1: 2013/01/04(金) 02:33:55.92 

ユイ「ネルフが忙しいのは分かりますがシンジも交遊に飢えて・・・」

ゲンドウ「シンジもまだそんな歳じゃないさ、物心もないし、
託児所で十分さ」
ユイ「すみません、私がシンジとの交遊に飢えてるんです」

ゲンドウ「我が儘言わないでくれ、
君がいないと計画がすすまないのは君が一番理解しているだろ」

ユイ「せめてシンジを連れて行くぐらい・・・」

ゲンドウ「公私混同は困る、ネルフは託児所じゃないんだ」

プチッ

ユイ「ウオオオオオオォォォォ!!!」

ユイのオーバーヘッドキックがゲンドウの脳天に直撃し頭から血が噴出する

ゲンドウ「ユイ?ユイ!!止めろ!!・・・痛い・・痛いぃ!!
ごめん!!・・・いや・・・ごめんなさい!!」

ユイ「ウオオオォウオオオォ!!!」

ユイはゲンドウの髪の毛を引っ張り腹部に何発も重い一撃を喰らわす!!!

ゲンドウ「ぐぶぅ!!!」



2: 2013/01/04(金) 02:48:24.95 ID:cc3NniZAO
ゲンドウ(懐かしい・・・あれがユイをエヴァのプログラムに入れようと決めたきっかけだったな・・・)

冬月(碇め、ユイ君を思い出しているな・・・ユイ君か・・・)
京都の大学時代

冬月はユイの腰に後ろから手を回す

ユイ「止めてください!教授!」

冬月「いいだろう!!これぐらい!他の教授もやっとる!
それとも君は単位がいらないのかね!」

ユイ「卑怯です・・・教授はそんな人じゃ無いと信じてたのに・・」

冬月「人いや動物の本性は一皮向けばおんなじだ、ユイ君も生物学者なら分かるだろう・・」

ユイ「尊敬してたのに・・・」グスッ

冬月「泣き言はいらん、脱ぐのか脱がないなら、研究室から出ていきたまえ」

プチッ

ユイ「ウオオオオオオォォォォ!!!」

冬月「ユイ君!?なっ・・・やめっ・・・・・」

現在

冬月(私は気が付いたら病院のベッドにいた、全身包帯まみれでね
ユイ君は見舞いに来てくれた
なんと不思議な事に何一つ覚えてなかったのだ・・・)

3: 2013/01/04(金) 02:58:08.75 ID:cc3NniZAO
ゲンドウ「レイ、大丈夫か?疲れてないか?」

レイ「はい、私は大丈夫です」

冬月「無理しなくてもいいぞ、疲れたら赤木博士に言えばいい」

シンジ(また、綾波と父さんと冬月さんが話してる・・・
どうして二人ともレイには優しいんだろう?
最初のパイロットだから?女の子だから?
でもアスカには優しくないしな・・)

ミサト「シンジくーんレイが気になるの?」ニヤニヤ

シンジ「いやっ!!あの・・・そう言う訳じゃ・・・」

アスカ「流石無敵のシンジ様は違うわねー!シンクロテストも余裕で彼女見学ですか?」

シンジ「アスカまで!綾波はそう言うのじゃ・・・」

リツコ「シンジくん、真面目にやって欲しいわね」

シンジ「はい・・・」

4: 2013/01/04(金) 03:06:06.12 ID:cc3NniZAO
アスカ「ちょっとシンジー今日はどうして
ファーストの方ばっかり見てたのよ」

ミサト「あらアスカ嫉妬?」

アスカ「違うわよ!別に珍しいものでもないのに、バカみたいに見てるからなんでかと思っただけよ!」
ミサト「それもそうね!シンちゃんお姉さんに教えて~」

シンジ「いや、あのーなんて言うか、言ったらアスカ、綾波の悪口言うし・・・」

アスカ「言わないから言いなさいよー」

シンジ「あの、父さんも冬月さんも綾波に優しいなって・・・」
アスカ「そんなのエコヒイキに決まってるじゃない!!」

シンジ「ほらー綾波の悪口言ったー」

アスカ「事実を述べたまでよ!」

5: 2013/01/04(金) 03:19:21.08 ID:cc3NniZAO
シンジ「エコヒイキとかそういう感じじゃ無いんだ、なんか怖がってるって言うか、
その、何を言ってるんだ、僕は!」

ミサト「そうね、副司令なんかレイに近づく時、なんかぴんっと背筋が伸びるものね・・・まあすぐ元に戻るけど」

シンジ「二人ともレイが怖いのかな?まさかね・・・」

アスカ「ファーストってあー見えて二人の弱味を握ってたりして、ハハーン
性悪そうに見えてたけどやっぱりねー」

綾波「弱味なんか握ってないわ」

アスカ「ギャッ!!」

ミサト「あ、あらレイいたの?」

リツコ「さっきからね」クスッ

シンジ「綾波、ごめん、陰口みたいに聞こえたら・・いや陰口だな、
陰口言うつもりじゃなかったんだ・・ただ」オドオド

綾波「分かってる」ニコ

6: 2013/01/04(金) 03:36:23.99 ID:cc3NniZAO
ミサト「ちょっとリツコ、いたなら言いなさいよ・・」コソッ

リツコ「別に良いじゃない、レイだって許してるわ」

アスカ「ちょっとーあんた司令副司令の弱味握ってるんでしょ?言いなさいよー」

レイ「そんなのないわ」

アスカ「嘘ね、あの二人が怯えるなんてよっぽどじゃない」

レイ「ないって言ってる」

アスカ「嘘」

シンジ「アスカ止めなよ・・・」オドオド

レイ「ない」

アスカ「う~そ!」

レイ「なアスカ「嘘嘘嘘嘘嘘嘘う~そ!!」
プチッ


冬月「来たな・・・レイもか・・・」

ゲンドウ「ええ冬月先生、」



レイ「ウオオオオオオォォォォ!!!」

アスカ「キャアーー」
アスカに突進し始めるレイ
シンジの動物的感(犬)がアスカを守れと綾波の前に立ちふさがる

シンジ「えっ?綾波?駄目・・アスカを・・・はやなみっ・・・止めて!!これ僕!僕だから!ぼぐぅ!」
綾波はシンジにマウントを取り殴りつける

ヤバいと思ったミサトは、レイを羽交い締めにしようとするが
ミサト「止めなさいレイ!!聞こえないの!!!嘘・・・強い・・私より力が強い・・・
止めなさい!レイ!止めて!シンジくんが死んじゃう!!!」

アスカ「ひぃぃ・・・」アスカは腰を抜かし後づさりをする
目は涙目、もう漏らしてる

リツコ「仕方ないわ!!!」プシュン

7: 2013/01/04(金) 03:46:42.89 ID:cc3NniZAO
リツコが打ったのは睡眠薬だった

リツコ「驚いた・・・レイが・・あそこまで激昂するなんて」ハアハア

アスカ「ひっ・・ひぃ・・・シンジ!!ねぇ!シンジ!!」

返事はない、顔が血達磨だ

ミサト「救急班!!急いで!!」

アスカ「こいつ!!」
アスカがレイに掴みかかる!!

ミサト「ストップ、今はレイも寝てるわ、お説教はあとから、ね?アスカ」

アスカ「でも!!」

リツコ「救急班が来たわ!こっちよ!んじゃあ私も行くから!」
リツコはシンジ、レイを乗せたタンカーと共に行ってしまった・・・

8: 2013/01/04(金) 03:58:46.67 ID:cc3NniZAO
シンジ「はっ!僕は・・・いてて・・・何があったんだ・・・」

リツコ「レイに殴られ気絶したのよ、幸いな事に血の割には傷は大した事無かったわ」

シンジ「リツコさん!!そうだ・・レイがマウントから・・・覚えてないや・・・レイは!」

リツコ「安心して今監禁してあるから」

シンジ「あの・・・リツコさん・・・」

リツコ「なに?」

シンジ「あんまり綾波を責めないでください・・・悪気があってやった事じゃ・・・」

リツコ「たしかに悪気はない・・・けどあのままじゃレイにとって良くないのは分かるわよね?」


シンジ「・・・はい・・・」

リツコ「だからしばらくレイには会えなくなるけど、あなたもレイもアスカも悪い訳じゃないのよ
私の専門だし、なるべく早く・・・」

ゲンドウ「その必要はない」

シンジ「父さん!!」

リツコ「し、司令!」

9: 2013/01/04(金) 04:12:42.42 ID:cc3NniZAO
リツコ「司令、必要はないと申しますと、つまりはレイの・・・」

ゲンドウ「そうだ、レイには君の治療は必要ない、」

リツコ「しかし・・・」

ゲンドウ「赤木博士、これは命令だ」

リツコ「はい・・・」

ゲンドウ「それとレイは2日後、解放とする、いいな、これも命令だ」
リツコ「・・・はい・・・」

シンジ「わからないよ!父さん!!なんで!
こんなの!綾波への優しさじゃない!!間違ってるよ!」

ゲンドウ「うるさい、大人の話に口を挟むな、シンジ、」

シンジ「大人の話って、これは綾波の話でしょうっ!!!」

ゲンドウ「」ビクッ

シンジ「・・・えっ?」

ゲンドウ「・・・とにかく、お前にもいずれ分かる、それでは」
シンジ(間違ってる・・・間違ってるよ!父さん!)

ゲンドウ(あービックリした・・・シンジもあれかと思った・・・)

13: 2013/01/04(金) 17:45:03.68 ID:cc3NniZAO
リツコ(これはなにかあるわね・・・)

冬月「良かったのか?碇、リツコくんは確実に探りをいれだすぞ」

ゲンドウ「問題ない、彼女に出来る事は私が一番知ってますよ冬月センセ」



シンジ「はあ・・・」

医療班「碇くんもう大丈夫だ、後は自然治癒に任せよう」

シンジ「あ・・・はい」

アスカ「あら~、もう退院!良かったじゃない!」

シンジ「アスカ・・・ありがとう」

アスカ「でもあのレイがプッツンだったとはねー、」

シンジ「アスカ、そういうのやめろよ、あれはアスカも悪かったよ」

アスカ「あんたねぇ!あんなにボコボコにされても、いいわけ?」

シンジ「いいんだ、それに、綾波が激昂するとこ始めてみたから新鮮だった」

アスカ「なに~マゾなのあんた!気持ち悪~い、」

シンジ「それにアスカの怯えてるのもね」

アスカ「!!バッ・・・あ、あれは違うわよ!!あれよ!いきなりだったからびっくりしただけよ
今度会ったらただじゃおかないわ!」

シンジ「ふふ・・・」

綾波「・・・」
長い廊下の先に綾波が立っていた
シンジを待ってるみたいだった

14: 2013/01/04(金) 17:57:44.52 ID:cc3NniZAO
シンジ「あ・・・綾波、もう許されたんだ」
綾波はシンジに気付くと駆け足で近寄ってくる
その前にアスカが立ちふさがる
アスカ「な、なによ!!またヤル気なの!今度は負けないわ!」
綾波「違・・・碇くんに・・」

アスカ「シンジにまたマウントしたいの!」
シンジ「アスカ!!やめろよ!綾波、僕になにかよう?」
(またプッツンしたらこ、怖いじゃないか!)

綾波が手をシンジの顔に持っていく

シンジ「ひっ・・・」ビクッ
アスカ「あんたっ・・・」

綾波は悲しそうな顔をして顔を撫でる

シンジ「あ、綾波?」オドオド

綾波「これを私が・・・・ごめんなさい・・・碇くん・・・ごめんなさい・・・」
綾波の目から涙がこぼれ落ちる

シンジ「別にいいよ、」シンジはホッと胸をなで下ろす

綾波「ごめんなさい・・・」

アスカ「いいわけないでしょう!!」

シンジ「アスカ!!」

アスカ「あんたは黙って!嫌なら口で言えばいいでしょう!
なんで殴りかかってきたのよ!それに私じゃなくてシンジを!!」

シンジ「それは僕が前にいたからで・・・」
綾波「ごめんなさい・・・こんな事言っても仕方ないけど、覚えてないの・・・」

アスカ「はあ?!あんた舐めてんの!!」

ミサト「アスカ!!止めなさい!!」(バカ、またプッツンしたらどうすんのよ!)

15: 2013/01/04(金) 18:04:26.98 ID:cc3NniZAO
ミサト「それとレイ、あなた今日からうちで暮らすことになったから、よろしくね」

レイ「何故?」

ミサト「上からのお達しなのよ、
まあガヤガヤしててレイには合わないでしょうけど
我慢してね」

アスカ「私は嫌よ!どうしてプッツンなんかと!」

シンジ「アスカ!!もういいだろ!!それは・・・」

アスカ「二人してファーストの肩持って!!ん~~~プイッ!!」

レイ「・・・・」

ミサト「レイ、気にしないでアスカもいきり立ってるのよ」

レイ「はい・・・」

16: 2013/01/04(金) 18:15:56.84 ID:cc3NniZAO
喫煙所

ミサト「でもどうしてレイがうちで暮らす事になったんだろ?」

リツコ「私が提言したのよ、今回の事件はレイの情緒が不安定だから起きたんだってね
あなたの所で家族ごっこして
アットホームな経験をすれば少しはマシになるんじゃないかってね」

ミサト「月並みね、まあ信用してるわ猫で寂しさ紛らわせてる人の意見ですもの」

リツコ「おばあちゃんが写メ送ってくるのよ~、かわいいわ~ミサトも見る?」

ミサト「いえ、・・今日はいいわ」(皮肉を込めたつもりなのに・・・)

リツコ「かわいい~」(人との接触の薄いレイにまたプッツン起こさせるには
あーいう環境が一番なのよ)

昔も私は

マギ「あなた!また財布から金をとってタバコを!!止めなさい!!!」

中学リツコ「うるせーババア!!」窓ガシャン


リツコ「懐かしいわ、母が死ぬとわかってたらもっとわっとくんだったわ」

ミサト「なんの話?」

リツコ「なんでもないわ・・・」

17: 2013/01/04(金) 18:26:20.94 ID:cc3NniZAO
綾波「おじゃまします」

ミサト「違うでしょ」

綾波「??失礼します」

ミサト「あなたはこの家で暮らすんだから」(ほ~れただいまって言え)

綾波はなにかに気がついた

綾波「・・・」スッ

綾波は無言のまま家に入った

ミサト「もう~ただいまでしょ?」

綾波「あ・・・ただいま・・・」

ミサト「よーしレイの歓迎会の準備できてる?」

シンジ「はい!綾波は肉が苦手だから・・・」

アスカ「まさに精進料理ね」

綾波「ありがとう碇くん・・・はっ!」
目に涙が

ミサト(綾波が不安定なのも出任せじゃないみたいね)

18: 2013/01/04(金) 18:46:31.18 ID:cc3NniZAO
モニターに映るミサト家一同「ワイワイキャイキャイ」

リツコ「これで・・・構いませんね?」

ゲンドウ「ああ・・・」

冬月「それで監視カメラの設置は誰にもバレてないかね?」

加持「はい、でも葛城はわかってしまうんじゃないかな?鋭いから」

冬月「彼女なら我々の仕業だと理解するだろう」

加持「覗きがですか?ネルフは変態で有名なのですか?」

ゲンドウ「・・・・」ニヤッ

加持(本当の所はだんまりか・・・まあ葛城なら俺がやったってわかるだろ)

ミサト邸

ミサト「んじゃあアスカが水曜日のトイレ掃除に決定ー」

アスカ「ムキーなんであたしが!!シンジ変わってよー」

ミサト「こらーくじ引きの結果よー」(そこかしらに監視カメラ・・・これは加持ね・・・私に分かるように香水の匂いつけてあるわ、
加持はこんな悪趣味な奴じゃないし・・・ネルフか・・・)

ミサト「なーにやってんだろ、アイツ」グビッ

シンジ「へっ?ミサトさん?」

ミサト「なんでもないわー、さあって木曜日のトイレもアスカにしてやりましょ!!!」

アスカ「キーッ」

レイ「・・・」

ネルフ

冬月「全くおきんな、これじゃあただの覗きだぞ、碇」

ゲンドウ「まあ初日ですから、のちのちレイも・・・」

リツコ(レイも・・・前例があるのね・・・)

19: 2013/01/04(金) 19:01:57.25 ID:cc3NniZAO
深夜

アスカ「ゴクリ」ジーッ


綾波「なにしてるの?」

アスカ「シーッ、あ、いや、あのその」

綾波「そこ碇くんの部屋の前よ、」

アスカ「まあいいわ、ほら見てみなさい・・・そうっとよ・・」
綾波「??」

綾波が覗くとシンジは

シンジ「ふぅ!ふぅ!あふっ・・・ふぅ」シコシコ
オ〇ニーしていた
綾波「あれは何?」ジーッ

アスカ「あいつもうそろそろだと思ってたけど、今日あんたが来たからおっぱじめたわね、
あのマスかき猿め・・・」プクク

綾波「それであれは何?」

アスカ「マスかいてんのよ、知らないのー?」

綾波「マスをかいてる・・・あれが・・・」ジーッ
シンジ「ふぅ!あふっふぅ!」シコシコ


アスカ「ちょっとどきなさいよ、」

綾波はどかない

綾波「マスをかいてる・・・」

アスカ「やだやだ似たもの同士ねー、チルドレンは変態ばっかしなのかしら」

ネルフ

リツコ(そう言うあなたが一番変態よ・・・)

加持「アスカ・・・」

ゲンドウ「・・・・・・」Zzz・・・

冬月「やれやれ碇め、面倒な仕事は私にか・・・」(ふむ、シンジくんはユイくんに似とるな)

20: 2013/01/04(金) 19:14:38.67 ID:cc3NniZAO
シンジ「誰かいるの!!!」ササッ

アスカ「やばっ」スタコラサッサ

ネルフ

冬月「はは、セカンドは手慣れとるな」

ゲンドウ「ええ・・・」メガネクイッ(シンジの大声で起きた)

加持「なんか・・・ショックだ・・・」

ミサト邸
シンジ「アスカ?アスカだよね?トイレいくの?」


レイ「私レイ」

アスカ(あいつバカじゃないの?)

シンジがふすまを開けると座りこんだレイがいた
シンジ「なに・・してるの?」

レイ「あなたを見てたの」

アスカ(頼むー私の事は言わないでー)ナムナム

シンジ「見てたって!いつから!」シンジは顔が真っ赤になっている

レイ「シンジくんがマスをかいてる時から」

シンジ「!!どうして!!止めてよ!!うあああぁ!!」
シンジは布団に潜り込んだ


21: 2013/01/04(金) 19:22:56.18 ID:cc3NniZAO
ネルフ

加持(俺ならもう、いただいてしまうがシンジくんは純情だなあ)

リツコ「ふっ・・・」

冬月「さて碇、これは見ものだ、綾波はどうでるかだ」

ゲンドウ「ああ、なにか起きるのを願おう」

ミサト邸

レイ「シンジくんどうして泣いているの?」
レイはシンジの部屋に入る

アスカ(ひっどwwww皆まで言わす気か?)

シンジ「こないで!!」

綾波「わかった、でもどうして泣いているの?」


シンジ「恥ずかしいからに決まってるじゃないか!!」

綾波「マスをかくのが恥ずかしい事なの?」

シンジ「あ、当たり前だよ!!」

ネルフ

リツコ「これは羞恥プレイ!!やるわねあの子!!」

22: 2013/01/04(金) 19:38:35.07 ID:cc3NniZAO
シンジ「止めてよ!」

綾波「どうして?碇くんとっても気持ちよさそうだった
手を上げ下げするたびに、息をもらして」

シンジ「止めてよ!恥ずかしいじゃないか!」

レイ「気持ちいい事は恥ずかしい事なの?」

シンジはレイを睨みつける

シンジ「そうだよ!もういいだろ!!ほっといてよ」

シンジくんの目は涙目で潤み顔は真っ赤に赤みがかって・・・

プツンッ

綾波「うおおおおぉぉぉ!!!」

ミサト「なになに!!」

自室の監視カメラを取り外しといたミサトが飛び出す

ネルフ
加持「なんだレイが!!!」

リツコ(そうか!これは怒りや本能に直結してるのね!これってまさか・・・)

冬月「始まったな」

ゲンドウ「ええ、早くすみそうです」

リツコ(エヴァと同じ・・・)

23: 2013/01/04(金) 19:44:55.91 ID:cc3NniZAO
レイは四つん這いでシンジに猛スピードで近寄り馬乗りになり服を破く

綾波「はあはあ!うおおおおぉぉ!!!」

シンジ「ひい!!綾波!綾波!!」

シンジの体を貪るようにくらいつく

アスカ「あんた何やってんのよ!!うらあっ!!」

アスカのキックをきれいに避けて
次はズボンを破こうとする

ネルフ
加持「ゴクリ・・・野獣プレイか・・・」ギンギン

リツコ「レイのどこにこんな力が」

冬月「素晴らしい・・・」

24: 2013/01/04(金) 19:59:13.01 ID:cc3NniZAO
シンジのいきり立った怒号を視認したレイは
そこに自分の顔を・・
プシュン
レイ「ぐっ・・・うおおお」シンジの怒号を口に含み眠りだした

ミサト「ま・・・間に合った・・」(レイに睡眠薬が効かなくなってる?まさかね・・・)

シンジ「ひっひい」自分の怒号をレイの口から出し布団にくるまる

ミサト「シンジくん・・・」

シンジ「見ないで!!僕を見ないで!!」
シンジは震えて泣き出した
ネルフ

冬月「い~や見てるぞユイくん、ビデオもとってあ・・・」

加持「・・・」

リツコ「・・・・」

ゲンドウ「問題ない」

ミサト邸

アスカ「もう我慢できない!!」

レイの胸ぐらをつかみ
パシンッ!! 頬に平手打ちをする

アスカ「あんたシンジに恨みでもあんの!!」

綾波は起きない

アスカ「こんの!!」

ミサト「アスカ、止めなさい・・・」

アスカ「でも!!!」

ミサト「大体今やっても無駄よ、強い睡眠薬だもの」

ミサト「アスカ状況を教えてくれる?シンちゃ~ん」

シンジ「こないで!!うわああん!!」

ミサト「は落ち着いた後からでいいわ・・・」(まるでレ〇プされた少女ね・・・うちの加持なら旗持って喜ぶのに・・・)

ネルフ

加持「なんで碇くんは泣いているんだ?」

25: 2013/01/04(金) 20:15:26.19 ID:cc3NniZAO
ミサト「そう・・・そんな事が・・・誘ったのはアスカね」

アスカ「それは好奇心からで!シンジの奴何してんのかなーって!それだけで!!」
ミサト「ああそれは別にいいのよ、問題はレイがどのタイミングで・・あっシンちゃんもういいの?」

シンジ「・・・シャワー借りていいですか?」

ミサト「シンジくん・・・・」(本当にレ〇プされた少女ね)

アスカ「シンジ・・・」スッ

アスカがシンジに近寄る

シンジ「ひっ!!」ビクッ
シンジくんは早足でシャワールームに逃げこむ

ミサト「アスカーいまシンちゃんは女性に対して敏感なのよー」

アスカ「あれで女性恐怖症とかになったらどうすんのよ!!」バンッ

バスルームのシンジウァアアア

ミサト「アスカ!大きい音出さないで!シンジくんが怖がるわ
時が過ぎればなんとかなるわ・・・・多分・・・」

アスカ「それでファーストはどうすんのよ」

ミサト「レイは・・・レイは帰そうと思ってるの・・・
逃げるみたいで可哀想だけど・・・このままじゃお互いに・・・」

アスカ「当然よ!!」

26: 2013/01/04(金) 20:25:51.31 ID:cc3NniZAO
上層部「その要請は却下する」

ミサト「どうしてですか!!理由をお聞かせください」

上層部「その必要は君にはないからだ」

レイとはまだ暮らす事になった

シンジ「あっ・・・綾波」ビクッ

シンジは早足で逃げようとする

綾波「待って」

シンジ「はい!・・・えっなにかな?」 ビクビク

綾波「どうして最近私を避けるの?」

シンジ「さ、避けてる?僕が?気のせいじゃないかな?それじゃあ」ササッ

綾波がシンジの手をつかむ

綾波「待って!」

シンジ「う、うわああああ!!」
シンジはしゃがみこんだ

綾波「どうして私を避けるの?」ドキドキ
(私、興奮してるどうして?)

シンジ(逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!)

27: 2013/01/04(金) 20:36:53.94 ID:cc3NniZAO
シンジ「あ、綾波も今日はバカにつっかかるね、」

綾波「気になったから、ダメ?」

シンジ「ダメじゃないけど・・・」

綾波「そう、3日前から」

シンジ「」ピクッ

綾波「3日まえからシンジくんは私を避けてる・・・」シンジの手を握る

シンジ「綾波、今日は変だよ、」

綾波「そう最近おかしいの、記憶がなくなったり」ドキドキ綾波はシンジの腰に手をやる

シンジ「・・・実はね・・・あの時、綾波は・・・」シンジは気づいた綾波はシンジを抱きこみ始めてる
シンジ「なにしてるの綾波!!」

綾波「私あのときからおかしいの」ドキドキ
綾波はシンジに顔を近寄せていく

アスカ「くおおらあああ!!!」
アスカが猛スピードで近寄り綾波を蹴る

綾波「はぅ、」

アスカ「シンジ大丈夫?!またあんたシンジを襲おうと!!!」

29: 2013/01/04(金) 20:49:13.68 ID:cc3NniZAO
シンジ「あ、アスカ」シンジの顔が晴れる

綾波「そう・・・私碇くんを襲おうとしたのね・・・」

綾波は平然と立ち上がる

アスカ「そうよ!シンジの服をビリビリに破いて・・・股間に顔をうずめて眠ってたのよ!!」

綾波「そう・・・そこまでやったの・・・」ゴクリ
綾波は生唾を飲んで立ち上がる

アスカ「あぁ?」アスカが眉をしかめて胸ぐらをつかむ
綾波「その手、何?」キッ

監視カメラジーッ

司令塔
青葉「くぅーーーうらやましー!!」


マヤ「レイってこんなに積極的だったかしら?」

メガネ「そうだよな、レイってもっとおとなしい奴だと」

ミサト「そうね・・・」(そう言えば暴走するたびに感情が露わになっていくわね・・・最終的にどうなるの?レイは?)

冬月「碇、少々ペースが早すぎるのではないか?」

ゲンドウ「なーに、今までが遅すぎたんだから、これぐらいがちょうどいい」

30: 2013/01/04(金) 21:01:33.94 ID:cc3NniZAO
ミサト「つー訳でレイはまたうちで面倒みる事に決まりました!拍手!」

綾波「・・・」パチパチパチパチ

シンジ「・・・」パチ・・・パチ

アスカ「なにがつー訳でよ!なんの説明も無いじゃない!!」

ミサト「アスカ大人の事情だから理解してよ、私だって何も伝えられて無いのよ」ヒソッ

アスカ「マジ?」

ミサト「大マジ・・・」

綾波「シンジくん、一緒に宿題しましょう」グイッ
シンジ「えっ・・・うん・・」

アスカ「えっ・・・うんじゃないわよ!!ちょっとあんたシンジに何しようとしてんの!」

綾波「宿題」

アスカ「あんたバカにしてんの?」グイッ

綾波「痛い」キッ

ミサト(戦争でも始まりそうね・・)「ちょっと二

シンジ「さ、ささ三人でやろうよ!宿題を、先生に怒られるよ!」

ミサト(シンちゃんナイス!!)

31: 2013/01/04(金) 21:10:56.61 ID:cc3NniZAO
アスカ「簡単過ぎる事すんのも疲れるわー、ただの作業で」鉛筆ポイ

シンジ「綾波、これは?」

綾波「シンジくん、これはね」ヒソヒソッ

アスカ「ちょっとシンジ、なんであたしには聞かないのよ」

シンジ「だってアスカ疲れてるんだろ」

アスカ「疲れててもこれぐらいお茶の子さいさいよ」

シンジ「アスカバカにするじゃん」

アスカ「しないわよ」

シンジ「んじゃあアスカこれ・・」

アスカ「しっかたないわねー、頭の悪いシンジにもわかるように私が説明してあげるわよ、」ドン

シンジ「あのさ綾波ー」

綾波「なーに?」

アスカ「無視するんじゃないわよ」

33: 2013/01/04(金) 21:24:40.21 ID:cc3NniZAO
綾波「あっシンジくんこれ、」

シンジ「何?」
ギュッ
シンジの手を握りしめる

綾波「ごめんなさい」ニコ

シンジ「あ、綾波・・・・」

アスカ(キッー、!そうだわ、良いこと思いついた!)

アスカ「シンジここ間違えてるわよ」

シンジ「えっどこ?」

アスカの指指す先に顔を近づける

アスカ「ここだってばここ」

シンジ「だからどこだよ・・・」

シンジの指指す先に顔を近づけると

チュッ

アスカ「あっバカ変態止めなさいよー」ニヘヘ(どう?ファーストこれが格の違いってやつよ!)

シンジ「何だよアスカが近寄ってきたんじゃないか・・・」カー

プッツン

ネルフ

加持「うおおお、シンジくんこれは両手に花じゃないか!!うらやましい!!」

リツコ(父親そっくりの女たらしね、レイの表情が変わった!)

冬月「やれやれ最近の中学生の乱れた性には感心せんな」

加持(この人なに言っても説得力なくなったなあ)

ゲンドウ「・・・」ニヤッ

34: 2013/01/04(金) 21:39:01.49 ID:cc3NniZAO
ガタンッ
綾波が立ち上がる
顔が真っ赤だ

アスカ「何よ!!今度は負けないわ!!」バンッ

シンジ「ひっひいいいぃぃぃ!!!」シンジはトラウマを引きずっている

綾波「う、う、うおおおおぉぉぉ!!!」ボロボロボロ

目から大粒の涙を流しだした

アスカ「へっ?」
構えていたアスカが拍子抜ける

シンジ「あ、綾波・・・・」

ミサト「ちょっと今度は、なに?レイ!!」

アスカ「あ、あたし何にもしてないわよ!!」

シンジ「あ、綾波・・・・」フラフラ
シンジは基本的に性格が犬なので泣いてる綾波がほうっておけない

アスカ「危ないわよ!!」

シンジ「綾波?どうしたの?」

綾波「うおおおおぉぉぉん!!!」ポカポカ
綾波はシンジの胸に飛び込んで胸をポカポカ叩いたり引っかいたりしてる

ミサト「今回は安全そうね」

アスカ「なんなの・・・コイツ」

ネルフ

冬月「ふう、つまらん、あっいや・・」

加持「へえレイも泣くのか可愛らしいじゃないか」(泣き声以外は)

リツコ(怒り、性欲、次は嫉妬ね、さて次はレイがどう変わるのかしら)

冬月「・・・碇大丈夫か?」

ゲンドウ「・・・問題ない」(ユイが泣いてるみたいだ)ズキズキ

36: 2013/01/04(金) 21:52:00.18 ID:cc3NniZAO
ミサト「シンちゃーん?レイ落ち着いた?」

シンジ「はい、今は泣き疲れて寝てます」

ミサト「そう、んじゃあ、状況教えてー」

アスカ「その前に!なんなのよ、コイツどうなっちゃったのよ、おかしくなっちゃったの?」

ミサト「うん・・・アスカの疑問も解るわ
これは私の推測だけど聞いてくれる?」

アスカ「いいわ!!」

シンジ「僕も」

ミサト「レイはただの情緒不安定」

アスカ「まだそんな事!」

ミサト「にしては変よね、」

シンジ「はい・・・」

ミサト「これはレイが普通の女の子になろうとしてるんじゃあないかしら?」

シンジ「それって・・・」

ミサト「以前のレイには見られないくらい感情を表に出してきてるわ
それぐらいアスカも気づいてるでしょ」

アスカ「・・・うん」

シンジ「えっそうなの!」

ミサト「シンちゃんは鈍感だからねー
だから今は見守ってあげましょう、家族じゃない」

シンジ「はい・・」

アスカ「・・・わかったわよ」

シンジ「でも最後に良いですか?綾波が普通の女の子になったとして
それは本当に綾波なんですか?」

ミサト「それは・・・・」

37: 2013/01/04(金) 22:07:15.60 ID:cc3NniZAO
リツコ「それじゃあ初めます、ここで聞かれた事は他言禁止ですから、いいわね?」
綾波「はい」

リツコ「あなたの名前は?」

綾波「綾波レイ」

リツコ「年齢は?」

綾波「14歳」

リツコ「最近体の変化は」

綾波「特にありません」

リツコ(自覚なしかしら)「最近の環境面での変化は?」

レイ「自宅が葛城三佐宅に移転しました」

リツコ「その事による精神面での変化は、なんでもいいわ」

綾波「碇くん・・・いえ何もありません」

リツコ(碇くんって言ったわね)「他パイロットをどう思う?印象でもいいわ」

レイ「セカンドとの仲は良好です、サードは・・・サードは・・・碇くんは・・・」
マヤ「レイ、心拍数上昇、精神グラフにも乱れが」

リツコ「最後の質問シンジくんをどう思う?」

綾波「き、嫌いです・・・でも好きですでも嫌い好き嫌い好き嫌い好き嫌い好き嫌い好き嫌い」

マヤ「精神グラフ危険値です!」

リツコ「!!精神安定剤を投与します、問診は終了」

39: 2013/01/04(金) 22:20:36.64 ID:cc3NniZAO
マヤ「驚きましたね・・・レイがこんなに感情を、」

リツコ「それにエヴァとのシンクロ率も上がってるわ、かなりね、」

シンジ「綾波ー!何か聞かれた?」

レイ「他言はするなって命令だから」

シンジ「そう、ごめん、」(綾波は変わってないじゃないか!)

レイ「どうして謝るの?」

シンジ「あっ、えーとそうだね、ごめん、」

レイ「また」フフ

シンジ「あっ、えー参ったなー」

レイ「今日はこれで終わりだから、一緒に帰りましょ」

シンジ「いや、ごめん僕まだシンクロテストがあるから」

綾波「それじゃあ待ってる、」

シンジ「長くなるよ?」

綾波「いい、待ってる」

シンジ「わかった、変な、本当に変な質問していいかな?」

レイ「いい」

シンジ「綾波は綾波だよね?」

レイ「私は綾波レイ、それ以外じゃない」

シンジ「ありがとう、変な質問してごめん忘れて」(綾波は綾波じゃないか、僕は、バカだなあ)

40: 2013/01/04(金) 22:34:59.49 ID:cc3NniZAO
リツコ(綾波レイの変化か・・・)

女「あっ、あー!リツコ先輩ちーっす!お久しぶりッス!!」

リツコ「えっああ、あなたどっかで会ったかしら」

女「えっやだなあ忘れたんすか?〇〇中学の後輩っすよ!!」

リツコ「・・・あー思い出したわ」(全然思い出してないけど適当に話合わせましょう)

女「こんな所で先輩に会えるなんて自分感動っす!!」

リツコ「あなた今なにやって」

女「自分すか?自分はネルフの外装工事の作業員、まあ簡単にいうと土方してます!」

リツコ「へえ、女なのに凄いわね、」

女「いやあ、でも先輩変わりましたね、丸くなったっつーか」

昔は

パトカー「こらー待ちなさい」

中学リツコ「うっせー!なめんじゃねー!夜露死九!!」

中学女「かっけーす!」

中学リツコ「ああー見ろよ煙草の煙で輪っかできたぞー」

中学女「すげーす!」

中学リツコ「ひゃははは!!汚物は消毒だー!!!」

中学女「かっけーす!」

中学リツコ「雨によ・・・濡れてる猫はほっとけねーよ」

中学女「かっけーす!」
現在
女「でも今も知的で素敵っす!先輩は今は?」

リツコ「一応ここの研究員してるわ」(フフあの頃は楽しかったわあ)

41: 2013/01/04(金) 22:44:43.33 ID:cc3NniZAO
リツコ「私そんなに変わったかしら?」

女「めちゃくちゃ美人でインテリっぽくなりやしたよ!!本当に!!」

リツコ「ふふっありがと、でもちょっと待って、
そんなに変わったならどうして私がわかったの?」

女「それは・・・」

リツコ「それは・・・・」

女「なんでなんでしょーかね!フィーリングってやつ?かなあ、それじゃ自分違う電車なんで行きます!」

リツコ「そう、ありがとう興味深い話が聞けて良かったわ!」

電車の中
リツコ(そうね、綾波レイだけじゃないみんな変化して行ってるのね、それが成長
でも変わらないものもある、
それがなんなのかわからないけどそれこそが人の繋がりなのかもしれない)

リツコ(綾波レイの変化は自然な事なのね)

42: 2013/01/04(金) 23:04:00.76 ID:cc3NniZAO
レイ「お風呂は私が先に入るわ」

アスカ「なんでよ!」

レイ「あなたの入った後汚いのよ、泡は残ってるし抜け毛も流しきってないし」

アスカ「レイ!あんたねー!」

レイ「何」

シンジ「やめなよ二人とも」

アスカ「あんたは黙ってて!」

ネルフ

リツコ「もう観察は止めにしませんか、これ以上は無意味です」

加持「あ・・・そうだねリッちゃん、悪い、本当は俺から言わなきゃいけないのに
司令、副司令もうこれ以上の成果は望めませんよ」


冬月「むぅ・・・そうだな、碇どうする?」(私としては続けたいんだがね)

ゲンドウ「続行だ」

リツコ「もういいでしょう?レイは人間です、正真正銘のね
だから変化もします、それでいいじゃありませんか」

加持「そうですね、これ以上は覗き趣味を満足させるぐらいです
それとも司令は覗き趣味でもおありですか?」

冬月「あr・・・いやない」


ゲンドウ「私が続行だと言えば続行だ、」

リツコ「変態!」キッ

加持「もういい、俺がカメラをとってくる」

ゲンドウ「加持!」

加持「なんですか?」

ゲンドウ「私に覗き趣味はない」

加持「その言葉信用して良いんですか?」

ゲンドウ「・・・」ニヤッ

43: 2013/01/04(金) 23:20:14.74 ID:cc3NniZAO
画面上のミサト宅「んもーあんた達喧嘩しないのー」

加持「司令はこれから何をお探しなのですか」

ゲンドウ「全てのレイの感情が解き放たれた時にわかるさ」

加持「委員会はその事を?」

冬月「知る訳はない、我々が勝手に進めてる計画だ」(思い出した思い出した・・・)
ゲンドウ「本当に・・・頼みますよ先生」

加持「やれやれ困った組織だ」

リツコ(まだ何かあるの?レイの感情が解き放たれた時なにが起こるというのかしら)

ミサト宅
アスカ「んもーみんなしてレイの肩もって!すねちゃう!プイッ」

ミサト「なーにいってんの私は最高裁判所並みに中立よ
確かにアスカの後はちょっと汚いわよー気をつけてねー」

アスカ「ふんだ!レイの素晴らしい入浴後に入らせて頂きますわよ!」

風呂の中のレイ「任せて」

アスカ「キッー!!憎まれ口叩いて!レイ後で覚えてなさい!」

風呂の中のレイ「忘れる」

ミサト「ブァッハッハッハ!レイの勝ちねー」

アスカ「なによ、シンジどうしたのよ!」

シンジ「アスカが綾波のことレイって呼んでるの珍しいなって・・・思って・・・」

アスカ「悪い?」

シンジ「ううん、すごく良い、」

44: 2013/01/04(金) 23:40:26.57 ID:cc3NniZAO
ミサトの部屋

ミサト「もしもしちょっと加持ー、まだカメラ取りにこない訳?勝手にとらして貰うわよ」

ネルフ

加持「おう、葛城ソロソロ電話くる頃だと思ってたよ」

ミサト『初めはレイの観察だと思ってたけど、もう十分でしょ
レイは普通の女の子でした、十分じゃない!
これ以上やると私本当に怒るわよ』

加持「ごめんな、葛城無理なんだ、えっ電話を代わりますか?」

冬月「もしもし葛城くん冬月だ」

ミサト『えっ副司令、副司令がいるって事は・・・碇司令もそこにいますね』

冬月「そうだが」

ミサト『代わってください』

冬月「用件は私じゃダメかね?」

ミサト『すみませんが碇司令に代わってください』

冬月「どうする碇?」

ゲンドウ「構わん、代われ、葛城三佐、私だ、碇ゲンドウだ」

ミサト『司令これ以上は本当に困ります、私たちにもプライベートはあるんです
司令だってプライベートを見られ続けたいとは思わないでしょう』

ゲンドウ「君の言う事はもっともだ、すまないと思ってる」

ミサト『だったら』

ゲンドウ「しかし外すのは許可できない」

ミサト『本当にいい加減にして!』

ゲンドウ「すまない・・・」

リツコ(あの司令が人に平謝りしてる、本当に覗き趣味だけじゃない!これにはなにかある!)

45: 2013/01/04(金) 23:53:46.58 ID:cc3NniZAO
ゲンドウ「すまない・・・」

ミサト『ならせめて目的を教えてください』

ゲンドウ「・・・・・」

ミサト『もうカメラは取らせて貰います、ネルフの退職も辞さない覚悟です』

冬月「碇!それは!!」(まずい!今レイから安心できる拠り所を取り上げては計画が一からになる!)

ゲンドウ「レイ・・・感情を全て解き放つ・言えることはこれだけだ・・・」

ミサト『・・・レイの感情を全て解き放つ・・・まだレイに隠された感情が・・・』

ゲンドウ「君の気持ちも解る、私のプライベートの映像を君に送っても構わない
これで君とは対等だ」

ミサト『それじゃあ頂きます!カメラもしばらくは様子を見ます・・・』

副司令「ついでに私のも送ろう」

ミサト『ええ頂きます!』ガチャン

加持「司令副司令そこまで、思いつめて・・・わかりました、私も最後まで付き合いましょう、すまんなリッちゃん」

リツコ「え、ええ構わないわ・・・」

ミサト部屋

ミサト「レイ・・・全ての感情か・・・」
(売り言葉に買い言葉で司令と副司令のプライベートフィルムが送られてくる事になった・・・
うええ想像しただけで気持ち悪い)

46: 2013/01/05(土) 00:05:49.18 ID:U24AzxTAO
シンジ「綾波ーあっもう風呂上がったのか」
綾波「うん、今はア、アスカが入ってる」

シンジ「ふふ慣れてないね、どうして」

綾波「ア、アスカが私をレイって呼んでるのにこっちはセカンドって呼ぶのも・・・悪いなってダメ?」

シンジ「いやいいんだ!そっちの方が!全然いいよ!あれ綾波なに食べてるの?」

綾波「アイス」

シンジ「それ、アスカのだよ?」

綾波「ア、アスカが私に冷蔵庫にアイス入ってるって言ったの」
シンジ「へえ、美味しい?」

綾波「美味しいわ」

シンジ「そう僕も貰おうかなー」

風呂のアスカ「シンジーアイス食べたらしめるわよー」

シンジ「やっぱり止めとこう」

綾波「それじゃあ私のを半分こしましょう、」パキッ

シンジ「わーありがとう」パクッ

綾波「間接キス」

シンジ「ぶふっげほげほ!!」

綾波「冗談」

47: 2013/01/05(土) 01:09:38.31 ID:U24AzxTAO
アスカ「見てるわよ、シンジ」

シンジ「ギャッアスカ上がったの!?」

アスカ「全く!油断もスキもないんだから」
レイ「・・・・」

アスカ「レイ!あんたもよ!レイ?」

レイ「真面目な話するけど碇くん聞いてくれる?」

シンジ「え・・・いいよ」

アスカ(まさか告白したりしないでしょうね!)

レイ「私とア、アスカ両方から告白されたら、碇くんどうするの?」

シンジ「えっ!あっの!その」

アスカ「!!あんた!!」

レイ「黙って、碇くんに聞いてるの、真面目に答えて」

アスカ「・・・・」

シンジ「二人ともから?」

アスカ「もしの話よ!もし!」

シンジ「綾波は・・」

レイ「碇くん自分で考えて、でも私いい加減だと、いや、
アスカを選ぶにしろ私を選ぶにしろどちらかを選んで」

アスカ「それは賛成ね」

シンジ「うん・・僕もそう思う、もしそういう時に逃げ出したりしたらその時はいいかもしれないけど
絶対全員苦しむ事になる
だから僕は選ぶよ
でもいい加減には答えたくない、きっと後悔すると思うから
だからもう少しだけ考える時間が欲しいんだ
その間が長すぎて他に好きな人が出来たり僕が嫌いになってもいい
でもちゃんとその時聞かれた事に
答えようと思う
その気持ちに嘘偽りはないから」

アスカ「答えになってないじゃないの・・・バカ」

レイ「制限時間をつけとけば良かった、」

レイ・アスカ「でも、信用してるから、裏切らないでね」

シンジ「うん」

48: 2013/01/05(土) 01:21:37.79 ID:U24AzxTAO
ミサト「シンジくん、偉いわーシンジくんも成長したのね」

シンジ「そういうんじゃ無いです、前は曖昧なまんまのほうが気持ちいいんじゃ無いかって思ってたんです」

ミサト「今は」

シンジ「でもこの前の泣き出した綾波見てわかったんです
結局曖昧な事してたら両方にあーいう気持ちを味わせる事になるって
僕がきちんとケジメつけないといけないなって」

ミサト「そーいうのを成長っていうのよ、私寝るわね、」
シンジの頭を撫でる
ミサト「シンジくん、」

シンジ「はい」

ミサト「私も信用するわ、ちゃんと決めなさいよ」

シンジ「はい!!」

ネルフ

加持「シンジくん偉いぞ・・・本当に偉い」

リツコ(父親を超えたわね)フフ

冬月「子供の成長には、高翌揚感を覚えるな、碇」

ゲンドウ「・・・・・」

49: 2013/01/05(土) 01:35:28.61 ID:U24AzxTAO
トウジ「おっ先生久しぶりでんなー」

シンジ「トウジもすっかり焼けて、どこか行ってきたの?」

トウジ「ちょっとばあちゃん家にな」

ケンスケ「エヴァパイロット揃って登校とはやるねー
なにやっぱり夏の間に親睦を深めるようなことあったの?」

アスカ「そうよ!あーヒカリおはよー!」
ヒカリ「あーアスカ久しぶりー」

ケンスケ「否定しないんだなあ・・・」

レイ「おはよう」

ケンスケ・トウジ・ヒカリ「!!」

レイ「おはよう」

アスカ「何よ、レイがおはよーっていってんだから、
うんとかすんとか言いなさいよ!」

トウジ「あっおはよーさん!」

ヒカリ「おはよー、綾波さん!」

ケンスケ「まじで碇ーどうやって親睦深めたんだよ、
あの水と油みたいな二人が」コソ

シンジ「普通だよ、綾波も僕らも、いこっチャイムがなっちゃうよ!」

トウジ「あっまってーな先生!」

ケンスケ「仲良きはいいことかなってな」

50: 2013/01/05(土) 01:51:54.38 ID:U24AzxTAO
ネルフ
加持「レイの最後の感情なかなか出ませんね、使徒は続々と倒して来てるのに」

リツコ「本当にあるのかも疑わしくなって来たわ」

冬月「ある、これは確実だ信用してくれ」

リツコ「何を根拠に・・・」

ミサト「あるわ、必ずね、」

リツコ「ミサト!!どうしてあなた!!」

ゲンドウ「私が入れた!」

リツコ「いいんですか?」

ゲンドウ「別に構わん、それとこれを葛城三佐」

ミサト「これは?」

ゲンドウ「私のプライベートテープだ、勿論修正はしてない」

冬月「私も同じく」

ミサト「あ・・・ありがとうございます」(オエエ・・・)


リツコ「良かったわねミサト」クスッ

ミサト「うーい、あっ加持ー!!」
ミサトは加持に走りより
加持「よっ、まて、冷静にグフッ!!」
跳び膝げりを決めた

加持「しかたなかったんだ命令だし、知らない奴より良いだろ!」

ミサト「あんたが一番いやなのよ!!」
腹にパンチをみまう
加持「ぶふっ!!」

リツコ「それでミサト、レイの最後の感情がある根拠はなんなのよ」

51: 2013/01/05(土) 02:04:57.88 ID:U24AzxTAO
ミサト「レイは今、もう完全に感情をひけらかしてる風に見える」

『画面上のレイ「碇くん、お米がほっぺたについてるわ」ヒョイパク
アスカ「なっ・・・」
ケンスケ「ヒュー大胆だねー」』

リツコ「そうじゃない、現に今も女子の平均いえそれ以上ぐらいまで感情豊かよ」

ミサト「これは一緒に住んでる感なんだけどレイはその感情の爆発を押し殺してるわ何度もね」

リツコ「わかってるなら手伝えば、」

冬月「いや、それは困る、感情は自然な形じゃないと、危険だ」

ミサト「そう擬似的に出すのが可能ならもう、前にやってると思ったから」

ゲンドウ「私はシンジ達を信じる」

ミサト「司令!!」

ゲンドウ「彼らなら必ず呼び起こせる、私はシンジを信用してる」

冬月(久しぶりに父親らしいじゃないか)

52: 2013/01/05(土) 02:17:22.84 ID:U24AzxTAO
ハンカチが風で飛びフェンスに引っかかった

綾波「あっハンカチが・・・」

シンジ「僕が取ってくるよ」

シンジがフェンスによじ登る

シンジがフェンスによじのぼった瞬間
シンジ「うわああああぁ!!落ちる!!落ちる!!」

シンジがフェンスの上でじたばたしてる

アスカ「んもーなにやってんのよってキャアア!!!」
アスカはシンジに掴まれる

アスカ「止めてよ!私も落ちちゃうじゃない!!」

レイ「アスカ!シンジくん!!」ダダッ

レイもアスカに掴まる

レイ「ちょっと碇くん、アスカ!暴れないで!」

53: 2013/01/05(土) 02:34:25.01 ID:U24AzxTAO
ヒカリ「あーあのねえ」

トウジ「待ってや委員長、面白いやん」

シンジ「トウジ助けてよ!」

アスカ「薄情者~」

レイ「そんなに暴れたら」

フェンスがバキッと折れた

レイアスカシンジ(叫び声)


ドンッ
なにやら堅い壁にぶつかった
シンジ「あ・・・あれ?生きてる」

アスカ「なによこれ?」ドンドン

レイ「良かった・・・」

ケンスケ「そこ落下防止ように透明な強化プラスチック板張ったって朝先生が言ってただろ?」

ヒカリ「ごめんねーアスカ」

トウジ「も、もう我慢できん!ブアーハッハッハッ」

ケンスケ「うわああああぁだってアッハハハハ」

ヒカリ「アスカの悲鳴!フッごめんフッアッハハハハごめんねアスカアッハハハハ」

シンジ「そ、そんなアハアッハハハハひどいやトウジアッハハハハ」

アスカ「ヒカリまでー黙ってるんだもんアハハハハアハハハハ」

レイ「ふっふっ」
プツンッ

ネルフ

冬月「きたぞっ!」ガタッ

ゲンドウ「本当に・・・よくやったな・・・シンジ、」

加持「これでこの計画の全てがわかる」

リツコ「そう最後の感情は笑いだったのね」
ミサト「そう、レイは微笑む事はあっても笑い声を上げた事は
一度もなかったわ」
(レイ!これであなたがどう変わろうと私たちはあなたを愛してるわ)

54: 2013/01/05(土) 02:52:59.62 ID:U24AzxTAO
シンジ(これは!!)チラッ

アスカ(そうね!!)コクン

前の晩

ミサト「あなた達に言うか迷ったんだけどー」

シンジ「なんですか?ミサトさん」

アスカ「そうよもったいぶって無いで言いなさいよ!ミサトらしくないわねー」

ミサト「そうね、んじゃあ率直に、レイはあと一回、変化の機会が残ってるわ」

シンジ「変化って言うと・・あの」

アスカ「プッツンね」

ミサト「そう、あれ、しかもそれは特別なものだと思ってもらっていいわ」

シンジ「そうですか・・・」

アスカ「・・・・」

ミサト「それでね、二人にはね、レイがどんなに変わっても、
レイって認めてあげて欲しいのよ」

シンジ「なんだそんな事ですか」

ミサト「そんな事って」

アスカ「そんなの愚問よ、当たり前じゃない!!」

ミサト「あなた達!」

ネルフ
リツコ「人は変わっていくわ、月日や成長と共に」

加持「でも変わらないものもある」

ミサト「その変わらないものこそが人の間で生きる人間の証なのかもね」

学校

綾波レイ「うおおおおおぉぉ!!!」

ヒカリ「綾波さん?」

トウジ「どないしたんや!綾波は」

シンジ「トウジ達は離れててよ」

アスカ「ここはあたし達で受け止めたいから」

56: 2013/01/06(日) 22:45:46.28 ID:YDRx2RwAO
綾波レイ(私がいない方がみんな幸せなんだと思った)

レイ1「そうよあなたのそばにいるとみんな不幸になる」

ナオコ「そうやって私をバカにしてるのね・・・」ギギギ

アスカ「なんなのよ!あんた!」

レイ2「でも・・・」

ゲンドウ「レイ!!」

シンジ「笑えばいいと思うよ」

綾波レイ「私はいる、どんなに存在を消そうとしても私はいる」
レイ1「その事が沢山の人を傷つけるわ」

レイ2「その事が沢山の人を幸せにするわ」
綾波レイ「幸せだけできないの?」

レイ1・2「それは無理よ」

綾波レイ「私が最初からいなければ?」

レイ1「あなたによって生じる沢山の悲しみがなくなるわ」

レイ2「あなたによって沢山の喜びがなくなるわ」

綾波レイ「私はここにいてもいいの?」

ゲンドウ「それはお前自身で見つけるんだ、レイ」

シンジ「綾波の目の前の世界は綾波の好きなようにできる」

アスカ「人を傷つけたり」

シンジ「人を喜ばしたり」

ミサト「どうなるかは、わからない、でもそれはあなたの行動が生んだ感情」

リツコ「人は人無しでは感情は芽生えない」
加持「目の前にいる人の感情は君が作るんだ」

57: 2013/01/06(日) 23:03:31.57 ID:YDRx2RwAO
ヒカリ「人は感情を作りあって生きてる」

ケンスケ「悲しみ、怒り、絶望、嫌悪」

トウジ「喜び、慈しみ、希望、愛情」

レイ1「それが争いを生み」

レイ2「それが愛を作る」

綾波レイ「私、どうしたらいいのかわからない」

シンジ「綾波はどうしたい?」

綾波レイ「私は・・・」

ゲンドウ「どうしたいんだ」

綾波レイ「私はここにいたい」

全員(無言)

綾波レイ「私はみんなと笑ったり、泣いたり、怒ったり、嫌いになったり、好きになったりしたい」

レイ「それが沢山の人を悲しませる」

レイ2「それが沢山の人を喜ばせる」

綾波レイ「私は知りたい、みんなのこと、知って欲しい、私のこと、沢山、沢山、沢山」

冬月「それじゃあ行きなさいみんなのいる場所へ」

シンジ「教えて、綾波、沢山、沢山、
僕も知って欲しい、沢山、沢山、」

綾波レイ「碇くん・・・」ポタポタ

58: 2013/01/06(日) 23:18:49.33 ID:YDRx2RwAO
綾波レイ「アッハハハハ!!アッーハハハハ!!アッハアハハハハ!!!」

トウジ「綾波がわろうとるで!!」

ケンスケ「初めて見た・・・」

ヒカリ「綾波さん、笑うと可愛い」

シンジ「アッハハハハ、綾波、そんなにおかしかった?アッハハハハ」

アスカ「アッハハハハ!あんた笑い過ぎよ!アッハハハハ!!」バンバン

全員「アッハハハハ!!」

トウジ「どないなっとるんかわからんけど、こら面白いわ!ワーハッハッハッハッハッハ!!」

ケンスケ「変だな、つられて、ハッハッハッハッハッハッ」

ヒカリ「アッハハハハ!!みんな笑い過ぎよ!アッハハハハ!!」

ゼーレ

キール「どこへ行く!!」

カヲル「もう行くよ、彼女が呼んでる」

委員会1「どういう事だ、我々の計画には無いぞ!」

カヲル「もう新しい時代がくる、そんな計画なんの意味もなさない」

委員会2「碇!碇だな!」

カヲル「違う」

委員会3「なら誰が!」

カヲル「彼女さ、リリス、いま行くよ」

キール「何!リリスが!待てどこへ行く!」

59: 2013/01/06(日) 23:34:44.49 ID:YDRx2RwAO
ネルフ

ヴーヴーヴー(サイレン)

マヤ『碇司令!碇司令!至急作戦司令室へ来てください!』

冬月「始まったな」

ゲンドウ「ああ・・・私だ、ゲンドウだ、」
マヤ『司令!あの!エヴァが全機勝手に!』

ゲンドウ「構わん、そのまま放置しろ」ガチャ

リツコ「どういう事なの?まさか、サードインパクト?」

加持「委員会の言ってた事と違う・・・」

ゲンドウ「当たり前だ、違う道を取ったのだからな。」

ミサト「どういう事なの?まるで話が読めない・・・」

冬月「リリス、エヴァそしてさあ碇、行け」

リツコ「まるでサードインパクトがなんなのか知っておいでですね」

冬月「我々も疲れたと言うことだ、人類補完計画にな」

ゲンドウ「何巡もすればね・・・」

ミサト「あの子たちは!」

ゲンドウ「問題は無い、全てが上手くいってる、私は行く、ただ届けるだけだが
冬月先生後は任せます
シンジ、レイ、アスカ、後はお前達で決めろ」

60: 2013/01/06(日) 23:50:57.77 ID:YDRx2RwAO
学校
綾波レイ「ハハ・・・」カクン

綾波は突然頭をうなだれて動かないようになった

シンジ「綾波、収まったの?」

その時エヴァが走りよって来る

アスカ「えっ、何でエヴァが来てるのよ!?」

エヴァの中『あーあー、その声はアスカか、君たちいいから乗りなさい』

冬月の声がすると同時にエヴァ首付け根のハッチがあく

シンジ「でも綾波が・・・」

シンジが綾波のほうを見ると
綾波の背中に大きな白い羽が生えていた

シンジ「あ・・・綾波?」

綾波レイ「私は大丈夫、シンジくん、何も心配する事ないから、エヴァに乗って」
綾波レイは優しく笑顔を見せた

シンジ「でも・・・」

アスカ「ちょいまち!この後レイはどうなるの?」

レイ「知らないけど大丈夫な気がするの、魂がそういってるもの」

アスカ「ワッケわかんない!でもいいわ!あんたがそういうなら、私も信じる、でもその代わり!!」

綾波レイ「その代わり?」

アスカ「また私たちは会うそして沢山話しする!友達になる!約束よ!」

綾波レイ「うん!!」
シンジ「綾波また会おう!僕とも約束だよ」
綾波レイ「うん!」

シンジ達はエヴァにのりこんだ

61: 2013/01/07(月) 00:06:43.55 ID:LgHOlD9AO
アスカ「キャア!エヴァが!?」

エヴァが浮かび上がり始める
綾波レイはその前を先導するように飛んでいる

そこにヘリコプターが一台近寄ってくる
ゲンドウ「シンジー!!待てー!!」

シンジ「えっあの声って・・・父さん!!」

ゲンドウはヘリコプターから身を思いっきり乗り出す

シンジ「あっ・・・父さん!危ない!」

ゲンドウがヘリコプターから飛び出す

それを初号機が右手で受け止める

シンジ「父さん!!どうして、そんなむちゃを!!」

ゲンドウ「説明している時間はない!これを受け取れ」

ゲンドウはエヴァの右手に石のような塊を置く

シンジ「なんだよこれ・・・」

ゲンドウ「アダムだ、これがなくては何も始まらん、」

シンジ「父さん・・・」

ゲンドウ「私はもういい、ユイの事はまた墓参りに行こう、シンジすまなかったな
頼んだぞ!」

シンジ「ワケがわからないよ!父さん!!」

ゲンドウ「シンジ!!信用している、任せたぞ、シンジ」

シンジ「・・・」ポタポタ(僕は多分この言葉をずっと待ってたんだ・・・)

ゲンドウはニヤリと微笑むとエヴァの右手から飛び降りる

シンジ「父さん!!」

ゲンドウはパラシュートを開き

少し手を降り

地上に消えた

62: 2013/01/07(月) 00:20:19.43 ID:LgHOlD9AO
先導された先にはカヲルがいた

アスカ「こんどは何よー!!」

カヲル「やあシンジくん、しばらくだね、今度こそ君たちは幸せになりそうだよ!」
シンジ「誰だろ・・・でも知ってる・・・何でだろ?・・・カヲル・・・渚・・・カヲル・・・」

カヲル「そうだよ、シンジ君、君たちは世界を何巡もしてるからね、シンジ君が僕を覚えてても不思議はない」

シンジ「何巡も・・・何の話かわから・・・いやわかる・・・」

ネルフ

マヤ「地下から高エネルギー反応、反応が使徒と酷似してます!!」

マコト「何だって!!地下から!!」

マヤ「はい!もう何が何だか・・・」

冬月「かまわん」


ミサト「信じましょうあの子達を、」

リツコ「そうね、私も同意見だわ」

加持「俺たち三人の意見がそっくり揃うのも久しぶりだな、葛城、」

63: 2013/01/07(月) 00:29:42.74 ID:LgHOlD9AO
カヲル「人類補完計画は失敗だった、」

綾波レイ「そこに私の意志も、あなた達の意志も無いもの」

カヲル「そんなまんまで人が形を失い、境界線のない世界を作るなんて」

綾波レイ「人間の虫のいい話、」

アスカ「それで?」

綾波レイ、渚カヲルが地下の巨人に飲み込まれ

大きな綾波レイが生まれる

大きな綾波レイ「話し合いましょう、そして決めましょう、シンジ君、アスカ」

シンジ「う・・うん・でもちょっと怖いな・・・」

大きな綾波レイ「私たちなら大丈夫、」

アスカ「理由は?」

大きな綾波レイ「私も心を開けるから」

大きな綾波レイは初号機と二号機を飲み込んだ

64: 2013/01/07(月) 00:43:08.57 ID:LgHOlD9AO
ネルフ

マヤ「綾波・・・レイ?初号機二号機を取り込んで、完全に沈黙」

ミサト「何が起きるというの・・・」

冬月「それは・・・彼らが決める事だ」

マヤ「あたし怖い・・・」

全員「ゴクリ」

10時間後

マヤ「綾波レイ、沈黙を守ったままです、ふぁ~・・・すみません」

マコト「コ、コーヒーをついできても・・・」

ミサト「認める」

冬月「私の分も頼むよ」

リツコ「私はこのマグカップで」

ゲンドウ「私のもだ、」

冬月「碇帰ってきたのか・・・」

ゲンドウ「ああ・・・」

加持「戦略自衛隊が攻撃を開始しましたが・・・」

冬月「ふふゼーレか、ご苦労な事だな」

ゲンドウ「人が信用出来ない連中だからな、かまわん、好きなようにさせておけ」

マコト「コーヒー入りましたー」

65: 2013/01/07(月) 00:57:01.80 ID:LgHOlD9AO
十五時間後

リツコ「ミサト、最近人間ドッグサボり過ぎよ」

ミサト「大丈夫よ、あたしはピンピンしてるし」

リツコ「そと側ではわからない事を診るのが人間ドッグなのに、これは命令です、明日受けなさい」

ミサト「うぇー・・・」

加持「終わったら飯連れて行ってやるからさ、いいトコ見つけたんだ、受けてこいよ」

リツコ「奢りよねそれ」

加持「リッちゃんも来るのかー参ったなー財布持つかなー」


青葉「またギター買ったんだよねー」

マコト「またかよ、ちゃんと一本使いこめよ」

青葉「わかっちゃいるけど、どうしても欲しくなる」

マヤ「そういうのって、弘法筆を選ばずの逆よねー」

冬月「おっ、自衛隊も攻撃を止めたようだぞ、王手」パチ

ゲンドウ「やっと玉の無駄だと気づいたみたいだ、」ヒョイ

ミサト「・・・いつになったら決まるのよー!!」

マヤ「あっ!!!皆さん!!!綾波レイが光り始めました!!!」

冬月「やっとか」

ゲンドウ「よくやったな・・・シンジ・・レイ・・アスカ」

66: 2013/01/07(月) 01:08:02.70 ID:LgHOlD9AO
シンジ「ハッ・・」

目が覚めると知らない天井だ

ゲンドウ「シンジ、何時まで寝ている、夏休みは終わった筈だ」

そうか、新しい世界を作ったんだ

シンジ「うん」

朝ご飯が並んであるちょっと焦げた目玉焼き、サラダ、トースト

シンジ「フフ・・・」

ゲンドウ「何が可笑しい」

シンジ「いや・・父さんの手料理始めてだから・・・」

ゲンドウ「・・・食え」

シンジ「はい」

ゲンドウ「お母さんのお墓参りは今週の日曜日にしよう」

シンジ「そうだね、」

ゲンドウ「それじゃあ私は仕事だから」

シンジ「うん、父さん、これで良かったと思う?」

ゲンドウ「シンジはどうなんだ?」

シンジ「僕はこれで良かったと思う」

ゲンドウ「ならいちいち悩むな、私はユイに、こだわり過ぎた・・・それがそもそもの間違いだったんだ
失ったものは戻らない、そんな当たり前の事に背を向けようとしていた」

シンジ「父さん・・・」

ピンポーン

ゲンドウ「多分お前の友達だ、さて私は仕事に行く」

67: 2013/01/07(月) 01:29:50.69 ID:LgHOlD9AO
アスカ「シーンジ来てやったわよ!おじさん、おはよーございます、」

ゲンドウ「うむ、」

通学路

シンジ「お父さんや、お義母さんとは上手くいってる?」

アスカ「まあまあね、でも前よりは、マシかな、
私がちゃんと心を開けば向こうも開いてくれるし
本当の母親といつかは思えそう」

シンジ「良かった、」

目の前に乱暴な運転の車が止まる

シンジ「ミサトさん!!」

アスカ「ミーサト!!」

ミサト「ウイッス~!!」

シンジ「レイは?」

ミサト「先に学校行ってるわ、びっくりしたわよ、
レイが私の養子になってるんだもん、加持の家も遠くない場所だしね」

シンジ「ダメでした?」

ミサト「まあ隣とか結婚じゃないから許しちゃう、でもレイなら司令、いや元司令の子供になると思ってたわ」

シンジ「そ、それは・・・」

アスカ「それだとシンジと結婚出来ないんですって!あいつ!」

ミサト「ニャハハ、シンちゃんモテモテねー、んじゃあたし仕事だからーバーイ」

シンジ「あっ!綾波は?」

ミサト「そうだった!レイなら学校に行ってるわ!」

シンジ「ありがとうございます!」

ミサト「それと、また遊びに来てよ!気軽にね、あたし達、家族だったんだから」

アスカ「あったり前よー、それと私は今も家族じゃない!ミサトー」

ミサト「ハハ、お姉さん、うっかりしてたわー、おっと行くわ、司令、あっ元司令、今でも厳しいのよー、バーイ」

アスカ「だってよ、」

シンジ「父さんは変わらないよ」

68: 2013/01/07(月) 01:44:04.29 ID:LgHOlD9AO
ネルフはそっくりそのまま、真東京都復興委員会になってる
死んでいった人たちはあえて戻さなかった
それが一番いいと思ったから
シンジ(それで良かったんだよね、母さん)
空のどこかで母さんが微笑んでる気がした

アスカ「あーおっはよーヒカリ!!」

ヒカリ「アスカーおはよー」

トウジ「先生ー調子どないやー!!」

ケンスケ「碇おはよー」

シンジ「トウジ、ケンスケおはよー」

カヲル「おはよう碇くん」ニコッ

シンジ「か、カヲルくん」

カヲル「君たちの作った世界に少し興味が湧いたのさ、碇くん、改めて友達になろう」

シンジ「うん!」

トウジ「先生の知り合いか?」

ケンスケ「イケメンだし気に入らねー」

カヲル「君たちも友達になろうよ」ニコッ

トウジ「えっまあええで」
後ろから透き通った声が聞こえる
おはようシンジくんアスカさん

シンジ「その声は!」

アスカ「待ってました!」

振り向くと青い髪の目が赤い、白い肌の細い女の子が
満面の笑みで立っていた



69: 2013/01/07(月) 04:03:33.62
GOOD

70: 2013/01/07(月) 15:08:16.59
いいっすねー

ユイがいないからこそだな

引用元: ゲンドウ「今日も仕事なんだ、すまん」