1: 2011/12/29(木) 00:47:18.00 ID:Jdg+83lz0
-ダンスレッスン終了-

やよい「ふぅ~、ありがとうございましたっ」

P「よし、今日はいい感じだったぞ!」

やよい「本当ですか?うっうー!ありがとうございます!」

P「ほいドリンク、水分補給はしっかりな」

やよい「えへへ…」ゴクゴク

P「さて……」

やよい「プロデューサー?どうしました?」

P「いや、なんでもない」

やよい「そうですか……」



誰か続き頼む

8: 2011/12/29(木) 01:02:14.88 ID:Jdg+83lz0
やよい「ぷはぁ、おいしいです~」

P「ははは、普通のスポドリで大げさだな」

P「(まだ効果なし…?)」

P「じゃあ事務所に戻ろうか」

やよい「はい」

………

P「………ょぃ?」

やよい「…」ポー

P「やよい?」

やよい「ふぇっ?」



さあ土台は組んだ

11: 2011/12/29(木) 01:11:35.84 ID:Jdg+83lz0
やよい「あ…ごめんなさい!」

P「大丈夫か?」

やよい「はい、ちょっとボーっとしてただけなんで!」

P「そうか?ならいいけど」

やよい「じ、じゃあいきましょう!」

P「(効果が出てきたか?)」

やよい「…」



ふえぇ…誰かかいてよぅ…

18: 2011/12/29(木) 01:33:07.94

P「……」

やよい「……」

P「……あれ?」

やよい「どうかしたんですか~?」


P「あ、いや、何でもない」

P「(どういうことだ? まさかバッタもん掴まされたのか?)」




Pの持つ惚れ薬は本物でした。でもやよいには効果がありません。
何故なら、彼女は初めからPに惚れていたのですから。



END

23: 2011/12/29(木) 01:39:23.54
>>18
こいつ天才かよ・・・

24: 2011/12/29(木) 01:40:55.91
>>18
これはあり

19: 2011/12/29(木) 01:33:38.32
完璧なEND

55: 2011/12/29(木) 02:22:05.43
うっうー!高槻やよいです

最近食欲がありません

それになんか胸の動悸がはげしくて……

P「おい、やよい!顔色悪いけどどうしたんだ!?」


そういえば今日朝ごはん食べてないかも。
頭がクラクラします。

やよい「プロデューサァ……大丈夫れすよ」


私の意識はここで途切れました

57: 2011/12/29(木) 02:31:09.40

気が付けば、私は知らない天井を仰いでいました。

やよい「あれ?ここどこ……?あ!?もうこんな時間!!
     特売いかないと、卵がもう売り切れちゃうかも!?」

私が飛び起きると、窓から柔らかい西日が差し込んでいました。
部屋のそこかしこがオレンジ色で、いつも見ている色のはずなのに、
なんだか早くおうちに帰らないといけない気分になります。

――長介達はいつもこんな気分なのかなぁ……お手伝いばかりさせてごめんね……


P「おい!やよい!なんで泣いてるんだ!?」

親しんだ声が聞こえました。

あ、ここプロデューサーの部屋なんだぁ。
どうやら私は、倒れた後、この部屋に連れてこられたようです。

やよい「分かりません……わからないよぉ……」

なぜだか涙が止まりません。
胸の動悸もどんどん激しくなって、辛いです。

切ないよぉ

61: 2011/12/29(木) 02:40:06.15

P「落ち着け、やよい。俺がついてる」

プロデューサーは、頬を伝う涙をぬぐいながら、私にそう言ってくれました。

胸の鼓動は激しくなるけど、何だか心地いいなぁ……
頭を撫でられてるときは浩介たちもこんな気分なのかも。



やよい「プロデューサーが、お兄ちゃんだったらよかったのに」


なぜだか私は嬉しくて、本当に嬉しくて、そんなことを口走ってしまいました。


P「ははは、やよいのお兄ちゃんにはなれないけど、
  俺のことはお兄ちゃんみたいに頼ってくれていいんだからな」

途端に胸が苦しくなりました。嬉しいはずなのに。
ありがたいはずなのに。

――胸が痛いよぉ……


やよい「やっぱりお兄ちゃんじゃ嫌ですよぉ」

自分でも、支離滅裂で、よくわかりません。
ただ、プロデューサーの胸に飛び込んで、私はそう言っちゃったんです。

63: 2011/12/29(木) 02:49:18.85

P「おい!?やよい!?」

プロデューサーは、びっくりして固まっています。

そして私も、プロデューサーの体温のせいなのか、それとも
沢山泣いたせいで火照った頭の熱のせいなのかはわからないけど、
考えてもいないことが、口から勝手に飛び出していきます。


やよい「お兄ちゃんとかプロデューサーとかじゃなくって
     私と一緒にいてくれなきゃ嫌ですよぉ……
     私、ホント何言ってるのかなぁっておもうけど」


よくよく考えたら、これってプロポーズかもって築いたのは、
お寺が鐘をつく音を聞いてからでした。

うわぁ……顔から火が出ちゃうかも……


P「えっと、それってどういう……」


やよい「うっうー!!ずっと一緒にいなきゃ嫌ってことですよぉ!!」


あ、自棄っぱちで言っちゃいました。でも、多分、ううん、絶対に私の本当の気持ちだと思います。

66: 2011/12/29(木) 03:00:47.19

顔が熱くて、多分真っ赤で、プロデューサーの顔をまっすぐ見れません。
俯きながら、少し後悔しながら、プロデューサーの足元ばかりに焦点を合わせていました。


P「ごめんなぁ、やよい」


覚悟なんてしていませんでした。
勢いだけの告白でした。
やっぱり後悔ばっかりで、目線の先の地面には涙がポタポタ落ちました。


でもプロデューサーは約束してくれたんです。


P「やよいがこの先、立派なアイドルになって、夢も叶えて大きくなって
  そんなになっても俺なんか好きでいてくれたなら――」


気付いたら、私は浩介よりも、もっとちっちゃい子供になっていて、
泣きながらプロデューサーと指切りげんまんしていました。

――嘘ついたら針千本の~ます。指切った。

頭の中で響く鐘の音を聞きながら、沈んでいく夕日の灯りを見つめながら、
その日の約束を私は大事に大事にしようと思って、家路についたんです。
ただいま。
 
         ~fin~

67: 2011/12/29(木) 03:03:16.19

いい話だった

68: 2011/12/29(木) 03:04:54.52
ふぅ...

引用元: P「やよいに惚れ薬を使ってみた」