1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/02(月) 04:46:24 ID:AfIHAFFg

【シンガポール】

 ピ・ピ・ピーッ

警官「こら! きさま! お前だよオマエ!」

ポルナレフ「あ?」

警官「きさま、今にも何かしでかしそうな顔だな! 罰金500バイソンドルを科す!!」

ポルナレフ「ああ? 500ぅ?」

警官「我がシンガポールでは、何かしそうな不審者に罰金を科す法律があるのだ!」

ポルナレフ「それならこいつだろうが」

アヴドゥル「なんだと!」

  ジョセフ「500……バイソンドル……?」

  花京院「シャドルーの違法通貨ですよ。日本円で45万円ほどですね」

  承太郎「この国、ココ(頭)おかしいんじゃねぇか」

警官「分かったかね?」

ポルナレフ「らしいぜ、アブドゥルちゃんと払えよ」

アヴドゥル「UREEYYYY!」

2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/02(月) 04:48:18 ID:AfIHAFFg

ポルナレフ「んっ?」

アン「あ…………ふんっ」プイ

  警官「じゃ、じゃあ私はこれで」

  アヴドゥル「待て。お前、逃げる気か?」

  警官「何ィ?」

ポルナレフ「なんだぁあのガキ。まだくっついてくるぜ」

ジョセフ「おい、親父さんに会いに行くんじゃあないのか?」

ポルナレフ「俺たちにくっついてないで、早く行けばぁ~?」

アン「はん。5日後に落ち合うんだよ。てめーらの指図は受けねーよ!」

ジョセフ「あの子、我々と一緒にいると危険だぞ」

花京院「無一文でも、ナイフ一本で何とかなるんじゃないかな?」

ジョセフ「しょうがない、ホテル代の面倒をみてやるか」

  アヴドゥル「みんな! この警察官が仲間に加わることになったぞ!」

  警官「スタンドとかよく分かりませんが、よろしくお願いします」

ジョセフ「いらんわ!」

3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/02(月) 04:49:20 ID:AfIHAFFg

【ホテル】

受付「申し訳ありません、ただいまシーズン真っ盛りでして」

受付「お部屋はバラバラでデーボも出ますが、よろしいでしょうか」

ジョセフ「まあ止むをえん。では部屋を……」

ジョセフ「わしとアヴドゥルでまず一部屋」

アヴドゥル「いえ、アンちゃんの面倒はわたしが見ましょう」

ジョセフ「わしとアヴドゥルでまず一部屋」

花京院「ぼくと承太郎でもう一部屋というのはどうかな!?」

承太郎「だめだね。お前と居るとかえって疲れがたまる」

アン「じゃ、じゃあジョジョとあたいで一部屋」

承太郎「ふん。突然騒ぎ出す花京院よりはマシか」

ジョセフ「ということは残りの部屋はポルナレ院だな」

ポルナレフ「はぁ!?」

警官「あのう私は?」

ジョセフ「お前は帰れ」

4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/02(月) 04:52:00 ID:AfIHAFFg

ジョセフ「君、部屋を3つ頼む」

受付「はい」つ鍵鍵鍵鍵鍵鍵鍵鍵鍵(ジャラッ

花京院「よし!」チャリ

花京院「ポルナレフ! 部屋まで競走!」ダッ

ポルナレフ「あっ、おい待ちやがれッ!」

ジョセフ「我々も行こう。香港を出て以来、ろくな目に合わなかったからな」

アヴドゥル「うむ。早く安全な部屋で、シャワーでも浴びよう」チラ

アン「いこ、ジョジョ!」

承太郎「やれやれ」

 

ポルナレフ「ハァ……ハァ……」

ジョセフ「お。どうした戻ってきて」

ポルナレフ「や、奴を見失った。部屋の番号を教えてくれ」

受付「花京院様のお部屋なら、肩のうしろの2本のゴボウのまんなかにあるスネ毛の下のロココ調の右です」

ポルナレフ「番号だっつってんだろ!」

5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/02(月) 04:52:52 ID:AfIHAFFg

【912号室】

ガチャ

ポルナレフ「……」

  キィ~

      バタン

ポルナレフ「……花京院?」

 コツ  コツ  コツ

   コツ    コツ

ポルナレフ「おい花京院?」

 コツ  コツ  コツ

 

 

ポルナレフ「花京院? いるのか?」

  花京院「いるぞ!」

ポルナレフ「トイレかよ」

6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/02(月) 04:55:38 ID:AfIHAFFg

ポルナレフ「あーあーなんだこりゃ」

ポルナレフ「いきなり部屋の食いモン散らかしてんじゃねえ」

花京院「最初からこうなってたぞ!」

ポルナレフ「うるせぇ片付けんの手伝え」

ポルナレフ「冷蔵庫は……ここか」パカッ

  デーボ「」

  デーボ「俺は」

ポルナレフ「」パタン

ポルナレフ「花京院。ちょっと冷蔵庫開けてみてくれ」

花京院「ああ、デーボだろ? さっき開けたら居たんだ」

ポルナレフ「なんだよデーボって!?」

花京院「ほら」パカッ

  デーボ「   俺は呪いのデーボ。スタンドは」パタン

花京院「な? 自分で言ってただろ」

ポルナレフ「てめー頭脳がまぬけか!?」

7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/02(月) 04:57:41 ID:AfIHAFFg
 
 パカッ
 
デーボ「……」ズルズル
 
 
 ズ オ オ オ オ オ オ
 
 
ポルナレフ「なかなか鋭い殺気をしているな」
 
ポルナレフ「ひとつ名乗っておきな。このポルナレフに殺される前にな……」
 
花京院「えっ殺すの!?」

デーボ「おれの名は呪いのデーボ……スタンドは『悪魔のカード』の暗示……」

 呪いにふりまわされ
 
 暗殺者12人のACMAゲーム666によんでますよDグレイ!
 
 精神GO!GO!状態の不動カズヤの悪化によるメイクライ!
 
 不吉なる執事のミカタ墜落の青クソ道クマ!
 
デーボ「を意味する」

ポルナレフ「はああん?」

花京院「いいから出てきたんならちゃんと閉めろよ!」

8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/02(月) 04:59:50 ID:AfIHAFFg

デーボ「なぜおれが冷蔵庫の中にいることがわかった?」

花京院「分からん! ポルナレフ!」

ポルナレフ「さっぱりだぜ!」

デーボ「ククク……エボニー・デビル!!」

エボ『キィアアア!』

ポルナレフ「!!  シルバー・チャリオッツ!」

花京院「ハイ工口ファント・グリーン!!」

ポルナレフ「先手必勝!!」

花京院「待てポルナレフ!」

ポルナレフ「どうした!?」

花京院「このスタンド……攻撃してこないぞ! 何か狙っている!」

ポルナレフ「ううっ!? た、確かに」

デーボ「ククク……どうした? 攻撃してこいよ……」

法皇の緑『エメラルド・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!』ドババババ

ポルナレフ「結局それじゃねーかよ!!」

9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/02(月) 05:05:01 ID:AfIHAFFg

ビシビシビシビシビシビシ

デーボ「ぎゃああ~ッ!!」 

エボ『ウボァー』 ビシャアアア

ポルナレフ「あっけねえ奴だぜ」

ポルナレフ「この間の海で出会ったエテ公の方がよっぽど強敵で、恐ろしいスタンド使いだったぜ」

花京院「何……あのエテ公、スタンド使いだったのか!?」

ポルナレフ「えっ違うの? まぁおれ甲板で埋まってたから本当はよく知らん」

デーボ「……つ、ついにやったな……ポルナレフ!」ユラ…

ポルナレフ「おれじゃねえよ!!」

デーボ「よくもこんなんしやがって~……ウヘハハハハ」

花京院「すまん!」

デーボ「いてえよ~ッ! とっても! いてえよ~ッ!!」(ハート)

ポルナレフ「なんだ……こいつ」

花京院「こいつ! はやくなんとかしないと!」

花京院「そうだッ!!」

10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/02(月) 05:05:46 ID:AfIHAFFg

花京院「ポルナレフ! 冷蔵庫にこいつを戻すぞ!」

ポルナレフ「お、おう。おう?」

花京院「もどれ! デーボ!!」パカッ

   デーボ「こんなに痛い苦しみは、晴らさなくちゃあいか」パタン

花京院「ポルナレフ! そっち持ってくれ!」

ポルナレフ「おう?」

花京院「ベランダまで運ぶぞ!」

ポルナレフ「おう」

花京院「せーのでいくぞ!」

ポルナレフ「おう」

花&ポ「「せーのっ!」」


  ノノ  =□(ポイッ 


花京院「よし」

ポルナレフ「よしじゃねーだろ!!」

30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:13:06 ID:S27YeF.E
 
ポルナレフ「おい、ここ結構な高さ……あ、あれ? いないぞッ!」

花京院「結局この場面どうやって消えたんだろうな!」

ポルナレフ「くそっ……どういうことだ……!」

  タタタタタ

花京院「!!  危ないポルナレフッ!」バッ

  法皇の緑『エメラルドォ・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!』

ポルナレフ「うおおおぉぉぉ!?」ビシビシビシビシ

花京院「逃がしたか!」

ポルナレフ「左足がスプラッシュ出血! いきなり何しやがる!」

花京院「敵スタンドだ! 君の足に攻撃しようとしていた!」

ポルナレフ「もうお前にされたわ! そいつはどこにいった!?」

花京院「部屋の中だ!」

ポルナレフ「どんな奴だった!?」

花京院「それをこれから確かめるんだろうが!!」

ポルナレフ「な、なんでキレた」

31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:15:58 ID:S27YeF.E

ポルナレフ「と、とにかくジョースターさんに連絡だ!」ガチャ ピ・ポ・パ・ポ とおるるるるる

ポルナレフ「ジョースターさんか!? スタンド使いがおれの部屋に潜んでいた!」

アヴドゥル『チッ♪ チッ♪ YES I AM!』

ポルナレフ「ん? お前、アヴドゥルか? とにかく聞いてくれ!」

ポルナレフ「ふ、不可解なヤツなんだ……強いのか弱いのか……ぶ、不気味だったッ!」

  花京院「ポルナレフ見ろ! かっこいい人形!」

ポルナレフ「逃げられた! くそっ、なんてこった!」

  花京院「名前は大誤ドール・辛苦というのはどうかな!」

ポルナレフ「油断するな! いきなり足を攻撃された! 花京院にだが」

アヴドゥル『悪魔のカードの暗示のデーボ!? 確かにそいつは、そう言ったのか!?』

ポルナレフ「言ってねえッ! あ、いや、確かにそいつはそう言ったがなんで分かった」

アヴドゥル『ふっ。占い師のわたしに予言で闘おうなどとは』

ポルナレフ「とにかくだ。5分後、そっちに行くぜ」

アヴドゥル『10年は早いんじゃあないかな!』

ポルナレフ「5分後なッ!」ガチャッ

32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:18:27 ID:S27YeF.E
 
ポルナレフ「おい花京院、すぐにジョースターさんの部屋に行くぞ」
 
花京院「ああ。さっきの敵を片付けてからな!!」
 
ポルナレフ「バカ、それじゃ何のために集まるんだよ!」
 
ポルナレフ「くそっ」ガチャッ  ピ・ポ・パ・ポ・パ・ト・ル
 
フロント『フロントのフロントと申します』

ポルナレフ「もしもし、ホテルのルームサービス? ちょいと足をケガした」

ポルナレフ「何か適当なクスリと包帯を持ってきてくれないか?」
 
  花京院「ああ、ついでに氷も入れてくれ! 暑い!」
 
ポルナレフ「912号室のポルナレフだ」
 
フロント『かしこまりました。すぐに氷をお持ちします』ガチャ
 
ポルナレフ「氷なんて要らん! あーくそが!」ガチャン
 
花京院「ハッ! なんてこった!!」
 
ポルナレフ「ちくしょう今度はなんだ!」

花京院「部屋に唯一あった冷蔵庫を投げ捨ててしまった! これでは中身が!」
 
ポルナレフ「知るか! 食えッ! ヤケ食いだッ!」

33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:26:41 ID:S27YeF.E
 
【1212号室】
 
ジョセフ「知っているのかアヴドゥル。ポルナレフを襲った敵の素性を」
 
アヴドゥル「ええ。『呪いのデーボ』」
 
アヴドゥル「ネイティブアメリカンという触れ込みで商売する殺し屋です」
 
ジョセフ「触れ込みの個性弱いの」
 
アヴドゥル「以前、一度だけヤツの姿をみかけたことがありますが」
 
アヴドゥル「全身傷だらけで、毛がはえてて、こーんな口してて」
 
アヴドゥル「こんなのと」→()
 
アヴドゥル「こんくらいのと」→(  )
 
アヴドゥル「こぉーんなに大きいのがいました」→(        )
 
ジョセフ「まともなサイズが無いんじゃが」
 
アヴドゥル「ポルナレフは罠にハマってしまったんです。まずいことに」
 
ジョセフ「どんなスタンドだね」
 
アヴドゥル「誰も知る者はいない……出会った者はみなデーボにされてしまうからです」
 
ジョセフ「もうわけがわからん……」

34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:28:12 ID:S27YeF.E
【1122号室】
 
承太郎「……分かった。1212号室に集合だな。ジジイ」
 
花京院「どうしたんだぁい先輩?」
 
承太郎「行くぞ。どうやらヤバイ事態だ」
 
アン「ジョジョ、何かあったの?」
 
承太郎「いいか、しばらく部屋から出るな」
 
アン「えっ?」
 
花京院「知らない人が来ても、決してドアを開けるんじゃあないぞビチグソが」
 
アン「うん」
 
バタン
 
承太郎「で。誰だてめぇはよ」
 
ラバーソウル「これが俺の本体のハンサム顔だ」ブヂュブヂュル
 
承太郎「もうてめぇには何もいうことはねえ」ガッ

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアラオラオラオラオラオラオラアリオラオラオラオラオラオラ


 <=ラバーソウル 再起不能     To Be Continued...

35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:29:59 ID:S27YeF.E

【912号室】

ポルナレフ「ふーっ、食ったぜ!」

花京院「まだだ、ルームサービスでチェリー山盛りを召喚したい!」

ポルナレフ「いや、そろそろジョースターさんのところに集まらねえと」

ポルナレフ「あぁ? おっかしいなぁ。この部屋のカギがない」

ポルナレフ「確かこの台の上に置いたハズなんだが……」

ポルナレフ「カギがないと戻ってきても入れないじゃねぇか~」

花京院「心配ない、たまにウォーリーより早く見つかることもある!」

ポルナレフ「あっ、ミッケ! ベッドの下に落ちてやがる」

花京院「さっきのドタバタで吹っ飛んだようだな! 手を貸そう!」

ポルナレフ「反対側から出てくんな。おれが拾うからいい」

花京院「いやいや、ベッドの下にチェリーか何か落ちてるかもしれないからな!」

ポルナレフ「汚ねえこと言うな。いいって、おれが拾――」

 タッタッタッタッタ

花&ポ「「!?」」

37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:31:10 ID:S27YeF.E

ヒュルルル   ヒュルルル  バシィーッ

花&ポ「「何ィーッ!?」」

花京院「し、縛られた! 動けんッ!」

ポルナレフ「うおおおおお!? お前と密着セットだなんて嫌だ!!」


  ビシャアアッ


花京院「うおっ! こ、これはラックス! いやパンテーンか!?」

ポルナレフ「男同士でヌメヌメして気持ち悪ぃッ!!」


  ジャギンッ   シュコシュコシュコシュコシュコ  ガコッ


花京院「ベ、ベッドの脚が切断されているぞッ!」

ポルナレフ「何者だ! し、しかしベッドの下にいるのはやばいぞ!」


  ガココンッ   ズズーン   ベチャッ


花&ポ「「鼻がッ」」

38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:32:17 ID:S27YeF.E

 コン  コン     ガチャ

ボーイ「ポルナレフ様、ルームサービスです。氷をお持ちしました」

   ポルナレフ「来るなーッ! 殺されるぞーッ!」

   花京院「氷はその辺に置いといてくれーッ!」

ボーイ「えっ? ど、どうしたのですこれは!?」

   ポルナレフ「逃げろーッ! 殺されると言ってるだろーがーッ!!」

ボーイ「ハッ」


  人形「  」 ぬらり


――――――――――――――――――――

  ボーイ「……え? 殺されるかと思ったって? 私がですか?」

  ボーイ「ん~……やはりアナタ達はワカってない。花京院典明という人物を」

  ボーイ「そりゃアンタ、ああなったモブは普通は死にますわ。普通はね」
  
  ボーイ「でもこれは、花京院典明が部屋にいたときのハナシでしょ?」
  
  ボーイ「ボーイの私がこう言うのもなんですけど……チョット憧れちゃいますね。漢として」

39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:33:28 ID:S27YeF.E
 
花京院「エメラルド・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!」
 
 ドッババババーッ
 
 人形「!?」 バッ
 
ボーイ「うわああああッ」ドサッ
 
花京院「早く逃げるんだッ!」
 
ボーイ「し、しかし敵スタンドが……」
 
花京院「早ァーくッ!!」

ボーイ「ひいっ」 バタン >【DO NOT DISTURB】
 
  
 
 法皇の緑『ちいっ、どこにいった?』
 
 人形「  」 タタタタタ
 
 法皇の緑『そこかーッ!!』ドバババババ
 
 人形「ひいいっ、こ、こいつは自分の目の届かないところでも戦えるスタンド!」
 
花京院「くそッ、こいつちょこまかと!」
 
ポルナレフ「い、一体何が起こってやがる!?」ギシッギシッ

40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:34:28 ID:S27YeF.E

  ポルナレフ「敵の正体は人形か! よく分からんがおれも加勢するぜ!」

銀の戦車『 』 ズッ

 タタタタタタタ

人形「うけけけけけけけけ」 ヌッ

人形「よくも、よくも冷蔵庫ごと投げ捨ててくれたなあああ」

人形「ポォルニャレフぅぅふけけけけけけーっ!!」

  ポルナレフ「主犯にも言えよ!!」

  花京院「ポルナレフ、ベッドの縁にいるぞッ!」

  ポルナレフ「分かってんだよおおぉぉッ!!」

銀の戦車『  』ブンッ スパッ

  ポルナレフ「手ごたえあり!」

  花京院「うああああっ!!」 ブシュウ

  ポルナレフ「お前かよすまん!」

人形「へたっピィイイイイイーーッ」 ズバッ

  ポルナレフ「うああああっ!!」 ブシュウ

41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:36:10 ID:S27YeF.E

人形「うけけけけ」 スタタタタタ

  花京院「うおおぉぉ許せん!」

法皇の緑『エメラルド・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!』

 バリーン  ガシャーン  ガシャーン  パリィン

法皇の緑『エメラルド・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!』

  ガシャーン   ドゴゴゴ   ゴシカァン

法皇の緑『エメラルドォォ』

銀の戦車『もうやめろォ! 花京院ッ!』ガッ

法皇の緑『HA☆NA☆SE!』

銀の戦車『とっくに無傷の備品はゼロだ!』

法皇の緑『だがまだ勝負はついていない!』

人形「くひひひひひっ」 パリン  パリン

  法皇の緑『それそこに呪いの人形が!』

  銀の戦車『野郎! ……ん、なんだ? 床がビールや酒でびしょびしょだ!』

  法皇の緑『いやビールや酒ってポルナレフ(笑)』

42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:38:06 ID:S27YeF.E

人形「HEY! ポルナレFoo↑!」

人形「今からテメーのタマキン噛み切ってやるぜ! メ”ーンッ!」

  ポルナレフ「なんでおれだけ標的にされるんだ!」

  花京院「くそっ、ヤツは天井の照明の上だ!」

人形「うへへへへへへ」 ブオオオオ

人形「これからおれは、この漏電しているヘアドライヤーで……」

人形「その濡れたところへどおおすると思うねぇーポルナレフゥ?」

  花京院「まさか乾かしてくれるのか!?」

人形「乾かしてやるんじゃねーぜッ! デュヘヘヘ」

  花京院「そうかー」

人形「……死ね」

人形「うらみはらさでおくべきか(真顔」

  ポロ…
  
  ポルナレフ「ふっ」ニヤ
  
  花京院「ふっ」ニヤッ

43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:39:23 ID:S27YeF.E

 ブ ス ッ

人形「なぁっ!?」

人形「な……なぜベッドの上にいるおれのいる位置が正確に分かった!?」

ポルナレフ「おれは! 花京院の割った鏡に注目していた!」

ポルナレフ「この位置からベッドの上がよーく見える破片になァ!」

花京院「ぼくは! ボーイの持ってきた氷を、大量にベッドの上にバラまいていた!」

花京院「氷は半導体だが抵抗値は高い! 漏電ドライヤーなど怖くないぞ!」

ポルナレフ「いや……ドライヤーならおれがついでに破壊した」

ポルナレフ「ていうか直接攻撃しろよ! お前スタンドの目で見えるんだろうが!」

花京院「せっかく持ってきてもらった氷が無駄になるだろう!」

ポルナレフ「氷を持ってこさせるの自体が無駄だろうが!」

ポルナレフ「とにかくさっきのでロープも切った、ここから這い出るぞ!」


人形「ひいいい」


花&ポ「「ご対面」」 ザッ

44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:40:28 ID:S27YeF.E

人形「うひいい」 スタタタ

銀の戦車『おっと』シャキンッ

人形「ヒー」ズテン

ポルナレフ「おい、デーボ。聞くことがある」

ポルナレフ「おれは両腕とも右腕の男を探している」

ポルナレフ「そのスタンドの男の正体をしゃべってもらおうか」

人形「バーカか! スタンドの正体を人に見せる殺し屋はいねーぜ!」

花京院「しゃべってもらおうかッッ!!」クワッ

人形「思い出した! 名前はJ・ガイル! カードの暗示は吊られた男!」

人形「そいつの能力は少しだけ……噂で聞いたぜ。鏡だ、鏡を使うらしい」

人形「だが鏡のねーとこだったら、おれもおめーをぶっ殺していたぜ!」

花京院「よーしもう一度かかってこい!!」

人形「うぃ!?」

ポルナレフ「どうした? てめーおれのタマキン噛み切るとか言ってたなァ」

ポルナレフ「やってみろ! このド低俗野郎がッ!」バン

45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:43:47 ID:S27YeF.E

人形「ぎゃるるるるいいい!」

ポルナレフ「おれには向かってくるのかよ!」

花京院「ハイ工口ファントグリーン!!」

ポルナレフ「チャリオッツ! おれはてめえの――」

スパパパパパパパパパ

ポルナレフ「そこ以外を切り刻む!!」

花京院「ならばぼくはそこを撃ち抜くッシュウウウゥゥゥ!!」

ポルナレフ「おいぃ」

ドババババババババババッ


人形「ギャアアアアアアアア~ッ!!」 ンドバババ


花京院「やった! 勝った! 仕留めたッ!!」

ポルナレフ「つ、つかれた……」

花京院「もしもしアヴドゥル? デーボに勝ったぞッ!」

ポルナレフ「その電話壊れてるぜ、誰もでんわ……」

46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:44:36 ID:S27YeF.E

――――

コン コン

用務員「お客様、長い時間トイレに入っておられるようですが」

用務員「大丈夫ですか……?」ガチャ…

用務員「!? こ、これは冷蔵庫!?」

 

――デーボは――

重傷こそ 負ったものの

冷蔵庫にいたため 凍結状態で

かろうじて生存していた


その代償に 氷と生物の中間の生命体となり

永遠に 冷蔵庫内に引きこもるのだ


そして 出たいと思っても 出られないので

――そのうち デーボは 考えるのをやめた

47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:46:43 ID:S27YeF.E

【留置所】

ドンッ

ブルリン「答えんか!」

ブルリン「なぜホテル内の部屋がメチャクチャに!」

ブルリン「それに、トイレにあった開かずの冷蔵庫……」

ブルリン「関連があるんだろう!? 答えんか!」

ポルナレフ「おれには黙秘権がある」

花京院「ぼくにはバックブリーカーがある!」

ガチャ

ポルナレフ「おっ! SPW財団! 待ってたぜ!」

警官「いえ、わたしです!」

警官「冒頭であなたがたの仲間になったモブ警官です!」

ポルナレフ「あそう。ま、出してくれるのなら誰でもいいや」

警官「いえ、モブ警官なのでそんな権限はありません。すいません」

ポルナレフ「役に立たねーな!!」

48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:48:14 ID:S27YeF.E

【1212号室】

アヴドゥル「仲間になった警官を通じて手を打ちました」

アヴドゥル「おっつけ、ポルナレフも無事釈放されるでしょう」

ジョセフ「そんなので大丈夫なのか……?」

アヴドゥル「しかし危ないところでした。敵の追撃がまさかこんなに早く……」

ジョセフ「DIOの身体がジョナサン・ジョースターのボディである限り」

ジョセフ「ワシと承太郎の行動は奴に筒抜けじゃ。だから休む間もなく追ってくる」

ジョセフ「しかしDIOの考えも、逆に読むことが可能じゃ」

アヴドゥル「はい。では前田君も使っていたデジタル一眼レフカメラを買ってきましょう」

ジョセフ「一眼レフも二眼レフもいらん」

アヴドゥル「ではポルナレフは」

ジョセフ「いらん。カメラがなくとも念写はできる」

ガシッ

ジョセフ「テレビの言葉をつなげて文章にするんじゃ。念写というより念聴じゃ」

アヴドゥル「小学生みたいな発想ですな!」

49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:49:41 ID:S27YeF.E

隠者の紫『  』バリバリバリッ


エンヤ婆『おぬしらの中に裏切り物がいましゅ』ガガガガ

エンヤ婆『花京院でしゅ。DIO様の手下でしゅ』ガガガガガ


アヴドゥル「なんだこの婆さんは」

ジョセフ「花京院がDIOの手下……!?」

ジョセフ「!? これは星のマーク……DIO!?」


DIO『エンヤ婆! なにをやっている!』ガガガガ

エンヤ婆『あい』ガガガガガ

DIO『また勝手にテレビを貴様みているな!?』ガガガガ


ピシピシピシ    ボオオオォォーーーンッ


ジョセフ「うわああああああッ!」
アヴドゥル「うわあああああッ!」

ドオオォォォン  ボゴオオォォン  ゴオオオオォォーンッ

50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:50:25 ID:S27YeF.E

                               ヽ`
                              ´
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51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 12:51:23 ID:S27YeF.E

疑いをかけられた花京院!

経費の工面に悩むジョセフ!

ゴーイングマイペースアヴドゥル!

ラバーソウルを撃破した承太郎!

いつまでも解放されないポルナレフ!


深まる謎!

怒涛の新展開!

五人の末路はエジプト以外のどこへ行く!


さぁ立て 花京院ッ!

DIOがチェリーが日光浴が待っているッ!

さぁ行け……行け花京院ッ!!



終わり

57: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/10(火) 18:27:19 ID:zfBOpi4g
ネタ多すぎて拾いきれんw

引用元: 花京院「呪いの冷蔵庫などエメラルド・スプラッシュ!!」