1: 2008/10/14(火) 20:22:48.07
男「で、なんで俺の頭に乗っかってるんだ」

狼「ぬくもりに触れていたいんだ」

男「知るか離れろ、重い」

狼「頭をふるなー」

5: 2008/10/14(火) 20:25:12.22
狼「わたくし、狼とかけまして」

男「かけまして?」

狼「この通販で買った”最先端!新素材スパッツ!”とときます」

男「その心は」

狼「ムレない」

男「じゃあお前よそ行けよ」

狼「ああ!やっぱりムレます!男さまー!」

9: 2008/10/14(火) 20:29:32.94
狼「おお!このスパッツ着心地いい!」

男「そうか、よかったな」

狼「これで19800はお得だよね」

男「返品してこい」

10: 2008/10/14(火) 20:30:59.85
狼「ムレ・・・ムレ・・・うーん」

男「どうしたそんなアホみたいなツラして」

狼「群れに掛かる言葉が蒸れしか思いつかなくて」

男「そんなことで悩むな」

12: 2008/10/14(火) 20:33:43.24
狼「一人がさびしい狼ですが、ぜんぜん友達がいません!」

男「そーか」

狼「というわけで作ってくる!」

男「おー、行ってらっしゃい」





狼「ただいま……」

男「おかえり、どうだった?」

狼「近所の犬に追いかけられた……」

14: 2008/10/14(火) 20:35:52.80
狼「いきなり犬からがまずかったんだよ。
  今度は猫さんと仲良くなろう」

男「そーか、行ってらっしゃい」






狼「みんな逃げるよ……」

男「ジャーキーやるから元気出せ」

16: 2008/10/14(火) 20:40:32.90
狼「ふん、下等生物め」

男「いきなりどうした」

狼「狼らしく振舞う練習だよー」

男「そこで素に戻っちゃうのがお前のダメなところだと思う」

17: 2008/10/14(火) 20:43:19.93
狼「最近のホラー映画は怖いよね」

男「まあCG技術とかも上がってきてるからな」

狼「怖くてお風呂入れない」

男「じゃあ脱衣所のところで待っててやるか」

狼「うん」

19: 2008/10/14(火) 20:47:43.62
狼「最近人間になりつつあるような気がする狼さんです」

男「スパッツ履いたり映画みたりな」

狼「つまり狼ではなく、狼人間だったのだ!」

男「ほー、おどろいた」

狼「お前も狼人間にしてやろうかー!」

20: 2008/10/14(火) 20:50:26.24
狼「ところで仲間の狼を見かけない狼さんですが」

男「日本じゃ絶滅してるんじゃねーの?」

狼「ここに一匹生き残りがいるから絶滅してないよ」

男「やったな、まだ生き残りの狼がいるなんて」

狼「やったー」

23: 2008/10/14(火) 20:52:19.16
狼「っめ」

26: 2008/10/14(火) 20:55:24.77
狼「その昔、狼は奴隷として人間に売り買いされてたんだよ
  その先祖の恨み、いつかはらしてやる!」

男「難しい言葉を覚えたな、えらいえらい」

狼「もっとなでろー」

28: 2008/10/14(火) 20:59:40.69
狼「おなかを見せるっていうのはね、相手に服従を示す意味があるんだよ」

男「そんな期待するようにちらちら見せられても」

29: 2008/10/14(火) 21:03:22.31
狼「狼はプライドが高いんだよ」

男「それで?」

狼「この狼さんの毛皮を褒め称えなさい!」

男「いい手触りだ」

狼「もっとなでろー」

31: 2008/10/14(火) 21:06:03.17
狼「狼さんはこの枯れた日本で孤高に生きてるんだよ」

男「まあ狼お前以外絶滅してるしな」

狼「さびしーい」

男「よしよし」

32: 2008/10/14(火) 21:09:57.45
狼「狼さんには自慢の牙があります」

男「ちゃんと寝る前には歯磨けよ」

狼「はーい」

33: 2008/10/14(火) 21:13:27.87
狼「狼さんには自慢の牙がありました」

男「ちゃんと歯磨かないから虫歯になるんだ」

狼「歯医者いやー」

男「付いてってやるから、おとなしく治療しろ」

狼「こればっかりはー!」

34: 2008/10/14(火) 21:18:42.45
狼「牙が自慢の狼さんですが、ついに銀歯です」

男「まったくいつまでもほったらかしにしやがって……」

狼「必殺!あるみほいるかみかみ!

  ぎゃーす!」

男「バカかこいつは」

38: 2008/10/14(火) 21:26:07.85
狼「きれいな毛並み、鋭い牙、すらりとした肢体が自慢の狼さんですが
  今日から全部捨ててしまいます」

男「いきなりどーした」

娘「気高い狼さんでしたが、男さんのために娘さんになりました」

男「え……」

娘「これからは男さんの奥さんとして生きていきたいです」




男「……なんて夢を見るんだ俺は」

39: 2008/10/14(火) 21:33:01.12
狼「男さんに脳内で嫁にされた狼さんです」

男「はいはい、悪かったな」

狼「夢の中の狼さんは幸せそうだったらしいので
  現実の狼さんもがんばります」

男「そうか」

狼「はやくにんげんになりたーい!」

40: 2008/10/14(火) 21:37:23.83
狼「群れをつくるのと、つがいになるのと
  どっちがさびしくないんでしょうか」

男「わいわいやりてーなら群れじゃねーの」

狼「群れるほどの友達いなーい」

男「なんなら俺とつがいになるか?w」

狼「……」

男「冗談で言ったのにそんなはにかまなくても」

45: 2008/10/14(火) 21:50:13.92
狼「4は不吉な数字らしいですよ」

男「お、お、か、み……四文字、不吉だな」

狼「恐ろしくて一人でお風呂いけません」

男「いつものことだな」

狼「一人で寝るのも無理です」

男「朝起きたらいつもお前俺の布団に入ってないか?」

狼「トイレにもいけそうにないです」

男「毎晩毎晩人の安眠を妨害しておいてよく言う」

48: 2008/10/14(火) 21:56:48.43
狼「狼さんですから娘さんをおいしく頂かないといけません」

男「うちに女はいねーぞ」

狼「しょうがないので男さんを」

男「俺より飯食おう、今日はステーキだ」

狼「にんじんはいらないのでお肉を多めにください」

49: 2008/10/14(火) 21:58:10.72
狼「狼は肉食なのです」

男「ほほう」

狼「だから肉以外のものなんてとても食べられません」

男「じゃあこのミルクは俺が飲もう」

狼「あっ、ダメですダメです」

51: 2008/10/14(火) 22:04:43.71
狼「狼は孤高の存在なので、誰にも媚び諂いません」

男「じゃあなんでさっきから尻尾振ってるんだ」

狼「尻尾をふりふりしてかわいさアピールです」

男「媚キャラだよね」

59: 2008/10/14(火) 22:10:28.63
狼「なにやら性別を疑われてる狼さんです」

男「そういや実際どうなんだろうな」

ぐいっ

狼「ひゃっ、男さんの方が狼さんで狼さんはびっくりしてます」

男「混乱してこないか?……っと、なるほどね」

狼「男さんに狼の大切なところを見られました」

男「なぁに、どの生き物にとっても大切なとこだよ」

狼「それなら安心です」

男「素直すぎるのも考え物だな」

64: 2008/10/14(火) 22:16:23.96
狼「大変です、家のすぐ外に野良犬が!」

男「話し合ってお友達になってこいよ」

狼「すごく吼えてますよ!怖いです!」

65: 2008/10/14(火) 22:21:09.06
狼「お隣のわんちゃんがお散歩に連れて行ってもらってました」

男「散歩行くなら飯までには帰れよ」

狼「違うんです、連れてってもらえるのがうらやましいんです」

男「狼は孤高で群れないんじゃないのか」

狼「……ぐす」

男「明日リード買ってきてやる」

66: 2008/10/14(火) 22:26:33.91
狼「狼さんは孤高の存在なので、子供を背中に乗せたりはしません」

男「そんな大型犬と戯れる子供をうらやましそうに見つめなくても」

狼「男さん、お願いがあるんですけど、いいですか?」

男「ん?なんだ」







狼「わふわふ、おんぶー」

男「重い……てか逆じゃね……」

69: 2008/10/14(火) 22:30:27.77
狼「お買い物くらい一人で行けます」

男「悪いな、夕飯の材料適当に買ってきてくれ」

狼「いってきます」






狼「ちゃんと買えました、お店の人も親切でしたよ」

男「見事にドッグフードだな」

71: 2008/10/14(火) 22:34:53.69
狼「一人で買い物に行けないわけではないですが、やっぱりさびしいです」

男「お前に任せておくと俺の飯がまたドッグフードになっちまう」

狼「おいしかったですよ」

男「だんだん犬みたいになってきたな」

72: 2008/10/14(火) 22:42:03.76
狼「そろそろネタがなくなってきた狼さんです」

男「ちょっと困り果ててきたよね」

狼「なので、何の意味もなく男さんに襲い掛かります」

男「うおっ」

狼「わふー」

74: 2008/10/14(火) 22:46:06.52
狼「人間は恐ろしいと思う狼さんです」

男「一体何があったんだ」

狼「公園でお散歩してたら小さい子供たちにもふもふされました」

男「お前の毛皮が魅力だったんだろうよ」

狼「ほめても何も出ませんよ」

男「そんなにうれしそうにはにかみつつ尻尾を振らなくても」

79: 2008/10/14(火) 22:58:06.08
狼「男さん男さん、起きてください」

男「んぅ……なんだ」

狼「トイレです」

男「午前3時に起こして用事はトイレですか」




狼「男さん男さん、紙がありません」

男「ほら、持ってきたから鍵開けろ」

狼「絶対見ないでくださいね」

男「ああ見ない」

狼「ちょっと残念ですね」

80: 2008/10/14(火) 23:02:37.47
狼「いまだに雄か雌かはっきりしない狼さんです」

男「もうすぱっと決めちゃおうか」

狼「恥ずかしいので男さんだけにしか見せません」

男「そうか」

狼「もっとキュンときてくれても」

81: 2008/10/14(火) 23:07:20.71
狼「ところで男さんは一人がさびしいとかあったりします?」

男「一匹やかましいのがいるからな……」

狼「そんな、一緒にいてすごく楽しいだなんて
  とてもうれしいです」

男「お前の解釈のしかたは豪快だよな」

83: 2008/10/14(火) 23:13:41.78
狼「やっぱり狼さんは山とか森とか行って癒されたいです」

男「今度どっかの山にでも行くか」

狼「お弁当はサンドウィッチでお願いします」

男「ピクニック気分全開だな」

85: 2008/10/14(火) 23:20:50.59
狼「山の空気はいいですねぇ」

男「やっぱ狼にとっていい環境なのか」

狼「さあ!さっそくお弁当を食べましょう!」

男「もうちょっと駆け回るとかしてテンション上がってるアピールしような?」

87: 2008/10/14(火) 23:26:13.05
狼「山でハチに刺された狼です、山なんて嫌いです」

男「はいはい、ムヒ塗ろうな」

狼「くーさーいー」

男「そういや狼って嗅覚すごいんだっけ」

狼「はい、嗅覚だけで家の中でなら男さんが何やってるか手に取るようにわかりますよ」

男「……少し控えるか」

狼「どうかしましたか?」

88: 2008/10/14(火) 23:27:19.83
狼「犬ではないですから追いかけたりはしませんよ」

男「といいつつ投げた瞬間にキャッチするほどの気合の入りようは」

狼「ふごふご」

89: 2008/10/14(火) 23:31:27.04
狼「最近犬のように扱われるのが不満な狼さんです」

男「悪いな、じゃあ散歩もなでなでもやめようか」

狼「あ、だめですだめです」

90: 2008/10/14(火) 23:34:20.95
狼「山から帰ってきて、おなかを壊した狼さんです」

男「よくわからんキノコなんぞ食うからだ。お前本当に狼か?」

狼「おなかいたいのでなでてください」

男「はいはい」

狼「だっこもー」

93: 2008/10/14(火) 23:38:19.85
狼「男さんの腕の中で眠ってしまう狼さんです」

男「口に出してる時点で起きてるよね」

狼「男さんの腕をつかんだまま、幸せそうな寝顔の狼さんです」

男「布団に連れてってやるからおとなしく寝ろ」

97: 2008/10/14(火) 23:43:48.17
狼「今日も男さんが眠りについたころに、こっそりもぐりこむ狼さんです」

男「まあ今日は偶然起きてたんだけども」

狼「男さん、おやすみなさい」

男「自然な動作で一緒に寝ようとするな」

101: 2008/10/14(火) 23:49:03.37
男「そういや狼って前はどこいたんだ?」

狼「動物園のふれあいコーナーにいました」

男「貴重極まりない生物になんてことを」

103: 2008/10/14(火) 23:51:30.02
狼「男さん男さん、世間ではエロ展開が流行ってるらしいですよ」

男「お前が狼じゃなくて娘になったら考えるよ」

狼「いつもそうやって子ども扱いする」

男「人外扱いだと思うが」

105: 2008/10/14(火) 23:56:56.71
狼「男さん男さん、やっぱり狼さんは男さんをご主人様って呼ばないと萌えませんか」

男「孤高キャラはどうした」

狼「ご主人様、大好きにゃん!」

男「プライドもなにもないな」

狼「やっぱりやめていいですか」

男「無理するな」

106: 2008/10/15(水) 00:00:06.99
狼「男さんの頭にのしかかっている狼さんです」

男「重い、迷惑だ」

狼「人間の女の子にされたら興奮しませんか?」

男「お前は狼だ」

狼「盲点でした」

108: 2008/10/15(水) 00:05:53.36
狼「12時を過ぎました」

男「狼になる魔法が解けたりしないのか」

狼「キスでもないと解けません」

男「本当は人間だったり?w」

狼「人間になる魔法にかかりたいです」

112: 2008/10/15(水) 00:12:55.63
狼「知ってますか男さん」

男「なんだ」

狼「狼って最終的には吸血鬼になるらしいですよ」

男「ほー」

狼「狼人間にかまれると狼人間になるってのと、吸血鬼にかまれると吸血鬼になるって一緒じゃないですか」

男「あれ、狼じゃなくて狼人間の話になってないか」

狼「うっかりでした」

113: 2008/10/15(水) 00:14:41.39
狼「兎はさびしいとハイテンションになるそうですよ」

男「お前はさびしいとどうなんだ」

狼「男さんの頭にのしかかります」

男「いい迷惑だ」

115: 2008/10/15(水) 00:21:51.39
狼「実は隠し事がある狼さんです」

男「何だ?言ってみろ」

狼「そんな、隠し事なんですからそんな簡単に男さんが好きだなんて言えませんよ」

男「そうか」

狼「もう少し甘酸っぱい反応を返してください」

125: 2008/10/15(水) 00:38:17.88
狼「急に人恋しくなった狼さんです」

男「また頭にのしかかるな、重い」

狼「男さんのぬくもり分を吸収するまでどきません」

男「おーもーいー」

狼「ゆーらーさーなーいーでー」

男「もうなでてやらん」

狼「今すぐどきます」

126: 2008/10/15(水) 00:40:46.01
狼「がおー!わんわんっ!がるるるる……」

男「何やってるんだ?」

狼「狼らしい威嚇の練習です」

男「最初の一つ以外はまるで犬だな」

狼「そんなー」

127: 2008/10/15(水) 00:45:35.28
狼「そろそろ眠たくなってきた狼さんです」

男「はいはい、もう寝ような」

狼「男さんのお布団までだっこおねがいします」

男「なぜ俺の布団なんだ」

狼「たまには恩返しに、狼さんのぬくもりを男さんに」

男「返ってくる恩が小さすぎると思うんだ」

128: 2008/10/15(水) 00:46:18.00
狼「今日も今日とて男さんにお腹撫でてもらってる狼さんです♪」

男「まったく・・・そういえば、犬とかって尻尾触られるの嫌がるよな?」

狼「!! しかし私は犬ではなく狼ですからそんな事・・・」

男「ぎゅむ」

狼「ひゃうっ」

男「・・・ちょっと癖になりそうだな」

狼「今すぐどきます」

135: 2008/10/15(水) 01:13:40.11
狼「男さん男さん、朝です起きて」

男「うー、あと5分…」

狼「布団にもぐりこみます、もぞもぞ」

男「わるかった、くすぐったいから出てくれ」

137: 2008/10/15(水) 01:23:33.93
狼「朝の散歩に行きましょう」

男「起きたばかりなんだが」

狼「涼しいうちがいいのです」

男「しかたない、ほらリード」

狼「それ嫌です」

男「どうしてだ?」

狼「そんな物なくたって男さんとは一緒にいられます…」

139: 2008/10/15(水) 01:29:47.75
狼「近くの河原に来ました」

男「犬の散歩をしてる人がいるな」

狼「ちょっとあいさつしてきます」

・・・

狼「しゅん…」

男「どうした?」

狼「みんな僕を見ると逃げちゃうんです…ぐすん」

142: 2008/10/15(水) 01:38:29.31
狼「川が流れているね」

男「ああそうだな」

狼「じーっ」

男「…水遊びしたいのか?」

狼「こくん」

男「…よし」

狼「わーい!ばちゃばちゃ」

144: 2008/10/15(水) 01:42:33.73
狼「ばちゃばちゃ」

男「おーい、そろそろ戻ってこーい」

狼「ばちゃばちゃ」

男「おーい」

狼「ばちゃばちゃ」

男「駄目だ、夢中になってやがる」

146: 2008/10/15(水) 01:49:00.75
男「しかたない、引っ張ってくるか」

男「おい!もう帰るぞ!」

狼「わ!男さんだー!」

男「うわっ!飛び掛かるな!あっ」

ばちゃん

147: 2008/10/15(水) 01:57:23.68
男「うへぇ、びしょ濡れだ…」

狼「ごめんなさい、男さん…」

男「まったく、とっとと帰るぞ」

狼「ぶるぶるぶるぶる」

男「…かかってるんだが」

狼「あ!ごめんなさい!」

男「もう濡れているからいいけどさ」

148: 2008/10/15(水) 02:04:11.06
狼「楽しかったね、男さん」

男「こっちまで川に入れやがって…まったく」

狼「でも、楽しかったでしょ」

男「…まぁ、お前を見ている分には楽しかったな」

151: 2008/10/15(水) 02:08:51.57
男「はっくしゅっ!」

狼「男さんどうしたの」

男「川入ったから冷えたかな、早く帰って風呂入らないと」

狼「お風呂!僕も僕も!」

男「なんでそうお前は風呂好きなんだ」

152: 2008/10/15(水) 02:15:46.79
狼「男さんの家に帰ってきました」

男「ほら、風呂沸いたぞ」

狼「わーい!」

男「待て、湯舟に入るな、体を洗ってからにしろ」

154: 2008/10/15(水) 02:21:18.72
男「シャンプーを…っと、ごしごし」

狼「えへへ~」

男「気持ちいいのか?」

狼「うん、もっと~」

男「毛が少し固くてやりづらいな…俺ほど剛毛じゃないが」

狼「ごーもー?」

男「剛毛」

狼「ごーもーごーもー♪」
男「意味わかってんのかお前」

156: 2008/10/15(水) 02:28:22.68
男「よし、終了」

狼「わーい!ばしゃん」

男「なぜ湯舟に入ってくる」

狼「男さんと一緒がいいです」

男「まぁこのくらいは」

狼「ばしゃばしゃ」

男「湯舟の中で遊ぶな」

157: 2008/10/15(水) 02:36:10.60
男「ほら、あがるぞ」

狼「ぶるぶるぶるぶる」

男「タオルでごしごし」

狼「気持ちよかった!」

男「毛が濡れてぺたんこだな」

狼「乾かしてください」

男「短髪の俺はドライヤーなんぞ持っていない、天日干しだ」

狼「てんぴぼし?」

男「ひなたぼっこだ」

狼「やった、ひなたぼっこ大好き!」

158: 2008/10/15(水) 02:42:04.28
狼「窓の近くでぽかぽかです」

男「俺は髪乾いたぞ」

狼「僕はまだなのです、乾くまで一緒にいてください」

男「はいはい」

狼「へへ…あったかいです」

159: 2008/10/15(水) 02:49:38.61
男「うつら…うつら…はっ、つい」

狼「ぐぅ…すぅ…」

男「寝てやがる、毛は…ふかふかになったな」

狼「んん、男さん…ぐぅ…」

男「はいはい、ここにいますよ」

狼「へへへ、すぅ…」

男「…俺も寝るかな、横かりるぞ」

狼「ふぅ…ん、ぐぅ」

男「かわいい寝顔しやがって、ふぁぁ」

男「…ぐぅ、すぴー」

160: 2008/10/15(水) 02:54:53.12
長々と失礼しました
慣れないことをすると疲れますね
見ててくださった人がいたらうれしいです

163: 2008/10/15(水) 02:56:38.60
お疲れ様~

引用元: 狼「いや、独りはさびしいだろ……」