1: 2018/01/17(水) 01:22:04.80 ID:J/b+6rhJ0
ガヴリール「このパソコン、もう古いなぁ…。あ~あ、新しいのが欲しいなぁ」

ガヴリール「という訳で買ってよ、ヴィーネ?」

ヴィーネ「って、何が…という訳よっ!? そんな高いモン、気軽にねだるなぁっ!!!」

ガヴリール「ちぇっ! あ~あ、どうせだったら童話の「き○りの何とか」みたく泉に落としたらいいもんが貰えるとか、そういう展開が起きないかなぁ…」

ヴィーネ「なによそれ…あっ、そうだ! そうそう…ない事はないわね…」

ガヴリール「そうだよなぁ…そんな都合よk……えっ?」

 https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516119724

2: 2018/01/17(水) 01:38:23.25 ID:J/b+6rhJ0
ヴィーネ「ラフィエルの泉~♪」バァーン

ガヴリール(某漫画の青いタヌキが言いそうな台詞だな……)

ヴィーネ「ちょうど、あって良かったわ」

ガヴリール「なんだ…マットみたいなもんに水が張られてるだけだろ?」

ヴィーネ「実はね、ここのスイッチを回して…」カチカチ

ヴィーネ「次にこの泉に物を投げ入れれば……えぇと試しに投げ入れる物は…いいや、この食べかけのメロンパンで…」ポイッ

ガヴリール「いつ食べたんだ、それ?」

3: 2018/01/17(水) 01:48:38.91 ID:J/b+6rhJ0
ピカァーーーーーッッッ!

ラフィエル「………」

ガヴリール「っ!?」

ラフィエル「ふふふっ、貴方が落としたのはこの大きなメロンパン、ですか?…それともこの食べかけのメロンパン、ですか~?」

ガヴリール(でかっ!! あの大き目のメロンパン…私の体が隠れる程大きくねえかっ!?)←ラフィエルだと気付いてはいるが、面倒だから敢えてツッコまない。

ラフィエル「ツッコミをしないガヴちゃん、もしかしてわざと困らせる…いわば私と同じSっ!///」

ヴィーネ「ラフィ、今は黙ってて。ガヴー、ここで嘘をつくと何も貰えなくなるからね」

ガヴリール「そうか…」

ヴィーネ「いいえ、食べかけのメロンパンです」

ラフィエル「まぁ、貴方は正直者…なんですねぇ~♪ ご褒美にこの大きなメロンパンを差し上げましょう」

ヴィーネ「ありがとう…」

ガヴリール「成る程…。確かにあの童話と同じだな!」

4: 2018/01/17(水) 02:01:38.02 ID:J/b+6rhJ0
ラフィエル「ではでは~。 んっ~、美味しい~♪♪」モグモグ

ガヴリール「おい、今メロンパンの食べかけを食べてたぞ、あいつ…」

ヴィーネ「それは別に構わないわよ。投げ入れた物は返せないようになっているから、投げ入れた物の処理は基本的ラフィに任せているのよ!」

ガヴリール「ふぅ~ん、そっかぁ。(もうめんどいし、無駄な詮索はいいか…)」

ガヴリール「それより、これだったらパソコンを入れれば…きっと新品がっ♪」

ヴィーネ「もちろん、出てくるでしょうけど、いい? 嘘はつかないでね、ガヴ? 嘘はついた場合は何も貰えなくなるから……大分、損はするからね?」

ガヴリール「分かってるって! さてっと、お願いしますよ!!」ポイッ

7: 2018/01/17(水) 18:39:29.07 ID:J/b+6rhJ0
ラフィエル「貴方が落としたのはこの最新型のノートパソコンですか、それともこの古いノートパソコンですか?」

ガヴリール「おぉ、もちろん最新型n…うぐっ!!??ヴィーネ「ストーーーーーップ!!」

ガヴリール「な、なにするんだよ、ヴィーネ?!」

ヴィーネ「約束したばかりじゃないの、嘘はつかないでねって!!」

ガヴリール「あっ、そっかぁ!! 悪い悪い、今嘘つくとこだったな。」

ヴィーネ「まったくもう…」

8: 2018/01/17(水) 18:47:47.71 ID:J/b+6rhJ0
ガヴリール「んじゃあ、改めて…いいえ、古いノートパソコンで!」

ラフィエル「……」

ガヴリール「おい、聞いてるのか? 古いノートパソコンだよ!」

ラフィエル「………」

ガヴリール「おいっ!?」

ラフィエル「あっ、なにかしら?」

ガヴリール「あっ、なにかしら…じゃないだろ! 私が落としたのは古いノートパソコンだっ、て言ってるんだよ!!!」

ラフィエル「でも、ガヴちゃんが本当に欲しいのは…?」

ガヴリール「もちろん、最新型のノートパソコンだ!!」

ヴィーネ「あぁーーっ!?」

ガヴリール「んっ……。あっ…」

9: 2018/01/18(木) 13:54:55.39 ID:DJvSa/F+0
ラフィエル「残念~♪ ガヴちゃんは嘘をつきましたね」

ガヴリール「おいっ!!」

ラフィエル「ではではー」

ヴィーネ「行っちゃったわね」

ガヴリール「おーーーい、パソコン返せーーー!! せめて古い方は返せよー!!」

ヴィーネ「ってか、今のラフィのせいよねっ!? ガヴに「本当に欲しいのは」って聞ければ素直につられて答えるものっ!?」

ガヴリール「おい、返せーー、私のパソコーーーーン!!!」

ヴィーネ「ガヴ……」

10: 2018/01/18(木) 17:02:40.60 ID:DJvSa/F+0
ラフィエル「なんちゃって~♪」

ヴィーネガヴリール「「っ!?」」

ラフィエル「嘘ですよ、ガヴちゃんは最初に正直に伝えていましたので、ちゃんと差し上げます♡」

ガヴリール「おっ、ほんとか! てか、ややこしい事するなっての!!」

ラフィエル「ふふふっ」

ヴィーネ「やれやれ、ラフィは相変わらずね」

ガヴリール「おぉー、このパソコン中々性能が良さそうだなっ!!!」

11: 2018/01/18(木) 17:30:00.08 ID:DJvSa/F+0
サターニャ「ふっふっふ♩」

ヴィーネ「あっ、サターニャ!」

サターニャ「見せてもらったわよ。」

ガヴリール「んじゃ、説明いらねぇな」

サターニャ「ちょっとぉ、適当過ぎないっ!?」

ヴィーネ「なに、サターニャもこれ、使いたいの?」

サターニャ「しょうがないから、使ってあげるだけよ。」

ガヴリール(なぜ上から目線だ…)

13: 2018/01/18(木) 17:51:19.72 ID:DJvSa/F+0
ヴィーネ「それで、サターニャが入れる物はなんなの?」

サターニャ「もちろん、このメロンパn…って、うわぁっ!?」

ボチャーン!!!

ヴィーネ「サターニャっ!?」

ガヴリール「ありゃりゃ、落っこちたか…。」

ヴィーネ「おーい、サターニャーー!!」

ピカァーーーーーッッッ!

ヴィーネ「っ!?」

14: 2018/01/18(木) 17:56:37.36 ID:DJvSa/F+0
ラフィエル「貴方が落としたのはこの……綺麗なサターニャさん、ですか? ぷっ、くく……」

綺麗なサターニャ「」

ヴィーネガヴリール「「……」」

ラフィエル「サターニャさんが綺麗になりましたよ~。」

綺麗なサターニャ「」

ヴィーネ「えっ!? サターニャが、あのサターニャの顔が美人にっ!!??」

ガヴリール「夢でも見てるのか、私らは…」

ラフィエル「夢っ!?/// ぷっ、くくくっ/////」

ガヴリール「ラフィエル、夢に反応して笑うな!」

15: 2018/01/18(木) 21:23:05.56 ID:DJvSa/F+0
~で…~

綺麗なサターニャ「やあ、ガヴリールさんにヴィーネさん、ごきげんよう…ふふっ♩」

ヴィーネ「顔だけじゃなくて、心も綺麗に!?」

ガヴリール「これ、絶対サターニャじゃねぇ!!」


サターニャ「おーい…」

ガヴリール「んっ、なんだ?」

サターニャ「おーーい…」

ヴィーネ「今の声、サターニャ?」

サターニャ「おーい、た、助けてーっ!?」ジタバタ、バシャバシャ

ガヴリール「わぁっ、本物が出てきたぞっ!?」

ヴィーネ「でも、そのサターニャをラフィが上から押さえつけてるっ!?」

ラフィエル「あらあらっ、綺麗じゃない方が出て来てどうするの♩」グイグイ

サターニャ「綺麗じゃないってあれは絶対に私じゃない! 本物はこっちよ!」ジタバタ、バシャバシャ

ラフィエル「でも、ガヴちゃんもヴィーネさんも綺麗なサターニャさんを望んでるわ♩」グイグイ

サターニャ「ガヴリール、ヴィネット…どっちでもいいから早く助けなさいよっ!?」ジタバタ、バシャバシャ

16: 2018/01/18(木) 21:29:18.28 ID:DJvSa/F+0
綺麗なサターニャ「ふふふっ♪」

ヴィーネ「どうするの、ガヴっ!?」

ガヴリール「正直どうでもいいが、こっちのサターニャの方があっちのうるさいサターニャよりマシに見えるんだよなぁ…」

ヴィーネ「そうね…。言われてみればそんな気がしてきたわね」

サターニャ「ちょ、ちょっと何を言ってるのっ!?」ジタバタ、バシャバシャ

ガヴリール「本当にどうしようか、ヴィーネ?」

ヴィーネ「う~ん、そうねぇ…」

サターニャ「そ、そんな事言わないで、助けなさいよーーーっ!!??」ジタバタ、バシャバシャ

ラフィエル(ふふふっ♩ やはりおもちゃ(サターニャさん)は元気があって、本当に面白いし、いじりやすいですねぇ♩♩)ニコニコ


おしまい

17: 2018/01/19(金) 06:33:04.72
乙乙

引用元: 【ガヴリールドロップアウトSS】「ラフィエルの泉」