1: 2021/08/02(月) 01:27:16.542
サザエ「馬鹿なこと言ってないで宿題やりなさい!高校受験も近いんだし!」

カツオ「いや決めたことだよ!僕は東京一の暴走族を作ってみせるよ!」

ワカメ「またお兄ちゃん変なこと言ってる~」

タラオ「カツオお兄ちゃん…今時不良とかダサいですよ?」

カツオ「関係ない!僕は受験もしない!暴走族の総長になる!」

その夜

波平「馬鹿者!自ら非行少年に走るなんて頭がおかしいのか!?」

フネ「そうですよ!暴走族なんて社会の恥ですよ!」

波平「百歩譲って そういうものに憧れる年なのかもしれんが やめなさい」

フネ「お父さんの言う通りです!話はおわりです!」

カツオ「…ってやる」

波平「なにぃ!?」

カツオ「こんな家出て行ってやる!」

波平「勝手に出ていきなさい!金輪際、出入り禁止だ!」

3: 2021/08/02(月) 01:28:58.461
カツオ「中島、本当にいいのか?野球選手目指すんじゃなかったのか?」

中島「いいんだ磯野!俺は野球より親友が大切だ!」

カツオ「誘っておいてこんなこと言いたくないけど僕たちは無謀だよきっと」

中島「当り前の夢を見なくていいのが若さゆえの権利だよ!」

カツオ「頼むよ!中島…いや、相棒!」

中島「こっちこそどーんとこい!」

5: 2021/08/02(月) 01:32:08.980
一週間後

地元の不良「てめぇらかぁ?最近調子に乗ってるガキは!」

カツオ「お前かぁ!?そのガキに調子に乗られてる高校生はぁ!?」

不良「舐めた口ききやがって!躾してやれぇ!」

30分後

カツオ「はぁはぁ…さすがに二人じゃきついね…4人相手は…でもなんとか倒せたな中島!」

中島「俺たちってひょっとして喧嘩強いかもな!」

カツオ「とりあえずこいつらは配下になったしこの調子で僕たちでチームを大きくしよう!」

中島「そうだな!」

花沢「ちょっと磯野く~ん 本気で暴走族になったの!?」

カツオ「どうせ姉さんにでも聞いたんだろう?かえってくれよ」

花沢「馬鹿なこと言ってないでうちに帰りましょう」

カツオ「だまれっ!」

花沢「!!!」

カツオ「僕は中島と天下を取るんだよ!」

7: 2021/08/02(月) 01:35:29.008
さらに1か月後

アナゴ「さすがに本職相手に喧嘩を売ったのはまずかったねぇ」

カツオ「僕たちを頃すなら早く殺せぇ!」

中島「そ、そうだ!やるならやれよ!」

アナゴ「…なかなか息がいいな~気に入ってしまったよ」

???「ほほ 今時の若者にしては根性が座っておるな~」

カツオ「裏のおじいちゃん!?」

アナゴ「親分に対してずいぶんと失礼なガキだなぁ」

裏のおじいちゃん「カツオくん どうやら君は本気のようだね~」

カツオ「僕はいつだって本気だ!」

裏のおじいちゃん「気に入った!何かもめごとがあったらいいなさい!」

アナゴ「しかしいいんですか~?若い衆がさんざんやられていますよ~」

裏のおじいちゃん「ガキにやられるこいつらが悪いんだよ」

8: 2021/08/02(月) 01:37:34.970
同時刻

ワカメ「お兄ちゃんったら 本気でチームを作ったみたい 呆れちゃうわ」

堀川「すごいことだよワカメちゃん!!!」

ワカメ「ちょっと堀川くん!?」

堀川「いつか超えないといけないと思っていたんだ お兄さんのことは…いろんな意味で
君が認めているほどの男だ」

ワカメ「気持ち悪いわ…いつものことだけど」

堀川「僕もお兄さんに負けない不良になってみせる!でも僕の武器は腕力じゃない!」

9: 2021/08/02(月) 01:40:22.374
3か月後

カツオ「気づけば僕らのチームも30人か…」

中島「すごいなぁ~片っ端から喧嘩を売った甲斐があったな~」

カツオ「で チーム名はどうする?」

中島「それは総長のお前が決めるんだぞ!」

カツオ「レベッカなんてどうかな?」

中島「意味はわからないけどなんかかっこいいな!それにしよう!」

カツオ「みんな聞いてくれ!今日から僕たちは暴走族・レベッカだ!」

メンバー「うおおおおおおおおおおおおおお!」

カツオ「これから東京…いや日本中の不良たちを束ねるために本気でいくぞおお!」

11: 2021/08/02(月) 01:43:33.347
中島「なぁ最近、うちのほかに粋がってるチームがいるらしいぞ」

カツオ「聞いたぞ!毘沙門天だろう?」

中島「あいつら、仁義もくそもないよまったく!目線があっただけで真面目な学生カップルを
暴行したり 年寄り相手にひったくり 挙句の果てには小学生相手にカツアゲだぞ!?」

カツオ「ここいらでいっちょ潰しておくか」

中島「と俺も思ったんだけどさ」

カツオ「なんだよ?歯切れが悪いな?」

中島「毘沙門天は結成1か月で100人を超すチームらしい 真っ向からやったんじゃ負けるよ!」

カツオ「男らしくないぞ!中島!」

12: 2021/08/02(月) 01:46:41.389
中島「結局きちゃったよ…アジトに」

カツオ「ストOップ小屋をアジトにしてるなんてね」

不良「なんだぁ!?てめぇは?」

不良B「頃すぞこらぁ!?」

???「やめておきな 君たちが勝てる相手じゃないよ」

カツオ「堀川くんっ!?」

堀川「久しぶりですね…お兄さん…」

カツオ「まさか君が!?」

堀川「そうです 毘沙門天・首魁です」

堀川「あっ、総長ってなんかありきたりなんで 首魁にしました」

カツオ「驚いたな君が不良だなんて」

堀川「そうですか?僕はお兄さんがチームを作ったと聞いて超えるべく チームを作りました」

13: 2021/08/02(月) 01:50:55.098
カツオ「つまりぶつかる覚悟はあるってこと?」

堀川「勘違いしないでください 真っ向からやって磯野カツオという男に勝てるなんて思っていませんよ」

中島「ビビったのか?」

堀川「違いますよ!不良は所詮、不良です!悪に染まらないとと思いまして…おい!」

甚六「連れてきました!」

カツオ「甚六さん!?なんで!?」

堀川「今、甚六さんはうちのNo2でね」

中島「って!?ワカメちゃん!?」

ワカメ「お兄ちゃん!たすけて!」

カツオ「ワカメをどうするつもりだ!?」

堀川「行ったでしょ どこまでいっても不良は不良だって」

堀川「簡単です ワカメちゃんを傷物にされたくなければうちの傘下に入ってください」

中島「ふざけるなぁ!」

中島の蹴りを甚六さんが受け止める

甚六さん「大した事ないなぁ… まぁ僕は浪人中に空手で鍛えたからね!」

甚六「おやすみっ!」

中島「い、そ、の」バタン

14: 2021/08/02(月) 01:55:44.318
堀川「10秒以内に答えてください 傘下に入りますか?」

ワカメ「お兄ちゃんたすけてっ!!!お兄ちゃん!」

カツオ「すまないワカメ…僕はやっぱり…家族を捨てられていないようだ!」

堀川「交渉決裂みたいですね…甚六さん!」

甚六「氏ね!クソガキっ!」

カツオ「それが甚六さんの本気なの?」

甚六「な、なにっ?」

カツオ「僕はこの半年間 喧嘩で鍛え続けた よくも悪くも型のある空手なんかに負けてたまるか!」

カツオは中島を圧倒した甚六を一発で沈める

堀川「う、うそだろう!?あの甚六さんが!?お兄さん ゆるしてください!」

カツオ「観念しなよ」

堀川「…なんて言いませんよ」グサッ

ワカメ「お兄ちゃん!」

堀川「ナイフで刺すのは初めてなので少し加減しました どうですか?足を刺された気分は?」

カツオ「ひ、卑怯な…」

堀川「甚六さん!もう演技しなくていいですよ!」

甚六「ごめんね カツオくん 君を強いと勘違いさせちゃったみたいだね~」

15: 2021/08/02(月) 01:59:06.650
甚六「そろそろいいかなぁ~ワカメちゃんをレ襲っても!?」

カツオ「やめろ!それだけは!」

堀川「…ダメだ!ありきたりすぎて面白くない!」

甚六「じゃあどうしますか?」

堀川「…殺そう ワカメちゃんを!好きな人をこの手で頃すくらいできないと裏社会を制覇なんてできない!」

甚六「狂ってますね~」

堀川「甚六さん!お兄さんを押さえつけて しっかりとその目に焼き付けるようにさせてください!」

カツオ「はなせっ!はなせっ!」

堀川「ワカメちゃん…僕は君に初恋と初の頃しを捧げられて幸せだよ!」

カツオ「やめろおおおおおおおおお!」

次の瞬間 堀川はワカメの両腕をへし折った

ワカメ「あああああああああああああああああああああ!」

堀川「ゆっくりとじわじわ楽しむとするよ…」

16: 2021/08/02(月) 02:02:43.929
流石サイコパス

17: 2021/08/02(月) 02:05:27.112
その後、ワカメはアニメの前であらゆる拷問をされた挙句、殺害された
ワカメのそれは氏体という言葉でも片づけられないほどに悲惨だった

堀川「お兄さん、僕が憎いですか!?言葉じゃ表現しきれないほどに頃したいでしょうね~」

堀川「でも目の前にいても何もできない!その絶望を僕は待っていたっ!」

その後 堀川はカツオを縄で縛り 去っていった 最終的に甚六が小屋に火を放つ

カツオ「ははは…すべて終わったな…ごめんよわかめ…くそくそ!」

燃え上がる炎の前にカツオは後悔しなかった

???「カツオくん!」

カツオ「マスオお兄さん!どうしてここに!?」

マスオ「一足遅かったようだね…すまない」

カツオ「このまま氏なせてよ!!!」

マスオ「そんなわけにはいかない!」

カツオ「僕がワカメを頃したんだよ!僕のせいで!」

マスオ「いや、まだワカメちゃんは氏んではいない!」

カツオ「馬鹿言うなよ 鉄パイプで何発も体中殴られたんだぞ!」

マスオ「ごめん そういう意味では確かに氏んでいる!カツオくん だから握手だ!」

カツオ「こんな時になんだよ!」

マスオ「過去を変えて 堀川くんを止めてくれ!そしてついでにサザエのことも救ってくれ!」

カツオ「おかしな人だなぁ!」

マスオとの握手がトリガーとなりカツオは暴走族になる前日へと戻った

カツオ「こういうことだったんだね!マスオお兄さん!決めたよ!僕は暴走族の総長になる!
そしてみんなを救って見せる!!!」

おしまい

18: 2021/08/02(月) 02:06:40.758
これが劇場版サザエさんですか

19: 2021/08/02(月) 02:08:23.302
さては途中でめんどくさくなったな

引用元: カツオ「決めたよ…姉さん!僕、暴走族の総長になるよ!」