1: 2011/01/05(水) 23:34:45.52 ID:Wuruoscb0
~~~~~~~~~~~~

憂「あずにゃーんっ!」ダキッ

梓「ちょ……う、憂っ」

憂「あずにゃん好き好き~」スリスリ

梓「もうっ…またそうやって唯先輩の真似してからかうんだから」

憂「えへへ……でも梓ちゃん、好きって言ったのは私の本心だよ…?」

梓「なっ……う、憂…」

憂「梓ちゃん……私ね、梓ちゃんの事──…」

~~~~~~~~~~~~

憂「………これだ!」

3: 2011/01/05(水) 23:36:41.50 ID:Wuruoscb0
よくあさ!

梓「おはよっ」

純「あぁ…おはよー梓…」

梓「うわ、何かあからさまに元気ないなぁ」

純「それがさー、昨日寝る前急に」

梓「話長いよ」

純「早いよ!もう少し聞いてよ!」

梓「なんだ、元気じゃん」

純「ぐぬぬ………あっ、憂」

梓「…ん?」クルリ

憂「あずにゃーんっ!」ダキッ

梓「にゃあっ!」

憂「おはよーあずにゃんっ、純ちゃんもおはよぉ~」スリスリ

純「おはよー憂、今日もお姉ちゃんの真似?」

憂「うんっ、あずにゃん好き好き~」

4: 2011/01/05(水) 23:37:53.81 ID:Wuruoscb0
梓「ああもっ……またそうやってからかうんだから…!」

純「そうやってるとホント唯先輩に似てるなぁ」

憂「えへへ……でも梓ちゃん、好きって言ったのは私の本心だよ?」

憂「……っ…」カァッ

憂(い、言っちゃった…言っちゃったよ…うわぁ純ちゃんもいるのにっ)

梓「もう……はいはい、私も憂の事好きだよ」ポンポン

純「妬けるねぇ梓、ねぇねぇ私の事は?」

梓「あ、予鈴」

純「ちょっ…え、スルー?待ってよ梓!私の事はっ!?」ダッ

憂「…梓ちゃん……」

憂「……えへ…」モジ

憂「………あれ?」



5: 2011/01/05(水) 23:39:08.95 ID:Wuruoscb0
~~~~~~~~~~~~

梓「憂…これ、私の為に?」

憂「うん、いつもお昼菓子パンだから心配で…作ってきちゃった」

梓「ありがとうっ……うわぁ、美味しそうだよ」

憂「梓ちゃんのためにたくさんおかず詰めておいたよ」

憂「それと……愛情もたくさん」

梓「…憂…それって…」

憂「梓ちゃん、私…梓ちゃんの事──…」

~~~~~~~~~~~~

憂「なんちゃって、えへ…えへへ」

憂「はっ……こ、これだ!」

8: 2011/01/05(水) 23:41:09.05 ID:Wuruoscb0
ひるやすみ!

梓「憂……ほ、ホントに貰っていいの?」

憂「うん、今朝はたくさん作ったからお裾分けだよ?」

憂「それにお昼が菓子パンばかりじゃ元気出ないと思って」

純「………」ジッ

憂「はいっ、純ちゃんのお弁当」

純「わおーん!」バッ

梓「ありがとう憂っ……うわ、すごく美味しそうだよ!」パァァ

憂「元気が出るようにたくさんおかず詰めておいたから」

憂「それと……あ、……えと…」ソワソワ

9: 2011/01/05(水) 23:42:13.23 ID:Wuruoscb0
純「うまっ!なにこれうまっ!」ガツガツ

梓「うん…やっぱり憂はすごいね、母さんの作る弁当よりも断然美味しいよ」

純「憂さ、もうコレ…私の嫁になんない?」

梓「あっ…駄目だよ、私が貰うんだから!」

純「あ、やんの?じゃんけんやんの?」

梓「すごいショボい!」

憂「もう、喧嘩はだめだよー」テレッ

憂「えへへ……」

憂「あ……あれ?」



10: 2011/01/05(水) 23:44:43.21 ID:Wuruoscb0
~~~~~~~~~~~~

梓「お待たせ、憂」

憂「梓ちゃん…」

梓「さっき部活終わったとこ。…話って何?」

憂「うん…あのね、梓ちゃん」

梓「うん」

憂「…急にこんな事言うと、嫌な気持ちにさせちゃうかも知れないけど」

梓「………」

憂「梓ちゃん……私、前から梓ちゃんの事──…」

~~~~~~~~~~~~

憂「………」

憂「やっぱり正攻法が一番なのかな……でも…」

憂「……っ…」フルフル

憂「……よしっ…!」



12: 2011/01/05(水) 23:46:32.62 ID:Wuruoscb0
ほうかご!


ガラガラッ

梓「お待たせー…あ、いた」

憂「……っ…!」

梓「ごめん憂、今日はどうしても部活抜け出せなくって」

憂「う…ううん、大丈夫だよ。私の方こそ急にごめんね?」

梓「うん、それで……どうかした?」

憂「うん…あ、あのっ……」

憂(………)

憂(どうしよう……)

憂(呼び出したのはいいけど、いざ目の前にすると…)チラ

梓「……?」

憂(首を傾げる梓ちゃん可愛いよぉぉ…!!)

憂(────じゃなかった!)

13: 2011/01/05(水) 23:47:53.98 ID:Wuruoscb0
梓「言いづらい事…?」

憂「う、うん……少し」

梓「……ん、いいよ。待つから」

憂「……っ…」

憂(可愛いだけじゃない…)

憂(優しくて、ちょっぴりカッコよくて…綺麗で…)

憂(すごくいい子で───っあ…)

14: 2011/01/05(水) 23:48:48.48 ID:Wuruoscb0
梓「………」

憂「……っ…え、と…」

梓「うん」

憂「………」

憂「……えへへ…」

梓「…もうっ」

憂(こっちのセリフだよ、梓ちゃん)

憂(私の気持ちなんて全然、全然知らないくせに…っ)

憂(見つめないでよっ…、何も言えないよ…)

憂「……うぅー…」ジワ

梓「何も泣かなくても!」


15: 2011/01/05(水) 23:52:51.13 ID:Wuruoscb0
───……

憂「……っ、ぐす…」グシグシ

梓「………」フゥ

梓「…話せるようになるまで、何か別の話でもしよっか」

憂「………?」

梓「畏まって向き合ってるよりは、ちょっとは気が楽になるかもだし」

憂「うん……ごめんね」シュン

梓「もう…謝らなくていいって」

梓「そういうとこ、唯先輩もそっくりだよ」クスッ

憂「お姉ちゃん…?」

梓「うん、唯先輩」

16: 2011/01/05(水) 23:53:53.46 ID:Wuruoscb0
梓「うん、唯先輩」

梓「しょっちゅう抱き付いてくるから全然練習にならなくてさ」

梓「たまにきつい口調で突き放したりするんだけど、そしたら急にしおらしくなって」

梓「目に涙溜めながら、ごめんねって言うの」

憂「…もうっ…梓ちゃん、お姉ちゃんが可哀想だよ」グシ

梓「ごめんごめん、わざとじゃないんだけどね」

梓「…そういう可愛いところ、そっくりだよ。」

憂「……っ…」

梓「あ…調子に乗るから唯先輩には内緒ね」

17: 2011/01/05(水) 23:54:41.31 ID:Wuruoscb0
憂「………」

憂(お姉ちゃんか……)

憂(…いつもそうだよね、梓ちゃんの口からはお姉ちゃんの話題ばっかり)

憂(…梓ちゃん、やっぱり)

憂(お姉ちゃんの事が好きなのかな……)

憂「……ひぐ…」

梓「何でっ!」


19: 2011/01/05(水) 23:56:18.61 ID:Wuruoscb0
───……

梓「…さっきから泣いてばっかり」ナデナデ

憂「ご、ごめんね梓ちゃん…」

憂(梓ちゃんになでなでして貰えた!やった!)

憂「……えへへ」

梓「急にニヤケ出すし」

憂「梓ちゃんが優しくしてくれるからだよ」ニヘー

梓「………」

梓「…ひょっとして、寂しい…とか」

憂「うん?」

20: 2011/01/05(水) 23:57:39.71 ID:Wuruoscb0
梓「唯先輩、卒業したら一人暮らしするって言ってたし」

梓「憂は寂しがるんじゃないかなって思ってたから」

憂「………」

憂「……うん」

梓「今日の話したい事っていうのも、その関係?」

憂「…そういう事にしとこうかな」

梓「もう、なにそれっ」クスッ

憂「寂しいのは本当だよ?今までずっと一緒だったから」

梓「……うん」

憂「………」

憂「………えと…」

憂「…梓ちゃん」

梓「…ん?」

憂「…寂しいって言ったら、そばにいてくれるのかな」

梓「………」

21: 2011/01/05(水) 23:59:11.47 ID:Wuruoscb0
梓「当たり前だよ、私も純もそばにいる」

憂「じ、じゃなくて!」

梓「……」

憂「………」

憂「……うぅ」モジ

梓「……そういう言い方されると、勘違いしちゃうかも」

憂「……っ…」

梓「…なんて」


ガバッ

22: 2011/01/06(木) 00:00:05.12 ID:ZZbQ2c7p0

梓「……」

憂「…──っ」ギューッ

梓「……」ナデ

憂「………」

憂「……えへ…」キュ

梓「……言える?」

憂「…まだだよー」

梓「…待つの、下校のチャイムが鳴るまでだからね」

憂「今夜メールで言うよ」

梓「こら」



23: 2011/01/06(木) 00:01:59.93 ID:ZZbQ2c7p0

~~~~~~~~~~~~

憂「おはよう、梓ちゃんっ」

梓「おはよ、憂」

憂「えへへ、梓ちゃん今日も可愛いよ」ギュウ

梓「ちょ……憂っ、校門前で…」

憂「見せつけちゃおうよ、私たちの仲…梓ちゃんが私のモノだって事、みんなに知ってもらわなくちゃ」

梓「…憂……」

憂「梓ちゃん……」

~~~~~~~~~~~~

憂「…えへへ…、ちゅー」

憂「………これだ!」

25: 2011/01/06(木) 00:05:09.67 ID:ZZbQ2c7p0
おしまい!


続き続き言うから無理して書いたらごらんのアレだよ!もう絶対に書かんぞ。

28: 2011/01/06(木) 00:07:31.85
憂梓もいいものだ

引用元: 憂「梓ちゃんにうまく告白するには…」