1: 2010/08/13(金) 20:29:24.02
部活後!!

唯「うぅ~、やっぱりライブとお芝居の練習を同時にやるのは大変だぁ」

梓「大変なのは澪先輩達だと思いますけど。唯先輩は木Gじゃないですか」

唯「何言ってるの、あずにゃん! 落ち着きのない私にとって、木の役がどれほど大変か!」

梓「はぁ(自覚はあったんだ……)」

紬「唯ちゃん、もうちょっとだから頑張ろー」

唯「うん、私はやるよ!」フンス

律「芝居もいいけど、そろそろライブの方も曲順を決めないとなー」

澪「わ、私ロミオ役大変だし、ライブは全部唯にボーカルやって欲しいなぁ、なんて……」

唯「うん、いいよ~」

律「なっさけないな~。舞台で主役やるついでに、ボーカルも私にまかせろー、とか言えないのかよ~」

澪「うん、言えない!」キリッ

律「いや、そんな後ろ向きなことに自身満々になられましても……」

紬「うふふ」

2: 2010/08/13(金) 20:32:23.05
唯「澪ちゃんは相変わらずだね~」

梓「結局、恥ずかしがり屋は克服できませんでしたね」

澪「うぅ~///」

唯「あ、りっちゃん。コンビニに寄ってかない?」

律「なんだよ、もっと早く言えよ~。もうとっくに通り過ぎちゃったぞ」

梓「あ、でもあの先曲がったトコにもコンビニありますよ」

唯「うん、そこでいいじゃん」

紬「私、駄菓子買っちゃお♪」

律「あはは、どっぷりハマっちゃってますなー」

3: 2010/08/13(金) 20:35:22.62
コンビニ!!

??「いらっしゃいませー」

律「お」

姫子「あ」

唯「姫子ちゃん!!」ダキッ

姫子「わあ! 唯!?」

律「はーい、お仕事中の店員さんに抱きつかないでくださーい」グイッ

唯「あぅぅ~。コンビニの制服可愛いのにぃ~」ジタバタ

紬「姫子ちゃん、このコンビニでバイトしてたんだ~」

姫子「ん。みんなは部活の帰り?」

律「まあね。姫子がバイトしてるんなら、これからはこの店に来るかぁ」

唯「私も常連さんになるよっ!」

姫子「あは。サンキュ」

4: 2010/08/13(金) 20:38:48.28
律「でも姫子って、ソフト部じゃなかった? もう引退したの?」

姫子「運動部は夏の大会で引退だから。だからこうしてバイトできるってわけ」

律「ふーん。バイトもいいけど、ちゃんと受験勉強してるかー?」

姫子「あ、律には言われたくないわねぇ」

律「なんだとー!」

梓「クラスの人ですか?」ボソボソ

澪「うん、立花さんって言うの」ボソボソ

梓(ちょっと見た目怖いけど、いい人なのかな。唯先輩が懐いてるみたいだし)

梓(でも澪先輩はちょっとビビッてる? でも澪先輩、人見知りだしなぁ……)

紬「りっちゃん、大変大変! うまい棒に見たことない味があったの」

律「ああ、お店によってちょっとずつ品揃えが違ったりするんだ」

紬「私、このサラミ味を買ってみる!」フンス

律「うん、いいんじゃない?」

5: 2010/08/13(金) 20:41:22.28
唯「ムギちゃん、甘いよ! 私なんてこんなの見つけちゃったよ! ハッピーパウダー200%のハッピーターン!」

律「お、それは良さそう」

紬「なあに、それ。ハッピー? ハッピーなの?」キラキラ

唯「ハッピーなんだよ! しかも200%なんだよ!?」

紬「凄いっ!」キラキラ

姫子「……この2人の会話は和むけど、律は大変そうね」フフッ

律「あはは……」

梓「ああ、それ食べたことありますよ。美味しいですよね」

唯「おぉ~」

紬「梓ちゃん、ハッピー? ハッピーになった?」

梓「はぁ、まぁ、それなりに」

紬「凄い凄い!」キラキラ

姫子「ああ、この子が『あずにゃん』なのね」

梓「えっ!?」

7: 2010/08/13(金) 20:44:23.30
姫子「私、唯達のクラスメイトで立花姫子」

梓「あっ、2年の中野梓です。よろしく」ペコ

姫子「唯がいつも可愛い後輩がいるって自慢しててさ、だから知ってたの」

梓「そうなんですか(どんな話してたのか気になるなぁ)」

姫子「ネコミミ似合うんだって?」プッ

梓「(ぎゃ―――――っ!!)あ、あははは……///」

ピピッ ピピッ

姫子「あ、ごめん。私、揚げ物やってたんだわ」

律「あっ、じゃあからあげ君のチーズ揚げたら教えてよ。揚げたて買うから!」

姫子「ん。わかった」

澪(みんな立花さんと平気で話せてるんだな……)

澪(私、引っ込み思案なせいで、凄く損してる気がしてきた……)

澪「律っ!」

律「うおっ!? どうした、澪」

8: 2010/08/13(金) 20:47:22.89
澪「今日も律の家に行っていいか? またお芝居の練習しよう!」

唯「おぉ~、澪ちゃんがやる気だ!」

紬「澪ちゃん……」ウルウル

律「よし、今日もやるかぁ」

唯「私も負けずに、憂にお芝居の稽古を見てもらうよ!」

梓「木Gの稽古を、ですか?」

唯「あずにゃん、落ち着きのない私が…」

梓「あー、はいはい」

唯「流された!?」ガーン

姫子(唯は可愛いなぁ……)ププ

10: 2010/08/13(金) 20:50:25.58
お会計!!

姫子「さっき聞こえちゃったんだけど、秋山さん、これから練習だって?」

澪「う、うん。せっかく選んでもらったんだから、頑張ろうかな、って……」

紬「澪ちゃん……」ウルウル

姫子「あは、真面目なのねぇ。でもファンクラブの子達も喜ぶだろうし、頑張って」

澪「あ、ありがとう…………ひ、姫子」

姫子「ん」

律「でもどうして私までジュリエットに選ばれるんだよー」プンプン

姫子「あー、律は澪と仲いいし、宝塚的なアレを期待されてるんじゃない?」

紬「そう! そうなの! 姫子ちゃん、わかってる!」キラキラ

律「とんだとばっちりだ―――っ!」

唯「でもりっちゃんも澪ちゃんも、お互いが相手役だから安心でしょ? いい配役だよ~」

律「うぅ~」

13: 2010/08/13(金) 20:53:28.62
唯「そして私は木G役に魂を込めるよ!」フンス

姫子「ん。私も大道具として木Gを魂込めて作るよ」フフッ

唯「姫子ちゃん、ありがと!!」

姫子「あはは。……えっと、会計誰までやったっけ?」

紬「私で最後でぇ~す」

澪「うまい棒10本……」

紬「贅沢しちゃった♪」

律「いや、買い過ぎだろ」

梓「でもうまい棒って、実際は棒じゃなくて筒ですよね」

紬「え……?」フラッ

律「梓、お前はなんてことを!」

唯「あずにゃん、それは言い過ぎだよ!」

梓「へ? え?」

14: 2010/08/13(金) 20:56:30.09
紬「私……私……ずっと騙されてたの……?」フラフラ

唯「ああっ、ムギちゃん、しっかり!」

律「梓っ! 謝れ! ムギに謝れ!」

梓「え? え? え?」

姫子「あっはっはっはっは! アンタら最高っ!!」

澪「は、恥ずかしい///」

姫子「バンドもいいけど、漫才でもイケるんじゃない? やってみれば?」

唯「それじゃあ、私がツッコミだねっ!」

唯以外全員『なんでやねん』

唯「はうっ!? 綺麗にハモられた!?」

17: 2010/08/13(金) 20:59:24.21
唯の家!!

唯「なんでやねん! なんでやねん!」ビシッ ビシッ

憂「お姉ちゃ~ん、ご飯だよ?」

唯「なんでやねん! なんでやねん!」ビシッ ビシッ

憂「……お姉ちゃん、何やってるの?」

唯「今ツッコミの練習してるんだぁ~。なんでやねん!」ビシッ

憂「そうなんだ」

唯「憂、私のツッコミどうかな? 鋭いかな? なんでやねん!」ビシッ

憂「それもお芝居の練習なの?」

唯「あ……」

憂「?」

唯「ツッコミの練習に夢中で、お芝居の練習忘れてたよ!」

憂「そ、そうなんだ…(なんでやねん…)」

18: 2010/08/13(金) 21:02:31.21
次の日!!

唯「りっちゃん、澪ちゃん、おはよう」

律「おーっす、唯」

澪「おはよう」

唯「2人とも一緒に来たんだ。昨日は練習進んだ?」

律「まあまあかな」

澪「1日でどうにかなったら苦労しないよ……」

唯「おぉ~、澪ちゃんがまた後ろ向きになってる!」

澪「うぅ~」

唯「あっ、いちごちゃんだ!」

律「ホントだ。お~い、いちご~!」

澪(うわ、あの子無表情で苦手なんだよなぁ……って、こんなことじゃダメなのに)

いちご「」プイッ

19: 2010/08/13(金) 21:05:23.49
唯「うわ、あからさまに無視された!」

律「なんで無視すんだよー!」

いちご「……今日の私は機嫌悪いから……」

律「えぇ~?(普段と変わんねーし)」

唯「あっ、いちごちゃん、右側の巻き巻きが甘い! なるほどぉ~、それで機嫌悪いんだね!」

澪(唯ったら、そんなことぐらいで……)

いちご「そう」コク

澪(当たりかよ!)

律「えぇ~、よく見てもわかんねーし。気にすんなよ」

いちご「…ガサツ」プイッ

律「何を――――っ!」

20: 2010/08/13(金) 21:08:23.57
唯「まぁまぁ、りっちゃん。今日はしょうがないよ~」

律「うわぁ~ん、唯ぃ~。アイツが、アイツがぁ~」

唯「よしよし」ナデナデ

澪「馬鹿やってないで、さっさと行くぞ」

律「ほーい」

唯「じゃあね、いちごちゃん。教室でね」

いちご「」コク

22: 2010/08/13(金) 21:11:39.56
教室!!

唯「おっはよ~」

律「おーっす」

「おはよー」「はよー」「おはよう」「おっす」

唯「あっ、エリちゃん、また仏像の本読んでる!」

エリ「えへへ。また新しいの買っちゃった」

律「ぶつぞー、どうぞー」

澪「昭和のギャグか!」

あかね「あははは。この本、3千円もするんだって」

律「うわ、高っ!」

唯「うまい棒3百本分だね!」

あかね「あははは(何でうまい棒換算?)」

23: 2010/08/13(金) 21:14:28.65
エリ「だってこの阿弥陀如来像見てよ~。うっとりしちゃう…」ホゥ…

あかね「うーん…」

律「わかるようなわかんないような…」

唯「可愛いよね」

律澪あかね『いや、それはわかんない』

唯「あれっ?」

エリ「うふふ」

律「ま、でも何かに夢中になるのっていいことだよな」

唯「う~ん。私もエリちゃんみたいに夢中になれるものあるかな~?」

澪「いや、お前は軽音部だろ! バンドに夢中になってくれよ!」

唯「おおっ、そっか。澪ちゃん鋭いっ!」

あかね「あはははは(唯ちゃんは凄いなぁ……)」

24: 2010/08/13(金) 21:17:29.52
体育!!

春子「今日の体育、先生休みだってさー」

和「あら、そうなの?」

春子「テキトーに試合しとけって」

和「いい加減ねぇ」

唯「うぅ~、今日もバスケなの~?」

春子「なんだ、唯はバスケ苦手なの」

和「この子は大体苦手よ」

唯「和ちゃん、酷いっ! バスケは特に苦手なの! ボールを真っ直ぐ投げらんないんだよぉ~」

和「両手にバランス良く力を入れて投げないからよ」

春子「しょうがないなぁ。おーい、バスケ部~」

25: 2010/08/13(金) 21:21:27.30
信代「何~?」

慶子「何?」

春子「ヘタクソな子集めてさ、簡単なバスケ講座やってあげなよ」

慶子「あぁ、そういうのは信代が得意だよ。ね?」

唯「信代ちゃん、おねげーします!」ペコ

信代「よっしゃ、まかしといて!」

紬「私もお願いしまぁ~す」

唯「ムギちゃんも?」

紬「私、球技は苦手だから」

信代「けっこうな人数になっちゃいそうね。まぁいいわ、体育館行こうよ!」

唯紬『はーい』

27: 2010/08/13(金) 21:24:28.27
体育館!!

律「澪ー、パスの練習しようぜー」

澪「悪い、私は唯達の方に参加するから」

姫子「え、澪って運動苦手なんだ? 背高いのにもったいないね」

澪「す、スポーツはやるものじゃなくて見るものなの」

姫子「なるほどねぇ、頑張って」フフ

律「じゃあ、姫子、こっちはこっちで練習しようぜー」

姫子「ん」

和「じゃあ、バスケ苦手な子はこっちに集まってー。信代が教えてくれるからー」

唯紬澪『はーい』

風子「あ、私も…」

いちご「はい」

しずか「私もこっちで……」

信代「それじゃまず、ドリブルの練習からいくよ」

29: 2010/08/13(金) 21:30:34.08
信代「唯っ、腰を曲げ過ぎ! それじゃおばあちゃんでしょ!」

唯「だぁってぇ~」

信代「いちごはもっと腰を落として! それじゃ鞠つきみたいだよ!」

いちご「……」

信代(こりゃ思ったよりも大変ね)ハァ

31: 2010/08/13(金) 21:34:23.87
紬「唯ちゃん、何か掴めた?」

唯「全然ボールが言うこと聞いてくれないんだよぉ~」

しずか「バスケットボールは重いから……」

澪「ああ、それはあるかもな」

風子「」コクコク

紬「先生! バレーボールとか、もっと軽いボールでやってみたらどうでしょう!」

信代「いや、それだとバスケじゃないから!」

紬「ダメかぁ」シュン

信代「今度はパスをやるわ。基本のチェスト・パスぐらいは、ちゃんと覚えて帰ってね」

全員『はーい』

33: 2010/08/13(金) 21:37:22.17
紬「唯ちゃん、すごーい。ちゃんと胸のところに来るようになったね」

唯「なんかコツが掴めたかも!」

いちご「ふんっ」

しずか「いちごちゃんも真っ直ぐ飛ぶようになったね」

風子「えいっ」

澪「風子はもうちょっと力を入れられるように頑張ろうな」

風子「はいっ」

信代「うんうん、パスはみんな形になってきたわね」

唯「信代ちゃん、凄いっ。慶子ちゃんが言った通り、教えるの上手なんだね!」

信代「まぁ、伊達に後輩を指導して来たわけじゃないから///」

唯「ありがとうね!」

信代「エヘヘ。じゃあ次はいよいよシュートの練習ね」

全員『できませーん』

信代「そこで綺麗にハモらないでよ!」

34: 2010/08/13(金) 21:40:26.27
信代「……っと、まあ、今のが基本のレイ・アップよ。ボールは投げるんじゃなくて、置く、って感覚で……」

紬「待って。走りながらシュートするのは、初心者には無理だと思うの」

澪「私らには難易度高くないかな?」

風子「で、できそうにないです…」

いちご「」コク

信代「えぇ~、でもこれが基本なのよ?」

唯「わかった! 下からゴールを狙うから難しいんだよ!」

しずか「唯ちゃん、どういうこと?」

唯「ダンクシュートだよ! ダンクシュートなら上から入れるんだから、きっとできるよ!」

紬「ああ、そうね! 先生、お手本をお願いしまーす」

36: 2010/08/13(金) 21:43:24.02
信代「え……?」

唯紬「」ワクワクキラキラ

信代(え? 何、このバスケ部ならダンクができて当たり前みたいな空気……)

澪「男子だって難しいダンクを女の子ができるわけないだろ……」ハァ

唯「え、そうなの?」

しずか「あはは…」

いちご「天然」ボソ

40: 2010/08/13(金) 21:46:59.76
信代「それじゃ順番に教えた通りシュートしてって~」

全員『はーい』

しずか「はいっ」

がんっ

しずか「当たった! リングに当たった!」パァァ

唯「ほっ」

ひゅー

唯「あわわ、全然違うトコ飛んでっちゃったよ」

紬「えいっ」

ごんっ

紬「私もリングに当たっちゃった♪」

風子「えいっ」

ごんっ

風子「私も当たりました」パァァ

42: 2010/08/13(金) 21:49:22.76
信代(いやいや、当てるだけじゃなくて入れようよ……)ハァ…

いちご「やっ」

ひゅー

いちご「……」

澪「はっ」

すぽっ

澪「え?」

風子しずか『わぁ』

唯「すごーい! 澪ちゃん入ったよ――――っ!!」

紬「凄い凄いっ!!」

澪「え……え?」

信代「やったね、澪!」

澪「や……やった――――っ!!」パァァ

43: 2010/08/13(金) 21:52:29.01
曜子「きゃ――――っ! 秋山さんがシュート決めた――!!///」

俊美「カッコイイ~///」キャッキャッ

律「いや、あっちにいる時点でカッコ悪いだろ」

三花「あははっ」

律「んん? 何だよ、三花」

三花「りっちゃんったら、どこにいても澪ちゃんが気になるのね~」

潮「いよっ、熱いね~」

慶子「あははは」

律「だーから、変な想像すんなっつーの!」

姫子「ふふっ」

45: 2010/08/13(金) 21:55:24.68
授業後!!

律「よぉー、見てたぞー。澪やったなー」

澪「あっ、律。えへへ///」

律「唯とムギはどうだったんだ?」

唯「私はボールを真っ直ぐ投げられるようになったよ!」

紬「私は何とか走りながらドリブルできるようになったわ」

律「あら、ずいぶん低いレベルで戦ってらっしゃったのねー」

姫子「いいじゃない、上出来上出来。頑張ったね」ナデナデ

唯「えへへぇ~///」

律「姫子は唯に甘いな~」

姫子「あは、まあね」

澪「まぁ、姫子の気持ちもわかるけどな」

紬「うんうん」

48: 2010/08/13(金) 21:58:27.26
放課後!!

純「梓、これから部活?」

梓「うん、純もこれからジャズ研でしょ?」

純「いやー、今日は私、憂と学園祭の買出しなんだよね」

梓「そうなんだ。ゴメン、任せちゃうけどよろしくね」

純「はいよ」

??「あっ、あずにゃん発見」

梓「へっ?」

姫子「あずにゃんはこれから部活?」

純(うおっ、なんか大人っぽい美人来た!)

梓「姫子先輩、あずにゃんって呼ばないでください!」

姫子「あは。ごめんごめん」

49: 2010/08/13(金) 22:01:24.31
梓「姫子先輩はこれからバイトですか?」

姫子「そ。……あ、お友達?」

純「私、梓のクラスメイトで鈴木純って言います!」

姫子「私は3年の立花姫子。よろしくね」ニコ

純「こここ、こちらこそ!///」

梓(何故赤くなる)

姫子「それじゃ、軽音部も頑張ってね」

梓「はいっ、さようなら」

純「さようならっ!」

梓「んもう、唯先輩のせいでみんなからあずにゃんって呼ばれちゃう」

純「梓っ、あの美人は誰!?」グイッ

梓「ゆ、唯先輩のクラスメイトだよ」

純「イイなぁ、カッコイイなぁ。やっぱり3年生となると大人っぽいよね!」

梓「……(唯先輩やムギ先輩を知ってる私は素直に同意できない……)」

50: 2010/08/13(金) 22:04:23.39
音楽室!!

唯「あれ!?」

律「どうしたー、唯」

唯「そう言えば思い出したんだけど、いつの間にか澪ちゃんと姫子ちゃん、名前で呼び合ってたね」

律「って、今更かよ」

澪「い、いいだろ別に」

紬「うふふ、昨日からよね」

律「澪は姫子にビビッてる感じだったのになー。どんな心境の変化なんだか」

梓(やっぱりビビッてたんだ、澪先輩……)

澪「わ、私も律や唯みたいにみんなと普通に話せるようになりたいな、って……」

律「澪っ!」

唯「澪ちゃん!」

紬「まぁ!」

51: 2010/08/13(金) 22:07:22.27
澪「な、何?」

律「澪っ、成長したなっ! 私はいつまでもお前を見守ってるぞ――――っ!!」

唯「澪ちゃんっ、私も応援するからねっ」

紬「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ」

澪「だ――――っ! 大袈裟に騒ぐな! はっ、恥ずかしいだろ!」

梓「でも向上心を持つのって素敵です! さすが澪先輩」

澪「うぅ~///」

紬(いいなぁ、いいなぁ。毎日が楽しくて夢みたい)

紬(私、この学校に来て本当によかった)

紬(軽音部に入って本当によかった)

52: 2010/08/13(金) 22:19:22.33
いきなり学園祭後!!

「おはよう」「おはよー」「おーっす」「おはよう」

紬「あ……」

紬(ケーキ持ってきちゃった……)

紬(私ったら何をやってるんだろう。もう部活はないのに……)

唯「ムギちゃん、おはよー!」

紬「お、おはよう、唯ちゃん」

唯「寒くなってきたねー。朝起きるのがつらいよ~」

紬「うふふふ」

唯「今日は早く帰って、お家で勉強しようっと」

紬「あ、唯ちゃん……」

唯「ん?」

53: 2010/08/13(金) 22:22:22.80
澪「唯、ムギ、おはよう」

律「おーっす!」

唯「澪ちゃん、りっちゃん、おはよう」

紬「2人ともおはよう」

澪「今日は律と一緒に問題集を見に行くつもりなんだけど、2人はどうする?」

唯「私は今日は真っ直ぐ帰るよ」

紬「ごめんなさい、私も。そういうのは大体揃えちゃったから」

澪「うん、わかった」

律「そんじゃあ、今日は2人っきりで遊ぶとしますか~」

澪「って、遊びじゃないだろ!」

紬「うふふふ」

54: 2010/08/13(金) 22:25:23.42
放課後!!

紬(音楽室に来ちゃった……)

紬「トンちゃん、こんにちは」

トンちゃん「……」コポコポ

紬(梓ちゃんはトンちゃんのお世話を終えて、もう帰っちゃったみたいね……)

シーン

紬(この前まであんなに賑やかだったのに、もう随分昔のことみたい……)

紬(教室も学園祭が終わってから、受験ムードになってきちゃったし)

紬(このまま、年明けには自由登校になって、卒業式を迎えるだけになって……)

紬(もう、この部屋でお茶会をすることも演奏することもないのかな)

紬「寂しいな……」

紬「あっ」ポロポロ

紬(やだ、声に出したらどんどん悲しくなってきちゃった)

紬(どうしよう、止まらないよぉ)ポロポロ

55: 2010/08/13(金) 22:28:22.03
かたん…

紬「!?」

唯「あ……」

紬「唯ちゃん!?」

唯「ごめんね、ムギちゃん」

紬「う、ううん。唯ちゃんはどうしてここに?」ゴシゴシ

唯「ギー太を取りに来たんだ」

紬「ギー太? え? なんでここに?」

唯「えへへ/// 実は朝ぼんやりしてたら持って来ちゃってたの」

紬「ふふっ、そうだったの」

唯「うん。りっちゃん達に知られたらからかわれると思って、ここに置いてたんだ」

紬「うふふ……」

56: 2010/08/13(金) 22:31:25.66
唯「…………」

紬「…………」

唯「……ここも、寂しくなっちゃったね」

紬「うん」

唯「あずにゃんにも、寂しい思いさせちゃってるね」

紬「ええ」

唯「学園祭、楽しかったね」

紬「…………」ジワッ

唯「!! む、ムギちゃんっ!!」

紬「ぐすっ、なあに?」

唯「じ、実は私、曲を作ったんだ!!」

紬「えっ!?」

57: 2010/08/13(金) 22:34:21.89
唯「学園祭が終わった後、なんかメロディと歌詞が浮かんで来てね、頑張ってまとめたんだ」

紬「きっ、聴きたい!」

唯「うん、1番最初は、ムギちゃんに聴かせてアドバイスをもらおうと思ってたんだぁ」

紬「うんっ! もちろん、いいわ」

じゃらーん

唯「それじゃいくね」

紬「ええ」ワクワク

58: 2010/08/13(金) 22:37:26.88
唯「♪みんなが大好きっ!!
   延々続行 ルララ Miracle Sing Time
   歌って 歌って 愛伝える最強手段♪」

紬(え、何、この高い演奏能力を要求されそうな曲……)

唯「♪つたない曲でも 微妙な歌詞でも
   届けたい 精一杯のsoulを♪」

紬(ギターのリフも作ってあるのね……リズムもコードも凝ってて、初めて作ったとは思えない)

紬(んもう、これだから天才は)フフッ

紬(…………)

紬(でも、唯ちゃんらしい元気な曲ね)

紬(歌詞も唯ちゃんらしさが出てる)

紬(と言うより、唯ちゃんの高校時代が詰まった歌詞なんだ……)

59: 2010/08/13(金) 22:40:23.56
紬(……私達のことを思い浮かべながら作ってくれたのかな……?)

紬(この曲を聴いてると、みんなの顔が浮かんでくるみたい)

紬(唯ちゃん……)

唯「♪大好き 大好き 大好きをありがとう
   歌うよ 歌うよ 心をこめて今日も歌うよ♪」

紬(…………)

唯「♪大好き 大好き 大好きをありがとう
   歌うよ 歌うよ 愛をこめてずっと歌うよ♪」

紬(…………)グス

じゃん♪

61: 2010/08/13(金) 22:43:22.11
唯「えへへ、どうだった?」

紬「うぅ~~~」ポロポロ

唯「わわわ、ムギちゃん、どうしたの!?」

紬「唯ちゃんがこんな曲作るから……」ポロポロ

唯「え? え?」オロオロ

紬「うぅ~、卒業したくないよぉ」ポロポロ

唯「ムギちゃん……」

紬「うぅ」ヒック

唯「よしよし」ナデナデ

紬「わあぁ、唯ちゃ~~~~~ん」ギュッ

62: 2010/08/13(金) 22:46:33.21
唯「ムギちゃん、落ち着いた?」ナデナデ

紬「うん、ごめんね…………それと、もうちょっとこのままでいい?」

唯「うん、もちろんだよ。えへへ、今日のムギちゃんは甘えん坊さんだね」

紬「ふふ(こういうところ、唯ちゃんもちゃんとお姉さんやってるんだ……)」

唯「よしよし」ナデナデ

紬(凄い安心する……)

唯「」ナデナデ

紬「ねぇ、唯ちゃん、私のお話聞いてくれる?」

唯「うん、何?」ナデナデ

紬「私ね、中学のとき、ちゃんとしたお友達がいなかったの」

唯「そうなの? ムギちゃんって、お嬢様学校に行ってたんだよね」

紬「うん……みんないいお家の人ばかりだった」

唯「漫画のお嬢様って、優しそうだけどなぁ。あ、意地悪なお嬢様もいるか」

紬「うふふふ。意地悪な人はいなかったわ」

63: 2010/08/13(金) 22:49:43.14
唯「そっか。漫画は漫画だもんね」

紬「みんないつも和やかにお話してるの。でも、どこか家の格みたいなものを競い合ってるような空気があって、完全に心を許してない感じなの」

唯「ふーん……」

紬「私の家は成り上がりだから、いつもそのことで厭味を言われてるような気がしてた」

唯「ムギちゃんに厭味を言う人なんて、りっちゃんがいたら成敗してくれたのにね」プンプン

紬「ふふっ。でももしかしたら、私が卑屈になっていただけかもしれないけどね」

唯「お嬢様もいろいろ大変なんだね」ナデナデ

紬「だからわがままを言って、普通の高校に来たの」

唯「そうだったんだ」

紬「桜高に入って、軽音部に入って、それからは夢みたいだった」

唯「ムギちゃん……」

64: 2010/08/13(金) 22:52:31.02
紬「一緒にいるだけで楽しくなれるようなお友達ができるだなんて、考えてもいなかったの。私、ここに来て本当に良かった」

唯「うん、私もムギちゃんが軽音部に入ってくれて良かったと思ってるよ」

紬「ありがとう、唯ちゃん///」

唯「えへへ」

紬「でももう、高校も終わりなのね……」

唯「……ムギちゃん、私達は卒業しちゃうけど、友達じゃなくなっちゃうわけじゃないよ」

紬「唯ちゃん……」

唯「私、ずっとムギちゃんと友達でいたいよ?」

紬「……うんっ」

65: 2010/08/13(金) 22:55:23.28
唯「えへへへへ」

紬「うふふふふ」

唯「ちょっとは元気出た?」

紬「うん。唯ちゃんに愚痴を聞いてもらっちゃった」

唯「えへへ。またいつでも聞いてあげるからね」

紬「あ、唯ちゃん、ケーキ食べない?」

唯「えっ!? あるの!?」

紬「実は私も、うっかり持って来ちゃってたの///」

唯「ぷっ。あはははは! 私と同じだぁ~」

紬「うふふふ」

67: 2010/08/13(金) 22:58:22.16
唯「はい、ムギちゃん。あーん」

紬「あーん」パクッ

唯「美味しいね」

紬「うんっ!」

唯「……ムギちゃん」

紬「なあに?」

唯「私、N女子大を狙ってみようかな」

紬「えっ!?」

68: 2010/08/13(金) 23:01:26.91
唯「その学校にはね、私の大事な大事な、寂しがり屋さんの友達が行く予定なんだぁ」

紬「ゆ、唯ちゃん……」ウルウル

唯「だから私も、N女子大に行きたくなっちゃったんだよ」

紬「唯ちゃんが一緒に行ってくれるなら、凄く凄く嬉しい!」

唯「うんっ」

紬「ありがとう、唯ちゃん」

唯「だから時々、勉強教えてね///」テヘ

紬「ふふっ、了解しました!」

唯「えへへぇ~」

紬「唯ちゃん、大好き!」

69: 2010/08/13(金) 23:04:23.15
そして受験後!!

紬「学校に来るの、本当に久しぶりな気がするわ。梓ちゃん、元気かしら」

唯「さっきメール返って来て、下駄箱のとこで待っててくれるって」

澪「梓には寂しい思いさせちゃったからな。これから卒業まで、なるべく顔を出してやるようにしないと」

律「でも梓のヤツ、私まで合格したって聞いてびっくりしただろうなー。いっぱい自慢してやらないと」ニシシ

紬「うふふふ」

唯「あっ、いた! あずにゃぁ~~~~~~ん!!」

梓「唯先輩、おめでとうございます!」

唯「あずにゃん、ありがと~~」ダキッ

梓「わわ。唯先輩ももう女子大生なんですから、ちょっとは落ち着いてください!」

唯「だって久しぶりなんだも~ん。あずにゃん分が足りないんだよぉ~」スリスリ

律「ははっ、この光景も懐かしいなぁ」

70: 2010/08/13(金) 23:07:24.12
澪「梓、久しぶり」

紬「元気にしてた?」

梓「あ、みなさんもおめでとうございます!」

律「へへーん、私まで合格してびっくりしただろー!」

梓「いえ、別に」

律「な、何ぃ?」

梓「だって律先輩が頑張ってたの、知ってますから」

律「む」

梓「やっぱりみなさんは、私の自慢の先輩ですっ!」

紬「梓ちゃん……」

唯「あずにゃ~ん、ありがとね~」スリスリ

律「梓……」ウルッ

71: 2010/08/13(金) 23:10:23.42
澪「あ、律、ちょっと涙ぐんでる」

律「う、うるへー! 不意をつかれただけだっつーの!」グシグシ

紬「うふふふ」

梓「来年は私も行きますからね!」

澪「ああ、放課後ティータイム再結成だな」

唯「また一緒にケーキを食べようね!」

梓「何でそうなるんですか! バンドをやるんです!!」

唯「おお、そうだった!」

律「でも唯は受験勉強の間にギターを忘れてそうで怖いな~」

唯「私もだよ、りっちゃん!」

澪「自分で言うなよ!」

紬(またみんなと一緒にいれるなんて、凄く凄く幸せ!)ニコニコ

72: 2010/08/13(金) 23:13:26.85
職員室!!

さわ子「みんなおめでとう」

唯紬澪律『ありがとうございます』

さわ子「特に唯ちゃんとりっちゃんの追い込みは凄かったものね、よく頑張ったわ」

唯「えへへへぇ」

さわ子「生徒の努力が実る瞬間に立ち会えると、先生になって本当に良かった、って思うわ」

澪「先生……」

紬「さわ子先生……」ウルウル

唯「えー、そういうのさわちゃんのキャラじゃないよ~」

律「台無しかっ!」

さわ子「ネットで見つけていつか使おうと思ってた言葉なんだから、素直に感動しなさいよ」ブーブー

律「アンタもか! 危うく騙されるところだった!」

澪「先生……」ジトー

紬「あらあらあらあら」

73: 2010/08/13(金) 23:16:24.36
??「唯っ! 久しぶりだね!」

唯「へ? あっ、姫子ちゃ~~~ん」ダキッ

姫子「何だか騒がしいと思ったら、やっぱり軽音部だった」ナデナデ

律「姫子も合格の報告に来たのか? おめでとう」

姫子「ん。みんなもおめでとう。その顔だと全員合格したみたいね」

さわ子「姫子ちゃん、おめでとう」

姫子「先生、ありがとうございます」ペコ

さわ子「生徒の努力が実る瞬間に立ち会えると、先生になって本当に良かった、って思うわ」

姫子「せっ、先生っ……」ウルッ

唯紬澪律「…………」

74: 2010/08/13(金) 23:19:22.58
廊下!!

姫子「みんなは帰らないの?」

唯「うん、あずにゃんが授業終わるの待ってるんだぁ」

澪「梓にはずっと寂しい思いさせちゃったからな」

姫子「ん。じゃあ梓ちゃんによろしく」

律「またなー」

紬「卒業式にね」

75: 2010/08/13(金) 23:22:22.06
姫子「あ、そうだ。卒業ライブとかやらないの?」

律「え?」

姫子「3年2組はみんな放課後ティータイムのファンなんだからさ、やってくれたら盛り上がると思うよ」

唯「私やりたい!」

紬「やろうやろう!」

澪「うん、いいな!」

律「よっしゃ! いっちょやるか!」

姫子「あは。楽しみにしてるね」

76: 2010/08/13(金) 23:25:21.78
卒業ライブ!!

唯「♪ふわふわ時間♪」

澪「♪ふわふわ時間♪」

じゃじゃっ、じゃじゃっ、じゃーん♪

きゃ―――――――っ!!

曜子俊美「秋山さ―――――ん!! 素敵―――――っ!!」

唯「みんなありがと―――――!!」

エリあかね「唯ちゃ――――ん!!」

唯「次は最後の曲です!」

えぇ~。

唯「この曲はね、みんなのこと考えながら作った曲なんだぁ」

しずか「えっ!? 唯ちゃんが作った曲なの?」

唯「そだよ」エヘヘ

しずか「すごーい!」ピョンピョン

77: 2010/08/13(金) 23:28:23.24
唯「私ね、このクラスに入って本当に楽しかったの。修学旅行も学園祭も、すっごくすっごくいい思い出なんだぁ」

三花ちか「私も――――っ!」

唯「えへへ。だからね、私、このクラスになれて本当に良かった! みんなクラスメイトになってくれてありがとう!!」

こっちこそー!         唯っ、愛してる―――――っ!

  あはははは。   秋山さーん、大好きー!!

唯ちゃーん!         律ー、腑抜けた演奏したら殴るよー!

    うるせー!   あははは。   ムギちゃーん!  唯ーっ!

澪ちゃーん!      あずにゃーん!

     りっちゃーん!     ムギー!

律(みんな卒業でテンション高くなっちゃってるなー。引きずられてドラム走らないようにしないと)

澪(やっぱりライブは楽しいなっ! 恥ずかしがり屋の私が、何でもできるような気がしてくる)

紬(唯ちゃんのMCでちょっとうるっと来ちゃった)

梓(あずにゃんはやめて……)

唯「それじゃ行くよ! 『Utauyo!!MIRACLE』!!」

79: 2010/08/13(金) 23:31:23.45
律「わん、つー、すりー!」

唯「♪みんなが大好きっ!!
   延々続行 ルララ Miracle Sing Time
   歌って 歌って 愛伝える最強手段
   つたない曲でも 微妙な歌詞でも
   届けたい 精一杯のsoulを♪」

姫子「みんなっ、唯が回るトコで一緒に回ろっ!」

しずか「うんっ」

エリあかね「了解!」

風子「え? え? え?」

春子「面白そうじゃん!」

いちご「……うん」

信代「えっ、何? 回るの?」

潮「唯ちゃんが回るトコで一緒に回るんだって」

慶子「わかった!」

81: 2010/08/13(金) 23:34:22.93
さわ子(ふふっ、ギター弾きながら歌えないって泣きついてきた子が、まさかこんな曲を作れるようになったなんてね)

さわ子(軽音部やクラスのみんなを思いながら作ったのね、唯ちゃんらしいわ)

さわ子(初めて担任になったクラスだけど……)

さわ子(こんなにまとまってるクラスなんて、なかなか出会えないでしょうね)

さわ子(きっと唯ちゃんやりっちゃんのお陰だわ)

さわ子(2人とも、大人しい子や見た目の怖い子とも平気で仲良くなっちゃうんだもの)

さわ子(みんな、卒業おめでとう。そして、私の生徒になってくれて本当にありがとう)

唯「♪大好き 大好き 大好きをありがとう
   歌うよ 歌うよ 愛をこめてずっと歌うよ♪」

じゃん♪

わあああああああああああああああっ!!

唯「3年2組大好き――――――――――っ!!」

―fin―

82: 2010/08/13(金) 23:35:30.19
おつ!

83: 2010/08/13(金) 23:38:00.46
俺を泣かせるなよ……

84: 2010/08/13(金) 23:41:34.41
イイハナシダナ-

引用元: 唯「3年2組!!」