1: 2012/01/22(日) 22:06:36.60 ID:icyBG08iO
A「おはよう、まどかちゃん」

B「おはよー!」

まどか「うん、おはよぉ」

A「今日はちょっと遅刻しちゃいそうだね、急がなきゃ」

B「急げ急げー」

まどか「あっ、まってよぉ」


2: 2012/01/22(日) 22:09:35.65 ID:icyBG08iO
まどか「…あれ?」

まどか(わたしの上履きがない…?)

A「まどかちゃん、早くしないと遅刻しちゃうよ?」

まどか「う、うん…」

B「どうしたの?」

まどか「えっと……」キョロキョロ

7: 2012/01/22(日) 22:12:23.41 ID:icyBG08iO
A「まどかちゃん?」

まどか「…さ、先に行ってて?わたしもすぐに行くから」

B「えっ?でも…」

まどか「ね?先に行っててよ」

A「…うん、わかった」

B「まどかちゃん、どうかしたのかな?」

A「うーん…わかんないや」


9: 2012/01/22(日) 22:15:00.79 ID:icyBG08iO
まどか「あれぇ?なんでないのかな?」

まどか「どこか違うとこにしまっちゃったのかな?」

まどか「んーと…」キョロキョロ

まどか「…ないよ、どうしよう………」

まどか「誰かが間違えて履いて行っちゃったのかな…?」

C「やばっ!遅刻遅刻ー!」ドタバタ

C「ん?どしたの?そんな所に突っ立って?」


11: 2012/01/22(日) 22:18:21.83 ID:icyBG08iO
まどか「あ…えと……」

C「何か探し物でもあるの?」

まどか「そ、その…」

さやか「!」

C(あれ?この子、上履き履いてないじゃん)

C(…もしかして)

C「よーし、あたしも一緒に探してあげるよ!」

12: 2012/01/22(日) 22:22:37.55 ID:icyBG08iO
まどか「えっ?あっ…で、でもあなたまで遅刻しちゃうよ…?」

C「だいじょーぶ!なんとかなるって!」

まどか「あっ…」

C「どこかなー?っと…」

まどか「あ、あのっ」

C「んー?どうかした?」

まどか「わ、わたしのことは気にしないで?あなたは先に行ってていいよ」


13: 2012/01/22(日) 22:25:38.57 ID:icyBG08iO
C「いーのいーの、あたしも好きでやってんだしさ」

C「それに」

まどか「それに?」

C「困った時はお互い様!」

まどか「!」

C「なーんてね、えへへ」

まどか「…あ、ありがとう」

C「うんうん!さっ、早く見つけて教室に行かなきゃね」

まどか「うんっ!」


16: 2012/01/22(日) 22:28:36.24 ID:icyBG08iO
まどかの教室

A「まどかちゃん、遅いね」

B「そろそろチャイム鳴っちゃうよ?」

A「どうしちゃったのかな…?」

D「ふふっ、今ごろ泣いてるんじゃないの?」

E「あはは!まどかって泣き虫だしね」

F「ほんとほんと、まどかは新しいオモチャだよねー」

G「………」ジィー

20: 2012/01/22(日) 22:31:45.53 ID:icyBG08iO
まどか「ここにもない……」

C「うーん…誰かが間違えて履いたんなら、その子の上履きはあるはずなんだけど」

C「それもないしねぇ…」

まどか「やっぱり……隠されちゃったのかな」

まどか「…わたし、誰かに嫌われちゃったの……?」

C「いや、まだそうと決まった訳じゃないよ!」

まどか「だってぇ…」

C「んー…あ、そうだ!名前!」

21: 2012/01/22(日) 22:34:37.12 ID:icyBG08iO
まどか「えっ?名前?」

C「そそ、あんたの名前だよ、まだ聞いてなかったよね」

C「同じ学年なのは知ってたけどさ、同じクラスになったことないし」

まどか「そ、そうだね」

C「で、何て言うの?」

まどか「…まどか」

C「そっか、まどかか!」

まどか「うん」


22: 2012/01/22(日) 22:37:41.73 ID:icyBG08iO
C「よっし、んじゃ早くまどかの上履き探さなきゃね……あっ!」

C(これってもしかして、まどかのじゃ…)

C「ん…しかめ?」

まどか「あっ、かなめだよ」

C「あー、そう読むんだ、ほら!あったよ!」

C「はい、かなめまどかちゃんの上履き!」

24: 2012/01/22(日) 22:40:48.07 ID:icyBG08iO
まどか「ほんとだ…あ、ありがとう!」

C「てへへ、いいってことよ!」

まどか「えへへ…」

C(なんであんな所に…やっぱりわざと隠してるっぽいね)

C(ただのいたずらかな…これで終わればいいんだけど)

まどか「あ、あのっ」

C「ん?」


25: 2012/01/22(日) 22:43:27.63 ID:icyBG08iO
まどか「あなたの名前…」

キーンコーンカーンコーン

まどか「あっ」

C「やばっ!チャイム鳴っちゃったよ!」

C「ほらっ、急がなきゃ!行くよまどか!」

まどか「う、うんっ」

C「じゃ、あたしのクラスはあっちだから」

まどか「あの…ありがとう!」

C「てへへ、じゃーね!」

まどか「ばいばい…」

29: 2012/01/22(日) 22:46:27.48 ID:icyBG08iO
まどか(あの子…優しくて良い子だったな)

まどか(お名前、聞きそびれちゃった…)

先生「出席をとります」

D「まどか、やっぱり間に合わなかったね」

E「見つけにくいとこに隠したもんね」

F「泣いてる顔が目に浮かぶわ」

G「……鹿目さん」

31: 2012/01/22(日) 22:49:25.24 ID:icyBG08iO
ガラッ

まどか「…おはようございます」

先生「あら、鹿目さん。遅刻ですよ?」

まどか「ごめんなさい…」

E「おっ、きたきた」

D「裸足のまどか…ってあれ?」

F「ちぇっ、見つけちゃったか…つまんないの」

G「……良かった」

32: 2012/01/22(日) 22:52:23.16 ID:icyBG08iO
休み時間

まどか「はぁ…」

まどか(なんで隠されちゃったのかな?)

A「まどかちゃん」

まどか「な、なにかな?」

B「今朝はどうしちゃったの?」

まどか「あ、え…えっと…」

A「?」

まどか「その、ちょっと…おトイレに…」

33: 2012/01/22(日) 22:55:08.30 ID:icyBG08iO
B「あぁ、なるほどね」

A「良かった、何か悪いことがあったのかと思ったよ」

まどか「う、うん…ごめんね」

B「ううん、良かった良かった」

G「鹿目さん…」

G(嘘をついてるの…?)

F「はぁー、つまんないのー」

G「!」

D「もっと分かりにくいとこに隠せばよかったね」


35: 2012/01/22(日) 22:57:52.25 ID:icyBG08iO
G(この子たち…やっぱり…)

E「ねね、次は放課後までにさ、あれやらない?」

F「ん?あぁ!あれね!わかった、やろやろっ!」

D「うん、そうと決まれば早くしちゃおっか!」

F「さんせー!」

G「あっ…」

G(また鹿目さんに…どうしましょう)

G(私に…何かできれば…)

37: 2012/01/22(日) 23:00:29.46 ID:icyBG08iO
放課後

まどか「はぁ…」

まどか(今日はちょっぴり疲れちゃったな…)

まどか(あれから何も無かったから良かったけど…)

A「ごめん、まどかちゃん」

まどか「えっ?」

B「今日はわたし達、係りの仕事があるからまだ帰れないんだ」

A「だからね、今日は先に帰ってて?」

まどか「あっ、うん、わかったよ。お仕事頑張ってね」


40: 2012/01/22(日) 23:03:32.06 ID:icyBG08iO
B「ごめんね」

まどか「ううん、大丈夫だよ。それじゃあ帰るね?」

A「ばいばい、まどかちゃん」

B「ばいばーい」

まどか「ばいばい、また明日ね」

まどか(今日は早くお家に帰って宿題しなきゃ)

まどか「……!」

まどか「そんなぁ…」

44: 2012/01/22(日) 23:06:33.23 ID:icyBG08iO
まどか(わたしの靴が…ない……)

まどか「なんで……やっぱり、わたし…誰かに……?」

まどか「…うっ」ウルウル

まどか「……探さなきゃ」ゴシゴシ

H「ね、今度の日曜日に一緒にお買いものに行こうよ」

I「今度の日曜日?」

H「うん!」

45: 2012/01/22(日) 23:09:27.71 ID:icyBG08iO
I「…ごめんね?今度の日曜日は用事があるの」

H「えっ、そうなんだ」

I「ふふっ、久しぶりにお父さんとお母さんと3人でお出掛けするの」

H「そっか、なら仕方ないね。何処に行くの?」

I「美味しい紅茶を……あら?」

I(あの子…ずっと下駄箱で何をしているのかしら?)

47: 2012/01/22(日) 23:12:25.44 ID:icyBG08iO
H「ん?どうかしたの?」

I「ごめんね、先に行ってて?」

H「えっ?…うん、わかった」

まどか「…ないよぉ……」グスッ

まどか「朝のところにもないし…どうしよう……」

I「ねぇ、何か探し物をしているの?」

まどか「…わたしの靴がないの」ゴシゴシ

49: 2012/01/22(日) 23:15:08.49 ID:icyBG08iO
I「えっ?」

I(もしかして…いじめ?)

まどか「ちゃんとしまったのに…なんで……」グスッ

I「…大丈夫、きっと見つかるわ」

まどか「でもぉ…探しても見つからないもん……」

I「私も一緒に探すわ、諦めちゃダメだよ?」

まどか「………」ゴシゴシ

I「よしよし」ナデナデ

54: 2012/01/22(日) 23:18:14.75 ID:icyBG08iO
まどか「……ありがとう」

I「ふふ、それじゃあ探しましょう?」

まどか「うん」

I「靴はどんな色なの?」

まどか「ピンク…」

I「そう、わかった。私は向こうを探してくるわね?」

まどか「うん…ありがとう」

I「ふふっ、早く見つけて帰ろうね?」

55: 2012/01/22(日) 23:21:25.59 ID:icyBG08iO
I(いじめで隠されたのなら…あそこにあるのかもしれないわ)

I「たしか、この辺りに…」キョロキョロ

I「あった!やっぱりここに…うん、ピンクだし間違いなさそうね」

I「ちゃんとお名前も書いてあるわね、かなめまどかちゃん…か」

まどか「わたし…何か悪いことしたかな…」ウルウル

I「まどかちゃん」

61: 2012/01/22(日) 23:24:07.57 ID:icyBG08iO
まどか「えっ…」

I「はい、これ…よね?」

まどか「う、うんっ」

I「まどかちゃん、その…中には意地悪しちゃう子もいるかもしれないけど」

I「仲間が…お友だちがいることを忘れちゃダメだよ?」

まどか「えっ?」

I「辛いことがあっても、絶対に助けてくれる人がいるから…」

I「そのお友だちを大切にしてね?」

まどか「あ、あのっ…」

62: 2012/01/22(日) 23:27:05.50 ID:icyBG08iO
I「…あっ、いけない。ごめんね?変なこと言っちゃって」

I(この子と…昔の私が重なって見えちゃった)

I「…とにかく、辛いことがあっても、きっとお友だちが助けてくれるわ」

I「だから頑張ってね?」

まどか「…うん」

H「もぉ、どうしたの?遅いから戻って来ちゃったよ」

I「あっ、ごめんね?今すぐ行くわ」

まどか「あの…ありがとう」

I「うん、頑張ってね。さようなら」

65: 2012/01/22(日) 23:30:12.06 ID:icyBG08iO
翌日

F「あーあ、なんか隠してた靴見つかったみたいだね」

D「まぁいいじゃん、今日も隠せばいいんだしね」

E「そだね…あれ?」

D「ん?何かあった?」

E「いや、まどかの下駄箱の前にずっとあいつが立ってるからさ」

G「……」

67: 2012/01/22(日) 23:33:08.12 ID:icyBG08iO
F「ほんとだ、あれじゃ隠せないじゃん」

D「邪魔だね」

E「よし…ねぇ、あんた」

G「あら、おはようございます」

E「おはよ、でさ…そこで何してんの?」

G「ふふっ、少し用事がございまして」

E「用事?何時まで?」

G「さぁ…どうでしょう?」

69: 2012/01/22(日) 23:36:05.58 ID:icyBG08iO
E「…まぁ、いいわ」

D「何て?」

E「よくわかんないけど、邪魔だから今は止めとこうよ」

F「んー、見られたら面倒だしね」

D「仕方ないなぁ、もう」

G「……ほっ」

A「でさ~」

B「あはは!」

まどか「……」

70: 2012/01/22(日) 23:39:05.42 ID:icyBG08iO
B「…あれ?元気ないね、どうしたの?」

まどか「う、ううん!なんでもないよ?」

A「そぉ?」

まどか「うんっ」

A「わかったよ、でね~」

B「そうなんだ~」

まどか「……」

まどか(また…隠されてたらどうしよう……)

72: 2012/01/22(日) 23:42:00.05 ID:icyBG08iO
まどか「…あっ」

まどか(良かった…今日は隠されてなかった)

G「あら、みなさん」

A「あっ、仁美ちゃん、おはよう」

B「おはよー」

まどか「志筑さん、おはよう」

仁美「はい、おはようございます」

75: 2012/01/22(日) 23:45:05.78 ID:icyBG08iO
B「今日は遅いんだね、珍しー」

仁美「ええ、ちょっと用事が」

A「そっか、でももうそろそろ時間だし早く教室に行こうよ」

仁美「そうですわね」

B「よーし、行こっ、まどかちゃん」

まどか「うんっ」

まどか(今日は何もなければ良いなぁ)

77: 2012/01/22(日) 23:48:06.92 ID:icyBG08iO
A「そう言えば仁美ちゃんとこうやって話すの久しぶりだよね」

B「言われてみればそうかも…ね、まどかちゃん」

まどか「そうだね。志筑さんとはあんまりお喋りしたことないかも…」

仁美「…そうですわね、ごめんなさい」

B「あはは、別に謝らなくても」

A「お稽古、大変みたいだしね」

仁美「ええ、まぁ…」

81: 2012/01/22(日) 23:51:26.77 ID:icyBG08iO
まどか「…ラブレターかぁ」

B「ん?もしかしてラブレター欲しいの?」

まどか「ち、違うよぅ!」

A「照れない照れない」

まどか「もぉ!違うってばぁ!」

B「あははっ」

仁美「ふふっ」

まどか「も、もぅ…」

87: 2012/01/22(日) 23:54:09.68 ID:icyBG08iO
E「…ね、今の聞いてた?」

D「うん、ばっちり聞いたよ!」

F「あたし、良いこと思いついちゃった」

E「あっ、あたしもー!」

D「んじゃ、さっそくやってみますか!」

F「さんせー!」

90: 2012/01/22(日) 23:57:18.52 ID:icyBG08iO
抜けてた

B「男子には大人気だもんね、仁美ちゃんはさ」

A「この前もラブレターもらったんでしょ?いいなぁ」

まどか「うん、すごいよね」

仁美「…ですが、全てお断りさせていただきましたわ」

B「家の人がうるさいんだっけ?」

仁美「はい、小学生には早すぎるって」

A「あはは、その辺難しいよね」

仁美「…ええ」


91: 2012/01/23(月) 00:00:09.09 ID:aL/RIAb/O
放課後

A「ね、仁美ちゃん。良かったら久しぶりに一緒に帰らない?」

仁美「…ごめんなさい、嬉しいんですけれど、今日は急ぎの用事があって」

B「…お稽古かぁ、頑張ってね」

仁美「ええ…それでは」

まどか「志筑さん、すごいなぁ…いっぱいお稽古してるんだよね?」

B「みたいだね、何でもできて凄いよ」

A「でも大変そうだよね」

まどか「うん」

92: 2012/01/23(月) 00:03:06.90 ID:aL/RIAb/O
仁美(…本当は私もみんなと一緒に……)

仁美「あら?」

E「後は体育館の裏で待ってるだけだね」

D「でも来なかったらどうする?」

F「その時はその時でしょ」

仁美「…体育館の裏?」

仁美(まさか…)

94: 2012/01/23(月) 00:06:33.77 ID:aL/RIAb/O
まどか「…良かった」

A「ん?何が良かったの?」

まどか「ううん、なんでもないよ」

まどか(ちゃんとある…!)

まどか(昨日のは誰かが間違えちゃっただけなのかな)

まどか「えへへ」

B「なんかご機嫌みたいだねー」

95: 2012/01/23(月) 00:09:03.24 ID:aL/RIAb/O
A「…あれ?まどかちゃん、これって」

まどか「えっ?…あっ!」

B「なになに?…手紙?」

A「まどかちゃんへ。って…もしかして、これって」

B「ラブレターじゃない!?」

まどか「えっ?えっ?」

A「やったじゃん!ラブレターだよ、ラブレター!」

まどか「わ、わたしに?そんなっ、えっ?」

97: 2012/01/23(月) 00:12:33.13 ID:aL/RIAb/O
B「あははっ、照れちゃって。可愛いなぁ」

まどか「も、もぉ!からかわないでよぉ!」

B「ごめんごめん」

まどか「で、でもどうしよぉ…」

A「あっ、わたし達がいたら読みづらいか。先に行っとくから、ゆっくり見といでよ」

B「そうだね、んじゃお先にー」

まどか「あっ、ちょっと…」

まどか「ど、どうしよぉ…」キョロキョロ

まどか「ら、ラブレター…!」ドキドキ

98: 2012/01/23(月) 00:15:31.61 ID:aL/RIAb/O
体育館の裏

まどか「だ、大丈夫…かな?」オロオロ

まどか「んと……」キョロキョロ

D「うわっ!マジで来た!」

F「まんまと騙されてやんのー」

E「よーし!それしゃ行くよ!」

D「おーっ!」

F「楽しみ楽しみ」

101: 2012/01/23(月) 00:18:13.44 ID:aL/RIAb/O
まどか「…まだいないのかな」

まどか(ラブレターは嬉しいけど…やっぱりお断りしなきゃ)

まどか(謝った方がいいのかな…?)

まどか「うーん…」

F「おまたせー」

E「ちゃんと来てくれたんだ」

まどか「えっ?」

D「あっ、そのラブレター書いたのあたしらだから」

まどか「……え?」

103: 2012/01/23(月) 00:21:25.59 ID:aL/RIAb/O
E「クラスで一番イケメンのJ君があんたなんかにラブレター書くわけなんかないじゃん」

F「なになに?ラブレター貰って浮かれてたの?」

まどか「ち、違うよ…わたしはお断りしに……」

D「…え?断りに来たの?」

まどか「だ、だって…わたし、J君のことよく知らないし…」

E「へぇー、てっきり喜んで来ると思ったのに」

104: 2012/01/23(月) 00:24:04.65 ID:aL/RIAb/O
F「断るつもりとか…なんか生意気じゃない?」

まどか「え?」

D「うん、そーゆーとこムカつくんだよね」

E「なんかぶりっ子みたいだし…だから目をつけたんだけどね」

まどか「目をつけた…?」

F「そそ、いじめのね」

まどか「!?」

まどか(えっ…そんな……)

109: 2012/01/23(月) 00:27:06.89 ID:aL/RIAb/O
まどか「じゃ、じゃあ…昨日のは…」

D「うん、あたしたちがしたんだよ」

まどか「な、なんで…?」

E「なんとなくムカつくからかな?」

まどか「え…そんなのって……」

F「ま、そーゆーことだから、よろしくね」

D「まどかちゃん!」

まどか「い、いやっ…」

111: 2012/01/23(月) 00:30:04.48 ID:aL/RIAb/O
仁美(気になって来てしまいましたわ…何もなければ良いんですけど…)

仁美「……!?」

まどか「や…やめてよぉ……」ウルウル

E「あははっ!」

D「もう泣きそうじゃん」

まどか「泣いてなんかないもん…」

F「泣き虫ー」

まどか「うぅぅっ……」グスッ

112: 2012/01/23(月) 00:33:08.08 ID:aL/RIAb/O
仁美「鹿目さん…」

仁美(助けなきゃ…でもどうすれば……)

プルル

仁美(お稽古の電話…こんな時に……)

仁美(でも、鹿目さんが…)


C「ふぅー、やっと終わった」

C「仕事長引きすぎだよ、もー」

C「…ん?あそこにいるのって、仁美?」

C「仁美がこんな時間に珍しい…なんかあったのかな?」

114: 2012/01/23(月) 00:36:17.18 ID:aL/RIAb/O
プルル

仁美「…ごめんなさい、お友だちの方が…大事です」

仁美「…鹿目さん!」

D「ん?」

まどか「うぅ…ぐすっ……」

F「あれ?仁美じゃん、なんであんたがここに?」

E「…もしかして」

仁美「そ、そういうことはよろしくないと思います!」

まどか「…ぐすっ…志筑さん…?」

116: 2012/01/23(月) 00:39:20.85 ID:aL/RIAb/O
仁美「鹿目さん…」

D「別にいいじゃん、仁美には関係ないでしょ?」

仁美「…関係あります」

まどか「ぐすっ…」

E「なんで?仁美とまどかは特に仲が良いわけじゃないでしょ?」

F「むしろ仁美に仲が良い友達なんて…」

仁美「…私と鹿目さんはお友だちですわ!」

まどか「志筑さん…」

F「ふーん?まぁどうでもいいけど」


117: 2012/01/23(月) 00:42:20.67 ID:aL/RIAb/O
D「まどかに味方するなら、仁美でも容赦しないよ?」

仁美「……」

まどか「し、志筑さん…いいよ、わたしなんかに構わないで…」

まどか「帰って…危ないから…」

仁美「…ううん、鹿目さんはお友だちですもの、帰るわけには行きませんわ」

まどか「志筑…さん……」

仁美「ふふっ」ニコッ

119: 2012/01/23(月) 00:45:15.73 ID:aL/RIAb/O
E「あーもー、そーゆーのムカつくからやめてくんない?」

D「もういいよ、まどかも仁美もやっちゃおーよ」

F「うん、そうしよっか」

E「じゃあさっそく…」

仁美「…っ」ギュッ

F「あははっ!目を瞑ったて痛みは変わらないよ?」

D「そうだ!この髪切っちゃおうよ」

F「ハサミもあるしね」

120: 2012/01/23(月) 00:48:13.54 ID:aL/RIAb/O
仁美「うっ…」

まどか「志筑さん…に、逃げて!わたしのことはいいから!」

仁美「…大丈夫」ニコッ

E「なに笑ってんの?きもちわる」

まどか「志筑さんっ!」

仁美「…」

D「何しに来たのかしらないけど、あんたもバカだよね」

F「ほんと、まどかの事なんかほっとけばいいのにね」

E「そんじゃ、切りまーす」

123: 2012/01/23(月) 00:50:33.47 ID:aL/RIAb/O
まどか「志筑さんっ!やめてっ!逃げてよっ!」

まどか「仁美ちゃんっ!」

仁美「…鹿目さん」

F「ほら、早く早く」

E「わかってるって」

まどか「仁美ちゃんっ…なんで…なんで仁美ちゃんが……」

D「もー、うるさいなぁ」


125: 2012/01/23(月) 00:53:12.70 ID:aL/RIAb/O
E「んじゃ、遠慮なく」スッ

仁美「っ……」

まどか「誰か…誰か助けてよ…!」

まどか「パパ…!」

C「2対3なんて、相変わらず卑怯だね」

E「…ん?」

C「そんなことするのってさ、カッコ悪いよ」

まどか「あっ…!」

130: 2012/01/23(月) 00:56:13.81 ID:aL/RIAb/O
F「あんたは…!」

C「でもこれで3対3だね」

仁美「あっ…」

まどか「あなたは…昨日の…」

C「なるほどねぇ、あんた達がまどかのことを…」

C「まどか、大丈夫。あたしはまどかの味方だよ?」

まどか「味方…お友だち…?」

さやか「友だちだと思った?正解!さやかちゃんだよ!」

132: 2012/01/23(月) 00:57:14.32
わーさやかちゃん(棒

134: 2012/01/23(月) 00:57:39.74
なんとびっくり
Cちゃんはさやかちゃんだったのかー

137: 2012/01/23(月) 00:59:02.92 ID:aL/RIAb/O
まどか「さやか…ちゃん…?」

仁美「さやかさん…」

さやか「仁美の後をつけて正解だったよ」

D「またあんたぁ?しつこいなぁ…!」

F「美樹さやか…あんたは何も関係ないじゃん」

さやか「あんたこそ、性懲りもなくまだ虐めなんてやってるわけ?」

F「うっさい!あんたからやってやる!」

さやか「ふんだ、あんたみたいな奴に負けるわけないじゃん」

140: 2012/01/23(月) 01:01:17.77 ID:aL/RIAb/O
D「なによ、ついでにあんたの髪の毛切ってもいいんだよ?」

さやか「あたしのならいいよ、でも仁美とまどかの切ったら許さないよ!」

まどか「…さ、さやかちゃん」

仁美「だ、ダメっ!さやかさんは…」

さやか「関係あるって、仁美も、まどかも友だちだからね!」

さやか「友だちを見捨てるなんてできないっしょ?」

まどか「さやかちゃん…」

142: 2012/01/23(月) 01:04:33.53 ID:aL/RIAb/O
さやか「だからさ、友だちに手を出したあんた達は許さないからね!」


F「そーゆー正義の味方気取りとかいいから」

D「いっつもいっつもカッコつけちゃってさ!」

さやか「あたしは別に正義の味方なんて気取ってないよ」

さやか「でも、あたしは友だちの味方はするから!」


D「うざーい!」

さやか「ふんっ!うざいのはあんた達じゃん!」

E「もう切るよ!」

さやか「あっ…!」

144: 2012/01/23(月) 01:06:49.28 ID:aL/RIAb/O
I「こらっ!やめなさい!」

E「…もー、こんどは誰?」

I「先生を呼んだわ、もうすぐ来るはずよ」

D「えっ?」

F「や、やばっ!逃げるよっ!」

E「あっ、待ってよ!」

さやか「ばーか!」

まどか「……ぐすっ」

仁美「ほっ…」

146: 2012/01/23(月) 01:09:42.61 ID:aL/RIAb/O
I「ふぅ…あなた達、大丈夫?」

さやか「あたしは別になんともないけど…」

仁美「わ、私も大丈夫…でも」

まどか「うっ…ぐすっ…うぅぅっ……」

さやか「まどか…」

I「…落ち着くまで待ってようか」

仁美「そう…ですわね」

150: 2012/01/23(月) 01:13:33.33 ID:aL/RIAb/O
さやか「先生呼んだとたん逃げちゃってさ、情けないよね、ほんと」

I「…先生を呼んだのは嘘よ、とっさに思い付いたのがあれしかなったから」

さやか「あぁ、そうなんだ…でもありがとう」

仁美「助かりましたわ」

I「…ええ、良かったわ」

I「でも……」

まどか「ぐすっ……」

151: 2012/01/23(月) 01:16:19.45 ID:aL/RIAb/O
I「…何をされたのかしら」

仁美「私が来た時にはもう…」

さやか「くっそー!もっと早く仕事終わらせとけばよかった!」

まどか「…め…さい…」

さやか「えっ?」

まどか「ごめ…んなさい…」

仁美「鹿目さん…?」

I「どうしたの?」

153: 2012/01/23(月) 01:18:25.40 ID:aL/RIAb/O
まどか「わ…わたしのせいで…仁美ちゃんとさやかちゃんに迷惑かけちゃって…」

まどか「ごめんなさい…」

さやか「ちょっ、ちょっと、まどか?」

仁美「迷惑だなんて、そんな…」

I「………」

まどか「でもぉ…わたしのせいだもん……」

154: 2012/01/23(月) 01:21:57.41 ID:aL/RIAb/O
さやか「そんなことないって、まどかは何も悪くないよ?」

仁美「そうですわ、鹿目さんは何も…」

まどか「でもっ…でもぉ……」

I「…ねえ、まどかちゃん」

まどか「ぐすっ…」ゴシゴシ

I「私が話したこと、覚えてる?」

まどか「話したこと…?」

I「そう」

157: 2012/01/23(月) 01:25:03.09 ID:aL/RIAb/O
I「仲間が…お友だちがいることを忘れちゃダメだって」

まどか「あっ…」

I「辛いことがあっても、絶対に助けてくれる人がいるって」

I「そのお友だちを大切にして、ってね」

まどか「お友だち…」

I「うん、そのお友だちがこの子達なんだよ?」

さやか「…てへへ」

仁美「ふふっ」

160: 2012/01/23(月) 01:28:09.52 ID:aL/RIAb/O
I「ふふ、だからこのお友だちも大切にしてね?」

I「まどかちゃんは一人じゃないんだよ」

まどか「…うんっ」

I「ふふっ」ナデナデ

まどか「えへへ…」

H「あっ、いたいた!」

K「帰ろうよー!」

L「頭使ったからケーキ食べたい」

161: 2012/01/23(月) 01:31:26.22 ID:aL/RIAb/O
I「あっ、ごめん!今行くから!」

I「ふふ、じゃあ元気でね。ばいばい」

まどか「あ、ありがとう!」

仁美「ありがとうございました」

さやか「ばいばーい」

まどか「ばいばい…!」

162: 2012/01/23(月) 01:33:56.94 ID:aL/RIAb/O
さやか「…ふぅ、でもこれで一件落着かな」

仁美「ありがとうございます、さやかさん」

さやか「いいっていいって!」

まどか「あ、あの…」

さやか「ん?」

まどか「ほ…本当にありがとう…わたしなんかの為に…」

まどか「まだ、名前もちゃんと知らないのに…」

さやか「ん?あっ、そっかそっか」

さやか「あたしは美樹さやか!さやかちゃんって呼んでくれたまえ!」

167: 2012/01/23(月) 01:36:43.05 ID:aL/RIAb/O
まどか「さやかちゃん…ありがとう」

さやか「へへっ、いいってことよっ!」

さやか「まどかが無事で良かった!」

仁美「ええ、本当に良かった」

まどか「仁美ちゃんも、ありがとう…!」

まどか「仁美ちゃんがお友だちって言ってくれて…すっごく嬉しかったんだ」

168: 2012/01/23(月) 01:39:49.14 ID:aL/RIAb/O
仁美「鹿目さんは…私のお友だちですもの」

仁美「あまりクラスのみんなとお話しすることがない私と、お話してくれますし」

仁美「それに…仁美ちゃんって、呼んでくれて」

仁美「とっても嬉しかったんですよ」

仁美「ありがとう、鹿目さん…!」


169: 2012/01/23(月) 01:42:23.47 ID:aL/RIAb/O
まどか「仁美ちゃん…!」

さやか「んー…仁美さぁ、鹿目さんよりも、さ」

仁美「…そうですわね」

まどか「?」

仁美「まどかさん、ありがとう」ニコッ

まどか「…仁美ちゃんっ!」

さやか「うんうん、これで良しっと!」

170: 2012/01/23(月) 01:45:15.24 ID:aL/RIAb/O
まどか「…でも、ほんとにいいの?」

さやか「ん?」

仁美「何がですか?」

まどか「わたし…どんくさいし、何の取り柄もないし…」

まどか「だから…その…変な意味じゃなくてね?」

まどか「本当にわたしなんかのお友だちになってくれるのかなって…」

171: 2012/01/23(月) 01:47:05.91 ID:aL/RIAb/O
さやか「……」

仁美「……」

まどか「うぅ…」

さやか「…あはははっ!」

仁美「ふふふっ」

まどか「えっ?あっ…」

さやか「なーに言ってんの?友だちになるのにそんなの関係あるわけないじゃん!」

仁美「ええ、そうですわね」

まどか「えっ…?」

172: 2012/01/23(月) 01:50:39.84 ID:aL/RIAb/O
さやか「確かに、あたしとまどかは会ったばっかりだよ?」

さやか「でもさ、最初はみんなそうじゃん!」

まどか「あっ…」

さやか「会う度にどんどん仲良くなってくのが友だちなの!」

さやか「一度あったら友だちで、毎日あったら親友さ!」

さやか「なーんてね」

仁美「…兄弟では?」

174: 2012/01/23(月) 01:54:21.30 ID:aL/RIAb/O
さやか「え?あぁー…ま、そんなことはどうでもいいの!」

仁美「ふふっ、たしかにそうかもしれませんわ」

まどか「さやかちゃん…仁美ちゃん…!」

さやか「ってことで!ここでさやかちゃんに提案があります!」

まどか「提案?」

さやか「これから毎日遊ばない?これも何かの縁だよ!」

さやか「運命!デッテニー!」

仁美「…デスティニー」

178: 2012/01/23(月) 01:57:52.32 ID:aL/RIAb/O
さやか「えっ?あぁ、えーと…ど、どうでもいいんだってば!」

仁美「ふふふっ、ごめんなさい」

さやか「もぉー!」

まどか「てぃひっ!」

さやか「あー!まどかまでぇ…このこのぉー!」

まどか「きゃっ?やめてよぉ!てぃひひ!」

さやか「許さんぞぉー」

179: 2012/01/23(月) 02:00:40.29 ID:aL/RIAb/O
まどか「えへへ…」ポロポロ

さやか「あっ、あれっ?」

仁美「まどかさん…どこか怪我を…?」

まどか「ううん…大丈夫だよ」

さやか「で、でも…泣いてる…よね?」

まどか「ううん…違うの」

まどか「泣いてなんかないもん」

まどか「…嬉しいから!」

180: 2012/01/23(月) 02:03:56.97 ID:aL/RIAb/O
さやか「ん?えっ?」

仁美「…?」

まどか「えへへ…なんだか嬉しくって涙がでちゃったんだ」

まどか「ありがとう、さやかちゃん、仁美ちゃん」

まどか「わたし…とっても嬉しいんだよっ!」

まどか「お友だちになってくれてありがとう!」

さやか「…あたしこそ、ありがと!まどか!」

仁美「私も!」

182: 2012/01/23(月) 02:06:31.66 ID:aL/RIAb/O
さやか「よーし、今日は気分がいいから、さやかちゃん奢っちゃいますよー!」

まどか「えっ?」

さやか「昨日お小遣いもらったばっかりだしね」

さやか「ほら、最近美味しいたい焼き屋さんができたじゃん」

さやか「あれを2人に奢っちゃいますからね!」

仁美「でしたら、お金は私が…」

さやか「いーのいーの、ほらっ!行こうよ!」

まどか「あっ、待ってよぉ、さやかちゃん」

184: 2012/01/23(月) 02:10:59.18 ID:aL/RIAb/O
たい焼き屋さん

さやか「ついたー!ここってすっごく美味しいんだよ」

まどか「食べたことないや」

仁美「ええ、私も」

さやか「だから今から買ってきてあげるってば、待っててー!」

まどか「あっ…行っちゃった」

仁美「ふふ、さやかさんの明るさにはいつも助けてもらってばっかり」

仁美「お友だちになれて本当に良かったって、いつも思いますの」

まどか「そうなんだ」

まどか「さやかちゃん…!」

185: 2012/01/23(月) 02:12:58.37 ID:aL/RIAb/O
さやか「お待たせー、はいまどかの分」

まどか「ありがとう、さやかちゃん」

さやか「うん。で、仁美の分」

仁美「ありがとうございます」

さやか「よし、食べよっか」

まどか「うんっ」

仁美「いただきます」


M「…いいなぁ」ジィー

190: 2012/01/23(月) 02:17:05.87 ID:aL/RIAb/O
N「ん?モモ、どうしたの?」

モモ「お姉ちゃん…モモもたい焼き食べたい…」

N「…でも、家にはお金がないからさ」

O「…1つだけなら買ってあげるわ」

モモ「えっ?ほんと?」

O「うん、お姉ちゃんと半分こにして食べてね?」

モモ「わーい!ありがとう、お母さん!」

193: 2012/01/23(月) 02:20:35.23 ID:aL/RIAb/O
N「お母さん…でも」

O「大丈夫よ、ほら、行ってきなさい」

モモ「行こうよ!お姉ちゃん!」

N「…うん、ありがとう!」

N「たい焼きかぁ…へへっ、久しぶりだな」

N「行くぞ、モモ!」

モモ「うんっ!」

194: 2012/01/23(月) 02:23:24.36 ID:aL/RIAb/O
さやか「どぉ?美味しいでしょ?」

まどか「うん、すっごく美味しいよ」

仁美「ええ、美味しい」

さやか「てへへ、今度も来ようね」

まどか「うんっ!」

仁美「ええ、もちろん」

さやか「これがあたし達の思いでの味だねっ!」

まどか「てぃひひ!」

195: 2012/01/23(月) 02:26:11.83 ID:aL/RIAb/O
ほむら「そう…だったんだ」

まどか「うん、そうだよ。ほむらちゃん」

さやか「いやぁー、懐かしいねぇ」

仁美「あの時のことは一生忘れませんわ」

ほむら「…だからそんなに3人は仲良しなんだね」

ほむら(いいなぁ…羨ましい)

ほむら(私には…そんなお友だち…いないし…)

198: 2012/01/23(月) 02:29:45.91 ID:aL/RIAb/O
まどか「ね、ほむらちゃんを連れていきたい所があるんだ」

ほむら「えっ?私を…?」

さやか「うん、何も自慢する為に今の話をしたわけじゃないんだよね」

仁美「ふふっ」

ほむら「え…?」

まどか「ほむらちゃん、こっちだよ」

ほむら「あっ、待ってよ鹿目さん」

199: 2012/01/23(月) 02:32:18.18 ID:aL/RIAb/O
N「あいつらまだ来ないのか?」

I「何か会わせたい人がいるって言ってたけど…」

N「だからって何でここで待ち合わせなのさ?」

N「ここたい焼き屋だぞ?」

I「ここは鹿目さん達にとって…」

まどか「マミさーん、杏子ちゃーん!」

203: 2012/01/23(月) 02:36:58.43 ID:aL/RIAb/O
仁美「ごきげんよう」

杏子「おっ、やっと来たか」

マミ「ふふっ」

さやか「あっ、珍しく杏子が何も食べてない」

杏子「さやか達が来るの待ってたんだよ」

まどか「ごめんね、遅れちゃって」

ほむら「あ、あの…えっと……」

204: 2012/01/23(月) 02:41:02.54 ID:aL/RIAb/O
杏子「ん?この子がさやか達が言ってた新しい友だちか」

さやか「そうそう、んでもって今度からは親友になるんだよ」

ほむら「…えっ?」

まどか「えへへ、ほむらちゃんにも思いでの味を作ってもらいたいなって」

ほむら「思いでの味…?」

仁美「私が、まどかさんとさやかさんと作った時と同じ思いでの味ですわ」

さやか「だからここに連れてきたってわけ」

205: 2012/01/23(月) 02:45:09.20 ID:aL/RIAb/O
ほむら「あっ…さっきの…!」

まどか「うん、わたし達の思いでの味…それを増やしたいなって」

ほむら「で、でも…私なんかが…その、お友だちになんて……」

ほむら「う、嬉しいんだけど…その…あのっ……」

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「えっ?」

まどか「一度あったら友だちで、毎日あったら親友さ!…だよ?」

ほむら「…!」

まどか「えへへ。だから、ね」

207: 2012/01/23(月) 02:48:46.01 ID:aL/RIAb/O
ほむら「鹿目…さん…!」

まどか「てぃひひ!」

ほむら「えへへ…」ポロポロ

まどか「あっ」

杏子「お、おいっ?何で泣いてるんだよ?」

マミ「どうかしたの?」

ほむら「ううん…違うよ」

ほむら「泣いてなんかないよ」

ほむら「…嬉しいから!」

210: 2012/01/23(月) 02:52:42.52 ID:aL/RIAb/O
まどか「ほむらちゃん…!」

さやか「あはは、あの時を思い出すね」

仁美「そうですわね」

マミ「ふふっ、なんだか私も嬉しくなっちゃうな」

杏子「ああ、こう言うのも悪くないよな」

ほむら「えへへ…」

211: 2012/01/23(月) 02:56:48.66 ID:aL/RIAb/O
まどか「わたし…たくさんお友だちができたんだ」

まどか「隣町の子とか」

まどか「先輩とか」

まどか「それから、転校生とか!」

まどか「あっ、もちろん、さやかちゃんとも仁美ちゃんとも仲良しだよ?」

まどか「みんなみんな」

まどか「わたしの大切なお友だち!」

おわり

212: 2012/01/23(月) 02:58:40.02 ID:aL/RIAb/O
終盤がおかしなことになってすまん
時間がないから無理矢理終わらせた
ちゃんと最後まで書きためてから投下するべきだったな

ごめん

213: 2012/01/23(月) 02:59:41.88
お疲れ様でした

214: 2012/01/23(月) 03:00:01.26

引用元: まどか「泣いてなんかないもん」