767: 2007/12/23(日) 04:50:52 ID:???
夕食の準備も終わり、少しだけ開放された時間の中で僕は何時もどおり自分の中に篭る
液晶でスタートの位置を確認して再生を押す
イヤホンから流れてくる音が僕をユックリ周りから遮断してくれる
『果てない夢がチャント終わりますように・・・』
夢ってなんだろう?
夢があったとして、チャント終わるって何だろう?
夢だけを考えたら、ある
うん、あるなぁ
『あるなぁ』
そう、僕には夢っていうのか分からないけど、望みがある
ある、ある、ある、ある、ある
6回目の確認の前に曲が終わり、液晶の記号が三角から四角に変わってボクの思考はまたユックリと現実に戻っていった
音の止まった役に立たないイヤホンを耳に感じながら考えてみる
どうしようも無い事だけど
考えてみる
液晶でスタートの位置を確認して再生を押す
イヤホンから流れてくる音が僕をユックリ周りから遮断してくれる
『果てない夢がチャント終わりますように・・・』
夢ってなんだろう?
夢があったとして、チャント終わるって何だろう?
夢だけを考えたら、ある
うん、あるなぁ
『あるなぁ』
そう、僕には夢っていうのか分からないけど、望みがある
ある、ある、ある、ある、ある
6回目の確認の前に曲が終わり、液晶の記号が三角から四角に変わってボクの思考はまたユックリと現実に戻っていった
音の止まった役に立たないイヤホンを耳に感じながら考えてみる
どうしようも無い事だけど
考えてみる
768: 2007/12/23(日) 04:52:36 ID:???
リビングで僕は相変わらず音が無くなったイヤホンを耳につけながら、さっきまで流れていた
歌を頭の中で、もう一度ながしてみる
『君と好きな人が百年続きますように』
すごい歌詞だよなぁ、好きな人と百年続くぐらい近くに居てくれてるんだよね
いいなぁ
百年じゃなくてもいいけど、ほんの少しだけ他人より近く、長く傍に居たい
彼女は他人を怖がるから一歩近づくとスゴク怒りだして遠ざけるけど
その手をかいくぐって、彼女の懐に入れたとしたら・・・
そしたら、すごい間近に彼女の顔が僕の顔と一緒になって
彼女はビックリして言葉が出なくて
僕はビックリして言葉を出せなくて
『どうか来て欲しい、みずぎわまで来てほしい』
さっきまで聞いてた曲が頭のなかでコダマして
僕は一歩近づいて、君の唇を見ながら言ってみるんだ
「百年じゃなくてイイ、、でも、ずっと居て欲しい」
驚いた彼女は、彼女は、、、
歌を頭の中で、もう一度ながしてみる
『君と好きな人が百年続きますように』
すごい歌詞だよなぁ、好きな人と百年続くぐらい近くに居てくれてるんだよね
いいなぁ
百年じゃなくてもいいけど、ほんの少しだけ他人より近く、長く傍に居たい
彼女は他人を怖がるから一歩近づくとスゴク怒りだして遠ざけるけど
その手をかいくぐって、彼女の懐に入れたとしたら・・・
そしたら、すごい間近に彼女の顔が僕の顔と一緒になって
彼女はビックリして言葉が出なくて
僕はビックリして言葉を出せなくて
『どうか来て欲しい、みずぎわまで来てほしい』
さっきまで聞いてた曲が頭のなかでコダマして
僕は一歩近づいて、君の唇を見ながら言ってみるんだ
「百年じゃなくてイイ、、でも、ずっと居て欲しい」
驚いた彼女は、彼女は、、、
769: 2007/12/23(日) 04:56:32 ID:???
はぁ~妄想なのにここが限界だよ・・・
カチッ
テープが空白を終えて、また次の再生を続けようとしてる
もうすぐ歌が始まる
賭けをしてみようかな
もし次の歌が始まる前に彼女の声が聞こえたら、行ってみよう水際まで
すごい有り得ない確立だから
昔納屋だった自分の部屋、暗くて接触が無くて、だから、一人で居ようと思えば何時までも
一人でいられた部屋
ここに居れば誰も話かけてこない、
だからサッキの考えも妄想で完結してくれるんだから、妄想だから
カチッ
テープが空白を終えて、また次の再生を続けようとしてる
もうすぐ歌が始まる
賭けをしてみようかな
もし次の歌が始まる前に彼女の声が聞こえたら、行ってみよう水際まで
すごい有り得ない確立だから
昔納屋だった自分の部屋、暗くて接触が無くて、だから、一人で居ようと思えば何時までも
一人でいられた部屋
ここに居れば誰も話かけてこない、
だからサッキの考えも妄想で完結してくれるんだから、妄想だから
770: 2007/12/23(日) 04:57:55 ID:???
だからサッキのケツイはシテモイイヨネ
コエガキコエタラ、ボクハイキマス、ミズギワマデ
ココロヲコメテ
ヒャクネンツヅキマスヨウニ
開きそうににない襖を眺めながら、絶対安全な決意を胸に苦笑してみた
バンッ!!
襖が開いちゃった
「何してんのよ!?」
ええええええええええええええええええええええええええええええええええ
ええ!?
「あ、アスカなんで!?」
「はぁ?何でって何がよ!、あんたが何時までも出てこないから、こうやって来てやってんじゃないの!!!」
「あんたねっ・・・って」
水際まで来た彼女を抱きしめた
「なっちょっとアンタ!なにっ」
コエガキコエタラ、ボクハイキマス、ミズギワマデ
ココロヲコメテ
ヒャクネンツヅキマスヨウニ
開きそうににない襖を眺めながら、絶対安全な決意を胸に苦笑してみた
バンッ!!
襖が開いちゃった
「何してんのよ!?」
ええええええええええええええええええええええええええええええええええ
ええ!?
「あ、アスカなんで!?」
「はぁ?何でって何がよ!、あんたが何時までも出てこないから、こうやって来てやってんじゃないの!!!」
「あんたねっ・・・って」
水際まで来た彼女を抱きしめた
「なっちょっとアンタ!なにっ」
772: 2007/12/23(日) 05:06:24 ID:???
僕は鈍感なくせに暴走するらしい
聡明な彼女が不意をつかれた状況をこんこんと説明している
いわく、「あんたアタシのタンクトップの意味わかって無かったじゃない!」
「ていうか、何で一緒に住んでるか考えた事ある?」
「アタシはねっ・・・・」
ごめん、
僕はもう一度彼女を抱きしめる腕に力を込めて、君にだけ伝わるように囁いた
「ごめん、大好きなんだ」
瞬間僕の腕の中で震えた彼女は
「あやまんないでよ」
聡明な彼女が不意をつかれた状況をこんこんと説明している
いわく、「あんたアタシのタンクトップの意味わかって無かったじゃない!」
「ていうか、何で一緒に住んでるか考えた事ある?」
「アタシはねっ・・・・」
ごめん、
僕はもう一度彼女を抱きしめる腕に力を込めて、君にだけ伝わるように囁いた
「ごめん、大好きなんだ」
瞬間僕の腕の中で震えた彼女は
「あやまんないでよ」
774: 2007/12/23(日) 05:15:21 ID:???
カチッ
歌がまた最初から歌詞を紡ぎだしてる
「好きなんだ」
あやまるのは辞めた
薄紅色の唇に、そっと自分の唇を押し当てて、
罪悪も
幸福も
我侭も
欲望も
全部君の唇に押し当てて、
「謝らないからね」
その時の彼女の顔を僕は一生忘れない、僕の目を見つめてハニカンダ君の顔を僕は忘れたくない
「この事忘れたらコロスわよ!」
果てない夢が今始まった
歌がまた最初から歌詞を紡ぎだしてる
「好きなんだ」
あやまるのは辞めた
薄紅色の唇に、そっと自分の唇を押し当てて、
罪悪も
幸福も
我侭も
欲望も
全部君の唇に押し当てて、
「謝らないからね」
その時の彼女の顔を僕は一生忘れない、僕の目を見つめてハニカンダ君の顔を僕は忘れたくない
「この事忘れたらコロスわよ!」
果てない夢が今始まった
776: 2007/12/23(日) 09:50:28 ID:???
よかったよGJ!
引用元: 落ち着いてLAS小説を投下するスレ 14
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります