1: 2014/01/30(木) 21:21:24.94 ID:uyx4Vt3AO
ウィル・ナイツ「両親の仇、アレクセイを倒した僕は鉱山技師として働きはじめました」

鉱夫「お疲れさまー」

ウィル「お疲れさまです」

ウィル「ふー、疲れたー」

コーデリア「ウィル、お仕事おしまい?」

コーデリア「お疲れさま」

ウィル「ありがとうコーディー」


3: 2014/01/30(木) 21:32:23.97 ID:uyx4Vt3AO
コーデリア「最近ウィルがラベールさんと仲がいい」
の前日譚です

2: 2014/01/30(木) 21:29:54.59 ID:uyx4Vt3AO
コーデリア「ご飯できてるよー」

ウィル「いつも家事を手伝ってくれてありがとうコーディー」

コーデリア「気にしないで。私が好きでやってるだけだもん」

ウィル「コーディーは優しいね」

ウィル「…ところで、コーディーはヴィジランツの仕事はしないの?」

ウィル「僕は鉱山で採掘の協力をしてるけど、コーディーはタイラーさんやナルセスさんみたく、探索や冒険の仕事はしないのかい?」

コーデリア「…い、今はお休みなの!リフレッシュ期間中なんだよ」

ウィル「そうなんだ」

ウィル「なんか僕が引き止めてるみたいで悪いと思ってたんだ」

4: 2014/01/30(木) 21:39:36.95 ID:uyx4Vt3AO
ウィル「コーディーは才能豊かなんだから、自分がしたい仕事しなきゃだめだよ」

コーデリア「ここにいるのがしたいことだよ?」

コーデリア「いちゃだめ?私、邪魔かな?」

ウィル「邪魔なんかじゃないよ。コーディーがいると楽しいよ」

ウィル「ただ、どうしたのかなって、気になっただけだから」

コーデリア「…鈍感…」

ウィル「コーディー、僕が誘わないと探索行に参加しないから心配でさ」

ウィル「何か悩みとか心配とかあったら教えてほしくてさ」

コーデリア「…私はへいきだよ」

5: 2014/01/30(木) 21:44:47.71 ID:uyx4Vt3AO
コーデリア「何にも悩んでないよ」

コーデリア「…そろそろご飯、用意するね」

ウィル「僕がやるよ?コーディーは座ってて」

コーデリア「いいから」

ウィル「でも…」

コーデリア「私がしたいの!」

ウィル「うん、わかった。お願いするよ」

6: 2014/01/30(木) 22:32:12.21 ID:uyx4Vt3AO
ウィル「…この焼いた肉おいしいなあ」モグモグ

コーデリア「スパイスを工夫してるんだ。気にいってくれた?」

ウィル「うん、また食べたいな」

コーデリア「えへへ、また作るね」

ウィル「楽しみにしてるよ」

コーデリア「このスープも力作なんだけど、どうかな?」

ウィル「具だくさんでおいしいよ」

ウィル「あっ、ベーコン入ってる」

コーデリア「中身、いろいろ入ってるから楽しんでね」

ウィル「うん」モグモグ

コーデリア「ふふ」

ウィル「どうしたの?」

7: 2014/01/30(木) 22:39:24.40 ID:uyx4Vt3AO
コーデリア「お料理するのも楽しいなって」

コーデリア「頑張って作るのも好きだけど」

コーデリア「目の前で美味しそうに食べてもらえるとうれしいよね」

ウィル「僕も、誰かといっしょに食事するのは好きだな」

ウィル「両親がいないし、おじさん、おばさんが忙しいから一人で食べることが多かったんだ」

ウィル「だからコーディーとご飯が食べれて嬉しいな」

コーデリア「えへへ」

コーデリア「私もウィルとご飯できて嬉しいよ」

コーデリア「また作るからね」

ウィル「ありがとう、コーディー」

13: 2014/01/31(金) 21:50:14.59 ID:q4zE8n3AO
コーデリア「じゃあ、遅いからそろそろ私家に帰るね」

ウィル「送るよ」

コーデリア「一人で帰れるよ。下宿先近いもん」

ウィル「女の子が夜出歩いちゃ行けません」

コーデリア「ただの女の子じゃないよ。れっきとしたヴィジランツだよ!」

コーデリア「ウィルと同じくらい戦えるんだからー!」

ウィル「知ってるよ、よーくね」

ウィル「でも見送りはするよ」

14: 2014/01/31(金) 21:57:13.52 ID:q4zE8n3AO
ウィル「…正直言うと、まだコーディーといたいんだよ」

ウィル「鉱山の仕事が大変だから癒やしがほしいんだよ」

コーデリア「私が癒やし…」

コーデリア「…だいじょうぶなの?お仕事大変そうだけど」

コーデリア「疲れてない?ムリしないでね」

ウィル「最近は慣れたよ」

ウィル「コーディーのおかげだよ。いろいろありがとうね」
コーデリア「うん」


15: 2014/01/31(金) 22:14:31.08 ID:q4zE8n3AO
ウィル「コーディー明るくて元気だから、いっしょにいるとすごく癒やされるんだよね」

ウィル「いろいろ手伝ってくれるし、コーディーには感謝してるんだ」

ウィル「だから…その…なんか照れくさいな…」

ウィル「…さて、そろそろ行こうか」

コーデリア「そうだね」

コーデリア「えへへ…」

16: 2014/02/01(土) 16:54:52.15 ID:MJI6CL2AO
~~~

ウィル「…」テクテク

コーデリア「…」テクテク

コーデリア(ウィルがしゃべってくれない…)

コーデリア「ウィル、どうしたの?なんか悩んでるみたいだけど…」

ウィル「ん?なんでもないよ。心配しないで、コーディー」

コーデリア「…もしかして」

コーデリア「ウィルが最近思い悩んでるのって…あれ」

ウィル「うん」

コーデリア「…また、探してるの?」

17: 2014/02/01(土) 19:29:39.84 ID:MJI6CL2AO
コーデリア「エッグのこと」

ウィル「…」

ウィル「…やっぱり、わかっちゃうか…」

ウィル「うん…どうしても気になってね」

ウィル「空いた時間に調べてるんだ」

コーデリア「そう…」

コーデリア「重ねて言っちゃうけど」

コーデリア「思いつめたり、無理しないで」

コーデリア「何かあったら必ず相談してよね」

コーデリア「私からはそれだけ」

ウィル「…」

ウィル「コーディー」

コーデリア「…なに?」

ウィル「ありがとう」

18: 2014/02/01(土) 20:07:46.62 ID:MJI6CL2AO
コーデリア「うん」

~~~

コーデリア「…ウィルはまだまだ悩んでるみたい」

コーデリア「ご両親もおばさんも亡くしてるもんね」

コーデリア「あの卵に執着するのはわかるよ」

コーデリア「でもそればっかりじゃ参っちゃうよ」

コーデリア「どうにか元気にしてあげたいなー」

コーデリア「ねぇ、ナルセスさん」

コーデリア「私どうしたらいいかな?」

コーデリア「ウィルにしてあげられること、何かないかな?」

ナルセス「またお前か…」

ナルセス「私は今日はオフなんだが…」


20: 2014/02/01(土) 20:26:50.25 ID:MJI6CL2AO
ナルセス「…まあ、あれだ」

ナルセス「どこかに連れ出して、適当に遊んで気晴らしでもさせてやれ」

ナルセス「気分転換は大切だ」

ナルセス「あいつは真面目だからなんでも抱え込みやすい」

コーデリア「…つまりデート!」

コーデリア「デートだね!!」

ナルセス「…なぜ興奮する?」

21: 2014/02/01(土) 21:06:02.87 ID:MJI6CL2AO
コーデリア「ウィルをデートに誘う…」

コーデリア「うーん、難しいミッションだよ…」

コーデリア「どうやって切り出したらいいかな…」

コーデリア「変に思われないかな」

コーデリア「何か口実がいるかなぁ?」

コーデリア「…う~ん」

ナルセス「普通に誘えばいいだろう?」
ナルセス「お前が誘えば大抵の奴は喜んでノッてくるだろう」

ナルセス(ウィルなら特にな…)

コーデリア「…どういうこと?」

ナルセス「自覚はないのか」

ナルセス「堂々と誘ってみろ、それだけだ」

22: 2014/02/01(土) 21:08:12.51 ID:MJI6CL2AO
~~~

コーデリア「あのね…ウィル…」

ウィル「なに?」

コーデリア「…今日ヒマ?」

23: 2014/02/01(土) 21:12:21.42 ID:MJI6CL2AO
~~~

コーデリア「えへへ…」

ウィル「いい天気だな」

コーデリア「うん!気持ちいいね!」

コーデリア「~♪」

ウィル「ふふ」

ウィル「コーディーはいつも元気だねー」

コーデリア「今日は特にね!」

ウィル「?…それは良かった」


24: 2014/02/01(土) 21:20:50.76 ID:MJI6CL2AO
コーデリア(ウィルとデートするのは、はじめてじゃないのに)

コーデリア(ちゃんとデートって言えたことはないけど…)

コーデリア(いつもすごくどきどきする)

コーデリア(いつも上手く誘えないし)
コーデリア(テンションも上下して、落ち着いてられない)

コーデリア(なんでかな…?)

25: 2014/02/02(日) 00:24:10.01 ID:bzcSwolAO
コーデリア(こんなにも気持ちが高ぶるのは…)

コーデリア(…今回はただのデートじゃないからだね)

コーデリア(お泊まりデート…)

ナルセス『泊まりがけもわるくないな』

ナルセス『オクテなお前たちには大変だろうが』

ナルセス『いいきっかけになるかもな』

コーデリア(ナルセスさんの提案だけど)

コーデリア(うまくいくかな?)

コーデリア(関係…深まるかな…恋人になれるかな…)

コーデリア(…がんばろ)

29: 2014/02/03(月) 15:43:27.99 ID:ovCs0i1AO
ウィル「…コーディー?」

コーデリア「ひゃっ!?」ビクッ

ウィル「どうしたの?そんなに慌てて」
コーデリア「…な、なんでもないよー」

ウィル「ならいいけど…」

ウィル「ぼーっとしてたし具合い悪いのかなって…平気?」

コーデリア「だいじょうぶ!だいじょうぶ!」

コーデリア「こんなに元気だよ!」

ウィル「ふふ、ならいいけど」

コーデリア(あぶない、あぶない。具合悪いとか言われたら、デートなくなっちゃうとこだったよ…)

コーデリア(…でも、ウィル心配してくれてやさしいなぁ…)

コーデリア(えへへ…)


30: 2014/02/03(月) 21:14:04.88 ID:ovCs0i1AO
コーデリア「…そうだ」

コーデリア「ねえ、ウィル」

コーデリア「久しぶりにヴェスティアに行かない?」

コーデリア「ヴェスティアは落ち着くし、のんびりしようよ」

ウィル「ヴェスティアか…いいな…」

ウィル「いいよ、行こうか」

コーデリア「うん!」


31: 2014/02/03(月) 21:29:03.69 ID:ovCs0i1AO
~ヴェスティア~

コーデリア「ここはいつ来てもまったりしてるねぇ…」

ウィル「うん、落ち着くよね」

洗濯してる人「今日はお洗濯びよりねー」

町人「ヒマだなー」

コーデリア「ふふ、いつも通りだね」

町人女「お久しぶり、こんにちは」

コーデリア「こんにちはー!」

ウィル「こんにちは」

町人男「こんにちは、久しぶりだね」

町人男「相変わらず仲いいね君たち」

コーデリア「はい、仲良しですよ」

町人女「それは何よりね」

町人女「今日はおやすみ?」

コーデリア「はい」

ウィル「貴重な休日なのでこうしてゆっくりしてるんです」


32: 2014/02/03(月) 21:37:28.18 ID:ovCs0i1AO
町人男「もしかして、今日はデートかな?」

コーデリア「ええと…」

ウィル「はい。コーディーに付き合って貰ってるんですよ」
コーデリア「はぅ…」

町人女「あら、素敵」

町人男「それは羨ましい」

ウィル「でしょ?」

町人女「じゃあデート頑張ってね」

町人男「またね」

ウィル「はい!」

コーデリア「…」


33: 2014/02/03(月) 21:46:03.81 ID:ovCs0i1AO
コーデリア(…落ち着こうと思って土地鑑のあるヴェスティアにしたけど)

コーデリア(ここだとみんなに見られちゃうなぁ…)

コーデリア(…どうしよう?)

コーデリア(…しかもウィル、妙に落ち着いてる)

コーデリア(デートとか言われても動じてないし、何も感じてないのかなぁ…)

コーデリア「はぁ…」

ニャー

コーデリア「あれ…?」

34: 2014/02/03(月) 22:20:42.15 ID:ovCs0i1AO
コーデリア「あっ!猫!」

ウィル「ホントだね」

猫「にゃー」

コーデリア「可愛い!」

コーデリア「よしよし、おいでー」

猫「にゃー」トコトコ

ウィル「こっち来たね」

コーデリア「捕まえた!」ギュッ

コーデリア「可愛い~」

コーデリア「…えへへ」ナデナデ

猫「にゃーにゃー」スリスリ

コーデリア「やっぱり猫ちゃん可愛い~」ナデナデ

ウィル「…コーディーがかわいい…」

コーデリア「ふぇ…!?」

コーデリア「何言ってるの…恥ずかしいよ…」

ウィル「いや、猫と戯れてるコーディーがすごい可愛くて…」

ウィル「よしよし」ナデナデ

コーデリア「私を撫でないの~」

35: 2014/02/03(月) 22:30:29.49 ID:ovCs0i1AO
コーデリア「私は猫じゃないんだよ!」

ウィル「ごめんごめん」

ウィル「冗談ね」

ウィル「…でもコーディー小動物みたいだよね」

ウィル「僕はできたら、猫ちゃんよりコーディーを飼いたいです」

コーデリア「もー、何言ってるの…」

コーデリア(ウィルになら飼われてもいいかな…)

コーデリア「私を飼いたい?」

ウィル「あはは、飼えたらいいよね」

コーデリア「…に、にゃー…」

ウィル「へえ!?」

コーデリア「にゃーにゃー…」

コーデリア「」

コーデリア「恥ずかしいからおしまいね…」

ウィル「」

36: 2014/02/03(月) 22:34:57.04 ID:ovCs0i1AO
ウィル「…」

コーデリア「…」

猫「にゃ…」

ぽかぽか

ウィル「あったかいな」

コーデリア「あったかいね」ナデナデ

猫「にゃー」スリスリ

ウィル「久々だな…こんなにのんびりしたの」

コーデリア「うん…」


37: 2014/02/03(月) 22:38:32.65 ID:ovCs0i1AO
ウィル「…」

コーデリア「…」

ウィル(コーディーのポテンシャルはすごいなぁ。可愛い)

コーデリア(ちょっと暴走しちゃったかな…)

38: 2014/02/04(火) 00:24:27.29 ID:Hq/Y2rqAO
ウィル(座ってのんびりもいいな…)

コーデリア「ふー」

ウィル「…さて、せっかくだしヴェスティアをぶらぶらしてみようか」

ウィル「散歩にはちょうどいいとこだし」

コーデリア「うん」

コーデリア「行こう」

コーデリア「ばいばい、猫ちゃん」

猫「にゃー」

猫「にゃん」トコトコ

ウィル「ついてくるね」

コーデリア「…私もう行くよ?」

猫「にゃーん」スリスリ

ウィル「コーディーが気にいったみたい」

ウィル「コーディーが猫好きなのがわかったのかな」

コーデリア「…ん~」

コーデリア「いっしょに来る?」

猫「にゃん!」

ウィル「ふふ、うなずいてるみたい」

コーデリア「じゃ、おいで♪」

猫「にゃー♪」


39: 2014/02/04(火) 00:26:26.83 ID:Hq/Y2rqAO
今日はここまで
またよろしくお願いします

40: 2014/02/04(火) 15:43:02.89 ID:Hq/Y2rqAO
河辺

コーデリア「ぶらぶらしてたら川まで来ちゃった」

ウィル「ここは景色がいいな」

コーデリア「うん」

コーデリア「この川、水がきれいだよね。きらきらしてる」

ウィル「水遊びできるかもね」

コーデリア「こんな感じ?」パチャ

コーデリア「気持ちいい…足首くらいなら平気みたいだね」

ウィル「まだ少し寒くない?」

コーデリア「今日はあったかいし、だいじょうぶだよ」

コーデリア「ウィルもおいでよ」

ウィル「うん」パチャ

41: 2014/02/04(火) 18:23:18.46 ID:Hq/Y2rqAO
コーデリア「ねっ、気持ちいいでしょ?」

ウィル「うん意外とぬくいな」

コーデリア「ふふっ」パチャパチャ

ウィル「…」

ウィル(濡れないようにスカートを捲ってるせいで、コーディーの綺麗な足が…)

ウィル(…すごく白いな…あと細い…)

コーデリア「どうしたのウィル?」

コーデリア「ぼーっとしちゃって…眠いの?」

ウィル「いや…なんでも、なんでもないよ!」

コーデリア「?」

ウィル(僕は工口じゃない!工口くないんだ!)

42: 2014/02/04(火) 18:32:23.97 ID:Hq/Y2rqAO
コーデリア「…」

コーデリア「えい!!」バシャバシャ

ウィル「うわぁ!!」

コーデリア「あはっ、びっくりした?」

コーデリア「水かけちゃってごめんね」

ウィル「…ひどいやコーディー」

ウィル「おかえし!!」バシャバシャ

コーデリア「きゃー!!」

コーデリア「負けないよー!!」バシャバシャバシャ

ウィル「あはは!」バシャバシャ


43: 2014/02/04(火) 18:37:51.05 ID:Hq/Y2rqAO

ナルセス「…」

ナルセス「暇なんでヴェスティアまで買い出しに来たんだが…」

ナルセス「川で、アイツら何してるんだ…」

ナルセス「…ふー、いつまで経っても子どもだな」

ナルセス「ふふっ」

44: 2014/02/04(火) 18:45:28.74 ID:Hq/Y2rqAO
コーデリア「けっこう濡れちゃった…」

ウィル「うん」

コーデリア「川べりで乾かそうよ」

ウィル「うん、そうだね。風邪ひいちゃうもんね」

ウィル「!?」

コーデリア「どうしたの?」

ウィル「…なんでもないよ!早く上がろう!」

コーデリア「うん」

ウィル「…」

ウィル(ぐしょ濡れコーディーがなんかすごく工口い…)

ウィル(どうしよう…ヤバい…)

45: 2014/02/04(火) 18:59:23.07 ID:Hq/Y2rqAO
ナルセス「おい!お前ら!」

ウィル「ナルセスさん」

コーデリア「ナルセスさんだー」

ナルセス「まだ寒いんだからバカみたいなことするな」

ナルセス「見ているほうが寒い」

ナルセス「見ろ、私なんかたき火してるぞ」パチパチ

ウィル「僕らもあたっていいですか?」

ナルセス「好きにしたらいい」

コーデリア「私たちために用意してくれたの?」

ナルセス「私が寒かっただけだ」

ウィル(今日はそんなに寒くないのに…)

ウィル「ナルセスさん…」

コーデリア「ナルセスさん優しい」

ナルセス「私は寒いのが嫌いなだけだ」



46: 2014/02/04(火) 19:04:55.66 ID:Hq/Y2rqAO
パチパチ

コーデリア「ありがとうナルセスさん」

ウィル「あったかいです」

コーデリア「あったかいねー」

ナルセス「私は買い物しに来ただけだから、もう帰るぞ」

ナルセス「じゃあな」

コーデリア「またね、ナルセスさん」

ウィル「ナルセスさんありがとうございました!」

ナルセス「ん」

47: 2014/02/04(火) 19:14:20.77 ID:Hq/Y2rqAO
ナルセス「おい!」

コーデリア「うん?」

ナルセス「うまくやれよ」

コーデリア「うん!」

48: 2014/02/04(火) 20:00:51.02 ID:Hq/Y2rqAO
ウィル「ナルセスさんと何を話してたの?」

コーデリア「ないしょっ」

ウィル「?」

パチパチ

コーデリア「…たき火はいいよね」

コーデリア「旅の醍醐味だよね。今、旅はしてないけど」

ウィル「うん」

ウィル「夜じゃなくてもいい感じだね」

コーデリア「夜だとムードがすごいけどね」

ウィル「ねぇ」

49: 2014/02/04(火) 21:21:24.73 ID:Hq/Y2rqAO
コーデリア「旅の初めのころ、ハンの廃墟や岩荒野でもたき火したね」

ウィル「うん、懐かしいな」

ウィル「夜、たき火を囲んでみんなで会話するの楽しいよね」

コーデリア「うん」

コーデリア「ゆらゆら影が揺れて、見てると不思議な気持ちになるんだよね」

コーデリア「その中でお話しするのが楽しいの」

ウィル「わかるよ」

ウィル「今が昼間なのが残念だよ」

コーデリア「うん」

コーデリア「じゃあ、野宿する?」

コーデリア「久しぶりに。楽しいよ?」

ウィル「野宿はまた今度かな」

コーデリア「…そう」

50: 2014/02/04(火) 21:30:14.45 ID:Hq/Y2rqAO
コーデリア「じゃあ、ウィルがまた旅始めたら、私も連れて行ってね」

コーデリア「…で、たき火を囲みましょう?」

コーデリア「約束ね?」

ウィル「わかった、約束するよ」

コーデリア「えへへ」

コーデリア「私、ウィルがどこか行くなら、どこへでも連れて行ってほしいの」

コーデリア「ウィルといるとわくわくするから」

コーデリア「お願い」

ウィル「…僕はヴィジランツをいつも雇えるほどお金持ちじゃないよ」

コーデリア「お金なんていらないよ」

コーデリア「ウィルと冒険したいだけだから」

ウィル「…僕も同じ気持ちだよ」

51: 2014/02/04(火) 21:36:31.96 ID:Hq/Y2rqAO
ウィル「コーディーといると楽しいからね」

ウィル「前向きなコーディーに引っ張ってもらえるの、楽しいんだよね」

コーデリア「ありがとうウィル」

ウィル「うん」

ウィル「服が乾いたし、そろそろ行こうか?」

コーデリア「今日をまだ楽しみたいもんね」

ウィル「ああ!」

52: 2014/02/04(火) 21:42:36.08 ID:Hq/Y2rqAO
前回とおんなじような感じの話ですが、大丈夫でしょうか? こんな風でよろしいでしょうか?

54: 2014/02/05(水) 16:23:58.17 ID:yeXxRAQAO
コーデリア「じゃあ、もう少し温まってから行こうよ」

コーデリア「私、まだ少し濡れてるんだ」

ウィル「いいよ」

コーデリア「失礼するね」

ウィル「…あれ?」

ウィル「どうして僕にくっつくのコーディー?」

コーデリア「くっついたほうがあったかいからだよ」ピトッ

コーデリア「えへへー」ギュッ

ウィル「…」

55: 2014/02/05(水) 16:32:59.98 ID:yeXxRAQAO
猫「にゃー」

コーデリア「猫ちゃんもおいで」

ウィル「まだいたんだ」

コーデリア「ふふっ、あったかい」ピトッ

猫「にゃー」スリスリ

コーデリア「あれ、猫ちゃんがウィルにすりすりしてる」

ウィル「くすぐったいなぁ」

コーデリア「ウィルも懐かれてるじゃない」

ウィル「人懐っこいな、飼い猫かな?」

コーデリア「私も人懐っこいよ」

コーデリア「そりゃ!」スリスリ

ウィル「コーディーは止めて!」

コーデリア「えへへ、ウィルもあったかーい」

56: 2014/02/05(水) 16:37:55.15 ID:yeXxRAQAO
ウィル「ふぅ…まったくもう…」

コーデリア「えへへ♪」

コーデリア(…ウィルが和んできてる)
コーデリア(もっともっと、私で癒やしてあげたいなー)

コーデリア「頑張ろ」

57: 2014/02/05(水) 16:43:05.04 ID:yeXxRAQAO
~商店街~

ウィル「お腹すいたね」

コーデリア「うん、お腹ぺこぺこだね」

コーデリア「買い食いしちゃう?」

ウィル「そうだね、いろいろ買って食べようか」


59: 2014/02/05(水) 16:46:45.95 ID:yeXxRAQAO
店員「クッキーいりませんかー?」

コーデリア「くださいな」

ウィル「12個入り、箱入りでお願いします」

店員「はーい!」






60: 2014/02/05(水) 16:55:18.31 ID:yeXxRAQAO
ウィル「おいしいなぁ」モグモグ

コーデリア「おいしいね」モグモグ

コーデリア「このクッキー、ペッグの形してる。かわいー」

ウィル「これはシーバニーかな?」

コーデリア「ウィルのもかわいいね」

ウィル「…コーディーも…モグモグ…可愛いよ」

コーデリア「ふわっ!?」

ウィル「?」

コーデリア「ウィル…急に恥ずかしいよぉ…」

ウィル「…なんで?」

61: 2014/02/05(水) 17:07:52.68 ID:yeXxRAQAO
ウィル(…コーディーのクッキー、ペッグの形してて可愛いなって言ったんだけど)

コーデリア「ここは街中なんだよ」

コーデリア「もー…」モジモジ

ウィル「?」

コーデリア「…いいにおい…」

ウィル「…なんだろ?美味しそうな匂いだな」

店員「串焼きいらんかねー」

コーデリア「あっ!串焼きだ」

コーデリア「ウィル、私、串焼き食べたいよ」

ウィル「クッキーじゃご飯にならないし、買おうかな」

コーデリア「わーい♪」


62: 2014/02/05(水) 17:15:07.48 ID:yeXxRAQAO
ウィル「串焼きください」

店員「あいよ!」

店員「あんちゃん、かわいい彼女連れてんな」

コーデリア「!?」

ウィル「ええと…」

店員「かわいい彼女のために少しオマケしちゃおう!」

ウィル「ありがとうございます」

店員「まいど!」


63: 2014/02/05(水) 17:20:05.72 ID:yeXxRAQAO
コーデリア(…また彼女に見られちゃった…)

コーデリア(恥ずかしいけど、嬉しいなぁ…)

コーデリア(…いつか、間違いじゃなくてホントにウィルの彼女になりたい)


64: 2014/02/05(水) 19:56:00.28 ID:yeXxRAQAO
ウィル「美味しい」モグモグ

コーデリア「…ウィル、口元が汚れてるよ」

コーデリア「…よし、綺麗になったね」フキフキ

ウィル「ありがとうコーディー」

ウィル「…」ジーッ

コーデリア「ウィル、顔が近いよ?」

ウィル「コーディーから近づいてきたんだけど」

コーデリア「うぅ…」

コーデリア(…ウィルは動じてないの?)

ウィル「…」

ウィル(…そんなに顔、近づけられたら恥ずかしい…)

ウィル(…でも、コーディー顔綺麗だな)

ウィル(…目大きいし、睫毛長くて、肌きれい…)

ウィル「うう…」

65: 2014/02/06(木) 00:30:46.14 ID:J/1yBvyAO
ウィル「…」

ウィル(やっぱりコーディーは可愛い…)

ウィル(コーディーは僕をどう思ってるのかな?)

ウィル(多少は意識してくれてるといいなぁ…)

コーデリア「…」

コーデリア(ウィルは私をどう思ってるのかな?)

コーデリア(こんなに近くにいるのに動じてない…)

コーデリア(なんとも思ってなかったら悲しいな…)

コーデリア(もっと頑張らなきゃ)

コーデリア(…今日の計画を実行すれば…もしかしたら…)

66: 2014/02/06(木) 00:36:38.73 ID:J/1yBvyAO
コーデリア(そもそもウィル、可愛いとか自然に言うから今ひとつ自信が持てないんだよ…)

コーデリア(いつも反応変わんないし…)

コーデリア(私をこんなに悩まして…この天然ジゴロ!)

コーデリア「」ジーッ
ウィル「…」

ウィル(コーディーは可愛いなぁ…)

69: 2014/02/06(木) 20:20:38.25 ID:J/1yBvyAO
エレノアさんもか

70: 2014/02/06(木) 20:27:25.35 ID:J/1yBvyAO
ウィル「次はどこ行こうか?」

コーデリア「そうだねぇ…」

ウィル「いつもどおり酒場にでも行く?おしゃべりするにはちょうどいいかも」

コーデリア「うん、行こう」

コーデリア(酒場かぁ…)

71: 2014/02/06(木) 20:43:10.85 ID:J/1yBvyAO
ヴェスティア酒場

コーデリア「ここはいつ来ても落ち着くねぇ」

ウィル「賑やかだけど、やかましくないとこがミソだね」

女性「いらっしゃい、お久しぶりね。元気にしてた?」

ウィル「はい」

コーデリア「こんにちは」

女性「ご注文はなににする?」

コーデリア「このジュースで」

ウィル「僕も同じのを」

女性「はーい」

73: 2014/02/06(木) 21:32:46.50 ID:J/1yBvyAO
ウィル「僕らここで出会ったんだよね」

コーデリア「うん。懐かしいねぇ」

コーデリア「私がクヴェルの探索行に間に合わなかったからだよね」

コーデリア「それでウィルに誘われて」

ウィル「いっしょにハンの廃墟へ行ったんだよね」

ウィル「ナルセスさんとタイラーさんに助けられて」

コーデリア「取っつきにくそうだけど優しい人たちなんだよね」

ウィル「タイラーさん盗賊みたいなモヒカンだし」

コーデリア「ナルセスさんヤなおっさんなのにね」

ウィル「あはは」

コーデリア「ふふっ」

ウィル「でも凄く頼れる人たちだよね」

コーデリア「うん、とっても」

コーデリア「…私もウィルの力になれたよね?」

ウィル「もちろんだよ」



74: 2014/02/06(木) 21:49:05.53 ID:J/1yBvyAO
ウィル「みんながいてくれたから頑張れたんだよ」

ウィル「砂漠も越えられたし、アレクセイにも勝てた」

ウィル「みんなのおかげだよ」

コーデリア「うん」

ウィル「しいていえばコーディーは特に僕の心の支えになってくれたよ」

ウィル「コーディーみたいな美少女がいっしょだと、いいトコ見せなきゃって気になるじゃない」

コーデリア「…そうなの?」

ウィル「うん」

ウィル「男の子は単純なんだ」

75: 2014/02/06(木) 21:57:14.22 ID:J/1yBvyAO
ウィル「可愛い女の子の前だと見栄を張りたくなるんだよ」

ウィル「ハンの地下でグールの群れに襲われた時も」

ウィル「クールに振る舞っても、ホントは怖くてさ」

ウィル「…実のところ、僕グールニガテなんだよ」

コーデリア「グールが得意な人なんていないよ」クスッ

コーデリア「…あの時はごめんね」

コーデリア「グールがすごく怖くて…」

コーデリア「ウィルの後ろに隠れちゃって…」

コーデリア「私はヴィジランツで、ホントはウィルのコトを守らなきゃいけないのに…」


76: 2014/02/07(金) 00:07:46.12 ID:TRI9t6nAO
コーデリア「そのあと、スケルトンに追いかけられたときもウィルが助けてくれたし…」

コーデリア「私、情けないんじゃ…」

ウィル「情けなくないよ」

ウィル「岩荒野や石切り場で助けてくれたじゃない」

ウィル「コーディー強いからすごく頼れるんだよ」

ウィル「助けてられてるのはお互い様だよ」

ウィル「大事なのは助け合って頑張ってこられたことだよ」

コーデリア「…ウィルは優しいなぁ…」

コーデリア「ついつい甘えたくなっちゃうよ」

ウィル「それはありがたいね」


77: 2014/02/07(金) 00:15:05.74 ID:TRI9t6nAO
ウィル「いっしょに強くなろうよ」

ウィル「僕にはコーディーが必要なんだから」

コーデリア「…ウィル」

コーデリア「ありがとう…」グスッ

ウィル「泣かないでー」

ウィル「よしよし」ナデナデ

コーデリア「…」

コーデリア(励ましてあげたいのに励まされちゃった…)

コーデリア(もっとしっかりしなきゃ…)

コーデリア(…でもウィルのなでなで気持ちいい…)

コーデリア(ウィルだいすき…)

ウィル(コーディーはかわいいなぁ…)ナデナデ

80: 2014/02/07(金) 15:56:58.90 ID:TRI9t6nAO
コーデリア(…よし!覚悟を決めてあの作戦をするよ!)

コーデリア(そしてお泊まりデート→告白へ!)

コーデリア(これで彼女になれるはず)

コーデリア(いくよ!)

ウィル「コーディー?」

81: 2014/02/08(土) 15:17:21.13 ID:M1yEKFUAO
コーデリア「…ふぁー…」

コーデリア「ふわっ…ウィル~…」

ウィル「…コーディー?」

コーデリア「…なんか頭がぽかぽかするの~…」

コーデリア「…あつい~…」

ウィル「いきなりどうしたの、コーディー?」

ウィル「具合悪いの?平気?」

コーデリア「…わかんない~、なんかふわふわするー…」

ウィル「…あれ、この飲み物、ジュースじゃない?お酒か!」

コーデリア「おさけー…?」

ウィル「間違えて注文しちゃったんだ…」

コーデリア「ウィル~、たすけて~…くらくらするぅ~…」ギュッ

ウィル「…わあっ!?いきなり抱きついてこないで」

コーデリア「えへへぇ~…」ギュッ

82: 2014/02/08(土) 15:23:22.43 ID:M1yEKFUAO
ウィル「コーディーだめだよ!酒場だよ、ここ」ジタバタ

コーデリア「てーこーしちゃだめなのー!」

コーデリア「だまってだきしめさせるのー!」

ウィル「うわー!」

コーデリア(よし!まずはこんな感じだね)

83: 2014/02/08(土) 15:41:19.25 ID:M1yEKFUAO
コーデリア「♪」スリスリ

女性「あら、彼女酔っ払っちゃったの?」

ウィル「…あ、はい…騒いですみません…」

女性「ごめんなさい。お酒苦手だったかしら?」

ウィル「いえ、頼んだのは僕らですから」

ウィル(コーディーが追加注文したヤツだけど)


84: 2014/02/08(土) 15:51:25.55 ID:M1yEKFUAO
ウィル「少し休ませようかと思います」

女性「そうね、それがいいわね」

女性「…もしよければ、今部屋が余ってるんだけど、とっておく?」

女性「泊まっていってもいいし。どうする?」

ウィル「そうですね…」


85: 2014/02/08(土) 16:18:50.44 ID:M1yEKFUAO
~~~

客室

ウィル「結局宿を取ることになった」

コーデリア「えへへぇ…」

ウィル「コーディー、ほら、離れて」

ウィル「ちゃんとベッドに寝るんだよ」

コーデリア「やだー、ウィルと離れたくないー」ギュッ

ウィル「はぁ…」

ウィル「あんまり抱きつかれてると僕の正気もどこまでもつか…」

ウィル「なんでこんなに無自覚なんだよ…」


86: 2014/02/08(土) 16:32:43.76 ID:M1yEKFUAO
ウィル「コーディー、僕は少し外れるからゆっくり寝ててね」

ウィル「じゃあ…」

コーデリア「…」グイッ

ウィル「コーディー離して。ベッドでいっしょは良くないよ?」

コーデリア「…ウィルは私を女の子だと思ってないの?」

コーデリア「きちんと私を見てほしいのに…」

コーデリア「ずっといっしょだから旅の仲間にしか思えないのかな?」

ウィル「…」

コーデリア「答えてよ」

87: 2014/02/08(土) 20:07:23.78 ID:M1yEKFUAO
ウィル「…僕はコーディーのこと、女の子じゃないなんて思ったことないよ」

ウィル「いっしょにいるとドキドキするし、同時にあったかい気持ちにもなる」

ウィル「ずっといっしょにいてもこの気持ちはかわらないよ」

ウィル「だから無防備なコーディーを見ると自制しなきゃって思うんだ」

ウィル「なりゆきに任せたくないから」

ウィル「コーディーを大切にしたいから」

ウィル「僕はコーディーが…」


88: 2014/02/08(土) 20:12:41.38 ID:M1yEKFUAO
コーデリア「ウィル…」

コーデリア「わたしもウィルがだいすき…」エヘヘ

コーデリア「」バタッ
コーデリア「ZZZ」

ウィル「寝ちゃった…」

ウィル「千載一遇の告白チャンスが…」

ウィル「…また頑張ろ」

ウィル「今度はしっかり伝えるんだ…大好きだよって」

ウィル「おやすみコーディー」

コーデリア「ZZZ」

89: 2014/02/08(土) 20:15:41.14 ID:M1yEKFUAO
~~



コーデリア「ふぁ…」

コーデリア「んー」

コーデリア「頭痛い…」

コーデリア「…ここどこ?」

コーデリア「私の部屋じゃない…」

コーデリア「…」

コーデリア「!」

コーデリア「私の計画が!!」

90: 2014/02/08(土) 20:28:41.31 ID:M1yEKFUAO
コーデリア「こっそりお酒飲んで酔っ払って、帰れなくなってお泊まりして、いいムードになる」

コーデリア「私の計画が…」

コーデリア「夜、ロマンティックに告白したかったのに…」

コーデリア「始めのほうしか記憶にないよぉ…」

コーデリア「完全に酔い潰れちゃったんだ…」

コーデリア「うう…」

コーデリア「…」

トントン

「コーディー、僕だよ」

コーデリア「…はぅ!?」

ウィル「体調平気?コーディー、間違えて飲んだお酒で酔っ払ってたみたいだから、ヴェスティアの宿に止まったんだ」

コーデリア「…そう」

コーデリア「うん!元気だよ!」

コーデリア「もう大丈夫!」

ウィル「そう、良かった」


91: 2014/02/08(土) 20:39:28.83 ID:M1yEKFUAO
コーデリア「入って」

ウィル「うん」カチャ

ウィル「あのさコーディー…」

コーデリア「なあに?」

ウィル「コーディーは昨日のこと覚えてる?」

コーデリア「…私、何かしちゃったの!?」

コーデリア「昨日の酒場でのこと、あんまり記憶にないの…」

コーデリア「ウィルに迷惑かけてごめんなさい。大変だったよね。私、何かおかしなことしてないよね…?」

ウィル「いや…なんにもないよ…」

ウィル「おかしなことはないよ。大丈夫だから」

ウィル「…下で待ってるね」

コーデリア「うん」

コーデリア「ウィルありがとう…色々ごめんね」

ウィル「いいよ」

92: 2014/02/08(土) 20:44:29.77 ID:M1yEKFUAO
コーデリア「計画失敗しただけじゃなくて、ウィルにも迷惑かけちゃった…」

コーデリア「…私、だめだめ、だね…」

コーデリア「もっとしっかりしなきゃ」

コーデリア「ヴィジランツとしても、女の子としても」

コーデリア「…ちゃんと自信が持てたら、また…」

コーデリア「あきらめないから!」

93: 2014/02/08(土) 20:46:22.14 ID:M1yEKFUAO
コーデリア「…」

コーデリア「とりあえずお酒には気をつけよう…」

コーデリア「頭まだ痛いもん…」

94: 2014/02/08(土) 20:52:08.87 ID:M1yEKFUAO
ウィル「告白覚えてないんだ…」

ウィル「よし!もっとロマンティックなシチュエーションで頑張ろう!」

ウィル「それまで距離を詰め続ける!」

ウィル「あきらめないぞ!」

ウィル「…でも、酔っ払ったコーディーかわいかったなぁ…甘えん坊で…」

ウィル「またお酒飲んでくれるかな…」

95: 2014/02/08(土) 20:56:23.44 ID:M1yEKFUAO
~~~

ウィル「行こうか?」

コーデリア「うん…」

コーデリア「…ごめんね、ウィル…」

コーデリア「私ばっかり楽しんじゃった…お酒で酔っ払って迷惑もかけて…」

コーデリア「ウィルを元気づけてあげたかったのに…」シュン

ウィル「…」




96: 2014/02/08(土) 21:13:47.43 ID:M1yEKFUAO
ウィル「…ふふ」

ウィル「あはは」

コーデリア「なんで笑うのー!」

ウィル「そういうのが楽しいんだよ」

ウィル「元気で明るいコーディーに振り回されるのが」

コーデリア「私、そんなウィルを振り回してるカナ…」

ウィル「僕が楽しいからいいんだよ」

ウィル「充分癒やしてもらってるし。もちろん昨日もね」

ウィル「コーディーといるとホント飽きない」

コーデリア「…私も飽きないよ」

97: 2014/02/08(土) 21:24:33.74 ID:M1yEKFUAO
コーデリア「ウィルといると色々見せてもらえるから」

コーデリア「新しい世界に行ける気がするの」

コーデリア「ウィルと出会えて良かった」

コーデリア「えへへ」

ウィル「コーディー…」

町人 ヒュー ヒュー

イイゾー モットヤレー ガンバレー

ウィル「…」

コーデリア「…」

ウィル「…帰ろうか?」

コーデリア「…帰ろう」

98: 2014/02/08(土) 21:26:26.50 ID:M1yEKFUAO
コーデリア「…ねぇウィル…」

ウィル「うん?」

コーデリア「また遊ぼうね?」

ウィル「うん」

99: 2014/02/08(土) 21:30:30.68 ID:M1yEKFUAO
コーデリア(こんな感じの毎日を繰り返して)

コーデリア(私たちが付き合うようになったり)

コーデリア(ウィルが大発見して有名人になるのはまだ少し先のことです)


終わり

100: 2014/02/08(土) 21:31:12.32 ID:M1yEKFUAO
読んでくださってありがとうございます

102: 2014/02/08(土) 21:38:49.32 ID:YtCxiQseo

ゲームでも こんなところが みたかった
まあお互い危険な仕事だしタイミングは重要なんだろうが、
なんでこいつら付き合ってすらないんだよw

引用元: ウィル・ナイツ「鉱山の仕事疲れた…」コーデリア「だいじょうぶ?」