1:2018/06/29(金)00:01:08 iVU
~ある日のこと~

ガヴリール「仕送りが減ったせいで今月も課金ができねぇ。どうしたものか…」

ワイワイ

ガヴリール「んっ?」チラッ

男子たち「」コソコソ、ニヤニヤ

ガヴリール(なんだ、あいつら? ニヤニヤして気持ち悪いなぁ)ジイィィーー
2:2018/06/29(金)00:06:12 iVU
男子A「ほら、見ろよ?」ピラッ

男子たち「おおおおおぉぉぉぉぉーーーーーっ!!」

ガヴリール(っ!?)ビクッ

男子B「いいなぁ。」

男子C「こんな写真、一体どうやって手に入れたんだよ?」

男子D「まさか直接、撮ったのか?」

男子A「いや、譲ってもらったんだよ…金を払ってな」

ガヴリール(んっ、金を払って譲ってもらった?)
3:2018/06/29(金)00:11:17 iVU
ガヴリール「おい、お前らちょっといいか?」

男子A「んっ?」クルッ

男子C「おっ、天真じゃねぇか!」

男子B「天真さんが僕らに一体、何の用?」

ガヴリール「さっきからお前ら、ニヤニヤしたり、興奮してるようだけど、何の写真見てんだよ?」

男子D「あぁ。それだったら俺の口から説明する前にAの奴に見せてもらった方が早いな!」

男子A「見るか、ほら?」ピラッ

ガヴリール「どれ……」チラッ
4:2018/06/29(金)00:17:27 iVU
『ラフィエルの水着写真』バァーーーン

ガヴリール「えっ、これってラフィか!?」

男子A「そう。白羽の水着写真だ!」

ガヴリール「この様子だと、プールの授業の時だな」

男子A「白羽が居るクラスに俺の友達がいてさ、そいつがプールの授業の時にこっそり撮ったもんだよ」

ガヴリール「こっそり撮ったヤツかよ…。まっ、良くみたらラフィも気付いてなさそうだな」

男子A「で、友達から「いいだろ~?」って自慢されてさ、俺も断然欲しくなったから5千円払って譲って貰ったんだ」
5:2018/06/29(金)00:24:13 iVU
男子B「でも、Aも良くやったよね。白羽さんの生水着写真を友達から買って自分の物にするなんて」

男子C「そうそう。俺も欲しいぜ、白羽の生水着写真!!」

男子D「俺もだよ。白羽さんのでかい胸が、いつでも見られるしな!」

ガヴリール(ふぅ~ん、成る程な。ラフィの水着写真をこんなにも欲しがる奴らがいるなんて、ラフィもモテるんだな)
6:2018/06/29(金)00:33:22 iVU
ガヴリール(…………んっ、待てよ!?)

ガヴリール(Aって奴がラフィの写真が欲しくて友達に金を払って譲って貰ったのなら…」

ガヴリール(私もラフィの写真があれば、A以外に今、欲しいって言ってる奴らに売りつけて、私も金を得られるんじゃないか!!)

ガヴリール(そうだ、これだよ!! これで金を稼げば、課金が出来る………ふっふっふ♪)ニヤニヤ
7:2018/06/29(金)00:37:06 iVU
ガヴリール「なぁ、お前ら!」

男子BCD「「「んっ?」

ガヴリール「もし、私がラフィの写真を持って来たら、お前ら絶対に欲しいか?」

男子B「えっ!?」

男子C「なん、だと!?」

男子D「もちろんだ。絶対欲しいに決まってるだろ!!?」

男子B「あっ、ぼ、僕も」

男子C「俺もだ」
8:2018/06/29(金)00:41:48 iVU
ガヴリール「そうか!」

男子C「なんだ、天真…まさか、お前持ってるのか?!」

ガヴリール「あぁ。実は夏にラフィと海に行った事があってな、その時撮った写真の中にラフィの水着写真があるんだよ」」

男子B「えっ!?」

男子D「ほんとかっ!?」
9:2018/06/29(金)00:46:05 iVU
男子D「頼む、天真! 白羽さんの水着写真、俺に譲ってくれ!!!」

男子C「あっ、ずるいぞ!? 俺も譲ってくれ!!」

男子B「天真さん、僕にも!!」

ガヴリール「おぉ、やっぱ食いついてきたか。」

ガヴリール「ちょうど焼き増しで3枚あるし、お前らに譲ってやってもいいぜ」

男子C「ほんとか!? よっしゃああぁぁーーー!!」

男子B「天真さん、ありがとう」

男子D「恩にきるぜ!」
10:2018/06/29(金)00:50:20 iVU
ガヴリール「譲ってやってもいいけど、その代わり金、払えよな?」

男子C「マジかよ!?」

男子D「やっぱ有料かよ!!」

男子B「も、貰えるならいいよ。いくら?」

ガヴリール「5千円だな」

男子C「分かった、払うよ!」

男子D「それで白羽さんのが貰えるのなら、俺も払うけど…」

ガヴリール「決まりだな。確か、カバンに入ってるはずだから教室から取ってくる」ダッ
11:2018/06/29(金)00:54:19 iVU
ガヴリール(なんてな…実際は家だから神足通で一旦家に戻って……と)シュン

~その後~

ガヴリール「ほらよ」スッ、ピラッ

男子たち「おおおおおおぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!!」

男子C「これこれっ/// あぁ、白羽の水着写真最高だぜ!!」ニヤニヤ

男子D「ぐへへっ/// 大きな胸、最高だ///」ニヤニヤ

男子B「っ///」カアアァァーーー

ガヴリール「(うわっ、気持ち悪!?)お、おい…お前ら、約束の金は?」ゾゾッ
12:2018/06/29(金)00:59:10 iVU
男子B「あっ、ごめんね!? はい…」スッ

ガヴリール「おっ、毎度♪」

男子C「ほらよ!」スッ

男子D「ほい!」スッ

ガヴリール「毎度♪」

ガヴリール(おおぉぉーー、合計1万5千円……こりゃあ、楽に稼げるいい商売を思い付いたぞ!!)ニヤニヤ
13:2018/06/29(金)13:01:35 WPF
ガヴリール「おい、お前ら!」

男子E「んっ?」

男子F「天真か。俺らに何の用だ?」

ガヴリール「ラフィの写真、買わねぇか?」ピラッ

男子E「白羽の写真だとっ!?」

男子F「欲しい、いくらだ!?」

ガヴリール「5千円」

男子EF「「買った!!」」スッ

ガヴリール「毎度!」
14:2018/06/29(金)13:50:18 WPF
ガヴリール「ラフィの写真、どうだ、買わねぇか?」ピラッ

男子G「白羽か。どうせなら、セットで胡桃沢の写真も欲しいねぇ…両方とも可愛いし」

男子H「俺は白羽に、月乃瀬の写真をセットで欲しいなぁ」

ガヴリール「ちょうどよかった。もしもの為で持っておいたもんだけど、ほら…サターニャとヴィーネの水着写真だ」ピラッ

男子G「買った、いくらだ!?」

ガヴリール「一枚5千円だから、二枚で1万円な」

男子H「高っ!?」

ガヴリール「貴重な写真だからな、正直言って私以外から貰うなんてできないぞ。どうする…買うか、それとも買わないか?」

男子G「分かったよ…ほら」スッ

男子H「まぁ、それで写真が貰えるなら…」スッ

ガヴリール「へっへっへ、毎度あり」

ガヴリール(一気に増えた。こうなれば、ヴィーネとサターニャの写真も追加して……ふっふっふ♪)ニヤリ
15:2018/06/29(金)13:56:19 WPF
~その後~

ヴィーネ「~♪」

コソッ

ヴィーネ「誰っ!?」

シーーーーーン

ヴィーネ「……気のせいかしら?」



ガヴリール「………」ニヤッ
16:2018/06/29(金)14:04:28 WPF
サターニャ「あ~ん」パクッ

サターニャ「うん、このメロンパン美味しいわね」

コソッ

サターニャ「誰よっ!?」クルッ

シーーーーーン

サターニャ「……気のせいよね?」



ガヴリール「………」ニヤッ
17:2018/06/29(金)14:07:22 WPF
ラフィエル「さて、今日はどのように導ってあげましょう♪」ワクワク

コソッ

ラフィエル「誰ですかっ!?」クルッ

シーーーーーン

ラフィエル「……気のせいでしたか?」



ガヴリール「………」ニヤッ
18:2018/06/29(金)14:15:38 WPF
…………………………………………

ガヴリール「さて、お前らに集まってもらったのは他でもない……オークションをやってやろうと思ってな!」

男子たち「オークション?」

ガヴリール「これだよ♪」バサッ

男子たち「おおおおおぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!!!!」

ガヴリール「今からヴィーネにサターニャ、ラフィのそれぞれの生写真を見せる…そして、オークションでお前らが出せる金額を提示して…」

ガヴリール「そんで、最終的に多くの額を出せた奴に写真をやる!! どうだぁーー?」

男子たち「やるぜえええぇぇーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

ガヴリール(ふっふっふ、三人をそれぞれ隠し撮りした写真が多いから、これは更に稼げそうだ♪)ニヤニヤ
19:2018/06/29(金)14:19:01 WPF
~その夜~

ガヴリール「これは思ったほど稼げたが、あいつらはアルバイトして金を稼ぐから、またオークションを開いてくれって言われたし…」

ガヴリール「これはもっともっと稼げるな!!」ニヤニヤ

ガヴリール「よっし、課金の為に更に良い写真を隠し撮りするか♪」ニヤリ
20:2018/06/29(金)14:29:53 WPF
………………………………

ガヴリール「次の写真はなんと……ヴィーネにサターニャ、ラフィそれぞれの『着替え』中の生写真だぞ」バサッ

男子たち「うおおおおおぉぉぉぉぉーーーーーーーーー、欲しいいいぃぃーーー!!!!!」

ガヴリール「はいはい。それぞれ一枚につき計三枚しか無いから、なるべく多くの金額を提示して手に入れろよ!!」

ウオオォーーー、ゼッタイニテニシテヤル
シャシンハ、オレノダ
ツキノセノ、シャシンハモラウ
シラハサンノシャシンハ、オレノダ
マケテタマルカ!!!

ガヴリール(ふっ。これは前よりも倍稼げるな! ほんと人間の男ってスケベな奴が多いよな…)ニヤニヤ
21:2018/06/29(金)14:31:42 WPF
~その夜~

ガヴリール「予想以上に稼げたが、もっともっとたくさん稼げそうだ!!」

ガヴリール「そうだ、アレを試してみるか」ニヤリ
22:2018/06/29(金)14:39:50 WPF
…………………………………………

ガヴリール「次の写真は、入浴中の生写真だ」

○○ダ
コッチハ○○
○○ダ
ダッタラ、○○ダ
アマイナ、ジャア○○ダシテヤル
ナニッ!?クッ、コレイジョウハムリダ・・・。

ガヴリール「最高額は◯◯だ!」

ガヴリール「これ以上の金額を出せる奴はいないのか?」

ムリムリ、オレイジョウノガクヲダセルヤツナンt

男子I「じゃあ、俺が更に上の◯◯出すよ」

ナンダトッ!?
23:2018/06/29(金)14:44:50 WPF
ガヴリール「◯◯だな。もういないか?」

ガヴリール「いないなら、写真は最高額を提示したそいつn」

マッタ!!ワカッタ、オレハ、ソノバイダ!コレイジョウハムリダ

ガヴリール「おっ、最後の最後で更に最高額を提示したか…。」

ガヴリール「他にはいないか?」キョロキョロ

シーーーーーーーーーーン

ガヴリール「いないなら終了だ。写真は最高額を出したお前の物だ!」

フゥ~、カナリノシュッピダケド、テニハイッタシ、イイヤ
24:2018/06/29(金)14:54:31 WPF
~オークション終了後~

ガヴリール「いやぁ、偽客(さくら)になってもらって悪いな。おかげでまた更に稼げたよ」

男子I「いやいや。それより天真さん、約束のアレ貰えるんだよね?」

ガヴリール「あぁ、ほら、約束のヴィーネとサターニャ、ラフィのそれぞれの下着写真と入浴中の写真、計6枚だ」ピラッ

男子I「そうそう、これこれ/////」ニヤニヤ

男子I「これを貰う代わりにさくらを引き受けたんだから、損はないよな」ニヤニヤ

ガヴリール「更に良いのをあげるから、また頼むぞ!」

男子I「もちろん。写真が貰えるなら、なんでもしますよ」
25:2018/06/29(金)15:00:51 WPF
~それから数日後~

ヴィーネ「う~ん……」

サターニャ「ヴィネット、どうしたのよ? 深刻な顔なんかしちゃって??」

ヴィーネ「あっ、サターニャ。実は……」カクカクシカジカ

サターニャ「えっ、最近誰かに見られてるような気がするですって?!」

ヴィーネ「うん。でも、見られているというか、なんだか撮られているような感じがして…」

サターニャ「写真かなにかってこと?」

ヴィーネ「そう…。」
26:2018/06/30(土)00:14:07 JQZ
サターニャ「奇遇ね…。実は私なのよ」

ヴィーネ「えっ、サターニャも!?」

サターニャ「私だけかと思ったけど、まさかヴィネットも同じだったとはねぇ…」


ラフィエル「その話、詳しく聞かせてもらえませんか?」スッ
27:2018/06/30(土)00:18:15 JQZ
ヴィーネ「ラフィ!?」

サターニャ「うわっ、びっくりしたぁ!? 急に出てこないでよ!!?」

ラフィエル「すみません…。お二人が先ほどから誰かに見られてるようなや撮られてるような気がすると小耳に挟んだので…」

ヴィーネ「そうなの。何だか怖くて、もしストーカーだったらどうしようかって思って」

サターニャ「ストーカーって奴だったらボコボコにすればいいじゃないの。私らは悪魔なんだからそれぐらいは簡単でしょ?」

ラフィエル「………案外ストーカーという可能性は低いと思いますよ」
28:2018/06/30(土)00:24:49 JQZ
サターニャ「んっ、どうしてよ?」

ラフィエル「ストーカーならもっと大胆にアピールするはずです。いくら何でもずっとコソコソするはずはありません」

ヴィーネ「えっ、ストーカーじゃなかったら一体なにっ?!」

ラフィエル「う~ん。実は私もお二人と同様、見られてるような撮られているような気を感じていまして」

ヴィーネ「ラフィも!?」

サターニャ「えっ、どういう事よ!? 私やヴィネットだけじゃなくて、ラフィエルまでもそんな気を感じるなんて!?」

ラフィエル「話を聞いて一つ確信した事がありますが、私とヴィーネさんにサターニャさんが、そういう気を感じたとすれば、標的はあくまで私たちという事です」

ヴィーネ「標的って…」

サターニャ「で、私らが目を付けられるって感じは分かったけど、何かおかしい事でもあんの?」

ラフィエル「私たち三人が目を付けられているのなら、後一人私たちの関係者となる人物はどうなんでしょうか?」

サターニャ「私たちに関係ある後一人の人物?」

ヴィーネ「あぁ、ガヴだわ!?」
29:2018/06/30(土)00:28:32 JQZ
サターニャ「そうだ、ガヴリール!!? ガヴリールの奴が居たわね」

ラフィエル「えぇ。ですが、ガヴちゃんは唯一分からないという事です」

ヴィーネ「まさか、私たちが感じた視線と撮られてるという違和感の正体って、ガヴ!?」

サターニャ「はぁっ?!」

ラフィエル「そういう可能性はありえますね。現に私たちは最近、ガヴちゃんと一緒にいる事が少なかったり、一緒に帰ってもいませんしね」

サターニャ「まぁ、話を聞く限りだと確かに怪しいわね…」

ヴィーネ「でも、本当だったらなんで私の事を……ハッ、まさか、変な事でもしているんじゃ!!?」
30:2018/06/30(土)00:33:04 JQZ
サターニャ「その所も怪しいわね。あのガヴリールなら、裏で何かしてそうだしね」

ラフィエル「そういえば、随分前に仕送りが減って課金というものが出来ないと、呟いてましたね」

ヴィーネ「それね。課金の為に、私たちを利用して、何か怪しい金儲けとかしているのかもしれないわ!!」

サターニャ「だったら、早く本人を見つけて問いただしましょうよ!」

ラフィエル「待ってください。証拠も無しにガヴちゃんを問い詰めるのは早過ぎます」

ラフィエル「せめて、問いただすのは情報を集め、何か有力な手掛かりと証拠を見つけてからにしましょう」

ヴィーネ「そうね。焦り過ぎが一番、危ないしね」

サターニャ「はぁー、仕方ないわね。」
31:2018/07/01(日)01:28:07 5Ts
~その後~

ラフィエル「では、各自調べてきた情報を伝えて下さい」

ヴィーネ「私からね…私が調べた情報によると最近、男子たちが何かを見せ合う様子があり、その何かが「写真」である事が分かったわ」

サターニャ「写真、なんの?」

ヴィーネ「どういう写真までか、分からなかったわ。ただ、その男子たちの見せ合いの中で話してる言葉の内、天真(いわばガヴ)というワードが出ているみたいなの」

ラフィエル「成る程、そうですか」
32:2018/07/01(日)01:34:27 5Ts
サターニャ「次は私ね。言うなれば、下等生物のオスが最近、アルバイトか何かで真っ直ぐ帰る事が多いとか、放課後なにやら男たちの間で男しか参加出来ない変なイベントがあるって事ぐらいね」

ヴィーネ「えっ、イベントですって!?」

ラフィエル「男性しか参加出来ないイベントとは、これはまた興味深い情報ですね」

サターニャ「で、これは下等生物の一人のメスから聞いたけど、一度そのイベントを遠目で見た時、その中にガヴリールを見たって証言があったのよ」

ヴィーネ「えっ、ガヴを!?」

ラフィエル「そうですか…。それは……」
33:2018/07/01(日)01:36:55 5Ts
ラフィエル「では、最後に私です。私が集めたのは有力というべきものです」

サターニャ「なによ、その有力な情報って?」

ラフィエル「この情報源は委員長さんですが、何度かコソコソ何かをしているガヴちゃんを近所で目撃した事があるそうですよ」

ヴィーネ「えっ!?」
34:2018/07/01(日)01:40:11 5Ts
ラフィエル「しかも目撃場所を聞いた所、ほぼ私やヴィーネさん、サターニャさんの家の周辺である事が分かりました!」

ヴィーネ「えええぇぇーーーっ!?」

サターニャ「その委員長の証言が本当だとすると、やっぱり違和感や撮られてるような感じの正体は『ガヴリール』が原因だったのね!?」
35:2018/07/01(日)02:03:35 5Ts
ラフィエル「それともう一つ……ヴィーネさんが先ほど仰った写真の件ですが、私も気になって見せ合う男子たちに話を聞き…」

ラフィエル「説得の末に何の写真かを見せて貰いました♪」ニコリ

ヴィーネ(この様子だと、ラフィ…説得じゃなくて……)

サターニャ(きっと無理矢理脅して、見せて貰うように迫ったのね…。)

ラフィエル「そしたら、何と私とヴィーネさん、サターニャさんの写真ではありませんか!!」

ヴィーネ「えっ!?」

サターニャ「はぁっ!?」

ラフィエル「いやはや、私も驚きですよ。しかも着替えとか、食事中だとか、プライベートな様子を写したのもありましたよ!」

ヴィネサタ「「えええええぇぇーーーーーーーーっ!!?」」
36:2018/07/01(日)21:38:19 5Ts
ラフィエル「なにはともあれ、これでガヴちゃんが何をしているかがはっきりしましたね」

サターニャ「ガヴリールが私たちのプライベートの様子を撮影していた、その写真がなぜだか人間の男共の手に渡ってる…」

サターニャ「そんで、男共はアルバイトして金を稼いでる連中が多く、男しか参加できない変なイベント……」

ヴィーネ「ああぁーーっ、まさかガヴッ!!?」

ラフィエル「そうです。これは流石に止めないといけませんよね」

ヴィーネ「そうね……。ガヴの奴、私たちの写真を自分の金儲けに利用するなんて許さないわ」ゴゴゴゴゴゴ

サターニャ「えっ、そうなの!?」

サターニャ「だったら、尚更止めないとダメじゃないn」

ラフィエル「サターニャさん、その台詞は、今私が言いましたよ?」
37:2018/07/02(月)01:35:31 jZ2
~オークション終了後~

ガヴリール「いやぁ、今日も随分と稼いだぞ♪」ウキウキ

男子I「天真さん、また例の写真だけど…」

ガヴリール「はいはい。これだろ?」ピラッ

男子I「わぉっ、今日も良い写真だねぇ~///」カアァァーー

ガヴリール「だろ? だからよ、また頼んだぞ!」

男子I「もちろん。」

ガヴリール「そうだ。今度は学校だけじゃなくて、ネットのオークションn」




「うふふっ、ネットで売りさばくのはやり過ぎですよ♪」クスクス
38:2018/07/02(月)02:11:46 jZ2
ガヴリール「っ!?」クルッ

ガヴリール「ヴィーネ、サターニャにラフィッ!!? ど、どうして!!?」


ヴィーネ「ガヴッ!! アンタ……」ワナワナ

サターニャ「この大悪魔である私(の写真)を利用して金儲けだ、なんていい度胸じゃないの!」ゴゴゴゴゴ

ラフィエル「もう、貴方が行っている事、全てお見通しですよ」ニコリ


ガヴリール「ひえぇ……」ブルブル
39:2018/07/02(月)02:18:18 jZ2
男子I「こ、この状況はヤバいようだ……。じゃ、じゃあ、天真さん、僕はこれで!!?」ダッ

ガヴリール「あっ、おい!?」

ガシッ

男子I「っ!?」

ラフィエル「うふふっ♪」ニコニコ

男子I「し、白羽さん……?」ブルブル

ラフィエル「貴方はガヴちゃんの協力者ですよね…。全てをお話ししてくれますね?」ニコリ

男子I「ひぃっ、は、はいっ!!?」ビシッ
40:2018/07/02(月)02:21:29 jZ2
~そして~

男子I「すみません、もうしません、写真もいりません!! これで失礼します!!!」ダッダッダ

ヴィーネ「ガヴ………」ゴゴゴゴゴ

サターニャ「アンタ………」ゴゴゴゴゴゴ

ラフィエル「まさか、偽客(さくら)まで用意するとは……どこまで酷いんですか、ガヴちゃん?」ニコリ



ガヴリール「………あ、わわ……」ビクビク
41:2018/07/02(月)02:26:42 jZ2
ヴィーネ「今までアンタのぐうたらに多少は目を瞑って来たけど、今回ばかりは見逃せない!! ガヴ、アンタの性根を叩き直してあげるわ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

サターニャ「大悪魔を利用した事、後悔しなさい…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ラフィエル「仲間である私までも金儲けに利用した事、許しませんよ♪」ニコニコ、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ガヴリール「ち、違うんだっ!? わ、私はただ、私はただ……」ブルブル

ラフィサタヴィネ「「「………」」」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ガヴリール「わ、私は………」ブルブル





ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
42:2018/07/02(月)02:33:22 jZ2
~数日後~

ラフィエル「ガヴちゃん、今日は首輪を付けてリードでお散歩でもしましょうか」ニコリ

ガヴリール「はぁっ!?」

ラフィエル「あっ、そのような嫌々な態度を見せてもいいんですか? こっちにはこれがあるんですよ」スッ

『ガヴリールの恥ずかしい写真ばかり』

ガヴリール「っ!?///」

ラフィエル「これを人間界のネットだけでなく、天界にもばら撒きますよ? それと数日前にガヴちゃんが行った事もゼルエルさんに報告しますよ、その時の証拠も握ってますし♪」ニコニコ

ガヴリール「うわぁーーっ、それは止めてくれええぇぇーーーっ!!!?」ガタッ

ラフィエル「では、私の要求、呑んでくれますよね?」

ガヴリール「」コクリ

ラフィエル「うふふ、いい子です?」

ガヴリール(くっそぅ……)ギリッ
43:2018/07/02(月)02:36:28 jZ2
~別の時では~

ヴィーネ「ガヴ、いい加減に部屋を掃除しなさい!」

ガヴリール「めんどう……」

ヴィーネ「掃除しないと数日前の事をゼルエルさんに報告するようラフィに頼むわよ?」

ガヴリール「わああぁぁーーーっ、分かった!? やるよ、やりゃあいいんだろおおぉぉーーっ!!?」ゴソゴソ

ヴィーネ「素直でよろしい♪」ニコリ

ガヴリール(ちくしょう……)ギリッ
44:2018/07/02(月)02:42:20 jZ2
~また別の時では~

サターニャ「ガヴリール、メロンパン買ってきなさい!!」

ガヴリール「てめぇ、ふざけんな!!」

サターニャ「あらあら、そんな口聞いてもいいのかしらぁ~♪」ニヤニヤ

『ガヴリールの恥ずかしい写真』ピラッ

ガヴリール「っ!?///」

サターニャ「これ、一体いくら売れるのかしらねぇ~?」ニヤッ

ガヴリール「お、おまえぇ~………」プルプル

サターニャ「どうせだったら下等生物の男共にでも売りつけようかしらねぇ~」ニヤリ

ガヴリール「あぁ、もう、分かったよ!! 買ってくりゃあ、いいんだろ!!!」ギリッ

サターニャ「なーはっはっは。ざまぁないわね、ガヴリール♪」ニヤニヤ
45:2018/07/02(月)02:45:25 jZ2
ガヴリール(調子に乗るなよ、クソ悪魔!! こうなったらメロンパンをわざと落として例の犬にでも与えt)

サターニャ「あっ、変な事考えるんじゃないわよ? 癪だけど、数日前の事をアンタの姉に報告するようラフィエルに頼んじゃうからね!」

ガヴリール(くっ、この野郎……)ギリギリッ
46:2018/07/02(月)02:49:38 jZ2
………………………………………………

ラフィエル「ガヴちゃん♪」

ヴィーネ「ガヴ♪」

サターニャ「ガヴリール♪」



ガヴリール「チッ! 写真と弱味を握られた上にあいつらの写真を使って金儲けした反省として、好き放題されるとは……。」プルプル



ガヴリール「くっそううぅぅぅーーーー、写真を売って金儲け、なんてもうこりごりだああぁぁーーーーっ!!!!!!」



おしまい
引用元:http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1530198068