1:2019/12/15(日) 01:25:35.752 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者「ワンオペで3人分の仕事こなした俺が薬がぶ飲みして本気出せば数に物を言わせた残酷な選択を迫られても、両方とも救える」

魔物たち「魔王さま!北の軍が全滅です!」

魔王「クックック…なんて恐ろしいやつよ…ぶっちゃけワシより強い。ワシじゃ勝てないだろうな」

魔物たち「では何故笑っているのですか?」

魔王「ワシは勇者には勝てない…しかし、勇者はここまで来ることは絶対に出来ない」

魔物たち「つまりどういうことですか」

魔王「あんな戦い方してたら勇者の身体が持たない」
2:2019/12/15(日) 01:28:28.775 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者「さあ、次も厄介な物量だな!寝る間も飯食う暇もおっOい揉む暇もない…だがやってやるぜ」

ブラック勇者「バフアイテムがぶ飲みからの100倍加速で秒速1000体殺してやる」

ブラック勇者(あれ…?身体が…)
3:2019/12/15(日) 01:30:25.273 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者「やべえ!秒速900体…800体…700体…どんどん速度が落ちていく!やべえ!間に合わねえ!村を守れねえ!」

魔王「ふふふ、パフォーマンスが落ちてきたな。」
5:2019/12/15(日) 01:32:49.785 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者「くっ!俺のマンパワーに物を言わせてムチャをしてた弊害かな…リスク上昇中!俺が倒れることの損害がやばい!…500…400…300…やばいやばい」
7:2019/12/15(日) 01:33:52.119 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者「何故だ身体が動かねえ!眠くなってきた…何故だ!俺はまだ…やれる…俺なら…俺のマンパワーは…」
8:2019/12/15(日) 01:39:38.828 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者「……………ここは?」

ブラック勇者「そうか…俺は世界を救う為に王様の無茶振りを……はっ!村は………」

ブラック勇者「なんだかんだ…無事じゃねえか……」

魔王「当たり前だ!お前なんか使い捨ての勇者よ!代わりなどいくらでもいる!」
9:2019/12/15(日) 01:42:58.804 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者「貴様は魔王だな!俺がここで倒して任務完了してやる!」

魔王「いいだろう…だが今は断る。貴様は休め」

ブラック勇者「ふざけるな!俺はまだ戦える!」ぐぅ~

魔王「ちゃんと飯食ってるか?今の貴様はとてもじゃないが世界を救えそうな勇者には見えんぞ」
10:2019/12/15(日) 01:47:03.456 ID:/6AQERbb0.net
魔王「それもちゃんとした飯だ…睡眠時間も足りてないな。まずは勇者らしくなれ。それまでは戦わん」

魔王軍兵「魔王様!明日用事があるので休みます」

魔王「いいだろう、代わりの者を用意しよう」

ブラック勇者(あれ…魔王軍ってホワイトなんじゃね?)
11:2019/12/15(日) 01:49:12.971 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者「うめぇ」

魔王軍兵「当たり前だ!魔王様は我々のパフォーマンスが最大限に発揮出来るよう、栄養バランスの優れた兵食をお考えになられたのだ!貴様ら人間の軍勢が売っているような貧相な食事と一緒にするな」
12:2019/12/15(日) 01:51:11.976 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者(人間軍は…)

回想

人間軍兵「いいか贅沢は敵だ!魔王の軍勢はすぐそこまで来ている!飯など呑気に食ってる場合じゃない!」
13:2019/12/15(日) 01:52:44.244 ID:/6AQERbb0.net
人間軍兵「しかし、飯を食わなければ戦えません!」

人間軍兵「5分で支度しろ!それだけあれば十分だ!」
14:2019/12/15(日) 01:54:34.482 ID:/6AQERbb0.net
人間軍兵「我々に休息などない!一日も早く世界を救うのだ!敵はいつ襲ってくるかもわからないのだ!」

人間軍兵「起きろ敵だ!今すぐ戦うのだ!突撃!」
15:2019/12/15(日) 01:55:16.183 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者(あいつら、いらなくね)
16:2019/12/15(日) 01:58:39.482 ID:/6AQERbb0.net
王様「よく来た勇者よ!今から世界を救うのだ」

ブラック勇者「え!?でも俺はレベル1ですよ」

王様「勇者よ、お主は生前、到底1人では不可能や過酷な任務をこなしたと啓示を受けた。お主ならやれる」

ブラック勇者「確かにな!レベル50のボスか、やってやる。誰だって最初は未経験、実戦で人はイノベーションするんだ」
17:2019/12/15(日) 02:00:03.577 ID:/6AQERbb0.net
王様「流石は勇者だ!あれだけの敵を1人で倒すとは!」

人民「3ヶ所の国を同時に守るなんて流石は勇者だ!」
18:2019/12/15(日) 02:00:47.954 ID:/6AQERbb0.net
王様「勇者なら大丈夫だ」

人民「勇者なら大丈夫だ」

人間軍「勇者に任せておけば安心だ」
19:2019/12/15(日) 02:02:56.177 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者「………」

魔王「ようやく勇者らしくなったな、では魔王として魔王の役目を果たさせて貰おうか」

ブラック勇者「それは出来ない」

魔王「なに……?」

ブラック勇者「俺はたぶん勇者ではない」
20:2019/12/15(日) 02:04:46.711 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者「勇者とは、その名の通り勇敢な者だ!通常なら誰もが恐れ、誰もがやらない事を自ら率先して達成し、人々を導く者だ」

ブラック勇者「そういう意味で、俺は勇者なのだろうか…」
21:2019/12/15(日) 02:06:56.549 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者「俺は違うと思う。確かに誰もが恐れて誰もがやらない事をやった。」

ブラック勇者「しかし、勇敢なのだろうか。俺は言われた事をただやってきただけだ。そこに俺の意志は本当にあるのだろうか」

ブラック勇者「俺には無かった。俺は勇者だと思っていたが、実は勇者ではなく、道具だったんだ」
22:2019/12/15(日) 02:11:00.683 ID:/6AQERbb0.net
ブラック勇者「だから俺は決めた。俺はこっちに就く。」

魔王様「そんな事をしていいのか」

ブラック勇者「構わない、俺に対する感謝もなければ責任だけを押し付けてくる奴らを何故か救ってた今までがおかしかったんだ。あいつらは外道だ。飯も睡眠時間もこっちの方がマシだ」

魔王様「いいだろう」

ホワイト勇者「俺は王を倒す」
23:2019/12/15(日) 02:58:14.779 ID:slMnTqZvd.net
終わり?
24:2019/12/15(日) 03:24:53.754 ID:iID0Ppimd.net
泣いた
引用元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1576340735