1: 2012/02/20(月) 01:41:51.62 ID:goGYFtDO0

P「俺は、765プロに入社した。」

P「しかし、俺を待っていたアイドルなど一人もいなかった…」

P「そもそも、765プロにアイドルなんていなかった!」

P「…だがその後、社長が登場して765プロにアイドル1号をつれてきた」

P「彼女の名前は、天海春香。髪を結ぶ2つのリボンが似合う可愛い女の子だ」

P「プロデューサーとして、これから彼女と二人でがんばっていくと決めたのであった!」


P「給料は貰えるからまぁいいかー、なんて思ってられなかった」

P「事務の小鳥さんが言うには、アイドルを売らないと給料など払えない!」

P「それと、売れなかった場合はアイドルも俺もクビ…」

P「プロデューサーとして素人の俺に、容赦ない条件」



P「それでも俺は、このプロダクションでプロデューサーをすることを決意したのであった」

2: 2012/02/20(月) 01:42:45.44 ID:goGYFtDO0

P「色々なレッスンや場所に行く度に、様々な女の子たちとであった」

P「ボイスレッスン先で出会った子は如月千早。容姿は可愛いというより綺麗」

P「しかも彼女は、この前俺が初めてとったイベントの最後に飛び入りで参加し」

P「完全に、アイドルたちを差し置いて輝いていた…」



P「やられてしまったが正直、参加する他のアイドルたちには良い影響になっただろうなぁ」



P「だが我がアイドルの春香の印象も薄くなった…」

4: 2012/02/20(月) 01:43:09.57 ID:goGYFtDO0

P「次に公園で出会ったのが、ブタ太。その名のとおりブタだ。」


P「俺に結構なついてくれているらしい」

P「撫でると目を細めて喜ぶとてもチャーミングなブタだ」

P「その後色々あり、友達となるまでに絆は深まった!」


P「そのときに一緒に出会ったのが我那覇響。女の子だ」



P「…あれ、なんかおっかしいな」

6: 2012/02/20(月) 01:43:31.72 ID:goGYFtDO0

P「次にであったのは、菊地真。ダンスレッスン先の建物の付近で出会った」

P「とても中性的な顔で、男?なんて失礼なことを思ってしまった」

P「真はそのことに少しコンプレックスを抱いているのか」

P「女の子扱いされるととても嬉しそうにしていた。笑顔の可愛らしい子だ」



P「後日、俺の渡した名刺を頼りに765プロを訪れ、そのままアイドルになるのであった」

9: 2012/02/20(月) 01:44:09.22 ID:goGYFtDO0

P「俺と春香がレッスンから帰り、待っていたのが水瀬伊織という女の子だった」

P「可愛い女の子ではあるが、性格はちょっと苦手かもしれない」

P「アイドル王になるだの、ならないだの言ってここのアイドルになった」



P「負担が増えるのは辛いが、グループとして活動するのもありなのかな」

P「売れてるところは数十人もの人数で活動しているし」

10: 2012/02/20(月) 01:44:29.62 ID:goGYFtDO0

P「次にであったのは、美希。苗字は知らない」

P「容姿からアイドルになるのはたやすそうな女の子だった」

P「そのときは、寝てて声も聞いてないけど…」



P「なんと後日街中で、ばったり出会うことができた」

P「俺が道端で倒れているときに、声を掛けてきた」

P「そのときバッチリと勧誘を施した!」

11: 2012/02/20(月) 01:45:04.55 ID:goGYFtDO0

P「さて次にあったのは…今日の朝方会った、三浦あずささんだ」

P「彼女は、俺の初めて…」



P「のパチンコを大成功に収めてくれた女神様だ」

P「おまけに俺が落とした財布を拾って、追いかけて届けてくれたし」

P「俺がアイドルとして勧誘しようとしたら…」


P「社長が連れさらった…春香のときもこうだったのか?」

12: 2012/02/20(月) 01:46:01.69 ID:goGYFtDO0

P「お次は、コンビニで出会った女の子、秋月律子」

P「彼女が良いなと思ったのはルックスだけではない」

P「いや、顔立ちは整っていて綺麗な子だが」

P「彼女に感じたのは自分でもうまく言い表せないけど」

P「順応の早さ、手際の良さ、視野の広さ」

P「下手せずとも、俺よりプロデューサーとしての能力が高そうだ」

P「アイドルにした場合、自分の売りを完全に把握できる子」



P「そう感じた…」



P「ツナ卵サンド…結局買ってしまった」

14: 2012/02/20(月) 01:47:08.86 ID:goGYFtDO0

P「その後、再び響と出会い765プロの勧誘をして別れた」


P「夜に、小鳥さんと飲みに行って」

P「小鳥さんの意外な一面も見ることができた」



P「もう見たいかって言われたらいいえと言うけど…」



P「小鳥さんの寝顔…へへへ…」

15: 2012/02/20(月) 01:47:34.93 ID:goGYFtDO0


P「次の日の昼頃、プロデューサーとして仕事をもらおうと四苦八苦した後」

P「休憩がてら、近くのレッスン場で真が居ることを思い出し」

P「入ったコンビニで、出会ったのが真美ちゃんだ」

P「フルネームは知らない。可愛い小、中学生くらいの女の子だった」

P「ゲームを貸す約束― と言っても一方的ではあったが ―をして」

P「その場は別れた」



P「口リータコンプレックスは持ち合わせていない!」

16: 2012/02/20(月) 01:48:25.38 ID:goGYFtDO0

P「真がボイスレッスンに励んでいたので差し入れを渡し別れ…」


P「そこを探し回って…再び出会うことができた」

P「如月千早に」





P「まぁ、勧誘してもだめだったけどな」

17: 2012/02/20(月) 01:49:03.76 ID:goGYFtDO0


P「日も落ちてきたので765プロに戻り、業務を終えた」


P「ゲームを夜通しして朝を迎えてしまったので」

P「目を覚ますために散歩に出かけた」


P「散歩中の河原で出会ったのが、銀髪の美少女」

P「四条貴音。大喰らいの美少女だ」



P「本当によく食べる。その証拠に財布が軽くなった」


P「あと社長が食い逃げをはたらいた。俺は忘れない」

18: 2012/02/20(月) 01:50:01.50 ID:goGYFtDO0

P「無事に貴音はうちのアイドルになって伊織とレッスンに向かった」

P「後に、真とあずささんもやってきて別々のレッスンに向かった」




P「俺の体にとって、地獄の幕開けだった」

20: 2012/02/20(月) 01:50:39.95 ID:goGYFtDO0

P「あずささんが方向音痴だと知って」

P「心配で迎えに行くことになった」

P「全速力で走ったので相当ガタが来た」


P「だが、そんな疲労をした甲斐あってあずささんを発見できた」


P「そこで出会ったのが雪歩だ」

P「彼女は可愛いがどうやら男性恐怖症らしい」

P「それがある限り、プロデュースはむつかしぞ!」

P「一応勧誘したが、望み薄だな」

21: 2012/02/20(月) 01:51:03.26 ID:goGYFtDO0

P「こうして考えてみると、短期間で出会いすぎだな」

P「そういう運命なのだろうか」

P「だとしたらまったく…」





P「嬉しい運命だよなっ!」

22: 2012/02/20(月) 01:51:55.35 ID:goGYFtDO0

P「と、長々と思いふけてしまったが」

P「今、あずささんが765プロにまだ来てなくて」

P「連絡してみたら、前と同じ場所辺りにいるということだったな」



P(これは、今後の課題だよな…)


P「小鳥さんっ!俺、あずささんを迎えに行ってきます!」タッt

P「痛っ!!!!!」


小鳥「ぷ、プロデューサーさん!」


P(ついさっきのことなのに忘れてた…)

P(自分が、全身筋肉痛だということを…)


小鳥「もう。真面目なのはいいですけど、自分のことも気を使ってください!」


P「は…はい」

23: 2012/02/20(月) 01:53:12.52 ID:goGYFtDO0


小鳥「私が、あずささんを迎えに言ってきますっ!」


P「で、でも小鳥さんに迷わk」


小鳥「お・る・す・ば・ん!していてくださいね!」ツン


P「あたっ!わ、わかりました」ジーン


ガチャ


バタン


P「軽く、体をほぐしておこう…」

24: 2012/02/20(月) 01:54:26.41 ID:goGYFtDO0

P「はぁ、それにしても動けないとやることもないなぁ」


P「仕事の電話も今のところ0」


P「このソファ…すこし硬い」


P「あー!暇だ!誰か来ないかなぁ」


Prrrr Prrrrr Prrrrr


P「といったそばから電話」ピッ

26: 2012/02/20(月) 01:55:52.51 ID:goGYFtDO0

P「もしもし、765プロダクションプロデューサーのPです」


電話「はいさーい!プロデューサー、元気か?」



P「おや、その声はもしかして響か?」

電話「そうだよっ、よく自分だって気がついたな!」


P「あはは、その元気で明るい声は響しか思いつかなかったよ」


電話「えへへっ。自分、いつでもカンペキだからなっ!」

27: 2012/02/20(月) 01:56:57.18 ID:goGYFtDO0

P「ところで今日は、何の用件で電話してくれたんだ?」

P「も、もしかしてアイドルのこと考えてくれたのか!?」


電話「今日は、実はプロデューサーに、お願いがあって電話したんだ」

P「あ、そうなのか。何だ?俺にできることなら何でも言ってくれ」

P(と言っても、筋肉痛で何もできないが…)

電話「実は、いぬ美とブタ太がプロデューサーに会いたがっててさ」

P「ほうほう?」

28: 2012/02/20(月) 01:57:37.81 ID:goGYFtDO0


電話「だからまた、公園にこられない?」

P(う…暇を持て余していたからすごい行きたい…が)

電話「プロデューサー?」

P「すまない響、今実は765プロから動けなくて…」

電話「仕事が忙しいの?」

P「い、いや。そういうわけじゃないんだ」

P「実は…」


カクカクシカジカ

29: 2012/02/20(月) 01:58:08.17 ID:goGYFtDO0

電話「アハハっ!プロデューサーは、相変わらずドジだねっ!」

P「う、うるさいなぁ!」

電話「それで、そこから動けないの?」

P「あ、ああ。正直暇を持て余している」

電話「そっか………あ!」

P「ん?そうしたんだ響?」

電話「プロデューサー!ちょっと待っててね!」ピッ

ツーツーツー

P「なにがだ?おい、おーい?…切られてしまった」



P「ん?待っててって…」

30: 2012/02/20(月) 01:59:08.68 ID:goGYFtDO0



P(響…待てといって何をするつもりだ…?)

コンコン

P(おや、ノック…来客かな?)

P「空いていますので、どうぞー!」


ガチャ ドドドド!

P「え!?な、なんだ!?」



ブーブー♪ バゥワゥ♪


P「ブタといぬー!?」

ドンッ

P「ぐふぅおっ!」

31: 2012/02/20(月) 02:01:57.08 ID:goGYFtDO0


響「お、おーい!ブタ太、いぬ美!待つんだーっ!」


響「プロデューサーは、今、弱っているから君たちが甘えると」

響「迷惑がかかっちゃうぞ!」


ブー バゥッ




P「…ときすでにお寿s…」ガクッ

響「え?うわっ!?プロデューサー!?しっかりしろー!」

33: 2012/02/20(月) 02:04:03.92 ID:goGYFtDO0


響「ごめん、プロデューサー…」

P「いや、気にしてないから。それに来てくれて嬉しいぞ」

響「えへへ、そ、そうか?」

P「ああ!ブタ太にいぬ美も!よくきたな!」

ブー♪

バゥワゥッ♪

P「あはははは」

響「二人とも、プロデューサーに会いたがってたんだよっ!」


P「そうなのか、それも嬉しいな」


P(嬉しいが痛みが半端じゃなかったな…)

P(あと、二人じゃなくて二匹とか二頭じゃないか)

34: 2012/02/20(月) 02:04:48.81 ID:goGYFtDO0


P「ところで響、よくここが分かったな?」

響「ん?プロデューサーから貰った名刺に住所が載っていたの思い出したんだ」

P(なるほど納得…でも住所分かっただけでこられるものか?)

P「そうか、それでここにきたわけね」


響「うん!それと、プロデューサー、人を下で待たせちゃってるんだ」

P「他に誰かいるのか?」

響「うん!だからプロデューサー、下に行ってあげて」

P「え?それはどういう…」


男「あのー、お客さん。料金をそろそろお支払い願いたいのですが…」

P(ま、まさか!)

響「ここまで、タクシーを使ったんだっ」

運転手「料金は…」


P「やだーーー!」

35: 2012/02/20(月) 02:06:15.60 ID:goGYFtDO0

P(経費で落ちない。というかアイドルが使っても出ないんだ)

P(響が使って出るわけがないじゃないか…)

P(結局俺が払った…とほほ)

響「プロデューサー、ごめんねっ、自分知らなくって…」

P「今度から気をつけてくれればいいさ」

響「今度?」

36: 2012/02/20(月) 02:06:58.92 ID:goGYFtDO0


響「ってことは、ま、また遊びに来ていいのっ!?」

P「勿論だ。その度にアイドルの勧誘があるから覚悟してくれ」ハハハ


響「うんっ!自分、アイドルやってもいいぞっ!」


P「そかそか。それじゃあまた…」




P「早っ!判断早っ!アイドルやってくれるんですか」


P「やったーーー!」ガバッ

ズキズキ

P「いってーーー!」

38: 2012/02/20(月) 02:07:59.69 ID:goGYFtDO0


ガチャ

小鳥「ただいま戻りましたー」

バゥワゥ ブーブー

小鳥「ピヨー!?」


響「765プロはインコを飼ってるの?」

P「いや、鳥と言えば鳥だが、一応人間だ」


小鳥「ひ、ひどいですよ~。プロデューサーさーん」

P(あまり良い印象を与えられなかったかな)

ブーブー

バゥバゥ

ピヨピヨ

P「…説得力に欠けてるからね」

40: 2012/02/20(月) 02:09:16.79 ID:goGYFtDO0
P「小鳥さん、この子は我那覇響」

P「響、この方は音無小鳥さん。765プロの事務員だ」


響「よろしくなっ、ピヨコ!」

小鳥「ピヨッ!?」

P「ひ、響。いきなり失礼じゃないか?」

小鳥「いえ、いいですよ。好きなように呼んでもらって」

42: 2012/02/20(月) 02:09:47.55 ID:goGYFtDO0

小鳥「勿論、ぷ、プロデューサーさんも呼び捨t

P「本人はこう言ってるけどあまり無礼なのはダメだぞ?」

響「任せてよっ!自分、こう見えて、常識人だからなっ」エッヘン

P(どう見えてるのかわかっているのか…)


P「ところで小鳥さん、俺のこと何か言いました?」

小鳥「な、何でもありませんよ!?」

43: 2012/02/20(月) 02:10:31.91 ID:goGYFtDO0

P「それと、あずささんはどうでしたか?」

小鳥「はい、それなら無事にレッスン場までお連れしましたよ」

P「それは良かった」

P(でも…あれ?)

P「小鳥さん、そのレッスン場、ほかに誰かうちのアイドルは居ますか?」

小鳥「いえ、いませんけどどうかしました?」

P「無事に帰ってこられるんでしょうかね?」


小鳥「あ」

P「………」

小鳥「え、えへへ、プロデューサーさん。お願いできますか?」




P「小鳥さんのあほーーー!」

44: 2012/02/20(月) 02:11:36.70 ID:goGYFtDO0


P(レッスンが終了したら迎えに行くので連絡をくれと、言っておいた…)

P「さて、忘れていたが仕事がほしけりゃアイドルを連れてこいと言われていたんだった」

P(今のうちに評価を思い出しておこう)

春香  ○  千早 ? 響 ?  美希  ? 真美 ? 貴音 □
小鳥 秘密 伊織 □ 真 ○ あずさ ○ 律子 ? 雪歩 ?

(ブタ太 ○ いぬ美 ○)

P(うむ、特に●(爆弾)はないようだ…)

45: 2012/02/20(月) 02:12:16.49 ID:goGYFtDO0

P「そうだなぁ、春香、真、伊織が同じレッスン場にいたよな…」

P(早めに切り上げさせて、顔出しをさせておこうかな)

P(しかし、俺自身が今、まともに動けないからな…)ズキズキ



P「明日から本気出すっ!」



小鳥(それダメ人間の常套句です…)

46: 2012/02/20(月) 02:13:14.68 ID:goGYFtDO0

P「さて、もうお昼か…」グー

P「コンビニでカップめんでも買ってくるかな」


小鳥「そんなこともあろうかと…」ガサゴソ

小鳥「さっき買っておきました」ジャーン♪


P「おぉ!ありがとうございます小鳥さん!」


P(こういう所に気を配れるところは流石小鳥さんだなぁ)


小鳥(バッチリ良い印象を与えたみたいピヨ)

47: 2012/02/20(月) 02:15:05.42 ID:goGYFtDO0


小鳥「響ちゃんも一緒に食べない?」

響「えっ、いいの!?」

小鳥「ちょっと多めに買っておいたし」

小鳥「みんなで食べたほうがおいしいわよ」


響「ありがとう、ピヨコ!」

響「自分、めちゃくちゃうれしいぞー!」

49: 2012/02/20(月) 02:17:48.20 ID:goGYFtDO0


響「でも、この子たちを一旦返さなきゃいけないから」

響「今日のところは、これで引き上げるよっ」

小鳥「そう?残念ね…」


響「でも、これからは、アイドルとしてここに来るから!」


小鳥「へ?アイドルとして?」


響「じゃあね、ピヨコにプロデューサー!」ガチャ

ブーブー バゥ!

P「またな、響、いぬ美、ブタ太!」

バタン

50: 2012/02/20(月) 02:18:40.36 ID:goGYFtDO0

小鳥「プロデューサーさん、彼女もアイドルになるんですか?」モグモグ

P「はい、彼女もうちのアイドルとして務めます」パクパク

小鳥「ん。そうですか、わかりました」



小鳥「ふふっ…ここ最近、765プロが賑やかになっていって」

小鳥「私だけポツンといたのが嘘のようですよ」



P「あはは、そうですねぇ。俺も自分がプロデューサーになって」

P「こんなことになるとは、想像もつきませんでした」

51: 2012/02/20(月) 02:19:05.11 ID:goGYFtDO0

P「勧誘した子はまだ居るので、もう少し増えると思いますが」

P「これからも、よろしくお願いしますね、小鳥さん」

小鳥「はいっ、こちらこそ!」


P「ふぅ、ごちそうさまでした」

小鳥「はい、お粗末さまでした」



小鳥(少し、複雑ですけどね…)

52: 2012/02/20(月) 02:19:41.73 ID:goGYFtDO0



ガチャ

春香「ただいま戻りましたー!」

真「ふぅ、疲れた」

伊織「別にランチくらい近場で済ませればよかったじゃない」

春香「そうだけど、次の場所は真逆の方向だから」


真「そうだよ伊織、別にここで食べたって良いじゃないか」

伊織「まぁ、あんたにはお洒落なレストランなんて似合わないでしょうけどね」

真「な、何だよそれっ!どういう意味だよ!」

54: 2012/02/20(月) 02:20:34.43 ID:goGYFtDO0

伊織「そのままの意味よ、さぁ食べましょう」

真「ぐぬぬ…」

春香「もう、真!伊織!」


ペチャクチャペチャクチャ


P(賑やかに…か)




P(これから、もっと楽しくなっていくのかな?)

55: 2012/02/20(月) 02:21:16.54 ID:goGYFtDO0

春香「?」

春香「プロデューサーさん。頬にご飯粒ついてますよ?」


P「ん、どこについてるのかな」


春香「とってあげまs

真「はは、だらしないですよっ!プロデューサー」

ヒョイ パク


P「え?」




P(悪い印象をあたえちゃった気がするぞ…)

………
……

56: 2012/02/20(月) 02:22:27.47 ID:goGYFtDO0

P(さて、あずささんを迎えに行かなくては)

P(あの後、何故か知らないが空気が悪くなった気がする)

P(俺、なんかしたっけ?)


レッスン先


P「あずささん、お待たせしましたー」

あずさ「はい、ありがとうございます。プロデューサーさん」

P「いえいえ、これもプロデューサーの務めですよ」

あずさ「そんなプロデューサーさんに、明日は良いことがあるかもしれませんよ」

P「いいこと?」

58: 2012/02/20(月) 02:23:22.29 ID:goGYFtDO0

P「ははは、占いか何かですか?」

P「こう見えて占いは信じるたちですよ」


あずさ「いいえ、占いじゃないではなくてですね~」

P「違うんですか?」



あずさ「私たち、765プロのみんなにとっての良いことですよ」

59: 2012/02/20(月) 02:24:32.81 ID:goGYFtDO0

だいぶ飛んで夜P宅


P「な、なぜだ…」

P(今日の評価メール…)

春香  ●  千早 ? 響 □  美希  ? 真美 ? 貴音 □
小鳥  ●  伊織 □ 真 ○ あずさ ○ 律子 ? 雪歩 ?

(ブタ太 ○ いぬ美 ○)

現在765プロアイドル…6人


P「俺、何かやってしまったか!?」


P「な、何故なんだーーー!」


P(俺の悩みの答えは、当然ながら出てくることはなかった)


P「明日、飲みに行きましょう」メルメル


P(胃薬も、買っておこう…)

62: 2012/02/20(月) 02:26:09.30 ID:goGYFtDO0



プロ..ーサ..ん、プロ..ーサーさん

P「……んあ?」

小鳥「ふふっ、お寝坊さんですね」

P「なんだ小鳥さんかぁ…」

P「まったく今何時ですか…あふぅ」




P「って小鳥さん!?」

63: 2012/02/20(月) 02:26:46.10 ID:goGYFtDO0

小鳥「私だけじゃありませんよ?」

春香「プロデューサーさん!私もいますよっ」

真「ぼ、ボクだっていますからねっ!」

伊織「ぷ、プロデューサー!私のことを一番に気付きなさいよっ!」

あずさ「ふふ、プロデューサーさん、どうしたんですか。ぼーっとして」

響「ぷ、プロデューサーは、自分だけを見てほしいぞっ」

貴音「あなた様…お慕いしています…」




P「え?何なのこれ?どういうこと?」

64: 2012/02/20(月) 02:27:07.93 ID:goGYFtDO0


千早「ぷ、プロデューサー…わ、私…」

雪歩「お、男の人は苦手ですけど、プロデューサーは特別ですっ!」

美希「プロデューサー!もう、離さないのっ!」

律子「プ、プロデューサー、早く来てください…」


P「どうして君たちまで!?」




P「そして俺はどうすればいいんだっ!」

65: 2012/02/20(月) 02:27:35.06 ID:goGYFtDO0



P「………はっ!」


P(ゆ…夢………だよな?)

P「………」





P「はぁ…」

67: 2012/02/20(月) 02:28:18.86 ID:goGYFtDO0


765プロにて



ガチャリ



P「おはようございます…」ガチャン

小鳥「?…おはようございます。どうかしましたか?」




P「いえ…自分のふざけた幻想をぶち殺されたって感じですかね…」



小鳥「はい?」

68: 2012/02/20(月) 02:28:49.30 ID:goGYFtDO0



P(さて、気を取り直して働くか!)

P(今日は、春香の雑誌の仕事があるぞ)

P(あとは、アイドルを引き連れて直接売込みだ!)



P(小鳥さんも連れて行けるものなら連れて行きたい…)




P(●的な意味で)

70: 2012/02/20(月) 02:30:22.58 ID:goGYFtDO0

P「まだ、アイドルたちは来ていないようだな…」


ガチャ

響「はいさーい!」

P「お、響。おはよう」


P「朝から元気なのはいいことだ」


響「うん!ちょっと緊張してたけど」

響「プロデューサーの顔見て、なんだかホッとしたよっ」



P「それは褒めてるんだよな?」

P(まぁ、こんなもんだろう)

71: 2012/02/20(月) 02:30:42.53 ID:goGYFtDO0


P「ところで響」

響「なに?」

P「首に巻いているのは、なんだ?」

P(ヘビみたいな柄だ)

響「結構あったかいよ。プロデューサーも巻いてみる?」

シュルルルルル

P「おう、遠慮な…く…」



P「ヘビじゃないかっ!」

72: 2012/02/20(月) 02:31:06.97 ID:goGYFtDO0

響「?そうだよ。ヘビ香は見てのとおりヘビだぞっ」

P「だぞじゃないっ!それを人に渡すなんてとんでもない!」

シュルシュルシュルシュル

P「わひゃぁ☆」

響「アハハハ、やっぱりプロデューサーはおもしろいなぁ」



響「ヘビ香も、いきなりプロデューサーに懐きはじめたね」

75: 2012/02/20(月) 02:33:11.03 ID:goGYFtDO0



P「それで、アイドルになるのは全然問題なかったけど」



P「動物たちも一緒に行動することがあると…」

響「だ、駄目だった?」

P「いや、良いと思うけどさ…」


シャー シュルルルルル



P「これ、脅迫じゃない?」



P(何はともあれ)

P(ヘビ香に好かれたぞ)

76: 2012/02/20(月) 02:34:13.25 ID:goGYFtDO0

やや時間が立ち…



P「えっと。全員そろったみたいだな」


P「小鳥さん、さっき言ったとおり、二手に分かれて」

P「アイドルたちをドンドン売り込みましょう!」


P「って勝手にいきなり決めてすみません…」

小鳥「いいえ、あたしは、とても良い案だと思います」


P「そ、そうですか?そういってもらえると楽になります」



小鳥「やっと、本腰を入れたって感じですね!」


P「………」

77: 2012/02/20(月) 02:34:52.13 ID:goGYFtDO0


P(俺と同行するメンバーはこちら)


真「うー、緊張してきたー!」

伊織「ただの売込みで、そこまで緊張しなくてもいいでしょ」

真「伊織は、緊張してないの?」

伊織「慣れてるわよ。それに、アイドルになるなら」

伊織「こんなことで緊張していられないじゃない?」


真「そ、そうだよなー。ふー………ヨシッ!」

P「いきなり力みすぎないで、リラックスしていこうな?」

スッ

P「ん?」

春香「アメ舐めますか?」

79: 2012/02/20(月) 02:36:08.22 ID:goGYFtDO0

P「おう、ありがとうな。春香」

春香「えへへ、どういたしましてっ」

春香「真も伊織もアメ舐める?」スッ


真「ありがとう、春香」ヒョイ

伊織「気が利くわね、アリガト」ヒョイ



P(本当に、春香は気が効いてるなぁ)

P(多分、この子の性分なんだろう)

80: 2012/02/20(月) 02:37:20.05 ID:goGYFtDO0



P「3件ほど回ってみたが…」

P「食いつきがよかったのが1つだけ」

伊織「ってどういうことよっ!」

P「お、落ち着くんだ伊織」

P「無名で1でもヒットしたのはむしろ僥倖」


P「このチャンスを逃さないようにしっかりと勤めないと!」


P(とはいえ、この業界は本当にシビアだ…)

82: 2012/02/20(月) 02:38:14.66 ID:goGYFtDO0


P(そして、数時間後に春香の仕事が控えてるな)

P「とりあえず引き返して、午後はそれぞれレッスンに勤めてくれ」



真「あ、プロデューサー。途中コンビニ寄ってもいいですか」

P「そうだな。そろそろ飯の時間だし」

P「一旦コンビニに行くか」

83: 2012/02/20(月) 02:39:04.82 ID:goGYFtDO0

コンビニにて


ウィーン

いらっしゃいませー

P「ふむ、俺も何か買いますか」

P「まとめて買うから、このかごに入れてくれー」

三人「はい」




P「さてと。俺も何買おうかなーっと」

84: 2012/02/20(月) 02:39:43.04 ID:goGYFtDO0


P「んー、おにぎりの種類があまり充実してないな」

P「ここはやはり、チーズハムサンドにでもするかな」


P「お、ラッキー!最後の1個!」

P(ん…なんかデジャヴだな)

スッ

ピト

P「ん?」

?「え?」

85: 2012/02/20(月) 02:40:23.79 ID:goGYFtDO0


P「あ、君はコンビニで会った…」

真美?「オー!そういう兄ちゃんはっ!?」




真美?「…誰だっけ?」

ガクッ

P「あはは、会ってそんなに経ってないのにな」

真美?「んー?でも兄ちゃん見たの、初めてだよ?」



P「えええ?」

P(どういうことだ?)

86: 2012/02/20(月) 02:40:55.53 ID:goGYFtDO0


真美「亜美、もう決まったー?」トテトテ


P「え!?」

亜美「あ、真美。決まったよ」


P「ま、真美が二人いる!」



真美「?」


真美「あっ、この前の兄ちゃん!」

87: 2012/02/20(月) 02:41:46.74 ID:goGYFtDO0


亜美「なーんだ、真美の知り合い?」


真美「知り合いというより…弟子?」


P「誰が弟子だよっ!?」

亜美「おー!いいツッコミだね兄ちゃん」


P「ど、どうも…って」


P(改めて見直しても、そっくりな顔だ)ジー

P「真美、お前はひょっとして…」

88: 2012/02/20(月) 02:43:37.94 ID:goGYFtDO0


P「双子だったのか?」


真美「んっふっふー♪ばれちゃ、しかたあるめぇっ」

亜美「何を隠そう、亜美と真美」



真美・亜美「二人は双子なのだっ!」




P「なるほど。見れば分かるわな」

90: 2012/02/20(月) 02:45:41.75 ID:goGYFtDO0


P(えと、見分けるには髪と服の色かな?)

真美「あ、そうだ。兄ちゃんゲーム持って来てくれたの?」


亜美「おー。貸してくれるの、兄ちゃん?」


P「いや、さすがに今は持ってないぞ」


真美「エー。ダメだよ兄ちゃん」

真美「そんなんじゃ、ゲーマーの名が号泣だよっ!」



P「いや、ゲーマーじゃないし」


P(あまり良い印象を与えられなかったかな)

91: 2012/02/20(月) 02:46:28.38 ID:goGYFtDO0


P「今は持ってないけど、765プロに戻れば渡せるよ」

亜美・真美「765プロ?」

P「そう、俺の勤め先。アイドル事務所だ」


亜美・真美「えー!アイドル事務所!?」

P「そうだよ。アイドルを探して見つけて育てるぞ」


真美「お~、なんだか育成ゲームみたいだねっ!」

亜美「んっふっふ~♪ゲームにはうるさいよ、兄ちゃん?」


P「いやいや、ゲームじゃない、本当のことだから」


P(タブーにふれちゃった気がするぞ)

92: 2012/02/20(月) 02:48:22.36 ID:goGYFtDO0

P「まぁ、暇なときにおいで。俺がいるときなら渡せるから」

亜美「でも、兄ちゃん」

P「なんだい、亜美ちゃん?」

真美「中学生のギャルがいきなりおいで、なんて言われて」

亜美「ホイホイ、いっちゃうわけないっしょ?」


P「まぁ………確かに」

真美「ひょっとして、兄ちゃんは」

亜美「亜美達を、誘拐して組織に売り込むつもりなんだねっ!?」


P「そ、組織ぃ?」

93: 2012/02/20(月) 02:49:03.10 ID:goGYFtDO0

真美「そして、真美たちは日本には帰ってこられず」

亜美「そのまま、年中無休の24時間体勢で働かされるんだ」


P「いやいや、もしアイドルになったとしても、24時間働くことなんて」



P(売れたらあるのかな?)


P「って、話がそれすぎだ」


P「売るといっても、アイドルとして売ることになるだろうな」

P「ただ、遊びに来るだけでもいいさ。とりあえずこれ」

スッ

真美「おおっ、これが名刺というものですな~」

亜美「真美ばっかりずるいよー!うあうあー!」


P(一枚あればいいじゃないか)

94: 2012/02/20(月) 02:49:47.16 ID:goGYFtDO0

P「はい、亜美にもね」スッ


P(しかし、双子だったのか…)

P(これは、双子のアイドルとして売り込めば)

P(キャラとしてのインパクト、十二分じゃないか)


春香「プロデューサーさん、買わないんですか?」

P「おっと、待たせちゃったか。すぐ行くよ」

亜美「兄ちゃん、今のってもしかして?」


P「おう、察しが早いな。その通りだ」

95: 2012/02/20(月) 02:51:09.31 ID:goGYFtDO0

真美「やっぱり!?兄ちゃん、あの人高校生?」


P「そうだ、高校生でも立派なものだろ?」


亜美・真美「ムムム…?」ジー

トテトテ

春香「プロデューサーさん、どうかしましぅわあっ!」


ドンガラガッシャーン


P「おい!大丈夫か、春香」


春香「すみません…大丈夫です、プロデューサーさん」

96: 2012/02/20(月) 02:52:18.90 ID:goGYFtDO0



真美「なるほどー。兄ちゃんは、ドジっ娘萌えだね」

亜美「んっふっふ~。彼女さんは、ドジっ娘高校生だね」



春香「えっ!?か、彼女?」

97: 2012/02/20(月) 02:53:32.70 ID:goGYFtDO0

P「な、何が!彼女なんて言ってないだろ?」

真美「えー。でも兄ちゃん、さっき『お察しの通り』って言ったよ?」

亜美「亜美たちの耳は、しっかりレコーディングしてたんだよ」


P「いや、言ったけど…そういう意味で解釈されるなんて思ってなかったんだよ」


亜美「ブー、兄ちゃん。嘘ついちゃダメだよ」

真美「真美たちは、ピュアーな女子中学生なんだよ?」


P(あまり良い印象を与えられなかったかな)

99: 2012/02/20(月) 02:54:43.43 ID:goGYFtDO0


P「ってさっきから、視線がいたいと思ったら…」


店員「………」ジー


P(しまった!!春香が転んだときに、商品が散布してしまったぞ)

P「は、春香。とりあえず周りを片付けて、な?」イソイソ

春香「……え?…は、はい!急ぎましょうわーっ!?」


ドンガラガッシャーン

真「うわーっ!春香、プロデューサー?」

伊織「ちょっと、何してるのよっ!?」

イソイソ

P(店に悪い印象を与えちゃったかな)


P(もうここはこないようにしよう…)

100: 2012/02/20(月) 02:55:58.23 ID:goGYFtDO0

P「やっと、外に出られたー」

P(店員に、終始睨まれていた気がする…)

P(俺が言うのもなんだけど、店員として、手伝わないのはダメだよな)


P「で、君たちも何で来てるの?」

亜美「兄ちゃんが、遊びに来いって言ったんだよー?」

真美「それに、今行った方が、手間が省けるっしょ」

P「まぁ…確かに」


P「それは分かったけどさ」

P「お弁当とかおにぎり、入荷されたてだったよね」


P「なんで、おにぎりごっそり買っちゃうのかな?」

P「なんで、一番大きいレジ袋が二袋もあるのかな?」

101: 2012/02/20(月) 02:57:18.00 ID:goGYFtDO0

765プロにて


P「(経費)おりますか?」

小鳥「(自腹)頑張ってください」キッパリ

P「やだーーー!」

102: 2012/02/20(月) 02:58:33.74 ID:goGYFtDO0

春香「みんなで一緒に食べると美味しいね」モグモグ

真「うん!あ、伊織、それボクがキープしてたのに!」モグモグ


伊織「まだたくさんあるんだから、別にかまわないでしょ」モグモグ


亜美「ここが、765プロなんだねー」

真美「思ったより、メチャちっちゃいね」


ワーワーペチャクチャ

P「そして、765プロに丁度訪れていて…」


P「俺たちが買ってきた、おにぎりに釣られたのが…」

P「キミだ」


美希「ミキなの!」モグモグ


P「キミ…美希だ」

103: 2012/02/20(月) 02:59:43.72 ID:goGYFtDO0

P「何でこんなに人増えているの?」

小鳥「あたし達が、先に帰ってくると…」

………
……


ちょっと前のこと


ガチャ

響「たっだいまー!戻ったぞー!」

貴音「ただいま戻りました」

あずさ「あらー?プロデューサーさんたちは、戻ってないのかしら」


小鳥「まだのようね。時期に戻ってくるでしょうから」

小鳥「お茶を入れてきます」トテトテ

104: 2012/02/20(月) 03:01:29.14 ID:goGYFtDO0

響「それにしても、自分達を、相手にしないなんてっ!」

貴音「わたくし達は、まだ無名の事務所、無理はないですよ」

あずさ「そうね、それでも皆、お仕事欲しいわよね」


響「あーもうっ!思い出しただけで腹立つなー」


小鳥「まぁまぁ、こういう地道な努力が、絶対成功に結びつくから」コトッ

小鳥「それまでは、ひたすら頑張るのみっ。ね?」


貴音「小鳥嬢の言うとおりですよ、響」


響「むぅ…わかったよぅ」


あずさ「ところで、さっきから気になってることがあるの」

小鳥「あずささん、どうかしましたか?」

あずさ「そこで寝てる子は、誰なのかしら?」

105: 2012/02/20(月) 03:02:22.24 ID:goGYFtDO0


……
………

小鳥「こんなことが、あったんです」


P「なるほど、つまり寝ていたと」

P(回想あまり入らない気がするんだけど…)


P「で、美希。765プロに入る気になったのか?」


美希「………」モグモグ

P「…」

アイドル達「………」モグモグ


P(しゅ、シュールだ)

106: 2012/02/20(月) 03:03:47.85 ID:goGYFtDO0


P「はい、おにぎりもひと段落着いたことだし」

P「美希、話を聞かせてもらってもいいかな?」

美希「あふぅ…うん、いいよ」


美希「ミキね、ここでアイドルになるのっ!」

美希「最初は、まだ悩んでたんだけど」

美希「おにぎりいっぱい食べられるし」

美希「ソファでずっと、眠っていられるし…あふぅ」



P「それが理由だと、後々地獄を見るぞ」ボソ

107: 2012/02/20(月) 03:06:04.95 ID:goGYFtDO0

P「まぁ、アイドルになると決めたのならば」

P「うちで、頑張って頂点を目指そうな!」


伊織「トップアイドルの座は、この水瀬伊織ちゃんがもらうけどね、にひひっ♪」

P「って、俺のおにぎりは…?」

春香「え、えと…あー」

真「あんなに買ったのに、もうなくなってる!」

貴音「モグモグ…」

亜美「まぁ、これだけいたらすぐなくなるっしょ」

真美「兄ちゃんゴチー♪」


P「俺まだ食べてないじゃないすか!」

伊織「無視しないでよっ!」

P「やだーーー!」

108: 2012/02/20(月) 03:08:19.86 ID:goGYFtDO0


P「うー…」グーーー




伊織「まったくもぅ…しょうがないわねぇ」スッ


P「こ、これは…おにぎり?」

伊織「食べてないんでしょ?」


P「い、伊織…俺のために取っておいてくれたのかっ!?」

伊織「な、なんでそうなるのよっ!」

P「ありがとう、伊織っ!」


伊織「あ、アンタのためじゃないわよ!変態っ、ド変態っ、変態大人っ!」


P(わりと良い印象を与えたみたいだぞ)モグモグ



貴音「モグモグ…」

109: 2012/02/20(月) 03:09:16.40 ID:goGYFtDO0


小鳥「それはさておき、プロデューサーさん」

P「…んっ、はい。何でしょうか?」

小鳥「彼女達は、どなたでしょうか?」


P「おっと、紹介していませんでしたね」

真美「兄ちゃん、ゲームもまだだよー」

亜美「早く早くー」


P「とりあえず先に、自己紹介しておいてくれないか?」

111: 2012/02/20(月) 03:10:10.08 ID:goGYFtDO0


亜美「双海亜美だよ」

真美「双海真美だよ」

P「と、言うわけで彼女達にも勧誘を施しました」



真美「アイドルとか、メチャイケだねっ、亜美!」

亜美「んっふっふ~♪ガッコの皆に自慢できるよっ!」


P「と、言うわけで彼女たちのアイドル人生が始まりました」





小鳥「ずいぶんあっさりと、きまるものですね…」

112: 2012/02/20(月) 03:10:52.73 ID:goGYFtDO0



P「3人の手続き云々、小鳥さん。よろしくお願いします」

小鳥「はい、わかりました」



P「さて、春香。そろそろ出発しよう」ガチャ

春香「そうですね、うー。緊張してきました」

P「では、真と伊織も、できる限り一緒のレッスンを」

P「他のみんなも、個々にレッスンを頑張ってくれ!」

ガチャン

113: 2012/02/20(月) 03:11:38.39 ID:goGYFtDO0


響「あれ、春香とプロデューサーはどこに行ったの?」

真「ホワイトボードに仕事が入っていれば書いてあるよ」


響「ホントっ!?」タッタッタ

ジー

響「ううっ、自分、何も書かれてないぞ…」



伊織「アンタは入ったばかりじゃない」

114: 2012/02/20(月) 03:12:21.66 ID:goGYFtDO0



P「どうだ、春香…皆と仲良くやっているか?」

春香「はいっ!私一人だけだったときより、とっても楽しいです!」


P「そうだろうな。皆でお互いを見つめて、切磋琢磨していけば」

P「765プロは、一流のプロダクションに仲間入りだ!」

117: 2012/02/20(月) 03:29:34.30 ID:OGXlRtUz0


P「大変な道のりなんだろうけど、一緒に頑張っていこうなっ!」



春香「はいっ、よろしくお願いしますね、プロデューサーさん!」




P(その後の仕事も、緊張もほぐれて自然体で受けることができた)

P(やはり、アイドルとのコミュニケーションは大切だな!)



P(わりと良い印象を与えたみたいだぞ)

118: 2012/02/20(月) 03:30:45.87 ID:OGXlRtUz0

765プロにて


ガチャ


春香・P「ただいま戻りましたー」


小鳥「お帰りなさい、お仕事、ご苦労様です」

P「ただいま、小鳥さん」

小鳥「どうでした、お仕事は?」

P「はい、春香も緊張しないで受けられて」

P「ライターさんにも、バッチリ、良い印象を与えましたよ」

119: 2012/02/20(月) 03:32:50.21 ID:OGXlRtUz0

小鳥「そうですか、よかったわね、春香ちゃんっ」


春香「はい!ありがとうございます、小鳥さん」



小鳥「そういえば、プロデューサーさん」

小鳥「亜美ちゃんと真美ちゃんが、帰るときに」

小鳥「ゲームを貸して欲しいって言ってましたよ?」



P「あ」

120: 2012/02/20(月) 03:34:52.78 ID:OGXlRtUz0


居酒屋にて


P・小鳥「かんぱーい!」チン

ゴクゴクゴク

P「ふぅ…」


P「今日は!ゆっくり、飲みましょうね?」

P(前回飲んだときは、休まるときがなかったからなぁ)


小鳥「え、えへへぇ。ぷりょりゅーしゃーしゃんっ!」


P「この人、進歩ねー!」

121: 2012/02/20(月) 03:37:28.20 ID:OGXlRtUz0

小鳥「や、やだなぁ。冗談ですよ、じょ・う・だ・ん!」

P「急に酔ったりしないんですか、もっと飲めるんですね!」


P(やったーーー!)



小鳥「さて、さっき報告できなかったので、今しますね」

小鳥「私達の方の収穫はゼロでした…」

122: 2012/02/20(月) 03:40:08.36 ID:OGXlRtUz0


P(回想に含まれてたような…)

P「い、いえいえ、無理を言ったのは俺です」

P「小鳥さんには、感謝していますよ」

P「新人である俺の勝手な申し出を引き受けてくれましたし」



小鳥「プロデューサーさんは…765プロ唯一無二のプロデューサーですから」

小鳥「できる限りのお手伝いは、あたしの方でやらせてもらいますよ」

124: 2012/02/20(月) 03:43:11.06 ID:OGXlRtUz0

P「小鳥さんだって、たった一人の事務員じゃないですか」

P「本来は、こっちの仕事を任せるのは恐縮なのですが…」


小鳥「アイドルは多くても、こちら側の人材が明らかに不足していますからね」

P「そうですね…そう思って俺は、一人に声をかけたんですが」

P「やはり、疑われているというか…知名度が明らかに低いというか…」

126: 2012/02/20(月) 03:57:22.28 ID:NuSTgjk60

P・小鳥「はぁ…」


小鳥「なんか、しんみりしちゃいましたね…飲みましょう、プロデューサーさん!」

P「はいっ、今日はとことんお付き合いします!」

………
……


P「でさ…こうなるよね」


小鳥「zzz…んぅ…」スースー

P「承知の上だったからいいけど、っこいしょっと」スッ

127: 2012/02/20(月) 04:00:08.15 ID:NuSTgjk60


ガラガラ

ありがとうございましたー



P「さて、765プロに寝かせればいいのかな」トコトコ


小鳥「zzz…んぁ…?」

小鳥「ピッ!?」

128: 2012/02/20(月) 04:02:52.61 ID:NuSTgjk60

P「あれ、小鳥さん。目が覚めました?」

小鳥(………)

小鳥「スースー」


P「何だ寝言?だったのか」

小鳥(プロデューサーさん、おんぶですよ、おんぶ!)


P(バッチリ良い印象を与えた気がするぞ…)

129: 2012/02/20(月) 04:07:21.24 ID:NuSTgjk60

765プロにて


ガチャ


P「ふぅ、ソファーで寝かせるか」

トテトテ

P「よっこいしょういち、っと」


小鳥「スースー」

130: 2012/02/20(月) 04:14:03.19 ID:NuSTgjk60

P「時間としては、まだ夜になったばかりじゃないか」


P(つぶれるの早すぎだよ、小鳥さん)


P「そして向かいのソファで寝ているキミは!」


美希「スースー…ミキ……なの…」



P「そう、ミキ。ってそうじゃない!おきなさい!」

131: 2012/02/20(月) 04:20:26.11 ID:NuSTgjk60

P(小鳥さんを起こさないように、美希を起こすのは手間がかかった…)


美希「あふぅ…お酒臭いの」

P「す、すまん。さっきまで飲んでいたから」

P「いやっ、そうじゃなくて。美希!もう夜だぞ、家に帰るんだ」


美希「もう夜…あふぅ…」スースー


P「いやいや、寝ちゃダメだっ!」

132: 2012/02/20(月) 04:29:16.92 ID:NuSTgjk60


P(その後も、四苦八苦しながら、何とか美希を家まで送ることができた)



P(さて、こうなることが想定できたし)

P(あらかじめ小鳥さんから、聞いていなかった連絡先と)

P(全員分の評価を聞いておいて正解だった)

134: 2012/02/20(月) 04:33:52.67 ID:NuSTgjk60

春香  ○  千早 ? 響 □  美希  □ 真美 △ 亜美 △ 貴音 □
小鳥 秘密 伊織 □ 真 ○ あずさ ○ 律子 ? 雪歩 ?

(ブタ太 ○ いぬ美 ○ ヘビ香 ○)


現在765プロアイドル…9人
響ファミリー…3匹

P(●は解消したけど、一気に増えすぎだろ…)

135: 2012/02/20(月) 04:39:16.54 ID:NuSTgjk60

P(あずささんが言っていた、良いことってこういうことなのか)


P「ま、考えるのは後だ。765プロに小鳥さん一人寝かせて置くわけにもいかない」

P(いつも以上に、充実して長く感じた一日だった…)




P「チーズハムサンド買えなかったー!」ヤダーーー!

137: 2012/02/20(月) 05:01:35.99 ID:NuSTgjk60
朝、コンビニにて


P「さて、今日俺はある人を再び勧誘すべくここにきました」

ウィーン

いらっしゃいませー



P「あの、ちょっといいですか?」

P(あ、この前のドジな先輩店員)



店員「いらっしゃいませ、どうしましたか?」

店員(確か…レタスサンド買えなかった人だ…クレームだったらどうしよう)

138: 2012/02/20(月) 05:08:58.07 ID:NuSTgjk60

P「ここに、秋月律子って店員がいたと思うのですが…」

P「今日はシフト入ってないのですかね?」


店員(よかった…クレームじゃないんだ)ホッ

店員「えーっと、ですね。秋月さんは」

P「はい」



店員「少し前にやめましたよ」


P「はい………はい?」

139: 2012/02/20(月) 05:11:53.77 ID:NuSTgjk60

P「えええ!?バイトってすぐやめられるものじゃないでしょ!?」

店員「(み、耳が痛い)落ち着いてください、お客様」アセアセ


P「あっと、ごめんなさい」



店員「彼女、元からやめる事は連絡済だったそうですよ」

140: 2012/02/20(月) 05:14:31.20 ID:NuSTgjk60

店員「だから、シフトの数もドンドン減っていって」

店員「つい先日、最後の勤務を終えましたよ?」



P「そうなのか…(勧誘できないじゃないか)」

141: 2012/02/20(月) 05:17:00.14 ID:NuSTgjk60

P「わかりました…」




店員(すごいへこんじゃった…)

P「あと…これください」

店員「あ、ハイ」ピッ




店員(ツナ卵サンド買ってる…)

143: 2012/02/20(月) 05:19:12.29 ID:NuSTgjk60
ウィーン

ありがとうございましたー


765プロにて



P「と、いうことがありました」


小鳥「収穫自体はないんですね」


149: 2012/02/20(月) 06:32:27.25 ID:NuSTgjk60
P「ツナ卵サンドならありますよ」

小鳥「あ、どうも」

モグモグ

小鳥「(不味い…)なんかパサパサしていませんか?」


P「わざと、袋を半開きで持ってきました。乾いてるでしょう?」モグモグ


小鳥「嫌がらせですか…」


P「不味いけど、病み付きですっ!」


小鳥「知りませんよっ!」

152: 2012/02/20(月) 07:03:09.26 ID:P6e97dzZ0


P「さて、食事も済ませたし。今日は皆お休みですし」


小鳥「私は、お口直しがしたいです、まったくっ」


P「では、一緒に食べに行きますか?」




小鳥「へ?」

154: 2012/02/20(月) 07:05:46.51 ID:P6e97dzZ0

道中にて


P「まぁ、昨日は飲みすぎちゃいましたし。ゆっくり行きましょう」

小鳥「ええ、そうですね」


トコトコ



P(思ったが、二人で一緒に出かけるのって飲みにいくとき以外なかったよな)


P(なんて思っていたら、緊張してきた…)

156: 2012/02/20(月) 07:08:54.32 ID:P6e97dzZ0

小鳥「プロデューサーさん?聞いてます?」

P「シュワッ!?」



小鳥(なぜ、巨大変身ヒーロー…)


P「あ、すみません。何か言っていましたか?」



小鳥「もうっ、ちゃんと聞いてくださいよっ」



小鳥「えーっとですね、新しく3人アイドルが増えましたよね」

157: 2012/02/20(月) 07:11:58.75 ID:P6e97dzZ0
小鳥「それに伴って、というわけでは無いのですが」

小鳥「人数も増えてきましたし、こちらでも、プロデューサーを募集することになりました」


P「なるほど…それで、かかってきました?」


小鳥「そんないきなりは、入ってはくれませんよ…」

P「ですよね…」



P(ホイホイ入った俺は何なんだ…)

158: 2012/02/20(月) 07:17:09.55 ID:P6e97dzZ0

小鳥「何しょげているんです、かっ」ピンッ

P「あたっ」パシッ


小鳥「まだまだ、募集かけたばかりですから」

小鳥「これからきっと、ドンドン応募が来ますよ!」


P「そ、そうですよね!俺もできうる限り努力します!」

P(ナーバスに、なってた訳じゃないけど)



P(とは言ってもなぁ…)

161: 2012/02/20(月) 07:20:06.73 ID:P6e97dzZ0


P「秋月律子…彼女は何かティンと来るものがある」

P「そう思っていたけど…辞めてしまったのか」

P「これじゃあ、勧誘できないじゃないかっ!」

P「まさか、他のコンビニに移動したとか?」


P「うーん…わからん」



男の子「あっ、この前の兄ちゃん」

P「ん?」

162: 2012/02/20(月) 07:23:32.27 ID:P6e97dzZ0

男の子「また、自分と話してたの?」

P(しまった!また声に出ていたか?)



P「いやー、俺は隣の…この方に話しかけて…ってあれ?」

男の子「うしろにいる、お姉ちゃんのこと?」


P「うしろ?」クルッ


小鳥「…」キョトン




P(俺が語り始めたから、キョトンとしちゃたのか)

163: 2012/02/20(月) 07:27:21.15 ID:P6e97dzZ0

P「じ、自分に語りかけたくお年頃なんだ。君もそういう日が来るさ」

男の子「えー、そんなの変だよっ」

P(ですよねー)



チョースケー チョースケー


P(誰かが僕を…じゃなかった、この子を呼んでいる)

165: 2012/02/20(月) 07:30:20.50 ID:P6e97dzZ0

男の子「あ、お姉ちゃん!こっちだよー!」


P「君はちょうすけくんって言うのか」

長介「うん!兄ちゃんの名前は?」


P「俺はP。プロデューサーっていうお仕事をやっているんだ」

170: 2012/02/20(月) 08:04:20.22 ID:OGXlRtUz0

長介「ぷろでゅーさー?」


タッタッタッタ


P(こ、この感じっ!?)ジー

女の子「こらっ、ちょうすけ!メッ!ちゃんと一緒にいなさいっ!」



長介「ごめんなさい、お姉ちゃん!」


女の子「もー…あれ、ちょうすけ。この人は?」

171: 2012/02/20(月) 08:06:46.10 ID:OGXlRtUz0


P(俺はコンプレックスは抱いてないぞ。嘘じゃないぞ)ジー


長介「さっきから、このプロ兄ちゃんと話してたんだよ」


P「ぷ、プロ兄ちゃん!?」

P(それってどのくらいのランクなんだ!?)

172: 2012/02/20(月) 08:09:13.74 ID:OGXlRtUz0

女の子「あ、あのー。私の顔、何かついてますかっ?」


P「わっと!ごめんよ。何もついてない、何もついてない!」



長介「きっと、お姉ちゃんに惚れたんだよっ!」

女の子「コラ、ちょうすけっ!変なこと言ったら、メッ!」


P(あながち間違いではない…のかな?スカウト的な意味で)

173: 2012/02/20(月) 08:14:30.25 ID:OGXlRtUz0

女の子「あうう~、失礼なこと言って、すみません」


P「いやいや、構わないよ。見ていたのは事実だし(スカウト的な意味で)」

P「おっと、申し遅れちゃったね。俺は、こういうものだよ」スッ


P(さりげなく、名刺渡しちゃったよ…まぁ別にいいか)

174: 2012/02/20(月) 08:17:24.95 ID:OGXlRtUz0


P「P。765プロっていうところで、プロデューサーのお仕事をしているんだ」

女の子「うわぁ…名刺なんて初めて貰いましたーっ!」



女の子「私、高槻やよいですっ!」

176: 2012/02/20(月) 08:20:39.41 ID:OGXlRtUz0

P(この千早とは違ったガツンと響く声…)


P「やよいちゃんとちょうすけくんか。よろしくね」

やよい「はいっ!よろしくお願いしますっ!」





やよい「あっ、いけないっ!早く帰らなくちゃっ!」


やよい「それでは失礼しますねっ!」


長介「プロ兄ちゃんっ、バイバーイ!」

178: 2012/02/20(月) 08:24:56.65 ID:OGXlRtUz0

P「うーん、高槻やよいちゃんか…いいな(スカウト的な意味で)」


P(おっと、小鳥さんを忘れていた…)クルッ


小鳥「ぷ、プロデューサーさんが…そういうコンプレックスを…」




P「俺は、いたってノーマルですっ!」



P(変な誤解をさせちゃったみたいだ…)

179: 2012/02/20(月) 08:33:29.64 ID:OGXlRtUz0


ファミレスにて


P「誤解が解けて、本当に何よりです」

小鳥「いえいえ、最初からそんな風に見てませんよ」

P(嘘だ…)

180: 2012/02/20(月) 08:36:20.89 ID:OGXlRtUz0


P「よ、よかった…とりあえず何か注文しましょうか?」

小鳥「ええ。プロデューサーさんは何にしますか?」


P「せっかく朝来たので、モーニングBLTサンドセットにします」

小鳥「そうですね。あたしもこの、フルーツヨーグルト&サラダセットにします」

181: 2012/02/20(月) 08:39:48.89 ID:P6e97dzZ0



P「すごいですねー。スープとドリンクバーもついて来るなんて」


小鳥「本当ですね。リーズナブルで、ちょっと得した気分です、ふふっ」



P「そうですね、それでは」


P・小鳥「いただきます」

182: 2012/02/20(月) 08:43:08.82 ID:P6e97dzZ0


P(他愛も無い話に花を咲かせた…)


P(最近のファミレスは、侮れないなっ…!)



小鳥「ヨーグルトもついてくるのは、嬉しいですね」ハム


P「小鳥さんの頼んだセットに、ついてきたのですね。上手そうだ」


小鳥(………)ティン


小鳥「た…食べてみますか?」モジモジ


P「くれるんですか?」

184: 2012/02/20(月) 09:02:20.95 ID:P6e97dzZ0

小鳥「はい、ではどうぞ」

P「何か、催促したみたいですみませんっ」


小鳥「い、いえいえ、いいですよ」ヒョイ

P(あれ…?)


小鳥「それでは……あ、あーん…」スッ

P(えっ!?)ドキッ

小鳥「食べないんですか?」


P「しょんなこと無いですよっ?」

P(た、食べるほうは恥ずかしいんだよな…)

186: 2012/02/20(月) 09:13:13.79 ID:P6e97dzZ0

P「あ、あーん…」パクッ


小鳥「…どうですか?」

P「あ、フルーツが思ったより甘くて美味しい」

小鳥「そうですよね、このセットにして正解でしたっ」






P(俺も誘って正解でした…ラッキーッ)

187: 2012/02/20(月) 09:24:27.12 ID:P6e97dzZ0

ガチャ

ありがとうございました


P「さて、お付き合いありがとうございました」

小鳥「あたしも、ありがとうございました」


P(おや、着信が入ってた…)ピッ


1件:三浦あずさ


P(あずささんだ。何だろうか?)

P「ちょっと、電話出てきますね」ピッ タッタッタ

188: 2012/02/20(月) 09:27:31.19 ID:P6e97dzZ0

Prrrr Prrrr Prrrr ピッ

電話「もしもし、プロデューサーさんですか~?」

P「はい、先ほどお電話をいただいたので…何か用事ですか?」


電話「はい、そうなんです~」

P「そうですか、どう言ったご用件で?」



電話「えと、今からこられますか?」

190: 2012/02/20(月) 09:32:03.77 ID:P6e97dzZ0

P「え!?ど、どこにですか?」

P(迷子?それとも…で、デート!?)


P(よく考えたら、小鳥さんとのアレも…)



電話「公園に、来られますか?」

191: 2012/02/20(月) 09:35:42.65 ID:P6e97dzZ0

公園にて


P(小鳥さんと、別れたあとあずささんに言われた公園にやってきた…)


P「さて…理由はどうあれ、あずささんを見つけなきゃな」

P「まぁ、そんなに広くないからすぐに…いたいた」

タッタッタ

P「お待たせしました、電話出られなくて、すみません」

あずさ「いえいえ、プロデューサーさんも御用があるでしょうから」

192: 2012/02/20(月) 09:40:28.21 ID:P6e97dzZ0


P「そういえば、あずささんが前に言ったこと。当たってましたね」

あずさ「前に言ったこと、ですか~?」


P「はい。明日はいいことがある、って言ってたことです」

P「驚きましたよ。まさか3人もアイドルが増えるなんてっ!」

194: 2012/02/20(月) 09:45:04.24 ID:P6e97dzZ0

あずさ「そうですね、私も、驚きました」

P「ん?あずささんも予想以上の出来事だったんですか?」


あずさ「はい?私は、予想もしませんでしたけど~?」



P(話が若干かみ合ってないのかな)

195: 2012/02/20(月) 09:48:41.25 ID:P6e97dzZ0

あずさ「私が言った、『良いこと』というのはハズレてしまいました」


P「そうなんですか?」


あずさ「亜美ちゃん、真美ちゃん、美希ちゃんが入ってくることは、とっても良いことだと思います」


あずさ「ただ、それが私の言っていた『良いこと』ではないんですよ~」

196: 2012/02/20(月) 10:01:27.81 ID:P6e97dzZ0


P「なるほど、そういう意味ですか」


P「それでは、あずささんの言っていた、良いことって…?」


あずさ「それが、今日呼ばせてもらった理由なんです」

タッタッタ

197: 2012/02/20(月) 10:14:39.67 ID:P6e97dzZ0

?「お、お待たせしましたぁ!」

あずさ「ホラ、プロデューサーさん。彼女が…」


P(はて、この声…?)



P「あっ、君は…この前の!?」

198: 2012/02/20(月) 10:20:46.97 ID:P6e97dzZ0

?「あ、改めましてっ!私、萩原雪歩ですっ!」

P「萩原雪歩さんか、どうもこんにちは、765プロプロデューサーのPです」

雪歩「はいっ、それでその…あのー…」


P「………?」

199: 2012/02/20(月) 10:27:19.54 ID:P6e97dzZ0

あずさ「雪歩ちゃん。がんばって」

雪歩「は、はいっ…あの、ぷ、プロデューサー!」

P「はい、何でしょう?」





雪歩「私を…あ、アイドルにしてくださいっ!」

201: 2012/02/20(月) 10:31:54.32 ID:P6e97dzZ0
P「いいよ」

雪歩「やっぱりそうですよね…私なんか………えっ?」

P「だから、大丈夫。君は立派なアイドルにしてみせるっ!」



雪歩「ほ、ホントですか~!?」

202: 2012/02/20(月) 10:35:15.59 ID:P6e97dzZ0


P(決断が早いと思うかもしれない)

P(というか、前回名刺も渡してあったし)

あずさ「よかったわね、雪歩ちゃん」



P(今回は、あずささんの影響が強かったんだろうな)

203: 2012/02/20(月) 10:41:47.48 ID:P6e97dzZ0

P「えと、ちょっと待っててくれるかな、雪歩ちゃん」

雪歩「は、はいっ!」


雪歩「それと、あのっ…わ、私のことは『雪歩』でかまいません」

雪歩「これから、一緒に働くのに…雪歩ちゃんはちょっと…」


P「わかった、雪歩。ちょっと連絡とっておくからね」





PiPiPiPiPi PiPiPiPiPi

204: 2012/02/20(月) 10:46:40.33 ID:P6e97dzZ0


小鳥「あれ、プロデューサーさんから電話?」ピッ

小鳥「お疲れ様です、音無です」


電話「もしもし、俺です。さっきはお疲れ様でした」


小鳥「はい、プロデューサーさんもお疲れ様でした…ところで、どうかしました?」

電話「それがですね…」

カクカクシカジカ


電話「と、言うわけでして」

205: 2012/02/20(月) 10:49:27.35 ID:P6e97dzZ0

小鳥「ぷ、プロデューサーさん?私達が募集をかけているのって」

電話「アイドルですね、わかります!」

小鳥「違いますっ!」



電話「じょ、冗句ですよ…プロデューサーですよね」


小鳥「そうですよっ、アイドルが増えたら負担は」

電話「勿論、それも承知の上で言ってますよっ」

212: 2012/02/20(月) 11:45:54.16 ID:bVhIFCAz0

小鳥(この自信は、どこから沸いてくるのかしら…)




小鳥「え、えと、社長には言ってあるんですか?」

電話「先ほど、電話を入れたらですね…」

………
……


Prrrrr Prrrrr Prrrrr ピッ


電話「もしもし」

P「お疲れ様です社長、Pです」

213: 2012/02/20(月) 12:02:02.51 ID:P6e97dzZ0

電話「おぉ、君か…どうだね、毎日頑張っているかな?」


P「はい、おかげさまで充実した毎日です!」

電話「うむ、結構」


P「そして、社長、折り入って相談g


電話「ティンと来たっ!勿論オーケーだ!」

P「まだ、何も言ってませんがありがとうございますっ!」


P(ESPが使えたのかっ!?)

215: 2012/02/20(月) 12:09:19.06 ID:P6e97dzZ0

………
……



電話「と、言うわけで了解は得ました」

小鳥(社長が規格外な存在に…)


小鳥「コホン…わかりました。では、プロデューサー探しも念頭に置いてくださいね?」

電話「わかりましたっ!俺、頑張りますね!それでは…」プツッ


ツーツーツー




小鳥「10人目…大丈夫かしら…?」

216: 2012/02/20(月) 12:16:24.18 ID:P6e97dzZ0


P「あずささん、雪歩。お待たせしました」

P「社長と小鳥さんに連絡を入れておきました」

P「交渉せずとも、これから頑張ってくれ。とのことです」


雪歩「そ、それじゃあ…」


P「これから一緒に頑張っていこうなっ!」


あずさ「よかったわね、雪歩ちゃん」

雪歩「は…、はいっ!よ、よろしくお願いしますっ!」

217: 2012/02/20(月) 12:21:50.65 ID:P6e97dzZ0


P(はてさて、彼女らは二人で買い物へ…)



P(俺は、俺で次の用件を済ませなきゃな!)

P(ひとまず、765プロに行って、と…)




P(雪歩も方向音痴、なんてオチは無いだろうな?)

218: 2012/02/20(月) 12:28:02.94 ID:P6e97dzZ0

再び公園にて


P「さぁ、予定より少し遅れてしまった…」

P「どこかな……お、いたいた」


オーイ


P「すまんすまん、待たせてしまった」

220: 2012/02/20(月) 12:32:40.10 ID:P6e97dzZ0

亜美「兄ちゃん、遅いよー」

真美「こんなメチャイケなギャルを待たせるなんてっ!」

P「これでも急いだほうなんだけどな…」


亜美「まぁ、いいや。それじゃあ兄ちゃん」

真美「例のブツを…」



P(ここは調子を合わせるべきか)

224: 2012/02/20(月) 12:59:17.83 ID:bVhIFCAz0

P「そらっ、あんたらが欲しかったのは」スッ

P「コレだろ…?」フッ

ピッ

亜美「おー、コレが兄ちゃんの言ってた『FF』だね」

真美「じゃあ、早速家に帰ってプレイだっ!」

P「え…ノリが戻ってる…?」


亜美「まさか兄ちゃんが、合わせてくれるなんて思わなかったけど」

真美「最後まであの調子じゃ、飽きるっしょ?」

225: 2012/02/20(月) 13:03:29.11 ID:bVhIFCAz0

P「俺すっごい恥ずかしかったよっ!?フッとか言っちゃったよ!?」


亜美「大丈夫だよ、兄ちゃん」

真美「取引の記録は、ココにバッチリっ!」ピッ



動画「そらっ、あんたらが欲しかったのは」スッ

動画「コレだろ…?」フッ

ピッ



P「やめてください、氏んでしまいます」

227: 2012/02/20(月) 13:12:17.16 ID:bVhIFCAz0

亜美「じゃあ、兄ちゃん。亜美たち早速攻略しなきゃいけないから」

真美「ばいばーい♪」



タッタッタッタ




P「………」



P「フッ、この世は欺瞞ばかりだ…」



P(泣いてばかりいられない…)ホロリ

………
……

228: 2012/02/20(月) 13:20:16.24 ID:bVhIFCAz0

P宅にて


P(今日は、辱めを受けたせいで、新たに傷を負ってしまった…)

P(まぁ、二人とも喜んでくれたようで何より)

P(雪歩の連絡先も聞いて、そして今日の評価はコレだっ)

229: 2012/02/20(月) 13:26:29.54 ID:P6e97dzZ0


春香  ○  千早 ? 響 □  美希  □ 真美 △ 亜美 △  貴音  □
小鳥 秘密 伊織 □ 真 ○ あずさ ○ 律子 ? 雪歩 △ やよい ?

(ブタ太 ○ いぬ美 ○ ヘビ香 ○)


現在765プロアイドル…10人
響ファミリー…3匹

230: 2012/02/20(月) 13:28:20.55
浅く広くって感じやね
全員顔出し終わるまでは共通ルートか

233: 2012/02/20(月) 14:03:44.56 ID:P6e97dzZ0

P(今日は、全員にあったわけではないから)

P(変わると言えば、小鳥さんくらいなんだろうけど)


P(秘密じゃあ…まるで分からない)

236: 2012/02/20(月) 14:42:32.84 ID:P6e97dzZ0

P「さて、胃薬も飲んだし…寝るかっ!」


Prrrrr Prrrrr Prrrrr


P「おや、電話?」ピッ


P「もしもし?」


電話「あっ、兄ちゃん?亜美だよー」



電話「今、真美と『FF』プレイしてるんだけどさっ…」





P(その後、注意し損ねて遅くまでゲームの攻略法を教えるのであった…)

237: 2012/02/20(月) 14:47:10.97 ID:P6e97dzZ0

765プロ


P「ね…眠いー…ふぁぁぁ…」

コト

小鳥「ブラックです、大丈夫ですか?」サッ

P「あ、ありがとうございます、小鳥さん」ズズズ



小鳥「………」ジー



P「お盆でガードしなくても、吹きませんから安心してくださいよ」

239: 2012/02/20(月) 14:58:40.55 ID:P6e97dzZ0

小鳥「す、すみません。流石に3回も吹き出すことありませんよね?」

P「疑われるのも、無理はないですけど」ズズズ


P「ふぅ…すっきりしてきた」


P「さて、今日も今日とて…働きますかっ!」

240: 2012/02/20(月) 15:03:33.96 ID:P6e97dzZ0

P「ホワイトボードの確認と追加をしておこう」


P(現在の予定は…)

春香、真、伊織…イベント もうちょい先

P(以上だ、寂しいな)


P(おっと、そうだ!1件取り入ってもらえたところが…)

242: 2012/02/20(月) 15:12:02.30 ID:P6e97dzZ0

P(ケーブルテレビの番組だったな…)キュッキュッ

春、真、伊 …イベント もうちょい先

メンバー不詳…テレビ!  要交渉

P(こんな感じだろうか?)


P「小鳥さん、頼んでおいたアイドルのリストは…」


小鳥「はい、送っておきました」

243: 2012/02/20(月) 15:29:10.88 ID:P6e97dzZ0


P(なんだか一気にプロデューサーとして営業してるよっ!)

P(あの3人のコンディションも大事だけど)

P(他のアイドル達のプロデュースもしっかりしなくては!)





P(体…もつかな?)

245: 2012/02/20(月) 15:32:30.42 ID:P6e97dzZ0


小鳥「そういえば、プロデューサーさん」

P「はい、何でしょうか」



小鳥「今日朝礼で、社長が大切なお知らせがあるとか」




P「大切なお知らせ?」

246: 2012/02/20(月) 15:36:18.69 ID:P6e97dzZ0

朝礼にて


社長「おはよう諸君、忙しい毎日だろうが、倦怠を感じていないかね?」

社長「気がつけば、ここにこれほどの人数のアイドルが増えるとは…」

248: 2012/02/20(月) 15:53:06.64 ID:P6e97dzZ0
社長「それもこれも、君のおかげだよ」

P「はい、ありがとうございます」


社長「この勢いで、仕事ももっととってきて欲しいものだ」


P(痛いところを突かれたなぁ…)

249: 2012/02/20(月) 15:58:02.43 ID:P6e97dzZ0
社長「それは、今後に期待するとして…」

社長「実は今日、君たちに新しい仲間が加わる…!」

P「な、なんとっ!?」

小鳥「えええっ!?」

小鳥(11人目のアイドル…)



P(大海の11…11人いた!…)

社長「では…入りたまえ」

ガチャ

250: 2012/02/20(月) 16:04:58.53 ID:P6e97dzZ0

スタスタスタ トテトテトテ

小鳥「ふ、二人ですかっ!?」

小鳥(あれ、確かあの子は…)



P(なんてこった!…大海の12…十二県記…)

252: 2012/02/20(月) 16:07:19.49 ID:P6e97dzZ0

社長「彼女達は、私が偶然ながらも発見したアイドルの原石だ!」


社長「自己紹介を頼むよ」


二人「はいっ!」

253: 2012/02/20(月) 16:09:47.39 ID:P6e97dzZ0

スーツ「まずは私から…本日よりここのプロデューサー…兼アイドル…を勤めます」


P(12球団…ってあれ、この声って?)

律子「秋月律子です、皆さん、プロデューサーとして…後輩として…よろしくお願いします!」


パチパチパチ

255: 2012/02/20(月) 16:15:57.33 ID:P6e97dzZ0

P(律子!?どういうことだ?)

P(それにその隣にいるのって…!?)


やよい「高槻やよいですっ!皆、よろしくお願いしますっ!」

やよい「うっうー!私がアイドルになるなんてっ、夢見たいですっ!」

パチパチパチ


P(ダメだ…社長はやはり人さらいだった…)

256: 2012/02/20(月) 16:24:24.20 ID:P6e97dzZ0
………
……


P「では、早速二人のミーティングを行いますけど」

やよい「よろしくお願いしまーすっ!」

P「おう、よろしくなっ!」


P「ミーティングといっても、俺の疑問を早々に消化したいんだが、いいかな」

257: 2012/02/20(月) 16:37:12.19 ID:P6e97dzZ0

律子「かまわないですよ。その様子だと、今朝まで何も伝わっていないようですし」

P「では、律子のほうから頼む…」

律子「はい」

………
……

258: 2012/02/20(月) 16:42:32.53 ID:P6e97dzZ0

P「何で名刺入れにポイントカードが・・・」アセアセ

律子(おっちょこちょいなのかしら…)

スッ

P「はい、これが俺の仕事だよ!」


律子「765プロ プロデューサー」

P「そう、アイドルのプロデューサーをしているんだっ!」キリッ


律子「本当なんですか?」

259: 2012/02/20(月) 16:49:53.77 ID:P6e97dzZ0

P「俺を疑ってますか店員さん?」

律子「そうですね、765プロなんて知らないですし」

律子「名詞なんて作ろうと思えばいくらでもそれらしいのは作れますよ?」

P「え、そうなの?」

律子「あと、もう店員じゃありません」

261: 2012/02/20(月) 17:03:42.60 ID:P6e97dzZ0

律子「申し送れましたプロデューサー?さん」

P「疑問系なんだね」

律子「私は、秋月律子です」


P「律子」

266: 2012/02/20(月) 17:24:18.13 ID:P6e97dzZ0

律子「あと、入り口で屯するのは迷惑ですからやめましょうね?」

P「うわっと、ごめんなさい」ササッ


P「じゃ、じゃあ考えておいてくれっ!」

律子「え?ちょっt


タッタッタッタ

律子「行っちゃった…何なのよ?」ペラッ


律子「765プロかー」

267: 2012/02/20(月) 17:30:29.93 ID:P6e97dzZ0

ウィーン

いらっしゃいませー

店員「あれ、秋月さん。忘れ物ですか?」


律子「まぁ、そんなところ…でもね?」ムニィ

店員「い、いふぁいいふぁい!」ギュゥゥゥ

律子「今は、私はお客なの!お客様として扱いなさい!」パッ


店員「いたたた…わかりましたぁ」

店員(お客様は、頬つねって来ませんよー)

268: 2012/02/20(月) 17:40:18.12 ID:P6e97dzZ0
ウィーン

ありがとうございましたー


律子(新しい仕事のために、履歴書を買ったけど)

律子(んー、とりあえず書いてみようかしら?)



律子宅にて

269: 2012/02/20(月) 17:44:58.96 ID:P6e97dzZ0

律子「あー、ダメねっ」

律子(志望理由、思いつかない…)


律子「忘れていたわっ!」ポチッ

カタカタカタカタ


律子(765プロ、765プロ…あったわっ!)


律子(動画のリンクね。活動情報が少しでも分かれば)カチッ

271: 2012/02/20(月) 17:47:44.00 ID:P6e97dzZ0

律子(天海春香…高校生アイドル)ドレドレ


律子(確かにアイドルとしては、申し分ない容姿ね)

律子(この中のアイドルなら、間違いなく彼女が一番)

律子(だけど…って、何?一般の素人が前で歌うの?)


画面「~♪」


律子「こ、コレはっ!?」

272: 2012/02/20(月) 17:49:58.00 ID:P6e97dzZ0

律子(すごいわ…圧倒されちゃった)

律子(でも、コレは…)

カリカリカリカリカリ…


律子(面白いじゃないっ!)


……
………

273: 2012/02/20(月) 17:52:54.68 ID:P6e97dzZ0

律子「そのあと、社長が電話に対応したので旨を伝え」

律子「必要な書類を提出し、入社して今現在に至ります」

P「なるほど」



P(それって、千早の影響?彼女はアイドルじゃないけどな…)

274: 2012/02/20(月) 17:55:51.16 ID:P6e97dzZ0

P「ところで、やよいちゃんはどうだい?」

やよい「プロデューサーっ、私のこと、やよいって呼んでくださいっ!」

やよい「一緒に、お仕事するのに、よそよそしいですっ!」


P「ごめんごめん。それでやよい、君はなぜアイドルに?」スッ

275: 2012/02/20(月) 17:59:44.48 ID:P6e97dzZ0
律子「なんで、電話を取り出してるいるんですか…」

P「大丈夫、国家権力は、小さい子供の味方だよ」

やよい「?私の場合は、社長さんに連れられて…」


ピピピ…

Prrrrr Prrrrr Prrrrr


P「もしもし、誘拐です。犯人が同じ建物にこもっているので捕まえてください」

276: 2012/02/20(月) 18:09:42.79 ID:P6e97dzZ0

P(このあと、事件はすぐに片付いた)


P(まさか、自分の勤め先の社長が誘拐犯だなんて)


P(小鳥さんや、他のアイドル達も恐怖から解放されたことだろう)


P(これからは、社長としての仕事も、覚えないとな!)




社長バッドエンド…?

279: 2012/02/20(月) 18:13:30.62 ID:P6e97dzZ0

P(なんて未来、絶対嫌だっ!)

律子「聞いてますか?プロデューサー?」

P「おっとパラレルワールドにワープしていた、なんでも無いよ?」




律子(少しズレてるんだわ)

引用元: P「友達とかに噂されると恥ずかしいし…」