1: 2012/04/08(日) 10:18:47.99 ID:t8TZOZx/0
しんのすけ「ハンカチ、落としてたゾ! ほい」サッ

マミ「あら、ありがとう!」ニコッ

しんのすけ「」

マミ「そうだ、お礼といっては何だけど私のうちでお茶でも飲んでいかない?

   丁度ケーキを買ってきたところなの 一人じゃ多すぎて余っちゃうわ」

しんのすけ「ほ、本当? おらケーキ大好き!」

マミ「あら、それはよかったわ じゃあ、私のうちに行きましょうか」

しんのすけ「ほほほーい」

 

8: 2012/04/08(日) 10:23:18.28
マミさん生存フラグ立ったな

15: 2012/04/08(日) 10:34:11.76 ID:t8TZOZx/0
しんのすけ「ほぇ~オラこんな大きいマンション見たことないゾ・・・」

マミ「私の部屋はこのマンションの中よ ささっ、入りましょう」

しんのすけ「・・・ほ、ほい」ガチガチ


マミ「ここが私の部屋よ ささっ、遠慮せずに上がってね」

しんのすけ「なんてオシャレな部屋なんだゾ・・・・・オラの家とは大違いだ・・」

マミ 「・・・・・・さて、と  お茶が用意できたわ 一緒に食べましょ」

しんのすけ「ほほーい じゃあ、いただきますかな」パクッ

マミ「・・・・ど、どうかしら?」

しんのすけ「」ウルウル

マミ「え!?なんで泣いてるの!? 不味かったら残していいのよ!?」

しんのすけ「・・・こんなケーキ、オラ生まれて初めてだゾ! 美味い!」バクバク

マミ「そ、そうだったの」ホッ


36: 2012/04/08(日) 11:00:56.11 ID:t8TZOZx/0


しんのすけ「オラ、こんな幸せな気分初めてだゾ・・・・」

マミ「喜んでもらったみたいで、私としてもうれしいわ ・・・・そうだ、私達まだお互いの名前知らないのよね 私は巴マミ見滝原中学に通う中学3年生よ」

しんのすけ「オラ野原しんのすけ、5歳! 埼玉のカスカベって所に、とーちゃんとかーちゃんと、妹のひま、それから犬のシロの4人といっぴきで住んでるゾ」

マミ「・・・そうか、じゃあこれからはしんちゃんって呼ばせてもらうわね」

しんのすけ「じゃあ、オラはマミさんって呼ばせてもらうゾ 不束ものですが、よろしくお願いします」

マミ「こちらこそ、よろしくね」フフッ

37: 2012/04/08(日) 11:01:19.19 ID:t8TZOZx/0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しんのすけ「お・・・おぉっ!!! もうこんな時間だ 早く帰らなきゃ、母ちゃんに怒られちゃうゾ 

      と、いうわけでマミさんバイバーイ ケーキとってもおいしかったゾ!」ダダッ

マミ「ええ、私も楽しかったわ しんちゃんバイバイ」

しんのすけ「(何だろう、マミさんと話してるととっても心が熱くなるゾ オラ、風邪でも引いたのかな~)」タッタッタッ



マミ「久しぶりに、楽しい時間だったわ・・・・・こうやって人とまともに話したのも久しぶりね」

QB「・・・・マミ、あの子は誰だったんだい? とても小さい子のようだったけど」

マミ「・・あの子は、落としていた私ハンカチを拾ってくれた子なの お礼としてケーキをごちそうしただけよ」

QB「・・・そうか マミの理解者になってくれるといいね」

マミ「・・そうね」

41: 2012/04/08(日) 11:13:03.73 ID:t8TZOZx/0
しんちゃん「おかえり~」

みさえ「ただいま、でしょうが!」

しんちゃん「そうともいう~ おお~っアクション仮面がやってるぞ ・・・しっかし、この家は薄汚くて、オンボロでマミさんのうちとは比べ物にならないゾ」ヤレヤレ

みさえ「・・・しんちゃん、何か言った~?」ギロッ

しんちゃん「な、なんでもないゾ・・・・・おおっ、アクション仮面がピンチだゾ! フレ~フレ~アクション仮面」

みさえ「・・やれやれ(ところでマミさんって誰なのかしら)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

42: 2012/04/08(日) 11:14:30.98 ID:t8TZOZx/0

しんのすけ「・・・それで、オラにケーキをごちそうしてくれたんだゾ! とっても優しいおねぇさんなんだ~」

まさお「ううっ、しんちゃんばっかりずるいよ~ 僕も会いたいな~」

かざま「確かに、気になるところではあるね こんなに怪しいしんのすけを家に入れてケーキまでご馳走してくれるおねえさんなんて」

ボーちゃん「・・・気になる」

ねね「そうね 私もケーキぐらい皆にいつもあげてるけど、私に美貌がかなうはずはないものね」

しんのすけ・まさお・かざま・ボーちゃん「・・・・・・」

ねね「・・・そうでしょぉ?」ギロッ

しんのすけ・まさお・かざま・ボーちゃん「はい、そのとおりでございます」

47: 2012/04/08(日) 11:23:51.46 ID:t8TZOZx/0
>>46 ごめん、今書いてるから投下は遅れ気味になる 少し待っててくれ

51: 2012/04/08(日) 11:43:49.67 ID:t8TZOZx/0
マミ「弁当、どこで食べようかな・・・・・教室で食べるのも皆からの目が気になるし・・・屋上で食べましょうか

   ・・・・・・・はぁ・・・」パクパク

キーンコーンカーンコーン

マミ「・・・・・はぁ、今日も退屈な一日だったわ なんで私ばっかりこんな目に会うのかしら・・・

   ・・・考えてたってしょうがないわね とりあえず帰りましょう」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しんのすけ「風間くん、くらえ~! オラのブリブリシュートフィナーレ!!」ドシュウウウ

かざま「おっ、おい、これは危な・・・・ギャアア!!」

まさお「かざまくぅぅぅん!!!」

マミ「・・・・あら、しんちゃんじゃない! サッカー、楽しそうね」

しんのすけ「! マミさんだゾ!」

52: 2012/04/08(日) 11:44:24.08 ID:t8TZOZx/0
かざま「・・・いたた、あ、あれがしんのすけの言ってたマミさんなのか?」

ねね「これが・・・・」

マミ「・・!!! ちょっと君、血が出てるじゃない!」

かざま「・・い、いや このくらい大したことないですよ イタタ」

マミ「私の家で消毒しましょ 応急手当くらいしかできないのだけれど」

かざま「そ、そんな 悪いですよ」アセアセ

マミ「私は好きでやってるのよ だから迷惑なんて思わないで」ニコッ

かざま「」

マミ「その足じゃ、歩きにくいでしょ? おんぶしていくわね」

かざま「」カァァァァ

マミ「さ、行きましょうか 皆も一緒にいらっしゃい お菓子くらいは出すから」


70: 2012/04/08(日) 11:57:51.08 ID:t8TZOZx/0
まさお「はいっ!」

ボーちゃん「・・・・・」コクコク

ねね「・・・・仕方ないから行ってあげようかしら」

しんのすけ「・・・・・」

マミ「フフッ、よかったわ じゃあ行きましょう」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マミ「・・・ちょっとしみるわよ」

かざま「・・・いたっ・・・・」

マミ「よく頑張ったね 泣かないなんて偉いわよ さすが、男の子ね」ナデナデ

かざま「いえ・・・そんな」デレデレ

マミ「後は絆創膏を貼ってっと・・・・・よし、これでひとまず大丈夫だと思うわ」

かざま「あ、ありがとうございました!」

マミ「気にしないで、私も好きでやってるだけなんだから」ニコッ

かざま「」

76: 2012/04/08(日) 12:09:40.16 ID:t8TZOZx/0
マミ「さて、と・・・・・みんな、おやついるかしら? あまり味は保証できないのだけれど 」

しんのすけ「オラ、おなかペコペコだゾ!」

まさお「・・・ぼ、ぼくもです」

ボーちゃん「・・・」コクコク

ねね「・・・・・」

マミ「じゃあ、持ってくるわね お茶も一緒に入れましょか」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マミ「さっ、どうぞ 手作りだからあまり美味しくは作れてないんだけれど・・・・」

まさお「わぁ、おいしそう! いただきま~す・・・・・マミさん、これすっごく美味しいですよ!」

マミ「・・そ、そう? あまり料理は得意でないのだけれど・・」

ボーちゃん「・・おいしい」

77: 2012/04/08(日) 12:10:09.43 ID:t8TZOZx/0
しんのすけ「うーん、こんなにおいしいお菓子が作れるなんて、マミさんはいいお嫁さんになるゾ」

マミ「あんまり歳上ををからかうもんじゃありません」

しんのすけ「・・・・・本気で言ったんだゾ」

マミ「え?しんちゃん、なにか言った?」

しんのすけ「な、なんでもないゾ!!」バクバク

まさお「しんちゃん、それ僕のだよぉ~!!!」

ねね「・・・・くっ、悔しいけどおいしいわ うちのママとは比べ物にならない・・・」

かざま「」パクパク

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

82: 2012/04/08(日) 12:27:43.44 ID:t8TZOZx/0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マミ「じゃあ、みんな さようなら またいらっしゃいね」

まさお「マミさん、バイバーイ!!」 

ボーちゃん「・・・・バイバイ」

ねね「・・・じゃあね」

しんのすけ「マミさん、バイバイだゾ!!」

かざま「・・・」ボーッ

ねね「・・・かざまくん?」

かざま「・・・・」ボーッ

ねね「かざまくんっ!!!」

かざま「・・おっ・・あぁ、ねねちゃんか どうしたの?」

ねね「なんかボーっとしてるけど、どうしたの?」

83: 2012/04/08(日) 12:30:47.68 ID:t8TZOZx/0
かざま「・・・いや、ぼくにもわからないんだ こんな感じ初めてで・・・なんか胸のあたりががドキドキするんだ」

ねね「・・・ふーん、そう」

かざま「(どうしちゃったんだろう こんなこと、今までなかったなんだけど・・・・今日、マミさんと・・・)」カァァァ

しんのすけ「・・かざまくん、顔赤いゾ? 熱でもあるんじゃないの?」

かざま「う、うるさいっ! 余計なおせわだ!」ダッ

まさお「あっ・・・・行っちゃった」

しんのすけ「・・・・・・」

ボーちゃん「・・・・泥沼の予感・・・」

かざま「(早く帰って萌えPでも見よう・・・・・そうすればこの気持ちも忘れられる・・・・ハズ)」


106: 2012/04/08(日) 13:50:30.55 ID:t8TZOZx/0
QB「マミ」

マミ「え・・・QBどうしたの?」

QB「君は、魔法少女ということを少し忘れてやしないかい?」

マミ「そんなこと・・・ないわよ パトロールだってちゃんと深夜にやってるわ」

QB「確かに、君は仕事しては十分すぎるほど”魔法少女”の仕事は果たしてるね」

マミ「どういうことかしら?」

QB「・・・・まぁ、君がそのつもりならいいんだ ぼくが口を出すのも間違ってるしね」

マミ「・・・・心配してくれて、ありがとうね QB」

QB「・・・やれやれ・・」


しんのすけ「マミさん・・・・・オラは」


かざま「くぅ・・・萌えPで気を紛らわそうとしたけれど、全然忘れられない・・・・このもやもやした感じ」

108: 2012/04/08(日) 13:51:45.39 ID:t8TZOZx/0

~数日後~

キーンコーンカーンコーン
マミ「さて、そろそろ帰・・・・・・・

QB「マミ! 緊急事態だ! すぐそこに魔女が現れた それもかなりの強敵だ!」

マミ「そう、じゃあ、すぐに向かいましょう!」ダッ

QB「・・・・マミ、これはまずいことになったよ」

マミ「どういうこと?」

QB「魔女の結界に子供が巻き込まれているみたいだ・・・・・それも5人」

マミ「そ、そんな まさか・・・・・」

QB「マミ、急ごう! 間に合わなくなるかもしれない」

マミ「そ、そうね 行くわよ!」

109: 2012/04/08(日) 13:54:24.48 ID:t8TZOZx/0
しんのすけ「そろそろサッカーにも飽きたゾ・・・・」

かざま「じゃあ、違う遊びにするか」

まさお「でも、何する? おままごと以外で・・・」

ねね「ちょっと! なんでおままごとを候補から外すわけ?」ギロッ

まさお「ヒィィィッ!!!! ち、違うよここ最近マミさんのうちでよくお菓子をごちそうになってたから運動した方がいいかとおもっ・・・・」

ねね「私が太ってきてると言いたいのかしらぁ?」ギロッ

まさお「ギャアアアアアアアアアアア!!!!!」

ボーちゃん「・・・・何か来る」

111: 2012/04/08(日) 14:01:51.30 ID:t8TZOZx/0
しんちゃん「ほ? いったいどうしたのかね ボーちゃん」

ボーちゃん「・・・あれ」

かざま「あれって、別に変ったものなんて・・・・・えええええ!?」

ねね「な、なんなのよこれぇええええええ!!!」

しんのすけ「なんか景色が変な部屋に変わっていくゾ」

まさお「ヒィィィッ!!! なんか変なものがこっちにくるよぉおおおおお!!!」

使い魔「・・・・」

しんのすけ「こんな時のためにオラの必殺技があるゾ」

かざま「は?・・・・まぁ、そんなことはどうでもいい 必殺技があるんなら早く使ええええ!!!」

112: 2012/04/08(日) 14:15:00.94 ID:t8TZOZx/0
しんのすけ「仕方ないなゾ・・・・必殺!トゥルッロ・フィナーレ」ブホォォォオオオオオオ

使い魔「!!!????」バタッ

まさお「おおぉ、すごい変なものが次々に消えていくよ! ・・・・って、ぼくも意識が・・・」

しんのすけ「いやーオラ最近便秘気味でね~ めんごめんご~」

ねね「い・・・意識が・・・」バタッ

まさお「くぅ・・・・・ぅ」バタッ

かざま「し・・・ん・・・のすけ」バタッ

ボーちゃん「・・・・ボー」

しんのすけ「あれーオラとボーちゃん以外皆倒れちゃったゾ」

ボーちゃん「・・・・また来た」

しんのすけ「ひょぇえええええ 今度はこんなに多く来ちゃったゾ」

ボーちゃん「・・・さっきのはもう、使えないの?」

しんのすけ「いやーもうおならは出ないんですなぁ ガス欠だゾ

      って・・・うわぁああ!! 囲まれちゃったゾ・・」

116: 2012/04/08(日) 14:35:09.41 ID:t8TZOZx/0
ボーちゃん「・・・万策尽きた・・・」

「みんな、大丈夫?・・・・って臭ああああああ!!!!!!」

しんのすけ「ま、マミさん!!  ・・・ってその格好はコスプレ・・・?」

マミ「みんな無事だったのね・・・・ここはまかせてちょうだい」ドンドンッ

使い魔「!!!!」

魔女「!!!」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

しんのすけ「・・・か、かっこいいゾ」

マミ「さて、とそろそろ話さなきゃいけないかしら、魔法少女について・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

117: 2012/04/08(日) 14:38:10.22 ID:t8TZOZx/0
しんのすけ「それで、マミさんはみんなのために戦ってるんですなぁ」

マミ「そんな、皆のためなんかじゃないわよ 私がしたいからそうしているだけ」

ボーちゃん「・・・マミさん、偉い」

マミ「そんなことないわ、私もとっても弱い人間なの 無理して格好つけてるだけで、怖くても、つらくても誰にも相談できないし、一人ぼっちで泣いてばかり

   ・・・・・でもそんな中、あなたたちに出会った あなたたちと話している時は本当に楽しかったわ その時は魔法少女のことも忘れちゃってたもの」

しんのすけ「・・・・・・・」

マミ「ご、ごめんなさいね 急にこんな思い話をしてしまって しかし、目覚めないこの3人はどうすればいいのかしら・・・・・

   あ、あとできればこの話はあまり人には話さないでね できれば、この3人にも伝えてほしくないな」

しんのすけ「・・・わかったゾ」

119: 2012/04/08(日) 14:41:14.20 ID:t8TZOZx/0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~帰り道~

QB「・・・やあ 君がしんのすけくん、だね?」

しんのすけ「・・・お? うさぎさんが喋ってるゾ」

QB「ぼくはウサギじゃないよ インキュベーターまぁ、キュウべぇとでも呼んでくれ」

しんのすけ「それで、うさぎさんが何の用?」

QB「やれやれ・・・君は、僕がマミを魔法少女に変えた本人だと言ったら信じるかい?」

しんのすけ「!?」

QB「正確にはマミと契約したんだ ・・・・願いを対価にしてね」

しんのすけ「ど、どういうことなんだゾ・・・」

121: 2012/04/08(日) 14:46:47.29 ID:t8TZOZx/0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しんのすけ「そ、そんな・・・・」

QB「今伝えたことが真実だよ」

しんのすけ「・・・・・なんでオラにこんなことを?」

QB「・・・・君がマミの支えになれるかも、と思ったからね」

しんのすけ「・・・・お、オラは」

QB「別に君にどうしてほしいということはないよ、ただ今まで一人きりだったマミが何かを見つけた・・・そんな気がしたからね

   ただ、マミは真実をまだ知らないだろう」

しんのすけ「・・・なんですと!」

QB「まぁ、後は君の好きにしてくれ ただ、その反動でマミが魔女になることも考えられるからね」

しんのすけ「・・・・・・・・」

125: 2012/04/08(日) 15:01:47.85 ID:t8TZOZx/0

~数か月後~
しんのすけ「マミさんが引っ越す!?」

まさお「・・・う、うん お母さんたちがそう話してたよ」

しんのすけ「な・・・なんでだゾ」

ねね「・・・考えてもみなさいよ 私たちももう小学生よ」

しんのすけ「小学生・・・・? おぉっ、そういえばもう3月だゾ なっとくなっとく」

かざま「で・・・どうなんだよ しんのすけはマミさんのことはあきらめるのか?」

しんのすけ「ほぇ? ・・・・なんでかざまくんがそんなこと知ってるんだゾ」

かざま「・・・ぼくも、マミさんのことが好きだったからね」

しんのすけ「えええ~!!?!??」

かざま「うるさいなぁ、もう 恥かしいだろ///」

しんのすけ「じゃあ、かざまくんはどうするんだゾ」

かざま「ぼくは…あきらめるよ しんのすけが今までどれくらいまマミさんのことを思いやって行動してたか知ってる

    ・・・・・危険なことについて行ってたこともね」

しんのすけ「・・・・・・・」

128: 2012/04/08(日) 15:11:53.00 ID:t8TZOZx/0
かざま「・・・・まぁ、自分の気持ちを伝えてみようよ もう、マミさんに会えなくなるかもしれないんだぞ?」

しんのすけ「・・・オラ・・・

      オラ、行ってくるゾ!」タッタッタ

かざま「仕方ない奴だな・・・・」

ねね「そんなこと言って、本当は悔しいんじゃないの?」

かざま「そうかもね・・・・でも、あいつにはかなわないよ」

129: 2012/04/08(日) 15:15:21.89 ID:t8TZOZx/0
~マミ宅~

マミ「ふぅ、一通り家具は運べたわね」

しんのすけ「マミさ~ん!!!!」

マミ「!?しんちゃん? どうしたの?」

しんのすけ「どうして、引越しするって言ってくれなかったんだゾ! オラ、マミさんが突然いなくなったら悲しいゾ!!」

マミ「・・・ご、ごめんね 言うとわかれるのがつらくなっちゃうから」

しんのすけ「マミさん・・・・・」

マミ「ごめんね それに私はまだ、心の整理がついてなかったの・・・・そこにしんちゃんたちにはなすと甘えちゃうと思っちゃったから…」

しんのすけ「・・・オラは、甘えてほしいゾ」

マミ「え・・?」

しんのすけ「マミさんが苦しんでるの、何回もオラ見てきたゾ・・・・でも、マミさんがオラに甘えて泣くことなんてなかったゾ

      ・・・・オラじゃ、力になれないかもしれないけど、マミさんの支えにオラはなりたいんだゾ」

130: 2012/04/08(日) 15:20:28.00 ID:t8TZOZx/0
マミ「・・・・」

しんのすけ「つらいことがあったら、たよってほしいゾ なきたくなったら、一緒に泣きたいゾ うれしい時には一緒に笑いたいゾ

      こんな、オラでも・・・・・」

マミ「ありがとう」ダキッ

しんのすけ「!?」

マミ「・・・本当にありがとう しんちゃん こんなにも近くに信じられる人がいたんだね・・・・

   ・・・・でもね、私は今度は一人で歩かなきゃいけないんだ」

しんのすけ「・・・・」

マミ「しんちゃん達にいろんなことを教えてもらったわ だからね、教えてもらったことがあるから私は少しでも一人で歩けると思うの

   でも・・・・本当に一人で立てなくなるようなときがきたら…・・その時は」

131: 2012/04/08(日) 15:20:50.03 ID:t8TZOZx/0
しんのすけ「オラが、必ず助けるゾ!!!!」

マミ「・・・フフッ ありがとう、しんちゃん」チュ

しんのすけ「」

マミ「私たちはまだ子供だから、ここまで・・・ね? ・・・しんちゃんが大人になってそれでも私のことが好きなら・・・・・ううん、そんなこと言うのは野暮ね」

しんのすけ「」

マミ「じゃあね しんちゃん あなたのこと、大好きだったわ 今までありがとう!」

しんのすけ「・・・おっ、オラもマミさんのことが大好きだゾ!!! いままでも、ずっとこれからも!」

マミ「」ニコッ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



133: 2012/04/08(日) 15:28:31.92 ID:t8TZOZx/0
~13年後~

しんのすけ「この町に帰るのも久しぶりだなぁ よくここで仲間と遊んだっけ・・・」

まさお「お~い しんちゃ~ん」

しんのすけ「おいおい、この年になってしんちゃんはないだろ?」

かざま「しんのすけは変わったよな~ あれから勉強していい大学入ったんだって?」

しんのすけ「そんなことないよ 皆だって変ったじゃないか」

ねね「そうかしら? 昔から私はこの美貌のままよ」

まさお「ねねちゃんは変わらないなぁwww」

ねね「どういう意味よ!!!」

ボーちゃん「変わってないね」

しんのすけ「・・ああ、月日がたっても大事なものは何も変わっちゃいないよ ・・・・何もな」

かざま「・・・・しんのすけ」

しんのすけ「ごめんごめん、つい、しんみりしちまった」

139: 2012/04/08(日) 15:41:29.99 ID:t8TZOZx/0
~公園~

しんのすけ「ここでよくサッカーしたよな」

かざま「あぁ、缶蹴りや鬼ごっこ、かくれんぼ、数えたらきりがないよ」

まさお「・・・リアルおままごとはもう勘弁してもらいたいんだけどね」

ねね「あぁん? まさお何か言ったぁ?」ギロッ

まさお「い、いや何も・・・・・」ガクガク

ボーちゃん「あのころが懐かしいなぁ・・・」

しんのすけ「そうだな・・・・楽しかったな 毎日が遊ぶことで埋め尽くされてた

      よくあんなに体がもったよ 今じゃ無理だ」

かざま「そうだな・・・俺達5人、いつも一緒だったな」

しんのすけ「・・・・ちょっと遊んで行くか? 鬼ごっこなんかして」

まさお「いいね やろうやろう!」

ねね「ちょっと、逃げてんじゃないわよぉ!!!!」

しんのすけ「ハハハ・・・本当に何も変わってないんだな でも、俺は・・・」

154: 2012/04/08(日) 15:55:34.81 ID:t8TZOZx/0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しんのすけ「久しぶりにあいつらと会って、楽しかったな みんな何変わっちゃいなかった

      かざまの落ち着いた所も、まさおの他人思いな所も、ねねの周りを巻き込んでいく所も、ボーちゃんの空気を読む所も

      ・・・・・・・マミさん・・・・どこにいるんですか

      俺は…ずっと、マミさんのことを・・・・・・・・ううっ・・・」

しんのすけ「・・・・ここはマミさんが住んでたマンション ・・・まぁいるわけないよな

      マミさんは引っ越したんだ・・・いつまでも俺が受け入れられないでどうするんだよ・・チクショウ」

しんのすけ「・・・・帰るか みんなにも会えたしな

      ・・・・そういえばここでマミさんに会ったんだったな」

155: 2012/04/08(日) 15:56:03.39 ID:t8TZOZx/0
その時の些細な出来事も出会いも、自分の人生に大きい変化を及ぼすかもしれない

結果的にそれが苦く、苦しいものだったとしても俺はその出会い一つ一つが大切なものだと思う だって・・・・それの一つ一つが自分という人間を作っているのだから

ヒラッ・・・・パサッ

しんのすけ「ん? すみません、ハンカチ落としましたよ(あれ、この髪見覚えが・・・)」

「あ、すみません ・・・あなたもしかして!?」

しんのすけ「ま、マミさん!?」

マミ「しんちゃん!?」

この後、俺達は結婚して、家庭を設けることになる それはまた別の話

~終わり~

159: 2012/04/08(日) 15:58:35.69 ID:t8TZOZx/0
なんかこんな終わり方でゴメンな 読んでくれた人や保守してくれた人、支援してくれた人はありがとう!

書き間違いなんかも多くて、くだらない内容だったかもしれないけど、見ている人がいたのならそれは嬉しいことです

折れかけてたけど最後までけかけたのは皆さんのおかげでした ありがとうございます

引用元: しんのすけ「ちょっとそこのおねぇさ~ん」マミ「え!?」