1: 2012/04/10(火) 21:48:40.12 ID:uGWv6dAs0

男1「母ちゃん、起こしてくれって言っただろ~!」

母ちゃん「まったくもう、夜遅くまで起きてるからでしょ」

男1「もう朝ご飯を食べている時間もないよ~! 行ってきます!」タッタッ

母ちゃん「こら、男1。待ちなさい、せめて食パンだけでも食べていきなさい」

男1「そうだね、母ちゃん。食パンをくわえて、っと」クワエッ

母ちゃん「あんたなにボケっとしてんの! 学校間に合わないよ!」

男1「おっと、こいつぁいけねえや! もうこんな時間だぜ! 行ってきま~す!」

母ちゃん「気をつけてね~」

4: 2012/04/10(火) 21:56:06.59 ID:uGWv6dAs0

通学路

男1「こうなったら全力ダッシュだ~!」ダッシュ

たったったっ

男1「よし、あの曲がり角を曲がれば学校はもうすぐだ! がんばるぞ~!」

男1「え?!   うぎゃっ」ドカッ



男1「いっててて・・・・勢いあまって電柱にぶつかっちまったぜ・・・・こりゃあツイテねえ」

男1「よ~し、校門まで本気ダッシュだ~!」ダッシュ

6: 2012/04/10(火) 22:02:00.30 ID:uGWv6dAs0

キーンコーンカーンコーン

先生1「おーい、遅刻になるぞ~!」

男1「やべえ、先公だ!」ダッシュ

キーンコーンカーンコーン

男1「ま~にあった~! はあはあ」

先生1「男1。今度からもっと余裕を持って登校するように。」

男1「かたじけねえぜ!」

先生1「よし、とっととそのシケタ面を下げて教室に向かえ!」

男1「ヒィ~!!」

7: 2012/04/10(火) 22:09:41.34 ID:uGWv6dAs0

教室

男1「遅れてすいませ~ん!!」ガラガラッ

先生2「こらっ、男1。遅刻するなと言っとるだろうが!」

男1「ヒィ~!!」

男2「オッス男1、今日は転校生が来るんだってよ! しかもオンナ!」

男1「なんだってぇ~!? そいつぁおめでたいな!」

先生2「ほらほら、席につけ。」

男1「すいませ~ん!!」

先生2「よし。みんなそろったところで転校生を紹介するぞ!」


男1「ああ~ッ?! お前はさっきの!」

電柱「なによっ、あんたこそさっきのカンジ悪いやつじゃない!」

9: 2012/04/10(火) 22:15:15.23 ID:uGWv6dAs0

先生2「おやおや、お知り合い?」

男1「誰がこんなやつ!」
電柱「誰がこんなやつ!」

一同「ヒューヒュー」

男2「あっは!参ったねこりゃ」

先生2「よし、転校生の席は男1の隣にしよう」

電柱「ふーんだ!アンタなんてこっちから願い下げよ!」

男1「ちっ、いけすかねえオンナだぜ!」

13: 2012/04/10(火) 22:23:01.79 ID:uGWv6dAs0

国語

先生7「であるからして、陽治は濡れそぼった男性器を・・・・」

男1「ぐぅ~ ぐぅ~」

電柱「ちょっとアンタねえ! 授業はマジメに聞きなさいよ!」ユスリユスリ

男1「んがぁ~ もうたべられないよお~」

電柱「起きなさいよ!!」

先生7「芳江の熟れた二つの果実に……おいそこ! 授業中だぞ!!」

男1「ハッ、はいっ!」

先生7「授業中に居眠り、おしゃべりなど言語道断。二人とも廊下に立っとれ!!」

男1「ヒィ~!!」
電柱「ヒィ~!!」

14: 2012/04/10(火) 22:29:42.73 ID:uGWv6dAs0

廊下

電柱「まったく! あんたのせいであたしまでとばっちりなんだから!」

男1「ぷふい! 女のくせに、棒みたいな面しやがって!」

電柱「ちょっとあんたねえ! 変な目でみないでよね!」

男1「へっ、お前みたいなズンドーな身体じゃピクリともこねえや!」

電柱「もう! 男子ってすぐヤラシイこと言うんだから!」

先生4「おいこら~うるさいぞ~」

男1「すぃ~ませぇ~ん!!」

17: 2012/04/10(火) 22:35:08.69 ID:uGWv6dAs0

休み時間

電柱「まったく、男子ってすぐこうなんだから」

イケメン「やあ」

男1「あーっ、お前は隣のクラスのイケメンじゃねえか!」

イケメン「ごきげんよう。どうしたんだい、お二人さん。真夏に雪が降ったような顔してるじゃないか」

電柱「きゃー♪///」

男1「ぷふい! キザな野郎だぜ!」

電柱「きゃー♪///」

18: 2012/04/10(火) 22:44:14.86 ID:uGWv6dAs0

イケメン「ハハハ。それじゃあお嬢さん、よい青春を」キザッ

電柱「きゃー♪///」

男1「はっ、あんなシラケた野郎のどこがいいんだか!」

電柱「なによ、あんたもイケメンさんを見習いなさいよね!」

キーンコーンカーンコーン

男1「いっけねぇ、教科書忘れちまった!」

電柱「あなたって本当にオバカサンなのね!」

20: 2012/04/10(火) 22:57:34.63 ID:uGWv6dAs0

数B

先生5「ににんがし、にさんがろく、にしがはち……」

男1「うぅ~ 急に学校の勉強についていけなくなったよ~」

電柱「こんなものチョチョイのチョイじゃない」チョチョイノチョイ

先生5「よし、今日は何日だったかな……」

男1「やっべ、今日は俺が当たる日じゃねえか!」ダラダラ

先生5「37番、男1!」

男1「ヒィ~!!」

電柱「・・・・・バカっ」

22: 2012/04/10(火) 23:04:33.72 ID:uGWv6dAs0

男1「うぅ~」モジモジ

先生5「どうした、予習はしてきたんだろうな」

男1「やったんですけどわすれたんです~」モジモジ

先生5「小学生みたいな言い訳をすな!!」

男1「うぅ~」モミモミ

先生5「しかしさっきから黒板の前で何をやってるのだ」

男1「うぅ~ 先生トイレ!」モミッ

先生5「先生はトイレじゃなーい!!」

男1「すぃ~ませ~ん!!」ピュッ

男2「あっははは、男1は愉快なやつだなあ!」

23: 2012/04/10(火) 23:11:52.77 ID:uGWv6dAs0

休み時間

男1「うぅ~もう膀胱がバクハツ寸前だよ~」モミモミピュッ

電柱「やだ、尿漏れしてるじゃない……サイテー」

男1「あっ  先生トイレ!」

先生(トイレ)「先生は……トイレだったわね」

男1「全力ダッシュだぜ~!!」ダッダッ


男1「ふぃ~ 間に合った~」ドボドボ

先生(トイレ)「もう、休み時間にちゃんと行っときなさいよ?」ゴクゴク

男1「へへっ かたじけねえぜ!」ドボドボ

24: 2012/04/10(火) 23:21:47.98 ID:uGWv6dAs0

先生(トイレ)「うふふ 男の子はわんぱくでたくましいのが一番ねっ」ペロリッ

男1「失っ礼しました~!」

電柱「もうっ、レディーの前ではしたないことしないでよ!」

男1「はっ! レディーなんてとんでもねえぜ!」

レディー「まあまあ。ここは私に免じて許してあげてちょうだい」

男1「!! ハハーッ」フカブカ

男2「まいったね。男1のやつ、変わり身早えや」

電柱「なによなによなによー!! かわいい女の子の前ではカッコつけちゃって!」ヤナヤツヤナヤツ

26: 2012/04/10(火) 23:33:06.56 ID:uGWv6dAs0

放課後

女6「ばいばい~」
女7「また明日学校で会おうね~」
女9「学校が無事ならね~」



男1「ふぃ~ さんざんな一日だったぜ~」

電柱「誰のせいだと思ってるのよ!」

ポツッ
     ポツッ

男1「うわっ、空模様が曇天模様だぜぇ・・・」

イケメン「ジーザス! お天道様もご機嫌斜めってかい?」キザッ

電柱「きゃー♪///」

男1「・・・・けっ! 気取りやがって!」ヤナヤツヤナヤツ

27: 2012/04/10(火) 23:38:40.48 ID:uGWv6dAs0

電柱「・・・・」

男1「・・・・」

電柱「べっ別にあんたのためとかじゃないんだけどネ」


男1「本降りにならないうちに全力ダッシュだぜ~!!」ダッ

電柱「ああん、もう! 人の話を聞きなさいよ~!!」ピョンピョン

男1「やーなこったい! あばよ~!」ダッ



電柱「・・・・風邪引いちゃったらどうするのよ。バカ」

29: 2012/04/10(火) 23:48:18.14 ID:uGWv6dAs0

男1「あっは! 土砂降りだぜ~!!」ドシャッ

男1「こりゃあ母ちゃんにまたドヤされるぜ~!」ドシャドシャ


男1「――ん?」



 キ   キ  ー ッ


                ド ン ッ


 

32: 2012/04/10(火) 23:59:10.38 ID:uGWv6dAs0

電柱「もうっ、用務員さんから傘借りてきてあげたのにどこ行っちゃったのあのバカ!」キョロキョロ

愉快なお兄さん「お嬢ちゃん、そんな急いでどこ行くの?」

電柱「知らない! でも、あいつのこと……なんだかほっとけないの!!」

愉快なお兄さん「ヒューヒュー」


電柱「あ……」





男1「……ハハッ、こりゃあ俺たち濡れネズミだぜ!」ギュッ

トラック「キキーッ! ドンッドンッ」

男1「わっと、暴れん坊だなあキミは! ホラよ、お前はここでじっとしてな!」ギュッ

トラック「キキーッ……ドンッ」


電柱(あいつ……)

33: 2012/04/11(水) 00:12:07.40 ID:3Yb+nBeY0

トラック「キキッ? ドンドンッ」

男1「ん?」

男1「ああ~ッ?! お前はさっきの!」

電柱「なによっ!」ビショッ

男1「お前、全身マーキングされたみてえにビッショビショじゃねえか!」

電柱「もうっ、エOチ! そーいうデリカシーのないこと言う男の人ってキライよ!」ビショッ

男1「お前みたいな、いけすかねえオンナなんてこっちから熨斗付けて返してやるぜ!」

電柱「あーもう心配してソンしたんだから! あたし帰る!!」ピューン


男1「なんだよあいつ・・・・おっ、傘じゃねーか こいつぁ縁起がいいねえ」

トラック「キキー・・・・」

34: 2012/04/11(水) 00:22:15.46 ID:3Yb+nBeY0

国語

先生7「えー、教科書4ページ258段落目、「剥き出しになった静代の恥部を」から続きを誰か……」キョロキョロ

男1「ぐぅ~ ぐぅ~」

先生7「・・・・・こらっ!」ポカッ

男1「ぎゃあ!」ドピュッ

先生7「授業は真面目に聞けといつも言うとるやないかい!」

男1「すぃ~ませぇ~ん!」ドゲザッ

電柱(……あいつ)


電柱(んーん! あんなやつのことなんて、全然気にしてないんだからっ!//)ブンブンッ

先生7「こら電柱。授業中に暴れるな、また天井に穴が開くだろ」

男2「ははっ! こりゃあ換気扇要らずだぜっ!」

電柱「からかわないでよっ・・・・//」

36: 2012/04/11(水) 00:39:44.56 ID:3Yb+nBeY0

昼休み

先生2「お前ら、次の時間は体育館に集合だぞ~」

男1「ふぁ~ 今日もツイテなかったぜ~ ボカァかなわんよ」

男2「な~にシケた面してんだって。田舎のおっかさんが泣くぞ」

電柱「あんたは寝てばっかりじゃないの。授業はまじめにきゃー♪///」

イケメン「やあ」

男1「ぷふい! イケメンも油売ってないで支度しろい」ヤナヤツヤナヤツ

先生(トイレ)「あなたたたち~ 休み時間は短いわよ~」

男1「はーい♪」モミッ
男2「はーい♪」モミッ

女6「やあね~オトコって」
女7「ほんとコドモよね~」
女9「小腸引きずり出してアスファルトになすり付けてやりたいわよね~」

38: 2012/04/11(水) 00:52:24.98 ID:3Yb+nBeY0

体育館

男1「体育館に着いたぜ!」

一同「……」がやがや

男1「社会科が実習なんて、今日はヤリが降る天気だぜ!」ヤリッ


電柱「待ちなさいよ~!!」トテトテ


男1「おおっと 言ってるそばからヤリみたいな面した女が」

電柱「なによっ 人の身体じろじろ見ないでよね!」ヤリッ

先生2「お前ら背の順に整列しろ~」

39: 2012/04/11(水) 01:01:03.51 ID:3Yb+nBeY0

電柱「……」ヤリッ

女6「電ちゃん座高高いね~」
女7「身体測定楽しみだね~」
女9「そもそも人間じゃないよね~」

電柱「・・・・もう、からかわないでよね!」ヤリィ


社会科「それじゃあ実習を始めるぞ~ 静かにしろ~」

男1「ぐぅ」

電柱「こら、起きなさいよね!」ユサユサ

社会科「なんだぁ? 転校早々もう新婚カップルかぁ~?」ニヤニヤ

どっ わはははは

電柱「起きろこのバカー!!」ドカッ

男1「いってええ?!」ナグラレッ

40: 2012/04/11(水) 01:16:03.90 ID:3Yb+nBeY0

社会科「今日はゲストの方をお呼びしている。粗相の無いように」

老婆「ほっほっほ 老婆じゃ」

社会科「この方は太平洋戦争中にそれはそれは大変な経験をなさった方だ。授業で習っただろう」

男1「ぐぅ」

社会科「おい男1! 起きんかバカモン!」

男1「ヒィーッ!!」

社会科「なあ男1、終戦記念日は何年何月何日だ」

男1「へえっ?!ええーっと・・・その・・・明日?」

社会科「バカモン!!社会人の常識だぞ!!」

電柱(1945年8月15日)ボソッ

男1「えっ? 1945年8月15日です!」

社会科「よろしい。では、その頃のお話、防空壕での体験を話してもらうので、心して聞くように」

男1(たすかったぁ~・・・)タメイキ

41: 2012/04/11(水) 01:29:38.41 ID:3Yb+nBeY0

それはまだ人々が「愚」と云う貴い徳を持って居て、世の中が今のように激しく軋み合わない時分じゃった。

わしも生娘じゃった頃のことじゃ。

その時わしのおっとうは芝刈りに、おっかあは川へ洗濯に行っとったんじゃ。

おっかあが川で洗濯板持って洗濯しとるとな、

川上からどんぶらこ、どんぶらことな、

おっとうが流れてきたのや。

おっかあが拾い上げて、うちさ持ち帰ってな、わしと二人で切って食べようとしたらな、

おっとうが割れて、中からそげなやんちゃな男の子が、おんぎゃあとおいでなすった。

おっかあが言うとったわい。「こりゃ、男の中の男じゃな」て



電柱「ううぅうう……」ポロポロ

男1「うぅぅぅううう……!」グスッ

43: 2012/04/11(水) 01:46:20.70 ID:3Yb+nBeY0

老婆「隣の空き地に囲いができたんじゃ。サクッとな!」

老婆「……」

老婆「柵だけに……サクッとな!」サクッ



男2「うぅぅうううう・・・・」エグエグ

女3「ぐすっ・・・えぐっ・・・・」

電柱「えーんえーん……」エーンエーン

社会科「……戦争は、二度と起こしてはならない。いい話だったな」

44: 2012/04/11(水) 02:02:49.98 ID:3Yb+nBeY0

男2「いい話だったな……」

イケメン(遺伝子組み換えでない)「ハートが柔軟材使ったみたいだぜ・・・・」

女9「あ?キモッ」

イケメン(遺伝子組み換えでない)「ヒィーッ!?」


男1「そっか……あのさあ盟友 笑わないで聞いてくれよ?」

男2「なんだよ 水臭いぜ」

男1「オレ、大きくなったら……大人になったら、世界を平和にするぜ!」

電柱「……男1」

男2「……お前は十分、大きくなったな」ニヒルッ

45: 2012/04/11(水) 02:07:06.26 ID:3Yb+nBeY0

テ口リスト「動くなぁー!!」チャカッ

一同「?!」

46: 2012/04/11(水) 02:18:28.92 ID:3Yb+nBeY0

男1「だ、誰だ貴様は!!」

テ口リスト「俺はテ口リストだ!!」

男1「そうか、テ口リストなのか!!」

テ口リスト「テ口リストだから下手なマネすると俺のチャカが火を噴くぜ!」チャカッ

男1「くっそー! みんな聞いてくれ、あいつはテ口リストだ!」

一同「なんだって?! 学校にテ口リストだとお~!!」

男2「ウッホ~ 俺、本物のテ口リストはじめて見たっス!」アクシュッ

テ口リスト「兄ちゃん夢見ちゃいけねぇよ。テ口リストもなあ、平時は案外ピザ屋の配達とかしてるもんよ」チャカァ

男2「感激しました~!」

47: 2012/04/11(水) 02:23:43.80 ID:3Yb+nBeY0

テ口リスト「よく聞けぇ! ここに爆弾がある!」

爆弾「やあ」

テ口リスト「赤と青とコードが見えるだろ!」

赤「やあ」
青「やあ」
コード「やあ」

テ口リスト「今からお前らの一人にこれを切断してもらう」

テ口リスト「間違った方を切ったら……わかってるな?」チャカッ

イケメン(遺伝子組み換えでない)「ヒィーッ!?」

48: 2012/04/11(水) 02:32:47.36 ID:3Yb+nBeY0

赤「最近どうです奥さん」

青「そうねえ……外回りの汚れが気になるのよ~」

赤「そんなあなたにこれ! 節水しながら強力洗浄――高圧洗浄機!!」

赤「売り上げ台数100万台を突破! さらに新しくなりました!」

赤「従来のタイプに比べてずっと小さくなったでしょう?」

青「へぇ~ 私にも操縦できそう! でも、小さくなるとパワーが落ちるんじゃないかしら……?」

赤「ご安心ください! むしろパワーはアップ!アップ!!」

赤「なんと40倍! 40倍ですよ奥さん!」

青「あらぁ…!」

赤「今なら5種類のノズル、バッテリー、トラック用ホースもお付けして、全品あわせtグヴォェアアッ


男1「……爆弾が停止したぜ!」

テ口リスト「ありがとう、諸君! おじさんもどっちか忘れてたんだ!」

男1「てへへっ 照れるぜ!」

49: 2012/04/11(水) 02:42:50.12 ID:3Yb+nBeY0

電柱「待ちなさいよー!!!!!」ネコロガリッ

一同「?!」

ゴロゴ ロ ゴ ロ ゴ ロ  ゴ  ロ  ゴ  ロ

ズ  ド  ー  ン  !  !


テ口リスト「ヒィーッ!!」

電柱「あんたがいると……あいつの夢が叶わなくなるのよ!」

テ口リスト「そんなやつ……こうだ!」チャカッ


  ドンッ


男1「電柱ーーーーーーーーッ!!!!!」

50: 2012/04/11(水) 02:57:09.92 ID:3Yb+nBeY0

テ口リスト「」

男1「しっかりしろよ! なあ! お前がいなくなったらこの町の電力はどうなるんだ!!」

電柱(廃)「あはは……あたし、実は余命半年って言われてたんだ……」

男1「電柱に余命もクソもねえだろ!!」

電柱(廃)「今まで、ありが、と、う、……」

電柱(廃)「……あたし、あんたのこと、ほんとうは……」

男1「……!」


電柱(廃)「……電気を、たいせつに、ね?」

   ちゅっ



電柱(元)「」ちーん

男1「電柱ーーーーーーッ!!!!」

51: 2012/04/11(水) 03:00:56.99 ID:3Yb+nBeY0

あれから十年経った

僕は今年で中学校に進学する

青春の傷みは、今もこの胸の奥でキリキリと響くけれど


男1「……っ」

過ごした日々に花束を手向けよう

かつて愛した人が 今も遠く見守ってくれているようにと


男1「……遅刻しちまうな。もう、母ちゃんを困らせる年じゃねえや」クスッ

53: 2012/04/11(水) 03:02:41.02 ID:3Yb+nBeY0

先生2.6「転校生を紹介する」




男1「ああ~ッ?! お前は!」


なによ!

さみしくなんて、・・・・なかったんだからね!


おわり。

54: 2012/04/11(水) 03:03:42.96
最後までぶっとんでたな…

55: 2012/04/11(水) 03:08:20.24 ID:3Yb+nBeY0
読んでくれた人ありがとう
こんな感じのベタな話を誰かお願いします

57: 2012/04/11(水) 04:13:20.26
ダメだ…頭がおかしくなりそうだ…

引用元: 男1「いっけねぇ、寝坊しちゃったぜ!」