1: 2020/11/20(金) 21:49:27.75 ID:izW9Wa5/.net
ラ!板では七作目です。
μ'sがメインですが、(アニメ設定の)虹ヶ咲も関わってきます。まだまだ未熟ですが、優しい目で見守ってくれると嬉しいです。

2: 2020/11/20(金) 21:50:07.94 ID:izW9Wa5/.net
海未 「なんですかそれ?」

穂乃果 「えっ……い、いや単にときめいたからときめいたって言っただけだよ」 アセアセ

凛 「凛知ってるよ、それ今流行ってるアニメの台詞でしょ?」

穂乃果 「!?」 ギクッ

海未 「凛。詳しく教えてくれませんか?」

凛 「ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会……って言うアニメにゃ!」

海未 「ラブライブ? ということは」

ガラッ

5: 2020/11/20(金) 21:52:41.27 ID:izW9Wa5/.net
にこ 「その通り! スクールアイドルがテーマの作品なのです!」

海未 「スクールアイドルがテーマの……それは見てみたいですね。その様子だとにこはもう見ているのですか?」

にこ 「まぁにこみんはスクールアイドルへの情熱なら誰にも負けないですからね!」 エッヘン

凛 「にこみん?」

海未 「にこが敬語を使った……!?」

穂乃果 「……」

穂乃果 (穂乃果も人のこと言えないけど、にこちゃんも影響受けまくってるなぁ)

ガラッ

6: 2020/11/20(金) 21:53:56.73 ID:izW9Wa5/.net
絵里 「みんな、おはようございます!!!!」

凛 「なんかうるさいにゃ」

海未 「え、絵里までいつもと違うなんて……」 アセアセ

絵里 「今日も一日練習がんばりましょう!!!!」

ガラッ

希 「みんな、おはよう!」

海未 「おおっ、希はいつも通りですね、安心しました」

希 「海未ちゃんの望み通りってことやな? 希さんだけに!」 ドヤッ

海未 「?」

ガラッ

7: 2020/11/20(金) 21:55:19.90 ID:izW9Wa5/.net
ことり 「みんな~おはよう~」

ことり 「で、お休み~」 スピースピー

穂乃果 「ええっ!? 寝ちゃったの!?」

海未 「あっ、あれはことりのお気に入りの枕……持ち歩いてるのですね」

凛 「!」 ムカッ

凛 「ことりちゃん」

ことり 「ぐーぐー」

凛 「ごめん」

ガシッ

ことり 「えっ」

8: 2020/11/20(金) 21:56:00.73 ID:izW9Wa5/.net
パンッ

ことり 「うぅ……」 ヒリヒリ

にこ 「ええっ!? ビンタ!?」

凛 「アニメの設定を準拠するなら彼方ちゃんはあまりに忙しいために寝ちゃう設定だよね? そんな安易にキャラ付けみたいにしないでくれるかな?」

ことり 「すいません……」 ヒリヒリ

にこ (ひぃぃぃ! あれ二次創作とかのキャラ崩壊許さないタイプだ……!!) ガクガク

10: 2020/11/20(金) 21:57:04.29 ID:izW9Wa5/.net
海未 「え、えっと、どういうことなんですか!?」

凛 「まぁ簡単に説明すると、他のみんなもそのアニメに影響受けてたってことだにゃ」

穂乃果 「にこちゃんはかすみちゃんで、絵里ちゃんは多分同じ生徒会長ってことでせつ菜ちゃん、希ちゃんは愛さんで、ことりちゃんは彼方ちゃんかな?」

海未 「そこまで影響を受けるということは、おそらくすごく素敵なアニメなんだと思います。しかし、仮にもスクールアイドルなら影響など受けず我を持つべきでしょう! それはにこが一番分かってるはずですよね!?」 ギロッ

11: 2020/11/20(金) 21:58:00.50 ID:izW9Wa5/.net
にこ 「うぅ……ごめんなさい……ついファンとしての一面が出てしまったわ……」 ドヨーン

絵里 「私たちも安易だったわね、反省しないと」

希 「でもウチってダジャレ言ってても違和感ないと思うんやけど、関西弁だし」

海未 「希?」 ギロッ

希 「あっ……い、いやごめん」

凛 「でもアニメに憧れる気持ちは分かるにゃ。凛も固有結界出したいし」

海未 「固有結界?」

凛 「まぁ、アニメを見てくれれば分かると思うよ」

にこ 「ちょうど録画しておいたのが部室に置いてあるわ! 勉強も含めて見てみない!?」←布教したいオタクの気持ち

海未 「そうですね。まだ花陽と真姫が来てませんし、見てみますか」






12: 2020/11/20(金) 21:59:03.48 ID:izW9Wa5/.net
穂乃果 「それでまさかねぇ」

ことり 「日曜日の半日まるまる使って最新話まで見ちゃうなんて……」

絵里 「海未には言い忘れてたけど花陽と真姫は今日用事があって休みなのよね」

凛 「そして案の定」

海未 「なんて面白いアニメなんでしょう!!」 ワクワク

ことり 「あはは、ハマっちゃったね……」

13: 2020/11/20(金) 21:59:51.77 ID:izW9Wa5/.net
穂乃果 「ちなみに海未ちゃんは誰推しなの?」

海未 「私は優木せつ菜さんです!! アイドルへの強い熱意、そして好きなものを好きと言える素直さ! 侑さんと同じで、私も彼女の大好きを伝えたい真心に打たれてしまい……」

海未 「ときめいちゃいました!」 ワクワク

海未 「ものすごく希望に溢れてます!!!!」

海未 「もうこのまま海まで駆け出したい気分です! 海未さんだけに!」 ドヤッ

にこ 「アニメのいろんな部分に影響受けまくってるわねぇ……」

14: 2020/11/20(金) 22:00:50.16 ID:izW9Wa5/.net
希 「しかも海未ちゃんの元々あった中二病気質とも重なって」

海未 「ふっ! はっ!」 ダンシング!

穂乃果 「あれって、踊ってれば固有結界出せると信じてるよね……?」

絵里 「正直あの海未に真実を伝えるのは、真姫にサンタクロースのことを言うくらいに難易度が高いわね」

ザァーザァー バシャーン

にこ 「あれ? でも波の音が聞こえてきたような?」

凛 「磯の香りもしてきたような!?」

15: 2020/11/20(金) 22:02:14.18 ID:izW9Wa5/.net
穂乃果 「ええっ!? ……う、海だぁぁぁぁ!!?」

海未 「海未は~私ですがぁぁ~♪」

希 「美声で返事してるなぁ」

絵里 「海特有の空飛ぶ鳥たちの声も聞こえてる気がしてきたわ」

にこ 「まさか固有結界が本当にあったなんて……! 同じスクールアイドルだからって海未ができちゃうなんて……!!」

ガラッ

真姫 「用事が思ったより早く終わったから練習に来ることにしたわ」

ザバァーン

真姫 「ヴェェッ!?」

16: 2020/11/20(金) 22:03:24.57 ID:izW9Wa5/.net
穂乃果 「……」

穂乃果 (すごいよ、海未ちゃん……思い込みの力って本当に何でもできるんだね! これが※プラシーボ効果か!!)

※違います

穂乃果 「なら穂乃果も負けないよ!!」 ダンシング!

穂乃果 (描くイメージは太陽! ただただ目の前の道を照らす太陽! それが穂乃果だ!!)

ピカァァ

にこ 「まさか穂乃果まで固有結界を!?」

真姫 「いったい何なのよこれ!?」

希 「ふふ、穂乃果ちゃんはやっぱり太陽なんやね!」

絵里 「海の中照りつける太陽って……部室の中だけ夏みたいね」

17: 2020/11/20(金) 22:04:48.25 ID:izW9Wa5/.net
にこ (にこは常に自分がNo. 1アイドルだと信じて疑ってこなかった。でも、その強い自信は諸刃の剣で、自分に本当は自信がないことを示唆していた。だけど、にこはもう絶対に負けない!! 穂乃果や海未ができることを、にこができないはずがない!!)

にこ 「行くわよ!!」 ダンシング!

ガラッ

花陽 「思ったよりも用事が早く終わったので途中からですけど練習に参加させてもらいたいです!!」

ニコニコニー

ニコニコニー

花陽 「ええっ!?」

18: 2020/11/20(金) 22:06:13.67 ID:izW9Wa5/.net
花陽 (まるで無数の観客がいる心地……にこちゃんがステージに立って輝いてる。あぁ、なんていうか、かっこいいなぁ……)

絵里 「にこのところにだけ、まるでステージが用意されてるみたいだわ……!!」

希 「スポットライトに照らされてるやん……! 部室の明かりなんて年季が入ってるからすぐパチパチ消えたりしちゃうのに……!!」

ことり 「もう生徒会権限で変えようよ、それ」

19: 2020/11/20(金) 22:07:26.18 ID:izW9Wa5/.net
凛 「こうなったら凛もやってやるにゃ!!」

凛 (そうだ!! 猫アレルギーだから猫に触れなかったこの鬱憤を活かして、せめて想像の中でも猫とじゃれあってみせるにゃ!!)

凛 「うにゃぁぁぁぁ!!!」 ダンシング!

ニャー

ニャー?

ニャー!

ワンッ!

花陽 「うわぁぁ、猫王国です!!」

ことり 「猫ちゃん可愛い♪」

希 「なんかみんな慣れてきてるけどこれって集団幻覚なんやよね?」

絵里 「まさか凛まで固有結界を……!?」 アセアセ

絵里 (なら少し戸惑ってるけど、私も固有結界やってみようかしら……)

20: 2020/11/20(金) 22:08:36.14 ID:izW9Wa5/.net
花陽 「凛ちゃん……私凛ちゃんみたいに輝きたい! にこちゃんみたいにスポットライトに当てられて!!」 ダンシング!

花陽 (花陽はお花が好きです! なら描くイメージはお花畑しかありません!!)

パァァ

絵里 「ハラショー!! 一面にお花畑が広がってるわ!!」

希 「すごく素敵な香りやん」

ことり 「花陽ちゃんもすごいなぁ……」

真姫 「……イミワカンナイ!」

真姫 (いったい何なのよ!? 穂乃果やにこちゃんだけかと思ったら、凛や花陽までこの不可思議な現象を起こすなんて!!)

21: 2020/11/20(金) 22:09:41.64 ID:izW9Wa5/.net
花陽 「真姫ちゃん!」

真姫 「っ! な、なによ!」

花陽 「真姫ちゃんも一緒に踊ろう? 歌おう?」 ニコッ

真姫 「あ、あのね!! その不可思議な力が誰にも出せるなんて思ってないでしょうね!? 少なくとも私には無理よ!」

花陽 「できるよ!」

真姫 「できないわよ!」

花陽 「真姫ちゃんなら絶対できるよ!」

真姫 「何よ!? どうすればできるのよ!」

花陽 「簡単だよ! 想うだけ。自分の好きなことや大切にしたいもの、それを強く願って歌うだけで世界は広がるよ!!」

22: 2020/11/20(金) 22:10:37.99 ID:izW9Wa5/.net
真姫 「好きなこと……大切にしたいもの……」

真姫 (私の大切にしたいものはμ's……そして命が、暮らしが、経験が、人生が奏でる音楽の世界!!)

ポロロン♪

ことり 「ピアノの音?」

絵里 「ここ音楽室じゃないわよ!?」

希 「あっ、見て! 真姫ちゃんが!」

真姫 「心を乗せることができるのは言葉だけじゃない! 音楽だってそうなの!」 ダンシング!

テンテテレレテテ ポロロン

ことり 「踊って歌って……そしてピアノを弾いてるんだ……!」

絵里 「きっと花陽の想いが真姫に勇気を与えたのね!」

希 「真姫ちゃん……!」

23: 2020/11/20(金) 22:11:37.32 ID:izW9Wa5/.net
希 (もう集団幻覚とかどうでもいい! みんな、強い想いがあるんだ! その強い想いが見えないはずの描いたイメージ、描いた世界を周りに見せてる!! ウチもμ'sだから、アイドルだから!! 負けるわけにはいかないやん?) ニコッ

希 「ウチはずっと孤独だった! でも今は孤独じゃない! 歌いたい相手がいる!」 ダンシング!

キラキラ

絵里 「そ、空にオーロラが!?」

ことり 「とっても綺麗だなぁ……」

ことり (そっか……。アニメで侑ちゃんが見た固有結界っていうのは、つまりみんなの願いと想いの結晶なんだ。それこそ幻視してしまうくらいの……純粋で真面目な……!)

絵里 (や、やばい! み、みんな固有結界できちゃってる!? 私もそろそろ固有結界してみたい!!)

24: 2020/11/20(金) 22:12:36.68 ID:izW9Wa5/.net
絵里 「よし! 歌っ……」

ことり 「ことりも一歩勇気を歩み出したい!! 背中を押されるばかりじゃなくて、自分で決意したい!!」 ダンシング!

ことり (恥ずかしいけど三人で始めたスクールアイドル……あれから仲間も増えて、人前で踊る機会も増えた。前より上手になったのは間違いないよ? でもね……だからこそ忘れちゃってたのかもしれない。歌うっていうのは、踊るっていうのは、伝えることなんだ。届けたい想いがあってこそ、その音楽に光が宿るんだよ!!)

プワプワ

絵里 「マシュマロ!? マカロン!? ……辺り一面がお菓子の世界だわ!?」

絵里 「でも……」

絵里 (ただメルヘンって感じじゃなくて、届けるということに強くこだわってるような、そんな決意を感じるわ……!)

25: 2020/11/20(金) 22:13:45.04 ID:izW9Wa5/.net
絵里 「そうだ……私にも伝えたい想いがある! 願いがある!! それをただ歌えばいいのよ!!」

「それはどうかしら?」

絵里 「えっ」

「あなたは今は仲間として振る舞ってるけど、かつてμ'sの活動を否定したわよね? それに、今強敵として立ち塞がっているA-RISEをかつてのあなたは素人と言っていたわ……昔のあなたは傲慢だったのね」

絵里 「や、やめて……!」

「でもそれが本当のあなたよ、絢瀬絵里。いい加減目を覚ましなさい?」

絵里 「ううっ……!!」 クラクラ

ドォォォーーーン

26: 2020/11/20(金) 22:21:07.24 ID:izW9Wa5/.net
花陽 「えっ!? 突然真っ暗になりましたよ!?」

にこ 「私のスポットライトどころか、太陽の穂乃果さえ包み隠すなんて……! 一体誰の固有結界なの!?」

穂乃果 「多分、絵里ちゃんだ……」

ことり 「えっ?」

穂乃果 「見て! 絵里ちゃんから黒いモヤモヤが出てきてる!」

絵里 「……」 モヤモヤ

凛 「どうしたの!? 絵里ちゃん!?」

希 「えりち……!?」

希 (あのえりちの眼……あれはμ'sに入る前の冷たかった頃のえりちの眼……!?)

27: 2020/11/20(金) 22:22:02.44 ID:izW9Wa5/.net
海未 「とりあえず絵里が心配です。近づいてみましょう!」 サッ

希 「あっ! だ、ダメ、海未ちゃん!!」

絵里 「……っかないで」 ガシッ

海未 「!?」 ググググ

真姫 「海未があの黒いモヤモヤに首を掴まれた!? このままじゃ海未が危ない!!」

にこ 「何なのよ、あの黒いのは!?」

希 「……闇」

穂乃果 「えっ?」

希 「あれはきっとえりちの心の中の闇が具現化したものなんよ……!」

28: 2020/11/20(金) 22:22:51.24 ID:izW9Wa5/.net
ことり 「心の中の闇?」

希 「多分えりちはウチらと一緒で固有結界をしようとしたんや……。でも誰かに想いを伝えるということは、自分の想いに向き合うということ。昔の自分に向き合ったえりちはそのまま呑まれてしまったんや……かつての自分の闇に」

海未 「え、絵里……!? ぐっは……お、お願い……です……手を……うぅ、離してください」 ググググ

絵里 「……っかないで」

絵里 「近付かないで! 誰も!! 誰も信用できないの!! だから誰も私に近付かないで!! お願いよ……!」

29: 2020/11/20(金) 22:23:41.92 ID:izW9Wa5/.net
にこ 「早く海未を絵里から助けないと!!」

穂乃果 「違うよ!!」 ドンッ

にこ 「!?」 ビクッ

穂乃果 「早く海未ちゃんと絵里ちゃんを助けないとでしょ……!? だって絵里ちゃん」

絵里 「お願いだから……」 ポロポロ

穂乃果 「泣いてるんだよ!?」

にこ 「……そうね。助けるなら二人ともよね」

真姫 「でもあの闇って物理攻撃効かなそうよね? どうするつもり?」

にこ 「なっ! そんな冷静にしてる場合じゃ……っ!?」

真姫 「……」 ガクガク

30: 2020/11/20(金) 22:24:34.30 ID:izW9Wa5/.net
にこ (足が震えてる……怖いんだ。恐ろしい事態に、仲間のピンチに。だけど冷静にしなくちゃ誰も救えない……だから冷静に振る舞ってるだけなんだ)

穂乃果 「いつも指示役の海未ちゃんや絵里ちゃんがいない。だからこそ、絵里ちゃんのことをよく分かってる希ちゃんに意見を聞きたいんだ」

希 「!」

希 (時間がない。どうすれば……!! ウチがえりちを、海未ちゃんを救わないと! 結局はあの闇はえりちの心の闇の具現化なんだ、だったらえりちを光で照らしてやればいい……闇には光だ!!)

31: 2020/11/20(金) 22:25:24.65 ID:izW9Wa5/.net
希 「穂乃果ちゃんとにこっちは、どうにかして闇に包み隠されないくらい強い光を出してくれないかな? それがきっとえりちに隙を生んでくれる」

にこ 「アイドルは笑顔にさせる仕事! だったら絵里にも届くくらいすごい光を出してみせるわ!」 ニコッ

穂乃果 「穂乃果も頑張るよ!! おおおおおおおおーーーー!!」 ピカァァ

海未 「うっぐ……え、えり……!!っ?」

海未 (あれ? 少し力が緩んだ?)

絵里 (太陽……スポットライト……強くなって、眩しいわ……私には似合わないくらい眩しい……)

32: 2020/11/20(金) 22:26:17.07 ID:izW9Wa5/.net
希 「花陽ちゃんとことりちゃんは、とにかくあの二人の周りにほのぼのするものを用意して欲しい。少しでもえりちの気を緩めて欲しいんや」

花陽 「闇に包まれても、健気に咲く花で絵里ちゃんを包んでみせます!」

ことり 「可愛いお菓子に包まれたら、きっと絵里ちゃんも笑顔になってくれるよ!」

海未 「!」

海未 (辺り一面にお花畑とお菓子の山が! なるほど……力が弱くなったのはみんなが助けてくれているからなのですね……!)

絵里 (なんだか気持ちが緩く……いえ……緩くなどなっていない、なってはいけない……!)

33: 2020/11/20(金) 22:27:19.12 ID:izW9Wa5/.net
希 「そして真姫ちゃんは音楽を奏でて欲しいんや。きっとえりちの優しい心を取り戻すには、それが一番効くと思う。そして最後にウチが直接説得しに行く!」

凛 「ええっ!? 絵里ちゃん、あの闇できっと近付いてくる人みんな攻撃してくると思うよ!? 危ないよ、希ちゃん!!」

希 「そこで凛ちゃんの出番なんよ」

凛 「えっ?」

ポロロン♪

真姫 「愛してるばんざーい♪」

海未 「こ、これは!?」

海未 (真姫の歌声……いつ聴いても素敵ですね)

絵里 「歌……」

絵里 (何か大切なものを……忘れてる気がする……胸が痛い……だけど痛いのに嬉しくなる痛みもある……なんだろうこれ……)

34: 2020/11/20(金) 22:28:11.34 ID:izW9Wa5/.net
シュッ

シュッ

絵里 「誰か近付いてくる……!」

ザッ

ザック!

絵里 「!?」

絵里 (今倒したと思ったけど消えた……? それにこれって)

ニャー

ニャー?

ニャー!

ワンッ!

絵里 (大量の猫!?)

希 (今や!! 猫で気を逸らしてる間にえりちに近付く!!)

35: 2020/11/20(金) 22:29:57.12 ID:izW9Wa5/.net
希 「えりちーーーーー!!!」 ガバッ

絵里 「の、希!?」

希 「言っておくけどこの両手でがっしりと捕まえた以上、絶対えりちのことを離さないからね! それに、たとえ昔のえりちに戻ったとしても、ウチは元々親友やろ? だから言いたいことがあったらちゃんと言ってよ、えりち!!」

海未 (力が完全に弱まった……今なら!!) シュッ

絵里 「あっ!?」

穂乃果 「やった! 海未ちゃんが抜け出したよ!」

にこ 「あとは希が絵里を救うだけね!」

36: 2020/11/20(金) 22:31:09.15 ID:izW9Wa5/.net
絵里 「希……」

絵里 (そうだった。愛想が悪くて……誰も信用できなくて、そんな私だったから、周りが離れていくのは当然だった……。でも、希だけはいつもそばに居てくれた、私自身を知ってくれた)

希 「ねぇ、えりち……?」

絵里 「希……」

希 「たしかにウチはえりちの親友で。えりちのことを一番分かってるよ? でも、えりちの理解者はウチだけだったかな? じゃないよね? 思い出してよ、えりち」

37: 2020/11/20(金) 22:32:11.84 ID:izW9Wa5/.net
絵里 「……」

絵里 (そうだ……私の理解者は、私の大切な仲間たちは、希だけじゃなくて、μ's……μ'sがいてくれたわ……)

絵里 「で、でも、私はそんな大切な仲間たちを何度も傷つけたのよ?」

希 「……」

絵里 「自分が頑固だったがゆえに、スクールアイドルを認めなかった。なのに今はワガママでここにいる、穂乃果たちはそれで良いと言ってくれた……自分たちには絢瀬絵里が必要だって言ってくれた、それは本当に嬉しい。だけど、それでいいの? それで本当に許されるの? 少なくとも、自分は自分を認められそうにないわ……」

希 「……ねぇ、えりち」

絵里 「?」

38: 2020/11/20(金) 22:33:49.44 ID:izW9Wa5/.net
希 「その衝突があった過去は否定できないし、なかったことにはできないよ? でもそれで現在を、そしてこれからを、否定してもいいの?」

絵里 「!」

希 「大切なのは今からじゃないかな? つらいときや自分を責めそうになったとき、一緒にいるから……だから、もう一度μ'sのみんなで歩もうよ?」

絵里 「希……!」

希 「少なくともウチは、えりちのいないμ'sなんて嫌や……えりちが大好きだから///」 カァァ

絵里 「希……///」 カァァ

にこ 「これで一件落着かしらね」 ホッ

穂乃果 「でも絵里ちゃんも海未ちゃんも限界のはずだから早く看病しないと!」

40: 2020/11/20(金) 22:34:32.71 ID:izW9Wa5/.net
モクモク

ことり 「あれ? でもまだ黒い闇が残ってるよ?」

花陽 「えっ?」

ガシッ

絵里 「うっっ……!?」

希 「えりち!?」

花陽 「絵里ちゃんの闇が絵里ちゃん自身の首を掴んでる……!?」

ことり 「なんで!? もしかして自分が許せなくて……!?」

にこ 「それはないわ、だって希の説得で絵里は自分を許せたはずだもの!」

真姫 「なら暴走してるのよ!! エリーの心の中のわだかまりが今溶けてしまったせいで、あの闇の力を制御できなくなったんだわ!」

41: 2020/11/20(金) 22:35:45.60 ID:izW9Wa5/.net
穂乃果 「ええっ!? ど、どうするの!? 穂乃果たちも海未ちゃんほどじゃないにしても体力を使い切っちゃってるし、何より絵里ちゃんへの説得で上手くいったさっきとは違って、もう方法がないよ!?」

真姫 「多分あれを止めるには純粋な光の力をぶつけるしか方法がないわ……でもにこちゃんも穂乃果ももう力は使えそうにない……」

希 「そ、そんな! そんな!! えりちぃ……えりちぃ……!!」 ポロポロ

絵里 「の、希っ……」 ググググ

絵里 (意識が遠のいていく……あぁ、ようやく自分を許せたから、改めてμ'sのみんなに謝罪を……いえ、感謝を……伝えるつもりだったのになぁ……)

42: 2020/11/20(金) 22:36:43.81 ID:izW9Wa5/.net
希 「うわぁぁぁん!! えりちぃぃ!!」

パァァ

にこ 「って突然光が!?」

真姫 「あっ、オーロラよ!! 希の力だわ!!」

海未 「うぅ……」 フラフラ

海未 (しかしオーロラの光でも、あの闇を止めるにはきっと足りない……私の海の力でなんとかできないでしょうか……いえ、考えるには時間が足りません。こうなったら武力行使しかないのでしょうか。あの闇はたしか物理攻撃が効かなかったはずですが……それでも諦める理由にはなりません。私は武道を学んでますので少しだけでも力になれれば……!!)

43: 2020/11/20(金) 22:37:38.06 ID:izW9Wa5/.net
海未 「やぁぁっ!!」 シュッ

希 「海未ちゃん!?」

絵里 「う……海未……」 ググググ

絵里 (ダメよ、海未!! 丸腰で勝てるほど甘くない……お願い、海未までいなくなってしまったらμ'sは大変なことになる……あなたまで巻き込むわけにはいかない……!!)

テレビ 「」 ピカピカ

凛 「えっ? テレビが急におかしくなったにゃ!?」

真姫 「まさかオーロラの影響で!?」

44: 2020/11/20(金) 22:38:27.99 ID:izW9Wa5/.net
テレビ 「」 ピカピカ

テレビ 「誰もが大好きを言えちゃう世界を、私はもっともっと広げていきたいんですっ!」 ピカピカ

ピカーーーーーーーッ!

真姫 「なっ!?」

凛 「なんだが意識が……」 フラフラ

花陽 「ね、眠ってしまいます……」 フラフラ

ことり 「ぐーぐー」 スピースピー

穂乃果 「ちょっとことりちゃん!? 今この状況で彼方ちゃんのモノマネをするなんて……って穂乃果も眠くなって……」 フラフラ

穂乃果 「ぐーぐー」 スピースピー

真姫 「……」 スピースピー

にこ 「……」 スピースピー

―――――

―――


45: 2020/11/20(金) 22:39:21.53 ID:izW9Wa5/.net
海未 「はっ! ここは!?」

海未 (なんだか見覚えのない真っ白な世界です……えっと)

海未 「そういえば絵里は!? 希は!?」

?? 「その二人なら大丈夫ですよ」

海未 「ってあなたは……!?」

せつ菜 「初めまして……ですかね、園田海未さん」 ニコッ

海未 「ゆ、優木せつ菜さん!?」

せつ菜 「あちらを見てください」

海未 「えっ……あっ、絵里! 希!」

絵里 「……」 スピースピー

希 「……」 スピースピー

46: 2020/11/20(金) 22:40:09.03 ID:izW9Wa5/.net
せつ菜 「あのように二人とも気持ち良さそうに寝てるだけですから、安心してください」

海未 「そ、それなら良かったです……本当に……」 ホッ

せつ菜 「ふふ……」 ニコニコ

海未 「ってなんで優木せつ菜さんがここに!? えっと、それにあの闇の力はどうなったのですか!? たしか純粋な光の力をぶつけるしか方法がなかったはずですよね……でももう光の力は穂乃果にもにこにも残ってなかったですし……」

せつ菜 「あの闇の力なら吹き飛ばしてしまいました!」

海未 「えっ!?」

せつ菜 「もちろん、優木せつ菜、私がです!!」 ニコッ

海未 「ええっ!? ど、どういうことですか!?」

47: 2020/11/20(金) 22:41:00.28 ID:izW9Wa5/.net
せつ菜 「私も炎……及び光の系統なんですよ、固有結界は。おかげでこの世界にやってきて、すぐあの闇の力に対抗することができました」

海未 「そ、そうなんですか……すごいですね……」

海未 (一体何が起きてるんでしょう……目が覚めたらアニメで憧れた優木せつ菜さんが目の前にいて、しかも光の力であの闇の力を倒してくれたらしくて……うぅ、突然の出来事に頭がついていかなくて呆然としてしまいます……)

せつ菜 「といっても、こちらにやってくるには希さんの力が必要でしたし、みなさんがあそこまで頑張って弱めていたからこそ、私が何とか倒せたんですけどね。結局はμ'sの絆の力で勝ったということです!」 ニコッ

48: 2020/11/20(金) 22:42:13.42 ID:izW9Wa5/.net
海未 「えっと、その……」

海未 (緊張して言葉が出ない……!!)

せつ菜 「?」

海未 (でも私は伝えることの大切さを学びました……だから絶対に後悔しないよう、思ったことを伝えなくては!!)

海未 「ありがとうございます。それでもせつ菜さんがいなければきっと、絵里の命は危なかったと思います……本当にありがとうございます」ペコッ

せつ菜 「そ、そんな頭を下げないでください!? あなたは先輩なんですから!」

海未 「先輩? たしか学年は二年生でしたよね? なら同い年では?」

せつ菜 「あっ」

49: 2020/11/20(金) 22:43:09.30 ID:izW9Wa5/.net
海未 「印象に残ってましたからはっきり覚えてます。自分と同い年でこんなに素直で素敵なスクールアイドルがいるなんて……と。同い年ながら尊敬してしまいました……!」

せつ菜 「そ、それはありがとうございます……///」 カァァ

海未 「あっ、いえ、思ったことを言ったまでなので……///」 カァァ

せつ菜 「ふふ、しかしそれは過大評価ですよ。私はまだまだ未熟です」 ニコッ

海未 「そ、そんなことありません!!」 ガッ

せつ菜 「えっ」

50: 2020/11/20(金) 22:44:03.62 ID:izW9Wa5/.net
海未 「アニメの三話でスクールアイドル優木せつ菜に憧れたのは侑さんだけではありません!! 私もときめきました!! あなたの歌に、踊りに、そして大好きを届けたいその情熱と真心に!!」

せつ菜 「海未さん……!」

海未 「たしかにアニメを知って、見始めたのは今日です。まだ優木せつ菜さんを知ってから半日しか経ってません。ですが、それでもこの気持ちはとても強く……本物です……! 私は、自分の想いに素直になって、それを届けられるあなたに憧れたのですから……!」

せつ菜 「……」

海未 「……」

せつ菜 「それでも海未さんは、私などに憧れず、自分の信念を目指してください」

海未 「……!」

51: 2020/11/20(金) 22:44:53.89 ID:izW9Wa5/.net
せつ菜 「誰かに憧れたりする気持ちはとても大切で素敵なものです。でも、きっと、スクールアイドルは誰かに憧れるのではなく、自分を貫き通した人が魅力的に見せられるものではないでしょうか?」

海未 「しかし……! 私は本当にあなたに憧れて……!」

せつ菜 「なら憧れても構いません。でも、憧れは超えてこそのものですから、海未さん、絶対にいつか私を超えてくださいね」 ニコッ

海未 「せつ菜さん……」

せつ菜 「あなたは知らないと思いますが、時系列的にはあなたたちが最初の伝説で、私たちの憧れになっていくのですよ」

海未 「?」

52: 2020/11/20(金) 22:45:39.02 ID:izW9Wa5/.net
せつ菜 「もちろん、自分の言葉に二言はありません。だから私も、自分の憧れの人をいつか絶対超えてみせます!!」

海未 「……えっと、よく分からなかったのですが、せつ菜さんにも憧れの人がいるのですか?」

せつ菜 「ええ。それは案外近くにいたりいなかったり……目の前にいたりして」

海未 「……?」

せつ菜 「まぁ普通分かりませんよね」 ボソッ

海未 (今何と言ったのでしょう……それに結局、先輩発言に関しては詳しく聞けませんでしたね……)

53: 2020/11/20(金) 22:46:31.16 ID:izW9Wa5/.net
ギッ……ギッ……

海未 「って何の音ですか!?」

せつ菜 「あぁ……これはきっと、タイムリミットが来てしまったんですね」

海未 「タイムリミット……?」

せつ菜 「私はもう帰らないといけません」

海未 「そ、そんな!?」

海未 (せっかく憧れの人に会えたのに……!!)

海未 「ど、どうかまだ一緒にいてくれませんか……!? せ、せめて絵里や希が目を覚ますまでは!!」

せつ菜 「……ごめんなさい」

54: 2020/11/20(金) 22:47:21.57 ID:izW9Wa5/.net
海未 「あっ……そ、そうですよね……」 ポロポロ

海未 (ワガママを言ったのです。断られて当然です、そして間違いなく私が悪いのに……なぜ泣くのです……涙が止まりません……)

せつ菜 「海未さん」

海未 「……!」 ポロポロ

せつ菜 「実は私もワガママでここに来てしまったんですよ? 思わずこの世界にDIVEしてしまいました。会いたがってたのは他のみんなも一緒だったのに……しかし、私のワガママもどうやらここまでが限界なようです」

海未 「せつ菜さん……」 ポロポロ

55: 2020/11/20(金) 22:48:32.92 ID:izW9Wa5/.net
せつ菜 「それぞれに帰る場所があるんです。それは海未さんもそうですよね?」 ニコッ

海未 「帰る場所……」

穂乃果 『海未ちゃん!』

ことり 『海未ちゃん』

海未 「大切な幼馴染み二人はもちろんのこと……μ'sのみんなも……そうです、私には帰るべき場所があります」

せつ菜 「私もいなくなってしまったら侑さんやかすみさん……みんなが泣いてしまいますから」

海未 「そうですね……それぞれに帰るべき場所があって、ここで立ち止まるのは間違いなんですよね……」

56: 2020/11/20(金) 22:49:44.62 ID:izW9Wa5/.net
せつ菜 「ふふ、その通りです。ここでワガママは終わらせてしまいましょう」


海未 「園田海未の」

せつ菜 「優木せつ菜の」


せつ菜 「ワガママはおしまい。さて、帰りましょうか!」

海未 「せつ菜さん……」 グッ

海未 (泣くのを堪えるのです、園田海未! 私はもう泣きません、むしろこうして出会えたことを、心から感謝して喜んで、笑顔で別れを告げるべきです……!)

57: 2020/11/20(金) 22:50:40.99 ID:izW9Wa5/.net
せつ菜 「永遠の別れではないかもしれません。もしかしたらいつか、どこかまた違う世界で、出会えるかもしれません。いやそう信じて、だから笑顔で別れましょう……ありがとう、海未さん!」 ニコッ

海未 「ええ、こちらこそ……ありがとうございます!! せつ菜さん!!」 ニコッ

せつ菜 「それとこれを海未さんにはあげます」 スッ

海未 「えっと、これは眼鏡……?」

せつ菜 「私がつい最近まで使ってた眼鏡です。ちなみに無断使用でかすみさんが一回使ってます」

海未 「もらっても良いのですか……?」

58: 2020/11/20(金) 22:51:37.76 ID:izW9Wa5/.net
せつ菜 「二人が出会った証として、何かしらプレゼントしようと思ったのですが、手持ちのもので良いのがなくて……ちょうど眼鏡を買い替えたばかりだったので、こんなもので良いのなら是非もらってくれると」

海未 「た、大切にします……!!」 パァァ

せつ菜 「なら良かった。ではさようなら、海未さん。またどこかで会いましょう!」 ニコッ

海未 「はい!! またどこかで!! 会いましょう、せつ菜さん!!」 ニコッ

海未 (意識が遠のいていく……ああ、本当にお別れなんですね……)



―――

―――――

59: 2020/11/20(金) 22:52:21.19 ID:izW9Wa5/.net
海未 「はっ!?」

ことり 「ぐーぐー」 スピースピー

穂乃果 「ぐーぐー」 スピースピー

海未 「みんな寝てる……ゆ、夢だったんでしょうか……!?」

海未 (夢、ですよね……あんな不思議なこと、そう易々とあってたまりますか。でも、夢にしても、優木せつ菜さんと出会えて良かった……!)

60: 2020/11/20(金) 22:52:59.56 ID:izW9Wa5/.net
絵里 「ちょっと希ぃ……くっつきすぎよぉ……」 スピースピー

希 「だってぇ……えりちぃ……離れたくないよぉ……」 スピースピー

花陽 「ほら……真姫ちゃん……お米定食だよぉ……」 スピースピー

真姫 「うぅ……花陽ぉ……お米そんなに食べれないわよぉ……」 スピースピー

凛 「ならにこちゃんも……連れて……ラーメン屋巡りするにゃぁ……」 スピースピー

にこ 「それもいやにこぉ……」 スピースピー

海未 「ふふ、穂乃果とことりはくっついて寝てますし、他のみんなは寝言が面白いですね……ん? 手に何か持ってる感触が?」

海未 「あっ! こ、これは……!」






61: 2020/11/20(金) 22:54:20.40 ID:izW9Wa5/.net
穂乃果 「今日は虹ヶ先の最新話放送日だよ!」 ワイワイ

海未 「楽しみです!!」 カチャリ

穂乃果 「って海未ちゃんが眼鏡つけてる!?」

にこ 「ちょっと!? 急なキャラ変更なんてアイドルにはご法度よ!?」

海未 「安心してください! テレビを見るときとか目をよく使うときにしか使わないので!」

にこ 「むっ……なら良いけど」

ことり 「それにしても海未ちゃん、いつ眼鏡なんて買いに行ったの?」

穂乃果 「そうだよ!! 買いに行くなら穂乃果たちも付いて行ったのに!!」

海未 「ふふ、買ったんじゃありません。もらったんですよ」 ドヤッ

絵里 「へぇ、誰にもらったの?」

海未 「それは……」

海未 「秘密です!」 ニコッ

おわり

62: 2020/11/20(金) 23:02:02.21 ID:izW9Wa5/.net

引用元: 穂乃果 「ときめいちゃった!」 海未 「ん?」