:29.23 ID:4mkk6rLf0
デッコキング「………KEEEEEYYYYYYY!!」ドゴォン! ドゴォン!

P「こ、今度は手当たり次第に頭突きを始めたぞ!?」


マコリン「闇よ。どうやら、伊織の性格をちゃんと理解してはいなかったようだね」

『な、何ですって!?』

マコリン「たとえ家族を憎む心があったとしても、最後の最後までそれを貫き通す事は伊織にはできない」

マコリン「何故なら、伊織はツンデレであり、最後には必ずデレるからだ!!」

マコリン「MAKORIU (ry

ドワォォォォォォォン!!



伊織父「伊織……兄達と比較してお前を苦しめて、本当にすまなかった。この通りだ」

伊織「……ふん。何よ、今さら良い人ぶっちゃって」

伊織「パパもママも兄さんも、私にとって乗り越えるべき壁なのよ!
   この伊織ちゃんを心配させないよう、せいぜいお高くとまっていなさいよね!」

伊織兄「伊織……」

伊織「ふんっ!」

88: 2012/05/26(土) 18:52:35.39 ID:4mkk6rLf0
『プリンはどこへ消えた?』 ~双子怪獣 アミギラス・マミギラス 登場~


『ゴージャスセレブプリンを~…』

『食べたのはぁ~…』

『真美だ→!』『亜美っしょ→!』『こいつはメチャゆるさんよなああ!!』

アミギラス「TOKAAAAAAA!!」ポカスカ!

マミギラス「CHIIIIIIII!!」ポカスカ!


P「あーあーあー、なんて迷惑な姉妹喧嘩だ」

あずさ「あ、あの~……プロデューサーさん?」

P「うわっ、ああああずささん!?す、すみません、指輪はまだあのその…」オドオド…

あずさ「この間、事務所の冷蔵庫にあったプリンを黙って食べてしまいましたので…
    これ、良かったら皆で分けて下さい」

アミマミギラス「WAA→I!!」ドタドタ!

P「こらぁー!はしゃぐなら変身を解いてからはしゃげー!!」


真(ボク、変身すらしてないっていうね…)

89: 2012/05/26(土) 18:56:49.62 ID:4mkk6rLf0
『絶対領域オープンゲット!』 ~ヒヨコロボット コトリジョー 登場~


コトリジョー「PIYOPIYO……ONE・TWO・THREE・FOUR…」

貴音「なんという事でしょう。小鳥嬢がろぼっとになってしまいました」

P「ちきしょー!なんて嬉しくないパンチラだ!!」


マコリン(つ、強い……マコリウム光線も効かないなんて…!)

マコリン(何か弱点は……そ、そうだ!)ティン!


マコリン「血は水よりも濃し、覆水盆に返らず…」キリリッ

コトリジョー「キャアアアア、カッコイイイイイ!!」鼻血ブー!

マコリン「今だ!八つ裂きマ光輪ッ!!」ドヒャォ!

スパン スパン!  ドワォォォォォォォン!!



真「ところでマコリン、小鳥さんの闇って何だったのかな?」

『あの人は闇が深すぎて良く分かんなかったよ…』

91: 2012/05/26(土) 19:01:11.78 ID:4mkk6rLf0
『ボクはボク、キミはミキ』 ~覚醒怪獣 ジャミキラ 登場~


『ハニーも真クンも、皆ミキに振り向いてくれなくなっちゃったの…』

『だから、ワガママしてれば、ミキの事気にしてくれるかなって……でも……でも…!』

『こんな姿じゃ、ミキの事好きになってもらえる訳ないの!!』


『あはっ!やっと気づいた?ミキって意外と馬鹿なの!』

『せいぜい自分の闇に飲まれて、破壊の限りを尽くせばいいって思うな!』


ジャミキラ「NANOOOOOOOOOOOOOO!!」

ドガーン! キャアァァァァァァァ…!


キィィィィィィン…

ドドォォォォン!

マコリン「YAHHHHHHHHH!!」

ジャミキラ「!?」

『……もしかして、真クンなの!?』

92: 2012/05/26(土) 19:03:48.49 ID:4mkk6rLf0
『助けて、真クン!ミキ、こんな姿になってまで生きていたくないの!!』

『もうこれ以上、皆に嫌われたくないの……お願い…ミキを…!!』


パチーン! (←マコリンの平手)

ジャミキラ「!?」

マコリン「765プロの皆が、美希の事を無視したり、嫌ったりする訳ないだろ!!」

マコリン「美希の良い所は、皆知ってるんだ!かわいくて、女の子らしくて…
     だから、美希はいつだって自信持っていていいのに!」

マコリン「事務所の皆をもっと信じろよ、バカヤロー!!」

ジャミキラ「……………!!」



真「あ、美希……髪型、変えたんだね」

美希「えへへ、似合うでしょ?」

真「あぁ……ところでさ、あの…」ポリポリ…

美希「分かってるの。真クンは真クン。ウルマコリンの正体は、ミキ、何も知らないよ?」

真「へへっ……ありがとう、美希」

93: 2012/05/26(土) 19:06:44.22 ID:4mkk6rLf0
『禁じられた言葉』 ~俎板歌姫 キサラギ星人 登場~


千早「どう?この私にたった一言、『胸をあなたにあげましょう』と言ってくれないかしら」

雫「ええぇぇぇ……そ、そんな事言われてもぉ…」バインバイン

千早「くっ……!」ギリギリ…!


真「止めるんだ、千早!こんな事をして何になる!!」

千早「72になるですって!?えぇい、皆して私の事を馬鹿にして!!」

カッ!!

真「君は早くこの場から逃げるんだ、さぁ!」

雫「ひ、ひえぇぇぇぇ!!」バインバイン

タタタ…


真「 ま っ こ ま っ こ り ぃ ー ん ! ! ! 」

ピカッ!!

デュイデュイデュイデュイデュイデュイィィィィン!!

94: 2012/05/26(土) 19:09:34.47 ID:4mkk6rLf0
マコリン「YAHHHHHHHH!!」

キサラギ星人「KUUUUUUUUUUUU!!」

「あーだこーだ!!」


キサラギ星人「……よしましょう、ウルマコリン」

キサラギ星人「無乳同士が戦っても、仕様が無い」

マコリン(一緒にされた!?)ガーン!


キサラギ星人「私は負けた。しかし、私は諦めた訳ではないわ」

キサラギ星人「いつか、私に豊満な胸を売り渡す人間が必ずいるはず」

キサラギ星人「必ず来るわよ!」

キサラギ星人「HAHAHAHAHAHA!!」

シュイィィィィン…


マコリン(結局、千早の心の闇を完全に払う事はできなかったか…)

マコリン(しかし、それ以上に……何だろう、この敗北感…)

95: 2012/05/26(土) 19:14:02.81 ID:4mkk6rLf0
『輝けるものたちへ』 ~邪神恐竜 リツコン 登場~


ナレ「超古代文明を滅ぼした邪神が律子に乗り移り、『BNM』に反旗を翻した!」

ナレ「『NMC』が得た怪獣の戦闘データベースを取り込み、最強の怪獣リツコンに変身!
   プロデューサーを人質にとり、地球人類に全面降伏を要求してきたのだ!」



『菊地真!君の身体は、これまでの戦闘でとっくに限界を超えている!』

『今、ボクに変身するのは止めるんだ!君の命に関わるぞ!!』

真「………構うもんか……!」ヨロヨロ…


タタタ…

雪歩「真ちゃんっ!」

雪歩「ここにいたんだね、真ちゃん……何で、病院から逃げ出したの?」


真「雪歩!ボクは……ボクはね……ウルマコリンなんだよ!」

雪歩「えっ!?」

チャラーン! (←シルエット化) ※背景はアルミホイル

96: 2012/05/26(土) 19:16:56.17 ID:4mkk6rLf0
真「ビックリしたよね……?」

雪歩「ううん……ウルマコリンであろうと、真ちゃんは真ちゃんに変わりないでしょう?」

真「ありがとう、雪歩……」

ヨロヨロ…

雪歩「待って!真ちゃん、行かないで!!その身体じゃ…!」


真「プロデューサーがピンチなんだよ!!」


真「 ま っ こ ま っ こ り ぃ ー ん ! ! ! 」

ピカッ!!

デュイデュイデュイデュイデュイデュイィィィィン!!



マコリン「YAHHHHHHHHH!!」

リツコン「RITSUKOOOOON……」ピポポポポポ…

97: 2012/05/26(土) 19:20:25.42 ID:4mkk6rLf0
ドガァッ!  ドゴォン!

マコリン「GU………UAA……!」ガクッ

リツコン「RITSUKOOOOON……」ピポポポポポ…


P「ま、マコリンが負けてしまう……地球の命運も、ここまでか…!」



~特設ライブ会場~

高木「さぁ、今度はウルマコリンではなく、君達が全世界の人々に光を与える番だ!!」

黒井「765の連中に負けるなよ、せいぜい観客を輝かせてみせるのだな!!」

765、961アイドル一同「はいっ!!」「やってやるぜ!!」

「 765、961合同ライブ!! 行くぜぇぇぇぇぇぇ!!! 」

ワアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!


キラキラ…

マコリン「………!?」

マコリン(これは、光……いや、人の想い……たくさんの人達の、希望の歌が…!)

98: 2012/05/26(土) 19:23:54.66 ID:4mkk6rLf0
「皆さんで歌いましょうーー!!」「もっと盛り上がって行くぞぉー!!」

「『TAKE ME HIGHER!!』」

ワアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!  キラキラキラ…!


キラキラキラ…!

マコリン「力がみなぎってくる……あんなに盛り上がって、ボクも負けてられないよね!!!」

ナレ「合同ライブ効果により光になった世界中の観衆がウルマコリンに結集した!
   さぁ、今こそグリッターマコリンとなって復活する時だ!!」


マコリン「YAHHHHHHHHHH!!!」

「やいのやいの!!」

ドワォォォォォォォン!!



雪歩「マイク、壊れちゃったんだ……もう、ウルマコリンにはなれないね」

真「いや……人は皆、自分自身の力で光になれるんだ」


~おしまい~

99: 2012/05/26(土) 19:29:06.42 ID:4mkk6rLf0
という、おいしいシーンだけの妄想です。

こういうネタは、1から10までプロットを書かずに、
多少妄想を掻き立てるくらいまでに留めた方が、趣があるのではと思いました。
(最終話まで書きましたが…)

なので、各話を補完するようなSSは、たぶんこの先書かないと思います。

支援して下さった方々、ありがとうございました。

101: 2012/05/26(土) 19:41:23.05 ID:V5nAD1lP0

106: 2012/05/26(土) 20:12:54.18 ID:1BYpvMIi0
乙 ウルトラマン見たことないが面白かった

引用元: 真「地球を守るんだ……光の巨人になって!」