2: 2012/06/30(土) 02:40:49.12
勇者は氏んでしまった

3: 2012/06/30(土) 02:41:41.24


戦士「おい勇者いい加減にしろよ!!」

女魔法使い「マジアリエンティ」

勇者「す、すまん……俺も頑張ってるんだけど……」

盗賊「過程は良いよ。結果は残そうよ」

女魔法使い「毎回ぃ~復活させる私の身にもなって欲しぃ~ですぅ~」

勇者「す、すみません」

女騎士「そう言うな。勇者だって最初の頃よりは強くなっているだろう」

戦士「そうか?」

4: 2012/06/30(土) 02:42:50.54
女魔法使い「アタシ的にはぁ~いっつも女騎士ちゃんの後ろに隠れている気がしまぁ~っす」

勇者「そんなことないぜ! 俺前線出てるよ!」

戦士「お前、前出て即氏だったろ」

勇者「悪かったよ」

盗賊「本当に英雄の血筋なのか疑いたくなっちゃうよね」

女魔法使い「それはありえる」

女騎士「何を言っている。勇者はちゃんと英雄の血筋を引いているさ」

女魔法使い「ていうかぁ。いっつも女騎士ちゃんって勇者様の味方よね」

女騎士「それは勇者が英雄だからな。しっかりして貰わないと困るだろう」

戦士「確かに女騎士の言う事も一理あるけど……」

盗賊「氏に過ぎ」

勇者「悪かったな」

5: 2012/06/30(土) 02:43:25.47
戦士「そうだな。次氏んだらお前置いてくわ」

勇者「え?」

盗賊「それ良いね。だって勇者がこのメンバーの中で一番弱いんじゃない」

女騎士「お、おい。それは良い過ぎだ」

女魔法使い「でも正論じゃない?いっつも美味しいところだけ勇者様がもってってる気がするんですけどぉ~」

勇者「そんなことしてないって……」

戦士「ホントかよ」

勇者「ああ」

盗賊「う~ん。でも弱いんだよね」

勇者「ぐ……」グサリ

6: 2012/06/30(土) 02:43:56.77
戦士「ともかくここはスライムみたいな雑魚はいないし、魔王の城間近なんだし頑張ってくれよ」

勇者「わかってるよ」

女魔法使い「まあでもぉアタシ的にはぁ戦士が勇者っぽいけどなぁ~」

女騎士「おい魔法使い」キッ

女魔法使い「きゃー怖い」

戦士「まあ、いずれにせよ」

盗賊「次に魔物と戦えばわかるよね」

勇者「…………」

7: 2012/06/30(土) 02:44:25.56
女魔法使い「ところでアタシ疲れたからぁ~今日は休みたいなぁ~戦士君遊びいかなぁい?」

戦士「おっ! 良いな。ということで良いか勇者?」

盗賊「僕もさっき面白い場所見つけたから行ってきたいんだ」

勇者「あ、ああわかった。じゃあ明日にはここで集合な」

戦士「おっけー! 行こうぜ~」

女魔法使い「うぇーい」

勇者「……はぁ。盗賊はもうどこか行っちゃったし」

女騎士「勇者一旦外に出ようか。少し稽古してやる」

勇者「あ、ああ」

8: 2012/06/30(土) 02:45:24.07
街の外・草原

女騎士「あー!! もうアイツ等いちいち余計な事まで言ってぇ~!! アタシまでムカつくもうー!!」ガンガン

勇者「ごっごめんね。僕頑張ってるんだけど……」

女騎士「子供の頃、アタシを守れるほど強くなるって言ってたじゃん」

勇者「あ、うん。でもまだ女ちゃんに守られっぱなしだよ」

女騎士「はい。気安く名前で呼ばない」

勇者「ごめん」

女騎士「まあ今はアタシと二人きりだから良いけど……ん?」

勇者「どうかしたの?」

女騎士「いや、なんでもない。ちょっと頭が痒くて」ポリポリ

勇者「うん」

女騎士「はぁ」

勇者「ごっごめん」

9: 2012/06/30(土) 02:45:58.40
女騎士「剣の技術じゃアタシや戦士には敵わないし、魔法系統なら女魔法使い。じゃあ素早さと言ったら盗賊……おまけに隠密性も」

勇者「ぐ……」

女騎士「勇者って何が凄いの?」

勇者「僕に言われても……」

女騎士「だよね。期待してなかった。ともかく、ここらの草原は勇者でもなんとか倒せる魔物がうじゃうじゃって程じゃないけどいるから頑張りましょう」

勇者「うん」

魔怪鳥「ギャァァァ!!」

女騎士「丁度いい。あれ倒しましょう」

勇者「うん。頑張るよ」

10: 2012/06/30(土) 02:46:42.08
魔怪鳥「ギャァァアア!!」バサバサ

ビュォォオオオオ!!

女騎士「くっ……突風か」

勇者「ぐっ……そこだ!」ブン

勇者の攻撃

ザシュッ

女騎士「バカッ!」

ガシッ

勇者は捕まった

勇者「うわぁぁああああ」

魔怪鳥「ギャァァアアア!!」

11: 2012/06/30(土) 02:48:04.10
女騎士「勇者を離せ!」ブン

女騎士の攻撃

ザクリッ

魔怪鳥「ギャァァアアアアア!」パッ

勇者「ぐえ」ドテッ

女騎士「大丈夫?」

勇者「なっなんとか……」

魔怪鳥「ギャァァアアア」

女騎士「レイピアで急所狙ったつもりなのになんてタフなの」ジャキン

勇者「今度こそ」

女騎士「待って! 迂闊に行くとさっきみたいに掴まれるわよ」

14: 2012/06/30(土) 17:20:58.32
勇者「じゃあどうすれば……」

女騎士「降りてくるまで待つしかないわね。魔法使いがいれば魔法で撃ち落とせるのに」

魔怪鳥「ギャァァアアア」バサッバッサ

魔怪鳥は逃げ出した

女騎士「逃げたか……レイピアかえせー!!」

勇者「ごっごめん。全然活躍できなかった」

女騎士「気にしない気にしない。とはアタシしか言って無いのよね。これは不味いわね。ちゃんと鍛えてた?」

勇者「してたよ! これでも1人でそこそこ……」

女騎士「でも凡人じゃないのよね。なんだかんだでその剣は勇者の勇者と共鳴している」

勇者「ほっ」

女騎士「ホッとしちゃダメ!」

勇者「ごめん」

15: 2012/06/30(土) 17:21:47.92
女騎士「はぁ…幼馴染じゃなきゃこう構ったりしないわよ。たく……」ブツブツ

勇者「ごめん」

女騎士「謝らない。謝るなら鍛える」

勇者「じゃあ僕と勝負だ!」

女騎士「はぁ? いきなり話が分からない」

勇者「僕が女ちゃんに勝てればそこそこの強さなんでしょ?」

女騎士「まあそうだけど……小さいころからずっとアタシに勝てなかった勇者が私に勝てる訳?」

勇者「鍛えるっていったのは女ちゃんでしょ」

女騎士「まあそうだけど……よっと」ヒョイ

勇者「棍棒?」

女騎士「氏んだらサヨナラだもん。ただし手加減はしない」スッ

勇者「よし」チャキッ

16: 2012/06/30(土) 17:22:18.99
女騎士「どっからでもかかってきなさい」クイクイ

勇者「おりやぁぁあああああ!!」ダッ

女騎士「はい」ガッ

クルンドガッ

勇者「ごはぁっ!!」ガクリ

女騎士「まだまだこんなものじゃないでしょ」

勇者「……あっ当たり前だぁぁああ!」ブン

女騎士「はい」ガシッ

勇者「んなっ! 手で止められた!?」

女騎士「勇者……アタシを傷つけたくないからって手を抜いてるわけじゃないでしょうね」

勇者「当たりまえっ!」

女騎士「あー……ちょっとアタシと鍛えよう。今のままの勇者じゃスライムやゾンビくらいしか倒せないよ」

勇者「まっまだ勝負は着いたわけじゃ……」

女騎士「……」ブン

勇者「ぎゃふっ」バタリ

女騎士「勝負あり」

17: 2012/06/30(土) 17:23:38.12
勇者「まっまだ……」

女騎士「これ以上は氏ななくても戦士たちにクビにされちゃうよ」

勇者「ぐ」グサッ

女騎士「勇者が成長してるのはみんな認めなくてもアタシが認める。でも勇者はやっぱり足りないものがあるんだよな」

勇者「足りない物?」

女騎士「技術さ。戦士は剣技。盗賊は隠密、女魔法使いは言わずとも。アタシは西洋聖剣術。勇者は全てにおいてみんなに劣っている」

勇者「じゃあどれかに特化すれば……」

女騎士「それじゃあただの劣化だよ。確かに勇者は全ての技術を少し持っている。補助魔法も攻撃魔法も……でも今更それを究めようたって国王に選ばれた女魔法使いには敵わないでしょ? それに血筋からしてどんなに努力したって下位互換がいいところ」

勇者「じゃあ……」

女騎士「そこでだ。一ヶ月アタシと新たな剣術の訓練をしよう」

18: 2012/06/30(土) 17:24:11.50
勇者「でもみんなが認めてくれるか……」

女騎士「そこはアタシが話を付けるよ。とにかく勇者には頑張ってアタシより強くなってもらわないと」

勇者「一ヶ月って……」

女騎士「時間的に戦士たちが待ってくれそうな時間だ。それに新しい剣術なら悪い癖が付きにくい」

勇者「なるほど」

女騎士「じゃあ魔物でも倒そうか。アイツはなら行けるだろ」

下級魔獣「……」グルルル

勇者「がんばる」

女騎士「そのいきそのいき!」

19: 2012/06/30(土) 17:26:03.02
次の日・街

戦士「女騎士それ本当に言ってるのか?」

女騎士「ああ。私が鍛える。だから一ヶ月待って欲しい」

女魔法使い「女騎士ちゃんってぇ~何でそんなに勇者君の肩持つのぉ~?」

女騎士「それは……リーダーが弱いとやっぱりおかしいからだ」

勇者「頼むわ。みんな。足手まといにはなりたくないんだよ」

盗賊「で、僕達のメリットは?」

戦士「そうだな。メリットがない」

女騎士「盗賊は知らないのか? ここから西にある山の中に洞窟があってな、そこにとても強い魔物がいるみたいだ。そいつ等から取れる肉や皮をこの街に献上すれば報酬金が凄いらしい」

盗賊「女騎士それは本当かい?」

女魔法使い「それは私も聞いた事あるぅ~。でも道のりが険しくて敵も強いんだよねぇ~」

盗賊「悔しいな。女騎士に情報収集力が負けるなんて……盗賊は僕よりも優れてるね」

女騎士「盗賊は裏が凄いだろ。表の少ししか私はわからない。それにあの洞窟は騎士団の中でも有名だったからな」

20: 2012/06/30(土) 17:27:00.78
戦士「へぇ~面白そうじゃん。じゃあ一旦俺が代わりにリーダーになってその主でも倒してくるわ」

盗賊「ゾクゾクするね」

女魔法使い「じゃあ勇者様が強くなってなかったらどうなるのぉ?」

勇者「それは……」

女騎士「まず、戦士と戦ってもらいたい」

戦士「ほう」

女騎士「勝てば勇者を連れて行く。負けたらサヨナラだ。これでどうだ?」

女魔法使い「きゃー勇者君がんばってぇ~」

戦士「良いぜ。期待してるぜ」

勇者「あ、ああ」

女騎士「じゃあよろしく頼むぞ。私達は最初の王国に戻る。そこで修行するからな」

戦士「任せとけ。女騎士が先生なら勇者も強くなるだろうな。じゃあな」

勇者「…………」

女騎士「勇者、呆けているな。時間がないんだ。早く行くぞ」

勇者「あ、ああ」

21: 2012/06/30(土) 17:28:44.55
街の外・草原

女騎士「てことで頑張ってね♪」

勇者「ええ~!」

女騎士「だってそうじゃないと納得してくれないし」

勇者「でもそんな……」

女騎士「もううるさいわねっ! 最悪こっそり付いてきなさい」

勇者「うう……」

女騎士「じゃあ一旦アタシ達の王国に戻るわよ」

勇者「ええ?」

女騎士「そこに書物があるから。正確にはアタシの家」

勇者「女ちゃんの? 懐かしいなぁ」

女騎士「とりあえず、今の勇者はレベルも足りないと思うからアタシが相手を弱らせるから止めは刺しなさい」

勇者「うん。わかった」

女騎士(経験値なんてもらえないけどやる気を維持させないと)

22: 2012/06/30(土) 17:29:17.79
最初の王国・女騎士の家・倉庫

女騎士「えっと……あったあった! これだ」スッ

勇者「これは?」

女騎士「東洋の剣術らしい……何でも剣の道と書いて剣道とか」

勇者「ケンドー?」

女騎士「書物によると極めれば何が起こったかわからないくらい素早い斬撃を与えられっるんだって……昔読んだ記憶だからまだ読んでないけどね」

勇者「へぇ~……凄い」

女騎士「だから勇者はこのケンドーを一ヶ月でマスターすること。最低ね」

勇者「最低?」

女騎士「だっていくら強いとはいえ基礎だし。そこから枝分かれみたいにさまざまな流があるんだって。てことで頑張れ」バシッ

23: 2012/06/30(土) 17:30:12.41
勇者「…………頑張るよ……あのさ」

女騎士「わかってる。アタシも最初は一緒に練習する。でも本来の西洋剣術の腕が落ちたり悪い癖が付きそうになったりするかもしれないから見てるくらいだけど」

勇者「じゃあ明日から頑張ろう」

女騎士「今日から頑張らないと戦士に勝てない」

勇者「でもくたくただよ」

女騎士「……そっか敵を倒しながらノンストップで帰って来たもんね。アタシも疲れてたな。じゃあ明日から」

勇者「あ、一緒に寝よ」

女騎士「なんでそうなるのよ?」

勇者「え? 昔は一緒に寝てたじゃん」

女騎士「今は違う今は」

勇者「嫌だ?」

24: 2012/06/30(土) 17:31:39.65
女騎士「嫌じゃないけど……だっダメ! ただ勇者といちゃいちゃしたいから帰ってきましたなんて言ったらアタシが殺されるって。勇者もそうなるよ」

勇者「あ、そっか。残念」シュン

女騎士「…………そっそんな露骨にガッカリしないでよ。わかったわよ。じゃあアタシに勝ったら寝てあげよう」

勇者「ホント!? 僕頑張っちゃうよ」

女騎士「頑張らないと旅が終わるんだけど……」

勇者「ア……スッカリワスレテマシタ」

女騎士「頼むよ……じゃあ明日、王国外の草原集合」

勇者「わかった」

女騎士「あ、一応書物は読めるでしょ? だから軽くは読んどいて」ポイ

勇者「わわっ」パシッ

女騎士「落とすなよー」

勇者「あ、女ちゃん」

女騎士「まだなんか用?」

勇者「お母さんに言い訳するの手伝ってよ」

女騎士「…………」

25: 2012/06/30(土) 17:33:51.25
次の日・草原

勇者「基本は一刀流で柄を右手を軽く唾に近い方で持ち、左手は柄頭の部分で持つ。主に左手で振って右手は支えるだけ」ブツブツ

女騎士「ふ~ん。じゃあ左側の筋肉を鍛えないと」

勇者「足は右足を前で、左足は後ろ。この時右足の踵は紙一枚分上げ、左足の踵は卵一個分上げる……こうかな」スッ

女騎士「おお! それっぽくなってきた」

勇者「えへへ。えっと……左手は腰辺りで剣先は相手の顔から首に向ける」スッ

女騎士「ほうやろうか?」スチャ

勇者「まっまだやらないよ」

女騎士「それで次は?」

勇者「えっと……動き方はすり足……前進は右足を前に出したらすぐに左足を引き付ける」

女騎士「ふ~ん。おっこうかな」スッスッ

勇者「後退や左右移動も同じ。方向に近い足から動かすんだって」

女騎士「勇者がやらないでどうするの」コツン

勇者「いて……えっと……こうかな」スッスッスッ

女騎士「なんか、横にズバッとされたら終わりそうだね」

勇者「女ちゃんが薦めてきたのに……」スッスッスッ

女騎士「だって他の書物じゃアタシの劣化になるけどそれでいいの?」

勇者「そんな……」スッスッスッ

女騎士「でしょ? でも勇者呑み込み早くない? これなら勝てるって」

勇者「そうかな?」スッスッ

女騎士「うろちょろ動くな!」

勇者「ごっごめん」

26: 2012/06/30(土) 17:34:29.34
女騎士「……ところで、そこからどうやって切るの?」

勇者「あ、えっとね……基本は左手を頭のてっぺんまで上げて振り落とす。狙うのは相手の頭」

女騎士「こういうことね」ブンッ

勇者「あ、そんな感じ。でね、振った後、右腕は肩と水平であること。あと、右手にスナップもかけるんだって……この絵の様に」ブンッ

女騎士「一刀両断タイプか」

勇者「ともかく素振りをやらないとね」ブンブン

女騎士「ただやるだけじゃ意味ないから一回一回真剣に取り組みなさいよ」

勇者「……わかってるよ」ブンッ

女騎士「急にゆっくりになったな」ジトー

勇者「ナンノコト?」ブンッ

27: 2012/06/30(土) 17:36:36.74
戦士との対決20日前

勇者「……」ブンッブンッ

女騎士「よっ!」

勇者「……」ブンッブンッ

女騎士「? 勇者」

勇者「…………あ、女ちゃん」

女騎士「どう?」

勇者「……ちょっと勝負しない? あ、もちろん棍棒で」

女騎士「へぇ~勇者がアタシに牙を剥く日がこんな形でなんてねぇ~……いいよ」

勇者「あ、じゃあはい」ポイ

女騎士「じゃあどういうルール? 言っとくけど勇者が頑張ってる間もアタシだって鍛えてたんだから……そこ忘れちゃダメよ」

勇者「……倒したら勝ちかな?」ペコリ

女騎士「なんで頭下げるの?」

勇者「ケンドーの礼儀なんだって」スッ

28: 2012/06/30(土) 17:39:27.28
女騎士「へー」スッ

勇者「……こい!」スッスッスッ

女騎士「…………」

勇者「……」スッスッスッ

女騎士「チッ……ウザい」ダッ

バシッ

女騎士「っ!?」ポロッ

勇者「こてこてこてこてこてぇぇえええええ!!!」タタタタ

女騎士「……勇者のくせに……生意気ね。ちょっと本気出す」ギロッ

勇者「……」スッスッ

女騎士「……ハッ!」トンッ

ドゴッ

勇者「がはっ!!」ドゴン

ステーン

女騎士「……勝負ありね」

29: 2012/06/30(土) 17:39:56.57
勇者「いててて……やっぱりまだ速い動きには追いついて行けないや」

女騎士「ちなみにあれ本気?」

勇者「ううん。70%」

女騎士「マジになりかかってたわけだと……」

勇者「とにかく女ちゃんの西洋剣術ってたくさんあるからどのタイプで来るかわからなくて……」

女騎士「でも、まさかアタシの前腕を狙うとは思ってなかったよ」

勇者「出小手と言って本物の剣なら女ちゃんの腕がスパッとなってたよ」

女騎士「確かに……まだ痛い。…………内出血してる」

勇者「ごっごめん」

女騎士「いいよ。勇者だからね。アタシ達が小さく頃よく内出血なんてしてたもんじゃない」

勇者「あれは木で寝ようとしたからだよ」

女騎士「まーまーともかく戦士もパワーアップしてるし頑張りなさい」

勇者「うん。じゃあ僕はまた素振りしてるよ」

女騎士「アタシもここで練習して方が良い?」

勇者「大丈夫だよ。スライム程度は棒で倒せるし」

女騎士「そう。じゃあまた後で呼び来るから……夕方のご飯の時だけど」

勇者「…………」ブンッブンッ

女騎士「……ヤバいねこりゃ」

33: 2012/06/30(土) 21:55:27.60
戦士と対決3日前

女騎士「ハァァ!!」ブンッ

勇者「……」バシンッ

ガチッ

女騎士「ぐぐぐ」ギリギリ

勇者「アハハッ!!」ギチギチ

女騎士「ハッ!」ドゴッ

勇者「ぐえっ」バタリ

女騎士「騎士だからって剣を使うとは限らないわよ」ヒュンヒュンスチャ

勇者「くっ……もうちょっとだったのに……」

女騎士「ところで勇者、聞きたいことがあるんだけどさ」

勇者「何?」

女騎士「最初や所々叫んでるけどあれなに?」

勇者「ああ、掛け声の事? 気迫らしいよ。まあ僕は強いぞー!! って感じらしい」

女騎士「なるほどね」

34: 2012/06/30(土) 21:55:57.77
勇者「じゃあ僕はまた練習に戻るよ」

女騎士「頑張ってね」

勇者「……負けるわけにいかないからね」

女騎士「アタシも頑張らないと……あ、そうだ勇者」

勇者「何?」

女騎士「ちょっとアタシと魔物退治に出かけない?」

勇者「ええ? でもここらの魔物なら僕でももう簡単に……」

女騎士「あれ? 知らない? 実はここから東に行くと戦士たちの所なんだけど、西に行くと森があって戦士たちのいるところと同じくらい強い魔物がいるみたいよ。まあ、そこは禁止区域と行って良いかも。普通の人達じゃ入れないけど」

勇者「なんで禁止区域なの?」

女騎士「あーそこ別名エルフの森でね、エルフを連れ去って奴隷商人に売りさばく悪人共がいたのよ。で、エルフの代表と国王が話をしてそこに兵を送り込んだと」

勇者「よく、話があったね」

35: 2012/06/30(土) 21:56:29.50
女騎士「まあね。だから、そこに行くわよ」

勇者「じゃあ僕達もダメなんじゃ……」

女騎士「勇者なのに?」

勇者「あ」

女騎士「そう。じゃあ行くわよ」

勇者「でも補助がいないと……」

女騎士「回復薬または森の入り口でヤバくなったら退散」

勇者「……まあそれなら」

女騎士「真勇者のデビュー戦じゃん。じゃあ準備出来たらまたここに集合ね」

36: 2012/06/30(土) 21:57:03.08
勇者「でもやっぱり危険だよぉ……その植物の蔓とか……」

女騎士「……ふ~ん。勇者ってアタシが蔓に絡まれてる姿を見たい訳だ」

勇者「そっそんなんじゃ……」

女騎士「まあアタシは美人だから勇者が見たいのはしょうがないわよね。男の子だもん」

勇者「うう……」

女騎士「じゃあ勇者が魔物をおびき出してきてよ」

勇者「無理無理。頑張りますから! 女ちゃんが絡まれないように頑張りますから!!」

女騎士「期待してるわよ」

37: 2012/06/30(土) 21:57:40.56
30分後

勇者「女ちゃん……」

女騎士「ん? どうかしたの?」

勇者「剣? レイピア? とにかくたくさん持ってって重くないの?」

女騎士「あ~慣れ慣れ」

勇者「…………」

女騎士「勇者こそ剣一本で大丈夫なの?」

勇者「うん。ケンドーの書物通り戦えるかわからないけど」

女騎士「まあ出来るだけ無理はしない様に……先に言っとくけどどちらかがやられたらその時はゲームオーバーだからね」

勇者「わかってるよ」

女騎士「じゃあ行きましょう」

38: 2012/06/30(土) 21:59:59.81
西の森・入口

女騎士「あのさ……一つ聞きたいんだけど」

勇者「何?」

女騎士「勇者さ、日に日にスピードが速くなってるじゃん。あれってやっぱり補助魔法で身体能力高めてるの?」

勇者「……やっぱり女ちゃんにはお見通しか……」

女騎士「やっぱりそうか。いや、悪くはないよ。ただね……補助なしでそのスピードじゃないと戦士に勝つのは難しいかも」

勇者「え」

女騎士「ううん。スピードは素のままでも大丈夫。でもアイツには奥の手があるから」

勇者「奥の手?」

女騎士「うん。でも勇者ならなんとかなるでしょ。ささ、着いた事だし」

39: 2012/06/30(土) 22:00:52.99
勇者「ちょっと待ってよ。奥の手って何?」

女騎士「それは勇者が確かめること。アタシは辛うじて相打ちだったけどね」

勇者「いつの間に戦ったの?」

女騎士「勇者一行に付く前。騎士としてちょっと闘技大会に出たときね。その件から戦士とは知り合い。だから戦士もアタシの事を信用してるの。少しは」

勇者「少しって」

女騎士「ともかく……もう森にいるんだから気を引かない!」

勇者「……う、うん」

女騎士「…………あ、もしかして戦士に嫉妬した?」

勇者「そんな……」

女騎士「大丈夫。アタシは勇者じゃなくて勇者である男一筋だし、姫様にも男を渡すつもりはないから//」テレッ

勇者「お世辞でもありがとう」

女騎士「ムー……あ、でも口説かれたよ。戦士以外にもまあ戦士以外は強制的に襲ってきたから返り討ちにしたけど……」

40: 2012/06/30(土) 22:01:26.08
勇者「そんなに強かったんだ」

女騎士「一行に入るまでは副長まで上り詰めたからね。だから、頑張ってもらわないと……」

勇者「うん。女ちゃんのために頑張る」

女騎士「そうそう……ところでさ」

勇者「どうかしたの?」

女騎士「いつの間にか敵の魔法に嵌められてたみたい」

勇者「どういう……」

女騎士「いい。アタシ達は入り口、つまり草原が見えるところにいた。でも今はこう周りは森。アタシ達は歩きながら話しをしたかしら?」

勇者「あ……」

女騎士「そういうこと。救いがあったのは光が射してること……だから気を抜いちゃダメよ。常に構えてなさい」チャキッ

勇者「うん」スッ

41: 2012/06/30(土) 22:02:56.90
女騎士「あ、勇者の身体能力なら飛び上がって場所分かるんじゃない?」

勇者「あ、そうか。やってみる」グッ

女騎士「バカッ! するな」

勇者「え? でも女ちゃんが……」

女騎士「大体このタイプの魔法はエルフだとわかる。でもそこで勇者が飛んで空に行くと飛んでる間に矢が飛んで来てサヨウナラ。そしてアタシも動揺してサヨウナラ」

勇者「じゃあどうすれば……」

女騎士「ゆっくり動いて出口を探すの。えっと……さっきこっちから来たはずだから……こっちね。一応、これを……」ポトリ

勇者「同じところを彷徨わないためだよね」

女騎士「そう。でもあんまり意味ないかも」

勇者「……じゃあこのまま待機してた方が良いの?」

女騎士「いや、それだと先にこっちが集中力切れてやられる」

勇者「じゃあどうすれば」

女騎士「それはだね。勇者がアタシを背負って逃げる」

勇者「…………」

42: 2012/06/30(土) 22:03:45.38
女騎士「簡単でしょ」

勇者「ええええええええええええええええ!!」

女騎士「バカッ! こっち向くな」

ヒュンッ

勇者「!?」

ガチンッ

勇者は攻撃を防いだ

女騎士「……凄いな」

勇者「ふぅ……でもそれは流石にきついよ」

女騎士「それしかないよ。ここに迷って逃げ切って来た人ってあんまりいないし」

勇者「う……じゃあ何でここ行こうって」

女騎士「勇者、今の立場わかってる? あんた戦士に負けたらパーよ」

勇者「あ……」

43: 2012/06/30(土) 22:06:27.63
女騎士「そういうこと。ともかく、探査魔法で何人のエルフに狙われているか調査してくれない?」

勇者「良いけど範囲はあんまり大きくないよ」

女騎士「良いから。火事場力出して」

勇者「わかった。頑張る」スゥ

女騎士「…………」

ヒュンッ

女騎士「!」シュンッ

ガキンッ

女騎士「さっきと方角が違う……敵は複数いるか? それとも移動したか?」

勇者「……」

女騎士「やれやれ……呼び出した方が早いか。あ、でも捕まっちゃう」

ヒュンッヒュンッ

女騎士「!!」

ガキンッドスッ

44: 2012/06/30(土) 22:07:06.97
女騎士「っ~鎧貫通! なんて威力」グッポイ

勇者「わかった……って大丈夫!?」アワワ

女騎士「大丈夫。身体に当たったわけじゃないから。それよりどのくらい?」

勇者「えっと……少なくとも5人以上は……」

女騎士「うそ?」

勇者「それ以上いるよ。だって僕は魔法使いちゃんみたいに広範囲探査できないし……頑張って半径約10メートルくらい」

女騎士「あらら」

ヒュンッヒュンッ

勇者「!」ブンッ

ガキンッガキンッ

女騎士「…………」

勇者「ふぅ……どうかしたの?」

女騎士「凄いね。身体強化の魔法掛ければ矢じりを狙って叩き落とすことが出来るのか」

45: 2012/06/30(土) 22:08:44.76
勇者「う、うん。そうじゃないと箆(の)を切っちゃうからね」

女騎士「その身体強化の魔法使えば剣道なんて東洋剣術身に付けなくても良かったな」

勇者「そんなことないよ。強化しない状態だと箆を狙うしかできないからさ……」

女騎士「……驚いた。補助なしでそこまで鍛えたか。やっぱり勇者って元の才能だけはあるのね」

勇者「褒めてるの?」

女騎士「褒めてる褒めてる。でも今は」ガキンッ

女騎士「昔みたいに頭を撫でてる暇はないけどねっ!」ブンッ

ヒュンッ

ザクリッ

???「ぐぁぁあああああっ!!!」バタリ

46: 2012/06/30(土) 22:11:01.70
女騎士「やばっ!」

勇者「どうかしたの?」

女騎士「あ、いやいや……倒したかなぁ~って」

勇者「倒したよ。……ぶっちゃけ女ちゃんの方が凄いんだけど……」

女騎士「副長だって言ったでしょ」

勇者「でもレイピアを投げる騎士なんて聞いた事ないよ……」

女騎士「そりゃ我流だし……」

勇者「そうなの?」

女騎士「だからこんなにレイピア持ってきたの。勇者なら聞いた事ない? レイピアを投げる女騎士の噂」

勇者「……まさか」

女騎士「そ。あれアタシのこと」

47: 2012/06/30(土) 22:11:30.55
勇者「でも女ちゃんの見た目って魔法使いちゃんと……」

女騎士「実はね、アタシも強化魔法使ってるの。つか、それしか使えなくてね。勿論、我流だから」

勇者「勤勉だね」

女騎士「どうしても騎士団長に勝てなかったから研究してたの。まあそれでも勝てなかったけどね」

ヒュンッ

ガキンッ

勇者「女ちゃんのお父さんって強いんだね。僕も鍛えてもらおっかな」

女騎士「あーだめだめ。勇者、小さいころ一回一緒にアタシと練習したの忘れたの」

勇者「おっ思い出さないで欲しかったなぁ」

女騎士「……あの時の勇者はずっと泣いてばかりで出てけーとか言われたよね」

勇者「う…だってあれはいじめだよ……」

48: 2012/06/30(土) 22:13:19.64
???「そこまでだ!」

女騎士「!?」

???「やめておけ。お前達じゃこの矢の雨は凌ぎ切れんだろう」

女騎士「……そうだな。で、私達をどうするつもりだ?」

???「まず、聞きたいことがある。エルフの森に何しに来た?」

女騎士「お前達はエルフの騎士長か?」

???「質問しているのはこちらだ。お前達はただ答えればよい」

女騎士「図星か……私達は勇者一行の者だ。ここには魔物の主を仕留めに来た」

エルフの騎士長「たった2人で来た? 笑わしてくれるな」

女騎士「事情があってな。今は勇者と行動している」

49: 2012/06/30(土) 22:16:11.24
エルフの騎士長「それで魔物の主は仕留めたのか?」

女騎士「いや、先にお前達が魔法を仕掛けてきたから魔物に会いに行ってすらいない。お前達のせいでな」

エルフの騎士長「そうか。それはすまなかったな。だが、お前の攻撃で仲間が氏んだ。それはこちらと許せないな」

女騎士「正当防衛だ。お前達が先に仕掛けてきただろ」

エルフの騎士長「どういった理由にせよ返すわけにはいかんな。連れてけ」

勇者「お、女騎士……」

女騎士「まあこうなることはわかっていたさ」

エルフの騎士「付いてこい」

女騎士「武器を取り上げないとは反逆してくれと言ってるようなものだぞ」

エルフの騎士長「安心しろ。不審な動きをしたら頭から矢が出るからな」

勇者「……」チラッ

エルフの騎士「……」ギリリ←弦を引く音

勇者「わー」

女騎士「やれやれ」

50: 2012/06/30(土) 22:21:53.70
エルフの里・長老の家

エルフの騎士長「どうやら魔物の主を仕留めに来たようです。仲間が1人コイツ等に殺されました」

エルフの長老「ほう……エルフの騎士を頃すとはやりおるな」

勇者「……」

女騎士「……」

エルフの騎士長「こいつ等は如何しますか?」

長老「…………」ジー

勇者「なっなんだよ」

長老「…………」ジー

女騎士「……視姦が趣味とはゲスな長老だな」

エルフの騎士長「貴様!」

女騎士「本当の事だろう」

51: 2012/06/30(土) 22:22:29.68
長老「……ふむ。お前達、魔物の主を仕留めに来たとか言ったな?」

女騎士「そうだ。だから早く腕に巻かれた縄をほどいて武器を返して欲しいのだがな」

エルフの騎士長「貴様、長老に向かって!!」

長老「まあ、良い。なら魔物の主を倒してきてもらおうか」

エルフの騎士長「長老!」

長老「我々の仲間もあの主に食われているだろう。だったら我々が手を出さんでもこの2人が退治してきてくれるんじゃ。ありがたいと思え」

エルフの騎士長「しかし……」

長老「監視さえつければ良い。氏んだら氏んだ。途中で逃げようとしたら殺せばよい。そこの女を犯して奴隷にしてもかまうまい」

エルフの騎士長「…………わかりました。おい、聞いていただろ。退治に行って来い」

女騎士「フンッ! お前達が邪魔さえしなければもっと早く退治できただろうにな」

エルフの騎士長「貴様!!」

52: 2012/06/30(土) 22:25:09.53
勇者「あの長老さんよ。魔物の主ってどこにいるんだい?」

長老「……こいつを持ってけ。説明しても人間には理解出来んだろう」ポイ

勇者「悪いな」

女騎士「行くぞ勇者。コイツ等と共にしてると不快になる」

勇者「あ、ああ。じゃあ行ってきます」

長老「武器まで案内してやれ。あと……」

エルフの騎士長「…………わかりました。付いてこい」

女騎士「先に縄をほどいてもらおうか」

53: 2012/06/30(土) 22:34:07.53
エルフの里

ざわざわ  人間だ  人間が来てるぞ  さっさと殺せよ  行きましょう  連れ去れてしまうわ

勇者「嫌われてるな」

女騎士「まあな。奴隷商人が女エルフを連れ去っては売り払ってるし……嫌われてもおかしくない」

勇者「これも魔王のせいなのか?」

女騎士「欲のせいだろうエルフの女は美人で理知的だからな。すぐに性奴隷として扱える。更に頭が良いから奉仕の仕方がどんどんうまくなる」

勇者「詳しいな」

女騎士「……性別では同じだからな。もし私がそうだったらとイメージするとぞっとする。ちなみに父上から話は聞いただけだ」

勇者「なるほどね」

女騎士「魔王退治が終わったら奴隷商人を根絶やしにしたいものだな」

勇者「おいおい。向こうだって好きでやってるんじゃないんだぜ」

女騎士「それはごく一部だろう。ほとんどが金儲けか貴族と手を結ぶためだろう」

勇者「つまり、エルフからすれば俺達が魔王か」

女騎士「まあそう解釈しても間違いではないな」

54: 2012/06/30(土) 22:40:56.70
武器庫

エルフの騎士長「ほら、ここだ」

勇者「悪いな。で、監視は誰なんだ?」

エルフの騎士長「私だ」

勇者「ほう。まあよろしく頼むよ」

エルフの騎士長「ああ、私も多少は手伝ってやるが、主はお前達2人で挑め。それが約束だ」

女騎士「無論だ」

勇者「お、おう」

エルフの騎士長「とりあえず、今日はここで休んでけ。明日の早朝出発だ」

女騎士「ほう」

勇者「泊めてくれんの?」

エルフの騎士長「ああ。長老からの命令でな。ただし、場所はここだ」

55: 2012/06/30(土) 22:41:48.94
牢屋

ガチャーン

勇者「えー」

女騎士「ちっ」

エルフの騎士長「悪く思うなよ。ここじゃないとお前達は殺されるしな。飯はそこ。じゃあな。明日来るよ」

きぃいいいいバターン

勇者「……はぁ。ご飯はそこって真っ暗で見えないじゃんか」

女騎士「ごめん。アタシが魔物退治行こうって行った先からこんな目に合うなんて」

勇者「女ちゃんのせいじゃないよ。それにちょっと昔話で来て楽しかったし」

女騎士「……」ソソソピトッ

勇者「?」

56: 2012/06/30(土) 22:43:40.18
女騎士「いつ以来かな? アタシ達がこんな暗い場所に閉じ込められたの?」

勇者「えっと……」

女騎士「あれ? 覚えてないの?」

勇者「あ、うん。ごめん。ちょっと今戦士たち何やってるかなって思ってさ」

女騎士「あー……頑張ってるんじゃない?」

57: 2012/06/30(土) 22:47:08.60
同時刻・サイド・戦士達・西山洞窟

戦士「うおおおおおおお!!」ブンッ

ズバンッ

魔物「グェエエエエエエエエエエ」

女魔法使い「えぇ~い。電気系統上位雷電魔法」ピカッ

ガガガガガラッシャーン

怪鳥「ギャァァァアッス!!」

盗賊「……」タタタタヒュンヒュンヒュン

盗賊「チェック」

スパスパスパスパ

魔獣「グオオオオ……オオ……オ…」

戦士「ハァハァ……これで最後か?」

女魔法使い「はぁはぁ……あたしぃ~疲れちゃったよぉ~」ペタン

盗賊「女騎士も酷いよね」

魔物の群れ「「「「グルゥウウウウウウウウ!!!!!」」」」

戦士「……ったく。一旦出直すか」ダダダ

女魔法使い「さんせぇ~い」ダダダ

盗賊「撤収」タタタ

戦士「もうすぐ、一ヶ月か。戻ってくんのかなあいつら?」

58: 2012/06/30(土) 22:49:03.71
サイド勇者・牢屋

勇者「あ、思い出した」

女騎士「うそ?」

勇者「あれは誰が閉じ込めたっけ? 僕のお母さんだっけ?」

女騎士「えっと……あ、アタシのお母さんと2人じゃない?」

勇者「……あーそうだよね。ちょっとした喧嘩で閉じ込められてさ」

女騎士「あれは怖かったなぁ~おばさんが凄い怒るんだもん」

勇者「僕も思った。それで、最初はすぐに出れると思ったんだよね」

女騎士「そうそう。でも中々開かなくて勇者……男が泣きだしちゃって」

勇者「う……やっぱり僕が最初だっけ?」

59: 2012/06/30(土) 22:49:35.04
女騎士「うん。泣きながらアタシに謝って来て……あ、あの時はごめん。アタシ謝ってなかった」

勇者「もう良いのに……」

女騎士「ううん。アタシちゃんとゆう……男に謝ってなかったからさ」

勇者「そうだっけ?」

女騎士「そうだよ。あの時は男が泣きっぱなしだから慰めるのに必氏でさ。後から聞いたでしょ。お母さんたちが見に来たときは一緒に寝てたとかね」

勇者「へぇ~。でもいつからだろうね。幼馴染なのに一緒に遊ばなくなったのは」

女騎士「それはアタシが真面目に騎士道の道に進んだあたりじゃない? 騎士道を究めるには鍛えることに極まりないし。だからずっと鍛えてたよ」

勇者「そうなんだ。僕のその頃は……お母さんにのびのび育てと言われたからなぁ……ずっと1人いや、書物を読み漁ってカッコいい魔法とか使えるかなって練習してたかも。あ、剣技もそのころかな。練習したんだ」

女騎士「その割にはアタシや戦士の劣化よね」

勇者「う……だから新しい剣術を女ちゃんから教えてもらったんじゃん」

60: 2012/06/30(土) 22:50:16.68
女騎士「あれ? 役に立つ?」

勇者「立つよ。剣道は基礎なんだ。そこから色んな流派に分かれるんだ。そこからが本番なんだよ。基礎でも十分強いけどね。まあ強化したらの話だけど」

女騎士「強化しなくても強いよ。男は」ナデナデ

勇者「あ……」

女騎士「ふふふ。でも戦士相手には最初から強化して決めなさい。じゃないと勝てない」

勇者「戦士には何があるの?」

女騎士「それは……いくら男でも言えない。言ったところで対策が効かない」

勇者「ぐ……」

女騎士「だからアイツが本気出す前に潰す。それが最善策」

勇者「だよねー」

女騎士「さて、目も慣れてきたし、お腹も減ったしご飯でも貰おうかしら」

勇者「そうだね」

61: 2012/06/30(土) 22:50:53.01
ギィィィ

勇者「ん?」

長老「気分はいかがかね?」

女騎士「最悪だな」

長老「ほっほっほ。じゃろうな。ところでそこの女、ちょっと来たまえ」

勇者「女騎士に何をする気だ!?」

長老「少し話をするだけじゃ……なあに我々はそこまで堕ちていない」

勇者「ほっ」

女騎士「何のようだ?」

勇者「女騎士、気を抜くなよ」

女騎士「わかっている」チャキ

長老「何もしないと言っとるのに……」

エルフの騎士長「ああ、何もしねーよ。エルフの騎士団には全員家族がいる。襲ったら村八分いや、里八分か。まあ長老の命令なら襲うだろうがな」

勇者「へぇ~お前は何しに来たんだ?」

エルフの騎士長「お前の話相手。相手がいなくて寂しいと思ってさ」

勇者「そいつはありがたいね」

62: 2012/06/30(土) 22:52:59.88
長老の家

女騎士「それで話とはなんだ」

長老「……ふむ」ジー

女騎士「またか。いい加減にしてもらいたいな」チャキ

長老「……ハーフか」

女騎士「!」

長老「いやなに……無理に隠そうとせんで良い。儂にはわかる。昔人間と男と駆け落ちしたエルフの女がいた。おそらくそいつの娘じゃな?」

女騎士「……それがどうした? 私は女の騎士だ」

63: 2012/06/30(土) 22:53:33.27
長老「言ったじゃろう。話をしようと思ってな……当時は大変だった。お前さんの祖母は大変悲しんでおった。なんせ娘が憎むべき人間の元に嫁に行っちまったからな」

女騎士「……座って良いか。長話になりそうだ」

長老「ああ。お前さんは聞いた事ないだろう。祖母の話を……」

女騎士「……ああ。私が産まれる前には氏んだと聞いていた」

長老「まあ間違ってはいないな。つい最近氏んだ」

女騎士「…………」

長老「ちょっとその頃の話でもしようか」

女騎士「結構だ」

長老「……そうか」

64: 2012/06/30(土) 22:54:49.74
女騎士「そのためだけにわざわざ呼んだのか?」

長老「いや、それで大半を潰そうと思ったがお前さんが聞きたくないと言うもんでな……」

女騎士「用件だけ聞こうか」

長老「お前さんは今勇者一行にいるそうじゃな」

女騎士「それが何か?」

長老「ここの魔物の主を討伐したら勇者一行を辞めてこの里の王女となって引き継いでほしい」

女騎士「何故だ? 確かに私は人間でもなければエルフでもない。そんな私に何故後を継いで欲しいと頼む」

長老「それはお前さんが儂の孫娘だからじゃ……」

女騎士「!?」

長老「いきなりですまなかったな孫娘よ」

女騎士「…………どうやら話を聞かないといけないようだな」

長老「すまんのう。明日から魔物退治と言うのに」

65: 2012/06/30(土) 22:55:30.08
牢屋

勇者「……えっと……じゃあここか」コト

エルフの騎士長「残念だな」コト

勇者「げぇ!」

エルフの騎士長「チェックメイトだ」

勇者「あーお前強すぎるだろ!!」

エルフの騎士長「ああ。この里で4番目に強いからな」

勇者「まだ上に3人いるのかよ」

エルフの騎士長「いるよ。聞きたいか? 当ててみろよ」

勇者「長老だろ?」

エルフの騎士長「長老は1番だ。じゃあ2番目は?」

勇者「……副騎士長とか?」

エルフの騎士長「違うな」

66: 2012/06/30(土) 22:56:07.47
勇者「……騎士団の中の誰か?」

エルフの騎士長「全然違う。正解はな、妻が2番で娘が3番だ」

勇者「……お前それ妻が可愛いからわざと負けて娘が可愛からわざと負けてるだろ」

エルフの騎士長「なっ何故わかった!?」

勇者「チェスやる前にお前散々自慢してきただろ。娘がぁ~とか妻がぁ~とか」

エルフの騎士長「ああ。悪いか?」

勇者「いや。ただ、聞いてるとだんだんいらいらしてくるんだ」

エルフの騎士長「まあな。独り身のお前には理解できない未知の話だからな」

勇者「ああぁあああ! もうその話は止めろ!!」

67: 2012/06/30(土) 22:56:48.87
エルフの騎士長「はははは。しかし、お前は良い奴だな」

勇者「あん?」

エルフの騎士長「いやな、普段捕らえる人間は欲に満ちている。女を出せとかすべてを犯してやるとか。まともな奴がいない。最後には金で解決しようと必氏に命乞いしてくる。ま、頃してるがな。その点お前は全然違うな」

勇者「そうかい」

エルフの騎士長「しかし……お前は本当に勇者なのか?」

勇者「まあな。今は女騎士に鍛えてもらってる」(今は模擬試合以外ほぼ一人だけど)

エルフの騎士長「は~ん。でもお前弱そうだな」

勇者「うるせーな。これから強くなるんだよ」

エルフの騎士長「でもまあ明日氏ぬぜ。あの魔物は俺達ですら手が出せないで身を引いてるんだ」

68: 2012/06/30(土) 22:57:57.28
勇者「そんなに強いのか?」

エルフの騎士長「ああ。俺は前騎士長に聞いたが、とにかく蔓での攻撃が凄くて防戦一方だと。絡まれたら最後だな。何も出来ずに奴の体内に呑みこまれる。炎系統の魔法だと今度は炎の蔓が襲ってくる」

勇者「はぁ?」

エルフの騎士長「だが、本体の核(コア)はものすごく弱い。核さえ剣でぶっ刺せば良いんだ。それは我々が調査した結果だ。石投げても嫌がるくらいだしな」

勇者「だったら剣でも投げれば良いんじゃないか?」

エルフの騎士長「これは上位分析魔法の結果なんだ。我々は前線だが、女たちがサポート回る。まあ言い換えれば俺達騎士団は闘技場などの戦闘に優れているが、女たちは魔法合戦に良いわけだ」

勇者「なるほどね」

エルフの騎士長「お前達だってそうだろ? お前やさっきの女が前線でちゃんとバックで魔法で応援してくれる奴がいるだろ?」

勇者「ああ。なるほど」

69: 2012/06/30(土) 22:59:55.20
エルフの騎士長「ま、頑張れや。俺はまだ氏にたくないから見てるだけだけどな」

勇者「やっぱり自分が可愛いか」

エルフの騎士長「ああ。お前達は悪い奴じゃない。でも余所者は信用できないんでな」

勇者「なるほどね」

エルフの騎士長「じゃあな。俺は戻るよ。お前ならここから脱走したりしないだろうしな」

勇者「不安か?」

エルフの騎士長「ああ。人間は内面が汚い奴がいる。そうだな……念には念をだ」ガチャガチャ

勇者「……マジですか?」ジャラジャラ

エルフの騎士長「心配するな。飯は食える」

勇者「そうかい」

エルフの騎士長「連れの女を連れて来てやるよ」

???「その必要はない」

70: 2012/06/30(土) 23:00:23.24
勇者「女騎士」

長老「悪かったな。長話を」

女騎士「全くだ」

長老「では明日はよろしく頼むぞ」

勇者「任せとけ」

女騎士「…………」

長老「ほっほっほ。いい意気込じゃな。ではの」

エルフの騎士長「……」

ぎぃぃぃいいバタン…カチャン

71: 2012/06/30(土) 23:00:58.37
勇者「……」

女騎士「……」

ぼかっ

勇者「いて!」

女騎士「はぁもうわけわかんない!!」

勇者「え? どっどうしたの?」

女騎士「男はアタシの事知ってるっけ?」

勇者「え? 何が?」

72: 2012/06/30(土) 23:01:55.93
女騎士「……んしょ」スッ

勇者「髪を……え? 髪飾りじゃない……耳?」

女騎士「……おかしいでしょ?」

勇者「その尖った耳だから……エルフ?」

女騎士「うん。正確にはハーフエルフなんだって。つまりアタシのお母さんはエルフだったんだ」

勇者「ああ。だからいつみても女ちゃんのお母さんは綺麗なんだね」

女騎士「……」ドスッ

勇者「……本当の事じゃない」

女騎士「あれ? 幻滅しないの?」

73: 2012/06/30(土) 23:02:27.04
勇者「ううん。女ちゃんは女ちゃんだもん。でもなんでいきなり……」

女騎士「……ここの長老……アタシのおじいちゃんらしい」

勇者「え?」

女騎士「お母さんはここの長老の娘だった。さっきカミングアウトされたの」

勇者「ぐっ偶然だね」

女騎士「で、でさあ男。もし無事魔物倒して戦士も魔王も倒したらアタシと旅しないか?」

勇者「え?」

女騎士「いや、戦士に負けてもアタシ等が魔王倒した後だ」

勇者「ちょっとどうしたの?」

女騎士「長老はアタシになんとしてもここを継いで欲しんだって」

勇者「良いんじゃない?」

女騎士「良くない!!」

勇者「!?」ビクッ

女騎士「…………ごめん」

勇者「あ、うん。良いよ」

女騎士「……もう寝よう。明日氏ぬかもしれないし」

勇者「……そうだね」

女騎士「お休み」

勇者「うん。お休み」

74: 2012/06/30(土) 23:02:53.01
長老の家

エルフの騎士長「そうなのですか?」

長老「そうじゃ。あの女は儂の孫娘じゃ。だから連れてきて欲しい」

エルフの騎士長「しかし……勇者がいます」

長老「あんなコワッパは途中で氏ぬに決まっとる。孫娘を次期王女にする」

エルフの騎士長「しかし、ハーフが王女は聞いた事ありません」

長老「安心しろ。孫娘は見せ掛け王女じゃ。儂の命令に従う駒になって貰えばよい」

エルフの騎士長「はぁ……」

長老「それに人間が攻めてきたら献上も出来るしな」

エルフの騎士長「長老は孫娘様を愛しておられないのですか?」

長老「ハーフなんぞ反吐が出るわ」

エルフの騎士長(だよな)

75: 2012/06/30(土) 23:03:20.26
長老「わが娘も今じゃただの裏切り者じゃ。エルフではない。エルフに似た何かじゃ」

エルフの騎士長「しかし……」

長老「だからの、もし魔物の主を倒してしまったらお前さんが何としてでも勇者を頃して孫娘を連れてきて欲しい」

エルフの騎士長「……わかりました」

長老「可愛い孫娘にこうして会えるとは思ってなかったぞい。下がってよいぞ」

エルフの騎士長「…………は」

長老「……」

長老「すまんの。我が孫娘王女の献上先は魔王様と決まっておるのじゃ」

76: 2012/06/30(土) 23:03:51.33
ちょいっと休憩します
1時間後再開予定

77: 2012/07/01(日) 00:04:05.48
同時刻・サイド戦士達

戦士「勇者達今何してんのかな?」

女魔法使い「えっとぉ~ベッドの上で戦ってるんじゃな~い? あっ……いいっ」

盗賊「気になる?」

戦士「ああ。やっぱり物足りないんだよな。こう2人抜けるとぽっかり穴が開いた気がして……そう思わないか?」

女魔法使い「あんっ! 盗賊ちゃん……キツい」

盗賊「確かになんだか寂しいよね。ムードメーカーって訳じゃないけど」

女魔法使い「痛い! 痛いよ!! 盗賊ちゃん……やめてよぉ~」ウルウル

盗賊「うるさいな。これくらいがちょうどいいんだよ」

戦士「いっそこっちから迎え行くか」

盗賊「いいね。じゃあいこっか」

女魔法使い「やめないでぇ~」

盗賊「やめて欲しいのかやめて欲しくないのかどっちなんだよ?」

戦士「まあ魔法使いの気持ちもわからんでもない。盗賊の足つぼマッサージはそこらの魔物の攻撃よりも痛いからな」

盗賊「わるかったね。でも、痛いって事は身体が悪いって証拠だから大事にしないとだめだよ」

戦士「わかってるよ」

女魔法使い「今からぁ~行くんですかぁ~」

戦士「ああ。善は急げってね」

女魔法使い「あんたたちぃ~マジアリエンティ」

78: 2012/07/01(日) 00:04:51.38
戦士サイド・最初の王国

女魔法使い「もう夜中なんですけどぉ~」

戦士「懐かしいなぁ~」

盗賊「そうだね。ちょっと情報聞いてくるよ」シュンッ

女魔法使い「ちょっとレディをもっと大事に扱いなさいよぉ~」

戦士「大事にしてくれる勇者様に頼むんだな」

女魔法使い「勇者様いないんすけどぉ~」

戦士「じゃあ残念ながらだ。俺はスパルタだからな」

女魔法使い「でも飛ばして戻ってきたから疲れたんですけどぉ~」

戦士「まあ確かに。俺も疲れた。でも盗賊は情報収集に回ってもっと疲れてるんだ。我慢しろよ」

女魔法使い「そんなの知りましぇ~ん」アーアー

79: 2012/07/01(日) 00:05:22.43
戦士「……ほれ」ポイ

女魔法使い「何これ?」

戦士「携帯食料……と言う名のお菓子」

女魔法使い「ありがとぉ~」パクリ

女魔法使い「まず~い」

戦士「まあ、気にするな」

盗賊「お待たせ」シュタ

戦士「おう。どこにいるんだ?」

盗賊「剣をたくさん装備した2人組の旅人が西のエルフの里のある森に行くのを見たらしい。多分それ」

80: 2012/07/01(日) 00:05:52.29
戦士「は~ん。対決前だから腕試しに行ったんじゃね」

盗賊「そのようだね。じゃあ行こうか」

戦士「そうだな。あ、魔法使い。勇者たちの現在地の特定できるか?」

女魔法使い「出来ない事はないけどぉ~ここじゃ距離が遠くて無理なのが1つとぉ~」

盗賊「じゃあ僕からこれをあげよう」ポイ

女魔法使い「ありがとぉ~。何これ?」

盗賊「僕の携帯食料……と言う名のお菓子」

女魔法使い「なんなのぉ~男共の間でお菓子が流行ってるのぉ~?」

盗賊「お菓子は美味しいからね」

女魔法使い「はぁ~あ。早く勇者様に会いたい」

戦士「スパルタ万歳!」

81: 2012/07/01(日) 00:07:42.80
翌日・勇者サイド・牢屋

勇者「あんまり眠れなかった」ジャラジャラ

女騎士「まあ、うるさかったからね。その鎖」

勇者「ごめんね。女ちゃん」

女騎士「ああ、良いの良いの。アタシはよく眠れたから」

勇者「……」

女騎士「どうかした?」

勇者「あの昨日の……」

女騎士「ああ。もう忘れて」

勇者「え?」

女騎士「アタシのことはアタシで決めるからさ」

勇者「……そう……なんだ」

82: 2012/07/01(日) 00:08:43.93
ガチャリぎぃぃいいい

エルフの騎士長「いよう。昨日は眠れたか?」

勇者「こいつのせいで全然眠れなかったよ」

エルフの騎士長「そいつは悪かったな」

エルフの騎士長「ところで朝、見張りがこんな奴らを捕まえたけど知り合いか?」

戦士「よう勇者に女騎士」

勇者「あれ? 戦士!」

女魔法使い「私もいるんですけどぉ~」

盗賊「僕もだね」

女騎士「お前達どうしてここに……」

83: 2012/07/01(日) 00:09:10.83
戦士「迎えに来ただけだ。うずうずしてるんだ。お前と殺りあえることに」

勇者「だが、待ってくれ。ここの主を倒してくるんだ」

戦士「ああ。そこのおっさんから聞いたぞ。てことで俺達も一緒に討伐するわ」

勇者「なんで?」

戦士「そりゃ勇者一行だからな」

勇者「そっか。ありがとな」

戦士「いいよな? おっさん」

エルフの騎士長「…………あ、ああ」

エルフの騎士長(これは長老に伝えないと)

84: 2012/07/01(日) 00:09:37.41
長老の家

長老「…………そうか」

エルフの騎士「これでは流石に厳しいです」

長老「では討伐後に強引に孫娘だけを置いてってもらうかのう」

エルフの騎士「……」

長老「行ってまいれ」

エルフの騎士「はっ」

バタンッ

長老「…………」

長老「余計な事になったが、討伐は可能になったじゃろうな。孫娘を引き継がせるのはめんどくなったがのう」

長老「まあ別に良い。引き継ぐことは確定しているのだからなヒヒヒ」

85: 2012/07/01(日) 00:10:24.65
西の森(エルフの森)

勇者「この長老に貰った地図によると……」

戦士「どれどれ……見にくいな」

女魔法使い「ああっ~!!」

勇者「どうかした?」

女魔法使い「私達ってぇ~魔物の主を退治しに行くんでしょお~。でもねぇ~この地図じゃ~全然関係ないところに行くのぉ~」

女騎士「おい、どういうことだ?」

エルフの騎士長「いや、知らん。俺もその地図は初めてだが、確かにその嬢ちゃんの言う通り、この地図は俺達を毒沼に連れてこうとしてるな。」

盗賊「何故止めなかったの? アンタはここの道のりが毒沼に行く道だとわかってたんでしょ?」

エルフの騎士長「俺はあくまでお前等が退治してくれるのを見てるだけ」

戦士「なるほど。要はお邪魔虫君か」

86: 2012/07/01(日) 00:11:19.91
エルフの騎士長「そう言ってもらっても構わない。こっちは人間が嫌いだからな。氏ねばよかったのによ」

女魔法使い「まあそうだよねぇ~ん。私等だってエルフはあんまり好きじゃないしぃ~」

女騎士「っ」

勇者「女騎士……」

女騎士「……魔法使い、探知魔法で見つけられるか?」

女魔法使い「任せてぇ~」

盗賊「しかし、こういう森は興味深いね」

勇者「何が?」

盗賊「蔓でこうやって遊んでみたいね」

戦士「子供っぽいな」

87: 2012/07/01(日) 00:14:15.53
盗賊「しかし、何かおかしいね」シュッ

勇者「ん? どういうことだ?」

戦士「ああ。さっきのエルフのおっさんもどっか行っちまったし……何よりも」ブン

スパッ

戦士「いつの間にかここらの植物が襲ってきやがる」

女魔法使い「大変大変!! あのねぇ~実はここに主がいるみたいなのぉ~」

勇者「なるほど。つまり、結局は俺達を頃すつもりだったのか」

戦士「そのようだな。最初から俺達をあてにはしてなかった訳だ」

盗賊「……うっとおしいなぁ。この蔓何とかならないの」ヒュンヒュン

スパスパ

うねうねうね

88: 2012/07/01(日) 00:15:46.74
勇者「……魔法使い。気を付けろよ。炎の魔法で向かい打つと炎の蔓で攻撃してくるんだって」

女魔法使い「そんなことよりぃ……うねうねしてて気持ち悪いいやぁ~変なとこに入らないでぇ~ひゃあっ//」

ザシュッ

戦士「なるほど。これじゃあ確かにこれは氏ぬ前提でもおかしくないわな」

盗賊「弱点は?」

勇者「コアらしい。剣で刺せば一撃だけど……この蔓じゃ近づけない」ズバッ

戦士「ならここは俺と勇者2人で突撃するか」

勇者「!」

89: 2012/07/01(日) 00:19:07.50
戦士「女騎士に鍛えてもらったならこれくらい大丈夫だよな? エルフの騎士どもは怖気づいてるけどよぉ。悪いが盗賊たちはここで囮になってくれ」

勇者「……やってやろうじゃん!! 盗賊は蔓から魔法使いを守ってやっててくれ」

盗賊「わかった」ヒュンヒュン

勇者「魔法使いは氷系統魔法で蔓を凍らせるんだ!!」

女魔法使い「わかったぁ~……」

戦士「付いて来れるかな?」

勇者「女騎士先生の伝授を舐めるなよ」

うねうねうねうね

戦士「3」

勇者「2」

戦士「1」

勇戦「GO!!」ダッ

90: 2012/07/01(日) 00:19:36.38
女魔法使い「凍てつく風よ、生命活動を停止させろ!!」

ビュォォォオオオ

うねうねうねうねピキピキピキピキ

盗賊「これを僕が……」ヒュンヒュンヒュン

盗賊「チェック」

バギィィィインうねうねうねうね

盗賊「……これじゃあジリ貧だね」

女魔法使い「勇者様達大丈夫かなぁ……凍れ!!」ビュォォォオオオオ

盗賊「信じるしかないよ。僕達は動こうにも蔓に捕まったら最後だし……」

女魔法使い「あ~んこんなことならもっとしっかりした食事がしたかったぁ~!! このぉ~!!」

91: 2012/07/01(日) 00:20:29.94
ズバッ

戦士「勇者君さっきからいつのも君の剣しか見てないんだが……」ダダダ

勇者「…………す、すまん。ちょっと習った奴は対人戦用なんだ」ザシュ

戦士「なるほどな。でも何か秘密を持ってるな?」ズバッ

勇者「じゃあ、行くぞ……」キッ

戦士「……ほぉ」ビクッ

うねうねうねビシッ

勇者の攻撃

ズバァァアアアアアッ

勇者「…………胴」

ボトボトボト

92: 2012/07/01(日) 00:20:57.12
戦士「恐れ入った。今のは横一刀両断か?」

勇者「いや、胴だよ。本当は人間の胴を真上から斜めに切り落とすんだ。でも今回は蔓相手だしムラが出来ると捕まっちゃうから一刀両断にしたんだ」

戦士「へぇ~やるじゃん。気迫が凄かったぜ」

勇者「だけどこれ以上は後の対戦でのお楽しみ」

戦士「ズルいな」

勇者「今は氏と隣合わせだからな。しかし、本体はどこにいるんだ?」

戦士「確かに。さっきから同じところをぐるぐる回ってる気がする」

勇者「これじゃあ相手の思うつぼだ」

戦士「なあ本当にここにいるのか?」

勇者「魔法使いが言ってたから本当だよ」

93: 2012/07/01(日) 00:21:23.04
戦士「……一つ仮説立てていいか?」

勇者「どうぞ」ザシュッ

戦士「この森全体が魔物の主って可能性は?」

勇者「は?」

戦士「例えば……この森が主でそれを誰かが簡単に操っている。侵入者は殺せとな」

勇者「……じゃあコアとかないって言うのかよ!?」

戦士「可能性はある。だって魔法使いがここにいる。でも主らしき核がない」

勇者「くそー!! また騙しやがって!!」

戦士「撤退だ!! 急げ勇者!!」

勇者「ああ!」

94: 2012/07/01(日) 00:21:55.62
盗賊「キリがない」ヒュンヒュン

女魔法使い「ねぇ、女騎士ちゃんは?」

盗賊「そう言えば……いない」ヒュン

スパッ

女魔法使い「……まさかぁあのおっさんにぃ~」

盗賊「それはあり得るよ。不味いね。いなくなってからずいぶん時間がかかってる」

勇者「撤収だ!! 逃げるぞ! 早くしろ!!」

戦士「ここに主はいない!! 急げ!!」

女魔法使い「え? ちょっといきなりは無理なんすけどぉ~!!」

95: 2012/07/01(日) 00:22:36.77
勇者「行くぞ!」ヒョイッ

女魔法使い「あ、勇者様……」

戦士「飛ばすぞ!!」ダッ

盗賊「勇者大丈夫?」スタタタ

勇者「盗賊じゃ持てないだろ」ダダダ

女魔法使い「ぶーぶー! 私ぃ~そんなに重くないですよぉ~」

戦士「雑談は後! この後も戦闘は待ってるんだしな!!」

女魔法使い「えぇ!?」

盗賊「うん。この様子だと僕達殺されるんだっけ?」ダダダ

勇者「ああ。なんか勇者って言うより冒険者みたいだな。どこかの考古学者で冒険家みたいだ」ダダダ

96: 2012/07/01(日) 00:23:03.46
戦士「確かにな……ところで女騎士は?」ダダダ

盗賊「連れ攫われたって言った方が正しいね」

勇者「マジで?」

女魔法使い「だってぇ~あのおっさんもいないんだしぃ~」

勇者「……女騎士」

戦士「そうかしたのか?」

勇者「女騎士のじいちゃんがここの長老なんだ」

盗賊「わお」

戦士「ふ~ん。じゃあアイツはエルフの騎士か? そうには見えなかったけど」

97: 2012/07/01(日) 00:24:41.91
勇者「ハーフだと……嫌うか?」

女魔法使い「全然。寧ろ面白いねぇ~ハーフエルフってことでしょおぉ~」

戦士「確かにエルフは人間を嫌うし人間もエルフの事を嫌ってるやつが多いからなぁ。しかもハーフだろ? 普通は嫌われるね。でも俺はあんなに可愛い騎士なら大歓迎だぜ」

盗賊「面白いね。生きてるうちに会ってたなんて……」

勇者「…………」

女魔法使い「どうかしましたかぁ~勇者様?」

勇者「みんな嫌うのかと思ってた」

戦士「バーカ! 仲間を大事にしないといけないって女騎士先生から習わなかったのか?」

女魔法使い「そうですよぉ~。私だって魔法使いと僧侶のハーフなんですぅ~。でも魔法使いの血が強いからそっち系専門で補助系魔法はあんまり得意じゃありませんよぉ~」

勇者「……戦士に魔法使い」

98: 2012/07/01(日) 00:25:52.00
盗賊「僕は勇者の一行に入れて良かったと思ってるよ。一族に自慢出来るからね」

勇者「盗賊」

盗賊「でもクビ寸前なのは勇者だけどね」

戦士「そうだな。俺の剣が戦いたくてガタガタしてるぜ!!」

女魔法使い「それにぃ~女騎士ちゃんってぇ~勇者様の幼馴染なんでしょお~」

勇者「何でそれを……」

戦士「いや、全員知ってる」

盗賊「うん。正確には魔法使いが勝手に後付けてプライベートトークを盗み聞きしたらしい」

女魔法使い「面白かったぁ~」テヘッ

99: 2012/07/01(日) 00:27:29.92
勇者「なんだ。じゃあ本当の俺を知ってるんだな?」

戦士「ああ。でもどっちでも良いぜ。かわんねーし」

盗賊「僕的にはプライベートトーク見たいけど……僕と被るんだよね」

女魔法使い「女ちゃんは僕が守る」キリッ

勇者「置いてくよ」

女魔法使い「本当の事でしょお~。くやしいなぁ、くやしいなぁ…勇者様のお嫁さんになれないなんて。くやしいよぉ……」

戦士「ざけんな! モテ勇者氏ね!!」

盗賊「蔓に引っかかれ!」

勇者「うるせー!!」

女魔法使い「でもでもぉ~絡まるとぉ~永遠にぃ~私達は一緒ぉ~」

勇者「乗るな!」

100: 2012/07/01(日) 00:27:59.39
戦士「で、この後どうするよ?」

勇者「そりゃあ決まってるだろ」



















『俺の』勇者「女騎士を取り返す」

女魔法使い「きゃ~勇者様だいた~ん!!」

勇者「なっ!! だっ誰だ! 今『俺の』って言った奴!!」

戦士「あれでも良いじゃん」

盗賊「そうそう。まあ僕だけどさ」

勇者「おまえぇ~!!」

戦士「勇者」

勇者「あ、そうだった……よし! 女騎士を取り返しに行くぞ!!」

3人「おー!」

101: 2012/07/01(日) 00:28:56.52
勇者「でも疲れたからちょっと休もうぜ」

戦士「確かに」

盗賊「蔓もいつの間にか追って来てないしね。範囲が決まっているのかも」

女魔法使い「癒しの魔法かけまぁ~す」スッ

盗賊「ちなみになんで賢者じゃないの?」

女魔法使い「だってぇ~賢者モードとかわけわかんなぁ~いし、私のぉ~攻撃魔法補助魔法の比率がぁ~7対3なんですぅ~」

戦士「だから魔法使いなんだな」

女魔法使い「そそ。賢者モードとかまじきもいぃ~」チラッ

戦士「何で俺を見るんだよ。てかどこで知ったその言葉」

102: 2012/07/01(日) 00:29:47.77
???

女騎士「ん……」

??「やっと起きたか……」

女騎士「……お前は!?」ジャラッ

エルフの騎士長「落ち着け。武器もないのに拘束されてるお前には勝ち目はない」

女騎士「勇者達はどうした!?」

エルフの騎士長「うるさいな。長老、殴って良いですか?」

長老「一応儂の孫娘だから勘弁してくれい……下がってよいぞ。外でお出迎えの準備をしておれ」

エルフの騎士長「はっ」

バタンッ

103: 2012/07/01(日) 00:34:52.36
女騎士「どういうことだ?」

長老「儂はお前さんと言う孫娘がもの凄く憎いと思っている」

女騎士「だったらさっさと殺せばいいだろう!! どういうつもりだ!?」

長老「勇者だったかのう……残念だったのう」

女騎士「!」

長老「今頃、奴らは延々と植物の蔓を相手にする無限地獄に陥っているじゃろう」

女騎士「どういうことだ? 魔物の主はいないのか!」

長老「やれやれ。人間のエルフはこれだから……魔物の主とはこの森全体の事じゃ」

女騎士「な…に…?」

104: 2012/07/01(日) 00:40:44.41
長老「核なんてない。我々エルフはこの森に認められている。まあごく一部だけじゃがな」

女騎士「……じゃあ主なんて…………私が……私が聞いた話と違う」

長老「さあな。儂は嘘はついとらん。どこかで尾ひれが付いたんじゃないのかのう」

女騎士「そんな……勇者…」

長老「ほっほっほ。じゃが、お前さんは儂のご厚意で助けてやった。後で騎士長に礼を言っとくんじゃぞ」

女騎士「……私を王女にするつもりか?」

長老「んにゃ。いや、半分当たり半分外れじゃ」

女騎士「どういうことだ?」

長老「王女というのはこの里の代表なんじゃが、代表は里のために自らの命を絶っても守ってくれると言うわけじゃ……」

女騎士「……そのためだけか」

長老「ああ」

女騎士「ふざけるなっ!」

長老「ふざけてはいない。さて、そろそろ時間じゃ」

女騎士「どうするつもりだ」

105: 2012/07/01(日) 00:43:27.98
コンコン

長老「誰じゃ?」

???「こんにちは」

長老「おお、どうぞ。お入りください」

ガチャリ

???「こんにちは長老さん。相変わらずお元気ですね」

長老「いやいや、歳には勝てませんよ」

???「今年はこの子ですか? ふ~む……」ジー

女騎士「なっ何者だ!? 貴様は!!」

???「おや、随分強気な子だ。おまけにハーフとは……今年は当たりですな」

長老「じゃろう? すまんが、来年いや、半年先まで良いかのう?」

???「ええ。これだけ強気で可愛い子なら魔王様も大喜びですよ。いや、使い魔の方が良いストレス発散には良いかもしれませんね」

女騎士「魔王だと? おい! 貴様!! 何者だ!?」

106: 2012/07/01(日) 00:44:49.06
長老「調教に時間がかかるがその後は立派になるじゃろう」

女騎士「おいっ!! 聞いているだろ!!」

???「ああ。そうでした。自己紹介がまだでしたね。私は魔王様の側近です」

女騎士「側近だと!? どういう関係だ!!」

側近「長老さんとですか? 単純に魔王の支配に畏れているから賄賂ですね」

女騎士「わい…ろ?」

側近「ええ。魔王様が本気出すとエルフなんてあっと言う間ですからね。だから協定を結ぶことにしたんですよ。我々も好都合です。だって支配するのって結構めんどくさいんですから」

ドゴーンドゴーン

女騎士「めんどくさい?」

ドゴーンドゴーン

側近「ええ。あっという間って言うのは魔王様がやればの話です。しかし、外が騒がしいですね」

長老「気にしないでください。大方エルフ共が喧嘩でもしてるんでしょう」

107: 2012/07/01(日) 00:48:52.96
側近「そうですか。では話を戻しましてえっと……そうそう、魔王様がやればあっと言う間。しかもいつ魔王様が襲ってくるか長老さんはわかりません。夜も眠れない日もあったでしょう。だから協定です。」

女騎士「……それが生贄か」

側近「いえ、奉仕です。女エルフ3ヶ月に1人、我々のストレス発散に長老さんが献上してくれるんです。サキュバスだけじゃオークのストレス発散は大変なので……」

女騎士「…………まさか」

側近「はい。まあ性奴隷化ですね。普通のエルフだともって普通のエルフでは半年で使い物にならなくなるんです。ですから1クールごと補給が必要です。あ、もちろんエルフだけじゃなくて人間も連れてきますよ。ちゃ~んと人間とも協定を結んでいる村はありますからね」

女騎士「貴様!」

側近「毎年エルフは泣いてるんですけどね、反抗的な態度は初めてですよ」

女騎士「くっ来るな!」ジャラジャラ

側近「拘束上位魔法」シュッ

女騎士「やっやめろぉぉおお!!」ぐるぐるぐるりん

側近「では長老さん、感謝します」

長老「こちらこそ」

108: 2012/07/01(日) 00:50:18.35
コンコン

長老「? やれやれ。今日は来客が多いのう」

ガtyバギッ

長老「ぐぁぁああああっ!!」

側近「!」

女騎士「!?」

???「やれやれ。やっぱりこんなことだと思った」ギロリ

???「ヤッホー女騎士ちゃぁん」

女騎士「盗賊! 魔法使い!!」

側近「これはこれは……」

盗賊「悪いんだけど、女騎士は僕達の仲間だから返してくれないかな?」

女魔法使い「そうそう~返してくれないとぉ~……痛い目見るよ」スッ

側近「……めんどくさくなりましたね」

109: 2012/07/01(日) 00:51:27.59
少し前・エルフの里・外れ

女魔法使い「ビンゴォ~ここも魔物の主の反応があるよぉ~」

戦士「やっぱりこの森全体だったか」

勇者「さて、どうするか」

盗賊「やっぱり女騎士がいる場所は長老の家だよね」

勇者「まあそうだな」

戦士「誰か出てきたぞ!!」

バタンッ

エルフの騎士長「…………」

勇者「騎士長か……なんだったんだ?」

110: 2012/07/01(日) 00:52:08.88
エルフの騎士長「うっう~♪」クネクネ

勇者一行「「「「」」」」

戦士「……お、おい。今度は誰か入ってくぞ!!」

???「……」コンコン

ガチャ

長老「……」

???「……」

バタンッ

勇者「今がチャンスだな」

111: 2012/07/01(日) 00:53:19.29
盗賊「そうだね。じゃあ突撃する?」

勇者「いや、戦士と俺で囮になる。もしみんなで突撃したら騎士団の応援が来るとヤバい」

女魔法使い「でもぉ~勇者様が助けに行けば女騎士ちゃんも喜ぶと思いまぁ~す」

勇者「でも、あの騎士団と対等にやりあえるのは俺と戦士だけな気がするんだ」

盗賊「あれ? 僕の事を過小評価してる?」

勇者「そんなことはない。ただ、盗賊の切り刻みは鎧には通じないだろ?」

盗賊「……正解。じゃあ魔法使い、僕達は突撃だね」

女魔法使い「ええ~私もぉ~勇者様とあのおっさんと戦うぅ~」

勇者「気持ちは嬉しいけどさ。相手は弓も使ってくるんだ。魔法使いはそれを避けれるか?」

女魔法使い「…………」

112: 2012/07/01(日) 00:53:51.01
勇者「だからせめて防具強化や補助魔法を俺達にかけてくれ」

女魔法使い「……わかったぁ~。盗賊、じゃあ頑張ろぉ~」

盗賊「そうだね。じゃあ勇者たちは騒ぎを起こしたら突撃するよ」

勇者「いや、騒ぎは出来るだけ起こさないように勧めたい。俺達の指定する場所に侵入者が来たから騎士団を呼べと叫んで欲しい」

戦士「…………」

勇者「どうした?」

戦士「しゃらくせぇぇえええええ!!!!」ダッ

勇者「あ、おい!!」

戦士「大胆に行こうぜ! どっちにしろこの里じゃ俺達は罪人扱いなんだからよ!!」

盗賊「……そうだね。でも僕達は後から行動するから」

勇者「そうだな。行くか戦士!!」

戦士「おうよ! 騎士団ならおそらく訓練場だな」

女魔法使い「頑張ってねぇ~」フリフリ

113: 2012/07/01(日) 00:54:33.16
勇者サイド・訓練場

戦士「おい」

エルフの騎士「ん?」

ドガッ

エルフの騎士「ぐあっ!」

ガッ

勇者「騎士長はどこだ?」グイ

エルフの騎士「う…うう……」

戦士「答えないと首折っちゃうぜ」

エルフの騎士長「おう。呼んだか?」

114: 2012/07/01(日) 00:57:49.22
勇者「さっきはどうも。危うく氏に掛けたわ」

エルフの騎士長「他の2人はどうした? つーか2人で大丈夫か?」

戦士「逆だな」

勇者「2人で十分だ」

騎士長「……へぇ~じゃあ今度こそここで氏んでくれよ」

勇者「アンタとのチェス楽しかったぜ」

騎士長「俺もだ。冥土の土産にはちょうどいいだろうな」

騎士A「……」ジリッ

騎士B「……」ジリッ

騎士L「……」ジリッ

115: 2012/07/01(日) 00:58:36.53
戦士「さて、行こうか」ジャキンッ

勇者「ああ」チャキッ

騎士長「かかれ!!」

騎士A「おりゃぁぁああああ」ダダダ

騎士B「てやぁぁああああ!!」ダダダ

騎士C「うらぁぁあああ!!」ダダダ

騎士D「はぁぁああああ!!」ダダダ

勇者「……」ダンッ

騎士A~D「!」ビクッ

勇者「ヴァァアアアアア!!!」

ダンッダンダダンッ

シュッズバァァアアア

騎/士B「え?」

勇者「アハハハハハ!!」

騎士A「速い!?」

騎士G「何だ!? あの剣術は!!」

勇者「……胴ありかな。面と小手だけの装備で助かったかも。いや、魔法使いの補助のおかげかな。俺じゃまだ鉄は切れないし」

116: 2012/07/01(日) 00:59:40.53
戦士「よっと!」ザシュッ

騎士K「ぐあああああ」

騎士JL「とったぁぁあああ!!」ビシュッ

戦士「ばーか」ヒョイッ

ザシュッ

戦士「オラァ! ドォォオオシタァアアア!?」

騎士長「チッ……平和ボケしてたか」

勇者「ヴァイァアアアアアアア!!」

ズバァァアアアアンッ

騎士A「ぐぇええええ!!」

117: 2012/07/01(日) 01:00:14.75
勇者「そろそろ。お相手願いますよ。騎士長さん」

騎士長「…………しょうがねぇなぁ~」トンッ

騎士長「よっと……」

勇者「戦士、騎士共の相手、頼めるか?」

戦士「せいやっっと!!」

ザシュッ

戦士「ああ。本気の勇者を見たいが、お預けか。こっちこいや雑魚共!!」ダッ

騎士F「舐めやがって!!」

騎士E「追え!!」ダダダ

騎士長「こいつは俺が相手するから他はさっきの奴の相手をしてこい」

騎士R「了解しました!!」

騎士X「行くぞ!!」

118: 2012/07/01(日) 01:01:15.57
勇者「なんか悪いな」

騎士長「いや、タイマンだとやる気も上がるだろ? ん?」

勇者「まあどどっちでもいいや」

騎士長「は?」

勇者「とりあえず、初めから信用してなかった事はもうどうでもいい」

騎士長「そうかい」

勇者「でもな……女騎士を連れ去ったのだけは許さない」

騎士長「へーへー。ほんじゃま、楽しもうぜ」チャキ

勇者「ああ」スッ

騎士長「…………」

勇者「……」スッスッスッ

騎士長「おりやぁあああああ!!!」ブンッ

騎士長の攻撃

スカッ

勇者は躱した

119: 2012/07/01(日) 01:02:58.00
勇者「……」ブンッ

騎士長「くっ!」

勇者「一本」ピタッ

騎士長「…………何の真似だ?」

勇者「んにゃ、ただの寸止めだ。次は切る」

騎士長「ふざけやがってぇぇえええええ!!!!」ブンッ

勇者「……」ガキンッ

騎士長「おらぁっ!!!」ブンッ

勇者「遅い」ヒョイッ

騎士長「ざけんじゃねぇえええぞ!!」ブンッ

勇者「……」ヒョイ

騎士長「うらぁ!」ブンブンブン

勇者「…………」ガキンッ

騎士長「なめんじゃねええぞ!! 俺はなぁ騎士団の騎士長なんだ!! お前みたいな小僧に負けるわけにはいかねぇんだよぞオオオ!!!」ブンッ

勇者「……沸点低いな。カルシウム足りてるか?」

騎士長「うるせぇぇえええええええ!!」

120: 2012/07/01(日) 01:04:15.69
勇者「ほい」ブンッ

ガンッ

騎士長「なっ!!」

ヒュンヒュンガシャ

勇者「……正直に言うぞ。お前はチェスの方が強かったぞ」

騎士長「……ふひひ」

勇者「?」

騎士長「だったらこいつはどうだぁあああああああああああああ!!!チャキンッガシャンッ

勇者「拳銃!?」

騎士長「へへへ……今時の勇者様は拳銃すら持ってないのかよ」

勇者「そんな小型近代科学兵器じゃ魔王は倒せない。それに……」

騎士長「氏ねやぁぁああああ」グッ

バキューン

121: 2012/07/01(日) 01:05:40.28
勇者「お前の腕じゃもう俺には攻撃は当たらない」シュンッ

ガッ

騎士長「ぐあっ」バタリ

勇者「……この小型化学兵器は没収な」

騎士長「ぐ……うう……」

勇者「拘束魔法」

騎士団「」グルグル

勇者「さて、戦士はと」

戦士「いよう……」

勇者「あ、お疲れ。どうだった?」

122: 2012/07/01(日) 01:07:30.57
戦士「疲れた。お前もだろ? 途中から見物させてもらった」

勇者「はえーよ」

戦士「手抜きすんな」

勇者「だってここの騎士全員より女騎士の方が強いんだもん」

戦士「それはともかく早く盗賊と魔法使いと合流しよう」

勇者「ああ。そうだな」

ドゴーン!!

勇者「やばいな。急ごう」シュンッ

戦士「あ、せこいぞ!!」

123: 2012/07/01(日) 01:10:47.71
盗賊サイド・長老の家

盗賊「ぐ……」

女魔法使い「ちょっとこいつなんなのぉ~?」

側近「やあれ。驚きました。お強いですね」

盗賊「攻撃しようもに女騎士を盾にするからしように出来ないな」

女魔法使い「盗賊ぅ~なんとかならないのぉ~。防戦一方なんすけどぉ~!!」

女騎士「ぐっ……わっ私の事は良いから……お前達はさっさと……」

盗賊「そうはいかない。勇者の仲間として助けないとね」

女魔法使い「そうなんですぅ~」

女騎士「しっしかしこのままじゃ私のせいで……」

盗賊「わかってるよ。それくらい」

女騎士「」

女魔法使い「キャハハ。盗賊ったら鬼畜ぅ~」

124: 2012/07/01(日) 01:12:00.55
盗賊「本当は怪我してでもお前を倒したいけど絶対怒る人が1人いるから悩んでるんだよね」

女騎士「怒る人?」

盗賊「……あ、ごめん。無視してた」

側近「いえいえ、ではこれで……!?」

ドガンッ

勇者「到着!!」

女騎士「勇者!」

側近「やれやれ」

勇者「女騎士を返してもらおうか」

側近「その剣は……なるほど勇者ですか」

勇者「誰か知らんけど、ここだとお前が不利だぞ」

側近「ええ。確かに3対1では不利ですね。仕方がありません。暗黒召喚!」

勇者「させるか!!」ブンッ

ぐちゃあぁぁにゅるるん

125: 2012/07/01(日) 01:14:34.12
勇者「何だコイツ!?」

側近「何って相手ですよ。3人いえ4人いれば勝てますよ」

盗賊「ただのスライムかと思ってたけど再生力そして分裂した。これは物理攻撃だとだめだね」

側近「勇者の仲間は頂いてきます。ふふふ、急げば守れますと思いますけどね」

女騎士「ゆうし……」シュンッ

勇者「女騎士!!」

スライム「にゅるん」

勇者「くそっ!!」ザシュッ

女魔法使い「勇者様ぁ~とにかく逃げましょうよぉ~」

盗賊「そうだね。こいつはほっとくと氏ぬから」

勇者「女ちゃん…」

126: 2012/07/01(日) 01:15:26.07
ドガッ

戦士「遅くなった! 女騎士は!?」

盗賊「逃げるよ」

勇者「…………」

女魔法使い「勇者様ほら急いで!!」グイ

いたぞー! 勇者たちだー!! 長老様が危ない!! 囲めー囲めー!!

盗賊「あーばれちゃった。とにかく逃げないとね」ヒュッ

長老「うっ……」サクッ

女魔法使い「頃しちゃぁ~だめだってぇ~!」

盗賊「違う違う。とにかく勇者は戦士、お願いできる?」

戦士「そうだな。よっと」ガシッ

勇者「…………」

女魔法使い「上位隠蔽魔法。とりあえず、私達はぁ~隠れましたぁ~。声も私達だけにしかぁ聞こえましぇ~ん」

盗賊「すごいね。じゃあのんびり行こうよ」

128: 2012/07/01(日) 01:25:28.19
戦士「オラァッ」バチンッ

勇者「へぶらぁっ」

戦士「よお、起きたか」

勇者「……あ、ああ」

盗賊「とりあえず、避難するよ」

女魔法使い「そうだねぇ~。私もうここじめじめしてていやぁ~あとぉ~いくら隠蔽魔法だからってぇ~触られたらばれちゃいますぅ~」

勇者「あ、ああ。そうだな」

129: 2012/07/01(日) 01:28:12.55
森近くの草原

戦士「ここまでくれば大丈夫だな」

盗賊「さて、ちゃんと魔王倒さないと国王に追放されちゃうね」

勇者「…………」

女魔法使い「勇者様~?」

勇者「……俺のせいかな? やっぱり」

戦士「ああ。そうだよ」

勇者「そっか」

盗賊「うん。そうだよ。自分で気づけたなんて勇者凄いよ」

女魔法使い「ちょっとぉ~その言い方はないんじゃなぁ~い?」

戦士「だってめんどくせージャン。勇者と女騎士の仲はあんま詳しくないけど、女1人守れない勇者様が俺のせいかな? って……寝言は寝て言えよ。全部お前のせいだよ!!」バギッ

勇者「ぐっ!」ドサッ

130: 2012/07/01(日) 01:29:24.24
盗賊「良いパンチだね。何かやってたの?」

戦士「おっ! 盗賊はさすが詳しいな。実はな、俺は元武闘家だったんだ。今は戦士だけど」

勇者「うっ……うう…」ヨロヨロ

戦士「結構効いただろ?」

勇者「……いってぇ」ヨロョロ

女魔法使い「勇者様ぁ~」

戦士「いくな魔法使い。こいつに絡むとまたさらわれちまうぜ」

勇者「…………」バタリ

盗賊「すごいね。KOだよ」

戦士「ありがとうありがとう。流石だぜ俺様は」

盗賊「で、なんでこうなっちゃたの?」

戦士「さあ?」

131: 2012/07/01(日) 01:31:29.58
女魔法使い「えっとぉ~女騎士ちゃんをぉ~助けられなかったことに悔やんでる勇者様にぃ~喝を入れようとしたんでしょぉ~」

戦士「あ、多分それ」

盗賊「だって。起きた勇者?」ペチペチ

勇者「うう……」ヨロヨロ

戦士「おう。起きたか。で、どうする?」

勇者「……え?」

盗賊「戦士はもうちょっと話を省かないで言ってあげなよ」

戦士「性に合わねえ」

132: 2012/07/01(日) 01:32:18.10
盗賊「しょうがないなぁ~。じゃあ勇者、今から僕が一回だけ言うから聞いてね」

勇者「あ、ああ」

盗賊「1つ目のパターン、ここで魔法使いの告白を断ってすぐに魔王の城に行って嫁の女騎士を助けに行く」

勇者「何その言い方?」

女魔法使い「……」ドキドキ

戦士「うらっ!」ブン

勇者「いってぇえええ!! 何しやがる!!」

戦士「ムカつくんだよ!!」

盗賊「で、2つ目のパターン。女魔法使いを嫁にして女騎士の事を諦めてゆっくり魔王を倒しに行く」

女魔法使い「嫁だなぁんてぇ~///」コクコク

戦士「……」ドゴッ

勇者「うぼあっ!!」

戦士「氏ね!!」

盗賊「それで最後、どっちも見捨てて1人でのんびり魔王を倒す」

勇者「ええ!! お前等は!?」

盗賊「だって勇者と一緒だと追放されそうだし」

戦士「エルフに殺されそうだし」

勇者「あー確かに」

133: 2012/07/01(日) 01:33:01.83
盗賊「じゃあ、魔法使いどうぞ」

女魔法使い「勇者様ぁ~だぁ~いすき♪」

勇者「ごめん」

女魔法使い「ヴぇ?」

勇者「俺、女騎士と小さいころ結婚するって約束したし……だから……ごめん」

女魔法使い「でもその約束時効じゃない?」

勇者「あ、いや、魔王退治に行く前にまた書き直したんだよ……2人で」

女魔法使い「」

勇者「そのほんとごめん」

女魔法使い「ふぇ~ん。盗賊ぅ~戦士ぃ~振られちゃったよぉ~」ポロポロ

戦士「勇者テメー!」

盗賊「女の子泣かせるなんて氏ねよ」

勇者「え? ちょっりふじぐはっ!!

勇者がぼこられてます。しばらくお待ちください

134: 2012/07/01(日) 01:35:46.53
勇者「……というわけで、俺は女騎士いや女ちゃんが好きなんだよ!!」

戦士「で?」

勇者「一行になってくださいお願いします」

盗賊「うん。良いよ」

勇者「なんでこんな事言わなきゃいけないんだよ」

女魔法使い「そりゃぁ女騎士ちゃん助けられなかったしぃ~私も振っちゃうからでしょ~」

勇者「はぁ」

戦士「まあ良かったな勇者。また仲間として仲良くやっていこうや」

勇者「そんなことより、早く魔王の城に向かおう。女騎士がヤバい!!」

盗賊「女騎士?」

勇者「……女ちゃん」

135: 2012/07/01(日) 01:36:13.64
盗賊「うん。そうだね、女騎士がヤバいね。じゃあ行こうか」

勇者「急にだらけたな」

戦士「お前のせい」

勇者「くそっ!! 女ちゃんに言いつけてやる」

戦士「お前こんな時に女の子と考えてるなよ」

勇者「ちくしょー!!!」

盗賊「ともかく、勇者はともかく僕も女騎士は仲間として心配だ。早く行こう」

女魔法使い「そうだねぇ~」

勇者「…………」

戦士「まあ拗ねるな勇者。お前との勝負は女騎士が勝ってくるまでお預けにしてやるから」

勇者「はい?」

136: 2012/07/01(日) 01:37:26.50
戦士「言いだしっぺは女騎士だ。やっぱり女騎士がいないところでやっても信用性はないだろう」

勇者「なるほど」

戦士「じゃあどうするよ?」

勇者「女騎士をたすドゴッ!!

勇者「……女ちゃんを助けて魔王を倒す。行くぞみんな!!」

3人「おー」

女魔法使い「そう言えばぁ~盗賊さっきぃ~長老に何投げたのぉ~?」

盗賊「ああ。あれは勇者は私が始末しておくから外部に漏らすなBY側近」

女魔法使い「あぁ~国王さまにぃ~知らせないためだねぇ~」

盗賊「そういうこと。話が大きくなると本当に女騎士どころじゃなくなるからね」

137: 2012/07/01(日) 01:37:53.41
魔王の城・癒しの部屋

側近「いたた。ただいま戻りましたよ。うっ……相変わらずきついですね。この部屋の臭いは」

オークA「おっ! 側近さん。おかえり」

側近「換気してください。臭いが強烈です!! ところでどうですか?」

オークA「すみません。今します」ガララッ

オークB「もう使い物にならないですよ。コイツ」ポイ

女エルフ「…………」ドロリ

オークC「しゃべんないし。な?」

オークD「ああ。輪姦ってやつ? 連続でやってたら最初はもがもが暴れてたけど後半はもうぐったりしててさ」

側近「どれどれ……」スッ

女エルフ「…………」

138: 2012/07/01(日) 01:38:38.27
側近「ああ、氏に掛けてますけどまだ行けますね。最高位回復魔法」キュイーン

女エルフ「…………ごふっごぽっげほげほ…うう…」

オークA「おっ! さっすが側近さん!!」

オークB「よっしゃやろうぜ!!」

女エルフ「ひ……やだ…やめてんぐぐぅっ!!」ズボッ

オークC「オラッオラッ!!」ズンッズンッ

側近「やれやれ。よかったですね。女騎士さん。まだ貴女の出番ではないようです」

女騎士「くーくー」

側近「では魔王様の所に行ってきますので」

オークD「お疲れ様でーす!!」

139: 2012/07/01(日) 01:39:34.17
魔王の部屋

側近「失礼します、魔王様。側近です」

魔王「入れ」

側近「失礼します」ガチャ

魔王「何か用なのか?」

側近「まずは報告です。もうじき勇者がこちらに向かってくるでしょう」

魔王「ほう。だが、勇者程度我が魔王の前には手も足も出ないだろう。招待でもしてやれ」

側近「わかりました」

魔王「他に何かあるのか?」

側近「手土産です。これを」ドサッ

魔王「……? なんだ? 人間か? いや、耳が……ハーフエルフか」

側近「左様でございます」

140: 2012/07/01(日) 01:40:04.84
魔王「しかし、ハーフエルフは我は過去に見たことある。オーク共が喜ぶであろう」

側近「実はこの者は勇者一味の者です」

魔王「何!?」

側近「ほら、起きてください」ペチペチ

女騎士「ん……んん…」パチリ

女騎士「……ここは…勇者……」キョロキョロ

魔王「初めまして」

女騎士「お前はっ! 魔王!!」

魔王「ほう。我は有名だな。嬉しいぞ」

141: 2012/07/01(日) 01:41:20.65
女騎士「私をどうするつもりだ!?」

魔王「ほう。反抗的だな。今の立場を考えてみたらどうだ?」

女騎士「わかっている。だから聞いた! どうするつもりだ!!」

魔王「……そうか! 側近よ。我、面白いこと思いついたぞ!!」

側近「なんでしょう?」

魔王「大方勇者共は仲間の奪還で燃えているから普段よりも強くなっているであろう。ならばこちらの部下も強くすればいいわけだ」

側近「それはつまり……」

魔王「こいつを餌にオーク共やサキュバス共に働いてもらう」

側近「なるほど」

142: 2012/07/01(日) 01:42:21.40
女騎士「ふざけるな!! 貴様! 私と戦え!!」

魔王「うるさい」ビシッ

女騎士「あうっ……」ガクンッ

魔王「弱いな」

側近「まあ、体力が限界だったのでしょう」

魔王「だろうな。お前もその服の汚れはちと大変だったろう」

側近「ええ、まあ」

魔王「話を戻して、オーク共やサキュバス共に勇者を頃したらコイツをやろう」

側近「素晴らしい。私も参加してよろしいのですか?」

魔王「オーク、サキュバスがやられたらな」

側近「それは厳しいですね。では伝えてきます。よっと」ヒョイ

魔王「ほれ」パチン

ボンッ

側近「簡易牢屋(鳥かごバージョン)ですか。ありがとうございます」ドサッ

側近「では伝えてきます」

バタンッ

魔王「さて、我を楽しませてくれよ……勇者よ」

143: 2012/07/01(日) 01:42:54.39
魔王の城付近・草原

ザシュッ

魔怪鳥「ギャァァァアアアアアア!!」ドサッジュワァァ

勇者「ふぅ」

戦士「……」

盗賊「……」

女魔法使い「……」

勇者「ん? どしたの?」

戦士「お前マジ強くなってるのな」

盗賊「驚き」

女魔法使い「マジアリエンティ」

勇者「なんだよその反応!? 強くなっちゃ悪いのかよ!!」

戦士「俺も女騎士先生に習おっかな」

盗賊「僕も」

勇者「やめてくれ」

144: 2012/07/01(日) 01:43:38.25
女魔法使い「ちなみにぃ~女騎士ちゃんからぁ~どう習ったんですかぁ~?」

勇者「最初の頃は剣術の指導。後はずっと模擬試合。女騎sじゃなくて女ちゃんの腕が落ちてなければいいんだけどさ」

戦士「それほとんど女騎士のおかげじゃん」

盗賊「教え方上手いんだね」

勇者「ま、そんな事よりも着いたぞ」

戦士「女魔法使い、加護を頼むよ」

女魔法使い「任せてぇ~」

盗賊「さて、どうやって行く?」

勇者「強行突破でどうだ?」

戦士「……勇者らしいな。俺は賛成」

盗賊「僕もそれで良いよ。最後だし派手に行こう」

女魔法使い「さんせぇ~」

勇者「よし! 行くぞ!!」

勇者(女ちゃん無事でいてよね)

145: 2012/07/01(日) 01:44:04.46
魔王の城・エントランス

側近「お待ちしておりました」

勇者「お前は!?」

戦士「女騎士を返せ!」

側近「そうはいきません。では、私は魔王様の部屋の鍵の番人としてあなた方を待ちます。あまり遅いとこうなりますよ」パチンッ

パッ

女騎士『…………』

勇者「女騎士!」

女騎士『……!?』ヒュー

ドサッ

オーク共『……』ワラワラ

146: 2012/07/01(日) 01:44:31.92
勇者「やめろ……」

盗賊「落ち着いて勇者」ガシッ

勇者「だけど!!」

女魔法使い「勇者様ぁ~あれは映像ですぅ~。女騎士ちゃんは無事ですよぉ~。これはマジ」

側近「流石は勇者一行だけあって子供だましの様に戦士喪失はいきませんでしたか」

勇者「本物はどこにいるんだ?」

側近「魔王様の部屋ですね。ご安心を、彼女は勇者を倒した者に与えられる景品ですから」

戦士「お前!」

勇者「女騎士を物扱いするな!!」

側近「やれやれ。人間は本当によくわかりませんね。ストレス発散の道具を人間扱いするなんて。身体を自ら道具として売り払う売春というのがありますのにねぇ」

勇者「それとこれとは別だ!!」

女魔法使い「いや、意外と正論かもぉ~」

側近「やあれ、私の言っていることに狂いはありません」

勇者「そこ! 馴染むな」

147: 2012/07/01(日) 01:45:28.92
女魔法使い「ほらほら、勇者様ぁ~」グイグイ

戦士「ウハッ! お前ここで言わなかったらNTRモドキあるで!」

盗賊「でも言って奪い返したらカッコいいよね」

勇者「お前等は敵なの? 味方なの?」

戦士「言え! それが俺達のストレス発散だ」

女魔法使い「あの時私ぃ~を選んでたら守ってあげたのにぃ~テヘッ☆」

盗賊「側近だと拡散も早くて助かるしさ」

勇者「ちくしょう!!」

側近「お話はおしまいですか?」

勇者「良く聞け! 側近!!」

側近「はい」

勇者「女騎士を返せ!!」

側近「だから彼女は景品です」

勇者「ふざけんな!! 女騎士を物扱いするな!!」

148: 2012/07/01(日) 01:45:58.80
側近「やあれ、またこのお話ですか。だから言ったでしょう。人間には売春というものがあるらしいと」

勇者「黙れ! 女騎士はな……おっ俺の嫁なんだよ!!」

側近「」

戦士「何言ってんだお前は」

盗賊「火に油注いじゃった」

女魔法使い「勇者様それはないですよぉ~」

勇者「ええ~」

149: 2012/07/01(日) 01:46:39.56
側近「なるほど。なら、目の前で調教すれば……貴方の自我は崩壊する」

勇者「くそっ! もうお前黙れ!!」ダッ

ブンッ
シュンッスカッ

勇者「くそっ!!」

側近「……先を急いではいけません。私は待っています。では、頑張ってください」シュンッ

勇者「待て! くそ……」

戦士「おい勇者。落ち込んでる暇はないぜ」

勇者「は?」

オークG「お前等が勇者一行か」

オークH「勇者をやればおもちゃが手に入る」

オークK「あの女もオモチャニシタイ」

オークD「ウヘッヘヘッヘヘ」

勇者「……オーク共か。しかもここは魔王の城だしかなり手強いだろうな」

盗賊「そうだね。じゃあ一体一体片付けて行こうか」

女魔法使い「じゃ~あぁ~アイツからぁ~」

150: 2012/07/01(日) 01:47:45.64
戦士「やれやれ。そんなことしてたら誰かが人質にされて終了だぜ」

勇者「じゃあどうすんだよ?」

戦士「ここは俺が1人で受け持ってやるよ」ヨット

盗賊「それは危険だよ」

女魔法使い「そうよぉ~危険だよぉ~」

戦士「アイツ等は俺が相手するにふさわしいからだ」

盗賊「しかし、数が多い。いくら強いだからって……」

勇者「戦士良いのか?」

戦士「良いぜ。悪かったな。女騎士をネタに色々虐めて」

勇者「氏亡フラグ立てんじゃねぇ」

戦士「立てないさ。ただ、俺が本気を出したら元の俺でいられるかわからねぇ」

勇者「どういうことだ?」

戦士「俺は元武闘家だぜ」

女魔法使い「どういうことぉ~?」

151: 2012/07/01(日) 01:49:47.23
戦士「じゃあな。魔王討伐期待しているぜ」

盗賊「結局教えてくれないのか。行こう」

勇者「……氏ぬなよ」

戦士「しなねーよヘタレ」

勇者「うるせー!」

戦士「…………」

オークH「おいおい。俺達をお前が相手すんのかよ」

戦士「悪いな。ホ〇祭りになりそうでさ」

オークF「ざけんじゃねえぞ!!」ダッ

バギッ

オークF「は?」

ドサッ

オークG「なっお前何しやがった!?」

戦士「騒ぐな。ただの手刀だよ」

オークE「うそつけっ!!」

152: 2012/07/01(日) 01:50:24.43
戦士「てか、お前等人間の言葉わかるとか勉強したんだな」

オークE「へへへ。すげーら」

戦士「ああ」

オークE「もっと褒めて良いぞ」

戦士「遠慮する。さて、女騎士と初めて戦った時は制御がまだ全然出来てなくて5秒程度しかなれなかったけど……あれから鍛えてお前等を倒すくらいは制御できるようになれた……いや、暴走か」

戦士「……じゃあな。お前等、生き残ってたらお前等の勝ちな」ダンッ

ググググッ

オークT「なっなにしてるんだよ!?」

戦士「う……ヴヴァアヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」メキメキメキメキ

オークA「なっなんなんだよおまぐしゃあっ

戦士?「フシューヴヴヴ」

オークL「いっ一斉にかかるんだ!!」

オーク共「おっおお!」ダダダッ

バッズバシュアァッ

オークL「なっ一撃で……何なんだよお前は……くっくる……ごとん

戦士?「…………キシャァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

153: 2012/07/01(日) 01:50:54.43
魔王の部屋

女騎士「ん……んん…」パチリ

魔王「ほう。起きたか」

女騎士「貴様! ここから出せ!」ガシャッ

魔王「うるさいな。それよりもあれを見ろ」

女騎士「……戦士?」

戦士?『…………』

オーク『……』

女騎士「オークをどんどん……」

魔王「驚いたな。まさか、狂戦士(バーサク)使いがいるとはな」

女騎士「バーサク?」

魔王「知らんのか? まあよい。今日は勇者が来るから我は期限が良いから教えてやろう。単純に理性と引き換えに強大な力を得る。それがバーサクだ」

154: 2012/07/01(日) 01:51:39.09
女騎士「……しかし、前私と戦った時よりも持続時間が長い!?」

魔王「対峙したことあったのに原理を知らないのか。教えてやろう。あれの持続時間の対価は命だ」

女騎士「何だと!? 馬鹿な! アイツはなんてことを……」

魔王「でも考えてみろ。あの殺傷力・凶暴性・破壊力。その結果が我が強力なオーク共が血の海状態だ」

女騎士「随分冷静だな。仲間が殺されているのに……」

魔王「駒等補給すればよいだけだ。別に仲間でもない。ただの配下だ。寧ろ我はあの狂戦士をスカウトしたいくらいだな」

女騎士「やっぱりお前は倒されるべき存在だな」

魔王「何故だ? 我は思う。お前達も我々からすれば悪だぞ。何故人間のために我々が殺されねばならない」

女騎士「奴隷化を認証している奴が何を言っている」

魔王「それが日常なのだよ」

155: 2012/07/01(日) 01:52:09.74
女騎士「お前は本当に魔王なのか?」

魔王「ああ。魔王だ」

女騎士「随分頭が回るようだが……?」

魔王「他は我の命令通り動いていればよい」

女騎士「なるほど。大将兼指揮官か」

魔王「そうだ」

女騎士「今何を企んでいる?」

魔王「…………話す義理はないな」

156: 2012/07/01(日) 01:52:35.97
魔王の城・内部

キシャァァァアアアアアアアアアアアア!!!!

勇者「なっなんだ!?」

盗賊「戦士っぽいよね。今の声」

女魔法使い「戦士っぽいぃ~」

勇者「……行くか。とにかく先に行こう」

盗賊「そうだね。戻ったところでだしね」

女魔法使い「でもぉ~城内部だけあってぇ~誰もいませんねぇ~魔物がぁ~」

盗賊「固まってるんじゃないかな?」

勇者「それだと突破しやすくて楽だな」

盗賊「そうだね。逆に敢えてこうやってるのかもね」

勇者「それも考えられる。面白いな。魔王の城は」

157: 2012/07/01(日) 01:54:06.79
女魔法使い「あっ、私ぃ~お手洗い行ってくるねぇ~」

勇者「え?」

女魔法使い「だぁ~かぁ~らぁ~おといれぇ~!!」

勇者「ああ。化粧ね」

女魔法使い「えい!」バシッ

勇者「いった」

盗賊「勇者、女騎士からそういうところ習った方が良かったんじゃない。女のトイレっていろんなもの含めて最低2時間はかかるの」

女魔法使い「盗賊もぉ~女騎士ちゃんに習った方がぁ~いいよぉ~」

勇者「……ふ~ん。まあいいや。行ってらっしゃい。先行ってるよ」

女魔法使い「ごめんねぇ~勇者様ぁ~先に魔王倒しちゃってぇ~。はい、最後の御加護魔法ぉ~」シュッ

盗賊「ありがとう」

勇者「さんきゅ」

158: 2012/07/01(日) 01:55:04.87
女魔法使い「じゃあねぇ~。場所は特定してるのぉ~うふふふ」スタスタ

勇者「……」フリフリ

盗賊「……」

勇者「大丈夫かな?」

盗賊「勇者は表の魔法使いしか見てないんだよ」

勇者「裏があるの?」

盗賊「さあ? 生き残ってたら聞いてみたら?」

159: 2012/07/01(日) 01:55:45.74
サイド女魔法使い・魔王の城

女魔法使い「…………ここですかぁ~」ガチャッ

サキュバス「うふふ。いらっしゃ~いって女の子かぁ~」

女魔法使い「ごめんなさいねぇ~」

サキュバス「ホントよ。せっかく勇者様と遊びたかったのになぁ~」

女魔法使い「私ぃ~でぇ~ごめんなさぁ~い」

サキュバス「まあ良いわ。女相手なら容赦しなくて良いし」

女魔法使い「サキュバスは貴女だけぇ~?」

サキュバス「私が氏んだらインキュバスが相手になるわ」

女魔法使い「へぇ~じゃあ両方頃すから両方掛かってこいよぉ~」クイクイ

160: 2012/07/01(日) 01:56:14.91
サキュバス「ムカつくわね」

女魔法使い「……ムカつけば」

サキュバス「は?」

女魔法使い「良い事教えてあげる。私ぃ~今失恋中でぇ~ものすごぉ~く機嫌が悪いのぉ~」

サキュバス「まあ可哀想」

女魔法使い「だからぁ~…………」










女魔法使い「グチャグチャニシテヤル」ニタリッ

161: 2012/07/01(日) 01:57:09.38
サキュバス「ふ~ん。まあやってみなさいよ。ほらインキュバス!!」

インキュバス「よんだ?」

サンキュバス「あいつ孕ましちゃえよ」

インキュバス「え? アイツ?」

女魔法使い「低回復持続魔法」シュン

サキュバス「うん。眠らせるからさ。ドクドク精液子宮に流し込んでさ」

インキュバス「いや、アイツはちょっと……」

サンキュバス「なんでよ! アイツあんたの好みじゃん!!」

インキュバス「はぁ? あんなブッサイクが僕の好みなわけないじゃん!!」

サンキュバス「え?」

女魔法使い「クスクス。幻覚魔法。アイツは私が醜い女にしか見れないのよ。美少女で見てる貴女は残念ね」

162: 2012/07/01(日) 01:57:41.70
サンキュバス「バカなっ! いつの間に!?」

女魔法使い「だから言ったでしょ? 機嫌悪いって」

サンキュバス「ならば私が直々に誘惑してやるわ!!」

女魔法使い「レズはお断り」

サンキュバス「だと思ったよ。おい、だったら醜いアイツを頃すよ」

インキュバス「そうだね」

女魔法使い「コイヨ、オマエラナンカアイテスルノニマリョクガモッタイナイケド」

サンキュバス「後悔するよ」

インキュバス「僕ら2人の相手するなんてね。こんな醜い豚は早くオークの残飯にしないとね」

女魔法使い「…………」スッ

163: 2012/07/01(日) 01:58:08.31
サイド勇者・魔王の城・内部

勇者「さて、改めて2人になっちまった」

盗賊「そうだね。しかし、久々だね。勇者と2人なんて」

勇者「ソダナー」

盗賊「さて、どうしよっか?」

勇者「そりゃ魔王のところに行くだろ」

盗賊「そうだね。じゃあと言いたいんだけど……側近は?」

勇者「あー」

盗賊「じゃあ、僕が側近の相手するよ」

勇者「え? マジ?」

盗賊「うん。ただ、勇者は1人で魔王と戦う事になるけど」

勇者「頼む手伝ってよ」

盗賊「側近ってナンバー2だよ。多分」

勇者「デスヨネー」

164: 2012/07/01(日) 01:58:42.84
盗賊「そうだね。戦士なら手伝ってくれるんじゃない」

勇者「戦士大丈夫かな?」

盗賊「大丈夫だよ。魔法使いも大丈夫。さて、ここで合ってる?」

側近「さすがですね。隠密性の優れた盗賊は」

盗賊「相手はするから勇者は魔王と戦わして欲しんだけど」

側近「ふむ……良いでしょう。勇者と戦いたかったですけど貴方でも十分満足できる勝負になるでしょう」ポイ

勇者「おっと」パシッ

側近「魔王様の部屋はそこの角を曲がって真っ直ぐです。敵襲に気を付けてくださいね」

勇者「盗賊」

盗賊「わかってるよ」

勇者「そうか」

盗賊「勇者こそ」

勇者「ああ。……任せた」ダダダ

165: 2012/07/01(日) 01:59:40.74
盗賊「……さて、始めようか」ヒュンヒュン←ダガーをくるくる回しているときの効果音

側近「ええ。さあどっからでもどうぞ」

盗賊「あ、タイマンだよね?」

側近「もちろんです。なんなら証拠を今見せましょう……波ッ!!」ドギュウンッ

盗賊「くっ!」ビリビリ

側近「衝撃波です。とりあえず、信用して頂きましたか?」

盗賊「確かに周りに何もないようだね。ごめんね。じゃあ頃し合いを始めよう」

側近「ええ。尋常に」ポトッ

こと

ダッ

ガギィィンッ

166: 2012/07/01(日) 02:00:40.47
サイド戦士・魔王の城・エントランス

狂戦士「ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ」

オークの肉片「」

オークの腕「」

オークの臓器

狂戦士「ヴヴヴ……ぐっげほっげほ…がはっ」ドサッ

戦士「くそっ! やっぱり長時間過ぎたかげほっ」ゴロリ

戦士「せっかくオーク共倒したのに……動けねぇや」

戦士「みんなには悪いけどちょっと寝かしてくれ……」

戦士「ZZZ」

167: 2012/07/01(日) 02:01:12.57
サイド勇者・魔王の城・内部

ザシュッ

魔物「ギャァァアアアア!!」

勇者「……ここか」

勇者「…………よし、行こう」カチャリ

ギィィィイイイイ

魔王「待っていたぞ勇者」

勇者「女騎士はどこだ!?」

魔王「そこ」

女騎士「勇者!」

勇者「待ってろ! すぐ助けてやる」

168: 2012/07/01(日) 02:01:39.25
魔王「なあ勇者、お前は我の所に来るまでに何か成長したか?」

勇者「?」

魔王「そうだな。例えば何か身に付けたとか」

勇者「それがどうしたって言うんだ?」

魔王「いや、お前の冥土への土産話だ」

勇者「だったらそれはお前の冥土話になるだろう」スチャ

魔王「やれやれ……まあ良いか。ただ、良いのか1人で」

勇者「負けるわけにはいかないからな」

魔王「そうか。ではかかってこい!」

勇者「……」スチャ

勇者「……」スッ

魔王「……なるほど。珍しい剣術だな」

勇者「……」スッスッスッ

女騎士「勇者……」

魔王「……あ、それ東洋剣術の基礎の剣道だろ!?」

勇者「なっ!?」

169: 2012/07/01(日) 02:03:02.66
魔王「伊達に長生きしてるからな。ただ、その剣術を使ってくる奴は初めて見た」

勇者「……まあわかったところでどうするんだ?」スッスッスッ

魔王「魔剣でお相手しよう」ジャキンッ

勇者「二刀流!?」

魔王「いや、一刀だ。どうしたかかってこないのか?」

勇者「どう攻めるか考えてるんだよ」

魔王「考えてると……」シュッ

勇者「しまっ!」

ガキンッ

魔王「めーんってあれ? なんだ防がれてたか。いやだね、やってないと腕が鈍る」

勇者「ぐっ……」ギギ
勇者(鈍ってあれかよ!? ざけんじゃねえよ!!)

魔王「勇者よ、お前本当に剣道マスターしたのか?」ドンッ

170: 2012/07/01(日) 02:04:12.20
勇者「!?」
勇者(面か! いやこれは!?)

魔王「めーん」ガギンッ

勇者「くっ」ビリビリ

魔王「おかしいな。フェイントも入れたはずなのだがな……」

女騎士「勇者!!」

勇者「くそっ!」

魔王「せっかく勇者の得意な剣道で相手をしているのにつまらんな」

勇者「剣道じゃねーだろ。剣道に似た頃し合いだろ」

魔王「そうだな。じゃあこれでどうだ」ズイッ

勇者「!?」

魔王「よっと」クルンッ

バシッ

勇者「あっ!」

ガシャーン

魔王「勝負あり。今のは巻き上げっていう技だ。冥土の土産にはなっただろう」スッ

勇者「うっ……」

171: 2012/07/01(日) 02:06:56.57
女騎士「待て! 魔王、私がお前の相手するからここから出せ! 勇者に近づくな」

魔王「いや、お前は景品だろ」

勇者「今だ!」シュン

チャキッズザァアアアア

勇者「はぁはぁ……」

魔王「あ、しまった」

勇者「……」ダンダンッ←踏込の効果音

勇者「ヴァイァアアアアアアア!!!」ブンッ

魔王「おっと」ガキンッ

勇者「ちっ!!」グググ

魔王「なんだ。やればできるではないか」

勇者「ぐぬぬおりゃああぁああっ!!」ドンッ

魔王「おわっ!」

勇者「身体強化魔法更に加速!」シュンッ

女騎士「あ…」

勇者「これで」ブンッガシャーンッ

勇者は牢屋の錠を壊した

172: 2012/07/01(日) 02:07:33.27
女騎士「勇者!」

勇者「女騎士! 良かった」ダキッ

魔王「ああ……しまった。油断してた」

女騎士「バカッ! 今はそんな事をしてる場合じゃないだろ」

勇者「うん。ごめん。うれしくてさ……じゃあ手伝って。解除魔法」

女騎士「良いぞ。勇者のおかげで身体自由になったし」グルグル

魔王「やれやれ。ちとふざけ過ぎたか。じゃあもう本気で行くな。高雷魔法!」パチンッ

ガラガラッガシャーンッ

勇者「当たるかっ!!」ブンッ

魔王「防御魔法」パッ

女騎士「しねっ!」ブンッ

魔王「反射魔法」スッ

勇者「おわっ!」

ザクッ

女騎士「勇者!」

173: 2012/07/01(日) 02:08:11.46
勇者「あっぶね……魔法ばっかで物理攻撃じゃどうしようもない」

女騎士「落ち着け。勇者、別に倒せないわけでもない」

勇者「でも……」

女騎士「良いか。アイツは魔王で確かに強いし頭も良いけどいい加減な部分もある」

勇者「そうなの?」

女騎士「だから、違った方向から攻めるんだ」

勇者「むっ無理だよぉ」

女騎士「ああもうっ! こんな時に男モードに戻って!」

勇者「ごっごめん。僕頑張るよ」

女騎士「魔王目の前なのに」

魔王(うわこの勇者ギャップ萌え)

174: 2012/07/01(日) 02:10:26.18
サイド女魔法使い・魔王の城・内部

女魔法使い「…………マジアリエンティ」

サキュバス「がはっあっあやまるがら……ゆるじで……ね? 女様げほっげほっ」

インキュバス「………あ…ああ…」ドクドクドク

女魔法使い「こっちはもうダメね。血が足りなくなってるぅ~アハッ♪羽も尻尾も?げただるまさんだもんねぇ~」

サキュバス「わるがっだがら…ぐしゃあっ

女魔法使い「ごめんねぇ~。私ぃ~何で命狙われた奴を助ける必要あるのかわからないのぉ~」

女魔法使い「……あー疲れた」

女魔法使い「とりあえず、どっちかと合流しないとね……戦士か」

女魔法使い「あ、ぐちゃぐちゃにしてないや。でも私の中ではぐちゃぐちゃに見えるからこれでいいや」

女魔法使い「あーダリィ……」スタスタ

175: 2012/07/01(日) 02:14:22.41
サイド盗賊・魔王の城・内部

ガキンッ

盗賊「ハァ…ハァ…」

側近「ふむ。素晴らしい」

盗賊「それはどうも。そっちもコピー能力凄いね。そしてなんで暗黒召喚はやらないの?」

側近「お褒めの言葉ありがとうございます。暗黒召喚は床を汚します。汚すと掃除する私の身になって欲しいからです」

盗賊「ピンチでもやらないの?」

側近「その時は止むを得ませんね。しかし不思議です」

盗賊「何が?」

176: 2012/07/01(日) 02:15:49.44
側近「貴方ほどの戦闘力を持つ方が何故勇者一行を? 盗賊なら頭領には慣れるくらいだと思いますけど……」

盗賊「……」シュンッ

ガキンッ

盗賊「僕はもう成長しないんだよ。戦士に女騎士、魔法使い……そして勇者。彼らはまだ成長性の見込みはある。それが僕は見てみたいんだ」

盗賊「つまり、急成長ってやつかな。特に今の勇者とか凄く面白い」

側近「なるほど。ですが残念ですね、成長がこれ以上見れなくて」

盗賊「見れるさ。僕がお前を倒せば良い」

側近「なるほど。では、更に楽しみましょう」ヒュンヒュン

盗賊「そうだね」ヒュンヒュン

スパスパスパスパスパスパ

盗賊側近「「チェック!」」

177: 2012/07/01(日) 02:16:42.32
サイド勇者・魔王の城・魔王の部屋

女騎士「……私が相手だ」

魔王「まあかかってこい」

女騎士「いけ勇者」

勇者「……よし」スチャ

女騎士「はあああ!!」ブンッ

魔王「よっ」ガキンッ

バキューンッ

魔王「ぐっ! 勇者貴様……」

勇者「なるほど。これは確かに強い」

女騎士「隙を見せるなよ!」ブンッ

ザクリッ

魔王「ぐあああっ!!」

勇者「もう一発」カチャッ

バキューンッ

魔王「ぐおおおっ!!」ガクリ

女騎士「よくやった勇者!」

勇者「奪ってて良かったかも。すまん騎士長。近代科学兵器って強いね」

178: 2012/07/01(日) 02:17:13.30
女騎士「勇者早くトドメを!」

勇者「よし!」チャキッ

魔王「ぐっ……まだ……まだだっ!! はぁぁああああああ!!! 高火力破壊魔法!!!」

勇者「ツギィィィヴァイァヤヤアアアアアアア!!!」

女騎士「掛け声は仕方がないよね」

ザンッ

魔王「……ごほっ」

勇者「……もう復活するなよ!」

魔王「がはっ」バタリ

女騎士「……」ザシュッ

魔王「」

勇者「終わったのか?」

女騎士「お疲れさま」ポン

179: 2012/07/01(日) 02:18:25.79
勇者「はぁ」ペタン

女騎士「しっかりしなさい。帰って報告があるんだし」

勇者「そだね」

グラグラグラグラ

勇者「!?」

ガラガラドシャアッ

女騎士「城が崩れてる!? すぐ逃げるわよ」

勇者「あ、ちょっと待って」ザシュッ

女騎士「首を……どうするの?」

勇者「討伐の証……袋に入れて封印魔法で……後で魔法使いに更に強力な封印魔法をかけてもらおう」

女騎士「早く!」

180: 2012/07/01(日) 02:19:11.14
魔王の城・内部

盗賊「やあ」

勇者「盗賊! 無事だったか」

盗賊「まあね。勇者も無事でよかった。女騎士、心配したよ」

女騎士「すまん」

盗賊「でも良かったよ。さ、脱出しよう。こっち」

勇者「ああ」

盗賊「それはなんだい?」

勇者「魔王の首。討伐の証かな。一応封印魔法してあるけど……消滅しちゃってそう」

盗賊「なるほどね」

181: 2012/07/01(日) 02:20:12.20
魔王の城・エントランス

勇者「うおっすげぇ!!」

女魔法使い「あ、勇者様ぁ~」

勇者「魔法使い! 無事だったか!?」

女魔法使い「はぃ~すっごく疲れましたけどぉ~。女騎士ちゃんやっほぉ~」

女騎士「何してるんだ?」

女魔法使い「こいつが起きないのぉ~」ガンガン

戦士「ZZZ」

ガラガラガラガラ

盗賊「なるほどね。でも時間がない。僕が戦士を連れてくよ。先に外出てて」

女魔法使い「あ、じゃあはぁ~い身体強化魔法」

盗賊「ありがと」ガシッ

勇者「よしでよう!」

182: 2012/07/01(日) 02:20:42.92
魔王の城・外

がらがらがらがらがらズズズズズズ

勇者「ふぅ。なんとか脱出出来たな」

盗賊「ほらおきな」ペチペチ

戦士「ん。んん~あ~良く寝た」パチリッ

女魔法使い「やっと起きたこいつぅ~」

女騎士「戦士」

戦士「おおっ! 女騎士か、無事だったか」

女騎士「ああ。迷惑かけた。ところでお前は……」

戦士「ああ。その反動で寝てた」

女騎士「そうか…」

183: 2012/07/01(日) 02:21:09.58
勇者「魔法使い。この中に魔王の首があるんだけど、俺の魔力じゃ安心できないから魔法使いの強い魔力できつく封印してくれないか?」

女魔法使い「良いですよぉ~」

盗賊「しかし、綺麗に崩れたね」

勇者「これで旅も終わりか」

盗賊「ごめん。そのことなんだけどさ……」

戦士「どうした?」

盗賊「側近逃がしちゃった」

女魔法使い「ええっ~!!」

女騎士「じゃあ次の魔王候補が側近か」

盗賊「うん。ごめん」

勇者「良いって良いって。今回は魔王を倒したんだし良しとしようぜ!!」

戦士「そうだな」

184: 2012/07/01(日) 02:21:53.59
女騎士「じゃあ国に戻って報告しに行こうか」

女魔法使い「ちょぉっと待ったぁ~!」

戦士「そうだな」

勇者「え? なんかあんの?」

盗賊「あれ? 忘れたの? 勇者と戦士は勝負でしょ」

女騎士「まだやってなかったのか?」

女魔法使い「誰かさんがぁ~連れ攫われちゃってぇ~勇者様がぁ~早く助け卓仕方がなかったみたいですぅ~」

女騎士「ぐ……すまなかった」

勇者「……よし、やるか」

戦士「本気で行くぞ」

勇者「こいよ!!」スチャッ

盗賊「じゃあ始め!!」

勇者「ヴァァァアアアアアアアア!!!!!」

狂戦士「グガヴァヴァアアアアアアアアア!!!」メキメキメキ


ザシュッズバァァアァンッ

185: 2012/07/01(日) 02:22:30.81
最初の王国

国王「おお、魔王の討伐ご苦労だった。これでしばらくは安泰だのう」

女魔法使い「これ首でぇ~す」

国王「なんとすごい」

盗賊「ええ。しかし、魔王の側近を逃がしてしましました」

国王「そうか。しかし、魔王がいないからには再び魔王化するまで時間がかかるから大丈夫じゃろう」

戦士「あと、魔王の城に女を献上している村とかエルフの里にも伝えてきたぜ。そしたら褒められたわ」

盗賊「エルフの里はちょっと大変だったけどね」

国王「なに? そんなことがあったのか……そうか、ありがとう。では褒美に何が欲しい?」

戦士「俺姫様!!」

国王「ほう。次期国王になってくれるか?」

戦士「王子が良いわ」

女魔法使い「私はぁ~まだいいやぁ~でもパレードがしたぁ~い」

盗賊「僕は美味しいもの食べたいかな」

国王「なるほどわかった。じゃが、肝心の勇者はどうしたんじゃ? あと、女騎士もいたはずじゃが」

戦士「ああ、勇者と女騎士なら…………」

187: 2012/07/01(日) 02:23:18.97
どこかの草原

女騎士「はぁ……」

勇者「どうかしたの?」

女騎士「せっかく鍛えたのに残念だったね」

勇者「もうちょっとだった気がする」

女騎士「まあ、あの戦士じゃ仕方がないって。みんな言ってたし」

勇者「まあ、良いよ別に。これからもっと強くなってやるんだからさ! ところであっちには何があるの?」

女騎士「えっと……海があるよ」

勇者「ほんと! じゃあ泳ごうよ! 女ちゃん!」

女騎士「ええっ」

勇者「良いじゃん」

女騎士「いや男、アタシじゃ似合わないからさ……」

勇者「大丈夫大丈夫。女ちゃんの可愛いのは知ってるからさ」

188: 2012/07/01(日) 02:23:44.77
女騎士「まてまて。アタシ達は側近を追っているんだぞ」

勇者「という名目の2人旅でしょ!?」

女騎士「まあそうだけど……」

勇者「じゃあ良いじゃん。それに今じゃ僕が女ちゃんを守ることが多いんだから!!」

女騎士「そうだけど……まぁちょっとだけなら」ボソッ

勇者「やったー!」

女騎士「たっただし! アタシだけを見ること! 他の女見てたら許さないから!!」ビシッ

勇者「もちろん! だって女ちゃんは僕の嫁なんだから♪」ダキッ

女騎士「大声で言うな! そして抱き着くな///」


おわり

189: 2012/07/01(日) 02:24:14.90
おつきあいありがとうございました

191: 2012/07/01(日) 02:46:57.26
人物紹介忘れてたから後付け裏設定で紹介。あと補足など


勇者→あらゆる技術を修得出来るが結局は全部特化したものの下位互換になるちょっと可哀想な人。ちなみに女騎士には弱い。

女騎士→ハーフエルフ。半分エルフのおかげで魔法が少し使えた。勇者が好き。イメージは完全装備の戦闘教官アレイン。

戦士→狂戦士になれる珍しい人。女たらし。

盗賊→魔王討伐までは狂戦士よりも強い。つまり全盛期。

女魔法使い→実は足が盗賊よりも速い。

エルフの長老→中間管理職みたいな人。

エルフの騎士長→コネ上がりだから弱い。

側近→B專。

魔王→賢い馬鹿。あと、攻めに特化したせいで脆い。


補足
実は最後までスレタイが決まらなかった。

見てくれる人がいたら明日ちょっとなんかおまけ話でも書こうかなと思う。
書き溜めないけど
寝ます。失礼しました。

193: 2012/07/01(日) 03:50:17.25

短めだったけど中だるみも無くて面白かった
女騎士可愛い

196: 2012/07/01(日) 08:38:42.99

引用元: 勇者「女ちゃんは僕が守る」女騎士「まずは鍛えないとな」