1: 2011/02/25(金) 23:31:40.20


めんどくさかったんでギャグに走ったら、
キャラがボッコボコに崩壊して
ハイテンションに一方通行と番外固体がイチャイチャするSSになりました。

その中でも辻褄を合わせようとしたりした結果「あーあ」って感じになりましたが、
そこらへんは寛大な心で許してくれると嬉しいです。

2: 2011/02/25(金) 23:32:13.16
一方(・・・・・・)

一方(・・・・・・なにが、おこった?)

打ち止め「はいあーん、と言いながらミサかはミサカはあなたの口にシチューを押

し込んでみる!!」

一方「・・・・・・」

一方(声が出ねェ・・・)

打ち止め「ほらほら零しちゃだめーってミサカはミサカはお世話好きなお姉さんを

気取ってみたり!!」

一方「・・・・・・」

一方(ちくしょう・・・体も動かねェ・・・くそ・・・)

打ち止め「あんまり行儀が悪いとミサカは口移しで食べさせちゃうぞ!ってミサカ

はミサカは恥じらいながら上目遣いにあなたを見つめてみたり」

一方「・・・・・・」

一方(やめろ・・・やめてくれ・・・いやだ・・・)

クチュクチュ

打ち止め「うふ、食べさせちゃった・・・ってミサカはミサカは妖艶に微笑んでみた

り」

ダラー

打ち止め「あらあら涎なんか垂らしちゃって、ミサカは・・・」ペロペロ

打ち止め「うん美味しい!ってミサカは笑顔になって見たり!」

一方「・・・・・・」

一方(だれか・・・)

打ち止め「うふふ・・・今のアナタは指一本動かせない・・・でもこれでアナタとアタシ

はずーっと一緒」

打ち止め「安心してね・・・私が・・・」

一方(・・・だれかたすけて)

打ち止め「氏ぬまであなたの面倒をみてあげる、ってミサカはプロポーズしちゃっ

たり!」

一方(たすけてくれ・・・)



番外個体「・・・・・・何?あれ?」ゾゾゾ

3: 2011/02/25(金) 23:33:01.75
~三日後、ファミレスにて~


美琴「相談事?」

番外「そうなんだよね」ズズズ

美琴「珍しいわね。アンタ、人に頼るの嫌いそうだけど」

上条「何があったんだ?」

番外「え,何これ旨い」

上条「話聞いてる?」

番外「聞いてる聞いてる」

美琴「で、相談事って何よ」

番外「あー…えっとね…」



番外「最近一方通行とあんまり会えないんだよね…」ハァ



美琴「……」

上条「……」

4: 2011/02/25(金) 23:35:08.61
上条「で、なんだ?その理由ってのは」

番外「いや、単純に打ち止めが家に入れてくんない」

上条「どうせ打ち止めの前で『ねぇダーリン』『なんだいハニー』とかやって怒ら

れたんじゃねーの?」

番外「うわ気持ち悪。その想像で空気が腐るレベルだわ。ホント、アナタの頭の回

路の不具合さといったら天文学級だよね」

美琴「すいませーん、ここに脳味噌に怪我した人いるんですけどー。ウェイトレス

さんなんとかしてくんない?このままじゃ寒イボが止まらないわー」

上条「・・・・・・」

美琴「で、打ち止めが入れてくれないんだっけ?」

番外「そう」

上条「なんだろう。今更涙が出てきた」グス

番外「何泣いてんの?」

上条「うん、君達のせいなんだけどね」

5: 2011/02/25(金) 23:35:55.16
番外「あの人は留守だっていうから最初は諦めて帰ったんだけど・・・それが一週間

も続くとなれば、ね」

美琴「確かに変ね。一方通行と連絡取ってみたら?メルアドぐらい知ってるでしょ

?」

番外「・・・・・・」

上条「どうした?」

番外「・・・実は三日目くらいにさ、おかしいなーって思って確かめに行ったのよ」

美琴「何処に?」

番外「あの人の家に」

上条「入れてもらえたの?」

番外「合鍵あるから」

上条「撤収」

美琴「却下」

上条「なんで!?だって会えるじゃん!合鍵あれば会えるじゃん!解決じゃん!」

美琴「それで解決しなかったから相談に来てるんでしょーが。少しは頭使いなさい

よ」

番外「流石お姉さまだね。どっかの阿呆なレベル0のツンツン頭のクズとは大違い

だよ」

上条「……」グスン

6: 2011/02/25(金) 23:36:43.18
番外「でね、入る前に中の様子を探ったら、気配が二つある訳」

美琴「普通じゃない。一方通行と打ち止めでしょ?」

上条「ってかお前らそんなことできんの?」

美琴「生体電気辿れば楽勝」

番外「でもね…大きい方が全然動かないのよ」

上条「は?」

美琴「動かないって…どうゆうこと?」

番外「私も疑問に思った。だから、そーっと入って、キッチンを覗いてみたんだ。そしたら…」

美琴「……」ゴクリ

上条「……」ゴクリ

番外「打ち止めが、一方通行を舐めてた」

美琴「……?」

上条「……は?」

番外「だから、動けない一方通行を、打ち止めがペロペロ舐めてたの!私も舐めたこと無いのに!」

上条「今なんかさらっととんでもないこと言ったね」

7: 2011/02/25(金) 23:37:23.67
美琴「動けないって…なんでよ」

番外「解らないよ・・・でも、なんだか・・・」



番外「氏んでるみたい、だった」




美琴「・・・・・・え?」

上条「なっ・・・」

番外「まるで生きている感じがしないんだよね。それを打ち止めが愛でている。それもかなりぶっ飛んだ顔で・・・」

番外「はっきり言う。あれは普通じゃない。"異常"だよ。狂っている」

上条「・・・・・・」

美琴「・・・・・・」

番外「・・・アレで一方通行が幸せだ、っていうならそれもいいんだけどさ。とてもそうには見えない。本人に確認したいけど、メールも電話も出ない。家に行っても門前払い。で、ひょっとしたらお姉さま達だったら入れてもらえるかもしれない」

番外「そんな訳でお姉さまに頼りに来たって訳。OK?」

美琴「・・・うん、なんとなく事情は解ったわ」

番外「ありがと」

8: 2011/02/25(金) 23:38:25.53

上条「・・・しかし、まあ、なんだ。仮に一方通行が氏んでいるとして・・・打ち止めは氏体と一緒に生活してるってことか?」

番外「生活してるだけじゃなくて、舐めてる」

上条「なんか常軌を逸しすぎていて、上条さんの感覚ではついていけません」

美琴「・・・私は、実は割と納得できちゃうのよね」

番外「マジ?やっぱお姉さまにもそういう願望が・・・」

美琴「まあ、それもあるんだけど」

上条「え?」

美琴「一番の理由は、私のルームメイトも"常軌を逸した変態"だってことかしら」

番外「なんじゃそりゃ」

上条「ちょっと待ってくださいさっきさらっととんでもないことを御坂さんがいいましたよ?」

9: 2011/02/25(金) 23:39:29.53
白井「んまー!!お姉さま黒子のことを常軌を逸した変態だなんて失礼な!!私は変態じゃありませんわ!!」

上条「うおい、お前居たのか」

白井「仮に変態でも変態の言う名の紳士ですわ!!」

美琴「どこに隠れてたのよ」

白井「ソファの下ですわ!!」

美琴「そうか、帰れ」

白井「それにしても植物人間にして空き放題にお世話するなんて変態の風上にも置けませんわ・・・う、でもちょっと想像してみるとこれも悪くないシチュエーション・・・寝ている間に脊髄に杭を打ち込めば半身不随のお姉さまを一生好きに出来る・・・やばい涎が・・・」

上条「・・・・・・」

美琴「黒子、ちょっとこっち来て?」

白井「お姉さまの頼みであればどこまでも・・・え?なんでお姉さま黒子のマウントポジションをへぶっ、ぐほっ、がはっ」

バキッ、グシャッ、ドスッ、バチョッ

番外個体(なにこれエグイ・・・)

美琴「・・・そんな訳であながち世迷いごととも言い切れない訳よ」

上条「上条さんは、どちらかというと拳から血をポタポタ落としながら冷静に話す中学生の存在を信じたくないのですけど」

10: 2011/02/25(金) 23:40:01.44

番外「まあ、そんな訳でですね、協力してくださいお願いします!!」

美琴「・・・まあ、いいわ。かわいい妹の頼みだしね」

番外「ありがとう、お姉さま!」

上条「俺も手伝うよ」

番外「ありがとう、レベル0!」

上条「おい御坂ちょっとこいつぶん殴っていいか」

美琴「ダメに決まってんだろ」

11: 2011/02/25(金) 23:41:41.91
~同日、学園都市内某所~


美琴「そんな訳で一方通行の家に来てみました」

上条「思ったより普通のマンションに住んでるんだな」

番外「4LDKのロフト付きです」

上条「撤回する」

美琴「打ち止めが留守の隙を見計らって、部屋に忍び込んだのはいいのですが…」



一方「……」



上条「…生きてるの?」

番外「心臓は動いてるみたい。呼吸もしてるね」

美琴「瞳孔も反応してるわ。運動能力を奪われただけ、かな。だけって言っていいのか解らないけど」

上条「植物人間、ってこと?」

美琴「そんな感じね・・・なんでこうなったか解らないけど、冥土返しの所に連れてった方がよさそうね」

12: 2011/02/25(金) 23:42:26.14
番外「じゃあ早く連れだそう」

美琴「アンタ思ったより平気そうね」

番外「取り乱してる場合でもないでしょ?」

上条「確かにな…しかし、なんでこんなことに」

番外「……」

番外「…ひょっとしてさ、打ち止めがやったのかな?」

美琴「まさか…腐っても第一位よ?そこまでボケてないでしょ」

番外「でも、演算補助を切っちゃえばその隙に…むしろ演算補助を切った状態がこれなんじゃないの?」

上条「……」

美琴「……」


番外「……」ピキーン

13: 2011/02/25(金) 23:43:10.92
番外「……」ダラダラ

美琴「…どうしたの?なんか急に顔色が悪くなったみたいだけど」

番外「……」ダラダラ

番外「…打ち止めが帰ってくる」ダラダラ

上条「マジかよ!時間は解るか!?」

番外「あと20秒くらい」

上条「早すぎるだろ」

美琴「…仕方ないわ。とりあえず…」

上条「とりあえず?」

美琴「押し入れに」

上条「随分とべただなオイ」

美琴「そういうこと言うもんじゃないわ。ドラえもんが居るかもしれないじゃない!」

上条「いや、そんなキラキラした目で言われても」

14: 2011/02/25(金) 23:43:48.06

美琴「そんな訳で、現在押し入れに隠れている訳なんですが」



打ち止め「うふふ・・・」

一方「・・・・・・」

打ち止め「えへへ・・・」

一方「・・・・・・」

打ち止め「…あれ、汗かいちゃったんだね」ペロペロ

一方「……」

打ち止め「うふふ、あなたの味がする…」

15: 2011/02/25(金) 23:44:22.56
コソコソ

美琴「ねえ,あれ,絶対やばいでしょ。完全にヤクをキメてる顔よ」

番外「そんな顔見たことあんの?」

美琴「無いけど」

番外「ねーのかよ」

上条「青ピがトイレから帰ってきた時、時々あんな顔してる」

番外「誰だよそいつ」

上条「友達」

番外「絶交しろそんな奴」

16: 2011/02/25(金) 23:45:02.39
美琴「やっぱ打ち止めがやったのかしら?」

番外「100%そうだと思う」

美琴「これ見せられたら信じざるを得ないわね・・・」

上条「一方通行があんなにベタベタされながら黙っているなんて・・・」

番外個体「私の一方通行にあんなにイチャイチャと・・・!!」

美琴「え?」

番外個体「ちょっと上位固体の背中に包丁突き刺してくる」

美琴「何そのバイオレンス展開!?」


打ち止め「そこに居るのは誰かな?カナ?ってミサカは虚空を睨んでみる」

上条&美琴&番外個体「・・・・・・!!!」ビクッ

17: 2011/02/25(金) 23:45:51.55
打ち止め「・・・・・・」

上条「・・・・・・」

美琴「・・・・・・」

番外個体「・・・・・・」

打ち止め「・・・・・・」

上条「・・・・・・」

番外「・・・にゃ、ニャー」

上条&美琴「・・・・・・!!!」

打ち止め「・・・・・・」

上条(・・・・・・通る訳ねぇだろ)

番外(・・・ミスった?)

打ち止め「なんだ猫か、ってミサカはミサカは詰まらなそうに元の作業に戻る!」

上条「・・・って通るのかよ!!」

美琴(ば、バカ!!)

上条(しまった・・・つい突っ込んでしまった・・・)

番外(きゃ!卑猥ぃ~!)

上条「うるせぇ!」

打ち止め「あ?」

上条「スイマセンなんでもないです」

18: 2011/02/25(金) 23:46:50.20
打ち止め「・・・そんなところでなにしてるの?ってミサカはミサカは疑いの目を向けてみたり」

上条「・・・・・・」

打ち止め「・・・・・・」

上条「えっと・・・いや、御坂と一緒に一方通行を映画にでも誘おうかなーって」

打ち止め「お姉さまもいるの?」

上条(やべっ・・・)

美琴(バカ・・・仕方ないわね)

美琴「こ、ここに居るわよ~」

打ち止め「わぁ、お姉さまだ!!ってはしゃぎながらもミサカはミサカは警戒の目を向け続けていたり!」

19: 2011/02/25(金) 23:47:33.45
上条「えっとだな・・・で、来てみたら一方通行の様子がちょーっと可笑しいなーって思ってさ・・・」

打ち止め「そんなことないよ。一方通行はちょっと体調が悪いだけなの」

美琴「だ、大丈夫?あんまり酷いようなら入院させたほうがいいんじゃないかしら?」

打ち止め「大丈夫だよ!ね?一方通行?」

一方「・・・・・・」

一方「・・・・・・」

打ち止め「…ホラ、この人もそう言ってるでしょ?」

上条(何も聞こえなかんだけど…)

美琴(やばいなんか怖い)

20: 2011/02/25(金) 23:48:16.52
打ち止め「さあ、ご飯食べたらもう寝ましょう?ってミサカは不振に思われないように一方通行を促したり」

上条(おい、一方通行歩けるじゃないか・・・)

美琴(電気信号で随意筋操作すれば不可能じゃないわ・・・)


ガッ


美琴(段差に!?)

上条(躓いた!?)


どたーん


上条「い、一方通行!?」

美琴「だ、大丈夫?受け身のかけらもない転び方だったけど…」

打ち止め「大丈夫だよ!、ね?」

一方「……」ガクンガクン

上条(頭から血を…)

美琴(どうみても大丈夫じゃないし)

21: 2011/02/25(金) 23:49:13.10
上条(どうするよ)

美琴(なんとかして打ち止めを連れ出して.その隙に冥土返しのところへ運ぶわ)

上条(うう・・・なんか嫌な予感がするが仕方ないか)

上条「・・・どうだ?なんか手伝ってやるよ」

打ち止め「いいえ気にしないで、ってミサカはミサカは早く帰れよって本音を隠してにこやかに言ってみたり」

美琴「・・・・・・」

上条「・・・・・・」

美琴「・・・そ、そんなこと言わないでよ~。私たちも一方通行のお世話がしたいなーって」

打ち止め「・・・・・・」

上条「・・・・・・」

美琴「・・・・・・」

打ち止め「・・・それなら買出しに行きたいかもってミサカはミサカは寂しくなった冷蔵庫の中身を思い出す」

上条「なら上条さんと買い物行きません?」

美琴「そうね。なんなら私が一方通行の様子見といてあげるから」

打ち止め「・・・・・・」

22: 2011/02/25(金) 23:49:49.35
打ち止め「・・・・・・」

上条「・・・・・・」ゴクリ

美琴「・・・・・・」ゴクリ

打ち止め「いくいくーってミサカはミサカは本心を隠して無邪気そうにあなたに同意する!!」

上条「よ、よし、じゃあ行こう!」

打ち止め「あ、でもお姉さま・・・」



打ち止め「一方通行に手ェだしたら許さないよ?」ギロリ



上条「・・・・・・」ガクガク

美琴「・・・・・・」ブルブル

打ち止め「なーんて冗談冗談!ってミサカは二人を安心させる為に外面を偽ってみたり」ニヤリ

23: 2011/02/25(金) 23:50:33.87
番外個体「・・・出て行ったね」

美琴「あんた隠れてんじゃないわよ」

番外個体「出てって何をしろと」

美琴「確かに」

番外個体「さて,一方通行は・・・とりあえず、生きてはいるね」

美琴「そうね、そこまで怪我をしている訳でも・・・」

番外個体「・・・・・・」ダキシメ

美琴「ちょっと、あんた聞いて・・・」

番外個体「良かった・・・本当に良かった・・・」

美琴(・・・・・・泣いてる)

番外個体「よし・・・んじゃ始めよう」

美琴「へ?始めるって何を?」

番外個体「何のためにお姉さまを引っ張り出したと思ってんのよ」

美琴「はい?」

番外個体「演算補助だよ。ミサカだけじゃ心もとないけど・・・レベル5の演算能力なら、MNWの代わりが出来るんじゃない?」

美琴「・・・成る程ね」

24: 2011/02/25(金) 23:51:17.92
~同日、近場の公園~

上条「……」

打ち止め「……」

上条「……」

打ち止め「……」

上条(…気まずすぎる)

上条(とりあえずなんか喋らないと…この沈黙は上条さんには耐えられないですよ)

打ち止め「……」

上条「……」ゴクリ

25: 2011/02/25(金) 23:52:31.11
上条「そ、それにしても一方通行が体調崩してたなんて知らなかったよ。教えてくれればお見舞いに行ったのに」

打ち止め「一方通行があんな感じになったのはつい一週間前のことなんだよ、ってミサカはその話に敢えて乗ってあげる」

上条「そ、そーなんだ」

打ち止め「一か月前くらいからね、番外個体がよくご飯を作りに来るようになったの」

上条「……」

上条「…マジで?」

打ち止め「マジだよ、ってミサカはため息をこれ見よがしについてみたり」

上条(リア充め・・・)

打ち止め「一方通行も満更でもなさそうだったの。だから聞いてみたの、ってミサカはミサカは白状する」

上条「……」

上条「…なんて?」

打ち止め「『私のこと、どう思っているの?』って」

上条「……」

26: 2011/02/25(金) 23:53:24.24
打ち止め「それからね、もう一つ聞いたの。『じゃあ番外個体は?』」

上条「・・・・・・」

打ち止め「……」

上条「…なんて言ったんだ?一方通行は」

打ち止め「……」ギロリ

上条「……っ!!!」ビクッ

打ち止め「…だからね、ミサカは一方通行の演算補助を止めたの。そうすれば、一方通行はミサカだけのものになるでしょ?ってミサカはミサカはバラ色の明日を想像せずにはいられない」

上条(うう、イノセントな笑顔が怖すぎるのですよ…)

上条(でもここで引くのは上条さんのキャラじゃない!!)キリッ

上条「打ち止め…お前の気持ちは解らんでも無い」

上条「でもなぁ、だからと言って一方通行を力で思うままにするなんて絶対に間違っている!!」

打ち止め「……」

上条「それもこんな茶番を続けるってんなら…」

上条「その幻想をぶっ飛ばす!!」

打ち止め「…あなたの意見なんて関係ないの」

上条「…え?」

ミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカ
ハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミ
サカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミ
サカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハ

上条「・・・・・・」

上条「御坂妹が…」

打ち止め「大体600人くらいかな…大人しく寝ていてね?」

打ち止め「ミサカは一方通行を奪った泥棒猫を頃しに行かなきゃ、ってミサカはミサカは懐から取り出した包丁を舐めてみたり!」ペロリ

上条(…不幸だ)

27: 2011/02/25(金) 23:57:29.32
とりあえずはこんな感じです。

たぶん誰も見てないとは思いますが、心が折れないうちにまたきます。

具体的には明日来ます。すいません。


では。

43: 2011/02/26(土) 17:34:58.66

~同日、一方通行のマンション~

美琴(意外と演算式って複雑ね・・・もう何回もやり直してるのに)

一方「・・・・・・」

美琴(拙いわね・・・早くしないと、打ち止めが帰ってきちゃうかも)

美琴(・・・・・・)

美琴(コレでどうだ!!)

一方「・・・・・・」

番外個体「ダメ・・・?」

一方「・・・・・・」ガタガタガタガタ

美琴「ちょ・・・大丈夫!?」

一方「頃してくれ・・・」ガタガタ

美琴&番外個体(戻った!?)

44: 2011/02/26(土) 17:35:48.50
番外個体「一方通行!私が解る!?」

一方「うっせぇ・・・解るわボケ・・・」ガタガタ

番外個体「良かった・・・」ホッ

一方「早く殺せェ・・・」ガタガタ

美琴「んなことできる訳ないでしょう」

一方「またあんな目にあうくらいなら氏ンだ方がマシだ」ガタガタ

番外個体「大丈夫」ギュッ

一方「・・・・・・?」ガタガタ

番外個体「大丈夫。私が助ける」

一方「・・・・・・」ガタ・・・

番外個体「・・・ちょっと落ち着いた?」

一方「おォ・・・」

美琴(イチャイチャしてんじゃねーよ)

一方「お、超電磁砲、お前も居たのか。悪ィな」

美琴「気付いてもねーのかよ」



打ち止め「何をやってるのかな?カナ?ってミサカはお姉さまに無垢な瞳を向けようと努力してみる」



美琴「!!!」

一方「!!!」

番外個体「!!!」

45: 2011/02/26(土) 17:36:38.20

打ち止め「ほらほらお姉さま達が変なことをするから一方通行が怯えちゃってるでしょう?ってミサカは優しく教えてあげる!」

番外「・・・この人には、指一本触れさせないよ」ガタガタ

打ち止め「あらあら強がるならせめて震えは止めた方がいいよ!ってミサカはアドバイスしてみたり!」

御坂「・・・何故包丁を持っているの?」

打ち止め「勿論番外個体用だよ?」ニヤ

御坂(何コレ怖い)ゾッ

打ち止め「一方通行に手を出さないでね?ってちゃんと言ったハズなのだけど、とミサカは泥棒猫にご忠告!」

一方「おい超電磁砲、早くなんとかしろ!」

美琴「なんとかしたいのはやまやまなんだけど・・・あんたの演算補助に力使ってるから能力使えないのよ」

一方「マジかよ」

番外「お姉さま・・・早く一方通行連れて逃げて!」

打ち止め「うるさいなぁ」

46: 2011/02/26(土) 17:37:19.60
ヒュッ

美琴(包丁投げた!?)

番外個体(避けられない・・・!!)

一方「危ねェ!!」ガバッ


どすっ


番外個体「あ、ありがとう…」

一方(ちょっと掠ったか…)ポタポタ

打ち止め「なれなれしく喋らないでね?番外個体」

一方「番外個体!!超電磁砲!!逃げンぞォ!!」

ダダダ

打ち止め「ありゃ、逃げちゃった。。。でも逃がさないよ!ってミサカはぞっとする笑顔を浮かべてみたり」

打ち止め「……」ジッ

打ち止め「…一方通行の血液」

ペロペロ

打ち止め「うふふ・・・おいしい・・・」

47: 2011/02/26(土) 17:38:05.44

~同日、近場の公園~

美琴「はぁはぁ・・・ここまでくれば・・・」

一方「やべェ・・・氏ぬ・・・」

美琴「体力無さ過ぎ」

一方「うっせ」

番外個体「・・・ちょっと待って、あそこで倒れてるのは上条当麻じゃない?」

一方「ん?・・・おお、三下じゃねェか。なんで倒れてンだ?」

美琴「ちょっと!当麻、大丈夫?」

上条「うう、酷い目にあった・・・」

48: 2011/02/26(土) 17:38:37.68
一方「何があった?」

上条「100人くらいの御坂妹に袋叩きにされたんだ・・・何もして無いのに・・・」

番外個体「・・・100人?」

一方「いつの間に集めたンだよ・・・」

番外個体「たぶん100人だけじゃない・・・」

一方「一万人が全員学園都市に集まってるってか?流石にねェだろ」

上条「でも上条さんの不幸レーダーは当初からびんびんなのですよ」

御坂妹「皆さんこんなところにいたのですか、とミサカは可能な限りフレンドリーに声をかけます」

番外個体「!!!」

上条「!!!」

49: 2011/02/26(土) 17:39:09.58
一方「…お前ェも打ち止めとグルなのか?」

御坂妹「残念ながら、妹達は上位固体に逆らうことが出来ません、と御坂は複雑な心中を隠して伝えます」

御坂妹「正直抵抗無く投降して頂けると非常に助かるのですが、とミサカは偽り無い気持ちを吐露します」

番外個体「そんなことする訳無いじゃん」

御坂妹「番外個体ですね?あまり勝手な行動をしない方がよいかと思います」

番外個体「この人を人形として扱うのを容認しろってこと?」

美琴「そんなこと出来る訳ないでしょう!」

上条「そうだ!一方通行の人間としての尊厳を剥ぎ取るような真似を認められるか!」

御坂妹「そうですか・・・では実力行使をしなければなりません、とミサカは気が進まないながらも指令に従います」

一方「これ以上てめェらの人形になってたまるかよ」

美琴「あんたがオリジナルの私に勝てると思ってんの?」

上条「俺もいるぜ!それでもお前らの思い通りになると思ってんなら・・・」

美琴&上条&一方『その幻想をぶっとばす!!』

50: 2011/02/26(土) 17:39:37.62
上条(決まった・・・)

美琴(決まった・・・)

一方(決まった…)

番外個体(・・・何満足げな顔してんだこいつら)

御坂妹「・・・・・・」

御坂妹「成る程、勿論ミサカ一人では適いそうにありませんが・・・」

ミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカ
ハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミ
サカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミ
サカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサ

上条「・・・・・・」

美琴「・・・ウソでしょ」

一方「・・・ワラワラ出てきやがった」

番外個体(仲間はずれ・・・)

御坂妹「この一万人のミサカから逃げ切れますか?とミサカは少し得意げに言い放ちます」

51: 2011/02/26(土) 17:41:34.77


タッタッタッタッ・・・

上条「だあああああああああ!!不幸だ!不幸すぎる!」

一方「そォなのか?」

番外個体「そうらしいよ」

一方「そォか」

上条「ってかお前が不幸すぎるだろ!」

一方「いや、俺は逃げ出せただけで夢みてェなんだが」

番外個体「ミサカもだよーん」

美琴「グダグダ言ってないで逃げなさい!」

上条「ってか能力使えるならどかーんとフッ飛ばしちゃえばいいんじゃないですか?美琴さまの能力使えばあんなクローン塵みたいなもんでしょう!?」

一方「お前結構思い切ったこと言うンだな」

52: 2011/02/26(土) 17:42:01.44
番外個体「お姉さまは今無能力者」

上条「なんで!?」

美琴「コイツの演算補助してるから!」

一方「補助されなきゃ満足に話もできねぇンだわ」

一方「因みに俺も使えねェから」

上条「マジですか!?さっき使えるっぽい感じ出してたじゃん!!」

一方「ありゃハッタリだ」

上条「オイィィィィイィ!!お前一旦ちょと廃人になってくださいお願いします」

番外個体「オイコラ上条頃すぞ」

上条「なんでもないですー」

53: 2011/02/26(土) 17:42:34.05
上条「ということは・・・今この状況は?」

番外個体「四人の一般人が一万人の追っ手に追われているって訳」

一方「しかもミサカネットワークあるから連携抜群だなァ」

上条「絶望的じゃねーか!一人モヤシだし」

一方「なんか腹減ったな」

上条「スルー!?」

番外個体「コンビニ寄る?」

上条「寄らねーよ!追われてんだぞ!?」

一方「なんでアイツあんなに余裕ねェンだ?」

番外個体「さあ?」

上条「寧ろなんでお前らは余裕なんだよ!」

番外個体「あんまり怒ると息が切れるよ?とミサカはご忠告」

一方「そうだな。冷静にいかねェとなァ」モグモグ

上条「モグモグじゃねーよ。何走りながらカ口リーメイト食ってんだよ」

一方「カ口リーメイトじゃねェ。カ口リーメェトだ」

番外「因みにカ口リーメイトだとソウルメイト的意味になっちゃうから」

上条「しらねーよ!なんだその裏設定」

一方「喉渇くな、コレ」モグモグ

上条「知らねーよ、いつの間に買ったんだよ」

一方「あ、コレお釣り」

上条「俺の金で買ったの!?」

一方「お前もいる?」モグモグ

上条「え?じゃあ…」

番外個体「ありがと」モキュモキュ

上条「なんでお前が食ってんの!?俺じゃないの!?」

54: 2011/02/26(土) 17:43:11.50

イタゾーアソコダトミサカハハシリダシマス
ワタシハムコウカラマワリコムゾトミサカハイキゴミマス


上条「やべぇ!回り込まれた!」

一方「またかよ。しつけェな」

番外個体「結構マズイね・・・」

一方「オイこっちだ」

???「おっと、この道は通さねぇぜ?」

上条「!?」

美琴「アンタは・・・!!」

一方「オマエは・・・!!」

垣根「なんだ?俺の顔も忘れちまったのか?第一位」

番外個体「誰?コイツ」

垣根「・・・・・・」

上条「・・・・・・」

美琴「・・・・・・」

一方「・・・・・・その、なンだ?思い出せない」

垣根「マジで?」

55: 2011/02/26(土) 17:43:50.84
美琴「第二位!?」

垣根「やばいお前に惚れそう」

美琴「うるさいキモイ氏ねカスゴミクズ虫けら」

垣根「……」

上条「なんでお前が打ち止め側に!?」

垣根「あいつには学園都市冷蔵庫ネットワークを作る際に世話になったからな」

美琴「そんなんあるの!?」

垣根「学園都市の食糧事情について俺以上に熟知してる奴は他にいねぇ」

一方「なンに使うんだよそんな情報」

番外個体「役に立たつの?それ」

垣根「例えば冷却効率上げる為に温度調節とかするじゃん?」

一方「うン」

垣根「あれ全部ネットワークで調節してる」

上条「めっちゃ頑張ってるじゃん」

垣根「何気にな。おかげで学園都市の冷蔵庫の電気効率は世界最高だ。この前アレイスターが表彰されてた」

一方「オマエもう暗部やめろよ」

垣根「暗部とか正直どうでもいいんだよ。今の俺は冷蔵庫ネットワークの管理人、冷蔵庫の解放を目指す正義の使者、それが俺だ」

上条(何言ってんだこいつ)

56: 2011/02/26(土) 17:44:25.58
一方「なんかちっちゃくなったな」ヒソヒソ

番外個体「鶏口牛後ってやつじゃない?」ヒソヒソ

上条「誇大妄想もいい加減にしろよ」

垣根「心配すんな。自覚はしている」

一方「なあ、自覚してたらもっと酷いんじゃねェか?」ヒソヒソ

番外個体「そうでも言わなきゃ恥ずかしいんでしょ。察してあげなよ」ヒソヒソ

垣根「頼むから内緒話は本人の聞こえないところでやってくれ」シクシク

一方「オイ、あいつ泣き出したぞ」

番外個体「意外とメンタル弱いね」

上条「めんどくさい奴だな」

57: 2011/02/26(土) 17:44:57.20
一方「カ口リーメェトいるか?」

垣根「あ、ありがと」モッキュモッキュ

上条「お前何個買ってんだよ」

垣根「うるせぇ!!」ブオン

上条「なんで!?」グブシッ

垣根「能力使えないくせによく避けたじゃねーか・・・」

上条「いや、当たってるからね!?未だ本編で表記されたことの無いレベルで流血してるからね!?」ドクドク

一方「カ口リーメェトのおかげで助かったな」

上条「いや俺貰ってないし助かってないんだけどぉ!」

番外個体「なんだって・・・!!上条当麻の金で買ったハズなのに・・・」

上条「やっぱそうだったのかよ!自分の金使えよ!」

一方「そんなバカな・・・まさか、垣根、てめェのせいか!?」

上条「違うからね?くれなかったの君らだからね?」

垣根「・・・そうだ」

上条「なんで認めたの!?」

58: 2011/02/26(土) 17:45:32.08
一方「てめェ、タダでカ口リーメェト食おうなンざァ、いい度胸じゃねェか」

垣根「安心しろ、水はある」

一方「てめェ・・・少しくれ」

垣根「いいよ」

番外個体「私にも」

垣根「ほい」

一方「サンキュー」ゴクゴク

番外個体「ありがとう」ゴクゴク

垣根「いいってことよ・・・さてと・・・」

一方「垣根くゥゥゥゥゥウゥゥン!!」

垣根「一方通行ぁああぁぁああ!!!」

上条「なんで!?ちょっとほのぼのしてじゃん!?」

番外個体「・・・・・・!!」アタフタアタフタ

番外個体「・・・わ、わあああああああああ!!!」ビリビリ

上条「お前も無理して合わせなくていいから!!」

垣根「うるせェ!!」バチコーン

上条「なんで俺だけ!?」ヘブッ

59: 2011/02/26(土) 17:46:17.17

一方(ン?やべェ、破片が番外個体の方に・・・)

一方「危ねェ、番外個体・・・グフッ」ドゴッ

番外個体「一方通行!!」

上条「俺も心配して!お願いだから!」

垣根「ほう・・・そういや、お前ら今無能力者なんだって?」

美琴「!!!・・・何故それを・・・」

上条「打ち止めが教えたのか・・・」

一方「なんてこった・・・カ口リーメェトが粉々だと・・・!!」

番外個体「恐るべき威力・・・」ゴクリ

上条「まだ引っ張るの?それ」

垣根「当たり前だ。俺の未元物質にカ口リーメイトは通用しねえ」

上条「当たり前だからね!?すごいっぽく言ってるけどそれ当たり前だからね!?」

一方「カ口リーメイトじゃねェ。カ口リーメェトだ」

番外「カ口リーメイトじゃソウルメイト的な意味になっちゃうっつってんだろ」

上条「それもういいから!」

垣根「さて、こいつはどうかな?」ブオン

上条「無視かよ!!」グフオッ

60: 2011/02/26(土) 17:46:58.65
番外個体(さっきより速い!?)

一方(やべェ、避けきれねェ・・・)

ぱきいいいいいん

上条「・・・って俺には右手があったんだった」

一方「三下ァ!早く気付けよなバカ」

番外個体「ホント使えないよね、アンタ」

上条「三人とも逃げろ!ここは俺が引き受けた!」

番外個体「ラッキー!お誂え向きの囮だね!」

一方「恩に着るぜェ!囮ィ!!」

上条「え?何それ酷くない?」

垣根「・・・・・・一瞬で走り去って行ったな」

上条「ここは『そんな・・・アンタだけじゃ無理よ!私も残るわ!』みたいなのがあってもいいと思うんですが・・・」

垣根「残って欲しかったのか?」

上条「そういう訳じゃないけど・・・酷くない?アレ」

垣根「オマエが自分でやるっていったんだろ?」

上条「だけど・・・まあいいですよ。どうせこんな役ですよ」

垣根「・・・オマエなんか不幸だな」

上条「大丈夫だ。自覚はしている」シクシク

61: 2011/02/26(土) 17:47:29.88

垣根「カ口リーメイト食う?」

上条「あ、やっと貰えた・・・やばいこれのど乾く。めっちゃ喉渇く」モッキュモッキュ

垣根(哀れだ・・・)

御坂妹「ここにいましたか、とミサカはうんざりしながら声をかけます」

上条「やべぇ!見つかった!」モグモグ

垣根「物食うのやめないとか割と余裕だな」

ミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカ
ハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハークマークマーミサカハーミサカハーミサカハーミ
サカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミ
サカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサ

上条「・・・・・・」

垣根「ざっと600人+第二位vs幻想頃しか。なかなか興味深いカードではあるな」

上条「心なしか熊がいるような」

垣根「気のせいだろ」

上条「・・・えーと、上条さんは第二位さんと一対一のつもりでここに残ったんですが」

垣根「残念だったな、諦めろ」

上条「不幸だ」

62: 2011/02/26(土) 17:50:18.95




俺(・・・・・・・・・・・・)

俺(どうしてこうなった・・・)

俺(ヤンデレな打ち止めを書いてたはずなのに・・・)





93: 2011/03/01(火) 02:26:12.66
タッタッタッタッ・・・

一方(三下を置き去りにして逃げてきたはいいものの、状況は好転していねェ)

一方(能力は使えねェし、追っ手の数もかわらねェ)

番外個体(体力もそろそろ限界)

一方(そしてなにより問題なのは・・・)

番外個体(・・・・・・)

一方(・・・やべェな)

一方「突っ込みがいねェ・・・」

番外個体「何か言った?」

一方「いや、なんでもねェ」

美琴「大丈夫!私が居るわ!」

番外個体(居たんだ・・・)

一方「うるせェ空気」

美琴「酷くない!?」

94: 2011/03/01(火) 02:27:53.78


イタゾーアソコダトミサカハハシリダシマス
ワタシハムコウカラマワリコムゾトミサカハイキゴミマス


美琴「また?いい加減飽きたんだけど」

一方「冷静になりゃ、三下が一万人の人間を足止めできるわけねェな」

番外個体「中国もビックリの人海戦術だね」

一方「ヤムチャを思い出すぜェ」

黄泉川「待つじゃん。この先は通さないじゃん」

一方「黄泉川ァ!?」

番外「なんで!?」

番外個体「意外と協力者がいるだね。なんかすっごい複雑」

美琴「変人にばっか顔が広いわね」

一方「オリジナルのお前が言うことじゃねェなァ」

95: 2011/03/01(火) 02:28:34.56
黄泉川「打ち止めには学園都市炊飯器ネットワークの設立の際力になってもらった恩があるじゃん!」

美琴「お前もか!?」

番外個体「一体いくつネットワークが作りゃ気が済むのかね」

一方「で、なンの役に立つンだ?それ」

黄泉川「それは・・・・・・あれ?何の役に立つんだっけ?」

美琴「・・・・・・」

番外個体「・・・・・・」

一方「・・・・・・」

黄泉川「何も思いつかないじゃん・・・・・・」グスン

一方「泣くなよ」

番外個体(哀れな・・・)

美琴(バカばっかね・・・)

96: 2011/03/01(火) 02:29:48.34
黄泉川「そんな訳でさっさと投降するじゃん」ガチャコン

美琴「ろ、ロケットランチャー!?」

番外「立ち直り早いなオイ」

一方「丸っきり頃す気じゃねーか」

黄泉川「打ち止めは『一方通行は最低限の反射を残してあるから氏ぬことは無い』って言ってたじゃん!」

一方(そうなのか・・・)

黄泉川「行くじゃん!ファイア!!」


どごーん


番外個体(不意を付かれて回避が間に合わない!)

一方「クッソがァ!!」バッ

どっかーん

一方「マジで打ちやがったよアイツ」

美琴「ちょちょちょちょアンタ背中焦げてるわよ!?」

一方「ギリギリなんだから仕方ねェだろォ!」

番外個体「そういう問題じゃないでしょ!氏んだらどうすんの!?」

一方「最低限の反射はあるって言ってンだろォが」

美琴「焦げてるってコトはべつに反射してないんじゃないの?」

97: 2011/03/01(火) 02:30:34.21
一方「クソ・・・カ口リーメェトが・・・」

番外個体「焼きカ口リーメェトに・・・?」

美琴「引っ張りすぎだろそのネタ」

一方「焦げてる」ペッペッ

番外個体「何コレまずい」ウエッ

美琴「食ってんじゃねええええええええええ!!」

一方「さっさと隠れろ!次の攻撃来たらやべェ!」

番外個体「お姉さま!何グズグズしてんの!!」

一方「カス!ノロマ!」

番外個体「カメ!トド!」

美琴「・・・・・・」

98: 2011/03/01(火) 02:31:17.59
黄泉川「そんなヒマ与える訳ないじゃん」

番外個体「見つかった!?」

一方「クソがァ!!」

美琴(帰ろうかな・・・)

黄泉川「次の攻撃は・・・・・・」

黄泉川「・・・・・・」

一方「・・・・・・」

美琴「・・・・・・」

番外個体「・・・・・・」

黄泉川「・・・やべ、ロケットランチャー以外の装備持って来て無いじゃん」

一方「オイ、バカがいるぞバカが」

番外個体「バイオハザードではたしか使い捨てだったね、ロケットランチャー」

黄泉川「む、こんな時こそ炊飯器ネットワークにアクセス!!」

黄泉川「チーン、ご飯が炊けたじゃん!」

上条「ドコの家のだぁぁぁぁぁ!!」キーーーック!

黄泉川「ごふっ!!」

99: 2011/03/01(火) 02:31:44.75
一方「三下ァ!!」

美琴「よく戻ってこれたわね!?」

上条「いや、なんかこう体が勝手に動いた」

番外個体「蹴り容赦無さすぎワロタ」

一方「よく第二位倒せたなァ」

上条「いや、倒してないけど」

一方「一方通行パーンチ!!」

上条「へぶっ!!」

番外個体「超電磁砲キーック!!」

上条「ぐほっ!!・・・って酷くね!?」

美琴「待って!?超電磁砲は私なんだけど!?」

100: 2011/03/01(火) 02:32:26.11
黄泉川「くっ・・・何が起こったじゃん?」

一方「黄泉川ァ・・・てめェの負けだ」

黄泉川「そんな・・・炊飯機ネットワークにより学園都市中の胃袋を握った私が負けるわけが・・・」

一方「お前は大事なことを忘れている・・・」

一方「俺の主食は・・・カ口リーメェトだァ」

上条「そうなの!?」

番外個体「そうだよ」

上条「そうなの!?不健康だよ!?やめたほうがいいよ!?」

黄泉川「そんな・・・ネットワークのおかげであんなに美味しくご飯が炊けるようになったっていうのに・・・」

番外個体「あなたはその美味しさに胡坐をかいていたんだよ・・・」

上条(やべえ、マジで意味が解らん)

101: 2011/03/01(火) 02:33:01.26
黄泉川「・・・お前らのお陰で何か大切なことを思い出したきがするじゃん」

上条「え?」

一方「そうか、じゃあ氏ね」

黄泉川「え?」

美琴「えっ?」

一方「一方通行パーンチ!!」

黄泉川「へぶっ!!」

番外個体「超電磁砲キーック!!」

黄泉川「ぐほっ!!・・・負けたじゃん」

一方「・・・一瞬だったな」フッ

上条「おいいいいいいいいい!!何やってんの!?何やってんのあんたら!?」

一方「あァ?戦闘中に隙見せる奴がいけねェンだろォが」

上条「だとしても!!だとしても!!!」

番外「・・・それにしても徹頭徹尾バカだったね」

一方「たぶんこいつァ自覚してねェけどな」

番外個体「いろいろ通り越して哀れとしか言えないね」

一方「さっさと逃げるか」

美琴(なんかこの二人楽しそうでズルイ)

上条(なんかもう疲れた)

102: 2011/03/01(火) 02:33:52.50




ダッダッダッダッ・・・

一方「クッソ、いい加減諦めろ、ってンだ」

美琴「・・・だんだん追い詰められてる!」


イタゾーアソコダトミサカハハシリダシマス
ワタシハムコウカラマワリコムゾトミサカハイキゴミマス


上条「ヤバイ、見つかったぞ!?」

美琴「もう?なんて速さよ」

一方(少しずつ、見つかるまでの時間が早くなってやがる・・・)

番外個体(・・・まずいね)

番外個体「作者が飽きてやがる」

美琴「え?なんか言った?」

一方「いや、別に」

上条「今、俺達の寿命の根幹に影響する重大な台詞をサラッと吐いた気がしたのですが」

一方「気のせいだァ」

美琴「そう、ならいいんだけど」

103: 2011/03/01(火) 02:34:30.04


ミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカ
ハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハークマークマーミサカハークマーミサカハーミ
サカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミ
サカハーミサカハーミサカハークマーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサ


一方「またかよ」

番外個体「ワンパターンだねぇ。文才の無さが光るよ」

上条「ねえ、やっぱり熊いない?」

一方「気のせいだ」

美琴「とりあえずコッチ行きましょ」

???「ここは通らせませんわ!」

上条「あいつは・・・!!」

美琴「黒子!?」

白井「そうですの」

104: 2011/03/01(火) 02:34:55.18
上条「やべえ!マジの変態来た!」

番外個体「くっ、ここで学園都市第一位、最強の変態に会うなんて・・・」

一方「あれが変態の総本山かァ!」

美琴(・・・そ、そこまで酷いかなー?)

白井「泣くぞ」ハアハア

上条「どことなく恍惚とした顔をしているような」

一方「変態だからなァ」

番外個体「マルチな変態なんだね」

上条「説得力あるなぁ」

白井「ぶっちゃけた話をしますのよ・・・お姉さま寄こせ」

美琴「ぶっちゃけ過ぎじゃない!?」

105: 2011/03/01(火) 02:35:32.76

白井「ちっちゃいお姉さまには、一味を捕まえた後はお姉さまを自由にしていいといわれていますのよ?」

美琴「何てこと・・・!私の人権まで奪うって言うの!?」

上条「美琴・・・」

美琴「いざとなったら一方通行とか放ってさっさと逃げるつもりだったのに!!」

上条「オイ」

白井「お姉さま方が能力を使えないことはわかっていますのよ」

一方「オイオイてめェさっきから勝手なことばっか言いやがってよォ」

一方「こちとらコイツが居なくなったら困っちゃうンですよどうしてくれるンですかオラァ」

白井「あなたがお姉さまとどんな関係でも関係ありませんわ。何故なら私とお姉さまはソウルメイトなんですから!」

美琴「何がソウルメイトだコラ良くてカ口リーメイトだコラァ」

番外「ダメだよ!カ口リーメイトじゃソウルメイト的な意味になっちゃうよ!」

美琴「ゴメン、つい・・・」

上条「お願いそっち行かないで!俺を孤独にしないで!!」

美琴「ゴメン、つい・・・」

106: 2011/03/01(火) 02:36:02.60
白井「・・・よく解りませんが、私はお姉さまのソウルメイトでは無い、ということを言いたいのですの?」

上条「すまん、俺もよく解らん」

一方「そうだァ・・・」

上条「なんでお前が解るの?ねえなんで?」

一方「てめェは超電磁砲のソウルメイトなんかじゃねぇ」

上条「勝手に決めんなよ」

番外個体「そうです」

上条「だからなんでお前が決めてんだよ!!」

一方「無論カ口リーメェトでも無い」

番外個体「そうです」

上条「そりゃそうだろ」

一方「お前は・・・カ口リーメートだ!!」

白井「・・・・・・」

上条「・・・・・・」

美琴「・・・・・・」

一方「・・・・・・チョコ味のなァ!!」

番外個体「黒だけにって奴?」クスクス

上条「いや上手くないから!!むしろ滑ってるから!」

107: 2011/03/01(火) 02:36:32.47
一方「なんだとコラ・・・」

番外個体「ホワイトチョコレートもあるけど・・・?」

一方「白だけにってかァ?」クスクス

上条(ダメだ訳が解らない・・・)

美琴(私空気だな・・・)

番外固体「カ口リーメイト・・・それは強き絆・・・」

美琴「そんな裏設定なんだ。登録商標じゃないんだ」

番外個体「ちなみにベジタブル味はゴミ」

美琴「オイちょっと裏来い」

上条「おいぃぃぃ!!存在感出そうと無理しなくていいから!」

白井「お姉さまとイチャイチャするな!」キック!!!

上条「理不尽すぎる!!」ヘブッ

108: 2011/03/01(火) 02:37:14.83
白井「とにかく・・・お姉さまさえ渡せばそこの白モヤシに興味はありません」

一方「・・・・・・」チラッ

番外個体「・・・・・・」チラッ

美琴「・・・何よ?」

一方「いや、なンでもねェ」

上条「おい、一方通行!!お前、まさか美琴を売ろうとしてるんじゃないか!?」

一方「な・・・」

上条「見損なったぜ、俺もこいつも身を挺してお前を助けようとしてたってのに・・・それをお前は・・・」

一方「ふざけんな。流石に俺でも義理くれェは守る」

上条「どうだかな、白井が美琴を要求した時、チラチラ見てたじゃないか」

番外個体「それはお姉さまに注意を払っていたから」

上条「なんでだよ」

一方「アイツはテレポーターなんだろ?ちゃんと見ておかねェと、一瞬で連れ去られちまうだろォが」

上条「しかしレベル5がそう簡単に・・・」

番外個体「今のお姉さまは能力を使えないんだよ?」

上条「・・・・・・」

109: 2011/03/01(火) 02:37:52.31
上条「・・・で、御坂は?」

番外個体「先ほど連れ去られたよ。あなたが一方通行と私の気を引いた隙に」

上条「・・・・・・」

一方「ったく、使えねェグズだな」

番外個体「全くだね。今日は役に立った試しがない。カスが」

上条「いや自覚はしてるけど」シクシク

一方「なンとかしてェトコだが・・・」


ミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカ
ハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハークマークマーミサカハークマーミサカハーミ
サカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミ
サカハーミサカハーミサカハークマーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサ


一方「・・・とりあえずはコイツらをどォにかしねェとな」

上条「そういや、御坂はお前の演算補助してたんだろ?大丈夫なのか?」

番外個体「ご心配には及ばない!」

上条「なんでお前おんぶされてるの?この危機的状況でなんであんたらイチャイチャしてるの?」

番外個体「お姉さまには及ばないけど、私も演算補助できるんだよね。その代わり、運動能力を犠牲にする必要があるんだけど」

一方「で、俺が背負うって訳だ」

上条「お前モヤシのクセによくそれで走れるな」

番外個体「カ口リーメェトのお陰です」

上条「流石に聞き飽きたわ」

110: 2011/03/01(火) 02:38:26.58
一方「グダグダ言ってねェで逃げるぞ」

番外個体「御意」

上条「何その言い回し」

一方「とりあえずどっかに隠れねェか?」

上条「ねえなんでお姫様抱っこになってるの?走りにくいでしょそれ」

一方「この方が走りやすいンだよ」

上条「嘘だよね。俺にイチャイチャ見せ付けてるだけだよね?」

一方「・・・・・・」

一方「・・・違ェ」

上条「絶対そうじゃん!今の間は絶対そうじゃん!」

番外個体「うるせぇな黙って走れよ童O」

上条「それ言っちゃう?今あなたは上条さんの心を深く抉ったよ!しかも的確に!」

111: 2011/03/01(火) 02:39:17.04
一方「喧嘩すンなめんどくせェ。で、どこに隠れるかって話だが・・・いいトコねェか?」

美琴「冥土返しの所はどう?」

上条「お前何さらっと復活してんだよ!」

一方「ナチュラル過ぎンだろ」

美琴「え、いや、演算補助出来なくなったら普通に能力戻った訳でして」

上条「白井は?」

美琴「丸こげにして鉄骨で押しつぶして砂鉄で生き埋めにした」

一方「氏ぬんじゃねェか?それ」

美琴「大丈夫じゃない?Mだし」

一方「いや関係ねェし」

美琴「うっさいわね。とにかく、冥土返しのトコ行くわよ。あそこなら安全でしょ」

上条「まあ、このまま逃げててもジリ貧だしな」

美琴「じゃあ決定!行きましょ!」

121: 2011/03/02(水) 19:47:51.09

~冥土帰しのところ~



冥土返し「・・・成る程、事情は解った。力になろう」

上条「本当か!?」

美琴「ありがとう!」

一方「流石だな、話が解る蛙だぜ」

冥土返し「え?」

番外固体「両生類の癖にやるじゃん」

冥土返し「え?」

上条「すんませんこいつら無視してください」

冥土返し「え?」

美琴「ホントすいませんあのにこやかな笑顔のまま段々アップになるのやめてくれませんかねマジ怖いんで」

122: 2011/03/02(水) 19:48:36.78
冥土返し「別に気にしてないよ」

番外固体「いやマジギレしてたでしょ」

冥土返し「おい、ちょっとメス持ってきてくれ。麻酔はいらない」

番外固体「ホントすいません調子乗ってました」

冥土返し「だから気にしてないって」

上条(絶対嘘だ・・・)

冥土返し「おいちょっと、チェンソー持ってきてくれ。麻酔はいらない」

上条「おいいいいい!!なんで聞こえてんの!?心の声ですよ!?」

冥土返し「なんのことだい僕は急に趣味のチェンソーアートをしたくなっただけだよ人体で」

上条「何そのバイオレンスな趣味!?解剖はカエルで十分でしょ!?」

123: 2011/03/02(水) 19:49:22.00


ぷちん


冥土返し「ほいきたー」チュイイイイイイイイイイイイイイイイイインンンンンン

一方「『ほいきたー』じゃねェよ」

番外「軽すぎるだろ」

美琴「ちょ、ちょ、ちょ、ストーーーーップ!!!!」

冥土返し「 Kill them all. (皆頃しだ)」

番外固体「うっわ、すげぇこと言い始めたよあの人」

一方「医者とは思えねェ言葉だな」

冥土返し「 fuck. 」ブオン

一方(マジやべェぞコイツ)

上条「避けろ!」


どがああああああああ


上条「あ、あ、あ、あぶね~!!!!」

一方「おい、床が隕石落ちたみたくなってンぞ・・・!」

番外「マジで頃しに来た一撃だったね」

124: 2011/03/02(水) 19:49:53.03
美琴「あの人、体からゆらゆら煙立ち上ってるんだけど・・・」

一方「あれがオーラって奴か」

番外固体「アイツ本当に医者なの?ただのバーサーカーじゃん」

美琴「いや、それはそれは立派な人のはずなんだけど」

冥土返し「 Fuckin Jap. 」

番外固体「立派な人は半裸でF言葉叫びながらチェンソー振り回して周囲を破壊しまくったりしないって」

美琴「やっぱそうだよね」

一方「おいあいつこっち襲ってきたりしねェだろうな」

冥土返し「 Prepare for your death, Baby. (覚悟しろベイビー)」

番外「うっわあいつこっちめっちゃ見てるよ」

一方「なんであいつあんな目ェ光ってンだ?ビームでも出すのか?」

125: 2011/03/02(水) 19:50:21.54

美琴「ねぇ当麻、あんたのせいなんだからなんとかしてよ」

上条「無茶言うな!どう考えても半径2m以内に近づいただけで細切れにされるわ!」

一方「やべェぞこれ。マジでやべェぞ」

冥土返し「 Son of a bitch!! Yeah!! (サノバビッチどもめ!イエー!!)」ヒーハー

番外「なんかテンション上がってんだけど」

一方「返す返す医者とは思えねェよ」

美琴「そもそもなんで怒ってんのよ」

上条「知るかよ・・・来るぞ!!」

冥土返し「 Let's play tag of death!! (氏の追いかけっこの始まりだ!!)」

126: 2011/03/02(水) 19:51:00.71







冥土返しは跳躍した。







127: 2011/03/02(水) 19:52:00.10

どがががっががが。

がんがんがんがん。



上条「おいいいいいいいい!!あいつ何なの!?何なのあいつ!?」

一方「知らねェよどこにでもいる普通の医者だと思おうぜそうすりゃ余裕も出てくるってもンだ」

上条「普通の医者は生身で8m飛び上がったりチェンソー一振りでアスファルトにクレーター作ったり走るだけでソニックブーム起こしたり反復横とびが速すぎて二人に見えたりしねぇんだよ!」

番外「スペック高すぎるでしょ」

美琴「すごいなーあの人。友達になりたい」

上条「現実逃避してんじゃねーよ!」


冥土帰し「 Fuck 」ブオン



ずぱぱぱぱぱぱぱ


上条「うわっ!!」

美琴「ビル一刀両断!?」

番外「あと五センチズレてたら真っ二つだよ・・・」

一方「完全トラウマ確定だよちくしょーめ!」

128: 2011/03/02(水) 19:52:34.54
美琴「ちょっとコレほんとシャレになんない。なんとかして止めないと」

上条「何がいけなかったんだ?」

番外「やっぱ蛙って言ったのがいけなかったのかな?」

一方「案外気にしてンのかもな」

冥土帰し「 I'm human !」

一方「人間だってよ」

番外「今までで一番大きい声だったね」

上条「おいいいいいい!!!やっぱお前らのせいじゃん!なんとかしろよ!!」

一方&番外「・・・・・・」

一方&番外「・・・無理」

上条「まあ納得できちゃうのが悲しいところですよね」

129: 2011/03/02(水) 19:53:09.06
美琴「ていうか、何を目的に暴れてるのかしら」

番外「アタシ達を皆頃しにするまで、とかじゃない?」

上条「全然笑え無い」

一方「・・・・・・」ピポパポ

美琴「こんな状況で電話?随分と余裕ね」

一方「実験したくてな」

上条「実験?」

番外「女?」

一方「俺が電話する女はてめェだけだ」

番外「・・・・・・」ドキッ

上条「・・・・・・」

上条「畜生!無視した上にイチャつきやがって!!」

一方「なァ、何でコイツ怒ってンだ?」

美琴「いい加減私も怒るぞ」

130: 2011/03/02(水) 19:53:46.32
番外「キヒヒ、お姉さまが電話してあげれば幻想頃しも落ち着くんじゃないの?」ボソッ

美琴「・・・・・・」

美琴「・・・・・・」ピポパポ

番外(マジでするのかよ)

上条「ううう、どうせ不幸な上条さんには電話くれる女の子なんていないのですよ」



ぶるぶるぶる



上条「・・・ん?電話に着信が?」

上条「コレは・・・御坂だ!御坂からだ!やたー!!うれしー!!」

上条「女のこからの着信だー!!わーい!!わーい!!」

美琴「満足した?」

上条「するかっ!!目の前の人間から同情たっぷりの電話もらって喜ぶ奴いるか!!」

一方「その割りにはノリノリだったなァ」

上条「当たり前だ!!フラグブレイカー舐めんな!!」

番外「必氏過ぎだろ」

131: 2011/03/02(水) 19:54:49.52

上条「出た瞬間切られたし。結局お話できてないし!」イジイジ

一方「嫌ってンのか?」

美琴「だって何話せばいいかわかんないんだもん」

番外「今日めちゃ普通に喋ってたじゃん」

美琴「・・・二人っきりだと素直になれないのよ」

番外「それを本人の目の前でカミングアウトするのはどうなんだろう」

上条「ううう・・・御坂から嫌われるなんて・・・生きていく意味が無い・・・」

一方「うっわアイツ聞いてねェよ。このSS一世一代の恋愛イベントを聞き逃したよ」

美琴「いつものことよ」

一方「マジかよ」

番外「流石、フラグ折り続けて最終的に誰からも相手してもらえなくなった人間はレベルが違うねー」

美琴「だからこそ本人の目の前でこんなこと言えるんだけどね」

一方「お前も不憫だなァ」

132: 2011/03/02(水) 19:55:48.80
上条「畜生・・・その中でも唯一俺に絡んでくれたのは御坂だけだったのに・・・アイツに嫌われたら俺はもう・・・」

番外「そういうことを本人の目の前でカミングアウトするのはどうなんだろう」

一方「コイツは不憫なのかざまぁなのか複雑なところだな」

美琴「・・・この味は・・・フルーツ味!?」

番外「こっちも聞いてねーのかよ」

一方「何カ口リーメェト食ってンだよ」

美琴「聞いてるわ!!こんな時どんな顔すればいいかわからないのだから現実逃避してるの悪いですか!?」

番外「めんどくせぇ」

一方「さっさと付き合っちゃえよ」

番外「・・・・・・」

一方「ン?どした?」

番外「いや、別に?」

上条「・・・そういえば、お前誰に電話してたんだ?」

一方「ン?ああ、もう直ぐ来ると思うンだが」

133: 2011/03/02(水) 19:56:27.19





海原「こんにちわ」

冥土帰し「・・・・・・」





134: 2011/03/02(水) 19:57:12.49

番外「アイツかよ」

一方「冥土返しに話しかければ超電磁砲がゴシック風の奥ゆかしい口リータファッションであれこれ診察してくれるといったら飛んできた」

美琴「オイ」

海原「へぶしっ!」

上条「おいもうやられたぞ」

番外「二秒ももたなかったね」

美琴「何しにきたのよあいつ」

一方「これで冥土返しが無差別に破壊しまくってることが判明したな。対象は俺らだけじゃねェ。世界だ」

上条「そういうとなんだかかっこいいね。不思議!」

一方「自分で言ってなンだがホントどうすれば助かるのか解らない」

番外「あ。やべっ、見つかった」

冥土返し「 Die. 」ブオン

135: 2011/03/02(水) 19:57:45.32


どがががががが




一方「・・・おいおいチェンソー一振りで地割れ起こすとか、随分とアグレッシブだな」

上条「マジなんとかしてよ!このままじゃ上条さん達の内臓が芸術的オブジェになっちゃいますよ!?」

一方「畜生がァ!!クソッ、なンか手はねェのか!?」

美琴「やばい!こっち来るわよ?」

番外「スピードが違いすぎる!なんとかしてあいつの足を止めないとホントにまずいかも!!」

一方「・・・・・・」

一方「それ、カ口リーメェトだ!」ポイ

上条「何やってんの!?」

一方「いや、釣られるかと思って」

上条「んな訳無いだろーが!!」

136: 2011/03/02(水) 19:58:23.81

冥土返し「・・・・・・」ジィ

冥土返し「・・・・・・」

冥土返し「・・・・・・」ムシャムシャ

番外「た、食べた!食べたよ!!」

上条「まじすか」

美琴「なんだろう。この謎な感動」

一方「まさか食うとは思わなかったしな。いらない味だったし」

美琴「おいコラあれベジタブル味じゃねぇかちょっと表でろ」

上条「だからお願いお前だけはそっち行かないで!」

美琴「ごめん、つい・・・」

番外「あ、食べ終わるよ!」

137: 2011/03/02(水) 19:59:46.37

冥土帰し「・・・・・・」

冥土帰し「・・・・・・」

冥土帰し「・・・ Pack ・・・」

美琴「ねぇ!あいつパックって言ったわよ!?これひょっとしてベジタブル味パックでよこせって言ってるんじゃない?」

一方「いや絶対違うって。Fuckのいい間違いだって」

美琴「いいや、私には解る!同じベジタブルを愛でる者としての心意気が伝わってくるもの!間違いない!」

冥土帰し「・・・・・・」

一方「いやマジで違うって。ちょっと噛んじゃっただけだよ。ほら、顔赤くなってンじゃン」

番外「あんまり突いちゃ可哀想だよ。イタイタしくて見てらんないよ」

美琴「そんなこと無いって。ねぇ、そうでしょ?」

冥土帰し「うるせぇよ」

上条「日本語!?」

138: 2011/03/02(水) 20:00:43.82

一方「アレは、恥ずかしさに我に帰って、でも認めるのもアレだからなんとか虚勢張って塗りつぶそうとしてるパターンだな」

番外「あーあ、お姉さまが傷口抉るから・・・可哀想に。もう引き返せないよあの人」

美琴「アンタら心が捻じ曲がってるわねー。私みたいに真っ直ぐ人と向き合えないと、人間の本質って見えないのよね。ほら、一緒に食べましょう?カ口リーメイトのベジタブル味」

冥土帰し「・・・・・・」

冥土帰し「・・・そうなんだ、実は僕、ベジタブル味が大好物でね」

上条「嘘だ。絶対嘘だ」

番外「あーあ、一時の恥ずかしさに負けてキャラまで捏造し始めたよ」

一方「人間のエゴって奴の、業を感じざるをえねェなァ」

美琴「まだそんなこと言ってんの?ほんとスレてるわね。ほら、冥土帰し。あげるわ」

冥土帰し「ありがとう」パクッ

139: 2011/03/02(水) 20:01:51.30
冥土帰し「・・・・・・」モグモグ

美琴「・・・・・・」

上条「・・・・・・」

番外「・・・・・・」

一方「・・・・・・」

冥土帰し「・・・・・・」モグモグ

冥土帰し「・・・まずっ」ペッ

美琴「超電磁砲!!」ドガーン!!

冥土帰し「ぐふおあ!!」バキドゴッ

上条「えええええええええええええええ!!!」

一方「おいおい偉くかっけェ声出して飛んでったな」

番外「あれ全力で撃ったよたぶん」

上条「なんでだよ!今なんかこう、仲直り出来そうな感じ出してたじゃん!」

美琴「アイツ・・・ベジタブル味吐きやがった。許してはおけない。万氏に値する」

上条「頃す気だったの!?」

140: 2011/03/02(水) 20:02:38.43

番外「冥土帰しも可哀想に。無理してキャラ上塗りするから…」

冥土帰し「……」ピクピク

美琴「チッ、氏んでねぇのかよ」

上条「過激!!」

番外「流石にその言葉は無いわ」

一方「女って怖ェな」

美琴「……」

美琴「……」ハッ

美琴「……」…アレッ?

美琴「…さ、さて、とりあえず動けないくらいにはなったけど…」

上条「そんなレベルじゃないからね!間違いなくそいつ生氏の境目彷徨ってるからね!?」

番外「あー、アレ我に返ったね。冥土返しと同じパターン入ったね」

141: 2011/03/02(水) 20:03:16.11

美琴「……」

美琴「…ど、どうする?」

上条「何『仕方なくやりました』みたいな顔してんの!?お前がやったんでしょ!?」

一方「どうするも何もそいつをそれ以上折檻しようと思ってンのはてめェだけだ」

美琴「……」

美琴「やり足りなく無い?」

上条「何怖いことサラッと言ってんの!?」

番外(開き直りやがった)

一方「・・・しかしヤバイ相手だったな…俺ァ生まれてこの方これほどの恐怖を感じたことがねェ」

番外「可能ならもう二度と合間見えたくないね」

美琴「今後入院するのが恐ろしくて仕方ないわね」

上条「まあ、NGワードも解った事だし、慎重に行動すれば大丈夫だろ」

一方「さっさと逃げようぜ。随分時間食っちまった。追っ手に捕まっちまう」

142: 2011/03/02(水) 20:03:46.21



打ち止め「その通り!、ってミサカはミサカは一方通行の頭の良さに惚れ直しちゃったりして!」



番外「なっ・・・」

美琴「しまっ・・・」

上条「やべっ・・・」

一方「・・・・・・」


ミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカ
ハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハークマークマーミサカハークマーミサカハーミサカ
サカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミ
サカハーミサカハーミサカハークマーミサカハークマーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミ


打ち止め「逃げても無駄だよ?ってミサカはお姉さま達に忠告する!だってもうこの一帯は、一万人のミサカが一分の漏れもなく包囲しているからね、ってミサカはミサカは優越感に浸りながらおしえてあげる」

143: 2011/03/02(水) 20:07:13.49
こんな感じで今日は終わります。

あと一回で終わりますんで、もうしばしお付き合いをお願いします。


では。

151: 2011/03/04(金) 22:45:25.20

ミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカ
ハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハーミサカハークマークマーミサカハークマーミサカハーミサカ
サカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミ
サカハーミサカハーミサカハークマーミサカハークマーミサカハークマーミサカハーミサカハーミサカハークマーミサカハーミサカハーミ




上条「…コレ、大ピンチじゃね?」

一方「コイツ見れば見るほど蛙に似てンな」

番外「ホントだ。ちょっと緑色に塗ってみよう」ペタペタ

上条「おいいいいいいいい!!何塗ってんの!?」

番外「ペンキだよ」ペタペタ

一方「見て解ンねェか?」

上条「そういう意味じゃねぇよ!!どうすんだよコレ!!」

一方「おい、こっち塗り残してンぞ」

番外「ホントだ」ペタペタ

上条「聞けよ」

冥土返し「あっ!そこっ!らめぇ!」ビクンビクン

上条「やめろおおおおおおおお!!!」

打ち止め「あの…」

152: 2011/03/04(金) 22:46:18.32

番外「いや、緑になったらホントの蛙になるんじゃないかと」

上条「なる訳ねぇだろ!ていうか全然蛙に見えねぇし寧ろ河童だし」

美琴「超電磁砲!!」ばしゅーん

冥土返し「ぐふおあ!!」ドガガガガガ

上条「なんで!?」

打ち止め「その…」

美琴「こいつ…ゲコ太のパクリキャラよ。中国で見たことあるわ」

上条「今の会話の何を聞いてたらそういう結論に至るんだよ!」

美琴「よくテレビでやってるでしょ?『ゲコ太を騙る輩に血の制裁を。日本機構です』」

上条「上条さんはそんなバイオレンスなCM見たことないですよ!?」

153: 2011/03/04(金) 22:47:00.99
美琴「とにかく邪魔しないで。ゲコ太を資本主義の犬共の魔の手から守る…それこそが守護聖天足る私の生きる目的なのよ」

上条「お前ら裏設定持ちすぎだろ」

打ち止め「……」

打ち止め「撃て」

10032号「あ、めんどくさいからパスで」

打ち止め「ぶっ飛ばすぞ」

一方「オイオイぶっ飛ばすたァ穏当じゃねェな」

打ち止め「いや、本当にぶっとばしたいのはアナタ達なんだけど」

番外「あなたの気持も解らんでもないけどね。でも本当に憎い相手はその子じゃないじゃん?」

打ち止め「だから本当はアナタ達をぶっ飛ばしたいって言って言ってんだろーが」

美琴「それでも10032号をぶっとばすって言うならその幻想を――」

打ち止め「だから違うっつってんだろ!てめーら呪いのイヤホンでもつけてんのかハゲ!」

冥土返し「ハゲじゃねぇ!!」

打ち止め「ああそうですかその幻想を抱いたまま永遠の眠りに付けクソ河童」

154: 2011/03/04(金) 22:47:32.77
上条「その幻想をぶっ飛ばす!」

冥土返し「へぶ!」ドカッ

一方「何やってンの!?」

上条「いや、なんかやんなきゃいけない気がした」

番外「うっわ、瀕氏寸前のおっさん容赦なく追撃するとか、血も涙も無いね」

一方「そういうコトすンじゃねェよ。俺が突っ込みやンなきゃならねェだろォが

上条「……」

美琴「酷い…最低だわ。見損なった」

上条「いや、お前にだけは言われる筋合いがねーよ」

155: 2011/03/04(金) 22:48:06.16
打ち止め「人とは思えない所業だね、ってミサカはミサカはちょっと距離を置いてみたり」

10032号「青い血でも流れているのではないでしょうか、とミサカは奴が地球外生命体なのではないかという説を暗に提唱します」

上条「ねぇ、みんななんでそんなに俺に厳しいの?」

番外「あ、見て!河童が立ち上がるよ!」

上条「お前何気に酷いな」

一方「めっちゃプルプルしてるな。少し応援してやりたくなるぜ」

美琴「そうね。頑張って冥土返し!理不尽な暴力なんかに負けないで!」

上条「容赦ない言葉の暴力を受ける上条さんにも優しさを分けてください」

冥土返し「……」スクッ

番外「立った!冥土返しが立ったよ!」

一方「感動的だな」ホロリ

上条「ねえいまめっちゃスムーズに立ち上がらなかった?元気なんじゃないの?」

156: 2011/03/04(金) 22:48:33.60
一方「あんな目に合って元気な訳ねェだろ」

美琴「ん?なんかブツブツ言ってるわね。ちょっと当麻、聞いてきてよ」

上条「え?」

美琴「え?、じゃ無いわよ。最後にやったのアンタでしょ?責任持ちなさい」

上条「…まあ、それくらいなら」


トテトテトテ


上条「ほら、冥土返し。そんな小さい声じゃ何言ってるかわかんないぞ」

冥土返し「……」ブツブツブツ

上条「え?何だって?悪いけど耳の近くでもう一度言ってくれないか?」

冥土返し「……」

157: 2011/03/04(金) 22:49:04.93





冥土返し「 fuck 」ボソッ





158: 2011/03/04(金) 22:49:48.16
上条「……」

美琴「……」

一方「……」

番外「……」

打ち止め「……」

10032号他「・・・・・・」

上条「・・・・・・」

上条「……」ガタガタ

美琴「……」ガタガタ

一方「……」ガタガタ

番外「……」ガタガタ

打ち止め「……????」

10032号他「???????」

159: 2011/03/04(金) 22:50:21.91
上条「…き、聞こえた?」ダラダラ

一方「ばっちり」

番外「かっちり」

上条「フ、フ、フ、ファ、ファク、ファク、ファファ」ダラダラ

一方「大丈夫だ。それ以上何も言わなくていい。幸い、奴はまだ覚醒してねェ。ここから離脱するためには、冷汗はいくらでも流していいが、お前に必要なのは落ち着きと慎重な行動だ。解るな?」

上条「……」コクコクコク

一方「よしOK。いい子だ。じゃあゆっくりこっちに来るんだ。足音を立てないように、なるべく辺りに刺激を与えないようにだ。慎重に、ゆっくりでいいぞ」

打ち止め「ねぇ、何してるの?ってミサカは…」

上条「うるせぇ!いまコッチは氏線を必氏でくぐろうと頑張ってんだよ!地雷原歩いてんだよ!」

番外「いやおめーがうるせぇよ」

160: 2011/03/04(金) 22:50:47.95
一方「いや、みんな落ち着け。マジで落ち着け。そしてお前はマジさっさとこっちに来い」

上条「…無理だ」

一方「無理じゃねェ。頑張れ」

上条「……」

上条「…腰が抜けて歩けないんだ」

一方「……」

番外「……」

美琴「……」

一方「あーあ、あれ氏んだな」

番外「氏んだね。確実に」

美琴「なむなむ」

打ち止め「え?何の話してるの?」

上条「お願いだよぅ・・・見捨てないでくれよぅ・・・」シクシク

161: 2011/03/04(金) 22:53:56.65
冥土返し「・・・・・・」ウィイイイイイイン

上条「ねぇ、なんかパワー貯めてるんですけどこの人」

一方「バイブでも突っ込んでンじゃねェか」

上条「んなわけねーだろ」

番外「なんかもうやばい感じしかしない」

一方「足腰立たなくても、這うことァ出来るだろ。頑張れ」

上条「無理だよぅ・・・にじみ出るオーラに負けて体が動かないんだ・・・」

打ち止め「ねぇ、そろそろ話を戻しても・・・」

上条「うるせぇ!!今こちとらデッドオアアライブの瀬戸際を彷徨ってんだよ!!人食いゴリラとランデブーしてんだよ!!」

番外「いや、お前がうるせーよ」

162: 2011/03/04(金) 22:54:30.56
一方「落ち着け。混乱しすぎだ。この世に人食いゴリラなど存在しない。居るのはアイドルっぽいゴリラだけだ。あいつこそが不自然なガールだ」

美琴「アンタも動揺してんのね」

上条「なんだそれは!パフュームの事を言っているのか!?あーちゃんに謝れこの野郎!!」

一方「あーちゃんでは無い。ゴリラだ」

美琴「お前らパフュームに土下座しろ」

冥土返し「・・・・・・」プシュー

番外「なんか蒸気とか噴出し始めたんだけど」

一方「あいつホントに人間なのか?サイボーグかなンかなンじゃねェの?」

打ち止め「ねぇ・・・」

美琴「ちょっと待って。アンタの相手なら後でいくらでもしてあげるから。今はちょっと忙しくて手を離せないの。おとなしくそこで待ってなさい」

番外「ホント、お願い。静かにしてて。頼むから空気読んで」

打ち止め「・・・・・・」

164: 2011/03/04(金) 22:58:08.34
打ち止め「・・・・・・」

打ち止め「・・・・・・」

打ち止め「・・・・・・・・・ッ!!」

打ち止め「・・・ふ、ふ、ふ、ふざけんなーーー!!!!」ドッカーン

美琴「ひっ・・・」

番外「うわっ・・・」

一方「くっ・・・」

打ち止め「みんなしてアタシのこと馬鹿にして無視して!!!ってミサカは溜まりに溜まった憤りをブチマケテみたり!!」

打ち止め「みんな解ってる!?お姉さまたちは今一万人の妹達に囲まれて能力も使えなくて、ミサカがやれって言ったら一瞬で殺されちゃうんだよ!?絶体絶命なんだよ!?」

上条「うるせぇ!!今俺は人生と言う名の終着駅を・・・」

打ち止め「お前次一言でも喋ったらマジで頃す」

上条「はい」

166: 2011/03/04(金) 22:59:43.84
打ち止め「えっと、どこまで喋ったっけ?」

美琴「『絶体絶命なんだよ!?』まで」

打ち止め「あ、そうだった。ありがとう」

一方「いいってことよ」

10032号「なんでアナタが!?」

打ち止め「とにかく!そんな危機的な状況に居ながら!なんでミサカに注意を払わないわけ!!?」

番外「なんだ寂しがり屋か」

打ち止め「違うわ!」

10032号「かまってちゃんか」

打ち止め「マジでぶっ飛ばすぞお前」

美琴「よちよち。寂しかったんでちゅねー」

打ち止め「ばぶー・・・ってちゃうわ!!」

一方「オイオイ、アレに乗ったぞアイツ」

番外「あの雑なボケに良く・・・」

打ち止め「だからちげーんだよ!!ミサカが言いたいのはそこじゃ無いわけ!!もっと状況を正しく認識しろってこと!!解る!?ぢゅーゆーあんだすたん!?」

167: 2011/03/04(金) 23:01:00.36
番外「・・・状況を見据えきれてないのはアンタじゃない」

番外「現実が気に入らないからって駄々こねて、いろんな人を巻き込んで、大切な人まで不幸にして!」

番外「あんたが動員した一万人の妹だって、それぞれの生活があるんだよ!?それをあんたの我侭のために磨り潰して!そんなことが許されると思ってんの!?」

打ち止め「うるさい!」

一方「・・・・・・」

一方「…なァ打ち止め。もうこンなこと止めにしねェか?」

打ち止め「え?い、いきなり何言ってるの?ってミサカは動揺しながらも理由を問いただしたり」

一方「・・・今思えば、俺も悪かった。もう少しお前にも目を向けるべきだった。ちゃんと向き合って、話し合うべきだった。後悔してるよ。許して欲しい。あンな目に合うのはゴメンだが…」

打ち止め「……」

一方「でもな…やっぱ、俺ァ番外個体が好きなんだ」

番外「……!!!!」

打ち止め「……」

168: 2011/03/04(金) 23:01:27.74
一方「だから、オマエと恋仲になることはできねェ。でも今までの生活だったら今なら戻れる。なァ、頼むよ。もう止めようぜ」

打ち止め「……」

打ち止め「…アナタが私の物にならないんなら、意味なんてない」

美琴「アンタ、そんなこと言って…!!」

一方「いいンだよ…じゃあ、お前は、この包囲を解くつもりはねェンだな?」

打ち止め「……」

一方「今までの平和な生活も捨てて、それでも俺を求めるンだな」

打ち止め「……」

打ち止め「……」コクン

一方「……」

一方「…解った」

169: 2011/03/04(金) 23:01:54.60
一方「お前がそれを求める以上…俺はお前の元にはいられねェ。何故なら、俺はもう、あんな目には合いたくねェ」

打ち止め「アナタがどうであろうと関係無いの。私はソレを、力づくで手に入れる」

一方「だろォな。だから、俺も力づくでいかせてもらう」

打ち止め「無理だよ。能力の使えないあなたじゃ相手にならない」

打ち止め「お姉さまはあなたの演算補助で精いっぱい。番外個体だって優しいから、自分達の姉妹を傷つけることなんて結局できやしない。上条当麻は役立たず。アナタに私から逃れる術なんて無い」

上条「・・・・・・」

一方「それでも諦められねェンだ。ゴメンな」

打ち止め「……」

一方「じゃあな、打ち止め。さよならだ」

美琴「一方通行・・・」

170: 2011/03/04(金) 23:02:23.69
番外「・・・・・・」ポー

一方「・・・おい、どォした?コイツなんか真っ赤になってンぞ?」

美琴「いや、たぶんさらっと告白されたからだと思う」

一方「・・・よく解ンねェ」

美琴「その鈍感さは最早罪ね」

番外「・・・・・・」ポー

一方「まあ、いいや。てめェら良く聞け!!」

一方「俺は今決めた。俺の居場所をどこにするか、俺が自分で選んだ」

一方「もう迷わねェ。振り向きもしねェ。何故なら、これが俺の選んだ道だからだ!」

171: 2011/03/04(金) 23:03:29.04




一方「宣言する!!」


一方「俺は "番 外 固 体 の 所 に か え る”!!!!」



172: 2011/03/04(金) 23:03:56.47
上条「……」

美琴「……」

番外「……」

打ち止め「……」

10032号他「・・・・・・」

上条「・・・・・・」

上条「・・・なんで冥土返しに向かって言ったの?」

一方「・・・・・・」

一方「・・・こ、こうするしか無かったンだ」

10032号「こういうのは、寧ろ番外固体に向かって言うべきでは?」

御坂「そうよね・・・アンタもそう思うでしょ?番外固体」

番外「・・・・・・」ポー

美琴「まだ惚けてんのかよコイツ」

173: 2011/03/04(金) 23:04:22.95







冥土返し「・・・・・・」

冥土返し「・・・・・・fuck」ボソッ







174: 2011/03/04(金) 23:05:17.09
上条「……」

美琴「……」

番外「……」ポー

打ち止め「……」

10032号他「・・・・・・」

一方「オイ、今のうちに逃げンぞ」

打ち止め「逃がさないよ!、ってミサカは進行線上を埋めてみたり!」

一方「そンなこと言ってる場合じゃねェンだよ!」

一方「俺はもう押しちまったンだ!!スイッチをな!!」

上条「・・・スイッチ!?」

10032号「何のことですか?」

175: 2011/03/04(金) 23:05:43.76
美琴「・・・まさか!」

上条「何か解ったのか!?御坂!」

美琴「・・・帰る → かえる → 蛙 ・・・とかそんなボケじゃないでしょうね・・・?」

上条「……」

美琴「……」

番外「……」

打ち止め「……」

10032号他「・・・・・・」

一方「・・・・・・」

一方「・・・に、逃げるぞ」

美琴「うっわ当たったよ」

番外「でもちょっと嬉しい」

10032号「あ、復活した」

上条「まさかそんなんで冥土返しが覚醒するわけが・・・」

176: 2011/03/04(金) 23:06:11.97







冥土返し「・・・ Fuck ?」ムクッ





177: 2011/03/04(金) 23:06:54.37
上条「 」

美琴「め、冥土返しが・・・」

番外「・・・顔を・・・上げた・・・」

打ち止め「・・・ねぇ、あの人すっごい眼が光ってるんだけど・・・」

10032号「・・・体中から煙も立ち上っていますね、とミサカは迫り来るプレッシャーに耐えながら状況を・・・」

一方「・・・俺から言える事は一つだけだ」

一方「逃げろ」


冥土返し「 Prepare for your death, Baby. (覚悟しろベイビー)」



178: 2011/03/04(金) 23:07:22.29
上条「あれやばいよまじでやばいよ」ガタガタ

美琴「あんたなんてことしてくれてんのよ」ガタガタ

一方「他に方法が無かったンだ・・・許せ」

打ち止め「ねぇ?何が起ころうとしているの?ってミサカは状況を確認したり」

一方「・・・もう一度言う。俺から言える事は、一つだけだ」


一方「逃・げ・ろ・!」



冥土返し「――――」

冥土返し「 D I E . 」



179: 2011/03/04(金) 23:07:52.74








冥土返しは跳躍した。








180: 2011/03/04(金) 23:10:01.56









上条「・・・で、バーサクがかかった冥土返しが大暴れして、飛んできた破片で打ち止めが気絶して妹達の統制取れなくなって逃亡。俺たちはその隙を縫って逃げだしたって訳です」

月詠「・・・・・・」

青ピ「・・・・・・」

土御門「・・・・・・」

月詠「・・・で、補習に遅刻した、と」

上条「はい」

青ピ「上やん、もうちょいマシな嘘にせえよ」

上条「ホントなんだって!あの医者セブンスミスト全壊させたりとかしてマジで大変だったんだから!」

土御門「おうおうそういえばニュースでやってたにゃー。だが、あれは確かガス爆発が原因だった気がしたぜよ」

上条「建物が全壊した後トラップ作ってガス爆発に巻き込んで、そげぶと超電磁砲と自転パンチが芸術的なコンビネーションで決まってやっと止まったんだ。紙一重だった」

青ピ「アグレッシブやね」

土御門「いやそれ氏ぬだろ」

181: 2011/03/04(金) 23:10:47.89
上条「ギリギリだったんだよ!相手はバケモノだぞ!?自分が生き残るために人外の魔物攻撃して何が悪い!氏んでないからいいだろ!」

青ピ「言いたい放題やね」

月詠「お話はそれくらいにして補習を始めるですよー」

上条「先生・・・!!先生だけは信じてくれますよね・・・?」

月詠「あんまり先生を馬鹿にするようだとマジでぶっ頃しますわよ」ピクピク

上条「 」

青ピ「 」

土御門「 」

月詠「さて、補習を始めましょうか。上条ちゃんは宿題5倍です」

上条「わーなんて不幸」

183: 2011/03/04(金) 23:12:29.86
~びょういん~


こんこん

美琴「やっほー。遊びに来たわよー」

番外「あ、お姉さまだ。おっす」

一方「おォ、良く来たな」

美琴「調子はどう?」

一方「上々だ。だが、もうちょっと入院してなきゃならねェ」

美琴「演算式の効率化、だっけ?今してるの」

一方「あァ。演算補助に使う式を効率化して、番外固体の負担を減らしたおかげで、最低限の運動能力は二人とも残せるようになった。普通に、とはまだいかねェがな」

番外「すぐ近くにいる必要があるんだよね。今この人は私が半径1m以内に居ない限り一人でトイレにも行けないって訳」

184: 2011/03/04(金) 23:13:56.28
美琴「・・・・・・」

美琴「成る程。合法的にベタベタしてられるってわけね」ボソッ

番外「う、うるさい!」

一方「?」

番外「あ・・・お姉さま、ちょっと演算補助代わってくれない?トイレ行って来る」

美琴「いいわよ・・・って普段どうしてるのよ。まさか一緒に・・・」

番外「な訳あるか!仕方ないから、一旦補助を打ち切るんだよ。ミサカネットワークが使えない以上、ミサカ個人の磁波が及ぶ範囲しか補助はできないからね」

美琴「成る程ね」

番外「じゃあ、お願いね」

一方「おゥ」

美琴「なんであんたが返事してんのよ」

一方「なんとなく」

185: 2011/03/04(金) 23:15:26.49

美琴「行ったか・・・それにしても、甲斐甲斐しいわね~あの子」

一方「全くだ。一日中ここに居るからな。足向けて寝れねェよ」

美琴「よっ、この幸せ者!」

一方「・・・・・・」

美琴「何よ浮かない顔ねー。こんな恵まれた状況で、そんな顔してたらバチ当たるわよ?」

一方「まあぶっちゃけた話なんだがな」

美琴「?」

一方「俺はアイツが好きだ」

美琴「ほう」

一方「だから、こんな目には合っているが、どこか嬉しい訳だよ」

美琴「ほうほう」

一方「俺だけに時間奪われるのはアイツにとって良くねェとは思うンだが・・・でもこんな時間がずっと続けばいいと思っちまう自分も居る。楽しくて仕方がねェから、フラれてンのに諦めきれねェんだよなァ・・・」

美琴「ほうほうほう・・・・・・」

186: 2011/03/04(金) 23:16:27.25
美琴「・・・・・・」

美琴「・・・・・・」

美琴「・・・・・・」

美琴「・・・・・・え?」

一方「?」

美琴「・・・アンタ今何て言った?」

一方「いや、だから諦めきれねェって」

美琴「いやいやそうじゃなくて」

一方「なンだよ」

美琴「あんた番外固体にフラれたの?」

一方「オイオイ、あんま人の傷口弄くるンじゃねェよ」

187: 2011/03/04(金) 23:17:05.50
美琴「・・・い、いつ?」

一方「俺が廃人にされる三日くらい前」

美琴(なん・・・だと・・・?)

一方「結構マジだったんだがなァ・・・ま、俺みてェな奴が思い通りの幸せを手に入れられる訳も無ェ。今くらいで満足するべきなンだろォな・・・」

番外「お待たせー」

美琴「おいちょっとお前ちょっと来い」

番外「な、ちょっと何怖い顔してるのお姉さま!?」

美琴「話があるからちょっと表出なさい」

番外「え、いやそれ以上離れるとあの人の演算補助が・・・」

一方「・・・(××;)キュゥ」バタ‐ン

番外「一方通行ー!!」

美琴「おら早く出ろ」

番外「ちょ、ねえホントなんなの?何が起こったの?」

188: 2011/03/04(金) 23:19:46.93
美琴「・・・・・・」

美琴「アンタ一方通行に告白されたらしいじゃない」

番外「・・・・・・」

番外「・・・な、何故それを・・・」

美琴「一方通行が言ってた」

番外「・・・そう」

美琴「・・・・・・」

番外「・・・・・・」

美琴「・・・・・・」

番外「・・・だ、だってしょうがないじゃん!あの人こだわりがハンパ無いから付き合う人が大変だねって話になって、からかうつもりで『きひひ、アタシが付き合ってあげよっかぁ?』って言ったら急に真剣な顔になってイケメン顔で『ああ、頼む』とかなんとか言って告白してきたんだよ!?そんなんテンパるに決まってるじゃん!!『け、けけけ、じょ、冗談を本気にするとかバカじゃないの氏んだほうがいいんじゃない?』とか言っちゃうじゃん!!!」

189: 2011/03/04(金) 23:20:15.28
美琴「おのれ許せん貴様ら万氏に値する」

番外「なんで!?」

美琴「もげろ」

番外「何を!?…ああ、胸か。ごめんねお姉さま」

美琴「黙れ」

番外「はい」

美琴「私もアンタも鈍感な奴相手に頭を抱える戦友かと思ってたのに、そっちはとっくに相手の気持ち確認出来てるのか。グズグズせずさっさとくっ付きなさいよ」

番外「だ、だって、今更撤回できないし!ひょっとしたらあの物言いで嫌われちゃったかもしれないし・・・」モジモジ

美琴「・・・・・・」

190: 2011/03/04(金) 23:21:45.39
美琴「ねぇ、そんなこと言ってたら、ホントに手遅れになっちゃうかもしれないわよ?」

番外「・・・・・・」

美琴「一方通行が勇気を出して告白してきたのを、アナタは断ったのよ?そんなつもりは無かったかもしれないけれど、少なくとも一方通行はそう受け止めているわ」

番外「でも・・・」

美琴「でもじゃないの。その結果、アイツはあなたを諦めようとしているのよ?」

番外「そんな!嫌だよ!」

美琴「だったら、ちゃんと自分の気持ちを伝えなさい。男なんて移り気なんだから、ちゃんと手綱締めとかないとすぐ獲られちゃうわよ」

番外「・・・・・・」

番外「・・・・・・解った」

美琴「よろしい。んじゃ戻りなさい。美琴センセーはこのまま帰るから」

番外「うん。ありがと、お姉さま」

191: 2011/03/04(金) 23:22:22.97
番外(・・・とはいえなー)

一方「・・・・・・」

番外「あ、やべっ、演算補助切れたまんまだった」

一方「・・・・・・」パチッ

一方「・・・おう、結構話してたな」

番外「んー、ちょとね」

一方「そっか」

番外「・・・・・・」

一方「・・・・・・」

番外(ヤバイ、意識しすぎて何はなせばいいかわかんない・・・)

192: 2011/03/04(金) 23:22:59.37
一方「・・・オイ、大丈夫か?顔赤ェぞ。風邪か?」

番外「いいいや!大丈夫だから!ですから!残念!」

一方「いや、元気なら別に残念じゃねェンだが」

番外「そうだよね!残念じゃなかった!頭いいねェ一方通行!」

一方「なんかテンション可笑しくねェか?・・・おい、ちょっと頭貸せ」

番外「え?貸せって・・・」


ぴとっ。


番外(・・・・・・・・・!!!!!)

番外(額と額が・・・!!!)

一方「・・・んー、ちょっと熱いな。やっぱ風邪かもしンねェ」

番外(いやこれはお前のせいだよ)

193: 2011/03/04(金) 23:24:42.76
一方「・・・やっぱお前今日帰れもう三日も泊まってンだろ」

番外「え!?なんでよ!そしたら一方通行は全然動けなくなるんだよ!?それでもいいの!?」

一方「確かに嫌だけどよォ・・・お前が倒れたら元も子もねェだろ」

番外「・・・・・・」

番外(私のため・・・か・・・)

番外「・・・・・・」

番外「ねぇ、一方通行」

一方「あァ?」

番外「私ね・・・好きな人が居るんだ」

一方「 」

194: 2011/03/04(金) 23:25:18.92
番外「・・・どしたの?」

一方「いや、今一瞬隕石が直撃したかのような衝撃が」

番外(けひひ、ショック受けてる)

番外(でも、これくらいはいいよね。散々振り回されたんだし)

一方「で、で、ででで、で、だ、誰なんだ、ソイツァ?」

番外「内緒!」モグモグ

一方「オイ何食ってンだよ」

番外「カ口リーメェトのチョコ味」

一方「オイ!ちょっとまてそれ最後の一個なンだぞ!?」

番外「知らないよ。この世の中は弱肉強食!」

一方「ふざけんな!カ口リーメェトのチョコ味はなァ!この世に存在する如何なる味よりも崇高でスバラシインだよ!!それを病人から奪うたァどういうこった!?」

195: 2011/03/04(金) 23:25:45.43
番外「隙を見せたアンタが悪い。後で買ってきてやるわよ。ベジタブル味」

一方「いらねぇ…マジかよ。せっかく楽しみにしてたのに・・・」

番外「・・・・・・」

番外「ねぇ、ちょっと顔近づけてもいい?」

一方「あァ?急にどうし・・・」


チュ


一方「・・・・・・」

番外「・・・えへへ」

196: 2011/03/04(金) 23:27:29.62
一方「・・・・・・!!」カァァァァァ

一方「なっ・・・!!なっ・・・・・・!!」カァァァァァ

番外「そんな驚かないで欲しいなぁ。勇気を振り絞ったミサカに失礼じゃない?」

一方「お、お前・・・まさか・・・」

番外「何慌ててんの、童O丸出しだよ!」

一方「うっせェ・・・お前も初めてだろ、どーせ」

番外「うんにゃ、その通り。嫌だった?」

一方「いや、すげー嬉しい」

番外「そりゃ良かった・・・で、どうよ?ミサカのファーストキスの味は」

一方「・・・・・・」

一方「カ口リーメェトのチョコ味だった」

番外「私達にぴったりじゃん」ニッ

197: 2011/03/04(金) 23:28:16.48
一方「確かに」

番外「・・・・・・」

一方「・・・・・・」

番外「一方通行、これからもよろしく」

一方「ンなの当たり前だ」



一方「なんてったって俺らはカ口リーメイトだからなァ!」



(終わり)

198: 2011/03/04(金) 23:30:05.41
そんな感じで終わりなのでした。


お粗末さまでした。では!

199: 2011/03/04(金) 23:38:50.85
乙ー

ギャグかと思ったらヤンデレかと思ったら結局のところカオスギャグだと思ったら最後は甘酸っぱいとは
これがカ口リーメイトの力か

引用元: 一方通行「なんてったって俺らはカロリーメイトだからなァ!」