1: 2015/07/28(火) 16:38:56.690
小鞠「れんげ自転車になんか乗って何しに来たの?」

れんげ「こまちゃんとなっつん誘って駄菓子屋いこうとおもってなっ!」

小鞠「こら、こまちゃんて言うな!まぁーいいけどぉ…」

夏海「えーっ!ウチお金ないし…姉ちゃん貸して!」

小鞠「えーっ…こないだお小遣いもらったばっかりじゃん…まぁーいいけどぉ…」

れんげ「それじゃ、さっそくいくのんな!」

3: 2015/07/28(火) 16:39:40.643
小鞠「じゃ~さぁ、蛍も誘ってあげよーょ?」

れんげ「ほたるん呼びにいく――ん!」

夏海「それじゃ!ほたるん家まで競争しようぜ!」

れんげ「競争なん!?ウチ負けないのんなーっ!!」

小鞠「へぇ?え?ちょっと!」

夏海「それじゃ!用意ド――――ンッ!!!」

夏海「おりゃあああああああ!!」

れんげ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!」

小鞠「うわぁ!まって!まってよ―――ぉ!!」

6: 2015/07/28(火) 16:40:36.243
夏海「やった!1ばーーーん!!」

れんげ「く―――っ…なっつんに負けたん…」

夏海「ふふふっ…れんちょんまだまだだな!」

れんげ「直線ではどうしても負けてしまうん…」

夏海「れんちょんもコーナーはなかなかだよな!っーか、姉ちゃんおそっ…」

れんげ「やっときたのん…」

小鞠「ふひぃ…はぁはぁはぁ…ふたりとも速すぎ…飛ばさないでよぉ…もう…」

7: 2015/07/28(火) 16:41:26.677
小鞠「はぁ…蛍いるかなー」

~ぴんぽ~ん~

蛍ママ「はーい、どちらさまでしょうか?」

小鞠「あ、こんにちは、越谷ですけど蛍さんいらっしゃいますか?」

蛍ママ「あら?蛍ちゃんのお友達ね?ちょっと待ってて」

蛍ママ「蛍ーお友達がきてるわよー」

蛍「はーーい」

蛍「あ、みなさんこんにちはー」

れんげ「にゃんぱすー」

蛍「れんちゃんもいらっしゃい にゃんぱすー」

8: 2015/07/28(火) 16:42:51.225
小鞠「…とゆ~ワケ、自転車で駄菓子屋行くんだけど蛍もいく?」

蛍「あ、行きます!ちょっと待っててください」

夏海「れんちょん何買うんだ?」

れんげ「ウチ、まだ決めてないん。なっつんは何買うん?」

夏海「姉ちゃんがいくら恵んでくれるかだなー」

小鞠「なんで恵まなきゃいけないんだ!貸すんでしょ!あと100円までだからね!」

蛍「お、おまたせしました…」

小鞠「あ、蛍の自転車きれいだねー」

蛍「こっちにきてあんまり乗ってないので」

9: 2015/07/28(火) 16:43:25.337
夏海「じゃ、いこうかー」

小鞠「あ!急に飛ばすとかやめてよね!」

蛍「飛ばす?」

小鞠「この二人、急に競争しはじめるんだもん…」

夏海「もうやらないって…」(チラ)

れんげ「もうやらないのん…」(チラ)

10: 2015/07/28(火) 16:44:09.767
蛍「ひさしぶりの自転車気持ちいいですー」

小鞠「だよねーやっぱ自転車はゆっくり乗る物だよねー」

蛍「はい♪」

れんげ「あ、トンネルなん!そろそろ駄菓子屋つくん!」

夏海「れんちょんストップ!!!!!!」(ききーっ)

れんげ「!?…どうしたん?なっつん?」(きーっ)

小鞠「はぁ?急に止まらないでよぉー」

蛍「どーしたんですか?夏海センパイ?」

11: 2015/07/28(火) 16:45:26.435
夏海「うんじゃ!ココから駄菓子屋まで競争をしま―――す!」

れんげ「なっつん!まってましたん!!!!!」

蛍「へぇ?きょうそう?」

夏海「そう!競争!このイチからスタートして、トンネルを抜けて一番早く駄菓子屋に着いた人が優勝!」

れんげ「ウチがんばる―――ん!!」

小鞠「はぁ?わたし、やらないからね!すぐ二人ともやりたがるんだから!ねぇー蛍?」

蛍「…わ、わたし負けません!!小鞠センパイ!がんばりましょう!!」

小鞠「へぇ?ほ…ほたる…さん…」

13: 2015/07/28(火) 16:46:20.164
夏海「それじゃ、並んでー…用意…」

れんげ「むむむっっ…」

蛍「むっふ―――ぅ」

小鞠「やりたくない…やりたくない…やりたくない…やりたくない…」

夏海「ド―――――――――ン!!!!!!!!」

夏海「うっしゃあああああああああ!!」

れんげ「ぬぉぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!」

蛍「それぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

小鞠「もう!えい!えい!えい!えい!えい!えい!」

14: 2015/07/28(火) 16:47:08.854
夏海「れんちょんは直線でのスピードがない…勝ったな…ぬっ!ほ、ほたるんが…」

れんげ「ハッ!?ほ、ほたるんすごいのん!」

蛍「負けたくない…負けたくない…負けたくない…( >ー<;)」

夏海「ま、まけられるか――――ッ!!」

(ガッシャ――――――ン!!)

小鞠「ひぎゃああああああああぁぁぁぁ!!!!」

16: 2015/07/28(火) 16:48:01.485
夏海「うん!?」

れんげ「ハッ!?」

蛍「へぇ?あっ!センパイ!!」

小鞠「いったーーーぃ…」

夏海「姉ちゃんがコケた…」

れんげ「こまちゃーん!大丈夫なのーん?」(きーっ)

小鞠「いたたたたぁ…もう…転んじゃったじゃん…」

三人「!?」

19: 2015/07/28(火) 16:49:14.454
夏海「姉ちゃんの…」

れんげ「足が…」

蛍「へ、へんな方向に…」

小鞠「へぇ?…曲がってる――――っ!!!」

小鞠「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!?」

夏海「こ、これって折れてるんじゃないか…」

れんげ「こまちゃんの足…折れてるん!?」

蛍「うわぁぁぁぁ!ど、どうしましょう!夏海センパイ!どうしましょう!!!」

小鞠「足がぁぁぁ!!足があぁぁ!!あーっ!!なんかすごく痛くなってきた!!すごく腫れてきた!!」

20: 2015/07/28(火) 16:50:56.853
夏海「お、落ち着けみんな!ウチ駄菓子屋まで行って駄菓子屋よんでくる!」

夏海「れんちょんはウチの母ちゃん呼んできてくれ!!救急車はこっちで呼んでおくから!」

れんげ「わ、わかったのんな!!うぉぉぉぉおおおおおおおおおおお!!」(キコキコキコキコキコ!!)

小鞠「足…痛い…いたいよー…たすけてぇぇぇ…」

夏海「ほたるんは姉ちゃんみててくれ!」

蛍「は、はい!」

21: 2015/07/28(火) 16:51:46.911
夏海(そのあと姉ちゃんは救急車で病院に運ばれた…)

夏海(骨折と頭を軽く打ったぽいので入院して検査をすることになった)

夏海(その日の夜、ウチはすげー母ちゃんに怒られた…)

~翌日~

(コンコン)

小鞠「はーい」

(ガチャ)

夏海「よう!姉ちゃん!」

れんげ「こまちゃんお見舞いにきたのん…」

蛍「センパイ…」

一穂「どーだい?足のほうは?」

小鞠「みんなきてくれたんだー?」

22: 2015/07/28(火) 16:52:49.316
一穂「ほら、れんちょん…小鞠にあやまって?」

れんげ「こまちゃん…ごめんなさないなの…ウチがなっつんと競争しようとしたから…」

蛍「センパイ、わたしも悪いんです!ごめんなさい!」

小鞠「いやいや、もういいって…なっちゃったものはしょうがないし」

小鞠「それより、ゆっくりしてってよ」

一穂「じゃーわたしは下の売店で飲み物でも買ってくるわー」

23: 2015/07/28(火) 16:54:01.901
小鞠「てか、夏海あんた午前中にきて、またきたのぉ?」

夏海「いや~家にいてもヒマだからさぁー」

小鞠「なんだよそれ…」

れんげ「(ジー)…こまちゃんの足…真っ白なん…」

小鞠「こら、こまちゃん言うな!って…これはギブスって言って足を固定しとくんだって?」

れんげ「ほぉぉぉ…」

蛍「頭の検査は大丈夫だったんですか?」

小鞠「すこしタンコブできたぐらいだから大丈夫!」

蛍「はぁーよかったー」

24: 2015/07/28(火) 16:55:15.605
夏海「ハッ!……れんちょん知ってるか?」

れんげ「なんなん?」

夏海「このギブスに応援メッセージ書くと病気がはやく治るんだぜ?」

れんげ「そ、そうなん!?」

小鞠「そんなワケあるか!!!!」

夏海「いいじゃん!いいじゃん!って、おや…こんなところにマジックが!!」

小鞠「お、おまえーっ!!やる気満々で持ってきただろ!!家から持参してきただろ!!!」

26: 2015/07/28(火) 16:56:32.043
夏海「むふふふっ…なんて書こう?」

蛍「な、夏海センパイ…」

小鞠「おい!やめろーーーっ!!」

夏海「姉ちゃんの足がはやく直りますように…っと」

小鞠「な、夏海…(じーん)って!漢字間違えてる!!治るの漢字間違えてる!!」

れんげ「ウチも書くん!!」

れんげ「こまちゃんファイト!!」

小鞠「誰と戦うんだぁ!!!」

蛍「じゃ…わたしも…小鞠センパイがんばれーっと…」

小鞠「あーぁ…こんなになっちゃった…まぁーいっか…ぷっはははは♪」

三人「あははははっ♪」

28: 2015/07/28(火) 16:57:45.028
夏海「あ、そうそう!姉ちゃんに聞きたかったんだけど?」

小鞠「うん?なに?」

夏海「昨日の夜とか寝てるときにオバケとかでなかった?ここ病院だし…」

小鞠「ひっ…ちょっと!なにいきなり…こわ…くわないけど変なこと言わないで!!」

蛍「もう、夏海センパイ小鞠センパイからかうのやめましょうよー」

れんげ「おばけなーん」

夏海「あ、そーだぁ、あとマンガとか…兄ちゃんからも本提供してもらってきたよ」

小鞠「わぁーたすかる~!一日ベッドのうえだから退屈なんだよねー」

31: 2015/07/28(火) 16:58:51.086
蛍「へぇーそうなんですかー」

れんげ「それウチもしってるーん!」

一同「あははははっ♪」

一穂「そろそろ面会の時間おわりみたいだから帰ろうかー?」

小鞠「そっか!もう時間かー」

夏海「姉ちゃんまた明日もくるわ!はやく治ってウチの夏休みの宿題、手伝ってもらわないとだしな!」

小鞠「自分でやれ!!」

蛍「では、またきます」

れんげ「さようならなーん」

小鞠「はーーい、じゃーねー」

33: 2015/07/28(火) 17:00:21.172
(数時間後)

小鞠「はぁ…病院の食事って1人でたべてもおいしくないなー」

小鞠「はやくかえりたいなー」

小鞠「えーっと…9時で灯り消えちゃうから…あと20分かーぁ、少し夏海が持ってきた本でも読もぉ!」

(ぺらぺら)

小鞠「うーん?なんだろ…この本?お兄ちゃんからのやつか…なになに?」

小鞠「これは修学旅行で撮った記念の写真である?…あー集合写真かー」

小鞠「中央左の生徒の肩に注目してほしい…うーん?なんだろう?」

小鞠「うわぁ…本当だ…なんか肩に人の顔のってる………って!!!」

小鞠「ぎゃあああああ!!!これ心霊写真特集の本じゃないかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

(バンッ!!!)

お わ り

引用元: れんげ「ちゃりんちゃりーん」夏海「おーれんちょんいらっしゃい」