14: 2013/10/19(土) 11:03:53.19
雪ノ下「…」ピンポーン

八幡「ひっ…」

雪ノ下「…」ピンポーン

小町「お兄ちゃーん?雪乃さんが…」

八幡「帰ってもらってくれ!!」

雪ノ下「…比企谷くん」

八幡「やめろ…」

雪ノ下「いるんでしょう?」コンコン

八幡「なんで家に上げたんだよ…!」

雪ノ下「ここを開けなさい」コンコン

八幡「…嫌だ…」

雪ノ下「ここを開けなさい!!」ドンドン

八幡「どうしてこうなったんだっけ…」

19: 2013/10/19(土) 11:16:17.00
雪乃「…今日も奉仕部に来なかったわね」

八幡「…」

雪乃「私待ってたのだけれど」

八幡「知るかよ…」

雪乃「放課後が始まってから、先生に追い出されるまでずっと」

八幡「…」

雪乃「比企谷くんに会えると思って」

八幡「もうやめてくれよ…」

雪乃「なのに来てくれなかった」

雪乃「どうして?」

八幡「…」

雪乃「答えて」

八幡「…」

雪乃「声くらい聞かせてくれてもいいじゃない」

雪乃「…私達付き合ってるのよ?」

20: 2013/10/19(土) 11:23:51.93
八幡「…なぁ、雪ノ下」

雪ノ下「!比企谷くん!比企谷くん!」ドンドン

八幡「…俺達付き合ってるのか?」

雪ノ下「何を言っているの?気でも狂ったのかしら」

八幡「…気が狂ってるのはお前だろ…」

雪ノ下「比企谷くんが告白してくれたんじゃない」

八幡「…してない」

雪ノ下「…やっぱり、少しおかしいわね」

八幡「お、俺が告白したのは由比ヶ浜だ…」

八幡「お前はそれをみてただk」

雪ノ下「違うわ」

雪ノ下「ふふっ、私はわかってるのよ?」

雪ノ下「あれは私に向けた告白だったのよね?」

八幡「なんでそうなるんだよ…」

雪ノ下「早く開けなさい」ガチャガチャガチャ

22: 2013/10/19(土) 11:29:46.10
いいっすね~

26: 2013/10/19(土) 11:47:44.90
やみのんの続きはよ

27: 2013/10/19(土) 11:52:10.66
八幡「…なぁ、雪ノ下」

雪ノ下「何かしら」

八幡「もうやめてくれないか?」

雪ノ下「何を?」

八幡「こう毎晩毎晩うちにくるのも、奉仕部で執拗に俺を待つのも…」

雪ノ下「…」

八幡「迷惑なんだよ」

雪ノ下「…」

八幡「とりあえず、帰ってくれ」

雪ノ下「じゃあ、顔を見せて」

八幡「…」ギィ

雪ノ下「比企谷くん…会いたかった…」ギュッ

八幡「抱きつくなよ、早く帰ってくれ」

雪ノ下「…嫌。ねぇ、このまま…」

八幡「帰れ」

33: 2013/10/19(土) 12:02:48.59
雪ノ下「…つれないのね」

八幡「…早く」

雪ノ下「…また来るから」

雪ノ下「あなたが愛してくれるって言ってくれるまで」

八幡「…」

雪ノ下「ねぇ、もしも、私が先に告白してたら…答えてくれた?」

八幡「少なくともこんなことにはなってねぇよ」

雪ノ下「…そう」

雪ノ下「じゃあ、また明日」

雪ノ下「明日、ね?」

八幡「…」

雪ノ下「…おじゃましました」

八幡「…小町、もうあいつ上げるなよ」

小町「…だって、怖いんだもん…」

八幡「そうだな…」

36: 2013/10/19(土) 12:31:05.81
八幡「…」

由比ヶ浜「あ、ヒッキーおはよー!」

八幡「あ、おう…」

由比ヶ浜「…また来たの?」

八幡「ああ…さすがにこうも続くと…」

由比ヶ浜「そっか…どうしようね…」

雪ノ下「簡単よ、別れればいいの」

由比ヶ浜「うっひゃあ!?ゆ、ゆきのん!?」

八幡「お前、後をつけてたのか…」

由比ヶ浜「別れろって…応援してくれたのはゆきのんじゃん…」

雪ノ下「…だいたい卑怯なのよ、由比ヶ浜さん本当は私の比企谷くんへの気持ち、わかっていたでしょう?」

由比ヶ浜「…」

雪ノ下「それなのに応援してね!ゆきのん!だなんて」

雪ノ下「残酷よね」

43: 2013/10/19(土) 12:40:56.96
雪ノ下「ねぇ、由比ヶ浜さん、私のお願い聞いてくれる?」

由比ヶ浜「…何?」

雪ノ下「私、比企谷くんが好きなの、だから」

雪ノ下「別れて」

雪ノ下「そして、私の恋を応援してくれる?」

由比ヶ浜「…む、無理だよ…」

雪ノ下「残酷」

由比ヶ浜「…ごめんね、ごめんね、ゆきのん…」

雪ノ下「謝る位ならっ!」

八幡「行こう、由比ヶ浜」

由比ヶ浜「うん…」

雪ノ下「…」

八幡「ついてくるなよ、俺ら別の道で行くから」

雪ノ下「…私の勝手じゃない」

49: 2013/10/19(土) 13:11:01.56
八幡「結局学校までついてきたな…」

由比ヶ浜「…ヒッキー、私どうしたらいいのかな」

八幡「別に気にしなくていいって」

由比ヶ浜「…あのね、さっきゆきのんが言ってたこと、ほんとなんだ」

由比ヶ浜「だけど、あたし…ヒッキーのこと、好きだから…だから…」

八幡「大丈夫だから、気にしなくていいから」

由比ヶ浜「あたし、ひどいやつかな…?」

八幡「…結局俺が好きなのは由比ヶ浜なんだからさ、お前はいいんだ、大丈夫だ」

由比ヶ浜「ヒッキー…」

由比ヶ浜「えへへ…ヒッキー大好きだよ」

八幡「うるせぇよ!恥ずかしいからやめろ!」

由比ヶ浜「ん?ヒッキー大好き!」ギュッ

八幡「あのさぁ…」


雪ノ下「…」ギリッ

54: 2013/10/19(土) 13:37:53.12
八幡「…ふわぁ…ねみぃ…」

由比ヶ浜「お昼ごはんだよ!食べよう!」

八幡「おう、わかった、じゃあとりあえず場所を」

雪ノ下「…」ガラッ

八幡「変えるまでもなかったな」

雪ノ下「比企谷くん、これ…」

八幡「いつもいつも言ってると思うが、いらん」

雪ノ下「一生懸命作ったのよ?」

八幡「いらん」

由比ヶ浜「せ、せっかく作っってくれたんだから受け取ってあげなよ!」

八幡「…由比ヶ浜がそう言うなら…」

雪ノ下「うん、全部食べて。残さないでね、また取りに来るから」

八幡「…捨てていいか?」

由比ヶ浜「駄目だって!作ってくれたんだから!」

八幡「お前…あいつが作った弁当の中身見たことなかったっけ…?」

58: 2013/10/19(土) 13:53:47.25
由比ヶ浜「見たことないけど…なにか変なの?」

八幡「…ほれ」パカッ

由比ヶ浜「…赤いね」

八幡「基本的に赤と黒だけで構成されてる」

由比ヶ浜「せ、赤飯かな?」

八幡「小豆の入ってない赤飯ねぇ…」

由比ヶ浜「ひじきの煮物かぁ、あたしじゃつくれないよ、さすがだよね!」

八幡「…ずいぶん長いと思わないか?」

由比ヶ浜「…うん」

八幡「…たまに縮れてる」

由比ヶ浜「…た、食べるの?」

八幡「無理だろ…、なんか今日は更にもう一品増えて…ウインナー?」

由比ヶ浜「ウインナーなら加工のしようがないし大丈夫だよ!!」

八幡「…いや、そんな、でもいつにも増して真っ赤だし…まさかな…」

雪ノ下「ふふっ…」

59: 2013/10/19(土) 14:03:44.50
由比ヶ浜「あ、あたし、食欲が…」

八幡「俺もだ、奇遇だな」

雪ノ下「食べないの?食べてくれないの?一生懸命作ったのよ」

八幡「だから作ってくれるならもっとまともなものを…」

雪ノ下「はい、あーん…」ニチャ

八幡「…」

雪ノ下「口開けてくれないとダメじゃない」グリグリ

由比ヶ浜「ゆきのん、やめなよ…」

雪ノ下「…、ほら、口開けて?」

八幡「もう無理…もう色々と…もう…」

雪ノ下「比企谷くん?」

八幡「いいかげんにしろよ!!キチガイ!!!」

雪ノ下「え?」

八幡「ちょっとこっち来いよ!!おい!!」グイッ

雪ノ下「あ、手…ふふ」

64: 2013/10/19(土) 14:18:20.54
八幡「ここなら誰も居ないな…」

雪ノ下「こんな人気のないところで何をするつもり?」

八幡「なぁ、どうしたらもうやめてくれる?」

雪ノ下「私の愛に答えて」

八幡「…俺には由比ヶ浜がいる。無理だ」

雪ノ下「…じゃあ、由比ヶ浜さんを何とかすればいいのね?由比ヶ浜さんを」

雪ノ下「殺せば」

雪ノ下「答えてくれるの?」

八幡「何考えてんだよ!そんなことしても無駄だからな…」

雪ノ下「殺れるわ、殺せるわよ。だって好きなんだもの、比企谷くんが」

八幡「…なにか、俺にできることはないのか」

雪ノ下「なにそれ」

八幡「…何でも一ついうことを聞いてやるよ。だからこれで最後にしてくれ。もう俺に関わるな、由比ヶ浜にも…」

雪ノ下「…最後…ね、そう。なんでもいうことを聞いてくれるのね」

雪ノ下「じゃあ、抱いて」

72: 2013/10/19(土) 14:41:54.49
八幡「だ、抱くってその・・それは…」

雪ノ下「なんでも言うこと聞くって言ったじゃない」

八幡「…おう」

雪ノ下「…ダメなの?べつに構わないわ、ずっとずっと今みたいに爛れたような腐ったお付き合いができる、それでも私はいいの、比企谷くんのそばにいられるんだもの」

八幡「最後、にしてくれるんだよな」

雪ノ下「ええ、約束は守るわ」

八幡「わかったよ…どうしたらいいんだ?」

雪ノ下「ふふ…じゃあ、服脱ぐわ…ああ、比企谷くんに抱かれるなんて考えただけで…」

八幡「…なんでこんなことになったんだろうな」

雪ノ下「下着、脱いだわ、ふふ、もうこんなことになってるの、ねぇ、早くして?」

八幡「…」パサッ

雪ノ下「ふふ…おっきい、ねぇ、私達一つになれるのね…うふうふふふふ」

雪ノ下「ここよ、比企谷くん…ああ、嬉しい…嬉しい」

74: 2013/10/19(土) 14:52:13.74

比企谷「…」

雪ノ下「ねぇ、キスして…?」

比企谷「それは、断る」

雪ノ下「何?義理立てのつもりなの?もう意味ないとおもうのだけれど…んっ!」

雪ノ下「彼女がいるのに他の女となんて悪い人…ふふ」

85: 2013/10/19(土) 15:20:47.23

雪ノ下「呆けてる場合じゃないわよ、比企谷くん、はい、チーズ」カチャ

比企谷「お前、何を…」

雪ノ下「そういうバカで詰めの甘いところが大好き」

88: 2013/10/19(土) 15:22:00.24
あちゃー

95: 2013/10/19(土) 15:34:30.55
雪ノ下「はぁ…さて、比企谷くん」

比企谷「なんだよ」

雪ノ下「交渉しましょうか」

比企谷「…」

雪ノ下「私は約束通り常軌を逸した行動はやめるわ?」

比企谷「…」

雪ノ下「でも、この画像、ばら撒かれたくなければ、ね?」

比企谷「由比ヶ浜と別れろっていうのかよ…」

雪ノ下「いいえ?それじゃあ色々とこじれちゃうでしょう?」

雪ノ下「今までどおり由比ヶ浜さんとは恋人関係であればいい」

雪ノ下「私とはそうね…」

雪ノ下「主従関係?愛人?なんでもいいわ、避けないで」

雪ノ下「これからも仲良くしましょう?」

雪ノ下「由比ヶ浜さんが告白してこうすべてが狂う前みたいに」

雪ノ下「うふふ…あはははははははは!!!」

96: 2013/10/19(土) 15:41:07.78
由比ヶ浜「いやー、一時はどうなるかと思ったけど…」

由比ヶ浜「前みたいにこうやって奉仕部で集まれるようになったし!」

由比ヶ浜「あの後ヒッキーなにしたの?」

八幡「別に…話し合いしただけだよ」

雪ノ下「…」

由比ヶ浜「ふーん?まぁいいよね!」

由比ヶ浜「あ、ヒッキー今日の放課後は時間ある?」

雪ノ下「申し訳ないのだけれど今日の放課後、比企谷くんを借りるわね」

由比ヶ浜「えー…そっか…じゃあ、今の時間ちょっとヒッキー借りるね」

八幡「人様をものみたいに勝手に貸し借りするんじゃねぇよ」

雪ノ下「そうね…」

由比ヶ浜「ヒッキーのくせに生意気だし!で、ヒッキーこっち来て!」

99: 2013/10/19(土) 15:44:22.37
由比ヶ浜「…えっへっへ」

八幡「なんだよ…」

由比ヶ浜「えいっ!」ギュッ

八幡「びっくりするからいきなり抱きつくなよ…」

由比ヶ浜「だって最近あんまりかまってくれないから…」

八幡「そうか?悪いな…」ナデナデ

由比ヶ浜「んー…いいけど…」

八幡「なぁ、由比ヶ浜」

由比ヶ浜「何?」

八幡「一番好きなのは…お前だからな」

由比ヶ浜「え、何?ヒッキー急に、キモいよ?」

八幡「お前…人の好意を…」

由比ヶ浜「でも、キモいヒッキーが大好きだよ?」

八幡「キモいっていうの取って、テイク2」

由比ヶ浜「えー…ヒッキー大好きだよ!」

100: 2013/10/19(土) 15:48:15.89
由比ヶ浜「んじゃ、じゃーねー!」

雪ノ下「さようなら」

八幡「…」

雪ノ下「さて、と、比企谷くん」

八幡「なんだよ」

雪ノ下「お腹なでて?」

八幡「…」サスサス

雪ノ下「ふふ、二人の子よ。楽しみね」

八幡「…できてるかなんてわからないだろ」

雪ノ下「ええ、妊娠するまで…何度でも何度でもしてもらうわ」

雪ノ下「ねぇ、比企谷くんは…」

八幡「なんだよ」

雪ノ下「どちらを選ぶのかしら、最終的に」

雪ノ下「選ぶ選択肢によっては、きっと未来は面白いことになるわね、ふふ、ふふふふ」

雪ノ下「愛しているわ、比企谷くん、ずっとずっと、永遠に」

101: 2013/10/19(土) 15:49:22.05
終われ 

102: 2013/10/19(土) 15:49:27.56
おめでたしおめでたし

103: 2013/10/19(土) 15:49:40.94
バッドエンドまっしぐら

104: 2013/10/19(土) 15:50:26.43

107: 2013/10/19(土) 15:59:42.17
悲しみの向こうは?

110: 2013/10/19(土) 16:06:08.96
ラノベらしいハーレムエンド乙

引用元: 雪乃「比企谷君いるんでしょ?ここを開けなさい」八幡「ひっ…」