6: 2011/06/03(金) 14:50:48.61
サイバンチョ「なんと!」
サイバンチョ「それでは被告人は免許も持たずに被害者の体をまさぐったということですか?」
ナルホド(えええええええ!!聞いてないぞそんなこと!!)
狩魔冥「ええ、そこにいる男は医学会でも有名な鼻つまみ者よ」
ブラックジャック「…」
サイバンチョ「それでは被告人は免許も持たずに被害者の体をまさぐったということですか?」
ナルホド(えええええええ!!聞いてないぞそんなこと!!)
狩魔冥「ええ、そこにいる男は医学会でも有名な鼻つまみ者よ」
ブラックジャック「…」
9: 2011/06/03(金) 14:53:26.00
サイバンチョ「ふむぅ…それはよろしくありませんな」
『異議あり!』
バンッ!!
ナルホド「待ってください!!」
ナルホド「彼が無免許であることと今回の事件とは関係ないはずです!」
『異議あり!』
バンッ!!
ナルホド「待ってください!!」
ナルホド「彼が無免許であることと今回の事件とは関係ないはずです!」
12: 2011/06/03(金) 14:55:56.96
カルマ「分かってないのね成歩堂龍一」
ナルホド「!?」
カルマ「無法者は法を犯す、何もおかしなことはないわ」
ナルホド「!!」
バチンッ…ビシィッ!
カルマ「あなたはそれでも、その男の弁護を続けるの!?成歩堂龍一!」
ナルホド「!?」
カルマ「無法者は法を犯す、何もおかしなことはないわ」
ナルホド「!!」
バチンッ…ビシィッ!
カルマ「あなたはそれでも、その男の弁護を続けるの!?成歩堂龍一!」
13: 2011/06/03(金) 14:58:09.09
ナルホド(……!!)
BJ「…」
ナルホド(そう…なのか…?)
ナルホド(この人は、無実じゃないのか…?)
ナルホド(こんな時…千尋さんならどうする?)
ナルホド(…真宵ちゃん…ぼくは…)
14: 2011/06/03(金) 15:01:06.80
~回想~
~裁判の2日前 とあるボロ家前~
ナルホド「弁護の依頼が来たのはいいけど」
ナルホド「なんだってこんなところで待ち合わせなきゃならないんだろう」
マヨイ「しょうがないよなるほど君」
マヨイ「なるほど君の事務所は狭いからね」
ナルホド「でもこの家よりきれいだよ」
~裁判の2日前 とあるボロ家前~
ナルホド「弁護の依頼が来たのはいいけど」
ナルホド「なんだってこんなところで待ち合わせなきゃならないんだろう」
マヨイ「しょうがないよなるほど君」
マヨイ「なるほど君の事務所は狭いからね」
ナルホド「でもこの家よりきれいだよ」
15: 2011/06/03(金) 15:03:11.55
ナルホド「そういえば真宵ちゃん、用事はもう終わったの?」
ナルホド「しばらく修行で忙しいって言ってたじゃないか」
マヨイ「うん!終わってないけど」
マヨイ「やっぱりなるほど君はあたしがいないと半人前だからね」
ナルホド(とほほ…)
ナルホド「しばらく修行で忙しいって言ってたじゃないか」
マヨイ「うん!終わってないけど」
マヨイ「やっぱりなるほど君はあたしがいないと半人前だからね」
ナルホド(とほほ…)
16: 2011/06/03(金) 15:06:19.57
ピンポ~ン!…
ナルホド「…」
マヨイ「…」
マヨイ「誰も出てこないよ?」
ナルホド「うん」
マヨイ「ごめんくださーい」
ナルホド「…」
マヨイ「…」
マヨイ「誰も出てこないよ?」
ナルホド「うん」
マヨイ「ごめんくださーい」
18: 2011/06/03(金) 15:09:11.80
ナルホド「…」
マヨイ「ご!め!ん!く!だ!さ!!もが」
ナルホド「ちょ、ちょっと真宵ちゃん、恥ずかしいからやめてよ」
マヨイ「もがもが」
がちゃ…
マヨイ「あれ?開いてるよ?」
マヨイ「ご!め!ん!く!だ!さ!!もが」
ナルホド「ちょ、ちょっと真宵ちゃん、恥ずかしいからやめてよ」
マヨイ「もがもが」
がちゃ…
マヨイ「あれ?開いてるよ?」
21: 2011/06/03(金) 15:12:40.64
マヨイ「先に入ってようよなるほど君」
ナルホド「いや、人の家に勝手に上がるのはよくないよ」
マヨイ「おじゃましまーす!」
ナルホド「ちょっと!!」
ナルホド「…」
ナルホド(仕方ない、とにかく、入ってみるか)
→ボロ屋
ナルホド「いや、人の家に勝手に上がるのはよくないよ」
マヨイ「おじゃましまーす!」
ナルホド「ちょっと!!」
ナルホド「…」
ナルホド(仕方ない、とにかく、入ってみるか)
→ボロ屋
22: 2011/06/03(金) 15:15:31.34
ナルホド「…意外と中は…すごく広いな」
マヨイ「住んでる人がインターホンに気づかなかったんじゃない?」
マヨイ「寝てるとか」
ナルホド(たしかに…)「どこかの部屋に誰かいるかもしれないな…」
マヨイ「あたし、こっちの部屋から探してみるよ」
ナルホド「ああ、うん」(……)
マヨイ「住んでる人がインターホンに気づかなかったんじゃない?」
マヨイ「寝てるとか」
ナルホド(たしかに…)「どこかの部屋に誰かいるかもしれないな…」
マヨイ「あたし、こっちの部屋から探してみるよ」
ナルホド「ああ、うん」(……)
23: 2011/06/03(金) 15:17:59.73
ナルホド「…」
ナルホド「真宵ちゃん!」
マヨイ「!何?」
ナルホド「気をつけてね」
マヨイ「…うん!なるほど君こそ!」
→奥の部屋
ナルホド「真宵ちゃん!」
マヨイ「!何?」
ナルホド「気をつけてね」
マヨイ「…うん!なるほど君こそ!」
→奥の部屋
25: 2011/06/03(金) 15:20:16.32
ナルホド(勝手に触るのはよくないけど…)
ナルホド(部屋の様子だけでも確認しとこうか)
→部屋の奥
(何もない、この部屋は何に使っているんだろう)
→机とイス
(何ものってない、何も生活感が感じられない)
ナルホド(部屋の様子だけでも確認しとこうか)
→部屋の奥
(何もない、この部屋は何に使っているんだろう)
→机とイス
(何ものってない、何も生活感が感じられない)
26: 2011/06/03(金) 15:23:08.40
→窓
(カーテンを閉め切って、鍵もしっかりかかっている)
ナルホド(この部屋は何もないな、次に行こう)
→廊下
(カーテンを閉め切って、鍵もしっかりかかっている)
ナルホド(この部屋は何もないな、次に行こう)
→廊下
29: 2011/06/03(金) 15:26:06.03
~ボロ屋の廊下~
マヨイ「…」
ナルホド「わっ!!」
マヨイ「…」
ナルホド「なんだ真宵ちゃんか、おどかさないでよ」
ナルホド(あれ?なんか着てる服が赤く染まってるぞ?)
マヨイ「いてて…」
マヨイ「血が止まらないよなるほど君」
30: 2011/06/03(金) 15:29:13.56
ナルホド「え!?どうしたの!?」(ちょっと目を離した隙に…)
マヨイ「なんか後ろからグサーって…」
(ぼたぼた…)
ナルホド「な…」
ナルホド「なんだってーーーーー!!!!」
マヨイ「いてて」
マヨイ「参ったねなるほど君」
ナルホド「いったい誰に…」(いや、そんなことはどうでもいい!早く病院に…)
マヨイ「なんか後ろからグサーって…」
(ぼたぼた…)
ナルホド「な…」
ナルホド「なんだってーーーーー!!!!」
マヨイ「いてて」
マヨイ「参ったねなるほど君」
ナルホド「いったい誰に…」(いや、そんなことはどうでもいい!早く病院に…)
33: 2011/06/03(金) 15:32:34.66
~ボロ屋玄関~
ナルホド「よし!もうすぐ出口だ!」(家の中は誰がいるか分からない)
ナルホド(外で救急車を呼ぶんだ!)
マヨイ「いてて」
ギィ…
ブラックジャック「おい!誰かいないのか!」
ナルホド「!!」
マヨイ「!」
ナルホド「よし!もうすぐ出口だ!」(家の中は誰がいるか分からない)
ナルホド(外で救急車を呼ぶんだ!)
マヨイ「いてて」
ギィ…
ブラックジャック「おい!誰かいないのか!」
ナルホド「!!」
マヨイ「!」
34: 2011/06/03(金) 15:35:48.07
ブラックジャック「!この家のものかね」
ナルホド「!いえ、違います!」
ナルホド「けが人がいるんです!救急車を呼んでください!!」
BJ「…!」
マヨイ「ちょっと待ってよ」
(ぼたぼた…)
ナルホド「!いえ、違います!」
ナルホド「けが人がいるんです!救急車を呼んでください!!」
BJ「…!」
マヨイ「ちょっと待ってよ」
(ぼたぼた…)
36: 2011/06/03(金) 15:38:13.14
ナルホド「ちょっと待ってってそんなに血が出てるじゃないか!」
マヨイ「つばつけとけば大丈夫だよ」
BJ(…)
BJ「その出血量だと、病院に着くまでに氏にますぜ」
マヨイ「え」
ナルホド「ええええええええええ!!!!!」
マヨイ「つばつけとけば大丈夫だよ」
BJ(…)
BJ「その出血量だと、病院に着くまでに氏にますぜ」
マヨイ「え」
ナルホド「ええええええええええ!!!!!」
37: 2011/06/03(金) 15:40:43.57
ナルホド「!!あなた!!医者ですか!?」
BJ「…」
BJ「まあ、そのような者だ」
ナルホド「だったら早く真宵ちゃんを…」
ナルホド「ほら!真宵ちゃん!早く服を脱いで!」
マヨイ「え!!」
BJ「…」
BJ「まあ、そのような者だ」
ナルホド「だったら早く真宵ちゃんを…」
ナルホド「ほら!真宵ちゃん!早く服を脱いで!」
マヨイ「え!!」
40: 2011/06/03(金) 15:43:17.16
(ぐいぐい…)
マヨイ「やめてよなるほど君!!」
ナルホド「恥ずかしがってる場合じゃないだろう!!」
(ぐいぐい…)
マヨイ「やめてよなるほど君!!」
ナルホド「恥ずかしがってる場合じゃないだろう!!」
(ぐいぐい…)
41: 2011/06/03(金) 15:46:23.55
BJ「…」
BJ「私が診てやってもいいが」
BJ「報酬をいただこう」
ナルホド「え?」
BJ「3000万でどうです?」
ナルホド「えーーーーーーー!!!!!」
マヨイ「えーーーーーーー!!!!!」
BJ「私が診てやってもいいが」
BJ「報酬をいただこう」
ナルホド「え?」
BJ「3000万でどうです?」
ナルホド「えーーーーーーー!!!!!」
マヨイ「えーーーーーーー!!!!!」
42: 2011/06/03(金) 15:49:18.33
BJ「払えるかね?」
ナルホド「そんな!!法外だ!!」
BJ「これ以上びた一文もまけやしない」
BJ「やめときますか?」
BJ「信号が全部青なら病院に間に合うかもしれませんぜ」
マヨイ「…」
ナルホド(……)
ナルホド「そんな!!法外だ!!」
BJ「これ以上びた一文もまけやしない」
BJ「やめときますか?」
BJ「信号が全部青なら病院に間に合うかもしれませんぜ」
マヨイ「…」
ナルホド(……)
45: 2011/06/03(金) 15:52:03.62
ナルホド(正直言って、今のぼくには払えない…)
ナルホド(かといってこの仕事のペースじゃ)
ナルホド(3000万なんてそうそう貯まらないぞ…)
ナルホド「…」
マヨイ「なるほど君!いいよ!あたしが…」
ナルホド(かといってこの仕事のペースじゃ)
ナルホド(3000万なんてそうそう貯まらないぞ…)
ナルホド「…」
マヨイ「なるほど君!いいよ!あたしが…」
48: 2011/06/03(金) 15:55:27.90
ナルホド「分かりました、早く真宵ちゃんを診てください」
マヨイ「!!」
BJ「…約束ですぜ」
BJ「さあ服を脱いで」
マヨイ「え」
マヨイ「!!」
BJ「…約束ですぜ」
BJ「さあ服を脱いで」
マヨイ「え」
49: 2011/06/03(金) 15:58:07.26
BJ「…何を恥ずかしがっている、私は医者だ」
ナルホド「…」
マヨイ「早く向こう行ってよなるほど君」
ナルホド「え?ああ、ごめん…」
BJ「…」
ナルホド「…」
マヨイ「早く向こう行ってよなるほど君」
ナルホド「え?ああ、ごめん…」
BJ「…」
50: 2011/06/03(金) 16:00:40.95
ナルホド(…そういえば!)
ナルホド(真宵ちゃんを刺した犯人が)
ナルホド(まだこの家に残ってるかもしれないんだった!)
ナルホド「すいません!ここはお願いします!」
BJ「…」
→廊下
ナルホド(真宵ちゃんを刺した犯人が)
ナルホド(まだこの家に残ってるかもしれないんだった!)
ナルホド「すいません!ここはお願いします!」
BJ「…」
→廊下
51: 2011/06/03(金) 16:03:36.87
……………………
そして…
ナルホド(…全部の部屋を探したけど誰もいなかった)
ナルホド(…)
ナルホド(よくよく考えればどうして『あの人』はここに?)
ナルホド(…まさかな…)
ナルホド(いや、でもそれなら犯人にも…)
ナルホド(…)
ナルホド(…!!!)
ナルホド(真宵ちゃんが危ない!!!)
そして…
ナルホド(…全部の部屋を探したけど誰もいなかった)
ナルホド(…)
ナルホド(よくよく考えればどうして『あの人』はここに?)
ナルホド(…まさかな…)
ナルホド(いや、でもそれなら犯人にも…)
ナルホド(…)
ナルホド(…!!!)
ナルホド(真宵ちゃんが危ない!!!)
53: 2011/06/03(金) 16:06:46.05
~玄関~
ナルホド「真宵ちゃん!!!」
マヨイ「…」
ナルホド「真宵ちゃん!!」
ナルホド(『あの人』は)
ナルホド(『あの人』はどこに…)
BJ「そう焦りなさんな、手術は成功だ」
ナルホド「真宵ちゃん!!!」
マヨイ「…」
ナルホド「真宵ちゃん!!」
ナルホド(『あの人』は)
ナルホド(『あの人』はどこに…)
BJ「そう焦りなさんな、手術は成功だ」
54: 2011/06/03(金) 16:10:07.81
ナルホド「!!え!手術したんですか!?」
BJ「ああ、今は眠っている」
ナルホド「!!…え、あ、はい…」
ナルホド(…あれ…違った…のか?)
ピーポーピーポー…
BJ「ようやく救急車のお出ましか」
BJ「ああ、今は眠っている」
ナルホド「!!…え、あ、はい…」
ナルホド(…あれ…違った…のか?)
ピーポーピーポー…
BJ「ようやく救急車のお出ましか」
59: 2011/06/03(金) 16:13:12.43
ナルホド「えーっと…それが…」
BJ「?何かね?」
ドタドタドタ…
イトノコ「ま~たアンタッスか!よく事件に巻き込まれる人ッスね!!」
ナルホド「…どうも」
BJ「…?」
BJ「?何かね?」
ドタドタドタ…
イトノコ「ま~たアンタッスか!よく事件に巻き込まれる人ッスね!!」
ナルホド「…どうも」
BJ「…?」
61: 2011/06/03(金) 16:16:23.10
ナルホド「こちら、イトノコギリ刑事です」
BJ「刑事?」
イトノコ「ほ~う、この男ッスか!」
イトノコ「見るからに怪しい風貌してるッス!」
BJ「…なんだ?」
ガチャッ!
イトノコ「逮捕ッス!」
BJ「刑事?」
イトノコ「ほ~う、この男ッスか!」
イトノコ「見るからに怪しい風貌してるッス!」
BJ「…なんだ?」
ガチャッ!
イトノコ「逮捕ッス!」
62: 2011/06/03(金) 16:19:30.75
BJ「…」
BJ「夕飯までには帰してもらえますかね?」
イトノコ「帰れるわけないッス!」
BJ(…)
ナルホド(…)
BJ「夕飯までには帰してもらえますかね?」
イトノコ「帰れるわけないッス!」
BJ(…)
ナルホド(…)
67: 2011/06/03(金) 16:22:16.99
~次の日 留置所~
ピノコ「ちぇんちぇーのバカバカバカ!」
ピノコ「やから医者の免許取いなさいって言ってたのよさ!」
BJ「ピノコ、今回はその件で捕まったんじゃないぜ」
ピノコ「えぇ?」
BJ「殺人未遂だ」
ピノコ「アッチョンブリケ!!」
ピノコ「ちぇんちぇーのバカバカバカ!」
ピノコ「やから医者の免許取いなさいって言ってたのよさ!」
BJ「ピノコ、今回はその件で捕まったんじゃないぜ」
ピノコ「えぇ?」
BJ「殺人未遂だ」
ピノコ「アッチョンブリケ!!」
69: 2011/06/03(金) 16:26:30.30
ガチャ…
ナルホド「…どうも」
BJ「…」
ピノコ「られなのこのお兄ちゃん」
BJ「私の依頼した弁護人さ」
ナルホド「…」
ナルホド「…どうも」
BJ「…」
ピノコ「られなのこのお兄ちゃん」
BJ「私の依頼した弁護人さ」
ナルホド「…」
71: 2011/06/03(金) 16:29:00.20
BJ「私の味方だ」
ピノコ「なぁんら、れも怖い顔してるのよさ」
ナルホド「…」
BJ「…ほらピノコ、外に行ってるんだ」
ピノコ「もぉー!!」
→話す
ピノコ「なぁんら、れも怖い顔してるのよさ」
ナルホド「…」
BJ「…ほらピノコ、外に行ってるんだ」
ピノコ「もぉー!!」
→話す
73: 2011/06/03(金) 16:31:48.09
『ツギハギの男』
ナルホド「お名前をうかがってなかったですね」
BJ「ブラックジャックだ」
ナルホド「…ブラックジャックさん」
ナルホド「依頼をされたってことはぼくの名前は知っていますね」
ナルホド「それであなたは…」
BJ「…」
ナルホド「お名前をうかがってなかったですね」
BJ「ブラックジャックだ」
ナルホド「…ブラックジャックさん」
ナルホド「依頼をされたってことはぼくの名前は知っていますね」
ナルホド「それであなたは…」
BJ「…」
75: 2011/06/03(金) 16:34:23.83
ナルホド「あの…」
BJ「…」
ナルホド「聞いてます?」
BJ「…私は警察や弁護士など、やたら正義をふりかざす人間が嫌いでね」
ナルホド(なんでぼくを呼んだんだ!)
BJ「…」
ナルホド「聞いてます?」
BJ「…私は警察や弁護士など、やたら正義をふりかざす人間が嫌いでね」
ナルホド(なんでぼくを呼んだんだ!)
77: 2011/06/03(金) 16:37:40.33
『逮捕された理由』
ナルホド「…あなたはなぜ捕まったのか、分かってますか?」
BJ「さあね、皆目見当がつきませんなあ」
ナルホド(さっき自分で殺人未遂って言ってたじゃないか)
ナルホド「…あなたはなぜ捕まったのか、分かってますか?」
BJ「さあね、皆目見当がつきませんなあ」
ナルホド(さっき自分で殺人未遂って言ってたじゃないか)
82: 2011/06/03(金) 16:40:55.63
『ボロ屋』
ナルホド「どうしてあんな何もない家を訪れたんですか?」
BJ「お前さんには関係のないことだ」
BJ「お前さんらこそどうしてあんなところにいたのかね?」
ナルホド「…」(言っても問題ないけど)
ナルホド(なんかこの人には話したくないな)
ナルホド「どうしてあんな何もない家を訪れたんですか?」
BJ「お前さんには関係のないことだ」
BJ「お前さんらこそどうしてあんなところにいたのかね?」
ナルホド「…」(言っても問題ないけど)
ナルホド(なんかこの人には話したくないな)
86: 2011/06/03(金) 16:44:12.36
『依頼した理由』
ナルホド「なぜぼくに弁護の依頼をしたんです?」
ナルホド「通報した本人ですよ?」
BJ「あんたは優秀な弁護士だと聞いている」
BJ「仕事はきっちりこなすとね」
ナルホド「なぜぼくに弁護の依頼をしたんです?」
ナルホド「通報した本人ですよ?」
BJ「あんたは優秀な弁護士だと聞いている」
BJ「仕事はきっちりこなすとね」
87: 2011/06/03(金) 16:47:05.58
ナルホド(本当にそれだけだろうか)
ナルホド(それに…誰からぼくの話を聞いたんだろう)
BJ「…いや?…優秀な弁護士『助手』だったかな」
ナルホド(真宵ちゃんか)
ナルホド(それに…誰からぼくの話を聞いたんだろう)
BJ「…いや?…優秀な弁護士『助手』だったかな」
ナルホド(真宵ちゃんか)
88: 2011/06/03(金) 16:50:13.93
『真宵ちゃん』
ナルホド「あなたが手術した女の子…綾里真宵って言います」
BJ「ふむ」
ナルホド「彼女はまだ眠ったままです」
BJ「直に目を覚ます」
BJ「私のオペにミスはなかった」
ナルホド(すごい自信だな…)
ナルホド「あなたが手術した女の子…綾里真宵って言います」
BJ「ふむ」
ナルホド「彼女はまだ眠ったままです」
BJ「直に目を覚ます」
BJ「私のオペにミスはなかった」
ナルホド(すごい自信だな…)
89: 2011/06/03(金) 16:53:47.38
ナルホド「それで…」
ナルホド「あなたは、真宵ちゃんを刺したり…してないんですよね?」
BJ「とんでもない」
BJ「私は『斬った』のさ、彼女を」
ナルホド「…!」
オジサン「面会時間は終了です」
ナルホド「あなたは、真宵ちゃんを刺したり…してないんですよね?」
BJ「とんでもない」
BJ「私は『斬った』のさ、彼女を」
ナルホド「…!」
オジサン「面会時間は終了です」
92: 2011/06/03(金) 16:56:16.05
BJ「…」
ナルホド「…」
ナルホド(結局何も分からなかったな)
ナルホド(でも…)
BJ「それじゃあ、お願いしますよ、『先生』」
ナルホド「!…はい」
ナルホド(これだけの情報で『お願いします』って言われても…)
ナルホド「…」
ナルホド(結局何も分からなかったな)
ナルホド(でも…)
BJ「それじゃあ、お願いしますよ、『先生』」
ナルホド「!…はい」
ナルホド(これだけの情報で『お願いします』って言われても…)
94: 2011/06/03(金) 17:02:08.94
~数時間後 成歩堂法律事務所~
ピノコ「…」
ナルホド「…」
ピノコ「…」
ナルホド(なんでここに…)
ピノコ「狭いとこなのよさ」
→話す
ピノコ「…」
ナルホド「…」
ピノコ「…」
ナルホド(なんでここに…)
ピノコ「狭いとこなのよさ」
→話す
96: 2011/06/03(金) 17:04:26.42
『ピノコ』
ナルホド「え、えーっと確か…ピノコちゃん…だったよね?」
ナルホド「なにしてるの?ここで」
ピノコ「お兄ちゃん、ちぇんちぇーの味方なんれしょ」
ピノコ「ピノコがたちゅけてあげるのよさ」
ナルホド(ほんとに助けてほしいよ)
ナルホド「え、えーっと確か…ピノコちゃん…だったよね?」
ナルホド「なにしてるの?ここで」
ピノコ「お兄ちゃん、ちぇんちぇーの味方なんれしょ」
ピノコ「ピノコがたちゅけてあげるのよさ」
ナルホド(ほんとに助けてほしいよ)
99: 2011/06/03(金) 17:07:24.17
『ピノコ』
ナルホド「あの先生の…娘さん?」
ナルホド「姪っ子さんかな…?」
ピノコ「奥たんらのよさ!!」
ナルホド「お、奥さんって…」
ピノコ「ちゅまのことなのよさ」
ナルホド(犯罪の匂いがするぞ?)
ナルホド「あの先生の…娘さん?」
ナルホド「姪っ子さんかな…?」
ピノコ「奥たんらのよさ!!」
ナルホド「お、奥さんって…」
ピノコ「ちゅまのことなのよさ」
ナルホド(犯罪の匂いがするぞ?)
101: 2011/06/03(金) 17:10:10.98
『ブラックジャック』
ナルホド「あの先生、ちょっと怖いけど、どういう人なの?」
ピノコ「え~っとぉ」
ピノコ「すご~く優しくてカッコよくて、しゅゆつがうまい、ピノコの旦那さん!」
ナルホド「…」
ナルホド(う~ん…すごい懐かれ具合だな)
ナルホド(ここまでくると、逆に怪しい)
ナルホド(児童相談所に連れて行こうか…)
ナルホド「あの先生、ちょっと怖いけど、どういう人なの?」
ピノコ「え~っとぉ」
ピノコ「すご~く優しくてカッコよくて、しゅゆつがうまい、ピノコの旦那さん!」
ナルホド「…」
ナルホド(う~ん…すごい懐かれ具合だな)
ナルホド(ここまでくると、逆に怪しい)
ナルホド(児童相談所に連れて行こうか…)
103: 2011/06/03(金) 17:13:30.14
『ブラックジャック』
ピノコ「れもあのちぇんちぇー急にピノコをおいてどっかいっちゃうこともあるのよさ」
ナルホド「え?」
ナルホド(育児放棄…?)
ピノコ「おとちゅいもピノコがいないばっかいにこんなことに…」
ナルホド「えーっと…それは先生が悪いよね、うん」
ピノコ「れもあのちぇんちぇー急にピノコをおいてどっかいっちゃうこともあるのよさ」
ナルホド「え?」
ナルホド(育児放棄…?)
ピノコ「おとちゅいもピノコがいないばっかいにこんなことに…」
ナルホド「えーっと…それは先生が悪いよね、うん」
104: 2011/06/03(金) 17:16:14.40
ナルホド(こんな小さい子を家に残して…)
ナルホド(行き先くらい伝えていけばいいのに)
ナルホド(…いや、でも、本当に着いてこられると邪魔かもな)
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは同居人に行き先を伝えていなかった。
108: 2011/06/03(金) 17:19:20.87
ピノコ「ちょっとぉ、ろぉでもいいんやけど」
ピノコ「アタチはろこで寝ればいいのよさ!」
ナルホド「え!?泊まるの!?」
ピノコ「れりぃーを床で寝かしちゃらめなんやかやね!」
ナルホド(真宵ちゃんくらい図々しいな)
111: 2011/06/03(金) 17:22:08.83
ピノコ「ご飯もピノコがちゅくいまちゅ!」
ナルホド「ええ!?料理するの!?ここで!?」
ピノコ「キッチンはろこなのよさ」
ナルホド「キ、キッチンはないけど果物用ナイフだったらどこか…」
ピノコ「おいちいカレーちゅくってあげまちゅかやね」
ナルホド(とほほ…)
ナルホド「ええ!?料理するの!?ここで!?」
ピノコ「キッチンはろこなのよさ」
ナルホド「キ、キッチンはないけど果物用ナイフだったらどこか…」
ピノコ「おいちいカレーちゅくってあげまちゅかやね」
ナルホド(とほほ…)
112: 2011/06/03(金) 17:24:51.13
~留置所~
BJ「…」
BJ(綾里真宵…か…)
BJ(あの娘はたしか…)
BJ「…」
BJ「…」
BJ(綾里真宵…か…)
BJ(あの娘はたしか…)
BJ「…」
114: 2011/06/03(金) 17:27:38.19
~次の日 地方裁判所 第一法廷 ~
カンッ!
サイバンチョ「これより、ブラックジャック」
サイバンチョ「本名、間黒男(はざま くろお)の法廷を開廷します」
サイバンチョ「それでは狩魔検事、冒頭弁論をお願い…」
バチンッ!バチンッ!
サイバンチョ「ふひょっ!?」
カンッ!
サイバンチョ「これより、ブラックジャック」
サイバンチョ「本名、間黒男(はざま くろお)の法廷を開廷します」
サイバンチョ「それでは狩魔検事、冒頭弁論をお願い…」
バチンッ!バチンッ!
サイバンチョ「ふひょっ!?」
117: 2011/06/03(金) 17:30:16.85
バチンッ!……ビシィッ!
狩魔冥「少し黙ってなさい裁判長」
サイバンチョ「え?あ、あの~」
ナルホド(相手は狩魔検事か)
ナルホド(相変わらずの鞭捌きだな)
ナルホド(勘弁してほしいよ…)
狩魔冥「少し黙ってなさい裁判長」
サイバンチョ「え?あ、あの~」
ナルホド(相手は狩魔検事か)
ナルホド(相変わらずの鞭捌きだな)
ナルホド(勘弁してほしいよ…)
118: 2011/06/03(金) 17:32:56.70
ピノコ「あの女何なのよさ!」
ナルホド(君もなんでここにいるんだよ…)
サイバンチョ「おや?誰ですか?その女の子は」
ナルホド「ああ、新しい助手ですボクの」
ナルホド(君もなんでここにいるんだよ…)
サイバンチョ「おや?誰ですか?その女の子は」
ナルホド「ああ、新しい助手ですボクの」
120: 2011/06/03(金) 17:35:10.70
カルマ「ついに口リコンの本性を現したようね、成歩堂龍一」
ナルホド(違うって!)
サイバンチョ「ふむぅ…若い娘は若ければ若いほどいいものですな」
ナルホド「!?」
カルマ「!?」
ナルホド(違うって!)
サイバンチョ「ふむぅ…若い娘は若ければ若いほどいいものですな」
ナルホド「!?」
カルマ「!?」
123: 2011/06/03(金) 17:37:42.05
カルマ「狩魔のニンゲンは完璧としてよしとする」
カルマ「今日の裁判、本来ならば開廷する必要もない」
ナルホド(いや、裁判する必要はあるだろさすがに)
バチンッ!!
ナルホド「いたいっ!!」
カルマ「今日の裁判、本来ならば開廷する必要もない」
ナルホド(いや、裁判する必要はあるだろさすがに)
バチンッ!!
ナルホド「いたいっ!!」
125: 2011/06/03(金) 17:40:27.27
カルマ「…事件は2日前、とある空き家でおこった」
カルマ「検察側は、被告人が被害者の女性を背後から刺したものと主張する」
カルマ「今日の法廷で有罪判決がくだることを約束するわ」
カルマ「…冒頭弁論を終了する」
サイバンチョ「それでは検察側の一人目の証人、お願いします」
カルマ「イトノコギリ刑事を呼びなさい」
カルマ「検察側は、被告人が被害者の女性を背後から刺したものと主張する」
カルマ「今日の法廷で有罪判決がくだることを約束するわ」
カルマ「…冒頭弁論を終了する」
サイバンチョ「それでは検察側の一人目の証人、お願いします」
カルマ「イトノコギリ刑事を呼びなさい」
127: 2011/06/03(金) 17:42:34.79
………………
イトノコ「…」
ナルホド(…)
カルマ「そこのヒゲ」
イトノコ「はいッ!なんッスか!?」
カルマ「来月の給与査定、楽しみにしておくことね」
イトノコ「まだ何もやらかしてないッス!!」
イトノコ「…」
ナルホド(…)
カルマ「そこのヒゲ」
イトノコ「はいッ!なんッスか!?」
カルマ「来月の給与査定、楽しみにしておくことね」
イトノコ「まだ何もやらかしてないッス!!」
130: 2011/06/03(金) 17:44:55.12
~証言開始~
~事件のあらまし~
イトノコ
~事件のあらまし~
イトノコ
132: 2011/06/03(金) 17:48:04.39
①「事件が起こったのはおとついの昼すぎ、郊外の空き家ッス」
②「被害者は綾里真宵、腰を刺されて重症、まだ目が覚めてないッス」
③「自分は現場に居合わせた弁護士から通報を受けて現場にむかったッス」
④「そこにいたのはいかにも怪しい風貌の男、今回の事件の被告人だったッス」
⑤「玄関以外は内側から手動の鍵がかかっていたッス」
⑥「要するに現場には被告人、被害者、通報したニンゲンの3人しかいなかったことになるッス」
⑦「とりあえず被告人を取調べたら凶器と思われる刃物を押収できたッス」
⑧「だから綾里真宵を襲ったのは被告人で間違いないッス!」
②「被害者は綾里真宵、腰を刺されて重症、まだ目が覚めてないッス」
③「自分は現場に居合わせた弁護士から通報を受けて現場にむかったッス」
④「そこにいたのはいかにも怪しい風貌の男、今回の事件の被告人だったッス」
⑤「玄関以外は内側から手動の鍵がかかっていたッス」
⑥「要するに現場には被告人、被害者、通報したニンゲンの3人しかいなかったことになるッス」
⑦「とりあえず被告人を取調べたら凶器と思われる刃物を押収できたッス」
⑧「だから綾里真宵を襲ったのは被告人で間違いないッス!」
135: 2011/06/03(金) 17:50:59.55
ナルホド(う~ん…今のところ大きな『矛盾』はないけど…)
ナルホド(気になることはちらほらあるな…)
ナルホド(とりあえず手当たり次第尋問してみるか)
ピノコ「ちぇんちぇーは何もちてないのよさ!」
※この逆転裁判はほぼフル『待った!』制です
ナルホド(気になることはちらほらあるな…)
ナルホド(とりあえず手当たり次第尋問してみるか)
ピノコ「ちぇんちぇーは何もちてないのよさ!」
※この逆転裁判はほぼフル『待った!』制です
139: 2011/06/03(金) 17:53:05.58
~尋問開始~
~事件のあらまし~
>>132
①「事件が起こったのはおとついの昼すぎ、郊外の空き家…
『待った!』
~事件のあらまし~
>>132
①「事件が起こったのはおとついの昼すぎ、郊外の空き家…
『待った!』
143: 2011/06/03(金) 17:55:14.96
ナルホド「昼過ぎ?正確な時間は分からないんですか?」
イトノコ「昼すぎって言ったら昼すぎッスよ!」
イトノコ「というか通報したのはあんたなんスからわざわざ聞かなくても…」
バチンッ!
イトノコ「昼すぎって言ったら昼すぎッスよ!」
イトノコ「というか通報したのはあんたなんスからわざわざ聞かなくても…」
バチンッ!
144: 2011/06/03(金) 17:57:33.41
イトノコ「痛ッ!!痛いッス!!」
カルマ「事件が起こったのは午後1時すぎ」
カルマ「そうだったわね?」
ナルホド(…なんでたたいたんだ…)
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャ
ック。
カルマ「事件が起こったのは午後1時すぎ」
カルマ「そうだったわね?」
ナルホド(…なんでたたいたんだ…)
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャ
ック。
146: 2011/06/03(金) 17:59:52.44
>>132
②「被害者は綾里真宵、腰を刺されて重症、まだ目が覚めてない…
『待った!』
ナルホド「腰を刺されて重症?」
ナルホド「もっと詳しい怪我の状態は分からないんですか?」
イトノコ「おっと、うっかりしてたッス!」
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を鋭利な刃物で刺された、現在は手術に成功し回復に向かっている。
②「被害者は綾里真宵、腰を刺されて重症、まだ目が覚めてない…
『待った!』
ナルホド「腰を刺されて重症?」
ナルホド「もっと詳しい怪我の状態は分からないんですか?」
イトノコ「おっと、うっかりしてたッス!」
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を鋭利な刃物で刺された、現在は手術に成功し回復に向かっている。
148: 2011/06/03(金) 18:02:14.42
>>132
③「自分は現場に居合わせた弁護士から通報を受けて現場にむかった…
『待った!』
ナルホド「居合わせた弁護士?」
イトノコ「なーにとぼけてるんスか、アンタッスよアンタ」
バチンッ!
イトノコ「痛いッス!!」
カルマ「…」
ナルホド(たいへんだなこの人も…)
③「自分は現場に居合わせた弁護士から通報を受けて現場にむかった…
『待った!』
ナルホド「居合わせた弁護士?」
イトノコ「なーにとぼけてるんスか、アンタッスよアンタ」
バチンッ!
イトノコ「痛いッス!!」
カルマ「…」
ナルホド(たいへんだなこの人も…)
149: 2011/06/03(金) 18:04:19.17
>>132
④「そこにいたのはいかにも怪しい風貌の男、今回の事件の被告人だった…
『待った!』
ナルホド「怪しい男って見た目だけで判断したんですか?」
イトノコ「そーッス!」
ナルホド(偉そうにふんぞり返ってるぞ…)
④「そこにいたのはいかにも怪しい風貌の男、今回の事件の被告人だった…
『待った!』
ナルホド「怪しい男って見た目だけで判断したんですか?」
イトノコ「そーッス!」
ナルホド(偉そうにふんぞり返ってるぞ…)
150: 2011/06/03(金) 18:07:01.15
イトノコ「顔はツギハギだらけだしあんなに暑い日に真っ黒いコート」
イトノコ「ありゃ堅気のニンゲンじゃないッス!」
ナルホド(どうしよう…)
ナルホド(もっと不利になる気もするけど)
ナルホド(もうちょっと突っ込んでみるか?)
→突っ込む
イトノコ「ありゃ堅気のニンゲンじゃないッス!」
ナルホド(どうしよう…)
ナルホド(もっと不利になる気もするけど)
ナルホド(もうちょっと突っ込んでみるか?)
→突っ込む
153: 2011/06/03(金) 18:10:01.16
ナルホド「それで?取調べで本当に怪しい人物かどうか、判断できましたか?」
イトノコ「フッフッフ…」
ナルホド「?」
イトノコ「刑事の勘を甘く見ちゃいけないッス…」
イトノコ「その日の自分は冴えに冴えまくってたッス!」
ナルホド「はあ…」
イトノコ「フッフッフ…」
ナルホド「?」
イトノコ「刑事の勘を甘く見ちゃいけないッス…」
イトノコ「その日の自分は冴えに冴えまくってたッス!」
ナルホド「はあ…」
154: 2011/06/03(金) 18:12:50.11
イトノコ「着ていたコートは防弾性!中には刃物がずらり…!」
ナルホド「…!」
イトノコ「更にツギハギは顔だけじゃなくて全身にあることが分かったッス!」
ナルホド「…!!!」
イトノコ「間違いなく裏社会で生きてるニンゲンッス!」
ナルホド「…!」
イトノコ「更にツギハギは顔だけじゃなくて全身にあることが分かったッス!」
ナルホド「…!!!」
イトノコ「間違いなく裏社会で生きてるニンゲンッス!」
156: 2011/06/03(金) 18:16:35.24
ナルホド(…確かに普通の日常を生きてないことは確かだな…)
イトノコ「更に!」
イトノコ「もっと決定的な証拠も見つかったッス!」
ナルホド(…)
ナルホド(証拠っていうのは多分…『あれ』だろうな)
カルマ「…」
イトノコ「更に!」
イトノコ「もっと決定的な証拠も見つかったッス!」
ナルホド(…)
ナルホド(証拠っていうのは多分…『あれ』だろうな)
カルマ「…」
159: 2011/06/03(金) 18:18:42.81
>>132
⑤「玄関以外は内側から手動の鍵がかかっていた…
『待った!』
ナルホド「くまなく調べたんですか?」
イトノコ「そーッス」
イトノコ「現場の刑事は有能ッス!見落としなんかあり得ないッス」
カルマ「それで?さっさと証言を続けなさい」
ナルホド(………)
⑤「玄関以外は内側から手動の鍵がかかっていた…
『待った!』
ナルホド「くまなく調べたんですか?」
イトノコ「そーッス」
イトノコ「現場の刑事は有能ッス!見落としなんかあり得ないッス」
カルマ「それで?さっさと証言を続けなさい」
ナルホド(………)
160: 2011/06/03(金) 18:21:35.07
>>132
⑥「要するに現場にいたのは被告人、被害者、通報したニンゲンの3人しかいなかったことになる…
『待った!』
ナルホド「間違いないですか?」
イトノコ「何度も言わせないでほしいッス!」
イトノコ「それはアンタが一番よく分かってるはずッス!」
ナルホド(…うーん)
ナルホド(ひっかかることがあるけど…)
ナルホド(今はまだ突っ込む時じゃないな)
⑥「要するに現場にいたのは被告人、被害者、通報したニンゲンの3人しかいなかったことになる…
『待った!』
ナルホド「間違いないですか?」
イトノコ「何度も言わせないでほしいッス!」
イトノコ「それはアンタが一番よく分かってるはずッス!」
ナルホド(…うーん)
ナルホド(ひっかかることがあるけど…)
ナルホド(今はまだ突っ込む時じゃないな)
164: 2011/06/03(金) 18:24:19.86
>>132
⑦「とりあえず被告人を取調べたら凶器と思われる刃物を押収できた…
『待った!』
ナルホド「凶器…ですか」
イトノコ「そーッス!これッス!」
つ
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃
の部分に真宵の血がべったりついている。
⑦「とりあえず被告人を取調べたら凶器と思われる刃物を押収できた…
『待った!』
ナルホド「凶器…ですか」
イトノコ「そーッス!これッス!」
つ
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃
の部分に真宵の血がべったりついている。
166: 2011/06/03(金) 18:27:05.65
ナルホド「…」
イトノコ「被告人はこのメスで、一息にグサッとやったッス!」
サイバンチョ「なんと!医療器具で人を傷つけるとはいけませんな!」
ナルホド(本当にそうだろうか…)
カルマ「…」
イトノコ「被告人はこのメスで、一息にグサッとやったッス!」
サイバンチョ「なんと!医療器具で人を傷つけるとはいけませんな!」
ナルホド(本当にそうだろうか…)
カルマ「…」
169: 2011/06/03(金) 18:30:38.96
ペコリ
カルマ「どうかしら成歩堂龍一」
カルマ「凶器には被害者の血も、被告人の指紋もついてるわ」
カルマ「すなわち、被告人が犯人であることは間違いない」
ナルホド(!…)
ピノコ「ちょっと~どうすんのよさ!」
ナルホド(迷っている暇はない!)
ナルホド(指摘してやるんだ!矛盾を!!)
カルマ「どうかしら成歩堂龍一」
カルマ「凶器には被害者の血も、被告人の指紋もついてるわ」
カルマ「すなわち、被告人が犯人であることは間違いない」
ナルホド(!…)
ピノコ「ちょっと~どうすんのよさ!」
ナルホド(迷っている暇はない!)
ナルホド(指摘してやるんだ!矛盾を!!)
171: 2011/06/03(金) 18:33:32.76
人物ファイル
『綾里真宵』
成歩堂法律事務所の助手兼霊媒師。最近また修行で忙しかったらしい。ボロ屋で誰かに刺された。
『狩魔冥』
天才検事、狩魔豪の娘。法廷に鞭を持ち込んでいる。
『糸鋸圭介』
刑事事件の初動捜査担当の刑事。検事に減給されるのが悩みらしい。
『裁判長』
すぐ人の意見に流されるおじいさん。裁判の判決はこの人の一存で決まる。
『ブラック・ジャック』
本名、間黒男(はざま くろお)。黒いコートに身をまとった謎の医者。今回の弁護の依頼者。
『ピノコ』
ブラック・ジャックの妻(?)。舌足らずな子供。
『綾里真宵』
成歩堂法律事務所の助手兼霊媒師。最近また修行で忙しかったらしい。ボロ屋で誰かに刺された。
『狩魔冥』
天才検事、狩魔豪の娘。法廷に鞭を持ち込んでいる。
『糸鋸圭介』
刑事事件の初動捜査担当の刑事。検事に減給されるのが悩みらしい。
『裁判長』
すぐ人の意見に流されるおじいさん。裁判の判決はこの人の一存で決まる。
『ブラック・ジャック』
本名、間黒男(はざま くろお)。黒いコートに身をまとった謎の医者。今回の弁護の依頼者。
『ピノコ』
ブラック・ジャックの妻(?)。舌足らずな子供。
172: 2011/06/03(金) 18:35:44.96
法廷ファイル
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは同居人に行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは同居人に行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
175: 2011/06/03(金) 18:38:10.41
時間がかかるけどアンカ制にするか
そのまま投下するか
考える時間を少しとるか
どれがいい?
そのまま投下するか
考える時間を少しとるか
どれがいい?
181: 2011/06/03(金) 18:41:30.57
→突きつける 人物ファイル
『ブラック・ジャック』
本名、間黒男(はざま くろお)。黒いコートに身をまとった謎の医者。今回の弁護の依頼者。
『異議あり!!!』
『ブラック・ジャック』
本名、間黒男(はざま くろお)。黒いコートに身をまとった謎の医者。今回の弁護の依頼者。
『異議あり!!!』
183: 2011/06/03(金) 18:44:05.42
バンッ!!
ナルホド「『凶器には被害者の血も、被告人の指紋もついている』」
ナルホド「そう言いましたね?狩魔検事」
カルマ「…ええ」
ナルホド「『凶器には被害者の血も、被告人の指紋もついている』」
ナルホド「そう言いましたね?狩魔検事」
カルマ「…ええ」
184: 2011/06/03(金) 18:46:34.38
ナルホド「そんなの当たり前なんですよ」
ナルホド「だって被告人は」
ナルホド「『医者』ですからね」
イトノコ「!!」
カルマ「…!!」
サイバンチョ「それは本当ですか!?成歩堂君!」
ナルホド(事前に何も調べてないのか裁判長…)
ナルホド「だって被告人は」
ナルホド「『医者』ですからね」
イトノコ「!!」
カルマ「…!!」
サイバンチョ「それは本当ですか!?成歩堂君!」
ナルホド(事前に何も調べてないのか裁判長…)
185: 2011/06/03(金) 18:49:38.01
ナルホド「その日、被害者の女の子は怪我をして」
ナルホド「被告人に手術をしてもらいました」
ナルホド「メスに被害者の血と被告人の指紋がついていても何も不思議はない!!」
イトノコ「!!!…」
イトノコ「ああーーー!!!自分!うっかりしてたッス!!」
ナルホド「被告人に手術をしてもらいました」
ナルホド「メスに被害者の血と被告人の指紋がついていても何も不思議はない!!」
イトノコ「!!!…」
イトノコ「ああーーー!!!自分!うっかりしてたッス!!」
188: 2011/06/03(金) 18:52:10.07
バチンッ!!バチンッ!!バチンッ!!バチンッ!!
イトノコ「ギャアアッ!!」
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「バカのバカによるバカの言い分ね」
ナルホド「…!」
イトノコ「ギャアアッ!!」
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「バカのバカによるバカの言い分ね」
ナルホド「…!」
190: 2011/06/03(金) 18:57:09.72
カルマ「こうも考えられるわ」
ナルホド「何…?」
カルマ「被告人は故意か事故か、とにかく被害者の腰を刺してしまった」
カルマ「その場はなんとか顔を見られずにすんだけど」
カルマ「凶器となったメスを処分する方法を思いつかなかった」
ナルホド「何…?」
カルマ「被告人は故意か事故か、とにかく被害者の腰を刺してしまった」
カルマ「その場はなんとか顔を見られずにすんだけど」
カルマ「凶器となったメスを処分する方法を思いつかなかった」
196: 2011/06/03(金) 19:05:11.97
カルマ「そこでもう一度『医者』として被害者の前に現れ」
カルマ「手術でそのメスを使い凶器が凶器でなくなる境遇をつくりあげた」
ナルホド「…!」
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「弁護人の主張は!!被告人が望んだ展開なのよ!!」
カルマ「手術でそのメスを使い凶器が凶器でなくなる境遇をつくりあげた」
ナルホド「…!」
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「弁護人の主張は!!被告人が望んだ展開なのよ!!」
201: 2011/06/03(金) 19:13:18.03
ナルホド「…」
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「ふむぅ…」
ナルホド「あのー…狩魔検事」
カルマ「何かしら?成歩堂龍一」
ナルホド「あなたの言っていることは『推測』…なんじゃ…ないですか?」
サイバンチョ「ふむぅ…それもそうですね…」
カルマ「…」
カルマ「…何を言ってるの?成歩堂龍一」
ナルホド「!」
204: 2011/06/03(金) 19:16:26.57
カルマ「私に今の『推測』を立証する義務はない」
カルマ「あなたがこの『推測』の矛盾を指摘する必要があるのよ?」
ナルホド「な…何だって…?」
サイバンチョ「…しかし狩魔検事…」
サイバンチョ「あなたの推測はあまりに根拠が無さすぎるのではないですか?」
カルマ「あなたがこの『推測』の矛盾を指摘する必要があるのよ?」
ナルホド「な…何だって…?」
サイバンチョ「…しかし狩魔検事…」
サイバンチョ「あなたの推測はあまりに根拠が無さすぎるのではないですか?」
206: 2011/06/03(金) 19:20:38.04
バチンッ!バチンッ!
サイバンチョウ「ふひょひょっ!!!」
カルマ「もちろん、検察側は被告人が犯人たる根拠を持って論じている」
カルマ「どこかの、ハッタリと思いつきだけで戦うバカとは違うわ」
ナルホド(ドキッ!)
サイバンチョウ「ふひょひょっ!!!」
カルマ「もちろん、検察側は被告人が犯人たる根拠を持って論じている」
カルマ「どこかの、ハッタリと思いつきだけで戦うバカとは違うわ」
ナルホド(ドキッ!)
207: 2011/06/03(金) 19:29:11.32
ナルホド「……!!」
ナルホド(そ、そうだ!でも!)
ナルホド(そんな推測がまかり通るなら…!)
ナルホド「第三者が、ぼくにも、被告人にも見つからず」
ナルホド「玄関から出て行くことは不可能では、なかったんじゃないでしょうか?」
ナルホド(少し苦しいけど…)
ナルホド(そ、そうだ!でも!)
ナルホド(そんな推測がまかり通るなら…!)
ナルホド「第三者が、ぼくにも、被告人にも見つからず」
ナルホド「玄関から出て行くことは不可能では、なかったんじゃないでしょうか?」
ナルホド(少し苦しいけど…)
208: 2011/06/03(金) 19:32:49.29
カルマ「…」
ナルホド「その時本物の凶器も一緒に持ち去ったと…弁護側は主張します!」
カルマ指(ふりふり…)
ナルホド「!?」
ナルホド「その時本物の凶器も一緒に持ち去ったと…弁護側は主張します!」
カルマ指(ふりふり…)
ナルホド「!?」
210: 2011/06/03(金) 19:36:28.59
カルマ「検察側はそのことについて」
カルマ「新たな証人を呼ぶ準備ができているわ」
ナルホド「…!」
ナルホド(証人だって?いったいだれだ…?)
サイバンチョ「ふむぅ…新たな証人ですか」
サイバンチョ「それでは早速入廷してもらいましょう」
ナルホド(…)
カルマ「新たな証人を呼ぶ準備ができているわ」
ナルホド「…!」
ナルホド(証人だって?いったいだれだ…?)
サイバンチョ「ふむぅ…新たな証人ですか」
サイバンチョ「それでは早速入廷してもらいましょう」
ナルホド(…)
212: 2011/06/03(金) 19:38:34.26
サングラスの男「…」
サングラス(くいっくいっ…)
ナルホド(…)
ナルホド(なんかキザな男だな)
サングラス(かちゃ…)
ナルホド(!サングラスを取った)
サングラス(くいっくいっ…)
ナルホド(…)
ナルホド(なんかキザな男だな)
サングラス(かちゃ…)
ナルホド(!サングラスを取った)
215: 2011/06/03(金) 19:41:27.39
ロック「名前は…ロックということにしとこうか」
ナルホド(!!)
ロック「どうぞよろしく」
ナルホド(…!!!!!)
ピノコ「ろーちたの?お兄ちゃん」
ナルホド(知ってるぞ…この男!)
ロック「…」
サングラス(かちゃ…くいっくいっ…)
ナルホド(!!)
ロック「どうぞよろしく」
ナルホド(…!!!!!)
ピノコ「ろーちたの?お兄ちゃん」
ナルホド(知ってるぞ…この男!)
ロック「…」
サングラス(かちゃ…くいっくいっ…)
218: 2011/06/03(金) 19:44:06.09
カルマ「この証人はある重要な情報を持っているわ」
カルマ「覚悟して聞くことね」
ナルホド(…)
ナルホド(どんな証言がきても…今のぼくにできることはただ一つ)
ナルホド(依頼人を信じる)
ナルホド(それだけだ)
BJ(…)
カルマ「覚悟して聞くことね」
ナルホド(…)
ナルホド(どんな証言がきても…今のぼくにできることはただ一つ)
ナルホド(依頼人を信じる)
ナルホド(それだけだ)
BJ(…)
222: 2011/06/03(金) 19:54:42.10
~証言開始~
~ボロ屋に出入りした人~
ロック
~ボロ屋に出入りした人~
ロック
224: 2011/06/03(金) 19:57:20.95
①「俺は被告人の…ブラックジャック先生と、ある約束をしていてね」
②「なかなか叶えてくれないもんでやきもきしていたんだ」
③「最近、先生が約束を守らないままどこか遠くへ逃げ出すんじゃないかって不安になって…」
④「…まあ、つけてたのさ、四六時中」
⑤「だからずっと見てたぜあのボロ屋」
⑥「事件がおこる少し前…弁護士のアンタと女の子が入ってすぐ、先生は現れた」
⑦「あんたら3人以外出入りした奴はいなかったぜ」
②「なかなか叶えてくれないもんでやきもきしていたんだ」
③「最近、先生が約束を守らないままどこか遠くへ逃げ出すんじゃないかって不安になって…」
④「…まあ、つけてたのさ、四六時中」
⑤「だからずっと見てたぜあのボロ屋」
⑥「事件がおこる少し前…弁護士のアンタと女の子が入ってすぐ、先生は現れた」
⑦「あんたら3人以外出入りした奴はいなかったぜ」
225: 2011/06/03(金) 20:00:53.62
カルマ「なっ…」
ナルホド(ん?)
サイバンチョ「…なるほど…」
サイバンチョ「これで第3者が犯人という可能性はなくなったわけですね?」
カルマ「……」
ペコリ…
ナルホド(ん?)
サイバンチョ「…なるほど…」
サイバンチョ「これで第3者が犯人という可能性はなくなったわけですね?」
カルマ「……」
ペコリ…
226: 2011/06/03(金) 20:03:06.36
ナルホド(…)
ナルホド(…狩魔検事の様子が少しおかしいぞ?)
ナルホド(もしかして)
ナルホド(打ち合わせと違うことを言ったのか?)
ナルホド(確かにこの証人、言ってることが矛盾している)
ナルホド(まあ…、それは最後に指摘するとして)
ナルホド(とりあえずできるだけ情報を引き出しておこう)
サイバンチョ「どうです?成歩堂君。尋問しますか?」
ナルホド「もちろんです!」
カルマ「…」
ナルホド(…狩魔検事の様子が少しおかしいぞ?)
ナルホド(もしかして)
ナルホド(打ち合わせと違うことを言ったのか?)
ナルホド(確かにこの証人、言ってることが矛盾している)
ナルホド(まあ…、それは最後に指摘するとして)
ナルホド(とりあえずできるだけ情報を引き出しておこう)
サイバンチョ「どうです?成歩堂君。尋問しますか?」
ナルホド「もちろんです!」
カルマ「…」
228: 2011/06/03(金) 20:05:07.51
~尋問開始~
~ボロ屋に出入りした人~
>>224
①「俺は被告人の…ブラックジャック先生と、ある約束をしていて…
『待った!』
~ボロ屋に出入りした人~
>>224
①「俺は被告人の…ブラックジャック先生と、ある約束をしていて…
『待った!』
230: 2011/06/03(金) 20:08:09.45
ナルホド「約束?なんですか?それは」
『異議あり!』
カルマ「その約束とこの事件は関係がない!」
カルマ「時間は有効に活用するものよ成歩堂龍一!」
『異議あり!』
ナルホド「おおいにあります!」
『異議あり!』
カルマ「その約束とこの事件は関係がない!」
カルマ「時間は有効に活用するものよ成歩堂龍一!」
『異議あり!』
ナルホド「おおいにあります!」
231: 2011/06/03(金) 20:10:21.56
ナルホド「本当に被告人とこの証人は面識があったんですか!?」
ナルホド「誰か他の人と見間違えた可能性も…」
カルマ指(ふりふり…)
ナルホド(え…?)
ロック「もちろん面識は、ある」
ナルホド「!」
ナルホド「誰か他の人と見間違えた可能性も…」
カルマ指(ふりふり…)
ナルホド(え…?)
ロック「もちろん面識は、ある」
ナルホド「!」
233: 2011/06/03(金) 20:13:34.85
カルマ「当然よ、信憑性のない証人をこの私が呼ぶわけないわ」
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
234: 2011/06/03(金) 20:16:17.42
ナルホド「…!」(間久部緑郎…!)
ナルホド(いや、今はそれより…狩魔検事…)
ナルホド(裁判長に印象付けるための罠だったのか?)
カルマ「…」
ナルホド(でも、あまり重要とは思えないこの場面で)
ナルホド(わざわざそんなことをするってことは…)
ナルホド(きっとこの証言にはほつれがあるんだ)
ナルホド「…尋問を続けます」
ナルホド(いや、今はそれより…狩魔検事…)
ナルホド(裁判長に印象付けるための罠だったのか?)
カルマ「…」
ナルホド(でも、あまり重要とは思えないこの場面で)
ナルホド(わざわざそんなことをするってことは…)
ナルホド(きっとこの証言にはほつれがあるんだ)
ナルホド「…尋問を続けます」
237: 2011/06/03(金) 20:20:53.93
>>224
②「なかなか叶えてくれないもんでやきもきしていた…
『待った!』
ナルホド「なぜ約束を守ってくれないんですか?」
ロック「知らないよ、こっちが教えてほしいさ」
ナルホド(そんなに難しい『約束』だったのかな?)
②「なかなか叶えてくれないもんでやきもきしていた…
『待った!』
ナルホド「なぜ約束を守ってくれないんですか?」
ロック「知らないよ、こっちが教えてほしいさ」
ナルホド(そんなに難しい『約束』だったのかな?)
239: 2011/06/03(金) 20:23:04.50
>>224
③「最近、先生が約束を守らないままどこか遠くへ逃げ出すんじゃないかって不安になって…
『待った!』
ナルホド「どこかって…どこですか?」
ロック「んー…」
③「最近、先生が約束を守らないままどこか遠くへ逃げ出すんじゃないかって不安になって…
『待った!』
ナルホド「どこかって…どこですか?」
ロック「んー…」
241: 2011/06/03(金) 20:25:36.20
バチンッ!
ナルホド「いたたたた!!」
カルマ「どこでもいいでしょう!」
カルマ「それともそんなに体をはってまでやらなきゃならない重要な質問なの?」
ナルホド「いや、何かあったら参考にしようかと…」
ピノコ「ちぇんちぇーを見捨てて逃げたやゆゆちまちぇんよ!!」
ナルホド(ははは…)
ナルホド「いたたたた!!」
カルマ「どこでもいいでしょう!」
カルマ「それともそんなに体をはってまでやらなきゃならない重要な質問なの?」
ナルホド「いや、何かあったら参考にしようかと…」
ピノコ「ちぇんちぇーを見捨てて逃げたやゆゆちまちぇんよ!!」
ナルホド(ははは…)
249: 2011/06/03(金) 20:42:16.45
>>224
④「…まあ、つけてたのさ、四六時中…
『待った!』
ナルホド「四六時中?24時間いつでもどこでもってことですか?」
サングラス(くいっくいっ)
ロック「んー…それに近いかな」
ナルホド「トイレに行きたくなったらどうしたんですか?食事は?睡眠は?」
④「…まあ、つけてたのさ、四六時中…
『待った!』
ナルホド「四六時中?24時間いつでもどこでもってことですか?」
サングラス(くいっくいっ)
ロック「んー…それに近いかな」
ナルホド「トイレに行きたくなったらどうしたんですか?食事は?睡眠は?」
251: 2011/06/03(金) 20:45:23.69
バチンッ!
ナルホド「ギャッ!!」
カルマ「ニンゲンその気になれば空も飛べる」
カルマ「きっと排泄物もペットボトルに処理していたのよ」
ロック「…」
ナルホド(顔がそんなことはやってないって言ってるぞ…)
254: 2011/06/03(金) 20:48:34.34
>>224
⑤「だからずっと見てたぜあのボロ屋…
『待った!』
ナルホド「ずっと見ていた?何時くらいからの話ですか?」
ロック「朝の9時くらいからだったかな…」
ナルホド「そんなに早くから、事件が起こる午後1時すぎまでずっと?」
⑤「だからずっと見てたぜあのボロ屋…
『待った!』
ナルホド「ずっと見ていた?何時くらいからの話ですか?」
ロック「朝の9時くらいからだったかな…」
ナルホド「そんなに早くから、事件が起こる午後1時すぎまでずっと?」
255: 2011/06/03(金) 20:51:32.75
ナルホド「いったいどこから見ていたんですか?」
ロック「向かいの喫茶店さ、店長が俺がいたことを証明してくれている」
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
ロック「向かいの喫茶店さ、店長が俺がいたことを証明してくれている」
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
257: 2011/06/03(金) 20:55:03.40
ナルホド「そうですか…」
ナルホド(う~ん…自分でつじつまが合ってないことに気づいてないのか?)
サイバンチョ「成歩堂君、この発言は重要なものなのですか?」
ナルホド「はい!証言に付け加えてください!」
⑤「だからずっと見てたぜあのボロ屋…
↓
⑤「だから朝の9時ぐらいからずっと見てたぜあのボロ屋…
ナルホド(う~ん…自分でつじつまが合ってないことに気づいてないのか?)
サイバンチョ「成歩堂君、この発言は重要なものなのですか?」
ナルホド「はい!証言に付け加えてください!」
⑤「だからずっと見てたぜあのボロ屋…
↓
⑤「だから朝の9時ぐらいからずっと見てたぜあのボロ屋…
258: 2011/06/03(金) 20:57:41.39
>>224
⑥「事件がおこる少し前、弁護士のアンタと女の子が入ってすぐ、先生は現れた
『待った!』
ナルホド「もう一度確認します」
ナルホド「あなたはずっと、見ていたんですね?」
サングラス(くいっくいっ)
ロック「しつこいなアンタ」
⑥「事件がおこる少し前、弁護士のアンタと女の子が入ってすぐ、先生は現れた
『待った!』
ナルホド「もう一度確認します」
ナルホド「あなたはずっと、見ていたんですね?」
サングラス(くいっくいっ)
ロック「しつこいなアンタ」
260: 2011/06/03(金) 20:59:54.31
ロック「間違いないと言ってるだろう」
カルマ「バカの国のバカのバカさ加減はあきれたものね」
カルマ「証人が間違いないと言っているでしょう?」
カルマ「それが理解できないのかしら」
ナルホド(…言葉で説明していては駄目だ!)
ナルホド(突きつけてやるんだ!証拠品を!)
カルマ「バカの国のバカのバカさ加減はあきれたものね」
カルマ「証人が間違いないと言っているでしょう?」
カルマ「それが理解できないのかしら」
ナルホド(…言葉で説明していては駄目だ!)
ナルホド(突きつけてやるんだ!証拠品を!)
261: 2011/06/03(金) 21:02:16.10
>>224
⑦「あんたら3人以外出入りした奴はいなかった
『待った!』
ナルホド「間違いありませんか?」
サングラス(くいっくいっ)
ロック「俺は間違いを犯したことなど人生で一度もない」
ナルホド(証言は矛盾してるけどなあ…)
⑦「あんたら3人以外出入りした奴はいなかった
『待った!』
ナルホド「間違いありませんか?」
サングラス(くいっくいっ)
ロック「俺は間違いを犯したことなど人生で一度もない」
ナルホド(証言は矛盾してるけどなあ…)
264: 2011/06/03(金) 21:04:34.60
ピノコ「やっぱりちぇんちぇーが犯人らのぉ?」
ナルホド(…)
ナルホド「いいや、多分、違うよ」
ピノコ「多分って、もぉ~」
ナルホド(この事件は納得いかないことが多すぎる)
ナルホド(本当にあの先生が犯人とは…思えなくなってきた)
ナルホド(とにかくこの証言の『矛盾』をついてやるんだ!)
ナルホド(…)
ナルホド「いいや、多分、違うよ」
ピノコ「多分って、もぉ~」
ナルホド(この事件は納得いかないことが多すぎる)
ナルホド(本当にあの先生が犯人とは…思えなくなってきた)
ナルホド(とにかくこの証言の『矛盾』をついてやるんだ!)
266: 2011/06/03(金) 21:07:23.24
法廷ファイル
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは同居人に行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を鋭利な刃物で刺された、現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
269: 2011/06/03(金) 21:10:08.73
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
271: 2011/06/03(金) 21:12:36.48
①「俺は被告人の…ブラックジャック先生と、ある約束をしていてね」
②「なかなか叶えてくれないもんでやきもきしていたんだ」
③「最近、先生が約束を守らないままどこか遠くへ逃げ出すんじゃないかって不安になって…」
④「…まあ、つけてたのさ、四六時中」
⑤「だから朝の9時ぐらいからずっと見てたぜあのボロ屋」
⑥「事件がおこる少し前…弁護士のアンタと女の子が入ってすぐ、先生は現れた」
⑦「あんたら3人以外出入りした奴はいなかったぜ」
②「なかなか叶えてくれないもんでやきもきしていたんだ」
③「最近、先生が約束を守らないままどこか遠くへ逃げ出すんじゃないかって不安になって…」
④「…まあ、つけてたのさ、四六時中」
⑤「だから朝の9時ぐらいからずっと見てたぜあのボロ屋」
⑥「事件がおこる少し前…弁護士のアンタと女の子が入ってすぐ、先生は現れた」
⑦「あんたら3人以外出入りした奴はいなかったぜ」
273: 2011/06/03(金) 21:14:54.69
⑤「だから朝の9時ぐらいからずっと見てたぜあのボロ屋…
→つきつける
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャ
ック。
『異議あり!』
→つきつける
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャ
ック。
『異議あり!』
276: 2011/06/03(金) 21:19:06.29
バンッ!!
ナルホド「…ロックさん」
サングラス(くいっくいっ)
ロック「なんだい?」
ナルホド「…ロックさん」
サングラス(くいっくいっ)
ロック「なんだい?」
278: 2011/06/03(金) 21:22:11.98
ナルホド「あなたは『被告人の後を』つけていたそうですね」
ロック「そうだよ?それが何か?」
ナルホド「でしたら、なぜ」
ナルホド「被告人がボロ屋に現れる前から喫茶店にいたんですか?」
ロック「…」
ロック「あー…」
『異議あり!』
カルマ「被告人は事件がおこる大分前から、現場にいたのよ!」
ロック「そうだよ?それが何か?」
ナルホド「でしたら、なぜ」
ナルホド「被告人がボロ屋に現れる前から喫茶店にいたんですか?」
ロック「…」
ロック「あー…」
『異議あり!』
カルマ「被告人は事件がおこる大分前から、現場にいたのよ!」
279: 2011/06/03(金) 21:24:48.94
『異議あり!』
ナルホド「証人は先ほどの証言でこうも言っている!」
ナルホド「『事件がおこる少し前、弁護士のアンタと女の子が入ってすぐ、先生は現れた』」
バンッ!!
ナルホド「この発言は明らかに!」
ナルホド「この証人が、被告人が現れる前から現場近くの喫茶店にいたことを示しています!」
!
!
!
!
ナルホド「証人は先ほどの証言でこうも言っている!」
ナルホド「『事件がおこる少し前、弁護士のアンタと女の子が入ってすぐ、先生は現れた』」
バンッ!!
ナルホド「この発言は明らかに!」
ナルホド「この証人が、被告人が現れる前から現場近くの喫茶店にいたことを示しています!」
!
!
!
!
283: 2011/06/03(金) 21:27:07.14
………………………
ナルホド(…あれ?)
ナルホド(完璧に矛盾をついたと思うんだけど…)
カルマ「…」
ロック「すいませんね弁護士の先生」
サングラス(かちゃ…)
ロック「言葉のあやさ」
ナルホド「へ?」
ナルホド(…あれ?)
ナルホド(完璧に矛盾をついたと思うんだけど…)
カルマ「…」
ロック「すいませんね弁護士の先生」
サングラス(かちゃ…)
ロック「言葉のあやさ」
ナルホド「へ?」
288: 2011/06/03(金) 21:31:10.13
ロック「四六時中付きまとっていたっていうのは…少し誇張した言い方だったね」
ロック「俺は知っていたのさ、あの先生が、ボロ屋に現れることを」
ナルホド「えぇ?」
カルマ「…人間一人で尾行するのは限界があるわ」
カルマ「この証人は、被告人のスケジュールを先読みして待っていたということよ」
ナルホド「ええええええ!!」
ロック「俺は知っていたのさ、あの先生が、ボロ屋に現れることを」
ナルホド「えぇ?」
カルマ「…人間一人で尾行するのは限界があるわ」
カルマ「この証人は、被告人のスケジュールを先読みして待っていたということよ」
ナルホド「ええええええ!!」
293: 2011/06/03(金) 21:34:48.69
ロック「すいませんねぇ言葉足らずで」
ナルホド(どうりで堂々とおかしなことを…)
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「この証人の発言には疑いの余地がない!!」
サイバンチョ「…ふむぅ…この方の証言について」
サイバンチョ「これ以上の議論は必要ありませんね」
ナルホド「ちょっ、ちょっと待ってください裁判長!!」
ナルホド(どうりで堂々とおかしなことを…)
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「この証人の発言には疑いの余地がない!!」
サイバンチョ「…ふむぅ…この方の証言について」
サイバンチョ「これ以上の議論は必要ありませんね」
ナルホド「ちょっ、ちょっと待ってください裁判長!!」
295: 2011/06/03(金) 21:37:15.54
ナルホド「弁護側には、今の発言を覆すことのできる証拠品があります!!」
サイバンチョウ「!なんと!!」
カルマ「何ですって…?」
ロック「…」
サングラス(くいっ…)
サイバンチョウ「!なんと!!」
カルマ「何ですって…?」
ロック「…」
サングラス(くいっ…)
297: 2011/06/03(金) 21:39:26.67
ピノコ「ええ~?お兄ちゃん、ホントにあゆの?」
ナルホド(…あったっけ?)
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ナルホド「ギャアアアアアッッッッ!!」
カルマ「成歩堂龍一!!見せてみなさい!その証拠品を!!」
ナルホド(…あったっけ?)
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ナルホド「ギャアアアアアッッッッ!!」
カルマ「成歩堂龍一!!見せてみなさい!その証拠品を!!」
301: 2011/06/03(金) 21:41:46.08
法廷ファイル
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは同居人に行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を鋭利な刃物で刺された、現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは同居人に行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を鋭利な刃物で刺された、現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
302: 2011/06/03(金) 21:44:05.64
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
304: 2011/06/03(金) 21:48:06.75
→つきつける
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは同居人に行き先を伝えていなかった
『くらえ!』
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは同居人に行き先を伝えていなかった
『くらえ!』
307: 2011/06/03(金) 21:50:47.31
カルマ「…!」
ロック「!…」
サイバンチョ「…ピノコというのは…そこの女の子ですかな?」
ピノコ「ちぇんちぇーの奥たんらのよさ」
ロック「!…」
サイバンチョ「…ピノコというのは…そこの女の子ですかな?」
ピノコ「ちぇんちぇーの奥たんらのよさ」
313: 2011/06/03(金) 21:53:04.47
カルマ「同居人に伝えていなかった…」
カルマ「だから何なの?成歩堂龍一」
ナルホド「…!」
ナルホド(…確かにこれだけでは…)
サイバンチョ「ふむぅ…別の人から伝え聞いていた可能性もありますね」
『異議あり!
カルマ「だから何なの?成歩堂龍一」
ナルホド「…!」
ナルホド(…確かにこれだけでは…)
サイバンチョ「ふむぅ…別の人から伝え聞いていた可能性もありますね」
『異議あり!
315: 2011/06/03(金) 21:55:44.62
カルマ「!」
サイイバンチョ「!」
ロック「!」
ナルホド「!」
サイバンチョ「…えーっと…今発言したのは…」
ピノコ「ピノコらのよさ!!」
サイイバンチョ「!」
ロック「!」
ナルホド「!」
サイバンチョ「…えーっと…今発言したのは…」
ピノコ「ピノコらのよさ!!」
316: 2011/06/03(金) 21:58:07.35
サイバンチョ「ふむぅ…何ですかな?」
サイバンチョ「おじいちゃんが何でも聞いてあげますぞ」
バチンッ!
サイバンチョ「ひょひょッ!!!」
サイバンチョ「おじいちゃんが何でも聞いてあげますぞ」
バチンッ!
サイバンチョ「ひょひょッ!!!」
319: 2011/06/03(金) 22:00:46.92
カルマ「その子供には発言する権利はない!!」
『異議あり!』
ナルホド「彼女は弁護側の重要な証人です!!」
ナルホド「ぼく達は彼女の話を聞く必要がある!!」
『異議あり!』
ナルホド「彼女は弁護側の重要な証人です!!」
ナルホド「ぼく達は彼女の話を聞く必要がある!!」
320: 2011/06/03(金) 22:03:07.44
『異議あり!』
カルマ「そもそも証人が『なぜ』あの場にいたかは関係ないわ!!」
カルマ「重要なのは、そこにいたという『事実』よ!!」
『異議あり!』
ナルホド「ヒトは理由もなく一つの家を監視しない!」
ナルホド「ものすごく…怪しいじゃないですか!!」
カルマ「そもそも証人が『なぜ』あの場にいたかは関係ないわ!!」
カルマ「重要なのは、そこにいたという『事実』よ!!」
『異議あり!』
ナルホド「ヒトは理由もなく一つの家を監視しない!」
ナルホド「ものすごく…怪しいじゃないですか!!」
322: 2011/06/03(金) 22:05:28.37
サイバンチョ「まぁまぁ狩魔検事、いいじゃありませんか」
サイバンチョ「若さに対する嫉妬は見苦しいですぞ?」
バチンッ!
サイバンチョ「フヒッ!!」
ナルホド(裁判長が子供好きで助かった…)
ナルホド「さあピノコちゃん、知ってることを話すんだ」
ピノコ「話すのよさ!!」
サイバンチョ「若さに対する嫉妬は見苦しいですぞ?」
バチンッ!
サイバンチョ「フヒッ!!」
ナルホド(裁判長が子供好きで助かった…)
ナルホド「さあピノコちゃん、知ってることを話すんだ」
ピノコ「話すのよさ!!」
323: 2011/06/03(金) 22:07:32.54
~証言開始~
~ブラックジャックの行き先~
ピノコ
①「ピノコはちぇんちぇーの奥たんらのよさ」
②「れもちぇんちぇー行き先も言わないれ勝手に旅行行っちゃうことあるのよさ」
③「きっと浮気してるのよさ!」
~ブラックジャックの行き先~
ピノコ
①「ピノコはちぇんちぇーの奥たんらのよさ」
②「れもちぇんちぇー行き先も言わないれ勝手に旅行行っちゃうことあるのよさ」
③「きっと浮気してるのよさ!」
326: 2011/06/03(金) 22:11:10.92
ナルホド(…)
ナルホド(この証言自体に重要なものはないけど)
ナルホド(きっとここにあの証人の嘘を暴く鍵がある!)
ナルホド(とにかくゆさぶってみるんだ!)
ナルホド(この証言自体に重要なものはないけど)
ナルホド(きっとここにあの証人の嘘を暴く鍵がある!)
ナルホド(とにかくゆさぶってみるんだ!)
331: 2011/06/03(金) 22:13:51.04
>>323
①「ピノコはちぇんちぇーの奥たん…
『待った!』
ナルホド「奥たんって…妻のことですか?」
ピノコ「ちょーよ?」
ピノコ「ちぇんちぇーはピノコの愛すゆ人なのよさ!」
①「ピノコはちぇんちぇーの奥たん…
『待った!』
ナルホド「奥たんって…妻のことですか?」
ピノコ「ちょーよ?」
ピノコ「ちぇんちぇーはピノコの愛すゆ人なのよさ!」
333: 2011/06/03(金) 22:15:59.86
サイバンチョ「ふむぅ…これはいささか問題がありますな」
カルマ「不潔な医者の不潔な子供の不潔な下心ね」
ナルホド「だ、誰でも子供のころ親に恋心を抱くことはあるでしょう」
ナルホド「狩魔検事、あなたも経験…」
バチンッ!
ナルホド「ぎゃあッ!!」
サイバンチョ「ふむぅ…」
ナルホド(…裁判長の心証が悪くなったみたいだ…)
カルマ「不潔な医者の不潔な子供の不潔な下心ね」
ナルホド「だ、誰でも子供のころ親に恋心を抱くことはあるでしょう」
ナルホド「狩魔検事、あなたも経験…」
バチンッ!
ナルホド「ぎゃあッ!!」
サイバンチョ「ふむぅ…」
ナルホド(…裁判長の心証が悪くなったみたいだ…)
336: 2011/06/03(金) 22:18:26.57
>>323
②「れもちぇんちぇー行き先も言わないれ勝手に旅行行っちゃうことある…
『待った!』
ナルホド「行き先も言わない…」
ナルホド「事件のあった日もそうだったんですね?」
ピノコ「そーなのよさ!!」
②「れもちぇんちぇー行き先も言わないれ勝手に旅行行っちゃうことある…
『待った!』
ナルホド「行き先も言わない…」
ナルホド「事件のあった日もそうだったんですね?」
ピノコ「そーなのよさ!!」
339: 2011/06/03(金) 22:22:34.99
ピノコ「ちぇんちぇーお仕事の話は依頼人としかしないかや」
ピノコ「どこにいゆのか誰にも分かんないのよさ」
ナルホド「!!」
カルマ「!!」
サイバンチョ「これは重要な発言なのですかな?成歩堂君」
ナルホド「はい!証拠品の情報を付け加えます」
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは同居人に行き先を伝えていなかった。
↓
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
ピノコ「どこにいゆのか誰にも分かんないのよさ」
ナルホド「!!」
カルマ「!!」
サイバンチョ「これは重要な発言なのですかな?成歩堂君」
ナルホド「はい!証拠品の情報を付け加えます」
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは同居人に行き先を伝えていなかった。
↓
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
346: 2011/06/03(金) 22:27:51.80
>>323
③「きっと浮気してるのよさ…
『待った!』
ナルホド「被告人は結婚とか…交際している人がいたんですか?」
ピノコ「や!か!や!ピノコらって言ってゆでしょ!!!」
ナルホド(すごく怒ってるぞ…)
③「きっと浮気してるのよさ…
『待った!』
ナルホド「被告人は結婚とか…交際している人がいたんですか?」
ピノコ「や!か!や!ピノコらって言ってゆでしょ!!!」
ナルホド(すごく怒ってるぞ…)
350: 2011/06/03(金) 22:32:51.78
サイバンチョ「どうです?成歩堂君」
サイバンチョ「さきほどの証人の発言を覆す証言が得られましたか?」
ナルホド「はい!もちろんです!」
カルマ「…………」
ナルホド「それは…」
ナルホド(裁判長に証拠品を提示して説明しよう)
サイバンチョ「さきほどの証人の発言を覆す証言が得られましたか?」
ナルホド「はい!もちろんです!」
カルマ「…………」
ナルホド「それは…」
ナルホド(裁判長に証拠品を提示して説明しよう)
352: 2011/06/03(金) 22:35:11.69
→つきつける
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
『くらえ!』
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
『くらえ!』
354: 2011/06/03(金) 22:38:08.20
サイバンチョ「…」
カルマ「…」
ナルホド「…」
サイバンチョ「これは…どういうことですかな?」
カルマ「…」
ナルホド「…」
サイバンチョ「これは…どういうことですかな?」
361: 2011/06/03(金) 22:40:35.47
バンッ!!
ナルホド「どういうことも何もありません」
ナルホド「さきほどの証人は『嘘』をついている!!」
ロック「…!!!」
ナルホド「どういうことも何もありません」
ナルホド「さきほどの証人は『嘘』をついている!!」
ロック「…!!!」
366: 2011/06/03(金) 22:43:38.92
バンッ!!
ナルホド「ロックさん、あなたは本当に被告人を尾行していたんですか!?」
ナルホド「彼は普段から仕事の話を誰にもしていなかった!」
ナルホド「彼のスケジュールを知って先回りすることなど不可能だったはずです!」
ナルホド「ロックさん、あなたは本当に被告人を尾行していたんですか!?」
ナルホド「彼は普段から仕事の話を誰にもしていなかった!」
ナルホド「彼のスケジュールを知って先回りすることなど不可能だったはずです!」
370: 2011/06/03(金) 22:46:44.95
ロック「…!!」
カルマ「…!!」
ナルホド「それなのに!なぜあなたはボロ屋を見張っていたんですか!!…というか」
ナルホド「本当に見張っていたんですか!?」
どよどよどよ…
カンッ!カンッ!カンッ!
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
カルマ「…!!」
ナルホド「それなのに!なぜあなたはボロ屋を見張っていたんですか!!…というか」
ナルホド「本当に見張っていたんですか!?」
どよどよどよ…
カンッ!カンッ!カンッ!
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
373: 2011/06/03(金) 22:49:24.26
……………
ナルホド(やった…)
ナルホド(適当に矛盾をついてたら)
ナルホド(証言の信憑性が薄れてきたぞ…?)
バンッ!!
ナルホド「さあ!」
ナルホド「答えてください!!ロックさん!!」
381: 2011/06/03(金) 22:51:52.53
ロック「…」
ロック「…」
ロック「…」
ロック「…『誰にも』言わなかった?…」
ロック「弁護士の先生…ホントにそう思うかい?」
ナルホド「え?」
ロック「…」
ロック「…」
ロック「…『誰にも』言わなかった?…」
ロック「弁護士の先生…ホントにそう思うかい?」
ナルホド「え?」
386: 2011/06/03(金) 22:54:14.06
バチンッ!
ロック「…ッッ!!」
ナルホド「!!」
カルマ「…そこまでよ!成歩堂龍一」
サイバンチョ「し、しかし狩魔検事…今いいとこ……」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!
サイバンチョ「ヒョッ!!」
ロック「…ッッ!!」
ナルホド「!!」
カルマ「…そこまでよ!成歩堂龍一」
サイバンチョ「し、しかし狩魔検事…今いいとこ……」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!
サイバンチョ「ヒョッ!!」
391: 2011/06/03(金) 22:57:12.93
ナルホド(今、法廷はあの男に疑いの目をむけている!)
ナルホド(今しかチャンスはない!)
バンッ!!
ナルホド「弁護側は、被告人の見解、供述を求めます!」
ナルホド「それで全ての謎が解けるはずです!!」
ナルホド(今しかチャンスはない!)
バンッ!!
ナルホド「弁護側は、被告人の見解、供述を求めます!」
ナルホド「それで全ての謎が解けるはずです!!」
392: 2011/06/03(金) 22:59:17.26
『異議あり!』
カルマ「被告人の発言は証言にならない!!時間の無駄よ!!」
『異議あり!』
ナルホド「それは被告人に不利益な情報でない場合に限ります!!」
ナルホド「それに信用たる根拠のある発言は証拠としても認められるはずです!」
カルマ「被告人の発言は証言にならない!!時間の無駄よ!!」
『異議あり!』
ナルホド「それは被告人に不利益な情報でない場合に限ります!!」
ナルホド「それに信用たる根拠のある発言は証拠としても認められるはずです!」
395: 2011/06/03(金) 23:02:21.44
カンッ!カンッ!カンッ!
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
ナルホド(……)
カルマ(……)
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
ナルホド(……)
カルマ(……)
400: 2011/06/03(金) 23:04:14.28
カルマ「全て分かる…そう言ったわね?成歩堂龍一」
ナルホド「……」
ナルホド(『全て』は言いすぎだったかな)
バチンッ!
ナルホド「いたい!!」
ナルホド「……」
ナルホド(『全て』は言いすぎだったかな)
バチンッ!
ナルホド「いたい!!」
402: 2011/06/03(金) 23:06:50.33
カルマ「ではもし、被告人の話を聞いて何も進展がなかったら」
カルマ「ペナルティを受けるっていうのはどうかしら?」
ナルホド「!?」
ナルホド「それはちょっと…」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ナルホド「ッッ!!」
カルマ「ペナルティを受けるっていうのはどうかしら?」
ナルホド「!?」
ナルホド「それはちょっと…」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ナルホド「ッッ!!」
406: 2011/06/03(金) 23:09:28.93
ナルホド(…あのロックという男が何か隠していることは間違いない)
ナルホド(ここは…ひいちゃだめだ!!)
バンッ!!
ナルホド「受けてたちましょう、つつしんで」
カルマ「…!!!」
ピノコ「ちぇんちぇー喋ゆの?」
ナルホド(ここは…ひいちゃだめだ!!)
バンッ!!
ナルホド「受けてたちましょう、つつしんで」
カルマ「…!!!」
ピノコ「ちぇんちぇー喋ゆの?」
411: 2011/06/03(金) 23:11:44.77
BJ「…」
サイバンチョ「…」
ナルホド「…」
カルマ「…」
サイバンチョ「これはかなり…犯人の線が濃厚ですな」
ナルホド「見た目で判断しないでください!!」
BJ「…」
サイバンチョ「…」
ナルホド「…」
カルマ「…」
サイバンチョ「これはかなり…犯人の線が濃厚ですな」
ナルホド「見た目で判断しないでください!!」
BJ「…」
418: 2011/06/03(金) 23:14:23.17
~供述開始~
~ブラック・ジャックの行動~
BJ
①「私はあの日、ある人から仕事の依頼をされてましてね」
②「ボロ屋で待ち合わせることになってたんです」
③「だが、行ってみると怪我をした少女がいまして」
④「不本意だが仕事を増やすことになった」
⑤「私が話せるのはここまでですかね」
~ブラック・ジャックの行動~
BJ
①「私はあの日、ある人から仕事の依頼をされてましてね」
②「ボロ屋で待ち合わせることになってたんです」
③「だが、行ってみると怪我をした少女がいまして」
④「不本意だが仕事を増やすことになった」
⑤「私が話せるのはここまでですかね」
419: 2011/06/03(金) 23:16:41.60
サイバンチョ「…ここまで…というのは?」
BJ「私はあまりおしゃべりが得意じゃないもので」
サイバンチョ「ふむぅ…おしゃべりですか…」
ナルホド(…ブラックジャックさん…!まだボクを信用していないのか?)
ナルホド(…それとも…)
BJ「私はあまりおしゃべりが得意じゃないもので」
サイバンチョ「ふむぅ…おしゃべりですか…」
ナルホド(…ブラックジャックさん…!まだボクを信用していないのか?)
ナルホド(…それとも…)
422: 2011/06/03(金) 23:19:46.71
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「こんな供述、自分の都合のいいように発言しているに決まっているわ!」
BJ「さてね、それはおまえさんが決めることじゃない」
BJ「この法廷が判断することだ」
カルマ「…!」
ナルホド「…!」
バチッ……!
ぱしッ!
426: 2011/06/03(金) 23:22:06.90
カルマ「なっ…!!」
ナルホド(受け止めた!?)
BJ「…法廷で鞭をふるうことが、検事のやることですかね?」
カルマ「…!!離しなさい!!」
BJ(…)
サイバンチョ「…」
ナルホド(…裁判長の心証が気になるな…)
ナルホド(受け止めた!?)
BJ「…法廷で鞭をふるうことが、検事のやることですかね?」
カルマ「…!!離しなさい!!」
BJ(…)
サイバンチョ「…」
ナルホド(…裁判長の心証が気になるな…)
434: 2011/06/03(金) 23:24:49.08
~尋問開始~
~ブラック・ジャック~
>>418
①「私はあの日、ある人から仕事の依頼をされてまして…
『待った!』
~ブラック・ジャック~
>>418
①「私はあの日、ある人から仕事の依頼をされてまして…
『待った!』
439: 2011/06/03(金) 23:26:57.28
ナルホド「ある人から仕事の依頼?」
ナルホド「ある人とはどこの誰ですか?」
BJ「…私は依頼者の話は他言しない主義でしてね」
ナルホド(すごく重要なことなのに…!)
BJ「…」
ナルホド「…」
サイバンチョ「どうしました弁護人、もう尋問は終了ですか?」
ナルホド(…仕方がない、次の質問だ)
ナルホド「ある人とはどこの誰ですか?」
BJ「…私は依頼者の話は他言しない主義でしてね」
ナルホド(すごく重要なことなのに…!)
BJ「…」
ナルホド「…」
サイバンチョ「どうしました弁護人、もう尋問は終了ですか?」
ナルホド(…仕方がない、次の質問だ)
442: 2011/06/03(金) 23:30:02.31
ナルホド「…ちなみに」
ナルホド「あなたの仕事というのは…」
カルマ「…」
BJ「…」
BJ「そう、ただのしがない開業医さ」
『異議あり!』
ナルホド「あなたの仕事というのは…」
カルマ「…」
BJ「…」
BJ「そう、ただのしがない開業医さ」
『異議あり!』
443: 2011/06/03(金) 23:32:29.54
ナルホド「…え?」
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「その男はただの医者ではない」
ナルホド(…?)
サイバンチョ「狩魔検事、ただの医者ではないとはどういうことですか?」
BJ(…)
ナルホド(まあ、見た目からして普通の人ではないけど…)
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「その男はただの医者ではない」
ナルホド(…?)
サイバンチョ「狩魔検事、ただの医者ではないとはどういうことですか?」
BJ(…)
ナルホド(まあ、見た目からして普通の人ではないけど…)
444: 2011/06/03(金) 23:34:17.71
カルマ「その男はもぐり…医者の免許を持っていない闇医者よ!!」
!
!
!
ナルホド「な」
ナルホド「なんだってーーーー!!!!」
カンッ!カンッ!カンッ!
!
!
!
ナルホド「な」
ナルホド「なんだってーーーー!!!!」
カンッ!カンッ!カンッ!
445: 2011/06/03(金) 23:37:10.05
サイバンチョ「なんと!」
サイバンチョ「それでは被告人は免許も持たずに被害者の体をまさぐったということですか?」
ナルホド(えええええええ!!聞いてないぞそんなこと!!)
カルマ「ええ、そこにいる男は医学会でも有名な鼻つまみ者よ」
サイバンチョ「それでは被告人は免許も持たずに被害者の体をまさぐったということですか?」
ナルホド(えええええええ!!聞いてないぞそんなこと!!)
カルマ「ええ、そこにいる男は医学会でも有名な鼻つまみ者よ」
450: 2011/06/03(金) 23:39:13.69
BJ「…」
ナルホド(こ、この流れはまずい…)
ナルホド(もしかして)
ナルホド(思わぬ墓穴を掘ったか!?)
ナルホド(こ、この流れはまずい…)
ナルホド(もしかして)
ナルホド(思わぬ墓穴を掘ったか!?)
455: 2011/06/03(金) 23:41:42.34
サイバンチョ「ふむぅ…それはよろしくありませんな」
『異議あり!』
ナルホド「待ってください!!」
ナルホド「彼が無免許であることと今回の事件とは関係ないはずです!」
『異議あり!』
ナルホド「待ってください!!」
ナルホド「彼が無免許であることと今回の事件とは関係ないはずです!」
461: 2011/06/03(金) 23:44:10.84
カルマ「分かってないのね成歩堂龍一」
ナルホド「!?」
カルマ「無法者は法を犯す、何もおかしなことはないわ」
ナルホド「!!」
バチンッ…ビシィッ!
カルマ「あなたはそれでも、その男の弁護を続けるの!?成歩堂龍一!」
ナルホド「!?」
カルマ「無法者は法を犯す、何もおかしなことはないわ」
ナルホド「!!」
バチンッ…ビシィッ!
カルマ「あなたはそれでも、その男の弁護を続けるの!?成歩堂龍一!」
465: 2011/06/03(金) 23:46:16.66
ナルホド(……!!)
BJ「…」
ナルホド(そう…なのか…?)
ナルホド(怪しいとは思ってたけど)
ナルホド(本当に犯罪者だったなんて…)
ナルホド(この人は、無実じゃないのか…?)
ナルホド(こんな時…千尋さんならどうする?)
ナルホド(…真宵ちゃん…ボクは…)
BJ「…」
ナルホド(そう…なのか…?)
ナルホド(怪しいとは思ってたけど)
ナルホド(本当に犯罪者だったなんて…)
ナルホド(この人は、無実じゃないのか…?)
ナルホド(こんな時…千尋さんならどうする?)
ナルホド(…真宵ちゃん…ボクは…)
468: 2011/06/03(金) 23:48:41.53
BJ「…『先生』」
ナルホド(!)
BJ「私は」
BJ「刺していない」
ナルホド(!!!)
ピノコ「ちぇんちぇー…」
ナルホド(!)
BJ「私は」
BJ「刺していない」
ナルホド(!!!)
ピノコ「ちぇんちぇー…」
470: 2011/06/03(金) 23:50:22.67
バンッ!!
ナルホド「弁護側は、まだ全ての供述に尋問していません!」
ナルホド「最後までやらせてもらいます!」
カルマ「…!」
ナルホド(…あの先生が初めてボクに)
ナルホド(やっていないと意思表示をした)
ナルホド(ボクにできるのは、それを…信じることだけだ!)
ナルホド「弁護側は、まだ全ての供述に尋問していません!」
ナルホド「最後までやらせてもらいます!」
カルマ「…!」
ナルホド(…あの先生が初めてボクに)
ナルホド(やっていないと意思表示をした)
ナルホド(ボクにできるのは、それを…信じることだけだ!)
475: 2011/06/03(金) 23:52:13.82
カルマ「…」
カルマ「バカのバカげたバカらしい悪あがきね」
ナルホド(にやり)
カルマ「!?」
ナルホド「それはどうかな?」
ナルホド「判決は最後の瞬間までわからないぞ?」
カルマ「…」
ピノコ「お兄ちゃん、頼もしいのよさ!」
ナルホド(ピンチの時ほどふてぶてしく笑うものだからな!)
カルマ「バカのバカげたバカらしい悪あがきね」
ナルホド(にやり)
カルマ「!?」
ナルホド「それはどうかな?」
ナルホド「判決は最後の瞬間までわからないぞ?」
カルマ「…」
ピノコ「お兄ちゃん、頼もしいのよさ!」
ナルホド(ピンチの時ほどふてぶてしく笑うものだからな!)
482: 2011/06/03(金) 23:55:25.69
>>418
②「ボロ屋で待ち合わせることになってた…
『待った!』
ナルホド「その待ち合わせるはずの人間は誰だったんですか!」
BJ「さっきも言ったとおりだ」
BJ「私は依頼者の話を他言するつもりはない」
ナルホド(……)
②「ボロ屋で待ち合わせることになってた…
『待った!』
ナルホド「その待ち合わせるはずの人間は誰だったんですか!」
BJ「さっきも言ったとおりだ」
BJ「私は依頼者の話を他言するつもりはない」
ナルホド(……)
486: 2011/06/03(金) 23:57:58.06
>>418
③「だが、行ってみると怪我をした少女がいまして…
『待った!』
ナルホド「怪我をした少女?具体的にはどんな子でしたか?」
『異議あり!』
カルマ「被害者の綾里真宵に決まっている!」
カルマ「分かりきったことを聞く必要はない!」
③「だが、行ってみると怪我をした少女がいまして…
『待った!』
ナルホド「怪我をした少女?具体的にはどんな子でしたか?」
『異議あり!』
カルマ「被害者の綾里真宵に決まっている!」
カルマ「分かりきったことを聞く必要はない!」
492: 2011/06/04(土) 00:00:40.86
『異議あり!』
ナルホド「被告人は『怪我をした少女』と言いました!」
ナルホド「もしかしたら違う女の子を診ていた可能性もあります!」
サイバンチョ「ふむぅ…検事の異議の申し立てを却下します」
サイバンチョ「被告人、話を続けてください」
カルマ「!……どうせ時間の無駄よ…」
ナルホド「被告人は『怪我をした少女』と言いました!」
ナルホド「もしかしたら違う女の子を診ていた可能性もあります!」
サイバンチョ「ふむぅ…検事の異議の申し立てを却下します」
サイバンチョ「被告人、話を続けてください」
カルマ「!……どうせ時間の無駄よ…」
494: 2011/06/04(土) 00:01:57.47
>>468
>BJ「…『先生』」
>ナルホド(!)
>BJ「私は」
>BJ「刺していない」
>ナルホド(!!!)
>ピノコ「ちぇんちぇー…」
氏ぬほどかっこええ・・・
>BJ「…『先生』」
>ナルホド(!)
>BJ「私は」
>BJ「刺していない」
>ナルホド(!!!)
>ピノコ「ちぇんちぇー…」
氏ぬほどかっこええ・・・
495: 2011/06/04(土) 00:02:35.09
ナルホド「…どうですか?ブラックジャックさん」
BJ「…そうですねぇ」
BJ「変な髪形で、妙な和服を着た女の子でしたかね」
ナルホド「…」
カルマ「綾里真宵で間違いないわ」
ナルホド「待ってください!」
BJ「…そうですねぇ」
BJ「変な髪形で、妙な和服を着た女の子でしたかね」
ナルホド「…」
カルマ「綾里真宵で間違いないわ」
ナルホド「待ってください!」
498: 2011/06/04(土) 00:05:00.02
ナルホド「怪我の状態はどうでした?」
BJ「左腰部を、何か大きな刃物でさされていた」
ナルホド「…!続けてください」
BJ「出血量からいってかなりの重症、傷が深いことが予測できた」
ナルホド「…」
BJ「そう…傷は…体の半分くらいまで達していた」
BJ「長さで言うと…7センチってところですかね?」
BJ「左腰部を、何か大きな刃物でさされていた」
ナルホド「…!続けてください」
BJ「出血量からいってかなりの重症、傷が深いことが予測できた」
ナルホド「…」
BJ「そう…傷は…体の半分くらいまで達していた」
BJ「長さで言うと…7センチってところですかね?」
500: 2011/06/04(土) 00:07:26.60
ナルホド「…!!」
カルマ「…!!」
ナルホド「イトノコ刑事!今の発言!病院に確認をとってください!」
イトノコ「ええ!?急に何スか!?」
ナルホド「真宵ちゃんの傷の状態です!」
イトノコ「えーっと…」
バチンッ!
イトノコ「うわッ!!」
カルマ「…!!」
ナルホド「イトノコ刑事!今の発言!病院に確認をとってください!」
イトノコ「ええ!?急に何スか!?」
ナルホド「真宵ちゃんの傷の状態です!」
イトノコ「えーっと…」
バチンッ!
イトノコ「うわッ!!」
502: 2011/06/04(土) 00:09:05.06
カルマ「早く連絡しなさいヒゲ!!」
イトノコ「わわ分かったッス!」
ナルホド(!…)
………………
イトノコ「わわ分かったッス!」
ナルホド(!…)
………………
505: 2011/06/04(土) 00:10:26.62
イトノコ「確認とれたッス!」
イトノコ「被害者の傷の状態は体半分で間違いなかったみたいッス!」
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を鋭利な刃物で刺された。現在は手術に成功し回復に向かっている。
↓
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
イトノコ「被害者の傷の状態は体半分で間違いなかったみたいッス!」
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を鋭利な刃物で刺された。現在は手術に成功し回復に向かっている。
↓
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
510: 2011/06/04(土) 00:18:39.33
サイバンチョ「ふむぅ…そんなに傷の状態が重要なことなのですか?」
ナルホド「はい!証言につけくわえてください!」
③「だが、行ってみると怪我をした少女がいまして」
↓
③「だが、行ってみると怪我をした少女がいまして」
⑥「左腰部を7センチほど刺されていました」
ナルホド(やっと…)
ナルホド(やっとブラックジャックさんの無実を証明するものがそろった!)
カルマ「…」
ナルホド「はい!証言につけくわえてください!」
③「だが、行ってみると怪我をした少女がいまして」
↓
③「だが、行ってみると怪我をした少女がいまして」
⑥「左腰部を7センチほど刺されていました」
ナルホド(やっと…)
ナルホド(やっとブラックジャックさんの無実を証明するものがそろった!)
カルマ「…」
513: 2011/06/04(土) 00:20:42.84
>>418
④「不本意だが仕事を増やすことになった…
『待った!』
ナルホド「先の依頼者はその後も現れなかったんですか?」
BJ「さあ、そいつは分かりませんね」
BJ「私はだれかさんのおかげで署に連行されてしまったもので」
ナルホド(ぼくのことか…)
④「不本意だが仕事を増やすことになった…
『待った!』
ナルホド「先の依頼者はその後も現れなかったんですか?」
BJ「さあ、そいつは分かりませんね」
BJ「私はだれかさんのおかげで署に連行されてしまったもので」
ナルホド(ぼくのことか…)
516: 2011/06/04(土) 00:22:53.97
>>418
⑤「私が話せるのはここまでです…
『待った!』
ナルホド「ここまで…とは、まだ何か話していないことがあるんですか?」
ナルホド「全て話してください!」
BJ「いいんですかね?」
BJ「私が不利になる話かもしれませんぜ」
ナルホド「あ…やっぱりいいです…」
⑤「私が話せるのはここまでです…
『待った!』
ナルホド「ここまで…とは、まだ何か話していないことがあるんですか?」
ナルホド「全て話してください!」
BJ「いいんですかね?」
BJ「私が不利になる話かもしれませんぜ」
ナルホド「あ…やっぱりいいです…」
519: 2011/06/04(土) 00:25:31.49
ナルホド(ここまできて…やっと決定的な矛盾が見つかった)
ナルホド(この人が犯人でない理由)
ナルホド(つきつけてやるんだ!)
ナルホド(この人が犯人でない理由)
ナルホド(つきつけてやるんだ!)
522: 2011/06/04(土) 00:29:08.74
法廷ファイル
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
523: 2011/06/04(土) 00:31:22.29
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
524: 2011/06/04(土) 00:33:36.42
①「私はあの日、ある人から仕事の依頼をされてましてね」
②「ボロ屋で待ち合わせることになってたんです」
③「だが、行ってみると怪我をした少女がいまして」
⑥「左腰部を7センチほど刺されていました」
④「不本意だが仕事を増やすことになった」
⑤「私が話せるのはここまでですかね」
②「ボロ屋で待ち合わせることになってたんです」
③「だが、行ってみると怪我をした少女がいまして」
⑥「左腰部を7センチほど刺されていました」
④「不本意だが仕事を増やすことになった」
⑤「私が話せるのはここまでですかね」
529: 2011/06/04(土) 00:36:03.93
⑥「左腰部を7センチほど刺されていました」
→つきつける
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃
の部分に真宵の血がべったりついている。
『異議あり!』
→つきつける
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃
の部分に真宵の血がべったりついている。
『異議あり!』
530: 2011/06/04(土) 00:38:08.15
サイバンチョ「…これは…」
カルマ「凶器の…メスね」
ナルホド「よく見てください」
ナルホド「このメスは」
ナルホド「刃渡り4センチしかないんですよ?」
サイバンチョ「あ…確か傷の深さは…7センチ…」
カルマ「凶器の…メスね」
ナルホド「よく見てください」
ナルホド「このメスは」
ナルホド「刃渡り4センチしかないんですよ?」
サイバンチョ「あ…確か傷の深さは…7センチ…」
531: 2011/06/04(土) 00:40:19.34
バンッ!!
ナルホド「これでは被害者の傷口まで『刺す』」ことは不可能です!!」
『異議あり!』
カルマ「勢いをつけて刺せば届かないことはないはずよ!」
『異議あり!』
533: 2011/06/04(土) 00:42:29.37
ナルホド「このメスには刃の部分にしか血がついていない!」
ナルホド「深く刺し込んだら柄の部分までついているはずだ!」
『異議あり!』
カルマ「そんなもの…!被告人が刺した後に拭き取ったのよ!」
ナルホド「深く刺し込んだら柄の部分までついているはずだ!」
『異議あり!』
カルマ「そんなもの…!被告人が刺した後に拭き取ったのよ!」
535: 2011/06/04(土) 00:45:37.10
サイバンチョ「ふむぅ…イトノコギリ刑事」
サイバンチョ「ルミノール反応はいかがでしたか?」
ピノコ「るみのーゆ反応?」
ナルホド「血痕検査のことだよ、古くなっても、拭き取られても血がついたところには反応がでるのさ」
イトノコ「えーっと…柄の部分には反応がなかったッス」
バチンッ!
イトノコ「いた!!いたいッス!!」
サイバンチョ「ルミノール反応はいかがでしたか?」
ピノコ「るみのーゆ反応?」
ナルホド「血痕検査のことだよ、古くなっても、拭き取られても血がついたところには反応がでるのさ」
イトノコ「えーっと…柄の部分には反応がなかったッス」
バチンッ!
イトノコ「いた!!いたいッス!!」
538: 2011/06/04(土) 00:48:10.04
カルマ「ううう…ヒゲ…」
ドンッ!ドンドン!
カルマ「再来月の給与査定…楽しみにしておくことね…」
イトノコ「ええー!!!そりゃないッス!!」
ドンッ!ドンドン!
カルマ「再来月の給与査定…楽しみにしておくことね…」
イトノコ「ええー!!!そりゃないッス!!」
544: 2011/06/04(土) 00:55:45.06
カンッ!カンッ!カンッ!
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
サイバンチョ「すると、どういうことですか?成歩堂君」
ナルホド「…」
バンッ!!
ナルホド「このメスは被害者を刺した、凶器ではないということですッ!!!」
サイバンチョ「!!なな何と!!」
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
サイバンチョ「すると、どういうことですか?成歩堂君」
ナルホド「…」
バンッ!!
ナルホド「このメスは被害者を刺した、凶器ではないということですッ!!!」
サイバンチョ「!!なな何と!!」
545: 2011/06/04(土) 00:58:15.95
サイバンチョ「それでは一体本物の凶器はどこに…」
ナルホド「さあ、それはわかりませんが」
ナルホド「少なくとも被告人が被害者を刺したという証拠は何もなくなったはずです!」
グサッ!
カルマ「キャアアアアアアアアアアア!!!」
550: 2011/06/04(土) 01:00:53.60
ナルホド(…)
ナルホド(こんな…)
ナルホド(こんな初歩的なところに突破口があったなんて)
ナルホド(自分でも驚いているぞ)
ナルホド(今まで議論したことはなんだったんだ…)
ナルホド(こんな…)
ナルホド(こんな初歩的なところに突破口があったなんて)
ナルホド(自分でも驚いているぞ)
ナルホド(今まで議論したことはなんだったんだ…)
554: 2011/06/04(土) 01:03:24.34
……………
ナルホド「…」
カルマ「…」
サイバンチョ「…」
557: 2011/06/04(土) 01:05:35.92
サイバンチョ「ふむぅ…事件が起こった時」
サイバンチョ「現場には被害者と被告人、それに弁護人の3人しかいなかったとの証言もありましたが」
サイバンチョ「肝心の証人がどこか信憑性がないこと」
サイバンチョ「本物の凶器が見つかっていないこと」
サイバンチョ「これでは本日の法廷で判決をくだすのは無理ですね」
サイバンチョ「現場には被害者と被告人、それに弁護人の3人しかいなかったとの証言もありましたが」
サイバンチョ「肝心の証人がどこか信憑性がないこと」
サイバンチョ「本物の凶器が見つかっていないこと」
サイバンチョ「これでは本日の法廷で判決をくだすのは無理ですね」
558: 2011/06/04(土) 01:08:06.94
ナルホド「…」
カルマ「…」
BJ「…」
サイバンチョ「よって判決は後日、次の法廷に持ち越します」
サイバンチョ「それまでに警察は」
サイバンチョ「本物の凶器、現場に第三者がいた可能性を全力で捜査してください」
サイバンチョ「それでは本日の法廷を閉廷します」
カルマ「…」
BJ「…」
サイバンチョ「よって判決は後日、次の法廷に持ち越します」
サイバンチョ「それまでに警察は」
サイバンチョ「本物の凶器、現場に第三者がいた可能性を全力で捜査してください」
サイバンチョ「それでは本日の法廷を閉廷します」
562: 2011/06/04(土) 01:10:12.75
~地方裁判所 第一被告人控え室~
BJ「…」
ピノコ「ちぇんちぇー!」
ナルホド「ブラックジャックさん!」
BJ「…」
ナルホド「なんとか今日の法廷は生き残ることが出来ました」
ナルホド「まだ油断はできませんが」
BJ「………」
BJ「…」
ピノコ「ちぇんちぇー!」
ナルホド「ブラックジャックさん!」
BJ「…」
ナルホド「なんとか今日の法廷は生き残ることが出来ました」
ナルホド「まだ油断はできませんが」
BJ「………」
565: 2011/06/04(土) 01:12:52.34
BJ「…ありがとうございます」
BJ「成歩堂先生」
ナルホド「!」
BJ「成歩堂先生」
ナルホド「!」
569: 2011/06/04(土) 01:15:47.23
BJ「…しかしなぜあなたは、あの時私を信じてくれたんです?」
ナルホド「あの時?」
BJ「…」
~回想~
カルマ「その男はもぐり…医者の免許を持っていない闇医者よ!!」
!
!
!
ナルホド「な」
ナルホド「なんだってーーーー!!!!」
~回想終わり~
ナルホド「あの時?」
BJ「…」
~回想~
カルマ「その男はもぐり…医者の免許を持っていない闇医者よ!!」
!
!
!
ナルホド「な」
ナルホド「なんだってーーーー!!!!」
~回想終わり~
574: 2011/06/04(土) 01:18:23.15
ナルホド「…ぼくは弁護士です」
ナルホド「被告人を信頼するのが仕事ですから」
BJ「…!」
ピノコ「お兄ちゃん…」
イトノコ「ちょっと失礼するッス!」
ナルホド「わっ!」
ピノコ「!!何なのこのヒゲゴリヤ!」
ナルホド「被告人を信頼するのが仕事ですから」
BJ「…!」
ピノコ「お兄ちゃん…」
イトノコ「ちょっと失礼するッス!」
ナルホド「わっ!」
ピノコ「!!何なのこのヒゲゴリヤ!」
578: 2011/06/04(土) 01:21:31.33
イトノコ「いやーいつもながらハラハラさせる弁護だったッスねー!」
ナルホド「いやあ、それほどでも」
ピノコ「ほめてゆんじゃないのよさ」
イトノコ「でも!まだこの人の容疑が完璧に晴れたわけじゃないッス!」
ナルホド「…そうですね」
ナルホド「いやあ、それほどでも」
ピノコ「ほめてゆんじゃないのよさ」
イトノコ「でも!まだこの人の容疑が完璧に晴れたわけじゃないッス!」
ナルホド「…そうですね」
580: 2011/06/04(土) 01:23:57.28
イトノコ「さあ!留置所に戻るッスよ!」
BJ「…」
ナルホド「ブラックジャックさん!」
ナルホド「また後でうかがいます!」
BJ「…」
BJ「分かった」
ピノコ「ちぇんちぇー!カレー差し入れに行くかやねー!」
BJ「…」
ナルホド「ブラックジャックさん!」
ナルホド「また後でうかがいます!」
BJ「…」
BJ「分かった」
ピノコ「ちぇんちぇー!カレー差し入れに行くかやねー!」
583: 2011/06/04(土) 01:26:04.33
~数時間後 成歩堂法律事務所~
ナルホド(…ふう…やっと少し落ち着けるな…)
ピノコ「カレーちゅくゆのよさ!」
(どたばたどたばた)
ナルホド(…)
ピノコ
→話す
ナルホド(…ふう…やっと少し落ち着けるな…)
ピノコ「カレーちゅくゆのよさ!」
(どたばたどたばた)
ナルホド(…)
ピノコ
→話す
586: 2011/06/04(土) 01:28:18.68
『ブラック・ジャック』
ピノコ「ちぇんちぇーまだ帰って来れないの?」
ナルホド「うーん、まだ完全に容疑が晴れたわけじゃないからなあ」
ナルホド「せめてもう一人有力な容疑者が見つかれば一時的に出られるかもしれないけど…」
ピノコ「ちぇんちぇーまだ帰って来れないの?」
ナルホド「うーん、まだ完全に容疑が晴れたわけじゃないからなあ」
ナルホド「せめてもう一人有力な容疑者が見つかれば一時的に出られるかもしれないけど…」
589: 2011/06/04(土) 01:31:03.42
『ブラック・ジャック』
ナルホド「あの人が無免許だって知った時はすごく驚いたよ」
ピノコ「れもしゅゆつの腕は世界一なんやかやね」
ナルホド「ええ?」
ピノコ「ちぇんちぇーにれきないしゅゆつはないのよさ」
ナルホド(…そんなにすごい医者だったのか?)
ナルホド「あの人が無免許だって知った時はすごく驚いたよ」
ピノコ「れもしゅゆつの腕は世界一なんやかやね」
ナルホド「ええ?」
ピノコ「ちぇんちぇーにれきないしゅゆつはないのよさ」
ナルホド(…そんなにすごい医者だったのか?)
592: 2011/06/04(土) 01:33:28.83
『これから』
ナルホド「えーっと、ぼくはこれから調べなきゃいけないことがあるから…」
ピノコ「ちょっとぉ!料理する道具はろこなのって聞いてゆのよさ!」
ナルホド「ええ!?ああ、うん、えーっと…どっかこのへんに果物ナイフが…」
(ごそごそ…)
ナルホド(あれ?見つからないな…)
ピノ「もぉー!!本ばっかいで何もないとこなのよさ!」
ナルホド(そりゃ普通ないよ、事務所だから)
ナルホド「えーっと、ぼくはこれから調べなきゃいけないことがあるから…」
ピノコ「ちょっとぉ!料理する道具はろこなのって聞いてゆのよさ!」
ナルホド「ええ!?ああ、うん、えーっと…どっかこのへんに果物ナイフが…」
(ごそごそ…)
ナルホド(あれ?見つからないな…)
ピノ「もぉー!!本ばっかいで何もないとこなのよさ!」
ナルホド(そりゃ普通ないよ、事務所だから)
598: 2011/06/04(土) 01:35:44.93
ピノコ「それじゃあ、ピノコ、道具買ってくゆのよさ」
ナルホド「そ、そうかい?分かった、いってらっしゃい」
ピノコ「すぐ帰ってくゆかやね!」
ナルホド「ははは…」
ナルホド(…)
ナルホド(今のうちに調べ物を済ませておくか)
~成歩堂法律事務所~
→調べる
ナルホド「そ、そうかい?分かった、いってらっしゃい」
ピノコ「すぐ帰ってくゆかやね!」
ナルホド「ははは…」
ナルホド(…)
ナルホド(今のうちに調べ物を済ませておくか)
~成歩堂法律事務所~
→調べる
599: 2011/06/04(土) 01:39:31.09
→ファイルの山
ナルホド(確かここに…)
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
事件自体はまだ未解決。
ナルホド(確かここに…)
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
事件自体はまだ未解決。
602: 2011/06/04(土) 01:41:53.82
ナルホド(やっぱりそうだ…)
ナルホド(あのロックという男…昔の事件でぼくが尋問した、間久部緑郎だ)
ナルホド(……たまたま今回の事件にも関わっていたのか?)
ナルホド(そんな偶然あるだろうか…)
ナルホド(…それに…)
ナルホド(あのロックという男…昔の事件でぼくが尋問した、間久部緑郎だ)
ナルホド(……たまたま今回の事件にも関わっていたのか?)
ナルホド(そんな偶然あるだろうか…)
ナルホド(…それに…)
604: 2011/06/04(土) 01:44:04.22
→調べる
→ファイルの山
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
→ファイルの山
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
607: 2011/06/04(土) 01:46:11.96
ナルホド(この事故があって、ぼくの中ではすごく印象に残る裁判になった)
ナルホド(健一さん…かわいそうだったな、せっかく無罪になったのに)
人物ファイル
『敷島健一』
以前ぼくが弁護を担当して無罪を勝ち取った被告人。裁判の2週間後海に落ちて亡くなった。
ナルホド(健一さん…かわいそうだったな、せっかく無罪になったのに)
人物ファイル
『敷島健一』
以前ぼくが弁護を担当して無罪を勝ち取った被告人。裁判の2週間後海に落ちて亡くなった。
613: 2011/06/04(土) 01:50:19.76
ピノコ「たやいまー!」
ナルホド「ん!もう帰ってきたのかい?早かったね」
ピノコ「すぐご飯にちまちゅかやね~」
ずるずる…
ナルホド(すごい量の食材と調理器具だ…)
ナルホド「ん!もう帰ってきたのかい?早かったね」
ピノコ「すぐご飯にちまちゅかやね~」
ずるずる…
ナルホド(すごい量の食材と調理器具だ…)
614: 2011/06/04(土) 01:52:55.40
ピノコ「あーーーーー!!!!」
ナルホド「え!?何!?どうしたの!?」
ピノコ「ピノコらいじなこと忘れてた!!」
ナルホド「大事なこと?」
ピノコ「すぐおうちに帰ゆのよさ!」
ナルホド「おうち?」
ナルホド「え!?何!?どうしたの!?」
ピノコ「ピノコらいじなこと忘れてた!!」
ナルホド「大事なこと?」
ピノコ「すぐおうちに帰ゆのよさ!」
ナルホド「おうち?」
615: 2011/06/04(土) 01:55:26.32
ナルホド「それって…ブラックジャック先生の住んでる家ってことかい?」
ピノコ「あたいまえなのよさ!」
ナルホド(…そうだな…あの人はまだいろいろ隠してるみたいだったし…)
ナルホド(自宅に行けば、何か分かるかもしれない!)
ピノコ「あたいまえなのよさ!」
ナルホド(…そうだな…あの人はまだいろいろ隠してるみたいだったし…)
ナルホド(自宅に行けば、何か分かるかもしれない!)
617: 2011/06/04(土) 01:58:01.53
ナルホド「ぼくも行っていいかな?」
ピノコ「え~ちぇんちぇーにちやない人は家にあげるなって言われてゆのさ」
ナルホド「途中でパフェ買ってあげるから」
ピノコ「えーー!!パフェ!?ちょ~がないわね~」
ナルホド(…お金持ってるんだから自分で買えばいいのにな)
ナルホド(でもよし!なんとか同居人の許可を得たぞ!)
ピノコ「え~ちぇんちぇーにちやない人は家にあげるなって言われてゆのさ」
ナルホド「途中でパフェ買ってあげるから」
ピノコ「えーー!!パフェ!?ちょ~がないわね~」
ナルホド(…お金持ってるんだから自分で買えばいいのにな)
ナルホド(でもよし!なんとか同居人の許可を得たぞ!)
618: 2011/06/04(土) 02:00:27.15
~数時間後 ブラックジャック邸前~
ひゅおおおお…
ピノコ「ここなのよさ」
ナルホド「へえ…いいところじゃないか」(何でこんな断崖絶壁に…)
→移動する
ブラックジャック邸
619: 2011/06/04(土) 02:03:48.39
~ブラックジャック邸の玄関~
ピノコ「じゃあアタチはすゆことあゆかやその辺で待っててね」
ピノコ「うようよすゆんじゃないのよさ」
ナルホド「うん、分かったよ」
とことことこ…
ナルホド(…奥に行っちゃったぞ)
ナルホド(さて、どうしようか)
→移動する
ピノコ「じゃあアタチはすゆことあゆかやその辺で待っててね」
ピノコ「うようよすゆんじゃないのよさ」
ナルホド「うん、分かったよ」
とことことこ…
ナルホド(…奥に行っちゃったぞ)
ナルホド(さて、どうしようか)
→移動する
622: 2011/06/04(土) 02:06:39.35
~ブラックジャックの部屋~
ナルホド(少しだけなら見ても構わないかな?)
→調べる
→本棚
医学関連の本が並んでいる。特に気になるものはなにもない
→カーテン
めくると窓から海が見える。すごく綺麗だ。
ナルホド(少しだけなら見ても構わないかな?)
→調べる
→本棚
医学関連の本が並んでいる。特に気になるものはなにもない
→カーテン
めくると窓から海が見える。すごく綺麗だ。
627: 2011/06/04(土) 02:10:45.43
→手前の机
黒いバッグが置いてある。中身は医療器具のようだ。
→奥の机
パソコンやいろんなファイルが並べてある。
…?なにか飛び出してるぞ?
!…これは!
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。どこから手に入れたんだろう。
黒いバッグが置いてある。中身は医療器具のようだ。
→奥の机
パソコンやいろんなファイルが並べてある。
…?なにか飛び出してるぞ?
!…これは!
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。どこから手に入れたんだろう。
631: 2011/06/04(土) 02:13:45.99
ナルホド(どうして真宵ちゃんの写真がこんなところに…)
ナルホド(ひょっとして)
ナルホド(知り合い、だったのか?)
ナルホド(…)
ナルホド(…もうここにはめぼしいものがない)
ナルホド(次の部屋に行こう)
→移動する
ナルホド(ひょっとして)
ナルホド(知り合い、だったのか?)
ナルホド(…)
ナルホド(…もうここにはめぼしいものがない)
ナルホド(次の部屋に行こう)
→移動する
635: 2011/06/04(土) 02:16:01.66
~寝室~
ピノコ「!!」
ナルホド「あ」
ピノコ「もぉ~!うよちょよしちゃいけまちぇんって言ったでちょ!」
ナルホド「ごめんごめん」
ナルホド(…ベッドに何人か…寝ているな…)
ナルホド(あの先生の患者さんかな?)
ナルホド(あれ?このオレンジ色のジャケット…見覚えあるぞ?)
ナルホド「ピノコちゃん、そこにいる人は…」
ロック「おっと」
ナルホド「!!」
ピノコ「!!」
ピノコ「!!」
ナルホド「あ」
ピノコ「もぉ~!うよちょよしちゃいけまちぇんって言ったでちょ!」
ナルホド「ごめんごめん」
ナルホド(…ベッドに何人か…寝ているな…)
ナルホド(あの先生の患者さんかな?)
ナルホド(あれ?このオレンジ色のジャケット…見覚えあるぞ?)
ナルホド「ピノコちゃん、そこにいる人は…」
ロック「おっと」
ナルホド「!!」
ピノコ「!!」
638: 2011/06/04(土) 02:19:04.63
ロック「弁護士の先生」
ロック「患者には近づかないでもらおうか」
ナルホド「…あなたは」
ナルホド「ロックさん…!」
ロック「…」
サングラス(くいっくいっ)
ナルホド「なぜここに?」
ロック「…」
ロック「患者には近づかないでもらおうか」
ナルホド「…あなたは」
ナルホド「ロックさん…!」
ロック「…」
サングラス(くいっくいっ)
ナルホド「なぜここに?」
ロック「…」
640: 2011/06/04(土) 02:21:07.20
ロック「ここは病人が眠ってる」
ロック「話がしたいならむこうの部屋で話そうか」
ナルホド「…あ…はい…」
ロック「ピノコちゃん」
ピノコ「なんなのよさ」
ロック「その人達の世話を続けてくれ」
ピノコ「言わえなくても分かってゆのよさ!!」
ナルホド(!…)
ロック「話がしたいならむこうの部屋で話そうか」
ナルホド「…あ…はい…」
ロック「ピノコちゃん」
ピノコ「なんなのよさ」
ロック「その人達の世話を続けてくれ」
ピノコ「言わえなくても分かってゆのよさ!!」
ナルホド(!…)
643: 2011/06/04(土) 02:23:42.58
~ブラックジャックの部屋~
ロック「…」
ナルホド「…」
ナルホド(…何から話そうか)
→話す
ロック「…」
ナルホド「…」
ナルホド(…何から話そうか)
→話す
644: 2011/06/04(土) 02:25:49.35
『今日の法廷』
ナルホド「ロックさん、今日の法廷では…」
ロック「なんだ?まだ何かいちゃもんつけようっていうのか?」
ナルホド「い、いえそういうわけじゃ…」
ロック「俺は喫茶店にいてボロ屋を見ていた」
ロック「それは事実だ」
ナルホド「え、ええ…」
ナルホド(うーん…店長の証言もあるしなあ…)
ナルホド「ロックさん、今日の法廷では…」
ロック「なんだ?まだ何かいちゃもんつけようっていうのか?」
ナルホド「い、いえそういうわけじゃ…」
ロック「俺は喫茶店にいてボロ屋を見ていた」
ロック「それは事実だ」
ナルホド「え、ええ…」
ナルホド(うーん…店長の証言もあるしなあ…)
646: 2011/06/04(土) 02:27:58.13
『ロック』
ナルホド「ロックさん、あの…」
ロック「なんだ?」
ナルホド「えーっと…」
ナルホド「いい、サングラスですね」
ロック「…何を言ってるんだ?」
ナルホド「ロックさん、あの…」
ロック「なんだ?」
ナルホド「えーっと…」
ナルホド「いい、サングラスですね」
ロック「…何を言ってるんだ?」
647: 2011/06/04(土) 02:30:38.33
ナルホド(…えーっと)
ナルホド(…そうだ)
ナルホド(法廷ファイルの中に)
ナルホド(ロックさんの話を聞いてみたいものがいくつかあったぞ?)
ナルホド(…そうだ)
ナルホド(法廷ファイルの中に)
ナルホド(ロックさんの話を聞いてみたいものがいくつかあったぞ?)
649: 2011/06/04(土) 02:32:55.40
→つきつける
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
651: 2011/06/04(土) 02:35:25.47
ナルホド「…ロックさん」
ナルホド「あなたの本当の名前は間久部緑郎っていうんじゃないですか?」
ロック「!」
ロック「…おや?」
ロック「俺のことを覚えてくれてたのか?」
サングラス(かちゃ…)
ナルホド「あなたの本当の名前は間久部緑郎っていうんじゃないですか?」
ロック「!」
ロック「…おや?」
ロック「俺のことを覚えてくれてたのか?」
サングラス(かちゃ…)
652: 2011/06/04(土) 02:37:38.77
ナルホド(…!やっぱりそうか…!)
ナルホド「え、ええ、当然ですよ」
ロック「…」
ロック「……ふっ」
ロック「元気そうで何よりだよ、成歩堂さん」
人物ファイル
『ロック』
本名、間久部緑郎(まくべ ろくろう)。以前ぼくが弁護した法廷での検察側の証人。
ナルホド「え、ええ、当然ですよ」
ロック「…」
ロック「……ふっ」
ロック「元気そうで何よりだよ、成歩堂さん」
人物ファイル
『ロック』
本名、間久部緑郎(まくべ ろくろう)。以前ぼくが弁護した法廷での検察側の証人。
653: 2011/06/04(土) 02:39:55.02
→つきつける
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
ロック「…」
ナルホド「健一さんのことは…」
ロック「ああ聞いたさ」
ロック「馬鹿なやつだよ」
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
ロック「…」
ナルホド「健一さんのことは…」
ロック「ああ聞いたさ」
ロック「馬鹿なやつだよ」
656: 2011/06/04(土) 02:42:16.80
ロック「せっかく無罪を勝ち取ったのに、ひょんなことで氏んじまった」
ナルホド「あの事件…やはり今でも主張は変わってませんか?」
ナルホド「あなたはまだ健一さんが…」
ロック「当たり前だ!」
ロック「俺はあいつとあんたのせいで嘘つき…」
ロック「いや、殺人犯呼ばわりされたんだぞ!」
ナルホド「…」
ナルホド(状況的に、健一さんが無罪なら)
ナルホド(その時現場にいたもう一人…間久部さんが犯人と思われても仕方がないよな…)
ナルホド「あの事件…やはり今でも主張は変わってませんか?」
ナルホド「あなたはまだ健一さんが…」
ロック「当たり前だ!」
ロック「俺はあいつとあんたのせいで嘘つき…」
ロック「いや、殺人犯呼ばわりされたんだぞ!」
ナルホド「…」
ナルホド(状況的に、健一さんが無罪なら)
ナルホド(その時現場にいたもう一人…間久部さんが犯人と思われても仕方がないよな…)
657: 2011/06/04(土) 02:46:50.65
→話す
『裁判のその後』
ナルホド「そういえば…あの時の被害者の女性…」
ナルホド「サファイアさんはどうなったんです?」
ロック「…」
ロック「サファイアなら…」
ロック「隣の部屋で寝てるよ」
ナルホド「!!」
『裁判のその後』
ナルホド「そういえば…あの時の被害者の女性…」
ナルホド「サファイアさんはどうなったんです?」
ロック「…」
ロック「サファイアなら…」
ロック「隣の部屋で寝てるよ」
ナルホド「!!」
660: 2011/06/04(土) 02:49:58.13
ナルホド(じゃあさっきベッドにいた人達の中に…)
ナルホド「…まだ怪我が治ってなかったんですか」
ロック「そうさ」
ロック「えらくひどい、大怪我だったからな」
ロック「…このとおりさ」
つ
法廷記録⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったようだ。
ナルホド「…まだ怪我が治ってなかったんですか」
ロック「そうさ」
ロック「えらくひどい、大怪我だったからな」
ロック「…このとおりさ」
つ
法廷記録⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったようだ。
663: 2011/06/04(土) 02:53:13.59
人物ファイル
『サファイア』
綺麗な外国人の女性。以前ボクが担当した事件の被害者。一命は取り留めたそうだがまだ怪我が完治していないら
しい。
ナルホド「…」
ナルホド(そういえば…法廷ファイルにもそんなことが書かれてるものがあったな)
『サファイア』
綺麗な外国人の女性。以前ボクが担当した事件の被害者。一命は取り留めたそうだがまだ怪我が完治していないら
しい。
ナルホド「…」
ナルホド(そういえば…法廷ファイルにもそんなことが書かれてるものがあったな)
665: 2011/06/04(土) 02:57:35.83
→つきつける
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
666: 2011/06/04(土) 03:00:53.40
ロック「…見ての通りだ」
ロック「俺は先生に彼女の手術をお願いしている」
ロック「彼女は今もまだ…苦しんでいるのさ」
ナルホド「…」
ナルホド(…あれ?)
ロック「俺は先生に彼女の手術をお願いしている」
ロック「彼女は今もまだ…苦しんでいるのさ」
ナルホド「…」
ナルホド(…あれ?)
669: 2011/06/04(土) 03:06:38.90
ナルホド「それなら、ブラックジャックさんが有罪判決をうけると」
ナルホド「すごく困るんじゃないですか?」
ロック「…!」
ナルホド「それなのにあなたは法廷でブラックジャックさんに不利な証言をした」
ロック「………」
ロック「!!…」
ナルホド(なんでこのことに気づかなかったんだろう)
ナルホド「すごく困るんじゃないですか?」
ロック「…!」
ナルホド「それなのにあなたは法廷でブラックジャックさんに不利な証言をした」
ロック「………」
ロック「!!…」
ナルホド(なんでこのことに気づかなかったんだろう)
672: 2011/06/04(土) 03:09:18.22
ロック「…」
ロック「…まあ…」
ロック「法廷では、事実を事実として…正直に述べたまでさ」
サングラス(かちゃ…くいっくいっ…)
ナルホド「…」(ホントにそうか?)
ロック「…まあ…」
ロック「法廷では、事実を事実として…正直に述べたまでさ」
サングラス(かちゃ…くいっくいっ…)
ナルホド「…」(ホントにそうか?)
673: 2011/06/04(土) 03:11:50.59
チャランチャラランチャラララ~ン♪
ナルホド「ん?」
ナルホド(携帯か…誰からだろう)
ナルホド「ちょっとすいません」
ロック「…」
ナルホド「ん?」
ナルホド(携帯か…誰からだろう)
ナルホド「ちょっとすいません」
ロック「…」
674: 2011/06/04(土) 03:15:07.45
ピッ!
ナルホド「はいもしもし」
ミツルギ「…成歩堂か」
ナルホド「!!」
ナルホド「はいもしもし」
ミツルギ「…成歩堂か」
ナルホド「!!」
679: 2011/06/04(土) 03:17:44.19
ナルホド「御剣!どうしたんだ急に!」
ナルホド「お前からぼくに電話なんて珍しいな!」
ミツルギ「…なんだ、私から電話など…迷惑か?」
ナルホド「い、いやそういうわけじゃないけど…」
ミツルギ「今、真宵君が入院している病院にいる」
ナルホド「!」
ナルホド「お前からぼくに電話なんて珍しいな!」
ミツルギ「…なんだ、私から電話など…迷惑か?」
ナルホド「い、いやそういうわけじゃないけど…」
ミツルギ「今、真宵君が入院している病院にいる」
ナルホド「!」
681: 2011/06/04(土) 03:20:41.71
ミツルギ「彼女が目を覚ましたぞ」
ナルホド「!!本当か!?」
ミツルギ「…ああ」
ナルホド「分かった!すぐそっちに向かうよ!」
ミツルギ「…!待て成歩堂!」
ナルホド「!?」
ナルホド「!!本当か!?」
ミツルギ「…ああ」
ナルホド「分かった!すぐそっちに向かうよ!」
ミツルギ「…!待て成歩堂!」
ナルホド「!?」
682: 2011/06/04(土) 03:23:27.83
ミツルギ「真宵君が…目を覚ましたのはいいのだが…」
ミツルギ「少し、様子がおかしい」
ナルホド「ええ!?ま…まさか後遺症とか…」
ミツルギ「…詳しくは病院で話す。とにかく来てくれ」
ナルホド「わ、分かったすぐ行くよ!」
ピッ!
ロック「…」
ミツルギ「少し、様子がおかしい」
ナルホド「ええ!?ま…まさか後遺症とか…」
ミツルギ「…詳しくは病院で話す。とにかく来てくれ」
ナルホド「わ、分かったすぐ行くよ!」
ピッ!
ロック「…」
683: 2011/06/04(土) 03:26:15.45
ナルホド「すみません!急用ができたので失礼します!」
ロック「…ああ」
ロック「あんたとはまた会うことになるかもしれないな、成歩堂さん」
ナルホド「…!」
→移動する
ロック「…ああ」
ロック「あんたとはまた会うことになるかもしれないな、成歩堂さん」
ナルホド「…!」
→移動する
726: 2011/06/04(土) 09:56:02.39
保守ありがとうございます
ぼちぼち再開します
ぼちぼち再開します
728: 2011/06/04(土) 09:58:32.45
~病院~
ナルホド「御剣!」
ミツルギ「!来たか成歩堂!」
ナルホド「真宵ちゃんは!」
ミツルギ「…」
ナルホド「そ…そんなに重症だったのか…?」
ミツルギ「……重症といっていいものなのか」
ミツルギ「いや、ある意味重症というか…」
ナルホド「?」
ナルホド「御剣!」
ミツルギ「!来たか成歩堂!」
ナルホド「真宵ちゃんは!」
ミツルギ「…」
ナルホド「そ…そんなに重症だったのか…?」
ミツルギ「……重症といっていいものなのか」
ミツルギ「いや、ある意味重症というか…」
ナルホド「?」
730: 2011/06/04(土) 10:00:43.93
ナルホド「ああ!もう!よく分かんないよ!」
ナルホド「直接会って確かめる!」
ミツルギ「ま、待てナルホド!」
バンッ!
ナルホド「真宵ちゃん!」
ナルホド「直接会って確かめる!」
ミツルギ「ま、待てナルホド!」
バンッ!
ナルホド「真宵ちゃん!」
731: 2011/06/04(土) 10:03:04.54
~真宵の病室~
マヨイ「…」
ナルホド「…あれ?」
マヨイ「…?」
ナルホド「な、なんだ、思ってたより元気そうじゃないか…!」
ミツルギ「…」
マヨイ「あ、あの…」
ナルホド「ん?」
マヨイ「お兄さん…」
マヨイ「誰…ですか?」
マヨイ「…」
ナルホド「…あれ?」
マヨイ「…?」
ナルホド「な、なんだ、思ってたより元気そうじゃないか…!」
ミツルギ「…」
マヨイ「あ、あの…」
ナルホド「ん?」
マヨイ「お兄さん…」
マヨイ「誰…ですか?」
733: 2011/06/04(土) 10:05:19.94
ナルホド「…え」
マヨイ「…」
ナルホド「御剣、これってもしかして…」
ミツルギ「真宵君、このツンツン頭も見覚えないかね?」
マヨイ「…」
マヨイ「はい…」
ナルホド「…」
ミツルギ「…」
マヨイ「えっと、あの…すいません…」
ナルホド「…記憶喪失!?!?」
マヨイ「…」
ナルホド「御剣、これってもしかして…」
ミツルギ「真宵君、このツンツン頭も見覚えないかね?」
マヨイ「…」
マヨイ「はい…」
ナルホド「…」
ミツルギ「…」
マヨイ「えっと、あの…すいません…」
ナルホド「…記憶喪失!?!?」
736: 2011/06/04(土) 10:08:20.02
マヨイ「あの…ぼんやりと…何も覚えてないわけじゃないんだけど…」
マヨイ「頭の中ごちゃごちゃしてて…」
ミツルギ「…ショッキングな出来事の後におこる一時的な記憶の混乱だろう」
ナルホド「そんな…」
ミツルギ「事件のことも、あまり覚えてないそうだ」
ミツルギ「残念だが、誰に刺されたかも分からないらしい」
ナルホド「…」(そんなことはどうでもいいけど…)
マヨイ「頭の中ごちゃごちゃしてて…」
ミツルギ「…ショッキングな出来事の後におこる一時的な記憶の混乱だろう」
ナルホド「そんな…」
ミツルギ「事件のことも、あまり覚えてないそうだ」
ミツルギ「残念だが、誰に刺されたかも分からないらしい」
ナルホド「…」(そんなことはどうでもいいけど…)
737: 2011/06/04(土) 10:11:41.56
ミツルギ「こればかりは自然に回復するのを待つしかないそうだ」
ナルホド「…分かった」
マヨイ「…」
ミツルギ「…この子はまだ目を覚ましたばかりだ」
ミツルギ「成歩堂、今日のところは…」
ナルホド「ああ…」
ナルホド「真宵ちゃん、また来るよ…」
マヨイ「…」
ナルホド「…分かった」
マヨイ「…」
ミツルギ「…この子はまだ目を覚ましたばかりだ」
ミツルギ「成歩堂、今日のところは…」
ナルホド「ああ…」
ナルホド「真宵ちゃん、また来るよ…」
マヨイ「…」
741: 2011/06/04(土) 10:15:01.20
~病院 待合室~
ミツルギ「そう気をおとすな成歩堂」
ミツルギ「きっとすぐによくなるさ」
ナルホド「…ああ、ありがとう御剣…」
→話す
ミツルギ「そう気をおとすな成歩堂」
ミツルギ「きっとすぐによくなるさ」
ナルホド「…ああ、ありがとう御剣…」
→話す
742: 2011/06/04(土) 10:18:26.29
『お見舞い』
ナルホド「お前、真宵ちゃんのお見舞いに来てくれたのか?」
ミツルギ「…まあ、私の担当している被告人がこの病院に入院していたからな」
ミツルギ「そこに寄るついでだ」
ナルホド(相変わらず素直じゃないなあ)
ナルホド「お前、真宵ちゃんのお見舞いに来てくれたのか?」
ミツルギ「…まあ、私の担当している被告人がこの病院に入院していたからな」
ミツルギ「そこに寄るついでだ」
ナルホド(相変わらず素直じゃないなあ)
746: 2011/06/04(土) 10:21:50.16
『ブラックジャックの法廷』
ミツルギ「それで、君の担当している弁護の準備の方はどうなんだ?」
ナルホド「?」
ミツルギ「まあ、貴様が、どうしてもと、言うのなら」
ミツルギ「協力してやらないことも、やぶさかではないぞ?」
ナルホド(何だその言い方は)
ミツルギ「それで、君の担当している弁護の準備の方はどうなんだ?」
ナルホド「?」
ミツルギ「まあ、貴様が、どうしてもと、言うのなら」
ミツルギ「協力してやらないことも、やぶさかではないぞ?」
ナルホド(何だその言い方は)
750: 2011/06/04(土) 10:25:44.57
ナルホド(…まあ協力してくれるのはありがたいけど)
ミツルギ「…どうした?遠慮することはないぞ?」
ナルホド(何か調べてほしい物ってあったかな…)
ミツルギ「…どうした?遠慮することはないぞ?」
ナルホド(何か調べてほしい物ってあったかな…)
752: 2011/06/04(土) 10:28:05.82
→つきつける
法廷ファイル⑧真宵の写真
綾里真宵の写真。どこから手に入れたんだろう。
ミツルギ「…?真宵君の写真?これがどうかしたのか?」
ナルホド「この写真…ボクの依頼人の家で見つけたんだ」
ミツルギ「…?」
ナルホド「どうにかして…入手経路とか分かんないかな」
ナルホド(多分…本人に聞いても教えてくれなさそうだからな)
法廷ファイル⑧真宵の写真
綾里真宵の写真。どこから手に入れたんだろう。
ミツルギ「…?真宵君の写真?これがどうかしたのか?」
ナルホド「この写真…ボクの依頼人の家で見つけたんだ」
ミツルギ「…?」
ナルホド「どうにかして…入手経路とか分かんないかな」
ナルホド(多分…本人に聞いても教えてくれなさそうだからな)
754: 2011/06/04(土) 10:31:59.17
ミツルギ「ふむ…写真を撮ったカメラの型番や…」
ミツルギ「ついている指紋を調べればどうにかなるかもしれんな」
ナルホド「…!すぐに調べてくれ!」
ミツルギ「…」
ナルホド「ど、どうした?」
ミツルギ「人に物を頼む時には頼み方、というものがあるだろう?」
ミツルギ「ついている指紋を調べればどうにかなるかもしれんな」
ナルホド「…!すぐに調べてくれ!」
ミツルギ「…」
ナルホド「ど、どうした?」
ミツルギ「人に物を頼む時には頼み方、というものがあるだろう?」
757: 2011/06/04(土) 10:34:59.00
ナルホド「お・ね・が・い・し・ま・す!!!!」
ミツルギ「!!」
ナルホド「じゃあ頼んだぞ!御剣!」
ミツルギ「…」
ミツルギ(そんなに怒鳴らなくてもいいじゃないか…)
→移動する
ミツルギ「!!」
ナルホド「じゃあ頼んだぞ!御剣!」
ミツルギ「…」
ミツルギ(そんなに怒鳴らなくてもいいじゃないか…)
→移動する
759: 2011/06/04(土) 10:40:53.08
~数時間後 留置所 ~
BJ「…」
ナルホド「どうも」
BJ「調査のほうは進んでますかい?」
ナルホド「え、ええ…」
→話す
BJ「…」
ナルホド「どうも」
BJ「調査のほうは進んでますかい?」
ナルホド「え、ええ…」
→話す
760: 2011/06/04(土) 10:43:56.38
『真宵ちゃん』
BJ「…どうかしたかね」
ナルホド「真宵ちゃんの意識が回復しました」
BJ「そいつはよかった」
ナルホド「でも…」
BJ「?」
ナルホド「記憶がないんです」
BJ「!」
BJ「…どうかしたかね」
ナルホド「真宵ちゃんの意識が回復しました」
BJ「そいつはよかった」
ナルホド「でも…」
BJ「?」
ナルホド「記憶がないんです」
BJ「!」
763: 2011/06/04(土) 10:47:18.75
ナルホド「自分を刺した犯人も分からないそうです」
ナルホド「どうにかなりませんか?」
BJ「…そいつは私の専門外だ」
BJ「ちゃんとした専門の先生に見せることだね」
ナルホド「そうですか…」
ナルホド「どうにかなりませんか?」
BJ「…そいつは私の専門外だ」
BJ「ちゃんとした専門の先生に見せることだね」
ナルホド「そうですか…」
765: 2011/06/04(土) 10:51:00.88
『写真』
ナルホド「それと…あなたの家で真宵ちゃんの写真を見つけました」
BJ「…!」
ナルホド「真宵ちゃんのこと…知っていたんですか?」
BJ「…」
BJ「さあ、昔見た患者のことはあまり覚えてないもので」
ナルホド「それと…あなたの家で真宵ちゃんの写真を見つけました」
BJ「…!」
ナルホド「真宵ちゃんのこと…知っていたんですか?」
BJ「…」
BJ「さあ、昔見た患者のことはあまり覚えてないもので」
766: 2011/06/04(土) 10:55:23.55
ナルホド(!…患者…?)
ナルホド「正直に答えてください!」
BJ「…忘れてしまいましたね」
BJ「私はお金にがめつい人間でして」
BJ「他人にはあまり興味がないのさ」
ナルホド(…)
ナルホド(嘘ついてるようにしか見えないぞ…?)
ナルホド「正直に答えてください!」
BJ「…忘れてしまいましたね」
BJ「私はお金にがめつい人間でして」
BJ「他人にはあまり興味がないのさ」
ナルホド(…)
ナルホド(嘘ついてるようにしか見えないぞ…?)
768: 2011/06/04(土) 10:58:44.53
ナルホド(仕方がない…あと聞いておかなきゃいけないことは…)
ナルホド「えーっと…」
バタバタバタ…
ミツルギ「ここにいたのか成歩堂!」
ナルホド「!御剣!どうしたんだ?そんなに慌てて」
ナルホド「頼んだものはどうなった?」
ミツルギ「…ああ…!今警察に行って来た…!」
ミツルギ「大変なことになってるぞ…!」
ナルホド「?」
ナルホド「えーっと…」
バタバタバタ…
ミツルギ「ここにいたのか成歩堂!」
ナルホド「!御剣!どうしたんだ?そんなに慌てて」
ナルホド「頼んだものはどうなった?」
ミツルギ「…ああ…!今警察に行って来た…!」
ミツルギ「大変なことになってるぞ…!」
ナルホド「?」
770: 2011/06/04(土) 11:01:41.81
ナルホド「どうしたんだ?大変なことって」
ミツルギ「本物の…凶器が見つかった…!」
ナルホド「何だって!?いったいどこに…」
ミツルギ「事件現場のボロ屋の床下だそうだ」
ナルホド「…!それで!?持ち主は?指紋とかはついてないのか!?」
ミツルギ「本物の…凶器が見つかった…!」
ナルホド「何だって!?いったいどこに…」
ミツルギ「事件現場のボロ屋の床下だそうだ」
ナルホド「…!それで!?持ち主は?指紋とかはついてないのか!?」
771: 2011/06/04(土) 11:04:54.96
どたどたどた…
イトノコ「あー!!いたッス!!こんなところにいたッス!!」
ミツルギ「!!」
ナルホド「あ!イトノコさん!今聞きましたよ!凶器が見つかったって!!」
ナルホド「いったいどこの誰の物なんですか!?」
ミツルギ「…」
ガチャッ!!
ナルホド「え?」
イトノコ「あー!!いたッス!!こんなところにいたッス!!」
ミツルギ「!!」
ナルホド「あ!イトノコさん!今聞きましたよ!凶器が見つかったって!!」
ナルホド「いったいどこの誰の物なんですか!?」
ミツルギ「…」
ガチャッ!!
ナルホド「え?」
773: 2011/06/04(土) 11:08:16.49
イトノコ「容疑者!確保ッス!」
ナルホド「え?」
ミツルギ「…」
ナルホド「み、御剣…これって…?」
ミツルギ「…すまない成歩堂」
ミツルギ「君が、第一容疑者になった」
ナルホド「ええええええええええ!!!!!!」
ナルホド「え?」
ミツルギ「…」
ナルホド「み、御剣…これって…?」
ミツルギ「…すまない成歩堂」
ミツルギ「君が、第一容疑者になった」
ナルホド「ええええええええええ!!!!!!」
777: 2011/06/04(土) 11:11:04.81
BJ「…なんだって!?」
ナルホド「そ、そんな…どうして…」
イトノコ「アンタには気の毒ッスけどちゃんと証拠もあるッス」
つ
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた真宵の血痕と、成歩堂と誰のものか分からない指紋がついている
ナルホド「そ、そんな…どうして…」
イトノコ「アンタには気の毒ッスけどちゃんと証拠もあるッス」
つ
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた真宵の血痕と、成歩堂と誰のものか分からない指紋がついている
778: 2011/06/04(土) 11:13:24.43
ナルホド「そ…それは…!!」
ナルホド(たしか…)
~回想~
ナルホド「えーっと、ボクはこれから調べなきゃいけないことがあるから…」
ピノコ「ちょっとぉ!料理する道具はろこなのって聞いてゆのよさ!」
ナルホド「ええ!?ああ、うん、えーっと…どっかこのへんに果物ナイフが…」
(ごそごそ…)
ナルホド(あれ?見つからないな…)
ピノ「もぉー!!本ばっかいで何もないとこなのよさ!」
ナルホド(そりゃ普通ないよ、事務所だから)
~回想終わり~
ナルホド(たしか…)
~回想~
ナルホド「えーっと、ボクはこれから調べなきゃいけないことがあるから…」
ピノコ「ちょっとぉ!料理する道具はろこなのって聞いてゆのよさ!」
ナルホド「ええ!?ああ、うん、えーっと…どっかこのへんに果物ナイフが…」
(ごそごそ…)
ナルホド(あれ?見つからないな…)
ピノ「もぉー!!本ばっかいで何もないとこなのよさ!」
ナルホド(そりゃ普通ないよ、事務所だから)
~回想終わり~
780: 2011/06/04(土) 11:16:24.01
イトノコ「事件当時、現場にはアンタもいたッス!!」
イトノコ「これはもう!言い逃れできないッスよ!!」
ナルホド「そ…」
ナルホド「そんなあああーーーーー!!!!」
BJ(…)
イトノコ「これはもう!言い逃れできないッスよ!!」
ナルホド「そ…」
ナルホド「そんなあああーーーーー!!!!」
BJ(…)
784: 2011/06/04(土) 11:19:48.11
ナルホド「み、御剣!なんとかしてくれよ!」
ミツルギ「う…うむ…」
ミツルギ「耐えるんだ成歩堂、痛みをのりこえてこそ輝く明日がある」
ナルホド「何言ってんだよ!!」
イトノコ「さあ!キリキリ歩くッス!」
ナルホド(…!仕方がない!)
ナルホド「御剣!受け取ってくれ!」
つ
弁護士バッジ
人物ファイル
法廷ファイル
ミツルギ「う…うむ…」
ミツルギ「耐えるんだ成歩堂、痛みをのりこえてこそ輝く明日がある」
ナルホド「何言ってんだよ!!」
イトノコ「さあ!キリキリ歩くッス!」
ナルホド(…!仕方がない!)
ナルホド「御剣!受け取ってくれ!」
つ
弁護士バッジ
人物ファイル
法廷ファイル
787: 2011/06/04(土) 11:24:33.45
ミツルギ「…!」
ナルホド「あとは頼んだぞ!」
ミツルギ「う、うむ…!?」
ミツルギ(…)
BJ(…)
BJ「そこのあんた」
ミツルギ「む?」
ナルホド「あとは頼んだぞ!」
ミツルギ「う、うむ…!?」
ミツルギ(…)
BJ(…)
BJ「そこのあんた」
ミツルギ「む?」
791: 2011/06/04(土) 11:27:01.04
BJ「私の容疑はまだ晴れてないのか?」
BJ「さっさとここから出してくれませんかね」
ミツルギ「う…うむ…」
ミツルギ「仮釈放するよう頼んでみよう」
BJ「そいつはありがたい」
ミツルギ「…」
ミツルギ(面倒なことになった…)
BJ「さっさとここから出してくれませんかね」
ミツルギ「う…うむ…」
ミツルギ「仮釈放するよう頼んでみよう」
BJ「そいつはありがたい」
ミツルギ「…」
ミツルギ(面倒なことになった…)
795: 2011/06/04(土) 11:30:37.84
~3日後 地方裁判所 被告人控え室~
ミツルギ「…」
ナルホド「み、御剣…」
ミツルギ「まさか私が、君の弁護をすることになるとはな」
ナルホド(ほんとだよ…)
ナルホド「…真宵ちゃんの様子はどうだい?」
ミツルギ(…!)
ミツルギ「あ、ああ、大丈夫だ。傷のほうは順調に回復している」
ナルホド「そうかい…」
ミツルギ「…」
ナルホド「み、御剣…」
ミツルギ「まさか私が、君の弁護をすることになるとはな」
ナルホド(ほんとだよ…)
ナルホド「…真宵ちゃんの様子はどうだい?」
ミツルギ(…!)
ミツルギ「あ、ああ、大丈夫だ。傷のほうは順調に回復している」
ナルホド「そうかい…」
797: 2011/06/04(土) 11:33:43.64
ミツルギ「…ああそうだ」
ミツルギ「君に頼まれていたものも一応調べておいた」
ナルホド「えーっと…なんだったっけ」
ミツルギ「これだ」
つ
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと誰のものか分からない指紋がついている。
ミツルギ「君に頼まれていたものも一応調べておいた」
ナルホド「えーっと…なんだったっけ」
ミツルギ「これだ」
つ
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと誰のものか分からない指紋がついている。
798: 2011/06/04(土) 11:36:19.21
ナルホド「…!」
ミツルギ「君の依頼人だった男と、もう一人、誰かの指紋がついていたが」
ミツルギ「結局どこから手に入れた物かは分からなかった」
ナルホド「その指紋、真宵ちゃんのじゃなかったのか?」
ミツルギ「いいや」
ミツルギ「昔、彼女が被告人になった際に保管したピストルの指紋と照合してみたが一致しなかった」
ナルホド(なつかしいなその事件)
ミツルギ「目下、調査中だ」
ミツルギ「君の依頼人だった男と、もう一人、誰かの指紋がついていたが」
ミツルギ「結局どこから手に入れた物かは分からなかった」
ナルホド「その指紋、真宵ちゃんのじゃなかったのか?」
ミツルギ「いいや」
ミツルギ「昔、彼女が被告人になった際に保管したピストルの指紋と照合してみたが一致しなかった」
ナルホド(なつかしいなその事件)
ミツルギ「目下、調査中だ」
799: 2011/06/04(土) 11:39:19.82
ナルホド「御剣…」
ミツルギ「…」
ナルホド「ぼくは」
ナルホド「やってないぞ」
ミツルギ「…」
ミツルギ「ああ、分かっている」
ミツルギ(とはいえ勝ち筋が全く見えない)
ミツルギ(正直、参っている)
ミツルギ(…『あの手段』に頼るほかないのか…)
ミツルギ「…」
ナルホド「ぼくは」
ナルホド「やってないぞ」
ミツルギ「…」
ミツルギ「ああ、分かっている」
ミツルギ(とはいえ勝ち筋が全く見えない)
ミツルギ(正直、参っている)
ミツルギ(…『あの手段』に頼るほかないのか…)
800: 2011/06/04(土) 11:42:17.14
~地方裁判所 第一法廷~
カンッ!
サイバンチョ「これより、被告人、成歩堂龍一(なるほどう りゅういち)の法廷を開廷します」
カルマ「検察側、準備できているわ」
BJ「…」
ミツルギ「…」
サイバンチョ「おや?」
カンッ!
サイバンチョ「これより、被告人、成歩堂龍一(なるほどう りゅういち)の法廷を開廷します」
カルマ「検察側、準備できているわ」
BJ「…」
ミツルギ「…」
サイバンチョ「おや?」
802: 2011/06/04(土) 11:45:09.51
サイバンチョ「御剣検事」
サイバンチョ「隣にいるのは確か…」
BJ「ナナシノゴンベエ、新米弁護士だ」
ミツルギ「…」
カルマ「…」
サイバンチョ「…」
ナルホド「…」
ナルホド「ええええええええええ!!!!!!」
サイバンチョ「隣にいるのは確か…」
BJ「ナナシノゴンベエ、新米弁護士だ」
ミツルギ「…」
カルマ「…」
サイバンチョ「…」
ナルホド「…」
ナルホド「ええええええええええ!!!!!!」
809: 2011/06/04(土) 11:49:08.49
サイバンチョ「ふむぅ…他人の空似とはよくあるものですな」
ナルホド(いやいやいやブラックジャックさんじゃないかどう見ても!)
サイバンチョ「しかしナナシノさん」
サイバンチョ「「新米弁護士といえども」
サイバンチョ「『あるもの』がないと弁護はできませんよ?」
BJ「…『あるもの』っていうのは…これですかい?」
つ 弁護士バッジ
ナルホド(いやいやいやブラックジャックさんじゃないかどう見ても!)
サイバンチョ「しかしナナシノさん」
サイバンチョ「「新米弁護士といえども」
サイバンチョ「『あるもの』がないと弁護はできませんよ?」
BJ「…『あるもの』っていうのは…これですかい?」
つ 弁護士バッジ
810: 2011/06/04(土) 11:52:10.18
サイバンチョ「…」
ナルホド「…!」
ミツルギ「…」
ナルホド(…ぼくの弁護士バッジは御剣が持ってるぞ?)
ナルホド(あのバッジどうやって手に入れたんだ?)
ナルホド(……それに…)
BJ「…」
ナルホド(どうしてあの人がぼくの弁護を?)
ナルホド「…!」
ミツルギ「…」
ナルホド(…ぼくの弁護士バッジは御剣が持ってるぞ?)
ナルホド(あのバッジどうやって手に入れたんだ?)
ナルホド(……それに…)
BJ「…」
ナルホド(どうしてあの人がぼくの弁護を?)
811: 2011/06/04(土) 11:54:56.70
サイバンチョ「…分かりましたナナシノさん」
サイバンチョ「それでは弁護側、準備の方はできていますか?」
BJ「ええ、いつ始めても構いませんぜ」
カルマ「…」
サイバンチョ「それでは狩魔検事、冒頭弁論をお願いします」
サイバンチョ「それでは弁護側、準備の方はできていますか?」
BJ「ええ、いつ始めても構いませんぜ」
カルマ「…」
サイバンチョ「それでは狩魔検事、冒頭弁論をお願いします」
816: 2011/06/04(土) 11:58:07.33
カルマ「…」
サイバンチョ「おや?どうされました?」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ナルホド「ギャアアアアア!!」
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「堕ちるところまで堕ちたものね成歩堂龍一」
サイバンチョ「おや?どうされました?」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ナルホド「ギャアアアアア!!」
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「堕ちるところまで堕ちたものね成歩堂龍一」
817: 2011/06/04(土) 12:01:05.62
カルマ「前回の法廷で確認したとおり」
カルマ「被害者、綾里真宵が郊外の空き家で刺された」
カルマ「前回の法廷ではブラックジャック氏を犯人と主張していたが」
カルマ「事件の捜査に進展があり」
カルマ「検察側は新たな被告人、成歩堂龍一の有罪を主張する」
カルマ「冒頭弁論は以上よ」
サイバンチョ「…ふむぅ…分かりました」
サイバンチョ「ありがとうございます。狩魔検事」
カルマ「被害者、綾里真宵が郊外の空き家で刺された」
カルマ「前回の法廷ではブラックジャック氏を犯人と主張していたが」
カルマ「事件の捜査に進展があり」
カルマ「検察側は新たな被告人、成歩堂龍一の有罪を主張する」
カルマ「冒頭弁論は以上よ」
サイバンチョ「…ふむぅ…分かりました」
サイバンチョ「ありがとうございます。狩魔検事」
820: 2011/06/04(土) 12:06:24.43
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「今のうちに娑婆の空気を思う存分味わっておくことね!」
ナルホド「…」
ナルホド(…本気だ…)
ナルホド(狩魔検事は本気でぼくを有罪にするつもりだ…)
サイバンチョ「それでは捜査の進展について」
サイバンチョ「イトノコギリ刑事、お願いします」
カルマ「今のうちに娑婆の空気を思う存分味わっておくことね!」
ナルホド「…」
ナルホド(…本気だ…)
ナルホド(狩魔検事は本気でぼくを有罪にするつもりだ…)
サイバンチョ「それでは捜査の進展について」
サイバンチョ「イトノコギリ刑事、お願いします」
821: 2011/06/04(土) 12:10:46.11
イトノコ「…」
ナルホド(イトノコさん…)
イトノコ「…いやぁ~自分で捕まえておいて言うのもなんなんスが」
イトノコ「自分、正直、その人があの娘を刺すとは思えないッス」
バチンッ!
イトノコ「いたいッス!」
カルマ「余計なことは言わなくていい!」
カルマ「再々来月の給与査定、楽しみにしておくことね」
イトノコ「うう…3ヶ月連続で3食そーめんはさすがにつらいッス…」
ナルホド(イトノコさん…)
イトノコ「…いやぁ~自分で捕まえておいて言うのもなんなんスが」
イトノコ「自分、正直、その人があの娘を刺すとは思えないッス」
バチンッ!
イトノコ「いたいッス!」
カルマ「余計なことは言わなくていい!」
カルマ「再々来月の給与査定、楽しみにしておくことね」
イトノコ「うう…3ヶ月連続で3食そーめんはさすがにつらいッス…」
823: 2011/06/04(土) 12:13:01.68
~証言開始~
~事件の進展について~
イトノコ
①「単刀直入に言うッス!」
②「事件現場で決定的な証拠品が見つかったッス!」
③「被害者を刺した本物の凶器ッス!」
④「これは被告人の事務所にあったもので、被告人しか持ち出せないッス!」
⑤「前回の法廷で、事件現場には被害者、前回の被告人、今回の被告人の3人しかいなかったことは証明されてる
ッス」
⑥「残念ながら、今回の被告人が犯人で間違いなさそうッス」
~事件の進展について~
イトノコ
①「単刀直入に言うッス!」
②「事件現場で決定的な証拠品が見つかったッス!」
③「被害者を刺した本物の凶器ッス!」
④「これは被告人の事務所にあったもので、被告人しか持ち出せないッス!」
⑤「前回の法廷で、事件現場には被害者、前回の被告人、今回の被告人の3人しかいなかったことは証明されてる
ッス」
⑥「残念ながら、今回の被告人が犯人で間違いなさそうッス」
824: 2011/06/04(土) 12:16:20.64
サイバンチョ「なるほど…本物の凶器ですか…」
サイバンチョ「これは決定的かもしれませんね」
サイバンチョ「どうしますか?弁護人、尋問しますか?」
BJ(…法廷で弁護というのは初めてだが)
BJ(見よう見まねでやるしかないな)
BJ(私にしか今の彼は救えない)
BJ「当然、やらせていただきます」
ナルホド(…)
サイバンチョ「これは決定的かもしれませんね」
サイバンチョ「どうしますか?弁護人、尋問しますか?」
BJ(…法廷で弁護というのは初めてだが)
BJ(見よう見まねでやるしかないな)
BJ(私にしか今の彼は救えない)
BJ「当然、やらせていただきます」
ナルホド(…)
828: 2011/06/04(土) 12:20:08.68
~尋問開始~
~事件の進展について~
>>823
①「単刀直入に言う…
『待った!』
BJ「前置きはいいから早く言ってくれませんか?」
BJ「私も暇じゃないんでね」
イトノコ「あわてなくても今から説明するッス!!」
~事件の進展について~
>>823
①「単刀直入に言う…
『待った!』
BJ「前置きはいいから早く言ってくれませんか?」
BJ「私も暇じゃないんでね」
イトノコ「あわてなくても今から説明するッス!!」
829: 2011/06/04(土) 12:22:47.73
>>823
②「事件現場で決定的な証拠品が見つかった…
『待った!』
BJ「証拠品?なんですかそれは」
イトノコ「だから今からそれを説明するッス!」
サイバンチョ「…イトノコギリ刑事、続けてください」
②「事件現場で決定的な証拠品が見つかった…
『待った!』
BJ「証拠品?なんですかそれは」
イトノコ「だから今からそれを説明するッス!」
サイバンチョ「…イトノコギリ刑事、続けてください」
831: 2011/06/04(土) 12:25:56.25
>>823
③「被害者を刺した本物の凶器…
『待った!』
BJ「本物の凶器ですか…」
イトノコ「そッス!これッス!」
つ
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた真宵の血痕と、成歩堂と誰のものか分からない指紋がついている。
BJ「…」
サイバンチョ「ふむう…証拠品を受理します」
③「被害者を刺した本物の凶器…
『待った!』
BJ「本物の凶器ですか…」
イトノコ「そッス!これッス!」
つ
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた真宵の血痕と、成歩堂と誰のものか分からない指紋がついている。
BJ「…」
サイバンチョ「ふむう…証拠品を受理します」
832: 2011/06/04(土) 12:29:18.20
>>823
④「これは被告人の事務所にあったもので、被告人しか持ち出せない…
『待った!』
BJ「…なぜそう言い切れるんですかね?」
イトノコ「被告人はほとんど事務所に寝泊りしてるし」
イトノコ「外出する時は鍵をかけてるらしいッス!」
イトノコ「ちなみに泥棒に入られた形跡もなかったッス!」
BJ(…)
ミツルギ「…ブラックジャックさん」
BJ「…ええ、分かってます」
④「これは被告人の事務所にあったもので、被告人しか持ち出せない…
『待った!』
BJ「…なぜそう言い切れるんですかね?」
イトノコ「被告人はほとんど事務所に寝泊りしてるし」
イトノコ「外出する時は鍵をかけてるらしいッス!」
イトノコ「ちなみに泥棒に入られた形跡もなかったッス!」
BJ(…)
ミツルギ「…ブラックジャックさん」
BJ「…ええ、分かってます」
833: 2011/06/04(土) 12:32:07.76
>>823
⑤「前回の法廷で、事件現場には被害者、前回の被告人、今回の被告人の3人しかいなかったことは証明されてる…
『待った!』
BJ「前回の法廷?ロックという男の証言かね」
イトノコ「そうッス!理由は分かんないスけどあの男が現場近くにいたことは事実ッス!」
BJ「…」
カルマ「…」
⑤「前回の法廷で、事件現場には被害者、前回の被告人、今回の被告人の3人しかいなかったことは証明されてる…
『待った!』
BJ「前回の法廷?ロックという男の証言かね」
イトノコ「そうッス!理由は分かんないスけどあの男が現場近くにいたことは事実ッス!」
BJ「…」
カルマ「…」
841: 2011/06/04(土) 12:52:39.88
>>823
⑥「残念ながら、今回の被告人が犯人で間違いなさそう…
『待った!』
BJ「そうですか?私にはどうしてもそう思えませんね」
『異議あり!』
カルマ「弁護側の見解など聞いていない!」
カルマ「さっさと次に進めなさい!」
BJ「…」
⑥「残念ながら、今回の被告人が犯人で間違いなさそう…
『待った!』
BJ「そうですか?私にはどうしてもそう思えませんね」
『異議あり!』
カルマ「弁護側の見解など聞いていない!」
カルマ「さっさと次に進めなさい!」
BJ「…」
843: 2011/06/04(土) 12:58:15.23
ミツルギ「…ブラックジャックさん」
ミツルギ「残念だがこの証言には矛盾はない」
BJ「…そう思いますか?」
ミツルギ「…?」
BJ「一つだけ」
BJ「あると思いますがね」
ミツルギ「…!!まさか!!」
ミツルギ「残念だがこの証言には矛盾はない」
BJ「…そう思いますか?」
ミツルギ「…?」
BJ「一つだけ」
BJ「あると思いますがね」
ミツルギ「…!!まさか!!」
844: 2011/06/04(土) 13:01:12.04
BJ「…」
ミツルギ「…たしかにある…」
ミツルギ「たしかにあるが…」
BJ「…」
ミツルギ「そのことが事実なら…」
ミツルギ「このまま真実を明かさないほうが」
ミツルギ「成歩堂にとっては幸せなのかもしれない…」
BJ(…)
ミツルギ「…たしかにある…」
ミツルギ「たしかにあるが…」
BJ「…」
ミツルギ「そのことが事実なら…」
ミツルギ「このまま真実を明かさないほうが」
ミツルギ「成歩堂にとっては幸せなのかもしれない…」
BJ(…)
847: 2011/06/04(土) 13:03:22.23
BJ「…そうですか?」
ミツルギ「あなたも察しているでしょう?」
ミツルギ「成歩堂にとって彼女は…」
BJ「…」
BJ「御剣検事」
ミツルギ「?」
BJ「あなたと私が想像している真相は、少し違うかもしれませんぜ」
ミツルギ「…!」
ミツルギ「あなたも察しているでしょう?」
ミツルギ「成歩堂にとって彼女は…」
BJ「…」
BJ「御剣検事」
ミツルギ「?」
BJ「あなたと私が想像している真相は、少し違うかもしれませんぜ」
ミツルギ「…!」
850: 2011/06/04(土) 13:09:33.18
人物ファイル
『成歩堂龍一』
成歩堂法律事務所の主任弁護士。もう新米ではない。
『綾里真宵』
成歩堂法律事務所の助手兼霊媒師。最近また修行で忙しかったらしい。ボロ屋で誰かに刺された。
『狩魔冥』
天才検事、狩魔豪の娘。法廷に鞭を持ち込んでいる。
『糸鋸圭介』
刑事事件の初動捜査担当の刑事。検事に減給されるのが悩みらしい。
『裁判長』
すぐ人の意見に流されるおじいさん。裁判の判決はこの人の一存で決まる。
『ブラック・ジャック』
本名、間黒男(はざま くろお)。黒いコートに身をまとったもぐりの医者。腕は超一流。彼に不可能な手術はない。
『成歩堂龍一』
成歩堂法律事務所の主任弁護士。もう新米ではない。
『綾里真宵』
成歩堂法律事務所の助手兼霊媒師。最近また修行で忙しかったらしい。ボロ屋で誰かに刺された。
『狩魔冥』
天才検事、狩魔豪の娘。法廷に鞭を持ち込んでいる。
『糸鋸圭介』
刑事事件の初動捜査担当の刑事。検事に減給されるのが悩みらしい。
『裁判長』
すぐ人の意見に流されるおじいさん。裁判の判決はこの人の一存で決まる。
『ブラック・ジャック』
本名、間黒男(はざま くろお)。黒いコートに身をまとったもぐりの医者。腕は超一流。彼に不可能な手術はない。
852: 2011/06/04(土) 13:11:51.88
『ピノコ』
ブラック・ジャックの妻(?)。舌足らずな子供。
『ロック』
本名、間久部緑郎(まくべ ろくろう)。以前ぼくが弁護した法廷での検察側の証人。
『敷島健一』
以前ぼくが弁護を担当して無罪を勝ち取った被告人。裁判の2週間後海に落ちて亡くなった。
『サファイア』
綺麗な外国人の女性。以前ぼくが担当した事件の被害者。一命は取り留めたそうだがまだ怪我が完治していないらしい。
ブラック・ジャックの妻(?)。舌足らずな子供。
『ロック』
本名、間久部緑郎(まくべ ろくろう)。以前ぼくが弁護した法廷での検察側の証人。
『敷島健一』
以前ぼくが弁護を担当して無罪を勝ち取った被告人。裁判の2週間後海に落ちて亡くなった。
『サファイア』
綺麗な外国人の女性。以前ぼくが担当した事件の被害者。一命は取り留めたそうだがまだ怪我が完治していないらしい。
855: 2011/06/04(土) 13:14:35.45
~事件の進展について~
イトノコ
①「単刀直入に言うッス!」
②「事件現場で決定的な証拠品が見つかったッス!」
③「被害者を刺した本物の凶器ッス!」
④「これは被告人の事務所にあったもので、被告人しか持ち出せないッス!」
⑤「前回の法廷で、事件現場には被害者、前回の被告人、今回の被告人の3人しかいなかったことは証明されてる
ッス」
⑥「残念ながら、今回の被告人が犯人で間違いなさそうッス」
イトノコ
①「単刀直入に言うッス!」
②「事件現場で決定的な証拠品が見つかったッス!」
③「被害者を刺した本物の凶器ッス!」
④「これは被告人の事務所にあったもので、被告人しか持ち出せないッス!」
⑤「前回の法廷で、事件現場には被害者、前回の被告人、今回の被告人の3人しかいなかったことは証明されてる
ッス」
⑥「残念ながら、今回の被告人が犯人で間違いなさそうッス」
857: 2011/06/04(土) 13:17:03.45
④「これは被告人の事務所にあったもので、被告人しか持ち出せない…
→つきつける
人物ファイル
『綾里真宵』
成歩堂法律事務所の助手兼霊媒師。最近また修行で忙しかったらしい。ボロ屋で誰かに刺された。
『異議あり!』
→つきつける
人物ファイル
『綾里真宵』
成歩堂法律事務所の助手兼霊媒師。最近また修行で忙しかったらしい。ボロ屋で誰かに刺された。
『異議あり!』
859: 2011/06/04(土) 13:19:28.20
カルマ「…!」
サイバンチョ「…これは?」
BJ「綾里真宵…今回の被害者です」
サイバンチョ「ふむ」
バンッ!!
BJ「彼女は被告人の法律事務所の助手をしています」
BJ「凶器を持ち出すことはいつでもできた!」
『異議あり!』
サイバンチョ「…これは?」
BJ「綾里真宵…今回の被害者です」
サイバンチョ「ふむ」
バンッ!!
BJ「彼女は被告人の法律事務所の助手をしています」
BJ「凶器を持ち出すことはいつでもできた!」
『異議あり!』
860: 2011/06/04(土) 13:21:47.68
カルマ「弁護人!あなたはまさか…」
カルマ「被害者が凶器を現場に持ち込んだというの?」
BJ「…」
BJ「そうですが、何かおかしいですかね?」
ナルホド「…!!!」
カルマ「被害者が凶器を現場に持ち込んだというの?」
BJ「…」
BJ「そうですが、何かおかしいですかね?」
ナルホド「…!!!」
861: 2011/06/04(土) 13:24:05.39
ドンッ!ドンドン!
カルマ「そんなバカなッ!!」
カルマ「どうして彼女がナイフなんか持ち込む必要があったの!!」
BJ「…さあ」
BJ「そいつは分かりません」
カルマ「なんですって!?」
ミツルギ「お、おいブラックジャックさん…」
カルマ「そんなバカなッ!!」
カルマ「どうして彼女がナイフなんか持ち込む必要があったの!!」
BJ「…さあ」
BJ「そいつは分かりません」
カルマ「なんですって!?」
ミツルギ「お、おいブラックジャックさん…」
863: 2011/06/04(土) 13:26:43.48
BJ「本人に直接聞いてみてはいかがですかね」
ナルホド「!!」
ミツルギ「!!」
サイバンチョ「本人に?被害者は今日法廷に来ているのですか?」
BJ「ええ、怪我の容体が安定していましたので」
『異議あり!』
ナルホド「!!」
ミツルギ「!!」
サイバンチョ「本人に?被害者は今日法廷に来ているのですか?」
BJ「ええ、怪我の容体が安定していましたので」
『異議あり!』
867: 2011/06/04(土) 13:30:20.18
カルマ「被害者は記憶喪失だったはずよ!」
カルマ「証言なんてできる状態じゃないわ!」
『異議あり!』
BJ「フフフ…」
カルマ「!?」
BJ「それがですね…新しい方の記憶からだんだん戻ってきているそうで」
カルマ「!!」
BJ「知り合いの医者によれば」
BJ「最近の出来事なら十分証言する能力はあるらしい」
ナルホド(…真宵ちゃん…!)
カルマ「証言なんてできる状態じゃないわ!」
『異議あり!』
BJ「フフフ…」
カルマ「!?」
BJ「それがですね…新しい方の記憶からだんだん戻ってきているそうで」
カルマ「!!」
BJ「知り合いの医者によれば」
BJ「最近の出来事なら十分証言する能力はあるらしい」
ナルホド(…真宵ちゃん…!)
868: 2011/06/04(土) 13:32:42.94
BJ「それに」
BJ「もしかしたら犯人の顔も聞きだせるかもしれませんぜ」
カルマ「!…」
ナルホド「!!」
ミツルギ「!!」
どよどよどよ…
カンッ!カンッ!カンッ!
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
BJ「もしかしたら犯人の顔も聞きだせるかもしれませんぜ」
カルマ「!…」
ナルホド「!!」
ミツルギ「!!」
どよどよどよ…
カンッ!カンッ!カンッ!
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
871: 2011/06/04(土) 13:35:38.36
カルマ「…」
BJ「…」
サイバンチョ「ふむぅ…確かに被害者の体調は心配です」
サイバンチョ「しかし医者の許可もおりていることですし…」
サイバンチョ「なにより、非常に重要な証言が得られるかもしれません」
サイバンチョ「被害者の綾里真宵さんを入廷させてください」
カルマ「…」
BJ「…」
サイバンチョ「ふむぅ…確かに被害者の体調は心配です」
サイバンチョ「しかし医者の許可もおりていることですし…」
サイバンチョ「なにより、非常に重要な証言が得られるかもしれません」
サイバンチョ「被害者の綾里真宵さんを入廷させてください」
カルマ「…」
873: 2011/06/04(土) 13:37:59.48
マヨイ「…」
ナルホド(真宵ちゃん…!ベッドに乗ったまま…!)
マヨイ「…」
BJ「気分はいかがかね?」
真宵「あ、はい!大丈夫です」
サイバンチョ「では早速ですが証言のほうをお願いします」
ナルホド(真宵ちゃん…!ベッドに乗ったまま…!)
マヨイ「…」
BJ「気分はいかがかね?」
真宵「あ、はい!大丈夫です」
サイバンチョ「では早速ですが証言のほうをお願いします」
875: 2011/06/04(土) 13:45:42.44
~証言開始~
~真宵の行動~
①「え…えーっとあたしが刺されたあの日の話ですよね…」
②「あのっ!あたしっ!ナイフなんて持ち出してません!」
③「確かにボロ屋に行く前、成歩堂…さんの事務所に寄ったけど」
④「あ、でも刺された後に見た人は思い出してきたよ!」
⑤「ぐさーっ!てされたあと、必氏で振り返ったの!」
⑥「たしか…青いスーツでギザギザした髪の男の人だったと思う…」
~真宵の行動~
①「え…えーっとあたしが刺されたあの日の話ですよね…」
②「あのっ!あたしっ!ナイフなんて持ち出してません!」
③「確かにボロ屋に行く前、成歩堂…さんの事務所に寄ったけど」
④「あ、でも刺された後に見た人は思い出してきたよ!」
⑤「ぐさーっ!てされたあと、必氏で振り返ったの!」
⑥「たしか…青いスーツでギザギザした髪の男の人だったと思う…」
884: 2011/06/04(土) 13:49:03.20
BJ(…)
ミツルギ「お、おい青いスーツってまさか…!」
BJ「…まあとにかく、尋問してみましょうか」
BJ「人間、言葉足らずで誤解するってこともよくあるものでしょう」
ミツルギ「…」
ミツルギ「お、おい青いスーツってまさか…!」
BJ「…まあとにかく、尋問してみましょうか」
BJ「人間、言葉足らずで誤解するってこともよくあるものでしょう」
ミツルギ「…」
893: 2011/06/04(土) 13:56:03.47
>>888>>889
SS速報ってなんぞそれ
SS速報ってなんぞそれ
899: 2011/06/04(土) 13:58:52.66
~尋問開始~
~真宵の行動~
>>875
①「え…えーっとあたしが刺されたあの日の話ですよね…
『待った!』
~真宵の行動~
>>875
①「え…えーっとあたしが刺されたあの日の話ですよね…
『待った!』
904: 2011/06/04(土) 14:01:32.71
BJ「そうですよ、早く話してください」
マヨイ「え?あ、あの…」
サイバンチョ「まあまあナナシノさん、怪我人ですぞ?そう急かさずに…」
BJ「意識ははっきりしています」
BJ「それに今まで、話すことを考える時間はたっぷりあったはずだ」
マヨイ「ううぅぅ…ごめんなさい…」
ナルホド(この人怪我人に対しても容赦ないな…)
マヨイ「え?あ、あの…」
サイバンチョ「まあまあナナシノさん、怪我人ですぞ?そう急かさずに…」
BJ「意識ははっきりしています」
BJ「それに今まで、話すことを考える時間はたっぷりあったはずだ」
マヨイ「ううぅぅ…ごめんなさい…」
ナルホド(この人怪我人に対しても容赦ないな…)
907: 2011/06/04(土) 14:04:52.83
>>875
②「あのっ!あたしっ!ナイフなんて持ち出してません…
『待った!』
BJ「ほぉう…」
BJ「それは本当かね?」
マヨイ「はい…多分…」
ミツルギ(この子は本当に大丈夫なのか…?)
②「あのっ!あたしっ!ナイフなんて持ち出してません…
『待った!』
BJ「ほぉう…」
BJ「それは本当かね?」
マヨイ「はい…多分…」
ミツルギ(この子は本当に大丈夫なのか…?)
913: 2011/06/04(土) 14:15:00.17
>>875
③「確かにボロ屋に行く前、成歩堂…さんの事務所に寄ったけど…
『待った!』
BJ「寄ったことは確かなんですね?」
マヨイ「…多分…寄ったと思います…」
BJ「そこであんたはナイフを持ち出した」
マヨイ「!いいえ!!持ち出してません!」
③「確かにボロ屋に行く前、成歩堂…さんの事務所に寄ったけど…
『待った!』
BJ「寄ったことは確かなんですね?」
マヨイ「…多分…寄ったと思います…」
BJ「そこであんたはナイフを持ち出した」
マヨイ「!いいえ!!持ち出してません!」
914: 2011/06/04(土) 14:17:53.04
ナルホド「!」
カルマ「!」
サイバンチョ「!」
ミツルギ「!」
BJ「…」
BJ「おや?」
BJ「はっきり思い出してきたのかね?」
マヨイ「…」
マヨイ「…何度も聞くからですよ!」
ミツルギ(…?)
カルマ「!」
サイバンチョ「!」
ミツルギ「!」
BJ「…」
BJ「おや?」
BJ「はっきり思い出してきたのかね?」
マヨイ「…」
マヨイ「…何度も聞くからですよ!」
ミツルギ(…?)
915: 2011/06/04(土) 14:20:02.67
>>875
④「あ、でも刺された後に見た人は思い出してきた…
『待った!』
BJ「そいつは誰ですか?」
マヨイ「えーっと…もうちょっと…ゆっくり言わせてください…」
BJ「…」
サイバンチョ「…そうですよ弁護人」
サイバンチョ「焦る気持ちも分かりますがそう急かさずに」
BJ「…」
④「あ、でも刺された後に見た人は思い出してきた…
『待った!』
BJ「そいつは誰ですか?」
マヨイ「えーっと…もうちょっと…ゆっくり言わせてください…」
BJ「…」
サイバンチョ「…そうですよ弁護人」
サイバンチョ「焦る気持ちも分かりますがそう急かさずに」
BJ「…」
916: 2011/06/04(土) 14:23:02.20
>>875
⑤「ぐさーっ!てされたあと、必氏で振り返ったの
『待った!』
BJ「その時の話…詳しく聞かせてもらえますか?」
マヨイ「は、はい…」
マヨイ「えーっと…空き家に入ってから成歩堂…さんと別れて」
マヨイ「家の中を捜索してました…」
BJ「…それで?」
マヨイ「…いくつか部屋を覗いた後、キッチンに入りました…」
BJ「続けてください」
⑤「ぐさーっ!てされたあと、必氏で振り返ったの
『待った!』
BJ「その時の話…詳しく聞かせてもらえますか?」
マヨイ「は、はい…」
マヨイ「えーっと…空き家に入ってから成歩堂…さんと別れて」
マヨイ「家の中を捜索してました…」
BJ「…それで?」
マヨイ「…いくつか部屋を覗いた後、キッチンに入りました…」
BJ「続けてください」
919: 2011/06/04(土) 14:25:47.60
マヨイ「えと…とりあえず、人のうちに上がったら」
マヨイ「冷蔵庫を勝手に開けるものだってどこかで教わった気がしたから…」
マヨイ「冷蔵庫の中身を物色してました…」
ナルホド(何やってんだよ真宵ちゃん…)
サイバンチョ「ふむぅ…プリンはあったのですかな?」
バチンッ!
サイバンチョ「ヒョヒョッ!!」
カルマ「盗み食いは犯罪よ!!」
BJ「…それで君は?」
マヨイ「冷蔵庫を勝手に開けるものだってどこかで教わった気がしたから…」
マヨイ「冷蔵庫の中身を物色してました…」
ナルホド(何やってんだよ真宵ちゃん…)
サイバンチョ「ふむぅ…プリンはあったのですかな?」
バチンッ!
サイバンチョ「ヒョヒョッ!!」
カルマ「盗み食いは犯罪よ!!」
BJ「…それで君は?」
921: 2011/06/04(土) 14:28:38.42
マヨイ「そしたらいきなりグサーって」
ナルホド(…!!!)
BJ「…ふむ…それで?」
マヨイ「…とにかく必氏でナイフを引き抜いて後ろを振り返りました」
BJ「分かったそこまででいい」
マヨイ「…」
ナルホド(真宵ちゃん…!)
サイバンチョ「何か重要な発言がありましたかな?」
BJ「ええ、証言を一部変えていただきたい」
⑤「ぐさーっ!てされたあと、必氏で振り返ったの!」
↓
⑤「ぐさーっ!てされたあと、必氏でナイフを引き抜いて振り返ったの!」
ナルホド(…!!!)
BJ「…ふむ…それで?」
マヨイ「…とにかく必氏でナイフを引き抜いて後ろを振り返りました」
BJ「分かったそこまででいい」
マヨイ「…」
ナルホド(真宵ちゃん…!)
サイバンチョ「何か重要な発言がありましたかな?」
BJ「ええ、証言を一部変えていただきたい」
⑤「ぐさーっ!てされたあと、必氏で振り返ったの!」
↓
⑤「ぐさーっ!てされたあと、必氏でナイフを引き抜いて振り返ったの!」
923: 2011/06/04(土) 14:30:56.19
>>875
⑥「たしか…青いスーツでギザギザした髪の男の人だったと思う…
『待った!』
BJ「それはもしかして…この人でしたか?」
つ
人物ファイル
『成歩堂龍一』
成歩堂法律事務所の主任弁護士。もう新米ではない。
⑥「たしか…青いスーツでギザギザした髪の男の人だったと思う…
『待った!』
BJ「それはもしかして…この人でしたか?」
つ
人物ファイル
『成歩堂龍一』
成歩堂法律事務所の主任弁護士。もう新米ではない。
927: 2011/06/04(土) 14:37:24.74
マヨイ「…」
マヨイ「そうだったかも…しれないです…」
カルマ「…!!」
ミツルギ「…!!」
ナルホド「な…」
ナルホド「なんだってーーー!!!!」
マヨイ「そうだったかも…しれないです…」
カルマ「…!!」
ミツルギ「…!!」
ナルホド「な…」
ナルホド「なんだってーーー!!!!」
932: 2011/06/04(土) 14:40:22.73
カンッ!カンッ!カンッ!
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
サイバンチョ「被告人、少し静かにしてください」
ナルホド「ええええええええええええええええ!!!!真宵ちゃん!!!!真宵ちゃん!!!」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ナルホド「うわああああああああ!!!!」
カルマ「…」
ペコリ…
カルマ「どうかしら裁判長」
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
サイバンチョ「被告人、少し静かにしてください」
ナルホド「ええええええええええええええええ!!!!真宵ちゃん!!!!真宵ちゃん!!!」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ナルホド「うわああああああああ!!!!」
カルマ「…」
ペコリ…
カルマ「どうかしら裁判長」
935: 2011/06/04(土) 14:42:46.78
カルマ「決定的な証拠」
カルマ「決定的な証人」
カルマ「狩魔のニンゲンは完璧としてよしとする」
ナルホド(真宵ちゃんは検察側の証人じゃないだろ!)
ミツルギ「待て!メイ!」
カルマ「何かしら御剣 怜侍」
ミツルギ「成歩堂には…動機が…彼女を刺す動機がないぞ!」
カルマ「決定的な証人」
カルマ「狩魔のニンゲンは完璧としてよしとする」
ナルホド(真宵ちゃんは検察側の証人じゃないだろ!)
ミツルギ「待て!メイ!」
カルマ「何かしら御剣 怜侍」
ミツルギ「成歩堂には…動機が…彼女を刺す動機がないぞ!」
938: 2011/06/04(土) 14:46:41.47
カルマ指(ふりふり…)
カルマ「そんなもの」
カルマ「愛憎のもつれとか、どうとでも説明つくわ」
ミツルギ「…!!!」
サイバンチョ「ふむぅ…被害者を刺したのは被告人で間違いなさそうですね…」
ナルホド「ええーーー!!!」
940: 2011/06/04(土) 14:49:09.22
カルマ「さあ裁判長!判決を!」
サイバンチョ「分かりました」
サイバンチョ「これ以上議論する余地はありません」
サイバンチョ「被告人、成歩堂龍一に判決を言い渡します」
ナルホド「待っ…」
『有』
『ざ』
『異議あり!』
サイバンチョ「分かりました」
サイバンチョ「これ以上議論する余地はありません」
サイバンチョ「被告人、成歩堂龍一に判決を言い渡します」
ナルホド「待っ…」
『有』
『ざ』
『異議あり!』
942: 2011/06/04(土) 14:51:33.60
サイバンチョ「…!」
BJ「…」
BJ「盛り上がっているところすまないが」
BJ「私の尋問はまだ終わっていないんですがね」
カルマ「!!」
ミツルギ「!!」
BJ「…」
BJ「盛り上がっているところすまないが」
BJ「私の尋問はまだ終わっていないんですがね」
カルマ「!!」
ミツルギ「!!」
944: 2011/06/04(土) 14:55:23.83
カルマ「何を言ってるの!?」
カルマ「もう何があろうと成歩堂龍一が犯人であることは変わらないわ!!」
BJ「ふっ…」
カルマ「?」
BJ「あんた、本当に彼が犯人だと思っているんですかい?」
カルマ(…!)
BJ「私には最も犯罪から疎遠な人物に見えますがね」
ナルホド「…!!」
カルマ「もう何があろうと成歩堂龍一が犯人であることは変わらないわ!!」
BJ「ふっ…」
カルマ「?」
BJ「あんた、本当に彼が犯人だと思っているんですかい?」
カルマ(…!)
BJ「私には最も犯罪から疎遠な人物に見えますがね」
ナルホド「…!!」
949: 2011/06/04(土) 15:00:41.72
カルマ「それじゃああなたは、この証人が嘘の証言を…しているとでもいうの…?」
BJ「まあ、そうなりますかね」
カルマ「…そこまで言うのならそれを証明する証拠品を提示しなさい!」
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「法廷では!感情論などもってのほか!」
カルマ「一度だけチャンスをあげるわ!」
BJ「…」
カルマ「さあ!どこに矛盾があるの!?」
BJ(検事に証拠品を提示しよう)
BJ「まあ、そうなりますかね」
カルマ「…そこまで言うのならそれを証明する証拠品を提示しなさい!」
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「法廷では!感情論などもってのほか!」
カルマ「一度だけチャンスをあげるわ!」
BJ「…」
カルマ「さあ!どこに矛盾があるの!?」
BJ(検事に証拠品を提示しよう)
5: 2011/06/04(土) 15:05:27.02
法廷ファイル
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
7: 2011/06/04(土) 15:08:37.45
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと誰のものか分からない指紋がついている。
法廷ファイル⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったそうだ。
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた真宵の血痕と、成歩堂と誰のものか分からない指紋がついている。
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと誰のものか分からない指紋がついている。
法廷ファイル⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったそうだ。
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた真宵の血痕と、成歩堂と誰のものか分からない指紋がついている。
10: 2011/06/04(土) 15:09:48.46
~真宵の行動~
①「え…えーっとあたしが刺されたあの日の話ですよね…」
②「あのっ!あたしっ!ナイフなんて持ち出してません!」
③「確かにボロ屋に行く前、成歩堂…さんの事務所に寄ったけど」
④「あ、でも刺された後に見た人は思い出してきたよ!」
⑤「ぐさーっ!てされたあと、必氏で振り返ったの!」
⑥「たしか…青いスーツでギザギザした髪の男の人だったと思う…」
①「え…えーっとあたしが刺されたあの日の話ですよね…」
②「あのっ!あたしっ!ナイフなんて持ち出してません!」
③「確かにボロ屋に行く前、成歩堂…さんの事務所に寄ったけど」
④「あ、でも刺された後に見た人は思い出してきたよ!」
⑤「ぐさーっ!てされたあと、必氏で振り返ったの!」
⑥「たしか…青いスーツでギザギザした髪の男の人だったと思う…」
11: 2011/06/04(土) 15:11:15.85
⑤「ぐさーっ!てされたあと、必氏でナイフを引き抜いて振り返ったの!」
→つきつける
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた真宵の血痕と、成歩堂と誰のものか分からない指紋がついている。
『異議あり!』
→つきつける
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた真宵の血痕と、成歩堂と誰のものか分からない指紋がついている。
『異議あり!』
17: 2011/06/04(土) 15:13:08.84
BJ「…」
ミツルギ「…」
カルマ「…」
サイバンチョ「…」
ミツルギ「…」
カルマ「…」
サイバンチョ「…」
20: 2011/06/04(土) 15:14:25.09
カルマ「あなたの言う矛盾はこの程度のものなのかしら?」
BJ「…」
カルマ「『誰のものか分からない指紋』がついている…」
カルマ「こんなもの、事件の前に、関係ない誰かが触ってついたに決まってるでしょ!」
ナルホド(…!!)
ミツルギ(いや、そうじゃない…!)
BJ「…」
カルマ「『誰のものか分からない指紋』がついている…」
カルマ「こんなもの、事件の前に、関係ない誰かが触ってついたに決まってるでしょ!」
ナルホド(…!!)
ミツルギ(いや、そうじゃない…!)
22: 2011/06/04(土) 15:15:39.29
BJ「狩魔検事…」
カルマ「な、何よ…」
BJ「『誰か』の指紋が『ついていた』ことが問題じゃない」
カルマ「…?」
BJ「『誰かさん』の指紋が『ついていない』ことが問題なのさ」
カルマ「!!」
カルマ「な、何よ…」
BJ「『誰か』の指紋が『ついていた』ことが問題じゃない」
カルマ「…?」
BJ「『誰かさん』の指紋が『ついていない』ことが問題なのさ」
カルマ「!!」
24: 2011/06/04(土) 15:17:00.65
バンッ!!
BJ「証人は『必氏でナイフを引き抜いた』と言った!」
BJ「ならばどうして、証人の指紋がついていないのかね!?」
グサッ!
カルマ「…!!!」(くねくね)
BJ「証人は『必氏でナイフを引き抜いた』と言った!」
BJ「ならばどうして、証人の指紋がついていないのかね!?」
グサッ!
カルマ「…!!!」(くねくね)
29: 2011/06/04(土) 15:22:45.12
サイバンチョ「すると…どういうことになるのですか?」
ミツルギ(…!)
カルマ「…!」
ナルホド(たしかにこれって…)
カルマ「被害者の…指紋がついていないから…」
カルマ「なんなの?」
ナルホド(!)
BJ「…………」
ナルホド(えーっと…)
ミツルギ「何か…問題があるんですか?…ブラックジャックさん」
ナルホド(えええええええ!?)
ミツルギ(…!)
カルマ「…!」
ナルホド(たしかにこれって…)
カルマ「被害者の…指紋がついていないから…」
カルマ「なんなの?」
ナルホド(!)
BJ「…………」
ナルホド(えーっと…)
ミツルギ「何か…問題があるんですか?…ブラックジャックさん」
ナルホド(えええええええ!?)
34: 2011/06/04(土) 15:27:33.40
マヨイ「あ、あのー…」
マヨイ「あたし、触ってなかったかもしれないです」
ナルホド(!!)
マヨイ「ナイフはあたしを刺した人が…引き抜いたのかも…」
BJ「…」
ナルホド(何も問題ないじゃないか!!)
マヨイ「あたし、触ってなかったかもしれないです」
ナルホド(!!)
マヨイ「ナイフはあたしを刺した人が…引き抜いたのかも…」
BJ「…」
ナルホド(何も問題ないじゃないか!!)
40: 2011/06/04(土) 15:32:01.29
カルマ「…」
BJ「…」
サイバンチョ「…それでは、残った疑問も全てなくなりましたね?」
ミツルギ(…!!!)
ナルホド(…!!!)
カルマ(…)
サイバンチョ「それでは、今度こそ判決を言い渡します」
ナルホド「!!!ブ、ブラックジャックさん!!御剣!!」
BJ「…」
ミツルギ「うむ…」
ナルホド「…!!ちょっと待っ…」
『有』
『罪』
BJ「…」
サイバンチョ「…それでは、残った疑問も全てなくなりましたね?」
ミツルギ(…!!!)
ナルホド(…!!!)
カルマ(…)
サイバンチョ「それでは、今度こそ判決を言い渡します」
ナルホド「!!!ブ、ブラックジャックさん!!御剣!!」
BJ「…」
ミツルギ「うむ…」
ナルホド「…!!ちょっと待っ…」
『有』
『罪』
42: 2011/06/04(土) 15:32:27.02
『待った!』
ナルホド「!!」
ミツルギ「!!」
カルマ「!!」
BJ「!」
サイバンチョ「だ、誰ですか!?今発言した人は!!」
ナルホド「!!」
ミツルギ「!!」
カルマ「!!」
BJ「!」
サイバンチョ「だ、誰ですか!?今発言した人は!!」
44: 2011/06/04(土) 15:33:05.56
ピノコ「ピノコらのよさ~!!」
ナルホド「ええ!?」
ミツルギ「…なんだこの子供は…」
ピノコ「ちぇんちぇー頼まれてた物持ってきたのよさ!」
BJ「遅いぞピノコ」
ピノコ「これれも急いれ来たんやかやね!」
カルマ「…!」
ナルホド「ええ!?」
ミツルギ「…なんだこの子供は…」
ピノコ「ちぇんちぇー頼まれてた物持ってきたのよさ!」
BJ「遅いぞピノコ」
ピノコ「これれも急いれ来たんやかやね!」
カルマ「…!」
47: 2011/06/04(土) 15:34:05.34
ピノコ「はい!」
つ 証拠品の追加情報
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた(入院した後の)真宵の血痕と、成歩堂と(入院した後の)真宵の指紋がついている。
つ 証拠品の追加情報
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた(入院した後の)真宵の血痕と、成歩堂と(入院した後の)真宵の指紋がついている。
49: 2011/06/04(土) 15:34:33.16
ナルホド(…え?)
ミツルギ(…これは…?)
ナルホド(どういうことだ…?)
カルマ「…?」
BJ「……おっと!」
BJ「そういえば、私は午後から用事があったんだ」
ナルホド「!?」
ミツルギ「!?」
カルマ「!?」
ミツルギ(…これは…?)
ナルホド(どういうことだ…?)
カルマ「…?」
BJ「……おっと!」
BJ「そういえば、私は午後から用事があったんだ」
ナルホド「!?」
ミツルギ「!?」
カルマ「!?」
52: 2011/06/04(土) 15:35:31.85
BJ「それでは私はこれで」
スタスタスタ…
ミツルギ「お、おいどこへ行く!」
カルマ「判決を最後まで聞いてから退廷しなさい卑怯者!」
BJ「フフフ…実は私は弁護士でもなんでもない」
BJ「ただのもぐりの医者でしてね」
カルマ「!!」
ミツルギ「!!」
サイバンチョ「!!」
BJ「あとはベテランの先生におまかせしますよ」
つ弁護士バッジ
スタスタスタ…
ミツルギ「お、おいどこへ行く!」
カルマ「判決を最後まで聞いてから退廷しなさい卑怯者!」
BJ「フフフ…実は私は弁護士でもなんでもない」
BJ「ただのもぐりの医者でしてね」
カルマ「!!」
ミツルギ「!!」
サイバンチョ「!!」
BJ「あとはベテランの先生におまかせしますよ」
つ弁護士バッジ
54: 2011/06/04(土) 15:37:07.14
ナルホド「…!」
ナルホド(よく見たらこのバッジ…ダンボールでできてるぞ!?)
BJ「それでは…」
BJ「いくぞ、ピノコ」
ピノコ「あ~ん待つのよさ~」
スタスタスタスタ…
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「…行ってしまいましたな」
ナルホド(よく見たらこのバッジ…ダンボールでできてるぞ!?)
BJ「それでは…」
BJ「いくぞ、ピノコ」
ピノコ「あ~ん待つのよさ~」
スタスタスタスタ…
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「…行ってしまいましたな」
55: 2011/06/04(土) 15:38:08.39
サイバンチョ「それでは気を取り直して判決を…」
『待った!』
ミツルギ「…!」
カルマ「…!」
サイバンチョ「!!どうしました?成歩堂…いえ、被告人」
『待った!』
ミツルギ「…!」
カルマ「…!」
サイバンチョ「!!どうしました?成歩堂…いえ、被告人」
56: 2011/06/04(土) 15:42:59.38
ナルホド(…)
ナルホド(今、ぼくの頭の中に)
ナルホド(一つだけ浮かんだ『仮説』がある)
ナルホド(…)
ナルホド(…そうか…)
ナルホド(…そうだったのか…)
ナルホド(初めから…あの人は知っていたんだ…)
ナルホド(犯人は…あの人でもない)
ナルホド(ぼくでもない)
ナルホド(…だとしたら…一人しかいないじゃないか…!!)
ナルホド(今、ぼくの頭の中に)
ナルホド(一つだけ浮かんだ『仮説』がある)
ナルホド(…)
ナルホド(…そうか…)
ナルホド(…そうだったのか…)
ナルホド(初めから…あの人は知っていたんだ…)
ナルホド(犯人は…あの人でもない)
ナルホド(ぼくでもない)
ナルホド(…だとしたら…一人しかいないじゃないか…!!)
57: 2011/06/04(土) 15:44:25.37
バンッ!!
ナルホド「弁護側は…」
ナルホド「証人…!!」
ナルホド「綾里真宵を!!」
ナルホド「告訴します!!!」
!
!
!
ナルホド「弁護側は…」
ナルホド「証人…!!」
ナルホド「綾里真宵を!!」
ナルホド「告訴します!!!」
!
!
!
60: 2011/06/04(土) 15:45:58.24
ミツルギ「!…」
サイバンチョ「な…」
カルマ「なんですってーーーーー!!!!!!」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
マヨイ「…」
サイバンチョ「な…」
カルマ「なんですってーーーーー!!!!!!」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
マヨイ「…」
66: 2011/06/04(土) 15:47:33.91
サイバンチョ「な、成歩堂君!…ということは…」
サイバンチョ「被害者、綾里真宵自身が…自分を刺したということですか!?」
マヨイ「…」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ナルホド(狩魔検事がところ構わず鞭をふりまわしているぞ…)
ドンッ!ドンドン!
カルマ「バカがバカな顔してバカげたことを…」
サイバンチョ「被害者、綾里真宵自身が…自分を刺したということですか!?」
マヨイ「…」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ナルホド(狩魔検事がところ構わず鞭をふりまわしているぞ…)
ドンッ!ドンドン!
カルマ「バカがバカな顔してバカげたことを…」
71: 2011/06/04(土) 15:49:32.11
ナルホド「いいえ、真宵ちゃんは誰も刺してなんかいません」
サイバンチョ「何ですと!?」
ミツルギ「おい!どういうことだ成歩堂!!」
ナルホド「…」
カルマ「もったいぶらずに早く言いなさい成歩堂龍一!!」
サイバンチョ「何ですと!?」
ミツルギ「おい!どういうことだ成歩堂!!」
ナルホド「…」
カルマ「もったいぶらずに早く言いなさい成歩堂龍一!!」
74: 2011/06/04(土) 15:51:22.80
ナルホド(ブラックジャックさんがなぜぼくに裁判を託したか)
ナルホド(さっきピノコちゃんが持ってきてくれた証拠品とあわせて考えれば)
ナルホド(答えはでているんだ!)
→
真宵ちゃんは氏んでいる
真宵ちゃんは誰かを庇っている
真宵ちゃんは真宵ちゃんじゃない
ナルホド(さっきピノコちゃんが持ってきてくれた証拠品とあわせて考えれば)
ナルホド(答えはでているんだ!)
→
真宵ちゃんは氏んでいる
真宵ちゃんは誰かを庇っている
真宵ちゃんは真宵ちゃんじゃない
75: 2011/06/04(土) 15:52:49.37
→真宵ちゃんは真宵ちゃんじゃない
サイバンチョ「???」
カルマ「…?」
ミツルギ「…!」
カルマ「何を言っているの?成歩堂龍一」
76: 2011/06/04(土) 15:54:49.99
ナルホド「…」
バンッ!!
ナルホド「今証言台にいるその女の子は…」
ナルホド「本物の真宵ちゃんではないんです!!!」
!
!
!
!
!
バンッ!!
ナルホド「今証言台にいるその女の子は…」
ナルホド「本物の真宵ちゃんではないんです!!!」
!
!
!
!
!
81: 2011/06/04(土) 15:56:10.92
どよどよどよ…
カンッ!カンッ!カンッ!
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
カルマ「…!!!!」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ナルホド「いたたッッ!!やめてくれよもう!!」
カンッ!カンッ!カンッ!
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
カルマ「…!!!!」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ナルホド「いたたッッ!!やめてくれよもう!!」
88: 2011/06/04(土) 15:59:04.99
カルマ「…バカがバカな子をバカらしく忘れてしまったようね…」
サイバンチョ「ならば成歩堂君!この証人はいったい誰なのですか!!」
ナルホド(………)
ナルホド(ブラックジャックさんは仕事の話をかたくなにやりたがらなかった)
ナルホド(でもそれが逆に、容疑者を狭める形になっている)
ナルホド(裁判長に教えてあげよう)
サイバンチョ「ならば成歩堂君!この証人はいったい誰なのですか!!」
ナルホド(………)
ナルホド(ブラックジャックさんは仕事の話をかたくなにやりたがらなかった)
ナルホド(でもそれが逆に、容疑者を狭める形になっている)
ナルホド(裁判長に教えてあげよう)
89: 2011/06/04(土) 16:00:44.46
人物ファイル
『成歩堂龍一』
成歩堂法律事務所の主任弁護士。もう新米ではない。
『綾里真宵』
成歩堂法律事務所の助手兼霊媒師。最近また修行で忙しかったらしい。ボロ屋で誰かに刺された。
『狩魔冥』
天才検事、狩魔豪の娘。法廷に鞭を持ち込んでいる。
『糸鋸圭介』
刑事事件の初動捜査担当の刑事。検事に減給されるのが悩みらしい。
『裁判長』
すぐ人の意見に流されるおじいさん。裁判の判決はこの人の一存で決まる。
『ブラック・ジャック』
本名、間黒男(はざま くろお)。黒いコートに身をまとったもぐりの医者。腕は超一流。彼に不可能な手術はない。
『ピノコ』
ブラック・ジャックの妻(?)。舌足らずな子供。
『ロック』
本名、間久部緑郎(まくべ ろくろう)。以前ぼくが弁護した法廷での検察側の証人。
『敷島健一』
以前ぼくが弁護を担当して無罪を勝ち取った被告人。裁判の2週間後海に落ちて亡くなった。
『サファイア』
綺麗な外国人の女性。以前ぼくが担当した事件の被害者。一命は取り留めたそうだがまだ怪我が完治していないらしい。
『成歩堂龍一』
成歩堂法律事務所の主任弁護士。もう新米ではない。
『綾里真宵』
成歩堂法律事務所の助手兼霊媒師。最近また修行で忙しかったらしい。ボロ屋で誰かに刺された。
『狩魔冥』
天才検事、狩魔豪の娘。法廷に鞭を持ち込んでいる。
『糸鋸圭介』
刑事事件の初動捜査担当の刑事。検事に減給されるのが悩みらしい。
『裁判長』
すぐ人の意見に流されるおじいさん。裁判の判決はこの人の一存で決まる。
『ブラック・ジャック』
本名、間黒男(はざま くろお)。黒いコートに身をまとったもぐりの医者。腕は超一流。彼に不可能な手術はない。
『ピノコ』
ブラック・ジャックの妻(?)。舌足らずな子供。
『ロック』
本名、間久部緑郎(まくべ ろくろう)。以前ぼくが弁護した法廷での検察側の証人。
『敷島健一』
以前ぼくが弁護を担当して無罪を勝ち取った被告人。裁判の2週間後海に落ちて亡くなった。
『サファイア』
綺麗な外国人の女性。以前ぼくが担当した事件の被害者。一命は取り留めたそうだがまだ怪我が完治していないらしい。
90: 2011/06/04(土) 16:01:36.56
→つきつける
人物ファイル
『サファイア』
綺麗な外国人の女性。以前ぼくが担当した事件の被害者。一命は取り留めたそうだがまだ怪我が完治していないらしい。
『くらえ!』
人物ファイル
『サファイア』
綺麗な外国人の女性。以前ぼくが担当した事件の被害者。一命は取り留めたそうだがまだ怪我が完治していないらしい。
『くらえ!』
94: 2011/06/04(土) 16:03:55.04
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「どなたですかな?この方は」
ナルホド「忘れてしまいましたか裁判長」
ナルホド「彼女は以前、ぼくが担当した事件の被害者です」
つ
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
サイバンチョ「どなたですかな?この方は」
ナルホド「忘れてしまいましたか裁判長」
ナルホド「彼女は以前、ぼくが担当した事件の被害者です」
つ
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
100: 2011/06/04(土) 16:07:39.58
サイバンチョ「…」
『異議あり!』
ナルホド「!!」
カルマ「あなたはまだ大事なことを忘れているようね!」
カルマ「彼女が綾里真宵でないというのなら」
カルマ「証拠を見せてみなさい!!」
ナルホド「!!!」
『異議あり!』
ナルホド「!!」
カルマ「あなたはまだ大事なことを忘れているようね!」
カルマ「彼女が綾里真宵でないというのなら」
カルマ「証拠を見せてみなさい!!」
ナルホド「!!!」
109: 2011/06/04(土) 16:16:16.85
ナルホド「…」
ナルホド「…分かりました」
カルマ「!!」
ナルホド「弁護側には彼女が真宵ちゃんじゃないことを証明する証拠品があります!」
カルマ「!!」
サイバンチョ「…分かりました」
サイバンチョ「ではその証拠品を提示してください」
カルマ「……!!!」
ドンッ!ドンドン!
ミツルギ「…」
ナルホド「…それは…!」
ナルホド「…分かりました」
カルマ「!!」
ナルホド「弁護側には彼女が真宵ちゃんじゃないことを証明する証拠品があります!」
カルマ「!!」
サイバンチョ「…分かりました」
サイバンチョ「ではその証拠品を提示してください」
カルマ「……!!!」
ドンッ!ドンドン!
ミツルギ「…」
ナルホド「…それは…!」
111: 2011/06/04(土) 16:21:26.19
→つきつける
法廷ファイル
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったそうだ。
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた(入院した後の)真宵の血痕と、成歩堂と(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったそうだ。
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた(入院した後の)真宵の血痕と、成歩堂と(入院した後の)真宵の指紋がついている。
112: 2011/06/04(土) 16:23:31.05
→つきつける
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと(入院した後の)真宵の指紋がついている。
『くらえ!』
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと(入院した後の)真宵の指紋がついている。
『くらえ!』
113: 2011/06/04(土) 16:26:35.82
サイバンチョ「写真…ですね」
ナルホド「はい、写っている女の子は真宵ちゃんです」
カルマ「……何かしら?」
カルマ「顔が似ていないとでも言うつもりなの?」
ナルホド「いいえ、もちろん違います」
ナルホド「はい、写っている女の子は真宵ちゃんです」
カルマ「……何かしら?」
カルマ「顔が似ていないとでも言うつもりなの?」
ナルホド「いいえ、もちろん違います」
116: 2011/06/04(土) 16:33:03.38
ナルホド「…ぼくは、『ある事件』でピストルについた真宵ちゃんの指紋と」
ナルホド「この写真についている指紋を照合してもらいましたが」
ナルホド「一致しませんでした」
カルマ「『ある事件』…?」
ナルホド「狩魔検事、あなたが検察を担当した倉院の里で起こった事件ですよ」
カルマ「…!」
ナルホド「この写真についている指紋を照合してもらいましたが」
ナルホド「一致しませんでした」
カルマ「『ある事件』…?」
ナルホド「狩魔検事、あなたが検察を担当した倉院の里で起こった事件ですよ」
カルマ「…!」
118: 2011/06/04(土) 16:37:26.02
ナルホド「しかし」
ナルホド「今ここにいる証人の指紋はこの写真についている指紋と一致しています」
カルマ「!!!」
バンッ!!
ナルホド「これはもう」
ナルホド「以前の真宵ちゃんと今の真宵ちゃんが別人であるということでしか説明がつかない!」
グサッ!!
カルマ「キャアアアアアアアア!!!!」
ナルホド「今ここにいる証人の指紋はこの写真についている指紋と一致しています」
カルマ「!!!」
バンッ!!
ナルホド「これはもう」
ナルホド「以前の真宵ちゃんと今の真宵ちゃんが別人であるということでしか説明がつかない!」
グサッ!!
カルマ「キャアアアアアアアア!!!!」
120: 2011/06/04(土) 16:39:10.06
ナルホド(…それに…たぶん…)
~回想~
ナルホド「ほら!真宵ちゃん!早く服を脱いで!」
マヨイ「え!!」
(ぐいぐい…)
マヨイ「やめてよなるほど君!!」
ナルホド「恥ずかしがってる場合じゃないだろう!!」
(ぐいぐい…)
~回想終わり~
~回想~
ナルホド「ほら!真宵ちゃん!早く服を脱いで!」
マヨイ「え!!」
(ぐいぐい…)
マヨイ「やめてよなるほど君!!」
ナルホド「恥ずかしがってる場合じゃないだろう!!」
(ぐいぐい…)
~回想終わり~
121: 2011/06/04(土) 16:40:16.76
ナルホド(あの時服を脱ぐことをすごく嫌がってたのは…)
ナルホド(ぼくに裸を見られるのが恥ずかしかったからじゃない)
ナルホド(決定的な証拠がないなら)
ナルホド(ハッタリで押し通そう!)
ナルホド「…すみませんが証人…」
ナルホド「服を、脱いでもらえますか?」
マヨイ「…」
ミツルギ「なッ!!!」
カルマ「!!!!!!」
サイバンチョ「ふむぅ…それは何か意図があるのですか?成歩堂君」
ナルホド(ぼくに裸を見られるのが恥ずかしかったからじゃない)
ナルホド(決定的な証拠がないなら)
ナルホド(ハッタリで押し通そう!)
ナルホド「…すみませんが証人…」
ナルホド「服を、脱いでもらえますか?」
マヨイ「…」
ミツルギ「なッ!!!」
カルマ「!!!!!!」
サイバンチョ「ふむぅ…それは何か意図があるのですか?成歩堂君」
122: 2011/06/04(土) 16:43:11.39
ナルホド(確か法廷ファイルの中に…)
法廷ファイル⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったそうだ。
法廷ファイル⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったそうだ。
124: 2011/06/04(土) 16:50:39.44
バンッ!!
ナルホド「証人!」
ナルホド「…あなたには」
ナルホド「左腕と、背中に傷のあとがあるはずです!」
マヨイ「…」
サイバンチョ「傷…ですか?それはどういう…」
ナルホド「サファイアさんは昔、体のいたるところに大怪我をしました」
ナルホド「そして、それはまだ完治していません」
ナルホド(顔だけは多分…整形した時に傷も消せたんだろうな)
マヨイ「…」
ナルホド「証人!」
ナルホド「…あなたには」
ナルホド「左腕と、背中に傷のあとがあるはずです!」
マヨイ「…」
サイバンチョ「傷…ですか?それはどういう…」
ナルホド「サファイアさんは昔、体のいたるところに大怪我をしました」
ナルホド「そして、それはまだ完治していません」
ナルホド(顔だけは多分…整形した時に傷も消せたんだろうな)
マヨイ「…」
126: 2011/06/04(土) 16:51:25.75
ナルホド「実はぼく、あの時あなたの手術をこっそり覗いてましてね」
ナルホド「見ちゃったんですよ、傷の痕」(嘘だけど)
マヨイ「…」
ミツルギ「な、なんてやつだ…!貴様!どさくさにまぎれて…真宵君の裸を…」
ナルホド(反応が大きいぞ御剣)
カルマ「…」
サイバンチョ「ふむぅ…どうですか?証人、腕だけでもまくって見せてもらえますか?」
ナルホド「見ちゃったんですよ、傷の痕」(嘘だけど)
マヨイ「…」
ミツルギ「な、なんてやつだ…!貴様!どさくさにまぎれて…真宵君の裸を…」
ナルホド(反応が大きいぞ御剣)
カルマ「…」
サイバンチョ「ふむぅ…どうですか?証人、腕だけでもまくって見せてもらえますか?」
128: 2011/06/04(土) 16:52:37.15
マヨイ「…」(ちらっ…)
ナルホド(!)
ミツルギ(!)
カルマ(!)
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「…それは…もしかして…」
サイバンチョ「何かで刺されたあとですか?」
マヨイ「…」
マヨイ(にこっ)
ナルホド「!!!」
130: 2011/06/04(土) 16:54:27.78
マヨイ「たしかに…私は綾里真宵じゃない」
ナルホド(!!)
カルマ「!!」
マヨイ「…」
マヨイ「…そう…」
マヨイ「……サファイア…」
マヨイ「私の名前は、サファイア…」
ナルホド(!!!)
サイバンチョ「なんと!!」
ミツルギ「その顔は……整形か!」
ナルホド(多分、ブラックジャックさんが手術したんだろうな)
ナルホド(!!)
カルマ「!!」
マヨイ「…」
マヨイ「…そう…」
マヨイ「……サファイア…」
マヨイ「私の名前は、サファイア…」
ナルホド(!!!)
サイバンチョ「なんと!!」
ミツルギ「その顔は……整形か!」
ナルホド(多分、ブラックジャックさんが手術したんだろうな)
131: 2011/06/04(土) 16:55:07.74
サファイア「でも…どうしてそんなに『勝った』顔をしているのかしら…」
ナルホド(…!)
バンッ!!
ナルホド「凶器にはあなたの指紋がついていた!」
ナルホド「これは、あなたが自分自身を刺した証拠になる!」
『異議あり!』
ナルホド「…!」
カルマ「…」
ナルホド(…!)
バンッ!!
ナルホド「凶器にはあなたの指紋がついていた!」
ナルホド「これは、あなたが自分自身を刺した証拠になる!」
『異議あり!』
ナルホド「…!」
カルマ「…」
132: 2011/06/04(土) 16:55:44.62
カルマ「忘れたの成歩堂龍一」
カルマ「凶器にはあなたの指紋もついていた」
カルマ「あなたが第一容疑者なのは変わらないわ!」
ナルホド「…だけど!」
ナルホド「彼女が自分を刺した『可能性』も少なからずあるはずです!」
サファイア(にこっ)
ナルホド「…!」
サファイア「どうして?」
ナルホド「!」
133: 2011/06/04(土) 16:56:59.36
サファイア「可能性なんて…」
サファイア「ないわ」
カルマ「…その通り」
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「この証人には!わざわざ自分を刺す理由!動機がない!」
ナルホド「…!!!」
サファイア「ないわ」
カルマ「…その通り」
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「この証人には!わざわざ自分を刺す理由!動機がない!」
ナルホド「…!!!」
134: 2011/06/04(土) 16:57:38.69
サイバンチョ「たしかに…それもそうですね」
サイバンチョ「常識的に考えて自分を刺すなど狂気の沙汰です」
ナルホド「…そんな…!」
サファイア「ふ…ふ…ふ…」
サファイア「『あなた』が………」
ナルホド「?」
サファイア「……『お前』が刺したんだよ成歩堂…」
ナルホド「!!」
サファイア「ふふ…ふふふ……」
サファイア「ざまあみろ…」
ナルホド「!!!?」
サイバンチョ「常識的に考えて自分を刺すなど狂気の沙汰です」
ナルホド「…そんな…!」
サファイア「ふ…ふ…ふ…」
サファイア「『あなた』が………」
ナルホド「?」
サファイア「……『お前』が刺したんだよ成歩堂…」
ナルホド「!!」
サファイア「ふふ…ふふふ……」
サファイア「ざまあみろ…」
ナルホド「!!!?」
135: 2011/06/04(土) 16:58:34.61
サイバンチョ「ふむぅ…意外な事実が見つかってどうなることかと思いましたが…」
サイバンチョ「判決は覆りそうにありませんな」
ナルホド「ま、待ってください裁判長!!ぼくはまだ…!」
サイバンチョ「いいえ、もう待てません」
サイバンチョ「これから私はスキーの予定が入っています」
ナルホド(知らないよそんなこと!!)
143: 2011/06/04(土) 17:03:49.09
ミツルギ「…成歩堂!」
ナルホド「!!」
ミツルギ「こういう時、お前の師匠がなんと言っていたか忘れたのか!?」
ナルホド「…!!」
ナルホド「発想を『逆転』させる…!」
ミツルギ「そうだ!きっとまだ望みはある!あきらめるな!」
ナルホド「…!!」
ナルホド(…)
ナルホド「!!」
ミツルギ「こういう時、お前の師匠がなんと言っていたか忘れたのか!?」
ナルホド「…!!」
ナルホド「発想を『逆転』させる…!」
ミツルギ「そうだ!きっとまだ望みはある!あきらめるな!」
ナルホド「…!!」
ナルホド(…)
144: 2011/06/04(土) 17:05:20.65
ナルホド(…そうだ…ピンチはチャンスの裏返し…)
ナルホド(今ここで…あの証人の動機を説明できれば)
ナルホド(裁判の流れは大きく変わる…!!)
バンッ!!
ナルホド「弁護側には…」
ナルホド「サファイアさんの動機を立証する証拠品があります!!」
カルマ「…まさか!」
サイバンチョ「何ですと!!」
サファイア「…」(…)
ナルホド(今ここで…あの証人の動機を説明できれば)
ナルホド(裁判の流れは大きく変わる…!!)
バンッ!!
ナルホド「弁護側には…」
ナルホド「サファイアさんの動機を立証する証拠品があります!!」
カルマ「…まさか!」
サイバンチョ「何ですと!!」
サファイア「…」(…)
145: 2011/06/04(土) 17:06:20.56
ミツルギ「お、おいホントにあるのかそんなもの!!」
ミツルギ「いくらなんでもそれは…!」
ナルホド「…言っちゃったものはしょうがないよ」
ミツルギ「おいッ!!」
ミツルギ「いくらなんでもそれは…!」
ナルホド「…言っちゃったものはしょうがないよ」
ミツルギ「おいッ!!」
146: 2011/06/04(土) 17:07:02.63
サイバンチョ「では…時間もありませんので早速提示してください」
カルマ「待ちなさい裁判長」
サイバンチョ「んん?なんですかな?狩魔検事、手短にお願いしますぞ?」
カルマ「この証拠品の提示には、ペナルティを設けるべきよ」
ナルホド「!?」
サイバンチョ「ふむぅ…ペナルティですか」
カルマ「待ちなさい裁判長」
サイバンチョ「んん?なんですかな?狩魔検事、手短にお願いしますぞ?」
カルマ「この証拠品の提示には、ペナルティを設けるべきよ」
ナルホド「!?」
サイバンチョ「ふむぅ…ペナルティですか」
147: 2011/06/04(土) 17:07:53.65
カルマ「あてずっぽうで物を言う弁護士に痛いお灸をすえる必要があるわ」
ナルホド(…クソッ!狩魔検事…あくまでぼくをつぶす気か…!)
サイバンチョ「それもそうですね、申し立てを認めます」
カルマ「…それじゃあ…このくらいでどうかしら」
→MAX
ナルホド「…このくらいって…」
ナルホド(一発退場じゃないか!!)
カルマ「さあ!なぜ証人は自分を刺したというの!?」
ナルホド(…クソッ!狩魔検事…あくまでぼくをつぶす気か…!)
サイバンチョ「それもそうですね、申し立てを認めます」
カルマ「…それじゃあ…このくらいでどうかしら」
→MAX
ナルホド「…このくらいって…」
ナルホド(一発退場じゃないか!!)
カルマ「さあ!なぜ証人は自分を刺したというの!?」
148: 2011/06/04(土) 17:08:59.28
人物ファイル
『成歩堂龍一』
成歩堂法律事務所の主任弁護士。もう新米ではない。
『綾里真宵』
成歩堂法律事務所の助手兼霊媒師。最近また修行で忙しかったらしい。ボロ屋で誰かに刺された?
『狩魔冥』
天才検事、狩魔豪の娘。法廷に鞭を持ち込んでいる。
『糸鋸圭介』
刑事事件の初動捜査担当の刑事。検事に減給されるのが悩みらしい。
『裁判長』
すぐ人の意見に流されるおじいさん。裁判の判決はこの人の一存で決まる。
『ブラック・ジャック』
本名、間黒男(はざま くろお)。黒いコートに身をまとったもぐりの医者。腕は超一流。彼に不可能な手術はない。
『ピノコ』
ブラック・ジャックの妻(?)。舌足らずな子供。
『ロック』
本名、間久部緑郎(まくべ ろくろう)。以前ぼくが弁護した法廷での検察側の証人。
『敷島健一』
以前ぼくが弁護を担当して無罪を勝ち取った被告人。裁判の2週間後海に落ちて亡くなった。
『サファイア』
綺麗な外国人の女性。以前ぼくが担当した事件の被害者。一命は取り留めたそうだがまだ怪我が完治していないらしい。
『成歩堂龍一』
成歩堂法律事務所の主任弁護士。もう新米ではない。
『綾里真宵』
成歩堂法律事務所の助手兼霊媒師。最近また修行で忙しかったらしい。ボロ屋で誰かに刺された?
『狩魔冥』
天才検事、狩魔豪の娘。法廷に鞭を持ち込んでいる。
『糸鋸圭介』
刑事事件の初動捜査担当の刑事。検事に減給されるのが悩みらしい。
『裁判長』
すぐ人の意見に流されるおじいさん。裁判の判決はこの人の一存で決まる。
『ブラック・ジャック』
本名、間黒男(はざま くろお)。黒いコートに身をまとったもぐりの医者。腕は超一流。彼に不可能な手術はない。
『ピノコ』
ブラック・ジャックの妻(?)。舌足らずな子供。
『ロック』
本名、間久部緑郎(まくべ ろくろう)。以前ぼくが弁護した法廷での検察側の証人。
『敷島健一』
以前ぼくが弁護を担当して無罪を勝ち取った被告人。裁判の2週間後海に落ちて亡くなった。
『サファイア』
綺麗な外国人の女性。以前ぼくが担当した事件の被害者。一命は取り留めたそうだがまだ怪我が完治していないらしい。
150: 2011/06/04(土) 17:09:32.37
法廷ファイル
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったそうだ。
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた(入院した後の)真宵の血痕と、成歩堂と(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったそうだ。
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた(入院した後の)真宵の血痕と、成歩堂と(入院した後の)真宵の指紋がついている。
168: 2011/06/04(土) 17:16:43.58
→つきつける
『ロック』
本名、間久部緑郎(まくべ ろくろう)。以前ぼくが弁護した法廷での検察側の証人。
『くらえ!』
『ロック』
本名、間久部緑郎(まくべ ろくろう)。以前ぼくが弁護した法廷での検察側の証人。
『くらえ!』
180: 2011/06/04(土) 17:25:20.53
サイバンチョ「…間久部緑郎…一体どなたですか?この方は」
ナルホド「この間の法廷で証人として出廷したロックさんです」
サイバンチョ「!そう言われてみれば見覚えありますな…」
カルマ「…」
ナルホド「裁判長、これを見てください」
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した事件。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
ナルホド「この間の法廷で証人として出廷したロックさんです」
サイバンチョ「!そう言われてみれば見覚えありますな…」
カルマ「…」
ナルホド「裁判長、これを見てください」
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した事件。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
181: 2011/06/04(土) 17:26:24.20
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「なつかしい事件ですな」
カルマ「…?」
ナルホド「ええ、以前ぼくが担当して、無罪を勝ち取った事件です」
バチンッ!
ナルホド「いたっ!」
カルマ「自慢話など聞いていない!」
ナルホド(最後までちゃんと聞いてくれよ…)
182: 2011/06/04(土) 17:27:21.24
ナルホド「…この事件で健一さんが無罪になったことによって」
ナルホド「ある人物が、世間から犯人の疑いをかけられるようになりました」
サイバンチョ「その人物というのは…?」
ナルホド「さきほど提示した、間久部さんのことです」
サファイア「…」
183: 2011/06/04(土) 17:31:37.71
ナルホド「おそらくサファイアさんは」
ナルホド「間久部さんがそういう境遇に立たされたことが」
ナルホド「ひどくショックでした」
サファイア「…」
『異議あり!』
カルマ「どうしてそんなことが言えるのかしら?」
カルマ「この男と証人が特別親しい関係だった証拠でもあるの!?」
ナルホド「間久部さんがそういう境遇に立たされたことが」
ナルホド「ひどくショックでした」
サファイア「…」
『異議あり!』
カルマ「どうしてそんなことが言えるのかしら?」
カルマ「この男と証人が特別親しい関係だった証拠でもあるの!?」
184: 2011/06/04(土) 17:32:53.70
ナルホド(にやり…)
カルマ「!」
ナルホド「もちろん、ありますよ」
カルマ「…!!」
ナルホド(ここからはもう)
ナルホド(一つでも矛盾があったら論理が崩れる)
ナルホド(とにかく!狩魔検事の言いがかりをかわすんだ!)
カルマ「…」
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「ならば!その証拠品を提示しなさい!!」
ナルホド(狩魔検事に間久部さんとサファイアさんの親しさがわかる証拠品を提示しよう)
カルマ「!」
ナルホド「もちろん、ありますよ」
カルマ「…!!」
ナルホド(ここからはもう)
ナルホド(一つでも矛盾があったら論理が崩れる)
ナルホド(とにかく!狩魔検事の言いがかりをかわすんだ!)
カルマ「…」
バチンッ!……ビシィッ!
カルマ「ならば!その証拠品を提示しなさい!!」
ナルホド(狩魔検事に間久部さんとサファイアさんの親しさがわかる証拠品を提示しよう)
185: 2011/06/04(土) 17:33:42.47
法廷ファイル
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったそうだ。
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた(入院した後の)真宵の血痕と、成歩堂と(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったそうだ。
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた(入院した後の)真宵の血痕と、成歩堂と(入院した後の)真宵の指紋がついている。
186: 2011/06/04(土) 17:34:28.58
→つきつける
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
『くらえ!』
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
『くらえ!』
187: 2011/06/04(土) 17:35:13.85
カルマ「…」
サイバンチョ「ふむぅ…これは…」
バンッ!!
ナルホド「…見てのとおりです」
ナルホド「証人は、手術のために」
ナルホド「間久部さんから1億円支払ってもらえるほどの仲でした!」
グサッ!!
カルマ「…!!!」(くねくね)
189: 2011/06/04(土) 17:36:09.92
ミツルギ「い…一億だと…?」
サイバンチョ「ふむぅ…そんな大金を支払ってまで証人の手術をお願いするとは…」
サイバンチョ「よほど親しい間柄だったようですな」
カルマ「くぅ…」
ナルホド「…ええ、おそらく…」
ナルホド「『恋人』…に近いものだったんじゃないでしょうか」
サファイア「!!…」
サイバンチョ「ふむぅ…そんな大金を支払ってまで証人の手術をお願いするとは…」
サイバンチョ「よほど親しい間柄だったようですな」
カルマ「くぅ…」
ナルホド「…ええ、おそらく…」
ナルホド「『恋人』…に近いものだったんじゃないでしょうか」
サファイア「!!…」
190: 2011/06/04(土) 17:37:15.97
サイバンチョ「すると…どういうことなのですか?成歩堂君」
ナルホド「…それほど親しい人が犯人扱いされたんですよ?」
ナルホド「裁判長、そんなことになった原因を」
ナルホド「もう一度よく考えてみてください」
サイバンチョ「…???」
カルマ「…まさか…被告人…あなたは…」
ナルホド「…それほど親しい人が犯人扱いされたんですよ?」
ナルホド「裁判長、そんなことになった原因を」
ナルホド「もう一度よく考えてみてください」
サイバンチョ「…???」
カルマ「…まさか…被告人…あなたは…」
191: 2011/06/04(土) 17:44:36.52
バンッ!!
ナルホド「証人は!健一さんを無罪に導いたぼくに!」
ナルホド「復讐するつもりだったのです!!」
カルマ「!!」
サイバンチョ「!!なんと!!」
サファイア「…!!」
ナルホド(そうだ…)
ナルホド(喋りながら…分かってきたぞ…)
ナルホド(この事件の真相が…)
『異議あり!』
ナルホド「証人は!健一さんを無罪に導いたぼくに!」
ナルホド「復讐するつもりだったのです!!」
カルマ「!!」
サイバンチョ「!!なんと!!」
サファイア「…!!」
ナルホド(そうだ…)
ナルホド(喋りながら…分かってきたぞ…)
ナルホド(この事件の真相が…)
『異議あり!』
192: 2011/06/04(土) 17:46:45.56
カルマ「弁護人の考えは根本からおかしい!」
カルマ「どうして自分を刺すことがあなたに対する『復讐』になるの!?」
ナルホド「!」
サイバンチョ「ふむぅ…それもそうですね」
サイバンチョ「普通、復讐を実行するとしたら」
サイバンチョ「成歩堂君本人を刺すのではないですか?」
『異議あり!』
カルマ「どうして自分を刺すことがあなたに対する『復讐』になるの!?」
ナルホド「!」
サイバンチョ「ふむぅ…それもそうですね」
サイバンチョ「普通、復讐を実行するとしたら」
サイバンチョ「成歩堂君本人を刺すのではないですか?」
『異議あり!』
194: 2011/06/04(土) 17:49:53.90
バンッ!!
ナルホド「彼女はぼくに!間久部さんと同じ境遇を味あわせたかった!!」
カルマ「!!」
ナルホド「彼女が望んだ復讐とは!!」
ナルホド「すなわち!!」
ナルホド「ぼくに『無実の』罪を被せることだったのです!!」
!
!
!
!
195: 2011/06/04(土) 17:52:08.29
サイバンチョ「…」
ナルホド(…)
ナルホド(どうだ…?)
『異議あり!』
ナルホド「!!」
ナルホド(…)
ナルホド(どうだ…?)
『異議あり!』
ナルホド「!!」
198: 2011/06/04(土) 17:53:25.03
カルマ「…」
カルマ「…もし…」
カルマ「もし本当に証人がそんな馬鹿げたことをを企んでいたとしても…」
カルマ「弁護人の前に、適当な人物がいたんじゃないかしら」
ナルホド(!)
ナルホド(…ええ?いたっけそんな人…)
バチンッ!
ナルホド「いたいッ!!」
199: 2011/06/04(土) 17:54:23.61
ナルホド「い、いましたいました多分!!」
カルマ「ならばなぜ!その人物は標的にされなかったの!?」
ナルホド(…)
ナルホド(え…えーっと…)
カルマ「ならばなぜ!その人物は標的にされなかったの!?」
ナルホド(…)
ナルホド(え…えーっと…)
200: 2011/06/04(土) 17:55:51.69
法廷ファイル
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったそうだ。
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた(入院した後の)真宵の血痕と、成歩堂と(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったそうだ。
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた(入院した後の)真宵の血痕と、成歩堂と(入院した後の)真宵の指紋がついている。
201: 2011/06/04(土) 18:01:17.61
→つきつける
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
『くらえ!』
202: 2011/06/04(土) 18:01:46.79
カルマ「…」
ナルホド「…そう…」
ナルホド「普通なら、無罪になった健一さんを真っ先に恨むでしょうね」
サファイア「…」
ナルホド「しかし!証人が復讐をはたせる体に戻った頃には!」
ナルホド「彼はすでに亡くなっていた!!」
カルマ「…!!!」
ナルホド「…そう…」
ナルホド「普通なら、無罪になった健一さんを真っ先に恨むでしょうね」
サファイア「…」
ナルホド「しかし!証人が復讐をはたせる体に戻った頃には!」
ナルホド「彼はすでに亡くなっていた!!」
カルマ「…!!!」
203: 2011/06/04(土) 18:07:35.55
ナルホド「…どうですか!裁判長!」
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「ふむぅ…成歩堂君」
ナルホド「は、はい」
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「ふむぅ…成歩堂君」
ナルホド「は、はい」
204: 2011/06/04(土) 18:08:27.44
サイバンチョ「もう一度分かりやすく」
サイバンチョ「始めから説明してもらえませんか?」
ナルホド(え…!?)
ナルホド「わ、分かりました…」
ナルホド(一回で理解してくれよ…)
カルマ「…」
サイバンチョ「始めから説明してもらえませんか?」
ナルホド(え…!?)
ナルホド「わ、分かりました…」
ナルホド(一回で理解してくれよ…)
カルマ「…」
205: 2011/06/04(土) 18:08:56.46
ナルホド「さきほど説明したとおり」
ナルホド「健一さんが無罪判決になった時」
ナルホド「間久部さんは世間からまるで真犯人の扱いをうけました」
サファイア「…」
206: 2011/06/04(土) 18:10:17.76
ナルホド「おそらくサファイアさんも…」
ナルホド「心のどこかで、恋人である彼が」
ナルホド「自分を刺したのではないかと思い始めていたのではないでしょうか」
サファイア「…」
ナルホド「しかし、彼女は」
ナルホド「そんな自分を許せなかった」
サファイア「…」
ナルホド「心のどこかで、恋人である彼が」
ナルホド「自分を刺したのではないかと思い始めていたのではないでしょうか」
サファイア「…」
ナルホド「しかし、彼女は」
ナルホド「そんな自分を許せなかった」
サファイア「…」
207: 2011/06/04(土) 18:13:08.28
ナルホド「間久部さんが自分を刺すはずがない…」
ナルホド「…その思いは」
ナルホド「彼が高い手術費用を出してくれたことによって」
ナルホド「確信に変わったのでしょう」
サファイア「…」
ナルホド「…その思いは」
ナルホド「彼が高い手術費用を出してくれたことによって」
ナルホド「確信に変わったのでしょう」
サファイア「…」
208: 2011/06/04(土) 18:14:50.24
ナルホド「その後動けるくらいまで怪我が回復した彼女は」
ナルホド「間久部さんが犯人扱いされる原因をつくった人たちに復讐を誓います」
カルマ「………」
ドンッ!ドンドン!
ナルホド「間久部さんが犯人扱いされる原因をつくった人たちに復讐を誓います」
カルマ「………」
ドンッ!ドンドン!
209: 2011/06/04(土) 18:17:16.79
ナルホド「…まず一人目、彼女の中で真犯人であるはずの健一さんは…」
ナルホド「すでに亡くなっていました」
サファイア「…」
ナルホド「すでに亡くなっていました」
サファイア「…」
210: 2011/06/04(土) 18:25:22.53
ナルホド「そして二人目…健一さんの弁護を担当していた弁護人」
ナルホド「もちろん、ぼくのことです」
サファイア「…」
ナルホド「彼女はぼくに殺人未遂の疑いをかけるために自分を刺しました」
ナルホド「おそらく…真宵ちゃんのふりをしていたのは」
ナルホド「より大きなショックをぼくに与えるためだったんでしょうね」
ナルホド(半分成功してたしな…)
ナルホド「もちろん、ぼくのことです」
サファイア「…」
ナルホド「彼女はぼくに殺人未遂の疑いをかけるために自分を刺しました」
ナルホド「おそらく…真宵ちゃんのふりをしていたのは」
ナルホド「より大きなショックをぼくに与えるためだったんでしょうね」
ナルホド(半分成功してたしな…)
211: 2011/06/04(土) 18:27:31.96
ナルホド(…)
ナルホド(サファイアさんにとって)
ナルホド(裁判の判決を受け入れるということは…)
ナルホド(間久部さんが自分を刺したと)
ナルホド(ほとんど認めてしまうことだった…)
ナルホド(…だから、自分自身の力で)
ナルホド(判決の信憑性のなさを証明して)
ナルホド(納得、したかったんだろうな…)
サファイア「…」
『異議あり!』
ナルホド(サファイアさんにとって)
ナルホド(裁判の判決を受け入れるということは…)
ナルホド(間久部さんが自分を刺したと)
ナルホド(ほとんど認めてしまうことだった…)
ナルホド(…だから、自分自身の力で)
ナルホド(判決の信憑性のなさを証明して)
ナルホド(納得、したかったんだろうな…)
サファイア「…」
『異議あり!』
212: 2011/06/04(土) 18:29:25.01
ナルホド「…!」
ナルホド(まだ何かあるのか…!?)
カルマ「…下手したら自分の命を落としかねない方法よ!」
カルマ「そんなリスクを犯すなんていくら復讐だとしても考えられないわ!」
『異議あり!』
ナルホド「医者であるブラックジャックさんが」
ナルホド「事件現場での仕事の依頼をされていました!」
ナルホド(まだ何かあるのか…!?)
カルマ「…下手したら自分の命を落としかねない方法よ!」
カルマ「そんなリスクを犯すなんていくら復讐だとしても考えられないわ!」
『異議あり!』
ナルホド「医者であるブラックジャックさんが」
ナルホド「事件現場での仕事の依頼をされていました!」
213: 2011/06/04(土) 18:30:56.58
ナルホド「すぐに治療するための予防線として」
ナルホド「サファイアさんが呼んだに違いありません!」
ナルホド「ブラックジャックさんの家宅捜索をすれば」
ナルホド「きっと証拠が見つかるはずです!」
カルマ「…!」
ナルホド(…そしてきっと…いや絶対に)
ナルホド(ぼくをあそこに呼び出したのもサファイアさんなんだ…!)
ナルホド「サファイアさんが呼んだに違いありません!」
ナルホド「ブラックジャックさんの家宅捜索をすれば」
ナルホド「きっと証拠が見つかるはずです!」
カルマ「…!」
ナルホド(…そしてきっと…いや絶対に)
ナルホド(ぼくをあそこに呼び出したのもサファイアさんなんだ…!)
214: 2011/06/04(土) 18:31:35.35
~回想~
ロック「…」
ロック「…」
ロック「…」
ロック「…『誰にも』言わなかった?…」
ロック「弁護士の先生…ホントにそう思うかい?」
ナルホド「え?」
~回想終わり~
215: 2011/06/04(土) 18:32:37.78
ナルホド(共犯かは分からないけど、間久部さんも)
ナルホド(サファイアさんからこの計画のことを聞いていたんだろうな…)
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「ふむぅ…」
カルマ「…」
ナルホド「…」
ナルホド(サファイアさんからこの計画のことを聞いていたんだろうな…)
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「ふむぅ…」
カルマ「…」
ナルホド「…」
216: 2011/06/04(土) 18:33:20.52
ナルホド(…でも…)
ナルホド(どうして初めからぼくが犯人だって言わなかったんだろう)
サイバンチョ「…」
サイバンチョ「…確かに…つじつまが合わないことはありませんね…」
ナルホド「!!…でしたら…!」
サイバンチョ「…しかし…」
サファイア「ふ…ふふふ…」
ナルホド「!」
217: 2011/06/04(土) 18:34:01.30
サファイア「動機…?そんなものはどうでもいい…」
カルマ「…」
ナルホド(よくないだろ!)
サファイア「時間稼ぎ…ごくろうさん…」
ナルホド「!」
サファイア「どれだけ理屈をこねたところで…」
サファイア「ないんだろ?私が私自身を刺した証拠が」
ナルホド「…!!」
カルマ「…」
ナルホド(よくないだろ!)
サファイア「時間稼ぎ…ごくろうさん…」
ナルホド「!」
サファイア「どれだけ理屈をこねたところで…」
サファイア「ないんだろ?私が私自身を刺した証拠が」
ナルホド「…!!」
218: 2011/06/04(土) 18:34:40.29
サファイア「…私の証言に矛盾はない…」
ナルホド「…!」
カルマ「…!」
サファイア「お前が刺したんだよ成歩堂…」
サファイア「すごく、痛かったぞ…」
サファイア「ふふ…ふふふ…」
ナルホド(…!)
ナルホド「…!」
カルマ「…!」
サファイア「お前が刺したんだよ成歩堂…」
サファイア「すごく、痛かったぞ…」
サファイア「ふふ…ふふふ…」
ナルホド(…!)
224: 2011/06/04(土) 18:44:39.98
サイバンチョ「ふむぅ…確かにこの証人の言うとおりです」
ナルホド「!」
サイバンチョ「動機だけでは彼女の犯行を証明できませんねぇ…」
ナルホド「!!!」
サイバンチョ「…どうしますか?成歩堂君」
サイバンチョ「このまま犯行を証明できないのなら、判決を下しますよ」
ナルホド「!ま、待ってください裁判長!」
ナルホド(せっかくここまできたのに…)
カルマ「…」
サイバンチョ「なんですか?証明できる証拠品があるのですか?」
ナルホド「そ…それは…」
ナルホド「!」
サイバンチョ「動機だけでは彼女の犯行を証明できませんねぇ…」
ナルホド「!!!」
サイバンチョ「…どうしますか?成歩堂君」
サイバンチョ「このまま犯行を証明できないのなら、判決を下しますよ」
ナルホド「!ま、待ってください裁判長!」
ナルホド(せっかくここまできたのに…)
カルマ「…」
サイバンチョ「なんですか?証明できる証拠品があるのですか?」
ナルホド「そ…それは…」
225: 2011/06/04(土) 18:47:24.64
サイバンチョ「ないのですね?」
サイバンチョ「私はこれからサーフィンに行かなければなりません」
ナルホド(スキーじゃなかったのか!)
サイバンチョ「それでは被告人、成歩堂龍一への判決を下します」
ナルホド「!!…ちょっ…!!!」
『有』
『罪』…
『待った!』
サイバンチョ「私はこれからサーフィンに行かなければなりません」
ナルホド(スキーじゃなかったのか!)
サイバンチョ「それでは被告人、成歩堂龍一への判決を下します」
ナルホド「!!…ちょっ…!!!」
『有』
『罪』…
『待った!』
227: 2011/06/04(土) 18:48:05.81
ナルホド「…!」
サイバンチョ「…どうしました狩魔検事」
カルマ「…」
カルマ「は、早く判決を言い渡しなさい裁判長!」
サイバンチョ「い、いえ、だから今言おうと…」
バチンッ!バチンッ!
サイバンチョ「ヒョヒョヒョッ!」
サイバンチョ「…どうしました狩魔検事」
カルマ「…」
カルマ「は、早く判決を言い渡しなさい裁判長!」
サイバンチョ「い、いえ、だから今言おうと…」
バチンッ!バチンッ!
サイバンチョ「ヒョヒョヒョッ!」
228: 2011/06/04(土) 18:50:55.52
ミツルギ「…メイのやつ…」
ナルホド(狩魔検事が本当にこれでいいのか迷っている…?)
ドンッ!ドンドン!
カルマ「…………」
ナルホド(狩魔検事が本当にこれでいいのか迷っている…?)
ドンッ!ドンドン!
カルマ「…………」
229: 2011/06/04(土) 18:51:57.89
ミツルギ「のん気にメイの心情を察している場合じゃないぞ成歩堂!」
ナルホド「…!」
ミツルギ「私達は証人が自分自身を刺した証拠品を持っていない」
ミツルギ「どうするつもりだ?」
ナルホド「…」
ナルホド(確かに何もない)
ナルホド(…だけど)
ナルホド「逆転の発想だよ、御剣」
ミツルギ「何?」
ナルホド「…!」
ミツルギ「私達は証人が自分自身を刺した証拠品を持っていない」
ミツルギ「どうするつもりだ?」
ナルホド「…」
ナルホド(確かに何もない)
ナルホド(…だけど)
ナルホド「逆転の発想だよ、御剣」
ミツルギ「何?」
230: 2011/06/04(土) 18:53:16.48
ナルホド「『ぼく』が彼女を刺していないことを」
ナルホド「今度こそ、証明するんだ」
ミツルギ「…!」
ナルホド(…そうだ…)
ナルホド(ぼくか、サファイアさん)
ナルホド(刺していない方だけが無罪なんだ)
ナルホド(彼女の犯行を証明するには…)
ナルホド(もう…この方法しか残っていない…!)
ナルホド「今度こそ、証明するんだ」
ミツルギ「…!」
ナルホド(…そうだ…)
ナルホド(ぼくか、サファイアさん)
ナルホド(刺していない方だけが無罪なんだ)
ナルホド(彼女の犯行を証明するには…)
ナルホド(もう…この方法しか残っていない…!)
231: 2011/06/04(土) 18:55:21.33
バンッ!!
ナルホド「弁護側には…」
ナルホド「ぼくが証人を刺していないことを立証する準備ができています!」
サファイア「!!!」
カルマ「…!!」
サイバンチョ「なんと!!それは本当ですか!?」
ナルホド「…はい!」
サイバンチョ「…すると、もし…」
サイバンチョ「被告人が無罪だと証明されれば…どういうことになりますかな?」
カルマ「…被害者本人しか…刺すことのできる人間はいなかったことになるわ」
ナルホド「弁護側には…」
ナルホド「ぼくが証人を刺していないことを立証する準備ができています!」
サファイア「!!!」
カルマ「…!!」
サイバンチョ「なんと!!それは本当ですか!?」
ナルホド「…はい!」
サイバンチョ「…すると、もし…」
サイバンチョ「被告人が無罪だと証明されれば…どういうことになりますかな?」
カルマ「…被害者本人しか…刺すことのできる人間はいなかったことになるわ」
232: 2011/06/04(土) 18:55:55.12
バンッ!!
ナルホド「今からある証拠品を提示します」
ナルホド「それがぼくの無実を証明してくれるでしょう」
ナルホド(おそらくこれが最後の証拠品になる)
ナルホド(慎重に選ぼう…)
サファイア「そんなバカな…」
サファイア「お前は…お前は有罪なんだ…」
サファイア「有罪でなければならないんだ…」
カルマ「…」
サイバンチョ「…分かりました」
サイバンチョ「それでは成歩堂君」
サイバンチョ「その証拠品を提示してください」
ナルホド(…………)
ナルホド「今からある証拠品を提示します」
ナルホド「それがぼくの無実を証明してくれるでしょう」
ナルホド(おそらくこれが最後の証拠品になる)
ナルホド(慎重に選ぼう…)
サファイア「そんなバカな…」
サファイア「お前は…お前は有罪なんだ…」
サファイア「有罪でなければならないんだ…」
カルマ「…」
サイバンチョ「…分かりました」
サイバンチョ「それでは成歩堂君」
サイバンチョ「その証拠品を提示してください」
ナルホド(…………)
233: 2011/06/04(土) 18:56:37.39
法廷ファイル
法廷ファイル①ピノコの証言
ブラックジャックは誰にも行き先を伝えていなかった。
法廷ファイル②事件の詳細
午後1時過ぎ、綾里真宵が何者かによって刺された。容疑者は事件がおこった時間帯にあらわれたブラック・ジャック。
法廷ファイル③真宵の怪我の診断書
左腰部を大きな刃物で刺された。深さ7センチ。現在は手術に成功し回復に向かっている。
法廷ファイル④ブラックジャックのメス
ブラックジャックの医療器具。刃渡り4センチ、横幅1.5センチ程度。柄部分にブラックジャックの指紋が、刃の部分に真宵の血がべったりついている。
法廷ファイル⑤誓約書
ロックとブラックジャックのつながりを示す『約束事』の誓約書。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
誓約書
私、ブラックジャックは
間久部緑郎から一億円受け取る代わりに
サファイアの手術をすることを誓います。
法廷ファイル⑥喫茶店の店長の証言書
ロックが事件当日、午前9時から午後1時までの間、ボロ屋向かいの喫茶店にいたことを証明している証言書。
法廷ファイル⑦敷島健一の法廷記録
ぼくが昔担当した裁判の法廷記録。何とか無罪を勝ち取った。Lボタンで詳細を確認できる。
つL
郊外の一軒家でサファイアという女性が刺された事件。
被告人は事件当時その家にいた、敷島健一(しきしま けんいち)。
同じく家にいた間久部緑郎(まくべ ろくろう)が被告人の犯行の目撃証言をしたが、
物的証拠が不十分で無罪となった。
被害者の女性は一命をとりとめたらしい。
事件自体はまだ未解決。
法廷ファイル⑧敷島健一の氏亡診断書
裁判で無罪を勝ち取った2週間後、崖で足を滑らせ海に転落した。氏因は溺氏。
法廷ファイル⑨真宵の写真
綾里真宵の写真。ブラックジャックと(入院した後の)真宵の指紋がついている。
法廷ファイル⑩サファイアのカルテ
当時のサファイアの怪我の状態が書かれているカルテ。
背中、顔、左腕を刺されて重症だったそうだ。
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた(入院した後の)真宵の血痕と、成歩堂と(入院した後の)真宵の指紋がついている。
237: 2011/06/04(土) 19:00:58.73
→つきつける
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた(入院した後の)真宵の血痕と、成歩堂と(入院した後の)真宵の指紋がついている。
『くらえ!』
法廷ファイル⑪果物ナイフ
ボロ屋の床下から見つかった果物ナイフ。柄の部分に成歩堂と書いてある。
乾いた(入院した後の)真宵の血痕と、成歩堂と(入院した後の)真宵の指紋がついている。
『くらえ!』
239: 2011/06/04(土) 19:01:44.38
サイバンチョ「…凶器のナイフですか…」
サファイア「ふふふふふ…」
ナルホド「…」
サファイア「どうしてこれがあなたの無実を証明するの…?」
ナルホド「…」
カルマ「…凶器には被告人の指紋がはっきりついている」
カルマ「むしろ被告人の首を絞めている証拠品のはずだわ」
サファイア「ふふふふふ…」
ナルホド「…」
サファイア「どうしてこれがあなたの無実を証明するの…?」
ナルホド「…」
カルマ「…凶器には被告人の指紋がはっきりついている」
カルマ「むしろ被告人の首を絞めている証拠品のはずだわ」
243: 2011/06/04(土) 19:02:50.27
バンッ!!
ナルホド「…まだ分かりませんか狩魔検事」
カルマ「!?」
ナルホド「この証拠品…現場の床下から見つかったんですよ?」
カルマ「…!」
サイバンチョ「どういうことですか?成歩堂君」
ナルホド「…まだ分かりませんか狩魔検事」
カルマ「!?」
ナルホド「この証拠品…現場の床下から見つかったんですよ?」
カルマ「…!」
サイバンチョ「どういうことですか?成歩堂君」
245: 2011/06/04(土) 19:04:20.09
ナルホド「もし、ぼくが犯人だとして真宵ちゃん…いや…サファイアさんを刺したとしたら」
バンッ!!
ナルホド「どうしてこんなところに凶器を残しておくんですか!?」
サファイア「…!」
カルマ「!!!」
サイバンチョ「ふむぅ…そ、それは…なぜでしょうな」
バンッ!!
ナルホド「どうしてこんなところに凶器を残しておくんですか!?」
サファイア「…!」
カルマ「!!!」
サイバンチョ「ふむぅ…そ、それは…なぜでしょうな」
246: 2011/06/04(土) 19:05:01.30
ナルホド「警察に通報したのはぼく自身です」
ナルホド「その時、当然、ぼくとサファイアさんは取調べをうけなかった」
サファイア「…」
バンッ!!
ナルホド「ぼくは凶器を!!」
ナルホド「いつでも好きな時に処分できたはずじゃないですか!!」
ナルホド「その時、当然、ぼくとサファイアさんは取調べをうけなかった」
サファイア「…」
バンッ!!
ナルホド「ぼくは凶器を!!」
ナルホド「いつでも好きな時に処分できたはずじゃないですか!!」
249: 2011/06/04(土) 19:07:14.54
サファイア「!!!」
カルマ「!!!」
サイバンチョ「ふ、ふむぅ…」
サイバンチョ「狩魔検事、なにか反論はありますか?」
『異議あり!』
カルマ「!!!」
サイバンチョ「ふ、ふむぅ…」
サイバンチョ「狩魔検事、なにか反論はありますか?」
『異議あり!』
252: 2011/06/04(土) 19:08:46.53
カルマ「自分も警察に取り調べられる可能性を見越してのことよ!!」
カルマ「通報した本人が取り調べられない保障はない!」
『異議あり!』
ナルホド「だったら初めから警察なんて呼ばないはずです!!」
ナルホド「ブラックジャックさんはサファイアさんが誰かに刺されたことは知らなかった!!」
ナルホド「救急車を呼ぶだけでことは済んでいたはずです!」
ナルホド「それにいったんその場を離れても」
ナルホド「弁護人の立場を利用して回収するチャンスはいくらでもあった!!」
『異議あり!』
カルマ「通報した本人が取り調べられない保障はない!」
『異議あり!』
ナルホド「だったら初めから警察なんて呼ばないはずです!!」
ナルホド「ブラックジャックさんはサファイアさんが誰かに刺されたことは知らなかった!!」
ナルホド「救急車を呼ぶだけでことは済んでいたはずです!」
ナルホド「それにいったんその場を離れても」
ナルホド「弁護人の立場を利用して回収するチャンスはいくらでもあった!!」
『異議あり!』
255: 2011/06/04(土) 19:13:10.27
カルマ「こ、こうなることを予測して」
カルマ「き、詭弁で自分への疑いをはぐらかすために」
カルマ「わざと凶器を残しておいたのよ!」
『異議あり!』
ナルホド「そもそも凶器が見つからなければぼくが容疑者になることはなかったはずです!」
ナルホド「その論理は破綻しています!!」
『異議あり!』
カルマ「き、詭弁で自分への疑いをはぐらかすために」
カルマ「わざと凶器を残しておいたのよ!」
『異議あり!』
ナルホド「そもそも凶器が見つからなければぼくが容疑者になることはなかったはずです!」
ナルホド「その論理は破綻しています!!」
『異議あり!』
259: 2011/06/04(土) 19:15:25.62
カルマ「…ひ、被告人はそのことに気づけないくらいバカだったのよ!」
『異議あり!』
ナルホド「持ち主のいない空き家を犯行現場に選ぶくらいの用意周到さがある犯人なら」
ナルホド「凶器の存在が自分の運命を左右することに気づけないはずがない!!」
『異議あり!』
ナルホド「持ち主のいない空き家を犯行現場に選ぶくらいの用意周到さがある犯人なら」
ナルホド「凶器の存在が自分の運命を左右することに気づけないはずがない!!」
261: 2011/06/04(土) 19:16:43.96
どよどよどよ…
カンッ!カンッ!カンッ!
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
カルマ「…!!」
ドンッ!ドンドン!
カルマ「バカがバカの分際でバカにして…」
ナルホド(…なんとか狩魔検事を黙らせた…!)
サイバンチョ「…成歩堂君、犯行現場にあった凶器について」
サイバンチョ「あなたの考えを聞かせてもらえますか」
ナルホド「…はい」
カンッ!カンッ!カンッ!
サイバンチョ「静粛に!静粛に!静粛にぃ!」
カルマ「…!!」
ドンッ!ドンドン!
カルマ「バカがバカの分際でバカにして…」
ナルホド(…なんとか狩魔検事を黙らせた…!)
サイバンチョ「…成歩堂君、犯行現場にあった凶器について」
サイバンチョ「あなたの考えを聞かせてもらえますか」
ナルホド「…はい」
262: 2011/06/04(土) 19:18:22.79
ナルホド「…もちろん、凶器を使用したのはサファイアさんですが」
ナルホド「おそらくやろうと思えば…処分することもできたはずです」(間久部さんに頼むとか)
サファイア「…」
ナルホド「しかし、わざと回収しなかったんだと思います」
サイバンチョ「わざと、ですか?」
ナルホド「はい」
ナルホド「おそらくやろうと思えば…処分することもできたはずです」(間久部さんに頼むとか)
サファイア「…」
ナルホド「しかし、わざと回収しなかったんだと思います」
サイバンチョ「わざと、ですか?」
ナルホド「はい」
263: 2011/06/04(土) 19:19:15.29
ナルホド「…先ほど話をしたとおり」
ナルホド「サファイアさんはぼくを犯人に仕立て上げたかった」
サファイア「…」
ナルホド「そしてそのためには証拠をつくる必要がありました」
サファイア「…」
ナルホド「サファイアさんはぼくを犯人に仕立て上げたかった」
サファイア「…」
ナルホド「そしてそのためには証拠をつくる必要がありました」
サファイア「…」
264: 2011/06/04(土) 19:20:16.48
ナルホド「だから、わざと、残しておいたんです」
ナルホド「ぼくの所有物であり、ぼくの指紋がべったりついた」
ナルホド「この果物ナイフを!!」
!
!
!
!
!
ナルホド「ぼくの所有物であり、ぼくの指紋がべったりついた」
ナルホド「この果物ナイフを!!」
!
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!
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265: 2011/06/04(土) 19:21:34.24
ナルホド(…どうだ…?)
ナルホド(まだ…ぼくの無実を証明するには)
ナルホド(一歩足りないか…?)
サファイア「ううぅぅぅぅ…弁護士のくずの分際で…」
ナルホド「!」
ナルホド(まだ…ぼくの無実を証明するには)
ナルホド(一歩足りないか…?)
サファイア「ううぅぅぅぅ…弁護士のくずの分際で…」
ナルホド「!」
268: 2011/06/04(土) 19:25:58.74
サファイア「…成歩堂………」
サファイア「…絶対に…逃がすものか……なる歩どう…」
サファイア「な・る・ほ・どおおおぉおぉぉおぉ!」
ナルホド(…うぅぅ…逃げ切れないか…?)
カルマ「………」
ミツルギ「………」
サイバンチョ「………」
『待った!』
ナルホド「!?」
サファイア「…絶対に…逃がすものか……なる歩どう…」
サファイア「な・る・ほ・どおおおぉおぉぉおぉ!」
ナルホド(…うぅぅ…逃げ切れないか…?)
カルマ「………」
ミツルギ「………」
サイバンチョ「………」
『待った!』
ナルホド「!?」
270: 2011/06/04(土) 19:27:10.51
~回想~
~崖の上~
黒目の男「…いまさらこんなところに呼び出して…何か用かい?」
黒目の男「法廷で決着はついたはずだぞ?」
サングラスの男「ふ…」
サングラスの男「…冗談言うなよ…」
サングラスの男「…お前のせいで俺は世間様から犯人扱いだ」
黒目の男「…」
~崖の上~
黒目の男「…いまさらこんなところに呼び出して…何か用かい?」
黒目の男「法廷で決着はついたはずだぞ?」
サングラスの男「ふ…」
サングラスの男「…冗談言うなよ…」
サングラスの男「…お前のせいで俺は世間様から犯人扱いだ」
黒目の男「…」
271: 2011/06/04(土) 19:29:54.32
黒目の男「……」
黒目の男「君が、やったんじゃないのか?」
サングラスの男「!!」
サングラスの男「…」
黒目の男「ぼくは、やってない」
黒目の男「かといって、誰かが、ぼく達に気づかれずに家に入れたとも思えない」
サングラスの男「…」
黒目の男「君がやったんだろう?」
黒目の男「サファイアさんを」
272: 2011/06/04(土) 19:31:21.44
サングラスの男(がしっ!)
黒目の男「!うわ!何をする!」
サングラスの男「くたばれ!健一ッッ!!」
(どんっ!!)
黒目の男「うわあああッッッ!!!!」
(がしッ!!)
黒目の男「はあ…はあ…あぶ…危ない…」
黒目の男「!うわ!何をする!」
サングラスの男「くたばれ!健一ッッ!!」
(どんっ!!)
黒目の男「うわあああッッッ!!!!」
(がしッ!!)
黒目の男「はあ…はあ…あぶ…危ない…」
277: 2011/06/04(土) 19:33:44.92
サングラスの男「くくく…いいざまだな健一」
黒目の男「!!…はあ…はあ…」
サングラスの男「最後にいいことを教えてやろう」
黒目の男「!!」
サングラスの男「お前の言うとおりさ!!」
サングラスの男「サファイアを刺したのは俺だ!!」
黒目の男「!!!」
279: 2011/06/04(土) 19:36:06.03
黒目の男「どうしてだ………どうして…」
サングラスの男「お前が目障りだったのさ」
サングラスの男「おとなしく務所に入ってりゃあいいものを…」
サングラス「結局氏んでもらうことになったじゃないか」
黒目の男「ぼくを…?ぼくを陥れるために…?」
黒目の男「そんなことのために…あの人…自分の恋人を…刺したのか!?」
サングラスの男「…恋人か」
サングラスの男「そう思っているのはむこうだけさ」
黒目の男「!!!!!」
サングラスの男「お前が目障りだったのさ」
サングラスの男「おとなしく務所に入ってりゃあいいものを…」
サングラス「結局氏んでもらうことになったじゃないか」
黒目の男「ぼくを…?ぼくを陥れるために…?」
黒目の男「そんなことのために…あの人…自分の恋人を…刺したのか!?」
サングラスの男「…恋人か」
サングラスの男「そう思っているのはむこうだけさ」
黒目の男「!!!!!」
288: 2011/06/04(土) 19:39:07.90
(がしっ!!)
サングラスの男「うおっ!!!」
サングラスの男「は、離せ!!!」
サングラスの男の足(ぐいぐい…)
黒目の男「………!!!」
サングラスの男の足(ぐいっっっ!!!!)
サングラスの男「ウアッ!!」
サングラスの男の足(ぐいッッッ!!!!!!)
サングラスの男「うああああああああああああああああ!!!!!」
ひゅうううううう…
ジャポーーーン……
サングラスの男「うおっ!!!」
サングラスの男「は、離せ!!!」
サングラスの男の足(ぐいぐい…)
黒目の男「………!!!」
サングラスの男の足(ぐいっっっ!!!!)
サングラスの男「ウアッ!!」
サングラスの男の足(ぐいッッッ!!!!!!)
サングラスの男「うああああああああああああああああ!!!!!」
ひゅうううううう…
ジャポーーーン……
292: 2011/06/04(土) 19:41:49.55
黒目の男「……!!!」
黒目の男「…はあ…はあ…」
黒目の男「……」
黒目の男「くそっ!!あいつ…!!」
黒目の男(…………)
黒目の男(…………)
黒目の男(…………)
黒目の男(…サファイアさん…)
~回想終わり~
黒目の男「…はあ…はあ…」
黒目の男「……」
黒目の男「くそっ!!あいつ…!!」
黒目の男(…………)
黒目の男(…………)
黒目の男(…………)
黒目の男(…サファイアさん…)
~回想終わり~
294: 2011/06/04(土) 19:45:01.59
サイバンチョ「…あなたは…」
ロック「…」
ナルホド(間久部さん……それに…)
BJ「…」
296: 2011/06/04(土) 19:47:47.36
ナルホド(ブラックジャックさん…!)
ナルホド(用事って…間久部さんを連れてくることだったのか…?)
サファイア「……ロック…」
ロック「…」
ロック「サファイア…もう終わりにしよう」
サファイア「!!!!何を言ってるのロック!!私はあなたのために!!」
サファイア「あなたのためだけに!!」
ナルホド(……)
ナルホド(用事って…間久部さんを連れてくることだったのか…?)
サファイア「……ロック…」
ロック「…」
ロック「サファイア…もう終わりにしよう」
サファイア「!!!!何を言ってるのロック!!私はあなたのために!!」
サファイア「あなたのためだけに!!」
ナルホド(……)
299: 2011/06/04(土) 19:49:39.66
ロック「サファイア…」
ロック「実は…」
サファイア「…?」
ロック「ぼくは、ロックじゃないんだ」
サファイア「!!!!」
ナルホド「!!」
カルマ「!!」
カンッ!カンッ!カンッ!
ロック「実は…」
サファイア「…?」
ロック「ぼくは、ロックじゃないんだ」
サファイア「!!!!」
ナルホド「!!」
カルマ「!!」
カンッ!カンッ!カンッ!
300: 2011/06/04(土) 19:51:09.39
サイバンチョ「ふ、ふむぅ…!どういうことですか?ロックさん」
ロック「ぼくの本当の名前は」
ロック「『敷島健一』と言います」
カルマ「な!」
ミツルギ「な…!」
ナルホド「なんだってーーーーーー!!!!!!!」
サファイア「…敷島…健一……!?!?」
ロック「ぼくの本当の名前は」
ロック「『敷島健一』と言います」
カルマ「な!」
ミツルギ「な…!」
ナルホド「なんだってーーーーーー!!!!!!!」
サファイア「…敷島…健一……!?!?」
304: 2011/06/04(土) 19:53:55.25
ケンイチ「本物のロックはずいぶん前、ぼくの変わりに氏にました」
サファイア「…!!!」
ケンイチ「その時、ブラックジャック先生に頼んで、ロックの顔を取りかえてもらったんです」
サファイア「…!!!!!」
ナルホド「け、健一さん…!一体どうしてそんなことを…!!」
ケンイチ「…」
サファイア「…!!!」
ケンイチ「その時、ブラックジャック先生に頼んで、ロックの顔を取りかえてもらったんです」
サファイア「…!!!!!」
ナルホド「け、健一さん…!一体どうしてそんなことを…!!」
ケンイチ「…」
305: 2011/06/04(土) 19:55:11.70
BJ「当時、サファイアさんは体の傷と法廷の判決によってひどく憔悴していた」
BJ「おそらく、ロックが亡くなったと聞いたら生きる気力を無くしていたでしょうなあ」
ケンイチ「…」
サファイア「そ、そんな!!信じられない!!
サファイア「あなたがっ!!あなたが健一だなんて…!!」
ケンイチ「…」
BJ「おそらく、ロックが亡くなったと聞いたら生きる気力を無くしていたでしょうなあ」
ケンイチ「…」
サファイア「そ、そんな!!信じられない!!
サファイア「あなたがっ!!あなたが健一だなんて…!!」
ケンイチ「…」
307: 2011/06/04(土) 19:56:33.01
ケンイチ「すまない…黙っていて…」
サファイア「で、でもあなたは…!」
サファイア「あなたは私を…!!」
ケンイチ「…」
BJ「…サファイアさん、この男は自分の素性を捨ててまであんたに尽くしてくれた男だ」
サファイア「…!!!」
BJ「あんたはまだこの人が」
BJ「自分を刺したと思うのかね?」
サファイア「……!!!!」
サファイア「で、でもあなたは…!」
サファイア「あなたは私を…!!」
ケンイチ「…」
BJ「…サファイアさん、この男は自分の素性を捨ててまであんたに尽くしてくれた男だ」
サファイア「…!!!」
BJ「あんたはまだこの人が」
BJ「自分を刺したと思うのかね?」
サファイア「……!!!!」
309: 2011/06/04(土) 19:57:32.98
サファイア「…」
サファイア「…」
サファイア「…」
ケンイチ「サファイア…」
サファイア「…」
サファイア「…」
サファイア「…」
サファイア「…」
ケンイチ「サファイア…」
サファイア「…」
サファイア「…」
311: 2011/06/04(土) 19:58:37.86
サファイア「…思えない…!」
ケンイチ「!!」
サファイア「…私には…!!どうしても…!!」
サファイア「あなたが…私を刺したとは…!!思えない…!!!」
ケンイチ「…!!!」
ケンイチ「!!」
サファイア「…私には…!!どうしても…!!」
サファイア「あなたが…私を刺したとは…!!思えない…!!!」
ケンイチ「…!!!」
313: 2011/06/04(土) 20:00:04.28
BJ「…いいんですかね?」
BJ「健一君の無罪を、認めることになりますぜ?」
サファイア「…」
サファイア「私が本当に…信じていたのは…」
サファイア「今の私を支えてくれた…彼だから…」
ナルホド(……)
BJ「健一君の無罪を、認めることになりますぜ?」
サファイア「…」
サファイア「私が本当に…信じていたのは…」
サファイア「今の私を支えてくれた…彼だから…」
ナルホド(……)
316: 2011/06/04(土) 20:03:53.91
カンッ!
サイバンチョ「ふむぅ…それでは証人」
サイバンチョ「あなたは自分自身を刺したことを認めるのですね?」
サファイア「…はい」
サファイア「認めます」
サイバンチョ「あなたの判決は後日開かれる法廷にて言い渡されるでしょう」
サファイア「…はい」
サイバンチョ「ふむぅ…それでは証人」
サイバンチョ「あなたは自分自身を刺したことを認めるのですね?」
サファイア「…はい」
サファイア「認めます」
サイバンチョ「あなたの判決は後日開かれる法廷にて言い渡されるでしょう」
サファイア「…はい」
317: 2011/06/04(土) 20:05:04.20
サイバンチョ「それでは、本日の法廷の被告人に判決を言い渡します」
ナルホド「…」
『無』!
『罪』!
わーわーわー!
ナルホド(どうなることかと思ったけど…)
ナルホド(良かったよホントに…)
ナルホド「…」
『無』!
『罪』!
わーわーわー!
ナルホド(どうなることかと思ったけど…)
ナルホド(良かったよホントに…)
320: 2011/06/04(土) 20:10:04.62
~地方裁判所 被告人控え室~
ナルホド「…」
マヨイ「!あ!なるほど君!!」
ナルホド「え!!!」
マヨイ「聞いたよー!!あたしがいなくても大丈夫だった!?今日の裁判!」
ナルホド「あ、あのー…」
マヨイ「?」
ナルホド「ラーメンって言ったら何味かな?」
マヨイ「何言ってるの?みそに決まってるじゃん」
ナルホド(この真宵ちゃんは本物だよな?)
ナルホド「…」
マヨイ「!あ!なるほど君!!」
ナルホド「え!!!」
マヨイ「聞いたよー!!あたしがいなくても大丈夫だった!?今日の裁判!」
ナルホド「あ、あのー…」
マヨイ「?」
ナルホド「ラーメンって言ったら何味かな?」
マヨイ「何言ってるの?みそに決まってるじゃん」
ナルホド(この真宵ちゃんは本物だよな?)
326: 2011/06/04(土) 20:13:57.16
ナルホド「でも真宵ちゃん、一体どこにいたの?今まで」
マヨイ「えーっとね…なんかツギハギ先生の家で眠ってたみたい」
ナルホド(!…)
~回想~
ピノコ「もぉ~!うよちょよしちゃいけまちぇんって言ったでちょ!」
ナルホド「ごめんごめん」
ナルホド(…ベッドに何人か…寝ているな…)
ナルホド(あの先生の患者さんかな?)
~回想終わり~
マヨイ「えーっとね…なんかツギハギ先生の家で眠ってたみたい」
ナルホド(!…)
~回想~
ピノコ「もぉ~!うよちょよしちゃいけまちぇんって言ったでちょ!」
ナルホド「ごめんごめん」
ナルホド(…ベッドに何人か…寝ているな…)
ナルホド(あの先生の患者さんかな?)
~回想終わり~
327: 2011/06/04(土) 20:14:55.38
ナルホド(そうか…!あそこで眠らされていたのか…!)
BJ「…」
ナルホド「わっ!ブラックジャックさん!」
BJ「…」
ナルホド「わっ!ブラックジャックさん!」
330: 2011/06/04(土) 20:20:01.04
BJ「無罪判決おめでとう、成歩堂先生」
ナルホド「ああ!はい!ありがとうございます!」
BJ「しかし、私にも分からないことが一つだけありましてね」
ナルホド「は、はあ…一つだけ…ですか…」
BJ「なぜサファイアは、ボロ屋で手術された時」
BJ「君が刺したと私に伝えなかったのかね?」
ナルホド「…えーっと」
ナルホド「それはたぶん…」
(ブラックジャックさんに理由を説明しよう)
ナルホド「ああ!はい!ありがとうございます!」
BJ「しかし、私にも分からないことが一つだけありましてね」
ナルホド「は、はあ…一つだけ…ですか…」
BJ「なぜサファイアは、ボロ屋で手術された時」
BJ「君が刺したと私に伝えなかったのかね?」
ナルホド「…えーっと」
ナルホド「それはたぶん…」
(ブラックジャックさんに理由を説明しよう)
331: 2011/06/04(土) 20:21:39.87
→つきつける
『綾里真宵』
成歩堂法律事務所の助手兼霊媒師。最近また修行で忙しかったらしい。
『くらえ!』
336: 2011/06/04(土) 20:36:07.99
BJ「…綾里真宵…本物の方ですかい?」
ナルホド「…はい」
ナルホド「多分…サファイアさんの計画としては」
ナルホド「真宵ちゃんにも大きなショックを与える予定だったんだと思います」
BJ「…?」
ナルホド「…はい」
ナルホド「多分…サファイアさんの計画としては」
ナルホド「真宵ちゃんにも大きなショックを与える予定だったんだと思います」
BJ「…?」
341: 2011/06/04(土) 20:37:45.45
ナルホド「事件の間、真宵ちゃんを眠らせておいて」
ナルホド「その間に有罪判決が出てしまえば」
ナルホド「ぼくが真宵ちゃんを刺したっていう嘘が」
ナルホド「本物の真宵ちゃんにのしかかることになりますよね」
BJ「!……それで、記憶喪失か」
ナルホド「はい」
ナルホド「真宵ちゃんに身の覚えがなくても『記憶喪失だった』ですまされます」
ナルホド「その間に有罪判決が出てしまえば」
ナルホド「ぼくが真宵ちゃんを刺したっていう嘘が」
ナルホド「本物の真宵ちゃんにのしかかることになりますよね」
BJ「!……それで、記憶喪失か」
ナルホド「はい」
ナルホド「真宵ちゃんに身の覚えがなくても『記憶喪失だった』ですまされます」
343: 2011/06/04(土) 20:42:00.64
ナルホド「でもあなたのような存在を残しておくことで」
ナルホド「本当は無罪だという絶望感も同時に与えたかったんじゃないでしょうか」
BJ「…」
ナルホド(依頼人の話をしたがらない)
ナルホド(この人の性格をよく理解していたからできたことだろうな)
ナルホド「本当は無罪だという絶望感も同時に与えたかったんじゃないでしょうか」
BJ「…」
ナルホド(依頼人の話をしたがらない)
ナルホド(この人の性格をよく理解していたからできたことだろうな)
350: 2011/06/04(土) 20:50:59.54
BJ「…」
ナルホド「そうだ…!」
ナルホド「あなたの家で真宵ちゃんが眠ってたっていうのは本当ですか?」
BJ「!…」
ナルホド「…それも、サファイアさんからの依頼…ですよね?」
BJ「!!…」
BJ「…」
BJ「さあ、私がその質問に答える義務はありませんが」
BJ「人間の勘ってやつは案外バカにできないもんですな」
ナルホド「!…」(にやり)
ナルホド「そうだ…!」
ナルホド「あなたの家で真宵ちゃんが眠ってたっていうのは本当ですか?」
BJ「!…」
ナルホド「…それも、サファイアさんからの依頼…ですよね?」
BJ「!!…」
BJ「…」
BJ「さあ、私がその質問に答える義務はありませんが」
BJ「人間の勘ってやつは案外バカにできないもんですな」
ナルホド「!…」(にやり)
357: 2011/06/04(土) 20:56:17.79
BJ「…」
BJ(綾里真宵…)
BJ(たしか…腰の左っ側に傷をつけてほしいとも依頼されていたな)
ナルホド「?どうかしました?」
BJ「いいやなんでもない」(もう少しでやるところだった…)
ナルホド「?」
どかどかどか…
ミツルギ「おめでとう、成歩堂」
イトノコ「晴れて無罪ッスね!よかったッス!」
ナルホド「!!御剣!…イトノコさんも…」
BJ(綾里真宵…)
BJ(たしか…腰の左っ側に傷をつけてほしいとも依頼されていたな)
ナルホド「?どうかしました?」
BJ「いいやなんでもない」(もう少しでやるところだった…)
ナルホド「?」
どかどかどか…
ミツルギ「おめでとう、成歩堂」
イトノコ「晴れて無罪ッスね!よかったッス!」
ナルホド「!!御剣!…イトノコさんも…」
358: 2011/06/04(土) 20:59:03.65
イトノコ「いやーやっぱりあんたは人を刺すような人間じゃないと思ってたッス!」
ナルホド「ははははは…」(逮捕する時は容赦なかったぞ!)
ミツルギ「しかし、最後に提示した証拠品は決定的と言うには苦しかったな」
ナルホド「え?ま、まあね」
ナルホド「サファイアさんの自白がなかったら判決がどっちに転ぶか分からなかったよ」
ナルホド「ははははは…」(逮捕する時は容赦なかったぞ!)
ミツルギ「しかし、最後に提示した証拠品は決定的と言うには苦しかったな」
ナルホド「え?ま、まあね」
ナルホド「サファイアさんの自白がなかったら判決がどっちに転ぶか分からなかったよ」
360: 2011/06/04(土) 21:00:14.01
マヨイ「そうだ!勝訴祝いに皆でご飯食べに行きましょうよ!」
ミツルギ「む?いや、私は…」
イトノコ「お!いーッスね!自分!久々にあの店に行きたいッス!」
マヨイ「狩魔検事も誘おうよ!」
ナルホド「え?一緒に行ってくれるかな、狩魔検事」(今回もぼくに負けたわけだし…)
362: 2011/06/04(土) 21:01:24.57
カルマ「…」
マヨイ「あ、狩魔検事」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ミツルギ「!!!うおおッ!!なぜ私なんだ!!」
マヨイ「あ、狩魔検事」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ミツルギ「!!!うおおッ!!なぜ私なんだ!!」
364: 2011/06/04(土) 21:03:36.31
カルマ「……」
ナルホド「…?」
ミツルギ「……」
ミツルギ「全く…」
ミツルギ「メイ」
ミツルギ「こういう時は素直に行きたいと言うべきだぞ」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ミツルギ「うおおおおおおッッッ!?!?!?」
ナルホド「…?」
ミツルギ「……」
ミツルギ「全く…」
ミツルギ「メイ」
ミツルギ「こういう時は素直に行きたいと言うべきだぞ」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ミツルギ「うおおおおおおッッッ!?!?!?」
369: 2011/06/04(土) 21:09:34.84
BJ「…」
ナルホド「!ブラックジャックさん!」
ナルホド「あなたも一緒にどうですか?」
BJ「…おや?忘れてしまったんですかい?」
BJ「私は無免許の犯罪者ですぜ」
ナルホド「!」
BJ「弁護士先生がそんな男と食事してるところを見られたらまずいでしょう」
ナルホド「そんな…」
BJ「間違っても私のような男にはなるな」
ナルホド「…!」
ナルホド「!ブラックジャックさん!」
ナルホド「あなたも一緒にどうですか?」
BJ「…おや?忘れてしまったんですかい?」
BJ「私は無免許の犯罪者ですぜ」
ナルホド「!」
BJ「弁護士先生がそんな男と食事してるところを見られたらまずいでしょう」
ナルホド「そんな…」
BJ「間違っても私のような男にはなるな」
ナルホド「…!」
370: 2011/06/04(土) 21:11:08.56
ナルホド「…」
ナルホド「…そうだ!偽真宵ちゃんの手術料…」
BJ「…!」
ナルホド「約束は約束ですから」
ナルホド「きっとお支払いします」
BJ「…」
BJ「そういえば」
BJ「私もあなたに弁護の報酬を支払っていませんでしたね」
ナルホド「え?ああ、そうでしたね」
ナルホド「…そうだ!偽真宵ちゃんの手術料…」
BJ「…!」
ナルホド「約束は約束ですから」
ナルホド「きっとお支払いします」
BJ「…」
BJ「そういえば」
BJ「私もあなたに弁護の報酬を支払っていませんでしたね」
ナルホド「え?ああ、そうでしたね」
371: 2011/06/04(土) 21:12:06.18
BJ「それでおあいこってことにしときましょうか」
ナルホド「え!?ええ!?いいんですか!?」
BJ「それじゃあ、私はこれで」
スタスタスタ…
ナルホド「ちょ、ちょっと待ってください!!」
ナルホド「え!?ええ!?いいんですか!?」
BJ「それじゃあ、私はこれで」
スタスタスタ…
ナルホド「ちょ、ちょっと待ってください!!」
385: 2011/06/04(土) 21:20:49.20
ナルホド「あなたは法廷でもぼくを助けてくれました!」
BJ「…」
ナルホド「どうして赤の他人のぼくのために弁護士のふりまでしてくれたんですか!?」
BJ「…」
BJ「…お互い様です」
BJ「あなたに助けられた時、私はもっと嬉しかった」
ナルホド「……!!!」
BJ「…」
ナルホド「どうして赤の他人のぼくのために弁護士のふりまでしてくれたんですか!?」
BJ「…」
BJ「…お互い様です」
BJ「あなたに助けられた時、私はもっと嬉しかった」
ナルホド「……!!!」
387: 2011/06/04(土) 21:24:44.50
BJ「それじゃあ、患者も家で待ってますので」
マヨイ「なるほど君!何してるの?はやくー!」
ナルホド「…」
ナルホド「ありがとうございました!!」
BJ「…」
スタスタスタスタ…
マヨイ「なるほど君!何してるの?はやくー!」
ナルホド「…」
ナルホド「ありがとうございました!!」
BJ「…」
スタスタスタスタ…
389: 2011/06/04(土) 21:28:12.59
~ブラックジャックの家~
矢張り「…」
矢張「…なるほどぉ…みつるぎぃ…」
矢張「…おれ、氏ぬんだぁ…」
矢張り「…」
矢張「…なるほどぉ…みつるぎぃ…」
矢張「…おれ、氏ぬんだぁ…」
395: 2011/06/04(土) 21:29:12.81
ピノコ「なぁに?お兄ちゃん、何か言ったぁ?」
矢張「天才、薄命って言うしなぁ…」
矢張「おれ…きっと、ガンで氏ぬんだぁ…」
ピノコ「たらの胃炎なのよさ!」
完
矢張「天才、薄命って言うしなぁ…」
矢張「おれ…きっと、ガンで氏ぬんだぁ…」
ピノコ「たらの胃炎なのよさ!」
完
403: 2011/06/04(土) 21:31:15.16
乙でした!すごく面白かった!
410: 2011/06/04(土) 21:31:51.64
乙。
423: 2011/06/04(土) 21:35:14.71
おつ!
久しぶりに逆転裁判やることにするよ!
面白かった!
久しぶりに逆転裁判やることにするよ!
面白かった!
引用元: ナルホド「無免許医!?」
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