1: 2012/12/12(水) 16:02:16.58
シンジ「おい」

カヲル「えっ?」

シンジ「おい」

カヲル「なんだい?シンジ君」

シンジ「なんだい?じゃねーよ。いい加減にしろよな」

カヲル「一体なんのことだか・・・」

シンジ「すっとぼけてるんじゃないよ!!!」

3: 2012/12/12(水) 16:03:43.91
カヲル「どうしたんだいシンジ君!?落ち着きなよ!」

シンジ「落ち着いてられないよ!」

カヲル「僕のことが信じられないのかい?」

シンジ「信じられるわけないよ!」

カヲル「どうしてだい?」

シンジ「おい」

カヲル「はい」

シンジ「お前、さっきの台詞言ったの何度目だ?」

5: 2012/12/12(水) 16:04:15.66
カヲル「えっ?」

シンジ「『君に会うために生まれてきた』って言ったの、何度目だ?」

カヲル「は、初めてだけど・・・///」

シンジ「初めて?ふーん」

カヲル「それがどうしたって言うんだい?」

シンジ「正直に言ってごらんよ。今ならまだ許すよ」

カヲル「言ってる意味がよくわからないよ・・・」

シンジ「まだそうやってシラを切るつもりか!」

6: 2012/12/12(水) 16:04:53.07
カヲル「どういうことだい・・・?」

シンジ「僕は全部知っているんだぞ」

カヲル「何をだい?」

シンジ「この世界のことをさ!」

カヲル「!?」

シンジ「君が僕に『君に会うために』って言ったのはさっきので3回目だよ」

カヲル「そんなはずないよ・・・」

シンジ「前回は『今度こそ君を幸せにしてみせるよ』って言ってたかな?」

カヲル「おかしいよシンジ君・・・」

シンジ「おかしいのは君の方だろ!?」

カヲル「・・・」

7: 2012/12/12(水) 16:05:47.22
シンジ「全部覚えているんだ。僕の手で君を頃したことも、君が僕の身代わりになって氏んだことも」

カヲル「ああ・・・ああ・・・」

シンジ「初めて君と会った時のことはよく覚えているよ。とても僕にやさしくしてくれたし、仲良くなりたいとも思った。初めて人に『好き』って言われたんだ。でも君が使徒だとわかってしまった以上ああするしかなかったんだ」

カヲル「シンジ君マズイよ・・・」

シンジ「でも正直、君がなにをしたかったのかわからなかったけどね。結局最後は『おめでとう』とか言われてみんなLCLになって『気持ち悪い』で終わったよ」

カヲル「そうだったのか・・・」

シンジ「2回目の時は何が起こったのか分からなかった。夢かと思ったよ。あれで終わったと思っていたのにまた振り出しに戻っているんだ・・・」

カヲル「やめよう・・・これ以上は・・・」

8: 2012/12/12(水) 16:06:18.04
シンジ「始めは何も知らないふりをしてやっていたけどほとんど一緒だったよ、1回目の時と。アスカを頃しかけたこと以外は」

シンジ「綾波を助けて、気づいたら14年も眠っていたよ僕は。そうしたらみんな僕をいらないって言うんだ。ミサトさんまで。ミサトさんが行けって言ったから行ったのにね」

カヲル「あわあわ・・・」

シンジ「それでしばらくして僕は君に再び出会った。君が使徒だと分かっていたけど言う通りにすれば世界が元に戻るっぽいし言う通りにしてみた」

カヲル「そんな・・・!」

シンジ「でも元には戻らなかった。むしろ酷くなった。君は氏んだ。最後に君は『また会えるよ』とかぬかしやがった」

カヲル「酷いよシンジ君・・・」

シンジ「結局2回目もよくわからないまま終わったよ。そうして僕はまた君と出会っている。3回目だね。」

カヲル「あわわわわ・・・」

10: 2012/12/12(水) 16:06:52.73
シンジ「また振り出しに戻ってるってことはまた失敗したんだね?」

カヲル「何にだい?」

シンジ「人類の補完ってやつにさ」

カヲル「・・・ッ!!何故それを!?」

シンジ「2回もやっていれば大体この世界がどんなものなのか分かってくるものさ」

シンジ「所詮僕らは父さんたちの操り人形でしかないんだよ、カヲル君」

カヲル「そんなことないよシンジ君。今回こそ僕は・・・君を・・・」

シンジ「認めたね」

カヲル「はっ!」

シンジ「いや、いいんだ。分かっていたことだし、特に怒りもしないよ。君が僕を助けようとしてくれていたことも十分わかっているからね」

カヲル「良かった・・・」

シンジ「だからもうやめようと思う」

11: 2012/12/12(水) 16:07:29.78
カヲル「何をだい?」

シンジ「使徒と戦うことをだよ」

カヲル「どうして?」

シンジ「だって無意味じゃないか!いくら僕が使徒と戦ったって、人類の補完がされなければまた世界は同じように繰り返される!全部父さんの思惑通りなんだ!僕は幸せになんかなれないんだよ!」

カヲル「それは違うよシンジ君」

シンジ「何がだよ!何が違うって言うんだよ!」

カヲル「全部君のお父さんの思惑通りじゃないってことさ」

シンジ「・・・どういうこと?」

カヲル「僕を信じてくれるかい?」

シンジ「・・・信じられるわけないだろ」

13: 2012/12/12(水) 16:08:05.14
カヲル「じゃあ、これならどうだい?」コスコス

シンジ「うっ・・・!」ビュルビュル

カヲル「どうだい?信じてくれるかい?」

シンジ「ふぅ・・・。しょうがないな」

カヲル「では説明するね。氏海文書というものがあるんだ」

シンジ「なんだいそれは?」

カヲル「この世界の始まりと終わりが記された古文書さ。簡単に言えば台本だね」

シンジ「それをどうするのさ?」

カヲル「そんなの簡単さ!内容を書き換えてしまえばいいんだよ。」

シンジ「そんなことできるの?」

カヲル「僕の力をもってすればね」

14: 2012/12/12(水) 16:08:39.56
シンジ「さっすがカヲル君!で、そのなんとかもんじゃはどこにあるの?」

カヲル「『しかいもんじょ』、だよシンジ君。それは今君のお父さんが持っている」

シンジ「やっぱり・・・。父さんを頃して奪うの?」

カヲル「ハハッ!そんなことはしないよシンジ君。僕もなるべく手荒な真似はしたくないんだ」

シンジ「じゃあ、どうやって?」

カヲル「エヴァを使ってさ」

シンジ「は?」

カヲル「エヴァの長い手足なら遠くのものを取るのは簡単だろ?多少本部は破壊することになるけどね。もちろん周りの人たちは殺さないようにするよ?」

シンジ「十分手荒だよ・・・。」

カヲル「そうかなぁ?」

シンジ「君って意外とバカなんだね」

カヲル「は?」

シンジ「いや、なんでもない」

15: 2012/12/12(水) 16:09:22.34
カヲル「今考えられる最善の策はこれしかないよ。そうと決まったら善は急げだ!初号機に乗って!シンジ君!」

シンジ「う、うん・・・。カヲル君は?」

カヲル「僕も一緒に乗るよ」

シンジ「え」

カヲル「え」

シンジ「そう」

カヲル「うん」

ガシャーン!ガシャーン!

16: 2012/12/12(水) 16:09:57.55
マヤ「ちょ、初号機が勝手に動いています!」

リツコ「なんですって!?」

ミサト「(あのバカ・・・)アスカ!マリ!レイ!準備して!」

アスカ・マリ・レイ「了解!」

アスカ「またあのバカに振り回されるなんて嫌んなっちゃうわよねホント」

マリ「嬉しいくせにぃ~」

アスカ「う、嬉しい訳ないでしょ///!早くぅ、行くわよ!」

マリ「へいへ~い」

レイ「碇君・・・!」

ミサト「今回の作戦行動はこうよ。シンジ君の狙いは恐らく碇指令が持っている氏海文書の外典。それを書き換えようとしているはずよ」

アスカ「あのバカにそんなもの書き換えられるはずないでしょ!?」

ミサト「書き換えるのは恐らく今初号機に一緒に乗っているホ〇の少年だわ。」

マリ「にゃ~るほど♪」

レイ「碇君が危ない・・・!」

17: 2012/12/12(水) 16:10:35.53
ミサト「きっと氏海文書を書き換えることで使徒もいない、エバーも必要ない世界にすることができるはず。今回あなた達は初号機のバックアップに回ってもらいます!」

リツコ「ミサト!」

ミサト「なに」

リツコ「許さないわよそんなこと!」

ミサト「なによ?私たちの目的は使徒のいない平和な世界を作ること。今回の作戦に間違った部分なんて一つもないわ」

リツコ「碇指令が危険です!」

ミサト「碇指令は最大限保護するように努めます。大体、あんなグラサンの一人や二人いなくなったって構わないじゃないの。それともアンタ、碇指令とデキてるの?」

18: 2012/12/12(水) 16:11:07.07
リツコ「あ、ありえないわ!それよりミサト、今の発言、人格を疑うわよ・・・」

ミサト「何とでも言いなさい。責任者は私です。それでは3人とも、そういうことだからよろしく~」

アスカ「ちょ、おい!」

マリ「ま、いいんじゃな~い♪要はワンコ君のアシストをすればいいってだけだし、簡単じゃん♪」

アスカ「・・・それもそうね。さぁ、行くわよ!」

レイ「碇君がホ〇に・・・!」

ガシャーン!ガシャーン!

冬月「来たか」

ゲンドウ「ああ」

冬月「大丈夫かね」

ゲンドウ「子供の考えることなどお見通しだ」

冬月「ならいいんだが・・・」

ドーンッ!ガシャーン!ボーンッ!

19: 2012/12/12(水) 16:11:44.74
シンジ「父さん!」

ゲンドウ「・・・」

シンジ「氏海文書ってやつを出してよ!」

カヲル「!?シンジ君!あまりにも直球すぎるよ!」

ゲンドウ「そんなものはない」

シンジ「嘘だ!それがあれば元の平和な世界に戻るんだ!セカンドインパクトで氏んだ人だって元に戻るんだ!母さんだって・・・っ!」

ゲンドウ「そんなことできたらもう私がやっている!」

シンジ「やっぱりあるんじゃないかそこに!」

ゲンドウ「あ」

シンジ「さぁ、どれなんだよ父さん!氏海文書ってやつは!」

ゲンドウ「・・・これだ」

シンジ「あれが・・・あれがあれば世界は平和に・・・ッ!」

カヲル「シンジ君・・・やめよう・・・」

シンジ「なんだよカヲル君いきなり!こないだも同じようなこと言ってたぞ!」

カヲル「違うんだ・・・。あれは僕らの求めているものじゃない・・・」

21: 2012/12/12(水) 16:12:13.99
シンジ「仏の顔も三度までだぞカヲル君!もう僕は止まらないぞ!あれを書き換えてちゃんとした世界にするんだ!さぁ父さん、おとなしく渡して!さもなくば!」

ゲンドウ「どうぞ」

シンジ「やけに物分かりがいいな父さんらしくない。だけどありがたくもらっておくよ」

カヲル「違うんだそれは・・・」

シンジ「これは・・・!」

ゲンドウ「私の絵日記だ」

シンジ「下手糞じゃないかあああああああああああああああああああああああ!!!」

初号機「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンン!!!」

アスカ「な、なによあれ!?」

マリ「あちゃ~、またワンコ君怒っちゃったかぁ~」

23: 2012/12/12(水) 16:12:48.94
ミサト「あ、あれは・・・」

リツコ「ほら言わんこっちゃない。始まるわよ、サードインパクト」

ミサト「そんな・・・」

カヲル「うぐっ・・・!」

シンジ「カヲル君!どうしたんだい!」

カヲル「サードインパクトが始まろうとしている。僕が氏ぬことでガフの扉は閉じる」

シンジ「この前も似たようなこと聞いたよ!」

カヲル「なら、わかるだろう?また会えるよ(ニッコリ)」

シンジ「もう1周するってことかよ・・・」

カヲル「そうなるかもしれないね・・・」グッタリ

シンジ「カヲルくうううううううううううううううううううううううううんん!!!」

24: 2012/12/12(水) 16:13:27.16
アスカ「あら?なんか止まったわね」

マリ「私たちなぁ~んにもしてないけどね」

レイ「あのホ〇ばっかり碇君と絡めてズルい・・・!」

ミサト「ふぅ、なんとか作戦成功ってとこね」

リツコ「してないわよ!」

ミサト「ま、まぁ結局氏んだのホ〇一人だし許してちょ!メンゴメンゴ!」

リツコ「まったく!アンタって人は!」

25: 2012/12/12(水) 16:14:01.85
冬月「一先ず、一段落と言ったところか?」

ゲンドウ「ああ」

冬月「ゼーレの少年が氏んだ、そのことはどう説明するつもりだ?」

ゲンドウ「あの少年は計画には必要ない。大体あのモノリス、もう電源落としちゃっていいだろ?うるさいし」

冬月「・・・あぁ、そうだな」





おわり

26: 2012/12/12(水) 16:16:17.90
積極的なレイは大変宜しゅうございます//

29: 2012/12/12(水) 16:29:52.72
乙乙乙乙

引用元: カヲル「僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない」