1: 2013/05/28(火) 23:19:11.40
小鳥「でも、律子さんが監督だとしても、一人スタメン落ちしちゃいますね」

P「監督は俺です。律子は選手として活躍してもらいますよ」

小鳥「そうなると、二人余っちゃいますが」

P「競争なくして選手やチームが強くなると思いますか?」

小鳥「なるほど、本気ですね!」

P「もちろんです!やるからには勝てるチームを作りますよ」

P「打倒なでしこ!765ジャパン、ファイト!」

P小鳥「「オーーー!!」」


https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369750751

2: 2013/05/28(火) 23:21:48.37
小鳥「まずはシステムですね。どうしますかプロ……いえ、監督」

P「とりあえずオーソドックスに4-4-2でいってみましょう」

小鳥「わかりました。2トップから選んでいきますか?」

P「そうしましょう。点を取らなきゃ勝てませんから」

小鳥「FWに必要なのは、やはり決定力ですよね」

P「そのためにも、前線での競り合いに勝てる身体能力が欲しいですね」

小鳥「あとは、自分が決める!という積極性でしょうか」

P「身体能力と積極性……やはり2トップは真と響かな」

小鳥「決定力も申し分なさそうですね」

P「ん~……」

小鳥「どうしました?」

P「いえ、次いきましょう」

小鳥「はい?では」

3: 2013/05/28(火) 23:24:01.67
P「トップ下を」

小鳥「ふふ、早速いきますか」

P「俺、ジダンが好きだったんですよ」

P「やっぱりナンバー10、チームのエースポジションですよね!」

小鳥「わかります!特別なポジションって感じですよね」

小鳥「私たちの世代なら、やっぱりロベルト・バッジョ!」

P「え?」

小鳥「ピヨ?」

P「いや、もちろんバッジョは知ってますけど……」

小鳥「で、ですよね……」

P「……」

小鳥「……」

4: 2013/05/28(火) 23:26:10.62
P「え~と……エースってことで言うと美希ですかね」

小鳥「いいですね、天才肌のエース!」

P「ただ、美希はスタンドプレーに走りそうなのが」

小鳥「あ~、確かに」

P「個人で局面を打開できる能力は期待できるんですが」

小鳥「それに加えて、司令塔として攻撃の起点になれる能力となると……」

P小鳥「「……あ!」」

P小鳥「「伊織(ちゃん)!」」

P「文句なしですね!」

小鳥「美希ちゃんと伊織ちゃんのWエース!萌え…おっと、燃えますね!」

P「美希は適正的にはFWかな」

小鳥「3トップにしますか?」

P「いや、真に代えて、美希と響の2トップで」

小鳥「真ちゃんもFW向きだと思いますが」

P「真は、ある意味チームのジョーカーみたいな存在なので」

P「どのポジションでも戦力になる分、もうちょっと見極めたいかなぁと」

小鳥「なるほど、逆に悩ましいですね~」

P「真は保留ってことで、先にポジションを埋めていきましょう」

小鳥「わかりました。では次は?」

5: 2013/05/28(火) 23:30:46.92
P「ボランチいきましょう」

小鳥「ボランチですか……ふふ、また一緒に言いませんか?」

P「お、いいですよ!せ~の……」

P小鳥「「律子(さん)!」」

小鳥「ですよねー」

P「チームの心臓、ピッチ上の監督となれば、律子以外には考えられないでしょう」

小鳥「だから律子さんを監督じゃなく選手で起用したんですね」

P「ふっふっふ、律子は最初からボランチでキャプテンと決めてました」

P「トップ下が伊織なら、縦の連携も期待できるし」

小鳥「いよいよチームの形が見えてきましたね」

P「よし、どんどんいきましょう!」

6: 2013/05/28(火) 23:32:38.16
小鳥「残りのMF二人はサイドアタッカーですか?」

P「いえ、ここはあえてなんでもできる器用な選手を入れたいですね」

小鳥「器用な選手?」

P「ええ、亜美と真美です」

小鳥「ああ、確かに攻守どちらでも器用にこなせそうですね」

P「めまぐるしく役割が入れ替わるポジションなので、双子ゆえの高度な意思疎通ができるのも大きな武器かと」

小鳥「コンビプレーやトリックプレーも期待できますね」

P「はは、漫画みたいですね」

小鳥「またまた~。サッカーで双子といったら、ねえ?」

P「え?」

小鳥「ピヨ?」

P「……」

小鳥「ほ、ほら、男子だったらプールでスカイ○ブハリケーン!とかやったりして……」

P「なんですかそれ?必殺技ですか?」

P「サッカーの話ですよね?」

小鳥「……」

P「……」

小鳥「次いきましょう、次!」

P「あ、はい」

7: 2013/05/28(火) 23:35:32.33
P「次はセンターバックです」

小鳥「4バックだから……二人ですね」

P「ええ。やはり一人は高さが欲しいので……」

小鳥「貴音ちゃんですか?」

P「そうです。物事に動じないあたりも、守備の要として期待できるんじゃないかと」

小鳥「それじゃ、もう一人はあずささん?」

P「いえ、千早を」

小鳥「ここで千早ちゃんが来ますか」

P「鉄壁!って感じじゃないですか」

小鳥「……」

P「……た、他意はないですよ?」

小鳥「堅実な守備ってことですよね?」

P「そうです、それです!」

小鳥「……」

8: 2013/05/28(火) 23:36:50.42
小鳥「じゃあ、次は……」

P「サイドバックです」

小鳥「DFながら、サイド攻撃の起点にもなる重要なポジションですよね」

P「そうです。試合中、ピッチの端から端まで走り回るポジションだから……」

小鳥「やはりスタミナですか」

P「その点で、まずはやよいですね」

小鳥「なるほど。やよいちゃんなら攻撃も守備も全力プレー!って感じですよね」

小鳥「ただサイドバックなら、クロスを上げるためのキックの精度も必要ですよね?」

P「そのへんは、ほかのみんなも条件はほとんど同じですから」

小鳥「練習あるのみですか!」

P「やよいならやってくれますよ!」

9: 2013/05/28(火) 23:38:58.37
小鳥「もうひとりは?」

P「……難しいです」

小鳥「真ちゃんを除いて残ってるのは……春香ちゃん、雪歩ちゃん、あずささんですか」

小鳥「う~ん、確かに難しいですね」

P「春香は献身的に攻守どちらもこなしてくれそうだし、その点は申し分ないんですが」

P「攻撃参加はともかく、守備に戻る際に転ばれると……」

小鳥「シミュレーションなんて取られたら、目も当てられないですしねぇ」

P「雪歩はピッチに穴を掘りそうだし」

小鳥「あずささんは、最悪試合中に失踪しかねない、と……」

P「どんなミステリーかと」

小鳥「そもそも、どのポジションでも使いにくくないですか?」

P「そうなんですが、そこをなんとかするのが監督ですから」

10: 2013/05/28(火) 23:40:53.53
小鳥「では、どうしますか監督?ここで真ちゃんを起用しますか?」

P「ん~……」

P「いや、響をFWからコンバートします」

小鳥「おお!そのココロは?」

P「なんとなく長友っぽいから!」

小鳥「あ、わかる!わかるけど、それでいいの?」

P「響なら、真同様どのポジションでも戦力になるでしょうから」

小鳥「一番薄いところを補強するってわけですか」

P「サイド攻撃は重要ですからね」

11: 2013/05/28(火) 23:42:14.57
小鳥「FWはどうしましょう?真ちゃんを戻しますか?」

P「そうですね~。それもいいけど……」

P「美希と……あずささんの2トップでいきます」

小鳥「あずささんですか?意外ですね」

小鳥「性格的に、あまりFW向きじゃないような……」

P「あずささん、意外とガツガツきますよ。ぶっちゃけ美希の次ぐらいに」

小鳥「え?……ああ、なるほど」

小鳥「モテる人は辛いですね」

P「からかわないでください」

小鳥「ふふ」

P「あとは、万が一試合中に失踪しても、一番被害が少ないポジションってこともありますね」

小鳥「確かに、守備よりはまだマシですか……」

12: 2013/05/28(火) 23:43:58.29
小鳥「最後はゴールキーパーですが」

P「真でいきます」

小鳥「最強戦力をキーパーで?」

P「だからこそです。身体能力はもちろん、なにより勇気を求められるポジションですから」

小鳥「確かに、真ちゃんならシュートを恐れずに止められそうですね」

P「それだけじゃなく、ときにはエリア外まで飛び出してボールを捌く判断力や決断力、足技も必要になるし」

P「真の能力を最大限活かせるのはGKなんじゃないかと」

小鳥「なるほど、言われてみれば納得です」

小鳥「攻撃的空手キーパーですね~……なんて」

P「ははは、サッカーで空手技使っちゃダメですよ」

小鳥「ですよねー!」

小鳥「……」

小鳥「世代が違うというのか、これほどに……くっ」ボソッ

P「なんですか?」

小鳥「いえ、なんでも!あはは……」

13: 2013/05/28(火) 23:45:28.54
小鳥「これでスタメン確定ですね」

P「そうですね」

小鳥「春香ちゃんと雪歩ちゃんがスタメン落ちですか」

小鳥「仕方のないこととはいえ、選ばれないのは可哀想ですね……」

P「最初に言いましたが、競争のないチームは強くなれませんよ」

小鳥「わかってはいますけど……」

P「スタメンに選ばれなかったからといって諦めることはないし」

P「選ばれたからといって、油断していたらいつでも取って代わられる」

P「俺が作りたいのは、選手個々が戦って勝ち取る意欲と意志を持った、真の意味で強いチームです!」

小鳥「そうですね!チームのために甘い考えは捨てないと!」

P「ええ!」

15: 2013/05/28(火) 23:47:13.47
小鳥「ふふふ……捗りますよ、これは!」

P「捗る?」

小鳥「些細な確執から選手たちに生じる不和、繰り返される衝突……」

小鳥「幾度もの分裂の危機を乗り越え、その先に生まれるチームの強い絆!」

P「うんうん」

小鳥「選手たちに芽生える友情、そして淡い恋心……///」

P「ん?」

小鳥「ピヨ?」

P「……」

小鳥「……」

17: 2013/05/28(火) 23:53:14.70
小鳥「そういえば、私はなにも仕事がないんですか?」

P「いえ、もちろんありますよ」

小鳥「なんでしょう?マネージャーとか?」

小鳥「わかりました!ドラッガー読んでおきます!」

P「ははは、高校野球じゃないんだから」

小鳥「えー?それなら監督の秘書?」

P「それもちょっと違います」

18: 2013/05/28(火) 23:55:34.53
小鳥「う~ん、秘書でもないとすると……」

P「監督(オレ)の奥さんです!」

小鳥「おく……え、奥さん?」

小鳥「ええ!?」

P「音無さん!いえ、小鳥さん!」

小鳥「は、はい!」

P「俺と結婚してください!」

小鳥「よ、喜んで!」



小鳥結婚END

20: 2013/05/29(水) 02:16:07.10
乙!

引用元: P「アイドルでサッカーチームをつくろう!」小鳥「いいですね!」