1: 2009/04/10(金) 09:54:40.60
男「出れないのかな?」
女「出れないでしょ・・・扉無いんだし・・・」
男「そうだよな・・・」
女「・・・」
男「なんか君落ち着いてるよね」
女「そう?まぁ慣れてるしね・・・」
男「こういう状況に?」
女「うん」
男「君、名前は
母「男、朝だよ!いい加減起きなさい!!」
男「・・・ん・・・夢か・・・」
女「出れないでしょ・・・扉無いんだし・・・」
男「そうだよな・・・」
女「・・・」
男「なんか君落ち着いてるよね」
女「そう?まぁ慣れてるしね・・・」
男「こういう状況に?」
女「うん」
男「君、名前は
母「男、朝だよ!いい加減起きなさい!!」
男「・・・ん・・・夢か・・・」
3: 2009/04/10(金) 09:57:49.92
男「はっ」
女「あ・・・また来たの」
男「あ・・・うん・・・てかまた同じ夢見るとは思わなかったけど」
女「私は来てくれて嬉しいな」
男「君は俺の夢が作った人なんだろうか・・・」
女「いや、私も同じ夢を見てるよ?」
男「この夢をか?」
女「うん」
女「あ・・・また来たの」
男「あ・・・うん・・・てかまた同じ夢見るとは思わなかったけど」
女「私は来てくれて嬉しいな」
男「君は俺の夢が作った人なんだろうか・・・」
女「いや、私も同じ夢を見てるよ?」
男「この夢をか?」
女「うん」
6: 2009/04/10(金) 09:59:39.98
男「今日は昨日と違う部屋なんだな・・・」
女「うん・・モデルハウスみたいだね」
男「・・・なんか不思議だな」
女「何が?」
男「いや、夢の中の自分を操作出来てる?って感じがさ」
女「あ~、確かに最初はそう思うかもね~」
男「・・・そういえば名前聞いてなかった・・・君名前は?」
女「私は女」
男「俺は男だ。よろしく」
女「うん、よろしく」
女「うん・・モデルハウスみたいだね」
男「・・・なんか不思議だな」
女「何が?」
男「いや、夢の中の自分を操作出来てる?って感じがさ」
女「あ~、確かに最初はそう思うかもね~」
男「・・・そういえば名前聞いてなかった・・・君名前は?」
女「私は女」
男「俺は男だ。よろしく」
女「うん、よろしく」
11: 2009/04/10(金) 10:03:04.09
女「ここは何処の建物なんだろうね?」
男「外は暗くてよくわかんないな・・・街燈はチラホラ見えるけど・・・」
女「外出てみる?」
男「そうだな・・・せっかく夢を歩き周れるんだからね」
女「じゃ、玄関行こうか」
男「うん」
男「あれ、なんでここだけ石の壁なんだ?」
女「夢だからじゃない?ほら、なんでかボーリング玉転がってるし」
男「ホントだ・・・なんか面白いな」
男「外は暗くてよくわかんないな・・・街燈はチラホラ見えるけど・・・」
女「外出てみる?」
男「そうだな・・・せっかく夢を歩き周れるんだからね」
女「じゃ、玄関行こうか」
男「うん」
男「あれ、なんでここだけ石の壁なんだ?」
女「夢だからじゃない?ほら、なんでかボーリング玉転がってるし」
男「ホントだ・・・なんか面白いな」
13: 2009/04/10(金) 10:05:31.78
ガチャガチャ
男「ん?」
女「どうしたの?」
男「鍵がかかって開かない・・・内側なのに」
女「まぁ・・・夢ってそういうモノだよね」
男「ここ以外に出れる場所ないかな?」
女「んー・・・じゃあちょっと手分けして探そうか?」
男「そうだな」
フッ
男「・・・・!?」
女「あら、変わっちゃったね」
男「変わった・・・・ってあれ?なんでプールに??」
女「夢で突然場所が変わる事あるでしょ?それだよ」
男「あ・・・そうか。折角だから外出たかったなぁ」
男「ん?」
女「どうしたの?」
男「鍵がかかって開かない・・・内側なのに」
女「まぁ・・・夢ってそういうモノだよね」
男「ここ以外に出れる場所ないかな?」
女「んー・・・じゃあちょっと手分けして探そうか?」
男「そうだな」
フッ
男「・・・・!?」
女「あら、変わっちゃったね」
男「変わった・・・・ってあれ?なんでプールに??」
女「夢で突然場所が変わる事あるでしょ?それだよ」
男「あ・・・そうか。折角だから外出たかったなぁ」
14: 2009/04/10(金) 10:08:33.95
男「プールっつーけど、水入ってないな」
女「泳ぎたかったの?」
男「んー・・・いや別に」
女「ねえ、あそこに椅子があるから座ろうよ」
男「ああ」
女「よいしょっと」
男「んー・・なんとも不思議な座り心地・・・」
女「夢って飽きないからいいよね・・・いつでも新鮮な気分を味わえるから・・・」
男「そうだよな」
女「そういや男君は学生なの?」
男「ん?ああ、学
母「起きなさいってんでしょ!!!」
男「・・え?・・・あー・・・あ・・・夢か・・・」
女「泳ぎたかったの?」
男「んー・・・いや別に」
女「ねえ、あそこに椅子があるから座ろうよ」
男「ああ」
女「よいしょっと」
男「んー・・なんとも不思議な座り心地・・・」
女「夢って飽きないからいいよね・・・いつでも新鮮な気分を味わえるから・・・」
男「そうだよな」
女「そういや男君は学生なの?」
男「ん?ああ、学
母「起きなさいってんでしょ!!!」
男「・・え?・・・あー・・・あ・・・夢か・・・」
15: 2009/04/10(金) 10:10:21.87
男「母さん、起こさないでよ!!!」
母「何言ってんの!遅刻するでしょ!!」
男「う・・・」
母「さっさと支度しなさい!」
男「へーい」
母「何言ってんの!遅刻するでしょ!!」
男「う・・・」
母「さっさと支度しなさい!」
男「へーい」
17: 2009/04/10(金) 10:12:47.27
男「・・・・ん?」
男「・・・あれ?俺確か授業受けて・・・ああ、寝ちゃったのか・・・」
男「・・・女さんはいないのか?」
男「おーい、女さーん・・・」
男「・・・なんか、女さんがいないと怖いな・・・何処の街だよここ・・・」
男「・・・・・・・静かすぎて耳が痛い・・・・どっか行こう・・・」
男「・・・あれ?俺確か授業受けて・・・ああ、寝ちゃったのか・・・」
男「・・・女さんはいないのか?」
男「おーい、女さーん・・・」
男「・・・なんか、女さんがいないと怖いな・・・何処の街だよここ・・・」
男「・・・・・・・静かすぎて耳が痛い・・・・どっか行こう・・・」
19: 2009/04/10(金) 10:14:45.40
男「夢の中でもコンビニはあるんだな・・・なんか変なの」
ウィーン
男「自動ドアは動くのか・・・」
男「・・・なんか見た事ない雑誌ばっかだな・・・」
男「・・・・・」
男「やだな、怖ぇな・・・前みたいに場所フッと変わってくれないかな・・・・」
男「・・・・」
男「念じても駄目か・・・?んんん・・・・・・・」
男「・・・・・」
男「・・・駄目か」
ウィーン
男「自動ドアは動くのか・・・」
男「・・・なんか見た事ない雑誌ばっかだな・・・」
男「・・・・・」
男「やだな、怖ぇな・・・前みたいに場所フッと変わってくれないかな・・・・」
男「・・・・」
男「念じても駄目か・・・?んんん・・・・・・・」
男「・・・・・」
男「・・・駄目か」
21: 2009/04/10(金) 10:17:35.41
男「ってか俺授業中に寝てるんだよな・・・誰か起こせよ」
男「・・・夢の中の一時間って向こうでどれぐらいなんだろ・・・」
男「・・・はぁ、誰か来てくれよ・・・」
男「・・・え?まだここに来て3分くらいしか経ってないのにもう日が暮れ始めてる?」
男「いや・・・夢だからか・・・ってどうしよう・・・なんか空の色も虹色だし・・・」
男「やべぇ、怖ぇぇ・・・」
男「・・・夢の中の一時間って向こうでどれぐらいなんだろ・・・」
男「・・・はぁ、誰か来てくれよ・・・」
男「・・・え?まだここに来て3分くらいしか経ってないのにもう日が暮れ始めてる?」
男「いや・・・夢だからか・・・ってどうしよう・・・なんか空の色も虹色だし・・・」
男「やべぇ、怖ぇぇ・・・」
23: 2009/04/10(金) 10:19:55.77
男「女さん何処だよ・・・」
女「男君?」
男「おわっ!?び、びっくりした・・・!」
女「あ・・・ごめんね。びっくりさせちゃった」
男「今まで何処にいたのさ?」
女「いや、私今ここに来たんだよ?今日は君の方が先に夢に来てたみたいだね」
男「そうか・・・まぁいいや・・・安心したよ」
女「男君?」
男「おわっ!?び、びっくりした・・・!」
女「あ・・・ごめんね。びっくりさせちゃった」
男「今まで何処にいたのさ?」
女「いや、私今ここに来たんだよ?今日は君の方が先に夢に来てたみたいだね」
男「そうか・・・まぁいいや・・・安心したよ」
25: 2009/04/10(金) 10:23:08.37
男「ん?て事はいつも俺が見てる夢は女さんの方が先に来てたって事か」
女「うん、そうだね」
男「いきなり現れてビックリしなかったの?」
女「うん、慣れてるしね」
男「俺以外にも人が来た事あるんだ?・・いや、あるよね」
女「それはね・・・最初は私も怖かったけど・・所詮夢だからさ」
男「・・・そうだよな、どんな怖い目にあったって夢だもんな」
女「そうそう」
女「うん、そうだね」
男「いきなり現れてビックリしなかったの?」
女「うん、慣れてるしね」
男「俺以外にも人が来た事あるんだ?・・いや、あるよね」
女「それはね・・・最初は私も怖かったけど・・所詮夢だからさ」
男「・・・そうだよな、どんな怖い目にあったって夢だもんな」
女「そうそう」
26: 2009/04/10(金) 10:26:52.38
女「そういえば、昨日は話の途中で男君いなくなっちゃったけど・・・」
男「え?ああ・・そうだね、親に叩き起こされて・・・なんの話だったっけ?」
女「えーと・・確か男君が学生なのかどうかって・・・」
男「ああ、そうだった!俺は学生だよ、今は授業中なんだ」
女「じゃあ居眠りか・・・また叩き起こされるんじゃない?」
男「うーん、そうかもね~・・・女さんは学生なの?」
女「うん・・一応ね」
男「一応?」
女「私、今病院で寝たきりの生活送ってるんだ」
男「寝たきり?」
男「え?ああ・・そうだね、親に叩き起こされて・・・なんの話だったっけ?」
女「えーと・・確か男君が学生なのかどうかって・・・」
男「ああ、そうだった!俺は学生だよ、今は授業中なんだ」
女「じゃあ居眠りか・・・また叩き起こされるんじゃない?」
男「うーん、そうかもね~・・・女さんは学生なの?」
女「うん・・一応ね」
男「一応?」
女「私、今病院で寝たきりの生活送ってるんだ」
男「寝たきり?」
29: 2009/04/10(金) 10:30:43.98
女「事故でね・・・時々意識が戻るような状態の生活で・・・現実よりこっちにいる時間の方が長いの」
男「そうなんだ・・・大変だね・・・」
女「でも、夢の方が面白いしね。好きに動けるし」
男「うーん」
女「まぁ意識が戻ればそれに越した事はないけどね」
男「何処の病院なの?」
女「○○病院」
男「え?凄い遠いじゃん!」
女「あはは・・夢で会った人達も同じ反応だったなぁ」
男「・・夢って不思議だな。そんな遠くにいる人でもこうやって会えるんだし」
女「まぁ、夢だしね」
男「そうなんだ・・・大変だね・・・」
女「でも、夢の方が面白いしね。好きに動けるし」
男「うーん」
女「まぁ意識が戻ればそれに越した事はないけどね」
男「何処の病院なの?」
女「○○病院」
男「え?凄い遠いじゃん!」
女「あはは・・夢で会った人達も同じ反応だったなぁ」
男「・・夢って不思議だな。そんな遠くにいる人でもこうやって会えるんだし」
女「まぁ、夢だしね」
30: 2009/04/10(金) 10:34:49.71
男「・・・中々起きないな」
女「向こうじゃまだ1分も経ってないかもね・・・もしかしたらほっぽかれてるのかも」
男「・・まぁ、それはそれでいいけどね」
女「いいんだw」
男「・・・てかあっという間に外真っ暗になっちゃったな」
女「そうだね・・・どうする?」
男「どうする?どうするって」
女「せっかく夢に来たんだし・・・外出てみない?この前は出れなかったし」
男「いやでも・・真っ暗だけど」
女「大丈夫、夢なんだし」
女「向こうじゃまだ1分も経ってないかもね・・・もしかしたらほっぽかれてるのかも」
男「・・まぁ、それはそれでいいけどね」
女「いいんだw」
男「・・・てかあっという間に外真っ暗になっちゃったな」
女「そうだね・・・どうする?」
男「どうする?どうするって」
女「せっかく夢に来たんだし・・・外出てみない?この前は出れなかったし」
男「いやでも・・真っ暗だけど」
女「大丈夫、夢なんだし」
32: 2009/04/10(金) 10:40:11.02
男「・・・この街って何処の街なんだろうな~」
女「夢の街かもしれないし・・・男君の記憶が作った街なのかもね」
男「俺の記憶か・・・そういえば夢で前見た事ある景色とかたまに出てくるよね」
女「うん、私なんか時々病院に来る事もあるし」
男「自分の?」
女「うん、すっごい静かでさ・・・怖いよ?」
男「怖いよなぁ~」
女「たまに、同じ病院の人と会う事もあるんだけどね。お爺ちゃんお婆ちゃんだから愚痴ばっかで・・・」
男「あはは、そりゃ大変だな・・・」
女「その気持ち解るんだけどね・・・寝たきりだと
先生「男!!」
男「はっ!!・・・ん・・・あぇ?」
先生「あぇ?じゃない!寝るな!」
男「・・・あ・・・すいません」
女「夢の街かもしれないし・・・男君の記憶が作った街なのかもね」
男「俺の記憶か・・・そういえば夢で前見た事ある景色とかたまに出てくるよね」
女「うん、私なんか時々病院に来る事もあるし」
男「自分の?」
女「うん、すっごい静かでさ・・・怖いよ?」
男「怖いよなぁ~」
女「たまに、同じ病院の人と会う事もあるんだけどね。お爺ちゃんお婆ちゃんだから愚痴ばっかで・・・」
男「あはは、そりゃ大変だな・・・」
女「その気持ち解るんだけどね・・・寝たきりだと
先生「男!!」
男「はっ!!・・・ん・・・あぇ?」
先生「あぇ?じゃない!寝るな!」
男「・・・あ・・・すいません」
33: 2009/04/10(金) 10:42:24.88
男「・・起こすなよ(ボソッ)」
先生「ん?なんか言ったか?」
男「い、いやなんでも・・・」
友「お前、すっげぇ気持ちよさそうに眠ってたぞ?」
男「マジか?」
友「なんか寝言言ってたしな。聞き取れなかったけど・・・それでバレたんだろ」
男「くー・・・寝言出さないようにしないと駄目だなぁ・・・」
友「いや、てか寝るなよ」
先生「ん?なんか言ったか?」
男「い、いやなんでも・・・」
友「お前、すっげぇ気持ちよさそうに眠ってたぞ?」
男「マジか?」
友「なんか寝言言ってたしな。聞き取れなかったけど・・・それでバレたんだろ」
男「くー・・・寝言出さないようにしないと駄目だなぁ・・・」
友「いや、てか寝るなよ」
34: 2009/04/10(金) 10:44:40.76
男「おやすみー」
母「おやすみ」
男「(また突然消えちゃって悪い事したなぁ・・・あんな暗い所で・・・)」
男「(会ったらまず謝らなくっちゃな・・・・よし)」
男「・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・・・・」
男「・・・・やばい、眠れない」
母「おやすみ」
男「(また突然消えちゃって悪い事したなぁ・・・あんな暗い所で・・・)」
男「(会ったらまず謝らなくっちゃな・・・・よし)」
男「・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・・・・」
男「・・・・やばい、眠れない」
36: 2009/04/10(金) 10:47:19.14
男「(寝るって意識するからか・・・?寝れない・・・・)」
チッチッチッチ・・・
男「(・・・・)」
チッチッチッチッチ・・・・
男「(くそ・・・秒針刻む音が耳につく・・・!)」
チッチッチッチッチッチッチッチッチ・・・
男「(だあああ!うるせぇ!)」
男「(あ、そうだ・・音楽聴きながらならいけるかも・・・)」ゴソゴソ
チッチッチッチ・・・
男「(・・・・)」
チッチッチッチッチ・・・・
男「(くそ・・・秒針刻む音が耳につく・・・!)」
チッチッチッチッチッチッチッチッチ・・・
男「(だあああ!うるせぇ!)」
男「(あ、そうだ・・音楽聴きながらならいけるかも・・・)」ゴソゴソ
37: 2009/04/10(金) 10:49:17.87
男「っ!」
男「・・・よし、寝れたか」
男「なんかカビ臭い所だな・・・ジトジトしてるし・・・」
男「女さーん・・・?」
男「・・・・・・」
男「女さんは来てないのか・・・夜なのに?」
男「まぁいいか・・・少ししたら来るかな・・・」
男「・・・よし、寝れたか」
男「なんかカビ臭い所だな・・・ジトジトしてるし・・・」
男「女さーん・・・?」
男「・・・・・・」
男「女さんは来てないのか・・・夜なのに?」
男「まぁいいか・・・少ししたら来るかな・・・」
39: 2009/04/10(金) 10:52:25.59
男「さて、どうやって出よう・・・」
男「暗くてよくわかんねぇ・・・ん?」
男「俺いつの間にライトなんか・・・まぁいいか・・夢だし」
カチッ
男「・・・どっかの地下室みたいだな・・・・」
男「えーーと・・・あ、あそこから出るのか・・・」
ガチャ
男「・・・マジかよ。また鍵かかってんのかよ」
男「・・っても出口はここしかないよな・・・」
男「・・・・・どうしよう、せっかく寝れたのに」
男「暗くてよくわかんねぇ・・・ん?」
男「俺いつの間にライトなんか・・・まぁいいか・・夢だし」
カチッ
男「・・・どっかの地下室みたいだな・・・・」
男「えーーと・・・あ、あそこから出るのか・・・」
ガチャ
男「・・・マジかよ。また鍵かかってんのかよ」
男「・・っても出口はここしかないよな・・・」
男「・・・・・どうしよう、せっかく寝れたのに」
40: 2009/04/10(金) 10:55:23.84
男「・・・女さん何やってんだろ・・・夜はいつも先にいたのに」
男「意識が時々戻る状態とか言ってたけど・・・今起きてるって事か・・・?」
男「いや、それはそれでめでたいんだけど・・・・」
ガチャリッ
男「!?(ビクッ)」
ギイイィ・・・
男「(あ・・開いた)」
男「意識が時々戻る状態とか言ってたけど・・・今起きてるって事か・・・?」
男「いや、それはそれでめでたいんだけど・・・・」
ガチャリッ
男「!?(ビクッ)」
ギイイィ・・・
男「(あ・・開いた)」
42: 2009/04/10(金) 11:00:23.77
女「あ、男君。ここにいたんだ」
男「女さん!・・・ああ、よかった」
女「ずっと閉じ込められてたの?」
男「うん・・・来てくれてありがとう」
女「足元気をつけてね」
男「うん」
フッ
男「・・・?ああ・・・場所が変わったのか」
女「だね・・・少し慣れてきたんじゃない?」
男「そうかな?」
女「うんうん」
男「・・・地下室出たと思ったら綺麗な草原って・・なんか変なの」
女「夢だからね~。でも、地下室よりはマシでしょ?」
男「ああ・・・そうだね」
男「女さん!・・・ああ、よかった」
女「ずっと閉じ込められてたの?」
男「うん・・・来てくれてありがとう」
女「足元気をつけてね」
男「うん」
フッ
男「・・・?ああ・・・場所が変わったのか」
女「だね・・・少し慣れてきたんじゃない?」
男「そうかな?」
女「うんうん」
男「・・・地下室出たと思ったら綺麗な草原って・・なんか変なの」
女「夢だからね~。でも、地下室よりはマシでしょ?」
男「ああ・・・そうだね」
44: 2009/04/10(金) 11:03:19.31
女「ここね、実は私がよく来てた場所なんだ」
男「ん?夢でって事?」
女「んーん、現実で・・・事故る前にね」
男「え・・あ、ごめん」
女「なんで謝るの?別にいいよー」
男「ここは女さんの故郷なの?」
女「うん、綺麗でしょ?」
男「うん・・・なんか映画みたいだ」
女「こっち来て!」
男「あ、うん」
男「ん?夢でって事?」
女「んーん、現実で・・・事故る前にね」
男「え・・あ、ごめん」
女「なんで謝るの?別にいいよー」
男「ここは女さんの故郷なの?」
女「うん、綺麗でしょ?」
男「うん・・・なんか映画みたいだ」
女「こっち来て!」
男「あ、うん」
46: 2009/04/10(金) 11:05:17.30
女「ここでよく遊んでたんだー」
男「へぇー・・・立派な大木だね」
女「木登り出来る?」
男「え?いや実はやった事なくて・・・」
女「大丈夫、夢だから・・・出来るって思えば出来るよ!よっと・・・!」
男「あ、ちょっと待って・・・」
男「へぇー・・・立派な大木だね」
女「木登り出来る?」
男「え?いや実はやった事なくて・・・」
女「大丈夫、夢だから・・・出来るって思えば出来るよ!よっと・・・!」
男「あ、ちょっと待って・・・」
48: 2009/04/10(金) 11:09:04.48
女「いい景色でしょ?」
男「ホントだ・・・風も気持ちいいね」
女「あそこに住宅街見えるでしょ?」
男「うん」
女「あそこの赤い屋根、あれが私の家」
男「へぇ~・・・」
女「私、絵描くの好きでね・・・よくここに登って家の絵とか描いてたんだよね」
男「確かに、絵描くには絶好の場所だね・・・」
女「そうだ、せっかくだから私の家に行ってみる?」
男「え?いいの??」
女「夢なんだから、遠慮しないでよー」
男「あ・・それもそうだな」
女「じゃ、行こう!」
男「うんっ」
男「ホントだ・・・風も気持ちいいね」
女「あそこに住宅街見えるでしょ?」
男「うん」
女「あそこの赤い屋根、あれが私の家」
男「へぇ~・・・」
女「私、絵描くの好きでね・・・よくここに登って家の絵とか描いてたんだよね」
男「確かに、絵描くには絶好の場所だね・・・」
女「そうだ、せっかくだから私の家に行ってみる?」
男「え?いいの??」
女「夢なんだから、遠慮しないでよー」
男「あ・・それもそうだな」
女「じゃ、行こう!」
男「うんっ」
51: 2009/04/10(金) 11:24:07.41
女「ここだよ。さ、入って入って」
男「お邪魔しまーす・・・・」
女「・・・私も久々に来たなぁ・・・懐かしい匂い・・・」
男「・・・早くよくなるといいね」
女「・・・・ありがとう、男君・・・。さ、二階が私の部屋だからさ!上がって上がって!」
男「うん」
女「自分の部屋に友達を入れるってのも・・・なんか凄い久しぶり・・・なんか嬉しいな・・・」
男「・・・女さんがよくなったら、俺、遊びに行くよ」
女「・・・本当?」
男「うん」
女「・・・ありがとう、ね」
男「なんかキモい事言っちゃったかな?ごめんw」
女「いや、そんな事ないよ。ホントに嬉し
母「起きろってんでしょ!!!」
男「!・・・・・・・・・はぁ」
男「お邪魔しまーす・・・・」
女「・・・私も久々に来たなぁ・・・懐かしい匂い・・・」
男「・・・早くよくなるといいね」
女「・・・・ありがとう、男君・・・。さ、二階が私の部屋だからさ!上がって上がって!」
男「うん」
女「自分の部屋に友達を入れるってのも・・・なんか凄い久しぶり・・・なんか嬉しいな・・・」
男「・・・女さんがよくなったら、俺、遊びに行くよ」
女「・・・本当?」
男「うん」
女「・・・ありがとう、ね」
男「なんかキモい事言っちゃったかな?ごめんw」
女「いや、そんな事ないよ。ホントに嬉し
母「起きろってんでしょ!!!」
男「!・・・・・・・・・はぁ」
53: 2009/04/10(金) 11:26:56.96
男「起こすなよ!!」
母「!?・・な、なに言ってんの!遅刻するでしょ!」
男「うー・・・くそっ(女さん、ゴメンな~・・・・)」
友「・・なんか機嫌悪そうだな」
男「ん?・・・ああ、いい夢見てたんだけどさ。親に起こされて」
友「どうせ工Oい夢でも見てたんだろ?」
男「そ、そんなんじゃねぇよ!」
母「!?・・な、なに言ってんの!遅刻するでしょ!」
男「うー・・・くそっ(女さん、ゴメンな~・・・・)」
友「・・なんか機嫌悪そうだな」
男「ん?・・・ああ、いい夢見てたんだけどさ。親に起こされて」
友「どうせ工Oい夢でも見てたんだろ?」
男「そ、そんなんじゃねぇよ!」
54: 2009/04/10(金) 11:29:55.11
先生「―であるからして・・・」
男「(今寝て謝りに行きたいけど・・・同じ授業で寝るのもな・・・)」
男「(今夜、謝ろう・・・許してくれるかな・・・ガッカリさせたよな・・・はぁ・・・)」
男「(今寝て謝りに行きたいけど・・・同じ授業で寝るのもな・・・)」
男「(今夜、謝ろう・・・許してくれるかな・・・ガッカリさせたよな・・・はぁ・・・)」
56: 2009/04/10(金) 11:34:08.96
男「おやすみ」
母「おやすみ・・あ、明日は休みだね」
男「え?・・ああ!そうか!起こさないでよ!おやすみ!!」
母「え?う、うん・・・どうしたんだろ」
男「そうだそうだ、明日は学校休みだ・・・これで邪魔される事もない・・・よし、寝るぞ!」
男「・・・・」ドキドキドキ
男「・・・・・」ドキドキドキ
男「・・・くそ・・・ワクワクして寝れない・・・小学生か俺は」
母「おやすみ・・あ、明日は休みだね」
男「え?・・ああ!そうか!起こさないでよ!おやすみ!!」
母「え?う、うん・・・どうしたんだろ」
男「そうだそうだ、明日は学校休みだ・・・これで邪魔される事もない・・・よし、寝るぞ!」
男「・・・・」ドキドキドキ
男「・・・・・」ドキドキドキ
男「・・・くそ・・・ワクワクして寝れない・・・小学生か俺は」
58: 2009/04/10(金) 11:36:10.87
男「・・・・・・(寝れよ!俺・・・)」
男「・・・・・・・!!!!」
男「・・・・・」
男「・・・・・・」
男「・・・・・・・!!!!」
男「・・・・・」
男「・・・・・・」
59: 2009/04/10(金) 11:39:27.42
男「・・・・はっ」
男「・・・くそ・・・!」
男「折角休みなのに・・・なんでこんな時に限って・・・」
男「・・・はぁ・・・(なんか喉渇いたな・・・)」
男「・・・くそ・・・!」
男「折角休みなのに・・・なんでこんな時に限って・・・」
男「・・・はぁ・・・(なんか喉渇いたな・・・)」
61: 2009/04/10(金) 11:41:36.42
男「・・あれ?なんで水出ないんだ?」
男「・・・ち、イライラさせるなや・・・」
女「男君?」
男「うわっ!?・・・!??え、なんで?」
女「なんで・・・?ああ、その反応・・・ここが男君の家なんだ?」
男「え・・?・・え、俺自分の家の夢見てるって事?」
女「そうだね。現に私がここにいるし・・・」
男「あ・・・そうか・・・何時の間に・・・」
男「・・・ち、イライラさせるなや・・・」
女「男君?」
男「うわっ!?・・・!??え、なんで?」
女「なんで・・・?ああ、その反応・・・ここが男君の家なんだ?」
男「え・・?・・え、俺自分の家の夢見てるって事?」
女「そうだね。現に私がここにいるし・・・」
男「あ・・・そうか・・・何時の間に・・・」
62: 2009/04/10(金) 11:45:37.27
女「ごめん、私男君の家だって知らないであちこち動き回っちゃった・・・」
男「いや・・別にいいんだけど・・・」
女「混乱するよね~・・私も最初そうだった・・・あの事故が全部夢だったんだ~って思えて・・・」
男「・・あ、そうだ!昨日はゴメン・・・急にいなくなっちゃって・・・」
女「ああ、気にしないで。仕方ない事だから・・・」
男「ウチのバカ親がいっつもいい所で起こすんだよ」
女「あはは、いいじゃん。そのお陰で遅刻しないんだし」
男「んー・・まぁ、そうだね」
男「いや・・別にいいんだけど・・・」
女「混乱するよね~・・私も最初そうだった・・・あの事故が全部夢だったんだ~って思えて・・・」
男「・・あ、そうだ!昨日はゴメン・・・急にいなくなっちゃって・・・」
女「ああ、気にしないで。仕方ない事だから・・・」
男「ウチのバカ親がいっつもいい所で起こすんだよ」
女「あはは、いいじゃん。そのお陰で遅刻しないんだし」
男「んー・・まぁ、そうだね」
63: 2009/04/10(金) 11:49:03.93
男「そうだ、女さん。外出ない?」
女「外?いいけど?」
男「今度は俺の好きな場所に案内するよ」
女「あ、いいね~楽しみ~」
男「女さん、外から入って来たの?」
女「うん、ベランダが開いてたから・・・」
男「よし、じゃあ行こうか」
女「外?いいけど?」
男「今度は俺の好きな場所に案内するよ」
女「あ、いいね~楽しみ~」
男「女さん、外から入って来たの?」
女「うん、ベランダが開いてたから・・・」
男「よし、じゃあ行こうか」
66: 2009/04/10(金) 11:52:40.48
男「あれ、家の中は夜中なのに外は夕焼けだ・・・」
女「夢ならでは、だよね」
男「うん・・なんか、夢っていいよな」
女「うん・・・私もそう思う」
「こんばんわ~」
男「こんばんわ~」
女「私達の他にもこの夢に来た人がいるんだね」
男「あの人は近所のお爺さんだね。かなりボケ入っちゃってる人だけど・・・夢の世界は普通なんだ・・・」
女「夢ならでは、だよね」
男「うん・・なんか、夢っていいよな」
女「うん・・・私もそう思う」
「こんばんわ~」
男「こんばんわ~」
女「私達の他にもこの夢に来た人がいるんだね」
男「あの人は近所のお爺さんだね。かなりボケ入っちゃってる人だけど・・・夢の世界は普通なんだ・・・」
70: 2009/04/10(金) 11:56:32.97
男「はい、到着」
女「大きい公園だね」
男「女さんの故郷ほど綺麗な場所でもないけどね・・・ここは俺が小さい頃よく遊んでた場所なんだ」
女「へぇ~・・・あ、あれケンケンパの線じゃない?」
男「ああ、ホントだ。今はこんなのやってる子なんていないよね・・・懐かしいや」
女「私も小さい頃よくやってたな~・・・他にもチョークで電柱に落書きしたりね」
男「ああ、やったやったw」
女「花火した時、地面につけて文字とか書いてなかった?」
男「やったやったww・・・懐かしいなぁ」
女「大きい公園だね」
男「女さんの故郷ほど綺麗な場所でもないけどね・・・ここは俺が小さい頃よく遊んでた場所なんだ」
女「へぇ~・・・あ、あれケンケンパの線じゃない?」
男「ああ、ホントだ。今はこんなのやってる子なんていないよね・・・懐かしいや」
女「私も小さい頃よくやってたな~・・・他にもチョークで電柱に落書きしたりね」
男「ああ、やったやったw」
女「花火した時、地面につけて文字とか書いてなかった?」
男「やったやったww・・・懐かしいなぁ」
71: 2009/04/10(金) 11:59:40.72
女「夕焼けのせいか・・・すごい幻想的に見えるね・・・」
男「だね・・・景色が夕焼けなのもこの景色が凄い印象に残ってたからなのかな・・・」
女「・・・いいなぁ・・・」
男「ん?」
女「私・・・生で見てみたいな・・この景色を・・・」
男「・・・一緒に見ようよ、女さんがよくなったらさ・・・」
女「!・・・そうだね・・・ありがとう」
男「だね・・・景色が夕焼けなのもこの景色が凄い印象に残ってたからなのかな・・・」
女「・・・いいなぁ・・・」
男「ん?」
女「私・・・生で見てみたいな・・この景色を・・・」
男「・・・一緒に見ようよ、女さんがよくなったらさ・・・」
女「!・・・そうだね・・・ありがとう」
75: 2009/04/10(金) 12:04:05.79
男「そういえば聞いてみたかったんだけどさ」
女「ん?」
男「今、ここは俺の夢だけど・・・俺が先に目ぇ覚めたらどうなるの?」
女「この世界は終わっちゃうね。ここに来た人達も別の夢に飛ばされるんだよ」
男「ふーん・・・じゃあ今まで景色がフッって突然変わったのも誰かの夢の世界だったって事?」
女「それもあるだろうし・・・そうじゃないのかもしれないし・・・詳しい事はわからないけどね」
男「まぁ、そうだよね・・・・ごめん、変な事聞いてw」
女「ん?」
男「今、ここは俺の夢だけど・・・俺が先に目ぇ覚めたらどうなるの?」
女「この世界は終わっちゃうね。ここに来た人達も別の夢に飛ばされるんだよ」
男「ふーん・・・じゃあ今まで景色がフッって突然変わったのも誰かの夢の世界だったって事?」
女「それもあるだろうし・・・そうじゃないのかもしれないし・・・詳しい事はわからないけどね」
男「まぁ、そうだよね・・・・ごめん、変な事聞いてw」
77: 2009/04/10(金) 12:08:30.69
女「私、田舎の方だからさー・・・こういう賑やかな場所って憧れるな~」
男「俺は逆に女さんの実家みたいな広い所の方が憧れるな~・・・色々遊べそうで」
女「最初だけだよ、慣れるとすっごい退屈」
男「そんなモンかなぁ・・・・」
女「そんなモンだよ・・・・・」
男「俺は逆に女さんの実家みたいな広い所の方が憧れるな~・・・色々遊べそうで」
女「最初だけだよ、慣れるとすっごい退屈」
男「そんなモンかなぁ・・・・」
女「そんなモンだよ・・・・・」
82: 2009/04/10(金) 12:14:15.42
男「女さんの病院が近くにあったらな・・お見舞いに行くのに・・・」
女「ありがとう・・・でも見ない方がいいよ。きっと凄い姿だから」
男「入院してどれぐらいなの?」
女「わかんない・・・私、事故に遭った日からすぐ夢の世界に飛んでるから・・・たまに現実に戻ってもすぐこっちに戻ってくるしね・・・」
男「・・・・そっか・・でも、時々意識が戻るって事は、徐々によくなってるって事じゃない?」
女「そうかな・・・?そうだといいんだけどね・・・」
男「きっとそうだよ!自信持って!」
女「ありがとう・・・でも見ない方がいいよ。きっと凄い姿だから」
男「入院してどれぐらいなの?」
女「わかんない・・・私、事故に遭った日からすぐ夢の世界に飛んでるから・・・たまに現実に戻ってもすぐこっちに戻ってくるしね・・・」
男「・・・・そっか・・でも、時々意識が戻るって事は、徐々によくなってるって事じゃない?」
女「そうかな・・・?そうだといいんだけどね・・・」
男「きっとそうだよ!自信持って!」
84: 2009/04/10(金) 12:19:19.47
女「ありがとう、男君に会えて結構元気貰ったかも・・・」
男「退院したら絶対会いに行くよ!」
女「いや・・・もし、治ったら・・・私がここに来るよ」
男「え?ここに?」
女「うん、この場所に・・・いつかわかんないけど、治ったら必ずここに戻ってくる」
男「そっか・・うん、楽しみにしてるよ」
女「・・・夢で約束なんて・・・変なのw」
男「確かにw」
男「退院したら絶対会いに行くよ!」
女「いや・・・もし、治ったら・・・私がここに来るよ」
男「え?ここに?」
女「うん、この場所に・・・いつかわかんないけど、治ったら必ずここに戻ってくる」
男「そっか・・うん、楽しみにしてるよ」
女「・・・夢で約束なんて・・・変なのw」
男「確かにw」
89: 2009/04/10(金) 12:21:26.32
男「じゃ、幼心に戻って指きりげんまんでもしようか」
女「え?恥ずかしくない?」
男「夢だもん・・・いいじゃん」
女「そうだったwじゃ・・・えーと」
男「こうだね・・・」
女「うん」
男・女「ゆ~びきりげ~んまん・・・
女「え?恥ずかしくない?」
男「夢だもん・・・いいじゃん」
女「そうだったwじゃ・・・えーと」
男「こうだね・・・」
女「うん」
男・女「ゆ~びきりげ~んまん・・・
90: 2009/04/10(金) 12:23:16.56
男「・・・・っ・・・ん・・・」
男「・・・朝か・・・何時だ・・・3時・・・寝すぎた・・・・よっと・・・」
母「おはよう、ぐっすり寝てたね」
男「ん・・お陰様で・・・楽しめたわ」
母「・・・?楽しめた?」
男「・・・朝か・・・何時だ・・・3時・・・寝すぎた・・・・よっと・・・」
母「おはよう、ぐっすり寝てたね」
男「ん・・お陰様で・・・楽しめたわ」
母「・・・?楽しめた?」
91: 2009/04/10(金) 12:25:48.21
男「ちょっと出かけてくるわ」
母「何処に?」
男「何処でもいいじゃん・・・公園だよ公園」
母「ふーん・・・いってらっしゃい」
男「・・・ここら辺だよな・・確か約束したの・・・」
男「(不思議な気分だな・・・・さっきまでホントに一緒にいたみたいな気持ちだ・・・)」
男「(女さん・・・頑張って・・・)」
母「何処に?」
男「何処でもいいじゃん・・・公園だよ公園」
母「ふーん・・・いってらっしゃい」
男「・・・ここら辺だよな・・確か約束したの・・・」
男「(不思議な気分だな・・・・さっきまでホントに一緒にいたみたいな気持ちだ・・・)」
男「(女さん・・・頑張って・・・)」
94: 2009/04/10(金) 12:30:54.92
数日後
男「(最近、女さんと会う夢を見ない・・・というか夢を見る回数も減った気がする・・・)」
友「なにボーッとしてんだ?」
男「え?いや・・・なんでも」
友「最近いっつもそんな表情だな、お前。大丈夫か?」
男「・・・大丈夫だよ。ちょっと心配事があってさ」
友「なんだ、好きな子でも出来たのか?」
男「ち、違うっての・・・」
男「(最近、女さんと会う夢を見ない・・・というか夢を見る回数も減った気がする・・・)」
友「なにボーッとしてんだ?」
男「え?いや・・・なんでも」
友「最近いっつもそんな表情だな、お前。大丈夫か?」
男「・・・大丈夫だよ。ちょっと心配事があってさ」
友「なんだ、好きな子でも出来たのか?」
男「ち、違うっての・・・」
97: 2009/04/10(金) 12:35:04.37
男「おやすみー」
母「おやすみー」
男「・・・ふう」
男「(女さん、ずっと一人でいるのかな・・・)」
男「(・・・何してるんだろ・・・・会いたいな・・・)」
男「(なんで急に夢を見なくなったんだろ・・・)」
男「(・・・周期があるのか・・・・な・・・でも・・・・)」
母「おやすみー」
男「・・・ふう」
男「(女さん、ずっと一人でいるのかな・・・)」
男「(・・・何してるんだろ・・・・会いたいな・・・)」
男「(なんで急に夢を見なくなったんだろ・・・)」
男「(・・・周期があるのか・・・・な・・・でも・・・・)」
100: 2009/04/10(金) 12:36:55.04
男「・・・・ん・・・」
男「・・・・夢・・・か?ここ・・・?」
男「何処だ・・・病院・・・?」
男「病院・・・?まさか女さんの・・・?」
男「・・・・夢・・・か?ここ・・・?」
男「何処だ・・・病院・・・?」
男「病院・・・?まさか女さんの・・・?」
104: 2009/04/10(金) 12:40:22.23
男「・・・(大声出して大丈夫か・・・・病院だよな)」
男「・・・・・いやでも夢だし・・・」
男「・・・ゴクリ」
男「お、女さーーーーーん!!!」
爺「うるさい!!!」
男「うわっ!?!?」ドキッ
爺「ここを何処だと思ってんだ!!」
男「え・・あ・・・・・すいません」
男「・・・・・いやでも夢だし・・・」
男「・・・ゴクリ」
男「お、女さーーーーーん!!!」
爺「うるさい!!!」
男「うわっ!?!?」ドキッ
爺「ここを何処だと思ってんだ!!」
男「え・・あ・・・・・すいません」
107: 2009/04/10(金) 12:44:23.69
爺「お前は見ない顔だな?なんでこんな時間に病院にいる?」
男「い、いえ・・・ここ夢の世界でしょ?」
爺「・・・そうか、お前はワシの夢に入ってきたのか」
男「・・・なんだ、お爺さんの夢ですか」
爺「なんだとはなんだ・・・」
男「あ・・・すいません。別に悪い意味では・・・」
爺「まぁ一人で退屈してたんだ・・・一緒に来い」
男「え?何処に・・・」
男「い、いえ・・・ここ夢の世界でしょ?」
爺「・・・そうか、お前はワシの夢に入ってきたのか」
男「・・・なんだ、お爺さんの夢ですか」
爺「なんだとはなんだ・・・」
男「あ・・・すいません。別に悪い意味では・・・」
爺「まぁ一人で退屈してたんだ・・・一緒に来い」
男「え?何処に・・・」
115: 2009/04/10(金) 12:51:32.30
爺「夢で人に会うなんて随分久しぶりだ・・・」
男「そうですか・・・あの、ここの病院の名前なんていうんですか?」
爺「○○病院だが」
男「○○病院!?じゃ、じゃあ女さんがいる病院じゃないですか!」
爺「どうした急に」
男「この病院に会いたい人がいるんですよ!捜しにいかなきゃ!」
爺「待て、ここはワシの夢の中だ。病院内動き回ったが会えたのはお前だけ・・・ここには他に誰もおらんよ」
男「・・・そうですか・・・・」
男「そうですか・・・あの、ここの病院の名前なんていうんですか?」
爺「○○病院だが」
男「○○病院!?じゃ、じゃあ女さんがいる病院じゃないですか!」
爺「どうした急に」
男「この病院に会いたい人がいるんですよ!捜しにいかなきゃ!」
爺「待て、ここはワシの夢の中だ。病院内動き回ったが会えたのはお前だけ・・・ここには他に誰もおらんよ」
男「・・・そうですか・・・・」
117: 2009/04/10(金) 12:55:10.07
爺「でも、名前を知ってるなら部屋くらいは解るかもしれん」
男「そ、そうですか?教えてください!お願いします!」
爺「・・・・・ふう、まぁ久しぶりに人に会えたし・・・いいか・・・案内してやる」
男「ありがとうございます!」
爺「名前はなんての?」
男「女さんです」
爺「女ね・・・よし、んじゃ探すか・・・」
男「そ、そうですか?教えてください!お願いします!」
爺「・・・・・ふう、まぁ久しぶりに人に会えたし・・・いいか・・・案内してやる」
男「ありがとうございます!」
爺「名前はなんての?」
男「女さんです」
爺「女ね・・・よし、んじゃ探すか・・・」
120: 2009/04/10(金) 12:58:58.00
爺「・・・ここだな」
男「・・・集中治療室・・・・」
爺「ちょっと待て、何する気だ?」
男「入るんですよ、女さんがいるかもしれないし」
爺「落ち着け、ここはワシの夢の中。そこは入った事のない場所だから入れない筈だ」
男「え・・・?」
ガチャッ ガチャッ
爺「な・・・?どうあがいても開かんよ」
男「そんな・・・・」
男「・・・集中治療室・・・・」
爺「ちょっと待て、何する気だ?」
男「入るんですよ、女さんがいるかもしれないし」
爺「落ち着け、ここはワシの夢の中。そこは入った事のない場所だから入れない筈だ」
男「え・・・?」
ガチャッ ガチャッ
爺「な・・・?どうあがいても開かんよ」
男「そんな・・・・」
124: 2009/04/10(金) 13:03:07.65
爺「お前、近所の人間か?」
男「いえ・・・○○です」
爺「そんな遠い所からか・・・よくこっちにいる人間の夢に飛べたもんだ・・・あ、いや今も飛んだか・・・」
男「でも・・・やっぱり結構大変な状態なんだ・・・夢じゃあんな元気に見えたけど・・・」
爺「まぁ・・・夢だからな・・・ワシだってホントは動けない身体だし・・・」
男「そうなんですか?」
爺「ああ、今生きてる事事態が奇跡らしい」
男「え・・・大丈夫なんですか、動いて」
爺「だからこれは夢だというのに」
男「あ・・・そうか・・・なんか混乱してきました」
男「いえ・・・○○です」
爺「そんな遠い所からか・・・よくこっちにいる人間の夢に飛べたもんだ・・・あ、いや今も飛んだか・・・」
男「でも・・・やっぱり結構大変な状態なんだ・・・夢じゃあんな元気に見えたけど・・・」
爺「まぁ・・・夢だからな・・・ワシだってホントは動けない身体だし・・・」
男「そうなんですか?」
爺「ああ、今生きてる事事態が奇跡らしい」
男「え・・・大丈夫なんですか、動いて」
爺「だからこれは夢だというのに」
男「あ・・・そうか・・・なんか混乱してきました」
128: 2009/04/10(金) 13:08:00.80
爺「この集中治療室の向こうにある部屋がワシの病室」
男「・・・そうなんですか」
爺「誰も見舞いに来ないから、いつ氏んだっていいんだけどな・・・」
男「そ、そんな事ないですよ・・・」
ッ
男「!?」
爺「ん・・・
フッ
男「・・・そうなんですか」
爺「誰も見舞いに来ないから、いつ氏んだっていいんだけどな・・・」
男「そ、そんな事ないですよ・・・」
ッ
男「!?」
爺「ん・・・
フッ
132: 2009/04/10(金) 13:10:33.11
男「・・・・あれ・・・」
男「お爺さん・・・?」
男「・・・そうか、俺が飛ばされたのか・・・」
男「(俺が飛ばされたって事は・・・お爺さんは・・・)」
男「(いや・・・大丈夫だろ、きっとたまたま目が覚めただけさ・・・!)」
男「・・・にしても・・・ここは何処だ・・・?」
男「お爺さん・・・?」
男「・・・そうか、俺が飛ばされたのか・・・」
男「(俺が飛ばされたって事は・・・お爺さんは・・・)」
男「(いや・・・大丈夫だろ、きっとたまたま目が覚めただけさ・・・!)」
男「・・・にしても・・・ここは何処だ・・・?」
137: 2009/04/10(金) 13:14:20.15
ガタッ
男「痛っ・・!なんだこれ・・・平均台・・?」
男「・・・暗くてよくわかんないけど・・・この匂い」クンクン
男「体育館倉庫か・・・?」
男「出口は・・・あれか・・・」
ガラッ
男「・・・開いてる」
男「痛っ・・!なんだこれ・・・平均台・・?」
男「・・・暗くてよくわかんないけど・・・この匂い」クンクン
男「体育館倉庫か・・・?」
男「出口は・・・あれか・・・」
ガラッ
男「・・・開いてる」
140: 2009/04/10(金) 13:18:32.89
ガララッ
男「・・・・体育館だ・・・・」
男「(・・・外は夕方か・・・。・・これは俺の夢か・・・?)」
男「いや・・・でも体育館倉庫がこんな所にあるわけない・・・・・って事は誰かの夢か・・・」
男「・・・古い校舎だな・・・田舎の方なんだろうか・・・」
男「・・・・体育館だ・・・・」
男「(・・・外は夕方か・・・。・・これは俺の夢か・・・?)」
男「いや・・・でも体育館倉庫がこんな所にあるわけない・・・・・って事は誰かの夢か・・・」
男「・・・古い校舎だな・・・田舎の方なんだろうか・・・」
141: 2009/04/10(金) 13:22:27.92
男「ここは・・・職員室か・・・」
ガラッ
男「すいませーん・・・・・・」
男「・・・いない、か・・・」
男「(グラウンドにも誰もいないよな・・・・)」
男「・・・どっかに校舎案内図ないかな・・・・」
ガラッ
男「すいませーん・・・・・・」
男「・・・いない、か・・・」
男「(グラウンドにも誰もいないよな・・・・)」
男「・・・どっかに校舎案内図ないかな・・・・」
147: 2009/04/10(金) 13:28:10.42
男「あったあった・・・(現在地がここで・・・教室・・・音楽室・・・美術室か・・・)」
男「・・ん?美術室・・・・?」
男「・・・・・・」
男「・・・ここが美術室か・・・」
男「(他の教室や音楽室は閉まってて開かなかった・・・俺の予想があってれば・・・)」
カチャ・・
男「!(開いた・・・)」
男「・・ん?美術室・・・・?」
男「・・・・・・」
男「・・・ここが美術室か・・・」
男「(他の教室や音楽室は閉まってて開かなかった・・・俺の予想があってれば・・・)」
カチャ・・
男「!(開いた・・・)」
151: 2009/04/10(金) 13:34:21.28
男「・・・!女さん!」
女「・・うわ!?び、びっくりした・・・男君!」
男「やっぱりいた・・・久しぶり」
女「久しぶりだね・・・」
男「なにしてるの?」
女「ん・・・?絵を描いてるの・・・せっかくここに来れたから・・・」
男「美術部だったの?」
女「うん、一年の時からね・・・どう?外の景色描いたんだけど・・・」
男「うん・・・夕焼けとか凄い上手いと思うよ」
女「・・うわ!?び、びっくりした・・・男君!」
男「やっぱりいた・・・久しぶり」
女「久しぶりだね・・・」
男「なにしてるの?」
女「ん・・・?絵を描いてるの・・・せっかくここに来れたから・・・」
男「美術部だったの?」
女「うん、一年の時からね・・・どう?外の景色描いたんだけど・・・」
男「うん・・・夕焼けとか凄い上手いと思うよ」
154: 2009/04/10(金) 13:39:53.09
女「もう知ってると思うけど、ここが私の学校です」
男「なんか、いい感じな校舎だよね・・・懐かしいっていうかなんというか」
女「ただ古いだけだよ・・・それにしても本当に久しぶりだね」
男「うん、最近夢見れなくてさ・・・」
女「そうだったんだ・・・」
男「ずっと一人だったの?」
女「うん・・まぁね・・・でも、慣れてるし」
男「そっか・・・」
女「最近ね、向こうに戻る時間が少しずつ増えてきてるんだ」
男「ホント?」
男「なんか、いい感じな校舎だよね・・・懐かしいっていうかなんというか」
女「ただ古いだけだよ・・・それにしても本当に久しぶりだね」
男「うん、最近夢見れなくてさ・・・」
女「そうだったんだ・・・」
男「ずっと一人だったの?」
女「うん・・まぁね・・・でも、慣れてるし」
男「そっか・・・」
女「最近ね、向こうに戻る時間が少しずつ増えてきてるんだ」
男「ホント?」
160: 2009/04/10(金) 13:45:04.88
女「まぁ向こうに戻っても何も出来ないんだけどね・・・」
男「いや・・でも良くなってきてるのはいい事だよ!」
女「向こうに戻れる時間が増えたら・・・ここで男君に会う時間も少なくなるかもね」
男「なに・・・元気になって向こうで会えばいいじゃん!公園で約束しでしょ?」
女「そうだね・・・うん、そうだよね」
男「一生会えなくなる訳じゃないんだしさ!」
女「うん・・・どれぐらいかかるか解らないけど・・・私、頑張るから・・」
男「うん・・・」
男「いや・・でも良くなってきてるのはいい事だよ!」
女「向こうに戻れる時間が増えたら・・・ここで男君に会う時間も少なくなるかもね」
男「なに・・・元気になって向こうで会えばいいじゃん!公園で約束しでしょ?」
女「そうだね・・・うん、そうだよね」
男「一生会えなくなる訳じゃないんだしさ!」
女「うん・・・どれぐらいかかるか解らないけど・・・私、頑張るから・・」
男「うん・・・」
166: 2009/04/10(金) 13:53:21.49
女「・・・早く学校に戻りたいな・・・また絵を描きたい・・・」
男「・・・戻れるよ」
女「・・・・そうだよね・・・戻れるよね」
男「うん」
女「私、この景色絶対忘れないよ・・・治ったら、この景色を絶対絵にする・・・」
男「うん、それはいいね」
女「・・・男君」
男「ん?」
女「ありがと・・・ね」
男「うん・・・」
男「・・・戻れるよ」
女「・・・・そうだよね・・・戻れるよね」
男「うん」
女「私、この景色絶対忘れないよ・・・治ったら、この景色を絶対絵にする・・・」
男「うん、それはいいね」
女「・・・男君」
男「ん?」
女「ありがと・・・ね」
男「うん・・・」
169: 2009/04/10(金) 13:57:08.69
男「ん・・・」
男「んー・・・・ん・・・朝か・・・」
男「おはよう」
母「おはよう、休みなのに早いね・・・」
男「まぁね・・・」
母「・・・なに嬉しそうな顔してるのさ」
男「え?いや、そんな事ないよ」
母「なんかいい夢でも見たの?」
男「ん?・・・まぁね・・」
男「んー・・・・ん・・・朝か・・・」
男「おはよう」
母「おはよう、休みなのに早いね・・・」
男「まぁね・・・」
母「・・・なに嬉しそうな顔してるのさ」
男「え?いや、そんな事ないよ」
母「なんかいい夢でも見たの?」
男「ん?・・・まぁね・・」
174: 2009/04/10(金) 14:02:39.05
友「なんか進展あったのか?」
男「なんだよ急に」
友「なんかいい顔してるからさ」
男「別に・・・そんなんじゃねぇよ」
友「男にも遂に春が来たってかー・・・で、何組の子だ?」
男「だから、そんなんじゃないっての!」
友「怪しいなぁ・・・」
男「なんだよ急に」
友「なんかいい顔してるからさ」
男「別に・・・そんなんじゃねぇよ」
友「男にも遂に春が来たってかー・・・で、何組の子だ?」
男「だから、そんなんじゃないっての!」
友「怪しいなぁ・・・」
177: 2009/04/10(金) 14:05:05.37
男「おやすみー」
母「もう寝るの?早いんじゃない?」
男「いいんだよ、おやすみ」
母「・・・おやすみ」
母「もう寝るの?早いんじゃない?」
男「いいんだよ、おやすみ」
母「・・・おやすみ」
179: 2009/04/10(金) 14:09:33.59
男「・・・・ん・・また病院だ・・・」
男「あの爺さんの夢かな・・?」
男「確かここだよな・・・爺さんの部屋・・・」
ガチャッ
男「?」
ガチャガチャ
男「・・・・開かない・・・・って事は誰の夢だ・・・?
男「あの爺さんの夢かな・・?」
男「確かここだよな・・・爺さんの部屋・・・」
ガチャッ
男「?」
ガチャガチャ
男「・・・・開かない・・・・って事は誰の夢だ・・・?
182: 2009/04/10(金) 14:13:15.08
男「・・・集中治療室の扉が開いてる・・・」
ガラッ
男「・・・女さん?」
女「! 男君・・・誰かと思った・・・」
男「入っていいかな?」
女「うん、どうぞ・・・私はここから出れないから・・・」
ガラッ
男「・・・女さん?」
女「! 男君・・・誰かと思った・・・」
男「入っていいかな?」
女「うん、どうぞ・・・私はここから出れないから・・・」
185: 2009/04/10(金) 14:17:15.19
女「ここが私の部屋なんだ・・・凄い器具でしょ?」
男「うん・・・」
女「私、色んな夢に飛んだけどここだけは嫌い。出られないし・・・こんなベッド見たくもない」
男「・・・」
女「・・・でも、男君が来てくれてよかった・・・」
男「!」
女「起きるまで・・・話し相手になってくれる?」
男「・・・もちろん」
男「うん・・・」
女「私、色んな夢に飛んだけどここだけは嫌い。出られないし・・・こんなベッド見たくもない」
男「・・・」
女「・・・でも、男君が来てくれてよかった・・・」
男「!」
女「起きるまで・・・話し相手になってくれる?」
男「・・・もちろん」
191: 2009/04/10(金) 14:23:42.98
女「テスト?大変だねぇ・・・男君は一夜漬け派?」
男「え、なんでわかったの?」
女「んー、そんな感じがしてた・・・」
男「そんな感じって・・・」
女「夏休みの宿題とかも最後の週一気にやるタイプでしょ?」
男「うわ、見透かされてるなぁ・・・女さんは?」
女「私は逆かな・・・嫌な事はさっさと終わらせたいし」
男「偉いなぁ・・・」
女「そんな・・・偉く ッ なんて・・・
男「・・・?」
女「ん・・ ッ れ・・・?」
ッ ッ
男「なんだ・・・女さん?なんか途切れ途切れに・・・」
女「・・・・」
男「女さ
フッ
男「え、なんでわかったの?」
女「んー、そんな感じがしてた・・・」
男「そんな感じって・・・」
女「夏休みの宿題とかも最後の週一気にやるタイプでしょ?」
男「うわ、見透かされてるなぁ・・・女さんは?」
女「私は逆かな・・・嫌な事はさっさと終わらせたいし」
男「偉いなぁ・・・」
女「そんな・・・偉く ッ なんて・・・
男「・・・?」
女「ん・・ ッ れ・・・?」
ッ ッ
男「なんだ・・・女さん?なんか途切れ途切れに・・・」
女「・・・・」
男「女さ
フッ
201: 2009/04/10(金) 14:27:22.68
男「・・・」
男「・・・なんだ・・・今の?」
男「そういえば・・・あの爺さんの時もいきなり・・・・」
男「・・・・いや・・・・まさかだよな・・・」
男「そうだ・・・たまたま目が覚めただけに決まってる・・・ハズ・・・」
友「あれ?男!」
男「!友・・・」
友「何してんのこんな所で
フッ
友「・・・あれ、消えちゃった・・・まぁ、夢だよなコレ・・・」
男「・・・なんだ・・・今の?」
男「そういえば・・・あの爺さんの時もいきなり・・・・」
男「・・・・いや・・・・まさかだよな・・・」
男「そうだ・・・たまたま目が覚めただけに決まってる・・・ハズ・・・」
友「あれ?男!」
男「!友・・・」
友「何してんのこんな所で
フッ
友「・・・あれ、消えちゃった・・・まぁ、夢だよなコレ・・・」
206: 2009/04/10(金) 14:30:24.03
男「ん・・・っ・・・」
ピピピピピピピピピ・・・・
男「・・・目覚まし・・・・」
ピピピピピピp
男「・・・はぁ・・・・」
男「・・・・・女さん・・・頑張ってくれ・・・!俺にはこれしか言えない・・・!」
ピピピピピピピピピ・・・・
男「・・・目覚まし・・・・」
ピピピピピピp
男「・・・はぁ・・・・」
男「・・・・・女さん・・・頑張ってくれ・・・!俺にはこれしか言えない・・・!」
209: 2009/04/10(金) 14:34:45.09
数週間後
男「(あれから夢を中々見ない・・・)」
友「大丈夫か?フラれたのか?」
男「いや・・・・だからそんなんじゃないって・・・」
友「・・・隠すなよ、顔見ればわかるって・・・」
男「・・・・友達なんだよ・・・大事な」
友「友達・・・?」
男「(あれから夢を中々見ない・・・)」
友「大丈夫か?フラれたのか?」
男「いや・・・・だからそんなんじゃないって・・・」
友「・・・隠すなよ、顔見ればわかるって・・・」
男「・・・・友達なんだよ・・・大事な」
友「友達・・・?」
211: 2009/04/10(金) 14:35:57.78
男「おやすみ」
母「おやすみ・・・アンタ最近元気ないけど、大丈夫なの?」
男「ん・・・大丈夫・・・心配しなくていいよ」
母「悩んでるんだったら相談しなさいよ?」
男「うん、ありがと・・・じゃ、おやすみ」
母「おやすみ・・・」
母「おやすみ・・・アンタ最近元気ないけど、大丈夫なの?」
男「ん・・・大丈夫・・・心配しなくていいよ」
母「悩んでるんだったら相談しなさいよ?」
男「うん、ありがと・・・じゃ、おやすみ」
母「おやすみ・・・」
213: 2009/04/10(金) 14:39:38.93
男「・・・・・ん・・・・」
男「え・・・ここ・・・・!!」
男「夢だ!!飛べた!!」
男「でも・・・ここは何処だ・・・全然知らない所だ・・・山・・・?」
男「・・・誰かの夢か・・・女さんのか・・・?」
男「おーい!誰かいませんかー!」
男「え・・・ここ・・・・!!」
男「夢だ!!飛べた!!」
男「でも・・・ここは何処だ・・・全然知らない所だ・・・山・・・?」
男「・・・誰かの夢か・・・女さんのか・・・?」
男「おーい!誰かいませんかー!」
220: 2009/04/10(金) 14:43:12.34
男「・・・・・近くにはいないのか・・・」
男「・・・てか、こんな暗い状態じゃわからないよな・・・」
男「・・・・・・」ブルッ
男「・・・(女さんはこんな世界をずっと一人で飛び回ってたんだな・・・すげぇよ・・・)」
男「(こんな気味悪い世界に来ても、自分が起きるまで逃げれない・・・逃げれたとしても自由のない現実・・・)」
男「(・・・女さん・・・君は本当に凄い人だよ・・・・)」
男「・・・てか、こんな暗い状態じゃわからないよな・・・」
男「・・・・・・」ブルッ
男「・・・(女さんはこんな世界をずっと一人で飛び回ってたんだな・・・すげぇよ・・・)」
男「(こんな気味悪い世界に来ても、自分が起きるまで逃げれない・・・逃げれたとしても自由のない現実・・・)」
男「(・・・女さん・・・君は本当に凄い人だよ・・・・)」
225: 2009/04/10(金) 14:47:06.18
男「・・・(空の色が朱色だ・・・周りは暗いのに・・・)」
男「・・・・(聞こえるのは風の音だけ・・・)」
男「(なんなんだよここは・・・誰の夢なんだよ・・・)」
男「(早く目を覚ませよ・・・俺・・・!こんな世界・・・耐えられねぇよ・・・!)」
男「・・・・(聞こえるのは風の音だけ・・・)」
男「(なんなんだよここは・・・誰の夢なんだよ・・・)」
男「(早く目を覚ませよ・・・俺・・・!こんな世界・・・耐えられねぇよ・・・!)」
232: 2009/04/10(金) 14:59:45.43
男「!」
フッ
男「・・はっ・・・はぁ・・・・・」
男「・・・何時だ・・・夜中の2時か・・・」
男「(・・・嫌な夢だった・・・)」
男「(喉乾いた・・・水・・・)」
フッ
男「・・はっ・・・はぁ・・・・・」
男「・・・何時だ・・・夜中の2時か・・・」
男「(・・・嫌な夢だった・・・)」
男「(喉乾いた・・・水・・・)」
234: 2009/04/10(金) 15:01:36.96
男「・・・・?」
クィッ クィッ
男「・・・・なんで水が出ないんだ・・・」
男「・・・(冷蔵庫になにか・・・)」
男「(水が出ない!?)」
男「女さん!?」
クィッ クィッ
男「・・・・なんで水が出ないんだ・・・」
男「・・・(冷蔵庫になにか・・・)」
男「(水が出ない!?)」
男「女さん!?」
238: 2009/04/10(金) 15:05:30.15
男「・・・・・」
男「・・・なんだ・・自分の夢に飛んだだけか・・・」
男「・・・はぁ・・・」
男「・・・ベランダ・・・」
ガラガラ・・・
男「・・・・公園・・・」
タッタッタッタ・・・
男「・・・なんだ・・自分の夢に飛んだだけか・・・」
男「・・・はぁ・・・」
男「・・・ベランダ・・・」
ガラガラ・・・
男「・・・・公園・・・」
タッタッタッタ・・・
240: 2009/04/10(金) 15:08:46.74
男「はぁ・・・はぁ・・・(約束した場所・・・ここだよな・・・間違ってないよな・・・)」
男「・・・・・」
男「・・・・はぁ・・・・」
男「俺しかいない・・・俺の夢か・・・」
男「・・・・・」
男「・・・・はぁ・・・・」
男「俺しかいない・・・俺の夢か・・・」
241: 2009/04/10(金) 15:10:36.17
フッ
男「・・・ん・・・」
ピピピピピピピピピピp
男「・・・これは現実だよな・・・」
母「起き・・・・あ、起きてたの」
男「・・・キッチンの水、出る?」
母「???・・・出るに決まってるでしょ。寝ぼけてんの?」
男「・・・いや・・・なんでもない・・・」
男「・・・ん・・・」
ピピピピピピピピピピp
男「・・・これは現実だよな・・・」
母「起き・・・・あ、起きてたの」
男「・・・キッチンの水、出る?」
母「???・・・出るに決まってるでしょ。寝ぼけてんの?」
男「・・・いや・・・なんでもない・・・」
244: 2009/04/10(金) 15:14:03.13
女さんに会えないまま、既に一年半の時が過ぎた
その間にも夢の世界に何度か飛んだが結局女さんとは会えずじまいだった・・・
次第に夢もあまり見なくなり
退屈な毎日を過ごしていた・・・・
その間にも夢の世界に何度か飛んだが結局女さんとは会えずじまいだった・・・
次第に夢もあまり見なくなり
退屈な毎日を過ごしていた・・・・
246: 2009/04/10(金) 15:17:15.46
友「相変わらずつまんなそうな顔して・・・」
男「お・・・友・・・」
友「早く新しい恋人見つけろよ」
男「うるせぇ」
友「なんなら紹介してもいいんだぞ?」
男「そういう気分じゃないんだよ・・・ほっといてくれ」
友「男・・・いつまでも未練たらしくしてんのはどうかと
男「だから違うんだっての!ホントにほっといてくれ!」
友「・・・ちぇ、なんだよアイツ」
男「お・・・友・・・」
友「早く新しい恋人見つけろよ」
男「うるせぇ」
友「なんなら紹介してもいいんだぞ?」
男「そういう気分じゃないんだよ・・・ほっといてくれ」
友「男・・・いつまでも未練たらしくしてんのはどうかと
男「だから違うんだっての!ホントにほっといてくれ!」
友「・・・ちぇ、なんだよアイツ」
249: 2009/04/10(金) 15:21:46.89
男「ただいま」
母「おかえり、ちょっと出かけてくるから・・・ご飯はそこに作ってあるから」
男「うん・・・」
男「はぁ・・・もう一年半経つのか・・・見舞いに行くべきだったかな・・・」
男「(でも・・・なんか・・・怖かった・・・・・悪い方ばっか考えて・・・そう考えると行けなかった・・・)」
男「(・・・・・・・)」
母「おかえり、ちょっと出かけてくるから・・・ご飯はそこに作ってあるから」
男「うん・・・」
男「はぁ・・・もう一年半経つのか・・・見舞いに行くべきだったかな・・・」
男「(でも・・・なんか・・・怖かった・・・・・悪い方ばっか考えて・・・そう考えると行けなかった・・・)」
男「(・・・・・・・)」
255: 2009/04/10(金) 15:25:52.80
男「・・・・ん・・・・」
男「あれ・・・?何処だここ・・・?」
男「!・・・そうか、夢か・・・・」
男「久しぶりだな・・・」
男「・・・・(暗くてわかんねぇけど・・・何処だここ・・・?)」
男「(部屋だよな・・・それもかなり狭い・・・・)」
男「(出口は・・・・)」
男「あれ・・・?何処だここ・・・?」
男「!・・・そうか、夢か・・・・」
男「久しぶりだな・・・」
男「・・・・(暗くてわかんねぇけど・・・何処だここ・・・?)」
男「(部屋だよな・・・それもかなり狭い・・・・)」
男「(出口は・・・・)」
259: 2009/04/10(金) 15:28:57.77
男「(・・・出口ねぇのかよ・・・・まぁ・・・いいか・・・)」
男「(もう動く必要も・・・ないしな)」
男「・・・・・・・・」
数時間後
男「(・・・まだ起きないのかよ・・俺)」
男「(もう動く必要も・・・ないしな)」
男「・・・・・・・・」
数時間後
男「(・・・まだ起きないのかよ・・俺)」
265: 2009/04/10(金) 15:34:09.92
男「・・・・はぁ・・・・どれぐらい閉じ込められてんだろ・・・・」
「・・・さあ・・・・」
男「!!!・・・・出れないのかな?」
「出れないでしょ・・・扉無いんだし・・・」
男「・・・・そうだよな・・・」
男「・・・なんか君は落ち着いてるね」
「そう?慣れてるしね・・・」
男「こういう状況に?」
「うん」
男「君・・・名前は・・・・?」
女「・・・女です」
「・・・さあ・・・・」
男「!!!・・・・出れないのかな?」
「出れないでしょ・・・扉無いんだし・・・」
男「・・・・そうだよな・・・」
男「・・・なんか君は落ち着いてるね」
「そう?慣れてるしね・・・」
男「こういう状況に?」
「うん」
男「君・・・名前は・・・・?」
女「・・・女です」
273: 2009/04/10(金) 15:37:21.20
女「久しぶり・・・男君」
男「女さん・・・。うん、久しぶり」
女「・・・やっと会えたね・・・」
男「うん・・・顔は見えないけど・・・間違いなく女さんだよね」
女「うん・・・」
男「女さん・・・。うん、久しぶり」
女「・・・やっと会えたね・・・」
男「うん・・・顔は見えないけど・・・間違いなく女さんだよね」
女「うん・・・」
278: 2009/04/10(金) 15:41:23.89
男「あれから何があったの?」
女「急に容態が悪化したらしいの・・・私もわけわかんなくて・・・親の話だと氏に掛けてたみたい」
男「氏にかけ・・・」
女「私はその間の記憶は全くなかったんだけどね・・・まぁ・・・当たり前だけど」
男「だから、夢の方にも出て来れなかったの?」
女「うん・・・多分」
男「そっか・・・でも、無事で良かった・・・」
女「急に容態が悪化したらしいの・・・私もわけわかんなくて・・・親の話だと氏に掛けてたみたい」
男「氏にかけ・・・」
女「私はその間の記憶は全くなかったんだけどね・・・まぁ・・・当たり前だけど」
男「だから、夢の方にも出て来れなかったの?」
女「うん・・・多分」
男「そっか・・・でも、無事で良かった・・・」
291: 2009/04/10(金) 15:44:41.05
女「私、大分動けるようになったんだよ」
男「本当に?」
女「うん、今リハビリしてるの」
男「そっか・・・」
女「男君に会う日もそう遠くないかもね・・・」
男「うん・・・楽しみにしてるよ」
女「あ・・・あの
フッ
男「あ・・・女さん・・・」
男「・・・まぁ、仕方ないか・・・でも無事で良かった・・・」
男「本当に?」
女「うん、今リハビリしてるの」
男「そっか・・・」
女「男君に会う日もそう遠くないかもね・・・」
男「うん・・・楽しみにしてるよ」
女「あ・・・あの
フッ
男「あ・・・女さん・・・」
男「・・・まぁ、仕方ないか・・・でも無事で良かった・・・」
295: 2009/04/10(金) 15:47:42.98
男「おはよう!」
母「お?おはよう・・・どうしたの朝から」
男「ん?いや別に?」
母「あんたが朝テンション高いとか・・・なんか気持ち悪いわぁ」
男「まぁまぁ・・・気にしないで気にしないで」
母「(彼女でも出来たのかな・・・?)」
母「お?おはよう・・・どうしたの朝から」
男「ん?いや別に?」
母「あんたが朝テンション高いとか・・・なんか気持ち悪いわぁ」
男「まぁまぁ・・・気にしないで気にしないで」
母「(彼女でも出来たのかな・・・?)」
301: 2009/04/10(金) 15:51:18.22
女「ん・・・・」
女母「女・・・おはよう」
女「・・・おは・・・よ」
女母「リハビリの時間だけど・・・動ける?」
女「うん・・・大丈・・・夫」
女母「頑張ってね・・・」
女「あ・・・お母さん・・・」
女母「なに?」
女「買ってきてほしい・・・物・・・あるの・・・」
女母「・・なに?」
女「・・・あのね・・・・・」
女母「女・・・おはよう」
女「・・・おは・・・よ」
女母「リハビリの時間だけど・・・動ける?」
女「うん・・・大丈・・・夫」
女母「頑張ってね・・・」
女「あ・・・お母さん・・・」
女母「なに?」
女「買ってきてほしい・・・物・・・あるの・・・」
女母「・・なに?」
女「・・・あのね・・・・・」
317: 2009/04/10(金) 16:00:18.66
数ヶ月後
男「・・・・・・・」
男「・・・・ん・・・・」
男「・・ん?あ・・・俺何時の間に寝て・・・」
男「あれ・・・ここって・・・公園か・・・」
男「いつの間にか夕焼けだよ・・・」
男「あれ・・?これって夢だっけ・・・?」
男「・・・・・・・」
男「・・・・ん・・・・」
男「・・ん?あ・・・俺何時の間に寝て・・・」
男「あれ・・・ここって・・・公園か・・・」
男「いつの間にか夕焼けだよ・・・」
男「あれ・・?これって夢だっけ・・・?」
329: 2009/04/10(金) 16:05:06.96
女「夢・・・かもしれないね」
男「!女さん・・・・ビックリさせないでよ・・・ああ・・・夢か・・・なんだ、俺はてっきり・・・」
女「ええ・・これは夢みたいな場面・・・・だって、夢が現実になったんだから」
男「え・・・?」
女「・・・こうやって、直接会うのは初めてだね・・・」
男「・・・・え・・・いや・・え?」
女「初めまして、男君」
男「あ・・・は・・・初めまして・・・女さん・・・?」
女「・・・ふふ、私は本物の女だよ。現実の・・・約束したでしょう?ここで会うって・・・」
男「!女さん・・・・ビックリさせないでよ・・・ああ・・・夢か・・・なんだ、俺はてっきり・・・」
女「ええ・・これは夢みたいな場面・・・・だって、夢が現実になったんだから」
男「え・・・?」
女「・・・こうやって、直接会うのは初めてだね・・・」
男「・・・・え・・・いや・・え?」
女「初めまして、男君」
男「あ・・・は・・・初めまして・・・女さん・・・?」
女「・・・ふふ、私は本物の女だよ。現実の・・・約束したでしょう?ここで会うって・・・」
334: 2009/04/10(金) 16:08:23.93
男「・・・あ・・じゃあ本物の女さん?」
女「うん・・・」
男「あ・・・そうか・・・確か昨日夢で・・・ここで待ってるって言ったんだっけ・・・」
女「うん、そう。これは現実だよ」
男「あー・・はは、なんか・・寝起きで頭が混乱してる感じだ・・・」
女「・・じゃあ、これ見たらスッキリするかも」
男「・・これは・・・・」
女「あの時約束したでしょ?この絵を持って会いに行くって・・・」
男「・・・・おお・・・!・・・・おかえり、女さん」
女「うん・・・ただいま」
女「うん・・・」
男「あ・・・そうか・・・確か昨日夢で・・・ここで待ってるって言ったんだっけ・・・」
女「うん、そう。これは現実だよ」
男「あー・・はは、なんか・・寝起きで頭が混乱してる感じだ・・・」
女「・・じゃあ、これ見たらスッキリするかも」
男「・・これは・・・・」
女「あの時約束したでしょ?この絵を持って会いに行くって・・・」
男「・・・・おお・・・!・・・・おかえり、女さん」
女「うん・・・ただいま」
338: 2009/04/10(金) 16:13:46.51
女「絵は・・・夢で見せた時より下手かもしれないけど・・・許して」
男「んーん・・・凄く上手だよ・・・」
女「ありがとうね・・・」
男「ん?」
女「男君に会えて・・・話を聞いてもらって・・・私随分助けられたよ」
男「いやいや・・俺なんて何も・・・俺こそ女さんに会えて楽しい思いをさせてもらったし」
女「じゃあ・・・お互い様かな?」
男「だね・・・w」
男「んーん・・・凄く上手だよ・・・」
女「ありがとうね・・・」
男「ん?」
女「男君に会えて・・・話を聞いてもらって・・・私随分助けられたよ」
男「いやいや・・俺なんて何も・・・俺こそ女さんに会えて楽しい思いをさせてもらったし」
女「じゃあ・・・お互い様かな?」
男「だね・・・w」
342: 2009/04/10(金) 16:16:25.23
女「私・・完全によくなったら絵の専門学校通おうと思ってるんだ」
男「へぇ、専門学校に?」
女「うん・・・これしか取り得がないからさ・・・」
男「応援してるよ」
女「うん・・・ありがとう・・・この絵、あげるね」
男「ありがとう、いいの?」
女「うん、大事にしてね?」
男「うん・・・大事にするよ」
男「へぇ、専門学校に?」
女「うん・・・これしか取り得がないからさ・・・」
男「応援してるよ」
女「うん・・・ありがとう・・・この絵、あげるね」
男「ありがとう、いいの?」
女「うん、大事にしてね?」
男「うん・・・大事にするよ」
344: 2009/04/10(金) 16:18:49.64
女「じゃ、じゃあ・・もう行くね」
男「え?もう?」
女「うん・・・両親と一緒に来てるんだ・・・あまり長居も出来ないから・・・・」
男「そうか・・・頑張ってね」スッ
女「うん・・・・?」
男「握手」
女「! うん、頑張るよ!」ガシッ
348: 2009/04/10(金) 16:21:56.30
男「・・・」
女「じゃあね・・・」
男「うん、気をつけて・・・」
タッタッタッタ・・
男「・・・・」
女「男くーーん!!」
男「!?」
女「また夢で逢おうねーーーーー!!!」
男「・・・!! おーーーう!!!!」
終わり
女「じゃあね・・・」
男「うん、気をつけて・・・」
タッタッタッタ・・
男「・・・・」
女「男くーーん!!」
男「!?」
女「また夢で逢おうねーーーーー!!!」
男「・・・!! おーーーう!!!!」
終わり
353: 2009/04/10(金) 16:22:50.52
え?終わり・・・?
354: 2009/04/10(金) 16:22:59.42
乙
355: 2009/04/10(金) 16:22:59.64
即興ではよくやった方だと思う
俺乙
俺乙
357: 2009/04/10(金) 16:23:13.07
乙、
最後は指きりだろJK。
でもすごい良かった。またお願いします。
こういう幸せな気持ちにさせてくれるのが最近少ないからすごいいいと思う。
最後は指きりだろJK。
でもすごい良かった。またお願いします。
こういう幸せな気持ちにさせてくれるのが最近少ないからすごいいいと思う。
402: 2009/04/10(金) 16:37:20.61
>>393
男「・・・」
女「じゃあね・・・」
男「うん、気をつけて・・・」
タッタッタッタ・・
男「・・・・」
女「男くーーん!!」
タッタッタ・・・
男「!?」
女「また夢で逢おうね!!!」
男「!う、うん!」
女「はいっ!」
男「え・・・ああ!」
男・女「・・・ゆーびきーりげーんまーん嘘ついたーら針千本のーます!!指きった!!!」
~fin~
男「・・・」
女「じゃあね・・・」
男「うん、気をつけて・・・」
タッタッタッタ・・
男「・・・・」
女「男くーーん!!」
タッタッタ・・・
男「!?」
女「また夢で逢おうね!!!」
男「!う、うん!」
女「はいっ!」
男「え・・・ああ!」
男・女「・・・ゆーびきーりげーんまーん嘘ついたーら針千本のーます!!指きった!!!」
~fin~
403: 2009/04/10(金) 16:38:28.77
ちょっとはずいけどいいなぁ 乙
420: 2009/04/10(金) 16:46:45.12
皆乙!支援感謝!!
爺ちゃんは氏にました!
でもお前らの心の中に永遠に生きてます!
じゃあな!
爺ちゃんは氏にました!
でもお前らの心の中に永遠に生きてます!
じゃあな!
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