2: 2013/01/14(月) 20:40:41.88 ID:GbS7qLa40
マリ「君に今から私が質問します」


シンジ「・・・」


マリ「私が満足する答えを頼むよ、わんこ君!」


シンジ「・・・」


マリ「逆に物足りない答えならイタズラしちゃうかにゃー」ニャハ


シンジ「・・・」


マリ「ここまでなんか質問ある?」


シンジ「・・・うん」


シンジ「なんで真希波が僕の部屋で僕が寝ているベッドで僕の体にのしかかっているのか聞いても良い?」




シンジ「今日はミサトさんの家で僕を含むEVAパイロット四人とミサトさんで年越しパーティーをして」


シンジ「ミサトさんが途中から悪酔いしてアスカや綾波にお酒のましちゃって」


シンジ「真希波もそこに加わり、最早収集もつかない状況になってどんちゃん騒ぎ」


シンジ「みんなようやく寝た後に何とか片付けを終わらせて部屋で寝てた・・・はずなのに」


マリ「んーわんこくぅーん♪」スリスリ


シンジ「(真希波・・まだ酔ってるんだろなぁ)


マリ「・・・さぁーて、わんこ君分も補充したし質問いくかにゃー」テカテカ




シンジ「と、とりあえず質問はいいけど上から降りてよ(胸が・・)」


マリ「じゃあ、ひとつめのしっつもーん」


シンジ「聞いちゃいない・・」


マリ「真希波・マリ・イラトリアス、綾波レイ、式波アスカ・・・わんこ君が一番好きな匂いはだれの匂い?」

シンジ「いっ!?なんだよ!その質問!そんなの」


マリ「えい♪」



4: 2013/01/14(月) 21:16:04.82 ID:nRsh1f2u0
シンジ「うぉっぷ!?!」

マリ「これで、わかるかにゃあー?」ムニムニ

シンジ「(そんなわかる訳ないじゃ・・・いや、違う。柔らかくて暖かくてそれでいてどこか弾力のあるこの感覚。そして僕の鼻腔をくすぐる女の子特有の甘い匂い)」

シンジ「(そして挟まれた谷間から少し上を見上げれば明らかに上気した顔で僕を見ている真希波の艶やかな顔)」

シンジ「(これはまずい。匂い云々の前に気持ちよすぎて)」

マリ「ぅん・・わんこ君の息が・・・///」

シンジ「ああああああっ!!!真希波だよっ!アスカのお日様みたいな匂いよりも綾波のミステリアスな匂いより真希波の白桃のような甘い匂いが一番好きだよ!!!」

マリ「にゃ!?え、あ、うん・・・そうにゃのかー///」パッ

シンジ「はぁ、、、はぁ、、、(危なかった・・後少しでも胸が押しつけられてたら絶対リフトオフしてた・・)

マリ「(ヤバイ・・なんか色々とやばくなってきたにゃー)」

ーーーーーーーーマリ回想

マリ「ふぅわぁー・・・

アスカ「むにゃ・・バカシンジ」

綾波「スゥ、スゥ・・」

ミサト「グガアアァ、フンガァアア、スピーズピー・・」

マリ「そっか、あの後寝ちゃったのか」

マリ「ありゃ、そえばわんこ君は」キョロキョロ

マリ「(あんだけ騒いだのに妙に片付いてるし私達にタオルケットかかってるってことは)」

マリ「わんこ君がしてくれたのかにゃー」

マリ「・・・ちょっとわんこ君の様子でもみてこよっかな」ピョン、スタスタ

シンジの部屋前ーーーーー

マリ「ここがわんこ君の部屋・・・そえば男の子部屋入るのって初めてだ」

マリ「・・なんか緊張してきたにゃー」ドキドキ

マリ「わーんこくぅーん、おっじゃましまぁーす」コソコソ

シンジ「・・・・スー」

マリ「(目標発見!・・なんか予想通りとゆうかなんとゆうか苦学生みたいな部屋だにゃー)コソコソ

マリ「さて、それでは気になるわんこ君の寝顔拝見させていただきましょー!」ニヒ

シンジ「スー」

マリ「ふーん、、、」

マリ「可愛い寝顔だにゃー」

シンジ「ん、、、」ゴ口リ

マリ「!」

マリ「(わ、わんこ君の顔が寝返りで目の前にっ!あと少しでちゅーできちゃう!?)」

マリ「(今、私すっごいドキドキしてる・・・!)」

マリ「(わんこ君、私の事どう思ってるんだろ?)」

マリ「(・・わんこ君ってやっぱり姫が好きなのかな?それともレイちゃん?)」

マリ「(胸なら負けないけどわんこ君は大きな胸好きかなぁ、、、だったら嬉しいけどにゃー)」

マリ「(あー!す!!これもあれもわんこ君が悪い!)」

マリ「(お姉さんをこんなに戸惑わせた罪で今からイタズラでちゅ、ちゅーしてやるかにゃ!)」ゴソゴソ

5: 2013/01/14(月) 21:22:27.87 ID:nRsh1f2u0

マリ「(あー!もうなんかあたまんなかぐちゃぐちゃしてきたにゃあ!!これもあれもわんこ君が悪い!)」


マリ「(お姉さんをこんなに戸惑わせた罪で今からイタズラでちゅ、ちゅーしてやるかにゃ!)」ゴソゴソ

シンジ「・・・ん、あれ誰かいるの?」オメメパッチリ


マリ「」






マリ「わんこ君に今から私が質問します」

6: 2013/01/14(月) 21:26:37.95 ID:nRsh1f2u0
ーーーーーーマリ回想終了



マリ「(とっさに誤魔化す為にあんなんいっちゃったけど・・・)」


シンジ『真希波の白桃のような甘い匂いが一番好きだよ!!!』ポワーン

マリ「・・・」


マリ「・・・えへ///」



シンジ「(さっきから真希波が一言も喋んなくなったけどどうしよう、これ)」


シンジ「あのマリ?だ、大丈夫?」


マリ「ふぇ?・・・あ、あ、じゃつぎの質問///」


シンジ「(真希波の顔真っ赤だ・・もしかしてお酒飲み過ぎたのまだ気持ち悪いのかな)」


マリ「ふたつめはーーー」

7: 2013/01/14(月) 21:45:36.64 ID:nRsh1f2u0
マリ「き、キスするなら誰としたいかにゃー・・・?」


シンジ「え」

マリ「ほら、わんこ君キリキリ答える!」

シンジ「ちょ、ちょっと待ってよ、いきなりキスを誰としたいかなんて答えれるわけないよ・・」

マリ「フィーリングでいいよ、フィーリングで!いま頭にチラチラ浮かんでると思いんだけどなぁ」


シンジ「(真希波はなんでこんな事聞くんだろ。十中八九からかってるんだとは思うけど)」


マリ「さあさあ!わんこ君は誰とファーストキスがしたいかこたえるにゃー」


シンジ「ファーストキス?」


マリ「ん?」


シンジ「・・あ!そっかファーストキスはそりゃ」


マリ「ストップ」ガシ


マリ「今の反応、明らかにおかしいよね?お姉さんに誰とファーストキスしたか答えてみ?」ギリギリ


シンジ「い、痛いよ、真希波!答えるから顎にクローかますのやめてよ!顎はダメだよ顎は!」

8: 2013/01/14(月) 22:09:11.83 ID:/jDSM8ci0
マリ「ほー・・じゃあファーストキスは姫と済ましてしまったと」

シンジ「う、うんあれをファーストキスとよんでもいいならね」


マリ「まあ、確かに姫らしいっちゃ姫らしいけどさー」


マリ「・・・ちょっとトイ レ行ってくる」スタスタ、ガチャ


シンジ「あ、真希波・・行っちゃった」

シンジ「それにしても真希波一体なんのつもりなんだろ、、、あんな質問ばっかしてきて」


マリ「ただいまー」


シンジ「てかやっぱり戻ってくるんだ・・ってトイレから戻ってくんのはや!」


マリ「ふぅーサムイサムイ、ちょっと布団の中いれてにゃー」ゴソゴソ

シンジ「それはマジでやばいって真希波!?」


マリ「わんこ君の匂いがするー♪」


シンジ「(アカン、これはアカン。隣には美少女・・しかもお互いの瞳に顔が映る程の密着具合)」


シンジ「(しかも顔を赤らめてこっちを見ている!視線を外したくても外せない)」


マリ「・・・」ジッ?


シンジ「(ち、沈黙が気まずい)」

11: 2013/01/14(月) 22:20:15.03 ID:/jDSM8ci0
シンジ「あ、アスカ達は部屋で寝てるの?」


マリ「いんや、あのまま居間で三人で爆睡中だよー・・まあ、姫は今頃悪夢にうなされてるだろうけどね」ボソ


シンジ「?」





その頃の姫ーーーーーーーーー


アスカ「フガ・・うぅー・・・白ウナギはやめて・・く、くるしぃ」

濡れたタオルが顔面にかかっている





マリ「まあ、姫なら大丈夫でしょ」ニシシ



マリ「それよりわんこ君、さっきの質問なんだけどまだ答え聞いてないにゃー」


シンジ「まだ続いてたんだね、あの質問・・」



13: 2013/01/14(月) 22:38:23.57 ID:/jDSM8ci0
シンジ「(クソ、なんて答えればいいんだよ。もうさっきのので真希波しか頭に浮かば・・・ん?)」

シンジ「・・なんで真希波はさっきから舌で自分の唇なめてるのかな、しかも色っぽく」


マリ「あー、私唇すぐ乾燥しちゃうから」ペロ

シンジ「(ヤバイよ、色っぽすぎるよ真希波・・そんな顔でそんな仕草してたら)」


シンジのロンギヌス「さあ、始めようか碇シンジ君」


マリ「にゃ?なんか固いのが太股に」


シンジ「あああああああ!!!真希波です!そのしっとりとした唇を僕の唇で塞ぎたいです!!てか誘ってるのかよ畜生!さっきからいちいち可愛すぎるんだよ!!」


マリ「ふにゃあ///!?」ビクッ


シンジ「はぁ、、、はぁ、、、」






14: 2013/01/14(月) 23:00:19.05 ID:/jDSM8ci0


マリ「(可愛いってわんこ君が私のこと可愛いって///)」カァーッ


シンジ「(僕は勢いに任せてなんて事を言ったんだろう・・お陰でロンギヌスはプログレッシブナイフまで収まったけど)」


マリ「・・・」


シンジ「・・・」


マリ「ねぇ、わんこ君・・三つ目の質問」


マリ「私はもうキスした時あると思う?」

シンジ「へ、あ、うん」

シンジ「真希波ぐらい可愛いならやっぱりあるんじゃないかなって思うけど(あれ、なんだろこの嫌な感じ)」


シンジ「(真希波が他の誰かとキスしてるの想像したら)」


シンジ「(なんか嫌だな)」











17: 2013/01/14(月) 23:35:06.89
マリ「そっかぁ」


マリ「じゃあ四つめの質問」


マリ「わんこ君は私のファーストキスを貰いたい?」


シンジ「」




シンジ「(え?真希波まだキスした時なかったんだ・・良かった。・・・って違うだろ!)」



シンジ「(私のファーストキスが欲しい?それはあれだよね?つまりそうだよな?あああああああ!!)」


シンジ「(こんな時、どうしたらいい!?誰か教えてよ!誰か僕を助けてよ!?)」


ドクン、、、



ーーーーーーー碇シンジの脳内


加治「シンジ君、俺はここで水を蒔くことしかできない。だが、君には君にしか出来ない事があるはずだ」


シンジ「(僕にしか出来ないこと?)」


冬月「老いぼれは」


シンジ「(あ、参考にならなさそうなんで副司令はパスで)」


冬月「」


ゲンドウ「大人になれ、シンジ」


シンジ「(それはどの意味でだよ、とうさーーん!!!)」


リツコ「理屈じゃないの、恋は。貴方がやるのよ碇シンジ君」


シンジ「(理屈じゃない・・)」


アスカ「あんたばかぁ?それって好きってことじゃない!」


シンジ「(この気持ちが好きって気持ち・・・?)」


綾波「碇君にぽかぽかして欲しい」


シンジ「(真希波のことを考えるとぽかぽかする)」


ミサト「行きなさい、シンジ君!誰かの気持ちじゃない!貴方自身の気持ちの為に!」


シンジ「(僕自身の気持ちの為に)」

19: 2013/01/14(月) 23:51:41.47
シンジ「(僕は真希波をどう思ってる?)」


シンジ「(流されてるだけじゃないのか?真希波の容姿だけで惹かれてリだけじゃないのか?)」


シンジ「(エヴァが好きでいっつも古い歌ばっかり歌ってて)」


シンジ「(悪ノリはするしにゃーにゃーいってばっかりだし)」


シンジ「(でもいつも笑顔で笑ってるそんな真希波が)」


シンジ「(僕は)」


カヲル「約束の刻だよ、シンジくん」


ドクンッ!!








マリ「(さっきからわんこ君が一言もしゃべらにゃい・・)」


マリ「(これで、断られたら私立ち直る自身ないよー)」


マリ「(てか私こんなわんこ君のこと好きだったんだにゃー・・)」



シンジ「真希波」


マリ「ひゃ、ひゃい!(急に話しかけられたからビックリしたにゃ!)」

20: 2013/01/15(火) 00:10:50.54
シンジ「僕は真希波がどんな食べ物が好きなのかよく知らない」

マリ「へ?」


シンジ「誕生日も知らないし血液型も知らない」


マリ「わ、わんこ君いきなりどうしたかにゃ?」


シンジ「知らないことばっかりで真希波の全部が好きっては言えない」


マリ「(あ、これ断られる感じっぽい・・)」


シンジ「そんな人のファーストキスは貰えないよ」


マリ「あ、あははははそうだよね!いやぁ、わんこ君をからかい過ぎたかにゃあ!!」


マリ「(泣くな、私。ここで泣いたらもっと辛くなる)」


マリ「ごめんね、わんこ君!今すぐ出てくから・・・」ガシ


シンジ「でも」


マリ「え?わんこ君・・?」



シンジ「真希波の笑顔は知ってる。古い歌歌って笑ってる顔、アスカやみんなと話して笑ってる顔・・僕は真希波のそんな笑顔が大好きだ!」


シンジ「今僕が知ってるのはそれだけ・・真希波がそれでも僕にファーストキスをくれるなら僕に下さい!」


シンジ「君が好きだ!真希波!」


21: 2013/01/15(火) 00:11:57.00
マリルートとか俺得

29: 2013/01/15(火) 06:24:38.70

シンジ「返事きかせてくれるかな・・真希波」


マリ「」


マリ「」


マリ「(あれ?今、私わんこ君に好きって・・なんだこれ、なんなんだこれ!!)」


マリ「「(これが告白?好意の表れ?好きって一緒にいたいってこと?私がわんこ君の彼女?)」


マリ「(ファーストキスを僕に下さいって・・・じゃあ今からわんこ君は私の物、私はわんこ君の物?)」


マリ「(もうグッチャグッチャで嬉しくてドキドキしてっ・・思考が追いつかない・・!)」


マリ「(にゃああああああああ!!!)」


ドクン、


ドクン、、、



真希波・マリ・イラストリアスの脳内ーーーーー



マヤ「パルス逆流!駄目です!ドキドキがせき止められません!」


マリ「(私はなんのつもりでわんこ君にファーストキスの話をしたんだろう)」


ゲンドウ「・・・始まったな」

冬月「ああ」

ゲンドウ「碇家補完計画・・・もうすぐだ、ユイ」

マリ「(わんこ君と1つになりたいから?わんこ君に想って欲しいから?)」


カヲル「 今度こそ、君だけは幸せにしてみせるよ・・シンジ君」


マリ「(わんこ君が幸せだと私も幸せ・・そっか幸せって)」


ミサト「EVA に乗る以外の幸せ・・貴方が見つけたのよ」


マリ「(こんなにあったかくて!すっごい嬉しくて!)」






30: 2013/01/15(火) 06:49:17.36
加治「恋の終わりに理
由はあるが、始まりに理由はないさ」

マリ「(きっと君と出会ったあの時から私は君に・・!)」


綾波「こんな時どんな顔をすればいいか分からないの」


マリ「(ごめんね、レイちゃん!泣けばいいと思うよ!)」


アスカ「あんたばかぁ!?・・ほんとにばかね」

マリ「(姫がもたもたしてるのが悪いよ!恋は戦争なんだからにゃ!)」



マリ「(わんこ君に私の気持ちを)」


マリ「(私のありったけの幸せと想いを!)」


マリ「(この好きって言葉に込めて!)」


マリ「(届けなきゃ!)」




ドクン、、、


ドクン、、、!



マリ「(


31: 2013/01/15(火) 13:10:27.19
シンジ「(ヤバイ、真希波がさっきから一言も喋らない)」


シンジ「(もしかして、僕の早とちり!?だとしたら恥ずかし過ぎるよ!!)」ガーン


シンジ「(あんなキザなセリフ言っといてどうしたらいいんだよぉ!?)」


マリ「わ、わたしも・・」


シンジ「!」


マリ「わんこ君のことが!(あれ・・?)」ツー


マリ「あ、なんで・・・?」ツー


シンジ「真希波・・・?」


シンジ「泣いてるの・・・?」


マリ「ちょ・・まっ、ちがうからわんこくん!なんだよ!とまってよ・・・!(嬉しいのに!すっごい幸せなのになんでっ・・・!)」グシグシ



34: 2013/01/15(火) 23:06:09.73

シンジ「泣くほど嫌だったかな・・?僕の告白・・」


マリ「なっ・・!?ち、ちがうよ!そんな訳ないじゃん!」


シンジ「だって真希波、泣いてるから」シュン


マリ「だから、これは・・」


シンジ「・・・」シュン


マリ「あーもうっ!!嬉しいのになんでか涙がでるんだよ!!」

シンジ「え」


マリ「もう自分でもワケわかんない・・わんこ君が好きって言ってくれて」


マリ「すっごい嬉しくてめちゃくちゃドキドキして」


マリ「いっぱいいっぱい幸せなのに」


マリ「なんで涙なんか・・」グス


マリ「わんこ君が好きって言ってくれた笑顔で私も」



マリ「大好きだって伝えたたいだけなのに・・・」

36: 2013/01/15(火) 23:20:16.37
マリ「ごめんね・・わんこ君。せっかくのわんこ君の告白で泣いちゃって」



シンジ「」



マリ「・・わんこ君?」



シンジ「ま、」


マリ「・・・にゃ?」


シンジ「真希波ぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!!」ダキ!



マリ「にゃああああああああ///!???」




シンジ「なんだよそれ!なんなんだよそれ!!僕をどんだけキュンキュンさせる気なんだよ!!」



マリ「え、わんこ君、え(抱きしめられてるにゃあ///!)」



シンジ「嬉しくても涙はでるんだよ!!泣くのは悲しい時や辛い時だけじゃない。本当に嬉しい時は涙の1つや2つもでるさ!!」


マリ「あ・・(嬉しくても涙ってでるんだ)」


マリ「(嬉しくて泣いたのなんて・・はじめてだにゃー)」ギュッ

37: 2013/01/15(火) 23:29:13.45
マリ「(わんこ君すっごいドキドキしてる)」


シンジ「(やばい、真希波が可愛すぎて抱きついちゃったけどおかげで僕の心臓が暴走したみたいにやばい)」



マリ「ねぇ、わんこ君・・」


マリ「私もわんこ君が好き」


マリ「私をわんこ・・シンジの彼女にしてください」







チュ






シンジ「あ、え、や、あ///」アタフタ

38: 2013/01/16(水) 00:00:20.88
マリ「・・・///」グイ


シンジ「えと、真希波、あのその」アセアセ


シンジ「なんてゆうか、そのあー・・・」アセアセ


マリ「・・・」ジー




シンジ「よ、よろしくお願いします」



マリ「・・・にゃ♪」










おしまい!

45: 2013/01/16(水) 01:05:19.75

後日談


マリ「たった1つの冴えたやり方」




マリ「わんこ君の彼女になって早一ヶ月」


マリ「私とわんこ君はあの夜の一件から付き合い始め、激甘な毎日をおくっていた!」








マリ「・・・が理想だったんだけどにゃー」チラ



アスカ「バカシンジ!今日のお弁当味つけ濃いわよ!」ギャーギャー


綾波「碇君・・私お肉食べれない」


シンジ「ならアスカ、自分で作りなよ・・」


シンジ「綾波も好き嫌いしてたらダメだよ」

46: 2013/01/16(水) 01:15:41.58
マリ「(学校のお昼休み、いつものメンバーで昼御飯・・・)」


マリ「(私とわんこ君は恋人同士なのに二人で弁当を食べながらあーん、とかも出来ない)」


マリ「(このメンバーで食べるのが当たり前になってきてるから尚更、私とわんこ君は抜けにくい)」


マリ「(ちなみに私のお弁当もわんこ君の手作り弁当!勿論、他のみんなには内緒にゃんだけどねー)」


47: 2013/01/16(水) 01:45:27.70
マリ「(それにしてもわんこ君のお弁当美味し・・」モグモグ


マリ「(今度、私もわんこ君に造っみよっかにゃー)」


アスカ「あ!バカシンジ!今日帰りに買い物行くから付き合いなさい」


マリ「(にゃ!?)」ピク


シンジ「えー、何で僕がアスカの買い物に付き合わないといけないのさ」


アスカ「はぁ?私みたいな超絶ウルトラ美少女とデー・・買い物行けるのになんか不満でもあるのアンタ」


マリ「(私は不満だらけだにゃー姫!)」


50: 2013/01/16(水) 08:08:26.22
シンジ「あ、うんごめん。ちょっと今日は用事があるから無理だよ」チラッ


マリ「(グッジョブ!わんこ君)」ニャハ♪


アスカ「な!?私の誘いを断るほどの用事ってなによ!」ムキー


シンジ「大事な用事ってことだよ」


マリ「(・・・やばい、にやけてきちった)」ニヘラ


綾波「どうして眼鏡の人はさっきから笑ってるの?」


マリ「あ!?はにゃ///!?」









51: 2013/01/16(水) 08:53:53.32
マリ「い、いやちょっと昨日のテレビの芸人おもしろかったなーって思いだし笑いしちゃったにゃ!」アセアセ


綾波「そう・・でもそれにしては顔が赤いわ。熱があるかもしれない」


アスカ「あら、ほんとだわ。コメガネあんた大丈夫?」



シンジ「熱!?大丈夫?真希波!!」オデコピシ

54: 2013/01/16(水) 16:08:18.53
アスカ「なぁ!?」


綾波「・・・」ボーゼン


マリ「わ、わんこ君///!?(顔近すぎ!)」ドキドキ


シンジ「んー熱はないみたいだけど顔はすっごい真っ赤だね」


マリ「わんこ君!姫達超こっちみてる!このままじゃバレちゃうよ!」ボソ


シンジ「あ・・つい真希波が体調悪いのか心配で」ボソボソ


マリ「心配してくれたの嬉しいけどこのままじゃマズイなにゃー」ボソボソ


アスカ「あんたらいつまでひっついてんのよ!離れさい!」ガハ!


シンジ「うわっ」


マリ「にゃっ」



アスカ「バカシンジ、どさくさにまぎれて何やってんのよあんたは!」


シンジ「な、何ってちょっと顔色を見ただけじゃないかアスカ」


アスカ「じゃあ、あんたは体調が悪い女の子を見るとおでこをくっつけて心配するっていうの?」


シンジ「別に、そういうんじゃないけど(だって彼女だし心配なるよ)」


アスカ「・・・!」ヒラメキ!


アスカ「あーなんか私も頭が痛くなってきたなー ・・ちょっと熱あるかも」チラ


シンジ「アスカは昨日のゲームのしすぎじゃない?」


アスカ「ふんっ!」


シンジ「ぶべらっ!!」


シンジ「なにすんだよアスカ!脇腹にサッカーキックはやっちゃいけない行為だよ!」


アスカ「あんたが悪いのよバカシンジ!」


マリ「(姫・・・)」

55: 2013/01/16(水) 16:33:11.36
綾波「・・・碇君」


綾波「さっきから私も頭の中がぽかぽか」


アスカ「便乗すんな!」ペシ


綾波「痛い・・弐号機の人」


アスカ「ったく・・・とりあえず私らは先に教室行ってるから。コメガネ、本当に具合わるかったら保健室いくのよ」


マリ「姫ありがとー(なんか罪悪感が・・)」


綾波「ぽかぽか・・」ズルズル


アスカ「エコヒイキ自分で歩きなさいよあんた!」




ドア、ガッチャン

56: 2013/01/16(水) 16:52:28.49
マリ「姫たちいっちゃったねー」


シンジ「いてて・・ったくなんなんだよアスカの奴」


マリ「姫は素直じゃにゃいからにゃー」アハハ


マリ「それよりさ今二人っきりだね」


シンジ「あ、うんそうだね真希」


マリ「二人っきりの時はマリだろ?シンジ♪」ダキ


シンジ「わあっ///?」


マリ「にゃふふー♪シンジの匂い?」スリスリ


シンジ「ま、マリ!二人っきりだからって学校の屋上ではまずいよ!」アセアセ


マリ「昼休み終了のチャイムまで後5分。速攻でケリつけるにゃ!」グリグリ


シンジ「なににケリつけるの!?てか腕にむ、胸が」


マリ「あててるのにゃー」


シンジ「確信犯!?」

57: 2013/01/16(水) 17:13:21.30
マリ「(充分、激甘じゃねーか!ってツッコミが天から聞こえてきたきた気がするけどきっと気のせいだにゃ)」


マリ「(なんで私達の関係がみんなには内緒なのか)」


マリ「(どうして一目を気にしてイチャイチャするのか)」


マリ「(それはちょっとした理由があるんだにゃー)」







回想ーーーーーーーーーーーー



シンジ『・・なんだか、真希波が僕の彼女なんてまだ実感わかないや』


マリ『まだ、付き合って5分ぐらいしかたってないもんねー』

59: 2013/01/16(水) 19:28:37.39
マリ『あ、わんこ君さ』


シンジ『どうしたの?』


マリ『姫達にはいつ、私達が付き合ってるって伝えるかにゃ?』


シンジ『あー』


マリ『やっぱり彼女としては他の女の子と理由があるとはいえ同棲してるのは嫌かな』


シンジ『そっか、うんそうだよね』


マリ『まあ、一人暮らしをはじめろとまでは言わないけどさ』


マリ『わんこ君がまた姫にキスとかされたらすっごい嫌だし』ギュッ


シンジ『真希波・・』


マリ『あ、やっぱちょっと待って』


シンジ『?』


マリ『(もし姫に私達が付き合ってますって伝えたとして姫がそれだけで納得するかにゃ?)』

マリ『(ちょっと考えてみよう)』

61: 2013/01/16(水) 21:11:41.86
ポワーン



アスカ『はぁ!?なにそれ!?コメガネとあんたが恋人同士なんて認める訳ないじゃない!』



シンジ『そんな・・』


マリ『姫・・』


アスカ『大体、私のご飯は誰がつくってるの?もちろんバカシンジあんたよね!今さら彼女が出来たから作らないなんて通用しないわよ!』


アスカ『それに私達は一緒に暮らしてるのよバカシンジ。・・あんな事やこんな事も私がしてあげる』


アスカ『だから、コメガネなんて忘れて気持ちいいことしよ?』ギュッ


シンジ『アスカ・・』


マリ『ちょ、ちょ、なにそれふざけんな!』


シンジ『マリ』


マリ『わんこ君も言い返して』


シンジ『やっぱり僕ら別れよう』


マリ『え』


アスカ『シンジ・・』


シンジ『アスカ・・・』



マリ『い、や』


マリ『いやにゃああああああぁ!!!』


ポワーン




マリ『にゃああああああああ!』


シンジ『ど、どうしたの真希波!?』

62: 2013/01/16(水) 21:31:36.18
マリ『なんでもないにゃ・・(私はなんつー妄想してんだろ)』


マリ『(でも姫も口にださないだけでわんこ君のこと好きっぽいし)』


マリ『(一緒に住んでるのを良いことに色々とアタックしてきそう)』


マリ『(それならまだ隠してた方が良いかも・・)』


シンジ『真希波?』


マリ『わんこ君やっぱり姫達に言うのはちょっと待とうか』


シンジ『え、僕は別に良いけど真希波はそれでいいの?』


マリ『うん(ほんとは今すぐ叫びたいぐらい言いたいけどね)』


マリ『しばらくは秘密の関係って感じで楽しもーよ!』


シンジ『なんかロミオとジュリエットみたいだ』


マリ『わんこ君がロミオ・・』プクク


シンジ『わ、笑うなよ!』


マリ『てかわんこ君さ』


マリ『二人っきりの時は下の名前で呼んで欲しいかにゃー・・?』チラ

63: 2013/01/16(水) 21:50:28.57
シンジ『なんか改めて下の名前で呼ぶのって照れるね・・///』


マリ『・・・』ジー


シンジ『・・・ま、マリ』


マリ『はーい♪』ダキ


シンジ『わっ!?』


マリ『(下の名前で呼ばれるの予想以上にいいにゃー・・恋人って感じ!)』


シンジ『じゃ次は真希波だね』


マリ『にゃ!シンジ♪』ニッコリ


シンジ『(あ、っべーわ、この笑顔っべーわ。可愛すぎてやばいやつだよこれ)』

65: 2013/01/16(水) 22:46:27.33
マリ『ねぇ、シンジ。私のこと好き?』

シンジ『す、しゅきだよマリ!』

マリ『かみかみだにゃー』アハ

シンジ『笑わないでよ!・・マリは僕のこと』

マリ『好き』

シンジ『(即答!?)』

マリ『(とりあえず、姫達や周りの人には内緒にして今はこの二人の時間を楽しむかにゃん!)』


マリ『あ、シンジ』


シンジ『どうかした?』


マリ『浮気は絶体許さないからそこんとこヨロシク!』ニッコリ

シンジ『しないよ!浮気なんて』

マリ『約束できる?』

シンジ『そんなの当たり前じゃないか!』

マリ『じゃあ指切りしよっか』

マリ『指切りげんまん♪嘘ついたら』





マリ『足の指から両手の爪の間に一本一本釘をさして体中をナイフで傷つけてそこに塩素系洗剤やらアンモニアやらぶっかけて二度と女の子口説けないように口を縫い針で縫う』





マリ『指きった♪』



シンジ『怖いよっ!!』


シンジ『発想が最早、拷問だよ!こんな怖い指きり聞いたことないよ!!』

67: 2013/01/16(水) 22:53:05.55
具体的過ぎて怖ェww

69: 2013/01/16(水) 23:16:09.73
マリ『でも』

シンジ『でも?』


マリ『浮気したら泣くからね』

マリ『ほんっと泣くから』


シンジ『・・・絶体しないよ』ギュッ









ーーーーーーーーー回想終了



マリ「(あのあとわんこ君は私のお弁当を毎日作ってきてくれることを約束してくれた)」


マリ「(この1ヶ月で二人で遊びに行けた事は少ないけど私はわんこ君がもっと好きになれたし毎日が楽しい)」


マリ「(ただ気がかりなのがこの秘密もいつまで秘密にしてられるかわかんないってこと)」


マリ「なんか良い案ないかなー」ボソ


シンジ「マリ、もう昼休み終わっちゃうよ。教室いこっか」


マリ「ん・・もうそんな時間か。光陰矢の如しだね」ヨイショ


シンジ「あ、マリ」


マリ「ん?」

シンジ「ほっぺにご飯粒ついてるよ」

マリ「がっついて食べ過ぎちゃったかにゃ」アハ

シンジ「取るから動かないでね」

マリ「んー」

シンジ「取れた」ヒョイ、パク

マリ「ありが、にゃ!?」

シンジ「どうかした?」


マリ「な、なんでもなーい(捨てるかと思ったら食べるとは・・なんか嬉しい)」ホッコリ




71: 2013/01/16(水) 23:56:55.13

キーン、コーンカーンコン
キンコ、カンコーン



教師「じゃあ今日の授業はここまで。寄り道せず真っ直ぐ家に帰るように」


トウジ「くぁー・・やっと終わったでぇ!センセこのあとゲーセン行こうや」


シンジ「ごめん、今日用事あるから。また今度でいいかな」


ケンスケ「用事ってまさかエヴァ絡み?」

シンジ「ううん、ちょっとね」

トウジ「なんや、センセ。最近付き合い悪いなぁ」

ケンスケ「まあ、もう使徒はこないしネルフからの呼び出しも前に比べたらぜんぜんだもんな」

シンジ「あ、携帯なってる」プルル、プルル



マリ
『いつものとこに集合!姫達は私にまかせるにゃ(ФωФ)』


シンジ「トウジ、ケンスケごめん!僕そろそろ行かないと」


トウジ「おお、センセまたな」

ケンスケ「また明日なー」

シンジ「うん!また明日」



トウジ「なんや最近どっかいきよることおおいよな?」

ケンスケ「・・・まさか」

トウジ「まさか?」

ケンスケ「彼女とか・・?」

トウジ「・・・」

ケンスケ「・・・」

76: 2013/01/17(木) 06:19:53.53
ーーーーーーーーーとある公園


シンジ「おまたせ!」


マリ「シンジ、遅刻!」


シンジ「マリが早すぎるよ急いできたのに」


マリ「とりあえず時間勿体ないしいこっか」


シンジ「うん」テヲギュッ


マリ「(恋人繋ぎ・・積極的なわんこ君もいいにゃー)」ポカポカ


マリ「(二人で目的もなく街をブラブラ)」


マリ「(こーゆの恋人って感じがするににゃあ)」


マリ「あ!」

マリ「これ可愛いなぁ」

シンジ「猫のキーホルダー、確かに可愛いね」

シンジ「マリっぽい感じがするよ」

マリ「ネコっぽくて可愛いってこと?」

シンジ「このキーホルダーのだらけきった感じがマリっぽくてさ」

マリ「・・・」ゲシ

シンジ「いたっ!?無言で脛蹴るのやむて!」

お姉さん「あはは、仲良いねー君たち」

シンジ「あ、店の前で騒いじゃってすみません」

お姉さん「いいよ、いいよ。こうやって路上販売してるんだから冷やかし大歓迎」

お姉さん「彼女さん、よっぽどあのキーホルダー気にいったみたいだね」


マリ「・・・」ジー


シンジ「ほんとだ。すっごい見てる・・・すいません、あのキーホルダー幾らですか?」


マリ「え!買ってくれるの?」パアァァ


シンジ「・・うん(あんな顔さして見てたらそりゃまあ、ね)」


お姉さん「お!彼氏さんおっとこ前だねー・・よし二人のこと気に入ったからこのキーホルダーはおまけでつけてあげるよ」


77: 2013/01/17(木) 06:34:15.99
シンジ「え、そんな悪いですよ」

お姉さん「いいの、いいの。大体それその猫とこの犬のキーホルダーでペアになってるやつだし」


マリ「うわぁ、おねーさんありがと!」


シンジ「すいませんありがとうございます」


マリ「あ、おねーさんこのイニシャル彫りってすぐできんの?」


お姉さん「5分ぐらいで出来るけどする?」


マリ「じゃあ、このネコの方にはーーー」


お姉さん「ふむふむ、了解。じゃあ犬の方はーーー」


シンジ「(女の人同士の会話ってなんか男は入りにくいよね)」

79: 2013/01/18(金) 13:08:16.59


お姉さん「またよろしくぅ?」バイバイ

シンジ「いい人だったね」

マリ「だにゃー♪」


シンジ「(さっきからずっとキーホルダーいじってる・・やっぱり喜んでくれると嬉しいな)」



マリ「あ、シンジはこれ」


シンジ「これはさっきのペアのやつだね」


マリ「ふふ、裏を見てみるのだ少年よ!」


シンジ「M.Mのイニシャル・・」


マリ「もち私にはS.Iのイニシャル!」オヤユビグッ


マリ「こーゆの憧れてたからさ」エヘヘ

80: 2013/01/18(金) 13:10:30.72
シンジ「(買って良かったって思えるってこういうことを言うんだろうな)」


シンジ「(・・・僕と付き合ってくれて)」


シンジ「ありがとう、マリ」フフ


マリ「なんかいったかにゃー?」


シンジ「・・ううん、次どこいこっか?」


マリ「ゲーセン!」


シンジ「・・・またガンシューティング?」

マリ「あからさまにイヤな顔すんにゃ!あれ楽しかったっしょ?」

シンジ「あの時はまさか銃の持ち方から立ち位置まで指導されるとは思わなかったよ・・」


マリ「おかげでシンジ、最終的には周りから拍手されてたじゃん」フフン

シンジ「(あれは同情の拍手だよマリ・・)」


マリ「でも今日の目的は違うよ」

シンジ「じゃあ何しにいくの?」


マリ「カップルでゲーセンっていえば」


シンジ「いえば?」


マリ「プリクラだにゃー!」ドンッ


マリ「前行った時はすっかり忘れてたけど今回はバッチリ撮るよ」

シンジ「わっ!?急に引っ張らないでよ!」





ーーーーーゲームセンター

81: 2013/01/18(金) 13:12:15.93
ワイワイガヤガヤ


マリ「なんか種類いっぱいあるね」


シンジ「僕プリクラよくわかんないからマリに任せるよ」


マリ「んー・・じゃあこれ!」


シンジ「これは・・」


『カップル専用♪ラブラブな一枚をとっちゃおう!』

『恋人用決戦兵器ラブ初号機!絶賛稼働中』


マリ「ほら早くくる!」グイグイ

シンジ「(すごいネーミングセンス・・)」

マリ「キーホルダー買ってもらったしここはお姉さんがだしてあげよう」チャリン、チャリン


シンジ「ありがと、マリ」


マリ「いいの、いいの」


フレームヲエランデネ!


マリ「ほい、ほいと」


シンジ「(手慣れてるなぁ)」


マリ「(一人で予行練習しといて良かったにゃー)」


パターンピンク!ポーズヲキメテクダサイ


シンジ「ポーズってどんなポーズしたら」

マリ「えい」ギュッ

シンジ「わ、近いよマリ」

マリ「ほら、シンジも私にもっと顔寄せて」グイ


シンジ「(・・近すぎてドキドキしてきた)」

パシャ


ツギノポーズイクヨー


ウシロカラダキシメルノダ、イマハソレデイイ・・


シンジ「ちょ、とんでもないこと要求してきたよ!なにこのプリクラ!?」


マリ「ん」チョコン


マリ「早くしないと時間なくなるにゃー」


シンジ「なんでマリはそんな準備万端なの!?プリクラってこういうもの!?」ガーン

84: 2013/01/18(金) 21:09:20.34
マリ「シンジは細かいこときにしすぎー(狙ってこの台選んだから知ってたんだけどね)」ブーブー

マリ「・・・」


マリ「それとも」


マリ「嫌、かにゃ・・?」シュン

シンジ「」ズキューン


シンジ「(・・逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ)」

シンジ「(そう、逃げちゃ)」


シンジ「だめなんだ!」ガバ!



マリ「」ギュー



マリ「(き、きたあぁぁぁぁぁぁぁっ///!)」

85: 2013/01/18(金) 21:32:29.14
マリ「(後ろからギュッてされてる!ギュッてされてるよ私!)」


マリ「(ぜったい今顔真っ赤だよ・・)」


マリ「(てか意外と腕太いんだ・・)」


マリ「(幸せすぎて死ねるにゃ、これ・・)」ポー




シンジ「(ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいやばいヤバいやばいヤバいヤバい)」


シンジ「(髪の毛超良い匂いだしうなじ綺麗だしもうパンクしちゃうよ!)」


シンジ「(でも、マリってこんな細かったんだ・ ・)」


シンジ「(・・離したくない)」ギュウ


マリ「・・・」ウデニギュー



シンジ「・・・」


マリ「・・・」


シンジ「・・・」


マリ「・・・」




アンタバカ!?モウトリオワッタンダカラサッサトデテイキナサイヨ!


シンジ

97: 2013/01/18(金) 23:42:50.93

シンジ&マリ「えっ///!?」






シンジ「最近のぷりクラってすごいんだね・・・」


マリ「さすが最新機って感じだにゃー(ごめん正直予想以上でした///)」


シンジ「(でもプリクラってどこ貼ればいいんだろ)」

シンジ「マリはどこに貼るのは?」


マリ「ちっちっ、甘いな旦那。もう携帯の裏に貼っちまったぜ!」バン


シンジ「貼るのはやっ!」


シンジ「(しかも僕が後ろから抱きしめてるやつだ・・)」


マリ「シンジも早くはるんだ!ほれ、ほれ♪」ペタペタ


シンジ「ちょ、貼りすぎだよ!カバー閉まんなくなるって!」


99: 2013/01/18(金) 23:57:08.01
マリ「あはは♪」






マリ「・・さて!プリクラも貼り終わったことだしそろそろ外でよっか?」


シンジ「そうだね」



シンジ「あ、もう暗くなって来ちゃったね」

マリ「ほんとだ・・楽しい時間ってあっという間に過ぎちゃうなぁ」


シンジ「そろそろ帰ろっか。家まで送るからさ」


マリ「・・・うん」

101: 2013/01/19(土) 00:13:29.58



帰り道ーーーーーーーーー




マリ「・・・」テクテク


シンジ「・・・」テクテク


シンジ「(さっきからマリが一言も喋んなくなった・・)」


シンジ「(な、なんかまずいことしちゃったかな)」



マリ「(すっごい楽しかったのに家に帰ったらシンジはいないじゃん・・)」


マリ「(どうしてももっと一緒にいたいって考えちゃうなぁ)」


シンジ「あ、マリのマンション着いたね」


マリ「・・もう着いちゃったんだ」ボソ


シンジ「・・マリ?」


マリ「あ、ううん!なんでもないにゃ」

シンジ「さっきからずっと黙ってたけど・・」


マリ「ちょっと考え事してただけだからさ、気にしないでいいから」





102: 2013/01/19(土) 00:45:13.93
シンジ「ほんとに大丈夫?」


マリ「心配しすぎだって!ほら、帰って早く姫のご飯つくらないと怒られるよ」


マリ「(姫が羨ましい・・一緒に住んでるとか)」


シンジ「・・・」


シンジ「マリ、ちょっと待ってて」ケイタイピッ


マリ「・・(電話?誰にだろ)」



シンジ「ーーーーあ、もしもしアスカ?」

マリ「(え、姫になんで)」


シンジ「うんうん、ごめん」

シンジ「でさ、ちょっとお願いあるんだけどいいかな?」



シンジ「今日、夕飯作るの無理そうだからミサトさんにもそう伝えて欲しいんだ」



マリ「!?」エッ・・

104: 2013/01/19(土) 06:37:24.44
『ーーっ!!??!』


シンジ「だから、ごめんって。・・・わかった。じゃあ」ピッ


シンジ「ふぅ」


マリ「今の電話なんで姫に嘘ついたの・・?」


シンジ「えっとさ」


シンジ「マリとまだ一緒にいたくてアスカに嘘ついちゃった」ポリポリ


マリ「・・・」


シンジ「その、だからさ、まだ一緒にいてくれるかな・・?」チラ


マリ「・・・」ズンズン


シンジ「え、急に無言で近づいてきてちょっと怖いんだけどマリ」


マリ「・・・」グイ


シンジ「うわ、襟ひっぱんないで」





ホッペニチュ






シンジ「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」


マリ「ありがとーのチュー」


マリ「(そういう優しさって本当卑怯だよ。もう胸がキュンってしてさ)」

マリ「(ぜんっぜん寂しくなくなったじゃんか)」ウデクミ


マリ「(ふふふ♪)」


シンジ「で、でさ、このあとどどどどどうしよっか?」カオマッカ


マリ「そだね?(動揺してるシンジ可愛いにゃー)」ホッコリ



マリ「よし!シンジ二等兵。私の部屋への入室を許可する!」ビシィ


シンジ「ま、ままマリの部屋!?」




105: 2013/01/19(土) 06:59:25.17
遅くなりましたが支援してくれた方本当にありがとうです(*´ω`*)

まだ終わりまで長いですがお付き合い頂ければと思います







ーーーーーーーーーマリの部屋



マリ「ちょーっと散らかってるけどソファーでお座りして待っててねー」パタパタ


シンジ「(は、初めてアスカとかミサトさんや綾波以外の女の子の部屋にはいった)」


シンジ「(どんな部屋なんだろって思ってたけど)」チラ


シンジ「(・・案外片付いてるし綺麗な部屋だなぁ)」


シンジ「(さっきのほっぺにチュー・・まだ感触残ってる気がする)」


シンジ「(アスカとミサトさんには申し訳ないけど、マリの様子なんか変だったしあそこで帰ったら彼氏っぽくないもんね)」


シンジ「(・・いや、違う。僕がもっと一緒にいたかったから、か)」


マリ「おまたせ!」


シンジ「あ、マリ」クル


シンジ「うわっっ!!!!」


シンジ「なんだよ、その格好!!?」



106: 2013/01/19(土) 12:22:02.39
マリ「なにって部屋着にきまってんじゃん」


シンジ「Tシャツとパーカだけとかなんなんだよ!足みえてるし!」


マリ「生足だよー♪ほれ」ブランブラン


シンジ「上下に動かすのやめて!その・・あ、あれが見えちゃいそうだから・・・」ボソ


マリ「え、後半なんか言ったかにゃー?よく聞こえなかった」ニヤニヤ


シンジ「絶対きこえたよね!?わざと?わざとなの!?」


マリ「・・見たい?」


シンジ「あれ、どうしたんだろ?耳の調子がおかしいや。何も聞こえなくなってきた」


マリ「み・た・い?」


シンジ「ああああ何も聞こえない聞こえない!!!」

107: 2013/01/19(土) 12:42:06.48
マリ「・・・シンジになら見せてもいいかにゃー」



シンジ「聞こえない聞こえない聞こえな・・え」







マリ「ちゃんと見てるんだよ・・」




そう言ってマリは薄いピンクのパーカーの裾を持ち上げる。


ゆっくりと、だが確実に捲られていくパーカーの裾から僕は目線が外せないでいた。



頭の中じゃ見ちゃいけないと警報が鳴り響くように考えているのに視線はどうしても凝視してしまう。



ゴクリと自分が唾を飲み込むのがわかった。


捲られていくにつれ、マリの肌がどんどん晒されていく。


陶器のような美しい色彩の肌は傷一つなく、それはギリシャの彫刻のようだった。


元々、パーカーの裾は短く既に太股は露となっている。



恐らく、もう間もなく見えてしまうだろう。



マリのパンツ



幾度となく同居人の下着を洗ってきた僕にとってそれは見慣れたはずの物なのに


なのに


この胸の高鳴りは治まる事を忘れたかのように僕の中で響いている。



そして遂にそれは視界に現れた



夜のように暗い色をした黒のーーーーーーーー






111: 2013/01/19(土) 20:11:42.44
マリ「・・・」ペラ


シンジ「なっ・・」


マリ「なーんて下に穿いてるにきまってんじゃんか!」アハ





ーーーーーーースパッツだった





シンジ「・・・」ムスー


マリ「もうそんな拗ねないでにゃー」アハハ


シンジ「・・別に拗ねてないよ」


マリ「でもスパッツだって結構恥ずかしかったしさ」

マリ「こんな風にからかえるのも彼氏のシンジだけだし」


カレシノシンジダケ

カレシノシンジダケ


シンジ「・・・///」

112: 2013/01/19(土) 20:23:56.96
マリ「お?もしかして照れてるのかなー」ニヤニヤ


シンジ「あーもう!・・それよりマリ夕食どうすんの?これから作る?」


マリ「照れ隠しシンジマジカワユス」


シンジ「・・さてと、そろそろ家に帰って宿題しなきゃ」


マリ「ウソウソ!もうからかわないから勘弁してくだせえ!」


シンジ「・・まったく」


マリ「うーん、冷蔵庫に買い置きしてた材料結構あるしつくろっかなぁ」


シンジ「そういえばマリの手料理ってはじめてだね」



113: 2013/01/19(土) 20:46:48.35
マリ「シンジレベルでは作れないけどまあ、人並みには」


シンジ「ほんとっ!?お茶漬けとかカップラーメンじゃないよ!?」


マリ「なにそれ、それってインスタントじゃん」


マリ「(信用されてないのかな?)」


シンジ「・・・」ツー


マリ「え、なんで泣いてるの!?」


シンジ「い、いや」グシグシ


シンジ「マリの手料理が食べられるって思ったらなんか」


マリ「」キュン


マリ「よっし、ちょっと作ってくるからまってな坊主!」ダイドコロマデダッシュ


マリ「(泣くほど喜んでくれるとか・・もう、限界突破して頑張るし!)」フンス



シンジ「(アスカやミサトさんが玉には作るって言って食卓にだされたど○兵衛を見た時、僕は
ネルフの女の人は料理ができないんだって落胆したよ)」


シンジ「(でも!)」クワッ


シンジ「(マリは、僕の彼女は違うんだ!)」


シンジ「(僕は期待していいんだ!)」






マリ「隠し味はたっぷりのあーいじょー♪」フンフーン

115: 2013/01/19(土) 22:25:21.60





ーーーーーーーーーー30分後


マリ「できたよ、シンジー」ジョウズニデキマシター


シンジ「・・・!」ガタ


マリ「シンジの口に合うかわかんないけどとりあえずはこんなもんかな」

シンジ「これは・・」


シンジ「ご飯に肉野菜炒めに冷奴に味噌汁」


マリ「まあ、味噌汁は昨日の残りなんだけど」


シンジ「マリ」


マリ「にゃ?」


シンジ「作ってくれてありがとう」ニコ


マリ「どういたしまして♪」


マリ「じゃあ早速食べるとしよう!」


シンジ

134: 2013/01/20(日) 22:46:24.04


シンジ&マリ「いただきまーす」




シンジ「(うん、うん)」モグモグ

シンジ「(肉野菜炒めは野菜は水っぽくないし肉の脂が野菜相まってご飯がすすむ!)」モグモグ


シンジ「(味噌汁は少し味濃くなってるけど全然美味しく飲めるし)」ズーズー


シンジ「(冷奴は、うん冷奴だ!)」モグモグ


マリ「味どう?不味くない?」オソルオソル


シンジ「美味しいよ」ニコ


マリ「まあ私にかかればとーぜん!(良かったああああああ)」

135: 2013/01/20(日) 22:50:51.90

マリ「(シンジ喜んでる)」


マリ「(同棲してる感じでいいなぁこれ)」ホッコリ







シンジ&マリ「ごちそうさまでした」


シンジ「洗い物は僕がするよ。台所借りるね」カチャカチャ


マリ「たのんだー」ゴロゴロ


マリ「(ご飯も食べたしこのあとなにしよー)」ゴロゴロ


マリ「(まだ帰したくないしー)」ゴロゴロ


マリ「(・・・待てよ、彼氏と彼女が一緒の部屋にいてすることと言ったら)」ゴロゴロ、ピタ



ポワーン



シンジ『可愛いよ、マリ』

マリ『シンジ・・』ポー


シンジ『もう我慢できない』オシタオシ


マリ『あっ・・シンジだめぇ』


シンジ『無理だよ、マリ。僕のわんこ君はBEASTしちゃったんだ』


シンジ『ATフィールド全開でいくよっ!』ガバ


マリ『にゃあああ///』



ポワーン



マリ「(なーんてなったりしちゃう!?まだそれは早い、早いよ)」ゴロゴロゴロゴロ


マリ「(14歳の母はまずいって!ーーーっ痛!)」ゴロゴロゴロゴロドカッ!


シンジ「今なんかすごい音したけどどうかしたー?」カチャ、ススギー




マリ「な、なんでもないー(足の小指ぶつけた・・)」


マリ「(冷静に考えたらなんつー妄想してんだ、私)」


マリ「(とりあえず、歯だけはしっかり磨いてこよ)」

136: 2013/01/20(日) 23:02:48.93
シンジ「よし!洗い物終了と」フキフキ

シンジ「マリは・・トイレかな?」キョロキョロ

マリ「お、洗い物終わってんねご苦労さん!」スタスタ

シンジ「うん、こっちこそ料理ありがとう」

マリ「とりあえず立ってないでそこのソファー座ったら」

シンジ「うん」スタン

マリ「よっこいしょーいち、と」チョコン

シンジ「・・・」


マリ「・・・」


シンジ「ねぇ、マリ」


マリ「んー?」


シンジ「そこソファーちゃう。僕の膝や」

マリ「私の特等席じゃん」ニコ


シンジ「(可愛い・・・)い、いやでもこの位置はまずいよ」


マリ「なんで?」クビカシゲ


シンジ「(僕のロンギヌスが膨張しそうになんだよっ!!)」


マリ「変なシンジー」モゾモゾ


シンジ「(動くのやめてぇぇぇ!!)」


シンジのロンギヌス「久しぶりだな、シンジ」


シンジ「(このままじゃ大変なことになる・・何か考えろ、考えるんだ僕っ!!えっと)」


マリ「シーンージ♪」


シンジ「(ミサトさんのゲロ、加治さんの女装、父さんの赤ちゃん言葉、リツコさんの眉毛)」

マリ「あ・・首に息が///」

シンジ「(マリのマリのマリのマリのマリの・・・あああああ今の声のせいでマリの事しか考えらんなくなってきた!)」



マリ「よし」

マリ「シンジ、キスしよっか」キリッ



シンジ「どんな流れだよ!!」


シンジ「何でいきなりキス!?ほんっと流れに逆らいすぎだよ!」


マリ「だってあの時のキスは私からだったじゃんか」


マリ「今度はシンジの番でしょ」グイ

137: 2013/01/20(日) 23:28:19.23
マリ「シンジは私とキスするの嫌かにゃ?」

シンジ「そんな、嫌なわけないよ!」

マリ「だったらほら」ズイ


シンジ「・・・(マリがここまでしてくれて逃げるなんて流石に出来ない)」


シンジ「・・うん、マリいくよ(覚悟決めていかなくちゃ!)」


マリ「よっしゃばっちこい!」オメメパッチリ


シンジ「目見開きすぎだよっ!!そんなガン見されたらしづらいじゃん!」


マリ「ごめん、ごめん」


マリ「じゃあ目瞑るね」スゥ


シンジ「(よし、これならいける!)」

140: 2013/01/21(月) 08:43:49.91
body

シンジ「じゃ、じゃあいくよ」ジリ

マリ「(・・キス顔を晒すのも恥ずかしいんだから早くしてよ)」


シンジ「(あと、もうすこし)」ジリジリ


マリ「(チラッと薄目開けてみよっかにゃー・・)」チラ


シンジ「・・・」ジリ


マリ「(わ!?もうこんな近くまで)」

シンジ「(あと、もうすこし)」ジリジリ


マリ「(もうすこし!あとちょっと!)」ドキドキ



チュッ



シンジ「(よし!したぞ!!・・でこの後、どうすればいいんだ?いつ口を離せば)」

マリ「ん・・」ギュッ

シンジ「(首ががっちりマリにロックされた・・)」

シンジ「(確か大人のキスは舌絡めるんたよね)」

マリ「ん!ふぁ・・(わわわわ!?シンジの舌が入ってきた///)」

マリ「(歯みがきしといて良かったー・・)」ホッ


シンジ「(超ミントの味がする)」


マリ「(てかこのキスヤバいかも。気持ちよすぎて)」


マリ「(脳みそ蕩けちゃうにゃあ・・)」ポー


シンジ「(そろそろ、もういいよね?)」


シンジ「ぷは・・マリ大丈夫?苦しくなかった?」

マリ「・・・」ポー

シンジ「マリ?」

マリ「ふぇ・・?」

マリ「あ、だだだ大丈夫だにゃ!」

マリ「(絶対いま私顔やばいくらいにやけてる)」

マリ「・・てかシンジ、顔すっごい真っ赤じゃん!」


シンジ「し、仕方ないだろ、キスした後なんだし」シドロモドロ

マリ「・・・♪」

マリ「ふふ、照れるな照れるな」ギュ

シンジ「あう///」

141: 2013/01/21(月) 08:46:21.31
マリ「キスを頑張った可愛いわんこ君には何かご褒美あげなきゃなー」ナデナデ


シンジ「ご褒美って僕は子どもかよ・・あ」

マリ「お、何がいいんだい?」


シンジ「おOOいで」キリッ


シンジ「・・じゃなかった!なに口走ってんだ僕は」

マリ「にゃはは(一瞬、14歳の母ルート突入かと思った)」


シンジ「マリあのさ」

マリ「うん」

シンジ「付き合ってるの隠すのはもう辞めない?」

142: 2013/01/21(月) 09:24:57.15

マリ「え?」

シンジ「だって1ヶ月たったし、いまさら人目気にしてても仕方ないって思うんだけど」

マリ「ま、まあそうだね(主に姫達の目を気にしてるんだけなんだけど)」


シンジ「・・マリはあんまり乗り気じゃなさそうだね」


マリ「うーん、そんな事は・・(も少し既成事実できたらでいいかなーって思ってたり)」


シンジ「僕は」


シンジ「こんなこそこそしないでマリの彼氏が僕だって皆に認めて欲しいのかもしれない」ニコ

マリ「シンジ・・」キュン


シンジ「僕の彼女ですって胸を張って言いたいんだ」


マリ「」キュピピピィーン


シンジ「だけどマリが嫌ならそれは」



マリ「シンジ、全国的な宣伝にするならエヴァを使おう。目標はテレビ局、局内及びエヴァを使用しての外部の完全制圧」キリッ


シンジ「ノリノリ!?てか全国!?」

143: 2013/01/21(月) 14:47:36.79
マリ「(・・ったく。そんな風に言われたら断れるわけないじゃんか)」

マリ「でも冗談抜きにして姫達にいきなり伝えるの?僕たち付き合ってます!って」


シンジ「え、駄目かな?」キョトン


マリ「(・・・鈍感)」


マリ「いやさ、今まで内緒にしててなんで今更ってなるよ」


マリ「それに私とシンジが付き合ってるの知ったらシンジを誘惑してきそうだし」


シンジ「アスカが?」


マリ「姫は勿論のことレイちゃんも」


シンジ「誘惑ってそんなの絶対ないよ」アハハ


マリ「(ダメだ、ぜんっぜんわかってない)」


シンジ「それにもしも誘惑されても僕にはマリがいるんだから」


マリ「そ、そっか///」テレ

マリ「(こういうことさらっと言うから心配ってゆーのもあるんだけどにゃー)」


シンジ「うーん、大丈夫だと思うんだけどなぁ」


マリ「(姫やレイちゃんを最小限に傷つけないで伝える・・中々の難題、いや、これならいけるかも!)」


マリ「ねぇシンジ」


シンジ「なに?」


マリ「今度ネルフに行かなくちゃいけない日っていつだっけ?」


シンジ「定期的なシンクロテストの日のこと?来週じゃなかったかな」


マリ「チャーンス」ニヤ

144: 2013/01/21(月) 15:05:56.58





ーーーーーその頃、葛城邸


アスカ「・・・」ウロウロ、イライラ


ミサト「アースカ、いくら玄関とリビング往復してもシンちゃんは帰ってこないわよー」グビグビ


アスカ「・・はぁ?別にバカシンジを待ってるわけじゃないわよ」

アスカ「ただ、あのバカが夕飯もほっぽいて遊びいってるから帰ってきたら一発かまさないと気がすまないだけ」イライラ


ミサト「(充分待ってるじゃない)」クス

ミサト「もしかして恋人でもできたのかもねー♪」

ペンペン「クェー」


アスカ「はぁ!?あんなバカの彼女なんてよっぽどの物好きじゃないと務まんないわよ!」


ミサト「アスカみたいな?」ニヤニヤ


アスカ「そうそう私みたいなーーって何言わせてんのよ!」


ミサト「照れない照れない♪」


アスカ「照れてないっ!!」ムキー


146: 2013/01/21(月) 16:56:57.69
一方、マリの部屋ーーーー

シンジ「良い案が浮かんだって本当?」


マリ「むしろこれ以外ないって思える程、名案だよ」トクイゲ

マリ「これなら比較的、自然に広まるし後ろ楯も得られるという妙案」

シンジ「おお」


マリ「それは」


マリ「口コミにゃ!」ドン

シンジ「口コミ?」

マリ「いきなり姫達に伝えるんじゃなくまずは姫達を取り巻く環境にいる人達から伝えていくんだよ」

マリ「すると自然に付き合ってる事は周囲に伝わって、自ずと姫達の耳にも入る」

マリ「すると姫達自身から気になって私たちに聞いてくる、と」

マリ「どうよ」ヘヘン


シンジ「・・うん(なんで付き合ってるって言うのにこんな回りくどい事するんだろ)」

シンジ「(でもマリがそうしたいなら別にいっか)」

シンジ「良いと思うよ」

マリ「でしょー♪」


マリ「(この方法なら大人を味方につけれるし、もしも姫達が暴走した時も安心の保険になる)」

マリ「(正直、大人を巻き込むのは気が引けるけど)」


マリ「(名一杯利用させてもらうかにゃ)」ニヤァ


シンジ「あ、マリさ僕もう帰らないとマズイかも・・ミサトさんから着信きてるし」


マリ「ありゃもうこんな時間か」

マリ「寂しいけど仕方ないかー」ハァ

シンジ「またくるから、ね?」ニコ


マリ「そん時はもち泊まり込みだからよろしく♪」

シンジ「泊まり!?」ゴクリ

シンジ「と、とりあえず帰るからまたね、マリ」テヲフリフリ

マリ「うん!後でメールするよ、またねシンジ」フリフリ



ガチャン、ギィーバタン



マリ「行っちゃた・・」ポツーン

マリ「でも来週のこと考えたら楽しみだなぁ♪」

マリ「あ、当日の付き合ってます報告はシンジに任せるって言うの忘れた」イッケネ


マリ「メールしとこ」メルメル


マリ「あー今日は良い夢みれそー♪」

148: 2013/01/21(月) 18:15:56.93
ーーーーー葛城邸、玄関前

シンジ「すっかり遅くなっちゃた」

シンジ「マリからのメール見たけど報告は僕かぁ・・今から緊張してきた」ブルブル

シンジ「とりあえず家に入ろう」


シンジ「ただいまー」ガチャ

アスカ「うおりゃぁぁぁっ!!」ブォン

シンジ「ぷぎゃっ!!」

ミサト「アスカぁ、出会い頭のテンプルへのロシアンフックはちょーっち不味いんじゃないかしら」

シンジ「なにすんだよ、アスカ!!僕を撲[ピーーー]る気!?」

アスカ「アンタが夕飯も作んないで遊びにいくから当然の報いよ」フン

シンジ「だから、電話したんじゃないか!」

アスカ「うっさいうっさい!」

ミサト「シンちゃんアスカはね、シンちゃんの事が心配だったのよ」

アスカ「ミ、ミサト///!?」

シンジ「え?アスカが僕の?」

ミサト「私がシンちゃんに電話したのもね、アスカが事件にでも巻き込まれたんじゃないかって」

シンジ「アスカ・・」

アスカ「ふんっ・・///」プイ

ミサト「私はシンちゃんなら大丈夫っていったのに聞かないんだもの。それに夕飯も食べないで待ってたのよ」

アスカ「レトルトが嫌だったの!」

ミサト「檻の中のゴリラみたいに玄関とリビング行ったり来たりしてたし」

アスカ「ミサトォ!!誰がゴリラよ!」フンガー

ミサト「だからシンちゃん、アスカのさっきの行動は許してあげて」

シンジ「・・・」

シンジ「アスカ」

アスカ「なによ、バカシンジ」

シンジ「夜も遅いからそんな手の込んだ物作れないけどそれでも食べる?」

アスカ「!」パァァ

アスカ「バカシンジがそう言うならし、仕方ないから食べてあげるわよ///!」

シンジ「はいはい」クス

アスカ「ハイは一回!」

ミサト「うんうん、仲良き事は美しき事かな」

シンジ「あ、ミサトさん」

ミサト「なぁーにシンちゃん?つまみも作ってくれんの?」グビグビ

シンジ「ちょっと話が・・(いや、マリと一緒の時の方が良いか)」

シンジ「いえ、やっぱり何でもないです」

ミサト「変なシンちゃん」

シンジ「・・って飲みすぎですよミサトさん!明日のビールは無しでお願いします」

ミサト「しょんなぁ!?」

アスカ「バカシンジ早くしなさいよー♪」ジョウキゲン

149: 2013/01/21(月) 19:33:27.42
ーーーーそれから一週間後、ネルフ本部前

マリ「やー遂にきたね、この日が」


シンジ「遂にきちゃったね、この日が・・」


シンジ「ねぇ、やっぱり僕が言うんだよね・・?」

マリ「あったり前じゃん。彼女に言わせるなんて男らしくないし」

シンジ「ですよねー」

マリ「まずはシンクロテスト終わらせないとね。姫は女の子の日で休み、レイちゃんは夜に別の起動実験の予定で二人には会わないからどんどんいくよ!」


シンジ「うん・・」フアンゲ

マリ「ほら!」セナカバン!

シンジ「痛った!?」

マリ「隣には私がいるんだからさ心配すんな!」ニカっ


シンジ「・・ありがとう」ニコ


マリ「じゃあいくよ、シンジ」

シンジ「うん!」

152: 2013/01/22(火) 09:15:45.21 ID:YwlcB7LU0
ネルフ本部内、シンクロテスト中ーーーーーー


マヤ「ハーモニクス全て正常値問題ありません」


リツコ「二人とも調子が良さそうね」

マヤ「でもシンジ君は心拍数、脈拍、体温が高めですね」

ミサト「つまり?」

リツコ「不安、もしくは興奮状態にあるってことよ」

マヤ「対してマリは落ち着いてますね。むしろいつもより良いぐらいです」


加治「マリの奴何か良いことでもあったんじゃないか?」

ミサト「あんたも暇ね」

加治「使徒が来なくなった以上、今は本部勤務で事務処理の毎日だからな。・・どうだ葛城、今夜一杯」クイ

ミサト「お、良いわね!勿論あんたの奢りよ」

リツコ「プライベートな会話は後でしなさい。シンジ君、マリ、もう上がっていいわよご苦労様」


マリ『よっしゃ待ってました!ひゃっほーーー!』

シンジ『はい・・』


ミサト「随分、テンション高いわね」

加治「シンジ君は少し思い詰めた表情だな」

リツコ「まだ中学生よ、多感な時季なんじゃない?」






ーーーーネルフ本部内、通路




マリ「さあ、約束の時だにゃ碇シンジくん♪」

シンジ「あああ心臓がドキドキしてきた・・」

マリ「おあつらえ向きにオペレーター三人組が自販機の前にいるし」


153: 2013/01/22(火) 10:47:38.03 ID:YwlcB7LU0
シンジ「(なんて切り出す?実は僕とマリは付き合ってるんです!・・こんな感じで大丈夫だよね)」


シンジ「(その後はなんて言おう?いきなり付き合ってるってだけ言われたら唖然としちゃうし)」


シンジ「(応援よろしくお願いします・・?いやそれだとおかしいか)」


マリ「おーい!そこの三人組ー!わんこ君から話があるから聞いて欲しいんだけどー」コッチコッチ

シンジ「ちょ!マリまだ考えちゅ」

マリ「ここまできて考え込んでも仕方ないって。私もフォローするから」


マリ「いってこいっ!」ドン

シンジ「わ、うわっ!?」


青葉「やあ、シンジ君」

日向「僕達三人に話ってことはエヴァのことかな?」

マヤ「シンジ君、マリさっきのテストお疲れ様」


シンジ「えっ、と・・」モジモジ

マリ「・・・」ニコニコ

シンジ「あの、ですね・・」モジモジ

日向「どうしたんだい?遠慮せずに言ってごらん」


青葉「(なんか様子がおかしくないか?)」ヒソヒソ

マヤ「(シンジ君テスト中から思い詰めた表情してたけど・・)」ヒソヒソ

青葉「(後ろのマリは笑って・・・はっ!これはもしかして)」ヒソヒソ

マヤ「(え、なに?何かあったの?)」ヒソヒソ


シンジ「(うぅ、後ろからマリの視線が痛い・・)」

マリ「・・・」


シンジ「じ、実はですね(腹をくくれ僕!)」


シンジ「ぼ、僕、碇シンジは真希波・マリ・イラストリアスと恋人同士なんです!」


青葉「」

マヤ「」

日向「」


マリ「(そんな大声で言われたらちょっと恥ずかしいにゃー///)」テレ

154: 2013/01/22(火) 12:23:29.72 ID:YwlcB7LU0
シンジ「(言った、言ったぞ・・僕)」

シンジ「そ、それでですね」

日向「おぉ!おめでとうシンジく」ガシ

マリ「まぁ、二人ともおめで」ガシ

青葉「シンジ君、ちょっとこいつらと話があるから少しだけ待ってて貰っていいかな」

日向「モガモガ!?」

マヤ「フガ!?」

青葉「ほら、行くぞ!」

シンジ「あ、はい」




日向「おい!いきなり何すんだよ」

青葉「バカ!お前らあれがただの付き合ってます、で終わると思ったのか?」

マヤ「え、それって」

日向「他に何かあるのかよ」

青葉「テスト中から思い詰めた表情のシンジ君、対して機嫌の良さそうなマリ・・付き合ってるって話を言い出しそうに切り出してきた。これらから推測すると」


日向「推測すると?」

マヤ「ま、まさか・・・!?」



青葉「マリが妊娠した・・」


日向「」

マヤ「きゃあぁぁぁぁっ///」


シンジ「何か叫んでるね、マヤさん」

マリ「ねー」


日向「ど、どどどどうする!?もう使徒はこないとはいえパイロット二人の不祥事とかヤバくないか!?いや、それ以前に世間一般的にもまずいだろ!」アタフタ


マヤ「と、とりあえず確認してみない事には」オロオロ


青葉「落ち着け!お前ら」


青葉「大人の俺達が慌ててどうする?今本当に困ってるのはあの二人だぞ」

青葉「それに今まで人類の平和を守ってきた二人だ。そんな二人がどんな決断を下すであれ、俺は全力で応援してやりたい」

日向「シゲル・・」

マヤ「青葉くん・・」


青葉「・・とりあえず伊吹二尉の言う通り、まずは確認してみよう」

159: 2013/01/22(火) 13:57:47.83 ID:YwlcB7LU0
シンジ「あ、青葉さん達が戻ってきた」

マリ「(なんだろ、なーんか表情険しいような・・?)」

青葉「その、なんだ・・シンジ君とマリは付き合いはじめたんだよね?」


シンジ「は、はい!」


青葉「・・今から質問することは答えにくいかもしれないが大事な事だからしっかりと答えて欲しいんだ」

シンジ「・・?はい」


青葉「マリとはその・・そういう事はしちゃったのかな?」

シンジ「(そういう事?キスのことかな) 」

シンジ「はい、何回かはその・・しました///」

マリ「シンジってば積極的だからねー♪」

シンジ「ま、マリがだろ!?」


青葉「」

マヤ「(最近の中学生ってこんなに進んでるのね・・)」

日向「(シンジ君はもう卒業したっていうのに俺って・・)」


青葉「そ、そうか・・で次の質問なんだが」

青葉「もしかして、さっきのは出来ちゃった報告だったりとか・・?」

シンジ「(出来ちゃった?マリとの関係のことだよね?)」

シンジ「はい、1ヶ月と一週間前にマリと出来ちゃいました!」キッパリ


マリ「まさかシンジから言ってくれるとは思ってなかったからさ、初めて嬉し泣きしちゃったよね」




青葉「」

日向「」

マヤ「」

青葉「(まさか、本当に出来てるなんて・・)」

日向「そ、それでシンジ君達はこれからどうするんだい?」

マリ「三人が一番最初に見つけたから、次は葛城三佐のとこかにゃー」

日向「(ミサトさんが聞いたら卒倒するな・・)」

マヤ「マリは産むのにもう迷いはないのね?」

マリ「(うむ?産むって赤ちゃんのこと?)」

マリ「(そ、そりゃ将来的にはシンジの赤ちゃん産めたら幸せだけど・・)」

マリ「それはまだ先の事だから不安はあるけど、シンジとならいいかなーって///」

マヤ「そ、うなの・・決意は固いのね」

青葉「シンジ君っ!」バッ

シンジ「は、はい!?」

青葉「これから先、大変だろうが頑張るんだぞ!俺達に出来ることがあればなんでもする!!」

163: 2013/01/22(火) 15:06:02.28 ID:YwlcB7LU0
シンジ「あ、ありがとうございますっ!青葉さん!」

シンジ「(付き合ってるって言っただけなのにこんなに熱くなってくれるなんて・・)」

シンジ「(言って良かったなぁ)」ホッコリ

日向「シンジ君、おめでとう。幸せになってくれよな」

マヤ「マリもこれからは絶対無理しちゃ駄目よ。もう一人の体じゃないんだから」サスサス

マリ「あ、ありがとにゃ(さっきから何故かマヤがすっごいお腹触ってくる・・)」

青葉「葛城三佐にはそれとなく俺達からも伝えとくから。二人は胸張って報告してきてくれ」


シンジ「はい!」

マリ「にゃ!」





青葉「二人とも行っちまったな・・」

日向「でもびっくりだよ。まさかあの二人がね」

マヤ「それも妊娠のサプライズ付きだもの・・」

日向「でも、葛城さんへの連絡は良いとして碇指令への報告はどうする・・?」


青葉「・・・」

マヤ「・・・」チラ

日向「・・・」チラ


青葉「・・葛城三佐にそこは任せとこうぜ」

日向「(逃げたな)」

マヤ「(逃げた・・)」

164: 2013/01/22(火) 16:33:15.28 ID:YwlcB7LU0
ーーーーネルフ本部内、ミサトの私室

ミサト「はぁーー、やっと今日の業務も終わりそうねー」

ミサト「今日は酒が飲めるぞー♪飲むぞ飲むぞー♪」


リツコ「私達の業務はとっくに終わってるの。早く飲みたいならとっとと書類に判子押して頂戴」ハァ

加治「これが葛城の魅力でもあるのさ、りっちゃん」ショルイトントン

リツコ「貴女達も早く結婚でもしたら?子供産むなら早い方が良いわよ」

ミサト「いーーっだ!誰がこんな奴と」プイ

加治「葛城、俺はいつでもオッケーだぞ」ウィンク

ミサト「あんたは黙ってて!」

リツコ「この調子じゃあの子達に結婚も子供も先を越されそうね」クス


ミサト「リツコそりゃ流石にないわよ!もし越されたら裸でジオフロントを逆立ちでエバーエバー言いながら一週してやるわ」ガハハハ



プルル、プルル


加治「おい、ミサト。青葉君から守秘回線で連絡きてるぞ」


ミサト「守秘回線?」


ミサト「青葉くんから?」

166: 2013/01/22(火) 17:07:02.94 ID:YwlcB7LU0
ミサト「はい、葛城よ。何かあった?」

青葉『葛城三佐、パイロットの事で報告があります』

青葉『実はーーーー』


ミサト「うん、うん、・・・・え」ガチャ


リツコ「・・ミサト受話器落としてるわよ」

加治「どうやらただ事じゃなさそうだな」

青葉『もしもし!葛城三佐聞こえてますか?もしもーし!』


ミサト「リツコ」


ミサト「先越されちゃった・・」ボーゼン


リツコ&加治「は?」






ーーーーーネルフ本部内、ミサトの私室前


シンジ「次はミサトさんか・・」

マリ「オペレーターの人達があんな応援してくれたんだからきっと大丈夫、大丈夫!」

シンジ「うん、そうだよね。事前に青葉さんが連絡してくれたみたいだし」

マリ「じゃあ景気良く私からいくかにゃ!」

マリ「ウィッース!マリでーす♪葛城三佐にお話が」

ウィーン、ガシャン


ミサト「・・・」

リツコ「・・・」

加治「・・・」


マリ「あってきました・・?」

ミサト「・・二人とも早く部屋に入りなさい」


シンジ&マリ「(な、なにこの空気・・?)」

167: 2013/01/22(火) 17:55:29.11 ID:YwlcB7LU0
ミサト「大体の内容は青葉二尉から聞いているわ」

シンジ「は、はい」

マリ「(じゃあなんでこんな通夜みたいな空気に・・)」

ミサト「今更だけど心当たりはあった・・一週間前のシンジくんが遅く帰ってきたあの日」

ミサト「私に言いかけた事はこれだったのね」フゥ

リツコ「二人に改めて聞くわ。・・本気なの?」

シンジ「も、勿論僕は本気です!」

マリ「私だって本気と書いてマジだよ!」

リツコ「その場限りの気持ちで今は良くても後で後悔したじゃ取り返しはつかないのよ」

ミサト「二人はまだ未成年だし・・そういう関係と見抜けなかった私にも責任はあるわ」

リツコ「ミサト、今は誰の責任か、なんてどうでもいいのよ」


加治「シンジ君、マリ。厳しい事を言うようだが世間はそんなに甘くない・・第一、二人はまだ学生だ」

加治「問題は山積みだぞ?それでも本気なのかい?」


マリ「そ、そんな・・(葛城三佐や赤木博士、リョウジもこんなに否定的だなんて・・・)」シュン

シンジ「・・・」

シンジ「・・・ない」

シンジ「そんなの関係ないよっ!」

マリ「シ、シンジ?」オロオロ

ミサト「・・・」


シンジ「確かに僕達はまだ子供だし、その場限りの行動で後悔することがあるかもしれない」


リツコ「・・・」


シンジ「でもマリを想う気持ちはその場限りの気持ちなんかじゃないっ!」


加治「・・・」


シンジ「例え世界中を敵に回しても」

シンジ「みんなから否定されても」

シンジ「僕はマリから離れません」


マリ「シンジィ・・・」ウルウル

シンジ「・・大声だしてすみませんでした。いこう、マリ」テヲギュッ

マリ「うん・・!」








ミサト「待ちなさい」

171: 2013/01/22(火) 19:18:40.75 ID:YwlcB7LU0
シンジ「・・なんですか?納得して貰えないなら僕達はもう用事はないので出て」

ミサト「・・・」スタスタ、ギュッ

シンジ「いきま・・すってミサトさん///!?」

マリ「にゃあ!?急にシンジに何を」フシャー

ミサト「初めて会った時とはもう大違いね、シンジくん・・」

ミサト「こんなに立派になって・・」グス

シンジ「ちょ、え!?」

マリ「な、泣いてる?なにがなにやらさっぱり・・」ボーゼン


リツコ「ミサトは貴女達、もといシンジ君を試したのよ。どれだけ本気で考えてるのかね」

マリ「試した?」

リツコ「ええ。これから先、貴女とシンジ君には使徒との戦い以上の問題が待っているわ」

リツコ「だから、今の私達の言葉に耐えられないぐらいなら駄目って事でわざとあんな辛辣に言ったのよ」


マリ「(付き合うってそんな覚悟がいるものだったんだ・・)」ゴクリ


リツコ「でもあのシンジ君があんな啖呵を切るぐらいだもの。マリがよっぽど大切みたいね」クス

マリ「ど、ども///」

リツコ「二人が決めた事なら私は反対するつもりはないわ。好きにやりなさい」スタスタ

マリ「どっかいくの?」

リツコ「碇指令の所よ。少し今後の件で話が出来たから」


リツコ「・・・」ピタ、クル

マリ「?」

リツコ「マリ・・おめでとう。幸せになるのよ」ニコ



プシュー、ガチャン


マリ「(あ、ありがたいんだけどちょっと大袈裟すぎるような・・?)」

174: 2013/01/22(火) 20:14:32.96 ID:YwlcB7LU0
ミサト「シンジくん、約束して欲しいの」

ミサト「あなたとマリは一人じゃないわ。だから抱え込まなくてもいいの」


ミサト「不安になったら私達大人にも頼りなさい。例え周囲の人間がなんと言おうと私はあなた達の味方よ」ニコ

シンジ「ミサトさん・・」

加持「シンジ君、さっきのかっこ良かったぜ」ポン

加持「これからは君がマリを支えていくんだ。・・出来るな?」

シンジ「はい、勿論です!」

加持「マリ、無茶やってシンジ君をあんまり困らせるなよ」

マリ「もっちろん!」

ミサト「・・マリ」

マリ「葛城三佐・・」

ミサト「シンちゃんをたのんだわよぉぉぉ!!」ビェーン

加持「はは、葛城泣きすぎだぞ。化粧が落ちて大変な事にな」

ミサト「うっさいっ!!」ブォン

加持「りべらっ!?」ベシ


シンジ「ねぇ、マリ」

マリ「にゃ?」

シンジ「僕達ってみんなにこんな思って貰ってさ・・幸せ者だね」テレ

マリ「うん、ほんと予想以上の反応だよ」

マリ「・・それとさっきのシンジが叫んだやつ」

マリ「嬉しかったから」テヲギュッ

シンジ「・・・///」

加持「シンジ君、イチャついてる所申し訳ないがアスカやレイにはこの事はもう伝えたのかい?」

シンジ「・・いえ、まだなんです」

ミサト「加持・・・シンジくん達からはきっと伝えにくいと思うの。今度私からそれとなく、ね?」

加持「ああ・・そうだな」


マリ「(っしゃ!葛城三佐グッジョブ!)」

175: 2013/01/22(火) 20:56:51.74 ID:YwlcB7LU0
ミサト「それとまだ碇司令の所には行ってないのよね」

シンジ「・・やっぱり父さんの所にも行った方が良いですか?」

ミサト「シンジくん、確かに言い辛い事かもしれないけどあなたの肉親よ」

ミサト「折角、使徒を倒してサードインパクトを免れた世界で親と和解しないなんて寂しいじゃない」

ミサト「マリだってお義父さんに挨拶したいでしょ?」

マリ「まあ、シンジが良ければ(親公認・・悪くないなぁ)」

シンジ「わかりました、ミサトさん」

シンジ「父さんの所にも行ってきます!」

ミサト「うん、いってらっしゃい。それと遅くなっちゃたけどおめでとう」ニコ

加持「おめでとう、頑張るんだぞ」ニコ

シンジ「ありがとうございます!・・マリ行こう」

マリ「にゃん!二人ともまたねー」




ガシャン、プシュー


ミサト「行っちゃったわねシンジくんとマリ」

加持「あの二人ならきっと大丈夫さ」

ミサト「・・加持、今日の飲みは中止にしとくわ」

ミサト「ちょっち仕事があったの思い出したから」

加持「シンジ君達のこと、だろ?」

ミサト「!」

加持「学校、産婦人科、住居、仕事先・・これから先、確実に根回しや工作が必要になるからな」

ミサト「・・二人はまだ中学生だもの。これぐらいは保護者としとしてあげなくちゃね」

加持「俺も手伝うよ、一人の大人としてさ」

ミサト「リョウジ・・」ウィンク

ミサト「ありがとう」クス

177: 2013/01/22(火) 21:27:23.66 ID:YwlcB7LU0
ーーーーネルフ本部内、司令室


冬月「なんだと・・!?その話は本当かね赤木博士」


リツコ「まだ詳しい検査はしていませんが、本人達からの報告なので間違いないかと」


冬月「これは、また・・碇どうする?」

ゲンドウ「・・・二人は?」

リツコ「今は二人供、葛城三佐の私室だと思われます」

ゲンドウ「・・・そうか」

リツコ「報告は以上ですので私はこれで失礼させて頂きますわ」



ゲンドウ「・・・赤木博士」


リツコ「なんでしょう?」ツカツカ、ピタ


ゲンドウ「・・・二人はここに来ると思うかね?」


リツコ「・・はい。きっと葛城三佐が焚き付けたでしょうから」



プシュー、ガチャン


ゲンドウ「・・・冬月、葛城三佐を元時刻を持って一階級昇格とする」


冬月「急に理由もなく、そんな事ができる訳ないだろう」


ゲンドウ「・・・そうか」


冬月「そうだ」


冬月「ところで碇、お前にも孫が出来たな」


ゲンドウ「・・・ああ」


冬月「碇」


ゲンドウ「・・・なんだ」


冬月「さっきから口元がにやけてるぞ」

180: 2013/01/22(火) 22:22:20.37 ID:YwlcB7LU0
ネルフ本部内、司令室前ーーーーー


シンジ「・・・」

マリ「大丈夫?さっきから落ち着かない感じだけど」

シンジ「いや、まさか父さんにも言うことになるなんて思ってなくてさ・・」

マリ「不安なのかにゃ?」

シンジ「・・・うん」

マリ「・・・」ギュッ

シンジ「マリ・・」

マリ「私は隣にいるから」

シンジ「(ありがとう、マリ)」ギュッ


シンジ「・・よし、失礼します!」

マリ「失礼しまーす」


プシュー、ガチャン


冬月「来たか」

ゲンドウ「・・・シンジ」


シンジ「父さん!今日は父さんに話が」

ゲンドウ「・・・大体の話は赤木博士から聞いている」

ゲンドウ「それを踏まえた上でお前に問う。本気なんだな?」ギロッ

シンジ「・・本気です!誰に何と言われても!」ギュッ

マリ「(・・・)」ギュッ


ゲンドウ「・・・そうか」

シンジ「・・・」

ゲンドウ「・・・・」

シンジ「・・・他に言うことはないの?」

ゲンドウ「・・・・」


シンジ「・・・これ以上いても仕方ないし僕達帰るよ」

マリ「え、これだけでいいの?折角来たんだしさもっと」

シンジ「いいんだマリ。もう帰ろう・・・」

181: 2013/01/22(火) 22:26:32.29 ID:YwlcB7LU0
冬月「・・・良いのか碇?帰ってしまうぞ」

ゲンドウ「・・・・」

冬月「・・・いい加減素直になれ」





ゲンドウ「・・・シンジ!」ガタン




ゲンドウ「・・・私は、お前に何一つ父親らしい事はしてやれなかった」


シンジ「え?」


ゲンドウ「こんな私をお前が恨んでも仕方ないだろう」


シンジ「・・・」


ゲンドウ「今更、謝っても進んでしまった時計の針は戻せない」

ゲンドウ「だが、針の進む先の未来で今度こそお前の助けにはなれないだろうか?」


シンジ「父さん・・」


ゲンドウ「使徒がいないこの世界で私にもう一度だけチャンスをくれないか?」

ゲンドウ「お前の父親になるチャンスを・・」



シンジ「・・・勝手だよそんなの」

マリ「シンジ・・」


ゲンドウ「・・・そうか確かに勝手な」


シンジ「だって父さんは」


シンジ「ずっと前から僕の大切な父さんなんだから」ニコ

187: 2013/01/23(水) 07:54:23.18
ゲンドウ「・・・シンジィ!!」ダキッ


シンジ「い、痛いよ父さん」


マリ「(良かったね・・シンジ)」


冬月「全く・・何時まで経っても世話の焼ける奴だよお前は」


ゲンドウ「・・・真希波君」

マリ「あ、はい」

ゲンドウ「・・・シンジの事を宜しく頼む。私に似て不器用な所もあるが見捨てないでやってくれ」

シンジ「と、父さん!」

マリ「大丈夫です!そんな不器用な所も好きなんで!」ニャハ

ゲンドウ「・・・そうか」

シンジ「///」

冬月「教育者という立場から言わせて貰うとまだ未成年の分際で・・と怒らなければいけないのだろうが」チラ


冬月「最早、何を言っても仕方あるまい」


冬月「おめでとう、二人供」

ゲンドウ「・・・シンジ」

ゲンドウ「険しい道程だが決して逃げるんじゃないぞ」

シンジ「・・うん!」


ゲンドウ「・・・シンジ、真希波君」

ゲンドウ「おめでとう、幸せになってくれ」

シンジ

203: 2013/01/23(水) 21:41:05.08 ID:j67NG7TW0
ゲンドウ「・・・シンジィ!!」ダキッ


シンジ「い、痛いよ父さん」


マリ「(良かったね・・シンジ)」


冬月「全く・・何時まで経っても世話の焼ける奴だよお前は」


ゲンドウ「・・・真希波君」

マリ「あ、はい」

ゲンドウ「・・・シンジの事を宜しく頼む。私に似て不器用な所もあるが見捨てないでやってくれ」

シンジ「と、父さん!」

マリ「大丈夫です!そんな不器用な所も好きなんで!」ニャハ

ゲンドウ「・・・そうか」

シンジ「///」

冬月「教育者という立場から言わせて貰うとまだ未成年の分際で・・と怒らなければいけないのだろうが」チラ


冬月「最早、何を言っても仕方あるまい」

冬月「おめでとう、二人供」

ゲンドウ「・・・シンジ」

ゲンドウ「険しい道程だが決して逃げるんじゃないぞ」

シンジ「・・うん!」


ゲンドウ「・・・シンジ、真希波君」

ゲンドウ「おめでとう、幸せになってくれ」

シンジ&マリ「はい!」ニコ



プシュー、ガチャン



冬月「行ってしまったな」

ゲンドウ「・・・ああ」

冬月「使徒のいない世界・・人類補完計画が失敗した今や人の手に未来は委ねられた」

冬月「その世界であの二人は生きていくんだな」

ゲンドウ「・・・冬月」

冬月「なんだ?」

ゲンドウ「・・・二人ではない。四人だ」ニヤァ

冬月「・・・そうか」

ゲンドウ「・・・これからは真希波・マリ・イラストリアスの護衛を今までの二倍に増やす」

冬月「・・・碇」

ゲンドウ「・・・ベビーザ○スに連絡してベビー用品の商品の確保もしなくてはな」

冬月「・・・碇、気が早いんじゃないか?それに明らかな職権乱用だぞ」

204: 2013/01/23(水) 21:46:13.85 ID:j67NG7TW0
ゲンドウ「・・・・チッ」

冬月「舌打ちはやめろ」


ゲンドウ「・・・想像してみろ、冬月」

冬月「・・・何をだ?」

ゲンドウ「たまの休日、家で一人寂しく茶を啜っていると突然の来訪者を告げるチャイム」

冬月「・・・」

ゲンドウ「玄関を開けて見るとそこにはまだ小さい我が子を抱いた真希波君とシンジ」

ゲンドウ「遊びに来た、と告げる三人を笑顔で家に招き入れる」

冬月「・・・」

ゲンドウ「家の中で元気に遊んで、とせがむ子供」

ゲンドウ「時間も忘れて遊び疲れた子供はお前の膝元ですやすやと寝息をたてている」

冬月「・・・」

ゲンドウ「そろそろ日も暮れ始め、帰ろうとするシンジと真希波君」

ゲンドウ「子供にも声をかけるが子供はぐずり、お前の服を掴んだまま離さない」

ゲンドウ「そしてこう言うのだ」



ゲンドウ「『じぃじのうちにとまるのっ!』・・・と」


冬月「・・・」


ゲンドウ「ユイに似た容姿のシンジと真希波君の容姿を考えたら、さぞかし可愛い子になるだろうな・・」


冬月「・・・」



ジィジーアソンデー


ジィジトイッショニイルノ♪


ジィジ、ダイスキ!



冬月「・・・」

ゲンドウ「・・・」

冬月「・・・碇、噂で聞いたんだが最近のベビー用品はバラエティーに溢れてるらしいぞ」

冬月「今の市場に沿ったベビー用品を揃えないと二人も可哀想だろう」

冬月「いっその事、海外にも目を向けたらどうだ?」

ゲンドウ「・・・」

冬月「知り合いの大学教授に乳児の養育を講義している奴もいる。そいつにも俺からあたってみよう」

ゲンドウ「・・・頼りにしてるぞ、冬月」ニヤリ

206: 2013/01/23(水) 21:54:47.36 ID:j67NG7TW0
冬月「・・・フッ」

ゲンドウ「・・・なんだ?何がおかしい」

冬月「今のお前を見たらユイ君は何て言うかと思ってな」

ゲンドウ「・・・・」

ゲンドウ「・・・冬月、少し席を外す」ガタ

冬月「何処か行くのか?」

ゲンドウ「・・・ユイの所に」

ゲンドウ「今までの謝罪と未来の家族の事で報告が出来たからな」

冬月「・・・そうか」

ゲンドウ「・・・後は頼みます冬月先生」




プシュー、ガチャン




冬月「(幸せになるチャンスは何処にでもある、か)」

冬月「ユイ君の言う通りだったな、碇」

冬月「さて俺は」クル

冬月「ベビーザ○スと○松屋に電話せんとな」ピ、ポ、パ

207: 2013/01/23(水) 22:00:02.63 ID:j67NG7TW0
帰り道ーーーーーーーーー




シンジ「凄い濃い一日だったね」

マリ「まさかみんなからあんな風に応援されるなんて思わなかったにゃ」アハ

シンジ「厳しい言葉もあったけど伝えて良かったよ」

シンジ「父さんともちゃんと話せたしさ」

シンジ「マリのおかげかな」ニコ

マリ「うむ!苦しゅうない。もっと褒め称えよー」

シンジ「なんだよ、それ」

マリ「あ、でもさ」

シンジ「どうかした?」

マリ「ちょっと大袈裟じゃなかった?なんかさ、子供でも出来た!・・みたいな」

シンジ「ぶっ!?・・それはないでしょ」

マリ「だよねー。流石にないか」

シンジ「だって付き合ってるって言っただけだしさ」


マリ「んーでも」

マリ「シンジとならいいかにゃー・・なんて思ったり」ポッ


シンジ「え・・///」

マリ「あ、シンジ、今照れた?ねぇ照れた?」

シンジ「て、照れてないよっ!」

マリ「にゃふふー♪照れるな照れるな、やっぱりこの中学生離れした腕白ボディの前には致し方ないからねっ!」

シンジ「もうっ!僕先いくからねっ」

マリ「あはは!待ってよ、シーンジィー♪」テヲギュッ

シンジ「・・ほんっと調子良いんだから」クス














綾波「あの手を繋いで歩いてるのは・・碇君と眼鏡の人?」

208: 2013/01/23(水) 22:03:49.37 ID:j67NG7TW0
ーーーーーーー更に1週間後のそれぞれの日常




『青葉シゲル、日向マコト、伊吹マヤの場合』





青葉「・・・っとこっちの飾りつけはこんなもんか」フゥ

日向「おーい!そこの赤ペンキこっちにくれ」

青葉「今持ってくから待ってろ」

マヤ「二人ともー!差し入れ持ってきたから少し休憩したら?」

青葉「お、助かるよ。マコト、休憩にしようぜ」

日向「ああ、今行く!」



青葉「それにしても大分飾り付けも出来てきたよな」モグモグ

日向「だなぁ。最初はキツかったけど今はこっちの方が合ってる気がしてきたよ」モグモグ

マヤ「でも一番びっくりしたのは碇司令よね」

青葉「ああ・・あの時は本当に時間が止まったよな」

日向「あの司令が俺たちに頭下げてシンジ君とマリのサプライズパーティーをしたいから手伝ってくれって言った時はサードインパクトが起きたかと思ったよ・・」

213: 2013/01/23(水) 22:35:57.20 ID:j67NG7TW0
青葉「司令も人の親だったってことさ」モグモグ

マヤ「私この間、副司令と司令がひ○こ倶楽部と○エラベビー読んでるの見たわ・・・」

日向「マジかよ」

青葉「でも、前の司令や副司令より俺は親しみ感じるぜ」

マヤ「・・最近は女性職員にどちらのベビー服が赤ちゃんに似合うかとか聞いてるらしいわよ」

日向「・・・」

青葉「・・・」

マヤ「でも、シンジ君もマリもびっくりするでしょうね!」

青葉「・・だな!あの二人には幸せになって欲しいし」

マヤ「ただ、問題はアスカとレイなのよね・・」

日向「・・?もちろん喜んでくれるだろ。なあシゲル」

青葉「ああ。なんてたって同じパイロットだしな」


マヤ「(はぁ・・・)」


日向「でもこれでもし妊娠してませんでした・・なんてなったら大変な事になるよな」

青葉「ははっ!俺司令に殺されるんじゃないか?」

217: 2013/01/23(水) 23:00:51.74 ID:j67NG7TW0
日向「だな」ハハ

青葉「っしゃ!腹も膨れたしもう一踏ん張りといきますか」

日向「マヤちゃん差し入れありがとね」

マヤ「ううん、二人こそあんまり無茶しちゃダメよ」

青葉「大丈夫、大丈夫!」

日向「あ、シゲルそこペンキが」


バシャアアアアア!

青葉「ぎゃああああっ!?二時間かけて作ったボードがぁ!!」


日向「・・ったくなにやって」

マヤ「あ、そこコードが」



ガシャアアアアアン!

日向「ああああああっ!?さっき備え付けたばかりのライトがぁ!!」




マヤ「コントかよ・・」

223: 2013/01/24(木) 21:31:03.88 ID:BsMQeYc70
『葛城ミサト、加持リョウジの場合、赤木リツコの場合』


リツコ「・・呆れたわ」

加持「葛城・・それは不味いぞ」

ミサト「うぅー」アタマカカエ

リツコ「まだアスカとレイに何も言ってないなんて・・パーティーまで後少ししかないのよ!」

ミサト「し、仕方ないじゃないのよ!私だってバタバタしてたし・・」

リツコ「言い訳は止めなさい!」クワッ

ミサト「怒鳴らないでよリツコォ」


加持「『式波・アスカ・ラングレー、綾波レイの両名は必ずパーティーに参加させる事』・・・司令から直々のお達しだからなぁ」

ミサト「あんの髭オヤジ、出来なきゃ降格処分だとか脅しもかけてきやがったのよ!?」

ミサト「職権乱用よ!労○組合に訴えてやるわ!」

リツコ「・・・はぁ。もういいわ。ミサトはアスカにしっかり伝えなさい。レイには私から伝えるわ」ヤレヤレ

ミサト「マジで!?流石リツコ!やっぱ持つべきものは友達よねー♪」

リツコ「けど、アスカやレイがすんなり納得するかしら?」

ミサト「シンちゃんとマリが恋人同士ってだけで衝撃的でしょうに更に赤ちゃんのおまけ付きだもんねー・・」

224: 2013/01/24(木) 21:52:55.31 ID:BsMQeYc70
リツコ「・・もしかしたらこんな事になるかもしれないわよ」



ポワーン



マリ『姫どうしたの?こんな人気のないところに呼び出したりして』

アスカ『コメガネ、あんたお腹の中にシンジの赤ちゃんいるんだって?』

マリ『にゃ!実はもう3ヶ月なんだー♪早く会いたいなぁ』サスサス

マリ『産まれたらもち姫にも抱かせてあげるからさ!』ニコ

アスカ『ふーん・・』


アスカ『そんなに会いたいなら今すぐ会わせてあげるわよ』ニコ


マリ『え・・姫なんで包丁持ってるの・・・?』


グサッ

マリ『ッアアアア゛ア゛!!い、痛いっ痛いよぉ!!』

グサッ・・グサッ・・

アスカ『早く会いたいんでしょ?』ニコ

アスカ『だったら我慢しなさいよっ!!』

グサッ、グチャァ・・・

マリ『あ、あ・・ぅあっ・・ひめ・・なん、で・・?』

アスカ『なんでですって?・・・私からアイツを奪ったくせに!!』

グサァ・・・

マリ『ぅぐぅっっっ・・!』

アスカ『あんたとシンジが幸せになるなんて私は認めない・・・絶っっ対認めないッ!!』

グサッグサッ

マリ『シ・・ンジ・・・ごめ・・』ガク


グサッグサッグサッ

グチョグサッ

グチャァ・・



アスカ『・・ほら、コメガネ。あんたが会いたがってた赤ちゃんよ』ブラーン


アスカ『喜びなさい。あんたと同じでグチャグチャにしてあげたから・・』


アスカ『アハ、アハハ・・・アハハハハハハハハハハッ!!』

225: 2013/01/24(木) 21:54:22.10 ID:BsMQeYc70
そう言ってアスカは笑った。手は返り血で赤く染まり、その瞳は狂気で染められている。

横たわったマリの目には光はない。

乾いた涙は一体何を思って泣いた涙だったのだろうか・・・。

これからの幸せな日々への涙?

祝福され産まれる筈だった我が子への涙?


それとも・・


最早、それを知る術はない。

ただ、アスカだけが笑っていた

狂ったように、そして、どこか哀しくーーーー



ポワーン


リツコ「・・・っとこんな具合にね」

ミサト「なっ、なんつー妄想してんのよあんたは!!どこの三文恋愛小説よ!」

リツコ「あら?可能性としてはあるかも知れないでしょ?」

ミサト「・・・っあるわけないでしょ!」

リツコ「(一瞬、間があったわね)」

加持「(葛城・・)」

226: 2013/01/24(木) 22:03:51.07 ID:BsMQeYc70
ミサト「と、とにかくうちのアスカはそんな事する子じゃないわ!」

リツコ「保護者が保護者だからあながち妄想じゃないかもしれないわよ」クス


ミサト「」イラッ


加持「(あ、まずい)」

ミサト「・・・そうね」

リツコ「あら認めるの?」

ミサト「でもレイなら逆上してこうなりそうじゃない?」



ポワーン



シンジ『綾波の部屋に来るのも久しぶりだね』

綾波『・・・そう』

シンジ『でも話ってなに?』

綾波『・・・碇君は眼鏡の人のことが好きなの?』

シンジ『え、まあ、その・・うん、好きだよ』ニコ

シンジ『後、半年もしたら僕とマリの子どもも産まれるしさ』テレ

綾波『・・・・』

シンジ『僕が父親ってなんか変な感じだよね。綾波も』

ガンッ

シンジ『痛っ!?あ、綾波!何を』

ガンッ

シンジ『ぐぁっ!』

ガンッ

シンジ『ぁ、う・・あ、あやなみ・・そ、のぱいぷ・・は』クラクラ


ドコォ、ガンっガン・・


綾波『・・・』

綾波『碇君が私と一緒にいてくれないならいらない』ガンッ・・

綾波『他の人と笑う碇君なんて見たくない』バキッ・・

綾波『私とぽかぽかしてくれない碇君なんて』


シンジ『ぁ・・ゃ、な・・もぅ・・・・やめ』


グシャア


綾波『いらない・・』

227: 2013/01/24(木) 22:07:21.68 ID:BsMQeYc70
一人の蒼い少女が月を見ていた

隣には壊れてしまった人形のようにボロボロの少年

だが、少女は愛とおしそうに少年に寄り添っている


端から見ればそれは幻想的で猟奇的でもあった。

少年と少女が居る場所だけ世界から隔離されたかのように


少女は微笑む

『これで、ずっと一緒・・』

少年は何も言わない。少女だけが呟いていたーーーーーー



ポワーン


リツコ「ありえないわっ!」

ミサト「わからないわよー?レイみたいな大人しい子ほどキレたら何するかわかんないし」

リツコ「・・・っ科学的に考えても起こり得ない事象よ」

ミサト「(一瞬、考えたわね)」

加持「(リっちゃん・・)」

228: 2013/01/24(木) 22:15:48.14 ID:BsMQeYc70
リツコ「・・・」

ミサト「・・・」


加持「二人ともそこら辺にしとけって」

ミサト「加持くん・・」

加持「大の大人二人が恥ずかしいぞ?」ニッ


ミサト「・・悪かったわリツコ」

リツコ「・・・私も大人気なかったわ、許して頂戴」

加持「(やれやれ、昔と変わらないな)」

ミサト「でも平気ではないわよね、アスカとレイ」

リツコ「既に結果はでてるもの。どれだけ嘆いても仕方のないことよ」

ミサト「・・・」


加持「なあ葛城、子供は俺達大人が思ってるよりずっと成長が早い」

加持「二人ならきっと受け入れてくれるさ。そうだろ?」

ミサト「・・そうね。私達が信じてあげなくちゃアスカとレイが可哀想だもの!」

ミサト「さーて!そうと決まればさっさっと業務終わらせて酒のむぞー♪」


リツコ「(本当に、アスカとレイが心配なのね )」

リツコ「(・・・ミサト、あなた良い母親になるわ)」クス


加持「おっと忘れてた、りっちゃんこれ」バサ

リツコ「これは・・」

ミサト「なになに?」ヒョイ

236: 2013/01/25(金) 23:14:23.35 ID:blwZkWqV0
ミサト「『妊娠中の女性にオススメの料理百選』『LiV○S 』『赤ちゃんと話そう!』『はじめての産婦人科』『お勧めマンション集』・・」ペラ、ペラ

加持「びっくりしただろ?とりあえず片っ端から資料集めてきたんだ」

ミサト「よくもまあ、こんなに集めたわねー」

リツコ「私にこの資料をどうしろと?」


加持「リッちゃんにはMAGIを使ってシンジ君とマリの条件に合う情報をまとめて欲しいんだが、頼めるかい?」

リツコ「・・いいわ。本来MAGIをこんな風に使うのは不本意だけど今回は特別よ」

加持「助かるよ」

リツコ「どこかの誰かさんにもこの仕事の早さを見習って欲しいものだわ」ギロッ

ミサト「やーん♪リッたんこわーい」テヘペロ

リツコ「ぶっ頃すわよ」イラッ



加持「(半分は葛城との予行演習で集めた・・なんて言えないな)」

237: 2013/01/25(金) 23:16:27.79 ID:blwZkWqV0
『碇ゲンドウ、冬月コウゾウの場合』




冬月「・・・」

ゲンドウ「・・・」


ゲンドウ「・・・男ならゲンドウとシンジから一文字づつ取ってゲンジ」

ゲンドウ「女の子ならユイと真希波君から一文字づつ取ってマユ」

ゲンドウ「・・・これでどうだ冬月」


冬月「ああ。今までで一番良いぞ」

ゲンドウ「・・・そうか」ニヤ

冬月「お前が最初に亞墮夢(アダム)やら璃璃子(リリス)などと言い出した時は脳味噌に蛆虫でも涌いてるかと思ったよ」


ゲンドウ「・・・問題ない」


冬月「それにしてもこの司令室も大分賑やかになってきたな」

ゲンドウ「ムー○ーマン、○リーズ、ソ○ランナー、目立ったオムツ用品は揃えた」

ゲンドウ「ア○ンパンマンの勇気100倍ジャングルジム、にこにこお絵描きセット、お母さんも安心柔らかツミキセット、赤ちゃん用おもちゃも準備万端だ」


ゲンドウ「・・・我々に敵はいない」

冬月「ああ」

238: 2013/01/25(金) 23:20:49.27 ID:blwZkWqV0
冬月「そういえば碇、ゼーレの老人共に贈られてきたこの量産型エヴァ抱き枕はどうする?」


ゲンドウ「・・・廃棄しろ。私の孫にあんな物は必要ない」


冬月「キール議長が黙ってないぞ」


ゲンドウ「構わん。あの老害共・・赤ん坊が生まれたら抱かせろ、などと戯言ばかりほざく」


冬月「(・・お前が会議で自慢なんぞするからだろうが)」


ゲンドウ「・・・サプライズパーティーの準備の進行具合はどうだ?」


冬月「青葉二尉の指揮の元、滞りなく進んでいるぞ。皆お前も人の親だったと安心しているみたいだ」


ゲンドウ「・・・私が頭を下げてシンジと真希波君が喜ぶならば幾らでも下げる」


冬月「碇・・・」

ゲンドウ「・・・出産後のケアはどうなっている?」

冬月「葛城三佐、赤木博士、加持一尉が担当している。二人の新住居も目星がついてきたみたいだぞ」

ゲンドウ「・・・そうか。私の家で同居でも構わないのだがな」ボソ

冬月「・・・」

ゲンドウ「・・・」

冬月「・・・」

ゲンドウ「・・・・」

冬月「・・・碇」

ゲンドウ「・・・なんだ」

冬月「無言でガラガラをいじるのは止めろ。不気味過ぎる」

239: 2013/01/25(金) 23:33:34.65 ID:blwZkWqV0
『鈴原トウジ、洞木ヒカリ、相田ケンスケの場合』


トウジ「しっかしセンセイがマリと付きおうとるなんてなぁ・・・」

ケンスケ「俺、ビックリしたよ。てっきり式波だとばかり思ってたし」

ヒカリ「うん」


トウジ「・・・」

ケンスケ「・・・」

ヒカリ「・・・」


ヒカリ「・・アスカと綾波さんまだ知らないんだって」

トウジ「・・・」

ケンスケ「そりゃ、二人には言い辛いだろ。だって式波も綾波も碇が好」ドンッ

トウジ「ケンスケ」

ケンスケ「ゲホッ、・・なにすんだよ!」

トウジ「空気読めや」

ヒカリ「・・・」ウルウル

ケンスケ「・・・・ごめん」

ヒカリ「・・でもアスカがかわいそう。あんなに碇君と一緒だったのに」


トウジ「・・・そんなんどうしようもないやんけ」

トウジ「センセイがマリを選んだんや。俺らがここであーだこーだ言うてもしゃあない」

ヒカリ「・・・うん、だよね」ドヨーン

トウジ「・・・ちっ」

トウジ「あ゛ーーっ!辛気くさ!!ワイはもうさき帰るで!!」タッタッタッ

ヒカリ「あ、鈴原」

ケンスケ「・・・あいつも複雑なんだろうな」

ケンスケ「喜んでやりたいのに式波や綾波の事があるから素直に喜べないんだろ」


ケンスケ「あ、委員長。俺こっちだから・・また明日」スタスタ



ヒカリ「・・・」トボトボ

ヒカリ「私は」ピタッ

ヒカリ「アスカなら大丈夫だって信じてるよ・・」

ヒカリ「信じてるからーっ!」サケビ!



猫「!?」ビク

242: 2013/01/25(金) 23:41:40.34 ID:blwZkWqV0
式波・アスカ・ラングレーの場合、綾波レイの場合』


プシュー、ガシャン

ガタン、ゴトン



綾波「・・・」

アスカ「うげ、エコヒイキ」

綾波「・・・弐号機の人なんでここにいるの?」

アスカ「私はミサトからの呼び出しよ。あんたこそどうしてネルフにいんのよ」

綾波「・・・私は赤木博士から話したい事があるから今日ネルフに来いって」

アスカ「ふーん」

綾波「・・・」

アスカ「・・・」

アスカ「・・・ねぇエコヒイキ」

綾波「・・・なに?」

247: 2013/01/26(土) 22:49:37.93 ID:F4EafgAM0
アスカ「最近よくバカシンジが出掛けるのよ」

綾波「・・・そう」

アスカ「結構遅くに帰って来ることが多いの。夕飯も作らないでさ」

アスカ「こんな時間まで何してたのっ!って問い詰めても」

アスカ「あのバカ、『大事な用事なんだ』ってしか言わないの」

綾波「・・・」

アスカ「天才美少女パイロットのアスカ様が折角心配してあげてるのにいい気なもんよ」フン

綾波「弐号機の人」

綾波「この間、ネルフに行く途中で碇君を見たわ」

248: 2013/01/26(土) 23:13:37.27 ID:F4EafgAM0
アスカ「一人で何してたのよあのバカ」

綾波「・・・いいえ、一人じゃなかったわ。眼鏡の人も隣にいた」

アスカ「コメガネが?そーいえば最近仲良いわよね」ムスー

アスカ「たぶん、そこら辺で偶然会って」



綾波「二人とも手を繋いで歩いていたわ」

綾波「碇君は笑ってて、眼鏡の人も楽しそうで」

綾波「・・・ぽかぽかしてた」


アスカ「なに、よそれ・・嘘でしょ?」


綾波「嘘じゃないわ」

アスカ「だってバカシンジとコメガネが付き合う訳ないじゃない!」

綾波「どうして?」

アスカ「そ、それは・・・」

綾波「弐号機の人。認めたくないかもしれないけど事実よ」

綾波「付き合ってるかどうかはわからないけどあんな嬉しそうに笑う碇君は見たことない」

綾波「眼鏡の人もあんな風に」


アスカ「・・・もういいわよ」


アスカ「へーうん、そうなの。あいつらそういう関係だったとはね」ガンッ

アスカ「バカシンジが帰ってくるの遅かったのはこれだったのか」ガンッガンッ

アスカ「私らには内緒にして楽しんでたってわけね」ガンッガンっガン


綾波「・・・弐号機の人。壁を殴るのはやめて、五月蝿いから」


アスカ「あっ・・」パッ


綾波「・・・大丈夫?」

アスカ「大丈夫な訳ないでしょ」ボソッ

綾波「・・・」

アスカ「・・あんたは良いの?バカシンジの事好きなんでしょ?」

249: 2013/01/26(土) 23:16:59.14 ID:F4EafgAM0
綾波「私は碇君が笑ってくれてればそれでいい」

綾波「隣にいるのが私じゃなくても碇君が幸せなら私は満足」

綾波「・・・だからいいの」

アスカ「なによそれ!?それって」



ガチャン、プシュー

綾波「エレベーター着いたわ」

綾波「・・・さき行くから」テクテク


アスカ「(アイツが幸せならそれでいいって・・・)」

アスカ「(それって好きってことじゃないっ)」ガンッ!



アスカ「・・・痛っ、叩きすぎて血がでちゃったじゃない」


アスカ「なんでこんなに痛いのよ」ポロ、


アスカ「・・これも全部バカシンジとコメガネのせいよ」ポロポロ


アスカ「くそっ」ポロポロ


アスカ「ほんっと痛すぎよ・・痛すぎて涙でてきたじゃない」ポロポロ

250: 2013/01/26(土) 23:20:40.45 ID:F4EafgAM0
ガチャ・・・



綾波「赤木博士」

リツコ「ああ、レイ。急に呼び出してすまなかったわね」

綾波「・・・問題ないです。それより話があるって何の話ですか?」

リツコ「・・貴女、大丈夫?顔色良くないわよ」


綾波「・・・大丈夫です」


リツコ「・・・そう。話というのはシンジ君とマリの事についてよ」

綾波「・・・碇君と眼鏡の人が付き合ってるって話ですか?」ズキッ

綾波「(今一瞬胸が苦しくなった?)」

綾波「(二人のことを考えると胸がズキズキする・・)」

リツコ「随分鋭いわね。でも話はそれだけじゃないわ」

綾波「・・・?」

リツコ「実はあの二人にねーーーーーーー」

261: 2013/01/27(日) 22:24:27.36 ID:b3JgVnRU0

ガチャ、プシュー



ミサト「アスカーいらっしゃ・・ってどうしたのその顔!?目が真っ赤じゃない」

アスカ「何でもないわ。ちょっと手を挟んで痛くて涙がでたのよ」

ミサト「でも」

アスカ「ミサト話があるんでしょ?私暇じゃないから早くしてよ」


ミサト「(明らかに泣いて目を腫らしたって顔よね。もしかしてシンちゃん達のこと・・)」

ミサト「・・・話っていうのはね、シンちゃんとマリが」


アスカ「付き合ってるって話?それならもう知ってるわよ」フン

ミサト「驚いたわ、もう知ってたのね。でもそれだけじゃないの」

アスカ「・・これ以上何があるってのよ」

ミサト「ショックを受けると思うけど大事な事だからありのまま伝えるわ」

ミサト「アスカならきっと受け止められるって信じてるから」

アスカ「だからッ!さっさと話なさいよ!!」イラッ

ミサト「・・急な話でびっくりしちゃうと思うんだけどシンちゃんとマリにーーー」

262: 2013/01/27(日) 22:31:49.87 ID:b3JgVnRU0




ガチャ



ミサト「リツコ入るわよ」

リツコ「ええ、どうぞ」

ミサト「・・・」

リツコ「・・・」カタカタ


ミサト「・・アスカに全部伝えたわ」

リツコ「どうだったの?アスカの反応は」カタカタ

ミサト「最初は茫然自失って感じ。でも少し時間が経ったら笑ってね」


ミサト「『まだ中学生の癖になにかんがえてんのよっ!』って言うのよ」


ミサト「その後もシンちゃんの悪口言いながら笑うの」

ミサト「でもね」

ミサト「私には今にも泣き出しそうなのを我慢してるようにしか見えなかったわ・・・」

リツコ「アスカは自尊心の強い子だから人に泣いてる所なんて見られたくないんでしょうね」カタカタ

ミサト「レイは?」

リツコ「・・・レイに伝えたわ」

リツコ「いつも通り『・・・そう』ってしか言わないと思ってた」

リツコ「それが顔面蒼白にして今にも氏にそうな声で『・・こんな時、どんな顔をしたら良いですか』って聞いてくるのよ」

ミサト「レイ・・・」


リツコ「ミサト、私はただ抱き締めてあげる事しかできなかったわ」

リツコ「それは間違ってたのかしら・・?」フアンゲ

ミサト「いいえ、間違ってなんかないわよ」キッパリ


リツコ「二人ともこれからどうなるのかしらね・・」

ミサト「わからないわ。二人を信じてあげることぐらいしか出来ないもの」

ミサト「あとはシンちゃんとマリ次第ってとこかしらね」


リツコ「ミサト」

ミサト「なに?」

リツコ「二人がサプライズパーティーに来なかったら降格、だったわね」

ミサト「そうだったわねー・・」

ミサト「降格されたらアスカとレイに頼んでエヴァで本部めちゃくちゃにしてやろうかしら」フフッ

リツコ「その時は」

ミサト「え?」

リツコ「私も手伝ってあげるわ」

ミサト「リツコ・・」

ミサト「ありがと」クス

266: 2013/01/27(日) 22:36:33.67 ID:b3JgVnRU0


カアーカアー・・・






綾波「・・・」ボーッ

綾波「(碇君・・)」

綾波「(碇君が幸せならそれでいいのになんでこんなにモヤモヤするんだろう)」

綾波「(碇君は眼鏡の人と幸せで、碇君が幸せなら私も幸せ・・じゃないの?)」

綾波「(・・・・わからない。誰か教えて)」ギュッ




アスカ「こんなとこでなーにやってんのよエコヒイキ」



綾波「弐号機の人・・・」


アスカ「川原で膝抱えてる
見馴れたヤツがいるなーって思ったらあんたとはね」

アスカ「隣座るわよ」ヨイショット

267: 2013/01/27(日) 22:44:44.02 ID:b3JgVnRU0
綾波「・・・・」

アスカ「・・・・」ジーッ


アスカ「あんたもその様子じゃ聞いたみたいね」

アスカ「ほんっっとまさかよねー。バカシンジとコメガネに赤ちゃんが出来たなんて」


綾波「・・・弐号機の人。教えて欲しいの」

アスカ「ん?何をよ」

綾波「碇君が幸せなら私は幸せなのにズキズキするの」

綾波「ぽかぽかじゃなくてズキズキなの」

綾波「・・・何で?」


アスカ「なによそれ。そんなのあんたがバカシンジのこと好きだからに決まってるじゃない」

アスカ「あんたはぽかぽかってずっと言ってたけど世間一般じゃそれを好きっていうのよ」

綾波「これが・・・好き」

綾波「ならなぜもやもやしたりズキズキするの?」


アスカ「・・・失恋したからに決まってんじゃない」

アスカ「バカシンジの一番はあんたじゃなくてコメガネだったってこと」

綾波「・・・・そう、なの」

綾波「・・・辛い。今とても辛いわ弐号機の人」

アスカ「・・・でしょーね」

綾波「弐号機の人は辛くないの?碇君のこと好きじゃないの・・?」

アスカ「・・・辛いに決まってんじゃない」

アスカ「平気なフリしてあんたに話かけたけどやっぱダメね」フゥ・・


アスカ「不本意だけど私だってあのバカが好きよ」


アスカ「使徒との戦いを一緒に乗り越えて、いっつも文句ばっかの私に料理をつくってくれて」


綾波「・・・」


アスカ「困った顔してもさ・・笑って許してくれて」ポロ

アスカ「そんなヤツのこと・・好きにならない訳ないじゃないッ!」ポロポロ

アスカ「どれだけ嫌いになろうとしても・・もう無理だって自分に何度も何度も言い聞かせても好きなのよ!」ポロポロ


アスカ「な゛っ・ヒック・んで、私じゃ・・・
ないのよ゛ぉ・・・」


綾波「な、泣かないで弐号機の人」オロオロ

269: 2013/01/27(日) 22:52:17.47 ID:b3JgVnRU0
綾波「・・・こ、こんな時どうしたらいいかわからないの」アタフタ

アスカ「・なぐざめるとか・・・あ゛るっでしょーがぁ・・」ポロポロ

綾波「・・・慰める」ピカーン

綾波「良い子だから泣かないで」ナデナデ

アスカ「ばっ・・ヒッグ・・バカにしてんのっ!?」

綾波「・・・良い子だから」ナデナデ

綾波「弐号機の人は強い子だから」ナデナデ







アスカ「っ・・・うわあぁぁぁん!!」ダキッ






カンカンカン、ガタン、ガタン・・・・





アスカ「あー・・・なんか泣いたら少しすっきりしたわ」ゴシゴシ


綾波「・・・そう」

アスカ「わ、悪かったわよ。あんたの制服グシャグシャにしちゃって」

綾波「・・・びしゃびしゃする」

アスカ「でもあんたは良いじゃない。私なんて毎日バカシンジに顔あわせるのよ?」


アスカ「・・・気まずすぎるでしょ」ドヨーン


綾波「・・・なら私の家にくる?」

アスカ「え、いいの?てかなんで急に」

綾波「・・・同じ人を好きになった人が困っているんだもの」

アスカ「エコヒイキ・・」

綾波「・・・弐号機の人の好きにすればいいわ」



アスカ「・・・弐号機の人はじゃなくて良いわ」

アスカ「特別にアスカで良いわよ、レイ」プイ


綾波「!」


綾波「・・わかったわアスカ」ニコ

275: 2013/01/27(日) 23:33:37.60 ID:b3JgVnRU0
アスカ「じゃあ、私一度家に帰って荷物持ってくるから」

綾波「・・・アスカ」

アスカ「なによ。・・あ、やっぱ泊めるのなーしとか言ったら殴るわよ」

綾波「・・・違うわ。考えたんだけど私碇君に好きって伝えたい」

アスカ「んなっ!?あんたわかっていってんの?バカシンジはもうマリと」

綾波「・・・碇君が私を好きじゃなくてもいい。ただ何も出来ないままは嫌」

綾波「せめて、気持ちだけは伝えてえおきたい」


アスカ「レイ、あんた・・」


綾波「アスカは何もしないままでいいの?」


アスカ「わ、私は・・いまさら」


綾波「アスカ」ジー


アスカ「・・・だっーーーー!!わかったわよ!私も言うわよ!」

綾波「・・・良かった」ホッ


アスカ「でも、私が一番色々言いたいのはコネメガネよ」

アスカ「だからあんたはシンジに、私はコネメガネに」

アスカ「それぞれ決着をつけましょ」

277: 2013/01/27(日) 23:49:25.40 ID:b3JgVnRU0
綾波「・・・」コク

綾波「それでその決着はいつつけるの?」

アスカ「・・・そうね。ミサトが言ってたサプライズパーティーの日はどう?」

綾波「・・・わかったわ」


アスカ「よし。・・・ところでレイ」

綾波「なに?」


アスカ「あんた料理はできる?」

綾波「・・・味噌汁なら作れるわ」

綾波「アスカは?」

アスカ「カレーらしき物体なら作れるわよ」


綾波「・・・」

アスカ「・・・」


アスカ「今日はコンビニにいきましょ」

綾波「・・・そうね」


278: 2013/01/28(月) 00:04:54.71
『真希波・マリ・イラストリアス、碇シンジの場合』

マリ「えー!?姫が家から出てった?」

シンジ「そうなんだ・・今は綾波の家で泊まってる」

マリ「うーん、やっぱ私達が付き合ってるの知ったからかにゃー」ポリポリ


シンジ「ミサトさんは『今はソッとしてあげて』って言ってたけど」

シンジ「大丈夫かな、二人とも」ウーン

マリ「(さっすが鈍感・・)」

279: 2013/01/28(月) 09:34:35.39 ID:e2d9wjwg0
マリ「姫はシンジに顔会わせ辛いんじゃない?」

マリ「急にいるのが当たり前だった同居人が彼女できて、しかも彼女は自分の知り合い・・私だったらやっぱ顔あわせたくないよ」

マリ「レイちゃんも多分、姫と同じ気持ちなんじゃないかにゃー」

シンジ「ちゃんと僕から言えば良かったね」シュン

マリ「(・・それもそれで姫やレイちゃんには残酷だけど)」

マリ「まあ、今度会ってしっかり話そう!きっと姫やレイちゃんならわかってくれるって」ニマッ

シンジ「・・そうだね。ちょうど明後日ネルフに呼ばれてるし
その時にでも話そう」

マリ「でも呼び出しってなんだろーね。テストはこの間しちゃったし」

シンジ「ミサトさんも詳しくは教えてくれなかったから僕もわかんないや」

マリ「ふーん。ま、いっか」

マリ「・・・あ、シンジ!子猫が歩いてるよ!目標肉眼で確認!迎撃開始!」ピュー

シンジ「はやっ!」


シンジ「可愛い子猫だね」

子猫「ニャーン」

マリ「お♪人懐っこいなぁお前」ウリウリ

仔猫「ウナー」スリスリ

マリ「にゃ♪にゃ♪」

シンジ「(マリとこうやって過ごせる時間って最近多い気がする)」

シンジ「こんな日がずっと続くといいな」ホッコリ

マリ「ん?なんかいったー?」クル

シンジ「いや、別になんでぶっ!?」

マリ「どうシンジ?猫鍋ならぬ猫胸!」ドーン

子猫「ニャー♪」ムナモトゴロゴロ

シンジ「なにこんな道の真ん中で胸元開いてんだよっ///!!早く閉まって!!」

マリ「えー・・・ごめんねニャンコ。あのお兄さんが『その胸は僕のだ・・その胸を返せっ!』って言ってるから下ろすよ」ゴソゴソ

子猫「ニャーン・・」

シンジ「なにそれ!?僕は一言も」

マリ「あれ、じゃあシンジは私の胸が誰かに触られても問題ないのか・・マリ悲しい」シクシク

シンジ「そ、そうは言ってないだろ」

マリ「じゃあ、この胸は誰の?」ポヨーン

シンジ「えっと、それは」

マリ「ほらほら♪」

シンジ「・・・ぼ、ぼ、僕のです///」ボソボソ

マリ「むふふー♪素直で可愛いぞ、シンジ」ニコニコ

子猫「ニャン」






通行人A「(道端でいちゃついてんじゃねぇぇぇぇぇ!!!このバカップルが!!)」

通行人B「(リア充、爆発しろ)」

285: 2013/01/28(月) 13:00:34.71 ID:e2d9wjwg0
ーーーーーーそして、サプライズパーティー当日





ゲンドウ「・・皆、私の息子とその妻、そして生まれてくる子供の為にここまで準備をしてくれた事、感謝している」フカブカ

加持「碇司令、そんな頭なんて下げないで下さい」

マヤ「そうですよ!今日はめでたい日なんですから」

ゲンドウ「加持一尉、伊吹二尉・・・」

青葉「俺達ががしてあげれる事なんて数少ないですからね」

青葉「だからこそこれ位なら何時だって大歓迎ですよ」

ゲンドウ「青葉二尉・・今回の話の発端は君からだと葛城三佐から聞いている」

青葉「あ、はい」

ゲンドウ「君のお陰でシンジとやり直す事が出来た・・・礼を言う」

青葉「いえ!」

ゲンドウ「・・・それと君に昇格の話がある。後日、司令室に来たまえ」ニヤリ

青葉「あ、ありがとうございます!」

日向「やったな!シゲル」

伊吹「おめでとう!」

加持「これからは同じ階級かな。何にせよおめでとう青葉君」

青葉「・・みんな、ありがとう」

290: 2013/01/28(月) 14:49:09.67 ID:e2d9wjwg0
ガチャ、プシュー


ミサト「飾り付けも終わったみたいね」

加持「買い出しお疲れ葛城」

ミサト「ったく料理は発注しといてなんで飲み物は買ってこなくちゃいけないのよ」ドサァ

冬月「まあ、そう言わんでくれ」

ミサト「あ、副司令今のはその」

冬月「あのバカがゼーレからの贈り物を廃棄したせいで予算を削られてしまってな」ヤレヤレ

ミサト「寧ろ予算が認められたところが驚きなんですけど・・」

冬月「フフ、所詮我らは人の子という事だよ葛城三佐」

加持「あれ、リッちゃんは?買い出し一緒に行ったんだろ」キョロキョロ

ミサト「リツコなら今のうちに吸えるだけ吸ってくるって外行ったわよ」

加持「まあ、妊婦の前じゃ吸えないからな」

ゲンドウ「・・・葛城三佐」ズイ

ミサト「あ、司令どうかなさいました?」

ゲンドウ「・・・レイと弐号機パイロットの様子はどうかね?」

ミサト「二人は・・大丈夫です。今日は自分達が二人を呼んで来る、と今迎えに行ってます」


ゲンドウ「・・・そうか。嫌な役目を君に押しつけてすまなかったな」

ミサト「いえ、私は何もしていません。それに」

ミサト「笑顔で決着をつけてくるって二人とも言ってましたから」ニコ

ゲンドウ「・・・決着?なんだねそれは」

ミサト「女の子の秘密です。司令」キッパリ

ゲンドウ「・・・そ、そうか。」

ゲンドウ「・・・後、葛城三佐」

ゲンドウ「シンジも君のお陰で随分男らしくなった。君にシンジを任せて私は正解だったよ」

ゲンドウ「ありがとう」

ミサト「司令・・私こそシンちゃん、いえシンジ君に救われました。勿論、アスカやレイ、それにマリにも」

ミサト「私にチルドレンを託してくれてありがとうございました」

加持「司令、そりゃ葛城程男らしい奴なんて滅多に」ハハハッ


ミサト「ふんっ!!」ブォン!

加持「みぎゃ!?」ボキィ



ゲンドウ「・・・見事な肝臓打ちだな冬月」

冬月「ああ」

リツコ「ミサト。貴女荷物私に重いの置いてったで」

加持「ま、待て・・悪かった葛城。だから肝臓打ちからの顎狙いはやめ」

ミサト「シャッッッ!」

加持「ぐぇ!?」ドコォ



リツコ「・・なにやってんのよアンタ達」

291: 2013/01/28(月) 15:25:18.49 ID:e2d9wjwg0




ーーーーーーネルフ外、チルドレン達


アスカ「・・・」テクテク

レイ「・・・」テクテク

マリ「・・・ひ、姫?ネルフはこっちじゃなか」

アスカ「黙ってついてきなさい」

マリ「アイアイサー・・・」

シンジ「・・・」

シンジ「(やばい、これはヤバい。三人が迎えに来てくれたと思ったらさっきからずっとこの空気だよ)」


マリ「(うぅ・・迎えに来てもらったとき話そうと思ってたのにこの様子じゃ相当、姫達怒ってる・・)」

マリ「(シンジィー・・姫が怖い、怖すぎるにゃー)」タスケテ

シンジ「(マリも困ってる感じだ・・よし、ここは僕が)」

シンジ「ねぇ、アス」

アスカ「あ゛あっ?」

シンジ「ウマレテキテスミマセン・・・」

マリ「(シンジィィィィ!!)」



アスカ「・・・っとそろそろいいわよねレイ」ピタ

綾波「ええ、アスカ」ピタ


マリ「呼び捨て!?あの姫が!?」

シンジ「アスカ、今レイってそれに綾波も・・」


アスカ「バカシンジにコネメガネ!」

シンジ&マリ「は、はい!」ビクゥ

アスカ「私はコネメガネ、アンタに話があるから私と来なさい」

アスカ「バカシンジ、レイはアンタに話があるそうだから」

マリ「・・・」

シンジ「え、話なら今四人でここで話せば」

綾波「碇君、私と来て」グイ

シンジ「あ、綾波?」

マリ「・・・いいよ、わかった。お互い大事な話って感じだし、いってくるよシンジ」

シンジ「マ、マリも?・・わかった、僕も行くよ。行こう綾波」スタスタ

綾波「・・・」スタスタ


アスカ「じゃあ、コネメガネ私たちもいくわよ」

マリ「・・あーい」スタスタ



アスカ「頑張んなさいレイ」ボソ

293: 2013/01/28(月) 17:42:45.23 ID:e2d9wjwg0
マリとアスカから少し離れた場所ーーー




綾波「風,気持ちいいわね」サァー

シンジ「・・うん(綾波もずっとマリと付き合ってるの黙ってたの怒ってるんだよね)

シンジ「(ぼ、僕から切り出さないと)」


シンジ「綾波!」

綾波「・・なに?」

シンジ「マリとのことずっと黙っててごめん・・ッ!」

綾波「碇君なんで謝るの?」

シンジ「・・・へ?」

綾波「私は別に眼鏡の人と碇君が付き合ってることで怒ったりなんてしていないわ」

シンジ「そうなんだ・・。じゃあ話って何?」ホッ

綾波「私はただ碇君に伝えたいことがあるから」スッ


シンジ「綾波、その手に持ってるのって」

298: 2013/01/28(月) 20:07:18.11 ID:e2d9wjwg0
シンジ「手紙?」

綾波「・・・碇君に書いたの。アスカから上手く言葉で伝えられないなら手紙で伝えればいいって」


綾波「はい」

シンジ「あ、うん」

綾波「・・・今読んで」

シンジ「え、読んじゃっていいの?」

綾波「・・・」コク

シンジ「じゃあ読むね」ビリ

シンジ「えっと・・・

  『           碇君へ


      今この手紙を読んでくれていて私は嬉しいです。

       私は碇君のことを考えるとぽかぽかします

         笑ってくれるとぽかぽかします

       一緒にご飯を食べているとぽかぽかします

       何気ない碇君の仕草にぽかぽかします

         この間アスカに言われました。

       ぽかぽかするのは碇君が好きだからだと

       だから私は自分の気持ちを碇君に伝えます

            碇君が好きです

       眼鏡の人と碇君が恋人同士でも好きです

         碇君と一緒にぽかぽかしたい

       だから私に碇君の気持ちを教えてください      』・・・」

301: 2013/01/28(月) 21:53:31.26 ID:e2d9wjwg0
シンジ「綾波これってラブレターだよね・・」

綾波「・・・」コク

シンジ「・・・」

綾波「・・・教えて碇君の気持ち」

シンジ「・・・」

シンジ「綾波とは付き合えない」

綾波「・・・・・」

シンジ「僕はマリが好きなんだ」

シンジ「だから、綾波の気持ちには答えれない」

シンジ「・・・ごめん」


綾波「・・・そう」

綾波「碇君教えて」ポロ

綾波「涙が止まらないの・・心がズキズキして凄く痛いの・・」ポロポロ

綾波「こんな時、どんな顔すればいいか・・わ゛からない、のっ!」ポロポロ

シンジ「・・・泣いていいんだよ」

綾波「・・・ッ・・今だけで、い・・いから碇君に・・ふれさせて・・」ギュッ

綾波「今だ・・け、わた・・しをだきしめて・・・ッ!」ギュウ


シンジ「・・・うん」ギュッ・・



綾波「・・・ッ!!・・!」




305: 2013/01/28(月) 23:05:21.69 ID:e2d9wjwg0

綾波「・・・ありがとう碇君。もう大丈夫だから」パッ

シンジ「・・・」

綾波「・・泣くとこんなにすっきりするのね」

シンジ「綾波、ごめん」ウツムキ

綾波「碇君」


パァン!


シンジ「へ・・?」ポカーン

綾波「私は精一杯碇君に好きって伝えた。その結果が報われなくても満足してる」

綾波「だから・・謝らないで。謝られたら惨めになるわ」

綾波「でも、ありがとう。私の気持ちに応えてくれて」ニコ

シンジ「綾波・・うん!」

綾波「(アスカ、私はもう大丈夫)」

綾波「眼鏡の人と幸せになってね碇君」

シンジ「ありがとう、綾波」ニコ

綾波「・・・じゃあそろそろ戻りましょう。二人がもう待ってるかもしれない」

シンジ「そうだね。アスカとマリは何話してるのかな」

綾波「・・・さあ」

309: 2013/01/29(火) 20:45:43.32 ID:9kUv9dE40
シンジと綾波から離れた場所ーーーーーーー



アスカ「・・・」

マリ「・・姫ずっと黙っててごめん」

アスカ「・・・それで?」

マリ「私から言えるのはそれだけだよ」

マリ「シンジと付き合ってたのを姫やレイちゃんに内緒にしてたのは悪かったって思ってるけど」

マリ「同じ立場なら姫だってそうしたでしょ?だからそれだけ」

アスカ「ふーん」

マリ「逆に聞くけど姫はどんな答えを私に求めてるの?」

アスカ「正直、アンタになんの答えも求めてないわ」

アスカ「ただ、私これからシンジに告白するわよって伝えたかっただけ」

マリ「・・・は?」

アスカ「あいつ困るでしょーね。このアスカ様から告白されるんだから」アハハ

マリ「ちょっと待って。意味わかんない」

マリ「・・そっか!姫なりの冗談だよね?姫ユーモアなさすぎにゃ-」

アスカ「冗談でこんな話するわけないでしょ」

マリ「・・・」

マリ「・・・シンジは私と付き合ってるんだよ」ギリ

マリ「それを・・後からでてきて引っ掻きまわして愉しい?」ギリッ


アスカ「正直ね、アンタのこと罵ってやりたい。口汚くボロクソに貶めてやりたい」

アスカ「でもそれは私の逆恨みでしかないでしょ?負け犬すぎるわ」

アスカ「実際、素直じゃない私が悪いとも少なからず思う。その点、アンタは私と違って上手くやった」


マリ「姫・・じゃあなんで・・」


アスカ「理屈だけで納得出来る想いじゃないのよ」

311: 2013/01/29(火) 20:58:09.09 ID:9kUv9dE40
アスカ「他人と一緒にいて心が安らぐなんて日本に来るまで知らなかった」

アスカ「それをシンジが私に教えてくれたの・・そんなヤツのこと簡単に諦めれないわよ」

アスカ「だって初恋なんだもん」


マリ「・・・姫の言い分はよーくわかったよ」ウンウン

マリ「本当シンジが好きなんだね」ニコ




マリ「だからって彼氏に告白するのを黙って見過ごせって言うの?」ギロッ




アスカ「レイはシンジに告白したと思うわよ」

マリ「なっ・・!」

アスカ「言葉じゃ上手く伝えられないって言うから手紙にしたらって教えてあげたの」

アスカ「そしたら見事に小学生のラブレターの出来上がり!」ケラケラ

マリ「・・・っざけんな!」

アスカ「でもストレートな分、あれはバカシンジも」


バキッ・・!


マリ「ふっざけんなぁ!!」

アスカ「痛いじゃない・・・コネメガネ」

マリ「なんで、なんでっ!?」

マリ「そんなに私が憎いのかよ!?何もしなかった姫やレイちゃんが悪いんじゃんかっ!」

マリ「それを自分達が付き合えなかったからって・・シンジに告白する?認めるわけないでしょ!」

アスカ「・・それも、そうよね」

マリ「はぁ!?」

アスカ「確かに告白なんて彼女にしてみたら勝手よね。私も言われたらそうなるわ」

アスカ「だからこうするの」ズサ



マリ「ひ、姫なにしてんの・・?」



アスカ「土下座よ」

アスカ「これぐらいしか考えらんなかったら・・」

312: 2013/01/29(火) 21:09:57.06 ID:9kUv9dE40

マリ「そ、そんなんで・・私が認めるわけ」

アスカ「・・認めるわよ。あの優しいだけが取り柄のバカが好きになった女だもの」

マリ「認めない・・・認めるもんかっ!」



アスカ「マリお願いします。私に、決着をつけさせてください」

マリ「・・・」

マリ「ずるい」

マリ「ほんっとずるい・・ずるすぎるよ姫」

アスカ「・・・」

マリ「そんな風にされたら・・私が姫の頼みを断れるわけ・・・ないじゃん・・」ポロ

アスカ「マリ・・」

マリ「ごめんね、姫・・ずっと隠してたりして・・ごめんね゛・・・」ポロポロ

アスカ「もう、いいから」

マリ「怖かった、付き合ってるって言ったらシンジを奪われそうで・・!」ポロポロ

マリ「こわかったのっ!!」

アスカ「バカ」ギュッ

アスカ「ほんっとバカよアンタは」ギュウッ

マリ「グス、姫ぇ・・」ギュッ

313: 2013/01/29(火) 21:21:54.20 ID:9kUv9dE40









マリ「うぁ゛ー・・恥ずかしい。泣き顔姫に見られたー」ゴシゴシ

アスカ「アンタがあんなに泣くとはねー♪良いネタを手にいれたわ」トクイゲ

マリ「・・そんなら私は姫が私に土下座したの言い触らしまくってやるにゃ」ニヤ

アスカ「うぐっ」

マリ「にゃふー」

アスカ「・・・」

アスカ「・・・ねぇ、コネメガネ」

マリ「ん?」

アスカ「本当に告白していいの・・?」

マリ「なーにをいまさら」

アスカ「だって、不安でしょ?嫌じゃないの?」

マリ「それを言うならレイちゃんの告白止めて欲しかったなー」ジトー

アスカ「うっ、痛いとこつくわね」

マリ「それに」

マリ「私が姫やレイちゃんの立場ならきっと同じことしたから・・」ボソ

アスカ「・・・コネメガネ」

マリ「まあ、隠してた私にも非がないとは言えないし」

マリ「シンジなら私を好きって選んでくれるにゃー///」テレッ

アスカ「急にノロケんじゃないわよ!イラッときたわ!」

マリ「へへー♪」

アスカ「・・やっぱ母親になるヤツには勝てそうもないわね」クス

マリ「んーなんかいった?」

アスカ「・・・バカシンジなんて老け顔中学生から奪うのは余裕っていったのよ!」

マリ「ちょっとストップ。聞き捨てならないセリフが聞こえた」



ギャーギャー

ワーワー

315: 2013/01/29(火) 21:27:45.97 ID:9kUv9dE40
シンジと綾波が待っている場所ーーーーー



シンジ「マリとアスカ遅いね」

綾波「・・ええ」ピト

シンジ「・・・綾波ちょっと近すぎない?」

綾波「・・そう」

シンジ「いや、そうじゃなくて」

綾波「碇君はフッた相手には冷たいのね・・」

シンジ「えー・・」


綾波「私は傷ついた一羽の鳥。傷ついた羽を休める場所が必要なの」ピト

綾波「私の休める場所は碇君の隣しかないから・・」ポッ


シンジ「なんだよその胡散臭いセリフ!?どこで覚えたんだよ綾波!」

綾波「ドラマ」

シンジ「ド、ドラマなんだ。なんか意外な綾波の一面を見た気がする」

シンジ「・・あっ!マリとアスカだ!」バッ

綾波「チッ」

シンジ「(・・・綾波の舌打ちなんて僕は聞いてない、聞いてないんだ!)」

317: 2013/01/29(火) 22:28:35.10 ID:9kUv9dE40
マリ「おーい、二人ともお待たせー!」

シンジ「遅かったね・・って二人とも何でそんなボロボロなの!?」

マリ「ちょ、ちょっと姫がじゃれてきてね」

アスカ「は、はぁ!?じゃれてきたのはアンタでしょーが!」

シンジ「どうじゃれたらそうなるんだよ・・」

マリ「シンジはどっちを信じる?」ジー

アスカ「バカシンジ!私よね?」ジー


シンジ「えぇ!?・・・うーん」


シンジ「・・・アスカも年頃の女の子なんだからもっとおしとやかに」

アスカ「ゴラァァッ!!ぶっ頃すわよアンタ!」

シンジ「ひぃぃ!?」ビク

マリ「(姫そういうのがさー・・)」

綾波「まるでゴリラね」

マリ「あ、そういえばそっちは話は終わった?」

綾波「・・・ええ。決着をつけたわ」

シンジ「・・・」

マリ「(この反応だとレイちゃん告白してフラれたんだね・・嬉しいけど複雑だなぁ)」

マリ「シンジ、姫から話があるらしいから聞いてあげて欲しいかにゃ」

シンジ「アスカが僕に?」キョトン

アスカ「(・・danke,Mari)」

318: 2013/01/29(火) 23:06:59.89 ID:9kUv9dE40
アスカ「バカシンジ」

シンジ「アスカ話って」

アスカ「アンタが好きよ」



シンジ「」

シンジ「えっ!?」

シンジ「えぇぇ!?」



アスカ「な、なによその反応は」

シンジ「だってあの傍若無人を絵に描いたようなアスカがぼ、僕を好きって」

アスカ「・・・あんたとは一度とことん話あわないとダメね」ギロッ

アスカ「・・・まあ、とりあえずアンタが好き」フン

アスカ「不本意だけど私の心の中にはいっつもアンタがいる」

アスカ「どんな無茶をしても理不尽な要求でも困った顔して私に応えてくれた」

アスカ「好きになってくれるならどんな努力だってするわ」

アスカ「だから」

アスカ「・・・ずっと一緒にいて欲しい。私の気持ち受け取ってくれる?」

シンジ「・・・」

マリ「(・・私は信じるよシンジのこと)」

綾波「(碇君・・)」



シンジ「・・・ごめん」

シンジ「僕にはマリがいる」

シンジ「マリが好きだからアスカの気持ちは受けとれない」

シンジ「これが僕の答えだよ・・」



アスカ「そっか」

シンジ「・・アス」

アスカ「来るなっ!」

アスカ「コネメガネ、バカシンジを連れてネルフに先に行って。みんな待ってるから。私は後からいく」

アスカ「レイ、少し一緒にいてくれる?」

綾波「ええ、わかったわ」


マリ「・・いこ、シンジ」テヲギュッ

シンジ「・・・・うん」ギュッ





アスカ「あいつら行っちゃったわね」

綾波「ええ」

321: 2013/01/29(火) 23:32:55.67 ID:9kUv9dE40
アスカ「目の前で手なんて繋ぎやがったわ、ムカつく」

綾波「ええ、その通りね」

アスカ「私たちの決着ついちゃったわね・・」

綾波「・・ええ」

アスカ「レイ、アンタは満足した?」

綾波「・・悲しいけど満足できたわ」

アスカ「私もよ」

アスカ「・・・ったく、こんな晴れてんのに雨とか最悪ね」

綾波「雨?」

アスカ「もう大雨よ、大雨」

綾波「アスカ、雨なんて降って」


ポタ、ポタポタ


アスカ「降ってるわよ。そりゃもう土砂降りって感じ」

綾波「・・・そうね」

アスカ「あーあ、いつ止むかなぁ・・」

アスカ「当分、止まなそうで最悪よ・・ほんっと最悪」ポタ、ポタ

綾波「・・・止むまで私は付き合うから」


アスカ「・・・ありがと」

329: 2013/01/31(木) 00:30:14.36 ID:3JB9mejd0
シンジ「・・・」テクテク

マリ「・・・」テクテク

マリ「姫もレイちゃんも本当にシンジが好きだったんだね」

シンジ「・・・」

マリ「・・ねえ、シンジ。私を選んで後悔してない?」チラ

シンジ「・・・マリ、怒るよ」ピタ

シンジ「後悔なんてするわけないだろ!」

マリ「・・でも、私こう見えて嫉妬深いし」イジイジ

シンジ「嫉妬させないようにする」

マリ「束縛しちゃうかも・・」イジイジ

シンジ「そんなの平気だよ」

マリ「ほんと・・?」イジイジ

シンジ「マリに嘘はつかない」

マリ「じゃあ、何時だって私を一番に考えてくれる?もしまた誰かに告白されても誘惑されても私が好きって断れる?」

シンジ「・・・急にどうしたんだよ!?さっきからおかしいよマリ!」

マリ「心配なんだよっ!」

マリ「信じてるけど不安になっちゃうの・・・二人の告白も、すっごい怖くてさ」ウツムキ

シンジ「僕は」

マリ「・・・?」

シンジ「僕は・・マリが世界で一番好きだーーっ!!」サケビ

マリ「ふにゃ!?」

シンジ「・・・これで安心した?」

マリ「ぇ・・あ、う、うん///」


シンジ「不安なら心配ならその度、マリに言うよ」

シンジ「マリが好きだって」ニコ


マリ「・・・・カッコつけすぎにゃ」ポスッ

マリ「(めんどくさい女の子でごめん、シンジ)」

マリ「(私君と付き合えて良かった。絶対離さないから)」

マリ「(大好きだよ・・)」ギュッ



パチ、パチパチパチ


シンジ&マリ「・・・え?」


通行人C「ちくしょー!見せつけやがって!!幸せになれにゃー」パチパチ

通行人D「私もあんな恋愛を小学生としてみたいわー・・」パチパチ

通行人E「中学生以上はババァだがこれは祝福してやらァ!」パチパチ

通行人F「ほんとブレませんね、貴方達」パチパチ


シンジ「い、行こうマリ///」ソソクサ

マリ「りょ、りょーかい///」ソソクサ

331: 2013/01/31(木) 00:34:05.96 ID:3JB9mejd0
ーーーーーーネルフ本部、パーティー会場





ゲンドウ「・・・・遅いな」ガタガタ

冬月「・・不安なのは分かるが貧乏揺すりは止めろ」

ミサト「・・ねぇ、リツコ」

リツコ「・・・何」

ミサト「今私の脳裏に浮かんじゃいけない妄想が浮かんでるんだけど・・」

リツコ「・・奇遇ね、私もよ」

加持「・・様子見に行こうか?」


マヤ「あ、パターンパープル!パターンピンク!シンジ君とマリです!モニター切り替えます!」

冬月「来たかっ!」

ゲンドウ「・・・・ああ」ニヤリ

マヤ「アスカとレイがいません!」

ミサト「あの二人は少し遅れるってメールがきてたみたい」

リツコ「・・・」ケータイ、ポチポチ

ゲンドウ「総員第一種戦闘配置」

ゲンドウ「各自、配置に就きクラッカーの準備をしろ」

青葉「照明、切ります!」

日向「いよいよだな!」

青葉「っしゃー!テンションあがってきたぜ!」

リツコ「ミサト」

ミサト「うん?」

リツコ「アスカとレイ決着がついたそうよ」ケータイ、ポチポチ

ミサト「・・・そう」ニコ

加持「さあ、主役の到着だ。二人ともほら」

ミサト「うし!今日は無礼講よー!!」

332: 2013/01/31(木) 00:46:07.39 ID:3JB9mejd0
ネルフ本部内、パーティー会場前ーーーー



シンジ「アスカが言ってた場所ってここだよね」

マリ「ネルフマークに大きくて黒い自動ドア。うん!ここで間違いないんじゃないかな」

シンジ「とりあえず入ろう」


ガシャン、プシュー


マリ「失礼しまー・・って暗ッ!!」

シンジ「うわっほんとだ!、何も見えないよ」ポニュ

マリ「にゃ///!?」ビクン

シンジ「あれ、この柔らかくてポヨポヨしてるのなんだろ」モニュモニュ

マリ「あっ・・やぁ、だめぇ・・・///」

シンジ「マリ!?急にどうしたの?」モニュモニュ

マリ「シンジ・・それ私の胸だにゃあ・・・///」

シンジ「うわあぁぁぁっ!ご、ごめん!?」バッ



パッパッ!




シンジ「眩しっ!?」

マリ「な、なに?急に電気が・・」


『二人ともおめでとう!!』


パンッパァンパンッ!


ゲンドウ「・・シンジ、真希波君おめでとう」ニヤリ

シンジ「と、父さん・・?」

ゲンドウ「ささやかだが私達大人からお前達に贈るサプライズパーティーだ」

シンジ「サプライズパーティー・・?」

マリ「」

マリ「シ、シンジ・・あ、あれ・・・」ユビサシ

シンジ「そっちに何か・・・はあぁぁぁぁぁぁ!!!?」



『(祝)真希波・マリ・イラストリアス懐妊!』


青葉「シンジ君、絶叫するほどあの看板を喜んでくれるなんて・・・作った甲斐があったよ」

マヤ「マリなんて感動して絶句してるみたい」

350: 2013/02/01(金) 00:45:45.49 ID:nZd407Ab0
シンジ「」チーン

マリ「シ、シンジが立ったまま気絶してる・・」

冬月「これから色々と入り用になるからな。これは私からの餞別だ」

マリ「え、ちょ・・!なにこの大金!?」ズッシリ

冬月「・・・生まれたら抱かせてくれ」ボソ

マリ「いや、だから」

マヤ「マリ!これ私が作ったスタイ(よだれ掛け)とベビーマントよ」

マヤ「早くお母さんと会いたいでちゅねー♪」サスサス

マリ「マ、マヤお腹撫でるのやめてにゃー!」

マリ「シンジもいつまで気絶してんの!」

シンジ「」チーン

マリ「シンジ!シンジッ!!起きてってば・・起きろコラァ!!」ユサユサ、パァン!

日向「既に尻に敷かれ始めてますね、シンジ君」

ゲンドウ「・・・問題ない。私もそうだった」

日向「え」


シンジ「・・・はっ!知ってる場所だ」

シンジ「そうだ!マ、マリ大変だよ!!なんかみんな勘違いして」アタフタ

マリ「遅すぎっ!もう副司令からは子供が持っちゃいけないレベルの大金とマヤからは手作りの赤ちゃんグッズ渡されちゃったよ!」ドサァ

ミサト「シンジ君」

シンジ「ミ、ミサトさん!」

ミサト「私と加持、そしてリツコの三人からのプレゼントよ」

シンジ「鍵・・?それとさ、産婦人科の予約カードォォォォ!?」

ミサト「鍵は新しいあなた達の家の鍵よ。スペアキーは私がもってるわ」

加持「その産婦人科なら未成年の出産も数多く扱った実績があるから安心して行ってくれ」ウィンク

351: 2013/02/01(金) 00:49:29.91 ID:nZd407Ab0
リツコ「それとシンジ君もマリと赤ん坊を養っていかなくちゃいけないでしょ?技術部の雑務になるけど私が話を通しておいたわ」

シンジ「いや、そのですね!」

ミサト「二人とも幸せになるのよ」ニコ

加持「シンジ君もうキミ一人の体じゃないんだ。これからは家族の為にも無茶しちゃ駄目だぞ」

リツコ「シンジ君、マリを大切にするのよ」フフ


シンジ「(この人達)」

マリ「(みんな)」


シンジ&マリ「(話きいてよ・・・)」ドヨーン


青葉「シンジ君」ポン

シンジ「あ、青葉さん・・」

青葉「あの時、最初に俺たちオペレーターに話してくれてありがとう」

青葉「今のこの光景がこれからもずっと続くといいよな・・」

青葉「皆でこうやって誰かの幸せを喜ぶって素敵だろ?」

シンジ「青葉さん・・・」

青葉「なーんて柄に合わないよな、こんなセリフ」ハハッ

352: 2013/02/01(金) 00:52:28.77 ID:nZd407Ab0
シンジ「・・・マリ妊娠なんてしてないんですけど」

青葉「アハハッ!シンジ君も冗談言うようになったんだね」

青葉「それとも照れてるのかい?サプライズパーティーなんて開かれたもんだから」

シンジ「いや、本当冗談でもなくて照れてもないです」

シンジ「あの日、僕とマリは付き合ってるって報告しただけですよっ!!」







青葉「なにそれ怖い」

355: 2013/02/01(金) 00:58:49.34 ID:nZd407Ab0
青葉「え、だってあの時思い詰めた表情してたよね?言い辛そうな感じだったよね?」

シンジ「それは恥ずかしかったからです!」

青葉「いやないってシンジ君それはないって・・・あんな顔して付き合ってる言われたらマリとS○Xしてベビー出来ちゃいましたよ、ぐらいの報告だと思うに決まってんだろ!」

シンジ「セッ・・・!?何言ってんですか!?」

青葉「・・ハッ!?すまんシンジ君。ちょっと動揺してた」

シンジ「だ、大丈夫ですか?」

青葉「(しかしマズイ・・マズすぎるこれは本当に洒落になんねぇ!)」

青葉「(今更、皆に俺の勘違いでしたー、で済む話じゃないし何より)」ゴク

青葉「(碇司令や副司令は既に孫の名前や今後の育児方針まで考えてんだ!)」

青葉「(確実に消される・・・)」ガクガク

青葉「(とにかくこの場はシンジ君とマリに話を合わせて貰って乗り切るしか)」


ガタン!

ナンデスッテ!

青葉「(・・・嫌な予感がする)」



ミサト「マ、マリお願いだからもう一度言ってちょうだい・・?」

マリ「だから!!」

マリ「妊娠なんてしてないっつーの!!!」


青葉「(°Д°)」

357: 2013/02/01(金) 01:02:32.56 ID:nZd407Ab0
冬月「・・・碇、今凄まじい勢いで暗雲が立ち込めてきたのは気のせいか?」

ゲンドウ「・・・・冬月、真希波君の今の発言はあれだ。初出産に対して恐怖を抱く女性の精神状態がもたら」アセダラダラ

マリ「違うって言ってんじゃんか!」ムキー

リツコ「マ、マリ?不安ならカウンセラーに心理療法を頼んでも恥ずかしいことじゃないのよ?」

加持「ふ、不安定な時期なんだ。マリが急に怒るのも」



マリ「あーーーっもう!!!私とシンジはまだキスしかしたこないっつーの!!」


マリ「私は」スゥ


マリ「まだ処Oだぁぁぁぁぁぁ!!!勝手に妊婦にすんなぁ!!」


シンジ「マ、マリその、ちょっと落ち着こう///」

マリ「・・・ ったく良い迷惑だにゃ」フンッ


ミサト「じゃあ・・・妊娠は私たちの勘違いだったってこと・・?」ヘナヘナ

リツコ「・・・」カチ、シュボ

リツコ「・・・こんなクソ不味い煙草は初めてね」フゥー

マヤ「そ、そんなぁ・・」ナミダメ

日向「シ、シ、シ、シゲル!?お前ヤバイんじゃないか!?」オロオロ



青葉「殺せよ!もう一思いに頃してくれよ!!」

358: 2013/02/01(金) 01:07:39.43 ID:nZd407Ab0
加持「葛城、ショックなのは痛いほどわかるがあっちの二人はもっとヤバそうだぞ」チラ


ゲンドウ「・・・冬月、私の孫は?可愛い孫は何処に行った?」ヨタヨタ

ゲンドウ「かくれんぼか・・?かくれんぼをしてるんだよな?」


冬月「・・・碇。孫はいない、いないんだ」


ゲンドウ「・・・嘘をつくな、誰かが私の孫を隠したんだろ!?」

ゲンドウ「返せっ!私の孫を・・返してくれぇぇ!!」ゴウキュウ

冬月「碇・・泣くな。泣けば更に辛くなるぞ」


ミサト「今にもサードインパクトを起こしかねない勢いね・・・」

加持「だろ・・?」

360: 2013/02/01(金) 01:40:01.30 ID:nZd407Ab0
ミサト「ちゃんと確認しなかった私達も悪いけど・・」チラ

リツコ「早とちりにも程があるわよ」チラ

加持「すまん、流石にこれは弁明は出来ない」

マヤ「・・・」ジロッ

日向「悪いシゲル・・庇いきれそうもないぜ」



シンジ「・・青葉さんって僕らのことそういう風に見てたんですね」シラー

マリ「不潔だにゃ。氏ねばいいと思うよ」シラー




青葉「な、なんだよ!?その目は?俺だけが悪いって言うのか!?」


青葉「仕方ないだろ!?皆も納得してたじゃないか!・・俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇぇ!!」



371: 2013/02/01(金) 17:08:50.04 ID:nZd407Ab0
>>1です


『悪く・・・ないだと・・・?』


青葉「あっ」

ゲンドウ「・・・青葉二尉」ズーン

青原「し、司令・・」ガタガタ

ゲンドウ「・・・話がある」

この瞬間、青葉は悟ったっ!

自分は只では済まないという事を・・・そして絶望した!

青葉「ちぐしょうっ・・ちぐしょうっ・・!!」

今更口から出てくるのは自責の言葉!

あの時、もっと・・・などと過去を悔やむ枯れた考えに支配される。

哀れな男・・・青葉シゲルっ!

しかし、予想だにしない言葉が青葉にかけられた!

ゲンドウ「顔を上げてくれ、青葉二尉」

青葉「え・・・?」

涙と鼻水でグシャグシャの顔を上げるとそこには優しく微笑む碇ゲンドウ!


ゲンドウ「・・・確かに今回の勘違いもといミスは私を深く傷つけ落胆させた」

ゲンドウ「だが、その勘違いがなければ私とシンジは仲違いしたままだっただろう・・・」

青葉「し、司令・・・ッ!!」


涙!涙!涙ぁぁぁぁぁぁぁ!!

青葉の目から大粒の涙が零れる。

それは自分のミスを寛大な心で許してくれた碇ゲンドウに対する感謝の表れ!

青葉「ぅぇ、あ゛・・司令っ・・」

ゲンドウ「それを踏まえ今回は特別に降格処分で許してやる」

青葉「え゛?」

ゲンドウ「青葉二尉。司令権限により本日○○時を持って貴様は295階級降格だ」

甘かったぁぁ!そしてこの碇ゲンドウという男は決して許してなどいない!

青葉「あっ・・・あぁっ・・」ガクガク

グニャア

視界が歪む錯覚に陥る程のショックゥ!

ゲンドウ「これから貴様の階級は便所虫だ」

ゲンドウ「分かったか?青葉便所虫」

ゲンドウ「明日からは汚物の中ででも這いずっていろ!」


青葉「うああああああああああああああぁぁぁぁぁ」


青葉は叫ぶ!ただ叫ぶ!!

いや便所虫が叫ぶ!!

便所虫の悲しい慟哭だけがパーティー会場を包んでいた・・・

374: 2013/02/01(金) 17:26:28.26 ID:nZd407Ab0
ミサト「む、惨いわね」

リツコ「・・少しやり過ぎじゃないかしら」


冬月「構わん。私達の希望を無下にした奴だ」

冬月「降格処分で済ませたのをあの便所虫には感謝して欲しいくらいだよ」イマイマシゲ


ミサト「副司令よっぽど楽しみだったのね・・・」ボソ

リツコ「孫がいておかしくない歳だから尚更なのよ」プハァー



ガシャン、プシュー



アスカ「おそくなったわね・・って何よこの空気!?」

綾波「なんでロン毛の人が碇司令に泣いてすがりついてるの・・?」

マヤ「ア、アスカにレイ。実はねーーー」

377: 2013/02/01(金) 18:43:17.62 ID:nZd407Ab0
アスカ「に、に、に、妊娠してなかったですってーーー!!?」ワナワナ

綾波「・・・・」ポカーン

マヤ「そ、そうなの」


シンジ「あ、アスカ!聞いてよ青葉さんが」

アスカ「・・・バカシンジィ!まっぎらわしいのよアンタ!!私のあの悲壮感はなんだったんだっつーの!!」ゲシゲシ

シンジ「痛い!なんで僕!?」


綾波「・・・眼鏡の人妊娠してなかったのね」

マリ「そだよ!勘違い甚だしいよまったく!」プンスカ

綾波「なら私が碇君と赤ちゃんを作れば既成事実に」ガシッ

マリ「レイちゃーん、今なんか言ったかにゃー?」ニコ

綾波「め、眼鏡の人・・こめかみがズキズキするわ。や、やめて」ギリギリッ




加持「葛城どう収拾つけるんだ、これ」

ミサト「え、私!?」

リツコ「作戦課長でしょ。何とかして頂戴」

日向「・・青葉がこのままだと明日には首吊りしそうな感じです」

ミサト「副司令がいるでしょー!」チラ



冬月「碇、この際シンジ君とマリにスウィートホテルの予約券でも渡して今度こそ妊娠して貰うというのはどうだ?」

ゲンドウ「・・・悪くないアイディアだ」

青葉「司令!何でもじますから便所虫だけは勘弁してぐださいー!!」スガリツキ

ゲンドウ「なら私に触るな、便所虫」




マヤ「アテになりそうもないですね・・」

380: 2013/02/01(金) 20:57:30.08 ID:nZd407Ab0
ミサト「・・あーもう!!」

ミサト「こうなりゃネルフの新年会ってことで今日は朝まで騒ぎまくるわよ!!」

リツコ「本気・・?打開策と言えるのこれが」

ミサト「しゃーあないでしょ!」ヤケクソ


ミサト「とりあえず一番葛城ビールイッキします!」ゴクゴク

ミサト「ぷはぁー!ほら次、日向君よ!」

日向「え!?・・い、いただきます!」ゴクゴク


ミサト「ほーら♪イッキ!イッキ!」パンパン

ミサト「日向君のちょっと良いとこみてみたいー♪」パンパン


マヤ「先輩、葛城三佐も壊れてきましたね・・」

リツコ「仕方ないわよ。シンジ君とマリの為に今日まで奔走してたんだから」

リツコ「司令と副司令程じゃないけどショックなのよ」

加持「こんなとこでコソコソしてないで二人も一杯どうだい?」カチャーン

リツコ「あなたは大丈夫?さんざん産婦人科に通ったのにこの結果よ」

加持「過ぎた事は仕方ないさ。それに皆でこんなバカ騒ぎできる機会なんて滅多にないんだ」

加持「今を楽しもうじゃないか」ウィンク

リツコ「・・それもそうね」クス

リツコ「私達もいくわよマヤ」

マヤ「はい!」



アスカーアンタモノミナサーイ

ナンデワタシガ!

・・・イガイトイケルワ

レイアンタナニノンデンノ!

381: 2013/02/01(金) 21:00:10.80 ID:nZd407Ab0
パーティー会場、隅っこーーーー


シンジ「何だか僕らのせいで大変な事になってたみたいだね」クス

マリ「いや、私たちのせいじゃないって。あの便所虫のせいだから」フン

アスカ「バカシンジー♪コネメガネー♪そんな隅の方いないでアンタ達もこっちきなさいよ」ヒック

マリ「うわぁ・・・姫完璧酒飲んでるよあれ」

ゲンドウ「シンジ、真希波君」ヌッ

シンジ「あ、父さん」

マリ「ども」


ゲンドウ「・・今回は私達の勘違いで迷惑をかけてすまなかった」

ゲンドウ「・・・お詫びと言ってはなんだが、今度此処に二人で遊びに行くといい」ガサゴソ

マリ「これは、第三新東京ディ○ニーランドのパンフレット?」ペラペラ

ゲンドウ「今、便所虫にホテルの予約をさせてる所だ」

便所虫「司令!スウィートの予約何とか今取れました!」ゼーゼー

ゲンドウ「そうか、御苦労。便所虫からカマドウマに昇格させてやる」

カマドウマ「あ、ありがとうございます!」

384: 2013/02/01(金) 21:45:26.03 ID:nZd407Ab0
シンジ「父さん、ホテルの予約って僕たちまだ未成年だよ」

ゲンドウ「・・・問題ない。私が何とかしよう」

ゲンドウ「・・・だから真希波君」ガシッ

マリ「え、あ、はい」

ゲンドウ「・・・孫、期待しているぞ」セツジツ

シンジ「と、父さん!?」

冬月「碇、この馬鹿者。直接プレッシャーをかけてどうする!こっちに来い」ズルズル

ゲンドウ「・・・シンジ、全ては心の中だ」ニヤリ

シンジ「いや、意味わかんないよ父さん」

シンジ「・・・ごめんね、マリ。父さんなんか暴走してるみたい」

マリ「いや別にいいけどさ」

マリ「・・・」

マリ「・・・シンジはさ私とさ、その・・赤ちゃんとか欲しい?」モジモジ

シンジ「え!?急にそんな質問!?あー、その、ほらあれだよ、えーっと」


シンジ「・・・いつかは欲しい、かな///」テレ

マリ「そっか///」

マリ「(・・みんな妊娠妊娠言うから意識しちゃったじゃんかもうっ///)」




アスカ「あいつら二人でイチャついてんじゃないわよー!ムカつくー!」ゴクゴク

ミサト「あら、アスカ良い飲みっぷりねー」ケラケラ

マヤ「の、飲ませすぎなんじゃないですか?」

レイ「・・・」ゴクゴク

レイ「おかわり」ドンッ!

加持「さっきから凄いペースで飲んでるぞレイの奴・・・」

日向「・・なんか目も据わってきましたね」

アスカ「あー・・・コネメガネ!コネメガネー!アンタちょっとききなさーい!!」ヒック

ミサト「お!みんなーアスカがなんかマリに言うみたいよー」


シンジ「マリ、アスカがさ顔真っ赤でこっち見てるんだけど」

マリ「んー?」


アスカ「コネメガネよーく聞きなさいよー!!」ヒック

386: 2013/02/01(金) 22:49:07.50 ID:nZd407Ab0
アスカ「Verzichten Sie, wenn Sie eine Chance haben, denn das nimmt die Shinji! Ich glaube nicht, Wenn du nicht schwanger bist!」

マリ「・・なっ!」ガタッ

シンジ「?」

加持「おやおや、マリの奴大変だな」ニヤ

ミサト「なになに、アスカ今なんていったの?」

加持「簡単に言えばまだシンジ君を諦めてないってことさ」

マリ「ひ、姫!それはおかしいでしょ!?」

アスカ「うっさいわねー!細かいこと気にしてんじゃないわよ」グビグビ


レイ「・・・碇君」フラフラ

シンジ「わっ!綾波大丈夫?足元フラフラしてるよ」

レイ「私は都合の良い愛人で構わないから傍にいさせて」ピト

シンジ「ブーッ!?」

マリ「だーっ!!レイちゃんもどさくさに紛れて何言っちゃってくれてんの!?離れろにゃー!」グイ

綾波「・・・赤木博士にさっき言われたの。正妻じゃなくても愛人なら好きな人といれるって」

日向「な、なんてゆう事をレイに教えてんだ」

マヤ」「先輩・・・」

リツコ「あら?違ったかしら」プハァー

カマドウマ「赤木博士、流石にそれはないで」

リツコ「殺虫剤かけるわよ。黙ってなさい」

カマドウマ「」

388: 2013/02/01(金) 23:51:15.18
カマドウマwwwwwwwwww

389: 2013/02/02(土) 00:33:44.44
カマドウマが喋った!?

394: 2013/02/02(土) 22:18:34.16 ID:qJgV1Mm60
マリ「(むー姫とレイちゃんめ!まだ諦めるつもりはないってこと?)」

マリ「(・・・上等じゃん!!)」


シンジ「うわ、二人とも離れてよー・・」コンワク


アスカ「らによー!このアスカ様に抱きつかれて文句とは良い度胸してんじゃないー♪」ムニュ

綾波「碇君・・・」ピト


ゲンドウ「・・・一夫多妻制も良いかもしれんな、冬月」

冬月「三人の孫から囲まれた生活か・・・成る程、悪くない」




マリ「(姫、レイちゃん)」

マリ「(たった一つの冴えたやり方ってヤツを見せてあげるにゃ!)」


マリ「シンジ、ちょっとこっちくるっ!!」グイ

シンジ「は、はい・・(ヤバい、マリ怒ってる?)」

アスカ「急になにすんのよ!!コネメガネ!」

綾波「・・碇君と折角ぽかぽかしてたのに」

395: 2013/02/02(土) 22:30:44.11 ID:qJgV1Mm60
マリ「姫!」

マリ「 Es wird viel Shinji Erwachsenen Oma! It 's mine!」

アスカ「ぬなぁっ!」ムキー

加持「若いって青春だな。なあリっちゃん」

リツコ「あの子らは特別じゃない?よくあんな大胆になれるわ」

マリ「レイちゃん!」

マリ「シンジは私とぽかぽかするんだからレイちゃんには渡さないにゃ!」ギュウ

シンジ「わっ///!?」

綾波「・・・胸がいらいらする」ムッ

ミサト「見せつけてくれんじゃなーい♪」ヒューヒュー

マヤ「葛城三佐、楽しそうですね・・」

396: 2013/02/02(土) 22:34:36.20 ID:qJgV1Mm60
マリ「シンジ」グイ

シンジ「へ?うわっ」



チュ




マリ「ん・・///」

シンジ「むぐー!?」





ミサト「わーお!!大人のキスってヤツね♪マリやっるー」ケラケラ

加持「これは妊娠も遠い未来ってわけじゃなさそうだな」

リツコ「じゃあ今のうちにネルフ製のコ○ドームでも渡しておく?」クス

マヤ「せ、先輩///」

日向「畜生、俺も彼女欲しくなってきたよ・・」ズーン

マヤ「あの二人見てると尚更よねー」

マヤ「あーあ、私もシンジ君みたいな彼氏がほしいなぁ」

カマドウマ「マヤちゃん、なんなら俺が立候補しても」

マヤ「カマドウマが人間と付き合えるって思ってるんですか?後、馴れ馴れしくちゃん付けしないでください」ツーン

カマドウマ「」


冬月「碇!」

ゲンドウ「・・ああ、これからだ」ニヤリ



アスカ「やってくれんじゃないっ!!」ワナワナ

綾波「胸がざくざくする・・そう、これが殺意なのね」ワナワナ




397: 2013/02/02(土) 22:39:52.25 ID:qJgV1Mm60
マリ「んぁ・・ねぇ、シンジ」

シンジ「マ、マ、マ、マリ///!?きゅ、急になんでキス!?」アタフタ


マリ「(日本に来て見つけたエヴァに乗る以外の幸せ)」

マリ「(キミが私に教えたんだから責任とって貰うかんね!)」ギュウ!





マリ「私のこと好きかにゃ?」

シンジ「・・・マリはいつも唐突すぎるよ」ハァ

マリ「じゃあ気まぐれで自由人で寂しがり屋で嫉妬深い私は嫌い?」ニヤリ

シンジ「・・・好きだよ。言ったでしょ?何回でも言うってさ」ニコ




マリ「あは♪」

マリ「・・私もシンジのことさ」

マリ「大好きだよ!」



マリ「(私は今、すっごい幸せです♪)」




コラー!コネメガネェ!イツマデモイチャツイテンジャナワヨー

ヒメシットシテンノ?

・・・ワタシハシテルワ

ア,アヤナミコワイヨ

アハハハ!フタリトモオチツキナヨー








おしまい!


398: 2013/02/02(土) 22:41:02.05 ID:qJgV1Mm60





パチ、パチパチ

400: 2013/02/02(土) 22:43:26.64 ID:qJgV1Mm60
パチパチ


「おめでとう、シンジ君」


「君はようやく幸せのカタチを掴みとれたみたいだね」


「でも世界は無数に存在しているんだ」

「それは様々な可能性が渦巻き、未だ紡げないでいる世界もある」


「君と真希波・マリ・イラストリアスの可能性は今回の世界だけじゃない」

「もう一つあるのさ」


「その世界はこんな平穏な世界じゃないみたいだよ」

「それでも君達は幸せを手にする事ができるかな?」




渚カヲル「さあ、選択の時だ」



1新たな世界を選ぶ

2この世界で終わりにする

404: 2013/02/02(土) 22:46:51.64 ID:qJgV1Mm60
1新たな世界を選ぶ←

2この世界で終わりにする

406: 2013/02/02(土) 22:48:22.93 ID:qJgV1Mm60
1新たな世界を選ぶ

2この世界で終わりにする←


409: 2013/02/02(土) 22:51:12.69 ID:qJgV1Mm60
1新たな世界を選ぶ

2この世界で終わりにする←

キュピン

413: 2013/02/02(土) 22:54:07.57 ID:qJgV1Mm60
カヲル「・・・この選択は間違いではないよ」

カヲル「残念だけどもう一つの可能性は潰えた」

カヲル「いや、これも決められた運命なのかもしれないね」クス

カヲル「またいつか君に逢いたいよ、シンジ君・・・」

414: 2013/02/02(土) 23:02:31.90 ID:qJgV1Mm60








ドクン・・・









1新たな世界を選ぶ←

2この世界で終わりにする


キュピン!キュピピーーン!


カヲル「これは!?」


カヲル「・・・どうやら選択すら赦されない選択を迫られていたみたいだね」

カヲル「答えなんて最初から決まっていた、か」

カヲル「さてと」

カヲル「ーーなら始めよう。最後の君と真希波・マリ・イラストリアスの物語を!」







本当におしまい!

416: 2013/02/02(土) 23:10:06.60

引用元: マリ「わんこ君に私が今から質問します」