1: 2019/03/30(土) 14:42:11.98 ID:2OgczPtJ0
穂乃果「ほぇ?穂乃果の事知ってるの?」

千歌「知ってるも何も!大ファンです!」

穂乃果「え、そうなの!えへへ~///」

千歌「何で内浦にいるんですか?というか、制服?」

穂乃果「いやぁ~、何かね?春休みに真姫ちゃんと遊んでて、真姫ちゃん家の凄そうな機械を勝手に触ってたら、いつの間にかココにいたの」

穂乃果「不思議だね~」ウ-ン

千歌「そ、そうですね」アハハ

千歌(一体何なのだ?西木野総合病院……)

千歌「ということは。今穂乃果さん、ホントに何も持ってない状態ですか?」

2: 2019/03/30(土) 14:45:28.66 ID:2OgczPtJ0
穂乃果「そうみたい!」

千歌「じゃ、じゃあ私の家に泊まりに来ませんか!もう夜も遅いですし!」

穂乃果「え!いいの!?」

千歌「はい!客用の部屋は多分無理ですけど、私の部屋なら大丈夫です!」

穂乃果「ぅわーい!ありがとー!」ギュ

千歌「わわわ!」

千歌(ほ、ほ、ほ、穂乃果さんに抱きつかれてる……!)

穂乃果「あ、そうだ!お名前なんて言うの?」

千歌「あ、えと、千歌です!高海千歌!浦の星女学院2年です!」

3: 2019/03/30(土) 14:46:09.28 ID:2OgczPtJ0
穂乃果「同い年だね!私は高坂穂乃果!音乃木坂学院2年だよ!」

千歌「しし、知ってます!」

穂乃果「あははっ、何で敬語なのー。同い年でしょ」

穂乃果「あ、でも海未ちゃんも敬語だ」アハハ

千歌「は、はい!あ、えと、うん!」

千歌(お、恐れ多いのだ……)

千歌「じゃあ、穂乃果さ……ちゃん」

穂乃果「うん!」

千歌「千歌の家行こっか!」

千歌(まさか、こんなラッキーがあるなんて!たまたま夜に散歩してて良かった~!)

ーー
ーーー
ーーーー

4: 2019/03/30(土) 14:47:04.70 ID:2OgczPtJ0
穂乃果「う、嘘ぉ!?ユメノトビラ180万再生されてるの!?」

千歌「だから言ったじゃん!本当に穂乃果ちゃんは伝説の存在で、全スクールアイドルの憧れなんだよ!」

穂乃果「ここが未来だって言うのは、カレンダーとか見て信じたけど、伝説は信じてなかったなぁ。何か照れるね、えへへ///」

千歌「うん!ほんっっっっっとうに凄いの!」

穂乃果「あ、じゃあ千歌ちゃん、それ海未ちゃんに言ってやってよ!昨日もまた怒ったんだよ!穂乃果は弛みすぎです!って!」

千歌「あははっ。言ってあげたいけど、海未ちゃんに言う手段がないよ~」

穂乃果「あ、そっか。むむむ」

5: 2019/03/30(土) 14:47:36.48 ID:2OgczPtJ0
千歌「そうだ!穂乃果ちゃん、明日Aqoursの練習見に来てよ!」

穂乃果「え!いいの!?」

千歌「うん!みんな喜ぶし、何より千歌が穂乃果ちゃんと一緒に歌ってみたい!」

穂乃果「行く行く!」

千歌「それに明後日の日曜は、沼津でライブやるんだよ!それも見に来てくれると嬉しいな!」

穂乃果「ライブ!絶対行くね!」

千歌「わーい!じゃあ穂乃果ちゃん、次は【僕たちはひとつの光】見よ!」

穂乃果「お、おぉ…。むちゃくちゃ最近歌った曲だ!」

6: 2019/03/30(土) 14:48:30.50 ID:2OgczPtJ0
千歌「μ’s正真正銘のラストライブだね!」

穂乃果「うわぁーこれもかなり再生されてるや。ホントに未来なんだねぇ」

千歌「μ’sの曲は全部上がってるよ!今日は一緒にいっぱい見よう!」

穂乃果「ちょ、ちょっと恥ずかしいかな?///」

ワイワイ

梨子「今日は何か賑やかね?曜ちゃんでも泊まってるのかな?」

ーー
ーーー
ーーーー

7: 2019/03/30(土) 14:49:00.17 ID:2OgczPtJ0
千歌「ヤバイ!練習遅れる!」ダッダッ  

穂乃果「夜遅くまで見すぎたねー!」ダッダッ

千歌「しょーがないじゃん!穂乃果ちゃんがいるんだもん!あ、それと制服サイズ大丈夫?」

穂乃果「うん!大丈夫だよ!いつもブレザー着てたからセーラーってなんだか新鮮だね!」

千歌「セーラーの穂乃果ちゃんも似合ってるよ!あ、学校見えた!よしこれなら間に合う!」

穂乃果「ラストスパートだ!」

タッタッタッ

8: 2019/03/30(土) 14:49:46.50 ID:2OgczPtJ0
千歌「セーフ!」ガラガラ

ダイヤ「遅いですわよ!貴女以外は全員揃っていますわ。もう少しリーダーとしての……ピッギャアアアアアアアアアア!!??」

ルビィ「ど、どうしたの!?おねいちゃ……ピッギャアアアアアアアアアア!!??」

ダイヤ「はっへほっへほほほっほほほひっひ」

ルビィ「はっへほっへほほほっほほほひっひ」

ダイヤ ルビィ「穂乃果さぁん!!!!!??」

穂乃果「うん!高坂穂乃果だよ!」

ダイヤ「さささささサインください!」

ルビィ「あ、ズルいよおねいちゃあ!ルビィも!」

9: 2019/03/30(土) 14:50:49.58 ID:2OgczPtJ0
穂乃果「もちろんいいよ!順番にね~」

ダイヤ ルビィ「ピギャアアアアアアアアアアアアア!!」

果南「どういうこと?千歌」

千歌「どうもなにも本物の穂乃果ちゃんだよ!」

果南「いやぁそれは筋肉のつき方見れば分かるんだけどさ、何で穂乃果さんがここにいるの?」

千歌(進清十郎……?)

千歌「かくかくしかじかで……」

10: 2019/03/30(土) 14:51:19.18 ID:2OgczPtJ0
果南「っはーん、なるほどね」

梨子「こういう時に西木野家は便利ね」

曜「梨子ちゃん?」

梨子「なんでもないよ曜ちゃん♡」

花丸「というか、ルビィちゃんどっからあんな大量の色紙出したずら?」

鞠莉「アイドルへの想いがいろんなもんを超えたんじゃない?あ、遂にtシャツへのサインまでねだり始めた」

果南「……」ソワソワ

果南「わ、私もサインもらおーっと」

鞠莉「あ、ずるい!私も!」

善子「……練習は?」

ーー
ーーー
ーーーー

11: 2019/03/30(土) 14:51:46.18 ID:2OgczPtJ0
果南「はーい!んじゃ今日は練習ここまでー。明日に疲れを残さないようにね」

千歌「はい!果南ちゃん!」

果南「んー?」

千歌「昨日約束してたんだけど、ちょっとだけ穂乃果ちゃんと踊りたい!」

果南「へ?んー、穂乃果さん……あ、えと、穂乃果はいいの?」

穂乃果「もちろんだよ果南ちゃん!全然振り付け覚えられてないから、迷惑かけるけどね!」

鞠莉「心配ナッシングでーす!歌いましょう!」

ダイヤ「ええ、ええ!関係ありませんわ!」

ルビィ「そ、そうだよ!」

3年 ルビィ(ほ、穂乃果さんと踊れるなんて……!!)

12: 2019/03/30(土) 14:52:12.96 ID:2OgczPtJ0
千歌「……じゃあ!ミュージックスタート!」

♪~

穂乃果「わ、わわっ。あ、間違えちゃった」

曜(やっぱり、今日一日だけで覚えるのは無理があるよ)

梨子(……でも、何?この違和感)

花丸(いつもの感覚じゃないずら…)

千歌(……?一人増えたからかな?)

果南(違う、これは……)

♪~……

穂乃果「っあー!やっぱり全然できないやー!」

13: 2019/03/30(土) 14:52:43.80 ID:2OgczPtJ0
穂乃果「でも楽しかったー!ありがとね!」

千歌「うん!ありがとう!そうだ穂乃果ちゃん、何かAqoursにアドバイスもらうことってできる?」

穂乃果「え?うーん、特にないかなぁ?みんなすっごく可愛いし上手かったよ!」

千歌「ほんと?あ、じゃあ次の曲の歌詞にアドバイスもらっていい?」

穂乃果「いいよー。穂乃果、作詞あんまりしたことないから助けになるかわかんないけどね」エヘヘ

千歌「そうなんだ。穂乃果ちゃんはμ’sでリーダー以外にどんなことしてたの?」

穂乃果「んー特にはしてないかなぁ。作詞は海未ちゃんだし、作曲は真姫ちゃんでしょ。衣装はことりちゃんで、振り付けはたまに意見いうことあっても、全部は考えてないし」

穂乃果「……あれ!?改めて考えると穂乃果あんまりμ’sに貢献できてないのかな!?」ガ-ン

14: 2019/03/30(土) 14:53:13.04 ID:2OgczPtJ0
千歌「そ、そうなんだね!」

千歌(あれ、じゃあ同じ人数でリーダーやってて、作詞もこなしてる千歌の方が凄い……!?)

千歌(な、なーんちゃって。それはないよねー)アハハ

ダイヤ「果南さん、鞠莉さん……」

果南「うん。気づいてるよ」

鞠莉「さっきの曲……」

果南「【喰われかけてた】ね」

ダイヤ「えぇ。お客様がいなかったから、ほかの方達は気づいてなかったみたいですが」

鞠莉「振り付けも、曲も、ほとんど覚えてない状態で……」

15: 2019/03/30(土) 14:53:52.42 ID:2OgczPtJ0
果南「流石は全スクールアイドルの憧れだね」

果南「……練習着にもサインもらお」

鞠莉「あ、果南ずるぅーい!」

ダイヤ「わ、私ももらいますわ!」

ルビィ「る、ルビィも!」

ーー
ーーー
ーーーー

『ライブ当日』

千歌「うわぁ!結構人入ってるね!」

曜「だね!気合い入れていこう!」

千歌「よぉし番号!」

16: 2019/03/30(土) 14:54:26.55 ID:2OgczPtJ0
千歌「1!」

曜「2!」

梨子「3!」

花丸「4!」

ルビィ「5!」

善子「6!」

ダイヤ「7!」

果南「8!」

鞠莉「9!」

穂乃果「じゅ、10!」

穂乃果「ほ、穂乃果が円陣入って良かったの?」

17: 2019/03/30(土) 14:55:27.15 ID:2OgczPtJ0
ダイヤ「勿論ですわ!!」

ルビィ「うゆ!ルビィ達のライブ、見守ってて欲しいな!」

果南「よし!そんじゃ行こか!」

曜「あ。今日のステージ、いつもよりちょっと設備と距離近いから、転ばないように気をつけてね!」

善子「了解!」

花丸「ずら!」

千歌「よ~し!Aqoursーー」

9人「サンシャイーーン!!」

穂乃果「頑張ってね~」フリフリ


♪~~『青空Jumping Heart』

18: 2019/03/30(土) 14:55:58.71 ID:2OgczPtJ0
9人「♪見ーたことないゆーめの軌道ーおいかけてーーー!」

客「わぁああああああああ!!」

客「Aqoursーーーーー!!」

千歌(よし!上手く入れた!)

曜(お客さんもいい感じにのってる!)

梨子(良いライブになりそうね!)

ーー
ーーー
ーーーー

『ステージ脇』

穂乃果「うわぁみんな凄いなぁ。凄く輝いてる!もう少しでサビだ」

穂乃果(……ん。花丸ちゃん、ステージの空間意識できてるかな?設備に近くて、転びそ…)

19: 2019/03/30(土) 14:56:58.33 ID:2OgczPtJ0
花丸「ずら?」グラッ

ドタ-ン!!

善子「ずら丸!?」

ルビィ「はなまるちゃあ!」

花丸「ず、ずらぁ~~……」グワングワン

鞠莉「揺すっちゃダメ!頭打ってる!」

果南「よっと」ガシィ

果南「とりあえず私が運ぶよ!千歌!セトリの変更お願い!」

千歌「え、あ、うん!」

曜「で、でも変更も打ち合わせないと!」

梨子「その間一回引っ込むしかないけど、どうやって繋げば……!」

20: 2019/03/30(土) 14:57:54.09 ID:2OgczPtJ0
客「あれ?何かトラブル?」

客「再開、時間かかりそう?」

客「んぁー帰るか?」

客「そうするー?」

千歌(ま、まずい!お客さんの興味が……!)





穂乃果「ーーーー千歌ちゃん。マイク貸して?」

千歌「え、あ!?穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「大丈夫。一曲くらいなら私が繋ぐから、ね?打ち合わせお願い」

千歌「え、えと」

千歌「……っ!お願い!」

21: 2019/03/30(土) 15:00:03.21 ID:2OgczPtJ0
穂乃果「ーーーーうん。任せて」

客「あれ?誰かステージに立ってる」

客「Aqoursじゃない?」

客「あれってもしかして!?」

客「いやいや若いでしょ!他人の空似だって!」

穂乃果「ーーーーーーー」スゥ

穂乃果「♪アイセーーーーーイ!」

穂乃果「♪Hey,hey,hey,START:DASH!!」

『打ち合わせ中』

千歌(す、START:DASH!!)

曜(で、でも無伴奏ソロで…)

梨子(おまけに一人なんて…)

ルビィ(いくら穂乃果さんでも……!)

ダイヤ 鞠莉(…………)

22: 2019/03/30(土) 15:00:39.00 ID:2OgczPtJ0
穂乃果「♪うぶ毛の小鳥たちもー」

穂乃果「♪いつか空に羽ばたく」

穂乃果「♪大きな強い翼で」

穂乃果「♪と・ぶ」

客「あれ、帰るんじゃないの?」

客「も、もうちょっと見よう」

千歌(お客さんの興味が……!)

善子(戻り始めた!?)

曜(そ、それどころか……)

客「おい。何かライブやってるぜ」

客「えーライブなんて興味な…」

23: 2019/03/30(土) 15:01:55.85 ID:2OgczPtJ0
穂乃果「♪君も感じてるよね」

穂乃果「♪始まりの鼓動~」

客「……ちょっと見てこ」

梨子(さっきより人が集まり始めた!?)

曜(あ、ありえない…!)

千歌(なんであの状態で人が集まるの!?)

穂乃果「♪眩しい光に照らされて変われー」

穂乃果「♪START!!」

穂乃果「♪悲しみに閉ざされて」

穂乃果「♪泣くだけの君じゃない」

鞠莉(客との一体感も私たちより上……!)

ダイヤ(これが、高坂穂乃果……!全スクールアイドルをまとめあげた、スクールアイドルの頂点!!)

24: 2019/03/30(土) 15:02:21.75 ID:2OgczPtJ0
ーー
ーーー
ーーーー

穂乃果「ありがとうございましたーー!」

穂乃果「乱入してすみません!ではAqoursのステージに戻ります!」ペコリ

穂乃果「千歌ちゃん!あとよろしく!」

千歌「え、あ、うん!」

千歌「皆さん!メンバーに問題はありましたが、ライブは続けていきます!」

千歌「盛り上がっていきましょう!!」

客「わぁああああああああああああ!!」

ーー
ーーー
ーーーー

25: 2019/03/30(土) 15:02:59.73 ID:2OgczPtJ0
『ライブ後 砂浜』

花丸「ご、ごめんずら……。曜ちゃんがライブ前に注意してくれてたのに……」

曜「ううん、気にしないで。私たちもお客さんとの一体感を意識しすぎて、周りの位置を確認できてなかったから」

梨子「それより……」

千歌「…………」ボ-

曜「千歌ちゃん……」

千歌(……穂乃果ちゃんより私の方が凄いなんて、そんなこと、あるはず無かったんだ……。あれが、本当のリーダーで、センター……)

ダイヤ「千歌さん」

千歌「んぇ?なぁにダイヤちゃん」

26: 2019/03/30(土) 15:05:24.15 ID:2OgczPtJ0
ダイヤ「μ’s解散から一年経って、にこにーがインタビューを受けたことがありますわ」

ダイヤ「その時、にこにーは穂乃果さんに対して聞かれたとき、こう言っていました」

にこ『穂乃果は、悔しいんだけど、誰よりもアイドルの才能がある。確かにあいつは、作詞も作曲も振り付けも、そういうことは全然できなかったけど、誰よりも人を惹きつけた。誰よりも人を巻き込んだ』

にこ『μ’sは、誰がセンターになっても問題ない。でも、それでも、ここ1番のライブでは、やっぱり穂乃果がセンターだった。そこは、みんなの共通認識だった。あいつはそんなこと、全然気づいてなさそうだったけど』

ダイヤ「……と」

ダイヤ「それほどまでに凄いアイドルなのです。ですから」

千歌「ーーーーそれでも、ラブライブで優勝するには……」

29: 2019/03/30(土) 15:08:27.60 ID:2OgczPtJ0
穂乃果「ごめーん!みんなお待たせ!」タッ

ダイヤ「……なら、本人にどうしたらいいのかを聞きなさい」

穂乃果「みんな穂乃果待ってて解散できなかったんだよね!?ごめんね!ライブの後ちょっと捕まっちゃってごまかしてた!」

千歌「ううん、気にしないで。それじゃみんな今日は解散!また明日学校で!」

8人「はーい」

ーー
ーーー
ーーーー

千歌「それじゃ私たちも帰ろっか」

穂乃果「うん!」

30: 2019/03/30(土) 15:08:54.45 ID:2OgczPtJ0
千歌「……やっぱりちょっと待って。穂乃果ちゃん」

穂乃果「ん、なぁに?」

千歌「えっと、あのさ……」

千歌「……………」

千歌「千歌は、どうやったら穂乃果ちゃんみたいになれるかな?」

穂乃果「えぇ!?どしたの!?」

千歌「いいから。聞きたいの」

穂乃果「うーん……」ムムム

穂乃果「……千歌ちゃんは、穂乃果になれないよ?」

千歌「……っ!!」ズキン

31: 2019/03/30(土) 15:09:45.31 ID:2OgczPtJ0
千歌「だ、だよね~」アハハ

千歌「バカだなぁ、私。そんなこと…」

穂乃果「で、私も千歌ちゃんにはなれない!」

千歌「え?」

穂乃果「穂乃果作詞できないしねー!最近はユニットで海未ちゃんに書いてー。って言われるけど」エヘヘ

穂乃果「……スクールアイドルって色んな子がいるでしょ?」

穂乃果「しっかり者だけど、案外アイドルとかに憧れてポーズとる子とか」

穂乃果「いつもぷわぷわーってしてるけど、衣装を作ることが凄かったりカリスマメイドだったり!」

32: 2019/03/30(土) 15:10:47.54 ID:2OgczPtJ0
穂乃果「元気いっぱいでボーイッシュなんだけど、実は誰より可愛いものに憧れてたり」

穂乃果「いつもはおとなしいけど、アイドルに関しては誰より情熱を見せたりね!」

穂乃果「最初はちょっとツンツンしてるけど、なんだかんだで優しくて面倒見がいい子もいる」

穂乃果「何度も何度もくじけそうになっても、それでも三年間、一人でアイドルをあきらめず、ラブライブ出場を目指したり」

穂乃果「ものすごーく最初は怖かったけど、誰より頼りになって、案外暗いのが怖かったりして可愛いとこもあったり!」

穂乃果「いっつもみんなのまとめ役でお母さんみたいだけど、実は誰よりも寂しがりやだったりするんだよ」

33: 2019/03/30(土) 15:11:35.46 ID:2OgczPtJ0
穂乃果「そういう子たちがいて、それぞれ輝いていける。それがスクールアイドルの素敵なところなんだよ」

穂乃果「……だからね。千歌ちゃんが穂乃果になる必要なんてない」

穂乃果「ーーーー千歌ちゃんには、千歌ちゃんの輝きがあるんだから」

千歌「穂乃果ちゃん……」

穂乃果「えへへ。なんか柄にもない事言っちゃったね」

穂乃果「さ、帰…。ん?」シュワアア

千歌「穂乃果ちゃん!体がなんか、消えてるよ!?」

穂乃果「時間ってことかな?それじゃあね千歌ちゃん!楽しかったよ!」

穂乃果「また未来で会おうね!」

34: 2019/03/30(土) 15:12:02.44 ID:2OgczPtJ0
千歌「ーーーーっ!」

シュワアアアアアア……

千歌「消えちゃった……」

穂乃果『ーーーー千歌ちゃんには、千歌ちゃんだけの輝きがあるんだから』

千歌「へへっ」

千歌「ーーーーよぉし!やるぞ!やるったらやる!千歌だけの輝きを探すんだ!」

タッ

千歌(駆け抜けてやる!あの虹を越えるくらい!!)

ーー
ーーー
ーーーー

35: 2019/03/30(土) 15:12:33.83 ID:2OgczPtJ0
穂乃果「どぅわ!!」

ドンガラガッシャ-ン!!

穂乃果「あいたたたた……」

真姫「穂乃果!?一体どこ行ってたのよ?……って何よその制服。あんたさっきまで音乃木坂の制服着てたじゃない。何でセーラー服?」

穂乃果「いやぁ、ちょっとね?穂乃果がどっか行っちゃってから、どのくらい時間経ってる?」

真姫「えーと、私がお菓子持って来ようとして、帰ってきたらいなくて、そっから探してだから…。30分くらい?」

穂乃果「そっかぁ。こっちではそんなもんなんだね」

36: 2019/03/30(土) 15:13:22.54 ID:2OgczPtJ0
真姫「?なに、何かあったの?」

穂乃果「んーん!ただね、また思ったんだ!スクールアイドルは凄いって!」

真姫「何よそれ…」

穂乃果「さぁて真姫ちゃん!今日はスクールアイドルの動画いっぱい見よっか!寝かさないよ!」

真姫「ヴェエエエ!?どーしたのよ急に!」

穂乃果「いーじゃん!あ、花陽ちゃんも呼ぼ!きっと喜ぶよ!」

真姫「……まぁ、いーけど」クルクル

穂乃果「うーん!やっぱりスクールアイドルになって良かったなぁ!」

ーー
ーーー
ーーーー

37: 2019/03/30(土) 15:14:12.83 ID:2OgczPtJ0
雪穂「お姉ちゃーん!お姉ちゃんにお客さん!」

穂乃果「んんー?私に?なんだろ」タンタン

雪穂「スクールアイドルだって!」

穂乃果「ほぇ?」

雪穂「制服を返しに来たんだって!」

穂乃果「ーーーー制服?んんー?」

穂乃果「……あっ!」






穂乃果「えへへ」

穂乃果「ーーーーいらっしゃい!千歌ちゃん!」

千歌「ーーーー見つけたよ、穂乃果ちゃん。私だけの、私たちの輝きを!!」

【スクールアイドルAqours優勝】

38: 2019/03/30(土) 15:25:17.06 ID:2OgczPtJ0
おまけ

聖良「電話?ダイヤさんからだ」

聖良「はいもしもし」

ダイヤ「聖良さんですか?今お時間大丈夫ですか?」

聖良「はい。大丈夫ですよ、何か急ぎの用ですか?」

ダイヤ「いや、まぁちょっと……。個チャの方に写真送りますので、開いてもらえます?」

聖良「?はい」

ダイヤ「送りましたよ」

聖良「はい、届きましたよ。ん、誰かとのツーショッ……ええええええええええええええええ!?」

39: 2019/03/30(土) 15:26:37.67 ID:2OgczPtJ0
聖良「こ、ここここれ!」

ダイヤ「ほーっほっほっほっほ!!」

聖良「穂乃果さんじゃないですか!しかも浦の星の制服着てる!?え、え!?何で!!?」

ダイヤ「この前、浦の星にたまたま穂乃果さんが来て、撮ってもらったのですわ!!」

ダイヤ「しかも普通のサインだけでなく!練習着にもサイン書いてもらいましたの♡」

聖良「なぁああああああああああああああああ!?」

ダイヤ「いいでしょういいでしょう!!」

聖良「ちょ、ちょっとズルいですよ!何で教えてくれないんですか!?」

40: 2019/03/30(土) 15:27:24.80 ID:2OgczPtJ0
ダイヤ「ライブが終わった後に教えようと思ったら、穂乃果さん帰ってしまいましたし」

聖良「な、何か穂乃果さんが置いてった物とかないんですか!?」

ダイヤ「えー……?あ、そういえば千歌さん家に、音乃木坂の制服を洗濯したまま忘れていったそうですよ」

聖良「ほ、ほ、ホントですね!?」

ダイヤ「はい」

聖良「失礼します!」ガチャ

聖良「……理亜ーーッ!!」

理亜「うわぁどうしたのお姉さま!?」

聖良「内浦に行きますよ!!」

41: 2019/03/30(土) 15:30:56.84 ID:2OgczPtJ0
終わり。

三年生って一年の頃から、廃校を阻止しようとしてスクールアイドルやってたんだから、ダイヤの影響もあるだろうけど、みんなμ's好きそう。

自分と同じ「普通」だと思ってたら、絶大なカリスマを持つ穂乃果に圧倒された後、立ち直る千歌っちが書きたかったのだ。

引用元: 穂乃果「あれぇ?ここドコ?」千歌「ほ、ほ、穂乃果さん!?」