1: 2016/09/15(木) 17:22:32.216
シンジ「だって、全部僕に押しつけるじゃない! 料理も掃除も洗濯もデート代も、全部!」

アスカ「はあ。分かったわよ。ま、あんたどうせキープだし別にいいわ」

シンジ「え……」

2: 2016/09/15(木) 17:23:53.997
シンジられないよ!

4: 2016/09/15(木) 17:26:13.158
アスカ「何よその顔。まさか、本気で全然気づいてなかったわけ? あの扱いで」

シンジ「だ……だって、好きだって、言ってたじゃないか。アスカ」

アスカ「行動伴わない口先だけの言葉なんていくらでも言えるし、そんなの価値無いのよ。いい勉強になったわねえシンちゃん」

シンジ「……」

アスカ「じゃ、私出ていくから」

シンジ「……どこ行くの?」

5: 2016/09/15(木) 17:30:06.279
アスカ「決まってんじゃない、本命のとこ。あんまり迷惑かけたくなかったんだけど、しょーがないから」

シンジ「……」

アスカ「あ。言っとくけど、傷心のところをあの人形女に慰めてもらおうとしても、無駄よ」

8: 2016/09/15(木) 17:34:24.946
シンジ「な、なんだよいきなり。綾波は関係ないだろ」

アスカ「ふん、どうだか。とにかくあの子、あんたじゃなくて別の男の子に夢中なのよ今」

シンジ「!?」

アスカ「はっ、これも気づいてなかったのね。やっぱり」

シンジ「綾波が……!?」

アスカ「ほんと、ダメ男よねえあんたって。じゃ、バイバイ」

12: 2016/09/15(木) 17:42:13.977
ミサト「たっだいまー。ん? なにしてんの二人とも」

アスカ「ちょうど良かったわミサト。私、ここ出てくから」

ミサト「へ!?」

アスカ「少しの間だけど、世話にはなったわね。それじゃ―――」

ミサト「アスカ待ちなさい。ダメよ今さら」

アスカ「え?」

ミサト「あのねえ。来日当初はともかく、とっくにあなたの住居はこことして登録されてるわけ。保護や作戦行動にも最適だってことで上層部にも評価されちゃってるし、今日になっていきなり余所に移るなんて無理よ、よほどの事がない限り」

アスカ「そ、そんな……っ」

ミサト「ちなみによほどの事ってのは、暴力沙汰とか、シンジ君に性的虐待受けたとかそのレベル。シンジ君、なにか心当たりある?」

シンジ「……ありません」

ミサト「そ。じゃ、この話はおしまい。ケンカしたならちゃんと仲直りしときなさいよー」スタスタ

アスカ「ぁ……」

シンジ「……」

シンジ(気まずい……)

13: 2016/09/15(木) 17:48:07.503
シンジ「……」

シンジ(眠れないや。今日は、あんなことがあったから……)

シンジ(アスカ……酷いよ……)

ガララ

シンジ「?」

アスカ「しー。そのまま静かにしてなさい」

14: 2016/09/15(木) 17:50:29.903
ガララ

アスカ「……」

シンジ「……何しに来たの」

アスカ「考えたのよ。ここを出てくために。要は、犯罪級のメにあってれば出ていけるわけよね」

シンジ「そうらしいけど……」

アスカ「シンジ。あんた私を襲いなさい」ビシッ

シンジ「はぁ!?」

アスカ「その写真撮ってあんたの父親に送りつけてやるから

16: 2016/09/15(木) 17:52:48.953
なんで協力する必要なんかあるんですかね

17: 2016/09/15(木) 17:55:21.911
シンジ「やっやだよ! 絶対ヤダ! 言ってる事めちゃくちゃだよアスカッ」

アスカ「大声出すなっちゅーの、このバカ。せいっ」ドスッ

シンジ「げふっ!……が、ぁっ」

アスカ「よーし、そのまま寝てなさいよ!……よいしょっと」

シンジ「ぐ、あっや、なんだよもうっ、止めてってムググ……!」

グリグリ
グルグルグル…ギュッ

シンジ「ふぐーっ、ンんー!」

アスカ「ふっふっふ。うん、いいわよぉシンジ。初めてあんたがいい男に見える格好だわ」

シンジ「うう゛う゛~~っっ」

アスカ「時間もったいないし、さっさとヤることヤるわよ!」

19: 2016/09/15(木) 17:58:42.410
アスカ「て……このまましたらすっごく痛いわよね、絶対」

シンジ「コクコクコク」

アスカ「なに必氏にうなずいてんの? 痛いからやめようなんて甘いこと言うわけないじゃない。この私が」

アスカ「じゃあやるわよ!」

23: 2016/09/15(木) 18:07:25.593
中略







アスカ「―――なにこれっ、全然使えないじゃないこんな写真!!」

シンジ「イテっ。当たらないでよ、セルフでアスカが撮ったんじゃないか!」

アスカ「これじゃ……合意でヘンなプレイしてるか、私がバカシンジの事襲ってるようにしか……」

シンジ「実際そうだったしね」

アスカ「……」

24: 2016/09/15(木) 18:10:27.245
シンジ「……」

シンジ(昨日の夜は、色々おかしな事になっちゃったな……今日は早く寝よう)

ガララ

シンジ「……また。なんだよアスカ」

アスカ「しー!」

ガララ

25: 2016/09/15(木) 18:14:57.258
アスカ「シンジ……待たせたわね!」

シンジ「待ってないし、なんの用か知らないけどさ、僕今日はもう寝たいんだ」

アスカ「昨夜の反省を活かす時が来たわ」

シンジ「……はぁ」

アスカ「いい? 今度はちゃんと、あんたが私を襲うのよ」

シンジ「……分かったよもう……なんでもいいから早く終わらせよう」

26: 2016/09/15(木) 18:17:38.560
投げやりになってる

27: 2016/09/15(木) 18:20:00.244
アスカ「なるべくこう、強引に、性欲にまみれた獣がついに絶世の美少女を毒牙に!って感じでヤんなさい」

シンジ「はいはい」

アスカ「でも本気で痛いのは嫌だから、理性のない獣っぽく振る舞いながら優しくすること」

シンジ「ムチャ言わないでよ! そんな器用な真似するスキルあるわけないだろ!?」

アスカ「やる前から諦めるわけ!? そんなだから私にもあの女にも振られるのよっ」

シンジ「ぐ……あああもうっ、ほんっっっっとにワガママだよなアスカって」

28: 2016/09/15(木) 18:25:58.431
シンジ「大丈夫なの? 痛くない?」

アスカ「ぁっん……ハァ、怖い顔で、聞いてこないで……」

シンジ「しょうがないだろ。顔だけでも怖くしないと」

29: 2016/09/15(木) 18:33:31.237



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アスカ「―――また失敗。どの写真もボツだわ」

シンジ「え、なんで?……ホントだ。襲われてるはずなのに、気持ち良さそうだもんねアス」

ゴスッ

シンジ「イタっ。気軽に暴力ふるうのやめてよっ」

アスカ「うっさい! 叩かれるくらい我慢しなさいよ、失敗したのあんたのせいなんだから!」

シンジ「僕!?」

アスカ「そうよバカっ。ちゃんと襲ってる雰囲気出しながら、それでいて痛くもなくキモチ良くもなく絶妙に調整しないから―――!」

シンジ「できるないよそんなの!!」

スタスタ

アスカ「あ。こら、ちょっとバカシンジ、どこ行くのよ!!」

シンジ(もうやだ……家出しよう)


おわり

31: 2016/09/15(木) 19:20:08.731
なんだかんだ勝ち組

32: 2016/09/15(木) 20:04:54.955
シンちゃんずるい

引用元: シンジ「アスカ……僕たち別れよう」アスカ「え、なんで?」