1: 2015/12/08(火) 21:48:17.781 ID:YIsA2iQ30
ココア「最近あの廃病院でお化けが出るらしいよ!」

チノ「ただの噂じゃないんですか?」

ココア「そんなことないよー目撃情報もあるみたいだよ!ほら!」

チノ「その廃病院では白い服を着た女性のたすけて……しねない………と言う声が聞こえる…」

チノ「ネットの書き込みを信じるんですかココアさん?」

ココア「実態を調査しようよ!」

ココア「そうすればメグちゃんやマヤちゃんを怖がらせられるようになるかもしれないよ!」

チノ「…」

チノ「考えておきます」

3: 2015/12/08(火) 21:56:27.201 ID:YIsA2iQ30
ココア「ねぇねぇリゼちゃん!」

リゼ「どーしたココア?」

ココア「こんど廃病院に行ってお化けの調査をしようよ」

リゼ「おおっ!なるほど、諜報活動というわけだな!」

ココア「ちょうほう?」

ココア「よくわからないけど、来てくれるんだよね?」

リゼ「あぁまかせろ!」

ココア「じゃあリゼちゃんはシャロちゃんをさそっておいて」

ココア「千夜ちゃんはわたしがさそうから」

4: 2015/12/08(火) 22:01:19.305 ID:YIsA2iQ30
ココア「どう千夜ちゃん?」

千夜「とてもおもしろそうだけど夜はお店があるから…」

千夜「ちょっときびしいわ…」

ココア「そっかー残念…」シュン

~~~~

リゼ「というわけなんだ」

リゼ「一緒にいかないかシャロ?」

シャロ(どうしよう……お化けは怖いけど…)

シャロ(リゼ先輩がさそってくれたし…)

シャロ「…」

リゼ「無理はしなくてもいいぞ?」

シャロ「い、いえいきます!」

シャロ「リ…リゼ先輩と一緒なら怖くないですし…//」

リゼ「それはよかった、くわしいことはあとで連絡するよ」

5: 2015/12/08(火) 22:07:04.124 ID:YIsA2iQ30
~~~

ココア「チノちゃんもきてくれてうれしいよ」

チノ「こ、これはメグさんやマヤさんを怖がらせるためで、ココアさんのためじゃないです//」

ココア「それでもきてくれてありがとうチノちゃん」チノちゃんぎゅーっ

チノ「くるしいです…はなれてください//」

ココア「えへへ~」

8: 2015/12/08(火) 22:16:09.227 ID:YIsA2iQ30
リゼ「おっ、集まったな」

ココア「少し遅くなっちゃった~」

チノ「すみません」

シャロ「大丈夫よチノちゃん、わたしたちもいまさっきついたところだから」

ココア「あれ~?」

チノ「どうかしたんですか?」

ココア「千夜ちゃんに写真を送ろうと思ったのに電波が入らないよー」

シャロ「写真はこんどでいいんじゃない?」

チノ「でも電波が入らないのはもしはぐれてしまったときに困りますね」

リゼ「大丈夫だ、トランシーバーをもってきた」

ココア「さすがリゼちゃん!」

リゼ「2つしかないから1つはわたしがもってもう1つは…」

リゼ「ココアに渡しておくよ」

リゼ「ココアが1番心配だからな」

シャロ「たしかに」

チノ「正しい判断だとおもいます」

ココア「ひどいよ2人とも~」

9: 2015/12/08(火) 22:25:02.091 ID:YIsA2iQ30
リゼ「潜入開始だ!」


……

リゼ「なかけっこう暗いな…」

チノ「電球がつきませんね」

シャロ(もうすでに怖い…)ガクガク

ココア「ワッ!!!」

リゼ「うわぁぁああ!!」

シャロ「ひゃぁああ!!!」

ココア「リゼちゃんとシャロちゃんひっかかったー」

シャロ「ふ、ふざけるのはやめろよココア!びっくりするだろ!」

シャロ「…」グスッ

ココア「あれ?シャロちゃん座り込んじゃってどうしたの…そんなにおどろいた…?」

シャロ「うぅ…」ポロポロ

ココア「あれ…シャロちゃんのまわりの床濡れてる…?もしかして…」

シャロ「う、うるさい!言うなバカー!」//

11: 2015/12/08(火) 22:35:38.644 ID:YIsA2iQ30
シャロ(リゼ先輩だけじゃなくチノちゃんにまでおもらし見られちゃった…)

シャロ「はぁ…」

ココア「元気だしてシャロちゃん」

シャロ「…」

リゼ「大丈夫だ、気にすることないぞシャロ」

シャロ「はい…」

チノ「私も気にしてないので元気だしてくださいシャロさん」

シャロ「ええ…」

シャロ(とりあえず濡れて気持ち悪いから脱ぐわ…)

12: 2015/12/08(火) 22:40:01.001 ID:YIsA2iQ30
ココア「何も起こらないね」

リゼ「油断はしてはダメだいつ姿をあらわすかわからないからな…」

「…けて」

チノ「!?」

ココア「どうしたのチノちゃん…?」

チノ(気のせいでしょうか…)

チノ「なんでもないです」

シャロ「?」

15: 2015/12/08(火) 22:46:41.461 ID:YIsA2iQ30
「………ない…」

「……ない………」

リゼ「何がないんだ?」

ココア「え?」

チノ「?」

シャロ「?」

リゼ「おいおい何でみんなしてそんな顔するんだよ?」

リゼ「ない…ない…って誰か言ってたじゃないか」

チノ「わたしは言ってないです」

シャロ「わたしも…」

ココア「わたしも言ってないよ…」

リゼ「…」

リゼ「すまないわたしのそらみ

「たすけて………ない……」

チノ「こ、これってまさか」ガクガク

ココア「…」

シャロ「な、何いまの声!?」

リゼ「…」

リゼ「き、気のせいに決まってるよ…」

ドンッ!!!ガシャァン!!!

シャロ「きゃぁぁあーー!!!!」

リゼ「ぜ、全員撤退だー!!!」

ココア「待ってリゼちゃーん!!!」

シャロ「ハーブあげるから許してーーー!!!」

チノ「お、おいてけぼりにしないでください!!」

16: 2015/12/08(火) 22:56:37.069 ID:YIsA2iQ30
チノ「あっ!」ガクッ

シャロ「チノちゃん!」


~~~~~~~



ココア「ハァハァ…」

リゼ「ハァハァ…」

ココア「なんとか脱出できた…」

リゼ「よし!全員無事か?」

ココア「ど、どどうしよう!チノちゃんとシャロちゃんがいないよ!」

リゼ「安心しろココア」

リゼ「こんなときのためのトランシーバーだ」

リゼ「あっ…」

リゼ「…」

ココア「…」

17: 2015/12/08(火) 23:04:48.986 ID:YIsA2iQ30
チノ「ごめんなさいシャロさん、私が転んでしまったばっかりにはぐれてしまいました」

シャロ「気にしないでチノちゃん」

シャロ「そんなことより早く合流しないと…」

カツ…カツ

チノ「あ、足音がします…」

チノ「ココアさんたちがきてくれたんでしょうか?」

「……かけ…ない……」

チノ「ひっ!」

シャロ「チノちゃんこっち!」ダッ

~~~~

ココア「わたしチノちゃんたち探してくる!」ダッ

リゼ「まてわたしも行くぞ」ダッ

18: 2015/12/08(火) 23:17:38.583 ID:YIsA2iQ30
シャロ(とりあえず病室に隠れたけど…)

……カツ…カツ…

シャロ(よかった…遠ざかってく…)

シャロ(あっ、パンツどこかに落としちゃった…)

チノ「シャロさん…」

チノ「わたし怖いです」ポロポロ

シャロ「大丈夫よ、わたしがついてるわ」ギュッ

チノ「うぅ…」ギュッ

シャロ(本当はわたしも怖いけど…)

シャロ(チノちゃんの前でもうかっこわるいところ見せられないわ)

カツカツ……カツカツ…

チノ「また…足音が…」ギュー

シャロ「チノちゃんはわたしが守るわ」ギュー

カツカツ……カツカツ…

チノ「シャロさん…」ポロポロ

シャロ「だ…だいじょうぶよ…だいじょうぶだから…」ギュー

19: 2015/12/08(火) 23:24:45.284 ID:YIsA2iQ30
……

シャロ(足音が止まった…?)



ココア「チノちゃん!」ガラッ

リゼ「シャロ!」

チノ「シャロさん!」ギュー

シャロ「チノちゃん!」ギュー

ココア「大丈夫お化けじゃないよ!」

リゼ「もう大丈夫だぞ」

チノ「え?」

シャロ「え?」

ココア「無事でよかったよー」

ココア「それよりシャロちゃん…」

ココア「何でチノちゃんと抱き合ってるの?」

ココア「ねえ?」

ココア「どうして?」

ココア「答えてよ?」

20: 2015/12/08(火) 23:32:15.759 ID:YIsA2iQ30
リゼ「おい、落ち着けって」

シャロ「な、なんで怒ってるのよ」

ココア「別に怒ってないよ」

リゼ(あの目はやばい目だ)

チノ「うぅ…」

チノ「お姉ちゃん…」

22: 2015/12/08(火) 23:33:28.446 ID:YIsA2iQ30
チノ「ココアお姉ちゃん!」ギュッ

ココア「チノちゃん!」

ココア「わたしがきたからにはもう安心だよ!」

シャロ(お化けも怖かったけどココアも怖かった…)

シャロ「でもどうしてここにいるってわかったんですか?」

リゼ「えっと…それは…」

ココア「近くにコレ落ちてたから…」

シャロ「あ////」

リゼ「お手柄だったぞ、シャロのパンツ!」

シャロ「うぅ///」

「あの~」

23: 2015/12/08(火) 23:42:39.135 ID:YIsA2iQ30
青山「みなさんどうされたんですか?」

リゼ「うわっ!」

ココア「びっくりした~」

チノ「あ、青山さん!」

青山「じつは今度ホラー小説の依頼がありまして」

青山「それらしいところでイメージを膨らませていたんですが…」

青山「怖がらせてしまったみたいですみません」

シャロ(だからかけないって言ってたのね…)

シャロ(?青山さん白い服だけど着物じゃない…)

~~~~

千夜「噂の正体は青山さんだったのね」

ココア「そうなんだよー」

24: 2015/12/08(火) 23:49:11.015 ID:YIsA2iQ30
~~~~

ココア「廃病院でわたしのことお姉ちゃんって呼んでくれたよね」

チノ「呼んでませんよ、気のせいです//」

ココア「本当かな~?」

ココア「じゃあ今度はここに行こうよ!」

チノ「えっ?」

ココア(また心霊スポットにいけばお姉ちゃんって呼んでくれるかも)

チノ「もう心霊スポットはこりごりです…」

チノ「そんなことより仕事してくださいココアさん」

25: 2015/12/08(火) 23:55:29.170 ID:YIsA2iQ30
~~~

チノ(…)

チノ(それにしてもあのときの白い着物を着てた女性は誰なんでしょう…?)

チノ(なぜか今日はなかなか寝れません…)

チノ(それに思い出したら怖くなってきました…)

チノ(ふとんから出るのは怖いのでココアさんに来てもらいましょう)

~~~~~

「♪」

ココア「チノちゃんからメールだ…」

チノ「今日は一緒に寝てあげてもいいですよ、怖くないです」

ココア「フフ…」

27: 2015/12/09(水) 00:03:41.816 ID:2ukqiGX40
チノ「どうぞココアさん」

ココア「じゃあおじゃまするね、チノちゃん」

チノ「狭いですけど我慢してください…//」

ココア「うん…」

ココア「…」ガクン

チノ「えっ…?」

チノ「ココアさんどうしたんですか……」

ココア「やっと…はいれた…」

ココア「今日は逃がさないよ…」グッ

チノ「く、くるしいですココアさん…」

ココア「フフフ…」

チノ(いつものココアさんじゃない…)

チノ「息が………」

ココア「…」グググ

チノ「目を……さまして…ください」

チノ「ココア…さん…………ココアお姉ちゃん!」

ココア「!」

29: 2015/12/09(水) 00:10:46.913 ID:2ukqiGX40
チノ「ゲホッ、ゲホ……」

ココア「だ、だいじょうぶチノちゃん?」

チノ「わたしは…だいじょうぶです…」

チノ「それよりココアさん…勝手にどこかに…行かないでください」ポロポロ

ココア「なにを言ってるの、さっきからわたしはここに……」

チノ「…」ポロポロ

ココア「…」

ココア「ごめんね、チノちゃん」ギュッ

チノ「よかった…いつものココアさんです…」

チノ「ずっとそばにいてください…」

チノ「はなれてください…」

31: 2015/12/09(水) 00:29:23.996 ID:2ukqiGX40
テレビ「~~廃病院で新たに遺体が発見され~~」

~~~~~

チノ(一応私たちは御払いをしてもらいました)

チノ「ココアさんは目を離すとどこかにいってしまいそうなので今日もわたしと一緒に寝てください!」

ココア「えへへしょうがないないなぁ~チノちゃんは甘えん坊さんだね」

チノ「ち、違いますよ///」

チノ「勘違いしないでください、監視しているだけです//」

ココア「それってわたしの心配してくれてるんだよね?」

チノ「ち、違いますよ//」

ココア「えー、もっと素直になりなよチノちゃん」

チノ「もういいです!別に寝ます!」プイッ

チノ「た…ただし…ココアさんがどうしてもというなら寝てあげてもいいです//」

ココア「じゃあお願いするね!チノちゃん」

ココア「これからもずっと一緒にいようね!」

チノ「…」
 
チノ「はい…こちらこそよろしくおねがいしますココアさん//」




FIN

32: 2015/12/09(水) 00:37:32.964
解説よろしく

33: 2015/12/09(水) 00:38:33.176
つまりどういうことだってばよ

引用元: チノ「心霊スポットですか?」