1:2017/08/13(日)16:23:23 DWM
(´・ω・`)「僕はなんでお兄ちゃんが死んだのか、考える」

(´・ω・`)「お兄ちゃんは昨日の夜には動いてた」

(´・ω・`)「今、お兄ちゃんは動いてない」

(´・ω・`)「お兄ちゃんはきっと昨日の夜から今日の朝にかけて死んだんだろうな」

(´・ω・`)「お兄ちゃんには傷がない 苦しんだ様子もない」

(´・ω・`)「一体なぜ、お兄ちゃんは死んだのだろう」
3:2017/08/13(日)16:24:13 uk1
生き返るんやろなあ
4:2017/08/13(日)16:26:40 DWM
(´・ω・`)「今、僕の足元に、お兄ちゃんの遺体がある」

(´・ω・`)「今の時刻は8月16日の朝8時だ」

(´・ω・`)「お兄ちゃんは昨日の夜に死んだのかな」

(´・ω・`)「お兄ちゃんと一緒にまた竹槍ごっこやりたいな」
5:2017/08/13(日)16:29:52 DWM
(´・ω・`)「そういえば、お母さんがそろそろお父さんが帰ってくるからって、家の掃除をしてたな」

(´・ω・`)「僕はお父さんの顔を覚えてないや」

(´・ω・`)「お兄ちゃんは、よく遊んでもらっていたみたいだけどね」

(´・ω・`)「お父さん元気にしてるのかな 今どんな顔なのかな」
7:2017/08/13(日)16:32:25 DWM
(´・ω・`)「今、僕はお母さんに、お兄ちゃんが死んじゃったことを伝えた」

(´・ω・`)(
8:2017/08/13(日)16:32:51 DWM
(´・ω・`)「お母さんは、悲しそうだけど、堪えるような顔をした」
9:2017/08/13(日)16:35:48 DWM
(´・ω・`)「お母さんに言われて、お兄ちゃんの部屋を掃除してたら、整理された机の中にただ一枚の紙を見つけた」

(´・ω・`)「その紙には、難しい言葉が並んでいたけれど、要するには、自分の駄目さに絶望したから死ぬという内容だった」
11:2017/08/13(日)16:38:05 DWM
(´・ω・`)「その紙をお母さんに見せたけど、然程表情は変わらなかった」

(´・ω・`)「お母さんは遺書に書かれるような内容はもとよりわかっていたかのようだった」
12:2017/08/13(日)16:42:07 DWM
(´・ω・`)「お母さんはただ一言、アンタは幸せ者だよと言った 僕にはよく意味がわからなかった」

(´・ω・`)「お母さんは、家の掃除が終わると、お父さんを置く場所をどこにしようか考えていた」
15:2017/08/13(日)16:45:45 DWM
(´・ω・`)「最終的にお父さんは床の間に置くことになったみたいだった」

(´・ω・`)「僕はお父さんが帰ってくるのが待ち遠しくなった」

(´・ω・`)「お兄ちゃんの遺体は、村の火葬場で骨にしてきた。火葬場はすごく混んでいて、夏の暑さに倒れそうになった」

(´・ω・`)「骨になったお兄ちゃんは、砕かれて、白い箱に入れられた」

(´・ω・`)「お母さんはよく頑張ったねと言っていた」
19:2017/08/13(日)16:47:57 5fM
途中からお父さんに変わったんだな
21:2017/08/13(日)16:48:52 DWM
(´・ω・`)「お兄ちゃんの白い箱も、床の間に置くことになった」

(´・ω・`)「そうしている間に僕の家へ誰かがやって来た」

(´・ω・`)「お父さんがかえってきたんだ!」
22:2017/08/13(日)16:52:25 DWM
(´・ω・`)「僕はお母さんと一緒に玄関へ行き、ドアを開けると、そこにはたくさんのお父さんがいた」

(´・ω・`)「だれが僕のお父さんだろうと考えていたら、その中の一人が大声でお母さんに向けて、何かを言って、白い箱を差し出した」

(´・ω・`)「僕はびっくりしたけれど、この箱がお父さんなんだと感づいた」
24:2017/08/13(日)16:54:32 DWM
(´・ω・`)「今、お父さんはお兄ちゃんの隣に居る」

(´・ω・`)「今、家族は一つの場所に集まった」

(´・ω・`)「僕は少しだけホッとした」
25:2017/08/13(日)17:01:40 DWM
(´・ω・`)「お兄ちゃんが死んでから、少し立つと、なんと僕の村に偉い人来た!」

(´・ω・`)「その人が来るから、僕たちは綺麗めの服を着ていた」

(´・ω・`)「でも、その偉い人は僕たちの服なんかよりも数億倍綺麗な服をきて、ニコニコしながら、一人ひとりに話しかけていた」

(´・ω・`)「僕の番になると、その人は『お父さんは元気?』と聞いてきたので、僕は『お父さんは南の島で亡くなりました』と答えた すると、その人は『僕は元気に頑張るんだよ』と言ってきた」
26:2017/08/13(日)17:08:31 DWM
(´・ω・`)「その日から僕は、学校で、数学や国語、化学、それに新しくできた英語を猛勉強した」

(´・ω・`)「そして受験を迎えた僕は、なんと帝都の大学に合格した」

(´・ω・`)「村中がお祭り騒ぎになった」

(´・ω・`)「僕は若干恥ずかしかったけど、素直に喜ぶことにした」
27:2017/08/13(日)17:11:41 DWM
(´・ω・`)「僕は、村の人たちに別れを告げて、帝都に向かった」

(´・ω・`)「帝都に着いて、あたりを見渡した」

(´・ω・`)「帝都は僕らが思っていたようなものではなかった」
28:2017/08/13(日)17:15:48 DWM
(´・ω・`)「しかし、それが『どうにか日本を立て直さないといけない』という気持ちを高めた」

(´・ω・`)「大学に入り、僕は法学の道に進んだ」

(´・ω・`)「幸い、大学の図書は充実していたので、良かったが、英語の本は未だに少なくやや不便だった」
31:2017/08/13(日)17:21:56 DWM
(´・ω・`)「僕は仕方がないので、ドイツの法学書を参考に読みながら、理解を助けさせた」

(´・ω・`)「就職を考える時期になると、僕は都庁で働きたいと思うようになった」

(´・ω・`)「日本の中心である東京を、強い街にしなければならないと思ったからだ」

(´・ω・`)「幸いなことに、ペーパーを通る程度は知識があったので、実際に受けてみた」

(´・ω・`)「結果は合格だった」
32:2017/08/13(日)17:25:50 DWM
(´・ω・`)「都庁務めになった僕の最初の仕事が、オリンピックだった」

(´・ω・`)「僕はますます意欲的になった」

(´・ω・`)「高速道路網は、幸いなことにとうの昔の長による土地造成が優秀だったため、それに沿って作り上げることができた」
33:2017/08/13(日)17:29:03 DWM
(´・ω・`)「オリンピックが無事閉幕する頃、僕には妻ができていた」

(´・ω・`)「妻はややポッチャリとした人だった」

(´・ω・`)「2人の娘が小学校に通う頃、僕に幸運が訪れた」

(´・ω・`)「それは、島への転勤だった」
34:2017/08/13(日)17:31:24 DWM
(´・ω・`)「島(東京都)への転勤は、出世コースを走るものが通る道なのだ!」

(´・ω・`)「島に2年勤めれば、帰る頃には、かなり偉くなる!」

(´・ω・`)「僕は、妻にそのことを言うと、妻は『行くならあなただけ行って』と言った」

(´・ω・`)「僕は、出世を諦めた」
36:2017/08/13(日)17:32:44 DWM
(´・ω・`)「僕は上司に島への転勤を断った」

(´・ω・`)「すると、僕の席は都庁から消えた」
37:2017/08/13(日)17:35:51 DWM
(´・ω・`)「そして、僕は島の代わりに港区役所へ転勤することになった」

(´・ω・`)「僕はきっと、あと数年頑張れば、また都庁に戻れると思っていた」

(´・ω・`)「でも、僕は都庁に戻ることはできなかった」

(´・ω・`)「僕は区役所や保健所や水道局やらをたらい回しにされた」

(´・ω・`)「やがて、定年退職になった」
38:2017/08/13(日)17:40:01 u9q
悲しいなぁ
39:2017/08/13(日)17:41:02 DWM
(´・ω・`)「結局、僕は日本のために大きな仕事はできなかった」

(´・ω・`)「定年退職後、僕は道路公団に就職した そこでの仕事はあまり言えないが、事を円滑に行うための仕事をした」

(´・ω・`)「2年も立つと、公団での仕事が虚しくなり、辞めた」

(´・ω・`)「退職後、僕は、趣味で自転車修理屋を始めた」
41:2017/08/13(日)17:44:42 DWM
(´・ω・`)「もともと、細かな作業が好きだったので、始めたのだが、安いということで、町の人たちに人気の店になった」

(´・ω・`)「趣味でチマチマと仕事をしながら、歳を重ねていくと、段々と客の名前を覚えにくくなってきた」
42:2017/08/13(日)17:47:00 DWM
(´・ω・`)「それがドンドンとエスカレートしてくと、遂に、自転車修理すらも出来なくなってきた」

(´・ω・`)「僕は、あぁ、脳が壊れてきたんだなと思った」

(´・ω・`)「病院に行くと、予想通りだったが認知症と診断された」

(´・ω・`)「進行を抑える薬をもらって帰った」
43:2017/08/13(日)17:49:45 DWM
(´・ω・`)「自転車修理屋は畳んで、薬を飲んだこと忘れて、飲みすぎることのないように妻は薬を管理してくれた」

(´・ω・`)「僕はそばを食べようとした」

(´・ω・`)「どういうわけか、そばが不味い」

(´・ω・`)「僕はめんつゆと間違えて、麦茶に麺をつけて食べていた」
45:2017/08/13(日)17:51:52 DWM
(´・ω・`)「その日から、僕は人前では寿司しか食べないようにした」

(´・ω・`)「寿司は、醤油をつけて食べるだけだからだ」

(´・ω・`)「もし、醤油を付け忘れたとしても、そうやって食べる人だっているかもしれないから、そこまで不自然ではない」
46:2017/08/13(日)17:53:01 DWM
(´・ω・`)「みんな僕がおかしな事をしてるって目で見てる」
47:2017/08/13(日)17:54:21 DWM
(´・ω・`)「料理が出された 僕には何をどうしていいかわからない」

(´・ω・`)「みんながその姿を見て可笑しがるのか辛い」
48:2017/08/13(日)17:55:00 RIE
悲しいなぁ...
49:2017/08/13(日)17:55:24 DWM
(´・ω・`)「僕はわからない」

(´・ω・`)「子供と同じか、それ以下だ」
50:2017/08/13(日)17:57:05 DWM
(´・ω・`)「見た目は老人 頭脳は赤ちゃん」

(´・ω・`)「みんな、僕が何かできないところを見て不思議な顔をする」

(´・ω・`)「僕にはそれが心に刺さる」
51:2017/08/13(日)17:58:13 DWM
(´・ω・`)「もう何にもできないや」
61:2017/08/13(日)18:05:01 RIE
えぇ.....
74:2017/08/13(日)18:15:10 KWU
悲しい いろんな意味で
113:2017/08/13(日)19:05:16 NLN
糸冬
(´・ω・`)「お兄ちゃんが死んじゃった…」
引用元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1502609003