1: 2012/12/10(月) 13:26:41.25
魔王「俺は部下一人一人送りつけてるじゃん」

側近「ですね」

魔王「なのに団体で迎え撃ってくんの?」

側近「大体四人で一組らしいですよ」

2: 2012/12/10(月) 13:27:53.96
魔王「一組?」

側近「なんか馬車の中には四人ぐらいまた控えてるそうです」

魔王「八人!?八人でおそってくんの!?」

側近「らしいですよ」

魔王「俺土の四天王一人でいかせちゃったじゃん」

側近「もうこの世にはいないでしょうね」

4: 2012/12/10(月) 13:29:41.89
魔王「じゃぁもう四天王あと水と風と炎の三人しかいないんだけど」

側近「一人ずつ送るのはやめたほうがいいでしょうね」

魔王「じゃぁ団体で魔物送る?」

側近「無理ですよアイツらのバックには各国家がついてるんですよ」

側近「領地侵犯した瞬間に各国へ伝達されて一網打尽ですよ」

5: 2012/12/10(月) 13:31:14.44
魔王「じゃぁもうガン待ちしたら?」

側近「相手に時間をあたえると伝説の剣だの伝説の鎧だの伝説の治療薬だのカバン一杯に詰め込んで来ますよ」

魔王「どうしたらええねん」

8: 2012/12/10(月) 13:33:19.78
側近「少数精鋭で編成して暗殺狙いのがいいかもしれませんね」

魔王「えっ!?でも地図みてよ!魔王城ここでしょ?」

側近「はい」

魔王「こっから、こーーーーーっちまで全部人間の支配下でしょ?」

側近「はい」

魔王「そんなん無理やろ 入れたとしても補給支援できないし バレたら即終了だし 遠すぎだし」

10: 2012/12/10(月) 13:36:03.97
側近「ですね なので少数部隊には現地で自給自足してもらいながら」

魔王「ちょっとまって!」

側近「はい?」

魔王「無理でしょ!!食べるもの全然違うじゃん!」

側近「はい?人間食べればいいんじゃないですか?」

魔王「だって少数精鋭なんでしょ!?オークとかゴブリンとかそんな下級魔族じゃないでしょ」

魔王「エリート中のエリートって炎の魔人君とかそんへんでしょ?」

側近「ええ」

11: 2012/12/10(月) 13:37:14.14
魔王「あいつ溶岩とかしか口にしないよ?」

側近「うっわめんどくせ」

魔王「まぁ探せばなんとかなる奴もいるかもしんないけど・・・」

側近「うーん じゃぁ魔物によっては辿り着く前に衰弱氏しますね」

12: 2012/12/10(月) 13:38:28.36
魔王「大体さぁ勇者っておかしいじゃん」

側近「何がですか?」

魔王「だってアイツ泥棒まがいのことしてんでしょ?」

側近「らしいですね」

魔王「何でそういうの許されるの?」

側近「まぁ私たちを滅ぼせばそんな小さい犯罪どうでもいいですからね」

14: 2012/12/10(月) 13:39:51.15
魔王「あとさぁ 砂漠の迷宮を守ってたサンドゴーレム君いたじゃん」

側近「サンドゴーレームですか?」

魔王「ほらあのご主人様が氏んじゃったから家ずっと守ってる奴いたじゃん」

側近「ああー!!あの方ですか」

魔王「あいつ勇者に殺されたんだって」

側近「えっ!?」

15: 2012/12/10(月) 13:40:38.07
魔王「なんかご主人様の遺品の中に優れた武具があったんだって」

側近「ふんふん」

魔王「んで盗むのにゴーレム邪魔だから頃したんだって」

側近「ええー!?」

16: 2012/12/10(月) 13:41:38.86
側近「最悪じゃないですか」

魔王「だろー?だからさぁ」

魔王「なんかこの世界って色々おかしいよなぁって」

側近「あー」

魔王「敵対国家を滅ぼすためなら何やってもいいの?って」

17: 2012/12/10(月) 13:42:57.55
側近「なるほどねえ」

魔王「だから俺もう残りの四天王とか勇者にむかわせたくないよ」

側近「・・・」

魔王「だってアイツら俺の幼少時からの友達なんだぜ」

魔王「土の四天王なんてアイツ俺の弟分でさ よく精霊の泉に悪戯しにいったよ」

19: 2012/12/10(月) 13:43:48.99
側近「一緒にですか?」

魔王「うん」

魔王「んでなんかその時のこと根に持ってたらしくて精霊も勇者に味方してんだけど」

側近「あー」

魔王「悪戯しただけで民族浄化っておかしいだろ」

21: 2012/12/10(月) 13:44:58.89
魔王「もう俺戦うのやだよぉ・・・」

側近「・・・」

魔王「みんなが傷つくの見てるのやだぁ・・・」

22: 2012/12/10(月) 13:47:01.26
側近「魔王様 気持ちはわかりますが それではすでに氏んでいったものに顔向けできませんでしょうよ」

魔王「・・・」

側近「今も前線では皆が戦っておられます 彼らのトップに立つ貴方がそんなことではいかんのですよ」

魔王「でも俺一人ではどうすることもできない」

側近「何言ってるんです私が居るじゃないですか」

23: 2012/12/10(月) 13:47:34.36
魔王「側近・・・」

側近「魔王様・・・」

魔王&側近「んっ・・・」

25: 2012/12/10(月) 13:49:04.29
ガチャッ!!

兵士「伝令!最前線の砦・・・ァッ!?」

側近&魔王「!!!!!!」

兵士「申し訳ございません!!失礼しました!!」

魔王「待て!口外さえしなければ構わん」

側近「用件を言え」

26: 2012/12/10(月) 13:51:18.73
兵士「最前線の砦が突破されました!!」

魔王「なんだと!?」

兵士「その数およそ十万!!攻撃は人間族の連合隊によるものです!!」

側近「ひぇぇ」

29: 2012/12/10(月) 13:53:17.63
兵士「このままではここも危険です!早くお逃げ・・・くだ・・・」ザシュッ

側近「!!」

???「以外と容易く進入できたな」

???「そうですね 魔王城というからにはもっと厳しい戦いになるものだと」

???「連合軍に気を取られて守りが薄くなってるなんてタダの馬鹿だぜ」

33: 2012/12/10(月) 13:55:12.57
魔王「き、貴様らは・・・」

側近「勇者パーティ!!」

魔王「なぜだ・・・くるのが早すぎる」


戦士「お前らの兵士なんて呆気なかったぜ」

僧侶「四天王というからには期待してたんですけどね」

盗賊「ナイフ一本で首はねられるたぁ魔族もたいした事ないな」

勇者「もう逃がさないぞ魔王!」

34: 2012/12/10(月) 13:56:41.14
魔王「ま、待て・・・四天王と今いったか?」

僧侶「確かに言いましたよ」

盗賊「ああ アイツら名乗りあげて一人ずつ向かってくるなんてな」

戦士「フン・・・武士道としては見事なものだが今は戦争中 それを忘れていないかね?」

勇者「観念しろ魔王!」

36: 2012/12/10(月) 14:00:04.82
魔王「そんな・・・アイツらが・・・」

側近「魔王様!しっかりしてください!!」

戦士「魔王ともいうものがここまで脆いとはな」

盗賊「なんだか見ててつれぇな 早く楽にしてあげようぜ」

僧侶「そうですね」

勇者「まって!!」

37: 2012/12/10(月) 14:02:19.50
勇者「僕たちが今相手にしてるのは魔王なんだよ!本気でいかないと!!」

盗賊「でもこいつ結構弱そうだぜ?」

勇者「僕たちを警戒させるためかもしれない」

僧侶「なるほど」

勇者「だからじょじょに追い詰めていくんだ・・・もうアイツに後はないんだからね」

戦士「じゃぁまずは」

盗賊「間接だな」

38: 2012/12/10(月) 14:03:44.13
魔王「ぐああああああああああ!!」

側近「魔王様!魔王様ァ!!」

僧侶「おっとおとなしくしてたほうが身のためですよ 貴方には拘束の呪いがかけられているんですから」

盗賊「こいつ思ったよりかてぇな」

戦士「ふむ 筋肉を硬化させているんだろう アレを使おう」

勇者「毒のナイフだね!」

39: 2012/12/10(月) 14:05:15.38
盗賊「コイツは抵抗力のある魔人クラスでも通用するからな」

魔王「く、くそぉ・・・身体が動かない」

戦士「段々痺れてきただろう?そら今度はマッサージだ」

魔王「ぐああああああああああああああああああ」

側近「魔王様ァ!!」

42: 2012/12/10(月) 14:07:03.83
僧侶「待ってる間暇だからコイツ貰っていいですか?」

戦士「いいんじゃねーか」

僧侶「じゃぁちょっと奥で楽しんできますね」

側近「何をする!?やめろ!どこへ連れて行く気だ!」

魔王「側近・・・側近を連れて行くな・・・やめろぉ」

盗賊「おいコイツないてんぞ・・・」

47: 2012/12/10(月) 14:09:57.58
勇者「今になってやっと反省したんだろう」

勇者「でももう遅いよ!君は多くの罪を犯してきたんだからね!!」

勇者「ないたって許さないんだから!!絶対にだ!!」

盗賊「おっと出るか?勇者の剣」

戦士「へへっ毎度のことだけど身震いしちまうぜ」

魔王「くそォ・・・お前ら絶対に許さんぞ・・・いつか生まれ変わってお前らを頃してやる」

勇者「今勇者の名において!断罪する!!チェストオオオオオ!!」ザシュッツ

48: 2012/12/10(月) 14:11:31.66
勇者「戦いは終わった!みんなが待ってるさぁ帰ろう!!」

戦士「以外とあっけなかったな」

盗賊「まぁこれで飯食えるんなら安いもんだぜ」

戦士「おら僧侶いくぞ」ドンッ

僧侶「ハァハァ・・・あれ?もう終わったんですか?」

盗賊「ほら帰るぞ」

僧侶「えぇ~っ!?今いいとこだったのに・・・しょうがないなぁ」カチャカチャ

50: 2012/12/10(月) 14:13:31.47
盗賊「こいつどうする?」

勇者「戦いは終わったんだ!もう魔王はいないんだ 無駄な殺生はするべきじゃないよ」

戦士「優しいな勇者は」

勇者「ほらこれを着て 寒いでしょう」パサッ

側近「畜生・・・畜生・・・!!お前らいつか頃してやる!!絶対に頃してやるからな!!」

僧侶「おぉこわいこわい」

勇者「せっかく親切にしてあげたのに・・・やっぱり僕魔族って嫌いだなぁ」

52: 2012/12/10(月) 14:16:18.74
側近「・・・」

魔王だったもの「」

側近「・・・」

魔王だったものの生首「すまんな」

53: 2012/12/10(月) 14:17:15.01
側近「やっぱり生きてましたか」

魔王だったものの生首「うん」

側近「私汚されちゃいましたよ」

魔王だったものの生首「ごめん俺がもっと強ければ」

側近「まぁファーストキスは貴方にあげたからまだいいですけれども」

魔王あったものの生首「・・・」

55: 2012/12/10(月) 14:18:26.89
魔王だったものの生首「なぁ」

側近「はい」

魔王だったものの生首「アイツらぶっ殺そうぜ」

側近「はい」

魔王だったものの生首「今すぐには無理だと思うけど」

側近「はい」

魔王だったものの生首「たぶん何十年とかかると思うけど」

59: 2012/12/10(月) 14:21:43.95
魔王だったものの生首「アイツらたぶん俺が生きてること気づいてないしさ」

側近「はい」

魔王だったものの生首「それでもし事がうまくいってすべてが終わったらさ」

側近「はい」

魔王だったものの生首「結婚しよう」

側近「えっ?」

魔王だったものの生首「えっ?」

63: 2012/12/10(月) 14:23:28.40
側近「タイミングおかしくないですか?貴方さっき私が何されたか知らないわけじゃないでしょ」

魔王だったものの生首「・・・」

側近「まぁいいですけど」

魔王だったものの生首「ヤッタァー!!」

側近「・・・」

魔王だったものの生首「そうと決まればさっさと行こうぜ」

側近「はい・・・よいしょっと」

68: 2012/12/10(月) 14:26:38.39
側近「ところで行き先は決まってるんですか?」

魔王だったものの生首「決まってない」

側近「ええっ!?」

魔王だったものの生首「こういうのはお前の仕事だろう」

魔王だったものの生首「ということで行け側近よ!ほら走れ!!」

側近「ひぇぇ」プランプラン

おしり

70: 2012/12/10(月) 14:28:05.99

短めだったけど楽しかったぞ

71: 2012/12/10(月) 14:31:51.51

72: 2012/12/10(月) 14:33:00.76
ん?プランプラン?

73: 2012/12/10(月) 14:34:09.58
魔王の生首の髪の毛つかんで走るとぷらんぷらんするんです

引用元: 魔王「それっておかしいだろ」