1: 2016/04/11(月) 02:57:46.051
のび太「ドライもーん!!」

ドライもん「何?のび太くン」

のび太「ジャイアンにいじめられたぁぁああ!!」

ドライもん「そっか、それで何かな?」

のび太「懲らしめるための道具出してぇぇ!!」

ドライもん「まったく、しょうがないな君は…」

ドライもん「いいかい?君は本当にダメなヤツだ…」

ドライもん「そうやってすぐに僕に頼ろうとする」

2: 2016/04/11(月) 03:01:36.673
ドライもん「まずは自ら行動して、ダメだったら僕の所まで来なさい」

のび太「そっか、うん。ダメだよね道具に頼ってちゃ!!」ダッダッダ

のび太ママ「のびちゃん。遊びに行く前に宿題片付けちゃいなさいよ」

のび太「帰ってきてからやるー!!」

のび太ママ「まったく…」

数分後

のび太「ド、ドライもん…道具…貸して…」ボロボロ

ドライもん「…いや、あの、ホラ…もう少し頑張ろうよのび太くン」

3: 2016/04/11(月) 03:04:32.243
のび太「ここまでボロボロなのに!他に何を頑張れって言うのさ!!」

ドライもん「か、簡単に甘えられると思ってんじゃないよ!!」

のび太「ド、ドライもん…?」

ドライもん「これは未来の道具だ。こんな物チートなんだ」

ドライもん「反則なんだよ!チート…それは確かに楽しいかもしれない」

ドライもん「でも、最後に待っているのは破滅だけなんだ…」

ドライもん「だから、あと少し…もう少し頑張るんだ」

ドライもん「それでもダメなら…僕の所へ来なさい…」

のび太「…わ、わかったよ…ドライもん!!」ダッダッダ

5: 2016/04/11(月) 03:09:09.282
のび太「…も、もう…無理…限界…なんとかして…ドライもん」

ドライもん「……君はどうしようもないね」

のび太「…ど、どうして…そんなこと言うの…」

ドライもん「君は本当にダメなヤツだな…」

ドライもん「君がジャイアン負かすまで道具なんて一生貸さないよ…」

のび太「そ、そんなぁ…」

ドライもん「じゃ、僕はミーちゃんと遊んでくるよ」

のび太「もう!!本当に冷たいんだからドライもんは!!道具も貸してくれないし!」

8: 2016/04/11(月) 03:14:36.688
空き地

のび太「はぁ、とは言ったものの…どうしたら」

ジャイアン「おぉ、のび太じゃねぇか」

のび太「ジャイアン!!」

ジャイアン「なんだ?また懲りずに喧嘩か?」

のび太「(こ、怖い…でも!!)」

のび太「あぁ!!そうだよ!!僕が相手になってやるぅぅぅぅ!!」

ジャイアン「へぇ、面白ぇ!相手になってやるよ!」

ボガボガッッ!ドガンッ!!ギャーッ!バガバガ!!

ジャイアン「じゃあなぁ、のび太ー」

のび太「…ぐへぇ…」ボロボロ

9: 2016/04/11(月) 03:20:30.290
ドライもん「さて、のび太くンの様子はっと…」

のび太「…」ボロボロ

ドライもん「あちゃー…あんなに派手にやられてる…」

ドライもん「大丈夫?のび太くン」

のび太「ド、ドライもん…いい加減…僕に…道具…を…」

ドライもん「だから、さっきも言ったけど、ジャイアンに勝てるまではお預け!」

のび太「こ、このままじゃ僕氏んじゃうよ!!」

ドライもん「君はバカだなぁ…ジャイアンだって、そこまではしないさ」

のび太「それはどうかな!!」

のび太「僕を見てよ!こんなにボロボロなんだよ?」

のび太「ドライもんに言われたことを実行すれば、絶対に氏んじゃうよ!!」

ドライもん「だったら、実行しなきゃ、いいのに」

のび太「だったら、道具貸してよ」

ドライもん「だから、ダメだって」

10: 2016/04/11(月) 03:23:11.513
そんなドライじゃなくね

11: 2016/04/11(月) 03:23:49.184
いつ乾燥機出すのか期待した自分が馬鹿だった

12: 2016/04/11(月) 03:24:59.597
ドライもん「じゃ、僕は用事があるから」

のび太「あ、待ってよ!!ドライもーん!!」

のび太「くそ…あぁ、わかったよ…復讐してやる…」

のび太「ジャイアンにもドライもんにも…!!」

のび太の家

のび太「…まずはドライもんを倒すために知力を養おう…」

のび太「そのためにも勉強だ…」カキカキ

のび太「あとは…ジャイアンを倒すための力も必要だな…鍛えなきゃ」

数日後

のび太「勝手にタイムマシンに乗って、未来に行って勉強もした…」

のび太「自分で未来道具も作れるようになった…」

のび太「ここまでできればドライもんなんて…あっと言う間だ!」

13: 2016/04/11(月) 03:28:33.157
ドライもん「あ、のび太くン。どうだい?勉強進んでる?」

のび太「あぁ、進んでるよ…それでねドライもん」

ドライもん「?」

のび太「僕は今から、ジャイアンを負かしてくるよ」

ドライもん「そっか、まぁ、氏なないようにしてきてね」

のび太「あぁ、もしかしたら、氏ぬかもね…」

ドライもん「だから、そこまでしないってジャイアンは」

のび太「…そうだね」

14: 2016/04/11(月) 03:32:40.552
空き地

ジャイアン「なんだよ。のび太。また懲りずに来たのかぁ?」

のび太「…君を倒すためにね」

ジャイアン「はぁ、まったく…仕方ないヤツだな」

のび太「『空気砲』!!」

ドンッ!!

ジャイアン「なっ!?」

ジャイアン「ガハッ!!?」

ジャイアン「な、なぜ…ドライもんの道具を…」

ジャイアン「(なんでだよ。ドライもんにはのび太を鍛えてくれって…)」

ジャイアン「(未来の道具は貸さないから安心してくれって言ってたのによ!)」

のび太「どうしたの?その程度?」

ジャイアン「へっ…ドライもんの力を借りなきゃ俺一人倒せねぇのかよ」

のび太「…はぁ、君は何言ってるの?これは僕のだよ」

のび太「僕が作って改良した。試作品…」

ジャイアン「!!?」

15: 2016/04/11(月) 03:35:10.248
ジャイアン「くそ…のび太お前…」

のび太「どうしたんだ?君達が僕をここまで追い詰めたんだ…」

のび太「だから、責任はしっかりと…」

ジャイアン「よく、そこまで頑張ったな…」

のび太「…?」

ジャイアン「真実を話そう…」

カクカクシカジカ

のび太「…そうだったんだ…」

ジャイアン「あぁ、だからドライもんには怒らないでやってくれ」

のび太「…そっか」

17: 2016/04/11(月) 03:37:47.093
ジャイアン「…わかってくれたか?」

のび太「あぁ、これでも物分りはいい方だよ?」

のび太「そっか…なるほどね…、まんまと二人に踊らされたわけだ」

のび太「これは傑作だね…」

ジャイアン「それにしても、お前なんか変わったな」

のび太「そうかい?僕は変わったかな」

ジャイアン「ああ、良い方にだけどな…」

のび太「ま、いいや。ドライもんに、どら焼きでも買ってってあげるかな…」

終わり

18: 2016/04/11(月) 03:39:48.519

イイハナシダナー

引用元: ドライもん「まったく、しょうがないな君は」