1: 2015/02/14(土) 00:57:47.82 ID:gyEBqZZn0

都内某所 ○Kストア

黒井「ふむ、今日はセレブに酸辣湯にでもするか…」

???「塩らぁめんと味噌らぁめん、一体どちらにすれば…」 

黒井「む?あれは高木のところの…」



4: 2015/02/14(土) 01:02:59.88 ID:gyEBqZZn0

黒井「奇遇だな。高木の所の三流アイドルよ」

貴音「なんと。961プロの黒井社長ではありませんか」

黒井「ウィ。一体ここで何をしている?」

貴音「いえ、こちらのらぁめん、どちらにしたらいいか迷っておりまして…」

https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423843067/

6: 2015/02/14(土) 01:07:57.41 ID:gyEBqZZn0

黒井「なら両方買えば良いではないか」

貴音「生憎手持ちが心もとなく…」

黒井(ここで恩を売って765プロに妨害工作するのも手か…)

黒井「フン。それくらいならセレブな私が買ってやろう」

貴音「真ですか!」


8: 2015/02/14(土) 01:12:46.18 ID:gyEBqZZn0

黒井「スーパーセレブの私には造作のない事だよ。高木の所の三流アイドルよ」

貴音「大変感謝致します!」

黒井「では会計を済ませてくる。外で待っていたまえ」


13: 2015/02/14(土) 01:18:32.13 ID:gyEBqZZn0

黒井「ではまた逢おう。へっぽこプロのアイドルよ」

貴音「なんとお礼を申し上げればよいのか」

黒井「そのくらい気にするな。アデュー」

貴音「はい。このお礼はいつか」


14: 2015/02/14(土) 01:24:12.12 ID:gyEBqZZn0

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都内某所 繁華街

黒井「む、あれは四条貴音ではないか」

貴音「これは黒井殿。ご無沙汰しております」

黒井「ウィ。ここで何をしている?」

貴音「本日はお休みを頂戴しておりますゆえ、散策をと」


15: 2015/02/14(土) 01:31:44.81 ID:gyEBqZZn0

黒井「ほう」

貴音「黒井殿は?」

黒井「セレブな私は観光がてら人間観察だ」

貴音「なるほど」

黒井「後はセレブな私が贔屓にする店へ食事に行こうかと思ってな」


18: 2015/02/14(土) 01:38:27.01 ID:gyEBqZZn0

貴音「なんと!」

黒井(ついでに四条貴音も連れて行ってもいいが、パパラッチされても困るな…)

黒井「……」

黒井「と思ったが急用を思い出したのでこれで失礼するよ」

貴音「そうですか…是非ご一緒にと思ったのですが…」

黒井「それはまたの機会にしておこう。アデュー!」


19: 2015/02/14(土) 01:43:44.57 ID:gyEBqZZn0

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赤坂 ブーブーエス

春香「それでは続いてはこちらのコーナーでしゅ!」

千早「!」

美希「貴音ー!」


20: 2015/02/14(土) 01:46:44.37 ID:gyEBqZZn0

らぁめん、それは最早ただの食に非ず。

日々探究、精進して行く道であり、人そのもの。

らぁめんは文化、らぁめんは進化、らぁめんは可能性。

今日もまた新しい出会いを探して…



『四条貴音のらぁめん探訪』




21: 2015/02/14(土) 01:50:33.82 ID:gyEBqZZn0

貴音「雪とけて村いっぱいの子どもかな…」

貴音「季節も少しずつ暖かさを取り戻してきて参りました。皆さんいかがお過ごしでしょうか?」

貴音「四条貴音です」

貴音「さて本日はすぺしゃるげすとの方に来て頂きました」


22: 2015/02/14(土) 01:55:09.46 ID:gyEBqZZn0

黒井「ウィ。ご紹介に預かりました961プロの黒井崇男と申します。以後お見知りおきを」



赤坂 ブーブーエス

P「!!??」

律子「どういう事ですか!?」

P「いや!俺も聞いてないぞ!」




23: 2015/02/14(土) 02:02:06.73 ID:gyEBqZZn0

貴音「さて、本日は黒井殿のお勧めのお店という事ですが」

黒井「ウィ。よく私が伺う店をご紹介しましょう」

貴音「それがこちらの揚○商人さんです」



24: 2015/02/14(土) 02:08:22.86 ID:gyEBqZZn0

貴音「わたくし初めて伺いましたが、大変趣のある佇まいですね」

貴音「なんとお冷が茉莉花茶とは!」

黒井「勿論無料サービスだ」

黒井「ここは他のメニューも美味しいがやはりコレが一番であろう」


25: 2015/02/14(土) 02:15:32.11 ID:gyEBqZZn0

黒井「レディ、酸辣湯麺を2つ貰おうか」

店員「柳麺と刀切麺はどうしましょうか?」

黒井「柳麺は細麺の事だな。細麺を固めで頼む」

黒井「あと搾菜と食後に杏仁豆腐を貰おう」

貴音「手馴れておりますね」

黒井「私は酸辣湯麺が流行る前からずっと食べているからな」


26: 2015/02/14(土) 02:18:22.57 ID:gyEBqZZn0

店員「お待たせしました~」

黒井「ではいただくとしよう」

貴音「はい。いただきます」

貴音「!これは…!!」

黒井「どうかね?」


27: 2015/02/14(土) 02:22:42.85 ID:gyEBqZZn0

貴音「このようならぁめんは初めて食したのですが…」

貴音「真、美味でございます!!」

黒井「はーっははは!そうだろう!……おっと失礼」

貴音「はい!わたくしは真に感動しております!」

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28: 2015/02/14(土) 02:24:47.16 ID:gyEBqZZn0

貴音「四条貴音のラーメン探訪、今週も素晴らしい出会いがありました。」

貴音「黒井殿も本日はありがとうございました。」

黒井「ウィ」

貴音「では来週もまた、次の出会いを求めて」


29: 2015/02/14(土) 02:28:50.72 ID:gyEBqZZn0

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765プロ

P「おはようございま~す!いやぁ、昨日は大変でしたね」



???「なにが大変だったのかね?貧乏暇なしプロデューサー君」



30: 2015/02/14(土) 02:33:26.94 ID:gyEBqZZn0

P「ぐっ、昨日も聞いたがこの嫌味ったらしい声は…黒井社長!」

黒井「ウィ。少し顔色が優れないようだが、ちゃんと食事は取っているかね?」

P「あなたのせいですよ…っと本日は一体どのような件で?」

黒井「なに、貴音ちゃんがどうしても昨日の味が忘れられないと言ってな」


31: 2015/02/14(土) 02:39:49.51 ID:gyEBqZZn0

黒井「ここで私が直々にに作っているのだよ!」

P「どうしてここで!?」

黒井「ノン、ノーッン!やはり君はわかっていない様だね、五流プロデューサー」

黒井「貴音ちゃんは少し前にエルダーレコードの社長と会った事を忘れたのかね?」

黒井「誤解とはいえ騒ぎになったであろう」






33: 2015/02/14(土) 02:44:40.33 ID:gyEBqZZn0

黒井「だから私がこうして出向いたわけだ」

P「な、なるほど…」


貴音「あなた様!黒井殿に作っていただいたこのらぁめん、真に美味でございます!」

小鳥「わたしもいただいてます~!」


34: 2015/02/14(土) 02:46:02.74 ID:80wDSBuAO
このおじさまめちゃくちゃ優しいわ!

35: 2015/02/14(土) 02:47:53.60 ID:gyEBqZZn0

黒井「ではわたしはこれで失礼するとしよう!」

貴音「黒井殿!またお願いしてもよろしいでしょうか!?」

黒井「ウィ。勿論だとも。ではさらばだ!アデュー!」

小鳥「お気をつけて!」


36: 2015/02/14(土) 02:49:23.29 ID:gyEBqZZn0

P「……」

貴音「あなた様もいかがですか?あなた様?」

貴音「面妖な」



おわり




37: 2015/02/14(土) 02:51:22.38 ID:gyEBqZZn0

お目汚し失礼しました

一応こちらの続編になっています

黒井「ウィ」やよい「うっうー!」

黒井「王者になる為には孤独でなければならない」


38: 2015/02/14(土) 02:51:46.81 ID:AboyvHTNo
なんだこのおっさんwwww

40: 2015/02/14(土) 02:56:11.01 ID:80wDSBuAO
おつです
次回も楽しみにしております

引用元: 黒井「ウィ」貴音「面妖な」