1: 2012/10/03(水) 03:38:15.08 ID:+T1cLVHe0

春香「私はがP居なくなって、765プロなくなって……よくわからなくなってアイドルやめちゃったけど」

春香「……うん、昔のことだね、今日もお仕事いかなきゃ」

春香(みんなどうしてるんだろう)

4: 2012/10/03(水) 03:44:39.81 ID:9WiBb7rm0
~~~オフィス~~~
春香「おはようございまーす!」

上司「おはよー、春香ちゃん、今日も元気だね」

春香「先輩も、元気にしてた方が楽しいですよ!」

上司「あはは、とりあえず、今日は雪歩ちゃんと二人で営業に行ってきてくれる?」

雪歩「わ、わたしもですか!!聞いてないですよぉ」

上司「つべこべ言わずに出発!」

6: 2012/10/03(水) 03:52:37.52 ID:9WiBb7rm0
雪歩は私が入社してそのあと、1、2年後に入社して来た。ほんとにたまたまだった
春香「今日はこの住宅街全体を回るのか~、うん、腕がなってきたよ!」

雪歩「デスクワークがしたくて入社したのに最近はなんでもありで話が違うですぅ」

春香「まあまあ、昼にどこかでパフェでも食べようよ!」

雪歩「うん……」

春香(貴音さんの言ってた店まだあるかな?)

8: 2012/10/03(水) 04:02:22.72 ID:9WiBb7rm0
ピンポーン
おばさん「はい、どちらさま?」

春香「あの!私!877営業のものなんですが、今回こちらの新sh

おばさん「間に合ってますんで!!」
ガチャ
春香「あ、待って、駄目でしたか……シュン」

雪歩「次があるよ、春香ちゃん、ね、頑張ろう!」

春香「そうだね、こんなことでくじけてちゃ駄目だもんね!」

9: 2012/10/03(水) 04:08:32.10 ID:9WiBb7rm0
結局、この日契約に取り付けれたのは8件だった。
~~~昼休み~~~
雪歩「まだこの店あったんだぁ、よく覚えてたね」

春香「昔、貴音ちゃんとよく来てたんだ!」

雪歩「四条さんかぁ懐かしいなぁ」

???「あれ?ゆきぴょんとはるかっち→何してんの→」

10: 2012/10/03(水) 04:15:02.58 ID:9WiBb7rm0
春香「真美!久しぶり!」

真美「こらこら→公衆の面前で抱き着かない→」

雪歩「久しぶりだねぇ、背も170cmくらいあるし、胸も大きくなってるし、それに比べて私は……グスッ」

真美「ほらほら→いいこいいこー泣かないで」

春香(なんか手馴れてる!?)

11: 2012/10/03(水) 04:22:50.84 ID:9WiBb7rm0
春香「そうか~真美は結婚してるのか~」

真美「765プロからフリーの芸能人やってたら→先輩と意気投合しちゃって」

  「だから今は主婦→夫が忙しくて子供がいるから式あげてないんだけどね」

雪歩「夫なんていらないですぅ!」

春香(そうだった雪歩ちゃんは×1だった)

14: 2012/10/03(水) 04:43:45.38 ID:9WiBb7rm0
春香「そ、そうだ、亜美は?」

真美「亜美はアイドル時代の経験を活かして声優してるよ→」

雪歩「え?でも、名前見たことないですけどぉ」

真美「あー→声優業界はそんな甘くないらしくて→R18指定や同人のアフレコしてるらしいよ」
   でも、なんか→そっち界隈ではすごい人気らしいし歌も歌えるから満足らしいよ」

春香、雪歩(亜美らしい!)

15: 2012/10/03(水) 04:53:15.00 ID:9WiBb7rm0
~~~オフィス~~~
春香「ただ今戻りました!」

上司「どうだったかしら?」

雪歩「あの……15件しかとれなかったのですがぁ」

上司「え!?そんなにとれたの、すごいわ!二人とも!」

春香「えへへ」

上司「そういえば、今日親会社の水瀬グループが視察に来た人が美人だったわね~」

雪歩(まさか伊織ちゃんなのかなぁ)

16: 2012/10/03(水) 05:01:04.71 ID:9WiBb7rm0
春香「仕事終わったし、今日は金曜日か~どこか飲みに行く?」

雪歩「え!いや!今日はちょっと大切な用事があって、誰かと待ち合わせとかそんなんじゃなくてね」

春香「そっか残念だね~大切な用事なら仕方ないな~」

雪歩「うん!そういうことだからじゃあねぇ!」タタタっ

春香「……うん、しょうがないね、一人で飲みに行こうかなぁ」

18: 2012/10/03(水) 05:09:17.47 ID:9WiBb7rm0
真「いらっしゃい、何名様……って春香!久しぶり!」

春香「真ちゃん!久しぶり!真ちゃんもアイドルやめたんだ」

真「ってことは春香もか、移籍先で揉めちゃってね、きっぱりやめたんだ!」

春香「そうなのか~残念だね……」

真「久しぶりに話したいし、今日12時で仕事終わるから、そのあと飲みに行こうぜ」

19: 2012/10/03(水) 05:19:15.21 ID:9WiBb7rm0
春香「真ちゃんどこいくの?ここらへんに店あったっけ?」

真「ふふふ、まあ、ついてきてみろって」

貴音「いらっしゃいませ、あら、春香と真じゃありませんか」

春香「貴音さん!」

貴音「春香!ここはらぁめんを頼む場所ですよ、まずは注文を伺いますよ」

20: 2012/10/03(水) 05:33:36.76 ID:9WiBb7rm0
貴音「あら?春香もアイドルやめたのですね」

春香「はい、Pさんも765プロもないので」

真「僕は前、理由を話したと思います」

貴音「……あなたたちはトップアイドルを目指したかったのですか?それともただ仲良くしたいだけだったの?」

真「!それなら貴音さんだって!」

貴音「私はラーメンを極めるという己の夢を追いかけてますから」


23: 2012/10/03(水) 05:42:32.35 ID:9WiBb7rm0

真「それなら、僕だって、僕だって……お嫁さん!お嫁さん目指してます!」

春香「え!?真ちゃん?」

真「いまだって付き合ってる人いるし、その人に……かわいい!って言ってもらえたし!」

貴音「……それなら、何も文句は言いませんよ、何もアイドルだけが道じゃないですからね」

春香「……」

27: 2012/10/03(水) 05:57:07.89 ID:9WiBb7rm0
真「やっぱり貴音さんのラーメンは最高だね、あれは天下をとれるレベルだよ」

春香「……」

真「どうしたの春香?調子悪いの?」

春香「え!いや大丈夫大丈夫、うん、おいしかったねラーメン」

真「……あまり、考えすぎるなよ、春香、俺はこっちの道だから。また寄ってくれよ!」

31: 2012/10/03(水) 06:12:42.68 ID:9WiBb7rm0
~~~自宅~~~
春香「ただいまっと、もう、夜遅いなぁ早く寝なきゃ」

春香「あれ?留守電入ってるね、誰だろう?」

春香「わぁ!千早ちゃんだ!何の用事だろう?」

春香「私、アイドルやめたのに」

千早『風のうわさで聞いたけど、アイドルやめたってホント?何時でもいいから連絡して!』

32: 2012/10/03(水) 06:18:41.01 ID:9WiBb7rm0
春香「もしもし、夜分遅くにすいません><」

千早「もう、そんな堅苦しくなくていいわよ」

春香「えへへ、そうだね!でも、やっぱり千早ちゃんはすごいね!海外でもトップアーティストだもんね」

千早「うん、まあ、そうだけど……でも、まだ上手くなれるはず!」

春香「あはは……」

33: 2012/10/03(水) 06:20:56.59 ID:9WiBb7rm0
千早「それよりもどうして、アイドルやめたの!」

春香「……やっぱり、あの事件が大きいよね」

千早「……」

春香「Pさんを小鳥さんと律子さんが取り合って、それでPさんは他のアイドルたちに気を使ってやめて、社長が怒って765プロを解散させて」

千早「……」

春香「小鳥さんも律子さんも、もう取り返しがつかないことになっちゃってるし」

34: 2012/10/03(水) 06:23:14.28 ID:9WiBb7rm0
春香「そうなると、なんか仲良かったのが嘘みたいで、そしたら急に全部が色あせて見えてきて……」

千早「……」

春香「なんか言ってよ千早ちゃん!!」

千早「甘えるんじゃないわよ!春香!」

春香「!?」

35: 2012/10/03(水) 06:27:26.15 ID:9WiBb7rm0
千早「Pに言われたこと忘れたの?『俺がいなくなっても自分の道を突き進めって』」

千早「確かにアイドルやめた人はいるかもしれないけど」

千早「それでも、みんな自分の夢、叶えようとしてると思うわよ」

春香「でも、雪歩ちゃんだって」

千早「雪歩はね、夜、彼氏と工事現場で働いてるの、それが彼女の夢だったみたいよ」


37: 2012/10/03(水) 06:30:39.82 ID:9WiBb7rm0
春香「でも、もう32歳だし、もうあの頃は戻ってこないし、それにいまから千早ちゃんや美希に追いつけないし」

千早「……いいかげん目を覚ましなさいよ天海春香!」

春香「千早ちゃんこそ!時間は取り返しがつかないんだよ!」

千早「当たり前よ!だから別にアイドルに戻ってとは言ってないでしょ!」

39: 2012/10/03(水) 06:42:49.56 ID:9WiBb7rm0
千早「春香だって、別にアイドルだけが夢だったわけじゃないでしょ?」

春香「私にはそれしか……」

千早「あのね、アイドルってのは自分を表現する手段、つまり方法でしかないわけよ」

            「あなたは本当はなにをしたかったの?」


40: 2012/10/03(水) 06:44:58.54 ID:9WiBb7rm0
春香「それは……みんなでみんなを笑顔にしたかった」

千早「もう一緒は無理かもしれないけど、みんなを笑顔にすることはできるでしょ、ね」

千早「ほら、道は決まったんだからシャキッとする!」

春香「うん!ありがとう千早ちゃん」

41: 2012/10/03(水) 06:46:59.85 ID:9WiBb7rm0

千早「いいよ、春香のため」

春香「また、日本に戻ってきたら、遊ぼうね」

千早「うん、お茶でも飲みに行きましょう」


それから春香は勉強をした、もともと頭は悪くなかったのですんなりと大学に通ることができた。
もちろん、周りからしたら32歳だけどそんなのは全く気にしなかった、そして……

42: 2012/10/03(水) 06:49:08.47 ID:9WiBb7rm0
春香「ほら、みんな集まって~お遊戯の時間よ~」

園児1「は~い」

真美娘「春香先生、今日は何するの→」

春香「う~んと、歌をみんなで歌いましょう!」

真美娘「わ→い」

43: 2012/10/03(水) 06:51:11.17 ID:9WiBb7rm0
~~~放課後~~~
真美「しかし春香が先生になるなんてね」

春香「いまからやり直せて、みんなを笑顔できる仕事って、こういうことかなって思って」

春香「それに」

真美「それに?」

P「おーい、春香先生~ そろそろ後片付けするぞ~」

終わり

45: 2012/10/03(水) 06:57:25.18 ID:9WiBb7rm0
最後まで見てくださった方ありがとうございます。
SS書くのはじめてだったんで、いろいろと難しかったです。
文章を書いてるとアイマスのキャラどうしの呼び方がわからない時や一人称をミスるのが
痛かったな。にわかですいません。
これからも書いていきたいのでアドバイスがあればお願いします。
(特に二人称がめちゃくちゃっていうのがどういうことかなのか教えてほしいです)

引用元: 春香「あれから15年か……」