1: 2013/02/03(日) 02:30:25.87
高木「今日から君たちをプロデュースする杉下右京君だ」

右京「初めまして。高木社長からご説明があった通り、
あなたたちのプロデューサーとなりました杉下です」

律子「みんな、よろしくね」

2: 2013/02/03(日) 02:33:04.04
右京「何分、アイドルのプロデュースなど初めてのことですので
至らぬ点も多いかと思いますが、そこはご容赦下さると助かります」

高木「では、早速だが仕事をして貰おうかな」

右京「はい、分かりました」

4: 2013/02/03(日) 02:34:49.96
右京「君が、天海春香さんでしょうか?」

春香「はい」

右京「今日はダンスのレッスンだそうですねぇ」

春香「頑張りま…あ!」バタン

右京「おやおや。何も無いところで転ぶなんて、君は器用ですねぇ」

7: 2013/02/03(日) 02:37:52.39
ダンスレッスン終了

春香「ハァハァ、どうでしたか、プロデューサーさん!」

右京「ええ。悪くは無かったと思いますよ」

春香「良かった…ハァハァ」

右京「しかし、些か君は躓き過ぎですねぇ。もっと基礎体力を鍛えた方がよろしいんじゃないでしょうか?」

春香「そ、そんな~」

8: 2013/02/03(日) 02:40:08.19
右京「さて、次は星井美希さんですか」

美希「zzz」

右京「おやおや、寝ていますか。仕方ありませんねぇ」

美希「…フニャ?もう朝?」

右京「いえ。まだ昼ですよ」

9: 2013/02/03(日) 02:41:50.51
右京「歌のレッスンですか。行きましょうか星井美希さん」

美希「は~い。ムニャムニャ」

右京「また眠ってしまいましたか。これはよっぽどお疲れなのか、
はたまた病気の可能性もありますねぇ」

美希「zzz」

12: 2013/02/03(日) 02:45:37.16
美希「…ふあ~あ、ここはレッスン場なの?」

右京「いえ病院です」

美希「病…院?」

右京「あなたは日に何度も睡眠を取っています。
一度や二度ならともかく、その回数があまりに多いことに僕は引っ掛かりを感じました。
もしやナルコレプシーなどの睡眠障害の可能性が高いのではないかと思い、病院へ来ました」

美希「…え?なの」

右京「今日はここで検査入院をして頂きます。今後のアイドル活動に影響するといけませんからねぇ」

14: 2013/02/03(日) 02:49:36.44
右京「次は菊地真さんですか」

真「ボクが菊地真です。よろしくお願いします!」

右京「女の子が自分をボクと呼ぶのは珍しいですねぇ」

真「その、家庭の事情でゴニョゴニョ…ということなんです」

右京「なるほど。男の子のように育てられましたか」

15: 2013/02/03(日) 02:53:42.20
真「そうなんです!…だから、アイドルになってフリフリでキラキラな衣装とか着たいんです!」

右京「…しかし、それはどうでしょうかねぇ?」

真「え?」

右京「人には分不相応というものがあります。
男の子のように育てられただけあって、君の立ち居振る舞いには男性が強く出ています。
正直申し上げますと、フリフリでキラキラな衣装はあなたには似合わないと僕は思いますよ」

真「そ、そんな~!」

19: 2013/02/03(日) 02:57:04.69
響「はいさーい!」

右京「おや、君は確か我那覇響さんでしたか」

響「そうだぞ。そしてハム蔵だ」

右京「おや、ハムスターですか。肩に乗せて仲がよろしいんですねぇ」

響「ああ!」

21: 2013/02/03(日) 03:00:51.86
右京「しかし、いけませんねぇ」

響「へ?」

右京「公共の乗り物などでは動物の連れ込みが著しく規制されているものなどがあります。
飲食店などでは衛生状の問題で入れないこともあるかも知れません。
ハム蔵さんには悪いのですが、家か事務所へ置いてきて下さると助かります」

響「そ、そんな!ハム蔵は家族だぞ!!家族を置いて行くなんて出来ないぞ!!」

右京「響さあああああん!!」プルプル

22: 2013/02/03(日) 03:01:47.32
右京さん短気だな

23: 2013/02/03(日) 03:03:29.22
響「!!」ビクン

右京「あなたには、アイドルとして、高みを目指す覚悟はあるんですかああ!!?」

響「あ、あ、その…」

右京「そんな中途半端な気持ちではアイドルなんて到底務まるものではありませんよ!!!」

響「…………」シュン

28: 2013/02/03(日) 03:08:15.95
右京「さて、君が萩原雪歩さんですね」

雪歩「あの…その…」

右京「君が男性恐怖症だということは伺っています」

雪歩「その…ごめんなさい…」

右京「率直に言います。君はアイドルを辞めるべきです」

雪歩「え?」

30: 2013/02/03(日) 03:10:08.37
さすが右京さん誰もいえないことを平然と言ってのける

33: 2013/02/03(日) 03:12:03.14
右京「アイドルともなれば、衆目に晒されることは避けられません。
当然、男性の目に触れる機会も多くなるでしょう」

雪歩「…………」

右京「今の君を見ていると、君がそれに耐えられるとは、僕にはとても思えません。
アイドルを辞め、静かに暮らすべきです」

雪歩「…分かりました」

右京「それが賢明でしょう。君にはまだこれからも長い未来があります。
君にぴったりの道がきっと見つかると僕は思いますよ」

雪歩「…はい」

34: 2013/02/03(日) 03:16:21.98
右京「次は…三浦あずささんですね」

あずさ「は~い」

右京「お気を悪くされたら申し訳ないのですが、
アイドルを目指すにしては随分遅いように僕には思われます。
本気でアイドルになれるとお思いなんでしょうか?」

あずさ「…………」

35: 2013/02/03(日) 03:17:31.56
右京さんに相棒はいるのか?

36: 2013/02/03(日) 03:17:32.62
安定してひどい

38: 2013/02/03(日) 03:18:34.56
右京さんがトップアイドルの芽を次々と潰していく

39: 2013/02/03(日) 03:19:29.43
>>35
そうか止める相方がいないからこんな大惨事なんだな

40: 2013/02/03(日) 03:19:31.39
右京「現状、アイドルの低年齢化が進み、そのニーズも高まっています。
この年齢でアイドルは些か無謀だと僕は思うのですがねぇ」

あずさ「……!!」

右京「おや、帰ってしまいましたか。道に迷わないといいのですが。
彼女、かなりの方向音痴とありましたからねぇ」

41: 2013/02/03(日) 03:21:04.17
どうなるんだこれ

42: 2013/02/03(日) 03:22:00.29
亜美・真美「兄ちゃん!!」

右京「君たちは双海亜美さんと真美さん」

亜美「そうだよ~」

真美「遊ぼうよ兄ちゃん」

右京「これは困りましたねぇ」

44: 2013/02/03(日) 03:23:35.54
右京「僕は君たちのプロデューサーであって、遊び相手では無いのですよ?」

亜美「いいじゃん、そんなこと~」

真美「固いこと言いっこなしなし~」

右京「仕方ありませんねぇ」ピッ

45: 2013/02/03(日) 03:25:20.41
右京「…あ、高木社長ですか。ええ、そうです。ええ…お願いします」ピッ

亜美「何々、何話してたの~?」

真美「教えろ教えろ~」

右京「ええ。君たちの解雇を高木社長に提案いたしました」

亜美・真美「え?」

46: 2013/02/03(日) 03:27:02.12
子どもにも容赦ない右京さん

47: 2013/02/03(日) 03:27:04.31
春香→出直し
美希→病院送り
真→男の子
ハム蔵→強制送還
雪歩→クビ
あずさ→クビ
あまみ→クビ

右京さんマジ右京さん

48: 2013/02/03(日) 03:27:42.94
右京「アイドルは遊びではありません。立派な仕事です。
君たちの日々の態度を見ていますと、どうも向いてないと言わざるを得ません。
従って、解雇するように高木社長へ伝えました」

亜美「ちょ、ちょっと待って~」

真美「ストップ!!」

右京「君たちには些か真面目さが足りません。
それではアイドルは無理だと思いますよ」

52: 2013/02/03(日) 03:30:48.98
右京「水瀬伊織さん…ですね」

伊織「ま、見てなさい。このスーパーアイドル伊織ちゃんなら
すぐにトップアイドルになって見せるんだから!」

右京「凄い自信ですねぇ」

伊織「当たり前じゃない!自信が無かったらアイドルなんかにならないわよ!」

右京「そうですか」

55: 2013/02/03(日) 03:34:12.59
右京「ところで、君のお父上、脱税が発覚したそうですよ」

伊織「え?」

右京「ええ。おかしいと思って調べてみたんですよ。
そうしたら、君のお父上が多額の脱税をしていたので、それを報告させて頂きました」

伊織「そ、そんな…お、お父様ーーーー!!」

右京「不正を隠し通すことなど決して出来ませんよ」

56: 2013/02/03(日) 03:35:11.06
これは酷い

62: 2013/02/03(日) 03:39:52.73
右京「おかしいですねぇ…僕がプロデューサーになってから
所属アイドルが3人になってしまいました」

やよい「みんな辞めちゃいましたね」

貴音「とても寂しくなりました」

千早「プロデューサー、何かしたんですか?」

右京「はて?思い当たる節がありませんねぇ」

64: 2013/02/03(日) 03:42:21.64
高木「杉下君。すまないが、今日限りで君はクビだ」

右京「はい?」

高木「これ以上、うちのアイドルを辞めさせられたらたまったもんじゃないからね」

右京「…高木社長がそう仰るならば仕方ありませんねぇ」

65: 2013/02/03(日) 03:44:01.62
やよい「そんなぁ…!」

貴音「それはとても…寂しいです」

千早「社長!プロデューサーは社長が思うような…そんな人じゃないですよ」

右京「おやおや君たち」

67: 2013/02/03(日) 03:45:11.02
やよい「お願いします、プロデューサーをクビにしないで下さい!」

千早「お願いします!」

貴音「…………」ペコリ

右京「いえ、いいんです」

68: 2013/02/03(日) 03:48:48.79
3人「プロデューサー!!」

右京「僕が気付いていないだけで、
彼女たちが辞めて行った理由に僕が関係している可能性はゼロではありません。
でしたら、僕は責任を取らなければいけません」

千早「でも…」

右京「何分、不慣れなプロデューサーという仕事でしたが、
君たちと一緒に仕事が出来てとても楽しかったです」

70: 2013/02/03(日) 03:50:26.65
花の里

たまき「それで辞めて来ちゃったんですか?」

右京「ええ、致し方ありません」

たまき「そういうところ本当に頑固なんですから」

右京「そうでしょうか?」

71: 2013/02/03(日) 03:51:53.61
たまき「お茶漬け、わさび大目ですよね?」

右京「はい、お願いします」

たまき「ちょっと待ってて下さいね」

右京「…………」

72: 2013/02/03(日) 03:53:26.85
右京「…僕にとっての本当のアイドルはやはりたまきさんなのかも知れませんねぇ」

たまき「?何か言いましたか?」

右京「いえ、何も」

たまき「フフ、変な右京さん」

右京「お茶漬けはまだでしょうか?」

たまき「はい、今すぐ」

右京「フフ…」



終わり

73: 2013/02/03(日) 03:54:55.34
俺得なスレだったけど右京さん厳しすぎィ!

74: 2013/02/03(日) 03:56:43.19
亀山君来てくれぇ!

75: 2013/02/03(日) 03:57:31.53
やはり相棒が必要なのか

引用元: 杉下右京「あなたたちのプロデューサーになりました杉下です」