2: 2014/05/03(土) 20:03:52.71
シノ「はわわわわわ……」


シノ「それは本当なのか!」

ランコ「はいー、写真もここに何枚か……」

シノ「な……」

ランコ「私としては記事にしたいのですがー」

シノ「萩村!大変だ!すぐに来てくれ!」

ランコ「あ、聞いてないですね」

3: 2014/05/03(土) 20:04:22.23
生徒会室

シノ「こ、これより!緊急会議を行う!」

スズ「あの、津田と七条先輩いないんですが、あと関係ない人が……」

コトミ「どうもどうもー」

ウオミー「私も呼ばれました」

ランコ「引き続き」

スズ「いったい何の会議を……」

シノ「今回、畑の取材活動により、生徒会役員内で色恋沙汰が判明した……」

スズ「え、それって……」

シノ「そう!アリアと津田だ!」

ウオミー「ワオ」

コトミ「おー……」

スズ「そ、それ本当なんですか?」

ランコ「はい、写真がここに」

4: 2014/05/03(土) 20:04:53.25
コトミ「七条先輩がタカ兄にお弁当を食べさせてる……」

ウオミー「こちらは後姿ですが二人が密着してますね」

スズ「これは相合傘……?」

シノ「そして、寝ている津田に何やら近づいているアリア」

ランコ「大変でしたねーこれを撮るのは」

スズ「なんだか肝心なところが撮れてないような……」

ウオミー「なるほど、ついに七條さんが本気を出したのですね」

コトミ「これはタカ兄ピーンチ」

シノ「や、やはりそう思うか……」

5: 2014/05/03(土) 20:05:33.51
スズ「でもこれだけじゃまだ……」

ウオミー「そうですね、付き合ってるとはいえないでしょう」

スズ「で、ですよねー」

ウオミー「しかし、確実に何らかのアクション、いえ、身体的接触はなされていることが想像できます」

スズ「な、なんだってー!」

コトミ「お、スズ先輩ノリがいい」

スズ「し、しまった」

シノ「そうだ、これらの写真からそのような事実がわかるのだ……」

スズ「そうでしょうか?いつもの光景のような気もしないでもないですが……」

シノ「甘いな……、例えばこの弁当の写真だ!」

6: 2014/05/03(土) 20:06:02.91
アリア「津田君?お昼もう食べちゃった?」

タカトシ「七条先輩、いえ、これからパンでも買おうかと」

アリア「よかったー、私お弁当作ってきたんだけど、よかったら食べない?」

タカトシ「え、いいんですか?」

アリア「うん、じゃあ屋上にでも行こうか」


シノ「この屋上というがずるい、私が高いところがダメということを知っていての行動だ」

ウオミー「邪魔ものを遠ざけてますね」

スズ「あの、続きを……」

7: 2014/05/03(土) 20:06:40.08
アリア「誰もいないねー」

タカトシ「ですねー」

アリア「じゃあ食べようか」

タカトシ「あ、はい、って相変わらず豪華……」

アリア「そうかなー?」

タカトシ「ええ、かなり」

アリア「いいからいいから、召し上がれ?」

タカトシ「はい、いただきまーす、……うん、おいしい!おいしいです!」

アリア「そう?じゃあこれもどうぞ、あーん」

タカトシ「え、いや、恥ずかしいですって!」

アリア「誰もいないよー?あーん」

タカトシ「……あーん」

アリア「おいしい?」

タカトシ「は、はい……」


スズ「なるほど、これがその写真と」

シノ「うむ」

ウオミー「シノっち、気付いてますか?これで終わりとはいえないことを」

シノ「もちろんだ、そんな甘いアリアではない!」

コトミ「七条先輩の性格と、タカ兄のM気質を合わせると……」

シノ&ウオミー&コトミ「こうなる!!」

スズ「え、なにこれ」

8: 2014/05/03(土) 20:07:06.56
タカトシ「あ、俺、これ苦手なんですよねー……」

アリア「津田君?好き嫌いはダメだぞ?」

タカトシ「すみません、これはどうしても」

アリア「どんなプレイもまずやってみることだよ!」

タカトシ「なぜその話に?」

アリア「とにかく、ダメ、食べないと」

タカトシ「勘弁してくださいよー」

アリア「もうー仕方ないなー……もぐもぐ」

タカトシ「すみません……って、え?」

アリア「んー……んんっ……」ちゅ


ウオミー「こうですね、わかります」

スズ「わっかんねーーーーよ!!」

9: 2014/05/03(土) 20:07:34.43
タカトシ「……へ……」

アリア「食べれたねー」

タカトシ「あ……え……」

アリア「もしかして初めてだった?ごめんね?奪っちゃった♪」

タカトシ「せ、先輩……な、なにしてるんですかー!!」

アリア「ツッコミが遅いよー?」

タカトシ「そうじゃなくて!!」

アリア「はい、もう一個あるよー、あーん」

タカトシ「んんんっ!!!」


シノ「け、けしからんな」

スズ「いや、あなたたちの頭がけしからんですよ」

10: 2014/05/03(土) 20:08:01.28
タカトシ「はぁ……はぁ……」

アリア「ふふ、おいしかったね?」

タカトシ「は、はい……」

アリア「どうする?もうお弁当ないけど…・・・まだ……したい?」ボソッ

タカトシ「……」コクン

アリア「ふふ……」チュッ


スズ「いやいや、ないでしょうこれは!!」

コトミ「タカ兄ならありますって!」

シノ「コトミ!喋りながら弄るな!私も我慢してるんだ!」

スズ「もうイヤダここ……」


11: 2014/05/03(土) 20:08:29.95
スズ「というより、そんなことあったらもう付き合ってるのでは?」

ウオミー「甘いですね、甘々です、萩村さん」

シノ「そう簡単に恋人同士になるとは思えん、津田ことだきっと……」

ウオミー「なし崩しにドロドロとはまり、いつの間にか子供が出来ている!!」

コトミ「身内ながらお恥ずかしいですなー」

スズ「ツッコミできる人他にいないかなぁ……」

ランコ「ふむ、この写真はそういうことですか、では、そのように記事にしましょう」

スズ「これがジャーナリズム……」

シノ「よし、次の写真だな」

ウオミー「この後ろ姿で密着している感じですね」

シノ「よし、萩村、この写真の状況を答えろ!」

スズ「わ、私!?」

12: 2014/05/03(土) 20:09:00.10
アリア「津ー田くん」

タカトシ「し、七条先輩なんですか急に……

アリア「さあ、なんでしょうー」

タカトシ「今は校内の清掃中なんですから、その……」

アリア「わかってるってー」ピト

タカトシ「せ、先輩その当たって……」

アリア「あ・て・て・る・の」



スズ「こうですか?わかりません!」

シノ「がっかりだよ、萩村……」

ウオミー「仕方ありません、こんなものでしょう」

コトミ「スズ先輩、私のマンガ貸しますよ?」

スズ「悔しくないけど、腹立つ」

シノ「はぁ、コトミ、正解を」

コトミ「いぇっさー!」

13: 2014/05/03(土) 20:09:32.28
タカトシ「あの、先輩……」

アリア「恥ずかしいの?あんなことしたのに?」

タカトシ「あ、あれは俺もどうかしてて……その……」

アリア「どうかしてて舌まで入れちゃうんだ?」

タカトシ「い、いや……その……」

アリア「津田君のせいだぞ?」

タカトシ「あ、う……」



カエデ「ちょっと!なんですかいかがわしい会話が!!」

スズ「ツッコミ役きたああああああああああ」

カエデ「!?」

14: 2014/05/03(土) 20:09:59.52
タカトシ「先輩ダメですって……」

アリア「ダメじゃなーい」ペロ

タカトシ「ひっ、首はっ!」

アリア「はーい、出てきたねー」ボロン

タカトシ「こ、こんなとこ見られたら!!」

アリア「見られないために校舎裏にいるんだよー?」シコシコ

タカトシ「い、いやっ、でも!」

アリア「すごい熱いね、?」

タカトシ「あ……う……」(先輩の指が冷たい……、だ、ダメだ、このままじゃ!)




コトミ「こうですね」

カエデ「はぇー……」

スズ「お、起きてください!ツッコミをー!!」

15: 2014/05/03(土) 20:10:28.65


・・・・・・・・
・・・・・
・・・



17: 2014/05/03(土) 20:11:26.07
アリア「んぅ……ごちそうさま」

タカトシ「も、もうダメです……」

アリア「明日もしてほしい?」

タカトシ「い、いえ……」

アリア「まあ勝手にするんだけどねー?」


アリア「じゃあ明日ね?」



コトミ「まあこんな感じですね」

スズ「こ、根拠がないじゃない!!」

コトミ「ふふ……ここ最近タカ兄は抜いてません!!」

スズ「!?」

18: 2014/05/03(土) 20:11:55.18
シノ「確かか!コトミ!」

コトミ「はいー、少なくても1週間は抜いてません」

ウオミー「それについては私も証言しますが、タカ君は部屋はおろか、トイレ、お風呂場でも抜いてません」

スズ「あんたら何してんの!?」

カエデ「ぬ、抜く……」

ランコ「抜くの言葉がわかるんですね?いやらしいですねー」

カエデ「なっ、わ、わからないわよ!そんなの!!///」

ランコ「じゃあなーんで顔が赤いんですかー?ほら、わかるんでしょー説明してくださいよー」

カエデ「なっ……なっ……///」

19: 2014/05/03(土) 20:12:53.11
スズ「で、ではですね、この写真はこういうことにしましょう、相合傘はないですよね!?」

シノ「ふっ……」

ウオミー「ふっ……」

スズ「あんのー!?」

コトミ「先輩はどういう予想ですか?」

スズ「え、普通に……」

20: 2014/05/03(土) 20:13:31.35
アリア「津田君?傘ないの?」

タカトシ「はい、忘れちゃって」

アリア「しょうがないなー、じゃあ入っていく?」

タカトシ「いえ、悪いですし……」

アリア「いいからいいから」

タカトシ「は、はい///」


スズ「こう?」

ウオミー「じゃなーい」

スズ「えっ!?」

カエデ(相合傘かー……って違うの?)

ランコ「一人で乙女モード禁止ですよー?」

カエデ「なってない!!」

シノ「考えてもみろ、なぜ車で送迎されているアリアが一緒に下校するのだ?」

スズ「た、確かに」

コトミ「これは一目でおかしいと気付かないとダメですよー」

シノ「仕方ない、ここは私が答えよう、これはアリアの性癖を理解してる私に課せられた試練」

カエデ「せ、性癖……?」

21: 2014/05/03(土) 20:14:00.58
アリア「ふふ、雨だねー約束覚えてるよね?」

タカトシ「ほ、本当にやるんですか?」

アリア「うん、だって、もう入ってるもん♪」

タカトシ「え……」ジー

アリア「見たら周りにバレちゃうよー?」

タカトシ「い、いや、でも……」

アリア「やらないと、シノちゃんたちに言っちゃうよ?」

タカトシ「……わかりました」



24: 2014/05/03(土) 20:15:21.70
アリア「駅のほう行くの?」

タカトシ「いえ、あまり人がいないところに」

アリア「えー……」

タカトシ「えーじゃないですよー」

アリア「むー」

タカトシ「はぁ……」カチッ

アリア「っ……」ビクッ

タカトシ「……」カチカチ

アリア「はぅ……」

タカトシ「……えっと、やっぱり駅のほう行きましょうか」

アリア「うん……」


カエデ「」

コトミ「はぁはぁ……」

25: 2014/05/03(土) 20:15:47.87
アリア「あ、せっかくだからコンビニよってもいいかな?」

タカトシ「いいですよ?」

アリア「あんまり入ったことないんだー」

タカトシ「え」

店員「ッシャーセー」

アリア「あ、この飲み物初めてみたー、こっちもー!」

タカトシ「あーそれ確か今月から……」カチ

アリア「っ……そ、そうなんだー」

タカトシ「ええ、おいしいですよ」

アリア「じゃ、じゃあ買ってくるねー」


シノ「どうしよう、あの七条先輩を俺が自由にできるなんて……、こう考え始める津田」

ウオミー「Sの目覚め」

スズ「……」

26: 2014/05/03(土) 20:16:14.98
アリア「おねがしまーす」

店員「147円ニナリマス、フクロオイレシヤスカ?」

タカトシ「……」カチカチ

アリア「……!っ……」

店員「アノー」

アリア「い、いえ、そのままでいいですよぉー?」

店員「オソレイリヤース、200円オアズカリマース」

アリア「んっ……」

店員「53円のオカエシデース、レシートハ」

アリア「あ、いらっ、あんっ……」

店員「ハイ?」

アリア「だ、大丈夫……です……」スタスタ

タカトシ「……」

27: 2014/05/03(土) 20:16:50.02
アリア「も、もう……」

タカトシ「さあ行きましょう、次は本屋にでも……」

アリア「う、うん」

タカトシ(これまだ強くできる……)

本屋

タカトシ「俺あっちで漫画見てますねー」

アリア「うんー」

タカトシ「……」

アリア「あ、これ、可愛い」

アリア「♪」


28: 2014/05/03(土) 20:17:31.41
リア「……っ……ん……」

タカトシ「はぁはぁ……」

客「あの?大丈夫ですか?」

アリア「あ、は、はい……」

タカトシ「先輩ー、行きましょうかー」

アリア「う、うん……」

客「……水……?」


シノ「この後どうなったかはお察しだな」

スズ「な……」

カエデ「」

コトミ「おや、気絶」

ウオミー「順調ですね、ここまで、うらやま、けしからん」

シノ「むー……まあこの写真はこんなとこだな」

ランコ「なるほど」

スズ「絶対発行させねーからな!!」

コトミ「じゃあ最後だね」

シノ「まあこれは」

ウオミー「簡単ですね」

29: 2014/05/03(土) 20:18:07.09
アリア「津田君ー?あ、寝ちゃってるのかー?」

アリア「つだくーん?」プニプニ

アリア「起きないとこっちを起こしちゃうぞ?」ジー ボロン

アリア「ふふ♪」ペロペロ

アリア「ねー?津田君ー?起きてるよねー?」

タカトシ「」ビクッ

アリア「寝てるなら、私もう好きなようにしちゃうよー?」

タカトシ「……」


30: 2014/05/03(土) 20:18:32.27

ウオミー「すべて七條さんの計画通り」

コトミ「タカ兄はもうマシーンになったんだよ……」

カエデ「」



シノ「ちなみに付き合ってはない」

スズ「ええええええええええ」

31: 2014/05/03(土) 20:19:02.20
スズ「さ、さすがにそれは無理が……」

シノ「いや、アリアが本気を出したんだ、こんなものだ」

ウオミー「おそるべし」

ランコ「なるほどー、いい記事が出来ました」

タカトシ「へー、どんなですか?」

ランコ「こーんーなー……あら?」

タカトシ「うおおおおおおおおおお!!!」

ランコ「あーれーーーーーーー」



タカトシ「人がいないところで何をやってるんですか!!」

シノ「ゴメンナサイ」

ウオミー「スミマセン」

コトミ「ソーリー」

アリア「ダメだよー?勝手にこんな話しちゃ」

32: 2014/05/03(土) 20:19:29.94

アリア「この写真撮られてたんだー」

ウオミー「はい、そこから妄想を膨らませました」

タカトシ「イマジネーションがすぎます!」

カエデ「ほら見なさい!」

スズ「そうよ、そうよ、こんなのあるわけないわ!」

タカトシ「まったく……、写真と記事は没収です」

ランコ「えー」

タカトシ「え、じゃねーよ」

アリア「これよく撮れてるから私欲しいなー」

シノ「アリア、アリア」オイデオイデ

33: 2014/05/03(土) 20:19:56.92
シノ「その、津田とは何もないんだな?」ボソッ

ウオミー「狙ったりしてませんよね?」ボソッ

アリア「んー、だって3人共好きなんだよねー?」

スズ「!」

シノ「な……」

アリア「大丈夫だよ、津田君とは付き合うとかないから」

ウオミー「ほっ……」

スズ「あんまりからかわないでください、津田が、そのかわいそうですから」ボソッ

アリア「うん、わかったよー」

シノ「よし、それなら今日は解散だ!!」

コトミ「いやー楽しかったー」

タカトシ「楽しくねー!!」

34: 2014/05/03(土) 20:20:23.12
タカトシ「だから、学校はやめようって言ったじゃないですか」

アリア「うんっ、ごめっ……んっ……」

タカトシ「許しません」

アリア「ちょっ、はげし……」

タカトシ「先輩……先輩……」

アリア「ふふっ、誰かと付き合っても、こうやってシテくれるよね?」

タカトシ「はい……」

アリア「いい子いい子♪もっとたくさんシテいいよ?」

タカトシ「はい……」

アリア(付き合うとかじゃないから、嘘は言ってないよね?あんっ!)

35: 2014/05/03(土) 20:20:49.15
終わりです

36: 2014/05/03(土) 20:23:43.60
うむ

引用元: シノ「アリアが津田を本気で落としに来てるだと!?」