1: 2012/03/19(月) 18:13:48.35 ID:VSrZTC7J0
雪歩「は、はい…お邪魔にならないようコソコソしてますぅ」

美希「邪魔じゃないから沢山くつろいで欲しいの」

真「へへっ美希の家に行くの久しぶりだなぁ!」

P「雪歩も真も、凄く厳しい家だって聞いてたけど、お泊りくらいは許してくれるんだな」

真「どうせ許してもらえないだろうからって
  用件だけ一方的に言って切っちゃいました」

雪歩「じ、実は私も…」

P「以外と肝据わってるなお前ら…」

美希「お泊りするくらいで一大事なの」

真「ホントだよ、そんくらい許して欲しいよね」

P「大喧嘩になったりしないだろうな?」

真「ま、大丈夫ですよ」

P「ならいいけど…
 とにかく、何かあったらすぐに電話しろよ?」

3人「はーい!」

5: 2012/03/19(月) 18:16:07.00 ID:VSrZTC7J0

美希「ただいまなのー!」

菜緒「おかえりー
   あら、お友達?」

真「こ、こんばんは!」

雪歩「遅くにすみません…」

菜緒「ああ、えっと…とりあえず美希の部屋上がっててもらえるかな」

真「はい」(綺麗な人…)

雪歩「お邪魔しますぅ…」

菜緒「美希はちょっといいかな」

~~
雪歩「何の話かなぁ」

真「まさか、美希のことだからご両親に何も伝えてなかったとか…」

雪歩「あうぅ…それは困りますぅ」

7: 2012/03/19(月) 18:22:12.17 ID:VSrZTC7J0
ガラッ

美希「あふぅ」

真「美希、まさかとは思うけど、ボク達が来ることは伝えてあるんだよね?」

美希「?あたりまえなの」

雪歩「よかったぁ、美希ちゃん何の話してたの?」

美希「えへへ、それがね?菜緒が真クンの趣味とかしつこく聞いてきたの」

真「」

雪歩「ほ、他になんて言ってた?」

美希「チョー、カッコイイって」

雪歩「だよね!流石美希ちゃんのお姉さんだけあって、話の分かる人だね~」

美希「でも、真クンはあげないよーって言ってきちゃったの」

真「はは…」

8: 2012/03/19(月) 18:30:36.27 ID:VSrZTC7J0
真「そ、それにしても美希の部屋にくるのも久しぶりだね」

雪歩「うん、3ヶ月ぶりくらいかな…?」

真「相変わらず、意外に綺麗だよね」

美希「むぅ、真クン酷いの」

雪歩「実は私も、美希ちゃん頑張って片付けたんだな…って」

美希「雪歩まで…ミキは綺麗好きなんだよ?」

真「だって、事務所じゃ寝てばっかりだもんね」

美希「あぅ、それを言われると否定できないの…」

雪歩「でもでも、寝る子は育つ、って言うし」

コンコン
星井母「入るわよー?」

美希「はーい」

ガラ
星井母「はい、3人ともお仕事お疲れ様
    遅くまで大変ねぇ~」

真「わっ、ありがとうございます!」

星井母「これが梅干で、コンブ、タラコだから、苦手なものあったら残していいからね~」

9: 2012/03/19(月) 18:34:48.62 ID:VSrZTC7J0
雪歩「す、すみません夜食まで用意していただいて…」

星井母「礼儀正しくて良い子でよかったわぁ
    この子と仲良くしてあげてね?」

真・雪歩「はいっ!」

美希「二人とも梅干も平気?」

真「うん」

雪歩「私も大丈夫だよ」

美希「むぅ、残してくれたらミキが食べたのになぁ」

雪歩「あ、じゃあ私の一個あげるよ」

美希「いいの!?」

雪歩「うん、この時間におにぎり3つは、流石に…」

美希「えへへっ、真クンも残していいんだよ?」

真「だーめっ ボクのはあげないよ~」

美希「ケチー」

雪歩「ま、真ちゃん、私の一個…」

真「わっ、ダメダメ!そんな事言うとそれまで美希に食べられちゃうよ!」

12: 2012/03/19(月) 18:43:34.58 ID:VSrZTC7J0
星井母「お風呂もう出来てるからねー!」

美希「はーい!」

真「あ、おにぎり美味しい!」

雪歩「うん!後でもう一回お礼言っておかないとね」

美希「んぅ~♪幸せなの~♪」

真「へへ、美希は本当におにぎり好きだよね
  夜におにぎり4つも食べたら太っちゃいそう」

雪歩「美希ちゃんの場合、栄養はちゃんと来るべき場所に来てるからね…」

美希「?」

真「あ、そういえば…菜緒さんって言うの?美希のお姉さん」

美希「うん!」

雪歩「凄い美人さんだったよね」

美希「そうかな?」

真「そうだよ、すらっとしてて、社会人の人?」

美希「ううん、大学生…かな?」

雪歩「かなって…」

13: 2012/03/19(月) 18:49:26.35 ID:VSrZTC7J0
真「大学生か~、やっぱり、将来とかも決まってるのかな?」

美希「うん、センセーになりたいんだって」

雪歩「かっこいいね、先生かぁ…」

真「じゃあやっぱり、勉強も出来るんだね
  かっこいいなぁ、大学生!」

美希「ミキにはまだまだ先の話なの、もぐもぐ」

雪歩「でも、美希ちゃんも、もう高校生だもんね」

美希「えへへっ、もうすぐJKだよ!
   制服もチョー可愛いの着るんだ!」

真「勉強も頑張らないとね」

美希「勉強は…まあ、うん」

雪歩「が、頑張ろうね?」

美希「文字を見るのは携帯の中くらいで十分なの」

15: 2012/03/19(月) 18:55:22.80 ID:VSrZTC7J0
美希「やっぱり、高校に入ったらもっと勉強むずかしくなる?」

真「そりゃあ、大学に入る為の勉強もするからねー」

美希「ミキ、ずっと中学生がいいなぁ…」

雪歩「分からないところあったら、教えてあげるよ」

真「ボクも!勉強はそれなりに出来るからね」

美希「雪歩はともかく、真クンが?」

真「な、なんだよ!成績は良い方なんだからな!」

雪歩「真ちゃん、努力家だから…」

真「ふぅ、ごちそうさま」

美希「美希もごちそうさまー♪」

雪歩「あ、もう食べ終わるからもうちょっと待って…もぐもぐ」

美希「雪歩は食べるの遅いの」

雪歩「うぅ」

美希「でも味わってもらえた方がおにぎりも幸せなの!」

16: 2012/03/19(月) 19:01:34.06 ID:VSrZTC7J0
雪歩「はぁ、ごちそうさまでしたぁ…」

美希「お風呂どうしよっか」

真「う~ん、流石に家の人より先に入るのは、気が引けるかな」

美希「じゃあ真クンはミキと一緒に入るの!」

雪歩「だ、だめだよ!」

美希「むー、そういって雪歩は真クンと入るつもりなんだ」

雪歩「うぅ」

真「ふ、二人とも落ち着いて…」

~~

真「どうしてこうなったんだろう…
  …美希、一応ボクも体洗い終わったけど…本当に入るの?」

美希「詰めれば入るの!」

真「ぎゅーぎゅーなんだけど」

雪歩「大丈夫だよ、真ちゃん!」

美希「♪」

18: 2012/03/19(月) 19:14:04.44 ID:VSrZTC7J0
真「やっぱり、この湯船に3人は無理があると思うんだけど…」

美希「一番上手に発声できた人の勝ちゲーム!」

真・雪歩「えっ!?」

美希「一番、星井美希!あーあーあーあーあー♪」

真「へへぇ、今日のレッスンの復習だね!
   二番、菊地真!あーあーあーあーあー♪」

雪歩「さ、三番、萩原雪歩…あーあーあーあーあー♪」

美希・真・雪歩「…」

美希「第二回戦!あーあーあー…」

ガラッ!
菜緒「うるさーい!!」

真・雪歩「!?」

菜緒「…あんたら、仲良いね…」

雪歩「あぅ、お恥ずかしいです…」

24: 2012/03/19(月) 19:30:57.16 ID:VSrZTC7J0
菜緒「ま、風邪引かないでね?」

真「は、はい…」

美希「さっさと出て行くのー」

菜緒「ったく、いっちょまえに生意気なんだから」
ガラッ

真「それじゃ、ボク達出ようか」

~~

星井母「あら…3人で入ったの?」

美希「うん!」

真「あ、お風呂先に頂きました、ありがとうございます」

雪歩「ありがとうございますぅ」

星井母「仲良いのねー
    今日も遅くまで仕事で疲れてただろうし
    お風呂くらいは先にあげないとねー
    あんまり夜更かししないようにね」

美希「おやすみー」

雪歩・真「おやすみなさい」

26: 2012/03/19(月) 19:34:13.13 ID:VSrZTC7J0
ガチャ
真「わっ、お布団敷いてくれてる…」

雪歩「なんだか、申し訳ないですぅ…」

美希「気にしなくていいの、あふぅ
    今日はいっぱいレッスンだったから…もう疲れちゃったの」

真「へへっ、それじゃあ明日沢山遊ぼうね、おやすみ」

雪歩「おやすみなさい」

美希「おやすみなさーい♪」

27: 2012/03/19(月) 19:38:09.87 ID:VSrZTC7J0
~朝~

雪歩「むにゃ…!?」

真「あ、おはよう雪歩」

雪歩「美希ちゃん…?」

真「起きたら、抱きつかれちゃってて…起こすのも悪いかなと思って」

雪歩(ず、ずるい…)

真「雪歩?」

雪歩「あ!?もう9時だよ真ちゃん!起きないと!
   美希ちゃんも起きて!」

美希「ふぁ…?もう朝なの?」

雪歩「早く起きないと沢山遊べないよ、美希ちゃん!」

美希「ふにゃ!?それは大変なの!」

雪歩「ほっ」

真「?」

28: 2012/03/19(月) 19:43:05.18 ID:VSrZTC7J0
美希「それじゃあ、急いで朝ごはん食べるの」

真「別にそんな急がなくても…
  ご飯はよく噛んで食べないと」

雪歩「でもでも、私食べるの人より遅いから…やっぱり急がないと…」

真「まあまあ、ゆっくり今日の予定でも考えながら食べようよ」

~~
星井母「あら、おはよう皆
     ご飯用意してあるからね~」

真「すみません何から何まで…あの、食べ終わったら何かお手伝いしましょうか」

美希「真クン!食べ終わったらお出かけするからそんな暇ないの!」

真「食器洗いしてからだって買い物くらい出来るじゃないか」

星井母「食器洗いくらい大丈夫よぉ、沢山遊んでらっしゃい」

雪歩「優しいお母さんだね」

美希「そうかな?」

雪歩「うん、ちょっぴり羨ましいかなぁ」

美希「えへへっいっぱい食べてね!」

29: 2012/03/19(月) 19:49:23.53 ID:VSrZTC7J0
真「うん、美味しいです!」

星井母「ありがとねー♪」

雪歩「買い物はどこからにしよっか」

美希「やっぱり、駅のショッピングモールには行きたいの!」

真「お洋服?」

美希「うん!真クンの!」

真「え!?」

雪歩「菊地真改造計画だね!」

美希「うん、あのVTR見てると美希も参加したくなっちゃうの
   でも、MCだからそうも行かないし…だから今日、真クン改造しちゃうの!」

雪歩「協力するよ美希ちゃん!」

真「この二人で大丈夫かな…」

美希「大丈夫なの!」

真「はぁ…お昼は?そのショッピングモールで済ませる?」

雪歩「あ、美味しいお店知ってるよ」

美希「どこどこ?」

31: 2012/03/19(月) 19:56:41.34 ID:VSrZTC7J0
雪歩「ショッピングモールからは出ちゃうんだけど、裏にパン屋さんがあるんだけど…」

美希「あ、知ってるかも?」

真「ボクも入ったことはないけど、あのお洒落な雰囲気のお店だよね」

美希「じゃ!お昼はそこで決定なの!
   その後は、お昼食べながら考えればいいの」

~~
美希「ごちそうさまなの~」

真「あ、美希…」

美希「ん?どうかしたの?」

真「食器、下げないの?」

美希「真クンの家ではいつもそうしてるの?」

真「うん、やっぱり食べっぱなしっていうのも…」

美希「ふーん、じゃあ美希も今日からそうしよっと!」

星井母「あらあらありがとうね」

真「はい、ごちそうさまでした!凄く美味しかったですよ!」

雪歩「あ、これ…ご馳走さまでしたぁ」

32: 2012/03/19(月) 20:04:16.52 ID:VSrZTC7J0
~~
真「やっと着いたね!」

雪歩「それじゃあ、2階の服…」
美希「お腹空いたの…」

雪歩「美希ちゃん大丈夫?どこかで何か食べる?」

真「美希、まだお店一件も回ってないよ」

美希「そうだよね…お腹空いてた方が美味しく感じるし
   頑張って我慢するの」

真「3年後には貴音みたいになってたりして」

雪歩「四条さんみたいに、ラーメン何杯も…?」

美希「それだけ食べられたら、幸せなの」

真「食べて寝てばっかりだね」

美希「むぅ、本能に従うまでなの」

34: 2012/03/19(月) 20:14:13.96 ID:VSrZTC7J0
~~
美希「この服はどうかな」

雪歩「…イケるかも、真ちゃん着てみて!」

真「はいはい…二人とも、もっとボクが普段着れるような服を選んでくれたら嬉しいな…
  あんまり、値段も馬鹿にできないし」

美希「?」

雪歩「真ちゃん、これじゃダメ?」

真「こ、これを普段着にさせるつもりだったの!?」

美希「すっごくオシャレだと思うの!」

真「こんな格好じゃ目立って街を歩けないじゃないか…」

雪歩「凄く似合ってるのに…」

真「ほら、こういうもっと地味な方が…」

美希「じゃあ、この服とかどうかな!」

雪歩「この服とか」
美希「こっちの服とあわせて」
雪歩「クールなシャツで」

真「わかったわかったよー着るから落ち着いてー!」

35: 2012/03/19(月) 20:21:33.34 ID:VSrZTC7J0
真「酷い目に合った…」

美希「そろそろお昼なの!」

雪歩「美希ちゃんずっと我慢してたもんね」

美希「雪歩のオススメパン屋さん楽しみなの!」

雪歩「あ、あんまり期待しすぎないでね…?」

真「えへへ、ボクも期待しちゃおっと」

雪歩「真ちゃんまで…」


ウィーン
美希「うぅ!風強いの…」

真「本当に、今日風強いよね
  花粉症の人大丈夫かな…」

雪歩「ほら、すぐそこだよ」

美希「楽しみなの!」

真「オススメとかある?」

雪歩「マッシュルームパン…かな?」

37: 2012/03/19(月) 20:30:17.26 ID:VSrZTC7J0
カランカラン
店員「いらっしゃいませー」

真「わっ、美味しそう!」

美希「うぅ…いっぱい合って選べないの…」

雪歩「皆でちょっとずつ食べようね♪」

真「じゃあ、ボクは雪歩のオススメのマッシュルームパンと
  後は…」

店員「ただいま焼きあがりました塩チーズパンは如何でしょうか」

真「じゃあ、それで!」

美希「美希はねぇ、チーズケーキと、マフィンと、フルーツタルトと…」

雪歩「美希ちゃん、これ昼食だよ?」

美希「?」

真「まあ、美希らしいといえば美希らしいけど…」

美希「あとね、プチクロワッサン2つと、メイプルデニッシュ!」

雪歩「凄い量…」

38: 2012/03/19(月) 20:35:51.98 ID:VSrZTC7J0
雪歩「私は、グラタントーストと、サラダサンドウィッチで…」

美希「…二人とも二つだけなの?」

真「うん」

美希「うーん、ミキ二人から少し貰おうと思って減らしてたんだけど
   じゃあ、奥のまるいドーナッツも2個追加なの!」

店員「かしこまりました
  お召し上がりですか?」

雪歩「はいっ」

店員「合計(ry」

真「あ、ボク払うよ
  あとで割り勘ね」

美希「いいの?二人とも2個ずつしか頼んでないのに」

雪歩「えへへ、ちょっとずつ美希ちゃんのも味見させてもらうからね」

美希「一口ずつだからね~?」

真「美希、いつもこんな食べるの?」

美希「うん、だいたいこれくらいかな」

39: 2012/03/19(月) 20:42:53.74 ID:VSrZTC7J0
美希「! これ凄く美味しいの!」

真「ホント?一口もらっていい?」

美希「一口だけだよ、一口だけだよ!」ジー

真「ふふっ、大丈夫だよ、がっついたりしないから」

美希「ほんと…?」

真「これだけ(パクッ」

美希「うん!はい、雪歩も食べるの!」

雪歩「いいの?じゃあちょっとだけ…(パクッ
   えへへ、美味しいね」

美希「また来るの♪」

真「しかし、甘いものばっかりよくそんなに食べれるなぁ」

雪歩「しかも凄いペース…」

真「これはいつか貴音二号だね」

美希「貴音に負けないように頑張るの!」

真「体重気をつけなよ?」

美希「成長期だもーん♪美味しいの~♪」

40: 2012/03/19(月) 20:50:51.79 ID:VSrZTC7J0
PiPiPiPi

雪歩「真ちゃん、携帯鳴ってるよ?」

真「あれ、本当だ
  …伊織からだ、珍しいなぁ」

美希「でこちゃん?何て?」

[From:水瀬伊織
 件名:どうせ暇でしょ??
 本文:さっきまであずさ達と映画見てたの(カメラ)
 ラブ・パニッシュメントって言う胸のときめく話☆
 可愛いお姫様になりたいなら見てみれば??]

真「こんなメールが…」

雪歩「ラブ・パニッシュメント…?」

美希「映画!あずさ達ズルいの!ミキたちも見に行こうよー!」

真「うぅん…確かにこの後の予定、まだ決めてないけど…」

44: 2012/03/19(月) 21:03:27.53 ID:VSrZTC7J0
美希「えーがえーがえーがー!」

真「じゃあ、映画見に行こうか!」

雪歩「うん、二人がいいなら、私もいいよ」

美希「やった!二人とも大好き!」だきっ!

雪歩「わっ、美希ちゃん落ち着いて…」

美希「映画は何見るの?」

雪歩「ラブなんとか?」

真「まあ、映画館に着いてから考えよう
  何やってるかはまだわからないし」


~映画館~

美希「うーん、ラブ・パニッシュメントのないね」

雪歩「こ、これ…」

真「ホラー映画のじゃないか…
  愛する人を殺された恨みが暴走を始める
  何よりも重い愛が、何よりも重い鉄槌に変わる
  愛の裁きはもう止まらない
  粉骨砕身のスプラッタホラー…
  って、ラブ・パニッシュメント!?」

45: 2012/03/19(月) 21:11:11.43 ID:VSrZTC7J0
美希「ふーん、なんだか怖そうなの」

真「伊織のやつぅ…!」

雪歩「大人しく別の映画見ようか…」

美希「これは?可愛いわんちゃんのお話なの!」

雪歩「い、いぬぅ!」

真「わー!しまってしまって、その映画も駄目だね
  …雪歩は、何か見たいのある?」

雪歩「血沸き肉踊る大調査線…とか、どうかな
   最近、話題みたいだし…」

美希「あ、ミキそれ知ってるー俳優さんがかっこいいの」

真「じゃあ、それにしようか
  …伊織には何か仕返し考えないとね」

美希「でこちゃんあんまりいじめたら駄目だよ?」

真「そ、そう言われるとなんだか仕返ししづらいじゃないか…」

雪歩「まあ、悪気があった…よね」

真「悪気しか感じられないよ」

46: 2012/03/19(月) 21:12:47.35 ID:VSrZTC7J0
考えてみれば粉骨砕身の使い方違うね、ごめんね

48: 2012/03/19(月) 21:19:02.95 ID:VSrZTC7J0
美希「チケット3枚下さいなの!中学生1枚と高校生2枚!」

店員「えっと、失礼ですが年齢の確認できるものは何かお持ちでしょうか?」

美希「あ!ミキ、生徒手帳持ってないの」

真「ボクは一応持ってるけど…」

雪歩「私も持ってきてないですぅ…」

店員「えっと、一人見せてもらったので、全員高校生料金という事なら…」

真「いいんですか?ありがとうございます!」

店員「座席の方はこちらでよろしいでしょうか」

真「はい」

~~

雪歩「レジの人優しい人でよかったね」

美希「むぅ、ミキ中学生なのに…」

真「それだけ大人びて見えたってことだよ」

美希「お金を損しちゃ嬉しくないの…」

真「まあまあ」

50: 2012/03/19(月) 21:31:55.72 ID:VSrZTC7J0
~~
真「んー!結構面白かったね!」

雪歩「はらはらドキドキだったね…警察犬が登場したときはビックリしたけど…」

美希「俳優さんの演技も上手だったの」

真「うん、演劇とかに出る事も考えるとボク達も頑張らないとね」

雪歩「あの、二人ともちょっといい?」

真「ん?」

雪歩「あ、あの…プリクラ、撮りたいんだけど…駄目かな?」

美希「あ!すっかり忘れてたの!
   この近くだとどこだろ」

真「駅前のゲーセンじゃ駄目なの?」

美希「あそこはダメだよー
   雪歩はどの機種がいい?」

雪歩「やっぱり、B&Wとか?」

真(イマイチついていけない…)

51: 2012/03/19(月) 21:40:16.56 ID:VSrZTC7J0
あーだのこーだの
~~
美希「じゃあ、ゲームセンター奥だっけ?」

雪歩「うん」

真「決まったの?」

美希「うん!ゲームセンターも近いから、帰りに寄るの!」

~~
雪歩「やっぱり、カメラマンさんがいないと、落ち着いて撮影できますぅ」

真「へへっ、なんだかお仕事みたいで楽しかったね!」

美希「ラクガキするの!」

雪歩「映画見た記念~っと」カキカキ

真「あ、美希こっち、スペースあるからスタンプ」

美希「えへへ、ミキ茶髪にしちゃお」カキカキ

雪歩「真ちゃんにネクタイ…かっこいい!」

真「ゆ、雪歩…ボクの部分ばっかりやたら手が込んでない?」


52: 2012/03/19(月) 21:46:05.18 ID:VSrZTC7J0
雪歩「えへへ、待ち受けにしよっと♪」

真「あ、ゲームセンター寄る?」

美希「ミキダンスの奴やりたい!」

真「じゃあ勝負だね!」

雪歩「二人とも頑張ってね!」

真「もちろん雪歩もだよ、総当りで負けた回数の多い人一番勝った人にがクレープおごりね!」

雪歩「えぇ!?」

美希「負けないよー!」

~~
美希「へへ!美希の勝ち!」

雪歩「負けちゃった…」

真「じゃあ、次は雪歩がゲーム選んでいいよ!」

雪歩「じゃ、じゃあ太鼓の匠で…」

真「げ、これ苦手なんだよなぁ」

美希「負けないの!」

54: 2012/03/19(月) 21:55:02.06 ID:VSrZTC7J0
美希「うぅ…腕が痛いの…」

真「雪歩強すぎだよ、ボクは雪歩にクレープ一個だね…」

雪歩「♪」

美希「マイバチ持っててもおかしくないレベルなの…」

雪歩「次のゲームは何にしよっか?」

真「じゃ、"ゾンビ・ウォーズ"で
  ボクだけ一回も勝ってないからね…」

美希「なんだかエグいの…」

~~
真「へへっ!やーりぃ!」

美希「こんなのできっこないの!」

真「負けは負けだよ?」

美希「むぅ、美希はボクにクレープ一個ね!」

雪歩「結構時間経っちゃったね」

真「この時間にクレープ食べたらお腹一杯になっちゃうかな?」

美希「ミキは平気だよ?」

57: 2012/03/19(月) 22:02:24.25 ID:VSrZTC7J0
雪歩「じゃあ、夕食は軽めに済ませよっか」

真「うん、ご馳走になってばかりじゃ美希のお母さんにも悪いもんね」

美希「軽めって、どこで食べるの?」

真「サイゼリアでいいんじゃないかな、割と近くにあるし」

雪歩「あ、同じ方向にクレープ屋さんの屋台があるよ
   この時間なら、まだやってると思うけど…」

真「あれでしょ、やってるやってる
  ここからでもちょっと見えるよ」

美希「クレープ!」

真「久しぶりだなぁ、クレープ」

美希「美希苺デラックス!」

雪歩「はいはい♪
   じゃあ私は、チョコナッツお願いします」

真「ボクはフルーツミックスで」

美希「皆の一口ちょうだい!」

雪歩「本当に食いしん坊だね

58: 2012/03/19(月) 22:09:22.27 ID:VSrZTC7J0
美希「うぅ~♪おいしいの~!」

真「甘いものばっかりで飽きないのかな」

美希「全然平気だよーん♪」

雪歩「でも、美希ちゃんが美味しそうに食べてくれるから、買った甲斐あったよ」

美希「ミキね!ミキね!今お口の中チョー幸せ!
   苺ジャムと生クリームがすごく美味しいの!」

真「生クリームついてるよ」

美希「あとでー、今は食べるのに忙しいの!」

真「はいはい」

雪歩「ふふっ、美希ちゃんは何か食べてるとき凄く生き生きしてるね」

真「寝てるよりかは可愛いね」


59: 2012/03/19(月) 22:15:05.61 ID:VSrZTC7J0
~inサイゼリア~

真「…よし、注文は決まった?」

雪歩「今思えば、このSS食べてばっかりだね」

美希「ミキがいるから仕方がないの」

真「まあ、サイゼリアで軽ーく食べるだけだから」

雪歩「うん、私も結構お腹一杯…」

真「でも、野菜とらないとね
  せめてサラダくらいは食べないと駄目だよ」

美希「半熟卵のミラノ風ドリア~♪」

真「美希、サラダもね?」

美希「うぅ、ミキはウサギじゃないもん…葉っぱなんかもしゃもしゃしたくないよ…」

真「はい、あーん」

美希「あーん」

雪歩(…いいなぁ)

61: 2012/03/19(月) 22:22:31.32 ID:VSrZTC7J0
真「はい、もう一口」

美希「あーん…」

真「はい、残りは自分でさっさと食べて」

美希「むぅ」

雪歩「…真ちゃん?どうしたのぼーっとして」

真「なんでもないよ」

美希「…?向こうの女の人がどうかしたの?」

真「い、いや…こっち見て笑ってたから」

美希「む!それは失礼なの!」

真「あ、そういう意味の笑いじゃなくて
  ちょっと微笑むみたいな…?」

雪歩(この光景、ほほえましいもんね…)

62: 2012/03/19(月) 22:29:15.01 ID:VSrZTC7J0
真「…あれ?プロデューサーから電話…もしもし
  はい、大丈夫です」

美希「はにぃ!」

雪歩「美希ちゃん、通話中だから静かに…」

美希「真クン!終わったら替わって!」

真「はい、はい…わかりました
  えっと、美希が話したいみたいなので、替わりますね」

美希「はにー!」

雪歩「何だって?」

真「スケジュールの変更の知らせ
  メールで済ませればいいのに、プロデューサーって妙に真面目だよね」

雪歩「なんか、メールは相手が見たか分からないからって言ってたね」

真「メールくらい確認するよね?
  おじさんだからかな…」

美希「うん!でね、今三人でサイゼリアいるの!
   うん、うん!今度はにーも連れてってね!
   え?もう? うん、ばいばい!」

63: 2012/03/19(月) 22:35:53.12 ID:VSrZTC7J0
美希「はい、ありがとなの!」

真「美希は本当にプロデューサーが好きだよね」

美希「うん!腕とか!」

雪歩「腕…?」

美希「ぷにぷにしてて美味しそう!」

真「」


美希「…冗談だよ?」

真「あ、なんだ!冗談か!そうだよね、うん…」

美希「つっこんでくれないと、こっちも困るの」

雪歩「あはは…」(美希ちゃんなら、と思ったなんて言えない)

真「じゃあ、どういう所が好きなの?」

美希「うーん、どこだろう…」

雪歩「わからないの?」

美希「だって、パンの好きなところ聞かれても困るし…」

真(やっぱ食べ物じゃん)

64: 2012/03/19(月) 22:43:00.56 ID:VSrZTC7J0
美希「それじゃ、そろそろ帰るの」

雪歩「うん、あんまり遅くなっても家の人に悪いもんね」

真「荷物あるから、一度美希の家に行かないとね」

美希「あーあ、明日もお仕事なければもう一泊してもらったのに」

真「仕方がないよ、売れてるって証拠なんだから」

美希「むー」

ウィーン

真「わー、外寒いなー!」

雪歩「もう三月中旬なのにね…」

美希「昼は暖かくなってたのにぃ」

真「…」

美希「真クン?」

雪歩「どうかしたの?」

真「い、いや!なんでもないよ!」

65: 2012/03/19(月) 22:51:12.90 ID:VSrZTC7J0
雪歩「お洋服屋さん?」

真「な、なんでもないって…!」

美希「菊地真改造計画!開始なのー!」

真「ちょ、美希…!」

ウィーン
店員「いらっしゃいませー」

美希「雪歩、手伝ってね!」

雪歩「う、うん」

美希「タイトなスカートとタイツで露出少なめにするの、ジーンズ生地に合う上、探してくれる?」

雪歩「うん、任せて美希ちゃん!」

美希「最後の最後に、ちょー可愛くしてあげるね?まこちゃん♪」

おわり

67: 2012/03/19(月) 22:52:14.16

68: 2012/03/19(月) 22:55:29.74

71: 2012/03/19(月) 23:01:37.04

面白かった

引用元: P「雪歩達は美希の家に泊まるのか?」