1:2019/12/15(日) 00:21:51 ID:HzYkGck.
白衣のお姉さん「特にC型が不足しておりまーす!愛を分けて下さい」

少年「あの、すいません」

白衣「あ!愛を分けて下さるんですね!どうぞどうぞ、こちらへ」

少年「いえ、そうじゃなく、C型って何か聞きたくて…うわっ!凄い力!ちょっ痛い!」

白衣「まあまあ、こんな所で立ち話もなんですから、さあさあ献愛ルームのなかへ」

少年「ちょっ!ケンアイルームってなに?怖い怖い!もういいです!もういいからぁ!」

キイィバタン
2:2019/12/15(日) 00:22:26 ID:HzYkGck.
白衣「では、初めてのご利用でよろしかったですよね?」

少年「よろしくないです!ご利用しませんから!帰してください!」

白衣「まあまあ、話だけでも聞いて下さいな。おいしいお菓子もあるからさ」

少年「嫌ですよ!おっとっ〇はもらいますけど」ポリポリ

白衣「女に手を引かれてキャーキャー言っていた割に中々ずぶといのね」ポリポリ

少年「あ!潜水艦いーな!」ポリポリ
3:2019/12/15(日) 00:23:03 ID:HzYkGck.
白衣「産業革命からはや数百年、地球は隙間が無いくらい、物で溢れるようになりました」

少年「語り始めちゃった…」ポリポリ

白衣「どこを向いても物だらけ、だけど心は満たされない」

白衣「そう!愛が足りないから!!」

少年「急に大きい声出さないでくださいよ」

白衣「ごめんね、続けていい?」

白衣「世の中、お金が余ってる人、足りない人はいても全くない人ってのはいないでしょう?」

白衣「でも、愛だと足りないどころか全く持ってない人が数えきれないほどいるの…悲しいわよね」

少年「はあ…お姉さんは常識とかが足りない気がするんですが」
4:2019/12/15(日) 00:24:11 ID:HzYkGck.
白衣「そこで作られたのがこの献愛ルーム」

白衣「愛が溢れて余っちゃってる人から、愛が足りない人へおすそ分けする為の架け橋」

少年「おっ〇っとごちそうさまでした。さようならお姉さん」

白衣「あと少しだから聞いてってよぉ、ほらカ〇ントリーマームもあるから」

少年「伏字下手だね。それにココアばっかりじゃん!バニラないの?」

白衣「バニラはあたしが食べました。」

白衣「ここまで聞いた君は愛を分けても大丈夫なの?って思ったでしょう」

少年「ううん、バニラとココアを分けやがってとは思ったけど、あっ!また小っちゃくなってる」

白衣「買うたびにちっちゃくなってるよね、じゃなくて大丈夫」

白衣「愛は血と似ていて量が減ってもすぐに新しい愛が作られるからね」

白衣「ここまでで何か質問ある?」
5:2019/12/15(日) 00:24:43 ID:HzYkGck.
少年「うーん…要するにシューキョーホージン?」

白衣「違うわよ!まあ税金はこっちも払ってないけど」

少年「愛を分けるってのはどうやるの?心臓の辺りに注射?僕絶対ヤダからね!噛むからね」

白衣「あたしも注射嫌い、ハンコ注射しようとしたお医者さんをきゃもうと…」

少年「あっ噛んだ、ていうかハンコ注射ってなに?」

白衣「なんか世代の壁を感じるわね、そうそう愛の分け方ね、別に特別な事はしないの、しいて言えばここにいるだけ」

白衣「大きな愛を持っている人がそこにいるだけで周りを幸せにするでしょう、その原理を拡大しただけ」
6:2019/12/15(日) 00:25:18 ID:HzYkGck.
少年「うーん…よくわかんない…それに僕大きな愛なんて持ってない」

少年「すごく…意地悪な…優しくない奴だよ…」

白衣「ううん、あたしとここに入れたってことはとっても優しく誰かを愛してて、とっても愛されてるって事だよ」

少年「そんなひと…もういないよ」

白衣「あ!やばいやばい!規定値超えちゃう!ほら出てった出てった!」

少年「え!自分から連れてきといて何?うわ」ガチャッバターン

少年「な、なんなんだよ…ドア閉まる時の音変わってるし…帰ろう」
7:2019/12/15(日) 00:25:52 ID:HzYkGck.
父「少年?おー少年じゃないか」

少年「父さん?どうしたのこんな時間に?」

父「珍しく残業がなかったからさ、はやくあがったんだ少年はなんだ?学校帰りか?」

少年「うん…ちょっとね」

父「もう商店街抜けるだけだけど一緒に帰ろうか」

少年「うん…」
8:2019/12/15(日) 00:26:36 ID:HzYkGck.
父「なんか、久しぶりだなお前とここ歩くの」

少年「そうだね、母さんが…ううん」

父「…ごめんな、母さんがいなくなってからなんとなく避けてたよな、母さんのことも」

少年「……」

父「…5年…5年…もう5年か」

少年「……」

父「……」

少年「……」
9:2019/12/15(日) 00:27:06 ID:HzYkGck.
父「……ふう…」

父「新しい母さんは…や、優しいか?」

少年「うん、ヨウコさんはすごく優しい、か、母さんよ、母さんよ…り…ごめん…ごめんなさい」グズ

父「いいんだ…いいんだよ…帰ろう、ゆっくり帰ろう」
10:2019/12/15(日) 00:27:44 ID:HzYkGck.
白衣「あからさまにC型が不足しておりまーす!愛を分けて下さーい!」

少年「あの、こんちは」

白衣「あら昨日のぼく、二日連続で見えるなんて…やっぱりとっても愛情の大きい人なのね」

少年「また、入ってもいいですか」

白衣「もちろんですとも、ようこそいらっしゃい」

白衣「漫画とかもあるけど読む?」

少年「ううんラインナップが気にくわないから大丈夫です、イ〇Dとかこ〇亀とかゴ〇ゴとかダサイ床屋みたいですね」

少年「それよりももっとここについて詳しく聞きたいんです」
11:2019/12/15(日) 00:28:24 ID:HzYkGck.
白衣「そう言ってくれると嬉しいな、ハイ、カントリーマーム〇」

少年「昨日より伏字下手になってる…あっ違う、新商品だ!」

白衣「それじゃあ献愛ルームについてもっと詳しくお話ししましょう」

白衣「と、その前にあたしから君に質問です」

少年「何?ド〇エもんの動力が原子力じゃなくなった理由?」

白衣「『エ』じゃなくて『え』な!じゃなくてさ、本当はどうしてまたここに来てくれたのか、教えてほしいな、本当の理由」

少年「…昨日父さんと話したんだ、母さんのことを」
12:2019/12/15(日) 00:28:59 ID:HzYkGck.
少年「僕のうち5年くらい前に母さんが…いなくなって、なんとなく僕も父さんもどっちも母さんのことなんて最初からいなかったみたいに生活するようになって」

少年「だ、黙んないでよ、さっきみたいに変なチャチャ入れてよ」

少年「どこまで話したかな、去年の終わりごろに知らない若い女の人と僕と父さんと3人で出かけることが増えてって」

少年「春には新しい『母さん』ってことになったんだけど、僕…意地悪な奴だから父さんもその人も嫌いで仕方なかった」

少年「僕に優しくするあの人も、母さんを無かったことにしようとする父さんも…それをなんとなくしょうがないって受け入れてる僕も許せなかった」

少年「父さんやあの人の顔を見るたびに母さんに申し訳ないのとか抵抗できないことの悔しさとかいろんなのがまざって苦しかったのに」

少年「昨日帰り道で父さんとあってもちょっとだけ苦しくなかった、ちょっとだけ許せた…と思った」

少年「それでお姉さんが言った事を思い出したんだ。愛は量が減っても、すぐに新しい愛が作られる」

少年「きっと母さんへの愛を分けることができたから父さんと…あの人への愛ができた…って思うんだ」
13:2019/12/15(日) 00:29:39 ID:HzYkGck.
白衣「そっか……そっかぁ」ギュウ

少年「お姉さん…」

白衣「つらかったね…」

少年「胸が一切ないんだね」

白衣「死ね」

白衣「はーあ、サービスしてやって損しちゃた、もう帰れば?」

少年「お姉さんから僕への愛が感じられない」

白衣「君からあたしへの愛情がないからそうなるのよ、愛は相互補完」
14:2019/12/15(日) 00:30:15 ID:HzYkGck.
少年「給食のパンあげるからもっと愛してよ」

白衣「コッペパンで愛を買おうとしない、まあもらうけど」ハムハム

少年「ジャムもあるよ」

白衣「その袋に入ったやつ懐かしい、けどいらない、この何とも言えない無機質なすっぱさが味わいたい」ハムハム

少年「ジャムつけたほうがうまいのに」

白衣「お姉さんは味を食べてるんじゃなくて、これを食べてた頃の思い出を食べてるの」ハムハム

少年「名言っぽく言ってるけど、食べながらしゃべってるからパンくず飛んでるよ」
15:2019/12/15(日) 00:31:00 ID:HzYkGck.
白衣「あんまり時間も無いし質問は一つだけね」

少年「うーん一つか、結構気になることあるけど…そうだ!ここって僕にしか見えないの?」

白衣「うんにゃ、別に」

少年「あれ?僕が特別な訳じゃないの?」

白衣「特別じゃないってほどではないけど、選ばれしものってほどでもないよ」

白衣「愛情があふれてしまいそうな人には多分みんな見えてるよ、まあ普通に愛されてるとか普通に大恋愛してるくらいじゃ見えないけど」

少年「全くわからなかったけどありがとう…普通に大恋愛?」

白衣「どういたしまして、まあスピリチュアルな場所ではあるよ」

白衣「そろそろおかえり、何事もほどほどに」
16:2019/12/15(日) 00:31:40 ID:HzYkGck.
少年「こんにちは」

白衣「こんにちは今日もきたんだね」

少年「今日もきたんだよ、今日こそはここの事教えてもらいたいと思っているよ」

白衣「よしきた!懇切丁寧に教えてあげよう」

少年「今日はお菓子ないの?」

白衣「肉体改造のために間食は控えることにしたの、胸が一切ないからね」

少年「あっ、根に持ってる…お菓子ないのか、ちょっと残念」

白衣「お昼に食べた唐揚げとキャベツならあるけど食う」

少年「くう!唐揚げ好き!クワバタオハラ嫌い」

白衣「あたしも嫌いよ、あっためるから待っててね」
17:2019/12/15(日) 00:32:38 ID:HzYkGck.
少年「こんにちは」

白衣「こんにちは今日もきたんだね」

少年「今日もきたんだよ、今日こそはここの事教えてもらいたいと思っているよ」

白衣「よしきた!懇切丁寧に教えてあげよう」

少年「今日はお菓子ないの?」

白衣「肉体改造のために間食は控えることにしたの、胸が一切ないからね」

少年「あっ、根に持ってる…お菓子ないのか、ちょっと残念」

白衣「お昼に食べた唐揚げとキャベツならあるけど食う」

少年「くう!唐揚げ好き!クワバタオハラ嫌い」

白衣「あたしも嫌いよ、あっためるから待っててね」
18:2019/12/15(日) 00:34:42 ID:HzYkGck.
白衣「ハフハフ、あっはまっはわよー」ハフハフ

少年「間食は控えるんじゃなかったの?」

白衣「いいのよ、ルールはあたしなの」

少年「暴君だ」

少年「最初に来た日にさ」モグモグ

白衣「うん」モグモグ

少年「C型が足りないとか言ってたけど、あれってなんなの?」

白衣「愛情の型のことよ」
19:2019/12/15(日) 00:35:26 ID:HzYkGck.
少年「愛情の型?愛情に違いがあるの?」

白衣「そりゃあるわよ、女の子が男の子を好きだって思う気持ちと飼っている犬に対する好きって気持ちは違うでしょ?」

少年「そうなんだ、うち犬飼ってないからわかんないな」

白衣「あたしも飼ったことないな、でA型は男女愛、B型は友愛、で今足りないC型は…」

少年「居なくなった人への…愛?」

白衣「せーかい、なんだ賢いじゃん」

少年「なんとなくわかるよ、他にあるの?」

白衣「うん細分化するとけっこうあるよ、例えば…」
20:2019/12/15(日) 00:36:12 ID:HzYkGck.
白衣「やあお勤めご苦労さん」

少年「お姉さんこそごくろーさま」

白衣「毎日毎日飽きないねえ、クッキー焼いたけど食べる?」

少年「食べたい、お姉さんのクッキーそこそこおいしいから好き」

白衣「そこそこかぁ、生意気だなぁ」

少年「ねえねえ」サクサク

白衣「はいはい」サクサク

少年「僕、毎日来てるけど愛がいらなくなったりしないの」

白衣「ん?どゆこと?」

少年「初めて来たときなんか不足してるとかお姉さん言ってたでしょ?ってことは逆に余ることってあるんじゃないかって思って」

白衣「んー…君は世界に愛があふれていると思っているのかい?」

少年「そこまで、ていうか一切そんなこと言ってないよ、まあその言いぶりだと余ったりはしないんだね」

白衣「そう…悲しいけど愛が余ることなんてない、どれだけあっても世界には愛が足りないのです」

少年「なんで敬語?」
21:2019/12/15(日) 00:36:47 ID:HzYkGck.
白衣「あーおかえり」

少年「ここは僕の家じゃないよ、でもただいま」

白衣「かわいいとこあるじゃん」

少年「ここってさ」

白衣「んー?」

少年「誰かと相席になることないの?」

白衣「めちゃめちゃあるよ」

少年「えー…僕お姉さん以外とあったことないよ」

白衣「…んーそういうめぐりあわせだからね、それにこの時間って小学生と主婦くらいしかこれないし」

少年「フーン…もうそろそろ時間かな?」

白衣「よくわかったね、通いすぎてあたしよりくわしくなっちゃうかもよ」

少年「大体30分なんだから分かるよ、じゃあまた来るね」
22:2019/12/15(日) 00:37:18 ID:HzYkGck.
白衣「おっすーいらっしゃーい」

少年「こんちはー」

白衣「ちょっとおせっかいかもしれないけどさ」

少年「なに?」

白衣「新しいお母さんとどんな感じ?」

少年「うーん普通、あ、でもちょっと良くなったかも」

白衣「うーん…悪くなってないならいいのかな?」

少年「前は許せないとか認めたくないとか一緒にいるのも優しくされるのも嫌だったんだけどさ」

少年「うーん、そういうのが無くなった気がするんだ。」
23:2019/12/15(日) 00:38:23 ID:HzYkGck.
白衣「なんだぁ!すごくよくなってるじゃん!えらいえらい!」

少年「えらい?えらい?でもさー」

白衣「んー」

少年「母さんのことがちょっとだけ思い出しにくくなってるんだ」

白衣「…んー」

少年「…もとからさ、父さんとかあの人を許せないとか言ってたくせに母さんの顔、覚えてなかったんだけど」

少年「手を繋いだ時のあったかさとか、においとか、声の感じとかはなんとなく覚えてた気がするんだけど」

少年「頭の中のすっごく奥に行ったみたいに一生懸命思い出そうとしないと、思い出せなくなったんだ」

白衣「………ん」

少年「…これって良い事…なんだよね…きっと」
24:2019/12/15(日) 00:38:53 ID:HzYkGck.
白衣「そうだよ…良い事なんだよ」

少年「…いつか忘れないと、っていうか忘れるんなら早いほうがいいんだよね、みんな幸せになれるんだよね」

白衣「忘れるんじゃないよ、思い出を、た、大切な所、君が言ったみたいにずっと奥にしまうんだよ」

少年「大切な所にしまう?」

白衣「うん、母さんは君の大切な所に、君の人生を邪魔しないようにずっと居たいと願ってるよ」

少年「うん…そうだよね、忘れるんじゃない…よね、へへ、もうお姉さんなんで涙ぐんでるの」

白衣「なんか…ね、感情移入しちゃって君だって鼻赤くなってない?」

少年「うん…うん…」
25:2019/12/15(日) 00:39:26 ID:HzYkGck.
少年「ただいま」

継母「あ、少年くん、おかえりなさい」

少年「ただいま、か、かあ…ヨウコさん」

継母「…そうそう今日の晩御飯はね、少年くんの好きなカレーにしたの楽しみにしててね」

少年「ありがとうございます、あの…」

継母「なあに?」
26:2019/12/15(日) 00:40:21 ID:HzYkGck.
少年「明日はみんなと勉強する約束したから、ちょっと遅くなります」

継母「おそくってどれくらい?ちゃんと7時には帰れる」

少年「うーん、わからないです」

継母「お弁当作る?あんまり遅くなったらいけませんよ」

少年「ううん、でもちゃんと帰るから待っててください」

継母「…わかりました。少年くんをしんじるね」
27:2019/12/15(日) 00:40:57 ID:HzYkGck.
白衣「やあ、待ってたよ」

少年「こんにちは」

白衣「…どうしたの。深刻な顔なんてしちゃって、中に入ってお菓子食べよ」

少年「…うん」

白衣「…………」

少年「…………」

白衣「…………」

少年「…………」
28:2019/12/15(日) 00:41:44 ID:HzYkGck.
白衣・少年「「あのさ」」

白衣「君からいいなよ」

少年「お姉さんから言ってよ」

白衣「レディファースト?うん、単刀直入に聞こうかな」

白衣「あたしのこと、分かっちゃったんだよね?」

少年「…うん、次は僕の番ね、多分今日で最後…なんだよね。」

白衣「…………うん…せーかい…やっぱりかしこいなぁ」
29:2019/12/15(日) 00:42:32 ID:HzYkGck.
少年「ここが献愛ルームっていうのは嘘だったの?」

白衣「ううん、君に話したことは全部本当、あたしや君みたいに愛情を持て余して持て余して…」

白衣「それが、これからある楽しい事を邪魔しちゃってる、ちょっとだけかわいそうな人からね」

白衣「愛が無くって悲しんでいる人の所に届けるところだよ」

少年「そっか、じゃあ愛情をいっぱい分けてあげても忘れるんじゃなくて、大切な所に行くって話も本当だよね」

白衣「わかんない…ごめんね」

少年「そっか、でもお姉さんは僕にそうしてもらいたいんだよね。」

白衣「せーかい…君が幸せになるのに邪魔にしたくないんだ」

少年「そっか…」
30:2019/12/15(日) 00:43:28 ID:HzYkGck.
白衣「こっちに来て」

少年「結構通ったつもりだったけど、まだ知らない部屋あったんだ」

白衣「…そういうものよ、さあここに寝て」

少年「うん…どうすればいいの?」

白衣「目を閉じて眠るだけだよ、起きたら…きっと…全部忘れてる」

少年「大切な所にしまう。だよ。」

白衣「………うん。ありがとね…」

少年「僕もありがとう。一緒にいれて嬉しかった。」

白衣「あたしも…おっOい小っちゃくてごめんね」

少年「へへ、まだ根に持ってる」

白衣「…持ってない。幸せだったよ……おやすみなさい」

少年「おやすみなさい、母さん」

おわり
引用元:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1576336911/