1: 2012/07/03(火) 19:41:53.84 ID:A4CmvJBr0
上条「学校の帰りか?」

美琴「うん」

上条「にしては帰るの遅くないか?」

美琴「じっけんだって」

上条「何の実験だ?」

美琴「ん~?わかんない」

上条「そうか、わかんないか、ならしょうがないよな」

美琴「なんかじっけんってつまんない」

上条「どうしてだ?能力が使えるっていいじゃないか」

美琴「みんなとあそべない・・・」

上条「あー・・・」

美琴「あたしもみんなとあそびたいのにがんばらなきゃだめだよって・・・いっつもそう・・」

上条(この年齢でレベル5になっちまったらそういうもんか・・・)

5: 2012/07/03(火) 19:42:53.52 ID:A4CmvJBr0
美琴「ね~、とうまくん、あたしもみんなとあそびたいの~、なんであそべないの?」

上条「あ、そうだな、うん、ビリビリがちゃんと先生の言うこときけばみんなと遊べるようになるよ」

美琴「もうやだ」

上条「あー・・・・」

美琴「もうやりたくないの!!みんなとあそびたい!!」

上条「えーっと」

美琴「どうやったらじっけんしなくていいの?」

上条(そうか、まだ小学三年生だもんな、こんな子に話してきかせようとしたって酷か・・・)

美琴「ねえとうまくん、聞いてる?」

上条「お、おうもちろん聞いてるぞビリビリ」

美琴「ねえ」

上条「ん?」

美琴「ビリビリって呼ぶのやめて」

8: 2012/07/03(火) 19:44:08.27 ID:A4CmvJBr0
上条「あ、わるい」

美琴「みさかみことだよ、ちゃんと名前でよばなきゃだめ」

上条「ああ、 みさか」

美琴「うん!」ニパッ

上条(く・・・かわいい・・・)

美琴「ねえとうまくん、どうやったらじっけんしなくていいの?」

上条「えっとだな、その・・・」

一方通行「おいクソガキィ、お前がやってる実験ってェのはな、たくさんの人のためになるンだ」

上条「一方通行!!」

美琴「やっ・・・」ギュッ

一方通行「チッ・・・・」

上条「あ、みさか、怖がらなくていいんだぞ?」

美琴「やだ・・こわい・・」

9: 2012/07/03(火) 19:45:12.53 ID:A4CmvJBr0
上条「えーっと、だってさ一方通行・・・」

一方通行「気にすンな、偶然だ」ギロッ

美琴「うぅ・・・」プルプル

一方通行(ちくしょうがああああ!!!!かわいいじゃねェかよおおおおお!!!)

一方通行「悪かったなァ・・・」

上条「いやまあ気にするなよ、はは・・・」

上条(一方通行の住んでるところってここからかなり離れてるはずなのになんでこうしょっちゅう遭遇するんでせう?)

 おじょうさまあああああああああああああ!!!!!!!!!!

ドグシャアアアアアアア!!!!!!

上条「ごっ、がああああああああああああああああああ!!!!!!」

美琴「とうまくん!すっごく飛んでる!!」

黒子「おじょうさま!!ご無事でしたの!?黒子はもうお嬢様と会えるまで胸を引き裂かれるかのような思いでしたの!!!」

美琴「くろこちゃん!」ギュッ

黒子「まあおじょうさまったら、フヒッ フヘヘッ じゅるっ」

黒子(まだ、まだですの、ここは鋼の心で耐えるのよ黒子、せめてアレが来るまでは我慢ですの!!)

10: 2012/07/03(火) 19:46:02.46 ID:A4CmvJBr0
黒子(青い果実がおいしそうに見えるのはしかたのないこと、これをこらえてこそなんたらかんたら)

黒子(お嬢様が大人への通過点を通る際、不安なお嬢様を優しく包み込む黒子、そしてそのまま黒子の手できちんと・・・)

黒子(そう!!それですわ!!だからその日まで!!!その日までうえへへへへへへ!!!!!!)

黒子「まあ、怖い殿方ですわね、黒子が来たからもう安心ですわようへへへ」

一方通行「てめェの方が危ないような気がするンですけどねェ?」

黒子「まあ!初対面でお菓子をあげてお持ち帰りしようとした方に言われたくありませんわ!!」

一方通行「な、なンのことだァ・・?」

黒子「ごまかそうとしても無駄ですわ!!!お嬢様の行動は常に私が風紀委員の権限で盗撮・・・げふんげふん見守っていますの!!」

上条「お前らどっちもどっちだろ・・・・」

美琴「とうまくんすごく飛んでたよ?」

上条「あー、まあな」

美琴「もういっかいやって!!!」キラキラ

上条「痛いんでかんべんしてください」

12: 2012/07/03(火) 19:47:17.13 ID:A4CmvJBr0
美琴「あれっていたいの?」

上条「ああ、かなりな」

美琴「まだいたい?」

上条「いや、もう大丈夫だ」

美琴「とうまくんつよいの?」

上条「ああ、まあな」

美琴「とうまくんすごい!」

一方通行「クソったれがァ!!常盤台の中学生は初等部の生徒と相部屋ってルールは間違ってると思うンですけどねェエエエエエエ!!!」

黒子「学園都市という親元から離れた環境で年上の中学生が幼い小学生を支える、中学生は先輩としての自覚を」

黒子「小学生は先輩を姉のように慕うことで親子以上の絆をはぐくもうとする、それのどこに問題がありますの!!」

一方通行「てめェのそのポケットに入ってる下着は何なンですかァアアアアアアアアア!!!」

15: 2012/07/03(火) 19:48:11.34 ID:A4CmvJBr0
黒子「ななんあなななななんなあああああああんのことですのおおおおおお!!!!」

一方通行「しらばっくれるンじゃねェんですよおおおおおお!!!!!ベクトル操作に不可能はねェ!!」

ヒュン!!!

黒子「はっ、な、無い!!!お嬢様が今朝脱いだばかりのおぱんつが!!!」

一方通行「くかきけこかかきくけききこかかきくここくけけけこきくかくけけこかくけきかこけききくくくききかきくこくくけくかきくこけくけくきくきくきこきかかか―――――ッ!」クンクン

黒子「KISS SUMMER!!!!!!」

美琴「ねえとうまくん、どうやったらじっけんしなくていいの?」

上条「えっとだな、さっき一方通行も言ってたけど実験はたくさんの人のためになるんだぞ?」

美琴「あの人が?」クルッ

一方通行「そうですよォ、嘘はいいませんよォ」ニコニコ

黒子「そうですわお嬢様、お嬢様のされてる実験はすばらしいことなのですわよ」ニコニコ

19: 2012/07/03(火) 19:50:28.53 ID:A4CmvJBr0
美琴「ねえとうまくん、じっけんやるとどうなるの?」

上条「えっとだな、そう、今テレビを見たり電話で話をしたりするのがもっとたくさんの人ができるようになるんだぞ?」

美琴「そうなの?」

上条「ああ、みさかはまだわからないかもしれないけど電気を使いたくても使えない人はたくさんいるんだぞ?」

美琴「ほんと?」

上条「ああ」

一方通行「こんな素晴らしいものが独り占めできると思ってるンですかァアアアアアアア!!!」

黒子「当然ですのおおおお!!!独り占め!?当然ですわ!!お嬢様の初めてを奪えるのはこの白井黒子だけですのおおおおお!!!」

一方通行「なァンですとォオオオオオオオオオオオ!!!!!」

美琴「じゃああたしががんばればみんなでんきつかえるようになるの?」

上条「そうだぞ」

美琴「ねえ、そうなの?」クルッ

21: 2012/07/03(火) 19:52:32.39 ID:A4CmvJBr0
一方通行「あァ、そうだよハニー、今はつらいかもしれないけど君のおかげで笑顔になる人たちがいっぱいいるンだよォ」ニコニコ

黒子「ふふふ、このモヤシちょっとつらかせやげふんげふん、おじょうさまのお力はみんなの笑顔を守るためにあるのですわー」ニコニコ

上条「あ、あの二人も言ってるだろ?みさかはつらいだろうけどすっごく大事なことなんだぞー?」

上条(殺気がすげえ!!笑顔の裏からにじみ出てる殺気が超すげえ!!!)

上条(一瞬で頭に装着したぱんつを隠せる一方通行マジすげえ!!!)

美琴「うん・・・・じゃあがんばる・・・・」

上条「そうか、みさかはえらいなー」

黒子「わあああかったらお嬢様のおぱんつ返しやがれやああああ!!!!」

一方通行「ざっっけんじゃねえっってンですよォオオオオオオ!!!!!」

黒子「風紀委員と常盤台総力をあげてつぶしてみせますのおおおおおお?」

一方通行「学園都市一位をなめてンじゃねェってンですよおおおおおお!!」

22: 2012/07/03(火) 19:54:48.62 ID:A4CmvJBr0
美琴「でもね・・・・」

上条「ああ」

美琴「やっぱりみんなとあそびたい・・・・」

上条「うん・・・・」

美琴「みんなね、たくさんあそんでるの、あたしだけそこにいないの・・・」

上条「・・・・・・」

美琴「あたしもあそびたいの・・・・」

上条「だよな・・・」

一方通行「てめェなンぞにできるもンならやってみやがれってンですよォオオオオオオ!!!!」

黒子「その言葉をそのまま返してやりますのおおおお!!!」

美琴「たくさんたくさんあそびたいの・・・・」

上条「あー、思い出すな・・・・こいつと出会った時のこと・・・」

24: 2012/07/03(火) 19:56:34.86 ID:A4CmvJBr0
 結構前

美琴「つまんな~い・・・」

美琴「つまんないよ~」

美琴「・・・・・・・・」チラッ

少年「じゃあ今日は俺たちの勝ちな?」

少女「えー、まだ!まだおわってないもん!!」

少年「だめー、今日は俺たちの勝ちー!!」

少女「ずるいー、もう一回!!」

美琴「あたしもみんなとあそびたいよ・・・」グスッ

女性「おじょうちゃん、どうしたのかなー?」

美琴「あ・・・なんでもないの・・・」

女性「本当?なんかさびしそうに見えるんだけどな?」

美琴「さびしく・・・ないもん・・・・」

女性「本当かな?」

25: 2012/07/03(火) 19:57:24.27 ID:A4CmvJBr0
美琴「う・・・・ぅ・・・・」グスッ

女性「あらあら、どうしたのかしら?」

美琴「なんでも・・・ないもん・・・」グスッ

女性(こんなに隙だらけなんて、攫ってくださいって言ってるようなものよね?)

女性「そう?あのね、あなたにお願いがあるの」

美琴「おね・・・がい?」グスッ

女性「そうよ、あなたより小さくてお友達と遊べない子と遊んでほしいの」

美琴「あそべないの?」

女性「そうよ、あなたくらいの子が一緒に遊んであげるとすごくよろこんでくれるわよ?」

美琴「あそんでもいいの?」

女性「ええ、たくさんあそんでくれるとうれしいな?」

美琴「あそぶ!!たくさんあそぶ!!」

女性「そう?すっごくうれしいわ」

女性(私と仲間たちがね・・・)

27: 2012/07/03(火) 19:58:48.79 ID:A4CmvJBr0
女性「それじゃあこの車に乗ってね」

美琴「うん!!」

女性「さあ、すぐに連れてってあげるからね・・・」プシュッ

美琴「う・・・・・・ぁ・・・・」

女性「そう、妄想の中でたくさん遊んでなさい、そのほうが幸せになれるんだからね」

上条「おい!!!」

女性「・・・何かしら?」

上条「その子をどこへ連れていくつもりだ!!」

女性「気分が悪いみたいだから病院へつれていくのよ?」

上条「嘘ならもっとましな嘘をつくんだな」

女性「嘘?何を言っているのかしら?」

上条「注射」

女性「チッ!!」

上条「このやろうが!!!」

28: 2012/07/03(火) 20:00:00.62 ID:A4CmvJBr0
上条(で、なんとか拉致される寸前に助けることができたんだよな・・・)チラッ

黒子「宇宙の外からとんでもない物質をテレポートしてきましたのおおおおお!!!!」

一方通行「地球に無い物質程度で何とかなると思ってるンですかあああああ!!!???」

黒子「とかいいながらその傷はどうしましたのおおおお?????」

一方通行「情熱の汗ってやつですよォオオオオオオオオ!!!!」

黒子「情熱!?お嬢様のおぱんつを頭にかぶりながら情熱ですってええええ!!!!」

一方通行「あァ!!!みなぎってくるぜェエエエエエエエエエ!!!!」

美琴「いつになったらあそべるの?」

上条「すぐ・・・だよ・・・」

美琴「すぐっていつ?」

上条「・・・・・・」

一方通行(負けるわけにはいかねェ!!絶対に負けるわけにはいかねェんだ!!!)

一方通行(俺は、こいつの未来を守るって決めたンだ!!!)

29: 2012/07/03(火) 20:00:49.79 ID:A4CmvJBr0
男「なあ一方通行、最強にはなりたくないか?」

一方通行「あァ?」


実験の内容はまァかったりィが時間さえかければ楽勝でできる単純作業みてェなもンだと思った・・・・思っていた・・


研究員「一方通行、それじゃあ実験を始めるぞ?」

一方通行「あァ、いつでも初めてくれ」

ミサカ1号「ミサカが一方通行を頃してあげるね」

一方通行「・・・おい?」


後で知ったことだが第三位ってのはまだ二桁の年齢にも届いてないンだってなァ


研究員「わかった!!!お前の言うとおり製造は中止する!!だから!!!だからあぁあああごああががあああああ!!!!」

一方通行「製造ってなンだよ、人間を製造するってなンだよ、おい、こたえろやクソやろうがあああ!!!!」

31: 2012/07/03(火) 20:01:53.84 ID:A4CmvJBr0
ミサカ1号「ねえ、実験を潰されたらミサカはこれからどうしたらいいかわからないんだけど?」

一方通行「・・・・・」

ミサカ1号「聞いてる?」

一方通行「外に出たことはあるか?」

ミサカ1号「外?外って何があるの?」

一方通行「さァな」

ミサカ1号「・・・・出てもいいの?

一方通行「ダメな理由があンのか?」

ミサカ1号「無いの?」

一方通行「あァ・・」



一方通行「だから!!!俺は負けられねえ!!!絶対に!!誰にも負けるわけにはいかねェンだよォオオオオオ!!!」

黒子「こっ、の!!!こんなやつに!!負けるわけにはいきませんんのおおおおおおおお!!!!」

33: 2012/07/03(火) 20:02:51.36 ID:A4CmvJBr0
あのころはわからなかったが少し成長してわかったような気がする・・・


ミサカ1号「ねえ、これってどうやって使うの?」

一方通行「あァ、そいつは・・・」


少なくとも・・・・


ミサカ1号「これすっごくマズい・・・・うぇ」

一方通行「やめとけって言っただろうが」


あんな思いをするのは自分だけで十分だろうってことだ・・・


ミサカ1号「ほらほら一方通行、これ捕まえたよ!」

一方通行「・・・・逃がしてやれ」

ミサカ1号「えー」

一方通行「えーじゃねェ」


だから・・・ってンじゃねェけどよォ

35: 2012/07/03(火) 20:07:24.35 ID:A4CmvJBr0
一方通行「明らかに害を成す人間を近づけるわけにはいかねえだろうがァアアアアア!!」

黒子「おぱんつをかぶりながら言うセリフじゃありませんのおおおおお!!!」

一方通行「だったらてめェはこれをポケットに入れて何をしてるンですかァアアアアア!!!」

黒子「お嬢様のおそばに常にいるのは不可能・・・ならば・・・ならばせめて・・・」

一方通行「ホォウ?」

黒子「おぱんつを肌身離さず持っていて何が悪いとおっしゃいますのおおおお!!!!」

一方通行「それが危険だって言ってンですよォオオオオオオオオオ!!!!!」

黒子「頭にかぶりながら言われても説得力がありませんのおおおおお!!!!」

黒子(くっ、手ごわい・・・でも、負けるわけにはいきませんの・・・そう、思い出すのよ・・・)

黒子(お嬢様と出会ったあの日のことを!!!!)


 ※白井黒子さんの大変過激で危険な妄想が思い出されています、とっても過激なので脳内で補完してください


黒子「パアアアアアアラダアアアアアアアアアアアアアイス!!!!!!!!!」

40: 2012/07/03(火) 20:16:34.17 ID:A4CmvJBr0
一方通行「がっ・・・・は・・・・」

黒子「おや?ご自慢の反射はいかがなさいましたの?」

一方通行「・・・・チッ」

美琴「ねえとうまくん、いつになったらみんなとあそべるの?」

上条「う~ん、すぐは無理だな」

美琴「だめなの・・・?」

上条「ああ」

美琴「・・・・うっ」グスッ

上条「だから実験の無い日は俺が遊んでやるよ」

美琴「本当!!!」パァ

一方通行「僕も微力ながらお手伝いさせてもうらうよォ」ニコニコ

黒子「ほほほ、私も風紀委員がなければ(たとえあろうとも)お嬢様のお相手をさせていただきますわ」ニコニコ

上条「ほ、ほら、あの二人もああ言ってくれてるんだ・・・・な?」

美琴「うん!あそんで!」

上条(うわぁ・・・すっげぇかわいい、乙姫ちゃんもこんなだったか?)

42: 2012/07/03(火) 20:25:35.33 ID:A4CmvJBr0
一方通行「でもちゃァンと実験をやらないとだめですよォー」ニコニコ

黒子「そうですわ、お嬢様にはお勤めがございますの、それはきちんとやらなくてはいけませんのよ?」

一方通行(監視カメラの記憶媒体にハッキング、コピー、保存と鑑賞と別々に、だな)

黒子(初春に残業させればこの程度すぐに完全保存版にできますの)

上条(なんだこのぬめっとして肌から離れないどんよりとした黒いオーラは・・・)

上条「じゃ、じゃあみさかはどこか行きたいところあるか?」

美琴「ゆーえんち!!」

黒子「ああ、向こうの学区に新しくできたやつですわね」

一方通行(あれか、ン待てよ?たしかあいつも行きたいって行ってたな)

上条「そうか、じゃあいつ行けるんだ?」

美琴「えっとね、あさって」

一方通行(ってことは・・・・これは・・・夢にまで見た両手に花が・・・)プルプル

黒子「あ。初春?あなた明後日私と変わりなさい、約束?ふざけたことぬかすと引っこ抜きますわよ?」

上条「じゃあ明後日連れてってやるよ」

美琴「いいの!?」

46: 2012/07/03(火) 20:33:38.71 ID:A4CmvJBr0
美琴「やった!!ぜったいね!?やくそくだからね!?」

上条「ああ、一緒に遊ぼうな?」

美琴「うん!!!」ニコッ

一方通行「よかったですねェ」ニコニコ

黒子「お嬢様、黒子もご一緒しますわ」

美琴「くろこちゃんも!?」

黒子「ええ、たくさん遊びましょうね」

黒子(おいこら類人猿、お前なんぞお嬢様に声かけてもらえるだけで幸せだってこと忘れてるんじゃねえの?)ギロッ

美琴「やったあ!!」

上条「よ、よかったなあ・・・・」

上条(すっごくどんよりとした殺意が・・・こんな目ができる人間が本当にいるってのかよ・・・)

一方通行(クククかかかか・・・ ”同年代のお友達ができてよかったね作戦” まさかこうも早く実行できるとはなァ)

50: 2012/07/03(火) 20:39:02.72 ID:A4CmvJBr0

黒子「さあお嬢様、もうそろそろ最終下校時刻ですわよ、早く寮に戻りましょう」

美琴「うん、とうまくん、ばいばい」

上条「ああ」

一方通行「またな」

美琴「う、うん・・」

黒子「怖がっていますわ、あなたはほどほどにしてくださいまし」

一方通行「チッ」

黒子(そしておぱんつ返せやごらあああああ!!!!!)

一方通行(返すもンですかァアアアアアアア!!!!)

上条「は、ははは・・・」

上条(平和な一日を過ごせますように・・・)

52: 2012/07/03(火) 20:52:32.26 ID:A4CmvJBr0
病院

一方通行「よォ、迎えに来たぞ」

ミサカ1号「おそいよー、待ってる間にドラえもん(のぶよ)全部みちゃったんだからね」

一方通行「ほゥ?そいつは充実した時間を過ごしたンだなァ?」

ミサカ1号「もちろん、ミサカはドラえもん博士になっちゃったのだー」

一方通行「ってわかりやすいウソついてるンじゃねェよ」グリグリ

ミサカ1号「いたいぃ・・・・」

冥土「うん、怪我をさせるといけないよね?」

一方通行「そンな気がねェのわかって言ってンだろ?」

冥土「まあ、一応ね」

一方通行「で?」

冥土「うん、まだまだ調整には時間がかかるけど、ちゃんと元気に過ごせるようにしてあげるよ」

一方通行「そォかよ」

ミサカ1号「早く帰ってテレビ見ようよ、今日はハチナナ戦士カイオー(再放送)の日だよ!」

一方通行「あァ、今日も右上手が決まるといいなァ」

55: 2012/07/03(火) 21:01:07.28 ID:A4CmvJBr0
ミサカ1号「今日は意表をついてとったりからの攻めを期待してみる!!」

一方通行「それなら前褌のほうがいいンじゃねェの?」

ミサカ1号「うーん、それも捨てがたい、まずはこのドキドキをエネルギーに変えて全力ダッシュ!!」

ガシッ

ミサカ1号「あれ?なんで宙に浮いてるの?」

一方通行「転んだらあぶねェだろうが」

ミサカ1号「だからってレディを宙吊りにしていいわけないんだけど?」

一方通行「お子様が背伸びしようとしてンじゃねェよ」

ミサカ1号「そんなこと言ってるとミサカが素敵な大人になった時に目を合わせただけで舌打ちされちゃうよ?」

一方通行「ケッ、くっだらねェ」

一方通行(なンてこった・・・・・クッ・・・・・・・クソ・・・・・・・・)ドヨーン

57: 2012/07/03(火) 21:09:42.04 ID:A4CmvJBr0
ミサカ1号「そしてご飯も外で食べて帰ってきたりしちゃうよ?」

一方通行「ほォ?そりゃ面倒が無くていいな・・・」

一方通行(・・・・・こいつが俺と飯を食ってくれねェだと・・・)

ミサカ1号「むー・・・」

一方通行「・・・・・あン?」

一方通行(やめろォ・・・・やめてくれェ・・・・・そンなの・・・・耐えられねェ・・・)

ミサカ1号「それでもいいの?」

一方通行「どォだろうな?」

ミサカ1号「どうっていうと?」

一方通行「そうなってみねえとわかンねェってこった」

ミサカ1号「ふーん」

一方通行(そンな風にさせてたまるかってンですよォオオオオオ!!!!)

ミサカ1号「なってほしい?」

一方通行「そンときゃおやつ抜きな」

ミサカ1号「じゃあやんない」

59: 2012/07/03(火) 21:15:25.16 ID:A4CmvJBr0
一方通行「そォしろ」

一方通行(チッ、心臓にわりィ・・・小悪魔っ娘ってヤツか・・・・)

ミサカ1号「ねえ、あさってだけどさ」

一方通行「あァ、もちろンつれてってやる」

ミサカ1号「えっへへー!!だから一方通行って好き!!」ギュッ

一方通行「あっちィ」

一方通行(素数だァアアアアアアアアア!!!素数を数えろォオオオオオオ!!!!!)

ミサカ1号「照れてるくせに」

一方通行「マセガキ・・・」

ミサカ1号「ふふん」

一方通行「つれてってやるついでにお前が会いたがってたあいつにも合わせてやる」

ミサカ1号「え・・・それって!?」

一方通行「あァ」

ミサカ1号「本当に!?本当なの!?」

一方通行「ただし、俺との約束を守れよ?」

62: 2012/07/03(火) 21:25:17.30 ID:A4CmvJBr0
 当日

美琴「とうまくーん!!」タタタッ

上条「よう」

黒子「お嬢様、走ると危ないですわ」

黒子(園内の監視カメラから今日起こる全ての出来事が私のメモリアルに・・・持つべきものは親友ですわね)

美琴「あのね、すっごく楽しみにしてたんだよ!!」

上条「ってことはちゃんと寝てないんじゃないのか?」

美琴「ちゃんと寝たもん!!」

黒子「ええ、昨夜は九時からぐっすりとですわ(私の腕の中で)、体調も万全(下着もばっちり)、何も心配することはございませんの」

一方通行「よォ、奇遇だなァ!」

美琴「あっ・・・」ビクッ

上条「一方通行・・・・と?」

黒子「このプレッシャーは・・・」

ミサカ1号「こ、こんにちわ~」

ミサカ1号「こ、これがミサカの・・・お姉さま・・・」

65: 2012/07/03(火) 21:32:32.86 ID:A4CmvJBr0
美琴「ん?」

ミサカ1号「あ、いや、何でもないの!!」

黒子(な、なんですの・・・いや、これは私が間違えるはずが・・・この子からお嬢様と同じ感じが・・・)

上条「なあ一方通行、その子は?」

一方通行「あァ、俺の妹だ」

黒子(シスコンで口リコン・・・妹だけでは飽き足らずお嬢様まで狙うとかどんだけですの・・・)チラッ

ミサカ1号「い、妹のいちごです。よろしくね?」ニコッ

美琴「あたしみこと、よろしくね」

上条「みさかと同じくらいなんだな、確かにお前の妹って言われれば納得できそうな感じだな」

黒子「ええ、髪の色が日本人っぽくないところとかそうですわね」

黒子(ですがやはりこの子は・・・)

一方通行「人数が多いほうがいいだろ?」

上条「まあそれもそうだな」

美琴「いちごちゃん、一緒にあそぼ?」

ミサカ1号「う、うん!!」

68: 2012/07/03(火) 21:42:06.49 ID:A4CmvJBr0
ミサカ1号(ばれてない・・・ばれてないよ!!!)

一昨日

ミサカ1号「お姉さまに会えるの?」

一方通行「あァ、うまくやれば一緒に遊べるぞ」

ミサカ1号「きゃー!!!おねえさまとー!!」

一方通行「ただしだ、きちンと約束を守らねェととンでもないことになるからな?」

ミサカ1号「うん!絶対守る!!何でも守る!!」

一方通行(な・・・なンでも・・・だと・・・・ くっ、だめだ、俺はこいつを守るって決めたンだ、落ち着けェ)

一方通行「と、とりあえずお前は俺の妹ってことにする」

ミサカ1号「あ、そうか、クローンって言ったらとんでもないことになっちゃうね」

一方通行「ほゥ、ちゃンと知恵がまわるじゃねェか」

ミサカ1号「ふふん、学習装置でミサカの知能は大人に近いのだ」

一方通行「やるじゃねェか、じゃあこれから言うこともきちんと守れるな?」

ミサカ1号「もちろん、どんとこい!」

一方通行「お前の名前はいちごだ」

71: 2012/07/03(火) 21:47:32.88 ID:A4CmvJBr0
ミサカ1号「えっ、何で?」

一方通行「単純な話だ、お前今でも時々いちごうって言うじゃねェか」

ミサカ1号「あ、うん」

一方通行「だから無理に名前つけたところでボロが出ちまうだろうが、わかるな?」

ミサカ1号「ちゃんとミサカのこと考えてくれてたんだね?」

一方通行「バレたら面倒だろうが」

ミサカ1号「えへへ」ニコッ

一方通行(っふふぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!たっまんねええええ!!!!)

一方通行「それとカツラをつけろ、少し締め付ける感じがあるかもしれねェがその辺はちゃンとカバーしてやる」

ミサカ1号「あ、そうか、ミサカお姉さまと瓜二つだもんね」

一方通行「あァ、ついでにカラーコンタクトも入れろ、そのくらいすれば顔立ちが似ててもそう簡単にはバレねェ」

ミサカ1号「お姉さまと遊べるのならこの程度はお茶の子さいさいさいあいちゃん!!」

一方通行「言葉の意味はわからねェがすごい自身だなァ」

74: 2012/07/03(火) 21:59:55.20 ID:A4CmvJBr0
上条「しかし、顔つきとかは本当に似てないな」

一方通行「ほっとけ」

美琴「ねえいちごちゃん、何乗りたい?」

ミサカ1号「えっとね、いちごはジェットコースターに乗りたい!!」

黒子「それでしたらあちらが列になってますわよ」クンクン

黒子(やはり、これはお嬢様と同じ匂い・・・どういうことですの・・)

一方通行(チッ、やっぱりこいつは気づくか・・・しょうがねェな)

上条「じゃあここが最後尾だな」

美琴「あれすごーい、ごーってなってぎゅーんってなってる!!!」

ミサカ1号「みんなすっごい声だしてるね!」

一方通行「おィ風紀委員」ヒソヒソ

黒子「な、何ですの?」ヒソヒソ

一方通行「お前のことだ、気づいてるンだろ?」ヒソヒソ

黒子「・・・・・まあ、大体察しますわ」ヒソヒソ

77: 2012/07/03(火) 22:08:35.15 ID:A4CmvJBr0
一方通行「まァ、遠い親戚ってヤツだ」ヒソヒソ

黒子「遺伝では稀にあることらしいので言われてみれば納得できますが・・・」ヒソヒソ

一方通行「まあこういうこともあるってこった」ヒソヒソ

黒子(ますます私の手で快楽をげふんげふん保護してさしあげたくなりますわ)

一方通行「おィ」

黒子「はて?」

一方通行「姿が見えなくなったら真っ先にてめェのところへ行くからなァ?」

黒子「いやですわ、私にはお嬢様がおりますもの」

黒子(チッ)

一方通行(わかりやすすぎンだよ・・・・)

美琴「つぎあたしたちのばんだよ!!!」

ミサカ1号「はやくはやく!!」

上条「ほらほら引っ張らなくてもジェットコースターは逃げませんよ」

一方通行(三下ァアアアアアアアアアアアア!!!!!)

黒子(両手に花ああああああああああああ!!!!!!)

79: 2012/07/03(火) 22:14:06.44 ID:A4CmvJBr0
係員「あー、おじょうちゃんたちはちょっとねー」

美琴「え?」

ミサカ1号「だめなの?」

係員「そうだね、このくらいおおきk」一方通行「おィ」

係員「は、ひいっ!!」

一方通行「なァにがもンだいなンですかァ?」

係員「いえ、あのですね、きちんと固定されない可能性があるのd」黒子「なら!」

係員「はい!」

黒子「きちんと固定できればいいのですわよね?」

一方通行「おィ、座ってみろ」

美琴「え?うん」

ミサカ1号「これでいいの?」

一方通行「そして固定」ベクトル

係員「えっ?ベ、ベルトが・・・」

黒子「これでがっちりと固定されてますわよね?」

83: 2012/07/03(火) 22:21:16.84 ID:A4CmvJBr0
係員「は、はいっ!!」

係員(あ、ありえない、なんで?)

一方通行「ベクトル操作に不可能はねェ!」キリッ

上条「あー、それ乗ったらちゃんと元に戻せよ?」

一方通行「当然だ」

黒子「さ、乗りますわよ」

美琴「わーい!!」

ミサカ1号「わーい!!」

黒子「怖くなったら黒子がいつでも助けてさしあげますわ」

一方通行「甘やかすンじゃねェよ」

上条(へー、こいつがこんなこと言うなんてな、説得力ねーけど)

黒子(おおかた泣き出したところで抱きしめようという算段ですわね)

86: 2012/07/03(火) 22:28:15.65 ID:A4CmvJBr0
一方通行(気分が悪くなっちまったら休ませてやンねェとなァ・・・)

美琴「う、うごくよ・・・」ドキドキ

ミサカ1号「こ、こわい?」ドキドキ

美琴「こ、こわくないもん・・・・」ドキドキ

ミサカ1号「いちごはこわい・・・」ドキドキ

美琴「う・・・・こわくないも・・・ん」ドキドキ

ミサカ1号「す、すごいね・・・・」ドキドキ

ガタン!!!

美琴「!!!!!」ビクゥ

ミサカ1号「やっ!!!!」ビクゥ

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

美琴「・・・きゃああああああああああ!!!!!」

ミサカ1号「あああああああああああ!!!!!!!」

上条「おわあああああああああああああああああ!!!!!」

一方通行「くかききかこきかきくこかかかか!!!!!!!」
黒子「いいいやっふううううううう!!!!!!」

87: 2012/07/03(火) 22:31:52.20 ID:A4CmvJBr0
美琴(うぅ・・・・目あけてられないいぃ・・・・)

ミサカ1号(すごいすごいすごいいいすごいいいいいいいいああああ)

ミサカ1号「いいいいいいいいいあああああああああああああああ!!!!!」

美琴「きゃあああああああおわああああやあああああああああ!!!!!」

上条「ぱねっ!!!!ちょっ!!!あええいおあばえぉいじおふぃお!!!!!」

一歩通行「反射」

一方通行(さァて、二人の顔をじっくりと堪能させてもらうとするかァ)クルリ

黒子(な、なんですと!!!こいつこの速度の中で!!!今ほど反射という能力がうらやましいと思ったことはありませんの!!)

89: 2012/07/03(火) 22:37:44.72 ID:A4CmvJBr0
一方通行(ほォ、普段見ることができねェ光景だなァ・・・)

一方通行(あ、こいつのカツラ補強するの忘れてた、このままじゃ飛んでっちまうな)

ペシッ

ミサカ1号(???)

一方通行(これでよォし、さて、じっくりと見させてもらうか)

美琴「   」

一方通行(やっぱりガキにゃまだ早いか、目も開けられねェとはなァ)

一方通行(目も開けられねェ・・・・・・)

 つ ま り

一方通行(今なら唇と唇を合わせてもバレねェんじゃねェの?)

ゾクッ

一方通行(チッ)

黒子(頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す)

93: 2012/07/03(火) 22:48:03.15 ID:A4CmvJBr0
黒子(貴様の考えなど手に取るようにわかりますの!!なぜなら私が身動きの取れない + ドサクサにまぎれてという条件ならあんなことやこんなことはうっかり丁寧にちゃっちゃいますの)

一方通行(チッ、こいつはガードが硬い・・・ならこっちか・・・)

ミサカ1号「   」

一方通行(おー、やっぱりこいつも目ェ開けてらンねェか)

一方通行(しかしこうやって二人並ぶと見事に瓜二つだな)

一方通行(いやー、和むわァー)

一方通行(よくあるよな?がけから二人が落ちそうになってたらどっちを助けるかって)

一方通行(断言できる)

一方通行(俺は二人を絶対に守る)

一方通行(だから少しくらいは)チラッ

黒子(頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す)

一方通行(わかったよ、眺めるだけにしといてやンよ)

99: 2012/07/03(火) 22:59:37.71 ID:A4CmvJBr0
美琴「す、すっごい・・・・」フラフラ

ミサカ1号「世界が・・・うごめいてる・・・・」フラフラ

上条「きもちわるくないか?」フラフラ

黒子「あなたが一番ダメージが大きそうなのですけど」

上条「まあ少しあれだな」

一方通行「しばらく座って休憩するか」

美琴「うん・・・・」

ミサカ1号「うぅ~・・・・」

上条「それで、どうだった?始めてのジェットコースターは」

美琴「う~ん、ガクンってきてゴーってきて・・・」

ミサカ1号「ぎゅーんって・・・なんかすごい速さでふらっときて・・・」

上条「あー、確かにそんな感じだったよな」

黒子「まあ楽しんでもらえたようで何よりですわ」

黒子(危うくお嬢様を傷物にされるところでしたけどねぇ?)

一方通行(傷物ってなンだァ?ただの愛だろォが?)

102: 2012/07/03(火) 23:05:33.74 ID:A4CmvJBr0
上条「次は何やりたい?」

美琴「え?うーんとねー」

ミサカ1号「これは悩む・・・・」ムムム

黒子「お化け屋敷はいかがでしょうか?」

一方通行「ほゥ?」

一方通行(まあ予想通りだなァ・・・だが・・・)

黒子(暗がりで怖がるお嬢様といちごちゃんをふひひふへへへ!!!)

美琴「こわいのやだ」

ミサカ1号「いちごも」

黒子(ちくしょおおおおおおおおお!!!!)

一方通行(そうなるよなァ)

上条「はは、怖くて夜トイレに行けなくなるか?」

美琴「な、ならないもん!!」

ミサカ1号「うぅ・・・いちごはいけないかも・・」

黒子(私が飲んで差し上げますのに)
一方通行(基本だよなァ)

107: 2012/07/03(火) 23:16:44.49 ID:A4CmvJBr0
美琴「じゃあこんどはゆっくりあれに乗りたい!!」

ミサカ1号「観覧車!!」

上条「おお、あれならゆっくりとできるな」

黒子「ですが風にあおられると結構揺れてしまいますわよ?」

美琴「揺れるのはちょっといや」

ミサカ1号「気持ち悪くなるかも」

一方通行「なら、揺れなきゃいいンだよな?」

上条「あ、そうか、お前の能力なら楽勝だよな」

一方通行「まァな」

黒子「揺れることなく観覧車を楽しめますわよ」

美琴「ほんとう!?」

ミサカ1号「やった!!」

110: 2012/07/03(火) 23:24:29.74 ID:A4CmvJBr0
美琴「わー!!たかーい!!」

ミサカ1号「あっち!!モノレール走ってる!!」

美琴「どれ!!」

ミサカ1号「あれ!!ほらあれ!!」

美琴「走ってる!!!あっちからも!!」

ミサカ1号「おー!!」

上条「いやー、和むなー」

一方通行「やかましいだけだろうが」

黒子「まあ、このくらいの年齢ですと当然ともいえますわね」

上条(二人がはしゃいであっちの座席行ったりこっちの座席行ったり誰かの膝の上に座ったりするもんだから)チラッ

一方通行「 」ニコニコ

黒子「 」ニコニコ

上条(すっごくわかりやすいな、こんなに上機嫌な二人見たことねえよ)

112: 2012/07/03(火) 23:33:58.37 ID:A4CmvJBr0
上条「まあそんなこんなでキャラクターショーを堪能したり」

美琴「わー!!ゲコ太ー!!」

ミサカ1号「いちごもゲコ太と握手するー!!」

黒子「あせらなくてもゲコ太は逃げませんわよ」

一方通行「そォだ、万一(中の)やつが倒れても俺がすぐに起こしてやる」

上条「おい」

上条「食事を楽しんだり」

美琴「あたしもそっち食べてみたい」

ミサカ1号「いいよ、あーん」

美琴「あーん」パクッ

ミサカ1号「おいしい?」

美琴「うん!」

一方「 」ガタッ

黒子「 」ガタッ

上条「おい」

115: 2012/07/03(火) 23:43:31.50 ID:A4CmvJBr0
上条「俺たちにしてやれるだけのことをしてやったつもりだ」

上条「みさかは・・・楽しかっただろうか?」


美琴「ねえ、もう帰るのー?」

黒子「ええ、そろそろ帰りませんと門限に間に合わなくなりますわ」

美琴「かえりたくない・・・」

黒子「お嬢様・・・」

一方通行「・・・・・」

ミサカ1号「・・・・・」

上条「なあ、みさか、今日は楽しかったか?」

美琴「うん!!」

上条「なら、みさかが実験をちゃんとやったらまた一緒に来ような?」

黒子「そうですわね、今度は乗れなかったアトラクションに挑戦しましょう」

ミサカ1号「いちごも一緒だよ!!」

一方通行「もちろンだ」

美琴「じゃあ、がんばる!!!」

118: 2012/07/03(火) 23:47:45.73 ID:A4CmvJBr0
上条「そうだ、たくさんがんばらないとな」

美琴「ね!やくそくだよ?」

上条「ああ、もちろんだ」

黒子「絶対にやぶりませんわよ」

一方通行「まァ、雨さえ降らなきゃな」

ミサカ1号「雨が降ったらどうなるの?」

一方通行「その時は映画館で ”どすこい大関ゲコ太横綱への挑戦” を観るに決まってンだろうが」

美琴「わぁ」キラキラ

黒子(REC)

一方通行(REC)

上条「もう何もつっこめねえよ」

120: 2012/07/03(火) 23:52:44.07 ID:A4CmvJBr0
美琴「じゃああたしいっぱいがんばるからね!?」

黒子「ええ、応援してますわよ」

ミサカ1号「いちごも応援するね」

一方通行「ほどほどにな」

上条「さ、帰ろうか」

美琴「うん!!」


おわり



どうしてこうなった

121: 2012/07/03(火) 23:53:15.05
乙です

123: 2012/07/03(火) 23:54:59.26 ID:A4CmvJBr0
ほのぼのをかこうとしたんですよ。あれですね、変態を暴走させちゃあいけないってことですね

次やるとしたらその辺を気をつけたいと思います

引用元: 上条「よう、ビリビリ小学生」美琴(9)「あ、とうまくん」