1: 2017/05/08(月) 03:38:40.581
サターニャ「ふぅ、これで今週必要なものは大体そろったわね」
 
サターニャ「(それにしても買い物や掃除がこんなに重労働だったなんて、じいや(存在しない)も意外に大変だったのね)」
 
サターニャ「さて、それじゃあ帰りましょうか」
 
サターニャ「(あぁ……今日は退屈な1日ね。せっかくの日曜日が買い物だけで終わっちゃうわ)」
 
サターニャ「(家に着いたらラフィエルでも遊びに誘ってみましょうか……)」
 
 
 
サターニャ「あれ? こんなとこにコンビニなんてあったっけ?」
 
サターニャ「(しかもちょっと大きめの店舗……)」
 
サターニャ「……何か面白いものが置いてあるかも! どうせ暇だし少し寄っていきましょ)」
 
ちゃらららちゃらーらちゃらららら
 
店員「いらっしゃいませー」
 
サターニャ「(さて、何か面白いものはあるかしら?)」

12: 2017/05/08(月) 03:40:53.601
…………
 
サターニャ「(うーん。 残念ながら特に変わったものはないわね)」
 
サターニャ「(まあ何も買わないで出るのもなんだし? 雑誌でも買って帰りましょ)」
 
サターニャ「(と言っても雑誌もよくわからないわね……適当にヴィーネが読んでたこれにしときましょ)」
 
サターニャ「これ、お願いします」
 
店員「680円です」
 
サターニャ「(680円っと)」
 
店員「680円ちょうどですね~」
 
店員「ありがとうございました~」

14: 2017/05/08(月) 03:41:42.983
サターニャ「はぁ(やっぱりコンビニなんてどこも同じね。 期待したのがバカだったわ)」
 
サターニャ「(今から帰ってラフィを誘うのも少し面倒ね、今日は帰ってこの雑誌でも読もっと)」
 
 
サターニャ帰宅
 
 
サターニャ「ただいま~っと」
 
サターニャ「さて、ご飯にはまだ少し早いわね、さっきの雑誌でも読んでみましょ」

16: 2017/05/08(月) 03:45:17.629
サターニャ「ほうほう……」
 
サターニャ「このメロンパンおいしそうっ……あぁ新宿か、神足通が使えればなぁ」
 
サターニャ「ふんふん……」
 
サターニャ「こんな服が流行ってるの、どちらかというとラフィに似合いそうね」
 
サターニャ「ふむふむ」
 
サターニャ「簡単ダイエット方法? 最近少し太ったのよね……どれどれ」
 
サターニャ「主食を卵にって、体壊しちゃいそう……」
 
サターニャ「食事量を減らすのは筋肉が落ちるだけって聞いたことあるし……」
 
サターニャ「運動って、まんまね……」
 
サターニャ「はぁ、やっぱり地道にウォーキングとかしかないのかしら」
 
サターニャ「ん?これは……」

19: 2017/05/08(月) 03:46:52.529
サターニャ「ウォーキングは10分間で消費かろりーが約27きろかろりーなのに対して」
 
サターニャ「10分間のキスはその約2倍!?」
 
サターニャ「すごい!なんかすごい!」
 
サターニャ「でもキスって……つまり、その、ちゅーでしょ?……」
 
サターニャ「大悪魔の私だってやっぱり初めてのキスは好きな人としたいし……」
 
サターニャ「第一、仮に初めてのキスは譲ったとしてもそもそも相手がいないじゃない」
 
サターニャ「でも消費かろりーはウォーキングの約2倍、これは大きい」
 
サターニャ「どうにかキスする方法はないのかしら……?」
 
サターニャ「…………」
 
サターニャ「あっ! ラフィよ、ラフィとキスしたらいいんだわ!」
 
サターニャ「そうよ! あの子今日も私のことつけてたし、私のことが好きに決まってる!」
 
サターニャ「それに女の子同士でキスなら回数に入らないでしょ クラスにふざけてキスしてた子もいたし」
 
サターニャ「そうと決まれば明日さっそく実行ね! 楽しみだわっ」

21: 2017/05/08(月) 03:48:12.679
登校中
 
 
サターニャ「(さて、今日はラフィとのキス実行の日)」
 
サターニャ「(とりあえずカ口リーって言うのを消費すればいいはずだから)」
 
サターニャ「(ウォーキングが10分で約27キロカ口リー消費だから1時間で162キロカ口リー、キスはその倍で324キロカ口リー消費ね)」
 
サターニャ「(私は1日に約1800キロカ口リー摂取するから全部返そうと思ったら6時間もキスしないといけない……これは無理そうだから半分の3時間位キスできれば上出来でしょ)」
 
ラフィエル「サターニャさん、サターニャさんっ おはようございます!」
 
サターニャ「あ、ラフィおはよー」

24: 2017/05/08(月) 03:49:31.451
サターニャ「そういえばあんた昨日もつけてきてたでしょ、いいかげんやめなさいよね」
 
ラフィエル「ああ、ばれちゃってましたか」
 
ラフィエル「すみません、今後は気を付けますね(バレないように)」
 
サターニャ「気を付けるじゃなくてやめますでしょ? 全く……」
 
ラフィエル「あはは、すみません」
 
サターニャ「ところでラフィ?」
 
ラフィエル「はい、なんですか?」

25: 2017/05/08(月) 03:50:27.605
サターニャ「ラフィはいつも私のことつけてきてるけど、その、私とキスとかしたいわけ?」
 
サターニャ「(何よこれ、思ってたより恥ずかしいわ/// )」
 
ラフィエル「…………はい?」
 
サターニャ「え?」
 
ラフィエル「す、すすみません。 もう一度お願いしていいですか?」
 
サターニャ「だから、私とキスしたいのかって聞いてるのよ!」
 
ラフィエル「…………」
 
サターニャ「あんた鼻血でてるわよ」
 
ラフィエル「すみまへん」フキフキ
 
ラフィエル「で、どうして唐突にそんなことを?」
 
サターニャ「ざ、雑誌に書いてあったのよ! キスしたら痩せるって……」
 
ラフィエル「なるほど、確かにサターニャさん最近少し太りましたよね」
 
サターニャ「う、うるさいわね……で、どうなの? キス、したいの?」
 
ラフィエル「そうですねぇ……確かにサターニャさんのことは好きですけど、キスしたいと言うのとは少し違うかと」
 
サターニャ「そんなぁ……」
 
 
ラフィエル「でも、サターニャさんはしたいんですか? その、キスを……」
 
サターニャ「べ、別にあんたとキスがしたいわけじゃないわよ!? ただ痩せるって聞いたからやってみたかっただけ!」

26: 2017/05/08(月) 03:51:46.516
ラフィエル「ではなぜ私に?」
 
サターニャ「あんたが私の事いつもつけてるからキスとかしたいのかなーって、したいって言えば一石二鳥じゃない?」
 
ラフィエル「じゃあ私以外で頼める方はいらっしゃらないと……」
 
サターニャ「まぁそうね、地道に運動しかないのかしらねー」
 
ラフィエル「なるほど……」
 
ラフィエル「サターニャさんがどうしてもと言うのなら、私は、その、構いませんけど……///」
 
サターニャ「え!? ほんとに!?」

27: 2017/05/08(月) 03:52:37.500
ラフィエル「はい、ただし私がその都度指定する状況でお願いします」
 
サターニャ「? まあわかったわ、1日3時間位で痩せる計算なんだけどいい?」
 
ラフィエル「3時間ですか……わかりました、仕方がありませんね」
 
サターニャ「やったぁ! じゃあ早速今日からお願いね」
 
ラフィエル「はい、わかりました」テカテカ
 
ラフィエル「(サターニャさん……アホすぎです)」
 
ラフィエル「(理由さえ隠していれば今回は優位に立つことができたかも知れないのに言ってしまってはサターニャさんのお願いになってしまいます!)」
 
ラフィエル「(確かにサターニャさんに蔑まれながらのキスも悪くはなさそうですが、やはり私優位の方が何倍も良い!)」

28: 2017/05/08(月) 03:53:21.133
サターニャ「いやー、ラフィが引き受けてくれてよかったぁ ありがとね」ニコニコ
 
ラフィエル「(なんて純粋な…………!)」
 
ラフィエル「(いけません、早速ゾクゾクしてきました……まだ始業まで時間はありますし、10分くらいあそこの公園で)」
 
ラフィエル「サターニャさん」
 
サターニャ「なによ?」
 
ラフィエル「1日2、3時間ということですが、のんびりしていてはあっという間に1日は終わってしまいますよね」
 
サターニャ「確かにそうね、授業中はさすがに無理だし休み時間フルに使っても1時間ちょっと、無理があるわ」
 
ラフィエル「そこであそこの公園で10分位していくというのはどうでしょうか」
 
サターニャ「い、いきなり!?」
 
サターニャ「それにあんな公園でって、登校中の子に見られたら厄介じゃないの」

30: 2017/05/08(月) 03:54:07.637
ラフィエル「確かにいきなりですが、さっきも言ったようにのんびりしていては1日はすぐに終わってしまいます」
 
ラフィエル「それに、トイレに入るか木の陰に隠れれば人に見つかることはありません、まだ朝ですので子供も遊んでいないようですし大丈夫です」
 
サターニャ「そうは言っても……」
 
ラフィエル「さあ、善は急げです! いきましょう!」
 
サターニャ「ちょ、待ちなさいよぉ!」

31: 2017/05/08(月) 03:54:51.374
木の裏
 
 
サターニャ「ほんとにこんなところでするの?」
 
ラフィエル「はい、いけませんか?」
 
サターニャ「ダメってわけじゃないけど、恥ずかしぃ/// 」
 
ラフィエル「(あぁ、もう我慢できません)」
 
ラフィエル「サターニャさん!」チュ
 
サターニャ「んんん!」
 
ラフィエル「(べろ、いれちゃいます)」レロ
 
サターニャ「んん」レロ
 
サターニャ「(な、何よ! 何で舌なんて入れてきてるの!? これがキス?)」
 
サターニャ「(でもラフィの舌、なんだか気持ちいい……)」

33: 2017/05/08(月) 03:57:41.870
エル「(サターニャさん……溶けてしまいそうです…………)」クチャクチャ

ラフィエル「(サターニャさん、サターにゃさん、さたーにゃさん……今まで何度こうなる事を望んだことでしょうか)」レロレロ

ラフィエル「(もっと、もっとサターニャさんを感じていたい……)」ギュッ

サターニャ「(ラフィの息が顔にかかる……ラフィが息を荒らげるなんて珍しい、普段はなんだかんだでお淑やかで綺麗な天使って感じなのに、キスしただけでこんなにも)」

サターニャ「(ひょっとして本当はさっきのは嘘で私とずっとキスしたかったんじゃあ?)」

サターニャ「(でも咎められない……だって私自身がもうラフィとのキスから離れられないもの……)」チュウチュウ

サターニャ「(あぁ、私たち今……通じ合ってる)」チューレロレロ

ラフィエル「んんん……んん」レロ チュウ

ラフィエル「(サターニャさん愛しています、サターニャさんのそのとろけそうな顔も意外と大きな胸もいい匂いのする可愛い色の髪もいつもつけている髪飾りも全部全部愛しています……)」

ラフィエル「(サターニャさん、あなたの初めてをこんな所で奪ってしまってすみません)」

ラフィエル「(でもサターニャさんが可愛すぎて、もう限界でした……)」

ラフィエル「(ああサターニャさん、綺麗です、可愛いです、大好きです……♡

ラフィエル「(私だけのそばにいてくださいね)」クチャクチャ

35: 2017/05/08(月) 03:58:35.923
…………
 
 
サターニャ「ハァ、ハァハァ、ハァ、ハァ」トロ-
 
ラフィエル「ハァハァ、ハァ、ハァ」トロー
 
ラフィエル「結局20分も、してしまいましたね」ハァハァ
 
サターニャ「あ、あんたのせいじゃない 急がないと遅刻よ」ハァハァ
 
ラフィエル「そうですね、急ぎましょう」ハァハァ
 
サターニャ「あんた走れるの?」ハァハァ
 
ラフィエル「大丈夫です、運動は得意ですからっ……」ハァハァ
 
サターニャ「じゃあ、行くわよ?」
 
ラフィエル「はい!」

37: 2017/05/08(月) 03:59:33.201
学校
 
 
サターニャ「な、なんとか、間に合ったわね……」ゼェハァ
 
ラフィエル「はい、早く教室へ、上がりましょう」ゼェゼェ
 
ラフィエル「あ、あとくれぐれも今日の事は……」ハァゼェ
 
サターニャ「わかってるわよ それじゃあまた後でね!」ハァハァ

40: 2017/05/08(月) 04:00:55.292
サターニャ教室
 
サターニャ「ふー 間に合ったー」
 
ヴィーネ「何してたのよ、ギリギリじゃない」
 
サターニャ「え? 何って言われても」
 
ガヴリール「どうせあの犬と遊んでたんだろ、バカは計画性ってものが皆無だからな」
 
ヴィーネ「あんたも私が迎えに行くまで爆睡してたじゃないの……」ヤレヤレ
 
ガヴリール「昨日ネトゲのイベントが忙しくてさー 気付いたら4時前だったんだよ」
 
ヴィーネ「それのどこが計画的なのかしら……?」
 
ガヴリール「ちょっとヴィーネさん? 目が怖いんだけど……」
 
サターニャ「(ふぅ、話が変わったみたいで助かったわ)」

41: 2017/05/08(月) 04:02:39.991
昼休憩
 
 
ラフィエル「サターニャさん遊びに来ましたよ~ 一緒にご飯食べませんか?」
 
ヴィーネ「サターニャならさっき教室を出ていったわよ?」
 
ラフィエル「えぇ……どこに行かれたか分かりますか?」
 
ガヴリール「あんな奴ほっといて3人で食べようよ、うるさい奴がいなくて丁度いい」
 
ヴィーネ「ちょっとガヴ、うるさい奴はないでしょ?」
 
ラフィエル「そうですよ!」
 
ガヴリール「え?」
 
ヴィーネ「え?」
 
ラフィエル「いつも一緒にいるじゃないですか! 仲が良いからじゃないんですか? じゃあ悪口言わないでくださいよ! サターニャさんがかわいそうですよ!」

44: 2017/05/08(月) 04:03:21.605
ガヴリール「あ、ああ……すまん」
 
ラフィエル「で、どこに居らっしゃるんですか? サターニャさんは」
 
ヴィーネ「多分屋上に繋がってる階段のところだと思うけど……」
 
ラフィエル「ありがとうございます!」
 
ガヴリール「…………」
 
ヴィーネ「…………」
 
ガヴリール「明らかに怪しいよな?」
 
ヴィーネ「そうね、異常な殺気を感じたわ……それにあんな大きな声を出すなんて初めて見た、しかもガヴ相手に」
 
ガヴリール「ちょっと追ってみようか」
 
ヴィーネ「やめときなさいよ、連れて行ってとは言わなかったんだから何かあるのかもしれないし」
 
ガヴリール「それが気になるんじゃん まあヴィーネが止めるなら今回はほっておくか」
 
ヴィーネ「(せっかくの二人きりになれるチャンス あの二人の為だけにこの好機は潰せないわ……)」

45: 2017/05/08(月) 04:04:06.609
階段
 
 
サターニャ「(ラフィに一言言ってから来た方がよかったかな、でも私からラフィのクラスに行くなんて目立っちゃいそうだし……)」
 
サターニャ「(ラフィがこの場所を見つけてくれればいいけど)」
 
 
タッタッタ
 
 
サターニャ「(足音! ラフィね!?)」
 
サターニャ「ラフィ~ 待ってたわよ!」
 
ラフィエル「サターニャさん!」タッタッ
 
ギュ
 
サターニャ「え?」

46: 2017/05/08(月) 04:04:13.257
ヴィーネもヴィーネだった

47: 2017/05/08(月) 04:05:16.445
ちくしょう平日の夜中になんてものを

48: 2017/05/08(月) 04:05:36.894
ラフィエル「サターニャさん! 探しましたよ! こんなところにいるなんて……」ギュウ
 
サターニャ「ごめんねラフィ、でもここならって んn!?」チュー
 
ラフィエル「(サターニャさん、サタニキア分を補充させて貰います!)」ジュルルルル
 
サターニャ「!?」ヂュウウ
 
サターニャ「(なんでこんなに吸ってくるのよ!? 音が聞こえちゃうっ/// )」
 
ラフィエル「(さたーにゃさんさたーにゃさんさたーにゃさんんんんんんn)」
 
サターニャ「んっ!?」ヂュワァ
 
サターニャ「(唾液送り込まれてるぅ……)」
 
ラフィエル「んんっ んんn」ヂュウウ
 
ラフィエル「れろぉ」ジュウウ
 
サターニャ「んんんっ!!」ヂュワアア
 
サターニャ「(なんなのよ入れてきたり吸ってきたり……)」
 
ラフィエル「(そろそろですかね)」ヂュウウウウウ
 
サターニャ「!?」ジュウウウウ
 
サターニャ「(送り込まれてくる!?)」
 
ラフィエル「ぷはぁっ」
 
サターニャ「んんん! んん! んんんんn!?!?」
 
ラフィエル「飲んでください」
 
サターニャ「んん!?」
 
ラフィエル「私の指定する通りに、ですよ?」

51: 2017/05/08(月) 04:06:47.005
サターニャ「んんん…………」
 
サターニャ「」ゴクン
 
ラフィエル「ひゃはっ 快感です、最高ですサターニャさん!」
 
サターニャ「ちょっといきなり何なの……」
 
ラフィエル「何ってサターニャさんのお願い通りにしたまでですよ」
 
ラフィエル「多分雑誌情報よりも多くカ口リー消費してると思いますよ?」
 
サターニャ「そういう問題じゃなぁい!」

52: 2017/05/08(月) 04:07:29.588
下校時間
 
 
サターニャ「結局今日は朝の20分と昼休みの40分でやっと1時間ね……」ハァ
 
サターニャ「それにキスって結構疲れるし、やっぱり普通に運動した方がいいのかしら」
 
ラフィエル「そうとは限りませんよ、今日の分だってウォーキングに換算すると倍の2時間、更に今からあと4時間も歩かないといけない計算です」
 
サターニャ「なるほど、確かにそう言われてみればそうね」
 
ラフィエル「そうですよ、今日は私の家に来てください、あと2時間みっちりキスをしましょう?」
 
サターニャ「結構疲れるのよね、やっぱり痩せるのって大変だわ……」

53: 2017/05/08(月) 04:09:16.680
サターニャ「こうしてこの日から私は毎日ラフィとキスをすることになった」
 
サターニャ「はじめのうちは少し後悔したけど、次第にラフィの私への好意に喜びを感じるようになり、応えたいとすら思うようになった」
 
サターニャ「ラフィの一途な私への気持ちと彼女の持つ魅力に惚れてしまったのだ」
 
サターニャ「もちろん天使と悪魔ということや同性同士ということに抵抗を感じずにはいられなかったけど、日に日に増していくラフィへの思いを止めることはできなかった」
 
サターニャ「気づけばダイエットのことなど完全に忘れ去っていた」
 
サターニャ「そうして私はラフィに愛の告白をした、高校3年生に進級したときのことだ」
 
サターニャ「そこからは順風満帆に関係を築き上げ、大学へ進学、卒業とともに籍を入れ、私は就職、ラフィは専業主婦となった」
 
サターニャ「彼女の方が勉強もできたのだが、私たちの子供を孕んでいたために就職は断念した」
 
サターニャ「私はプライドの高い親の反対を押し切るために、縁も完全に切っていた」
 
サターニャ「下界に来た時点で殆ど親とは関わっていなかったし、何より私にはラフィだけで十分だった」
 
サターニャ「私たちは確実に幸せだった。」
 
サターニャ「彼女が流産してしまうまでは…………」
 
おしまい

55: 2017/05/08(月) 04:09:32.946
上げて落としたかったんですごめんなさい!

56: 2017/05/08(月) 04:10:17.600
えっ…普通にハッピーエンドでよかったじゃん…乙

66: 2017/05/08(月) 04:20:07.820
乙乙

引用元: ラフィエル「サターニャさん、キスですか……」