2: 2011/05/11(水) 22:13:28.55 ID:Ea4HxPiB0
十月某日、とある学生寮

ピリリリリリリ
インデックス「はい、かみじょうです」

小萌『おやシスターちゃん、上条ちゃんはいますか?』

インデックス「とうまは今とくばいーに行ってていないんだよ」

小萌『お留守番ですか、えらいですねー。じゃあ上条ちゃんに伝言をお願いしたいのですが…』

インデックス「いくらこもえでも子供扱いはひどいんだよ! …うん、うん、それをとうまに伝えればいいんだね?」

小萌『お願いしますねー。それではー』ガチャ

インデックス「ふう、やっぱり電話は緊張するかも」
ガチャ タダイマー

1: 2011/05/11(水) 22:09:29.86 ID:Ea4HxPiB0
・時系列は原作16巻のあと
・お話の都合上イギリスには召集されていません
・特定のカップリングは一応無し

SS初挑戦なのでキャラの口調などおかしな所があったらぜひ指摘して下さい。
(もちろん自分でも努力はします。)



3: 2011/05/11(水) 22:17:48.56 ID:Ea4HxPiB0
インデックス「あ、とうまおかえりなさーい、今日のご飯はなにかな?」

上条「ふっふっふ、聞いて驚けインデックス。なんと今日は特売で卵だけでなく鳥ムネもゲットしたから久しぶりにちゃんとした親子丼が食べられるぞ!」

インデックス「お手柄なんだよとうま!! …考えただけでお腹が空いてきたかも」グーキュルル

上条「じゃあ早速上条さんは調理にかかりますのことよー」

インデックス「なら私はカナミンを観て待ってるんだよ!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~


インデックス「とってもおいしかったんだよ!」ケプッ

上条「お粗末さま。おれはこの後宿題をしなくちゃならないからスフィンクスと遊んでてくれ」ショッキカタヅケー

インデックス「わかったんだよ! そういえばさっきとうまがとくばいーに行ってるときにこもえからでんわがきたんだよ」

4: 2011/05/11(水) 22:22:41.26 ID:Ea4HxPiB0
上条「小萌先生から?…そこはかとなく不幸の予感が」ブルルッ

インデックス「えっとね、「上条ちゃんに臨時の三者面談があるのでご家族に連絡を入れておくように伝えて下さいなのですー」だって」

上条「三者面談?」

インデックス「もしかして“また”何かしたのかな?」ジトー

上条「うっ! …確かにアックアの件でまた入院したし、もしかしたら遂に留年決定とか」ダラダラ

インデックス「なら私がその三者面談に行ってこもえを説得するんだよ!」

上条「あのなインデックス、三者面談ていうのは普通生徒と担任、それに保護者を加えた三人でするものなんだよ」

5: 2011/05/11(水) 22:28:26.16 ID:Ea4HxPiB0
インデックス「なら問題ないかも!私がとうまの保護者として同行するんだよ!」

上条「いや、こんなお子様が保護者ってどんなジョークですか」ププーッ

インデックス「むきーっ!!失礼なんだよ、許せないんだよ!!」ギラリ

上条「い、インデックスさん、謝るからとりあえず噛みつきはやめtギャアアアアアアアア!!?」

スフィンクス(やれやれ、ご主人も成長しないなぁ)ミャー


??「上やんが三者面談ねぇ、これは面白くなってきたにゃー」クックック


11: 2011/05/12(木) 22:00:39.08 ID:W9bXpwhV0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上条「イツツツ…とりあえず母さんに連絡しなくちゃな」ズキズキ

ピッピッピ アアー マロニエニー ウタヲクチズサミー ピッ

詩菜『はい、上条詩菜17歳です♪』

上条「おいおい。 って何言ってるんだよ母さん!」

詩菜『うふふ、冗談よ。ところで何かあったのかしら?当麻さんから連絡してくるなんて』

上条「じ、実は…」カクカクウニウニ

詩菜『あらあら、それは困ったわねぇ』

上条「そういう訳だからこっちに来てほしいんだよ。多分申請とかは先生がとってると思うし」

12: 2011/05/12(木) 22:06:57.34 ID:W9bXpwhV0
詩菜『ごめんなさい当麻さん、今母さんパリにいるからすぐには戻れないの』

上条「ぱ、パリ!?なんでそんな所にいるんでせうか!?」オクチアングリ

詩菜『懸賞で特等が当たったのよ』ウフフ

上条「な、なら父さんは?」

詩菜『刀夜さんも出張中だし…』アラアラ

上条「うう、なら三者面談の件は延期してもらえるように頼んでおくよ」ガックシ

詩菜『一応刀夜さんにもそっちに迎えるか母さん聞いておくわね』

上条「よろしくお願いしませう」ペコリ

詩菜『それじゃあそろそろ切るわね、これからシャノワールのステージが始まるし』ピッ

上条「はぁ、不幸だ…」

13: 2011/05/12(木) 22:13:33.80 ID:W9bXpwhV0
インデックス「どうだったのとうま?」

上条「父さんも母さんも来れないらしい」ハァ

インデックス「ならやっぱりわたs「お困りのようだな、上やん!!」

上条「お、おまえは…元イタリア代表のサッカー選手!?」

??「それはトッティだにゃー。俺の名前は土御門ぜよ」

上条「で、なんだよ土御門。今度はどこに連れていかれるんだ?」

土御門「いーや、今回は上やんの為にお助けキャラとして一肌脱ぐために来たんだにゃー」

スフィンクス(こいつ…おいらのキャラクターをパクるつもりか!?)フーッ

インデックス「こら、お客さんに失礼だよスフィンクス。ねぇもとはる、お助けってどういうこと?ご飯をくれるのかな?」

土御門「ま、正確には俺が助ける訳じゃないんだがな」

上条「(インデクスの発言は無視か…)どういう事だ?」

14: 2011/05/12(木) 22:20:28.06 ID:W9bXpwhV0
土御門「上やんより年上で、かつ上やんに借りを返したがっている人間…といえばわかるよな?」

上条「ま、まさか…」ゴクリ

スフィンデックス「「…」」ジュルリ

土御門「そう、そのまさかぜよ。連絡先はここに書いてある、後はそっちで頑張るんだにゃー」スッ

上条「すまないな土御門」

土御門「俺と上やんの仲だぜぃ、気にすることないぜよ。それじゃ、健闘を祈るにゃー」バタン

土御門(さて、こちらも動くとするか)クックック

インデックス「ねぇねぇ、誰の連絡先が書いてあるの?」

上条「さぁ、俺の知ってる奴だとは思うが一体誰なんだろうな」

スフィンクス(わかってなかったのかよ!!)

上条「ま、とりあえずかけてみるか」ピッピッピ


38: 2011/05/13(金) 23:04:23.40 ID:PeoPULMg0

イギリス清教・必要悪の協会の女子寮

??『はい、どちら様でしょうか?(英語です)』

上条「うえぇ!?え、英語!!?」アセッ

??『どこかと間違えてはいませんか?』

上条「(土御門の奴、どこの番号を教えてるんだよ!!)え、えーっと、まい・ねーむ・いず・とうま・かみじょう。は、はろー?」アセアセ

??『かみじょう?もしかして幻想頃しの?』

上条「(つ、通じた?)い、いえーす、いえーす!」
         ↓コッカラニホンゴ
??『何故あなたが…って日本語の方がいいですね。どうしてあなたがここの番号をしっているのですか?』

39: 2011/05/13(金) 23:09:10.57 ID:PeoPULMg0
上条「あれ、もしかしてその声は…春日野うらら?」

??『はじけるレモンの香り!キュアレm…って何を言わせるつもりですか!!私の名前はルチアです!!』

上条「おぉ、そうだったな。で、なんでルチアが電話に出てるんだ?」

ルチア『私では何か問題でも?それより質問に答えてください』イライラ

上条「いや、実はな…」カクカクウニウニ

ルチア『はぁ、つまりあなたの日頃のつけがここで回ってきたということですね?』

上条「うっ、それを言われると上条さんは何も言い返せないのでせうよ」ショボーン

ルチア『まったく…。で、神裂火織にその三者面談の件を伝えれば良いのですね?』

上条「え?神裂もそこにいるのか?」

ルチア『…最初からそのつもりではなかったのですか?』

40: 2011/05/13(金) 23:15:17.29 ID:PeoPULMg0
上条「いや、俺はここにかけろとしか…。そっか、神裂なら親戚ってことで通じるしな!!」ナットク

ルチア『では伝えておきます。それでは』ガチャ

インデックス「かおりが来るの?」

上条「あぁ、これで一安心だな」ニッ

スフィンクス(果たしてそううまくいくのかにゃ?)フミャァ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ルチア「さて、今日の昼食の当番はわたs…ってなんですか!?」ビクッ

女子寮の皆さん「「「「「…」」」」ジーッ

アニェーゼ「どうやら上条さんはお困りのようですね?」

ルチア「ええ、そのようですね。でもそれはかn「それでいいんですかい?」えっ?」

41: 2011/05/13(金) 23:21:19.10 ID:PeoPULMg0
アニェーゼ「あの上条当麻が自分から助けを求めてきている…。これは私らが恩を返す絶好の機会なんじゃあありませんかい?」ニヤリ

ルチア「シスターアニェーゼ…って無理に決まっているでしょう。彼は東洋人ですよ?バレるに決まっているでしょう」キッパリ

アニェーゼ「そんなもんどうとでもなるでしょう。あなたは受けた恩を仇で返すつもりですかい、シスタールチア?」ア~ン?

アンジェレネ「そうですよシスタールチア!!それにこれは本場のワガーシを食べるまたとないチャンスなんですよ!?」ジュルリ

オルソラ「あらあら、では私は荷物の準備をしてきますね」ウフフ

シスターA「シスタールチアさいてー」

シスターB「シスタールチア顔芸怖すぎー」

シスターC「少し乳がデカイからって調子のんなー」

ワイワイガヤガヤ


42: 2011/05/13(金) 23:27:07.51 ID:PeoPULMg0
ルチア「お前ら好き勝手言ってんじゃねぇーー!!第一どうやって日本まで行くつもりだ、あぁ!?」ブチギレ

アニェーゼ「んなもんご都合主義でどうにでもなるんですよ。問題は誰が行くのか…もちろんアニェーゼ部隊の私は確定ですね」フフン

オルソラ「私とアンジェレネさんはレスにもありましたし」ウフフフ

アンジェレネ「おはーぎ、だんごー、かりんと~」エヘヘヘ

シスターD「上条さんのご指名は年上でしょう?ならシスターアニェーゼは論外ですね。ここは私が…」

シスターE「いや、ここは私が…」

ワタシダーイヤワタシガ

アニェーゼ「こうなったら実力勝負しかないでしょう!!」ヒャッハー



シェリー「まったく、何をやってるんだか」ヤレヤレ

49: 2011/05/14(土) 11:52:20.86 ID:XYQJmSX+0
二時間後…

シスターの皆さん「「「「「…」」」」」シシルイルイ

ルチア「な、何故こんなことに…」ボロボロ

シェリー「おぉ、まだ生きてる奴がいたのね」ケラケラ

ルチア「よりにもよってあの三人だなんて…」ガックシ

シェリー「まぁあたしは別に幻想頃しがどうなろうが知ったこっちゃないしな」

ルチア「とにかく今はこの場をなんとかしなくては」ズルズル

シェリー「おいおい、あんま無茶すんな…よっ!」ズビシ

ルチア「グハッ!?」ガクッ

シェリー「さて、うるさい連中も静かになったことだしひと眠りしようかしらね」フワァ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

イギリス・某空港 13:00

50: 2011/05/14(土) 11:54:07.66 ID:XYQJmSX+0
アニェーゼ「えぇっと、どうやらこの便であってるみたいですぜ」

アンジェレネ「13:40発、翌07:40着ですか…。随分時間がかかるんですね」キョロキョロ

オルソラ「お土産は紅茶でよろしいでございましょうか?」

アニェーゼ「彼に紅茶の味がわかるとは思いませんがね」ヘッ

アンジェレネ「けどシスターオルソラと荷物をまとめていたらまさか戦闘になっていただなんて…」ガクブル

アニェーゼ「運も実力の内ってやつですかね、まぁ私は文字通り実力でここにいるわけですが」フフン

オルソラ「けどアニェーゼさんもすぐにこちらに来ていましたよね?」ウフフ

アニェーゼ「っっ!!  うるちゃいうるちゃいうるちゃーい!」ジタバタ

アンジェレネ「え、えーっと…ちゅ、注m「アンジェレネさん、めっ、でございますよ?アニェーゼさんも、落ち着いて下さいね?」ゴゴゴゴゴゴ

アニェジェレネ「「は、はい…」」ガクブル

オルソラ「では改めて、学園都市にしゅっぱーつ!でございますよー」

アニェジェレネ「「おーっ!!」」

51: 2011/05/14(土) 11:55:37.35 ID:XYQJmSX+0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日本・学園都市 上条の部屋 22:00

上条「っ!?なんだ、とてつもない不幸の予感が…」ブルッ

インデックス「どうしたのとうまー。私そろそろ眠いかも」トローン

上条「ん?あぁごめんなインデックス、もうすぐ宿題終わるからさ」

インデックス「うん、それじゃおやすみとうま。スフィンクスーおいでー」フワァ

スフィンクス(やれやれ、お嬢は甘えんぼだにゃー)ニャー

上条「それにしても神裂が俺の保護者かぁ…。まさかあの格好で来たりしないよな?」

上条「明日は日曜だしゆっくり寝るとしますか。…ま、風呂場なのに変わりはないんですがね」グスッ

土御門(安心しろカミやん、ちゃんとねーちん用のスーツは用意してあるぜぃ。もちろん別の衣装も、な)ニヤリ



55: 2011/05/14(土) 22:21:38.81 ID:XYQJmSX+0


日本・学園都市外周 10:00

アニェーゼ「さて、ここからが問題ですね」フム

アンジェレネ「何が問題なんですか?」

アニェーゼ「どうやって侵入するか、ですよ」

オルソラ「バスを使ってはどうでしょうか?」

アニェーゼ「んなもんで入れるなら学園都市はとっくにローマ正教の支配下にあるってんですよ」

アンジェレネ「で、でも私こんな高い塀なんて登れませんよ~」アワワ

オルソラ「バス停はどこでしょうか?」

アニェーゼ「こんなことならあらかじめ上条当麻に迎えに来てもらうように手配してもらうべきでしたね」チッ

アンジェレネ「ど、どうしましょうシスターアニェーゼ」アセアセ

オルソラ「あのー学園都市行きのバスはどれで… まぁ、そうでございますか」ウフフ

アニェーゼ「霊装も最低限のものしか持ってきていませんし…」ムムム

56: 2011/05/14(土) 22:26:06.94 ID:XYQJmSX+0
アンジェレネ「い、一応今私たちは上条さんの関係者ですし話せばわかってもらえないですかね?」

土御門「そいつは無理ってもんだぜぃ」

アニェジェレネ「「!!?」」バッ

土御門「にゃ~、土御門さんとうじょうだにゃー」ニヤッ

アニェーゼ「…どなたですかい?」キッ

土御門「俺か?俺は必要悪n「この方はガイドさんでございますよー」 台詞を取らないでくれるかにゃー」ショボーン

アンジェレネ「ガイドさん、ですか?」キョトン

??「ええ、といってもあなた達を中に送り届けるだけだけれどね」

オルソラ「それで、私たちはどのバスに乗ればよろしいのでございましょう?」

土御門「まったく、俺はてっきりねーちんが来るものだとばかり思っていたが予想以上に面白いことになってるにゃー」ニヤニヤ

アニェーゼ「(無視したな)…これもご都合主義、ってやつですかい?」

土御門「そういうことだにゃー」

アニェーゼ「なら早速中に案内してもらいやしょうか」

57: 2011/05/14(土) 22:31:44.55 ID:XYQJmSX+0
??「それじゃ行くわよ」ヒュンッ
ストッ
土御門「着いたにゃー」

アニェーゼ「これが超能力ってやつですかい」ホホゥ

アンジェレネ「うわぁー、あっという間に着いちゃいました…」ポカーン

オルソラ「あらあらまぁまぁ」

??「おぶぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」デロデロ

土御門「さて、とりあえず俺たちに出来るのはここまでだにゃー」

アニェーゼ「ありがとうございやす。…で、今事態はどうなってやがるんで?」

土御門「ひじょ~に面白いことになってる、とだけ言っておくぜよ。 これがカミやんの寮の住所と携帯番号だにゃー」スッ

アニェーゼ「ここまでしてもらうと、何か裏があるんじゃないかと思っちまいますね」

58: 2011/05/14(土) 22:38:32.98 ID:XYQJmSX+0
土御門「なに、土御門さんは観客として楽しむ為の努力を惜しんでいないだけぜよ」

アンジェレネ「お芝居か何かですか?」

土御門「ああ、最高の喜劇ぜよ」ニヤリ

アニェーゼ「ふん、なら思い切り楽しませて差し上げますよ。行きますよ、2人とも」スタスタ

アンジェレネ「ま、待って下さいよシスターアニェーゼ~」パタパタ

オルソラ「では失礼いたします」ペコリ

土御門「いってらっしゃいだにゃー」フリフリ

土御門(まさかこんなことになるとは…はてさて、どうなることやら)

??「…え、私の出番これだけ?」アゼン

土御門「どんまいだにゃー。 …これが報酬だ、よくやってくれたな」スッ

??「これが一方通行の昔の写真ね。っ!しかも5枚組ですって!?」

土御門「まさかこれがこんな所で役に立つとはな…」シミジミ

??「うふふふ、アルビノショタ。悪くないじゃない」ジュルリ

土御門(すまん、一方通行。これも俺が楽しむためだ、許せ)

62: 2011/05/14(土) 23:43:43.85 ID:XYQJmSX+0


イギリス・必要悪の教会の女子寮 16:00

ダダダダダダダダ

神裂「無事ですか、皆さん!?」ザザァッ

神裂「こ、これは…っ!!」

シェリー「あら、おかえりなさい。そんなに慌ててどうしたのよ?」

神裂「シェリー!?ご無事でしたか!寮が何者かの襲撃を受けたとの報告を聞いて来たのですが…何があったのですか!!」

シェリー「あぁ、これは自分たちで暴れまわった結果だよ。なんでも幻想頃しがどうとか」ポリポリ

神裂「上条当麻?何故彼の名前が出てくるのですか?」

シェリー「あぁ、詳しくは知らないけど幻想頃しがここに助けを求める為に電話をかけてきてさ、誰が日本に行くか揉めてる内にいつの間にか戦闘になったんだよ」

神裂「彼が助けを!?彼の身に何が起きているんですか!?もしかしてあの子の身にも危険が!!?」

63: 2011/05/14(土) 23:49:13.85 ID:XYQJmSX+0
シェリー「だから知らないって言ってるでしょう?それよりお腹が空いたんd「こうしてはいられません!すぐに学園都市に向かわなければ!!」ズダダダダダダ

シェリー「何か作って…ってもういないよ。 …別に間違ったことは言ってないよな?」

イギリス・日本人街  16:30

神裂「建宮、建宮はいますか!?」

対馬「女教皇様?どうしたんですかそんなに慌てて。あのクワガタなら奥で諫早と将棋を指してますよ」

神裂「緊急事態です、上条当麻が必要悪の教会に助けを求めてきました」スタスタ

対馬「!?一体何があったんですか?もしかしてまたローマ正教の刺客が…?」

神裂「詳しくは分かりませんが、早急に日本へ発つ準備をして下さい」

対馬「わかりました、他の者にもすぐに伝えます」ダッ

神裂「建宮斎字!!」ガラガラッ

建宮「?女教皇様、どうしたのよなそんなに慌てて?」キョトン

神裂「実は…カクカクシカジカ という訳です。お願いします、彼を助けるのにあなた達の力を貸して下さい!!」フカブカ

64: 2011/05/14(土) 23:54:46.76 ID:XYQJmSX+0
諫早「頭をあげてください女教皇様。我らはあなたの為なら例え地獄の底でさえも着いて行きますぞ。…教皇代理」

建宮「うむ、まずは皆をここに集める。それから可能な限り情報を集めつつ最速の手段を使って学園都市へ向かう!…でよろしいのよな、女教皇様?」

神裂「ありがとうございます。私はこれから足を確保してきます。あなたは学園都市にいる土御門と連絡をとって下さい、連絡先は女子寮にありますから」

建宮「ではそちらには対馬を向かわせます」

神裂「では1時間後にまたここで」ザッ

諫早「まさかアックアの件が終わったと思ったら…」

建宮「それだけあの少年が重要な人物ということなのよな。それにしても…「教皇代理!あの少年は無事なんですか!?」野母崎か。他の者は?」

野母崎「はい、今牛深たちが霊装を使って集めています」

建宮「よし、では俺は土御門氏と連絡をとって状況を確認する。諫早、後を頼む」

諫早「承知しました。では失礼」スタスタ

野母崎「私も準備に戻ります」スタスタ

建宮「無事でいてくれよ、上条当麻…」ガチャ プルルルルルルルル

65: 2011/05/15(日) 00:02:14.03 ID:7N189rXs0
日本・学園都市 土御門の部屋 3:30

アニキーデンワダゾー アニキーデンワダゾー

土御門「うう~ん、舞夏~それは俺のおいなりさんだにゃ~」ムニャムニャ

土御門「にゃは~…って夢か。今何時だにゃー?」モゾモゾ

土御門「3時!?俺の夢を邪魔するのは一体誰だにゃ~」ムカムカ

土御門「にゃー!!いま何時だt…何?どういうことだ?詳しく聞かせろ」オシゴトモード

土御門「ふむ、そうか。だがな建宮…あぁ、あぁ、よし。ならこっちはこっちで動く。だからそっちもうまくやってくれ。じゃあこれで」ピッ

土御門「くっくっく。さぁて、これは忙しくなるぜよ」ニヤリ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

75: 2011/05/15(日) 22:57:53.38 ID:7N189rXs0


日本・学園都市 上条の部屋 7:00

上条「う~ん、よく寝たな。まぁ浴槽なんだけどね」ハァ

上条「さて、飯でも作るか」ノビー

ガチャッ
インデックス「あ、おはようとうまー。今日の朝ご飯は何かな?」グー

上条「おはようインデックス。今日の朝ご飯は目玉焼きとトーストですよー」

インデックス「わかったんだよ。じゃあ顔を洗ってくるんだよ!」トタトタ

上条「さて、じゃあ始めますか。 …!おーい、インデックスー!!」

インデックス「どうしたのとうまー?」

上条「見ろ、インデックス。なんと卵の黄身が双子だ!!」

インデックス「おぉ、これはお得かも!でかしたんだよ、とうま!」

上条「しかし不幸体質の上条さんにこんなラッキーが起きるなんて…不幸の前兆か?」ブルッ

インデックス「考えすぎなんだよとうま、もっと素直に喜ぶべきかも!」

上条「それもそうだな。そろそろ出来るからちゃぶ台を拭いてきてくれるか?」つダイフキ

インデックス「任せるんだよ!」パタタタ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

76: 2011/05/15(日) 23:01:40.68 ID:7N189rXs0
インデックス「ふぅ、少し量は少なかったけどおいしかったんだよ!」ケプッ

上条「お粗末さま。んじゃ洗いますかね」カチャカチャ

インデックス「ねぇねぇとうまー。かおりはいつ来るのかな?」

上条「かおり…あぁ神裂か。多分明日にはこっちに来るんじゃないか?」

インデックス「早く会いたいんだよ!」ワクワク
上条「ははっお前が会いたいのは神裂じゃなくてお土産の方だろ?」

インデックス「むっ、そんな私を食欲の塊みたいに言うなんてひどいんだよ!」ギラリ

上条「す、すまんインデックス。謝るから」ドゲザッ

インデックス「とうまは簡単に土下座をしすぎかも。けど今日はその土下座に免じて許してあげるんだよ」

上条「ありがとうございませう、インデックスさん」ヘヘェー

ピリリリリリリ

インデックス「とうまー、でんわだよー」

上条「誰だ?こんな朝早くから。 はい、上条ですが」ガチャ

77: 2011/05/15(日) 23:04:50.01 ID:7N189rXs0
小萌『上条ちゃんおはようございます。休日でもちゃんと起きるなんて上条ちゃんはえらいですねー』

上条「いや、それほどでも。で、なんの用でございませうか?」

小萌『実は三者面談の件なのですが「ああ、それならもう大丈夫ですよ」』

小萌『もう親御さんとは連絡が取れたのですかー?』

上条「両親は忙しくて来れないんですけど、代わりに親戚が来ることになりまして(で、いいんだよな?)」

小萌『出来れば親御さんとお話がしたかったのですが、こちらも急なお願いでしたし親戚の方でも問題ありませんよー』

小萌『では親戚の方が到着したら先生に電話をしてほしいのですよ。流石に先生の部屋では難しいので』

上条「わかりました、では失礼します」ピッ

上条「さてと、んじゃ布団を干して掃除でもしますか」コキコキ

インデックス「私も何か手伝った方がいいのかな?」

上条「お、珍しいなインデックスが自分から手伝いをするだなんて」

インデックス「私だってやる時はやるんだよ!」エッヘン

上条「よし、じゃあやるか!」

インデックス「うん!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

78: 2011/05/15(日) 23:07:15.47 ID:7N189rXs0
2時間後 10:00

上条「うん、きれいになったな!」マンゾク

インデックス「つ、疲れたんだよ…」グデー

上条「手伝ってくれてありがとうな、インデックス。上条さんは買い物に行って来るからゆっくり休んでてくれ」

インデックス「お土産頼むんだよ~」グデー

上条「そんな余裕うちにはありませんのことよ」キッパリ

上条「知らない人が来ても勝手にドアを開けるなよー」バタン

インデックス「zzz」スピー

スフィンクス(おいらもひと眠りするかにゃー)ナァーオ

コチコチコチコチ

1時間後11:00

コツコツコツコツ

アニェーゼ「ここが上条当麻の部屋ですか、案外普通のとこじゃねぇですか」ピンポーン

アニェーゼ「ん?どうやら留守のようですね?さてどうしましょうか」フム

??「お、上条当麻の部屋に用があるのか―?」クルクル

79: 2011/05/15(日) 23:10:40.33 ID:7N189rXs0
アニェーゼ「(メイド?)ええそうですが、そちらはどなたで?」

??「私かー?私は隣の者の家族だぞー。名前は土御門舞夏っていうんだー」クルクル

アニェーゼ「(土御門…)私はアニェーゼ=サンクティス。上条当麻の義理の妹ってとこですね」

舞夏「おお、アニェーゼも義妹なのかー。で、その義妹がどうしてこんな所にいるんだー?」クルクル

アニェーゼ「(というか何故回っているんですかい?)実は…という訳なんですが姉妹とはぐれちまいましてね、とりあえず先にこっちに来たんですよ」

舞夏「そうかー、アニェーゼも大変なんだなー。」クルクル

アニェーゼ「自分で言うのもあれですが、今の話を信じるんですかい?」

舞夏「おー、信じるぞー。 上条当麻が部屋にいないんならうちにあがって待ってるといいぞー。メイドさん特製のお茶を出してやるぞー」クルクル

アニェーゼ「じゃあお言葉に甘えましょうかね」

舞夏「ついでに義妹としての作法も教えてやるぞー」クルクル

アニェーゼ「日本にはそんなもんにも作法なんてあるんですかい?」

舞夏「まあなー。それは中で教えるぞー。じゃあ狭いところですがー」スタッガチャッ

アニェーゼ「(流石に部屋の中では降りるのか)お邪魔しやす」コツコツ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

80: 2011/05/15(日) 23:16:12.03 ID:7N189rXs0
学園都市・路上 10:30

上条「僕の右手を知りませんか~、っと」フフーン

上条「今日は11時からタイムセールだからな、しっかり獲物を確保しなければ…ん?」

スキルアウトA「だから俺たちが案内してやるって言ってるだろ?」ニヤニヤ

スキルアウトB「怖がることはないんだよ~?」ニヨニヨ

??「うぅ~」ブルブル

上条「はぁ、またこのパターンですか。 いや~すみません、連れがご迷惑をかけたみたいで。ほら、行くぞ」グイッ

??「ふえ?」

スキルアウトC「なんだてめぇは?」アァン

スキルアウトD「関係ねぇやつはひっこんでろ!」ギロッ

??「か、上条さん!」パァ

上条「えっ?お前は確か…、…、すまん、アンジェレネだったな」ネタガ…

アンジェレネ「は、はい!そうです!」

上条「なんでお前がこんな所にいるんだ?」

81: 2011/05/15(日) 23:19:55.92 ID:7N189rXs0
アンジェレネ「じ、実はですn「おい、何シカトしてるれてんだよ!!」」

アン条「「!!」」

スキルアウトA「てめぇらナメてんじゃねぇぞ!」

スキルアウトB「どうやら痛い目をみたいみてぇだな?」

アンジェレネ「ひっ」ビクッ

上条「ちっ、こうなったら…」グッ

スキルアウトC「やんのか!?」

スキルアウトD「かかってk「逃走あるのみ!!」ガシッ

アンジェレネ「ひゃあ!!」グイッ

スキルアウツ「逃げるなこらぁ!!」ダダッ

上条「ふこーだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」ズダダダダ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上条「ぜーっ、ぜーっ」グッタリ

アンジェレネ「あうぅ~」ヘニャン

82: 2011/05/15(日) 23:26:23.08 ID:7N189rXs0
上条「な、なんとかまけたみたいだな…。で、なんでお前が学園都市にいるんだ?」

アンジェレネ「実はカクカクシカジカ…という訳、です」ビクビク

上条「」

アンジェレネ「あ、あの、上条さん?」オドオド

上条「そうだよな、なんかおかしいと思ったんだよ。上条さんがそうそう幸せな目にあえるわけないんだよな…」ブツブツ

アンジェレネ「あ、あうぅ~」ジワッ

ヤダー、シュラバ? アンナチイサイコニコスプレ? ロリコン? ウラヤマケシカラン

上条「っ!?な、泣くなアンジェレネ!このままじゃ上条さんが犯罪者になってしまう!」アセアセ

アンジェレネ「で、でもぉ~」グスグス

上条「ほ、ほら!そこでクレープでも奢ってやるから、な?」

アンジェレネ「は、はい…」グシグシ

上条「どうしてこうなった…」ガックシ


86: 2011/05/16(月) 22:29:41.58 ID:d7OskXJF0

上条「そういえばアンジェレネ、学園都市には3人で来たって言ってたけど他の2人はどこにいるんだ?」ムグムグ

アンジェレネ「そ、それが、はぐれちゃったんです」ショボン

上条「はぐれたって…もしかしてさっきみたいにスキルアウトにからまれて慌てて逃げたのか?」

アンジェレネ「いえ、可愛い猫がいたので…それで…」モジモジ

上条「そっちに気を取られていたらいつの間にか2人を見失った、ってことか」

アンジェレネ「は、はい」シュン

上条「まぁ気にするなよ。こうして無事だった訳だし、な?」ニッコリ

アンジェレネ「っ!!は、はい…///」モジモジ

上条「よし、じゃあ上条さんのうちに行きますか。きっとオルソラ達も待ってるだろうし」

アンジェレネ「あ、あの!!」

上条「ん?どうした?」キョトン

アンジェレネ「ま、またはぐれたりしないように、手、手を…」

上条「おぉ、それもそうだな。じゃあ行くぞアンジェレネ」ギュッ

アンジェレネ「///」カァッ

87: 2011/05/16(月) 22:33:06.77 ID:d7OskXJF0
学園都市・上条の部屋 12:00

上条「さ、着いたぞ。 ただいまー」ガチャ

アンジェレネ「お、お邪魔しまーす…」

インデックス「zzz…まだまだ食べられるんだよ~」ムニャムニャ

上条「そこは「もう食べられない~」だろ普通…。おい、インデックス起きろ―」ユサユサ

スフィンクス(ご主人おかえり~ってまた女かよ・・・)ミャァ

インデックス「ん~、とうまおかえりー。もうご飯の時間なのかな?」

上条「いや、確かにそろそろ昼飯の時間だけど…それよりオルソラ達来てないか?」

インデックス「なんでオルソラの名前が出てくるのかな?…あれ、あなたは確かローマ正教の」

アンジェレネ「ど、どうも…」ペコリ

インデックス「ねぇとうま?これはどういうこと?」ジトー

上条「そ、それはですねインデックスさんカクカクウニウニという事情があってですね」アセアセ

インデックス「はぁ、やっぱりとうまはとうまなんだよ…」

上条「別に上条さんのせいでh…ピンポーン」

上条「お、もしかしてオルソラ達かな?」ソソクサ

スフィンクス(逃げたな…)

上条「はいは~「ちょっと!今までどこほっつき歩いてたのよ!!」

88: 2011/05/16(月) 22:37:11.24 ID:d7OskXJF0
アニェーゼ「べ、別にお兄ちゃんが心配だったんじゃないんだからね!勘違いしないでよ!?」

上条「 」アゼン

舞夏「いいぞーアニェーゼー。その調子だー」グッ

アニェーゼ「なんとか言いなさいy…おや、アンジェレネ。いつの間に来てたんですかい?」

アンジェレネ「今着いた所ですけど…一体どうしたんですか、それ」ポカーン

アニェーゼ「この方から義妹の作法・ツンデレ編を教えてもらっていたんですよ」

舞夏「アニェーゼはなかなか筋がいいぞー。どうだった、お兄ちゃん?」クルクル

上条「え、あ、あぁ。そうだな?」

舞夏「それじゃあ私はこれで失礼するぞー」クルクル

アニェーゼ「んじゃ私も上がらせてもらいますぜ。…おや、シスター・オルソラが見当たりませんね」キョロキョロ

上条「お前と一緒じゃなかったのか?っていうかなんなんださっきのは!?」

アニェーゼ「あぁ、一応私らは今あなたの関係者として来ていますからね。両親が来れない代わりに義理の姉が妹2人を連れてきたっつう設定です」

アンジェレネ「じゃあ私もお兄ちゃんて呼んだ方がいいんでしょうか?」ジーッ

上条「いやいや、上条さんにそんな趣味はありませんのことよ!?それより、オルソラはどこに行ったんだ?」

アニェーゼ「今は“お姉ちゃん”ですぜ?兄貴」

上条「だからそれはもういいから!!それよりオルソラを探さないと!」

89: 2011/05/16(月) 22:40:17.56 ID:d7OskXJF0
プルルルルルルルル

インデックス「とうまーでんわだよー」

上条「だーっ!誰だよこの大変な時に!! はい、上条ですが!?」ガチャ

??『おぉ、上条。そんなに慌ててどうしたじゃん?』

上条「その声は…不二先輩!?」

??『僕に勝つのはまだ早いじゃん!ってそれは甲斐田違いじゃん。というか私の名前は黄泉川じゃん』

上条「すいません。 そうだ、黄泉川先生にお願いしたいことがあるんですが…」

黄泉川『それはもしかして人捜しか?』

上条「どうしてわかったんですか!?…もしかして精神感応(テレパス)ですか?」

黄泉川『んな訳ないじゃん。今お前の探し人が学校に来てるんだよ』

上条「えぇっ!!」

黄泉川『オルソラさん、だったか。今応接室で月詠先生と話してるから早く来るじゃん?確か三者面談もあるんだろ?』

上条「は、はぁ」

黄泉川『人の家庭事情に口を出すつもりはないが…なんでシスターさんじゃん?』

上条「それはこっちが聞きたいですよ…」ボソッ

黄泉川『ん?何か言ったか? まぁいいじゃん。さっさと来いよー』ガチャ ツーツーツー

90: 2011/05/16(月) 22:43:22.20 ID:d7OskXJF0
上条「皆さーん、オルソラさんが見つかりましてのことよー」ハハハ

スフィンクス(氏んだ魚の目をしているにゃー)

アニェーゼ「口調がおかしなことになってますぜ、兄貴」

アンジェレネ「シスt…じゃなかった、オルソラお姉ちゃん見つかったの、お、お兄ちゃん///」

インデックス「大丈夫、とうま?目がクールビューティーみたいになってるんだよ?」

上条「なんかねー、オルソラさんもう学校にいるんだってー」ボウヨミ

アニェーゼ「それは好都合、なら私らも行きましょう。兄貴、案内よろしく」

上条「よし、じゃあみんなで行こー。って何付いてこようとしてるんでせうか!?」

スフィンクス(あ、戻った)

アニェーゼ「おっといけねぇ。 べ、別にお兄ちゃんと一緒にいたいんじゃないn「いや、それはもういいから」 ちっ!」

上条「舌打ち!?学校は遊び場じゃないんだぞ?それに三者面談ならオルソラがいれば大丈夫だろ?…多分」アセアセ

アンジェレネ「お兄ちゃんは、私たちのこと嫌いなんですか…?」ジワッ

インデックス「とうま、女の子を泣かせるなんてさいてーなんだよ」ジトーッ

アニェーゼ「兄貴さいてー」ジトーッ

91: 2011/05/16(月) 22:50:50.18 ID:d7OskXJF0
上条「上条さんが悪いんでせうか!?…わかったよ、その代わりおとなしくしてくれよ?」ガックシ

アンジェレネ「あ、ありがとうお兄ちゃん!」ダキッ

上条「おぅ!?いきなり飛びつくなよアンジェレネ」グラッ

アニェーゼ(シスター・アンジェレネ、すっかり義妹になってやがりますね)

インデックス「むー。とうまがデレデレしてるんだよ」イラッ

上条「別にデレデレなんかしてませんのことよ?よし、じゃあ行くか。正直オルソラ1人じゃ不安だしな」

アニェーゼ「それが本音ですかい。まぁいいでしょう、さっさと行きましょう」

上条「どうかややこしいことになっていませんように…」

スフィンクス(ぜってえややこしいことになるにゃ、これは)ニャー


学園都市・第23学区、某飛行場 12:30

神裂「着きましたか…。待っていてください、上条当麻」グッ

神裂「さあ、行きますよ!!」

天草式の皆さん「「「「「「応っ!!!!!!」」」」」」


98: 2011/05/17(火) 22:05:54.88 ID:2l0kLO8E0

時間は戻り
イギリス・日本人街 16:30

トゥルルルルルルルルルルルル ピッ
土御門『にゃー!!いま何時だt「俺は天草式の建宮という者だ。幻想頃しが危機だと聞いて、今からそちらに向かう。お前さんが持っている情報が欲しい」…何?どういうことだ?詳しく聞かせろ』オシゴトモード

建宮「(ん?)いや、こちらも詳しくは知らないのよな。上条当麻が女教皇様に助けを求めて必要悪の教会に連絡をよこしたとしか伝わっていないのよな」

土御門『ふむ、そうか。だがな建宮…(これは…)』ムムム

建宮「どうした?」

土御門『すまん、今俺は別件で潜入捜査をしていて情報が手元に無いんだ(もちろん嘘だけどにゃー)』

建宮「そうか…。とにかく我ら天草式は足を確保し次第そちらに向かう」

土御門『よし。ならこっちはこっちで動く。だからそっちもうまくやってくれ。じゃあこれで』ピッ


99: 2011/05/17(火) 22:09:17.10 ID:2l0kLO8E0
ズダダダダダダダダダダダ
五和「建宮さん!!彼は、彼は無事なんですか!?」ガシッ

建宮「い、五和!?落ち着くのよな!!」ガクガク

五和「落ち着ける訳が無いでしょう!?それで、何か情報は掴めましたか!?」グイグイ

建宮「ざ、残念ながら、有力なじょ、情報は、手に入らな、かったのよ、な」ガクンガクン

野母崎「代理、こちらの霊装ですが…って五和!?やめろ五和、落ち着け!おーい、誰か来てくれー!!」

牛深「この緊急事態にどうした…って代理が糸の切れた操り人形みたいになってるー!?」ガビーン

香焼「こっちも準備で忙しいんすy…い、五和さん!?もうやめて!代理のライフはゼロっすよ!」ガシッ

ギャーギャー

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

諫早「では情報を整理するぞ。まずは対馬」

対馬「はい。女子寮の方に行ってみましたが、電話を受けたというルチア嬢は未だ意識が戻っておらず他のシスターも要領を得ませんでした」

諫早「ふむ、通話内容が残っていればよかったのだが…」

対馬「今時珍しい黒電話ですからね、あそこ」

100: 2011/05/17(火) 22:12:48.47 ID:2l0kLO8E0
諫早「では次、香焼」

香焼「はい。13:00頃に空港で3人組の修道女を見かけたという情報がありました」

諫早「誰かはわかっているのか?」

香焼「特徴を聞いた限りでは、おそらくアニェーゼ・オルソラ・アンジェレネの3名のようっす」

諫早「む?妙だな。こう言っては失礼だがその3人では心許ないな」

香焼「もしかしたら何か意味があるんじゃないすか?」

諫早「かもしれんな。…やはり情報が少なすぎる。誰か他にわかったことはあるか?」

牛深「空港で見かけた修道女は13:40イギリス発、翌07:40日本着の便に乗ったらしい、ということ位しか…」

諫早「こちらも急がねばならんな…。で、代理の具合はどうだ。野母崎、五和」

野母崎「思っていた以上に重傷でして…誰かさんのせいで」ジトー

五和「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ペコペコ

建宮「あ、後は女教皇様を待つだけなのよな…」ヒクヒク

ダダダダダダダダダダダダダ

神裂「皆さん、お待たせしました!なんとか足を確保しました!!」ゼーゼー

諫早「では、すぐに参りましょう」スクッ

神裂「いえ、それがですね…」

対馬「何か問題でも?」

??「僕が説明しよう」

101: 2011/05/17(火) 22:15:43.73 ID:2l0kLO8E0
建宮「お、お前さんは…ステルス=マグヌス!」

??「燃やされたいのかい?僕の名前はステイルだ」イラッ

香焼「で、捨て犬さん。何があったんすか?足は確保出来たんでしょう?」

ステイル「ステイルだ。 神裂から話を聞いてね。最大主教をおどしt…ゲフンゲフン、説得して学園都市製の超音速旅客機を使わせてもらうことになったんだよ」

対馬「名前からして速そうね…。」

ステイル「だが調整に時間がかかるらしくてね。足止めを喰らうことになったんだよ」

野母崎「他の移動手段は無いのかい、エステールくん」

ステイル「ス テ イ ル だ。では逆に聞かせてもらうけど、武器を隠し持った数十人の集団を通常の飛行機に乗れるのかい?」

牛深「た、確かに…」ガックシ

五和「そんな!今この瞬間にも上条さんが危険な目にあっているかもしれないんですよ!?」

ステイル「あんな男などどうなろうと僕には関係ないね。けど上条当麻に何かあったら、それはあの子に危険が及ぶのと同じことだ」

香焼(これはツンデレっすか?)コショコショ

諫早(いや、違うだろう)コショコショ

対馬(というかこの子最大主教を脅したのよね…)

102: 2011/05/17(火) 22:21:11.22 ID:2l0kLO8E0
ステイル「もしもあの子の身にもしもの事があったら…。その時は魂さえも燃やし尽くしてやる」

神裂「落ち着いて下さいステイシス。そういう訳です、大変申し訳ありませんが今は耐えて下さい」

ステイル「だから僕の名前はステイルだと何度言えばわかるんだい!?」

建宮「分かりましたのよな。では各自時間まで準備と休息を!学園都市に着いたらすぐ行動に移れるようにしておくのよな!!」

天草式の皆さん「「「「「了解!!」」」」」バッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
神裂「さあ、行きますよ!!」

天草式の皆さん「「「「「「応っ!!!!!!」」」」」」

そして現時刻

建宮「お、思っていた以上にキツかったのよな…」フラフラ

牛深「けどそんな事言ってられないですよ」フラフラ

対馬「あんなもん人の乗り物じゃないわよ…」

神裂「では私とスティーブで上条当麻の寮に向かいます。皆さんは散開して情報収集をして下さい」

皆さん「「「「「了解!!」」」」」

ステイル「もうあの子が無事ならどうだっていいよ…」グスッ


103: 2011/05/17(火) 22:25:32.40 ID:2l0kLO8E0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
学園都市・とある高校 13:00

アニェーゼ「ここが兄貴の通う学校ですかい」キョロキョロ

上条「ああ、けど別に珍しくもなんともない普通の学校ですよ?」

アンジェレネ「わ、私たちは日本の学校を見るのは初めてですから…」キョロキョロ

上条「それもそうか」

インデックス「早くこもえの所に行くんだよ!」

上条「よし、じゃあまずは職員室に顔を出さなきゃな」スタスタ

とある高校・職員室

上条「すみませーん、1年7組の上条ですがー」ガラガラ

黄泉川「おぉ、待ってたじゃん。って、そちらのお嬢さん達はどなたじゃんよ?」

アニェーゼ「上条の義妹のアニェーゼと申しやす(で、デカイ)」ジー

アンジェレネ「アンジェレネです…(大きい…)」ジー

黄泉川「ん?私の顔に何かついてるか?」

スフィンクス(いや、見てるのは乳だろ)

上条「で、黄泉川先生。小萌先生は…」

黄泉川「はいよ、今案内するじゃん」スタスタ

黄泉川「月詠先生、上条を連れてきたじゃん」コンコン

104: 2011/05/17(火) 22:30:23.41 ID:2l0kLO8E0
小萌『はーい、今開けますねー』ガラガラ

小萌「上条ちゃん、先生保護者の方がいらしたら電話するように言いましたよね?」

アニェーゼ(先生?子どもなのに?)

アンジェレネ(これも科学なのかなぁ…)

上条「す、すみません。急なことだったので」ペコペコ

小萌「まったく上条ちゃんは…おや、そちらの2人は?」

上条「えぇっと、俺の義妹?です」

アニェーゼ「はじめまして、アニェーゼと申します」ペコリ

アンジェレネ「あ、アンジェレネです…」ペコリ

小萌「アニェーゼちゃんにアンジェレネちゃんですねー。はじめまして、上条ちゃんの担任の月詠といいますー」

小萌「ささ、オルソラちゃんも中で待ってますよー」

上条「(オルソラ“ちゃん”?)失礼しまーす」

アニェジェレネ「「失礼しまーす」」

インデックス「失礼するんだよ!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

110: 2011/05/18(水) 22:09:27.16 ID:3F+8k6rU0


オルソラ「まぁ皆さん、どうなさったのでございますか?」ニコニコ

アニェーゼ「どうなさった、じゃねぇですよ。こっちは心配したんですよ?」

アンジェレネ「そうですよ、あの後2人ともどっか行っちゃうし…」

アニェーゼ「どっか行っちまったのはあんたでしょう!?」

アンジェレネ「ひっ!」ビクッ

小萌「ほら、ケンカはだめですよ~」

上条「まったく…。で、オルソラ。本当にどこに行ってたんだ?確か学園都市に着いたのって10時位だろ?」

オルソラ「うふふ。あなた様は相変わらずでございますね」ウフフ

上条「え、何が?」

オルソラ「そうそう、こちらがお土産の茶葉でございますよ」

上条「あ、どうも。ってだからここに来るまでどこで何をしてたんだよ!」

オルソラ「ええ、おかげ様でイギリス清教で過ごさせていただいてます」

上条「そこから!?上条さんは学園都市に着いてからの事を聞いていますのことよ!?」

インデックス「ねぇねぇオルソラ。またあの美味しいご飯を作ってほしいんだよ!」

オルソラ「ではお買い物に行かなければなりませんね」

111: 2011/05/18(水) 22:13:10.50 ID:3F+8k6rU0
上条「こっちの質問に答えてくれません!?」

スフィンクス(この姉ちゃんめんどくさいにゃー)フミャア

小萌「こら上条ちゃん!うるさくしてはいけないのですよー?」メッ

上条「ワタクシめが悪いんでせうか!?…不幸だ」ハァ

オルソラ「あれはガイドの方と別れてすぐの事でした…」

上条「唐突に語り始めた!?」

アニェーゼ「相変わらずですねぇ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

学園都市・路上 10:30

オルソラ「あらあら、アニェーゼさんとアンジェレネさんはどちらに行ったのでしょうか?」キョロキョロ

オルソラ「すみません、そこの方。上条当麻さんのお宅をご存じありませんか?」

??「あァ?」

オルソラ「私、イギリス清教のシスターのオルソラ=アクィナスと申します」ペコリ

??「てめェが誰かなンざ俺には関係ねェよ」

オルソラ「元々はローマ正教でしたが、最近改宗したのでございますよ」ニコニコ

112: 2011/05/18(水) 22:17:36.96 ID:3F+8k6rU0
??「聞いても無いことべらべら喋ってンじゃねェよ!」イライラ

オルソラ「ところで上条さんのお宅はどちらでしょうか?」

??「知るか!この俺が親切な風紀委員にでも見えるンですかァ?」

オルソラ「困りましたねぇ。どういたしましょうか?」

??「…」コツコツコツ

オルソラ「では交番の場所を教えていただけませんか?」ガシッ

??「!? おい、離せ」ギロッ

オルソラ「まぁ、あなた様はウサギさんの様でございますね」ニコニコ

??「誰がウサギだこらァ!つゥか離せ!!」グイグイ

オルソラ「確か日本には『袖振りあうも多生の縁』という言葉があるのでございましょう?」

??「別に俺じゃなくてもいいだろォが!!」

オルソラ「まぁ、ウサギさんはテレ屋さんなのでございますね」

??「だからウサギじゃねェって…あァ、もうわかったよ!今から知り合いの警備員のいる学校に送り届けてやる、それで文句はねェだろ!?」チッ

113: 2011/05/18(水) 22:21:19.40 ID:3F+8k6rU0
オルソラ「そこに行けばわかるのでございますか?」

??「さァな。だがあいつはお人好しだからな、人捜しくれェ喜んで手伝うだろォよ」

オルソラ「まぁ、あなた様はその警備員さんをとても信頼なさっているのですね」ニコニコ

??「はァ?なァに言ってンだよ?どこをどうしたらそンな風に聞こえるンですかァ?」

オルソラ「うふふ。ところであなた様はなんというお名前ですか?」

??「名前なンざとっくに忘れた」フン

オルソラ「ならウサちゃんなどいかがでしょうか?」

ウサちゃん「はァ?ふざけんなよてめェ!!」

オルソラ「けれど名前が無いと呼ぶときに不便でございましょう?」

ウサちゃん「さっきみたいにあなた様ァ~、でいいだろォが」

オルソラ「私の事もてめェ、ではなくオルソラと呼んで下さいね?」

ウサちゃん「人の話を聞きやがれ!!…さっさと行くぞ」カツカツ

オルソラ「ええ、参りましょう」トコトコ

とある高校・校門 11:00

ウサちゃん「ほらよ、ここだ」

オルソラ「ご親切にしてくださりありがとうございます」ペコリ

ウサちゃん「半ば無理やりだったろォが…」ボソッ

114: 2011/05/18(水) 22:25:29.70 ID:3F+8k6rU0
オルソラ「なんでございましょう?」

ウサちゃん「なンでもねェよ。後は黄泉川っつう教師に聞きやがれ。じゃあな」コツコツコツ

オルソラ「またどこかでお会いいたしましょうね、ウサちゃん」ニコッ

ウサちゃん「もうごめんだァ」コツコツコツ

オルソラ「では参りましょうか」トコトコ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上条「で、今に至ると(まさか、な…)」

オルソラ「はい。それで今月詠先生にあなた様の普段の生活の事を聞いていたのでございますよ」ニコニコ

小萌「オルソラちゃんはとても良い子なので先生も話をしていて楽しかったのですよー」

アンジェレネ「私も普段のお兄ちゃんの事聞きたいなぁ…」

アニェーゼ「私も気になりますね。この機会にたっぷりと聞きやしょう」

小萌「それは後でにしましょうー。で、上条ちゃん?」ニコッ

上条「は、はい!」ゴクッ

小萌「この子達は“どなた”なのですかー?」

上条「っ!!そ、それはですね…」ダラダラ

オルソラ「それに関しては私からお話させていただいてもよろしいでしょうか?」

小萌「…ええ、構わないのですよー」

115: 2011/05/18(水) 22:29:34.31 ID:3F+8k6rU0
オルソラ「ご覧の通り、私とアンジェレネ以外には血の繋がりがございません」

上条(お前たち姉妹だったの?)ヒソヒソ

アニェーゼ(そういう設定なんでしょ)ヒソヒソ

オルソラ「私たちは以前イギリスで孤児として過ごしていました。詳しい経緯は少し省かせていただきますが、私たちは人買いに連れ去られそうになったのでございます。」

アニェーゼ(あながち嘘とも言い切れませんね)ウンウン

オルソラ「そこで当麻さんのお父様に助けていただき、養子縁組までしていてだいたのです。そしてお父様の口利きで今は教会でシスターとして働いているのでございます」

オルソラ「もちろん下の2人は学校にもちゃんと通っているのでございますよ?」

アンジェレネ(なら私たち学校をサボったことになるんですか?)ヒソヒソ

アニェーゼ(こまけえこたぁいいんですよ)ヒソヒソ

オルソラ「そして先日、当麻さんが三者面談を行うのにお父様もお母様も来れないと聞きました。私は今こそ受けた恩を返そうと思いこちらに参った次第なのでございますよ」

オルソラ「まさか2人が付いてくるとは思いませんでしたが…」チラッ

アニェーゼ「兄貴の事は、写真でしか見たことがなかったのでどうしても一目見たかったんですよ(シスター・オルソラ、ナイスです!)」

アンジェレネ「ご、ごめんなさい…」ペコッ

116: 2011/05/18(水) 22:34:14.63 ID:3F+8k6rU0
上条(よくここまでスラスラと嘘が出てくるな…)

小萌「フム…。オルソラちゃんたちは上条ちゃんの為に遠路はるばるここまで来たのですね?」

オルソラ「はい、そうでございます」

小萌「上条ちゃん」チョイチョイ

上条「な、なんでしょうか?」ドキドキ

小萌(先生はこれから三者面談を行うだけなのです。それでいいですね?)ヒソヒソ

上条(あ、ありがとうございます!)ヒソヒソ

小萌「ではこれから三者面談を行うのですよー。申し訳ありませんがアニェーゼちゃん、アンジェレネちゃん、シスターちゃんの三人は席を外してもらえますかー?」

アニェーゼ「(この人、嘘を見抜いているのに…)わかりました、では適当に校内を散策させていただきやす」ペコリ

インデックス「じゃあ私が案内するんだよ!」

コンコン

災誤『月詠先生、よろしいでしょうか?』

小萌「はい、なんでしょうかー?」

災誤『上条の保護者が来たのでお連れしました』

上オルニェジェックス「「「「「!!?」」」」」

117: 2011/05/18(水) 22:39:45.23 ID:3F+8k6rU0
小萌「…はい、今行きますですー」パタパタ

ガラガラ

??「いや~、突然すみませんのよな。しかもうちで預かってる子たちも来ているみたいで」

??「3人がご迷惑をおかけしませんでしたか?」

小萌「いえいえ、皆いい子たちばかりですよー」ニコニコ

上条「な、なんで…」

スフィンクス(さあ盛り上がってまいりました)ニャー

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

同時刻・学園都市某ゲート

??「すみません、私○○高校に通っている上条当麻の家族の者ですが…」

警備員「身分を証明するものとお子さんのIDの番号の確認をお願いします」

??「あ、これ免許証です。それとIDは…」

警備員「少々お待ち下さい。…はい、確認取れました。○○高校からの申請がでていますね。こちらがパスになります」

??「ありがとうございます」

警備員「ではお気をつけて」

??「さて、タクシーでも拾っていくか」トコトコ

123: 2011/05/19(木) 22:41:38.74 ID:idUPqhuS0

とある高校・応接室 13:30

上条(なんで建宮と神裂がここにいるんだ!?)

建宮「はじめまして、当麻の従兄の建宮斎字と申します」ニコッ

神裂「…妻の火織と申します」ペコリ

小萌「上条ちゃんの担任の月詠といいますー。失礼ですが、オルソラちゃん達とはどういったご関係でー?」

建宮「私たちは叔父…当麻君の父親からこの子たちの面倒を見るように言われていまして」

神裂「もっとも、部屋を貸しているだけなのですが。彼女たちが恩を返すのだと言って勝手に出て行ってしまったので慌てて追いかけてきてのです」

小萌「(チラッ)そういうことだったのですかー」ニコニコ

上条「…」ダラダラ

上条(どういう事だよ神裂!)ヒソヒソ

神裂(こちらにも色々ありまして…)ヒソヒソ

上条(お前、建宮と結婚してたのか?)ヒソヒソ

神裂(そっちですか!?そういう設定なだけです!!)ヒソヒソ

アニェーゼ(で、どうしてこんなことになってるんですかい?)ヒソヒソ

神裂(元々はあなた達のせいでしょうが!実はですね…)ヒソヒソ

124: 2011/05/19(木) 22:45:51.97 ID:idUPqhuS0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

学園都市・上条当麻の部屋 12:40

神裂「いませんね…」クッ

ステイル「どうやら魔術を使用した痕跡は無いようだね」

神裂「他を当たりましょう」

ステイル「こ、これは…!?」クワッ

神裂「どうしました、ステイりゅっ!!」

ステイル「(噛んだな…)いや、僕の見間違いのようだ」サッ

神裂「今、懐に何を隠しました?」

ステイル「ルーンのカードを落としそうになっただけさ」アセアセ

神裂「今は緊急事態です。少しでも手がかりが欲しいんですよ!」グイグイ

ステイル「だからなんでもないんだってb…あっ」ポトッ

オパンチュ<イヤン

神裂「…」ギロッ

ステイル「…」ダラダラ

ユイセン!! ギャー!!


ステイルだったもの「…」チーン

神裂「まったく何をトチ狂っているんだか…」シマイシマイ

125: 2011/05/19(木) 22:49:44.46 ID:idUPqhuS0
イーップタサイノヒトミサンー、アナタノホンサイダレデスカ ピッ

神裂「私です」

建宮『女教皇様、大変なことがわかりましたのよな!!』

神裂「!!それで、上条当麻とあの子は!?」

建宮『…来ていただければわかるのよな』

神裂「?で、今あなたはどこにいるのですか?」

建宮『上条当麻が通っている高校のすぐそばです』

神裂「??とにかくすぐそちらに向かいます!」ピッ

タッタッタッタッタッタッタッタ…

神裂「で、何が起きているのですか?」

建宮「あれを見てほしいのよな」ユビサシ

神裂「あ、あれはオルソラ嬢!?何故彼女が校内にいるのですか?」

建宮「実は情報収集を始めてすぐにイギリスにいるルチア嬢から連絡がありまして…」

126: 2011/05/19(木) 22:54:09.56 ID:idUPqhuS0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ピリリリリリリリリリリリ ピッ

建宮「(誰だこんな時に!)俺だ」

ルチア『る、ルチア、です』ハァハァ

建宮「ルチア嬢!?体はもう平気なのよな?」

ルチア『え、えぇ。こうして電話を、かけられる、くらいには…』ハァハァ

建宮「で、無理を押してまで俺に連絡するとは、何か今回の事件の重要な情報か?」

ルチア『はい。そもそも、これは事件などでは、ありません』ハァハァ

建宮「!?それはどういうことなのよな!?」

ルチア『カクカクシカジカ…、という訳です。まぁ、彼にとっては、ある意味危機なのかも、しれませんが』ゼェゼェ

建宮「」アゼン

ルチア『では、私はこれで。あ、後、シスターアンジェレネには、尻たたき100発、を…』ガクッ

建宮「おい、大丈夫か!?」

シェリー『別に氏にはしないわよ。んじゃ、お土産よろしく』ガチャ

ツーッツーッツーッ

建宮「えぇ~…」

127: 2011/05/19(木) 22:57:57.23 ID:idUPqhuS0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

建宮「という訳なのよな」

神裂「」アゼン

神裂「では、今すぐオルソラを回収し今回の非礼を謝りに行きましょう」

建宮「…本当にそれだけでよろしいのですか?」

神裂「どういう意味ですか?」

建宮「彼が今回三者面談をする理由の一端は我らにあるのよな」

建宮「後方のアックア襲撃の際、我らがもっとちゃんと彼を守れていれば入院したりすることもなかったはず」

神裂「っ!!た、確かに…。」

建宮「それに彼が女教皇様に助けを求めてきたのも事実には代わりないのよな」キリッ

神裂「で、ではどうすれば…」

牛深「そこでこのスーツですよ」ズイッ

神裂「っ!?い、いつの間に?それになんですかそのスーツは?」

野母崎「これを着て上条当麻の保護者として三者面談を行うんですよ」

神裂「わざわざスーツに着替える必要はないでしょう!!」

建宮「え?まさかそのままの恰好で行くつもりなのよな?」エー

牛深「不審者にしか見えませんよ?」マジデー

野母崎「もしかして女教皇様には露出の気が…?」ホホゥ

128: 2011/05/19(木) 23:01:22.20 ID:idUPqhuS0
神裂「これは術式を構s「この街の住人に魔術の事はわからないのよな」うっ」

牛深「そもそも面談にTシャツとジーンズはちょっと…」

神裂「わかりました。物陰で着替えてきます」

建宮「別にここで生着替えでも我々は問題ないのよな?」ワクワク

野母崎「40秒で支度しな」

神裂「…後で覚えてろよ」ザッ

牛深「(やりすぎた…)では代理はこちらを」ズイッ

建宮「うむ。で、対馬たちの方はどうなっている?」ゴソゴソ

野母崎「少々お待ちを…どうやら今上条少年一行がオルソラ嬢と接触したようです」

対馬『どうやら彼とあの3人は義理の兄妹、という設定のようです』

建宮「わかった。引き続き監視を頼む」

対馬『了解』

神裂「で、どうなっていますか?」

建宮「カクシカ、のようです」

神裂「なるほど。所で何故あなたまでスーツに着替えているのですか?」

牛深「今から女教皇様と代理は上条当麻の従兄とその妻としてあちらに向かっていただきます!」サムズアップ!!

神裂「はぁ!?なんでそうなるんですか!私一人で十分でしょう!!」


129: 2011/05/19(木) 23:05:21.51 ID:idUPqhuS0
野母崎「いや、この手の演技は代理の得意分野ですし」

牛深「女教皇様も一人であそこに乗り込むよりは代理がいた方が心強いでしょう?」

神裂「し、しかし夫婦だなんて…年の差もありますし」

建宮「止めないか2人とも!女教皇様は例え演技とは言え、俺なんかとふ、夫婦役を、やるのは、い、嫌なだけ、なの、よな…」グスッ

牛深「あー、女教皇様が代理を泣かせたー」

野母崎「代理かわいそー」

対馬『所詮、女教皇様の彼に対する感謝の気持ちなんてその程度だったんですね』

諫早『全く、代理が哀れだな』

香焼『第一、見た目だけなら同年代すよね』

五和『こら香焼!女教皇様に失礼でしょう!!…まぁ、十代には見えないけどね』

神裂「香焼、五和、後で体育館裏に来なさい。…わかりました。ここで揉めても仕方ありません。建宮、行きましょう」

建宮「は、はい!今行きますのよな!!(計算通り)」ニヤッ

牛深「(さすが代理)ご武運を」

野母崎「(三十路ップル…)お気をつけて」ププッ

130: 2011/05/19(木) 23:09:52.17 ID:idUPqhuS0
とある高校・事務室 13:30

建宮「すみませーん、どなたかいますかー?」

災誤「ん、どなたですか?」ノソッ

神裂「(ゴリラ…?)事務員の方ですか?」

災誤「いえ、私は生活指導の災誤といいます」

建宮「(どうみてもゴリラなのよな…)私、こちらに通っている上条当麻の保護者で建宮と申します。今日はなんでも臨時の三者面談があると聞いて来たのですが」

災誤「おや、それなら先ほど綺麗なシスターさんが来てたような…」ハテ

神裂「それは私たちが預かっている彼の義理の姉かと」

災誤「おお、そうでしたか。では少々お待ち下さい」ガラガラ

災誤「月詠先生、いらっしゃいますかー?」

教師A「月詠先生なら応接室で面談をしていますよー」

災誤「ではこちらへどうぞ」ガラガラ

建宮「どうもどうも」

災誤「いやぁ、それにしても綺麗な奥さんですな」ハッハッハッ

建宮「私には勿体無い位なのよな」ハッハッハッ

災誤「お子さんも学園都市に?」

神裂「…私は18歳です」イラッ

災誤「はっはっはっ、奥さんはジョークがお好きなようですな」

建宮「あはは…」アセアセ

131: 2011/05/19(木) 23:14:02.91 ID:idUPqhuS0
神裂(こんのクソゴリラ…)ゴゴゴゴゴ…

災誤「おっと、ここですな。 月詠先生、よろしいでしょうか?」コンコン

小萌『はい、なんでしょうかー?』

災誤「上条の保護者が来たのでお連れしました」

小萌『…はい、今行きますですー』パタパタ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

神裂(という訳です)ヒソヒソ

上条(な、なるほど…)ヒソヒソ

アニェーゼ(…やっぱり十代には見えませんよねー)ヒソヒソ

アンジェレネ(私、神裂さんのことママって呼ぶのに抵抗ないと思います)ヒソヒソ

神裂(…聞こえていますよ)ビキビキ

建宮「いや~、月詠先生は面白い方なのよな」ハッハッハッ

小萌「そういう建宮さんもとっても面白いのですよー」ニコニコ

小萌「それで、今日お呼びしたのには保護者の方にお話ししたいことがあったからなのですよー」

建宮「やはり日頃の生活態度のことですか?」

小萌「もちろんそれもありますが、それだけではありませんのですよー」

皆「「「「「「「…」」」」」」」ゴクリ


137: 2011/05/20(金) 21:56:31.13 ID:olY2EDkF0


とある高校・職員室

黄泉川「おや災誤先生、どこに行ってたじゃん?」

災誤「上条の保護者を応接室に案内していたんですよ」

黄泉川「…それはご苦労様じゃん(これは何かありそうじゃんよ)」

黄泉川「ちょっと警備員の用事を思い出したじゃん」スタスタ

災誤「?お気をつけて」

黄泉川(月詠先生、待ってるじゃんよ)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

小萌「実は私は謝らなければならないことがあるのですよー…」

神裂「先生が、ですか?」

建宮「何かあったんですか?」

小萌「上条ちゃんは、高校に入学してから何度も怪我で入院をしているのです…」

小萌「中には集中治療室に入るようなこともあったのです」

神裂(アックア襲撃の時ですね…)ギリッ

建宮「で、でもそれは本人の不注意が原因であって先生には罪は無いのよな」

小萌「いえ、これは私のせいでもあるのです。もっと私がしっかりしていれば上条ちゃんを危険な場所に行くのを止めることも出来たのです…」

138: 2011/05/20(金) 22:00:14.77 ID:olY2EDkF0
小萌「けど私にはそれが出来ませんでした…!子どもを守る立場にあるはずなのに、何度も怪我をさせてしまったのですよ…!!」ポロポロ

上条(小萌先生…)

小萌「もちろん謝ってすむ話ではないのは百も承知です。でも謝らずにはいられないのですよ…」グスッ

小萌「本当にすみませんなのです。私の力不足のせいで…」フカブカ

オルソラ「…月詠先生は、とても素晴らしい方でございますね」

小萌「…え?」

オルソラ「人というのはなかなか他人(ひと)の為に涙を流せないものでございます」

オルソラ「でも月詠先生は当麻さんの為に泣いて下さっている」

オルソラ「あなた様のような方に勉学を教わっている当麻さんはとても幸せ者でございます」ニコッ

オルソラ「さぁ、これで涙を拭いて下さい」つハンカチ

小萌「あ、ありがとうございます」グシグシ

インデックス「こもえが謝ることなんてないんだよ!こもえはとっても良い先生なんだよ!!」ガタッ

アニェーゼ「私は知り合ってから1時間かそこらですがね、先生はもっと自分を誇ってもいいと思いますぜ」

アンジェレネ「わ、私もシs、アニェーゼお姉ちゃんと同意見です!!」

神裂「彼が後先考えずに行動してしまうのは私たちにも責任があります。どうか自分を責めないで下さい」

139: 2011/05/20(金) 22:04:17.41 ID:olY2EDkF0
小萌「み、皆さん…」ウルウル

建宮「(乗り遅れた…)そ、それに傷は男の勲章なのよな!なぁ、当麻君?」

上条「そ、そうそう!それに謝るのは俺のほうだよ。小萌先生にこんな心配かけてるって事も気づかないでさ」

小萌「先生が生徒の事を心配するのは当たり前の事なのですよー」ニコッ

オルソラ「月詠先生は、その様に笑っている方が可愛らしいのでございますね」ニコニコ

小萌「まぁ、大人の女性に向かって可愛らしいだなんてオルソラちゃんは失礼ですねー」プンスカ

オルソラ「あらあらまぁまぁ」ウフフ

アニェーゼ「大人って…見た目は私やアンジェレネと大して変わらないじゃねぇですか」ヘッ

神裂(私としては羨ましい限りですね)

上条「おいおい、いくら本当の事だからって言って良い事と悪い事ってものがあるんでせうよ?」

小萌「上条ちゃん、本当の事ってどういう意味ですかー?」ムムム

インデックス「とうまはレディーへの接し方がなっちゃいないんだよ!」

アハハハハハハハハハ

とある高校周辺

140: 2011/05/20(金) 22:06:00.62 ID:olY2EDkF0
牛深『イイハナシダナー』ズビッ

野母崎『涙で前が見えねぇ』ダバー

対馬『まったく、だらしないわねぇ』ハァ

香焼『そういう対馬さんだって目が真っ赤っすよ?』ニヤニヤ

対馬『う、うるさいわねぇ!』

諫早『はっはっは、めでたいじゃあないか』

五和『いやぁ、苦労した甲斐がありましたね』

牛深『よし、今夜は宴会だ!』

野母崎『支払いは任せろー!』バリバリ

五和『やめて!』

対馬『あんた達はその前に体育館裏でしょう?』

香焼『忘れようとしてたのに…』

野母崎『かなり怒ってたからな、女教皇様…』

五和『た、多分許してもらえm…ん?』

諫早『どうした五和?』

五和『今武装した若い女性とスーツ姿の男性が入っていったんですよ』

対馬『VIPとその護衛とか?』

五和『いえ、男性の方が何か見覚えがあるような無いような…』

141: 2011/05/20(金) 22:08:13.11 ID:olY2EDkF0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

とある高校・廊下 14:00

鉄装「いやぁ、まさか迷子のおじさんが黄泉川先輩の職場の生徒さんの保護者の方とは」スタスタ

??「本当はタクシーを拾うつもりだったんですがね、健康の為には歩いた方がいいと思いまして」アハハ

鉄装「そうだったんですか。最初は不審者かと思っちゃいましたよ」

??「いやだなぁ、そんな訳ないじゃないですか」

黄泉川「鉄装、そちらの方は?」

鉄装「あ、先輩。こちら上条君のご家族です。…なんで警備員の装備を?何か事件でも?」

黄泉川「ん、ちょっとな。こちらの方は私が案内するじゃん。ご苦労だったな、鉄装」

鉄装「では失礼します」ペコリ

黄泉川「ではこちらへ。…失礼ですが上条とはどういったご関係で?」

??「私、__の__で____と申します。これ、ゲートで発行されたIDです」

黄泉川「…今日はお1人で?」

??「ええ、妻は今パリの方へ旅行に行っていまして。私も出張中でしたが慌ててこっちに来たんですよ」

黄泉川「そうでしたか。わざわざありがとうございます」ペコリ

黄泉川(なら今応接室にいるのは一体誰じゃん?)

黄泉川「着いたじゃん。月詠先生、失礼するじゃん」ガラガラ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

144: 2011/05/21(土) 21:58:46.70 ID:6AZdmnSq0


とある高校・応接室 13:50

小萌「…その時上条ちゃんったら『過去は振り返らない主義です』キリッ
なんて答えちゃうんですよー?」

建宮「日本史の授業でそれを言うのはいかんのよな」ヤレヤレ

神裂「あなたは本当に義務教育を終えたのですか?」

小萌「先生は勉強が全てだとは思いません。でも必要最低限の知識は必要なのですよー?」

上条「返す言葉もございません…」ガックシ

インデックス「そんなんだからいっつも補習ばっかりなんだよ!」

アニェーゼ「兄貴は学校で勉強が出来るありがたみってもんをよく考えるべきですね」

アンジェレネ「お兄ちゃん、私、英語なら教えてあげられるよ?」

オルソラ「なら私は世界史を教えて差し上げるのでございますよー」

上条「上条さんの頭の容量では覚えきれませんのことよ…」

小萌「諦めたらそこで試合終了なのですよー?」

建宮「月詠先生ってばいい事を言うのよな」

神裂「それにしても上条当麻、あなたは普段から女性に対して色々とやらかしているようですね?」

145: 2011/05/21(土) 22:00:17.79 ID:6AZdmnSq0
上条「いぃっ!?そんなことはありませんの事よ!?」

インデックス「嘘なんだよ!とうまがどこか行っちゃう時は必ずっていう位女の人がピンチの時なんだよ!!」

アニェーゼ「確かに話を聞く限りでは女性ある所に兄貴あり、って感じですね」

建宮「そんなにあちこちでフラグばかり立ててどういうつもりなのよな?」

上条「上条さんは女性とフラグなんて立てたことありませんのことよ?あるとしても駄フラグとか氏亡フラグですよ?」

神裂「ほほう…」ビキビキ

オルソラ「駄フラグ、ですか…」ゴゴゴゴゴ

インデックス「いい根性してるんだよ、とうま」ギラリ

アンジェレネ「お兄ちゃん…ひどい」ウルウル

アニェーゼ「救いようがねぇですね」

小萌「上条ちゃん、その内後ろからグサッっとやられちゃうのですよー?」

建宮「むしろ今がその時なのよな…」

上条「ふ、ふk『月詠先生、失礼するじゃん』」

小萌「おや、黄泉川先生…そちらの方は?」

神裂(誰ですか?肝心なところで…)

アンジェレネ(さっきの先生と…誰ですか?あのおじさん?)

アニェーゼ(冴えない感じの親父ですねぇ。教師とも思えませんが)

オルソラ(彼も天草式の方でございますか?)

146: 2011/05/21(土) 22:01:58.98 ID:6AZdmnSq0
神裂(いえ、ですがどこかで見たことがあるような…)

インデックス(あ、あれは…!!)

建宮(知っているのか、禁書目録!)

インデックス(あ、あの人はとうまの…)

上条「と、父さん!!」

刀夜「おぉ、当麻。大覇星祭以来だな。申し遅れました。私、当麻の父親の上条刀夜と申します。何やら大勢いるみたいですが…」

神宮ニェーレネ((((ち、父親ー!!?))))

オルソラ(あらあらまぁまぁ)

神裂(本物の保護者が来ただとぉー!?)

建宮(こ、これは完全に想定外なのよな…)

アニェーゼ(っつうか保護者は来れないんじゃなかったんですかい!?)

アンジェレネ(これって、もしかしてマズイんじゃ…)

神裂(もしかしなくてもマズイです!建宮、何かこの場を切り抜ける妙案を!!)

建宮(うん、それ無理)

上条「ど、どうして父さんがここにいるんだよ!!」

刀夜「どうしてって…お前が母さんに三者面談があるって電話したんだろ?」

上条「でも、母さんは『刀夜さんも出張中だし…』って言ってたぞ!?」

147: 2011/05/21(土) 22:04:07.70 ID:6AZdmnSq0
刀夜「だから慌てて来たんじゃないか。結構大変だったんだぞ?」

小萌「まぁ、それはありがとうございますですー。でも義理の娘さんやら甥夫婦さんが代わりに来てくれたみたいですが?」ニコニコ

刀夜「え?子どもは当麻1人だけですし、親戚には中学生の姪しかいませんが?…ところでそちらの方々はどなたですか?」

アニェーゼ(このおっさんアドリブってもんを知らないのかよ!)

神裂(なんとなく雰囲気で察しろよ!!こんのど素人が!!!!)

建宮(女教皇様、落ち着くのよな!)

アンジェレネ(ど、どどどどどどどうしましょう!?)

オルソラ(アンジェレネさん、まるでジョジョみたいでございますね)

アニェーゼ(そんな呑気なこと言ってる場合じゃねぇでしょ!?)

黄泉川「そう言えばさっきは聞き忘れたけど…
    I D を 見 せ て も ら う じゃ ん ?」

建宮「…て、」

黄泉川「手?」

建宮「撤収ぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!」ボフン

黄泉川「え、煙幕!?待つじゃん!!」

小萌「目、目が痛いのですよー」

148: 2011/05/21(土) 22:05:44.83 ID:6AZdmnSq0
刀夜「一体何が起きているんだ!?」

上条「あんたが来たせいだよ!!」

鉄装「火事ですか!?テロですか!?」ガラッ

鉄装「ってなんですか!?部屋中真っ白…」

黄泉川「ちくしょう、逃げられたじゃん…」ギリッ

小萌「黄泉川先生、まだ事情を知っている人物がここにいるのですよー」チラッ

黄泉川「それもそうじゃん。上条、覚悟はいいじゃん?」バキッゴキッ

刀夜「当麻、お前一体何をやらかしたんだ?」

上条「ふ、不幸だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

                       完?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

学園都市・某ビルの屋上 14:20

土御門「にゃははははははは!!これは傑作ぜよ!さすがカミやん、おれたちにできないことを平然とやってのけるッs」

建宮「そこにシビれる!あこがれるゥ!ってか?」

土御門「っ!?」

神裂「お楽しみ中失礼しますよ」ニコッ

五和「あなたは完全に包囲されています。抵抗は無駄ですよ」

土御門「…俺は今回、傍観していただけぜよ?」

149: 2011/05/21(土) 22:07:27.53 ID:6AZdmnSq0
建宮「いーや、お前さんには色々と出来たはずなのよな。」

土御門「ほう、例えば?」

神裂「オルソラ達を保護したり、私たちに事実を伝えたり…まさか出来なかったとでも?」

土御門「…あの3人が来ることは俺にとっても予想外の事だったぜよ」

対馬「けどあなた、アニェーゼに『観客として楽しむ為の努力を惜しんでいないだけ』とか言って学園都市に侵入するのを手引きしたらしいじゃない?」

土御門「くっ…」

神裂「さぞ楽しかったでしょうね、土御門?」

土御門「…否定はしない」

神裂「正直ですね。そんな正直者のあなたに提案があります」

土御門「もしかして見逃してくれちゃったりするのかにゃー?」

神裂「いいえ。土/御門にします?土御/門にします?それとも土/御/門?」

土御門「」ダラダラ

ユイセン!! ニャーッ

つ/ち/み/か/ど「…」チーン

神裂「とりあえずはこんなものですか」チキッ

建宮(うわぁ…)

五和(土御門さんが悪魔超人編のミート君みたいになっちゃった…)

対馬(まさか唯閃を使うとは…)

150: 2011/05/21(土) 22:09:01.96 ID:6AZdmnSq0
神裂「では行きますか」ニコッ

建宮「りょ、了解なのよな!!」

神裂「…結局、また借りを作ってしまいましたね」

対馬(もう一生返せないと思う…)

五和(同感です…)

建宮「何かを忘れているような…」

神裂「他の者はもう空港に着いているのですよね?」

五和「ええ、ちゃんとアニェーゼさん達もいます」

対馬「禁書目録も寮に送り届けました」

神裂「なら問題ありません。帰りましょう、イギリスへ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

学園都市・上条の寮 16:00

上条「これから2週間休み関係無く毎日補習とか…不幸だ」ガックシ

刀夜「まぁ、むしろそれだけで済んで良かったんじゃないか?あの人達不法侵入をしていたんだろう?」トコトコ

上条「まぁな。でもそれは俺のためであって…おーい、インデックス!無事だったか?」

151: 2011/05/21(土) 22:10:23.75 ID:6AZdmnSq0
インデックス「と、とうま!大変なんだよ!!」アセアセ

上条「!!どうした、インデッ、ク、ス…?」

ステイルだったもの「…」チーン

上条「 」

インデックス「私が帰って来た時にはもうこうなってたんだよ!」

刀夜「これは酷い…っ!!もしかして当麻、お前…」

上条「んな訳ないだろ!!あぁもう、不幸だぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

スフィンクス(結局こういうオチだったにゃー)ナァーオ

                      今度こそ完

152: 2011/05/21(土) 22:16:17.34 ID:6AZdmnSq0
という感じで無事?三者面談も終了しました。
やはりSSを書くのって大変ですね。
自分の未熟さを思い知りました。
お付き合いいただきありがとうございました。

一応、その後のアニェーゼ部隊の話なんかがあるにはありますが…
投下の予定は未定です。
では失礼します。

154: 2011/05/22(日) 04:44:01.86
面白かったよ。乙!!

158: 2011/05/24(火) 21:35:43.95 ID:/dju4bIo0
こんばんは。
その後のアニェーゼ部隊(というか3人)と天草式のお話を少しですが投下します


イギリス・某空港 7:00

アニェーゼ「つ、着いたんですかい…?」フラフラ

アンジェレネ「気持ち悪いです…」フラフラ

オルソラ「あらあら、皆さま大丈夫でございますか?」

建宮「何故オルソラ嬢はケロッとしているのよな…?」フラフラ

牛深「もうあんな化け物旅客機乗りたくない…」ウプッ

神裂「まったく、だらしないですね。さぁアニェーゼ達、帰りますよ」

アニェーゼ「も、もう少し休んで行きやしょうぜ…」

オルソラ「アニェーゼさん、休むのは寮に戻ってからでも出来るのでございますよ?」

アンジェレネ「ママ、おんぶ…」

神裂「誰がママですか!! では建宮、私たちはこれで失礼します」ペコリ

建宮「また何時でも日本人街に遊びに来て下さい。」

神裂「ええ、もちろん。落とし前もつけていませんしね」ニコッ スタスタスタ

建宮「あ、あはは…」

159: 2011/05/24(火) 21:36:46.09 ID:/dju4bIo0
五和(やっぱり覚えてた…)

野母崎(オワタ)

香焼(夜逃げします?)

諫早(地球の裏側まで追ってくるだろうな)

牛深「代理、どうします?」

建宮「とりあえず、戻ってから対策を考えるのよな…」トボトボ

天草式の皆さん「「「「「応…」」」」」トボトボ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

アニェーゼ「しっかし、どうせなら観光とかもしてみたかったですね」

アンジェレネ「私、本場のワガーシ食べてません!!」ガーン

神裂「あなた達は反省していないのですか!?」

オルソラ「まぁまぁ、そんなに怒ってばかりいるとしわが増えますよ?」

神裂「私はまだ18歳です!!」

アニェーゼ「28の間違いでしょうが…」ボソッ

神裂「何か言いましたか?」ギロッ

アニェーゼ「いえ何も」シレッ

160: 2011/05/24(火) 21:37:25.55 ID:/dju4bIo0
神裂「そう言えばルチアからの依頼を忘れていましたね」

アニェーゼ「いまさらですね。で、頼まれたんです?」

アンジェレネ「お土産のリクエストですか?」

神裂「いえ、アンジェレネに勝手に出て行った罰として尻たたき100発をと」

アンジェレネ「」

神裂「さすがに道のど真ん中では周りに迷惑がかかりますからね。寮に帰ってからにしましょうか」ニコッ

アンジェレネ「い、嫌です!!神裂さんの馬鹿力で叩かれたら座れなくなっちゃいます!!」

アニェーゼ「馬鹿は余計でしょ」

オルソラ「ドンマイでございますよ~」

神裂「当然あなた達にも相応の罰がありますよ?」

アニェーゼ「」

オルソラ「あらあら」

神裂「寮の補修もありますし、やることは沢山ありますよ」

アンジェレネ「こんなことになるなら日本に行かなければよかった…」

アニェーゼ「それもいまさらですね」ハァ

アニェジェレネ「「不幸だーーーー!!!!」」

神裂「自業自得でしょ」


161: 2011/05/24(火) 21:45:14.26 ID:/dju4bIo0
その日、必要悪の教会の女子寮から少女の悲鳴が断続的に聞こえたとか聞こえなかったとか
正直アンジェレネに神裂の事をママって呼ばせたかっただけのような気がする。
まぁ違和感はないんですけどね。
ではこの辺でHTML化を依頼します。
もしまたSSを書くことがあればその時お会いしましょう。
短い間でしたが読んでくれた方、ありがとうございました。

162: 2011/05/24(火) 22:35:59.98
ホント乙でした

オリアナの戦い方って膨らまし甲斐がありそう。しかも強いし
上条さんとの共闘でネタがたくさん出るだろうからめっちゃ読みたいです

引用元: 上条「三者面談?」