1: 2014/05/06(火) 16:08:34.92
このssは

DIO「貧弱貧弱プロダクション」【第二部】

の続きとなります

バンプレスト ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース Grandista DIO

2: 2014/05/06(火) 16:12:47.64
1週間!邪悪なる鬼神DIOがやって来て一週間が経過したッ!
環境変化に瞬時で慣れるDIOに苦悩などない!
吸血鬼、ジョナサンの肉体、スタンド発現に対しても冷静沈着な
DIOに苦難などないッ!見上げる空は、常に晴天なりッ!

DIO「行き詰ったな」

曇天だったッ!

4: 2014/05/06(火) 16:16:20.97
小鳥「やっぱり、あの企画受けるべきなんじゃ…」

DIO「…とある町のライヴだ。中心じゃあない。発信できると思うのか?」

小鳥「でも、やってみないとわかりませんよ?」

DIO「………」

高木「私もやってみるべきだと思うがね?」

DIO「貴様もそう思うのかホルホース」

5: 2014/05/06(火) 16:23:58.75
高木「うむ!その人達が応援してくれるかもしれないしね!」

小鳥「地元の新聞に載っちゃったりして!」

DIO「大きな事は小さき事からか…受けよう」

高木「よし!そうと決まれば早速取りかかろう!」

小鳥「はーい!」

高木「彼女達をトップまで導く!」

DIO「あぁ」

高木「No.2より、No.1、だな!」

DIO「(逆だな)」

6: 2014/05/06(火) 16:28:35.35
翌日

全員「「「え!?ライヴ!?」」」

DIO「そうだ。小さな町だがな。一か月後だ」

美希「でも歌って踊るんでしょ?」

DIO「当たり前だ」

響「やっと自分の実力が見せられるぞー!」

ヤッター ウッウリィィ ウタエルカシラ… タノシミダネ ヘイルトゥユー!

7: 2014/05/06(火) 16:35:13.82
あずさ「どんな体制なんですか?」

DIO「二チームに分ける。四条、美希、三浦、両双海、デコ、高槻、如月、モンキーでひとつ。
そしてタルカス、菊地、萩原でひとつだ」

伊織「デコゆーな!」

春香「MUOOHHHHH―ッ!」

DIO「そしてメインは貴様だ、萩原」

雪歩「えぇ!?私!?」

響「自分じゃないのか~」

8: 2014/05/06(火) 16:38:47.21
亜美「なんでー?」

DIO「体力、技術、根性が一番欠けているのは萩原だからだ」

雪歩「はうぅ…でもどうして…」

DIO「クズは最初に手を打たねばならん」

真美「ひっで」

DIO「だが、一番伸びるタイプでもある」

雪歩「!!」

9: 2014/05/06(火) 16:45:11.07
DIO「どうだ?今のうち手を打って先へ進むか?逃して置いてかれるか?」

雪歩「…やります」

DIO「聞こえんッ!」

雪歩「やります!私やりますぅ!」

DIO「いい返事だ」

真「雪歩!一緒に頑張ろうね!」

雪歩「ありがとう真ちゃん!」

春香「私も一緒だよ!」

雪歩「うん!タ…春香ちゃん!」

春香「ANGYAAAAAAAAAAAAAーッ!!!!」

10: 2014/05/06(火) 16:56:44.00
DIO「では、貴様らは今日から特訓に入る!」

全員「「「ハイ!」」」

DIO「それに伴い、新しいトレーナーを用意した」

真美「いつものトレさんじゃダメなの?」

DIO「今回は一か月しかない。ハードになる。トレでは時間が足りん」

真美「ふ~ん」

11: 2014/05/06(火) 16:58:02.48
少々席外します。すイませェん...

15: 2014/05/06(火) 17:48:00.25
DIO「では、入れ」

全員 ゴクリ

ガチャ

事務所内に広がる花の香りッ!女でも色香の迷うほどの美貌!
髪は風と共に流れ、長く伸びた脚は実に見事であったッ!

響「うわぁ…綺麗だぞ~…」

美希「キラキラしてるの…」

やよい「はわ~」

???「初めまして」

16: 2014/05/06(火) 17:49:33.81
全員「「「ハ、ハジメマシテ!!」」」

???「新しくトレーナーを務めさせてもらう、利佐村理沙よ。リサリサでいいわ」

17: 2014/05/06(火) 17:59:02.59
全員「「「ヨロシクオネガイシマース!!」」」

リサリサ「よろしく。それで、あなたが萩原さん?」

雪歩「は、はい!」

リサリサ「あなたのことはプロデューサーから聞いてるわ。頑張りましょうね」

雪歩「はいぃ!」

リサリサ「ライヴまで一か月、これがどれだけ迫っているかわかる?」

全員「「「…………」」」

18: 2014/05/06(火) 18:02:32.43
リサリサ「そう…初めてだものね。町ライヴと言えどライヴはライヴ。
完全完璧!パーフェクトオブパーフェクトッ!手を抜いたらオワリよ」

千早「緊張するわね…」

伊織「伊織ちゃんは、き、緊張なんかしてないケドー!?」

DIO「そのわりには猫足立ちだな」

美希「………」

律子「(美希…なんて真剣な眼差し…)」

19: 2014/05/06(火) 18:07:58.18
リサリサ「いい?人前でものを見せるにはそれなりの努力と
鍛錬が必要とされる。どんなに厳しくとも、私についていく覚悟はある?」

全員「「「ハイッ!!!」」」

リサリサ「いい返事ね。それでは特別レッスンを開始するッ!」

やよい「ドキドキしますぅー!」

美希「張りきっていくの!」

響「なんくるないさー!」

20: 2014/05/06(火) 18:09:59.73
リサリサ「まずは……」

ピシィィィィ×12

全員「「「!?」」」

伊織「何よコレぇぇぇ!!」ウグ!

美希「ダサいのぉ~!!」ウググ!

リサリサ「それは『呼吸法強制マスク』!

21: 2014/05/06(火) 18:16:25.80
亜美「なんなのさー!」ウグ!

リサリサ「呼吸のリズム!歌やダンスにおいて必要とされるもの!」

リサリサ「リズムが乱れなければなんの支障もなく呼吸は出来ます。しかし!乱れれば酸欠になり息は出来なくなる」

春香「(ウグ!...四条さん……微動だにしてない)」

貴音「コーホー」

千早「落ち着いて如月千早…これは試練…」スーハースーハー

22: 2014/05/06(火) 18:19:16.90
リサリサ「あなた達は踊りながら歌ってもマスクが平気でないとならない」

響「無理だぞ!」ウグ!

リサリサ「ひと月で一人前になるには氏の覚悟が必要なりッ!」

響「……」

DIO「(少々荒いが、これも試練だ)」

響「わかったさー!完璧だから余裕さー!」ウグ!

リサリサ「みんなも同じ?」

全員「「「ハイ!」」」ウグウグウグウグ!!!!

23: 2014/05/06(火) 18:20:33.99
リサリサ「プロデューサー、彼女たちの歌はある?」

DIO「THE WORLD is all oneがあるが、まだ踊れる段階じゃあない」

貴音「しかし皆、一番は踊れますよ」

リサリサ「そう。今回は何の歌でステージに立つのかしら?」

DIO「………」

やよい「あ、あのー」

DIO「何だ」

24: 2014/05/06(火) 18:23:54.99
やよい「吉良メ吉良リでいいんじゃないかなーって」

DIO「そうか。それは全員歌えて踊れるのか?」

全員「「「ハイ」」」

DIO「ならそれでいく。それと萩原のチームだが、貴様らには別の曲でやってもらう」

春香「え?そうなんですか?」

DIO「二チームに分けたのに同じ曲じゃあつまらん」

真「そうですね」

DIO「もうそれは完成している。別の場所で練習しておけ」

春雪真「「「はい!」」」

25: 2014/05/06(火) 18:25:37.42
ちょっとカーチャンに呼ばれたので外します

26: 2014/05/06(火) 18:31:22.42
DIO「とりあえず全員、一番だけダンス付きTHE WORLD is all oneで練習させろ」

リサリサ「了解」

リサリサ「じゃあ、早速練習よ!」

27: 2014/05/06(火) 18:32:33.25
レッスン中

カブトムシ ト カブトムシー♪

ラセンカァイダン カブトムシー♪

リサリサ「(…初めは大丈夫ね。それにしても)」

カブトムシ カマキリ ウグッ!

モヒトツオマケニ カブトムシ♪

ソシテ ウグ!トムシ♪

リサリサ「(なんて乱暴な歌詞……)」

トキトメル ザワールド メチャクチャウグ!スタンド♪

ニックキ ジョーウグ!ケー ユルサン ザサン♪

トキトメウグ!ジョウタロウ♪

ソンナノ ウグ!ウグ!ウグ!ウグ!

ズルイ セウグ!ウグ!ウグ!

ザワールドイズウグ!

ウグ!ウグ!

リサリサ「(ひどい…)」

28: 2014/05/06(火) 18:35:21.55
DIO「あとは任せた」

リサリサ「ちょっと!待ちなさい!」

キィィ バタン

リサリサ「.........仕方ない」

地獄の特訓が始まった!彼女達は初めて地獄を見たッ!
変な塔に登らされ、わけのわからぬシャボン玉も吹いた!
ある者は倒れ、ある者は雄たけびを上げ、またある者は泣き出した!
しかし!彼女達の心は強かった!初めてのライヴッ!
失敗は許されない!汗を流し!涙を流し!よだれさえも流した!
彼女達は一歩、また一歩成長していった!
そして時は町ライヴの三日前になったッ!

29: 2014/05/06(火) 18:36:11.84
小鳥「あ、あのプロデューサーさん……」

DIO「なんだ」

小鳥「その車は…」

DIO「借り物だ。モンキー共がレッスンしている間に免許も取得した」

小鳥「コスト削減ですか?」

DIO「そうだ。多少番組に出ても、ライヴをしても貧弱は貧弱だ」

DIO「金はない。ならばコストを最小限にせねばならん。雇ってはまた金がかかる」

小鳥「でも全員乗せられませんよね?」

DIO「ホルホースが自車を用意すると言っていた」

小鳥「そうですか!なら大丈夫ですね」

30: 2014/05/06(火) 18:37:06.94
DIO「明日出発か…」

小鳥「はい、成功させましょうね。ライヴ」

DIO「フッ…俺に言うな」

小鳥「ふふっ♪」

夜は明けたッ!出発の日!

31: 2014/05/06(火) 18:38:07.30
@DIO車

ブォォォォォォォーン

プロデューサー ウンテンデキルンダネー シラナカッター

DIO「……リサリサよ」

リサリサ「何かしら」助手席

DIO「モンキー共は大丈夫か?」

リサリサ「大丈夫じゃなかったらこの場にはいないわ」

DIO「そうか」

リサリサ「成長した。実に。萩原さんも以前とは比べ物にならない程にね」

サータアンダギーダゾー ワー オイシイー アマイネー チュミミーン

DIO「…ならいい」

34: 2014/05/06(火) 18:39:52.04
@高木車

亜美「しゃちょーって車持ってたんだねー」

あずさ「あ、亜美ちゃんっ」

高木「おぉっと亜美君、これでも一応社長なのだよ?」

亜美「あ、そっかー」

高木「うむ!それよりアイドル諸君!ライヴ頑張ってくれたまえよ!」

美希「あったりまえなの!」

伊織「当たり前よ!」

高木「頼もしいな!」

真美「まかせんしゃい!」

高木「お!もうそろそろ着くみたいだね。降りる用意をしてくれよ!」

全員「「「ハーイ」」」

35: 2014/05/06(火) 18:41:41.55
バタン ゾロゾロ

千早「静かな町ね…」

真「でもそんなに田舎でもないね」

リサリサ「ここがライヴの場…」

DIO「あぁ、ここは…杜王町だッ!」

我々はこの町を知っている!この、いやあとはどうでもいい!

36: 2014/05/06(火) 18:42:30.78
おっとトリが外れてしまいました

37: 2014/05/06(火) 18:45:46.19
高木「とりあえず私は事務所に戻って音無君と仕事をするよ」

DIO「む、ご苦労だったな」

高木「いやぁ、礼などいらんよ」

高木「ではDIO君」

DIO「何だ」

高木「成功…させてくれたまえよ?」

DIO「だから俺に言うな」

高木「それもそうかね!それじゃ!」

ブロロロロロ…

38: 2014/05/06(火) 18:47:02.05
DIO「…一旦ここで解散とする。夜には戻れ」

ハーイ ワー アッチイコー ヒロイゾー アフゥ

真美「亜美隊員!宿でポ○モンやりますぞ!」

亜美「ラジャー!」

貴音「コーホー」

響「貴音、いい加減マスク取るさー」

真「雪歩、緊張してる?」

雪歩「うん…」

春香「大丈夫だよ!」

千早「ライヴは明後日、それまでリラックスしましょう」

雪歩「う、うん!」

あずさ「それにしても暑いわね~」

伊織「避暑地じゃないのね…」

美希「」zzz

やよい「美希さんー!いくらなんでも地べたはダメですってー!」

律子「ちょ!コラ美希!」

39: 2014/05/06(火) 18:53:19.26
DIO「貴様も羽を伸ばせリサリサ」

リサリサ「そうさせていただくわ」

DIO「…さて、宿に行くか」

各自自由行動

春香「色々なお店があるね~」

千早「そうね」

雪歩「食べ物屋さんは少ないかな?」

真「なかなか栄えてるなぁ」

千早「あれは…エステかしら?『シンデレ…」

真「みんなー!あっちに喫茶店あるよー!」

雪歩「あ、オシャレかも!」

春香「千早ちゃん、行こ!」

千早「え?あ、そうね行きましょ」

40: 2014/05/06(火) 18:54:03.51
別の場所

あずさ「あらあら~、ここはどこかしら~」

伊織「もう!あずさに付いていくんじゃなかった!」

やよい「なーんにもないですねーっ」

あずさ「でも、鉄塔ならあるわよ~」

伊織「鉄塔が何よ!帰るわよ!」プンスカ

やよい「あ、待って~伊織ちゃ~ん」タタッ

あずさ「ごめんね~」タタッ

41: 2014/05/06(火) 18:55:27.33
宿

DIO「.........」カタカタ

美希「」スピー スピー

律子「どんだけ寝るのよ…」

真美「ん~」ピコピコ

真美「ねぇー兄ちゃん~」

DIO「何だ」

真美「バシャーモの名前どうちたらいい?」

DIO「何だそれは」

真美「知んないの?ポ○モンだよ!」

DIO「知らん。アブドゥルにでもしておけ」

真美「オッケ→」

イケー アブドゥルー! アブドゥルシンダー ゲンキノカケラー! アブドゥルマタシンダー

DIO「………」

42: 2014/05/06(火) 18:57:57.76
各自床に着き、翌日

リサリサ「最終確認を行う!」

DIO「(いかなるものか)」

やよい「うっWRYYY!!」

伊織「早くやりましょ!」

リサリサ「いいわ。START!」

43: 2014/05/06(火) 18:59:31.63
全員「「「♪♪♪」」」

DIO「(…ほう)」

DIO「(最初とは比べものにならんな)」

リサリサ「少し乱れてるが、続いて萩原チーム!」

三人「「「♪♪♪」」」

DIO「(萩原…成長している。格段に、確実に)」

リサリサ「ま、こんなものね」

DIO「それでは明日に備え、貴様らは休め」

全員「「「ハーイ」」」

44: 2014/05/06(火) 19:01:34.47
ネムイノー シャボンランチャー ウィンウィンウィンウィン タコス レロレロ ドモン

DIO「(誰一人汗どころか、息切れもしていない)」

DIO「……リサリサよ」

リサリサ「何かしら」

DIO「奴らのスキルは十分ではないのか」

リサリサ「あんなもの、できて当たり前だわ」スッ

DIO「今まで見てきたモンキー共とはどうだ」

リサリサ「みな同じ。驚くこともないわ」

DIO「その割に、煙草は逆さだな」

リサリサ「…………」

リサリサ「……彼女達は本物だわ。それだけ。では」スタスタ

DIO「…………」

DIO「素直じゃあないな」

45: 2014/05/06(火) 19:05:03.11
その夜…

真「雪歩…まだ起きてる?」

雪歩「…うん」

真「いよいよ明日だね。緊張する?」

雪歩「うん……。真ちゃんはしないの?」

真「してるよ、とっても。でも氏ぬほど練習した。一生懸命やった」

真「だから、成功させたい」

春香「そうだね!」

雪歩「わっ!起きてたのタルカスちゃん」

真「ビックリした~」

春香「うん、明日、成功させようねっ!」ムオォォォォォォ

真「当たり前だよ!」

春香「それじゃ、おやすみ!」

真「おやすみ」

真「雪歩もおやすみ」

雪歩「う、うん…おやすみ」

雪歩「………………」

46: 2014/05/06(火) 19:06:15.63
本番当日

DIO「萩原がいない…だと」

真「そうなんですよ!どこ探してもいなくて…」

亜美「やばいっしょー!」

響「や、やばくないか!?ステージまで1時間だぞ!?」

DIO「………」

DIO「(…迂闊であった。力に目を向けたあげく、肝心な事を忘れるとは)」

DIO「クソォッ!!」

真「」ビクゥ!

47: 2014/05/06(火) 19:07:57.16
DIO「萩原はこのDIOが見つけ出す。貴様らは準備しておけ」

春香「で、でも!」

DIO「必ず見つけ出す」ダッ

伊織「速ッ!?」

真「雪歩…」

やよい「大丈夫でしょうか…」

律子「みんな!落ち込まないの!雪歩は必ず帰ってくるわ!」

美希「どうしてわかるの?」

律子「相手はあのプロデューサーよ?失敗するとでも思う?」

美希「…全く思わないの」

真美「兄ちゃんガンバ…」

亜美「雪歩―!早く来てくれー!!」

48: 2014/05/06(火) 19:09:45.07
DIO ダダダダダッ

DIO「(手当たり次第探すしかないようだな)」ダダダツ

DIO「…ん?あの巨大な穴はなんだ」

雪歩「」シクシク

DIO「萩原」

雪歩「!!!!!!」

DIO「貴様が掘ったのか」

雪歩「はい…」

49: 2014/05/06(火) 19:10:25.44
DIO「なるほど。嫌なことがあると穴を掘るのだな」

雪歩「そういえば…言ってませんでしたね…」

DIO「とりあえず出ろ」

雪歩「.........掘りすぎて…出れないです」

DIO「……スコップに掴まれ」

DIO ヒョイ

雪歩「ありがとうございますぅ…」

50: 2014/05/06(火) 19:11:07.42
DIO「怖いか」

雪歩「ッ!………はい」

DIO「逃げていてもどうにもならん」

雪歩「でも…練習しても…どうせ失敗しちゃうだろうし…」

雪歩「結局は私…ダメな娘ですから…」

DIO「………」

DIO「その昔、ポコという少年がいた」

51: 2014/05/06(火) 19:12:04.95
雪歩「?」

DIO「奴は臆病者だった。何ものにも脅えていた」

雪歩「(……私と同じ…)」

DIO「しかし、奴が氏の覚悟をしてまで、人を救ったことがあった」

DIO「まだ年端もいかぬ、小便臭いガキだ」

雪歩「………」

DIO「己の勇気のみで、氏に立ち向かい、運命に打ち勝った」

DIO「奴は「怖いのは痛みじゃあない」とまで言った」

DIO「…俺は気付いたのだ」

雪歩「…?」

52: 2014/05/06(火) 19:13:21.74
DIO「萩原、ひとつ尋ねるが『生きる』ということは何だ?」

雪歩「......わかりません」

DIO「うむ、そうか(さすがにエンヤとは生きた年が違う。自身の答えなどないか)」

DIO「俺は『恐怖』を克服することが『生きることだと思う』。世界の頂点に立つ者はほんのちっぽけな『恐怖』を持たぬ者ッ!わかるか萩原?」

雪歩「……!」

DIO「欠点、つまりは恐怖を克服しろ。いつまで経ってもトップにはなれん」

雪歩「…わ、わかりました!」

雪歩「私、少しずつ、そ、その恐怖を克服しますぅ!男の人も犬も!」

DIO「うむ。前よりいい眼をしてるじゃあないか」

DIO「思う存分やるがいい。恐れを忘れるくらいにな」

雪歩「は、はぃ!」

53: 2014/05/06(火) 19:14:17.78
DIO「ゆけ、モンキー共が待っている」

雪歩「わかりました!」ダダッ

雪歩 ピタッ

雪歩「あ、あの!プロデューサー!」

DIO「何だ」

雪歩「ありがとうございました!プロデューサーのおかげで頑張れそうですぅ!それじゃあ!」ダダッ

DIO「…………」

DIO「少しずつ変わっていけばいい」

DIO「………」

DIO「まさか、記憶まで奪えるとはな」フン

DIO「俺は、貴様の体を奪った事で、色々なことがわかった気がする」

DIO「………ジョナサン……………」

54: 2014/05/06(火) 19:15:02.96
舞台裏

雪歩「みんな~~!!」

全員「「「雪歩!!」」」

真「も~心配したんだからー!!」

伊織「どこ行ってたのよ!アンタのせいで台無しになるところだったわ!」

律子「心配かけて!」

雪歩「はうぅ…ごめんなさい~」

亜美真美「「心配ちたよー!」

リサリサ「あなた達ポーカーやってたわよね」

亜美真美「「」」

55: 2014/05/06(火) 19:15:49.09
春香「ま、まぁ雪歩も来たことだしさ!みんな!」

千早「そうね」

あずさ「あらあら」

四条「コーホー」

響「貴音―ッ!まだつけてるさァーッ!」

やよい「早くライヴやりましょーっ!」

美希「なの!」

DIO「当たり前だ」

全員「「「いつの間に!?」」」

DIO「先ほど着いた」

DIO「こんどこそ全員いるな」

雪歩「はい!」

56: 2014/05/06(火) 19:16:34.47
DIO「貴様ら、わかっての通り、今日、今から本番だ」

全員「「「……」」」

DIO「己の力を出し切れ」

全員「「「ハイ!!」」」

律子「会場にはもう人がたっくさんいるわ!緊張なんかしてたらいいもの見せられないわよ!」

美希「わかってるの!」

春香「頑張りまーす!」

貴音「コーホー」

響「いやもう取れ」バコーン

DIO「貴様からも言え」

57: 2014/05/06(火) 19:17:14.41
リサリサ「……みんな」

全員「「「……」」」

リサリサ「今のあなた達は完璧だわ。本番で上がらなければね」

美希「上がるわけないの!」

真「リサリサ先生に褒められたら自信出ちゃうね!」

千早「そうね!」

リサリサ「全力を…尽くしなさい!!」

全員「「「ハイッ!!!」」」

58: 2014/05/06(火) 19:17:53.80
真「よーし!いっくよー!」

真「震えるぞー!」

全員「「「ハート!」」」

美希「燃え尽きるほどー!」

全員「「「ヒート!!」」」

春香「刻もう!765のー!」

全員「「「ビートォ!!!」」」

DIO「よしッ!行ってこい!!!」

59: 2014/05/06(火) 19:19:01.03
\ ワー / \ ワー / \ ワー /

美希「みんなー!待たせてゴメンなのー!一曲目いくのー!」

ワー アノコカワイイ!

あずさ「あらあら紹介が先よ美希ちゃん?」

ワハハハハハ

伊織「もう!そそっかしいんだから!」

デコデコデコデコデコデコーノヒロシ!

やよい「私たちはー!」

亜美真美「「765のぉ!」

響「アイドルです!」

貴音「コーホー!」

ワー ワー マスクカワイイー

千早「……」

美希「それじゃ!一曲目いくの!」

60: 2014/05/06(火) 19:20:13.13
9人「「「吉良メ吉良リ!!!」」」

美希「フレー!フレー!ガンヴァレさぁ行こう!フレー!フレー!頑張れ最高!」

キンパツカワイイゾー ドタプーンモカワイイゾー クッ

伊織「どんな物でも爆破するんです♪」マールマルドッカンカン

千早「邪魔する奴を爆破するんです♪」ハーナマルストレイキャァット

ワー ワー ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!

美希「お金も爆弾に変えるんです♪」マータマタドッカンカン

響「女の爆発は快感です♪」ハーナマルストレイキャァット

亜美「雨が降って~ 漫画家の爆発予言♪」

真美「心も夢も全部消し飛べ~♪」

あずさ「吉良くるどこくる どこにもいない」

やよい「お前の瞳だッ!バイ!ツァ!ダスト!」

全員「吉良メ吉良リ ドカンボカンと♪」

美希「手首を見たとき○ッキ♪」

全員「吉良メ吉良リ ハートアタック♪」

千早「ホントはわたし 川尻♪」

全員「吉良メ吉良リ 東方の♪」

響「追尾弾が直撃♪」

全員「吉良メ吉良リ 追い詰められ♪」

貴音「いいや 限界だッ!押 す ね ッ!」

やよい「フレー!フレー!ガンヴァレさぁ行こう!フレー!フレー!頑張れ最高!」

ジャーン

61: 2014/05/06(火) 19:20:50.01
ワー!!!スゲー!!!カワイイ!!!ワー!!

?「オっほほぉー!!スッゲェ可愛いじゃねェかよ!!」ダホガ!
?「グレートだぜ、こいつぁ」
?「二人とも~待ってってば~」

美希「どーだった?美希たち、キラキラしてた?」

サイコー! キラキラシテター! カワイイヨー! ダホガ

やよい「えっへへ~!でも次は私たちに変わって!」

伊織「この三人がお送りするわ!」

62: 2014/05/06(火) 19:22:14.59
ドッバァァァン ドギャーン ドドドドドド

春香「天海は」

真「タルカスと菊地真です!」

雪歩「萩原雪歩ですぅ!」

春香「MUUOOHHHHHHH!!!!!!!!!」

タルカスー!タルカスチャーン ムオオオオォォォォォォ

雪歩「い、いきますぅー!聴いてください!」

63: 2014/05/06(火) 19:23:28.90
三人「「「ALRIGHT(右拳)!!!」」」

ワー コッチモカワイイ カワイイ ダホガ

~♪ ~♪ ~♪

DIO「(...ひとつずつ進化していく)」

DIO「(遅くとも進んでいく)」

DIO「(奴らは輝いている。もうモンキーではない)」

雪歩「Fメガで僕と対戦をしようよ♪」

ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!

真「負けたあなたの魂いただきます♪」

春香「お次は野球で僕と対戦しましょう♪」

ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!

雪歩「レッドドラゴンズとジャガーズですね♪」

リサリサ「……立派ね」

DIO「……」

リサリサ「ここまで成長するなんて」

雪歩「ALRIGHT 右のコブシで~♪」

ハイ!ハイ!ハイ!

真「ALRIGHT また右のコブシ~♪」

春香「オラオラ もしかして 右オラオラだけですか~♪」

ハイ!ハイ!ハイ!

DIO「それだけ貴様の指導が優れていたのではないか」

リサリサ「私は、教えただけよ」

リサリサ「もともとは、あの娘たちの本質の力よ」

DIO「そうか」

リサリサ「….........今の私達に出来ることは?」

DIO「そっと見守るだけだ」

リサリサ「…そうね」

ミギノコブシデー ハイ!ハイ!ハイ! ワーワー ダホガ!

テレテテッテ テレテテッテ テッテテテン

64: 2014/05/06(火) 19:24:01.25
春香「みんなー!ありがとー!」

真「ありがとー!」

雪歩「ありがとうございますぅー!」

春香「765の応援!よろしくおねがいしまーっす!」

ワー!アッタリマエダー!カワイイー!オウエンスルゾー!シーディーカウヨー!フェイフェイダヨー

ワー!ワー!ダホガ……

66: 2014/05/06(火) 19:24:58.92
舞台裏

DIO「よくやったな」

真「へへっ!とても楽しかったです!」

美希「サイコーだったの!」

やよい「うっWRYYY!!!」

DIO「奴らの記憶に今日のことは一生残るだろう」

DIO「トップも夢じゃあない」

伊織「フン!連れて行かないと承知しないわよ!」

DIO「当たり前だ」

リサリサ「みんな上手くなったわね」

響「あんなマスクされたら嫌でも上手くなるさー!」

リサリサ「そう?」フフッ

千早「(笑った…先生が…)」

69: 2014/05/06(火) 19:27:25.18
DIO「よし、帰るぞ。高木も迎えに来ている」

全員「「「はーい!」」」

山道路
@DIO車

ポツ……

ポツ… ポツポツポツ

ポツ…ザァァァ ザー ザー

やよい「すごい雨ですねー」

春香「すごいねー…そういえばリサリサ先生はどうしたんですか?」

DIO「『もう教えることはない。私がいなくとも大丈夫』と」

真「え…じゃあ…」

DIO「もう会うこともないだろう」

70: 2014/05/06(火) 19:28:29.19
響「そんなぁ…」

雪歩「私…まだちゃんとお礼言ってないよ…」

春香「私も…」

真「ボクだって…」

DIO「………」

DIO「もし逢えたら、礼はその時にしろ」

全員「「「…はい」」」

DIO「(...クールに去る、か)」

DIO「(.........)」

73: 2014/05/06(火) 20:01:16.52
ザーザーザーザーザー

DIO「それにしても酷い雨だな」

貴音「前もあまり見えませんね」

DIO「帰宅は遅くなるやもしれん」

春香「社長の車も見失っちゃいました?」

DIO「…あぁ」

74: 2014/05/06(火) 20:02:18.67
DIO「(…なんだ…)」

DIO「(この胸騒ぎは…)」

貴音「…………」

リサリサセンセイドコイッチャッタノカナー ネー イキナリダネ

ザーザー ゴゴ

ゴゴゴ…ザァァ

DIO「…何の音だ」

75: 2014/05/06(火) 20:02:45.43
ゴゴゴゴゴ…ザァァァ

ナンダロー スゴイオトダネー カミナリ? チガクナイ?

DIO「…………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!

DIO「まさかッ!!」ドアバタン

76: 2014/05/06(火) 20:03:19.86
春香「プロデューサーさん?」

響「何で出たんさ?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!

DIO「土砂崩れだッ!!!」


激しい豪雨により土はぬかるみ、土砂崩れが発生していたッ!

77: 2014/05/06(火) 20:04:16.37
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!

DIO「上方で土砂崩れが発生しているのはわかるが…」

DIO「何故来ないのだ」

DIO「………なるほど」

DIO「何かが邪魔をしているのか」

DIO「…ほう、押し出され…」

ダァン!!!!

DIO「あれはッ!」






DIO「ロードローラーかッ!」





78: 2014/05/06(火) 20:04:57.80
真「…うわぁ!!!??みんな!!あれ!!!」

春香「え?」

春雪「「キャァァァァア!!!」」

響「落ちてくるぞぉぉぉ!!」

貴音「!!!!!!」

やよい「ひゃあっ!!!??」

不運!なんとも悪運!
土砂崩れに加え、さらなる悲劇!
押しだされたロードローラーはDIO一行の頭上に落下していく!
どうするDIOッ!

79: 2014/05/06(火) 20:05:37.83
DIO「やむをえんッ!!!!」



DIO「 『 世界 』ッッ!!!!! 」



ドーーーンッ!!!

DIO「ジョセフの血を吸い取った後だ」

DIO「残された時間は…9秒ッ!」

DIO「乗り物ごときがァッ!このDIOに楯突くなァーッ!!!」

DIO「無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!!」

ドゴドゴドゴ!!!ガンガンガンガン!!!

80: 2014/05/06(火) 20:06:13.16
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァーッ!!!!!」

ドガドガガンガンガンガンガンガン!!!!!!!

DIO「フン、9秒も必要なかったな」

DIO「…そして時は動き出す」

パッ

81: 2014/05/06(火) 20:07:03.06
ドッガァァァァァァァァンンンンンン!!!!!!(大爆発)
ビュォォォォォォ オォォォォォ

全員「「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」」

荒れる爆風!傾く車体!
DIOは守った!彼女達を守った!

全員「「「……?」」」

真「…大きい車は…?」

春香「…あれ?プロデューサーさん…?」

やよい「うぅ………」

響「どぉして爆発したんさ…?」

貴音「…まさか…......あの方が……」

全員「「「…え?」」」

DIO「…………」

ザー ザ ーザー 
ザァァァァァ……


82: 2014/05/06(火) 20:07:47.78
異様な光景であった
突然のロードローラーの爆破
それに動じず、たたずむDIO
周りに飛び散った破片
彼女達は疑わざるを得なかった
どうするDIO
自分が人間でない。いや、
スタンド使いであることを
このままプロデューサーを続けていけるのだろうか

83: 2014/05/06(火) 20:08:16.46
終わったッ!第三部完ッ!

86: 2014/05/06(火) 20:42:33.70
おつ

引用元: DIO「これが765の爆発力、あなどれんッ!」【第三部】