1: 2010/03/04(木) 17:43:16.28 ID:hVVj8r3E0
シンジ「そ、そうかな」

レイ「ええ」

シンジ「とくに意識してるつもりじゃないんだけど・・・本当?」

レイ「なら証明してあげるわ」

3: 2010/03/04(木) 17:45:34.03
レイ「ここにたくさんの写真があるわ。碇君の知り合いを大体網羅している」

シンジ「なんでそんなものを持ってるのさ」

レイ「司令に頼んで用意してもらったの。あの人私の言うことなら大抵聞くから」

シンジ「あっそう・・・」

レイ「じゃあルールを説明するわ。私が写真を一枚出すから、
碇君はその写真に呼びかけて。いつもどおりに」

シンジ「わ、わかったよ」

4: 2010/03/04(木) 17:46:36.96
レイ「まずこれ」

シンジ「トウジ」

レイ「次」

シンジ「ケンスケ。って、友達なんだから当たり前だろ」

レイ「そうね。それじゃこれは」

シンジ「ミサトさん」

レイ「はい」

シンジ「マヤさん」

レイ「どういうことなの」

6: 2010/03/04(木) 17:47:30.86
シンジ「いや、どういうことって言われても」

レイ「友達ならファーストネームで呼ぶのもわかるわ。でもこの二人は年上よ」

シンジ「言われてみればそうだけど・・・でも自然にそう呼んでたしなぁ」

レイ「葛城三佐は碇君の上官でしょ。
秋山真之は東郷平八郎のことを平八郎閣下と呼んでいたの?」

シンジ「でもアムロはブライトをブライトって呼んでたじゃないか。
綾波の言うとおりなら、ノアって呼ぶべきだろ」

レイ「その通りよ。ガンダムはおかしいわ。
でもアムロとブライトはそんなに年齢差がないから、まだ許せる。
碇君と葛城三佐は年齢差においてはダブルスコアよ」

シンジ「うーん・・・直したほうがいいのかな」

レイ「それはとりあえずどうでもいいわ。・・・次、いくから」

8: 2010/03/04(木) 17:49:09.12
レイ「これ」

シンジ「アスカ」

レイ「・・・これ」

シンジ「あ、綾波」

レイ「この違いはなに」

シンジ「なにって言われても。理由なんかないよ」

レイ「同棲しているからなの」

シンジ「どっ・・・!何を言い出すんだよ!」

9: 2010/03/04(木) 17:50:14.37
レイ「本当のことでしょう」

シンジ「でも同棲っていってもミサトさんもいるし、それにケンカばっかりなんだよ!
なにもしてないってば!」

レイ「私は何があったかなんて聞いていないわ」

シンジ「ぐっ・・・綾波、何がいいたいの?」

レイ「別に。どんどんいくわよ」

11: 2010/03/04(木) 17:51:51.10
レイ「はい」

シンジ「リツコさん」

レイ「はい」

シンジ「青葉さん」

レイ「はい」

シンジ「日向さん」

レイ「はい」

シンジ「父さん」

12: 2010/03/04(木) 17:52:38.76
レイ「ここである傾向が見えてくるわね」

シンジ「なんだよ」

レイ「碇君は私以外の女の人だけファーストネームで呼ぶ」

シンジ「ほんとだ」

レイ「副司令はどう呼んでいたか覚えていないからいいわ。
まさかコウゾウさんとは呼ばないでしょうし」

シンジ「さすがにね」

レイ「さすがに?やっぱりなにか意図があるのね」

シンジ「深読みしすぎだよ」

14: 2010/03/04(木) 17:54:38.80
シンジ「年上過ぎるしずっと目上の人だからってだけだよ」

レイ「ほら、理由がある」

シンジ「・・・・・・」

レイ「こういうの、破廉恥っていうのね」

シンジ「あ、あんまりじゃないか!ひどいよ綾波!」

レイ「何泣いてるの」

シンジ「そのセリフ二回目だけど、今回は何もグッと来ないよ!」

16: 2010/03/04(木) 17:56:58.51
レイ「そう」

シンジ「どうすればいいのさ、いきなりこんなことで責められて・・・ひどいよレイ」

レイ「・・・・・・っ」

シンジ「あれあれ、どうしたのレイ」

レイ「い、碇君」

シンジ「レイだって他人行儀じゃないか。碇君、だなんてさ」

レイ「それは・・・」

シンジ「不公平だよ。そう思わない?」

19: 2010/03/04(木) 17:58:40.04
レイ「私はみんな、碇君に対するのと同じように呼んでいるもの」

シンジ「ふーん」

レイ「・・・なに」

シンジ「いやぁなんでも」

レイ「・・・怒るわよ、シンジ」

シンジ「・・・!!」

20: 2010/03/04(木) 17:59:20.10
!?なんか年寄りっぽい!

21: 2010/03/04(木) 17:59:48.77
ユ、ユイ!

22: 2010/03/04(木) 18:00:02.80
シンジ「あ・・・」

レイ「・・・どうしたの」

シンジ「なんか今、綾波が知ってる人に見えた」

レイ「そう」

シンジ「なんだろう、とても懐かしい感じがする」

レイ「それは錯覚よ」

シンジ「わかってるよ。・・・でも」

23: 2010/03/04(木) 18:00:03.37
なんか兄妹か倦怠期の夫婦みたいだよな

25: 2010/03/04(木) 18:02:04.72
シンジ「わかった・・・綾波、今の、僕の母さんに、似てたんだ」

レイ「お母さんの?」

シンジ「母さんのことぜんぜん覚えてないけど・・・でもそんな気がするんだ」

レイ「私は碇君のお母さんじゃないわ」

シンジ「わかってるよ」

レイ「そんなに似てるの」

シンジ「・・・もう一回、言ってみてくれない?」

レイ「・・・」

26: 2010/03/04(木) 18:03:57.05
ゲンドウ「冬月ぃ」

冬月「なんだ碇」

ゲンドウ「なんでもない」

冬月「・・・」

ゲンドウ「怒ったのか冬月」

冬月「あのな碇、確かに私は副司令でお前は司令だ。だが年の差も考えてもらいたいな」

ゲンドウ「礼儀ということか。わきまえてはいるつもりだが」

冬月「呼び捨てがか」

28: 2010/03/04(木) 18:06:02.30
ゲンドウ「仕方ないだろう。上下関係は歴然なのだから」

冬月「ほう。今までのことを全て忘れたとでも言うのか」

ゲンドウ「そうは言わん。だが昔は昔だ」

冬月「だから呼び捨てか」

ゲンドウ「敬称をつけてほしいのか?」

冬月「私にそれを言わせるのか」

ゲンドウ「やはり怒っている」

冬月「怒ってなどいない」

31: 2010/03/04(木) 18:07:52.70
ゲンドウ「冬月さん」

冬月「ああ・・・ダメだなこれは」

ゲンドウ「そうだろう。年下の部下に気を使っている様子が明らかだ」

冬月「お前はそんなことまで気を回していたのか」

ゲンドウ「ああ。私へのタメ口を許しているのも同じだ」

冬月「いやぁさすがに私もそこまで卑屈にはなれんよ」

ゲンドウ「だからこのままでいいのだ。わかるな」

33: 2010/03/04(木) 18:09:54.15
たまに冬月先生って言ってるよね

34: 2010/03/04(木) 18:10:00.59
冬月「しかしそのヒゲはどうなのだ」

ゲンドウ「あ?」

冬月「仮にも国連直属のお堅い機関だ。気のいい居酒屋店長ではないのだぞ」

ゲンドウ「矛先を変える気か」

冬月「私は常識論を言っているだけだ。はっきり言わせてもらうが、みっともないぞ」

ゲンドウ「そこまで言うのか」

36: 2010/03/04(木) 18:12:09.72
冬月「もっと言えばだな、どうして私には椅子がないのだ」

ゲンドウ「そういえばそうだな」

冬月「私だけだぞ。お前の後ろに従者のように立っているんだ」

ゲンドウ「存在感はあるぞ」

冬月「いい意味ではないだろう。なあ碇、私は最年長なんだぞ」

ゲンドウ「それが?」

冬月「腰がだな」

ゲンドウ「なるほど、一考せねばならんな」

冬月「碇・・・」

38: 2010/03/04(木) 18:14:12.14
ゲンドウ「冬月。私がお前のことをないがしろにしていると本気で思っているのか」

冬月「そうは言っていない」

ゲンドウ「お前の言い様はそう言っているようにしか聞こえん」

ゲンドウ「・・・これまでの因縁を忘れたわけではない。それは覚えておいてくれ」

冬月「碇」

ゲンドウ「・・・先生」

冬月「碇ぃっ」

44: 2010/03/04(木) 18:16:42.52
冬月「碇、お前はやはりネルフ司令の器だな」

ゲンドウ「急に褒め頃しか」

冬月「最初はいけ好かない野郎だと思ったし、今でも思う。
だがやはり、お前と私は切っても切れん関係だ」

ゲンドウ「そうとも。息子などより絆はずっと深いのだ」

冬月「ははは」

ゲンドウ「ははは」

45: 2010/03/04(木) 18:19:45.78
冬月「で、椅子だがな」

ゲンドウ「特注品を用意させよう。床の下に収納されていて、使うときにせり上がってくる奴だ。
格好がいいぞ。もちろん座面はヴィスコエラスティックフォームだ」

冬月「快適なマットレス「トゥルースリーパー」に使われているあれか」

ゲンドウ「ああ」

冬月「あれはいい物だ。実は愛用している」

ゲンドウ「私もだ」

冬月「気が合うと、今初めて思ったぞ」

ゲンドウ「たかがマットレスだろう」

冬月「い、碇・・・」

47: 2010/03/04(木) 18:21:51.63
ゲンドウ「どうした冬月、お前らしくもない。なぜ舞い上がるのだ」

冬月「さあ」

ゲンドウ「レイはシンジに何かおかしなことを言っているようだし、今日は何かおかしい」

冬月「ユイくんmk2がそんなことを」

ゲンドウ「次にそれを言ったら許さんぞ」

50: 2010/03/04(木) 18:24:05.10
冬月「すまん」

ゲンドウ「・・・まあいい。レイとシンジのやりとりだが、モニターできるぞ。見るか」

冬月「・・・やめておこう。趣味が悪い」

ゲンドウ「そうだな」

冬月「伊吹二尉はモニターできないのか」

ゲンドウ「・・・」

52: 2010/03/04(木) 18:25:41.01
冬月「どうなんだ」

ゲンドウ「できるが・・・なぜだ」

冬月「いやそのだな、部下の把握を」

ゲンドウ「上司部下の関係といえどプライバシーはある」

冬月「うむ」

ゲンドウ「ではモニターに出すぞ」

冬月「うむ」

53: 2010/03/04(木) 18:26:22.66
>>51
まあレイはみんないっしょってことで

54: 2010/03/04(木) 18:27:44.33
マヤ「せ~んぱい」

リツコ「あらあらマヤどうしたの」

マヤ「ちょっとMAGIのことでわからないことがあるんです」

リツコ「どこ?」

マヤ「ここなんですけど・・・」

リツコ「ああ、そこはね・・・」

60: 2010/03/04(木) 18:29:58.80
冬月「仕事の話をしているな」

ゲンドウ「職場だからな」

冬月「もういいぞ」

ゲンドウ「わかった」


冬月「ところで碇、聞いていいか」

ゲンドウ「なんだ」

冬月「赤木博士の髪は、あれは染めているんだろう?」

ゲンドウ「ああ」

冬月「では眉毛はなぜ黒のままなのだ」

62: 2010/03/04(木) 18:31:37.24
ゲンドウ「知らんよ」

冬月「プリンになったのを見たことがない。相当マメに染め直しているのだろう?」

ゲンドウ「そのようだな」

冬月「ではなぜ眉だけは黒々としているのだ?合わせようという気がないのか」

ゲンドウ「私に聞かれても困る」

冬月「まあそうだな」

ゲンドウ「しかし下の毛は」

冬月「あ?」

ゲンドウ「なんでもない」

64: 2010/03/04(木) 18:33:09.90
冬月「いやいや聞いたぞ。聞き捨てならんぞ。もう一度言ってみろ」

ゲンドウ「シタノケ機関という組織にだな」

冬月「わけのわからんごまかし方をするな。お前が彼女と寝たのは事実だろう」

ゲンドウ「・・・」

冬月「で、金なのか黒なのか」

ゲンドウ「興味はそこだけなんだな」

66: 2010/03/04(木) 18:34:42.76
冬月「ああ」

ゲンドウ「断言したな・・・」

冬月「教えてくれ」

ゲンドウ「しかしこれはさすがに」

冬月「そう言うな」

ゲンドウ「ああほら冬月、伊吹二尉が」

冬月「むっ」

69: 2010/03/04(木) 18:37:15.77
マヤ「ありがとうございました!やっぱり先輩は頼りになりますね!」

リツコ「ふふ、当たり前でしょ」

マヤ「私、先輩のことすっごく尊敬してるんです」

リツコ「ありがとう」

マヤ「先輩の好きな人なら、私無条件で好きになっちゃうかも」

リツコ「論理がかみ合ってないわよマヤ」

マヤ「いいんです。人間は論理だけじゃ語れませんから」

リツコ「・・・そうね」

マヤ「ふふっ」


ゲンドウ「聞いたか冬月」

冬月「先輩の好きな人なら無条件で、か・・・」

71: 2010/03/04(木) 18:39:43.26
冬月「ひらめいたぞ」

ゲンドウ「ダメだ」

冬月「まだ何も言っていない」

ゲンドウ「言わなくともわかる。私をダシにしようとするな」

冬月「まあまずは飲みニケーションからということだな」

ゲンドウ「おい」

冬月「駅前の魚民に予約をとっておいた。今夜行くぞ。誘っておけ」

ゲンドウ「おい」

冬月「ではまた後でな」

ゲンドウ「おい・・・」

72: 2010/03/04(木) 18:41:28.54
ミサト「で、では乾杯の音頭を、ええと司令に取ってもらいます」

ゲンドウ「あー、諸君、普段からご苦労。今日は楽しんでくれ。乾杯」

ミサト「か、かんぱーい!」

リツコ「・・・カンパイ」

マヤ「カンパイ」

冬月「乾杯!!」

74: 2010/03/04(木) 18:42:41.63
ゲンドウ「・・・」

リツコ「・・・」

ミサト「・・・」

マヤ「・・・」

冬月「・・・」

ミサト「あ、あのー」

ゲンドウ「なんだ」

ミサト「何故ですか」

ゲンドウ「さあ」

76: 2010/03/04(木) 18:45:00.13
冬月(おい碇、私の発案ということは絶対伏せるんだぞ)

ゲンドウ(ああ・・・)


リツコ(ちょっとミサト、なんなのこの飲み会は)

ミサト(私に聞かないでよ!)

マヤ(青葉くんや日向くんは誘われない理由はなんですか・・・)

ミサト(そりゃやっぱり、女目当てなんじゃないの・・・)

マヤ「女目当て!」

リツコ「マヤ!声でかい!」

79: 2010/03/04(木) 18:47:19.51
ゲンドウ「!!」

マヤ「司令、そうなんですか」

ゲンドウ「いや、違うぞ。私ではない」

マヤ「じゃあ誰なんですか!副司令だとでもいうんですか!」

冬月「ありえんな」

マヤ「最低・・・私たちのことそういう目で見てたんですね。不潔です」

リツコ「マヤ!言いすぎよ」

ミサト「まー気持ちはわからんでもないわよねー」

リツコ「ミサト!」

マヤ「幻滅しました」

83: 2010/03/04(木) 18:50:02.63
冬月「まあ待ちたまえ伊吹二尉。碇はこう見えて、寂しがりやなのだ」

マヤ「は?」

冬月「いやらしい気持ちではないだろう。もしそうなら私が察して止めている」

マヤ「それは・・・副司令もいらっしゃってるということはそうなのかもしれませんが」

冬月「そうなのだよ。だから今日はただの慰労会だ」

マヤ「そう、ですか」

冬月「さあ、ちょっと変な方向にいってしまったが、飲みなおそうではないか」

マヤ「はあ」

87: 2010/03/04(木) 18:52:10.78
1時間後

マヤ「え~そうなんですか副司令ー」

冬月「はは、私だってメロドラマくらい見るさ」

ミサト「メロドラマって言い方、古いですよっ」

冬月「ん、そうなのか?」

リツコ「とんだジェネレーションギャップね」

マヤ「うふふ」

冬月「ははは」

ゲンドウ「・・・」

89: 2010/03/04(木) 18:54:31.65
冬月「ところで伊吹二尉は想い人はいるのかね」

ミサト「やだ副司令、セクハラ」

冬月「こんな年寄りが君らに恋愛感情を持つと思うのかね?ただの世間話だよ」

リツコ「マヤは仕事が恋人だものね」

マヤ「それは先輩ですよう」

冬月「ははは、頼もしいことだな」

ゲンドウ「・・・」

92: 2010/03/04(木) 18:57:07.31
冬月「で、どうなのだ」

ゲンドウ「食い下がるな」

冬月「さあ」

マヤ「今は、いません」

リツコ「あら、そうなの?」

マヤ「え、ええ!いません」

ミサト「へーえ。そうなの。私はてっきり、近場にいるのかと」

マヤ「!!!」

ミサト「青葉くんとか日向くんとか」

マヤ「そっちじゃありません!」

ミサト「そっちじゃ?」

マヤ「・・・!なんでもありません!」

94: 2010/03/04(木) 18:59:23.86
冬月「まあまあいいじゃないか。そうか、想い人はいるのか。いいことだ」

マヤ「副司令まで!」

冬月「いいや、いいことだ。大切に想う人がいれば、それは生きる力になる」

ゲンドウ「年寄りの言葉には重みがあるよな」

リツコ「茶々入れないの」

マヤ「そう・・・そうですよね。ありがとうございます副司令」

冬月「はっはっはいやなに」

ゲンドウ「ふー。生おかわり」

97: 2010/03/04(木) 19:03:28.97
店の外にて

マヤ「ご馳走様でした!」

ミサト「いいんですか副司令、全部出していただいて」

冬月「気にするな。年寄りには金の使い道などあまりないものだ」

リツコ「さすがですわ」

ゲンドウ「さあーお開きだ」

マヤ「お疲れ様でした!」



冬月「よくやったぞ碇。素晴らしい」

ゲンドウ「非常に疲れた。帰らせてもらう」

冬月「そうしろ」

ゲンドウ(レイ・・・お前だけが私の心の支えだ)

100: 2010/03/04(木) 19:06:06.85
プルルル プルルル ガチャ

ゲンドウ「レイ、起きているか」

レイ「はい」

ゲンドウ「司令というのは大変なものだな」

レイ「どうしたんですか」

ゲンドウ「冬月が乱心した。治めるのに・・・いや治まっていないか。とにかく大変だった」

レイ「そうなんですか」

ゲンドウ「そういえばレイ、お前もシンジと何か話していたようだな」

レイ「シンジと?」

ゲンドウ「えっ、レイ今なんて」

101: 2010/03/04(木) 19:08:04.61
レイ「シンジがどうかしたんですか?」

ゲンドウ「あ・・・あっ?どうしたレイ?シンジの呼び方が妙だぞ」

レイ「変えることにしたんです。気持ちが通じ合っていたほうが使徒殲滅もうまくいくから」

ゲンドウ「・・・レイ、ちょっと頼みがある」

レイ「?」

ゲンドウ「私相手ということを気にしなくていい。敬語をなくしてしゃべってくれないか」

104: 2010/03/04(木) 19:10:05.38
レイ「わかりました・・・わかったわ」

ゲンドウ「シンジと何を話した」

レイ「シンジが私にだけ他人行儀だから。そう言ったら、○イもそうだよって」

ゲンドウ「えっ、なんだって?」

レイ「レイもそうだよって。電話だから聞き取りにくい?」

ゲンドウ「な、なんだそうか。レイ、か」

レイ「ええ」

105: 2010/03/04(木) 19:11:50.93
レイ「どうしたの。なんだか鼻声みたい。風邪でもひいたの?」

ゲンドウ「いや・・・」

レイ「体には気をつけなきゃだめよ。今日はゆっくり休んでね」

ゲンドウ「ユ・・・・・・レイ・・・」

レイ「おやすみ」

ゲンドウ「ああ、おやすみ」

ガチャ

ゲンドウ「う、うおお・・・」

112: 2010/03/04(木) 19:15:01.24
ゲンドウ「さっさと補完して会いにいこう・・・この流れはよくない」

冬月「どうした碇。なにをぶつぶつ言っている」

ゲンドウ「なんでもない。使徒はまだか。5体くらいいっぺんに来い」

冬月「殲滅できるわけないだろう。どうしたのだ、お前まで妙だぞ」

ゲンドウ「自分が変だという自覚はあったわけか」

冬月「思い返してみると、やはりおかしかった。そうだろう」

ゲンドウ「まあな」

冬月「さすがに伊吹二尉は大変すぎる。私からはともかく、彼女にとってはアウトオブ眼中もいいところだ」

ゲンドウ「まだ治っていないのか」

115: 2010/03/04(木) 19:18:10.53
冬月「将を射んとすればまずは馬から。赤木博士から落とすぞ」

ゲンドウ「彼女も十分、お前はアウトオブ眼中だと思うが」

冬月「酸いも甘いもかみ締めているというのが違うところだ。マヤは夢見る少女だからな」

ゲンドウ「ついに呼び捨てが始まったか」

冬月「時間の問題にすぎん。さあ飲み会だ。今夜は笑笑だぞ」

ゲンドウ「またか・・・」

118: 2010/03/04(木) 19:21:23.76
ゲンドウ「乾杯」

全員「かんぱーい!」

冬月「今回は最初からいい感じだな」

ゲンドウ「チルドレンまで全員呼ぶというのは、まだマシな考えだと思う」

冬月「万が一にも下心を悟られるわけにはいかんのだ」

ゲンドウ「発覚したら、幻滅どころの騒ぎじゃないからな」


アスカ「加持さ~ん、あたし酔っちゃった~」

加持「アスカのはオレンジジュースだろ」

アスカ「こういうのは気分だもーん」


冬月「見ろ碇、所詮子供だ」

ゲンドウ「悲しい優越感はやめろ」

120: 2010/03/04(木) 19:24:49.56
シンジ「レイ、から揚げ取ろうか」

レイ「いい。肉、嫌いだから。シーザーサラダ取って、シンジ」

シンジ「うん」


冬月「碇、何を睨んでいるんだ」

ゲンドウ「睨んでなんかいない」

冬月「赤木博士の席に近づくぞ。来い」

ゲンドウ「ああ・・・」


リツコ「あら司令に副司令。いただいてますわ」

冬月「どんどんやってくれたまえ」

マヤ「副司令、どうぞ」

冬月「おお、すまんな。いただくとするか」

ゲンドウ「・・・」

リツコ「どうぞ」

ゲンドウ「・・・ああ」

122: 2010/03/04(木) 19:27:59.76
アスカ「バカシンジ、なにボサっとしてんのよ!加持さんの飲み物がないじゃない!」

シンジ「今店員さん呼んだよ!怒鳴らなくたっていいじゃないか」

アスカ「なんですってぇ!」

レイ「シンジもアスカもケンカしないの」

アスカ「んなっ・・・」

シンジ「あははは」


ゲンドウ「決めた」

冬月「なにをだ」

ゲンドウ「次に使徒が来たらシンジに特攻させる」

冬月「おい・・・」

ゲンドウ「私が決めた」

124: 2010/03/04(木) 19:30:23.22
使徒、襲来


シンジ「うあああああああ」

ミサト「シンジくん!・・・司令、零号機と弐号機の援護を!」

ゲンドウ「零号機と弐号機は変わらず待機だ」

ミサト「なぜです!」

ゲンドウ「命令だ」

シンジ「ぬおおおおおおおお」


冬月「息子に嫉妬とはな」

ゲンドウ「何か言ったか」

冬月「いいや」


シンジ「ぬがああああああ」

131: 2010/03/04(木) 19:32:46.95
シンジ「ATフィールド、全開!!!!!!」

使徒「GYAAAAAA」

ミサト「よっしゃあ!!」


ゲンドウ「・・・チッ」

冬月「舌打ちするな」

ゲンドウ「レイは私だけのものだ。わかるな」

冬月「マヤは誰のものだ」

ゲンドウ「お前のだ」

冬月「それがわかっていれば全力で支援しよう」

ゲンドウ「うむ」

135: 2010/03/04(木) 19:35:28.34
シンジ「いってててて・・・」

アスカ「バカシンジ!たった一人で何やってんのよ!」

シンジ「しょうがないだろ、命令なんだから」

レイ「シンジ、大丈夫?」

シンジ「肋骨と腕と足と歯が折れたけど、なんとかね・・・いてっ!」

レイ「動いちゃダメよ。今手当てするからね」

シンジ「レイ、ありがとう」

アスカ「あーあ!いーい感じ!お熱いのね!」

レイ「何怒ってるの」

アスカ「なんでもないわよ!!」

141: 2010/03/04(木) 19:39:17.39
冬月「・・・シンジくんは非常に株を上げたな」

ゲンドウ「冬月、ケーキと包丁を用意してくれ」

冬月「なんに使うんだ」

ゲンドウ「ケーキを何度も何度も刺す。だからなるたけ大きいものを頼む」

冬月「そんなことしていないでアタックしたらどうなのだ」

ゲンドウ「シンジを危ない目にあわせた張本人が出て行ってなにをするのだ」

冬月「あー・・・」

ゲンドウ「使徒め、弱い。弱すぎる」

冬月「初号機が強いんじゃないのか。中の人がとくに」

ゲンドウ「シンジが!?」

冬月「いやユイくんだよ」

ゲンドウ「あっ、そうか」

146: 2010/03/04(木) 19:41:10.56
ゲンドウ「そうだな。シンジはよくシンクロしているだけだからな」

冬月「そうとも」

ゲンドウ「うむ、だいぶ気がおさまった。冬月、ケーキは小さくてもいい」

冬月「一応やるのか」

ゲンドウ「ああ。・・・それといい方法を思いついた」

冬月「なんだ」

ゲンドウ「シンジの見舞いに行く」

冬月「確執が大きくなるだけではないのか」

ゲンドウ「そうではない。まあ見ておけ」

149: 2010/03/04(木) 19:43:57.00
病院にて


シンジ「いっててて・・・ひどいよ父さん・・・僕一人に押し付けて」

ゲンドウ「すまなかったなシンジ」

シンジ「と、父さん!?」

ゲンドウ「見舞いに来た。よくやったな」

シンジ「なんで僕だけだったんだよ。あれじゃ僕を殺そうとしているみたいじゃ・・・」

ゲンドウ「・・・」

シンジ「あ・・・ごめん、言い過ぎたよ」

ゲンドウ「お前ならやれると信じていた。他の二人では無理だと思ったのだ」

シンジ「そ、そうなの?でも援護くらい」

ゲンドウ「よくやったなシンジ」

シンジ「父さん・・・」

150: 2010/03/04(木) 19:47:31.96
冬月「・・・なるほどな」

ゲンドウ「どうだ。シンジめ、ずいぶんと私に心を許したと思わないか」

冬月「飛び散ったケーキはちゃんと片付けろよ」

ゲンドウ「将を射んとすればまず馬から。そうだろう」

冬月「最後はちゃんと食べるんだぞ」

ゲンドウ「これでレイも間接的に私の好感度アップというわけだ」

冬月「ああ、イチゴが床に」

ゲンドウ「レイ、待っていろ・・・」

冬月「二個目があるが?」

ゲンドウ「頼む」

151: 2010/03/04(木) 19:50:44.05
マヤ「せんぱーい・・・」

リツコ「どうしたのマヤ」

マヤ「なんだかこの間から変なんです」

リツコ「そうね・・・みんなどこかしらおかしいわね」

マヤ「そうなんです。青葉くんは「ギター(笑)時代はティンパニだろ」とか言って席に太鼓持ち込むし」

リツコ「日向くんはミサトに挨拶するとき、必ずハグするしね」

マヤ「それで私、いろいろ調べてみたんです」

リツコ「で?」

マヤ「そしたら、パターンがどことなく青なんです」

153: 2010/03/04(木) 19:52:00.76
リツコ「どことなくって、どういうこと」

マヤ「どことなくとしか言えません。でもなんだかパターン青なんです」

リツコ「使徒?」

マヤ「ですかね・・・限りなく透明に近い青ですけど」

リツコ「詳しく調べてみる必要がありそうね」

156: 2010/03/04(木) 19:54:45.90
ゲンドウ「使徒?どこだ」

リツコ「そのへんに」

ゲンドウ「正確に報告しろ」

リツコ「正確にはわかりません。しかしいるんです。使徒・・・のような何かが」

冬月「敵か」

リツコ「たぶん・・・私たち、最近変だったと思いませんか」

ゲンドウ「うーむ」

リツコ「よくわかりませんけどきっとそのせいです」

冬月「まあそうとなると殲滅せねばな」

リツコ「名称はどうします」

ゲンドウ「使徒的な何かか…ナゾエルでいいだろう」

リツコ「謎、ね・・・わかりました。目標を使徒的な何かと認識。以後、目標をナゾエルと呼称します」

159: 2010/03/04(木) 19:56:14.50
ナゾエルwwwwwwwwww

162: 2010/03/04(木) 19:57:33.77
日向「ナゾエル、接近しています!」

ミサト「まあそれはわかっているわ」

マヤ「パターン水色?からオレンジ?へ周期的に変化しています」

リツコ「オレンジ?になるときは私たちへの影響もなくなるわけね」

ミサト「司令、どうしますか」

ゲンドウ「エヴァンゲリオン初号機発進」

ミサト「どこにですか」

ゲンドウ「まあ真ん中あたりでよかろう」

ミサト「了解。シンジくん、準備はいい?」

シンジ「なんの準備かわかりませんけど大丈夫です」

ミサト「オーケイ。・・・発進!」

166: 2010/03/04(木) 19:59:43.21
ミサト「で、どうします」

ゲンドウ「しばらく立たせておけ」

ミサト「はあ」

ゲンドウ「憶測だがナゾエルの影響はたぶんエヴァがもっとも大きく受ける気がする」

ミサト「で?」

ゲンドウ「つまりエヴァに取り付きやすいのではないかな」

ミサト「はい」

ゲンドウ「で、取り付いたところを総攻撃だ」

ミサト「ええっ!?」

ゲンドウ「それしか思いつかない」

169: 2010/03/04(木) 20:02:27.69
冬月「お前が一番影響を受けているのではないか」

ゲンドウ「そんなことはない。これがもっともたぶんいい方法だ」

マヤ「MAGIは回答不能を提示しています」

リツコ「まあ試しにやってみましょう」

ミサト「ちょっと!」

ゲンドウ「零号機と弐号機は使わん。N2爆雷50発の用意だ」

ミサト「なんのためのネルフなんですか・・・」

173: 2010/03/04(木) 20:05:26.41
マヤ「初号機の神経パルスが微妙に乱れています」

リツコ「おいでなすったわね」

ミサト「やっこさん、おいでなすったわね」

冬月「碇、本当にやるのか」

ゲンドウ「疑問の余地はない」


シンジ「アスカ。レイ。聞こえる?」

アスカ「聞こえてるわよ」

レイ「ええ」

シンジ「帰ったら、ステーキおごってあげるから」


ミサト「今よ!N2爆雷全弾着火!」

174: 2010/03/04(木) 20:06:59.88
チュドーン


シンジ「うっわあああああああああああ」

ミサト「やった?!」

日向「爆発の影響で電磁波が乱れ、映像の回復まで時間がかかります」

ゲンドウ「あの爆発だ、ケリはついてる」

冬月「・・・まだ生きてるんじゃないのか」

178: 2010/03/04(木) 20:09:37.82
日向「映像、回復します」


シンジ「・・・」

ミサト「シンジくん!」

マヤ「初号機、健在。しかしパイロットの反応がありません」

シンジ「・・・のやろ・・・」

青葉「パイロット、生命反応確認」

シンジ「このやろう・・・」

ミサト「シンジくん!?」


シンジ「うっおおおおおおおおおお」

183: 2010/03/04(木) 20:12:37.75
ゲンドウ「シンジ、落ち着け。お前を狙ったのではない。目標はナゾエルだ」

シンジ「おんなじことでしょおおお!?初号機に取り付いた使徒(仮)を倒すってことはそういうことでしょ!!」

ミサト「シンジくん落ち着いて!あなたの体が爆発したんじゃないのよ!」

シンジ「僕は怒ったからね!なにがナゾエルだ!ネルフ本部を壊せば全部解決する気がする!」


ゲンドウ「第二波用意」

ミサト「N2爆雷は全部使いましたよ」

ゲンドウ「弐号機を出せ」

191: 2010/03/04(木) 20:15:01.87
リツコ「司令、それは危険です。弐号機にもナゾエルが取り付くおそれがあります」

ゲンドウ「大丈夫だと思う。たぶんナゾエルは初号機に全力を傾けている気がする」

ミサト「そうかもしれません」

マヤ「初号機、パターン若干青!さきほどより幾分濃い青です」

ゲンドウ「ということだ」

ミサト「アスカ、準備はいい!?」

アスカ「優等生は!?」

ゲンドウ「待機だ」

アスカ「ふん!あんなの私ひとりでお茶の子さいさいよ!見てなさいバカシンジ!」

ミサト「発進!」

195: 2010/03/04(木) 20:16:59.72
ミサト「いい、アスカ。最初から頭部を狙いなさい。スマッシュホークを用意したわ」

アスカ「了解!」

日向「氏にませんかねシンジくん」

ミサト「たぶん大丈夫よ!」

シンジ「アスカ!!ATフィールドの使い方、教えてやるよ!」

アスカ「あたしに向かって戦いのご教授とは、いい度胸ね!覚悟しなさい」

198: 2010/03/04(木) 20:19:38.85
青葉「弐号機、目標と接触します」

アスカ「氏、ねえええええ!!!」

ミサト「うーん、頃す気まんまんね」

マヤ「弐号機にナゾエルの反応ありません」

リツコ「素、か」

ミサト「それも怖いわね」

シンジ「えいっ、ニードル射出」

アスカ「いったぁぁぁいい!!目があああ!」

ミサト「キレてるかと思ったら、意外とこすっからい戦いするのね」

リツコ「キレてるからじゃない?」

200: 2010/03/04(木) 20:22:26.16
シンジ「えい」

マヤ「弐号機のアンビリカルケーブル、切断!」

ミサト「さすがね・・・エヴァーの弱点をよく知ってる」

アスカ「こんっのおおおおおおお!!」

日向「弐号機、キック」

リツコ「形勢は不利ね」


冬月「形勢は不利だな」

ゲンドウ「だろうな」

冬月「おい」

ゲンドウ「ここで零号機を出すぞ」

202: 2010/03/04(木) 20:24:12.96
冬月「いいのか?レイは」

ゲンドウ「問題ない」

冬月(ナゾエルが弱っているのか?)

ゲンドウ「零号機は完全に安全な位置から超長距離射撃。
初号機が弐号機に気を取られている今がチャンスだ」

冬月(まだか・・・)

ミサト「エヴァー零号機、発進!」

203: 2010/03/04(木) 20:25:26.88
レイ「本当にやるんですか」

ゲンドウ「ああ」

レイ「アスカもシンジも氏んでもいいのですか」

ゲンドウ「たぶん氏なない」

レイ「わかりました」

204: 2010/03/04(木) 20:26:55.13
青葉「零号機、射撃位置につきました」

マヤ「ポジトロンライフル、発射可能まであと30秒」

ミサト「これで終わるといいわねー」

リツコ「たぶんいけるでしょ」

マヤ「ポジトロンライフル、発射準備完了」

ミサト「発射!」

レイ「発射」

207: 2010/03/04(木) 20:28:36.44
ドーン

シンジ「ぎゃああああああ」

アスカ「きゃああああああ」

青葉「目標に直撃!」

日向「どうよ!?」

マヤ「待ってください!」

ゲンドウ「いけただろう」

冬月「さあな」

マヤ「・・・ナゾエルの反応、ありません!」

ミサト「やった!みたいね!」

214: 2010/03/04(木) 20:31:24.95
病院にて

シンジ「痛い」

ゲンドウ「よくやったな」

シンジ「こればっかりはもうどう言い訳しても無駄だと思ってよ・・・」

ゲンドウ「ナゾエルは殲滅された。と思う。皆もとに戻ったようだ」

シンジ「はあーあ・・・」

レイ「碇くん」

シンジ「綾波」

レイ「食事、ここに置いておくから」

シンジ「ありがと・・・」

ゲンドウ「ああよかった。本当によかったなシンジ」

シンジ「嬉しくない」

218: 2010/03/04(木) 20:33:03.34
アスカ「ステーキの約束は守ってもらうわよ!」

シンジ「もちろんだよ。ほら」

アスカ「・・・何よこれ!」

シンジ「ほうれん草のステーキだよ。綾波は肉食べられないだろ」

アスカ「優等生だけでいいじゃない!あたしは肉大好きなんだから!」

シンジ「不公平だろ」

アスカ「がああああ!!」

221: 2010/03/04(木) 20:35:16.77
冬月「碇、レイは元に戻ったようだな」

ゲンドウ「呼び方が変わっただけだ。もともと大した違いではない」

冬月「お前もナゾエルに侵食されていたとはいえ、あんまりな言い草だな」

ゲンドウ「伊吹二尉への興味はどうだ」

冬月「すっかり失せた。興味がない」

ゲンドウ「お前もひどい」

冬月「まあこれでハッピーエンドというわけだな」

ゲンドウ「・・・まあそうなるか」

223: 2010/03/04(木) 20:38:10.02
マヤ「せ~んぱい」

リツコ「あらあら」

マヤ「私はナゾエルなんかの影響を受けなくても、ずっと先輩のこと尊敬してましたからね」

リツコ「あらあら」

ミサト「・・・」

リツコ「どうしたの、ミサト」

ミサト「マヤ、あんた、先輩って呼ぶのリツコだけなのね」

リツコ「そりゃそうでしょ?」



青葉「あれ」

日向「どうした」

青葉「なんだろ、いまちょっと青っぽい何かが」

日向「気のせいだろ、ナゾエルは殲滅されたんだ。たぶん」

青葉「・・・だよな」

224: 2010/03/04(木) 20:38:52.00
おしまい

225: 2010/03/04(木) 20:39:42.27
無限ループって

226: 2010/03/04(木) 20:40:05.69

よかったぜ

引用元: レイ「碇君は私だけ苗字で呼ぶのね」