1: 2012/11/03(土) 21:08:35.70
光彦 「!!」ビクッ

光彦 「…………は、はい?」

コナン「このまえ渡したゲーム、そろそろクリアしたんじゃねーか?」

光彦 「え、あぁ、博士のソフトですね。ちょっと今回のは敵が強すぎますね~」

コナン「なんなら放課後、遊びに行くついでに、感想直接伝えてやれよ」

光彦 「えぇ、そうですね」



コナン「元太ァーーーーーーーーーー!!!」

3: 2012/11/03(土) 21:09:10.51

2: 2012/11/03(土) 21:08:58.96
なんだこれ

7: 2012/11/03(土) 21:11:15.46
元太 「おわっ!びっくりしたぁ、なんだよコナン」

コナン「靴ひも、ほどけてんぞ。ちゃんと結んどかねぇと危ねーぞ」

元太 「………あ、ほんとだ。ありがとな」

コナン「歩美ィーーーーーーーーーー!!!」

歩美 「きゃっ!……な、なにコナン君!?」

コナン「おはよう」

歩美 「え…………お、はよ……」



コナン「灰原ァーーーーーーーーーー!!!」

灰原 「!!……な、なによ突然」


光彦 「う~む………」

13: 2012/11/03(土) 21:14:52.09
~放課後~
ガヤガヤ サヨウナラ~ バイバ~イ

光彦 「やっぱり、最近おかしいですよね、コナン君」

歩美 「すっごく大きい声なんだもん。クラスじゅうびっくりしてるよ」

元太 「俺なんか今日、驚いて給食のうな重吹き出しちゃったぜ」

光彦 「あれはアジフライっていうんですよ、元太君…」

灰原 「あら、三人でコソコソ内緒話?」

光彦 「あ、灰原さん!実はですね……」

灰原 「ええ、わかってる。彼、一体どうしちゃったのかし

17: 2012/11/03(土) 21:17:05.19
コナン「光彦ォーーーーーーーーーー!!!
    歩美ィーーーーーーーーーー!!!
    元太ァーーーーーーーーーー!!!
    灰原ァーーーーーーーーーー!!!」

一同 「!!!!」ビクビクビクウッ

コナン「なにやってんだよ、そんな隅っこで。
    今日はみんなで博士ェーーーーーーーーー!!!のとこいくんじゃねーのか?」

元太 「あぁ~もう!やめろよな!!」

光彦 「げ、元太君っ」

21: 2012/11/03(土) 21:20:16.50
元太 「なんなんだよ、それ!?
    一日中いつくるかと思って、みんなビクビクしてんだぞ!」

コナン「お、おいなんだよいきなり…!?」

元太 「こっちのセリフだ!!」

歩美 「落ちついてよ元太君!」

光彦 「そうですよ!冷静に話しあいましょう!」

灰原 (工藤君…やっぱり自覚はなかったようね…)

22: 2012/11/03(土) 21:22:29.95
~阿笠邸~

コナン「オレが名前を言う時だけ叫ぶって??」

一同  コクコク

コナン「ったくよぉオメーら、なんの冗談だよ…
    灰原ァーーーーーーーーーー!!!まで一緒になって」

灰原 「この通りよ、博士…」

歩美 「コナン君、なんだか怖い…」

阿笠 「う~む、少し前から、名前を言う時だけ少し声が
    大きくなると思っておったが、数日でこんなことになっておるとはのう…」

23: 2012/11/03(土) 21:24:23.91
コナン「ちょ、ちょっと待てくれよ、博士ェーーーーーーーーーー!!! まで…」

一同 「…………………」

コナン「…………………………」

一同 「…………………………………」



コナン「……………真実(ホント)なんだな………」

一同 「…………………………」


♪ンンン~ン~ ンンン~ ン~ンン~

24: 2012/11/03(土) 21:26:17.48
♪ンン ブツッ!!

光彦 「大丈夫です!コナン君!」

コナン「!!」

光彦 「原因を解明し、問題を解決するのは、ボクたち少年探偵団の得意技じゃないですか!」

コナン「……!」

歩美 「そうだよ!みんなで協力すればきっと治せるよ!怖いなんて言ってごめんね!」

元太 「オレも怒鳴ったりして悪かったな!よくわかんねーけど、協力するぜ!」

コナン「オメーら…」

灰原 「フフ…いい友達を持ったわね」

コナン「ああ……ありがとな!

    光彦ォーーーーーーーーーー!!!
    歩美ィーーーーーーーーーー!!!
    元太ァーーーーーーーーーー!!!」

一同 「!!!!」ビクビクビクウッ

25: 2012/11/03(土) 21:27:37.15
ワロタ

26: 2012/11/03(土) 21:28:09.35
阿笠 「とは言え、こんなケースはきいたこともないのう…
    例の毒薬の副作用なんてことは(ヒソヒソ)」

灰原 「バカね、あるわけないでしょ。私はなんともないもの」

阿笠 「まぁ、無関係じゃろうなぁ…」

灰原 「おそらく、心理的なものじゃないかしら」

阿笠 「で、あの子らは何をやっとるんじゃ」

27: 2012/11/03(土) 21:28:41.75
脳内再生余裕すぎて困る

28: 2012/11/03(土) 21:32:03.37
光彦 「み」

コナン「み」

光彦 「つ」

コナン「つ」

光彦 「ひ」

コナン「ひ」

光彦 「こ」

コナン「こ」

光彦 「み…つ…ひ…こ!」

コナン「み…つ…ひ…こ!おおっ!」

光彦 「もう少し速くです!み・つ・ひ・こ!」

30: 2012/11/03(土) 21:34:10.33
コナン「光彦ォーーーーーーーーーー!!!」

一同 「あぁ~あ……」

コナン「おい、今普通に言えてなかったのか!?」

阿笠 「残念じゃがのう」

コナン「くっそ~どうなってんだ!?」

歩美 「焦らないでゆっくりね、コナンくん!」

コナン「あぁ…」

31: 2012/11/03(土) 21:36:22.22
阿笠 「そういえば、家ではどうしてたんじゃ?」

コナン「わかんねーけど…昨日まではここまでひどくなかったかもしれねえ。
    ちょっと不思議そうな顔で見られたくらいだからな」

灰原 「今日は帰らない方がいいかもしれないわね…」

コナン「あぁ、あんまり蘭ァーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

元太 「うわあぁ!!」

光彦 「み、耳がぁ!!」

歩美 「コナン君やめてぇー!!」

パリィン!! ガシャアン!!

灰原 「ま、窓やグラスが…!」

阿笠 「みんな耳をふさぐんじゃあー!!」

32: 2012/11/03(土) 21:38:16.60
コナン「ァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーん!!!!!!!にも心配かけたくねーしな」

………チャリ………カチャ…………パリン…!

コナン「お、おい!!なんだ!何があった!?」

灰原 「あなたが……蘭さんの名前を叫んだのよ」

元太 「地面が揺れたぞ」

歩美 「うっ……グスッ………怖かったよぉ………」

コナン「嘘だろ……」

33: 2012/11/03(土) 21:40:26.03
光彦 「凄まじかったですが…皆さん、なんだかデジャヴューを感じませんか?」

元太 「なんだそれ?ウナジューじゃねーのか?」

光彦 「全然違いますよ…前にもこんなことがあったような気がするんです!」

歩美 「歩美もそんな気がする!」

阿笠 「何故か、毎年のゴールデンウィークあたりが思い出されるのう」

コナン・灰原 コテリン!!

34: 2012/11/03(土) 21:41:02.96
蘭の破壊力www

37: 2012/11/03(土) 21:42:46.18
コナン「灰原ァーーーーーーーーーー!!!…オメー、オレと同じこと考えてねぇか…?」

灰原 「かもね。でも、あくまで仮説よ」

コナン「だけどよ、だとしたら…」

灰原 「よしなさい。無意識を責めることなんて誰にもできないわ。あなた自身にもね」

光彦 「ちょっと、また二人だけで勝手に進めないでくださいよお!」

灰原 「……………」

コナン「いいんだ、灰原ァーーーーーーーーーー!!!」

灰原 「だけど…」

コナン「こいつら、オレの力になってくれようとしてんだからな」

39: 2012/11/03(土) 21:44:07.12
阿笠 「わしにもわからんのう。どういうことなんじゃ?」

灰原 「…江戸川君は、なにかいつもよりスケールの大きい事件があると、よく名前を叫ぶのよ」

コナン「オレが叫ぶのは、オレが無意識的にデカい事件を望んでるからじゃねーかってことだ」

灰原 「事件を望むなんていうのは、江戸川君にとって意識するに堪えないこと。
    でも、抑圧された願望は何らかの形で表出するわ」

光彦 「そ、そんな…それが原因だっていうんですか!?」

元太 「……ぜんっぜんわかんねーぞ」

41: 2012/11/03(土) 21:46:22.70
光彦 「つまり、コナン君は心の奥底で、人の氏や命の危機を願っているんじゃないかって言ってるんです!」

歩美 「えぇー!?そんなわけないよ!コナン君はいい人だもん!」

灰原 「だから、これはあくまで仮説…そうかもしれないって話よ」

コナン「だがそう考えると納得がいく。蘭ァーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガシャアン!!ビキビキッ……パリィン!!

阿笠 「や、やめんかー!!」

灰原 「ダメよ!叫んでいる間は全く聞こえていないわ!!」

元太 「目玉が飛び出そうだ!!」

43: 2012/11/03(土) 21:48:14.30
コナン「ァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーん!!!!!!!
    の名を呼ぶ時に一層声がデカくなるのは、オレがいつも……」ハッ!!

光彦 「いてて…も~気をつけてくださいよコナン君」

歩美 「蘭おねえさんには特に!」

コナン「わ、わりぃ………」

灰原 「これじゃ、名前を呼ばないで生活するしかなさそうね」

コナン「あぁ…とりあえずな」

44: 2012/11/03(土) 21:50:08.48
コナン(それからの生活はけっこう不自由だった。
    博士の家でのオレの絶叫は探偵事務所まで響き渡ったらしく
    蘭はオレを心配して事務所周辺を捜しまわったらしい。
    名前を呼ばなくても「ねぇ」とか「あのぉ」で乗り切れる場合も多かったが
    困ったのはいつもの、蝶ネクタイ型変声機を使った推理ショーだ。
    あれはどうしても多くの名前を何度も言う必要があるため
    おっちゃんは“叫びの小五郎”と呼ばれるようになっちまった。
    それに、オレが人の氏を望んでいるという仮説はやはり有力に思えて
    オレは自分の探偵としての在り方に悩んでいた……)

45: 2012/11/03(土) 21:50:54.11
叫びの小五郎笑った

46: 2012/11/03(土) 21:51:36.26
叫びの小五郎ww

47: 2012/11/03(土) 21:52:29.28
~三ヶ月後~

キーンコーンカーンコーン

灰原 「工藤君、帰りの支度できた?」

コナン「あれ、おまえ待ってたのか…そっか、今日は定期検査だったな」

灰原 「念のため、博士に頼んで地下室を防音にしてもらったわ」

コナン「ハハ…ありがとよ…」

49: 2012/11/03(土) 21:54:13.92
テクテク……

コナン「雪、けっこう積もったな…」

灰原 「………」ブルッ

コナン「なんだ、さみぃのか?」

灰原 「いいえ…でも何だか……悪寒が………」

灰原 「!!!」

コナン「……?おいおい、大丈夫かよオメー………な!!?」

灰原 「黒のポルシェ356A……!」

コナン「ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!の愛車っ…!」

灰原 「く、工藤君っ…!!」

コナン「え?」

51: 2012/11/03(土) 21:56:20.21
……ジィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン…………

ジン  「!?」

ウォッカ「あ、兄貴……今のは……!?」

ジン  「フッ……この町でオレのコードネームを知っているとすれば…」

ウォッカ「とうとうシェリーとの再会が近いみたいですぜ…!」

ジン  「やはりオレの読み通り、この町だったようだな。向こうから呼び出してくれるとは…」

ウォッカ「読みって兄貴…日本全国探し回って、結局兄貴がここだけは絶対ないって
     言い張った米花町に戻ったんじゃないんですかい」

ジン  「…」ピク

ウォッカ「あ、いや…なんでもないっす」

52: 2012/11/03(土) 21:58:20.64
灰原 「おそらく奴らに聞かれたわ…逃げるわよ…!」

コナン「わ、わりぃ灰原ァーーーーーーーーーー!!!」

灰原 「お願い黙ってっ…!」


……………
ハイバラァーーーーーーー………

ジン  「さっきと同じ声だ…挟み撃ちにするぞ」

ウォッカ「へいっ!」

53: 2012/11/03(土) 22:00:17.51
タッタッタッタ…………

コナン・灰原「ハァ…ハァ…ハァ…」

灰原 「もう……ハァ…ハァ……走れないわ………」

コナン「くそっ………ガキの体力じゃな………」

灰原 「足跡ですぐに追いつかれるわよ…!!住宅街じゃ逃げ道も…!」

コナン「…………フフッ」

灰原 「……?」

コナン「絶好の機会じゃねーか」

灰原 「あなたまさか…!」

コナン「あぁ…すべて終わらせてやるよ!!」

54: 2012/11/03(土) 22:02:26.52
ジン  「そこまでだ」ザッ!!

コナン・灰原「!!」

ウォッカ「やっぱり、ガキ二人ですぜ…
     兄貴とは別の“ジン”だったんじゃないですかい?」

ジン  「…………………」

ウォッカ「最近はすぐ『事案が発生』するようですし、戻りやしょう、兄貴」

ジン  「いや、その恐怖で青ざめた顔はごまかせねぇぜ………シェリー!」

灰原  「……!!!」

ウォッカ「な!?」

55: 2012/11/03(土) 22:04:05.75
黒ずくめの男が小学生2人を挟み撃ちにする事案が発生

56: 2012/11/03(土) 22:04:26.04
コナン 「驚くのはまだ早えーよ」メガネオフ

ウォッカ(ん!?こいつどこかで……)

コナン 「俺はあんたらが頃し損ねた工藤新一、探偵さ!」

ウォッカ「!?」

ジン  「……………フッ
     礼を言うぜ名探偵、おまえのおかげで」カチャ

灰原  (殺られる…!)

ジン  「シェリーが逃げ出したカラクリもわかった…もう用はねぇ」スッ

コナン 「耳ふさいでオレの後ろに回れっ!…スウウウゥゥゥーーーー………」

灰原  「工藤君まさか…!」

ウォッカ(空気が……変わった…………?)

57: 2012/11/03(土) 22:04:26.83
キック力増強シューズいらないな

59: 2012/11/03(土) 22:06:16.91
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………

ジン 「あばよ」パアァン!!! コナン「蘭ァーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ググググ……ググ……グ……フラッ…チャリィン…!

灰原 (銃弾が…負けた!?)

コナン「ァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!」

ジン 「うっ…!うおぉ……!!」

60: 2012/11/03(土) 22:06:53.48
空振かよ

61: 2012/11/03(土) 22:07:45.92
人が失神するのって何dbだっけ

62: 2012/11/03(土) 22:08:14.09
ウォッカ「……な、なんだこいつはぁ!?」カチャ!

コナン 「蘭っ!!!!」

ウォッカ「うっ…」サングラスパリィン!!

ジン  「氏ねっ!!」パァン!!パパァン!!!

コナン 「蘭っ!!!!蘭蘭ァん!!!!!」 チャリチャリィン…!

ジン  「……くっ、ひとまず引き揚げるぞ!」

ウォッカ「へ、へいぃぃ!」

65: 2012/11/03(土) 22:09:53.04
ワロタwwwwwwww

66: 2012/11/03(土) 22:09:53.63
ジャイアンかよ

67: 2012/11/03(土) 22:10:18.28
コナン 「逃がすかよおぉぉ!蘭ァーーーーーーーーーーん!!!!
     蘭!!!!蘭!!!!!蘭ァーーーーーーーーーーーーー
     ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!」

ウォッカ「うるせぇー!!!」

ジン  「うおおおぉぉぉぉぉ!!!」

コナン 「蘭ァーーーーーーーーん!!!!!」

ウォッカ「頭が割れるうううぅぅぅー!!!」

ジン  「ぎゃああああぁぁぁぁぁ!!!」

コナン 「蘭゛ァーーーーーーーーーーん!!!!!!!」

ジン  「もう許してくれえええぇぇぇぇ!!!」

コナン 「あぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!!!」

ウォッカ「いっそ頃してえぇぇぇ!!!」

コナン 「うわあああぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーー
     ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ーーーーーーーーーーーーーー……………………………

……………………
……………………………………
……………………………………………………

68: 2012/11/03(土) 22:10:37.13
ああああああああああああああああああああああああああんんんんんn

69: 2012/11/03(土) 22:11:38.19
ああああああああああああああんんん

70: 2012/11/03(土) 22:12:31.12
コナン(こうして、ジンとウォッカは気を失い、オレは遂に二人を逮捕する
    ことができた。灰原まで気絶させちまったのは悪かったと思ってる。
    ジンを調べ上げると、他の重要な組織員のコードネームと大まかな
    居場所を突き止めることができた。オレがそこへ赴いてコードネームを
    叫び、焦ってノコノコ出てきたところを蘭砲で迎え撃つという方法で、
    オレはとうとうボスまで逮捕することに成功したのだった)

71: 2012/11/03(土) 22:13:23.30
ワギャンランド……

73: 2012/11/03(土) 22:13:40.82
蘭砲くそわろた

76: 2012/11/03(土) 22:14:28.46
~三ヶ月後~

プルルル……プルルル………ピッ

コナン「おう、どうした…」

コナン「解毒剤が…?完成したのか……!」

コナン「あぁ…大事にとっておいた解毒剤の試作品も、もう要らねぇな」

コナン「ちょっと……大事な用があるからよ、明日向かうよ」

コナン「あぁ、悪いな!じゃ」

ピッ

コナン「…………………」

コナン「ほんと……悪いな」

77: 2012/11/03(土) 22:16:33.01
~翌日・阿笠邸~

灰原 「はい、これ」トン

コナン「この液体を飲めば…元の体に戻るんだな」

灰原 「お別れは済ませてきたんでしょ?
    いきなりいなくなったら、あの子たち悲しむわよ」

コナン「…そういうオメーはどうなんだよ。ちゃんと別れを言ってやったのか?」

灰原 「まぁね。さ、服持って、さっさと飲んできなさい」

コナン「やけに淡々としてるじゃねーか」

灰原 「そうかしら?」

78: 2012/11/03(土) 22:18:25.09
コナン「………なぁ、おまえの解毒剤は?」

灰原 「私はもう少し、この身体の余韻に浸ってから飲むわ…」

コナン「らしくねーな」

灰原 「…………………」

コナン「組織が潰れて、平和ボケしてんじゃねーのか?
    嘘をつくのが下手になってるぜ」

灰原 「………………」

コナン「………………………」

灰原 「……さすがは名探偵ね。そうよ、それしか作れなかったの。
    あなたの蘭砲で崩壊しかけた組織の研究所ではね。
    だけど私は元に戻る理由がないもの。あなたと違って、誰かを待たせてはいないのよ。」

80: 2012/11/03(土) 22:20:24.71
コナン「だから、おまえは今の人生に残って、解毒剤はオレに譲ってくれるってのか?」

灰原 「いいのよ。解毒剤がもうひとつあったとしても、私はきっと飲まないもの。」

コナン「………………」

灰原 「これ以上彼女を待たせたらダメよ、工藤君」

コナン「…………彼女ってのは、蘭ァーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

パリン!!! トクトクトク……

灰原 「あ、解毒剤が!」

コナン「ァーーーーーーーーーーーーん!!!!!!のことか?」

灰原 「く、工藤君!どうして…!」

82: 2012/11/03(土) 22:22:14.63
コナン「昨日…オレはあいつに別れを告げてきたんだ」

灰原 「え…?」

コナン「最後の解毒剤の試作品で、工藤新一としてな…
    オレはもう、戻ってこねーことを伝えてきた。どうしても、守りてぇ人がいる…ってな」

灰原 「………」

コナン「オメーだよ、灰原」ギュッ…

灰原 「!!!」

88: 2012/11/03(土) 22:24:10.69
灰原 「え……あ…………!」

コナン「バ、バーロー……そんなに意外だったかよ」

灰原 「あなた今…普通に私を呼んだわ」

コナン「え?」

灰原 「…………………」

コナン「…………………………………」

コナン・灰原 コテリン!

91: 2012/11/03(土) 22:26:23.08
コナン(オレが本当に望んでいたのは、オレと灰原の平穏だった。
    そのためには、黒の組織と決着をつけなければならない。
    オレは大きな事件そのものではなく、必然的に大きな事件となるであろう
    組織との対決を欲していたのだ。体を小さくされて半年くらいだったはずだが、
    もう20年ほど組織を追っていたような気もする。いい加減、終わりにしたい
    という思いが、オレたちをここへ運んだのかもしれない………)

灰原 「会いたいわ…あの子たちに」

コナン「おしっ、公園でも行ってみるか!」




蘭  「新一ィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」


おわり

92: 2012/11/03(土) 22:27:30.77
イイハナシダナー

94: 2012/11/03(土) 22:30:36.88
結構好き

95: 2012/11/03(土) 22:32:24.85
面白かった

引用元: コナン「光彦ォーーーーーーーーーー!!!」