1 :2016/06/19(日)01:48:23 ID:pob [1/20回]
彡(゚)(゚)「何やねん、お洒落って」


(´・ω・`)「何て言うか、ださいって言うか」


(´・ω・`)「一緒にいると恥ずかしいって言うか」


(´・ω・`)「あと不細工だし、口くさいし、タンクトップにジャージだし、口くさいし」


(´・ω・`)「なかなかに酷いと思うよ」


彡()()「ファッ!? ワイそこまで酷くないやろ?」


彡(゚)(゚)「実はワイ、ルックスとファッションセンスには結構な自信があるんやで、だから今度読者モデル応募しよう思ってて…………」


(´・ω・`)「少しは周りの声を聞いたらどう?」


彡(゚)(゚)「…………?」チラッ




|`°Ο°´|「……何だあの不細工」


(o'ω'n)「あいつうんこみたいな臭いがするおん」


( ・`ω・´)「生まれてきたことを謝るべきだな」



彡(゚)(゚)


彡()()「えぇ………何であんな陰口言われてるんや……」


(´・ω・`)「今まで気づかなかったのか………」
 


6 :2016/06/19(日)01:57:49 ID:pob [2/20回]
(´・ω・`)「何でって……そりゃおにいちゃんが顔もファッションセンスも壊滅的にうんこ以下だからだよ」


彡()()「う、うんこ以下……んな馬鹿な……」


(´・ω・`)「いやいやいやいや、マジなんだって」


(´・ω・`)「今まであえて黙ってたけどさ、おにいちゃんはそろそろ自分の醜さと酷さを自覚した方がいいよ」


(´・ω・`)「そんなんじゃ、一生彼女なんてできないし……結婚なんて夢のまた夢だよ?」


彡()()「そ、そんな……原住民……ワイは……ワイはどうしたらええんや……」


(´・ω・`)「うーーーーーん………」


(´・ω・`)(正直にぶっちゃけると整形が一番の選択肢だと思うんだけど……)


(´・ω・`)(もしも整形なんて言ったらおにいちゃん、マジで整形しそうな勢いだしなあ……流石にそれは不味いよね……)


(´・ω・`)(何か簡単に…それとなくイケてる感じになれるアイテム……何かないかなあ……)


(´・ω・`)(……………あっ、そうだ)
7 :2016/06/19(日)02:05:21 ID:pob [3/20回]
(´・ω・`)「ワックスとかつけたら?」


彡(゚)(゚)「ワックス? 何やそれ」


(´・ω・`)「髪がシャキーンってなる奴だよ、それをつければおにいちゃんも少しはマシになるんじゃない?」


彡(゚)(゚)「ワックスか……」


(´・ω・`)「そのへなへなした髪も……シャキーン! って感じにすればきっと少しはイケてる感じになれると思うよ」


彡(^)(^)「なるほど……サンガツやで原住民! さっそく買って来るンゴ!!」タッタッタッ


(´・ω・`)「…………」


(´・ω・`)「まあ、整形が一番なんだけどね」


(´・ω・`)「あと歯みがき」
10 :2016/06/19(日)02:13:21 ID:pob [4/20回]
―――
――

彡(゚)(゚)「ワックスワックス……」テクテク


彡(゚)(゚)「…………」


彡()()「そ、そもそもワックスって何処に売ってるんや? 普通にダイエーにあるんやろうか……」


彡()()「こんなことなら原住民についてきてもらえば良かったンゴ……」


そこの……もしかしてワックスが欲しいのかい?


彡(゚)(゚)「ん? 誰や」


???「古くさい物を売ってる……小汚ない婆さんですよ」


彡(゚)(゚)「何や、ただの婆さんか」


婆さん「それで……お兄さん……ワックス、欲しいんでしょう?」


彡(゚)(゚)「ん、ああ……欲しいやで」


婆さん「なら丁度いい物があるんだ……これとかどうかね……」スッ


彡(゚)(゚)「? 何やこれ?」


婆さん「それはイケメンワックスって言ってね……つけるとたちまち毎日パコり放題のイケメンになれるって代物さ……」


彡(゚)(゚)


彡(゚)(゚)


彡(●)(●)「婆さん、それワイにくれンゴ」ズイッ
13 :2016/06/19(日)02:18:42 ID:pob [5/20回]
婆さん「ええ、いいですとも……」


彡(゚)(゚)「やったぜ。」


彡(-)(-)で、いくらなんや? そんなこうかがあるワックス……さそお高い……」


婆さん「お代はいらないですよ……持っていきなさい」


彡(゚)(゚)


彡(゚)(゚)


彡()()「ファッ!? マジンゴ?」


婆さん「マジンゴマジンゴ、それをつけて速やかに彼女を作って結婚して早く子供を作りなさいな」


彡(;)(;)「お、恩にきるやで! 婆さん!」タッタッタッ


婆さん「フフフ、頑張りなさいな」


彡(゚)(゚)「ほな、家に帰ってさっそくつけてみるやで! サンガツ! 婆さん!」


タッタッタッ………


婆さん「…………」
15 :2016/06/19(日)02:25:10 ID:pob [6/20回]
―やきう民の家―


彡(゚)(゚)「ただいまやで! おかえりやで! 手を洗ってうがいをするやで!」


彡(゚)(゚)「2階に上がって自分のベッドに腰かけるやで!」


彡(゚)(゚)「婆さんから貰ったワックスを開けるやで!」


ドローー


彡(゚)(゚)「こ、このドロドロしたのを髪につければええんか? よしっ……」


彡()()「よっ……ほっ……」スリスリ


彡(゚)(゚)「つけたら伸ばして伸ばして……シャキーンっと……」スリスリ


Ξ(゚)(゚)「………」シャキーン


Ξ(^)(^)「で、できたやで……さっそく鏡を見てみるンゴ!」




Ξ(゚)(゚)       (゚)(゚)Ξ



Ξ(^)(^)       (^)(^)Ξ
イケてるやんけ………
18 :2016/06/19(日)02:31:28 ID:pob [7/20回]
Ξ(゚)(゚)「原住民呼び出して見てもらうンゴ!」ピポパポ


―――
――


(´・ω・`)「何、どうしたの? おにいちゃん」


Ξ(゚)(゚)「どや! 原住民! かっこええやろ!」


Ξ(゚)(゚)「お前の言う通り、ワックスつけてみたらなかなかにイカすワイになれたやで!」


(´・ω・`)


(´・ω・`)


(´^ω^`)「ブホホッ……な、何それ!! 超面白いよおにいちゃん! アハハハ!」


Ξ(゚)(゚)「そ、そんな面白い訳ないやろ!」


Ξ(゚)(゚)「ほらっ! 立った髪をよーく見てみるや! かっこええやろ! なっ?」クルッ


ズバッ


Ξ(゚)(゚)「……………」


Ξ(゚)(゚)「…………ズバッ?」


Ξ(゚)(゚)「…………」クルッ
20 :2016/06/19(日)02:32:38 ID:pob [8/20回]
(´゜ω



。`)



Ξ(゚)(゚)




Ξ(゚)(゚)





Ξ()()「原住民んんんんんんんんん!?」
24 :2016/06/19(日)02:38:35 ID:pob [9/20回]
Ξ()()「な、何で!? 何で真っ二つになっとるんや! 原住民!」


(´゜ω「お、おにいちゃんが………髪を……こ、こっちに向けた瞬間……真空波……みたいのが………」ピクピク


(´゜ω「…………………」


Ξ()()「原住民んんんんんんんんん!」


Ξ()()「いったい……いったい何が……」


グラグラグラ…………


Ξ()()「ん? 何や!? 今度は何や!? 地震か!?」


グラグラグラグラグラグラ……



Ξ(゚)(゚)「い、いや……違う……家が……家が崩れそうになっとるんや!!」


グラグラグラグラグラグラグラグラグラ………


Ξ()()「あ、あかん! 脱出! 脱出や!」
27 :2016/06/19(日)02:46:40 ID:pob [10/20回]
ドッシャーーーーーーーーーン


Ξ()()「い、家が…家が崩れてしもうた………」


Ξ()()「な、何で……何でこんなことになるんや……」


Ξ()()「ちくしょう!」ブン


ズバーーーーーーン


Ξ()()「……………」


Ξ()()「え?」


Ξ()()「ワイが首を振った瞬間……何か真空波みたいのが出たやで?」


Ξ()()「首を……振る………?」


(´゜ω『お、おにいちゃんが……髪を……こ、こっちに向けた瞬間……真空波……みたいなのが………』


Ξ(゚)(゚)「首を振る………真空波………髪…………」


Ξ(゚)(゚)「ま、まさか………」
28 :2016/06/19(日)02:50:40 ID:pob [11/20回]
Ξ()()「そらっ!」ブンッ


ゴォッ


ズバーーーーーーン


Ξ(゚)(゚)「や、やっぱりや……」


Ξ(゚)(゚)「あの月牙天衝みたいな物……ワイが髪を動かした方に飛んでいくやで……」


Ξ(゚)(゚)「ってことは家を壊したのも……」


Ξ(゚)(゚)「原住民を頃したのも……」


Ξ(゚)(゚)「ワイの………ワイの……」


Ξ()()「ワイのせいやんけっ………!」


Ξ()()「ああ…………」



Ξ()()「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
34 :2016/06/19(日)02:59:07 ID:pob [12/20回]
Ξ()()



Ξ(゚)(゚)



Ξ(゚)(゚)「まあ、ええか」


Ξ(゚)(゚)「それより、こんな事になった原因はいったい何や?」


Ξ(゚)(゚)「ワイはいつから風の傷を髪を動かしただけで撃てるようになったんや?」


Ξ(゚)(゚)「………………ハッ」


Ξ()()「あるやん……こんな事が起きる前に……やった事が……一つだけ……」


Ξ(゚)(゚)「あのワックスを部屋でつけたやんや……」


Ξ(゚)(゚)「あのワックスをつけるまでは……何ともなかったんや」


Ξ(゚)(゚)「ってことは……こんな事になったのは……全部あのワックスのせいって事やん……」


Ξ(゚)(゚)



Ξ(゚)(゚)



Ξ(●)(●)「あの婆さんやらないと気が済まないンゴ」
35 :2016/06/19(日)03:03:26 ID:pob [13/20回]
Ξ(●)(●)「婆さん! どこや!」キョロキョロ


ズバーーーーーーン ズバーーーーーーン


ズバーーーーーーン ズバーーーーーーン


キャーー!! ウワァァァァァァ!! ンゴォォォォ!!

ワァァァァァァ!! アッーーーーー!! イキスギィ!!


Ξ(●)(●)「すまないンゴ、街の人々……婆さんを探す為の犠牲になってくれやで」キョロキョロ


ズバーーーーーーン ズバーーーーーーン


ズバーーーーーーン ズバーーーーーーン


婆さん「やれやれ、騒がしいね」


Ξ(●)(●)「婆さん………」クルッ


ズバーーーーーーン


オーーーーーーーーン!! ギャァァァァァァ!!
36 :2016/06/19(日)03:13:41 ID:pob [14/20回]
婆さん「フフフ、お兄さんよ……イケメンにはなれたかい?」


Ξ(●)(●)「ほざけ、お前が渡したワックスのせいでワイの家は崩れ……街の人々がたくさん死んだンゴ」


Ξ(●)(●)「何を考えてるのか知らないが……覚悟してもらうやで」


婆さん「ほお? 何をしようと言うんだい?」


Ξ(●)(●)「ヘビメタには頭を振りまくるアクションがあって、それをヘッドバンキングって言うんやけど……」


Ξ(●)(●)「それを今のワイがやったら……どうなるンゴかねぇ……」


婆さん「ま、まさか………」


Ξ(●)(●)「食らうやで……ヘッドバンキング真空波!!」ブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブン


ズバーーーーーーン ズバーーーーーーン ズバーーーーーーン

ズバーーーーーーン ズバーーーーーーン ズバーーーーーーン


婆  

  さ  




Ξ(゚)(゚)「ものの見事に婆さんがバラバラになってるンゴ……いい気味やね」
40 :2016/06/19(日)03:20:46 ID:pob [15/20回]
そ れ は ど う か な ?



Ξ(゚)(゚)「!? 何奴!」



J( 'ー`)し「わたしだ」ドンッ



Ξ()()「まっ……マッマ!?」


Ξ()()「マッマが……何で……!?」


J( 'ー`)し「いい加減結婚してもらおうと思ってねえ」


J( 'ー`)し「イケメンワックスとか言うアホ臭い物を売って少しでも自分に自信を持たせてあげようと思って婆さんに化けてたのさ」


Ξ(●)(●)「よくも騙したンゴね……マッマ!!!」


Ξ(●)(●)「許さん……許さんやで」
42 :2016/06/19(日)03:30:37 ID:pob [16/20回]
Ξ()()「もう一度食らうンゴ! ヘッドバンキング真空波!!」ブンブンブンブンブンブンブンブンブン


J( 'ー`)し「よっ」ヒョイヒョイ


Ξ()()「何や? 当たってるんか? 当たってないんか? 首振りまくってるから全然見えないンゴ」


J( 'ー`)し「なら教えてやる、今お前の後ろにいるぞ」


Ξ(゚)(゚)「え」


J( 'ー`)し「遅い、そして弱いぞ……我が息子よ」


J( 'ー`)し「正直こっちは普通のワックスを買ったつもりなのだが、手違いで変なワックスになってしまったようだ」



J( 'ー`)し「それなのにー…偶然だというのにお前はそのせっかく手に入った力を全く生かせていない」


J( 'ー`)し「それでは私には一生勝てないわよ」
43 :2016/06/19(日)03:38:56 ID:pob [17/20回]
Ξ(゚)(゚)「くっ……」


J( 'ー`)し「おっと、もし振り向いてみろ」


J( 'ー`)し「その時は……お前を躊躇なく頃す……結婚をせず孫の顔を見せてくれない駄目息子なんぞ存在を消してくれるだろ」


Ξ(゚)(゚)「……………」


Ξ(゚)(゚)(勝負は一瞬で決まる……)


Ξ(゚)(゚)(ワイが振り向いてマッマを真っ二つにするのが早いか)


Ξ(゚)(゚)(それともマッマの攻撃でワイが真っ二つになるのが早いか)


Ξ(-)(-)(大丈夫、大丈夫や……きっとワイならできる……! 信じるんや……)


Ξ(-)(-)(自分を……仲間を信じるんや……!)



Ξ(゚)(゚)(原住民や街の人々、無念で死んでいった者達の為に負けるん訳にはいかんやで……)



Ξ(●)(●)「しょうぶや!!… マッマ!!
」クルッ
45 :2016/06/19(日)03:41:30 ID:pob [18/20回]
(´・ω・`)『駄目だ、死んでくれ』



街の人々『駄目だ、死んでくれ』




┏━━━━━┓
┃   / \  ┃
┃ /     \┃
┃ (゚) (゚)ミ  ┃
┃ 丿     ミ ┃
┃ つ   (  ┃
┃   )  (   ┃
┗━━━━━┛
47 :2016/06/19(日)03:43:50 ID:pob [19/20回]
やきう民は負けた………

世界はマッマの手により

闇に覆われるかと思われたが

むしろ無差別頃人事件の犯人を倒した事によって

しばらくの間皆からのヒーローになったそうな



おわり
48 :2016/06/19(日)03:44:11 ID:pob [20/20回]
おわりやで
とっとと寝るやで