1: 2016/06/04(土) 17:58:23 ID:JSllKHFI
ガンダム「サバイバルってことは、他のMSに攻撃してもいいってことか?」

ジム「はい。そうすることによって速いだけが重要じゃないレースになるかと思いまして」

ガンダム「まあそれはいいんだけど、まさか俺にこのレースに参加しろ、と言いに来たわけじゃあないよな?」

ジム「そのまさかです。ガンダムさんにはイメージキャラクターとしてレースにも参加していただきたいと...」

ガンダム「いやいや、普通に嫌なんだけど!だいたいなんで俺なのさ」

ジム「と、おっしゃられますと?」

ガンダム「ほら、こういうレースには可変機のZとか、トランザム搭載MSとかさ、とにかく速さがメインMSがイメージキャラクターに抜擢されるべきだろ!?」

2: 2016/06/04(土) 18:03:56 ID:JSllKHFI
ジム「Gアーマーがあるじゃないですか」

ガンダム「いやそれ、他力本願だからな?」

ジム「どうおっしゃろうと決まったことですので...」

ガンダム「勝手に決めんじゃねぇッ!」

ジム「いやでも、あの白い悪魔と恐れられたガンダムがまさか出場しないなんてありえない、という前提の判断でしたので」

ガンダム「......ああもうわかったよ!出ればいーんだろ出れば!」

ジム「ありがとうございます」

3: 2016/06/04(土) 18:43:44 ID:JSllKHFI
ガンダム「まー出るからにはちゃんとやってやんよ...」

ジム「そう言っていただけるとこちらとしてもありがたいです......では早速、レースの概要を説明させていただいてもよろしいでしょうか?」

ガンダム「ん、いいよ」

ジム「では説明を。まずレースのルールを説明します。」

※レースは、「ガンダムビルドファイターズ」内で行われたレースを想像していただけるとありがたいです。

ジム「出場MSは最大十機です。コースを一番速く三周したMSが優勝となります。尚、"サバイバル"レースですので他の出場MSの妨害も可能です」

ガンダム「ん、だいたいわかった。それで、レースはいつやんの?」

ジム「開催は一ヶ月後です。出場受付は今日から始まっていますが、最大人数を超えた場合は予選となりますね。あ、心配しないでください。ガンダムさんは特別枠なので予選は不要です」

ガンダム「そうか___(逃げ場なしじゃねーか、くそ)」

ジム「説明は以上となりますが、質問等はございますか?」

ガンダム「いんや、特に」

ジム「そうですか」

4: 2016/06/04(土) 20:23:21 ID:JSllKHFI
ジム「そうそう、GアーマーやGファルコン等の支援機も使用可能です」

ガンダム「へぇ」

ジム「よろしくお願いしますね___では、一ヶ月後に」

ーーーーー
ーーー

5: 2016/06/04(土) 20:26:29 ID:JSllKHFI
ガンダム「はあ、困ったもんだぜ。まったくよぉ」

ガンダム「まあ、決まったもんは仕方ないし、レースに向けて改修でもしてもらおうかな」

ガンキャノン「ちょっとちょっと、ガンダム」

ガンダム「ん?ガンキャノンじゃないか」

ガンキャノン「ジムから聞いたんだけどよ、お前なんかのレースに出るらしいじゃねぇか」

ガンダム「いや、なんか成り行きで...」

ガンキャノン「でもよく出る気になったなぁ。だって最近の奴ら、トンデモない奴ばっかじゃねぇか」

ガンダム「ああ。パワーがダンチだな」

ガンキャノン「それに最近じゃなくても、ブルーディスティニーとかV2とかいるし...とにかく単純なレースじゃあかないっこねぇぜ」

ガンダム「でもさ、サバイバルって言ってたんだよ。妨害していいらしいしワンチャンあると思って」

ガンキャノン「じゃあお前、妨害するとして、月光蝶とか、NT-Dにかなうのか?」

ガンダム「......」

ガンキャノン「ま、それなりに殺意があふれるレースになるだろうよ...」

ガンダム「(詰んどるやんけ)」

6: 2016/06/04(土) 20:28:05 ID:JSllKHFI


ガンキャノン「どうせさ、お前のことだから、対策なんか考えてねーんだろ?
そこで、知り合いにMSレースに詳しい奴がいる___>>6っていうんだけど、えっと、たしか今はサイド6に入るんだっけか? まあそいつにさ、なんか教えを請うてこい」

ガンダム「へえ。お前、そんな知り合いいたのか」

ガンキャノン「口聞いてくれないようなら、俺の名前を出しておけ。まああいつ、結構世話焼きだから。色々教えてくれるだろう」

ガンダム「そっか...サンキュ、明日尋ねてみるよ」

ガンキャノン「そうか。まあ俺も暇だし、レース見に行くからさ、期待させておいてくれよ。とりあえず全壊だけはしないようにな___」

ガンダム「お、おう(こいつ、こんなにいい奴だったろうか)」

8: 2016/06/04(土) 20:58:31
ファントム

9: 2016/06/04(土) 21:15:29 ID:JSllKHFI
翌日
~サイド6~

ファントム「あ、ガンダムさんじゃないですか!一体全体どうしたんですこんなところに?」

ガンダム「かくかくしかじかでガンキャノンにお前を紹介されたんでね、来てみたのさ」

ファントム「はあ、サバイバルレースに出るんですか...ガンダムさんの頼みとあらば僕の知っている、レースの技術などすべて教えることができます。ただ...」

ガンダム「どうしたなんか問題でもあるのか? それとも忙しかった?」

ファントム「いや、そういうことではなく___いってしまえば僕、V2さんの劣化版みたいなものでして」

ガンダム「ふうん」

ファントム「V2さんが出場するかどうかは知りません、ただ僕が教えられることで、V2さんに勝てるかどうかはわからないので」

ガンダム「...まあ、そんなこと言うなよ。V2の劣化版つーことはよ、逆にいってしまえばお前はV2についてすっごく詳しいはずだ。だって自分のようなもんだろ?」

ファントム「まあ、そうですね。V2さんと戦ったら普通に僕が勝ちますし」

ガンダム「いや勝つのかよ! さっきまで勝てないみてぇなこと言ってたろーが!」

10: 2016/06/04(土) 21:29:14 ID:JSllKHFI
ファントム「実は僕、蜃気楼鳥《ミラージュ・ワゾー》という初使用に切腹を強いる変形機能やその気になれば光の翼とIフィールドバリアを同時展開することも可能なんで以外と勝てます」

ガンダム「切腹は置いておいて、お前全然劣化版じゃあねーなそれ」

ファントム「でもV2さんはすごいですよ。戦うと必ず仲間が大破するんです。しかもいつも女性型MS」

ガンダム「レースに関係ねーけどこえーよ」

ファントム「まあ基本スペックは所詮劣化版みたいなものですよ...で、ガンダムさん」

ガンダム「おう、なんだ」

ファントム「___とりあえずV2さん対策として、ミノフスキー・ドライブを積んでもらいます」

ガンダム「いや多少の改修は覚悟してたけどいきなりそれいっちゃう!? 」

ファントム「でもそうでもしないと勝てませんよ? 」

ガンダム「でも、そんな簡単にミノドラってMSに搭載できるもんじゃねーだろ」

ファントム「僕のミノフスキー・ドライブを応用して簡易版を製作します。バックパックに直接装備する形になるので改修といってもそんなにかかりません。」

ガンダム「あ、そうなの?」

ーガンダムにミノドラ装備中ー

ファントム「はい、できました」

ガンダム「体感としてカップヌードル4杯分でできたな」

11: 2016/06/04(土) 21:38:59 ID:JSllKHFI
ファントム「どうですか?違和感とかありませんか?」

ガンダム「イヤイヤ全然無いよ。思いのほか軽いんだな」

ファントム「そうですか、それなら良かったです。ここで聞くのもなんですが、ミノフスキー・ドライブについては理解はあるんですよね?」

ガンダム「ああ、一応」

ファントム「この簡易版は、僕らに搭載されているようなものとはちがって所詮"後づけ"なんですよ。だから出力は本物にはかないません」

ガンダム「ふんふん」

ファントム「あと、言いにくいんですけど...できるだけ低コストで制作したので、ミノフスキー・ドライブは二回使えたらラッキー、くらいに思って使用してください」

ガンダム「いいよいいよ。いっちゃあなんだけど、ここまでしてくれるとは思ってなかったし、レース以外に使い道無いからさ」

ファントム「そういってもらえるとありがたいです」

12: 2016/06/04(土) 21:45:55 ID:JSllKHFI
ファントム「無事ミノフスキー・ドライブを装備できたことですし、次はレースの練習でもしましょうか」

ガンダム「練習か...っつてもどこでやるんだ?」

ファントム「裏に僕の私有サーキットがあるので、そこで」

ガンダム「へぇ、そんなものまであんのか」

ファントム「これでも僕、一応プロですよ......」

ガンダム「んじゃまあ、早速練習開始と行こうぜ___よろしくお願いしまっす!」

ーーーーー
ーーー

14: 2016/06/04(土) 21:49:46 ID:JSllKHFI
一週間後

ファントム「

15: 2016/06/04(土) 21:59:13 ID:JSllKHFI
一週間後

ファントム「すごい、さすがはガンダムさんです___教えられることはもうありません」

ガンダム「嘘だろ。結局俺お前に一回たりとも勝ってねーもん。ただ言いたかっただけだろ」

ファントム「まあ、そうです。でも、上から目線な言い方をしますがとても筋がいいですよ、あなたは」

ガンダム「そりゃあどうも」

ファントム「これで、僕との練習は終わりですが___僕とはちがった走り方をするレーサーがいます。>>15っていう人なんですけど、当日までまだ間があるでしょうし、インダストリアル7にいるはずですから訪ねてみてはどうでしょう」

ガンダム「インダストリアル7...?そうか、訪ねてみるよ」

ファントム「レース、僕も絶対行きますから。期待してますよ。頑張ってください」

ガンダム「...ああ!お前から学ばせてもらったこと、必ず無駄にはしない!」

ーーーーー
ーーー

18: 2016/06/04(土) 22:51:23
コルレル

19: 2016/06/04(土) 23:58:44 ID:JSllKHFI
~インダストリアル7~

ガンダム「どこににいるんだ?コルレルって奴は」

コルレル「ここだよ」シュタッ

ガンダム「うおっ!?ビビった___って細っ!?」

コルレル「ファントムから話は聞いているよ...もっとも、ファントムが教えられることがもうないのなら俺の教えられることはもっとない」

ガンダム「お、おう」

コルレル「でも一つだけ言えることがある___それは」

ガンダム「それは?」

コルレル「当たらなければどうということはない、ということさ」

ガンダム「(赤い彗星みたいなことを言う...!)」

22: 2016/06/05(日) 00:07:32 ID:5Slux.5c

コルレル「確か、君が出場するのはサバイバルレースだったね...ならファントムは妨害への"対策"を君に教えたはずだ...」

ガンダム「そうだけど、それが何か?」

コルレル「ファントムのことだから、対策もしっかりしたものだったろう?」

コルレル「しかし、ここで極論を言ってしまおう...当たらなければどうということはない」

ガンダム「おい、2回目」

コルレル「当たらなければ純粋な速さが求められるレースになる...だから、速くなれ。ではさらば」シュタッ

ガンダム「おいちょっと! ...はあ、行っちまった。でもよ、確かに"当たらない"でレースに挑むのは盲点だった!
よし、なんかやる気になってきたしこれからも特訓だ!」

24: 2016/06/05(日) 00:12:50 ID:5Slux.5c
某日
~サイド7~

ガンダム「ふぅ...コーヒー(ただのオイル)で一息。至福の時だぜ」

(ホワイトベースの警報)

ガンダム「ん?通信か...相手は、ジムか。

25: 2016/06/05(日) 00:16:35 ID:5Slux.5c
___もしもし、ガンダムだ、ジム、今日も事務がんばってる?」

ジム『ダジャレではありませんが一応頑張っていますよ。それよりガンダムさん、レースの出場MSが決まったのでご報告を』

ガンダム「お、決まったのか。どんなやつなんだ?」

レース出場MS 安価↓9

26: 2016/06/05(日) 01:44:20
無茶すんなよ、この流れで9機は無理だ

ファントム

27: 2016/06/05(日) 01:50:55
ヅダ

28: 2016/06/05(日) 08:26:57
Zプルトニウス

29: 2016/06/05(日) 14:39:11
ドラッツェ

……MAだっけあいつ

30: 2016/06/05(日) 16:13:15
ギャプランてんこ盛り。

31: 2016/06/06(月) 11:47:57
ザクタンク

32: 2016/06/06(月) 17:21:08
ズゴック

33: 2016/06/06(月) 19:28:31
グルドリン

34: 2016/06/06(月) 20:04:40
GP03D

35: 2016/06/06(月) 23:25:02
ガンダム「(ファントムの野郎...一週間で練習をきりあげたのは予選に参加するためだったのかよ!)ふうん、思ったよりラクそうだな。幸いターン系やトランザムはいないみてぇだし」

ジム『油断は禁物ですよ? 予選を勝ち抜いてきた強者たちですからね。特にこのMS___ファントムさん。彼は世界チャンプですからね』

ガンダム「え? チャンプ!? 嘘だろ!? (つーことは俺、チャンプに指導してもらってたのかよ! ヤベェ!!)」

ジム『あとはプルトニウスさんとかですかね、彼もなかなかの強豪で...』

ガンダム「勝てんのか? 俺...」

ジム「まあまあ、とりあえずがんばってみてください。一応一位から三位までに景品も用意してありますし、参加賞も出るので」

ガンダム「ん、そうなのか。どんなの?」

ジム『それは来てからのお楽しみです___では、今日はこれで』

ーーーーー
ーーー

36: 2016/06/09(木) 00:38:15
同日
~地球~

ザクタンク「予選通っちゃった」

ザク「マジで!?」

マツナガザク「あのいたずらで名簿に名前書いて流れで出場したやつだっけ??」

ジョニーザク「そのレースの予選に通った?」

シャアザク「私もズゴックに換装して出場するレースだぞ」

ザクタンク「へぇ____ってえええええええ!?嘘でしょ!?」

37: 2016/06/11(土) 18:08:26
ザクタンク「終わった...いやそもそもこんなレースに出ること自体間違いだったんだ!このままじゃ...氏ぬ!」

ガンタンク「あいつも大変だな」

ガンキャノン「まあなぁ...ガンダムも出るみたいだし一機追い越せれば十分だろ」

ガンタンク「人のこと言えた口じゃないけれど、タンクだからな...」

ザクタンク「氏にたくないよぉー!」

ザク「頑張れ頑張れできるできる絶対できる頑張れもっとやれるってやれる気持ちの問題だ頑張れ頑張れそこだ!」

シャアザク「そこで諦めるな絶対に頑張れ積極的にポジティブに頑張る頑張るドラッツェだって頑張ってるんだから!」

ーーーーー
ーーー

38: 2016/06/16(木) 21:44:20
大会一週間前
~サイド7~

ガンダム「なぁ、どうする?」

ガンキャノン「は?何が?」

ガンダム「もうすぐ大会じゃん?だから少し緊張してきたんだよねぇ」

ガンキャノン「へーそーなんだー。なら、俺が緊張をほぐす技を教えてやろーかー」

ガンダム「え? そんな技が...」

ガンキャノン「ガンダムよ、マニュピレーターにキングオブハートの紋章を描いてのむ。これを三回繰り返すんだ」

ガンダム「キングオブハートキングオブハートキングオブハート...」

ガンキャノン「どうだ?」

ガンダム「おお! 不思議と緊張しなくなってきたぜ! ガンキャノンサンキュ!」

ガンキャノン「お、おう(ハッタリだったんだけど信じるとは...効果は出てるみたいだしいいか)」

ガンダム「よぉーし! やぁぁってやるぜぇ!」

39: 2016/06/16(木) 21:47:41
ガンダム「いや本当いいよ!不思議と力が溢れてくるっつーか、まるで心身統一、明鏡止水! 負ける気がしねぇ!」

ガンキャノン「よし! その調子だ!(キングオブハートの紋章を飲んだせいか、ガンダムの体は金色に光り輝いていた。以外と思い込みが激しいタイプなのだろうか...)」

-----
ーーー

40: 2016/06/16(木) 22:27:05
マスターガンダム「さあさあみなさんお待ちかね! 本日ついに! MSサバイバルレースの...開幕です!」

ガンダム「(本日、ついにレース本番。なんだかんだいって頑張ってきました。)」

ファントム「あ、ガンダムさん!」

ガンダム「よう、ファントム。久しぶりだなぁ___所でお前を一発殴ってもいいか?」

ファントム「ちょっと待ってください! 今殴ったら失格ですよ!」

ガンダム「るせーそーゆーことじゃあねー! なんでお前がレースに出てんだ!」

ファントム「いや、ホントすいません!...一応チャンピオンなので、手当たり次第色々なレースに出場申請してたの忘れてたんですよ!」

ガンダム「忘れんな!」

ファントム「いやー、僕、ガンダムさんの連絡先知らないんで連絡もできなかったんですよ」

ガンダム「......それはすまん、後で連絡先は教えてやる。とりあえず、レース! 手加減なしだからな!」

ファントム「は、はい」

41: 2016/06/16(木) 22:35:25
マスターガンダム「まもなくレース開始がはじまります。ここで! レース出場MSを紹介します!」

エクシア「解説のエクシアだ。俺がガンダムだ」

マスターガンダム「はい! まずは本大会のイメージキャラクターとして出場する、ガンダム選手だぁー!」

ワーワーパチパチ

ガンダム「どーもー(結構MSいるな、やっぱ緊張する)」

エクシア「見た所、パーフェクトガンダムのようだな」

マスターガンダム「レースへの気合が感じられますね。ちなみに、ガンダム選手は公式レースは初! とのことです!」

ガンダム「(緊張しないには...キングオブハートキングオブハートキングオブハート...)」

マスターガンダム「ああーっとガンダム選手、全身が金色に光り輝いたーッ!」

観客MS「おおーっ!!!」

エクシア「あれがガンダムだ」

ガンダム「(なんかすっげぇ注目されてる)」

42: 2016/06/16(木) 22:41:43
マスターガンダム「続いてヅダ選手!」

ヅダ「自爆だけが...僕のすべてじゃない!」

エクシア「木星エンジンを搭載している、殺人的な加速と自爆を得意とするMSだな」

マスターガンダム「しかし! もはやアイアンティディの自爆も他のMSにとられかけています! このレースで汚名挽回できるかー!?」

エクシア「ちなみにあれはガンダムではない。見た目的に」

43: 2016/06/16(木) 22:47:03
マスターガンダム「続いて...速い、硬い! Zプルトニウス選手!」

Zプルトニウス「装甲にIフィールドです」

エクシア「防御性、機動性、ともに良し。サバイバルレースにはうってつけといえる」

マスターガンダム「ちなみに、Zプルトニウス選手にはたくさんの兄弟がおり、全員が今日のレースを観覧してらっしゃるそうです!」

Zシリーズ「いえーい!」ピースピース

エクシア「あれは多分ガンダムだ」

45: 2016/06/18(土) 17:43:07
マスターガンダム「勇気リンリン直球勝負! ドラッツェ選手!」

ドラッツェ「性格はまがってますけどね」

エクシア「機動性は低いものの、直線の加速力はとてつもないと聞いている」

マスターガンダム「まがりくねったコースですので、直線の道で他選手との差をつけることが重要となります!」

エクシア「...はたしてあれはMSなのか?」

46: 2016/06/19(日) 19:00:27 ID:5VgWO6YM
マスターガンダム「続いて、ギャプラン選手!」

ギャプラン「ノーコメント」

エクシア「これは俺にも言えることはない」

マスターガンダム「特徴としては、可変形態ですね」

エクシア「まあ、MSだと思う」

47: 2016/06/19(日) 19:03:18 ID:5VgWO6YM
マスターガンダム「今大会唯一のタンクです、ザクタンク選手」

ザクタンク「精一杯頑張ります」

エクシア「このカオスな面子の中しっかり予選を通ってきた、実力者だな」

マスターガンダム「性能に頼らない、まさに努力の賜物であります!」

エクシア「あれはタンクだ」

48: 2016/06/19(日) 19:06:28 ID:5VgWO6YM
マスターガンダム「言わずと知れた赤い彗星!シャアズゴック選手!」

シャアズゴック「ぐぽーん」

エクシア「水中専用とも言われる、ズゴック装備での登場だな」

マスターガンダム「レースコースの障害対策でしょうか?」

エクシア「そうだな___あれがズゴックだ」

49: 2016/06/19(日) 19:12:43 ID:5VgWO6YM
マスターガンダム「AGE界のゆるキャラ、グルドリン選手!」

グルドリン「祭りの場所は...ここかぁ?」

エクシア「気合を入れてゴールデングルドリンパーフェクトになっているようだな」

マスターガンダム「翼が生えて一層不気味になっております! そして先ほど突然金色に光り輝いたガンダム選手と色が被ってしまいました!」

エクシア「で、あれは何なんだ?」

※グルドリンはどう見てもモビルアーマーに見えるのですが、登場作品の「機動戦士ガンダムAGE」にはモビルアーマーの概念がなく、すべての兵器がモビルスーツになっているため、実際よくわからないのです。

50: 2016/06/19(日) 19:21:30 ID:5VgWO6YM
マスターガンダム「今大会のダークホース!ガンダム試作3号機デンドロビウム選手!」

観客MS「でかくね?」

GP03「おっすおっす」

エクシア「大きく、武装も豊か。まさしく最強」

マスターガンダム「サバイバルレースにうってつけであります!」

エクシア「あれこそガンダムだ」

51: 2016/06/19(日) 19:25:59 ID:5VgWO6YM
マスターガンダム「みなさんご存知チャンピオン! 優勝候補、ファントム選手!」

ワーワー キャー

フルクロス「この瞬間を待っていたんだー!」

ファントム「どうも、みなさん」

エクシア「蜃気楼鳥や、ミノフスキー・ドライブを巧みに使った戦術が得意だ」

マスターガンダム「ファントム選手、この大会でも優勝できるのでしょうか!」

エクシア「あれがガンダムだ」

53: 2016/06/19(日) 19:29:19 ID:5VgWO6YM
マスターガンダム「以上、10機体でレースを行います!」

エクシア「レースコースには様々な仕掛けが用意されている。レーサーと共にどんな仕掛けなのかどうか、確認し、楽しんで欲しい」

マスターガンダム「開始5秒前!4、3、2、1___レディ、ゴー!」

54: 2016/06/19(日) 19:33:49 ID:5VgWO6YM
GP03「(よし、ここは後ろをとってミサイルを...)」

ヅダ「あっやべ、自爆しそう」

GP03「えええああああ!?」

マスターガンダム「おぉっとヅダ選手、早速自爆か!?」

GP03「(やばい、このままだと自爆に巻き込まれた上ミサイルが誘爆して___)」

ドラッツェ「(ちょっまてよ)」

Zプルトニウス「(Iフィールドあるけどとりま逃げよ)」

ヅダ「さようなら...」

55: 2016/06/19(日) 19:40:07 ID:5VgWO6YM
ガンダム「ん?後ろが騒がしいな、なんかあったか?」

ファントム「さぁ...機材のトラブルでもあったのでしょうか」

ザクタンク「(うわ後ろをヅダが自爆してるよ...スタートダッシュがうまくいったとはいえ、練習しておいてよかった)」

グルドリン「ま、気にせず進もう」

Zプルトニウス「(ふぅーあぶねぇ)」

シャアズゴック「当たらなければどうということはない」

57: 2016/07/01(金) 20:20:53
グルドリン「のろいのろい!追い越してくれるわ!」

ガンダム「うわっ」

ファントム「えぇちょっと」

グルドリン「やあやあファントム!おまえだけには絶対負けん!フッっはっハハッっは!!!もっとも、このゴールデングルドリンパーフェクトに!!!かなうわけがないがなぁ!!」

アルヴァロン「いけー!我らの無念を!」

グルドリン「(そう、我ら金同盟、すべてはファントムへの雪辱を、あの時の___)」

ファントム「悪いですけど、追い越させていただきます!Iフィールド・ドライブ!」

58: 2016/07/01(金) 20:37:36
グルドリン「___え?」

マスター「おおっとファントム選手、切り札のIフィールド・ドライブを早速使用!グルドリン選手をぶっ飛ばした!」

グルドリン「ちくしょー!次こそ雪辱を!」

マスター「いったいどんな雪辱があったのか定かではありませんが、これでグルドリン選手脱落!」

エクシア「自爆ショーの所為でよくわからなくなってしまっていたが、今レース上を走っている、残り5機で優勝争いが行われると思って間違いないだろう」

ガンダム「じ、自爆ショー!?」

ファントム「さっき騒がしかったのはそれだったのでしょうか?」

Zプルトニウス「それにしても、もう俺たち5機だけか」

ザクタンク「(なんで僕生き残ってるんだろ)そ、そうですね。そういえば、はしめ、コースに仕掛けがあるとかなんとかいってましたよね」

シャアズゴック「ほう、仕掛け___《アトラクション》か。確かに気になるところだ」

59: 2016/07/02(土) 13:33:07 ID:Ob4/7hfY
シャアズゴック「まあ、水の中ならば私の___」

ガンダム「もしかしてお前、アトラクションの対策で?おのれ!」


ファントム「確かに、アトラクションの中に水中に入らなければならないものがあってもおかしくはないですね」

ガンダム「それがあったら、いっきに差ができてしまう...あれ?」

ファントム「どうしたんですか?」

ガンダム「シャアズゴックが...いない!」

60: 2016/07/02(土) 13:36:50 ID:Ob4/7hfY
ザクタンク「シャアズゴックさんなら、さっき落とし穴に落ちてましたよ」

ガンダム「......へ?」

ファントム「まさか、もう___アトラクション!?」

Zプルトニウス「おいおい、落とし穴がアトラクションかよ!地味だけど面倒く___」

ファントム「あー!!!プルトニウス!!!」

ガンダム「ひぃーっ!!!どんどん落とし穴が!」

61: 2016/07/02(土) 13:39:24 ID:Ob4/7hfY
マスターガンダム「おぉーっと、選手たちがアトラクションの落とし穴にどんどん落ちていきます!」

エクシア「自爆ショーの所為でもともと半分くらいまで減っていったとはいえ...もはやゴールできるかどうかすらあやしいな」

ガンダム「そんな馬鹿な!」

ファントム「うわーーーっ」

-----
ーーー
ーーー

62: 2016/07/02(土) 13:43:53 ID:Ob4/7hfY
ボール「で、その後どうなったんですか?」

ガンダム「俺たちはなんとか数々のアトラクションを乗り越えてきたんだがな、最後のアトラクションで力尽きちまったんだ」

ボール「となると、優勝は?」

ガンダム「誰もゴールできなかった...と、思ってたんだけど、なんとゴールできたMSがいたんだよ」

ボール「え? 聴いた感じだとみんな脱落したように思うんですけど」

ガンダム「よ~くおもいだしてらん」

63: 2016/07/02(土) 13:50:14 ID:Ob4/7hfY
ボール「えーっと、脱落が確認できたのは___」

~~回想~~

GP03「(やばい、このままだと自爆に巻き込まれた上ミサイルが誘爆して___)」

ドラッツェ「(ちょっまてよ)」

ヅダ「さようなら...」

グルドリン「ちくしょー!」

シャアズゴック「...ならば私の____」

Zプルトニウス「...地味だけど面倒く___」

~~~~

ガンダム「それに、俺、ファントム、ザクタンクを含めると...」

ボール「あれ?9機しかいない」

64: 2016/07/02(土) 13:56:28 ID:Ob4/7hfY
ボール「えっと...まだ一回も名前が出ていないのは___ギャプランさん?」

ガンダム「そう。あいつは俺たちにアトラクションを全部片付けさせた後無傷でゴールした。恐らくヅダ自爆の時どさくさに紛れてカメラ外に出て俺たちをつけていたんだろうな」

ボール「ええ...」

ガンダム「ま、サバイバルだもんな。アトラクションが難しすぎたってのもあるが、純粋な速さ勝負じゃない分、文句は言えない」

ボール「ま、まあ、そうですね...そういえば、優勝商品があるとか言ってませんでした? 結局あれ、なんだったんですか」

ガンダム「ああ、あれはな___

65: 2016/07/02(土) 14:02:51 ID:Ob4/7hfY
___完全防水バーベキューセットだったよ」

ボール「とんでもない矛盾ですね」

ガンダム「(きっと、シャアズゴックはこれが欲しかったのだ。水中が好きなズゴック仲間に、水中でバーベキューをさせてあげるために。泣かせる話である。でもよ...)」

66: 2016/07/02(土) 14:03:40 ID:Ob4/7hfY
ガンダム「MSがバーベキューするんじゃねーー!」

お わ り

67: 2016/07/02(土) 14:05:55 ID:Ob4/7hfY
終わりです
読んでくれた方々、ありがとうございました
そして本当、すみませんでした(オチ)

68: 2016/07/02(土) 14:50:18
ギャプラン参戦してたw

取り敢えずSS完走乙。

引用元: ガンダム「MSサバイバルレース?」