1: 2013/10/06(日) 10:29:57.50
比企谷「当たり前だ。本気とかいてマジだ」

由比ヶ浜「ふぅん。じゃあもし、彩ちゃんが女の子になるスイッチがあったら、押す?」

比企谷「!!?」

5: 2013/10/06(日) 10:38:13.33
比企谷「ははは、なんだそれ……そんなスイッチ、現実にありえないだろ」

由比ヶ浜「いいから、押すの、押さないの?」

比企谷「……お、押すかよ。あんなかわいい子が女になるなんてありえないだろ」

由比ヶ浜「えー、ほんとに?じゃあ、このスイッチ置いてっても、押さないんだよね」

比企谷「あるのかよ!!?いや、ははは、俺をからかっても無駄だぞ。そんなのありえない」

由比ヶ浜「信じないならなおさら押さないよね。じゃ、置いてくね」

比企谷「……」

7: 2013/10/06(日) 10:44:32.62
比企谷(なに今の意味深な由比ヶ浜……え、マジなの?)

比企谷(いや、落ち着け。男が女になるなんてありえない……これは罠だ)

比企谷(恐らくどこからか俺の様子を窺っていて、押したらバカにされるに違いない)

比企谷(そんな手に乗るかよ)

比企谷「……」チラッ

比企谷「……」チラッチラッ

比企谷「……」スッ

比企谷(うお、無意識のうちに手に持っていた)

比企谷(女戸塚の誘惑恐るべし)

10: 2013/10/06(日) 10:51:45.01
比企谷「……」

比企谷「……」スクッ

比企谷「……」ガラララキョロキョロ

比企谷(廊下には誰もいない)

ガサゴソ

比企谷(監視カメラの類いもなし)

比企谷「……」

比企谷(押すか?一回だけ。マジで押すか?)

比企谷(お)

戸塚「こんにちはー」

比企谷「」

戸塚「あ、八幡!あれ、雪ノ下さんと由比ヶ浜さんは?」

比企谷「よ、よう戸塚。その二人ならどっか行ったぞ。どこかは知らない」

16: 2013/10/06(日) 11:35:20.88
戸塚「そっかあ」

八幡「二人に用があったのか?」

戸塚「まあね。呼び出されたんだけど」

八幡「なんだと」

八幡(そういうことかよ……戸塚の前で押した俺をバカにする気だったのか……悪魔かあいつらは)

八幡(ははは、いいぜ。押してやるよ。そんなに俺をバカにしたいなら、勝手にしろ)

八幡(俺の純情を弄びやがって)ポチッ

戸塚「う……」

八幡「戸塚?」

戸塚「な、なに?体が、急に熱く……」

八幡「戸塚、大丈夫か?」

戸塚「う、うん……」

八幡「……お前、その胸」

19: 2013/10/06(日) 11:47:24.06
戸塚「胸……」ムニュッ

戸塚「……え!?僕に胸がある!!?」

八幡(マジかよ)

戸塚「ちょっと、八幡これって」

八幡「ぶっ!戸塚、何を脱いで」

戸塚「八幡、これ、女の子の、胸だよね……?」

八幡「あ、ああ……だから、隠してくれ」

戸塚「え、あ、ご、ごめん!!」

戸塚「……///」

戸塚(なんだろう、八幡に胸を見られて、すごい恥ずかしいよ……///)

21: 2013/10/06(日) 11:52:27.08
戸塚「これ、なんなんだろう……急に体が熱くなったと思ったら、胸ができて……」

戸塚「八幡!僕どうなっちゃったのかな……怖いよ」ウルウル

八幡「落ち着け、戸塚……ところで」

八幡「変わったのは胸だけなのか?その……他は」

戸塚「他って……」キョロキョロ

戸塚「もしかして……」サワッ

戸塚「!!!」

八幡「やはり……」

戸塚「な、なくなってるー!!僕のが!八幡!ちょっと見て!」

八幡「待て戸塚!そっちはさすがにまずい!」

27: 2013/10/06(日) 12:05:17.65
八幡(やっと落ち着いた)

戸塚「うう……」フルフル

八幡(涙目で震える戸塚マジ天使。アレがなくなったせいか、足閉じて内股なのもよし)

戸塚「どうしよ八幡……僕、ずっとこのままなのかな……」

八幡(まさか、このスイッチ本物だったとは……)

八幡(もう一回押せば戻るんだろうか。もし、戻らなかったら)

戸塚「八幡……ねえ、八幡……」

八幡「安心しろ戸塚。俺が必ず責任をとる」

戸塚「せ、責任って……え」

八幡(どうするか。もう一度押すか?しかし、このスイッチの仕様がわからない以上、ここは由比ヶ浜たちに聞いたほうが)

29: 2013/10/06(日) 12:09:46.57
戸塚「……はぅ!」

八幡「どうした戸塚!」

戸塚「な、なんか、また体が熱く……うう」

八幡「なに!」

八幡(俺はまだスイッチを押していないんだが)

戸塚「はぁはぁ……」

八幡「戸塚……?」

戸塚「……」ペタペタ

戸塚「元に戻ってるよ八幡!よかったぁ」

八幡「そうか。よかったな」

八幡(時間経過で戻るのかよ。こんなことならもう少し女戸塚を見ていけば良かったぜ)

八幡「……」

八幡(スイッチは、別に壊れたわけじゃないよな)

八幡(すぐ戻るってわかったんだし)ポチッ

戸塚「ま、またぁ!?」

31: 2013/10/06(日) 12:15:11.50
戸塚「また女の子になっちゃった……」

八幡(ぱっと見には特にわかんないな、性別の変化)

八幡(声も、少し高くなった感じだが、同じ声優、じゃない、同じような声だ)

戸塚「今度は戻れるのかなあ、八幡……」

八幡「安心しろ。きっと戻れる」

戸塚「八幡……えへへ、八幡にそう言われると、なんだか勇気わいてきたよ」

八幡(やっべー、これ惚れるわー)

八幡(男び時も良かったが、女もなかなか……)

八幡(あの戸塚なのに体は女と考えると一層の興奮が……)

戸塚「うっ……また……」ガクッ

八幡(……変身しているのはだいたい五分くらいか)

40: 2013/10/06(日) 12:39:14.35
戸塚「はぁはぁ……僕、もしかして変な病気になっちゃったのかな……」

八幡(すまん、戸塚、もう少し付き合ってくれ)ポチッ

戸塚「あ、もう……」

八幡(よし、それでこの状態で、もう一度押す)ポチッ

八幡(これでどんな効果が現れるか……)

戸塚「早く戻ってよぉ」

―――
――


戸塚「あ、やっと……」

八幡(十分……なるほど、二回以降押すと延長か……)

47: 2013/10/06(日) 12:57:55.69
戸塚「ね、ねえ八幡……なんか僕怖くなってきたよ……病院行ったほうがいいのかなあ」

八幡「……それはやめたほうがいいな」

戸塚「え、どうして」

八幡「いきなり女になりましたと医者の前に行ったとしよう」

八幡「精神科を薦められるぞ」

戸塚「うーん、そっかぁ……あ、でも、お医者さんの前で変身したら信じてくれるんじゃ」

八幡「またいつ変身するかわからない、変身してもいつ戻るかわからないだろ」

戸塚「そうだね……」

八幡「とりあえず今日は帰ろうぜ。心配だからついていってやる」

戸塚「ありがと、八幡」

戸塚「えへへ」

八幡「どうした?」

戸塚「今日の八幡、なんだか一緒にいると安心するね///」

八幡(待て、今の戸塚は男だ、落ち着け……あれ、女にしちゃえばいいんじゃね?)

八幡(回数制限ないか多目に押してみよ)ポチポチポチポチ

51: 2013/10/06(日) 13:15:33.21
戸塚「また女の子だよ……」

八幡「今度は長いな」

戸塚「そうだね……さっきはすぐに戻ったのに……」

戸塚「もしかして僕、このまま……」

八幡「大丈夫だって」

戸塚「……ダメだったら、八幡、責任とってくれるんだよね?」

八幡「とる。絶対とる。誰にも渡すか」

戸塚「元気付けてくれて、ありがと八幡」

52: 2013/10/06(日) 13:20:34.25
結局戻れなかった戸塚の責任を取って八幡は結婚しました

おわり

平塚先生はまだ独身です

53: 2013/10/06(日) 13:23:29.83
おい

56: 2013/10/06(日) 13:25:48.18
めんどくさくなってしまった

59: 2013/10/06(日) 13:42:00.58
だってもうネタは割れたし

引用元: 由比ヶ浜「ヒッキーって彩ちゃんのこと本気で好きなの?」